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「妖怪人間ベム[第1作](TVアニメ動画)」

総合得点
65.7
感想・評価
63
棚に入れた
269
ランキング
3200
★★★★☆ 3.6 (63)
物語
3.7
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.8

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妖怪人間ベム[第1作]の感想・評価はどうでしたか?

ace さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

妖怪人間3人によるヒーロー物語

・シンプルにおもしろい
シルクハット+スキンヘッドの長身の強面紳士、ベム
ムチを操り、真っ白な肌のベラ
ヒーローの象徴、赤い衣装に身を包んだ人懐っこい少年、ベロ

この3人が人間になるために、悪人を成敗する!!
物語はたったこれだけ
おもしろいです!
シンプルなのはとても良い!
主要人物もこのたった3人で、愛着も湧きやすい

基本的に
常に冷静で、好戦的なベラを抑える役目のリーダー格、ベム
死者蘇生の能力を持ち、妖怪人間3人衆の中で最も好戦的で最も強いベラ
情報収集やおとり、話のきっかけをつくるのはベロ

ちなみにこの3人は1つの細胞が分裂して同時に誕生したので
三兄弟という認識でいいと思います
それも三つ子です

・普通の人間よりかなり強いのに弱い
身体能力は普通の人間よりも何倍も高く、強い
銃で撃たれても怪我1つない
首をすっ飛ばされてもダメージ1つなく、水中でも息ができ会話もできる
だがどういうわけかよく人間や怪物に1対1とかで負ける
これについては「わるい点」で書く・・・・

・甘くはない
妖怪人間たちは普通に悪者を殺す
改心の余地がある者は、「悪い心を追い出す」力を持つベラが、幻術(?)っぽいのをかけ
悪者から悪い心を排除し、真人間に戻す
が、悪い心を追い出せるまでずっと眠ったまま(悪い心を追い出せなかったら一生眠ったまま)

船をぶっ壊し船員を引きずり込み食べちゃう亡霊や
怪物に生きたまま食われる悪人集団、
幼児をむさぼり食う怪物・・・
悪者たちもまったく容赦がなく、
けっこう残酷なアニメ
間違いなく今は放送できない

・どうも、妖怪人間や悪霊などの存在が普通に許容されてるっぽい
ベロが正体を見せても
「妖怪人間だったのか!」だけで特に驚いたりしない、驚くやつもいるけど
その他色んなバケモンが出るが、バケモンと取引したり、利害のため協力関係にある者もいる
どうも、この世界では妖怪人間や悪霊、妖怪の類はまぁまぁ身近な存在っぽい

・今では放送は無理やろな~
動物たちの生首が並んでいたり
人が溶けたり
子供がボリボリ食われたり
ナチス党のあのマークが出たり
色々とこれは今放送するのは無理だろね・・・

◯いい

・極めて珍しいホラーアニメ
ホラー系アニメでは恐らく最も有名な本作
ホラー系アニメ、俺が知る限りこの作品しか知らないし見たことない
ゲゲゲの鬼太郎は半分ギャグだし、まだ未視聴
怪物くん?あれはホラーじゃないし

妖怪の造形はけっこうマジで怖いです
なかなかにホラーしている

・雰囲気が素晴らしい!
終始不気味で怖い、恐ろしい雰囲気をまとった作品
この不気味な雰囲気は出そうと思っても出せるものではない
才能のなせる技術
素晴らしい!!

ゾンビの描写は特に素晴らしく、マジで不気味
ジョージ・A・ロメロのゾンビシリーズに匹敵すると言ったら大げさだが
あの映画がアニメ化したらゾンビはこんな感じで書かれるんだろうなぁと思わせるレベル

・好感が持てる心優しい主人公、ベロ
真っ赤な服に身を包んだ子供の妖怪
子供が大好きで、悪者や悪意は決して見捨てることができず
虐げられている人や困っている人(特に子供)のために戦う
戦闘力は非常に弱く、
毎回やられたり拉致されたりするやられ役でもある

・彼らの正義感は本物
悪者を倒すために自ら死を選ぶベム
死んでも悪を放置しない正義感は本物
ベラの死者蘇生の能力を当て込んでいるとはいえ
彼らの正義感と献身性と勇気は見ごたえがある

・胸糞展開はない
基本的に最後には悪は滅び、善は笑う
死んだと思った協力者が実は生きていたという展開もあり、思わず笑みがこぼれるというもの
胸糞展開が好きっていう人には向かない

・音楽
俺がアニメの音楽に言及するのはかなり珍しいです
なぜなら、俺はアニメ中に流れる音楽に関してはあまり関心がなく、聞き流しというか
よっぽど印象に残る音楽でないと、ほとんど覚えていない
だがこのアニメの音楽は素晴らしい・・・!
おどろおどろしいというか、不気味な雰囲気がよく出ている
印象に残りやすい、とてもいい音楽だったと思う
「スネ夫が自慢話をするときに流れてる曲」で検索してみてくれ
あんな感じで耳に残りやすい

◯わるい

・弱体化する妖怪人間
冒頭で書いた点ですね
こいつらは物体をすり抜ける、姿を消す、とんでもない速さで移動する、
謎の力で建物に逆さにぶら下がる、木を根本から引き剥がし投げつける怪力などなど
無敵みたいな能力を持つが
なぜか戦闘になるとこれらの能力を封印し、くっそ弱くなる
ナイフや銃を持った単なるおっさん一人に負けることはしょっちゅうで、
対妖怪戦でも同じ
ただナイフを持ってるだけのしょぼい鬼ババや変な女に
あろうことか3人衆のリーダー格、ベムが1対1で負け殺されかける

早い話、弱いです
この妖怪人間3人衆

戦闘力では恐らくベラが一番強いと思う
こいつはムチで巨木を次から次へと叩き切り、鍵のかかった扉も難なく切断する
ムチの攻撃範囲もかなり広い
こんなもんそのへんの人間なんか束になっても1発で瞬殺だろ、と思うものだが
なぜか戦闘になるとまったく当たらない・・・
なんだこりゃ

だがこいつらは耐久力だけはずば抜けて高く、
マシンガンを何十発浴びても
「うっ!」とひざまずくだけで別に致命傷にはなっていない
首を絞められて池に沈められても「あー痛かった」で済む

1話で「頭がやられたらちょっとやそっとじゃもとに戻らないけど、他はどうってことない」
的なことをベラは言っていたので、頭に致命傷を受けない限りは「もとに戻る」らしい
このベラのセリフから考察するに、頭がやられたとしても大変だけどなんとかなるっぽい

胸をナイフで突かれても「大丈夫さw」と半日休めば問題ないらしい
首を飛ばされても自ら頭を拾ってくっつけることもある
早い話が不死身に近いのかな?

・妖怪化しても別にたいして変わらない
こいつらは人間の姿から妖怪の姿へと変身できるんですが
特に姿が変わる以外の変化がないように見える
まぁ、妖怪化してビビらせて心理的な圧力をかける、的な?
別に強くなってるように見えない

変身した1秒後にぶっ飛ばされることもある

というより、変身前はムチ一振りで巨木を何本も切断できていたベラは
変身したら素手になって走り回るだけだし
むしろ弱くなっている

でっかい岩を動かすとき、人間の姿のまま動かそうとして、全然動かなくって
そのとき、「妖怪の力を使おう」と妖怪化して動かしていたので
一応パワーアップはしているようです

・ベム・・・
ベラが人間を殺すと「おいそりゃやりすぎやろ?」とか「決して殺すな!」とか言うんですが
ベムは普通に殺す
おい!お前はいいんかい!

・声がちいせぇんじゃ!!!
昭和アニメにはよくあるんですけどね
これマジで困る
ボソボソと喋る声優さん・・・マジで何言ってるか聞こえないことがある

◯VERDICT

10/10

・真の英雄
「妖怪人間じゃなければ見分けられない敵がいる」、
「妖怪人間でなければ人間たちを守れない」と、
彼らの悲願である「人間になる方法」がわかっても
妖怪人間のままでいることを決意する
彼らは真の英雄である

・海底少年マリンに似ている
わけのわからない悪党をベムたちがグループで倒すところや、
妖怪人間一人ひとりはたいして強くないため、仲間との連携が不可欠なところ、
主人公格であるベロは毎回子供と友だちになるところ、
そのベロは真っ赤な上下を着ているところ・・・などなど
なんとなく海底少年マリンに似ている気がする

・透明化は使用しない・・・
こいつらは透明化が可能
いつでもその場で姿を消せる
これにより暗殺、隠密、戦闘など何でもできる
だがどういうわけか、要所要所で透明化を使用せずその辺の物陰に隠れて敵に見つかったりなど何度もある

「誰か来たぞ!隠れろ!」、とベムが号令をかけると、なぜかダッシュで木の裏に隠れる
いや、透明になれよ!・・・と
なんか奇妙

・弱いけど最強
さんざん書いているが、こいつらは素の能力を発揮して戦えば無敵で最強
透明化、不死身に近い肉体、水中でも活動可、怪力、残像が残るほどの俊足、屋根までひとっ飛び、など
だが戦闘になるとこれらの超強力な能力をわざわざ封印し負けたり苦戦したりする
なんで???
ナイフを持っているだけのおばはんにベムが負けるのはひどい

・意外にもコミュ力がある3人
ベロはすぐに子どもたちと仲良くなり、けっこうもてる
ベラは警察に捕まったとき、警察官を説得し
ベムは運送屋と話をつけるなど
俺よりよっぽどコミュ力あるwwwww

・妖怪人間の正体
錬金術師がつくった人造人間です
そういう意味では別に妖怪じゃない
錬金術師が殺された家族を復活させるために作った
ベムは錬金術師本人
ベラはこの錬金術師の奥さん
ベロは二人の息子

冒頭で、この3人は妖怪細胞から生まれた三兄弟、三つ子である
と書いたが、
彼らの「モデル」は錬金術師と、その奥さんと息子
ちなみにこれらは次回作「妖怪人間ベム2006」で38年越しに
発覚した事実
今作では一切このような情報は出ないので今作のネタバレではない

投稿 : 2024/03/18
閲覧 : 52
サンキュー:

0

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新SFスーパー英雄(?)列伝53

(ナレーション)
いつどこで何を思いついたのか誰も知らない、真面目でもギャグでもない異形の感想・・・それが「天」「地」「人」の「あにこれ感想」である。時には人々に迫害され、また時にはサンキューをもらいながら、いつかピックアップレビューになれる日を夢見て彼は世に放送された作品に感想を書き続けるのだった。
はやく、あにこれに書きた~い(違)

まあ、それは置いといて(おいっ)
昔観た時は怖かったですね~。でも、怖いんだけど見たいという不思議な作品でした。
で、後になって再放送を観たんですけど、面白かったです。
作画はホント酷かったですが(苦笑)それが、また怖さにつながるという、今考えると奇跡のような絵でしたね。

人間の怖さ、愚かさをこれでもかと毎回見せられ、その人間に忌み嫌われながらも、それでも人間になりたいと願うべム、べラ、ベロの3人。
作品のメインターゲットが子供だとは思えない内容は、スゴイのひと言です。
(さすがに昔の作品なんで、今観ると突っ込み所は満載ですが 汗)
3人のうちのべラですが、当時実写化するなら岸田今日子か五輪真弓(恋人よ~)しかいないと思ってたんですけど、まさか杏が演じるとは・・・しかも意外と似合ってましたね。

そして、あのラスト・・・彼らは焼け死んだのか?それとも生きていて、どこかでまた、人知れず闘っているのか。
続編がボツになったせいか、どちらにも解釈できる最後になりましたが、それがまたこの作品らしい最後でした。

投稿 : 2022/08/25
閲覧 : 137
サンキュー:

4

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幼い子どもの目には怖かった

古いアニメです。原作はありません。

オープニングがとてつもなく怖かったのを覚えています。
今見るとそうでも無いんですけどねー(^_^;)

あと、音楽が凄くJAZZテイストで格好良いです。
闇に紛れて生きる♪今でもたまに聞いちゃいます。

ドラマはいつ何処で生まれたかもわからない妖怪人間三人が人間になりたくて苦労していくお話です。これはたぶん、作者の意図が有るか無いか解りませんが差別を考える物語にも繋がっているお話だと思うのですよねー、子供の頃は何も考えずに見てましたけど(^_^;)

 最近リメイクもされているので、リメイク版で見た方も多いかも。

初期作品は見るのは難しいでしょうが、リメイク版でも是非!

 全てのアニメに携わる人に感謝を!

投稿 : 2021/05/28
閲覧 : 178
サンキュー:

2

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

時代性と普遍性を備えた名作

1968年10月~1969年3月放送のテレビアニメ。全26話。
放送50周年記念ということで2017年10月から2018年3月までBS11で再放送されたので初視聴。全26話ですが、諸事情から第5話「せむし男の人魂」、第8話「吸血鬼の寺」、第15話「狙われた目玉」は放送されていません。

国籍を設定しない独特の世界観で、毎回舞台となる街が変わります。三人の妖怪人間ベム、ベラ、ベロは正義の心で正しい行いをしていれば人間になれると信じ、悪い妖怪や怪異から人間を守るというストーリー。
全て一話完結で、様々なバリエーションを持たせています。昔のアニメなので細かい部分は突っ込み出せばキリがないですけど、時代を問わない内容の深さがありました。
60年代作品なので作画や演出は荒いですが、慣れてしまえば独特のパワーにあふれていて魅力的。
ベム、ベラ、ベロのキャスティングがよく合っていて素晴らしかったです。


{netabare}
作品全体に、昭和43年の社会背景がどこか反映されている印象がありました。昭和40年代といえば高度経済成長期。(日本社会はいざなぎ景気と言われて湧き立っていたのと同時に、調べてみれば三億円事件などの大きな事件があったり公害病が認められたり、海外でもベトナム戦争があったり他にも色々…混沌としてますね)
忘れられ葬り去れらていく怪異や妖怪が描かれたり、人間に住処を追われた生き物の物語があったり。
とはいえ同年にアニメ版ゲゲゲの鬼太郎第一作目も放送開始ですし、妖怪に憧れる時代だったかも知れませんね。

「呪いの幽霊船」では、願いが叶えば魂を捧げるという約束に従いおじいさんは帰らぬ人となるのですが、これには人智の及ばない存在に対する畏敬の念を感じます。
逆に「鉄塔の鬼火」では鉄塔の下に置き去りにされた亡者の恨みや怒りを人間は知っていながら葬り去ってしまいました。「恐怖の黒影島」では、人魚のふりをさせられていた少女は妖怪の世界から解放され、人間の世界に帰ります。
他にも色々なお話がありますが、基本的に妖怪や怪異は消え去り、人間の社会に何か影響を与えることはありません。

皮肉なのはベム達三人は葬り去られる側であること。人間に味方しながら妖怪でもある彼らは孤立してもいるわけですね。
三人の絆は強く、明確に家族の関係性を意識した描き方がされています。
ベムとベラはベロをいつも見守り、手に負えないと思えば助けに入り、ベロが大きな間違いをしても、それを理解して謝れば二人は笑って許します。
子どもならベロに、大人ならベムかベラに感情移入できる点も本作の大きな魅力。妖怪人間である彼らに人間的だなんて言うと不思議な感じがしますど、それ以外に言い表しようがないんですよね。

本作のお話は非力な人たち(女性や子どもが多いかな)が怪異に悩まされ、見かねたベム、ベラ、ベロが彼らを助ける展開が基本。登場する子どもたちはベロと仲良くなっていくのですが、個性的で可愛らしくて和みます。
でも最終的にベロが良い友達として別れられるかどうか、三人が気持ちよく旅立てるかは別。
特に「すすり泣く鬼婆」はベロにとっては辛い話でしたが、恐ろしい目に遭った母子を責めることは出来ません。

そのため妖怪人間たちは板挟みとなり悩むことになる。特にベラとベロは顕著です。
ベラは序盤で人間になれない苛立ちをベムに諫められるシーンがありますし、女性特有の苛烈さも時には見せる。ベロは家族とも呼べる仲間はいても友達が居なくて寂しがり、人間に疎まれれば酷く傷つく。
彼らの人間味溢れるキャラクターにとても共感します。

もちろんすべての人間に嫌われるわけではなく、妖怪人間たちには救いもあります。
「怨みの髪の毛」で出会った姉妹とは、正体を隠したままではありますが穏やかに別れることができました。また「ベロを呼ぶ幽霊」で三人の正義の心を理解してくれる占い師の老婆もいました。けれども彼女は三人に感謝しながらも、街の人達に三人が誤解されてしまうだろうと街を離れることを強く勧めるのです。

そして、そのお話の後にあの最終回というのが何とも言えないですよね…。
生きた人間の体を乗っ取れば自分たちは人間になれるけれども、罪のない人を犠牲にすれば正義の心は失われ、人間には見えない悪を倒す力も失うことになる。時に癇癪を起こすほど人間になることを望んでいたベラさえ、妖怪人間のままでいることを何も言わず受け入れるのです。
ただベロに対してだけは人間になる機会を得て欲しいという様子でした。それをベムは理性的に押しとどめる。
二人の母性と父性が明確に表れたシーンで好きでした。

最後には、人智を超えた存在を受け入れない警察の手によって、火を放たれた屋敷の中で三人は消息不明となる。ですが「命とは魂だ」という言葉を信じて、三人は消え去ったわけではないと思いたいですね。ラストのナレーションからも、視聴者に対して希望を残しておきたいという制作側の気持ちが見て取れました。{/netabare}


古いアニメに抵抗のない人にはぜひおすすめしたい作品です。
妖怪人間たちの生き様と業の深さ、人間の温かさや醜さを淡々と突きつけてくるのが印象的でした。これを子ども向けとして制作した(できた)ことが最も時代を感じる部分かもしれません。(2018.5.24)



地元のレンタル店で借りたDVDで第5、8、15話、パートⅡのパイロット版を視聴。{netabare}

【第5、8、15話】
どれも良かったと思います。一番好きなのは「吸血鬼の寺」かな。ラストで囚人がベムに明るく「坊や。君は人間かい?」と聞いて笑って刑務所へ戻っていくシーンが好き。
理解し合って仲良くなれそうな人が登場したことが本作の悲劇性をさらに強めています。

【パートⅡ】
1982年制作のパートⅡのパイロット版の2話分(「血をむすぶ楡の木」「雪降る町の妖鬼」)について。

物語は妖怪人間たちだけでなく人間側のドラマも濃くなっていて、教訓めいた台詞も多くなった印象。
作画は80年代らしい美しい背景と、見やすく丁寧な画面作りが印象的。パイロット版だからか効果音や音楽の使い方に若干違和感もありますが、内容はテレビ放送できる完成度でした。
ちょっと勿体ないのがホラー演出が影を潜めてしまった点。
ですが代わりにドラマパートにはかなり尺を割いていて、一話分としてはかなりのボリューム。
アクションも洗練されてます。当然といえば当然だけどね。

68年版との大きな違いは二つ。
一つ目は舞台設定。68年版は無国籍だったのに対し、パートⅡは19世紀半ばから20世紀のヨーロッパ北部の物語と設定され、全体的に世界名作劇場のような雰囲気になったこと。
二つ目は妖怪人間たちも敵となる邪悪な妖怪も、より深く人間社会に潜り込んでいること。ベムとベラが人間社会に溶け込むために苦労する描写もあります。
とはいえ、脚本家と声優さんは続投なのでテイストは十分残っています。26話全部制作されていたら、時代性をどのように反映したかとても興味があります。

キャラクターデザインが柔和(3本指はそのまま)になり、声優さんたちの演技もそれに合わせてだいぶ変わっている感じ。イメージはベムはそのままで、ベロはストレートに可愛くなっています。
ベラはやっぱり美人だけど、スカートにスリットが入りました!戦いの中で髪がほどける演出などもあって。なんかもう可愛いなおいw
68年版のベラはグラマーで苛烈な美人、こちらはスレンダーで優雅な美人という印象。2006年版も観ていますが、そっちも好き。いずれにせよお母さんポジなんだけどw{/netabare}
(2018.5.28)

投稿 : 2020/02/27
閲覧 : 813
サンキュー:

23

ネタバレ

筒井筒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

なんとなくしってるだけだけど

時は学園闘争時代、うちの父は、ピッカリ座という人形劇団にバイトで入り全国行脚したという。
そこの社長が原作を作ってアニメ化したらしい。
名は聞いたが忘れてしまった。ググれば出る。
父の仕事は、見た感想を言ったりする、それだけの話なのだが。
しかし、わたしは、そのことについて話されたのは、ほんのつい最近の話だった。

感想としては、「早く人間になりた~い」というセリフと異形しか記憶にない。しかし、刺さるセリフだな。

しかし、この人形劇(着ぐるみ)の登場人物に石像など出てくるのだが、感情を持たない人間のことだろうと思う。私も感情も何もない、憂鬱な時期がずいぶん長いことあった。早く人間になりたかったか、自分に人間失格を突き付けたかは、まあ、想像してみてくれ。

結局、石像なんかわき役の方なのだが、作品のテーマの一つとしては、十分だと思うのである。

ちなみに妖怪人間ベムは、ほぼほぼ見ていない。

投稿 : 2020/01/22
閲覧 : 322
サンキュー:

3

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やっみーに隠れて生きる ウガンダー

 このアニメ幼いとき見てたんだけど、このレビュの50年前というのでその頃に私はいないので、見てたのは再放送ということになるです。今回で、このアニメを見るのは、3回目になるです。

 OPで「早く人間になりた~い」と言っているけど、慣れるのかなぁです。『妖怪人間ベム』なのに、主役はベロみたいになっているです。ときどきベラも活躍するです。

 出て来る悪い奴は、人間じゃないものばかりに限らず、悪い人間であることもあるです。その人間は、変身したベムと互角に戦えるのだから凄いです。
 人々のために戦っていても、報われないベム、ベラ、ベロだったす。ほんの少しベロとかが、感謝されることもあるけど・・・。

 今と違って、作画に非常な荒さがあるのと、ベロがかなり猿みたいな印象の顔しているです。ベラは、おかめだし・・・・。みんな指三本。毎回、次回予告で、怖~い話というのだけれど、あの頃も今もそんな感じがしなかったです。

 幼い頃最終回を見た時、あの終わり方が当時の私には理解できず、またやるのかなぁ?と思っていたけど、やらなかったことに困惑してたのを思い出すです。学校行ってた頃、2回目みたときやっと理解できたです。

 一話完結方式で、危険にさらされている人を見過ごせない、人間より人間らしさを感じることもある、正義の血が流れているベム、ベラ、ベロが、何か悪くないです。

投稿 : 2018/04/10
閲覧 : 558
サンキュー:

10

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ネオSFスーパー英雄(?)列伝74

(ナレーション)
いつどこで何を思いついたのか誰も知らない、真面目でもギャグでもない異形の感想・・・それが「天」「地」「人」の「あにこれ感想」である。時には人々に迫害され、また時にはサンキューをもらいながら、いつかピックアップレビューになれる日を夢見て彼は世に放送された作品に感想を書き続けるのだった。
はやく、あにこれに書きた~い(違)

まあ、それは置いといて(おいっ)
昔観た時は怖かったですね~。でも、怖いんだけど見たいという不思議な作品でした。
で、後になって再放送を観たんですけど、面白かったです。
作画はホント酷かったですが(苦笑)それが、また怖さにつながるという、今考えると奇跡のような絵でしたね。
人間の怖さ、愚かさをこれでもかと毎回見せられ、その人間に忌み嫌われながらも、それでも人間になりたいと願うべム、べラ、ベロの3人。
作品のメインターゲットが子供だとは思えない内容は、スゴイのひと言です。
(さすがに昔の作品なんで、今観ると突っ込み所は満載ですが 汗)
3人のうちのべラですが、当時実写化するなら岸田今日子か五輪真弓(恋人よ~)しかいないと思ってたんですけど、まさか杏が演じるとは・・・しかも意外と似合ってましたね。
そして、あのラスト・・・彼らは焼け死んだのか?それとも生きていて、どこかでまた、人知れず闘っているのか。
続編がボツになったせいか、どちらにも解釈できる最後になりましたが、それがまたこの作品らしい最後でした。

投稿 : 2017/05/26
閲覧 : 419
サンキュー:

14

あにめじさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アメコミ調ダークヒーロー

初視聴の小さい頃、非常に怖がりながら見ていた。オープニングのおどろおどろしい雰囲気と叫び声、主役3人の不気味な姿、画面全体の暗い色調に「怖いねぇ」と言っていた。が、今見直すと意外と(物語のメソッドとして)ツッコミどころが多かった。それもまた良し。
この人ならざる者の苦悩、というスタイルは、この後のアニメにも多大な影響を与えたといえるだろう。

投稿 : 2015/08/16
閲覧 : 409
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間の心の醜さを容赦なく描いた佳作

【概要】
どういう訳か妖怪人間として生まれてしまったベム、べラ、ベロ。
彼らの願いはただひとつ。

『早く人間になりたい!』

彼らは人間に対して良い行い、つまり悪から守ってあげることが、
自分達が人間になれる方法だと妄信していた。
そんな彼らを待ち受けていた運命とは?

【感想】{netabare}
夜の7時半の放送とは思えない怖い雰囲気に満ちた作品。
しかし企画書の対象年齢には小学生と書かれている。
私が子供の頃は夕方の時間帯に繰り返し再放送されていたが、怖くて殆ど観る事はなかった。
今改めて全話を観返してみると、その話の深さに驚かされる。
醜い姿ながら正義の心を持つ妖怪人間。
一方、彼らがなりたいと願う人間の心の醜悪さ。
この対比は最後の最後まで効いている。
そして恐ろしい結末が導き出される。
46年も前の作品だけに、作画のレベルが今のもの遠く及ばないのは致し方ない。
しかしそれ以外(特に音楽)のセンスはとても良い。
まさに子供向けに『全力で』作られた作品だ。

【各話評価:平均4.50点】
1→26
□◎○◎○◎☆○◎□☆○○○◎○◎○☆□○○☆○○☆{/netabare}

投稿 : 2015/04/26
閲覧 : 319

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間を客観的に見るということ

この作品の内容は本当に意義深い。
初めて見た時は海外のアニメかと思った。
 
この作品ができた時期を考えると、視点が鋭いし、
娯楽という観点で作成した感じでもないのが凄い。
 
子供向けという感じでも無かったが、なんだか不気味な
感じが、怖いもの見たさの子供の時分に訴えかけるもの
があった。夏休みごとに再放送されていたものだったが、
別にホラーというわけじゃなく、私がこの話の深みに辿りつ
いたのは、高校生くらいだったかな・・・と思う。
 
べロは人間になりたくて、人間とのコンタクトを取る
わけだが、子供達はベロを妖怪とは思わないで接して
くれることが多かった。そんなわけで、人間社会の
醜いひと幕を目にしていき少しずつ、人間のいい部分と、
醜く愚かな部分を目にする。そして、一話ごとに振り返り
ながら話が終わる。

人間ってどうして・・・という事案に遭遇するたびに
妖怪のままでいた方が…と思う気持ちと、それでも
人間になりたいと思う気持ちとの狭間で考えることが
多くなるわけだが、そこがこの作品の命題なのだろう。
 
人間になりたいから、人間には危害は加えない。
人間になりたいから、人間のために悪霊や他の妖怪と戦う。
しかし、
人間には見えないから、迫害を受け、
人間には見えないから、忌み嫌われる。
 
そして人間の愚かさや醜さを目の当たりにして、
人間になることが正しいのか考えることとなる。
 
人間とはなんぞや?を問うた作品で、色々な面で、
改めて人間というものを考えさせられる作品だったと思う。

 

投稿 : 2015/01/18
閲覧 : 354
サンキュー:

6

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆深みのある作品

妖怪であることで日陰で生きながら悪を退治する
モンスターアニメ☆

いろんな意味合いで含蓄ある作品です。


フジテレビ1968:10.7-1969.3.31(全26話)


制作/第一動画

投稿 : 2014/11/08
閲覧 : 332
サンキュー:

3

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 1.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

闇にか~くれて

立ちしょんべん。

とゆう替え歌がボクの子供のころ流行りました(多分大阪の一部地域のみ)。

…それはまあ関係ないですけども。

とにかく昔のアニメーションとゆうのは今のんとちがって、そんなわけあるいかいな!それどこやねん!キミら誰やねん!それいったいなんのハナシやねん!的な設定のムチャクチャなマンガをなんの疑問もなく楽しく見れてたのです。

OPはスペースダンディ&ジーンクルーパーも真っ青なやたらに抜けたリムショットが萌え萌えなドラムプレイがアツすぎるジャスナンバー。なんと歌のエンディングはドラムソロ。

全編にわたって気持ち悪い音楽。背景はいつも冬かよ!といいたくなるくらい枯れ木しかないし。出てくる人みんなイスラム圏の人みたいな感じやし。

そもそもベムベラベロて。
ベムはなんやうっとこの会長そっくりやし、ベロはアイシャドウ塗りすぎやけど、なんかこんなおばはん近所におったな的なミョーな親近感あるし、ベロは上下アカの服きてるし。

へんやわーww

居酒屋で仲ええのんが集まってハナシ盛り上がってできましてん臭がぷんぷんしてました(実際そんなことはありません)

しかしながらそおゆう細かいことはどうでもええんですよ!
そおゆうこと気にしないでもハナシにのめりこませるインパクトとパワーがありましたですよ。

ハナシは毎回1話完結でしたけども、人の生き死にをテーマにしたなかなか骨太のハナシが多く、その都度最後にベムがハナシにケリを付ける文言を一つ二つ述べて、見てる側に投げかけて終わるみたいなナニがアレしてました。

今ではこおゆうアニメーションは絶対作れないだろうけど、作画のレベルがどうとかゆう前にこの作品がもってるようなハチャメチャなパワーを今のアニメーションにもほしいところではありますな。

投稿 : 2014/10/09
閲覧 : 457
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5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よくもあの時代にこの’テーマを

発想自体は、別段特別でもなく、
実際そこまで捻っていないですが。
何より、シリーズのテーマが
ネガティブなんですよね。

個人的にはいつもスポット浴びているのが
子供のベロですが、時折ベムやベロの時があって、
そんな時は印象的でした。
後、あんな服どこで買ってるのか?
子供心に心配した。
そして、怖かったのが皆の3本指。

ちなみにOPはちょっとしたジャズです。
(個人的に好きです。)

投稿 : 2014/04/18
閲覧 : 307
サンキュー:

5

ネタバレ

コタリヌ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

オープニングが有名ですが
エンディングが中々良い。

ベラのセリフは、放送禁止用語が含まれていたり
妖怪人間ベム人間たちの指は3本だったりと

現在は放送が難しいような差別表現があるものの

まさに妖怪人間たちは、そんな差別をする人間たちからの
迫害を受けながらも、正義の心を捨てず闘ってるところに

この作品の良さもあると思う。

投稿 : 2014/03/22
閲覧 : 277
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1

かかのん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

思い出深い作品です。

再放送で見ました。

幼い頃は怖くて怖くて、でも悲しい話が多いので非常に印象に残っています。

偶然ですが、新作の周辺でお手伝いする事があったので、旧の設定とか見て色々感慨深い作品ですね。

投稿 : 2013/08/05
閲覧 : 256
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1

gkc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

極端に怖かったです!

1960年代後半位の作品だったような気がします。
1970年代の半ばに再放送を初めて見ました。

オープニングがナレーションの良さも相まって、それはそれは恐ろしかったです。
小学生にもなっていない頃の子供には強烈でした。

今、見てもすごい独特の恐怖感があると思います。

主人公たちは、ベム・ベラ・ベロと言いまして、半分人間、半分妖怪です。

しばしば「人間になれなかった妖怪人間」「その醜い体の中には正義の血が隠されているのだ」

とか表現されてましたが、いちいちそれがかっこいいです。
怖いんですけど。

今思いますと、すごくいい作品です。

人間に憧れているにも関わらず、人間になれなかった妖怪人間という切なく、悲しい境遇であり、しかし、善行を重ねていれば、いつか人間になれる・・・

と、かたくなにそう信じて、人間を悪から守って戦い続けるんですね。

すごく純粋で、ひたむきなんです。

妖怪人間という間柄には、「親子」という関係は無いようなんですが、ベムが父、ベラが母、ベロが子という印象です。

で、悪を倒したその話、その話の終わりに、父の様な存在のベムが、時には母役の様なベラが、子のような立場のベロに
悪を退治して、事を振り返り、まるで家族会議の様に、我々は妖怪人間ではあるが、こんな悪になってはいけない。

と、道徳的な話をします。そして、舞台になった町を人知れず去っていきます。
すごく深みのある、ニヒルな正義の面々なんです。

1960年代の作品ですので背景なんかや、車なんかも当時の雰囲気です。
スーツ姿の男性はスリムでモッズ調でかっこいいです。
どこの国という事はなさそうでしたが、外国を意識した町や村という設定だと思います。

音楽もジャズ調でお洒落です。

すごく独自の雰囲気がある作品でした。
いつか機会があれば見たい作品の一つです。

投稿 : 2013/06/21
閲覧 : 409
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3

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

懐かしの昭和アニメ

何度もリピートしてる作品。
子どもの頃はベロと友達になりたかった!
大人も楽しめる深い作品。
音楽がジャズで渋いです。

投稿 : 2013/03/31
閲覧 : 402
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7

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1968年製作のアニメ

異形の姿の妖怪人間ベム・ベラ・ベロが人間になる方法を探して、悪を懲らしめる話。
子供の頃は怖いアニメ(もちろん再放送)だと思っていたが、今観るとそうでもない。
アメコミ風の絵やスーパーマンやスパイダーマンに似たアメリカアニメ風の動きが違和感を与える。
手塚アニメや宮崎アニメになれていた私には、この違和感が子供心に怖かったのかもしれない。
そういえば、3コマ取りになれていた昔は、ディズニーのフルアニメが気持ち悪かった。
1968年製作のアニメなので古臭いのはしょうがないが、有名作品として生き残っているだけあって、今観ても結構楽しめる。
なお、DVDには幻の「パート2」2話分のパイロットフィルム収録されている。

投稿 : 2013/03/02
閲覧 : 359
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1

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

顔は怖いがイイヤツだぃ!

この作品もアニメ史に燦然と輝く作品ですね(´ω`)
 
ラストは感動しましたね(´ω`)
きっと復活して今も悪と戦ってることでしょう(´ω`)
 
ところで(゜ω゜)元々一つの細胞が三つに分かれたってことは
彼らは三つ子になるんですかね?(゜Д゜)

投稿 : 2012/11/10
閲覧 : 512
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7

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

妖怪よりも人間の心のほうが妖怪だ!


このアニメは、どこかの局の再放送で見ました。


結構前にみたのですが、すべて見たわけではありませんが、最終話まで見ました。


心の汚れは妖怪よりも人間なのではないかとその当時は思いました。

投稿 : 2012/03/24
閲覧 : 386
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4

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間を醜いと 子ども心にも初めて感じた作品

何度も再放送していたおかげで、すっかり主題歌を覚えてしまったけど、
最終回、彼らが無事人間になれたのかどうかを
まったく覚えていないのでした。

気になって調べたところ、次回作に持ち込むために
作者はあえて曖昧なまま終わらせたんだって。そうだったのか~

いまだに妖怪モノが好きな自分にとって、おそらくこのアニメが
一番最初の妖怪アニメだったと思います。
ほぼ同じ時期に「ゲゲゲの鬼太郎」も度々再放送してたけれど、
妖しげな音楽とともに、異国情緒のある洋館やおしゃれな車が登場する
こちらの作品のほうが好みでした。

しかし妖怪といっても、ベム、ベラ、ベロの3人は人造人間であり
昔ながらにいる妖怪たちとは別物なんですよね。

「早く人間になりたい・・」と強い希望を持ち、
人間に対して善意100%で向き合い、信じ、
人々を苦しめる悪者をやっつけるのに、外見の恐ろしさのあまり、
多くの人間達から迫害を受けてしまう彼らが不憫でなりませんでした。

見かけはどうあれ、美しい心を持っている彼らが、
エゴ丸出しで愚かな人間たちを見てもなお、
どうして人間になりたがるのか、子ども心にも不思議でしたが、
時々やさしい人間とも出逢い、友情を築けたりすると
つい信じたくなってしまってたのかもしれないですね。

で、観ている当時の自分も、彼らの友達になりたくて仕方なかった・・
「自分なら彼らといいお友達になれる!彼らのことをわかってあげられる」

今、これ綴りながら、そう思ってたことを思い出しましたw

そうか、そうだったんだよな・・・やっぱり。

でもこの作品、大人になって観てみると
人間社会への風刺とか、道徳的なこととか、家族愛とか、
けっこういろんなメッセージが込められてたことに気づきます。

だからやめられないんですよねぇ・・古い作品の発掘^^;

投稿 : 2012/03/09
閲覧 : 670
サンキュー:

22

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:途中で断念した

これだけ気持ち悪いものが面白いというのはすばらしい

「はやく人間になりた~い」
という、台詞は、いまだに有名だが、
これだけ、グロ系の主人公が、おもしろがられて、いまだに生き残っている、というのはすごいことだと思う。ほんとうに。

投稿 : 2011/08/28
閲覧 : 544
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4

AKIRA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

早く人間になりたい!

再放送で見てました。

人間になりたい思いを持ちながらベム、ベラ、ベロが悪と戦う物

語です

最終回で人間になれたかどうかがずっと気がかりw

2011年10月より実写ドラマ化されるみたいですね~

投稿 : 2011/08/25
閲覧 : 520
サンキュー:

1

☆彩花 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

善を尽くす妖怪ベム・ベラ・ベロのお話

「いいことをしていれば、いつか人間になれる」

そう信じて人間たちのために善を尽くす妖怪ベム・ベラ・ベロのお話。

そこまでして人間になりたいのか・・。
むしろ人間のほうが醜いのに。

主題歌がすごく良かった。

投稿 : 2010/11/04
閲覧 : 745
サンキュー:

0

ぱっつあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

早く人間になりた~~い!!

おどろおどろしい奇怪なナレーションから始まるオープニング・・・その後耳を覆いたくなる悪魔の叫び声!!ぎゃぁあ~ぁあ~~
これ程恐怖感のあるアニメは他にない、大男(ベム)と口の裂けた女(ベラ)、主人公である全身タイツの少年(ベロ)が1日も早く人間になるため人間に対して良心に問いかける行動をするが、妖怪なので怖がられたり、相手にされない自虐的ストーリー。最終話では人間になれたか、妖怪のまま死んでしまったのか曖昧のまま終わってしまいます。これはテレビ局の都合で終わってしまったので、作者は続編を放送するためにこのエンディングにしたそうです。早く続編がみた~~いww

投稿 : 2010/10/05
閲覧 : 725
サンキュー:

2

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/02/16
閲覧 : 49

jLoqg54619 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2020/09/04
閲覧 : 55

ペガサス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 70

ニコルオズワルド さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/09/06
閲覧 : 98

anikorepon さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/31
閲覧 : 101
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妖怪人間ベム[第1作]のストーリー・あらすじ

無国籍的な雰囲気と異形の主人公たちの独特の哀愁が人気を集め、幾度も再放送された怪奇アニメの名作。どこかの研究所で生まれた怪異な3匹の生物。彼らベム・ベラ・ベロは気高い正義の心を宿しながらも、決して人間ではない妖怪人間だった。善行を重ねればいつか本当の人間になれるという信念から、世の中の悪人や魔性の存在と戦い、人々を助ける旅路を歩み行く彼ら。だが、そんな3人に、人々は必ずしも理解の目を向けなかった。(TVアニメ動画『妖怪人間ベム[第1作]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1968年秋アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%96%E6%80%AA%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%99%E3%83%A0#...
公式サイト
www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A023305.html
主題歌
《OP》ハニー・ナイツ『妖怪人間ベム』

声優・キャラクター

小林清志、森ひろ子、清水マリ、藤本譲

スタッフ

企画・制作:(株)アサツーディ・ケイ

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