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「涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)」

総合得点
92.3
感想・評価
5209
棚に入れた
23057
ランキング
23
★★★★★ 4.2 (5209)
物語
4.4
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.0
キャラ
4.3

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涼宮ハルヒの消失の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なななな、なんで鍵かけるんですか~笑

長かった24話の「涼宮ハルヒの憂鬱」を観終わった勢いでの視聴。

クラスにハルヒがいなくなった世界で、キョンだけがSOS団での
記憶を持っていて苦悩します。

キョンにとってどれほどSOS団のあった世界が大事なのかを認識する
姿に、「憂鬱」の時とは違ってシリアスで重い感じ・・・。
(ハルヒがいた時のあのドタバタした日常が観てるこちらも恋しくなります)

それでもあの部屋に長門がいる事実に、キョンじゃないけどほっとします。
(キョンを意識してる姿に 長門~~ってなります)
そしてやっぱり頼りになるのは長門で、部室にヒントを残してくれています。

変わってしまう前の長門が残してくれた手がかりで少しづつ
ハルヒの消息をたどっていきます。

その肝心のハルヒの登場は結構待たされます。
校門から出てきたハルヒは、髪が長くて一見、雰囲気はちょっと
お嬢様な感じ。

キョンがハルヒに引き留めようと、やっとの思いで一歩踏み出し
声をかけてた時のハルヒの変わらない反応に あ~これがハルヒだよって
待たされた分、気分上がります!

そしてここからは前半の重い展開の憂鬱をはらすかのように、一気に行動力抜群のハルヒの世界に・・。

北高でみくるちゃんを連れ込んでのからの部室の鍵閉めシーン
「なななな、なんで鍵かけるんですか~泣」の時はキョンと同じ感想で
前と全く同じ反応だよ~って笑いました。

修正プログラムの鍵を開けてからは憂鬱版のあちこちの伏線を回収していく
流れはテンポも良く引き込まれます。

キョンが常に頼りにしてしまうほどの完璧だった長門が実は徐々に精神が
すり減ってしまい引金になったっていうのは、あの「エンドレス」を
ついちょっと前に体験!?していた私にも、ア~納得だよって。

ラストの長門との屋上のシーンは長門の心の奥底。切ないです。
そして
なにがあっても守ると宣言するキョンの男気と仲間の為に必ず行動する
ってハルヒを信じて疑わない姿に感動~。

映画館で観たかったな~って思う作品でした。

投稿 : 2020/05/23
閲覧 : 339
サンキュー:

39

まふまふ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文句の言いようがない

かなり引き込まれましたが文句の言いようがないですね。
流石京アニというか演出も作画も声優も物語も音楽もすべて良いと思います
物語はエンドレスエイトや七夕の伏線をひいているので一期や二期をみてから
観ることを勧めます

投稿 : 2020/05/17
閲覧 : 215
サンキュー:

8

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わりよければすべてよし、が、ちょっとな。。。

確かに、TVシリーズの「憂鬱」28話だけで終わると、終わった感がない。終わった感というか、締めのラーメン一杯というか、そんな作品。ただし、ちょっとな、、、と言った感じが残るのも事実。

作画レベルは爆上がりです。が、本題はストーリー。

さて、締めの一杯には、はやり、どんでん返しが必要。ハルヒのキャラ設定の中で抜群の無双設定を誇るのが、「長門」です。TVシリーズでもこの無双設定を存分に使ったストーリー展開を多用しますが、やはり映画でも「長門」を使います。

この「消失」の面白いところは、「憂鬱」と対比関係になっていて、それを利用したストーリーを構築しているところです。その対比の中で、最も極端になる「長門」を持ってきたのは、まさに満を持しての登場。すこしあざといですが、ファンからすれば予定調和の心地よさがあります。ちなみに主人公「ハルヒ」だけは対比になっていません。彼女は極端に振ってもハルヒはハルヒなので。これも、ある意味、物語を進める重要なプロットで、物語構造としてはポイント高いです。

「憂鬱」全体で張ったプロットを、「長門」の無双設定と、対比(コントラスト)の面白さで色付けするのは、とても「正しい」が、「驚き」はちょっと緩和されてしまいます。音楽設定まで見事な対比。物語の設計思想がきれいすぎて、これまたエンタテイメントに欠かせない「発見・ディスカバリー」が薄れる。

そんな感じを観終えた今、思ったりします。すばらしい作品ですが、きれいに設計されすぎ。予定調和と締めの一杯を欲する「消失」からのファンからは、その上映時間の長さも含め、まるで「一風堂」(よくできた=よく設計されたラーメン)だなと。

まあ、私もそんな予定調和を求めていた一人でもあるので、良しとしましょう。作品単体としての評価は少し低いですが、作品世界に没入した身としては、高めの評価です。あしからず。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 278
サンキュー:

16

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

表現者。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション
2010年2月6日に公開された劇場版作品。
原作は、谷川流によるライトノベル。
総監督は、石原立也。
監督は、武本康弘。

【あらすじ】

キョン(本名不明)は、ごく普通の県立北高に通う男子高校生であるが、
入学して以来、同じクラスで後ろの席の奇矯な振る舞いが目立つ女子高生、
涼宮ハルヒに振り回される形で、常識的にはありえない数々の体験をしていた。

涼宮ハルヒは願望を無意識に現実化して世界を作り変えてしまう超常的な能力を持つ一方で、
ハルヒのストレスが蓄積することで世界崩壊の危機になってしまうという、
まさに、涼宮ハルヒが世界の中心であった。

そんなハルヒの監視役として、3つの組織からそれぞれ派遣されて、
北高に生徒として潜り込んでいる、長門有希(宇宙人)、朝比奈みくる(未来人)、古泉一樹(超能力者)。
彼女たちはハルヒの現状維持と無用なリスクの回避を基本として、
キョンには協力を求めては自らの正体を明かす一方で、
世界改変能力を自覚させてはならないとの理由があって、ハルヒには彼女らの事実を伏せていた。
キョンを含めた4人はSOS団(世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒの団)のメンバーとして、
退屈な日常を面白おかしい日常に変えてしまおうという、
SOS団の創立者で団長であるハルヒの思いつきにつきあって行動していた。

物語は12月16日の冷え切った朝から始まる。
放課後、文芸部の部室でいつもと変わらないSOS団5人の集まり。
クリスマスを控えては、当日のクリパの開催を決めては一人ではしゃぐハルヒ。
役目があるとはいえ付き合いの良い団員たち。溜息をついてはヤレヤレとハルヒに接するキョン。
それは、いつもどおりのSOS団の日常であった。
翌17日も授業が終わってからの部室に集まって準備やらなにやらをやって帰宅。

そして、事件は18日に起こった。昨日までは何もなかったはずなのに学校で蔓延している風邪。
キョンの後ろのハルヒの席も欠席。ハルヒも風邪で休みか?と思ったキョンであったが、
その席の持ち主は、かつて自分を殺そうとして長門有希に消滅させられたはずの朝倉涼子であった。
表向きは転校したことになっているはずの朝倉にはそんな事実はなく、
キョンと周りの認識が全く噛み合わない。
加えて、強烈過ぎる性格で忘れようのないハルヒを誰もが知らないというクラスメイトの反応。
自分が知らない世界に置き去りにされていった感覚にキョンは酷く狼狽するのだった。

【感想】

『ビューティフル・ドリーマー』に多少は影響を受けているかな?と思ってしまったシナリオ。

元々がTV版ハルヒへの満足度が低い自分としては、
いつもと変わらないプロローグ部分にも作画が良くなった以外に感じること無し。

それが消失世界に移行したことで、雰囲気が一変して、
周りの登場人物から見れば錯乱しているに等しく、いつもとは異なる獰猛なキョンの姿に、
小理屈ったらしい長台詞で傍観者を気取ったヤレヤレモノローグ主人公ではなくて、
不安や苛立ちが隠せない感情の生き物としての素が見られて、
キョンに感情移入しやすくなりましたね。

『キョンにとってはハルヒとは何であったのか?』
面倒くさいハルヒにうんざりさせられてばかりの日常が如何にキョンに大切なものであったのか?
を自覚するようになる。それは視聴者におなじみの本質が変化してないハルヒとの再会シーンと、
その後のやり取りで共感性を呼び、ハルヒのハルヒらしさに救いを感じるようになるという、
キョンの心理を視聴者がトレースできるようになる見事な作りです。

原作でもキョンのターニングポイントにあたる重要なエピソードらしく、
キョン自身が自分自身と向き合い、これまで一貫して受け身であったのが精神的に変化する過程。
それは、まさしくキョンがこのエピソードの主人公であったということですよね。

いっぽうで長門有希が、このエピソードのキーパーソンではありますが、
TV版シリーズが『消失』の展開の伏線になっており、批判を浴びた例の『エンドレスエイト』すら、
『消失』の前提として必要な演出であったと理解できるようになりますね。

京都アニメーションの褒められる部分に日常芝居が常套句ではありますが、
仮に2006年のTV版と同じ演出では、あまり心に響かなかったと思います。

言語によるコミュニケーションは必ずしも伝えたいことを全部伝えられてるわけでもなく、
また、言葉が必ずしも真実とは限らないのを考えてみると、

沈黙で間を作り、目と目で感情をキャッチボールするがごとく、
例えばキョンと消失長門の間に存在する空気感を始めとして、そういった作画のお芝居の重視。
消失長門の可愛さが際立っている本作品ですが、自分としてはキョンの表現の変化が一番重要に見えます。

1期目で得た人気を無意味に持ち上げることなく、より良いものを作ろうと技術を磨き上げてきた、
それは単に絵として綺麗か?のみにとどまることなく、
京アニが動画屋として目指してきた、“作画の動きでキャラに存在感を与える”
を考えながら鑑賞すると、その細やかさに目をみはるものがある映画であると思います。

言葉が過剰気味であるキョンにきちんと作画でお芝居させたこと、そこが一番嬉しくもありました。

キャラを表現するのは作画と演出である。
そこから言外の感情の流れを読み取る能力が視聴者に必要とされる京アニの作風の確立。
発表時期が重なる『けいおん!』と並んで、
後の、『氷菓』『響け!ユーフォニアム』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
などの数々の後年の作品に影響を与えた映画作品でありますよね。

木上益治さんがレイアウトを監修して一原画マンとしても参加し、
武本監督や石立太一さん、山田尚子さん、内海さん(『Free!』監督)、高雄さん(『デレマス』監督)など、
数々の人材も一緒に原画スタッフとして参加して作り上げた、徹底した現場主義と学習と研鑽の成果物。

それは、この作品に関わった人たちの財産として後年の作品にも繋がっているはずです。
この彼ら彼女らプロフェッショナルの集団がアニメ制作で学び教えたことの一つ一つを、
絶やすことなく次の世代に繋いで欲しい。この映画作品を見ながら思うことがしきりでした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/05/05
閲覧 : 423
サンキュー:

56

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あっという間の2時間40分[91.7点]

2時間40分
この長さはアニメ映画としては異例であり、当然見たことのない長さだ、ビデオレンタルでこの作品を観たので、最初再生時間を見て驚いたのは懐かしい、ただこの映画での2時間40分はあっという間、視聴中は完全に物語の中にのめり込んでしまった

アニメ放送での「涼宮ハルヒの憂鬱」は観ておいた方がいいだろう、アニメから伏線が張られているのと前置きが何もないことから、アニメ放送を見ずに映画だけ見ると面白さがら半減してしまう、まあなんとか楽しめるとは思うが

ただこの作品でのキーパーソンは涼宮ハルヒではなく間違いなく長門有希、いやハルヒも物語上では重要人物だが劇中は全く出てこない部分も多い、そしてこの作品を観ると長門がさらに好きになるかも、そして長門の違った側面も観られて大満足したし、もう一度「涼宮ハルヒの憂鬱」が観たくなった、映画がアニメに比べてこんなに面白かったアニメは自分の中ではなかなか無いですね、正直アニメ放送も面白かったですが、映画はアニメより数段面白かったというか、映画を観ないと本当にもったいなあと思いました、素晴らしい時間をありがとう!と言いたいですね

※下記の点数はあにこれβの5種類の評価項目のうち声優を除いた4項目の点数をさらに詳しくつけたものです、一応レビューした全ての得点でつけてます
・物語[96.0]完成度の高さにビックリ
・作画[95.0]非常に滑らか 劇場版でさらに進化
・音楽[80.0]音楽の印象はやや薄い
・キャラ[90.0]長門最高 その他のキャラも良い
【総合得点】[91.7]

投稿 : 2020/04/08
閲覧 : 373
サンキュー:

16

↙→↘↓↙←↘+BC さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

説明くさい序盤が無ければ

最高だと思った
素直に面白く思ったからなおのこと
序盤が引っかかった

投稿 : 2020/02/29
閲覧 : 227
サンキュー:

9

ネタバレ

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作を超えた何か

名作を超えた何か。

今回で見るのは何回目になるのか分からないが、何度見ても「すげぇ」という言葉しか出てこない。
2時間超の作品だが、時間を忘れて熱中してしまう。
ハルヒは、ジャンルを区切るのが本当に難しいシリーズです。SF、学園、世界系、日常、人間ドラマ、青春etc...
それらを包含し、生かしているというのが衝撃的です。
消失は、シリーズ内でも特に感情を丁寧に描いた作品でした。

以下、個人的に書きたいから書きます。

感情の発露

・キョン
やれやれ系、または巻き込まれ系主人公と呼ばれる部類のキャラクター。
そんな彼ですが、他と圧倒的に違うものがあります。
それは個性。
没個性で、受け身であれば物語は先に進みやすいが、キョンは葛藤し、巻き込まれながらも周りを巻き込む男です。
みんなの苦悩を受け止める度量がある。
0から1は涼宮ハルヒだが、1から100はキョンが作る。そんなイメージ。
今回は、そんなキョンの本音が多分に漏出する。
敢えて目を背けていた訳でもないが、自然とセーブしていた感情。
受け身であっても、必ず彼女が自分の日常を面白くしてくれるという他人任せ。
本当の感情に、長門から投げ掛けられた二択によって、そして迷わず修正を選んだ事によってキョンは気づいてしまう。
キョンが自分自身に問いを投げかけるシーンはこの映画の最大の見所といってもいいでしょう。
この事件を通し、キョンは巻き込まれ系から、日常を守る主体的な主人公に変化した。


・長門
今作の主人公。
情報統合思念体が「ないもの」と決め付けていた感情が爆発。
世界が改変される。
感情の爆発は大好きなテーマです。
上手く文章化出来ませんが、世界より自身の感情を優先した理性的でない行動。
それでいいのだと感じます。
主人公達と時間を共にする内、感情が芽生える。ベタなテーマですが、それに真摯に向き合い、ここまで逃げずに書いてくれると、とても心の深奥に響きます。
感情を持ち始め、発露してしまった故に処分を検討。
まさに「クソったれ」です。ベジータとキョンはいい事を言う。




何とも言えないラストで、ある種残酷な終わり方でしたが、キョンの合理的で潔い決断には称賛しかない。我儘に泣き喚き、二兎を追い捕まえるドラマティックはそこにはない。だから美しい。愛おしい作品になりました。

投稿 : 2020/02/05
閲覧 : 339
サンキュー:

9

矢神 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さすが京アニ!!

本当に素晴らしい作品でした
時間の長さもまったく気にならずに最後まで集中して観ることができました

有希、、、よう、やった、、よう頑張った

おっつぁんは、有希に惚れたわ(丹下段平調)


青ブタの映画版も良かったけど、こっちの勝ちです

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 270
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱり凄い

面白い!というよりというか凄い!の感情の方が大きい、そんな作品。作画はそりゃもう良くて、ストーリー、演出、めちゃくちゃ面白かったです。

投稿 : 2019/12/30
閲覧 : 151

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛だろ、愛。

いないので、捜します。会えます。

投稿 : 2019/12/06
閲覧 : 199
サンキュー:

3

だんな さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

ストーリー、映像、キャラ、声優、音楽、全て文句なし。
最高でした。

投稿 : 2019/11/27
閲覧 : 208
サンキュー:

5

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱり青春はホラーだ

2時間40分以上あるのに
観てて飽きなかったですね。
引き込まれてしまいました。

ただ怖いシ-ンもありましたね。
流血シ-ンもあり、
キョンが自問自答するシ-ンは
まるでエヴァみたいな演出だった。

青春ブタ野郎のレビュでも書きましたが
やっぱり青春はホラーだね。

投稿 : 2019/11/19
閲覧 : 314
サンキュー:

23

ネタバレ

ぎゃん (・ワ・) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

妥協のない劇場版

初めて劇場で見たアニメです。
当時はまだあまり深夜アニメを劇場でやらなかった(地方では)ので3回見にいきました。

私はこの映画を見てハルヒの小説全巻買いました。それくらい引き込まれる作品です。劇場版って新規のファン取り込みたくていらんオリジナル入れたり、表現を柔らか目にするけどそういうのは一切なく、原作通りのシナリオかつ京アニらしい演出、最高です。これだけで一杯呑めますwww
放映時間は長いのですが、テンポもよくあっという間にラストと言うくらいのめり込みます。

この間abemaでやってたので久しぶりに見たのですが、エンドロールを見て少し悲しく、いや寂しくなりました。
また京アニを楽しく見れる日が来ることを願うばかりです。

投稿 : 2019/11/19
閲覧 : 292
サンキュー:

17

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハルヒの作品の中では、嫌いな方かな?

今の今になって、ようやく見た作品。

PCを立ち上げる際の増設メモリのチェックがあったりと懐かしい場面が多かった。

長門有希の気持ち(作中では感情と言っていましたね)が殺されるのは、例えそういうキャラであるにしても寂しかった。

最後はハッピーエンド風に見えるけど…どうなのでしょうね?長門有希ちゃんの消失も見て見る事にしましょう。

投稿 : 2019/11/05
閲覧 : 325
サンキュー:

10

makiano さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

なかなか面白い。

とくに屋上での長門有希とのシーンはいい。

投稿 : 2019/10/13
閲覧 : 204
サンキュー:

6

パスタ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あの憂鬱からここまで変貌するとは…

憂鬱を視聴してから当作品を視聴しました。
まず憂鬱の方を少し大まかに感想を言いますと…
なんていうか普通でした。むしろハルヒの協調性の無さに不快感を覚えるぐらいでした。

エンドレスエイトも賛否両論ありますが、ぼくは見るに耐えなかったです。
でも、神作と言われるほどなのですから最後までつまんねーなって思いながら惰性で見てました。

そこからの消失。
とても憂鬱の雰囲気とは思えないぐらい切なくて、キョンや長門の想い想いがひしひしと伝わってきてとても心地よかったです。
話も入り乱れていますが、全然混乱することなく最後まで全て矛盾なく収束するのが本当に圧巻でした。

つまるところ…マジで面白かったです。
長門が可愛すぎるし、キョンの心の奥底にあった気持ちが垣間見えた時は本当に芸術の賜物です。
惰性も捨てもんじゃないですね。消失に関しては文句なしの満点だと思います。

投稿 : 2019/09/15
閲覧 : 287
サンキュー:

13

ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

武本康弘の演出が素晴らしい

 本年7月に発生した京都アニメーション(京アニ)第1スタジオ放火事件で、多くのアニメーターが被害に遭った。あまりの悲しさに、言葉もない。犠牲者には、クレジットでたびたび目にする名も多い。最もショックを受けたのは、本作『涼宮ハルヒの消失』で監督を務めた武本康弘の死である。

 京アニは、当初、他社制作アニメの下請けを行っていたが、90年代後半から制作体制を整え、2003年の『フルメタル・パニック?ふもっふ』(監督:武本康弘)で元請けに参入。06年の『涼宮ハルヒの憂鬱』(監督:石原立也)で大ヒットを飛ばし、評価を不動のものとした。09年の『けいおん!』(監督:山田尚子)以前に元請制作された10本のテレビアニメのうち、9本を武本か石原が監督しており、この二人が京アニ独自の作風を確立する上で重要な役割を果たしたと言えよう(他の1本は木上益治が監督。また、山本寛が『らき☆すた』冒頭4話を担当)。
 私の個人的な感触では、石原が、他のアニメーターを乗せるのがうまいリーダータイプなのに対して、武本は、自分でキャラの人物像を練り上げていくクリエータータイプに思える。石原作品は、どれも丹念に作られ充分に面白いものの、キャラの掘り下げ方に原作に応じた違いがあり、石原個人の強烈な作家性はあまり感じられない。一方、武本作品には、好みのキャラは徹底的に内面を描ききろうとする強い意志が見て取れる。
 テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で説明しよう。武本が絵コンテ・演出を担当した「射手座の日」(第1期第11話)のラスト近く、コンピ研の活動に参加させてもらうようキョンに促されると、長門は表情を変えずに微かに頷いた後、横を向き髪で目が隠れた状態で「…そう」と言い、さらに口元のアップとなって「たまになら」と囁く。このとき、彼女が目を見せないことは、その3分ちょっと前、ハッキングによってゲーム中にプログラムを書き換える許可を求めて見上げたとき、瞳にキョンの姿が映っていたシーンと強烈な対比をなす。瞳の描写によって彼女が決意するに至った動機を示し、目を隠すことによって、今何に思いを馳せているかを視聴者に推し量らせるという演出なのである。こうした緻密な心理描写が、武本の得意とするところである。長門が活躍する他のエピソード、例えば、「涼宮ハルヒの退屈」(第1期第4話)や「ミステリックサイン」(第1期第7話)などと比較すると、その徹底ぶりがよくわかる。
 武本が監督したテレビアニメ第2期(総監督は石原)になると、内面の表出はさらに強烈になる。わずかなシチュエーションの違いを際立たせる微分的描写を探求した「エンドレスエイト」(第2期第12~19話;これが同じ話の繰り返しに見えるようでは、まだまだアニメ道を究めていない)、原作を逸脱して古泉を人間的に描いた「涼宮ハルヒの溜息 V」(第2期第24話)では、アニメのキャラが現実をも凌駕する豊かな心を持った存在となる。
 こうした武本らしい表現は、彼のどの監督作品にも見られる。例えば、『氷菓』第18話「連峰は晴れているか」のラストで、千反田えるが何かを言おうとして言葉に詰まってしまうシーン。彼女の身振りと表情で、実際に口で説明するよりも遥かに多くの思いが伝わってくる。
 武本の演出が最高度の達成を見せたのが、『涼宮ハルヒの消失』だろう。この作品では、ディープな心理描写がほとんど極限にまで達している。例えば、中盤のクライマックス、キョンの口からあり得ない名を聞いたハルヒは、その場に文字通り「くずおれる」。情動と身体反応が結びついており、彼女の受けた衝撃の大きさがあらわになる描写である。
 意志にコントロールされない身体表現を通じて人間の内面を描写することは、実写映画でも高度な演出テクニックを要する(小津安二郎『麦秋』のラスト近く、遮断機が下りて路傍に腰を下ろした父親が、そのまま立ち上がれず空を見つめるシーンなど)。『消失』では、こうした身体表現がたびたび用いられ、登場人物の内面を浮かび上がらせる。その中でも特に印象的なのが、長門のケースだろう。 {netabare} 自宅に招き入れたキョンが帰り際に「あのさ、明日も部室に行っていいか? ここんとこ他に行く場所がないんだ」と言ったとき、彼女は、抑え切れぬ想いに、つい口元をほころばせてしまう。この長門の姿は、これまでに私が見たあらゆるアニメの中で最も切ない一言を導く。「宇宙人なんか珍しくもない。もっとあり得ないものを見ちまった」。 {/netabare}
 『消失』を読み解く手掛かりとなるのが、公式ガイドブック『涼宮ハルヒの消失』(角川書店)に掲載された「演出家座談会 総監督・石原立也×監督・武本康弘×演出・高雄統子」である(放火事件で亡くなった二人が語り合う「作画監督対談」も切ないが)。作品のコンセプトを尋ねられて、石原が言下に「ラブストーリー」と答えたのに対して、武本は、制作前のディスカッションで「キョンの決心と回帰の物語」を提案したと語り、さらに、「キョンの再認識の物語」と言い換える(前掲書p.101)。底流となる情緒性を重視する石原と、登場人物の心理に目を向ける武本の違いが、明瞭に浮かび上がる。
 本作の古泉と長門について語る武本の言葉を引用したい。

 「(長門について)SOS団の中で能力は1位、2位を争うけれど存在はすごくはかない。いつ消えても、いなくなってもおかしくないような。そのアンビバレンツな感じが、胸にキュッとくるんです」(前掲書 p.108)

 「(古泉には)すごく悲哀を感じます。なのでアフレコの時には、古泉役の小野大輔さんに「ピエロの悲哀を出してほしい」とお願いしました」(前掲書 p.104)

この二人が作品の中でどのように描かれているか、じっくりと見届けてほしい。

 私は、これまでに3度『消失』を見た。最初に映画館で見たときには、周囲の目を気にして耐え抜いたものの、自宅で見た2度目、3度目は、全編の半分以上で嗚咽していた。もう1度見たいのだが、今度ははじめから終わりまで泣き通しだろうな。

投稿 : 2019/09/14
閲覧 : 368
サンキュー:

16

さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

最高だった。
見ないと損します。

投稿 : 2019/09/03
閲覧 : 177
サンキュー:

6

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

矛盾を感じさせない面白さがあった。

今流にいえば,世界線が変わる,時空震を起こして別の世界へと改変するという発想が面白かった。矛盾を探すのに苦労する作品だった。

涼宮ハルヒの消失(憂鬱)と言いつつも,視点,主人公はキョン目線であるところが面白い。

ハルヒがいなくなって,長門有希や他のメンバーが,普通の人間なった世界から,元の世界を選ぶか,そのまま改変した世界を選ぶかキョンの葛藤が,見ものだった。

この話の鍵を握る人物が元の世界戻るヒントを残したというのが,長門有希の迷いだったのだろう。この作品で長門有希のファンが増えたかな。

最後の病院の屋上での夜のシーンで,キョンと長門有希のやり取りをするシーンが好きで,何度も見返してしまいます。バックに流れる音楽もいいですし。

普通の女の子になりたいという長門有希の切ない思いがひしひしと伝わってきた。

投稿 : 2019/08/29
閲覧 : 369
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14

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界を選ぶということ

アニメーション制作:京都アニメーション
監督:武本康弘、総監督:石原立也、脚本:志茂文彦、
キャラクターデザイン、超総作画監督:池田晶子
作画監督:西屋太志、音楽:神前暁、
原作・脚本協力:谷川流

どのような世界を望むのか。
安定をいちばんに考える人もいるし、
楽しさを重視する人もいる。
それは、人それぞれだろう。
ただ、自分にとっての「大切な世界の形」は、
誰もがイメージできるはずだ。

『涼宮ハルヒの消失』は、
キョンが世界を選択し、
そのために必死であがき続ける物語。
目指すことはひとつだけだ。
自分が好きだった世界を取り戻すこと。
そのために、色々な想いを抱えたまま
真っ直ぐな気持ちで走り出す。

{netabare}いままでの世界に戻るため、
キョンが最後の仕事をする直前に
葛藤するシーンでは、強烈に心を揺さぶられた。
「常識」と「非常識」の狭間で、自分の選択が
本当に正しかったのかどうかで迷うキョン。
ハルヒが消失した世界のほうが
自分にとっては幸せだったのかもしれないとも考える。
しかし、最後にはその考えも完全に振り切る。
自分の心の深部にまで潜り、明快な答えを出す。
「(いままでの世界が)楽しかったに
決まってるじゃねぇか!」と。{/netabare}

正しいかどうかということだけでは
測れないことが世の中にはある。
人々は好き勝手なこと言う。
そんなときに私たちは何を信じたらいいのか。
キョンが選択のときに頼ったもの。
それは自分の皮膚感覚、手ざわりのようなものだった。

自分にとっての世界は、自分で選択できる。
ただし、自分自身の力で何かを掴み取るしかないのだ。
そして手に入れるためには、痛みを感じることもある。
長門の想いを振り切ることは、それまでの経緯を考えると
キョンにとって辛い決断だった。

『涼宮ハルヒの消失』はストーリーの深みの部分や、
息もつかせぬ展開、細やかな演出などを含めて
とても優れた作品だと思う。
{netabare}また、鑑賞するときの視点として、
キョン側からはもちろん、
長門側の視点で作品を観ることによって、
もうひとつの味わいを楽しめる。{/netabare}

作画や美術面も素晴らしい。
音楽もこだわりが感じられ、
サウンドトラックは、繰り返し聴いた。
エリック・サティの『ジムノペディ』は、
実写映画で使い古された感はあるものの、
この作品にとても合っていたと思う。
オーケストラによる神前暁の劇中曲も素晴らしく、
手がかりを発見してキョンが走るときに
流れる『涼宮ハルヒの手がかり』や
キョンが葛藤するときの『READY?』など、
物語と一体となって心に沁みる。

作品の問題点を挙げるとすると、
最低でもテレビシリーズの1~6話と
「笹の葉ラプソディー」を観るか、
原作のそれに該当する部分を読んでいないと、
理解できない部分が出てきてしまうことだ。
映画に込められたものを全部理解するためには、
「エンドレスエイト」を含めた全話を観る必要がある。
{netabare}やはり、長門がこれまでやってきたことを
テレビシリーズで感じないと、
半分くらいしか想いのせつなさを
感じることができないだろう。{/netabare}
ただ、そんな時間が必要でも映画を観てしまえば、
とても瑣末なことに思えてしまう。
京都アニメーションのスタッフが
それぞれ素晴らしい仕事をした作品だ。
(2019年8月17日初投稿)

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 15028
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75

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

続編切望

【満足度再評価】2019/7/28
【初投稿】2017/8/16

2009年放送順+劇場版で視聴しました。
さすが京アニ。カワイイは神ですね。OPもEDも上手いとは言えないものなのについつい目で追ってしまう依存性は恐ろしいです。

ハルヒありきの都合ストーリー、それでも皆が上手く立っており面白かったです。強いて言えばエンドレスエイト、話数ごとにもう少し変化が欲しかったですね。

劇場版はまさにユキの物語でした。淡く切なく、それでも前進する。この続編がいつの日か来ることを祈ります。ユキちゃんは間違いなく恋してるでしょう!

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 298
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19

たいが さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物語の面白さは、文句なしの星5!!!

昼休みに「最初だけ」と見始めたが最期、あまりの面白さとテンポの良さに授業をサボって夢中で見てしまいました!
憂鬱をみた時は「これ以上のアニメは無い」と太鼓判でしたが、消失であっさりとそれを超えてしまいました笑笑
この映画は2時間40分と長いので、しっかりと時間をとって見ましょう!
途中で辞めることは無理だから笑笑

投稿 : 2019/07/17
閲覧 : 317
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8

ootaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

割といけます

地上波のアニメは自分の中ではあまり評価が高くなかった作品だったのですが、映画は筋が通っていて内容も魅力的な展開でよかったと思います。
ただ、時間が長いので疲れていない時に見ることをオススメします(笑)

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 354
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12

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

長門=神!

物語的には満点はつけられないですが、長門の可愛さは半端じゃないです!
もう、それ一点に絞って観てもイイ位です!
「可愛いは正義ですね(^^♪」

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 241
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8

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3時間に迫るボリュームながら、凄まじいクオリティ。

正直言うと、TVアニメ版に比べると思いっきり暗い話ではあります。
暗いところからの話の転調などの演出が、長編を飽きさせません。ずっと面白かった。


個人的に1番褒めたいのは作画。TVアニメ版のときから良すぎたが、
映画になって更に良くなった印象。何気ない日常描写に至るまでがOPレベルで綺麗で滑らか。
日常会話のシーンなんてなんとなく流し見してしまいそうですが、細かいとこまで魅入ってしまいました。


なんていうんだろう、自分の推しっぽいキャラが光るこの劇場版だったので尚更良く見えましたが、
『消失』というぐらいですから、何かを失って、キョンが頑張る話です。


TVアニメ版でもエンドレスエイトの件で「よくやるなぁ」という部分がありながら、
映画もアニメではなかなか見ない3時間近いボリュームと、これまた思い切ったことしてるなと思いながらも、
そのボリュームで全く飽きを感じさせない展開運びで非常に良かったです。神作。


あと長門が良すぎたわ。

投稿 : 2019/05/06
閲覧 : 284
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19

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エンドレス ハイスクール

原作は読んでいません。

この物語の最後で、ハルヒ消失世界から元のトンデモ世界に戻ったのはいいのですが、シリーズ全体の伏線が回収がまだですよね。

このままではサザエさん世界のように(終わらない昭和日本家庭の日常が繰り返すように)、エンドレスハイスクールとなって視聴者をあの時代の閉鎖空間の虜にしてしまうのでは。

涼宮ハルヒの憂鬱のエンドレスサマーを終わらせたのは夏休みの宿題必達でしたが。

彼等も永遠の高校生としてオワコンになるまで寂しく生き続けるのでしょうか。

三年前、なぜ普通の世界がトンデモ世界になってしまったのか。宇宙人、超能力者、未来人の謎の伏線を回収して、エンドレスハイスクールを視聴者と一緒に脱出してほしいのですが。

投稿 : 2019/04/25
閲覧 : 328
サンキュー:

13

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

思い出補正Max

懐かしすぎてかなりうる覚えです。
私がある種初めて見た深夜帯のアニメがこれだったかもしれません。
伝説のエンドレス8は発狂しそうになったのを覚えていますね。
すごくよかった覚えがあるのですが改めて見直すと人に勧めるほどの内容ではないですね。
ただアニメ史の歴史を動かした作品であることは間違いないかと思います。
最近パチスロにされているのをうわさに聞いたのでもしかしたら続編か何かが出るのでしょうか?
今はアニメの原作が足りず過去の作品を必死にアニメにしていますからあり得ますね。

投稿 : 2019/04/23
閲覧 : 302
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4

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはある意味 長門有希の物語

内容は、ある日突然ハルヒが姿を消し、変化した世界に気づいたキョンが奮闘することで、世界を元に戻す物語です。

主人公はキョンです。
でも、本当の主人公は長門有希のような気がします。
この映画には、キョンだけでなく長門有希の魅力がたくさん現れています。

いつもロボットみたいに沈着冷静な彼女が一人の少女として感情を持ち、
恥ずかしさのあまり顔を赤らめたり真剣に悩んだりするところが、この映画の最大の魅力のような気がします。

有希はキョンが大好きです。
内気な彼女は「大好き」とは決して言葉にしません。でも、彼女の動作やふるまいを見ると、すぐにわかります。
とてもけなげで一途です。


キョンと夕食を一緒に食べるために、彼女がありったけの勇気をふりしぼり、
キョンの袖をつかみ、キョンが部屋から立ち去るのを引きとめるシーンがありますが、
私はこのシーンが一番好きです。

そのときの彼女の気持ちが、すごい勢いで私の心に伝わってきました。
とても熱く、有希の心臓の鼓動が聞こえてきたような気がしました。

人は恋をすると、ここまで勇気をもつことができ、心が成長できるのですね。
それはすごく素敵なことだと思います。

今後の長門有希の成長をみていたい。
この映画を見終わった後、そう思うようになりました。(^_^)

投稿 : 2019/04/20
閲覧 : 558
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57

ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

たよられ過ぎる子は本当は辛い。

この作品、複数回視聴していますが全く飽きがこないです。
まだ観ていない方には、是非お勧めしたい作品ですが、必ず「涼宮ハルヒの憂鬱(Ⅱ期)」を視聴して下さい。
スピンオフ「長門有希ちゃんの消失」は本作品を視聴したあとが良いと思います。

この物語の始まりは主人公キョンの日常から突然、ヒロインである涼宮ハルヒが居なくなるのことから始まります。
キョンは衝撃を受けました。ムードメーカーでありトラブルメーカーの涼宮ハルヒが居なくなるなんて。しかも誰もハルヒが存在した事さえも知らないのです。
一体なにが起きたのか。仲間である文芸部の長門有希に打ち明けるのですがいつもと様子が違う・・・

{netabare} この作品の主人公はキョンと長門有希。そして「恋心」を主軸にした作品です。
SOS団員のささやかな「恋心」たち。

小泉は電車の音でかき消されながらの一言
大人朝比奈さんは高校時代の思い出話
寝袋芋虫のハルヒ
今までのハルヒの居る場所へ戻ることを決意したキョン
今回主役の長門に関しては一番最後の回想シーンの図書館で男の子が女の子に図書カードを作ってあげる行動に「憧れ」を感じたのでしょう。キョンにしてもらいたいと思う「恋心」、改変した時に記憶に入れた訳ですね。

雪のシーンが一番の見せ場。
キョン言ったの「ゆき」は「雪」だと思いますが、長門には「有希」と聞こえたはず。私はそういうイントネーションに聞こえました。{/netabare}

映像、音楽、シナリオ、心情など全てに於いて丁寧に作られたとても良い作品だと思います。京アニに感謝。

投稿 : 2019/04/19
閲覧 : 336
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39

serius さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一世を風靡した理由がここに。

全てのアニメ好きに見てほしい作品。
と言えるくらいに完璧なアニメ映画だと思った。

実はこの作品、もう5年以上前に一度見たことがあって、その時は普通に面白いという感想以外になかったと思う。

ただ、今回見返してみて、大まかなストーリーは覚えてる状態だったけど当時の何倍も面白く思えたし、心に沁みるものがあった。

あの時よりも大人になって心情を理解できるようになったのかな?分からないけど、確実に学生の頃に見るより、少し歳をとってから見る方がこの作品のストーリーに入り込めるだろうなって思う。

約2時間40分。
映画にしてこれは随分な大作だが、無駄な描写など一切ないし、二転三転するストーリーも見事、そして何より、キョン(杉田智和)の語りが素晴らしい!

壮大な世界観とか壮絶なバトルシーンとかそんなものとは無縁だが、この長時間を少しも感じさせない絶妙なテンポと空気感で心地よく見ることが出来た。

そして、改めてキョン、ハルヒ、長門、朝比奈さん、小泉、SOS団をはじめとするキャラの良さを感じたね。
それぞれにぶっ飛んでるところがあるんだけど、それでいてバランスがとれていてクドくない。
ハルヒなんか絶妙なツンデレ具合だしね。


それから、この映画はいくつかの教訓もくれた。
当たり前の環境ってのは自然にできてるわけじゃなくて誰かの支えがあってこそだということ。
普通ってのは人それぞれの中にあって、周りの基準で決めるものじゃないこと。
自分で選んで掴んだ未来でなければ意味がないということ。等々。

作中でキョンが疑問に思い、ひたすら悩み、決断するという過程で視聴者も同じように考えて、大切なことに改めて気づかされる。それって良い作品に不可欠なことだよね。

ひたすらに前向きで楽しいこと好きなハルヒという存在のありがたさ。
そして何と言っても長門。
所謂縁の下の力持ち的存在の彼女にも、人並みに内に秘めた想いがあって、それを抑えられなくなることだってある。普通の女の子なんだよね。
キョンは自分の選択が間違ってなかったと思えるようにこれからやっていくと思うし、これまで長門にたくさん負担をかけてた分、これからはしっかりフォローしてあげることだろう。

キョンは漢気があって人間味があって懐が深くて良い主人公だよな。何気にモテてるのが分からなくもない。こういう集団とかグループでは、一見普通そうに見える人が実は1番大きい存在だったりするって、ココロコネクトの永瀬さんが言ってたな。。
朝比奈さんは大人バージョンが好きです。


涼宮ハルヒシリーズがなぜ一世を風靡したか、この映画を見れば分かると思う。
正にアニメ好きのためにあるような作品だし、それは、個性あるキャラクター、キレのある語りと台詞回し、美麗で動きまくる絵に表現力が異常なまでに高い演出、伏線を見事に回収し展開するストーリー、場面にマッチしたBGM、ラストの締め方までの全ての要素でもって納得できる仕上がりだ。

最後の最後まで、視聴者が求めてるものを提供してくれるので、見てない方はぜひ。
僕はdアニメで見ました。笑

投稿 : 2019/03/18
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涼宮ハルヒの消失のストーリー・あらすじ

クリスマスを間近に控え、嬉々としてクリスマスパーティーの準備を進めるハルヒと、彼女に引きずられるキョン。彼が過ごしていたそんな日常は、ある日突然終わりを告げる。クラスメートと話が合わない。教室の様子が昨日までと明らかに違う。なにより、後ろの席にハルヒがいない。それどころか、その席に座っていたのはキョンを殺そうとして長門に消滅させられた朝倉だった。キョンは他のSOS団員を探しに教室を飛び出したが…。(アニメ映画『涼宮ハルヒの消失』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年2月6日
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/movie/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%BC%E5%AE%AE%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%92%E3%81%AE%...
主題歌
≪ED≫茅原実里『優しい忘却』

声優・キャラクター

平野綾、杉田智和、茅原実里、後藤邑子、小野大輔、桑谷夏子、松岡由貴、白石稔、松元惠、あおきさやか

スタッフ

原作・脚本協力:谷川流、原作イラストキャラクター原案:いとうのいぢ、 総監督:石原立也、監督:武本康弘、企画:安田猛/嵐智史/八田陽子/酒匂暢彦/井上俊次、脚本:志茂文彦、キャラクターデザイン超総作画監督:池田晶子、総作画監督:西屋太志、美術監督:田村せいき、撮影監督:中上竜太、設定:高橋博行、色彩設計:石田奈央美、編集:重村建吾、音響監督:鶴岡陽太、音響効果:森川永子、録音:矢野さとし、録音助手:砂庭舞、音響制作担当:杉山好美、録音スタジオ:Studio2010:、音響制作:楽音舎、音楽:神前暁/高田龍一、音楽制作協力:monaca、音楽プロデューサー:斎藤滋、音楽制作:ランティス、制作プロデューサー:大橋永晴、アシスタントプロデューサー:山口真由美、プロデューサー:伊藤敦/八田英明

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