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「劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい(アニメ映画)」

総合得点
62.8
感想・評価
468
棚に入れた
2233
ランキング
4704
★★★★☆ 3.5 (468)
物語
3.1
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.5

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劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいの感想・評価はどうでしたか?

テングタケ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

夢の中身は風まかせ

TV版は未視聴で、一切予備知識無しで観ました。
全くわけが分からない状態から、少しずつ謎が解き明かされていくさまにワクワクしました。先日観たガンダムF91とは雲泥の違いです。
タイトルの少女エウレカは可愛らしいし、戦闘シーンも手に汗握る迫力で、謎だらけのストーリーも併せ、かなり画面に引き込まれました。
ですが、終盤の展開は私には理解不能でした。セカイ系?考察系?最終兵器彼女を観たときのようなスッキリしなさ感でした。細かいことでも気になる刑事コロンボのような私が観ていい作品ではなかったようです。
とりあえずポケットも虹も出てこなかったような。虻でいっぱい、じゃないですよね?アブも出てこなかったけど。

投稿 : 2023/02/07
閲覧 : 130
サンキュー:

1

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

【必須】エウレカセブン【無関係】エウレカセブン

まぁ言ってしまえば平行世界の話

平行世界、というと「もう一つのあり得た物語」みたいに思われるかもしれませんが、本作では全く別です。
キャラや機体の名前、キャラの見た目などは受け継がれているのですが、ソレ以外のキャラ設定は全て新しいものです。
ですので言ってしまえば「最悪、TVアニメ『エウレカセブン』」を見なくてもなんとかなるとは思います。

ただ、見てると見てないじゃ圧倒的に面白さが変わってきます。
テレビアニメをみていないときに、本作をみたなら言っている意味が全くわからないでしょう。専門用語はもちろんのこと、テレビアニメとの差異や次元変化による世界変更の話なども全くわからないでしょう。
しかし、テレビアニメを見ればわかります。

Q じゃあなんで面白いって言わないの?
A 普通に内容が面白くない

これはいわば「エウレカに裏切られた」といっても何らおかしくない作品
本編とは全く無関係な作品でありながら、本編と関わりしかない作品のくせに、純粋に面白くない。
本編のような丁寧さも見られないし(まぁ映画だからしょうがないのでしょうけど)、ぶっ飛んだ展開通り越して追いつけないので、内容は把握できるけど理解はできないといった感じ。

本編が好きだから、本作が好き、というわけではないということはいっておきたい。

{netabare}
メンバーが全員未成年と言われたときはどうしようかと思いましたが、まぁ勝手に新天地にでも住めばいいんじゃないですかね。
結局レントン達はたどり着いたらしいですし。一件落着ですね!(白目)
{/netabare}

主要スタッフは大体同じですかね
シリーズ構成の佐藤大が参加しておらず、監督である京田知己さんが脚本を書かれています。
主題歌はiLLさんの「Space Rock」

誰もが失いたくない物ってなんだったのか
ということで締めます

投稿 : 2022/08/01
閲覧 : 165
サンキュー:

4

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

未来へとかかる虹

ハイエボ最終作も見終わったことですし、これでようやく評価が下せるかなーということで、レビュー書いていきます。

結構色々と批判されがちなポケ虹ですが、私は好きなんですよねー。
TV版とは大きく設定を変えてある部分が多いため、事前情報無しにいきなり見た人は面食らうでしょうが、簡単に要約すればポケ虹はTVとは別の平行世界での出来事を描いたパラレル版エウレカセブン。
作中で語られている「アゲハ神話」は、TV版で描かれたレントンとエウレカの物語のことで、それが神話という形であの世界に流布されています。この神話の世界を目指そうとする人々たちが、自分たちの力で新たな神話を作り出し、未来に向けて歩んでいく様を大きなテーマとして扱っているのがポケ虹という作品と言えるでしょう。同作を代表するキーワードである「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」をまさしく体現していますね。
そしてやはりTV版以上に丁寧に描かれたレントンとエウレカの恋物語という点も大きな見どころですね。幼少期からの知り合いであり、その頃から互いに異性として惹かれ合っている様子が描かれていましたから、TV版以上にバカップルを前面に押し出しているのが私としてはとてもGOODです。「デートだよ」「手放し運転」の下りとか最高でしたね。
作画面に関してもやはり劇場版クオリティ。TV版の時点でかなり力を入れておりましたが、ポケ虹もアクションシーンを筆頭に気合い入ってましたね。

なので今作自体は内容とテーマさえしっかり押さえていればTV版とも大差ない名作と言えるのですが、ハイエボの影響でちょっと雲行きが・・・
詳しくはハイエボのレビューで語ります。

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 321
サンキュー:

11

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

新鮮味がない

まず戦闘シーンであるが、TVアニメの焼き増しというか使い回しが多い。新鮮味がない。
内容に関しては別世界の話だというのは承知しているのだが、TVアニメ版と比較してキャラの人物設定に激しい乖離があるので話についていきにくい。時間も短いため、色々詰め込んだ感じになり内容把握に苦労する。
まぁ酷評したくなる気持ちも分かりますね。

レントンとエウレカ、この2人の描写はTV版と同様素晴らしかったよ。
この映画はこれを楽しむのがメインかしら?

投稿 : 2021/09/30
閲覧 : 231
サンキュー:

2

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

dub

2020/12/02 投稿

ん?

んんん???

???????????????

【以下ネタバレ注意】
※ただし,自分としてはネタバレ視聴推奨(笑)

{netabare}なぜ?子供のレントンとエウレカが一緒に居るの?

ニルヴァーシュはマスコットキャラ?

ドミニクがレントンとエウレカの先生?

ベルファウストではなくワルシャワ??

アネモネが熟女?(笑)

ホランドやゲッコーステートは敵なの?どこかで和解するのかな?



??

???

????

?????

・・・終わったぞ(笑)

つまり,別な世界線だったわけだ!!

予備知識無しに,本編の後にそのまま見たから混乱しました。
本編見ないでこちらだけ見た方が楽しめそうw(そんな人はかなりの少数派だと思うけど・・・)それか,別世界線の話だと予め分かって見た方が混乱しなくていいと思います。

「オリジナルのテレビシリーズの映像を活かしつつ,映画用に総集編では無く,全く別の物語を作ってみました」的な作品

まあ,駆け足の総集編映画よりはいいかも。そこそこは面白かったし。

でも,テレビのイメージがあるから何かしっくりこない感じ。

でも,総集編で尺が足りなかったら,後日譚とか,先日譚,本編中のどこかに挿入されるエピソードでもいいのでは?

いったい何をやりたかったんだ?




って書きながら,今気がついた!気がついて評価を少し上げようと言う気になった!!

じつは,この作品なかなか志が高い作品なのでは無いかと気がつきました。(成功したかどうかは置いておいて・・・)

エウレカは音楽にこだわっている作品です。

そしてこの映画は,音楽で言うところの「ダブ」をアニメーションでやろうとしたのでは無いかと言うことです。

一応ダブの説明を
レゲエが発祥とされていますが,オリジナルの音源にエフェクトなどをかけて違う楽曲に仕上げることです。

ちなみに自分の中でのベストダブはXTCのアンディー・パートリッジがミスター・パートリッジ名義で出したソロアルバム「Take Away」です。全曲XTCの音源を使用して全く別の楽曲に仕上げています。自分はXTCはあまり好きでは無いのですが,このアルバムはお気に入りの1枚だったりします。{/netabare}

話がかなりそれましたが,つまりはそういうことをアニメでやりたかったのでは無いかということです。

ということで,チャレンジ精神を評価したいと思います。

投稿 : 2020/12/02
閲覧 : 354
サンキュー:

6

snn1123 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エウレカが可愛いからすべて良し!

テレビ版の視聴から数年後に観たのでシーン制の使いまわしは全く気にならなかった。
酷評されているが普通に楽しめたし、何よりエウレカが可愛かったから全てオーケー!

投稿 : 2020/05/29
閲覧 : 264
サンキュー:

0

ロボ子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

5,6年ぶりに見返したが

こんなに面白かったっけ?というくらい楽しめた。世間では低評価なのが不思議なくらい。
本編とは全く別物と思って観たほうがいいが、事前に本編を予習しておくとより楽しめる。

投稿 : 2020/03/20
閲覧 : 278
サンキュー:

0

ネタバレ

Mocchiriさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

別の世界のエウレカ

テレビシリーズのエウレカの世界とはまた全く別世界のお話。

設定が全く違うことに最初は戸惑うけど、エウレカとレントン、タルホとホランド、アネモネとドミニクといったパートナーの関係と愛情はそのままなので、そこまで違和感なく入っていけた。この世界観も相当深くて、劇場版で新たにこんなストーリーを用意してくれる製作陣がすごい。テレビ作品がそのもので完全なものであるからこそ、逆にこういう形でまったく新しい劇場版ができるのだなーと、製作陣のへの愛情の深さを感じた。ハップがかわいそうだったけどw

それにしても私はやっぱり名塚さんと三瓶さんの演技が本当に好きで、エウレカとレントンの心情の表現だけで泣けた。

投稿 : 2020/02/28
閲覧 : 221
サンキュー:

0

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

レントンとエウレカの、もうひとつの物語

TVシリーズに昔ハマりました。
最近観たこの映画版は違う物語とのことらしいですが
昔過ぎて何が違うのかはよくわかりませんw
全50話余りのTVシリーズを新設定で2時間足らずにうまく納めたと思いますが物足りなさは残りますね。
今観るとエヴァの影響もある?とか思えてみたり。

参考)
1995~6 エヴァンゲリオン
2005~6 エウレカセブン
2009 本作

投稿 : 2020/01/05
閲覧 : 196
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

自分自身の作品に泥を塗った京田知己

あのー、京田知己は何がしたかったんですかね...?
マクロスシリーズの劇場版みたいに映像面のクオリティーを上げて短い尺の中でまとまった良ストーリーを生み出す訳でもなく同じキャラを使ってTV版の良さを全て無くしてクソつまらないシナリオにするって...
最早何で制作したのか疑いたくなる。
そもそも50話を1本の映画にするのは難しいから大幅な改変は分かる。
でも、TV版で好印象だったキャラクターを公式で最低なキャラにしちゃ駄目でしょ...
いくらパラレルだからって好き勝手やり過ぎ。
それとレントンの成長がTV版の魅力なのにレントンは最初からイケメントンw
まあ尺を考慮するならしょうがないか。
それとシナリオに関しては最後まで観ても本当に何も感じなかった。
それくらい薄い。
新シナリオなのにダイジェスト映像を観ているみたいな不思議な気分だった。
作画は山場は物凄いが当然戦闘シーンが少ないため見せ場が少なく感じなんか物足りない気がした。
あと何で全く別ストーリーなのにTV版の映像使いますの?
しかも約4年も放送終了から時間経ってるのに。
音楽に関してはTV版が結構良かったため落差を感じた。
京田知己は未だにエウレカエウレカエウレカとずっと最初の栄光を引っ張り続けてことごとく失敗続きである。
エウレカ以外を作る気は無いのだろうか...
いや作ったところでか...

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 174

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

別の世界線のエウレカセブン

2019.6.23視聴完了。

おさななじみのエウレカとレントンという設定。
レントンやアネモネは本編より
性格が良くて見やすかった。

2次創作ぽい雰囲気ただようアニメでした。

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 351
サンキュー:

8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これはレントンとエウレカの、もうひとつの物語―。

交響詩篇エウレカセブンシリーズですが、私は未だテレビアニメ本編しか視聴したことがありません。
テレビアニメ本編以降の作品情報が、視聴より先行して入ってきたことが視聴の進まない原因だったのですが、ハイエボリューション3部作は是非視聴したいと思っていました。
それなら時系列でこのシリーズの作品を視聴していこうと思い立ち、早速本作品を視聴してみました。

ですが、ハイレボリューションシリーズの視聴前に「エウレカセブンAO」の視聴を予定しているのですが、こちらが2クールと大作なのでハイレボリューションに辿り着くにはもう少し時間が掛かりそうです^^;

テレビアニメ本編を視聴したのが2014年の1月なので、正直記憶がだいぶ曖昧になっていると思います。
だからもう一巡してから視聴するとより堪能できたのかもしれませんが、全50話を前に完全に逃げ腰になってしまいました^^;
そのため、約4年半振りに本シリーズを視聴することになった訳ですが…

視聴して早々感じたのは物語の設定に対する違和感です。
物語はレントンの幼い頃を舞台に切り出されるのですが、ヨチヨチ歩きからもうちょっと大きくなったくらい…
その頃にレントンとエウレカが一緒にいるんだから驚きです。

元々空からニルバーシュと一緒にエウレカがレントンのところに降ってきたのが出会いの始まりでしたが、実はもっと幼少の頃には共に同じ空を見ていて…そんな彼らの忘れていた記憶を補完した設定なのかな…?
とも思いましたが、ホランドにタルホなど、本編で大活躍したキャラが登場した以降、会話の節々に耳慣れない単語が混入し始めて、違和感は疑念へと変わりました。

視聴を進める中で気付いたこと…
この作品は、キャラ名こそ本編と一緒ですが、運命に弄ばれる中で背負わされた荷物は全く別物だったことです。
エウレカの設定もぶっ飛んでいましたが、何よりゲッコーステイトのメンバーの設定は驚きを通り越した気がします。

一つの物語を基軸に枝葉を派生させる…といった基本構成はきっと悪くないのだと思います。
だから、エンディングの是非は議論の余地はあるものの、物語の放つメッセージの着地点としては1つの正解を導いていると思いました。
自分の運命を呪い…周りを憎んで…自分のためだけに自我を通す…こんな勝手が許される筈はありませんし、もっと色々と…出来ること全部やりきる前から諦めちゃいけない…
現状を投げ出す前にもっと様々な可能性が模索できるはず…
今、目の前にある現状を自分事として受け止め、自分のやるべき事…自分にしかできない事から目を逸らさない…

この作品は本編の出来が半端無いから、その出来の良さに引っ張られた部分もあったのではないでしょうか。
だってメッセージは確かに伝わってくるんですもん…
この作品と、そして時には本編が頭の中で錯綜しながら一つの物語が紡がれていく構成はホントに凄いと思いました。
だからこそ、ラストのドッグファイトの意味合いが不可解になるんですけどね。
確かに何事もなく綺麗さっぱり…なんて気持ちが落ち着く筈はありません。
でもあそこまで追い込む必要があったのかと問われると正直そこまでは必要なかったんじゃないかと思います。

きっとエウレカの必死な叫び声はゲッコーステイトのメンバーに届いていたと思うんです。
大粒の涙をボロボロこぼしながら悲痛な叫びを発していたにも関わらず…
この物語では、本編ほど一緒の時間を過ごさなかったのかな…?
もし本編と同じ時間を過ごしていたら絶対取り得ない選択肢だったでしょうから…
だからラストの展開は正直胸が痛みました。
だからこそエウレカの英断が輝きを増したんでしょうけれど。

この作品のキャッチコピーの一つに「もうひとつの、恋の物語―。」がありました。
私はレントンとエウレカの本編以降に育まれる恋の物語を期待していたのですが、ちょっと違っていたみたいですね^^;
でも決して面白くない訳ではありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間約115分の作品でした。
主要スタッフは本編と一緒なので、見応えと迫力は凄かったですよ。
引き続き、時間を見つけて本シリーズの視聴を進めていきたいと思います。

投稿 : 2019/06/02
閲覧 : 343
サンキュー:

14

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本編と別展開だが、世界観は共通

世界観:7
ストーリー:5
リアリティ:6
キャラクター:6
情感:5
合計:29

宇宙より飛来した謎の生命体イマージュと人類の戦いは、既に半世紀に及ぼうとしていた。
これは、レントンとエウレカの、もうひとつの物語。
(公式サイトより)

TV版(以下、本編)が楽しめたので、忘れないうちに劇場版を手に取りました。事前に何も調べていなかったので、序盤は本編とは違う設定や人間関係であることに混乱しました。パラレルワールドらしいですが、ドミニクが先生というところから始まるので、生まれる時間等も含めた幅広い意味での別次元となっています。

それだけに、原作のファンからすると受け入れられないかもしれないと視聴しながら思いましたが、私は本編において特定キャラに思い入れがなかったことから(それが、個人的にこの作品の惜しいところでしたが)、別の役回りを与えられていても自然に入ってきました。

{netabare}本編視聴時から、エウレカを素敵に描いてほしい(萌えが欲しい)と思っていたので、日光に当たって緑色の肌になるシーンが、ゼリーっぽくなく綺麗めに表現されていたのは良かったです。羽も生やさなかったのは、作り手の配慮でしょうか。羽がないから偽物だ、といった展開がありましたけれど、このあたりを含めて本編を視聴しているから違いがわかって面白いシーンも多かったように思います。

残念だったのは、最後にエウレカが人間になってこの世界に戻ってきたものの、言葉も喋れない(記憶喪失?)状態だったこと。それならいっそのこと完全な人間化ハッピーエンドで良かったのでは。本編では裏表なく人間を表現し、エウレカの顔の筋すらずっと残していた作品ですので、そこを真っさらにするのは違和感ありました。{/netabare}

本編とは異なるストーリーですが、本編の鬱々としたエピソードがなく、レントンとエウレカが最初から心を通じており、本編以上のストレートな感情表現が見られ、終盤の情感はなかなかの作品。本編で世界観を気に入った方なら楽しめると思いますが、キャラクターへの思い入れがある方は微妙かも。

(2016.4視聴、2017.5、2019.1調整)

投稿 : 2019/01/17
閲覧 : 480
サンキュー:

14

ネタバレ

こまたち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

エウレカガチ恋勢のかたはこちらへどうぞ

2009年に公開されたエウレカシリーズの劇場版作品
TV版とはまた違うエウレカセブン(=パラレルワールド)を描く

私にとってはこの劇場版がエウレカとの初めての出会いでした。ただ平均満足度を見てわかる通り、内容はお察しレベル。映画1本の中にセカイ系作品をまとめあげるのはやはり無理がありますよ。パラレルワールドを描くという試み自体は面白いのだが、その制作手法は『ラーゼフォン』とほぼ一緒。時代錯誤も甚だしく、2009年に受けるものでは決してない。ただ舞台設定自体はそこまで悪いものではなかった。だからこそ余計に悔やまれる。もっと別のやり方があっただろうに・・・

【GOOD】
・レントンとエウレカが最初から両想いだったのは良かった。何が良いって、エウレカが恋する乙女として可愛く描かれていることにキュンとしました。

・エウレカセブンと言えばこの格言
「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」
↑これが最大限に活かされたシナリオには感服しました。TV版のこのセリフの扱われ方が納得できなかったので、劇場版で大きな意味性を持たせてくれたことは素直に嬉しかった。個人的に好きな言葉でもあるので。

・老化が常人の数倍で進むという設定、それ自体は奇抜で良かった。

【BAD】
・物語中盤まではずっと陰鬱な展開が続き、中盤から終盤にかけては過剰なまでのご都合主義が展開される本作。文字化して改めて気づくが、見どころが全くない。んで、プロットはラーゼフォンをトレースしただけ。もっと上手いやり方はなかったのか?

・アネモネと出会ってからの展開がおかしい。何がおかしいって、ホランドたちのやろうとしていたことが思いっきり否定されることと、その否定をあっさり引き受けてしまうホランドたちが。いくらホランドたちが過去の神話に頼ろうとも、彼らは”自分たちの未来を自分たちの手で切り開こう”としている。それってレントンとエウレカが劇中でやろうとしてたことと何も変わらない。だからこそ両方が否定されるのは分かるが、片方だけが否定されるのはいくらなんでもおかしい。それからタルホのお腹のこどもが健常者と同じ成長速度で大きくなっていることから「未来にこの呪いが受け継がれないならそれでいいじゃん」とか「未来をこの子供に受け継いでいこう」というような結論にいたるのはいくらなんでも無理がある。タルホだけならまだしも、これがゲッゴウステイトの総意になっていることに違和感を覚える。

・その他、細部設定に無理があったり、キャラクターの性格に難あり。いくらパラレルワールドだからってハップさん極悪人過ぎるでしょうよ。TV版見たあとだと胸糞以外のなにものでもない。あと全員17歳はさすがに無理があるよね・・・

以上

スパロボでシナリオ辿ったときは面白かったんだけどなぁ。
クロスオーバーの偉大さを実感しました。
オススメ度★☆☆☆☆

投稿 : 2018/10/23
閲覧 : 349
サンキュー:

2

ネタバレ

kooodain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

TV版の同人的立ち位置で色々な事を求められる作品

私の言いたいことはこの方のブログの最後に全て書いてあります。

【ネタバレ/解説・考察】「交響詩篇エウレカセブン:ポケットが虹でいっぱい」:今だから考えてみたい真の意味

リンクではなく記事のタイトルだけ置いておきます。

まず大前提としてこの作品はエウレカセブンの続編ではないということ。
全く別の次元で別の世界のパラレルワールド的な立ち位置であるということです。
その事を念頭に置き大まかな世界観だけを踏襲した作品だと思うと最大限楽しめます。
決してアニメシリーズと同じ様な関係や世界を期待してはいけません。
「別の作品」であることをしっかりと頭に入れてください。

この作品でしか楽しめないエウレカセブンと言うものがあります。
・TVシリーズより深く考えないと理解できない難しさ
・レントンとエウレカの別の可能性
・レントンとエウレカの幼少期からの愛
・ドミニクの格好良さ
・エウレカセブンの別の可能性(この作品とも別の)
大まかにここら辺でしょう。

酷評の多くはTVシリーズと大きく違う点だと思います。
キャラクターに思い入れがありすぎると設定が大きく異なり失望します。
また設定が違いすぎて理解が出来ず置いてけぼりもしくは思考停止します。
ですがよく考えながら見るとかなり楽しいです。
また大まかな設定は同じなのでキャラの性格は全く同じです。
ですので完全にエウレカセブンの別の可能性を見れた気になれます。
商業レベルに良く出来た同人映画とでも呼べばいいでしょう。

またTVシリーズでの映像の使いまわしも結構あります。
使う箇所がそれなりに上手いので相違は感じません。
ですが使い回しに敏感過ぎる人には向いていません。
色々な点で寛容さを求められる作品かもしれませんw

最後に大事な事なので何度も言います。
TVシリーズを見てその期待を持って来て見る事は辞めてください。
大まかな外殻もしくは根幹だけ踏襲した別作品です。
映画を見ながら都合よくTVシリーズの設定を持ってこれないと死にます。
この設定は持ってきて良くてこれはダメと言った取捨選択能力が求められますw

何はともあれ何年も経って再評価するブログがあったりと面白い作品であることは間違いないです。
エウレカセブンの記憶が薄れてきた今存分に楽しめました。
エウレカセブンを楽しんだあの日そのまま見ていたらがっかりしていたでしょう…。

{netabare}惑星の賛美歌エウレカセブン
良い夢を、おやすみ、若い恋人たち{/netabare}

▼物語の評価
設定がキャラも含めて大きく異なるので賛否両論でしょう。
ですが都合よく解釈や設定のピックアップが出来るとかなり楽しめます。
本編ほどの友情や愛、関係性の深さはありません。
シナリオも尺の問題か深く掘り下げられない点がありかなり難しくなっています。
大まかな説明すら無いので考えながら見れない人には不向きです。
ただ個人的には軽く繰り返し見れるエウレカセブンと言った立ち位置に感じました。
TV版程の重さや深さ、エグさがないので結構気楽に見れます。
▼作画の評価
使い回しが少々多めなのが気になる所です。
おそらく映画用に配色等がリマスターされてはいますが…。
オリジナルの絵はとても良いです。
動きも申し分なかったです。
▼声優の評価
声優の演技はアニメ版と全く同じで同じ演技力です。
何年後の作品かは確認していませんが再現度がかなり高いです。
▼音楽の評価
音楽はTV版をそのまま流用だったと感じています。
細かくは確認していません。
前編オケなのでとても曲は素晴らしいです。
またラストに多分ですがsupercarの挿入歌が来るのでちょっと嬉しくなります。
{netabare}(story writerではありません){/netabare}
▼キャラの評価
キャラの設定が大きく変わるので賛否両論になる所です。
個人的にはこちらの方が落ち着いた雰囲気の設定と感じました。
逆にアニメ版の様な深さやエグさは無くなっています。

投稿 : 2017/09/21
閲覧 : 464
サンキュー:

5

ソラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 4.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

なんか笑ってしまった。

TV版を視聴し終えた日に、余韻が消えてくれずもう少しエウレカセブンの世界に浸っていたくて視聴した。
結果いい感じに興味を薄れさせてくれてよかったかも(笑)。
正直これ別にみなくてもいい、というかTV版で満足しきり気にならなかったのなら見ない方がいい。

TV版とは違う関係や世界の在り方を優しい目線で――具体的には大好きな作品の二次創作を許容できる人――捉えることができる人ならみても面白い(インタレスティングではなくファニー)かもしれない。

もしくはTV版エウレカセブン自体が好きではない人がみても、まあ別に不快感はないだろう。そもそもエウレカ好きじゃなければ映画なんて観ないだろうが。

どこが悪いとあげつらっていけばキリがないので逆に良かったところを言おう。

アネモネが精神安定していて、何よりエウレカの長髪が見れるよ!

映画単体で考えれば間違いなく駄作に分類するものの、個人的にはクソ薄っぺらくてやっつけな今作も、色んな意味で楽しめたので面白かったです。

……まあ絶対に金は払わないけど。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 341
サンキュー:

1

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

胸が クソッタレな気持ちで いっぱい・・・

 本編で一番好きなキャラはドミニクとアネモネ

 もうしょっぱなから、先生役ででて

死んでしまった時点で この映画はクソったれだと絶望した・・・



 そして、アネモネがババァとしてでたときには

泣きそうになった


 この劇場版は すぐさま 俺の心を 踏みにじりやがった!!


 くそっ、なんだ この ボーイ・ミーツ・ガールは(*_*;

コーラリアン=イマージュ

 

 デューイが ロリコンだとっ

そして、すでに故人とは・・・


 茶番すぎる

ドッタンバッタンじゃゆるされないぐらいの

 

投稿 : 2017/06/22
閲覧 : 290
サンキュー:

1

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

本編の作画の使い回しが多過ぎ......

本編の作画の使い回しが多く見受けられますし
何よりも本編よりもストーリーがつまらないです。
キャラ設定も本編より悪い意味で変更されており
わざわざこれを作る必要性があったのか?と私は思いました。

結論から言いますと、本編観ればいいのでこれ観なくていいです。

投稿 : 2017/05/09
閲覧 : 330
サンキュー:

14

バニラコーク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

テレビ版の評価を貶める作品

テレビ版が素晴らしすぎたのか、二時間物を創るために無理やり捻り出したのか、とにかく内容が浅い。
パラレルワールドである設定は良いと思う。
テレビ版の登場人物が糞みたいな性格なのも
まぁしょうがない。パラレルワールドだからね。
ただ、それぞれが戦う理由が浅すぎる。
自分が死にたくないだけかよ。その為に
沢山殺すのか。ガッカリです。
サブタイトルのボケットが虹でいっぱいってのも
???って感じ。
見て損した。

投稿 : 2017/03/24
閲覧 : 267
サンキュー:

2

ゆう さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

脚本が酷すぎます

あの素晴らしいテレビ版をどういじったらこうなるのか首を傾げたくなりました。
よくもまあ誰も止めなかったものだと思います。

表現がものすごく幼稚。
言葉にしなくていいことまでキャラに喋らせており興ざめも甚だしいです。

別にテレビ版とは全く異なった世界観やキャラの人格設定でも構いません。それはそれで楽しめるでしょう。
ですのでテレビ版とは設定が違うことは最悪の評価をする理由ではありません。

言葉に中身がなく内容が感じられない。キャラクターの発する言葉の何もかもが薄っぺらい。ネーミングセンスもダサい。「ドーハの悲劇」「神話再生計画」。
中身のあることを表現しようとしていて実態は表面的でとてつもなく浅い。だから薄っぺらく感じるし、聞いていて嫌悪感を抱きます。

脚本が酷すぎます。製作者の意図をくみとろうとしたレビューもありますが、それらの意図というのはどれも視聴者にとっては切実なものではありません。はっきり言えば視聴者にとってはどうでもいいことの類です。
製作者の苦悩を苦悩として表現してそれを視聴者に見せるべきものでしょうか?「一体何を勘違いしてるんだろう」と思います。

テレビ版にクレジットされていたシリーズ構成や脚本を担当された方の名前がありませんでした。彼らがいないことが最大の理由でしょう。
テレビ版が好きなだけに怒りすら感じました。

投稿 : 2017/02/12
閲覧 : 201
サンキュー:

2

ネタバレ

ヒロスケ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんと残念。。。

最後のエウレカが可愛い
それだけ

投稿 : 2016/10/04
閲覧 : 220
サンキュー:

1

kituneme さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おっと。

エウレカセブンに引き続き観賞。

登場人物は同じなのに、設定がまるで違う。

おおきな流れは同じ(近い)だが、
全く違ったストーリー。

登場人物をまるで変えてくれたらもっと楽しめたと思う。

投稿 : 2016/09/24
閲覧 : 198
サンキュー:

1

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

TV版はほぼ最高点を与えたい出来なのですが、なんつーか名作作った人たちが、金かけてMAD動画作るのはやめてほしいです。
正直TVシリーズに思い入れがある人は見て損したと思ってしまうこともあるかも。
是非きちんと考えたシナリオで続編を作ってほしいですね。

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 204
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

うーん……パラレルワールドのお話にする必要あったのかな?って感じでした。

TV版に引き続き劇場版も視聴
話はTV版と全く違う設定でパラレルワールドのお話
ただ2時間という短い時間の中でTV版と全く違う設定のストーリーを展開しているので
何が何だか分からずに進み、最後まで?が頭の中でリピートしていました。

キャラクターの性格も激変しており、ストナーとハップがただの糞野朗になっていたり
ホランドも終始クレイジーでした……
「死ねぇええ!!」とか言っていた印象しかない。
また賢人コーダが逆にいい奴になっていたりと
TV版でのキャラクターの印象を下げるような内容でした。

さらにはTV版での戦闘シーンなどをそのまんま使い回しの場面が大量にあり、萎えました。
世界観を変えてパラレルワールドのお話にするなら、作画を使い回しするな!と言いたい。。。

正直、余程の交響詩編エウレカセブンのファンでない限り見なくていいと思います。
特にTV版を見終えたばかりの状態で見ると余計つまらなく思えると思います。

投稿 : 2016/02/05
閲覧 : 239
ネタバレ

Tina.t さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

いちゃこらし過ぎいぃw

絵はほとんど使い回し、キャラは激変、話ワケワカメ、ニルヴァーシュカワイイ、エウレカとレントンはスーパーイチャコラセッセ、以上。

投稿 : 2016/01/31
閲覧 : 258
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

巧いこと作ったなぁと。

TV版を昔に完走したっきりの状態で視聴。
予想よりも楽しめました。

と言ってもそれは、そもそも僕がTV版にそこまで良い印象を持っていないからに他ならないワケで……。
今作において僕が一番驚いたのが、ホランドら月光号の面々の設定。
TV版におけるホランドは八つ当たりでレントンに暴力を振るうような、精神がガキのままの情けないキャラクターで良い印象をもてなかったのもあって、この劇場版での【見た目は大人だけど心は17歳の子ども】という設定に目から鱗が落ちる。

また、主人公のレントンにしても、TV版はどうも鬱々とした世界観に引っ張られていまひとつレントンの魅力が目立たなかった。
が、本作では青臭い子どもらしさ全開で、彼の言動は非常に好ましく映る。おまえ何度エウレカの名前を言えば気が済むんだよってぐらい連呼してたもんね。「I Can フラァァァァァァイ!!」が出てこなかったのは残念だけど。どう考えてもドミニク先生の最期の言葉は「I Can フラァァァァァァイ!!の方が良いでしょ。

その代わりと言ってはなんだけど、レントンとエウレカの初々しいやり取りは本編になかった見どころ。もうね、すんごい甘ったるい。甘酸っぱいんじゃなくてね、甘いんだよ。ストーリー上の立場で言えばロミオとジュリエットだから、甘苦いんだけど。


で、肝心のストーリーの方はといえば、正直ちょっと難解。
これはまぁ、二回観ればほとんど理解できるとは思うけど、一回目で把握するのは難しいんじゃないかなぁ。レントンとエウレカの置かれた状況は分かるんだけど、彼らをとりまく環境や舞台の方にまでは頭が回らないかな……。
でもよく考えたらTV版だって4クールやりながらも正直よく分からなかったし(最終話のレントンとエウレカのやり取りに誤魔化された感があった)、これはあまり問題じゃないと思う。

僕としては、ラストがいまいちだったかなぁ。
エウレカが消滅せずに済んだとはいえ、記憶を失くして精神が幼児化した上に、おそらくレントンと長年過ごしてきた『エウレカ』が消えてしまったのは事実なワケで……うーん、最後のレントンの表情が切ない!
そういう作品だと言われればそれまでなんだけど、なんとなく僕の中で【エウレカセブン】という作品は、そういう、世界のどうしようもないものを愛で吹き飛ばす、スペクタクルラブストーリーモノなので、もうちょっとスカッとするハッピーエンドにして欲しかったかも。


ともあれ、劇場版に相応しいスケールのお話にアレンジしながら、尺の中に巧いこと落とし込めた良作じゃないかなと僕は思うよ。
報われない運命にあるエウレカの、可愛さ。
一人の少女を一途に思い続けるレントンのカッコ良さ。
この二つは、少なくとも劇場版に軍配は上がっているだろう。

投稿 : 2015/11/08
閲覧 : 294

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TV版を見ているのであればぜひおすすめです

TV版とはまた違う世界設定で面白いです

相変わらず空が綺麗です

エウレカの特徴でもある人間関係が今作も深く描かれていて楽しめます

なんといっても幼いころのエウレカが可愛い

投稿 : 2015/10/06
閲覧 : 270
サンキュー:

2

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どうしようもないこの世界で、それでも僕らは夢を見る―――。

エウレカセブンは最初の作品が凄く好きで
次のAOで少し残念な思いをしたので
劇場版は少し躊躇っていました
アニコレの評価を見ていてもなかなか厳しい意見が多かったのも要因です

ストーリーは登場人物は同じながら
役どころ、人物設定が異なるスターシステムというものでした
大まかな世界観は同じなのですが使われている用語が少し違いました

どうしても先入観があるために最初は軽く混乱しましたが
観進めるに従いさほど違和感を感じなくなりました
前作を観てずいぶん時間も経ったからでしょう

個人的な感想として
かなり楽しめました
劇場版ということでほぼ2時間程度の作品ですが
言わんとすることは理解できたと思います
むしろ本編よりテーマが解りやすかったのではないでしょうか

作画については相変わらず戦闘シーンは胸踊ります
キャラについても幼いレントンとエウレカの可愛いこと
そして何といってもニルヴァーシュ!
家に1匹欲しくなります

思い入れのあるキャラが悪者になってたり、逆もあり
少々複雑な印象も残りましたが
何故こんなに評価が低いのか不思議なくらいです

まあやっぱりアニメも色々、観かたも色々、感じ方も色々ですね
これからも、先入観や前評判に惑わされずに
自分に合ったアニメに出会えるよう精進しますw

投稿 : 2015/09/15
閲覧 : 383
サンキュー:

9

ぬらり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

んー

本編を頭に入れなければ面白い!

投稿 : 2015/08/12
閲覧 : 297
サンキュー:

2

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ポケットが虹でいっぱい?

これはレントンとエウレカの、もうひとつの物語―。
もうひとつの、恋の物語―。
どうしようもないこの世界で、それでも僕らは夢を見る―。

突如出現した謎の生命体イマージュと人類との間に戦争が始まって
約半世紀もの月日が流れていた
月光号に配属されたレントンの夢はただひとつ
人民解放軍によって8年前に連れ去られた幼馴染のエウレカを助け出し
ドミニク先生との約束の場所である故郷ワルサワに帰ること
その夢のためにニルヴァーシュに搭乗し戦場に赴く
レントンとエウレカ、2人は“神話”の真実に迫る

テレビシリーズとは「別宇宙」での物語になり
外見や名前は同一でも別人であり、性格や血縁関係なども違う


~感想~
分かってはいたけども本当に別物の物語
エウレカは小さなころから感情豊か
月光号のメンバーは
実験により起きた大災害「ドーハの悲劇」により
全員が急速成長、実年齢17歳と衝撃を受けた
ニルヴァーシュも行動的でまさかニルヴァーシュの意志で
ハップを殺したのが衝撃的だった
エウレカは「レントン、助けて」って言葉が多かったな
もうひとつの物語だけあってなにか
TV版のカットが結構使われているのをみて面白いと思った
映画って面白いイメージがないけど
これはこれで面白かった

投稿 : 2015/02/26
閲覧 : 354
サンキュー:

8

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劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいのストーリー・あらすじ

これはもうひとつの、レントンとエウレカの物語。
突如、南太平洋に出現した、謎の生命体『イマージュ』と、人類との間に戦争が始まって、約半世紀もの月日が流れていた。
西暦2054年、人民解放軍第303独立愚連隊の戦闘母艦・月光号に配属された少年兵、レントンの夢はただひとつ、人民解放軍によって8年前に連れ去られた幼馴染の少女、エウレカを助け出し、約束の場所である故郷ワルサワに帰ること。その夢を実現させる為、幼い頃より共に育ったLFO、ニルヴァーシュに搭乗し戦場に赴く。(アニメ映画『劇場版 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2009年4月25日
制作会社
キネマシトラス / ボンズ
公式サイト
www.eureka-prj.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E8%A9%A9%E7%AF%87%E3%82%A8%E3%82%A6%...
主題歌
≪OP≫iLL『Space Rock』

声優・キャラクター

三瓶由布子、名塚佳織、藤原啓治、根谷美智子、山崎樹範、小清水亜美

スタッフ

原作:ボンズ、 総監督:京田知己、キャラクターデザイン:吉田健一、アニメーションディレクター:斎藤恒徳、特技監督:村木靖、美術監督:永井一男、色彩設計:水田信子、撮影監督:木村俊也、音響監督:若林和弘、音楽:佐藤直紀、プロデューサー:南雅彦

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