タイラーオースティン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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河童のクゥと夏休みの感想・評価はどうでしたか?
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
R子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
以前、少しだけ住んでいた場所が舞台ということで気になっていた作品。
何気なく観たこの作品は、私がこれまで観たアニメの中でもかなり心に響き、後を引くものとなった。
{netabare} 遠い昔。侍に父を殺されたカッパは仮死状態となっていたが、長い時を経て康一という少年によって発見され、再び息を吹き返す。くぅ、と鳴く声から「クゥ」と名付けられたカッパは、「隠される存在」から次第に「見せる存在」になっていく。ある時、出演したテレビ番組で一人の男が持っていた“カッパの片腕のミイラ”を見たクゥは、「父の腕だ」と、持ち去ってしまう。その後東京タワーまで逃げたクゥは、駆け付けた康一と救助隊によって助けられる。クゥは、康一や家族にこれ以上迷惑をかけられないと、自分がいるべきところへ旅立つ決心をする。康一は、クゥを呼び寄せた者の元へクゥを送り届けるために、段ボールにクゥを入れて宅配便として送る。クゥがたどり着いた先は沖縄。自然豊かな場所で、クゥは康一を懐かしみながらも、父親の腕とともに生きていく。{/netabare}
さて、この作品の感動するポイントは、康一の家族との絆とか、世間から逃げなければならない存在の可哀そうな姿、ではない。
クゥが、現状の生活で康一や家族に受け入れられながらも、自分の父親や自分のいるべきところに思いを馳せている、その小さな背中に背負うものの大きさに心打たれるからだ。
父が人に殺され、一人で遠い未来で目覚め、一人では生きていくこともできず、人と生活を共にした、幼い妖怪。
どれほど心細く、どれほど信じようとしたのだろう…。
段ボールの中の、丸まったクゥを思い出すと、それだけで泣けてきてしまう…。(書いていても泣けてくる)
絵柄は好みが分かれるかもしれないが、この絵柄だからこそ、純朴さが伝わっていると思うし、声優もぴったりだった。
多くの人に知ってほしい作品だ。
ねるる さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人間とカッパのハートフルなアニメかと思って見始めたら、ひたすら人間がクズだという事を思い知らされる話だった。
人間は自分本意だ。嘘をつき、気分によって弱いものを虐げ、自分の私利私欲に貪欲。すぐ掌を返す。嘘の塊の生き物。
人の嫌な部分がよく描かれている。見てて気分悪い。しかし、教育的にはいいのかもしれない。戒め的な意味で。爽やかな夏の風景ときらめく水の描写そして綺麗な音楽が相まって、心に響く。
おっさん(イヌ)のシーンは心が悲鳴をあげた。人にも動物にも草木にも優しく生きたいね。人間として生きるには生きづらくてもね。
辛いけど記憶に残るいい作品でした。汚れる前の子どもにも、汚れきった大人にも見て欲しい。
saitama さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ヘラチオ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
家族の絆、友情、自然…“いま大切なこと”を情感豊かに描き出す、感動の“泣ける大人アニメ”!!――― 夏休み前のある日、小学生の上原康一は帰り道で大きな石を拾う。持ち帰って水で洗うと、中から河童の子供が現れた。康一はこの子に「クゥ」と名づけ、共に暮らすことに。一緒にお風呂に入り、食卓を囲み、同じベッドで眠る二人。最初は驚いた上原家の面々も、クゥを受け入れてゆく。そんなある日、クゥが仲間のところに帰ると言い出した。康一は河童伝説の残る、豊かな自然に囲まれた遠野へクゥを連れて初めてのひとり旅をすることに……。
ルル さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『下校途中、川辺で河童の子供を偶然発見した少年「上原 康一」と、その少年に「クゥ」と名付けられた河童の子供とのひと夏の心温まる友情を描いた物語』
映画のトータル時間は約140分と長いですが、とてもほんわかする時間を過ごせました。心温まる話が好きな方にはおすすめですね。観終わった後、じわーーーっときます、じわーーーっとです。分かりますよね?この感覚。また、この作品は2007年のものなので、ほんの少しキャラクターデザインは古く感じるかもしれませんが、内容は全く問題ありませんでした。脚本はしっかりしていました。
物語の流れは、ざっくり分けて3部ぐらいに分かれていると思いました。1部は「思い出作り」、2部は「騒動」、そして3部は言いません。つまらなくなるので・・。出会いがあればその逆もってやつです。分かりますよね大体ね。
監督は「原 恵一」さんです。クレヨンしんちゃんの「オトナ帝国の逆襲」や「嵐を呼ぶアッパレ戦国大合戦」を手掛けた方です。ですので、さすがに家族間の掛け合いはお見事でした。上原家が野原家のように見えましたよ。
康一とクゥとが夏休みに2人だけ行った旅は良かったです。ちょっぴり不安でちょっぴりドキドキ、そんな雰囲気が感じられました。
2013年に監督の原恵一さんが続編にあたる小説「河童のクゥ 6年目の夏休み」を発売しているので、ぜひ映像化してほしいです。その続編では、康一は高校生になっているそうです......あーーダメだぁぁー、また小説読みたくなってきたぁぁー、脳が震えるぅぅぅ。
この作品の中で、河童伝説のある岩手県の遠野市が出てくるのですが、そこで河童って見る事は出来るのでしょうか?と言うか、河童を見た事ある方はいますか?ちなみに私事で申し訳なのですが、自慢じゃないですが私は河童を見た事がありますよ。私の周りには結構沢山いるんですよエロ河童。でも私はそんな人達が近くにいても、屁のかっぱなんですけどね。
Poplar.S さんの感想・評価
2.5
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
きつね丸 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:----
くまきっちん さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
以前からこの作品は知ってました。
題名から考えていたのがゲームの「ぼくなつ」のようなのほほんとした感じのイメージ。
河童のクゥと主人公が思い出を作る暖かい話なんだと思っていました。
夏休みも終わり、気分新たに一人酒をしながらこれを見ました。
想像と違いリアルな感じで描かれています。
私にとってはもう一度がんばろうって思える作品でした。
ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2007年7月劇場公開
原作 木暮正夫氏 監督、脚本 原 恵一氏 制作 シンエイ動画
監督はクレヨンしんちゃん劇場版等手がけてる方ですが、
児童文学である本作と出会って20年間もの間、
アニメ化したいという願望もってたそうです、
アニメ具体化の一環で東久留米市在住の原作者、小暮氏訪れた際、
「クゥが再び世にでるなら」と、
こころよくアニメ化了承してもらったそうで、
舞台が東久留米市や其処に流れる黒目川であったりも、
作品イメージさることながら、
プラス原作者へのオマージュ的意味合いもあったのでしょう、
{netabare}
東久留米市に住む小学生の上原康一が下校途中川の辺で拾った石は、
河童の化石、ではなく干からび仮死状態になっていた河童の子供であった。
康一は河童を家に連れ帰り、「クゥ」と名付け共に生活を始める。
当初は人間に対して警戒心を抱いていたクゥだったが、
元来の好奇心と康一の厚意に徐々にほだされ信頼を寄せるようになる。
~wikiより
{/netabare}
先ずキャラクターとしての河童のクゥですが、
そもそも河童というのは妖怪なのか生物なのか?
そんな未確認生物が発見され世に認知された場合どうなるか?
ある程度の(想像上の)リアリティー保たねばならずという事で、
一般的伝承イメージ残しつつもかわいく描かれてて私的にはOK、
妖怪っぽく可愛いかなみたいな、
夏休み=子供向け作品と認知されがちですが、
其処に描かれてるのは人間以外の生物や妖怪から観た人間であり、
いじめや虐待、マスコミに顕著化される集団心理の危険性など、
いつの間にか人外目線で人や社会の矛盾を観てるような感覚になります、
クゥだけでなく飼い犬の老犬オッサンのエピソード等
概ね人間の愚かしさに起因する胸の痛くなるシーンもありましたが、
いずれにせよ
ラストについてはとりあえず、よかったなと、
観終わった後優しい気持ちになれる、そんな作品でした、
康一のクラスメートの女の子の名前、菊池紗代子、
ちょっと引っかかったのですが、
つげ義春氏の漫画作品『紅い花』オマージュだそうで、
思春期前、なるほどなと、
{netabare}
劇中康一はクゥの仲間を探してあげようと、
河童の里と伝え聞く遠野へクゥと二人旅に出ます、
泊まった宿で出会った{/netabare}
座敷童の唄がとても印象的でした。
花っこが咲いて、風っこが吹いて、雪っこが舞いて、
なんにもかんにも消えてった、、、
だどもここさおらがいて、おめえも何故かここにいる、
眠るこった眠るこった、昔も今もこの先も、
明日だけはちゃんとくる、
なじょにまあ義理がてえ神っこよ、
ねんねこよ、ねんねこよ、、、
Kuzuryujin さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
断腸の想いでカットしても劇場公開時138分の大作になった
原恵一監督&脚本の渾身の入魂作。
初めて観たのは、何気に借りたレンタルDVDで2008年頃。
原恵一と言えばクレしんの劇場版の黄金期を生み出した監督という
知識はあったものの、当時は特に注目していたわけではありませんでした。
しかしこの作品に出会い、他の同監督作も立て続けに観た思い出があります。
観始めはキャラデザがリアル志向で、アニメらしくなくダサいなあ、
次に、妹の園児らしい立ち振る舞いに、うまい演出だなあ、
なんて思ってるうち、作品に引き込まれた。
滅多なことでは泣かないほうですが、
河童のクゥと小学五年生の主人公、康一にものすごく感情移入してしまい
これは後半、切なくて切なくて涙が止まらなくなりました。
2時間を超える尺は伊達じゃない。
人間の持つ醜さとクゥの初心な純真さの対比がお見事。
メッセージ性もしっかりあり大人も子供も楽しめる。
丁寧かつ作り込み練り込まれた脚本と演出、
絵コンテの素晴らしさがある作品です。
以下はラストのネタバレあるので未視聴の方は読まないで下さい。
{netabare}
「父ちゃん、ごめん。俺…、人間の友達ができたよ。」
別れは切なくても希望を感じさせる。
大自然に抱かれたような
暖かい余韻とクゥの物語の新章を感じられたラストでした。
クゥが本当に救われたのは犬や他の妖怪のおかげ。
康一ひとりだけでは無理でした。
クゥ以外の妖怪は座敷童と沖縄の妖怪キジムナーの二体が出てきますが
それがまたとてもいいんですよねぇー。
元捨て犬で苦労犬オッサンもとても大きな役割があり、
この物語には絶対に欠かせないです。
{/netabare}
これは幅広い年代に、そしてアニメを普段観ない層の方々にも熱烈オススメ!!
をぬ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
現代に河童をぶち込むとって話
ほのぼのするだけの作品かと思っていたのに
だいぶ心をエグられました
でも決して暗いだけでは無いです
痛みと癒しの両方を兼ね備えた作品ですね
お父さん役がココリコの田中さんだったのにエンドロール観るまで気づきませんでした
takarock さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
れんげ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2007年劇場公開。
本編、約140分。
【前置き】
初期の「劇場版クレヨンしんちゃん」の多くに携わってきた、原恵一監督の劇場映画。
原作があまりアニメ化に至らない児童文学ということから、原監督の意向とは裏腹に中々制作出来なかった経緯があり、「オトナ帝国」(2001)「アッパレ戦国大合戦」(2002)等の実績を経て、やっと本作の制作に着手したそうです。
原作者であえる木暮正夫さんは、本作の完成目前に他界されたそうですが、本作の数々の受賞歴や何よりその出来に対し、きっと雲の上から監督に賛辞の言葉を送っていらっしゃることでしょう。
小学生の姪が遊びに来ていたので、年齢的にもピッタリと思い、宿題終わりのご褒美に身内一同で本作を鑑賞しました。
子供は子供なりに、大人は大人なりに皆無言でじっくり本作を見ていました。
それを遠目で見て一人ほくそ笑む私。
……なんとも変な絵でしたね。
【あらすじ】
小学5年生の「上原 康一(うえはら こういち)」は、下校途中に偶然、川辺に埋もれていた大きな石を見つけます。
好奇心からその石を割ってみると、中には化石のように干からびた生物が出てきたのでした。
それは、長い間地中で仮死状態になっていた『河童』の子供だったのです。
なんとか家族を説得した康一は、その河童に「クゥ」と名付け、共に生活を始めました。
当初は、あるトラウマから人間に対し警戒心を抱いていたクゥでしたが、康一や家族の厚意を機に、徐々に信頼を寄せるようになっていくのですが……。
【語ってみる】
{netabare}
原作が児童文学であることに加え、タイトルや絵の雰囲気からも、本作は子供向けのイメージが強いように感じます。
実際、DVDレンタルでは子供向け棚に入れられていることも多いですね。
しかしその中身は、原監督が原作を大幅にアレンジして上で、環境問題からイジメ、更には過剰なマスコミ報道等、非常に現代社会に対し訴える内容となっており、子供と大人でまた見方が大きく違う作品だと私は思っています。
こういう点は、まさに「オトナ帝国」「戦国大合戦」の様相に似ており、監督の得意分野なのでしょうね。
ただ、それらの作品と大きく違う点として、描写として非常に過激なシーンが幾つかあり、特に小さな子供が見るには注意が必要かもしれません。
冒頭の、クゥの父親が腕を切り落とされ斬殺されるシーンに始まり、陰湿なイジメ、動物虐待、ある事象から鴉が木っ端微塵になり血が飛び散るシーン等がそうですね。
決して、内容の無い不必要な過激描写ではありませんが。
さて、本作を見てまず感じたのが、キャラクターの生々しさでしたね。
本作で登場する上原一家は、決して個性の強い特別な家庭ではありません。
故に子供達の言動や行動は勿論、その大人の立ち振る舞い等も妙に生々しく、それぞれ世代の近いキャラを見たら、変にこそばゆい気持ちにさせられます。
だからこそ、妖怪と過ごすという圧倒的な非現実から、リアリティーの強い内容にもすんなり持っていけたのでしょうね。
このリアリティーさに一役買ったのが、キャラと同世代の子役声優の起用でしたね。
本職である声優さんの子供声の演技が素晴らしいのは私も重々存じ上げているつもりですが、やはり声質から純朴な演技力まで、リアリティーさにかけて言えば本物の子供には敵う筈もありませんものね。
ただ正直、2010年以降の子役声優と比べると、本作での子役は演技的に拙く聞こえたのが本音です。
(特に、感情の起伏が激しいシーンでは。)
お父さん役は「田中直樹さん(ココリコ)」、お母さん役は女優の「西田尚美さん」。
こちらも本職の声優さんではありませんんが、これがまたどちらも名演でした。
特に田中さんは、元々かなりの動物好きなので、動物に対しての台詞には演技力以上の重みがあったように感じました。
物語は、大きく分けて3つ。
『出会い』と『事件』、そして『別れ』で構成されています。
『出会い』は、全体的に子供向けを意識した構成で、クゥとの不思議だけど楽しい日常風景を元に、彼らに信頼が芽生えていく様子が丁寧に描かれています。
秘密に河童を飼い、喜ぶ長男。
自分の地位を河童に脅かされたように感じ、嫉妬する妹。
世話が大変だとぼやきつつ、愛を向ける母。
妙な無責任さで、無邪気に河童と遊ぶ父…。
そして、唯一彼と心で声を交わせる、飼い犬の「オッサン」(←名前)。
先でも述べましたが、彼らのこの行動の生々しさがあって、初めて大人も鑑賞出来る内容に仕上がったように感じます。
そうそう、ここの途中で、河童の生き残りを探しに、康一とクゥが岩手県遠野市まで足を運ぶシーンがあるのですが、ここで出てくる座敷童子は妙~なインパクトがありましたね。
姪は、ここで彼女が歌う童歌を妙に気に入っておりました。
確かに良いメロディーです…、ケド…なんか怖いんだよなぁ……。。。
さて、話の根幹となるのは、この後の『事件』。
クゥの情報を嗅ぎつけたマスコミが騒ぎ出したことをキッカケに、遂に家族はクゥを連れてテレビ出演を快諾することになります。
ここの流れとして、父親が会社の得意先の頼みで断り辛かったことや、これまで頑なにクゥの秘密を守っていた康一が、テレビに出られると聞くや急に態度を変えて喜ぶ様等があり、これまでと違う人間の浅ましさが見え隠れし出したシーンでもありましたね。
その浅ましさは、結果的に何一つ好転することは無く、一つの命と、クゥの叫びにより登場した伝説の生き物によって、一応の解決を見せます。
ただそれは、過剰なメディアが先から一変し、クゥを危険視し隔離すべきだと手の平を返すことにも繋がりました。
去年だけでも、どれだけこの手のマスコミ報道に覚えがあるでしょうね…、なんとも胸糞が悪かったです。
ここから『別れ』の構成となる、以降の30分弱。
ここはハッキリ言って、非常に大人向けなシナリオ構成であり、大騒動の後日談のように基本的に淡々と描かれ『事件』時のような盛り上がりにも欠けるので、子供は退屈するように感じましたね。
(実際、姪は退屈そうでした。大人としては全くなのですが。)
クゥとの別れは、いわば必然です。
最初とは打って変わり、とても真剣な表情で父親が言った
「俺達とクゥは違うんだ、住むところも…生き方も。
今の暮らしは、クゥにとって自然じゃないんだよ。」
という台詞に、康一も遂に引き下がることしか出来なくなりましたね…。
それは作中、彼が自分の損得でなく、初めて100%クゥの為を思って出した結論だったように思います。
最後にクゥが言った通り、彼はそんな自分を責めていたようですね…。
実際ハッキリ言って、決して完璧な付き合い方ではなかったでしょう。
ただ、それでもクゥは、それを否定することもなく
「オメェに貰った命、大事にするからな~。」
と言いました。
この奇跡の出会い…この短い夏休みの出来事は、彼らにとって、代え難いかけがえのない日々であったことが窺えましたね。
{/netabare}
【クゥ以上に心動かされた存在、オッサン】
{netabare}
本作はタイトルの通り、河童のクゥを物語の主軸として描かれているのですが…。
それ以上に視聴者に強烈な印象を与えるキャラクターが、上原家で飼われている犬の『オッサン』でしたね。
なんともインパクトのある名前ですが、
「拾った時、なんとなく顔がオッサンだったから。」
というのが由来だそうです。
こういうの、小学生にありがちだから困る。(後述)
オッサンは、犬の中では珍しく心で会話が出来るようで、クゥとは人間よりも近い視点で、側で話を聞いてやれる存在でした。
初めて会話した時にオッサンが言った、
「このウチの連中は、そう悪い奴らじゃねぇ。」
という言葉は、クゥが上原家に対し心を開くキッカケの一つになったことでしょうね。
見た目は可愛い雑種犬なのに、こう声色や物言いがホントのオッサンそのものなのが、また良い味を出していました。
(まぁ齢10才は越えているようなので、実際人間的に言えばオッサンですしね。)
実はこのオッサン、人間に飼われるのは、これが2回目でした…。
中盤、メディアに騒がれ浮かれる康一に不安がるクゥを見て
「人間は急に変わることがあるからな…、俺の前の飼い主がそうだった…。」
と、オッサンは自身の昔話を話してくれたのです。
それは、子供の頃は仲良く遊んでいた飼い主から、ある日突然虐待を受けるようになった、見るも聞くも非常に痛ましい話でした。
学校でイジメを受けるようになった飼い主は、その腹いせにオッサンに暴力を振るい始めたんですね…。
「悲しかったよ…。殴られるのも嫌だったし、そんなアイツを見るのも嫌だった…。
俺は…逃げた……。」
その先で出会ったのが、幼稚園の頃の康一。
オッサン曰く、「子供の頃のアイツに似てた」そうで、彼に着いて歩いたのだそうです。
話の終わりに、「人間はなんで変わるんだろう…。」「なんでだろうなぁ…。」と顔をしかめ合うこの2匹の会話は、自分自身にも問題提起されているような気分になりましたね。
年々このシーンは、涙なしでは見れなくなってきました…。
この後、オッサンはクゥがテレビで騒ぎを起こした時も、呆然とする上原家の中で唯一、自ら咄嗟に動きクゥを逃がしてくれました。
ただこの行動は、クゥを乗せたオッサンを面白がって追いかけて来たヤジウマの車によって、オッサンが事故に遭い命を落とす結果へと繋がるのです…。
『アイツ、ちゃんと生きてるかなぁ…。あのまま殴られてりゃ良かったかなぁ…。
そうすりゃアイツも気が晴れて…、また…あの頃みたいに……。』
最後の最後にこう言い残す辺り…、やっぱりずっと前の飼い主を引きずっていたんですね…。
そんなオッサンの最後を看取り泣き崩れるクゥを見て、今度は写真を取り出す人間達…。
この一連のシーンは、自分が同じ人間であることが恥ずかしくなるぐらい胸糞の悪い絵が続き、本気で苛々しましたね。
悲しみと怒りと辛さが同時に込み上げるので、好きなシーンとは決して言えませんが、ただ作中で一番印象に残ったシーンでした。
メインであるクゥの、どのエピソードよりも…。
終盤に撮った、オッサンの写真を真ん中にして皆オッサンのようにベロを出して笑う写真は、オッサンがいてくれたからこそ出来た…家族とクゥの心が本当に一つになった時の一枚でしたね。
ありがとうね、オッサン。
しかし子供向けと思いきや、容赦無く救いも無く死んでしまうのは衝撃でしたね。
家族が自責を背負い意識改革する部分でも話として必要なのは分かりますが、足に後遺症が残る程度でも…と思ってしまうのが本音です…。
前の回想シーンも含めて、動物好きの人にはかなり胸を抉る映像のある作品となるので、その点は要注意ですね。
私にとっては、「Another」等のどんなグロ映像よりも、本作の方が目を背けたくなりました。
{/netabare}
【総評】
児童文学を題材にしたアニメ映画として、子供が楽しみしっかり学ぶことの出来る作品だと、私は自信を持って言えます。
(終盤は小さい子だとダレかねないですが、しっかり見て学んでほしいですね。)
加えて大人にも、きっと胸にズキンと突き刺さるシーンが幾つもあることでしょう…。
私は、本作はハッキリ言って、どちらかと言えば大人向けな映画だと思っています。
メインは河童ではありますが、そのクゥと飼い犬を通し、生々しく描かれた家族が、失敗し…そして成長する物語ですので。
前半と後半の描き方の落差はかなり違いますので、そういう意味でも後半までじっくり見て御判断下さい。
さて、作中でクゥがこう言う場面がありましたね…。
「父ちゃんが言ってた…。
人間は、水や地べたを俺達から奪い、そのうち風や空や、神様の居場所まで自分達のものにしちまう。
それと引き換えに、魂を失くしちまうだろうって…。」
いつか、この父ちゃん河童が言ったことを、思いっきり否定できる未来が訪れたら良いですね。
ではでは、読んでいただきありがとうございました。
◆一番好きなキャラクター◆
『オッサン(犬)』声 - 安原義人さん
◇一番可愛いキャラクター◇
『菊池 紗代子』声 - 植松夏希さん
以下、犬の名前について。
(どーでもいい話なので、〆ます。)
{netabare}
作中に登場する犬の「オッサン」ですが、ホント子供は犬に阿呆な名前を付けますよね。
犬側からしたら、たまったものじゃないでしょうに。
本作を見て、小学生時代に友達らと犬の名前について話す機会があったのを、思い出しました。
「チビ」「ラッキー」「ララ」みたいな可愛い名前もいれば、
「アンコ(食べ物)」「バームクーヘン(食べ物)」「ジョイ(洗剤)」「うんにゅ(?)」等、ちょっと耳を疑う名前もチラホラ。
中でも、今も忘れられない名前が『バター』ですね。
当時は聞き流していましたが、大人になって初めて、その犬の名付け親は家族の誰だったのかが気になりました。
お母さんとかじゃないといいなぁ……。
{/netabare}
イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
もともと児童文学作品をクレヨンしんちゃんの監督
が念願のアニメ化を果たした作品らしいです。
最初にかなり辛いシーンがありましたけど基本は少年と
クゥのふれあいみたいな感じでほのぼのと楽しかったです♪
監督.脚本/原恵一
キャラクターデザイン、作画監督/末吉裕一郎
美術監督/中村隆(スタジオユニ)
アニメーション制作/シンエイ動画
製作-シンエイ動画、松竹、電通、ソニーミュージックエンタメ
スカパーウェルシンク、三井物産、テレビ朝日
第31回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞
2007年7月28日公開
主観的評価(A)
追記欄_
頭のなかJET!!! さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
CMで見る気がしなかった映画でしたがw
すすめられてみてみたら いい映画でした
子供向け映画かなあっておもってたら わりと残酷なシーンもあり
それでいてちゃんとメッセージ性があって 感動もできる
大人が見ても楽しめる映画だと思いました
わりとここでの評価が低くて意外でした
みのるし さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
renton000 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。
登場人物(家族):
子供は子供らしく、親は親らしく、そして信頼関係が根底にあるような家族観ですね。サザエさんやクレヨンしんちゃんを思わせるような明瞭な人物像が描かれているので、どの世代でも特に違和感なく視聴できるでしょう。河童のクゥは、ピュアな存在として描かれています。
メインテーマ:
河童と人間、それぞれの社会性と相互の共存についてを中心に描いているのだと思います。自然と人間という対比の代理的なものでしょう。もちろん人間のエゴイズムに関してもかなりの時間を割いています。
同時に、失ってはならない普遍的な価値観についても言及されます。
終盤とエンディングにおいて、クゥの口からきちんとこれらに関する説明がなされるので子供にも伝わりやすいと思われます。
評価点:
死を子供にも分かりやすく描いているところは素晴らしかったです。殺し殺されるということ、死ぬということ、そして自殺。特に後者の二つは、誰かのためになる死と、逃避としての死で表現されていました。また、自殺から救うには本人の意志だけでなく、小さくとも外部からのきっかけが必要であると描いてあったように思えます。
重たいテーマを説教臭くなく伝えている手腕には惚れ惚れします。
惜しかった点:
①社会性の裏返しとして孤立についての描写も結構あります。
数は揃っているのですが、対比構造において若干物足りなく感じた部分もありました。
{netabare}
まず、クゥ。物語の冒頭で父を亡くし、仲間の河童もいません。つまり、河童としても孤独になるわけです。当然、人間社会においても孤独です。(主人公家族を間に立たせて人間との共存を試みるのですが・・・。ここが作品の主題ですね。)
次に、菊池さん。家族の中でも、友人関係でも孤立をしています。
そして、二人(?)のおっさん。一方は、共存の後、孤立し、共存。他方は孤立に見せかけて、独自の解決策を持っています。
最後に、主人公こういち。友人関係において、共存の後、孤立。
最も似ているのは、共存を模索し続けるクゥと菊池さんです。結論に至るまでの両者の対比だけは強く表現して欲しかったです。いじめ問題としてみれば、菊池さんの共存への道が子供にとってはより重要で分かりやすいかもしれないので。結論部分に文句はないのですけどね。
菊池さんとこういちの対比については、ケンカのシーンに表れています。模索し続けた菊池さんが先に解決策を提示し、それにこういちが乗っかるという流れですね。こういちがんばれよと言いたくなるところですが、構造としては自然な流れでした。
そのほかの対比についても言いたいことはあるのですが、蛇足に近いので省略します。
②自然と共存できている人々の描写が欲しかった。
エンディングでクゥ(と二人目のおっさん)から人間社会へアプローチする姿があるのですが、人間からも歩み寄れる姿勢が欲しかったです(家族以外で)。遠野あたりで表現できたように思うのですが、描かれていたのは理解の無い人間の姿ばかりでした(観光客や1千万)。十分察することはできるのですが、子供向けとしてはあってもよかったのではないでしょうか。
③終盤の流れも少しだけ違和感がありました。
ケンカ、クゥとの別れ、クゥその後、と流れるのですが、クゥと別れたあとのこういちのエピソードが欲しくなってしまうんですよね。菊池さんとクゥを事前に引き合わせたうえで、クゥとの別れ、クゥその後、ケンカ(こういちの成長)、クゥラストカットの方がよかったような・・・。時間的にきついかな(笑)。
{/netabare}
まぁ、若干の願望が入っているかもしれませんし、子供はあまり気にしないかもしれません。
まとめ:
テーマは社会風刺を含み多岐に渡ります。子供には早い段階から繰り返し見せる価値のあるものです。大人も初心に帰って楽しんでみてはいかがでしょうか。考察に値する作品です。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
以前後半の方だけTVで観て、きっとこれは少年が河童と風変わりな一夏を過ごして、でもやっぱりいつまでも一緒ってわけにはいかないけどハートフルな話なんだろうな、と思っていました。
またTVでやっていたので初めの方から観たところ、だいたいは上記に当てはまるのですが、さらに事細かな人間社会の滑稽さや皮肉な状況を盛り込んだ話でした。
クゥより気持ちを持っていかれたのは、捨て犬「おっさん」。おっさんーー!!おっさん〜〜!!
{netabare}のんきそうでいて、その過去と生涯が辛かった。
学校で殴られるようになって、はけ口として犬を殴るようになってしまった飼い主が、その後どうなったのか。おっさんはきっと気がかりだったでしょうね。
「人間は、変わっちまう」
「ずっと殴られてやりゃぁ、よかったのかな…」って。
以前目にした「虐待されている最中でも親を愛していました」っていう言葉がよぎりました。とても悲しい。 {/netabare}
色々、胸に痛かったです。
妹のありそうな幼児っぽさがうまいですね。知ったかぶったり、河童に対して家庭内の縄張り争い?繰り広げたり、変なところに物隠したり。
主人公の少年の言動…とくに言葉遣いは、すごく「今風な」感じだったり、テレビ出演に浮かれたりと、主人公でありながら社会の一部で翻弄されるように描かれていて、単なる勇気と良心に満ちてはおらず、甘くなかったですね。
でもそんな彼が大手を振って笑って過ごせる世界でもなく、そんなはずじゃなかったのに1人きりで受け止めなければならない状況に追い込まれるところなどリアルでした。もっとも、少しだけ分かち合えた少女の存在や、頼れる家族の繋がりなど、やはりハートフルな部分も生きていました。
原監督は長いことこの作品を映像化したくて、クレしんで結果を出してやっと着手できたものの、原作者の方は完成を見ずに亡くなられたそうで。(wikiうけうり…)
込められた想いが伝わる作品でした。
現在は消失してしまった座敷童の宿、主人公が実際泊まるには人気過ぎて難しかったかな…?「3年先まで予約がいっぱいの宿」だったそうで。今も再建を目指してるんですね。
主人公家族の住んでいた東京の田舎な街並、見覚えがありちょっと懐かしかったです。
ato00 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
天然タイムスリップにより、現代東京に蘇生した河童のクゥの物語。
視聴前は、河童と夏休み?
平和的っ!と思っていました。
いざ蓋を開けると、波瀾万丈。
クゥを含む自然の瑞々しさと人間界の濁りを対比させながらのストーリーには見応えがありました。
河童のクゥは、純心で嘘をつかない真っ直ぐな性格。
それに対し、人間の方と言えば・・・。
それでも、上原一家との心のふれあいはハートフル。
人ってすてたものではないってことを教えてくれます。
大人の悪い癖で、いろいろ論理的にツッコみたいところ。
しかし、それに耐え、純粋に視聴することで、このアニメの良さがわかるでしょう。
たまには、童心に帰るのもいいですね。
Mr.D さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
カッパと少年の一夏の思い出。
カッパとの生活を通して、見る人に色々なメッセージを伝えてくれるアニメでした。
とにかく、カッパに癒されました。
最後もどうなるかハラハラしましたが、上手くまとめていて見終わった後もほっこりと余韻がのこる良いアニメでした。
SAKUchan さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ただのカワイイお話かと思っていたけど、
実際に観てみると
「大人向け?」と思える
人間の嫌な部分も垣間見える作品でした。
たくさんの人に観て欲しい
とても良い作品だと思います!
★ほのぽん★ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
がってむ( ̄O ̄;) さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とにかく昔から夏休み関連の題材が好きです。
『ぼくの夏休み』にはまって、徹夜して次の日勉強が手につかない
なんてこともあったなぁ・・・。
物語は、河童の子供クゥと少年との友情と社会問題をテーマに
夏休みの短い冒険を繰り広げていきます。
原作が児童文学なので、子供っぽい設定なのですが大人が見ても
少し考えさせられる問題をなげかけられます。
夏・・・自体はあまり好きじゃないのですが、『夏休み』という単語
響き、そして子供の頃の特別な一ヵ月半・・・やっぱり夏休みが
好きですね。夏の天藍の空を眺めるだけでも気持ちがイイです。
原作の著者、小暮正夫さん。この作品が公開される半年あまり前に
亡くなっております・・・。
子供達がこのアニメを観てる姿をきっと見たかったんじゃないかと
少し悲しい思いをしたのを覚えています。
幼少の頃の夏休みを思い出しながら視聴できた作品でした。
gkc さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
いいものを見せていただきました。
泣けました。
愛おしいものは愛おしい。
ラストもめでたしめでたし。
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
サクッと説明すれば、カッパと人間の関係を描いた作品。
思春期の主人公やその家族のリアクションを眺めながら楽しむ。
まぁ、イジメとかマスコミとか、人間がどうのこうの言い出す辺りは面倒くさいなぁと思いつつも、
最後は自然に纏めていて良い作品だったなと素直に思える映画ですた。
とにかく人物描写が凄くリアルでして、勿論リアルじゃない部分は多々ありますけど、
主人公とその家族の心情描写なんか、うーん、色んなもんが詰まってます。
アニメアニメしてないから好感が持てる。これは私だけかもしれませんが安心してみれます。
まぁ途中ウンザリした気分にさせられましたが、終盤からラストで上手く丸め込まれたかな。
色々複雑な気分にさせられながらも、着地点は非常に心地よかった。
けど、素直に好きとは言いづらい。それもまぁ良い映画という事なのかも知れんけど。
ちゃいにーず☆ さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
にわとり。 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もこ太 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
子供向けかと思いきや、大人が観てもほっこり。
出てくる家族ひとりひとりの心理描写が上手く、感情移入しやすい。
なんとも先の読めないストーリー展開で、こぶしを握る場面も多くありました。
ちょっと生活に疲れたら、これを観てほっこりしてもらいたいそんな作品。
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夏休み前のある日、小学生の帰り道に上原康一は大きな石を拾った。持ち帰って水で洗うと、中から何と河童の子供が!!第一声は「クゥ?!!」。康一はこの河童を「クゥ」と名付ける。クゥは康一たちと同じ言葉を話し、何百年もの間、地中に閉じ込められていたことがわかる。最初は驚いた家族もクゥを受け入れ、クゥのことは秘密にしようと決めるが・・・。
(アニメ映画『河童のクゥと夏休み』のwikipedia・公式サイト等参照)
冨澤風斗、横川貫大、田中直樹、西田尚美、なぎら健壱、ゴリ
原作:木暮正夫『河童のクゥと夏休み』(岩崎書店刊)、 監督:原恵一、脚本:原恵一、キャラクターデザイン・作画監督:末吉裕一郎、美術監督:中村隆、色彩設定:野中幸子、撮影監督:箭内光一、音楽:若草恵、音響監督:大熊昭、編集:小島俊彦、題字:武田双雲
ジャンル:TVアニメ動画
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