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「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4042
棚に入れた
21212
ランキング
77
★★★★☆ 4.0 (4042)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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時をかける少女の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

takeboo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

声優が合わない

どうも声優が棒読みというか、なんというか。気になって物語に集中できず断念しました。

投稿 : 2018/08/15
閲覧 : 301
サンキュー:

2

kakizaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春とSFがここまでいいハーモニーを奏でるのか!

この作品には、感動した。

ただの青春、学園アニメではない、そしてただのSFアニメではない。

そんなSF要素を使いながらも、甘酸っぱい青春の味を引き立たせる。

そんなこのアニメはとても自分は好きです。

投稿 : 2018/08/13
閲覧 : 286
サンキュー:

12

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

毎年夏になると見たくなる

毎年夏になると見たくなる、というか毎年夏になるとテレビで放送されている感じがある本作。もしかして私がタイムリープしてる?いや多分幻想。原作・筒井康隆さんというとアニメでは「パプリカ」も有名ですが、こんな青春ものも書いてたんだ。原作はどちらも未読なのですがいいかげん読んでみようかな。

タイムリープそのものも面白いお話なので好きですが、本作は青春感に重きを置いている感じ。前半はコミカルに、後半はシリアスにと構成も素晴らしい。男女の恋愛関係になる前の本当に微妙な瞬間を切り取って描く、青春のにおい。SFと青春のこの組み合わせやバランス感覚は素晴らしいなと思う。何度見ても夏空にもくもくと湧きあがる入道雲が、ああ夏だなあと思わせる。

真琴の最後にもう一度タイムリープができるようになった部分は、個人的に一回では理解できないくて、整理してこういうことかと分かった(笑)。

 作画も綺麗で今見ても全く抵抗がないし、普段アニメを見ない人も親しみやすい題材や演出・構成になっていると思う。真琴の明るく元気な性格も見ていてすがすがしく、好感がもてる。改めて名作だと思います。

視聴日 18/7/27

投稿 : 2018/08/12
閲覧 : 243
サンキュー:

14

ネタバレ

leon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

人のレビューほどあてにならないと実感した作品

あにこれでのの評価も高く、実写化されるなど度々話題になる作品なので視聴。

原作未読、予備知識なし。
泣けると話題でしたが、涙の一滴どころか感動すらしませんでした。それよりもタイムリープ諸々の矛盾点に目がいってしまいました。
{netabare}
・最後の一回を自分の未来への帰還よりも他人の救助にすんなり使ってしまうようなお人よしに疑問

・未来人は過去の人にタイムリープの存在がばれてしまうことを恐れているようだが、それにしてはタイムリープ機器の管理がずさんすぎる。身から離れた瞬間、無効になる等の対策をするべきでは?

・他でも多数言われているが、終盤でが千昭が戻した時間軸で真琴が記憶を有していること。{/netabare}

結局は細かな矛盾点(かなり目立つしストーリーにも関係しているが)には目をつむり、とっても爽やかな青春友情アニメとして見るしかないのかな、というのが私の結論です。

小さなことを気にしない方であれば、いいのではないですかね。
題材としては良いのでまた暇があれば原作を読んで、また見てみようかな。

投稿 : 2018/07/28
閲覧 : 344
サンキュー:

9

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

TVでやってたので今回二回目の視聴

一回目はちょっと流し観、今回はしっかり観ました。
ストーリーは前半はいいけど後半はちょっとなぁ、
きちんと物語を構成すれば伏線なんぞ元からいらん。

小さいテレビでも解る位、引いた際など手抜きが酷い。
影無に拘わるなら立体的に動かせる技量を高めないと、
手を抜いたらただのショボい漫画になってしまう。

声が好みじゃなかったからか主人公達に魅力感じず。
妹、女友達、後輩と良いキャラ居るのに旨く使わず、
なんか色々と勿体なかったですね。

悪い作品ではないと思いますが、
これじゃぁ全盛期の原田知世には勝てませんな(´・ω・`)

投稿 : 2018/07/23
閲覧 : 367
サンキュー:

16

ひき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

理科準備室で転んだ真琴はそれ以来タイムリープができるようになった。
自分の都合の良いようにタイムリープを使っていた真琴だったが、
魔女おばさんの一言でタイムリープによる他の人への影響を知る…。
ちょっと混乱しそうな感はあったが、ストーリー展開、テンポなどとても良く、
さっぱりした真琴のキャラも良かった。
惜しむらくは、声優さん。声質はともかく、素人っぽさがどうにも気になる。

投稿 : 2018/07/22
閲覧 : 229
サンキュー:

7

こば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

話は最高ですが声が…

話は文句なしで面白いです
タイムリープものとしてはシュタゲに次ぐくらい良かったと思います
ただ声が…
なぜジブリ、細田守、新海誠さんなどのアニメ映画作品は主要キャラの声に何年もお金と時間をかけ厳しい競争に生き残ってなった声優さんではなくぽっと出の女優、俳優を使うのか一ミリも理解できません
話が面白いだけに残念すぎます

投稿 : 2018/07/20
閲覧 : 213
サンキュー:

6

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

未来で待ってる… うん、すぐ行く、走っていく!

これはもう語りすぎたら、それこそ言葉が蛇足になってしまいそうで、これだけいいたいです。

この作品大好きです!しゅき…
あとは自分で見て…


いかんですわ!上で言っといてなんですが、また二人が会えますように…

投稿 : 2018/07/20
閲覧 : 297
サンキュー:

17

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時をかけるって、そっか。。そういうことなんだね。。今まで気軽に考えていたけど、すごく重いことなんだ。

学生の頃とか小さい頃によく思ったことありません?
もしも時間が止まったらとか、
もしも過去に戻れたらとか、
自分のしたいこと思い切りしちゃいますよね~^^

多分、この作品のヒロインさんもそんな感覚だったのかなぁ~って思います^^
でも、自分のしたいことを叶えるってことは・・・
って考えさせられる作品でした^^

そういえば、この映画って実写版でもありましたよね??
実写版は見たこと無いけど、ちょっと気になってしまいました^^

投稿 : 2018/07/01
閲覧 : 288
サンキュー:

9

ネタバレ

yosi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とても面白い

毎年見てますが、何度見ても飽きないです!
青春、感動、とても懐かしい感じと、タイムスリップという能力もあって、とても素晴らしい作品だと思います!

投稿 : 2018/06/27
閲覧 : 251
サンキュー:

5

ネタバレ

MASAYA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

未来で待ってる。

未来で待ってる。かっこよすぎかよチアキ
子供の頃から見てたの覚えてます、
最初の頃は、まことの無駄遣いに腹が立ってたけど、今見るとそれはそれで良かったのかなって思えるようになりました。

投稿 : 2018/06/09
閲覧 : 215
サンキュー:

7

那珂ちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夏になると必ず見たくなるアニメ

「青春」の一言に尽きますね。

毎年、夏になると観たくなります。

音楽もいいし、作画も今見てもきれいだと思えるほどです。
当時映画館で見た人はかなり感動するレベルの作画なんじゃないかな。

声優さんの演技に若干の違和感を覚えますが、話の内容がそれを打ち消してくれます。
一度は見てほしいです。とくに暑い夏の夕方に!!!

投稿 : 2018/06/02
閲覧 : 267
サンキュー:

9

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

構成がよかったと思うのです

伏線の回収というか話の構成が上手だったなぁ。
って思います。(´ω`)

大枠のストーリー。というか、
アニメにありがちな設定だったなぁ…とか思ったりもしましたが。

投稿 : 2018/04/12
閲覧 : 222
サンキュー:

8

炊飯器。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「今」は今だけだから

小さい頃から好きな作品で、走り抜ける青春感が素晴らしい。


曲、物語構成が心に残る。

最後の千秋のセリフは一生忘れられないくらいの破壊力がある。

気になってる人は見るべきだし、一度見た人も何度も見返してほしい。

投稿 : 2018/03/28
閲覧 : 181
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

パッとしない

なんかよく分からない内に終わっていた。

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 306

IROHA さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

細田守作品で最も推してる作品です

時間を超えるタイムリープが主体の学園物語です。
日々の日常の中で不意に現れた非日常な世界…
こんな生活を送りたいそんな夢のある作品でした‼︎
ラストのシーンまで見逃せません‼︎

投稿 : 2017/11/06
閲覧 : 229
サンキュー:

6

ネタバレ

うどんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度も見ている

爽やかで、夏になるたびに見たくなってしまう。
物語はあまり深くなく、考えながらみたり、何度も繰り返し見て理解を深めたりするタイプの映画ではないと思う。そういう深いものを求めている人には向かないと思うし、低評価をつけている人は「物語が軽い」という点を指摘している割合が大きいように思う。
主人公の仲里依紗の若干芋っぽいと感じてしまう演技も好きだけれど、なによりあの千昭の声がすごく好きだった。下手だという評価も見受けられたが、まさにあの年齢の子のリアルな声という感じでそれがまたこの映画の青っぽい色を強くしていたように思う。

投稿 : 2017/10/30
閲覧 : 201
サンキュー:

8

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画として素晴らしい

「自分が好きだった映画は、ストーリーで好きになったんじゃない
ワンショットみた瞬間に、これは素晴らしい
それが、映画だと思っている」

これはドキュメンタリー番組で宮崎駿さんが語っていた言葉です。

時かけの河原のシーンはまさにそれ。
これ見せたかったんだ、というのが伝わってきます。
この場面の最大瞬間風速はすごい。
大の大人を涙ぐませてしまうくらいの力があります。

河原での別れのシーンはカメラを固定したロングショットで撮られています。
向かい側の高速道路でゆっくりと動いている車。
真琴の横を通り過ぎる自転車。
静かに揺れる川面。
それらは世界の本来の姿、時の不可逆性を僕たちに伝えています。
だからこそ二人の別れが永遠のように感じられて、たまらなく切なくなるのです。

投稿 : 2017/09/22
閲覧 : 345
サンキュー:

27

ネタバレ

pokaerion さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

切なさと爽やかさ、青さ

物語:タイムリープもの、だけど複雑でなくて見やすい。視聴後の清涼感。
作画:きれいです。次世代の作画(?)という感じ。見やすい。
声優:全体的に芋っぽい感じの主人公の演技好きです。
音楽:まっすぐな曲が多いですよね。奥華子さん楽曲の特徴なのかと思う。
キャラ:現実的だと言われればそんな気がするし、こんなんいねーよと言われたらそう思う、そんなキャラ造形(性格方面で)。

総評:見終わったあとは負の感情が消える感じ。ラムネかサイダーみたいな作品。青い。

投稿 : 2017/09/14
閲覧 : 285
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

安定しておもしろい

安定した作品です。
万人に勧められます。

逆に癖がないので、将来性を不安視しましたが、
全くの杞憂でした。
その後も安定した作品を作り続ける細田守監督。

作画のカロリーは非常に高いので、
かなり労働力を求められる、らしいです。

ポスト宮崎駿なんていわれますが、
細田守監督はもっと上、映画の歴史を作り変えてほしい。

投稿 : 2017/09/03
閲覧 : 191

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

拾ったのがバカで良かった。

レビュータイトルの意味はぜひ本編を見て確認して頂ければと思います^^

夏におすすめの青春タイムループものです。
タイムループものと言うと悲劇を避けるため主人公が死力を尽くして
世界線を駆け巡るイメージがあったのですが
この時かけはどっちかというとタイムループを繰り返すうちに
展開が悲しい(切ない)方に転がっていく感じでした。

ちょっと前半は見ていて起伏が少なく退屈に感じていたのですが
後半物語の全貌が見えてからは最後のオチを上手くつけた点も含めて
面白かったです。

大きな口を開けて大声で泣いたり
ただひたすらダッシュしたりするシーンは
少しジブリ感がありましたね。

主題歌はセイレンの奥華子さん、
透き通った声が好きでした。

物語設定の
タイムリープは年頃の女の子はよく経験するものだというのがちょっと面白いなと思いました。

投稿 : 2017/08/27
閲覧 : 602
サンキュー:

44

ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは楽しかったです。

観ていて楽しかったです。
時をかける少女といいますと原田知世さんの主人公の映画ですが、
所謂ほぼ別物。でも、すこしだけ関連があります。
{netabare}叔母が芳山和子であることは後で驚きました。「タイムリープはよくある事でしょ」なんて。経験者は語ります。{/netabare}
物語はタイムリープ。
主人公の紺野真琴は元気な高校生。男友達2人といつも野球をしています。
ひょんなことから自分自身の危機に乗じタイムリープ能力に目覚めてしまう。 
能天気な主人公は最初の頃は楽しみながらタイムリープを使ってしまうが、
ある時より過去を替えることで他に影響が出ることでタイムリープを躊躇うようになる。
友達だと思っていた津田功介、間宮千昭との関係も徐々に変化してゆきます。ここは高校生らしい感情がとても清々しく楽しめました。
細かい内容は書きませんが、いろいろな伏線が楽しめます。
今更の有名な作品ですが最初は情報なしの視聴をお勧めします。
その後繰り返し見ると改めて楽しめそうな作品だと思います。(まだ1回目なので)

余計な心配ですが、真琴はあたまぶつけすぎなので心配しちゃいました。
あそこまで思いっきり飛べるのは真琴と高校時代の私くらいです(嘘)

投稿 : 2017/08/16
閲覧 : 449
サンキュー:

51

ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

夏と青春とタイムリープと

細田守監督による夏を代表する劇場版アニメ。

夏と青春とタイムリープと。
{netabare}
ひょんなことからタイムリープできるようになった真琴は私利私欲のために何度も時間を飛び越える。
真琴と千昭と功介。3人で仲良く過ごしていて、真琴はそれがずっと続けば良いと思っていたものの、どうやっても3人の関係性に変化が生じてしまうことに思い悩み、小さな歴史改編を繰り返す、てなストーリー。

物語は教訓的な、戒め的な意味合いが強く、歴史を変えたしわ寄せが必ず誰かに降りかかってしまうという描写が続いた。

若さゆえの失敗、若さゆえの恋。
ほろ苦さと甘酸っぱさと切なさと爽やかさと、およそ青春を形作るために必要な要素がすべて詰められたような作品に仕上がっている。

映像も美麗で音楽も良い。
真琴が飛ぶシーンや背景を追い抜いて駆けるシーン、時が止まった世界、ラストの河原など、見どころのある演出が光った。
奥華子の歌もすごくよかった。

「未来で待ってる。」と言った千昭に対して「うん。すぐ行く。走って行く。」と答える真琴。このやりとりが短い言葉でいろんな感情を伝えている気がしてすごく良かった。
{/netabare}

投稿 : 2017/08/06
閲覧 : 284
サンキュー:

11

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

過去も未来も星座も超えるから 抱きとめて

2006年公開の劇場用アニメ
制作マッドハウス 監督 細田守 原作 筒井康隆

1965年~1966の中学三年コース~高校一年コースに連載されたジュニア向け小説
筒井康隆曰く「初のライトノベルだ!」
この人は神戸からプロの小説家としての活動のために原宿のアパートに出てきていた。
ところが、「東海道戦争」で直木賞落選、「ベトナム観光公社」では落選ばかりか、
「不謹慎極まりない作品」を書いたとして文壇から追放(本人談)となり、
神戸の実家へ帰ることにした。
最後の連載作品「時をかける少女」が終わるとともに実家に帰ったわけだが、
1967年に鶴書房から刊行されたジュブナイル「時をかける少女」が長期ヒットで、
1972年にはNHKドラマ化(タイムトラベラー)で相当儲けたらしい。
このドラマは消去されて現存しない。
映画化は、1983年(大林宣彦監督)1997年(角川春樹監督)2006年(本作)2010年(谷口正晃監督)
テレビドラマは1972年、1985年、1994年、2002年、2016年

「伊豆の踊子」「君の名は」を超える国民的ストーリーとなってしまった。

さて、本作細田守版の劇場用アニメだが、アニメになったのはこれだけのようだ。
当時、劇場で観たけど、上映用のフィルムが14本しかないという小規模興行が、
9か月にわたるロングランで20万人近い入場者数を記録したという。
国内外での賞は23冠達成なんだって。
筒井康隆曰く「突っ込みどころ満載のストーリーだけど、タイトルが合ってればもうどうでもいいよ。」
だそうですw40年も前の作品は自分の手を離れたということでしょう。

原作とはストーリーが全然違います。
細田監督がおジャ魔女どれみの声優に原田知世を使ったことから、
マッドハウスの重役に持ち掛けられたという適当な経緯で制作が始まったという。
原作への敬意など全くない、細田流青春劇は賛否が分かれる処でしょうが、
タイムリープをSFとして使用しないというセカイ系的設定が、
新しい「時をかける少女」のスタンダードとなった意欲作と評価します。
面白い、面白くない、というのを超えた、まずは観るべき、そして自分の意見を持つべき作品だと思います。
そんなに単純な作品ではないと思います。

もはや「時をかける少女」は個人のものでは無い日本人の魂の一つですから。

投稿 : 2017/08/02
閲覧 : 548
サンキュー:

45

ostrich さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:----

誰のために跳ぶのか

映画館でリアルタイム鑑賞以来、DVDで10年ぶりに観た。
大林宣彦の実写版も一緒にレンタルし、二本を連続鑑賞したのだが、なかなか面白い体験だった。
本作が大林版をリスペクトしつつ、それゆえに全く逆の方向性を目指したことがよくわかった。

もちろん、原作が同じなので、どちらも青春ラブストーリーではあるのだが、大林版は閉鎖的で不健康であるのに対し、本作は開放的で健全な作風だ。
(誤解のないように言っておくが、この大林版に対する感想はdisではない。大林版はある種の人を捕らえて離さない強烈な作品だと思う)

私が本作を健全と感じた理由はいくつかあるのだけど、やはり何より主人公真琴の成長物語だったことだろう。
物語序盤の真琴は、元気でかわいく、悪いやつではまったくないのだが、なんだかんだで未成熟なガキだ。
一方、男子2人は結構、大人なのだが、その違いが何かと言えば、「他者のことを考えられるか否か」に尽きる。
真琴についてはタイムリープを使うのは、ほぼ自分のためであることからわかるし、男子2人は真琴や告白してきた女子に対する態度でわかる。

そんな真琴が最終的には他者のためにタイムリープを使う。他者のために跳ぶ。ここが泣ける。
しかも、最後のタイムリープの結果、真琴はある喪失を経験することになるのだが、そのことを真琴はあらかじめ覚悟してもいるのだ。

こういう「人生を変えた夏」を描いた作品は多々あるし、それ自体が目新しいわけではないが、これを「時かけ」でやるセンスが素晴らしい。
作り手たちは「時かけ」という物語を跳躍させたのだ。

投稿 : 2017/07/31
閲覧 : 322
サンキュー:

17

Ennuiシナジー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生で初めて見た時間跳躍アニメ

中学生の頃にTVで初めてみました。
世界観が大好きです。千昭かっこよすぎ。

投稿 : 2017/07/26
閲覧 : 208
サンキュー:

5

cbr さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色んな「時かけ」があるけれど・・

1位か2位の出来です。なーんか観終わった後の
爽快感がいいんですよね。時期を変えて3回位みたけど変わらず
良いです。多摩川を走りたくなります。

投稿 : 2017/07/20
閲覧 : 238
サンキュー:

5

ネタバレ

ROXY さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣いた。

一言で表すなら、ザ・青春アニメ。
夏に見たくなる作品。
かわらないもの、ガーネットともに名曲。劇中で流れたときには涙が止まらなかった。そしてなんと言ってもこの作品の一番の魅力は高校生の青春の疾走感から一転して一気にラストを走り抜けて終わった後の余韻というか切なさというかそういうノスタルジック感だと思う。このハッピーエンドともバッドエンドとも言えない所謂ビターエンドが胸をえぐるとともに、高い芸術性を感じる。
まさにこれぞ名作。


千昭のような男になりたかった。あれは男でも惚れる。

かっこよすぎる。

投稿 : 2017/07/15
閲覧 : 232
サンキュー:

12

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

Rolling Girl.

アニメーション制作:マッドハウス
2006年7月15日に公開された98分間の劇場版アニメ。
筒井康隆の小説を原作としながら、
原作の主人公・芳山和子の姪を扱った約20年後の設定の映画オリジナルストーリー。
監督は細田守。

【あらすじ/概要】

東京住まいの2年生の女子高生・紺野真琴はショートヘアで制服のスカートの裾を短くしている。
性格は明るく大雑把。物事を深く考えなく『今が楽しければいいじゃん!』な感じ。
間宮千昭、津田功介と野郎2人とだけ遊び友達で絡んでいる。
そんな真琴が7月13日、理科準備室で不思議な体験をする。
その日、真琴は下校中の下り坂で自転車のブレーキが壊れて電車の通る踏切に猛スピードで突っ込んでしまう。
大惨事間違い無しの状況であるが、気がつくと午後4時。真琴は時間を遡り、坂の途中で倒れていた。

「タイムリープ」

真琴は、彼女の叔母の芳山和子と似たような不思議な現象を繰り返すことになる。
和子とは別の感情をそれに抱いて。それは、真琴の青春の転機に繋がる出来事だった。

【感想】

『時をかける少女』とは、時代時代でシナリオをアレンジしながら何度も映画やドラマになってるタイトルですね。
原作小説の発表は1965年-1966年。
私のこの作品のイメージは1983年の映画版の大林宣彦監督と主演の原田知世。
主題歌は聴いたことありますが、映画そのものは観たことのないニワカですけどね。

このアニメ映画はキャラデザが貞本義行で21世紀風のキャラ付けとシナリオな感じ。
感想の書き直しのために再度このアニメ映画を観てて思ったのですが、
自然な演技とかいって吹き替えが殆どが俳優と高校生。正直言って全体的に演技が棒っぽい。
主人公の真琴に絡んでくる少年の声もキツめで、演技が良いとは思えないです。

声優業で知ってる名前が、マダオの立木文彦を含めて4人しかいないですね。
ナチュラルな演技と言いながら、主演の仲里依紗の演技と声が棒のような作り声。う~ん?って感じ。

主人公は、スケールが小さいながら私利私欲で能力を使って遊んでるハッキリ言ってバ○女の類ですし、
これで『青春を感じた』だの『感動した』だのってね?
ガハハ笑いの不快主人公なんですよね。調子こいてる場面とか本当に頭悪そう。

結局のところ、このアニメってア○の子の主人公が、
自分のやらかしたことに責任を感じて精神的に少し大人になる。ついでに恋の味を知る。
あとは、『時をかける少女』のテンプレに則って終局に向かう。そういう物語です。

若干の矛盾点が存在しながらも、中盤からは見応えのあるストーリー。美しい背景。音楽も良い。
主人公へのイライラも途中からは無くなっていった感じ。

ただ、日本テレビが噛んでるアニメに頻繁に散見される、
これは一般向けアニメですよ!芸能人による宣伝!とか、そういう色が好きじゃないんですよね。
単に私が好む世界のアニメとは違うってだけで作品の評価や価値とは無関係ですけどね、
あんまり難しいことを考えずに甘酸っぱいような作品を観たい人にはおすすめできる一品でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/07/12
閲覧 : 511
サンキュー:

75

ミミック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細田守No.1作品!

サマーウォーズ、おおかみ、バケモノ観たが個人的には1番終わり方が綺麗で観る人をとりこにする映画

細田作品はそれぞれテーマがあってそれをもとに作られているので、それぞれの良さはあるのですがこの作品はただの甘酸っぱい青春を描いたのではなく「時をかける」斬新さもまた良いです。

劇中歌も場面ごとにしびれました。

投稿 : 2017/06/12
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時をかける少女のストーリー・あらすじ

東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。最初は戸惑いつつも、遅刻を回避したり、テスト問題を事前に知って満点を取ったりと、奔放に自分の能力を使う真琴。そんなある日、仲の良い2人の男友達との関係に、微妙な変化が訪れていく。(アニメ映画『時をかける少女』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2006年7月15日
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.kadokawa.co.jp/tokikake/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%91%...
主題歌
≪OP≫奥華子『ガーネット』
挿入歌
奥華子『変わらないもの』

声優・キャラクター

仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月、垣内彩未、関戸優希

スタッフ

原作:筒井康隆(角川文庫刊)、 監督:細田守、製作会社:角川書店、脚本:奥寺佐渡子、キャラクターデザイン:貞本義行、美術監督:山本二三、音楽:吉田潔

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