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「雲のむこう、約束の場所(アニメ映画)」

総合得点
72.0
感想・評価
852
棚に入れた
4706
ランキング
1228
★★★★☆ 3.7 (852)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.4
音楽
3.7
キャラ
3.5

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雲のむこう、約束の場所の感想・評価はどうでしたか?

ダマサキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海誠らしい

新海誠の作品が観たくなり、言の葉の庭の後に観た。
彼の作品は、現実と幻想の狭間を彷徨うような作品が多い気がする。
現実的でもあり、幻想的でもあるような。
この作品もらしさが出ていて、秒速5センチメートルに似たような雰囲気を感じた。
ジャンルは、完全に括ることはできないが、ラブストーリーで良いのかな?
SFチックなところもあるが。
作画はこの頃から既に素晴らしいです。

投稿 : 2013/09/28
閲覧 : 223
サンキュー:

2

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初に見た新海監督作品

最初見てからだいぶ時間がたつのだが、去年も見ました。

何故か無性に見たくなるときがあります。

「ほしのこえ」レビューのついでに(笑)

作画はどの作品も綺麗ですね。
また、時間と人の想い距離空間はホントたまらなくいい。

詳細は「あらすじ」読めば理解できると思います。
物語の展開はこの作品が一番凝っている気がします。
(2013.9.23修正)

投稿 : 2013/09/23
閲覧 : 305
サンキュー:

14

さといも さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

・ジャンル…恋愛
・対象…一般向け
・傾向…感動する

作画の美しさに圧倒されました。さすがは新海誠さん!
美しい映像から茫漠としたもの寂しさ、孤独が伝わってきます。
シナリオはどちらかというと映像と雰囲気を壊さないように添えられているといった感じです。そのため、物足りなさを感じるのも事実です。鑑賞して損はないですが、単純に感動を求めると肩すかしをくらうかもしれません。

夜電気を消して一人で見てると寂寥感に襲われました…

投稿 : 2013/09/02
閲覧 : 225
サンキュー:

1

笑い男アオイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメファンなら見ておいたらよい作品

新海誠監督の作品です。
彼の描く作品の大きな特徴は、背景の透明感です。

正直、キャラクターは今時の流行りではありませんし、声優も人気声優を使ってはいません。何より、大手製作所で作品を作っていないのでその辺を期待して見るぶんにはちょっと見ただけで拒否反応を起こす浅いアニメオタクには中々評価されないでしょう。

だが、人気声優を使えばいいのか?萌えキャラやグロテスクな過激な表現なら楽しめるのか?と疑問に感じる方なら、この作品の良い点を見つけれると思います。

この作品は新海誠監督の初劇場長編映画として発表され、同時期にノミネートされていた宮崎駿監督のハウルの動く城を押さえて第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞しました。

世界観は日本が第二次世界で負けてアメリカとユニオンと呼ばれる組織により分断されユニオンの管理下に北海道がまるごと置かれている世界です。
少年二人と行方不明になった少女が約束した。ユニオンの管理下の巨大な棟ユニオンの棟へと自分達で作った飛行機ヴェラシーラで向かう話です。世界を救うか好きな子を救うか・・・

映像と音楽の表現がとても透明感があって、ちょっとしたシーンに挟まれる教室の天井や電車の車窓から見る町の風景は一見の価値があります。

部屋の電気を消して、一人でジックリ鑑賞して余韻を楽しむような作品です。途中少し感覚的な表現がありますので多少好みが別れる可能性はありますが、オススメな作品です。

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 269
サンキュー:

4

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「想い」を届けるのは大変><;;

新海誠さんの作品です^^
なつかしい景色と未来的な景色が混ざった世界
やっぱり作画がとってもきれいですw

登場人物は数名に限られていて、
全体的に「切ない」感じがどの作品にも出ていますw
この作品も例外ではなくて
これって新海さんが意識していることなのかな??

私たちの知っている「世界」とは違う別の「世界」
大事な「約束」をしていた相手が突然いなくなって
連絡すら取れなくなってしまって…会えなくて、
それでも「想い」続けて…諦めきれなくて;;

すっごく不確かな可能性だけを信じて
行動していくって大変ですよね><;;

投稿 : 2013/08/31
閲覧 : 250
サンキュー:

18

ネタバレ

88. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夢と現実

新海作品、長編。

背景はやはりというべきか、すばらしかったです。
話の内容は個人的に少し難しかったですが、面白かったです。
飛行機で飛ぶシーンはなかなか迫力があってよかった!

幻想的な感じと、現実的な感じが混ざりあっていて、すごく引き込まれました。

新海作品の恋の話は、すごく良いですね。

投稿 : 2013/08/20
閲覧 : 231
サンキュー:

0

yoh123 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海最高傑作

宮沢賢治みたいな透き通った美しさを映像表現に持ち込んだ傑作
絵も音もストーリーもどれをとっても溜息が出る程の美しさだ
勿論、前後して春と修羅は100回くらい読んだ^^

バイオリンの弦、波動関数の収束、確率方程式、宇宙の見る夢、
永訣の朝、弓道とスケート、遠き日の想い、塔、眠り、擦れ違い、
BIOS、飛行機、ケロシン、PL外殻爆弾、分かれ道、戦争、覚醒etc…

挙げればキリのない程の要素を浮かべて見事に編んでる
色々イヤになる程だ、嗚呼…

夢から醒めた時に波動関数が収束する様に世界が決まるのかもしれない
私が言い表すと中二病真っ只中もいい所だ、まったく…
ただ確実に言えるのは、何かを選ぶとはそれ以外を捨てるに同じという事だ

良いものは長く人の手に取られる事で其の価値を証明すると言う
だが、淘汰されたものの中にも必ず優れたものはある
バッハもメンデルスゾーンがいなければ歴史の堆積物に埋もれていた

人の紡いだものの多くは人知れず失われており、当然誰もそれを惜しまない
此れは確率の問題でしかなく、失う事を止める事は出来ない
こうすればよかったと思うのは未来の何れかの時であり、そう思われない対象の方が多いのは道理だ

ただ、この作品は戦争や強者の理屈・都合を最前面に出さない
時代背景は当にそれだが、失う事の批判をしてはいない

代わりと言っては何だが、作品の冒頭での賢治の朗読が印象的だ
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまつしろな二相系をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから

そして岡部が富澤と東京で飲みながら「時々そういうロマンチックなヤツがいるよなぁ」と言うのも別の意味でも印象的だ

投稿 : 2013/08/17
閲覧 : 228
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6

ネタバレ

skjdm さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

きれい

絵がとてもきれいで子供に戻れるような感じがしてすごく懐かしい感じがした。

投稿 : 2013/08/15
閲覧 : 223
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0

ぱぱまにあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純粋な想いを刻をかけて貫く

あらすじや内容を知らずに観た感想です。

作者の作品が好きな方なら十分に楽しめるアニメです。

秒速5センチメートルと同様に、主人公がヒロインの女性への純粋な想いを刻をかけて貫きとおしています。

大人になって何処かに置いてきてしまった、学生の頃の気持ちを思い出させてくれる、そんな素晴らしい作品でした。

投稿 : 2013/08/09
閲覧 : 218
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

o(^◇^)/

~あの遠い日に、僕たちは、かなえられない約束をした。~ 新海誠3作目

海を隔てた蝦夷に「ユニオンの塔」なるものがあった

浩紀と拓也はヴェラシーラという飛行機を制作し
その塔まで飛ぶことを夢見ていた

あることがきっかけで2人は離れ離れになってしまう
この夢の行方は…

寝落ちすること数回
序盤は心にぐっとくるものがなかった
かといって後半も軒並み普通という感想
EDは川嶋あいでいい曲だった

投稿 : 2013/07/27
閲覧 : 156
ネタバレ

TDD さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も観たくなる作品

新海誠監督の作品の中でも一番好きです。


ヒロイン役の南里侑香さんは最上級クラスの声優だと思っています。

投稿 : 2013/07/26
閲覧 : 252
サンキュー:

1

ネタバレ

自殺うさぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

初めて観た新海 誠さんの作品

なかなか、良い作品だと思った。

この手のオリジナルアニメーションだとジブリ作品しか観ていなかったので、なんかなにかに比べる事が出来なかった。。

最近やっつけレビューですいません。

レビュー更新予定。

投稿 : 2013/07/25
閲覧 : 244
サンキュー:

7

カスティエル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ちょっと難しい。

話が始まってからある程度の内容を理解する頃には終わってしまってあまり入り込めませんでした。
やはら秒速5センチメートルと比べてしまうと大きく下がってしまいます。

投稿 : 2013/06/30
閲覧 : 224
サンキュー:

0

せんせい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

背景描写と作り込まれた設定が魅力の作品

『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』を観たので、それ以前の新海さんの作品をみてみたいと思い、ようやく見ることができました。

新海さんの作品は総じて背景描写が素晴らしいのはもちろんのこと、登場人物の心情描写が丁寧ですよね。

この『雲のむこう、約束の場所』は2004年の少し古い作品ですが、アニメーションとしては古さを感じさせない、背景の実写のような書きこみや、登場人物の躍動感が魅力的であり、
しかしながら物語はどこか懐かしさを感じさせる、内容の凝縮された作品になっています。

設定はやや込み入ってますが、作品内で理解するには十分だと思います。その中で、友情と恋愛感情がしっかり描かれています。

余韻をゆっくり味わうには良い作品です。

投稿 : 2013/06/29
閲覧 : 228
サンキュー:

4

わんわんk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映像と結末はいいと思いますが

「秒速」で衝撃を受け期待しすぎたせいか、肩透かしをされた感じです。
設定OK、映像OK、声優NG。
主人公役の吉岡さんの演技力が作品の美しさを損ねていました。

また、中盤からの恋愛模様がどうもチープに感じられますし、エヴ○ンゲ○オンと所々被って見えてしまったのは私だけではないと思います。

主人公達の行動もよく理解できず、あまり感情移入できませんでした。

投稿 : 2013/06/27
閲覧 : 218
サンキュー:

2

ネタバレ

hilfe1802 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バイオリンがすごくいい

新海誠監督の作品、音楽は天文さん、アフレコ演出は三ツ矢さん、キャストは俳優のかたとベテラン声優とその他

北海道がソ連ではなくユニオンに奪われ、日本が韓国のように分断されてる状態です。北海道には軌道エレベーターかなとも思ったんですがちょっと違う塔があります。まあストーリーとともに明らかになってくるのでここでは書きません。
その塔が青森にいる主人公たちにはいつも見えてその景色は生活と一体となっていてなんのためのものか不可解でそれでいてユニオンが進んだ科学力で作った日米連合には作れないものそういうもののところまで飛行機で国境を越えて行ってみようという約束をするところが話の始まりです。

本当にSF設定が良く出来ているなぁと感心しました。
そして何より天門さんの音楽がすごく効いています。
作画やカットも良かったです。
ほしのこえから2年、仲間を集めて作ったものがここまでのクオリティというのはすごいですね。
2004年発表作品ですがキャラデザインが少し線が少なく感じたこと以外は全く古くなく、音楽アフレコ作画と演出が優れていました。

投稿 : 2013/06/16
閲覧 : 267
サンキュー:

13

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

切なく哀愁漂う雰囲気と映像の美しさで最後まで見終わったけど、たった一人の女の子の睡眠と目覚めが世界に関わるっていう設定が、あまりにも極端な夢物語で引いた。そもそもなんだって塔を作ったんだか話の意味がよくわかんないわ。

投稿 : 2013/06/02
閲覧 : 267

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

設定やストーリーが難解

秒速~の前の作品ということで視聴。

個人的にはこっちのほうが好きかもしれない。ただ1度見ただけではやや設定が複雑で説明不足なかんじがしました。単純にラブストーリーとして見ればよいのかそうでは無いのかが最後までモヤモヤしてました。

映像アニメーションとしてみる分には当時としてはかなりクオリティは高いと思います。
音楽にしてもBGMやEDの曲はよい出来だと思います。

投稿 : 2013/05/30
閲覧 : 295
サンキュー:

17

ネタバレ

sherlock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叶わぬかもしれない夢に向かって飛び(跳び)だす想い…

この映画は少女がみている睡眠状態の『夢』と
少年たちの希望という意味の『夢』が
『約束』という曖昧なものでつながっている所にストーリーの良さがあるように感じた

夢を実現させるためにはその夢を叶えたいという強い想いが必要となる
ただし、それだけでは二人の少年の些細な気まぐれによって夢というものは儚く消えてしまう
そこで今回重要な影響を与えたのが少女との約束である
少女が約束という目に見えないつながりをずっと意識していたからこそ
少年たちは再びつながり夢の実現へ飛び出した
僕はそんな三人がそれぞれ考える夢への想いをつないだ約束という大切な存在について知った

また、大きく話は逸れますが…
僕はこの映画を観た瞬間
初めて空を飛ぼうと思った人が一体何を考えていたのか大変興味をもった
ある本にはこう書いてある

『空を飛ぶということは、いつの世にも自然の理に反したことなのです。人間が空を飛ぶ時、それは死を覚悟した時でなければならない。
言い換えるならば、死んでもいいから空を飛びたいと強く望む人間だけが空を飛ぶ権利を持つ。』

まだ人類が誰も飛行を成し得ていなかった時代に、
ダルランドとロジェが命をかけるほど空を飛びたいという想いにさせたものは一体何だったのだろう…
もしかすると単なる未知への好奇心かもしれないが、僕個人的には様々に交錯した人間関係であって欲しいなと思っている
そうした他の動物では考えられないような、誰かの感情が影響しあうという状況…
これこそが人類の進化を飛躍的に高めたものであると僕は考えている

はい、ということで最後の進化論は無視して…ww
この映画は男女の恋愛感情が何かを成就させるというような単なる恋愛アニメではなく、
夢へ突き進む気持ちを約束が実現へ導くというロマンチックな映画なので興味がある方はぜひ観てみてくださ~い!!(^◇^)

投稿 : 2013/05/26
閲覧 : 300
サンキュー:

15

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

切ない…以外の感想が出てこない。汗

切ないお話です。

いつまでも幸せな日々が続くと思っていたのに裏切られ…。

うん,切ない。

…としか言いようがない(笑)


●ストーリー
時代は,1996年。

北海道は,「ユニオン」に支配され,「蝦夷」と呼ばれていた。

青森に住む仲良しの藤沢浩紀(ふじさわ ひろき)と白川拓也(しらかわ たくや)。

2人は,蝦夷にそびえたつ「ユニオンの塔」に憧れていて,2人で飛行機を作り,それに乗っていつかユニオンの塔を目指すことを夢見ていた。

2人の想い人,沢渡佐由理(さわたり さゆり)もその約束に交え,幸せな中学時代を送る。

しかし,ある日,さゆりは2人に何も告げないまま姿を消し,それにショックを受けた2人も飛行機を作ることをやめてしまう。


幸せな中学時代 → 虚無感で満たされた高校時代 → そして…

というストーリー展開です。

現実の話のようで,ファンタジーな世界観もあり,不思議なお話でした。


●感想
飛行機の臨場感がすごかった。

最後のそのシーンが1番好きだなー。

3人の想いがすれ違ってしまって,言いたいことも言えなくて…。

それがたまらなく切なかったかな。

でも,嫌な終わり方ではなかったよ。

過去を悔まず,これからを作ろうとする気持ちはよかったなー。

雰囲気は,新海誠監督前作の「ほしのこえ」に似ているかな。

切ないお話が見たいなら,おすすめです。

投稿 : 2013/05/19
閲覧 : 342
サンキュー:

21

HG anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「天空にそびえたつ塔」

という魅力的な設定をあまりうまく使えていない。私はプラネタリウムが好きで、よく観る。昔「宇宙エレベーター」という作品を小学生の頃プラネタリウムで観た。本作品とおなじく、「天空にそびえたつ塔」というものだが、宇宙エレベーターのほうが設定をうまく使えている。その作品では最後に「もし世界で使われている軍事費1年分があれば宇宙エレベーターが建てられるだろう」という一節がすえてあった。まぁ現実、宇宙エレベーターなるものを作ろうとすれば資金的課題だけでなく技術的課題がまだあるが、なかなか考えさせられる「天空にそびえたつ塔」だった。
だが「雲のむこう、約束の場所」では、この魅力的な塔がいろいろとしっくりこない。当作品でいう「並行宇宙」や「宇宙も夢を見る」という設定も、要はSTEINS;GATEでいう「世界線」のようなものであろうが、その点においての完成度はSTEINS;GATEに及びもしない。もう一つ惜しいと思った設定は、南北分断された日本国というものである。歴史にIFはナンセンスだが、例えばWW2のときに戦勝国各国での日本国分割統治案が連合国側で実際に議題に上がったらしい。ドイツのように敗戦後に分断国家になっていた可能性は大いにある。さらに分断国家となったドイツでは西側と東側で科学水準が雲泥の差になったのは事実であり、当作品の設定と被り、現実味がある・・・のが惜しさに拍車をかける。もうちょっと物語の世界情勢を細かく描いて欲しかった。
だが、さすがと言わざるを得ないのは作画である。ときに淡く儚げで、ときに濃く重厚な作画はどのシーンも美しい。これからもシリーズを増やしていって欲しい。

投稿 : 2013/05/09
閲覧 : 316
サンキュー:

7

無料勇者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

胸がぐっと締め付けられる

まだ、アニメをあまり見ていなかった頃、もう5年以上前に見た作品なのに、胸がぐっと締め付けられる感じを覚えています
2004年の作品なんですね

新海監督の作品は、これをきっかけにいくつか見ましたが、雲の向こうが圧倒的に好きです
個人的には秒速5センチメートルよりも、ずっとずっと好きです

川嶋あいの、きみのこえ、とっても作品にあっていて、切なくなりました

投稿 : 2013/04/26
閲覧 : 302
サンキュー:

11

namnam さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

重く、そして透き通った余韻

日本を離れてイギリスの荒波にもまれている中、図書館である歴史の本を手に取ったことがある。

そこには自分が義務教育で学んできた ”日本” という像が、全く予想だにしなかった観点で表現されていた。


右翼だとか、左翼だとかいった自我の固まりがあったわけでもなく
外国かぶれの戦時下の卓上理論があったわけでもない。


そこにはあの第二次世界大戦時での日本と、偶発的に組み重なって出来上がった、この今の日本。
それだけがシンプルに書き表されていた。

”もしあの日、サラエボ事件のような1人の青年が国と国の条約を崩壊させたとしたら”

”もしあの日、安保条約が締結されなかったとしたら”

”もしあの日、、、だとしたら”

今いる世界は、この作品のようになっていたのかもしれない。
そんなパラレルワールド的な感覚。
実際の歴史とのリンクが妙にリアルで、いつの間にかに引き込まれている自分がいた。



重いけれども、透き通った余韻を持った作品。

投稿 : 2013/04/05
閲覧 : 210
サンキュー:

7

w223 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

さすが新海監督

 戦後の日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された別の戦後の世界が舞台で、そこにそびえ立つユニオンの塔にまつわるもうひとつの日本の話です。


 秒速五センチメートルと同様、映像美とそれにマッチするBGMがマッチして独特な世界観を作っていると思います。

 個人的には面白かったと思います。

 

投稿 : 2013/04/03
閲覧 : 241
サンキュー:

3

ネタバレ

daruma さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

 作品を通して何かを伝えようとしているのにいまいち伝わってこないそんな感じでした。残念です。

 しかし、作品の中の細かいサイエンスチックなところは興味をそそられました。

 作画もいつもの新開監督らしい丁寧な仕上がりだったと思います。

投稿 : 2013/03/18
閲覧 : 243
サンキュー:

2

ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

次元を超えた想い

新海誠監督作品。

北海道が「蝦夷」と呼ばれ、他国の領土に属している、史実とは異なる歴史を歩んだ世界。
青森に住む、藤沢浩紀(ふじさわひろき)、白川拓也(しらかわたくや)は「ヴェラシーラ」という飛行機を作り、沢渡佐由理(さわたりさゆり)を、蝦夷にそびえ立つ白い塔に連れて行くという約束をする。


まず惹かれたのは、その雰囲気。
美しい風景描写、補色を利用したライティング、そして、要所要所で入るBGMの組み合わせが、独特の空気感を作り、視聴者をグイッと物語の世界に引き込んでいきます。
「雰囲気に飲まれる」という言葉がぴったりです。

そして90分をフルに使った、ストーリー展開。
史実と異なり、日本は北海道とそれ以外に分断され、軍事的な緊張下の中にあります。
青函トンネルも未完成で、塔に向かうには、軍事的に支配されている空を経由して行くしかありません。
約束当時、中学3年生だった浩紀と拓也は、それがどれだけ難しいことなのかまだ分かっていませんでした。
果たして、彼らは約束を叶えることはできるのか。


テーマは「体の距離と心の距離の違い」。
壮大な世界感の中、小さな想いに焦点が当てられています。
ここで、補色を使った光の「対比」が生きてきます。

「手が届くほどに見えているのに、行くことができないその場所」
{netabare}
物理的には白いユニオンの塔を指していますが、平行宇宙にいる佐由理のことも比喩しています。
肉体はそこにあるのに、次元を隔てて存在する佐由理の心。
{/netabare}
それが「雲のむこう、約束の場所」。

同じ想いを持ち、歩み始めた、浩紀と拓也という2人の人物を出したことで、距離感の違いをうまく表現できています。
{netabare}
浩紀は白い塔=佐由理=約束の象徴から直接目をそらすことで距離を取っていました。
それでも、夢の世界、つまり、平行宇宙では、常に佐由理を探し求めています。
拓也は白い塔=佐由理=約束の象徴を破壊することで、早く気持ちに整理を付けたいと考えています。
お互い別々の方法を選びつつも、想いは同じ。
{/netabare}
2人の想いは奇跡を起こし、約束を果たすことはできるのか。
ラストシーンでは、完全に雰囲気に飲み込まれ、鳥肌が立ちっぱなしでした。

なお、量子力学、平行世界、量子重力論といった科学用語が出てきますので、少し難しく感じるかもしれません。
しかし、キャラクターたちが端的に説明してくれますし、あくまで焦点は心の動きにあります。
深く構えることなく、ムードに任せるままストーリーを追っていけば大丈夫です。
{netabare}
平行世界を「宇宙の見る夢と捉える」この解釈は面白いですね。
そこに取り残された佐由理。
この設定だけでも、何本もシナリオが作れそうです。
{/netabare}
小さな心の距離感を、SFストーリーで描き、強烈な雰囲気で引き込んでくれる作品。

SFはロマンのかたまり。
恋もロマンのかたまり。

新海誠監督作品の中で一番好きなアニメ。
どちらかというとセカイ系に属し、完全な解決や、分かりやすい説明を求める人には向いていませんが、一度は観ていただきたい作品です。

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 807
サンキュー:

48

ネタバレ

Innn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

独特の切なさが見所だなあと感じました。

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 259
サンキュー:

0

みかんとラッパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SF・・・だけど現実的

『秒速5センチメートル』の新海誠さんの作品。

原点にあるSF的な要素を含んではいるものの、
結果的に解釈は見た人次第・・・

ただ、どうしても『秒速』的な見方をしてしまう自分としては

「子供から大人へ」
「夢と理想の距離感」

この2点が絡むテーマかと思いました。


幼い頃、中高生の頃、

無垢だった自分が当時思い描いていた「夢」
好きな人に抱く「思い」

でも全てがうまくいくわけじゃない

それを実感するに至る10代の終わり。

進学、転居
みんな自分の道を進んでいく中、
「過去」をどうしても忘れられない自分

男は特にそうですよね(笑)

でも、誰にでも
その思いを断ち切れる瞬間がやってくるわけで

「過去」が「思い出」に変わる瞬間、
それはまさしく本編のラストシーンに現れているのでは
ないでしょうか・・・

「私が何を失うかわかった・・・」

「消えちゃった」伝えたいこと

言えなかったこと、諦めたこと

本当は消えないし
忘れないけどね・・・

話題になった佐由理の台詞には
そんな捉え方もあるかと思います。


またそれを見守る立場にある「大人」も
いい味出してるんですよね

石塚運昇さん・・・
「ロシアの荒熊」ですが(笑)
ほんといい仕事されてます

大好きです

そんな石塚さん演じる
岡部さんだって

過去についての描写が
ほんの少しありましたが・・・


ふるさとを離れても、
もう会えなくなっても

たとえ
そうでなくても

新しい次のステップへ行かなくちゃならない

そんな時にオススメの作品です!!!



自分には
そんな現実的な見方でこの作品を見ました(・∀・)
みなさんはどんな捉え方でご覧になりましたか??

音楽はもちろん
天門さん!!!

音楽とあわさって
より一層素晴らしい作品になってます(゚∀゚ )

投稿 : 2013/02/08
閲覧 : 367
サンキュー:

3

ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作画のみか

個人的には微妙でした^^;

作画だけはほんとにすごいと思いましたね。
しかしながら他が。。。
いろいろと設定はこりまくっているが、その設定に応じた内容にまったくといっていいほど理由がない。
多少あげれば、{netabare}
塔とサユリの眠り?夢?のつながり。(祖父が、、、っといっただけ)
タクヤの心境の変化。(銃で殺そうかしてましたが、、、)
目覚めでの記憶の消失の理由。(名前覚えているのに、恋愛感情だけなぜに飛ぶのでしょうw){/netabare}
などなど、いろいろとありました。

最終だけでみてみると、
切ないラブストーリーを描くために、{netabare}記憶を無くし{/netabare}切なくみせた、、、っといった形のこじつけにしか思えません。
過程がなさすぎるとwww
一般なのかわかりませんが、普通ですと、世界観が戦争だったのでサユリをとるのか世界を救うのかあたりでの葛藤からの切なさを演じたりするのかな、、、っとかありますが、そのへんがなさすぎるとしか。

切なさといってはいますが、最終の表現から{netabare}ヒロキ視点からだと未来を見据えた終わりだったような、、、ハッピーなかんじかとおもいきや、前半考えると2人の恋の成就が見えない形に、、、{/netabare}で、どこの表現をみてもらいたいのか理解に苦しみます。

いろいろありましたが、私の感想ですw
ただ、アニメにした理由がみえませんでした。
作画いいのに損しているかんじ、、、としかw

投稿 : 2013/01/28
閲覧 : 200
サンキュー:

3

hiyokoまめ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

映像美とノスタルジーな雰囲気に惹かれました。
が、主人公の声で台無し。

投稿 : 2013/01/24
閲覧 : 234
サンキュー:

0

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雲のむこう、約束の場所のストーリー・あらすじ

日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された、別の戦後の世界が舞台。
1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天高くそびえ立つ、謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。
青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、津軽海峡の向こうにそびえ立つ塔にあこがれ、「ヴェラシーラ(白い翼の意)」と名づけた真っ白な飛行機を自力で組立て、いつかそれに乗って塔まで飛ぶことを夢見ていた。また2人は同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いており、飛行機作りに興味を持った彼女にヴェラシーラを見せ、いつの日にか自分たちの作った飛行機で、佐由理を塔まで連れて行くことを約束する。
しかし、突然佐由理は何の連絡も無いまま2人の前から姿を消してしまう。(アニメ映画『雲のむこう、約束の場所』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2004年11月20日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
公式サイト
www.kumonomukou.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86%E3%80%81%...

声優・キャラクター

吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦、水野理紗

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、キャラクターデザイン・総作画監督:田澤潮、美術:丹治匠/新海誠、音楽:天門、ラインプロデューサー:伊藤耕一郎、広報:遠田尚美、プロジェクト管理人:川口典孝

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