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「時をかける少女(アニメ映画)」

総合得点
89.6
感想・評価
4042
棚に入れた
21211
ランキング
77
★★★★☆ 4.0 (4042)
物語
4.3
作画
4.1
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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時をかける少女の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時だけじゃなくっていつもかけてる少女。。のおはなし

どじでおばかな女子高生まことと
お友だちのちあきくんとこうすけくんの
三角かんけーのラブコメみたいだけど
あるときまことがタイムリープしちゃうんだ。。

映画だけどちょっとまえのだから
にゃんはTVで見たけど
みんなもそうかな?

女子高生だけど男子っぽいまことは
三人がずっと友だちで
いっしょに野球とかできたらいいなぁって思ってて

それなのにある日{netabare}ちあきくんからコクられちゃって{/netabare}
何でなの。。そこからタイムリープしてにげちゃって
それからずっと{netabare}コクられそうになるたびにげちゃって。。{/netabare}

まことがタイムリープして家の中とかごろごろころげちゃうとこは
おかしかったw
{netabare}
それからこうすけとかほちゃんが電車につっこんでいくとき
ほんっとにこわかったぁ。。にゃんも1回自転車で
さかを下ってるときブレーキがこわれて
赤信号につっこんだときがあったから。。
{/netabare}
でもこのおはなしってそんなおはなしじゃなかったよね

時をかける少女ってゆうタイトルだからなのかなぁ
まことはタイムリープするときとかいっつもかけてたね^^
はしったりとんだりころげたり。。っていつもうごいてて

でもときどきあんまりうごかないシーンとかあって
そんなときって気もちがつたわってくるときだったなぁ。。

まことが{netabare}だんだんじぶんの気もちに気がついて
おわりのほうでゆりちゃんに{/netabare}言っちゃったとき
なんだかかなしくなってきて

はしりだしたまことが
なにしようとしてるのかって分かって
見ながら泣いちゃった。。
{netabare}
じゃあな!。。って言ってから
泣いちゃったときもにゃんもいっしょに泣いちゃって
未来でまってる。。ってもう
うえ~ん!ってこんどはうれし泣きで。。
{/netabare}
だれかがまっててくれてるって
いいなぁ。。

投稿 : 2021/07/18
閲覧 : 1339
サンキュー:

233

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

明るく元気で無邪気な愛らしい少女の物語

この物語の最大の魅力は、主人公である紺野 真琴(こんの まこと)の性格だと思います。
彼女は明るく元気で無邪気な愛らしい少女。
(ほんの少しだけおバカなところもありますが、そこが親しみを感じます)

高校二年生の真琴は、毎日、二人の男友達と野球をして遊んでいます。
友達の間宮 千昭(まみや ちあき)と津田 功介(つだ こうすけ)は、それぞれカッコよく女性にもてるのですが、真琴には恋愛感情が全くありません。
いつまでも三人で楽しく遊べたら…
それが真琴のささやかな願いでした。

そんな真琴が、ある日、ひょんなことから時間を超える能力を身につけます。
そんな能力をもったら、普通の人は過去に戻り競馬や競輪でお金を稼いだり、株で大儲けをしたりするでしょう。

だけど真琴は、食べ損ねたプリンを食べるとか、カラオケで何度も歌うとか…
とってもとってもささやかな望みをかなえるために、その能力を使います。

本当に無邪気な少女です。ですが、そこがとても愛らしい。
おそらく、彼女と一緒に野球をする二人も、そんな無邪気な真琴が好きだったのでしょうね。

でも、三人で楽しく遊べる時間にも終わりがやってきます。
しかも、悲しい出来事が起こってしまいます。

真琴は友達を救うために、伝えきれなかったことを伝えるために、最後のタイムリープをします。

最後は、とてもすがすがしい気持ちになりました。
それは真琴がとても素直で優しい性格だから、そうなったのでしょうね。

物語の至る箇所で流れるBGMが穏やかで、心地よい気持ちにさせてくれました。
そして、奥華子さんが歌う挿入歌の「変わらないもの」は素朴な歌ですが、温かい気持ちになります。


原作者の筒井康隆さんが『時をかける少女』を世に出したのが1966年。
それから数多くの美しい女性が主役となり、何度もドラマ化されました。

でも、こんなに美人でもない主人公は初めてです。
だからこそ、こんなに愛着が湧くのかもしれません。

投稿 : 2021/07/12
閲覧 : 304
サンキュー:

33

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんとも切ない気持ちに

細田守監督作品。仲里依紗が声優やってたんすねえ。

告白を何度もなかったことにするために浪費するためにタイムリープするなんて勿体ないなあなんて思った記憶が。

{netabare}浪費したせいで同級生の乗る自転車のブレーキが効かずに電車に跳ねられる瞬間を止めることができない。そこで千昭が時間を止める能力を発揮し、自分は未来から来たと明かす。そして、お別れしなければならないことに。{/netabare}

なんとも甘酸っぱい作品で見ていて非常に切なくなった。

青春って恥と後悔かなという気もする。真琴はこれからどういう生き方を選択していくのか気になる作品であった。

主題歌
ガーネット 奥華子
挿入歌
変わらないもの 奥華子
奥華子さんを知ったのはこの作品だった。ガーネットの歌詞が作品と非常にマッチしている気がする。今でも聴くと作品を思い出して心がきゅっと締め付けられる。


以下あらすじ。
高校2年生の夏、真琴は、医学部志望の功介、春に転校してきた千昭という二人の同級生と楽しく毎日を過ごしていた。ある日、真琴は、故障した自転車で遭遇した踏切事故の瞬間、時間を跳躍する不思議な体験をする。叔母の芳山和子に相談すると、それはタイムリープといい、年ごろの少女によくあることだと言う。真琴は、手に入れたその力をツイてない日常のささいな不満や欲望の解消に使い始めるようになった。突然おとずれたバラ色の日々。ところがタイムリープできる回数には限度があった。千昭の真琴への突然の告白をなかったことにしようとしたり、功介と同級生の果穂の仲を取りもとうとしたりしたことで残りがついに1回に。そして千昭にタイムリープしているんじゃないかと指摘され動揺した真琴は、最後のタイムリープを使いきってしまう。

投稿 : 2021/06/19
閲覧 : 240
サンキュー:

11

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:----

何度見ても余韻がすごい

タイムリープものはすごく話が壮大になってしまうイメージがあるけれどこの作品は青春をよく描いているから、そこまで壮大になりすぎてなく感情移入しやすい。こんな青春を過ごしてみたかったと思わされます....

終盤の「未来で待ってる」 というセリフ...痺れますねぇ

なんでしょうか?この切ないのに心が満たされる感じは... 素晴らしいです。


"Time waits for no one." ←(゚д゚)ハァ?

投稿 : 2021/06/09
閲覧 : 289
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おバカと恋と感情と

青春モノのアニメって、何でこうも
面白い作品が多いのでしょうね。

若い子特有の、直情的で、バカバカしくて、
真っ直ぐで、時に向こう見ずな感情の表現を見ると、
こっちが少し恥ずかしい気持ちにもなりますが、
とても初々しく、清々しく、心地よくて、
スゴく応援したい気持ちになります。

この作品の真琴チャンは正にその「青春」を
そのままキャラにしたような女の子ですね。

明るくて、元気で、おバカで、向こう見ずで…。

他のキャラ達も、この短い映画という枠の中で、
チャンとキャラがあって、それぞれに想いや悩みがあって、
それをキチンと描いてくれてて…
みんなとてもイイキャラだと思いました。

そんな真琴チャンが見せてくれたストーリーは、
やっぱり「青春」そのものでした…

大人になってしまい、社会や立場とかに縛られ、
打算や建前、保身などが当たり前にある生活に
慣れてしまった自分の様な人間には、
とっても懐かしく…微笑ましく…羨ましく…。

真琴チャンみたいに過ごすコトが当たり前だと思っていた…
いえそんなコトすら思いもしていなくて、
ただバカみたいコトを日々やって
笑っていた昔を思い出して、
ボクは涙が止まりませんでした…。

特にボクは、千昭が、
真琴チャンや、功介といるのが楽しくて
未来に帰りたくなかった。と言っていたのが、
多くのヒトにとって「青春」というモノがやはり特別で
かけがえのない時期なんだというコトを表してくれてて
とっても印象に残っています。

自分自身の「青春」がいつ終わったかは分かりませんが、
時には真琴チャンや千昭の様に、
自分の感情に正直に、真っ直ぐに表現して、
自分に悔いがない様に、色んなコトに
抗ってみるのもイイかもしれない。

もう一回「青春」をやってみてもイイかもしれない。

そんな風に思わせてくれる、とってもイイ作品でした。

ただ…主要キャラ二人の声だけは少し違和感があって…、
何だか作品にマッチしてない様に思えてしまったので、
少し調べたら、本職の声優さんではなくて、
役者さんが起用されていました…。

商業的な問題から仕方のないコトなのかもしれませんが、
できれば本職の声優さんに演じて欲しかったなぁ…。

そうすれば、もっと真琴チャンや千昭の言葉に
重みや説得力が出たのかなぁ…と、
もっと感情を揺さぶられたのかなぁ…と思うと
少しもったいないなと感じた作品でもありました。

投稿 : 2021/06/06
閲覧 : 174

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

だいぶ前の映画だけど楽しめましたよ♪

2006年制作の映画ですが、2021年になった今、今さらの視聴です。

青春+タイムリープということでお決まりのパターンかもですが、今視聴しても十分に楽しめる作品に思えました。当時観ていたら、もっと衝撃を受けていたと思います。

時間も1.5時間くらいと集中も途切れず最後まで楽しめましたよ。リープものにハズレは少ない印象が強くなりました。
EDの歌もバラードっぽく耳に少し残りイイ感じでしたね。時が経ったらまた再視聴するかもといった良作でした。

投稿 : 2021/05/25
閲覧 : 252
サンキュー:

19

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

時かけ?

細田監督はきっと本作のような高校時代を過ごしたかったのだろうな。監督の作品愛に満ち溢れている。

ただ筒井康隆読んでいてその空気感が好きなせいか、設定からキャラがぶっ飛びすぎていて。

タイムリープ云々以前に、どのキャラクターにも感情移入出来ず、話が全く入って来ない。頑張って最後まで観たのだが。

原田知世版は大好きで、吾朗ちゃんと桃栗三年柿八年やedで時かけの曲を上原謙と一緒に歌ったりしたのだけれど。

ごめんなさい無理です。

投稿 : 2021/05/20
閲覧 : 210
ネタバレ

hana さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

劇場で観たかった

観たのがDVD発売後。
なぜもっと前に出会えなかったのか。
間違いなく、人生TOP3に入るほどの名作。
キャラも勿論だが、何より物語の構成が素晴らしすぎる。
何度見ても、全く飽きず、何度でも感動できる作品。

音楽もよく、奥華子さんを好きになったきっかけであり、
細田守監督を好きになった作品でもある。

正直どうやっても私の少ない語彙力で語るとチープになる。
番人に見て欲しい作品である。

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 191
サンキュー:

5

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

飛べよおおおおおおおおお!!!

ひっっっさびさに見た細田監督作品。
4DX上映中だったので劇場へ、ちなみに原作未読。
最後に見たのがTV放送でやってた14、5年くらい前。
ほぼほぼ流し見だし、小学生のオツムなのでほとんど覚えてなかったので、初見みたいなものです。

うん、何と言うんでしょうか。うん・・・
面白かったことは面白かったです。タイムリープもののお約束とかはよく踏襲してたし、伏線も綺麗に回収してたし。
ただ・・・もう一つ響かなかったんだよなあ。
うーん、間違いなく面白いし、アニメーションとしての出来もいいし、悪い要素は無いはずなんですが、何かこう・・・うん・・・

やっぱこの手のループものは2時間という制約の中だと自分は感情移入しづらいということなんですかねえ。
そもそも叙述による展開で驚きを与えてくれるような作品の方が好きなのかも。「あれ?これもしかしてループしてね?」みたいなのが徐々に明かされるような感じの。
なので根本的にループもののアニメがそもそもダメな可能性ありますね。というかよくよく考えたらループものでもない気がするな本作・・・
ひぐらしのような作りがちょうどいいかもしれません。(まあアレはアレで肩透かし展開なんですが・・・)
結論:全部田中ロ〇オのせい!

好みには合わない作品でしたが、充分良作だとは思います。
ただ細田監督の最高傑作はやっぱデジモンなんやなって。

投稿 : 2021/04/12
閲覧 : 370
サンキュー:

18

ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どうしようもなく、時は過ぎ去っていく

アニメーション製作:マッドハウス
監督:細田守、脚本:奥寺佐渡子、音楽:吉田潔
キャラクターデザイン:貞本 義行、原作: 筒井康隆

子供から大人になるとき、私たちは色々な痛みや哀しみを経験する。
そのことによって、私たちは屈託のない気持ちのままでは
いられなくなってしまう。
それは「良し悪し」ではなく、誰もがいつかは通る道だ。
ただ15歳のときに通る人がいれば、
40歳まで通らない人もいる。大人になるということは、
何か大きな洗礼が必要なのかもしれない。

『時をかける少女』は、真琴が子供から大人になる物語だ。
そういう視点で作品を見ると、テーマがより鮮明になる。
最初の真琴は、ただの子供だ。
とても明るく屈託のない性格が、多くの人から愛されている。
彼女は「今」の生活がとても気に入っていた。
「今」がずっとずっと続けばいいと思っていた。

{netabare} ある日、真琴は偶然に時間を戻す能力を身につける。
それによって夏休み前の楽しいひとときを繰り返せるようになる。
失敗してもやり直せる。考えなければならないことが起こったときは、
その問題が自分には起こらないようにしてしまう。
何が起こってもやり直せる世界は、とても居心地が良かった。 {/netabare}
しかし「今」という時を先延ばしにしたことで、
真琴の周りの環境は大きく変化していく。
多くの人の歴史が変わり、自分自身を含め、
たくさんの人が傷ついてしまう。
また、どれほど時間を戻しても取り戻せないものもある。
それは、いくつもの偶然が重なった瞬間だけに存在する、
人の気持ちだった。

未来は少しのことがきっかけで大きく変わってしまうこともある。
だからこそ、「今」という時間のなかで起こる出来事に、
真剣に向き合って考えることの大切さに真琴は気付く。

この作品はタイムリープの部分などで難点があるとは思う。
しかし、真琴の想いは、とても上手く表現できている。
誰かのために必死になって走る真琴の姿は魅力的だ。
そして奥華子の曲がシーンと絶妙に重なって、深く心に残った。
(2018年12月4日初投稿)

忘れられないシーン(2018年12月5日追記)
{netabare} 私はこの作品が大好きで何度もリピートしているのだが、
雀犬さんのレビューを読んで色々思い出したことがあったので、
少し追記したいと思う。

ひとつは、やはり坂道で転がっていくシーン。
ここは動きとともにとても印象的だ。
止め絵やスローモーションを効果的に使って、
転がってボロボロになっていく様子は衝撃的だった。
新海誠監督の『君の名は』にも同じようなシーンがあって、
観たとき、これは明らかに時かけのパクりだろうと思っていたら、
どこかのインタビューで監督が、あっさりと認めていた。
それほどインパクトのある良いシーンだった。

次にスクランブル交差点のシーン。
全てが止まったお互いの姿が見えない人込みのなかで、
真琴はこれからやりたいことについて、
千昭を探しながら会話を交わす状況がとてもせつない。
人込みのなかで、声だけが響くシチュエーションは
観ている者の心を動かすほどの哀しみを感じさせる。

また、奥華子の曲が流れる最後の跳躍のシーンも忘れられない。
時間を遡るなかで転校生としてクラスに来た千昭が喧嘩をしたこと、
仲良くなった功介と3人で雨の日にひとつの傘に入って
帰ったこと、千昭が真琴に告白をしたことなど、
これまでの色々なことを思い出していく。

そして、ラストの河原のシーン。
実写映画で使われるような望遠での固定カメラ。
煌めく川が流れ、車が左右にゆっくりと走っている。
真琴のそばを自転車が通り過ぎる。
どうしようもなく過ぎ去っていく時間のなかで、
ふたりが別離を迎えるシーンには心を揺さぶられた。
監督のこだわりがとてもよく分かる絵作りで、
これをやりたかったから、監督は作品を作ったのではないかと
思えてしまうほどの名シーンだ。
良い映画には、こういう心に刻まれるシーンが
たくさんあるものだと再認識させてくれた。 {/netabare}

投稿 : 2021/04/03
閲覧 : 1205
サンキュー:

92

みどりーぬ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

シンプルにつまんない、当時なら革命なのかも

これ高評価してる人は思い出補正かかってるよ絶対。
当時では作画も青春ものも珍しかったんだろうけど、
現在じゃこんな作品珍しくないし、他の作品と区別できるようなポイントもない。普通の女子高校生が当然のように行動するだけ。感情の起伏は一切感じなかった。
最後もどうかなぁって思った。
いやぁ、昔の名作が埋もれるほど日本のアニメは進化してるんですねぇ。少し寂しいような、嬉しいような。
そんな作品です。ってあれ?これレビューになってる?

投稿 : 2021/02/01
閲覧 : 259
サンキュー:

3

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

時をかける少女が時をかけて

久しぶりに観た
話すっかり忘れてた
お馬鹿JKがガンガンタイムスリップするってくらい

忘れてた分、後半の展開に涙
ちゃんと原作の設定は踏襲してるのもえらい

ただの昔の映画の焼き直しでしょ?っと思いきや
おばさん?もタイムリープしたのね
原田知世だけと思いきや
仲里依紗版の映画もあって
魔女おばさんはどちらかな
なんて実写と繋がってるとはわかりませんが

時間はとても大事
タイムリープ能力と同じで
大事だけど価値もわからず使いまくって笑ってるのが青春だったなぁと

奥華子さんの挿入歌も泣けます

筒井康隆さんがこの作品は孝行娘だと言ってたのは
わかる気がします

いい作品でした
※あ、仲里依紗の実写はアニメの後か。。って、真琴の声も仲里依紗ってw

投稿 : 2021/01/17
閲覧 : 243
サンキュー:

3

ネタバレ

Fanatic さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

現在の基準で評価してはダメかもしれない……

最近、他の作品の感想欄で本作の名前を見かけたのがきっかけで「そういえばそんな作品があったなあ」と思い出し、あにこれでチェックしてみたらかなりの高評価!
気になって今更ながらに視聴してみました。

これまで細田監督の作品には触れる機会もなかったので、その意味でも楽しみだったんですが……。
正直、本作がどうしてこんなに高評価なのか、私には分かりませんでした。

ほんと、なぜなんだろう?
私の感性がずれている?

今から15年も前の映画なので作画は割り引いて観るつもりでしたが、そんな必要もないくらい普通に綺麗なアニメーションでした。
エヴァも手掛けた貞本義行さんデザインのキャラクターたちが生き生きと動き回る様は、今観ても普通に高評価です。

ただ、ストーリーは平凡で目新しさはありません。
主人公の真琴も、まるで少年漫画の主人公のような無思慮さで、私には魅力が感じられませんでした。
15年前はこれでも斬新だったのかな……。

もっとも、15年前の作品に対して物語の凡庸さを指摘しても大人気ないので、それは置いておくとして……。
時代に関係なくやっぱり受け入れられなかった点をいくつか。

まず、タイムリープに関する疑問。
タイムリープは意識だけ飛ぶ現象なのに、明らかに身体ごと飛んでますよね。
これは、タイムリープではなくタイムトラベルでは?
だとすると、戻った先には過去の自分がいることになりますから、タイムパラドクスを解消する何らかの説明が必要になると思うのですが……。

まあ、その都度、真琴の身体が転がるのは面白かったので、あくまでも現象はタイムリープで、そこにアニメ的な演出を加えたという解釈で納得することにします。

それよりも、さらにあれ?と思ったのは……。

{netabare}功介たちの命を救うために千昭が最後のタイプリープを使った際、真琴まで一緒に戻っていたことです。
千昭がタイムリープを使っても、時が戻るのはあくまでも千昭が移動した先の世界線だけで、残された真琴の世界線では彼女の怪我は治りませんし、功介たちの事故も無くならないはずです。

もし、タイムリープが複数人同時にも行えるという設定であったなら、それまで真琴一人しかタイムリープしていなかったことに対する説明が不足しています。
あそこで、周りの人間の動きが全部止まっていたのも、どういう現象なのかよく分かりません……。

科学考証をしっかり!とか、もっとリアリティを!と言ってるわけじゃありません。
フィクションにおけるリアリティとは、現実性ではなく説得性のことです。
もう少し、作品内で整合性がとれるような説明が欲しかったな、と思いました。{/netabare}

まあ、本作は細かく設定考証するような作品ではなく、あくまでも青春ドラマがメインテーマで、そこにSFちっくな味付けをしただけ……ということであれば、そんな所に突っ込むのは野暮なのかもしれませんね。

個人的にはモヤモヤしますが、タイムリープに関する疑問は演出上の理由ということでひとまず納得することにします。

次に、肝心要の青春ドラマに関してですが……。

CVが、壊滅的に酷くないですか?
これはもう、ドラマ以前の問題でした。

真琴役の仲里依紗さんも酷かったですが、千昭役の石田卓也さんはさらに輪をかけて酷い。
ラストの、恐らくは感動的になるはずのシーンでも、この二人の棒読みセリフのおかげでまったく刺さってきませんでした。

演技の上手な人が情感タップリに演じてくれたなら、ストーリーが少々凡庸でも、それなりに感情移入もできるし感動もできるものなんですが……。

昨今は、プロモーションの為に安易に俳優を起用するなど、作品の品質を下げるようなキャスティングには否定的な意見が多くなっています。
逆に言えば、15年前は、こういったキャスティングをしても当たり前のように受け入れられてた、ってことなのでしょうか?

当時のことは私もよく覚えてないので何とも言えませんが、もしそうであるなら、やはりこの作品は15年前に観るべきであって、今の基準で評価してはいけない作品ということになるのでしょうね……。

主題歌の「ガーネット」だけは、多くの方が書かれている通り、透明感のあるとても良い曲でした。

投稿 : 2020/11/12
閲覧 : 334
サンキュー:

13

ネタバレ

フィコンパ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分だったら無理。

タイムリープか。
使いこなせないな。
偶然入手した未来から来た人間の消耗品。
使うなら本当にピンチの時のみでしょう。ルールが分かっていれば。
しかし主人公はそのルールを知ったのはほぼ無くなってから。
ラストが不思議です。0に成ったタイムリープが何故か1に、おそらく間宮 千昭のおかげでしょうが、後はもう少し、各々の力を見せて欲しかったですね。

投稿 : 2020/11/09
閲覧 : 290
サンキュー:

14

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

論ぜず、浸れ。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
原作は、1967年の筒井康隆さんの小説。テレビドラマ、実写映画、アニメ映画化など、計9回も映像化された、タイムリープの名作。

本作は、原作の20年後の世界、原作主人公の姪を主役にしています。

本来は、サスペンスなどの要素もありますが、本作は「青春」というものに絞って映像化されているように思います。

本作は、見方によっては低評価にもなり得ますが、レビューでは、本作を楽しむコツみたいなものを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作を、本格的なSFとして観てしまうと、どうしてもツッコミどころが目立つと思う。

本作のタイムリープは、あくまで青春を魅せる為の装置。

真琴は序盤にタイムリープを無駄使いしますが、それは無駄ではなく、その時の真琴にとっては重要なことで、その小ささ、普通さが、いかにも年頃の女の子なんですよね。

その対比ですよね、タイムリープを使いきった後の展開は。

青春とはそんなもので、そのときは「世界の一大事」と思っていることも、大人になって考えると、「クダラナイ、日常の些細な出来事」なんです。じゃあ、大人の感じ方が正解なの?と問われれば、それは何とも言えない。いや、大人にとっては取るに足らない出来事を、世界の一大事と感じられることが、彼ら世界を豊かに、劇的にしているのだろう。

タイムリープ喪失後、1度だけ使えるようになる展開がニクい。真琴はそこで、「本当に大事なモノ」を選択する。それは、大人になるということに等しい。自身の価値観の決定。人生の選択。

このアニメは、タイムリープの整合性を、SF的な視点で論ずるのではなく、タイムリープも出来ない私達が、アニメという疑似タイムマシンを使って、眩しくムダに溢れる青春の空気に浸るアニメではないだろうか。
{/netabare}

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 235
サンキュー:

27

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

再視聴

最後に見てから大分たって内容が思い出せなくなってきたので再視聴。
もっと面白かった気がしたけどこんなもんだったっけ?と物足りなさを感じた。

全然印象に残ってなかったけどSF描写面白い。
飛ぶのこんなに多かったんだね。
EDに流れるガーネットはいつ聞いても心がじんわり沁みる。

細田演出なら、ナージャのアルハンブラ宮殿回が一番好きだな。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 213
サンキュー:

16

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆5に間違いない作品

細田守さんの代表作品。サマーウォーズとどっちか分からないが。個人的には時かけの方が好き。時代を超えても名作と言える作品。

投稿 : 2020/02/08
閲覧 : 228

みるくるみ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かった

ストーリーや世界観と奥華子さんの歌が、とてもマッチしていて面白いし、万人が見やすい作品だと思います。

投稿 : 2020/01/22
閲覧 : 228
サンキュー:

5

aikawa さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

女性受けは

いいと思います。

投稿 : 2020/01/09
閲覧 : 330
サンキュー:

2

ネタバレ

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どうやって未来で会うの?

最後
チアキがマコトに
「未来で待ってる」
て言ってたけど・・・・

実は
チアキはマコトの子?
だとしたら
若い頃の母親に告白するとか
禁断の恋
それは無いかな・・・・?

投稿 : 2019/12/09
閲覧 : 277
サンキュー:

16

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本当に観たんだけど

踏切のシーン以外思い出せない。

投稿 : 2019/12/08
閲覧 : 288
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原田知世版の続きなんだよ

真琴と千昭の不器用な恋模様とそこまでに至るいろいろなエピソードとタイムリープが主題の映画アニメ。

恋や生き方に不器用な真琴の行動に笑ったり,涙したり・・・

ストーリーに出てくる芳山和子おばさんは,確か,とても古いですが原作実写版「時をかける少女」に出てくる原田知世役の名前だったような気がします。

若いころにはよくタイムリープすることがあるというセリフには意味があります。

全体を通してみてだんだん悲しくなっていく千昭と不器用で先のことを考えない真琴に涙してしまいました。

挿入歌もとてもよく泣けてしまいました。

投稿 : 2019/09/07
閲覧 : 293
サンキュー:

13

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夏だから

久々に見たわけでもなんでもないけど夏だからちょっとだけコメ

細田守作品ではぼくらのウォーゲームが圧倒的不動の一位なんだけどまあそれは置いといて

10年前くらいの中学の夏休みの時金ローかなんかでやってたこれを見終わったら一週間くらい動けなくて自分でもびっくりした覚えがある
余韻が凄すぎて。
誇張ではなく文字通り一週間は引きずってました
もしかしたら夏休み中ずっとだったかも…

他の作品でも見終えて感傷に浸りすぎてデカイ感情が長く続くことは勿論あるけど大体2,3日経てば現実に引き戻されるんですよね

けど時かけだけはなんかおかしかったです
特にお気に入りの作品というわけでもないのに。

投稿 : 2019/08/04
閲覧 : 253
ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原田知世のファンだったのは懐かしき思い出

一時期、話題になった…らしいが、その時には見ていない。ちょっと遅れて見た作品。

筒井康隆の原作も読んだハズなのだが、思い出すのは原田知世さん主演の映画。本作に芳山和子も登場するのは嬉しいはかない。

時代背景も現代にして、リメークされた作品としては秀逸だと思う。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 282
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6

Lovesing さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣けるし、キュンキュンする

細田守監督映画で個人的に一番好きです。
千秋の性格がたまらないですよね。
女子は一度は見るべきだよ、ほんとに。
ただの恋愛映画じゃない、その一瞬一瞬の大切さを感じられる。

投稿 : 2019/03/13
閲覧 : 304
サンキュー:

7

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

きらりと光る青春の裏で脈打つ創業50年老舗の味

2018.08.09記


原作既読。原田知世の実写版をその昔観た。

未来のミライ公開記念で地上波で放送していたのを鑑賞。
「君の名は。」と謳ってても真知子巻きの気配すら感じなかった新海誠作品と同様に、こっちも関係なかろうもんと思っていたら。。。

  芳山和子(原田知世がやってた役)の姪っ子の話でした

{netabare}なんでこの魔女おばさん、あっさりとタイムリープ受け止めてるんだろう??
ん!?和子!?どっかで聞いたことあるようなないような。。。
ちょっと待て!!あんたちょっと前に時をかけていた和子さんじゃあーりませんか(驚愕){/netabare}

このままでも充分楽しい映画でしたが、原作か実写化されたものを観とくとさらに楽しめます。本筋のストーリーを邪魔せずに並行して叔母さんのストーリーが重層的に絡んでくる感覚を得られるでしょうし、少なくとも劇中で違和感のあった描写のほとんどに回答をくれるのではないかと思われます。
そう思って2周目観てみると、筒井康隆へのリスペクトが随所に感じられる見事なオマージュ作品でした、というのが結論になるかしら。
{netabare}原作だと和子は待っている女性の立ち位置です。このアニメでは、「でも、真琴。あなたは私みたいなタイプじゃないでしょ」と主人公の背中を押し、その真琴はクライマックスで「うん、すぐいく、走っていく」という和子とは対照的な選択をします。同じ状況でも180度違う行動を視聴者に提示する。{/netabare}
秀逸な本歌取りと言っても差し支えないですね。

実写映画は「お湯をかける少女」というパロディーCMが作られるなど大ヒットした作品です。余力があれば挑戦されてみてください。


いったん原作や実写版とは離れて本作に焦点を絞ります。

映画タイトルから想像できるように一種のタイムリープものです。
主人公JK紺野真琴と二人の男子高校生千昭と功介の仲良し三人組を軸とした青春ストーリー。いいですね、嫌いじゃないです。
前半はきらきらしている三人を活写しながら中盤あたりでシリアス要素が入り込んできてという展開も王道、安心して観ることができます。
そしてシリアス展開への布石となるのが、

 “過去を改変することの副作用”

でしょう。

タイムトラベル系列作品の命題といってもよいですね。
では、本作はこの命題についてどのように表現されているか?
{netabare}言葉にした想いをなかったことにしてしまったことで生じる{/netabare}
三人の関係性の変化として表出します。どこまでもほろ苦い青春です。
この作品の人気が高い理由がわかるってもんです。

さらに副作用はもう一段深化して感情を揺さぶる展開が!
はじめキラキラ、なかほろ苦く、最後ラストは、、、愛だね愛

きっとこうなんだろう、というのはあります。ただ、直接ご自身の目で確かめてみていただいたほうが良ろしかろうと思います。


たかだか2時間でまとめるのは至難の作業だったと思いますが、テンポも良く
多少の粗さはあるものの気にはならないほどでした。
少々残念なのが声優さん。俳優さん起用により感情幅が狭い登場人物に堕した印象です。見方を変えれば高校生の朴訥さがにじみ出てたとも言えなくもなく、このへんは賛否が分かれそうです。

それ以外は文句はないですね。


ここからは余談となりますが、この基本プロットを半世紀くらい前に提示した筒井康隆の才能については素直に賞賛するものであります。
筒井氏は作中の表現が差別的だとの指摘を受けてからの断筆宣言のイメージが強いんですが、その頃よりさらに時間が経過した今では、言葉狩りが過ぎて自主規制レベルMAX状態です。これじゃなかなか尖ったもの作れないなという中で頑張ってる作り手さんはほんとエライなと心底思いますよ。



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2019.01.19追記
《配点を修正》


タイムリープの矛盾は青春の輝きで蓋をして鑑賞。実際、気になりませんでした。

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 813
サンキュー:

66

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ビッグタイトルに群がるのは「金の臭い」による劣化しかない

シリアスパートと日常パートのハーモニーは完璧で「色目」さえなければジブリも見えた。



ちょうどアニメ離れした空白の20年間の頃に劇場で封が切られそれなりに話題になってそうな作風。今さらながら視聴し思ったことは尻軽そうなバカな巨乳は事務所のやり手のプロモーション活動以外に売れる要素が皆無ということだ。

原作は未読だし昔の実写作品も記憶に全く残ってない。所謂タイムリープ作品なのだが単純に進まないこの物語の醍醐味である「意図としない未来に抗う」姿はその世界にどんどん吸い込まれどんな結末でも評価できると思って「いた」。今時120分を超える作品はほぼ無くなり90分のお手軽作品しかないのにこの作品は上手くまとめていると思うし展開も概ねすんなり受け入れることもできた。
マッドハウスによるスーパーリアルではなくアニメタッチに描かれた描写も空想の物語との親和性が良く素晴らしくマッチしたものだった。主人公のタイムリープするときの間抜けなシーンは毎回クスリとさせられた。


そう、とても素敵な素晴らしい作品となるはずだった。がヒロインの「仲」はド素人演者で実写作品も「乳」以外に何も無い人。顔もニコルのようなぶっ細工で女優としての実力もない。「声」でしか演者の色を出せないアニメに「乳」が見えない彼女に何の魅力があろうか。悲しきアニメ制作会社の「力負け」なキャスティングの意図は明確だろう。
止めは千昭の「未来で待ってる」発言。川が地上に流れてなく人口も大きく減少した未来から来た人間。更には恵まれない環境下で描かれた絵を見にきたとか「荒廃感」を散々煽っておきながら真琴が生きてる内に産まれるかも明かしてないのに何たる無責任発言か。と、不粋してしまったがために最後の最後で逝っちゃいました。引き戻ってのセリフなんだからそこはちゃんと考えてくれよぉぉぉぉぉ!視聴者が陶酔して見ている前提の決めセリフは痛すぎる。


まぁヒロインに対して入れ込んじゃえばそこまで気にならなかったのだろうがV.V.並みの下手くそな演技ではどうもならない。「泣ける」要素もハッキリ言って仲がぶち壊してるから全く泣けない。良作なだけに腹立たしく残念で本当にもったいないなぁ。

投稿 : 2018/11/02
閲覧 : 387
サンキュー:

21

fuushin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

俳句の季語に、"朝寒(あさざむ)" ということばがあります。

「晩秋」。早いところでは「霜降」でしょうか。

北海道は "雪もよい" でしょうが、沖縄は "新北風" かもしれません。

秋の明け方のうすら寒さ。また、明け方に寒さを感じる頃。


毎年、1年に1回だけ、ちらりと顔をのぞかせる "冬のご挨拶" 。
気配もそこそこに、すぐに温かさのなかに紛れ込んでしまうんです。
次に顔をのぞかせるときは、少し図々しくなっていて、"うそ寒(さむ)" なんて呼ばれます。


さて、本作品の内容については、ほかの皆さまのレビューにお任せするとして、感想をちびっといたします。

私は、筒井康隆氏の小説「七瀬ふたたび」(1975年)、NHKドラマ「タイム・トラベラー」(1972年)、実写劇場版「時をかける少女」(1983年)にリアタイで触れておりまして、ようやく半年前に本作に辿りつきました。

ようやく、というのは、私の中の「時かけ」は、火田七瀬、ケン・ソゴル、原田知世氏らがドーンと占めていて、たぶん、その存在感が大きすぎるためでしょうね。それで、本作になかなか関心が向かなかったのだろうと思います。

視聴のあとの印象としては・・・、あんまり心が動きませんでした。
あんまりというよりも、やっぱりと言う感覚でした。

"朝寒" の感覚にならなかったのは、本作が夏の盛りの設定だったためか、或いは、秋の別れに前出の作品群を思い出したためか。それとも、ジュブナイルの感性が冬枯れてきたためか。

それでも毎年、人並みに、桜並木に感謝し、入道雲に嘆息し、錦繡に息を呑み、雪の舞い散るに叱咤激励する気持ちは沸き起こるのに、本作に対しては、心がわなわなする感覚をほとんど感じえなかったのです。

とても寂しく思えました。

とても良い作品だとは思います。
皆さまのレビューがそれを語っておられます。
それでも、レビューに至らないというのは淋しいことですね。

時をかけた憧れも、朝寒のようにいつか消えてしまっていたようです。
どうしてでしょうか。よく分かりません。

ごめんなさい。★が主観に過ぎました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本作が、皆さまに愛されますように。

投稿 : 2018/10/18
閲覧 : 323
サンキュー:

35

ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時をかける代償に台詞は棒読みとなった少女

厳密には原作ではないですが、原作小説は既読。
原作は筒井康隆が少年少女向けに書いたもので、あまりに大人しい文体と内容の短編で、筒井康隆の作品の中で名作扱いされることはないものです。

その原作の主人公の、姪が主人公となったのが本映画で、原作と同じようなストーリー展開だけど今風に上手くアレンジしてありました。

ストーリーは非常にオーソドックスなタイムリープものです。あにこれのレビューで、SFだけど青春ものっていう組み合わせが意外、といった評価がいくつかありましたが、元々タイプリープSFって青春ものが多いし、SFと青春ものって全く別のくくり方であるので重なっているのが普通だと思うんですが…。純文学かつ青春もの、みたいな感じで。

原作との伏線で、{netabare}叔母の芳山和子の職場に飾ってある女子高生時代の写真が、文庫の新装版「時をかける少女」と同じ構図だったところは面白い試みだと思いました。{/netabare}
ただし、2018年現在にアマゾンで文庫を検索すると、表紙が本アニメ映画のポスターと同じになっていました。登場人物が違うんだし、さすがにこれは無いのではないだろうか、角川書店よ。

映像は背景も、人物がよく動くのもすごく良かったです。貞本義行らしさはほとんどなかったけど。

それにしても主人公を初めとして台詞の棒読みはどうにかならなかったのか。すごく良いシーンも台無しなところが多々ありました。萌え系みたいなのはさすがに不要ですが、自然な演技のできる声優さんにして欲しかったです。

投稿 : 2018/09/18
閲覧 : 453
サンキュー:

30

らて さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

細田守さんの出世作

この物語は、「うけるーw」「え?」「あ!」「マジ!?」と笑えるようで後半は結構衝撃的展開と目まぐるしく視聴者を引き付けるモノをもってます。

個人的には大好きです。
また、劇中歌やEDソング等、とてもGoodな曲です。

見て損はない、お勧めな作品です。

投稿 : 2018/08/30
閲覧 : 230
サンキュー:

5

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時をかける少女のストーリー・あらすじ

東京の下町にある高校に通う女子高生・紺野真琴は、ある日踏切事故にあったのをきっかけに、時間を過去に遡ってやり直せるタイムリープ(時間跳躍)能力に目覚めてしまう。最初は戸惑いつつも、遅刻を回避したり、テスト問題を事前に知って満点を取ったりと、奔放に自分の能力を使う真琴。そんなある日、仲の良い2人の男友達との関係に、微妙な変化が訪れていく。(アニメ映画『時をかける少女』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2006年7月15日
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.kadokawa.co.jp/tokikake/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%91%...
主題歌
≪OP≫奥華子『ガーネット』
挿入歌
奥華子『変わらないもの』

声優・キャラクター

仲里依紗、石田卓也、板倉光隆、原沙知絵、谷村美月、垣内彩未、関戸優希

スタッフ

原作:筒井康隆(角川文庫刊)、 監督:細田守、製作会社:角川書店、脚本:奥寺佐渡子、キャラクターデザイン:貞本義行、美術監督:山本二三、音楽:吉田潔

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