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「雲のむこう、約束の場所(アニメ映画)」

総合得点
72.0
感想・評価
852
棚に入れた
4706
ランキング
1228
★★★★☆ 3.7 (852)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.4
音楽
3.7
キャラ
3.5

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雲のむこう、約束の場所の感想・評価はどうでしたか?

ボーア さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.5 音楽 : 1.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

なんだこれ(笑)

時間返せ

投稿 : 2017/10/20
閲覧 : 438
サンキュー:

0

ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宇宙の見る夢 少女の見る夢 釣り合わない現実  

2004年公開の劇場用アニメ 91分

監督脚本 新海誠

2002年のほしのこえに続く新海監督の第2作目。
第二次世界大戦後、日本は北海道を共産圏に組み込まれ、
分断されたまま、50年以上たっていた。
ほしのこえとは打って変わってハードSF風の設定で、
60年代ニューウェーブSF小説風のストーリーが展開される。

眠り病にかかり意識を取り戻せない少女の夢が宇宙の運命を左右するという、
セカイ系特有の設定だが、残念ながら空回りしているようにも感じた。

{netabare}宇宙の見る夢、それは因果律に捕らわれない別世界の現象。
並行宇宙を巻き込んだ破壊は宇宙の消失(範囲は狭いだろう)を誘うにもかかわらず、
狭い了見で軍事利用に使うという愚かな行為と、子供たちの純粋な願いは釣り合わない。
のちに「ぼくらの」でも見たバランスの悪い設定にも近い。
説明が多く、少女の悲劇的な運命も意味を見出せない、意識は高いが纏まりの悪い作品になって知ったように感じる。{/netabare}
年代を考えれば、今後のアニメの進歩のために必要な作品ではあったと思う。

廃駅のビジュアルは後のefの舞台のイメージにつながる。

自分が始めて観たのは07年ころだと思うので、04年に観ていれば大きな衝撃を受けた可能性もある。
高度な理屈をパワーでねじ込む冨野流とは違い、静かに語りかける新海流には合わないストーリーだと思いました。

投稿 : 2017/08/03
閲覧 : 442
サンキュー:

25

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

創作者の衝動を解放した作品か

世界観:5
ストーリー:5
リアリティ:5
キャラクター:4
情感:5
合計:24

日本は戦争により南北に分断されていた。米軍の統治下にあった青森に住む藤沢ヒロキと白川タクヤには夢があった。それは津軽海峡を走る国境線の先にある巨大な塔まで、小型飛行機で飛ぶことだった。そんなある日、2人のあこがれていた沢渡サユリが突然転校することに……。
(シネマトゥデイより)

引き続き、新海誠監督作品ということで見てみました。
実は1回目の視聴では途中何度か寝落ちしてしまって、よくわからないまま終わってしまったので、2回目を視聴しての感想となります。

しっかり見た上での第一印象としては「説明不足で分かり辛い」、「女性受けしなさそう」ですね。
{netabare}まず、今の世界とは異なる世界線での話というのを理解するのに時間がかかりました。蝦夷、ユニオン、謎の塔(カリン塔かよ!?)等々。主人公たちが住んでいるところがどこで、どこに行こうとしているのかも曖昧なまま見続けることになりました。

後ほど、塔が北海道の真ん中辺りにあることがわかるのですが、津軽海峡を越えた青森から、また、東京からも塔が見えるのですが、かなり巨大な塔じゃないと今作で描写されているようには見えないですよね。もちろん、風とかを考えればカリン塔のような細さでは建築できないですし。いずれにしても、宇宙に突き抜けていくかのような、頂上の見えない塔など作れる技術はないと思うので、まずここでリアリティ面に大きなツッコミが入りました。別にあんなに高くなくてよいと思うので、とても余計な設定だと思いましたね。

それから、ヒロインが爆風を受けたかのような映像の後にボロ家の2階(?)から転落しそうになるシーンがわかりません。いや、パラレルワールドからの影響等、後では考えられるのですが、見ているときはわからないです。

続いて2点目ですが、冒頭に出てくる楽しげに「飛行機!」と言う少女に現実感がないです。基本、アニメに出てくる女性は作者のアニマを描いているだけのような現実感のないキャラクターが多いのですが、この作品もそんなところを感じました。そういうキャラの特徴としては、孤立している(親や親しい友達がいない)一方、主人公等に対して爽やかで明るく振舞っている感じ。男性には理解できても、女性には理解されにくいんじゃないかと思います。

結局、なぜこの少女が鍵を握る形で(祖父が開発とは言うものの、それだけでは理由になっていないと思う)、パラレルワールドのシステムが開発・起動されたのか、全体としてのストーリーがよくわからないで終わってしまったのですが、後半、「君の名は。」を連想する出会いのシーンがありました。この映画を見ていれば、似たシーンをより楽しめたでしょうね。{/netabare}

作画は1作目より美しくなりましたし、音楽の使い方も良かったと思います。他方、引き続き、一人よがりで青臭さが残る作品です。作者が表現したいものと、受け手が見たいもののギャップが大きいんですね。創作者の描きたいものというのは、まずは受け手のことを考えない衝動からスタートするので、新海氏もここではまだアニマを描くことで、それに開放されている過程と思われます。

単体の作品としての評価は低くなりますが、この作品を描いているからこそ(タイミング良く周囲のサポートも得られたことで)、「君の名は。」に繋がっているとは言えるのでしょうね。

(2016.11視聴→2017.6調整)

投稿 : 2017/06/06
閲覧 : 470
サンキュー:

29

アホと感じる季移 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いい

面白かったです。

投稿 : 2017/05/23
閲覧 : 292
サンキュー:

0

郷音 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの遠い日に 僕たちは、かなえられない約束をした。

2004年、新海誠監督作品

北海道が架空の国に占領され分断された世界での話。

世界の運命を左右する植物状態の女の子と少年時代に飛行機制作を夢半ば断念した二人の男による物語。

架空の国であるユニオンの塔がでか過ぎw

東京からも見えるのはとんでもないよね

そりゃ行ってみたくなるわ

銃撃シーンがあるのでほんとに若干ですがグロイです

投稿 : 2017/04/22
閲覧 : 308
サンキュー:

2

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

背景、鉄道、美しい

随分前に見て、DVDまで持っているのに・・・殆ど忘れた。
鉄道の列車、レール、駅が美しい。
飛行機から見た風景が美しい。

それしか思い出せない。
新海さん得意の電話があまり印象にない。

同じ日本だが、日本の地域が微妙に違います、
何が違うかは見てください。

三角関係なんだよな、確か・・・・。

今度機会があれば、久しぶりに見ます。

投稿 : 2017/02/02
閲覧 : 313
サンキュー:

1

ZIN さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もはや何も言うことなしです。

新海誠監督の長編アニメーションとして、初めて映画にした作品です。
「君の名は。」や「秒速5センチメートル」で時の人という感はありますが、私はこの作品を劇場で見たときに衝撃が走りました。

当時はそれほど知名度は高くありませんでしたが、ジャパニメーションの監督として「大友克洋」「押井守」「宮崎駿」に引けを取らないと思いました。

メディアが「君の名は。」で有名になったら「ホスト宮崎」とか言ってましたが、正直何でもかんでも一緒にするなと声を大にして言いたいです。

宮崎さんと新海さんの作品は違いは多々あれど、一番違うのは背景の描写だと思います。宮崎さんは本当に空と飛行機の描き方が群を抜いてると思います。
当人が手掛けた「雑想ノート」を見ると空への憧れが視えてきます。

新海さんは都会の日常的な風景、プラネタリウムの様な星空の描写、木漏れ日溢れる木々の背景などが凄く鮮明で温度を感じます。

今後も両監督の作品に出会えることを期待しつつ、ファンとして凄く楽しみです
(*'ω'*)

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

投稿 : 2017/01/24
閲覧 : 383
サンキュー:

3

クポポ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:----

観客はエスパーじゃない

タイトル通り。
ラストは序盤の主人公の表情で判断しましょう。

って、エスパーじゃないって!

後、声の人がダメだった。
アレは「北の国から」だけやってりゃいいと思った。

これでお金取って劇場公開とかダメだろレベル。
絵だけは綺麗だった。

投稿 : 2016/10/27
閲覧 : 292
サンキュー:

2

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青森が舞台の幻想アニメ<全面改訂>

雲の向こうには何がある?
そこは夢の世界?それとも・・・
蝦夷と本州に隔てられた、あまりにも深く大きな溝。
雲の向こうの高い高い塔へ向け・・・

作画に力の入った幻想的な欝アニメです。
現実よりさらに美しい風景。
それはさながら理想郷のよう。
さすが、新海監督の絵は美しい。

内容はとくに面白いわけではありません。
静かな静かな。
そしてすべてが夢のような感覚。
主人公やヒロインのモノローグが心に静かに響きます。

津軽半島北端から仰ぎ見た北海道。
あの夏の穏やかな風景は忘れられない。
ざわざわと懐かしいにおい。
ノスタルジックを感じながらの視聴でした。

投稿 : 2016/10/10
閲覧 : 752
サンキュー:

42

azuman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分のきっかけ

自分が新海誠監督作品にハマるきっかけになった作品。

内容的にはif歴史・空想科学などのSF込みの青春もの。
ネタバレは回避しつつ言っても、設定などに関して少々分かりにくいものがあるのは事実。

しかし人の想いに関する流れや描写が込められた、作中の飛行機や塔はデザインだけでなく、込められた想いからも美しさなどを感じる。

ただ内容的に良いお話とはいえず、かなり好みは分かれるとは思いますが、どういう評価になろうとも一度は見てもらいたいと思う作品。

投稿 : 2016/10/08
閲覧 : 309
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4

Takaさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまり印象に残らなかった

観ているうちに、なんか難しいというか、「???」ってなった。
とくに登場キャラクターにも魅力も感じず…
自分には合わなかった。

投稿 : 2016/09/18
閲覧 : 311
サンキュー:

2

meme さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

映像を見せるために作ったのか

うん。あまり印象に残らない。

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 321
サンキュー:

0

るすぃー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

THE セカイ系でエヴァンゲリオン症候群

●これから見る人へ
まず最初に、君の名は。から入った人は覚悟してくれ。
むしろ、覚悟がなければみなくていいぞ。

2004年という年代を考えると、当時の映像としては頭一つ抜けた美麗なグラフィックだったな!
しかし、2016年という今、さすがに古臭さが否めない。
そして何より残念な、エヴァンゲリオン症候群(エヴァっぽい作品)として完成してしまっている。
正直曲くらいしか、印象に残らない作品だ!
久々に見た私も、あーこれはつまんねーな!と20回ほど心の中で思ってしまったぜ!
ただ、新海誠が2004年にやりたかったこと、それがでている作品だとは思うぜ!
今はもう古臭いが、セカイ系を見たければ、これを見るのもいいかもな!
ただし、おすすめはしない!
おすすめはしないぞ!

投稿 : 2016/09/08
閲覧 : 1030
サンキュー:

1

DB さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

作画の綺麗さに圧倒されました。
ストーリー的には疑問がないわけではないのですが、説明するところとしないところ、動と静、音のダイナミズムなどが映画作品としてとてもよかった。
監督のローティーンの恋心の表現が好みですw。

投稿 : 2016/09/01
閲覧 : 337
サンキュー:

0

ネタバレ

変態王 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現実的、あまりに現実的な×虚構的、あまりに虚構的な

新海誠作品といえば不条理な距離=喪失と"前進"が好んで描かれる。

距離=喪失に関しては『ほしのこえ』では星と星との物理的、時間的な距離、『秒速』では"時間"が作ってしまう心の距離や時間そのものの喪失性、『星を追う子ども』では死という生者からする絶望的な距離、喪失を扱い、その喪失を受け入れ前進していく。

今作はそうした新海作品の結晶の様なもので、{netabare}現実と夢=平行宇宙の絶望的で理不尽な"距離"がサユリの記憶の喪失を通じて描かれる。{/netabare}

ラストのシーン、空の向こうの、約束の場所で{netabare}サユリは目覚め確かにそこに実在するのだが、ここでは夢=平行宇宙というサユリにとっての一つの"現実"から醒めてしまっているのであり、ここでサユリの現実(平行宇宙)とヒロキの現実で繋がれていた関係性に決定的な断裂、距離が生まれる。


ヒロキはその距離、喪失を受け入れ、ミサイルで塔=今までのサユリ(の夢)とヒロキとの距離を繋いでいたモノを破壊し、距離そのものを完全に断裂させてしまう。
そしてもう一度1から関係を、距離を構築すること、前進することを決めていく。{/netabare}


この意味で、サユリとヒロキは"約束の場所"にはたどり着けなかった。


このうような"現実を受け入れ前進する"という現実的、あまりに現実的なテーマをあまりにファンタジックなミサイルで謎の塔を破壊するという虚構映像で魅せるこの相反性が新海誠の技術の一つ。




また途中のサユリとヒロキのファイト一発場面での「私たちどこかで、、」の言葉は、サユリの夢の中の沢山の塔=平行宇宙の各々の世界の可能性そのものであり、これは他の新海作品との連関もあるのかもしれない。(例えば秒速はあの塔の一つの世界かしれない)


考察しがいのある作品は良い作品、劇場だと初見では背景作画の良さに意識がとられてしまいますね。君の名は、何回で自分の中で仕留められるか。とても楽しみですね。

投稿 : 2016/08/23
閲覧 : 342
サンキュー:

5

ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

評価が分かれる作品かもです・・・

新海誠の3作目の作品です。

今回の作品は、新海監督の作品の中でも、
映像と音楽のクオリティが非常に高く感じた。

空気感っていうのかな・・・雰囲気とか、感情とかホント綺麗に映像にするなって。
繊細な心をよく掴んでいるなって思った。

ただ、ストーリーは、今まで以上に…ある意味考えさせられるというか、

SFと青春を織り交ぜたような作品で、

北海道がユニオンって国家に占領され、塔が建てられた。
それは、兵器らしい…
まだ、学生だったヒロキとタクヤは飛行機を作り、
サユリを乗せて塔まで飛ぶ約束をしていた~

っていうような内容なんだが・・・
最初は良くても、盛り上がりには欠けるかなって思ってしまった。

独特な世界観なんだけど、ちょ~っと説明が足りんかな?って。

キャラ等の設定はしっかりしているんだが、テンポが悪く、
内容も対したことなく…

ただ、キャラクターの繊細な感情や、風景、雰囲気を楽しんでいただけたら・・・。

純愛なのかもしれないが、この作品の主人公やヒロインに関しては、
そこまで存在が大きくなるほど?って思った。

人生や命かけるまでの存在?って。

{netabare}中学生の淡い恋レベルが、突然ヒロインいなくなり、消息不明で、大人になってまで想うほどの相手???{/netabare}


私は「秒速」の方が理解しやすく好きです。

投稿 : 2016/08/08
閲覧 : 313
サンキュー:

16

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「いつも何かを失う予感がある」と彼女はそう言った

今月公開される新海誠監督の新作『君の名は。』を観る前に何を見返そうか……。
私の場合、新作のPVをチェックして、浮かんだ作品が本作でした。


届きそうで届かない憧れの人、場所、夢……。
本作はこうした微妙な距離感が繊細に描かれています。

ヒロインがすぐ側にいるのに、わざわざミラーに映った彼女を描写してみたり……。
捕まえきれない物を表現する新海節を随所に敷き詰め、鑑賞者のハートをチクチクと刺激。

さらに南北分断下のパラレルな日本にて、
“ユニオン”統治下の“蝦夷地”で存在を誇示し続ける塔が、
手の届かない物、変えられない鬱屈を象徴。

そこに付加される、感覚だけを残して記憶は泡と消える、夢の不思議。

足下のフワフワした覚つかなさが、青春の夢幻を表現しています。


惜しむらくはフワフワ感が、世界で起こっていることの説明やプロットの骨格にまで浸透した点。
特に彼女がなくしたくない何かについて伏線はありますが、繊細で弱い。

より具体的に言うと、 {netabare}昏睡中のヒロインは夢の中で主人公少年との一時を共有していますが、
目覚めれば感覚だけを残して記憶は消えてしまう。
だが目覚めなければ本当の彼と再会することはできない。
このジレンマの描写が繊細なため、アンテナを張ってない人には受信できないかもしれません。{/netabare}

ただあまり仰々しく表現すると繊細な新海ワールドの雰囲気が崩壊していしまう……。
この辺りは新海監督作品を鑑賞する時、毎回のように感じるジレンマです(苦笑)

これらの課題も意識しつつ、進展を期待して『君の名は。』鑑賞へ向かいたいと思います。


そう言えば、津軽海峡を境に南北分断された日本も平行世界。
穿った見方をすれば、本作の世界もまた宇宙が見る夢……。

本作は一体、誰が見ている夢なのでしょうか……。

工場のおっさんの言葉を借りれば、ロマンティックな……。
雲をつかむような感覚を楽しみたい新海作品です。

投稿 : 2016/08/08
閲覧 : 418
サンキュー:

27

柚智 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これこそが評価されるべき

新海誠の新作映画がそろそろでることから、旧作をいちから全部みた。
あたらしいものから順に見ていたが、私はこの作品が一番素晴らしいと思います。
そもそも、この方の作品は映像が綺麗なことで有名ですが、
この作品での雰囲気・背景・音楽の見せ方が本当に素晴らしいです。

物語の評価から。
歴史・政治・科学を背景として物語が進んでいます。
私は、生粋の理系なので「並行宇宙」なんて言葉が出た時には、かなり前のめりになる感じです。
おそらく、かなり深くストーリーを作り込んでいるんだろうな、とは思いましたが、
上記にもあるように、私がおおざっぱに挙げるだけでも、すでに異なるジャンルが3つもあり、
正直、それぞれ頭がついていけない、または内容が少し中途半端、として感じてしまいました。
そのため、見ていてもそれなりに。という感じで見てしまった点はマイナス点です。
私は恋愛系はあまり得意ではないのですが、この類は恋愛系としてみなくて良いかと思います。
様々な感情があり、恋愛というひとつの感情の描写シーンはありますし、くどくなく、とても綺麗な形での表現です。

声優は、なんでしょう。うーん、アニメをかなりみている身としては、こういうタイプは慣れていますよね。あえて、プロすぎない声優を使う。
別に嫌いではないですが、時折、なんか日本のドラマみたいな感覚に陥るので、その点に関してはマイナス。
(みたすぐ後でのそのままの評価をつけたいので、アニメの詳細はまだ確認しておらず、深い設定、狙った声優など、様々な背景があるかもしれません)

キャラに関しては、ストーリーに則っています。特に文句のつけどころはありません。
主要人物がしっかり限られており、中途半端に伏線を張るへんなやからもおらず、
キャラ設定に関しては、なんといいましょう、かなりスタイリッシュだと思います。

作画、音楽に関してです。
これが、一番いいたいところです。
本当に素晴らしい。
ひとつひとつの動きや、視聴者の目を置くところ。
全てにセンスがあります。
それだけで、おそらく2回以上みたいと思う作品です。
そうですね、これはその名の通り作品だと思います。
特に最近のアニメではみられない形。
こういった作品が好きな人のための好きな人による作品。
電車の動きも、飛行機の飛び方も、空の見せ方も、何もない空白の数秒間も。
それが全て作品でした。
この部分に集中しているから、ストーリーが弱くなるのは当たり前なのに、
このボリュームを盛り込んでいるのは、さすがとしか言いようがありません。

まとめると。
もう先が気になってしょうがない、とまらない。
っといった作品ではありません。
しかし、あれ、ここはなんだった、この風景は、見せ方はなんだこれは!?
といった、巻き戻しを何十回もしたくなるような作品です。
1秒間に、いくつものストーリーを感じるのです。

誰にもかれにもおすすめしたいものではありませんが、
特に、作画重視なかたにはかなり喜ばれるかと思います。

結果的に全体評価が低くなってしまったことが悲しいです。
個人的には、100点中200点くらいです。
素晴らしい。

投稿 : 2016/07/21
閲覧 : 253
サンキュー:

6

ネタバレ

フーカム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

切ない?話なのかな?

すごく気楽な気持ちで見ていたらいつの間にか難しい話になってきて正直よくわからなかったかも…

なので分かる方いたら教えて(笑)

{netabare}
 とりあえず最後のシーンでサユリが目覚めたときヒロキ君って呼んでたから一瞬だけ記憶(思い出)が残ってたってことですよね?

だけど夢は目覚めた直後は覚えていてもすぐに内容を思い出せなくなる

だからそのあとのセリフではヒロキのことをあなたと呼んで

「あなたに伝えたいことがあったのだけれど消えちゃった…」

失う予感っていうのは目覚めと引き換えに記憶が消えちゃうってことを自覚していたってことなのかな

んーそれにしても色々分からなかった(>_<)モヤモヤする
{/netabare}

投稿 : 2016/06/22
閲覧 : 225
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

う~ん冗長。

ちょっと冗長な感じがするな・・・
ポエム調のセリフが少々ダラダラした感じになってしまった。

でも最後のシーンは理解できた。つまり、好きな気持ちが失われたってことだよね?

失恋系アニメは岡田磨里が脚本を書いた作品でも有名なものがある。たとえば「凪のあすから」や「true tears」とか・・・岡田の脚本は「生々しい」感じがするけれど、新海には三角関係が出てこないからそういう感じはない。サッパリしてる。

新海の作品を見続けてきたけれど、そのテーマ性というのはもう自分には明確に捉えられたと思う。それは、「失うということ」。失恋はその象徴として描かれている。一方で岡田は「変わるということ」がテーマだ。両者のスタンスの違いを比較すると、面白いことが分かるかも。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 198

ittun さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん

吉岡のしゃべり方ってぼそぼそ言って苦手

投稿 : 2016/01/19
閲覧 : 237
サンキュー:

1

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいね

まあそれなりによかった。

投稿 : 2016/01/13
閲覧 : 235
サンキュー:

2

まー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

半端。

色々半端でした。評価を視聴者に委ねすぎな気も。

投稿 : 2016/01/01
閲覧 : 231
サンキュー:

1

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

一緒に、塔まで飛ぼう

どうか一瞬だけでも、この気持ちを


新海誠監督作品、映像美に関しては何も言うことがございません。
芸術作品とでもいうような、最高峰の出来だと思います、映像と音楽のマッチ具合も良いし、見てて心地が良いですね。

ただ、話としては壮大な割に得るものが少ないなぁという印象。
最後の締め方も鑑みても、結局はセカイ系の恋愛アニメかなと。
勿論、本作の考察は多く試みられていて、そういうのを読むのは楽しいですが、如何せん短いのでどうとでも採れるなぁと思わなくもない。

新海監督作品特有の俳優起用パターンですね。

主題歌は山崎まさよしさんじゃありません、川嶋あいさんなんですが・・・
エンディングのテロップだと、歌ってる人は"♡"で表されてます。
どうやら川嶋さんの事務所の籍の所在が微妙だった時期らしく、先払い方式で曲を提供(?)したようですね。
そのため、ハートマークでぼかされているのだとか。

ナルコレプシーといえば「リトバス」、本作にも登場しますが、よく出てくるワードですよね。
「おねティ」の停滞は違うんですよね、年をとらないので。


「秒速5センチメートル」と共に新海監督の代表作ですね。
新海監督の映像美に触れたいならうってつけだと思います。

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 313
サンキュー:

5

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

セカイ系SFファンタジー風味の純愛物語?美しく芸術性高い…のですが分かり難いかも…

新海誠監督の3作品目です。
日本南北分断、少女の夢、量子力学・並行宇宙…等々のセカイ系SFっぽい世界観で、2人の少年と1人の少女を巡る青春と純愛を描いています。
新海作品の醍醐味な美しい作画と、純粋だが甘くは無いストーリーが見所でしょうか。

非常に美しいアニメ映画なのですが。
真価積極的に理解して絶賛…出来るか否かは、かなり人を選ぶ作品なのでは。
…私は残念ながら真価理解しきれてないです。なので否定的なレビューに。
(それでも高評価)

{netabare} 『物語』
新海監督の前2作と打って変わって、壮大にして興味深い世界観が魅力でした。
そびえ立つ謎の塔…量子力学的に不思議?少女の夢?宇宙の夢?
なんだかよく分からんが…SF(すこしふしぎ)っぽくてワクワクする♪(単純)
日本分断は漫画でも小説でも結構ある題材…なるほど、ヒロインの佐由理(さゆり)ちゃんと分断されて、少年2人が助けに行くお話なのだな!?
…と思ってましたが…物理的に分断じゃなかったんですね。
※物理的に行けないが近くに見えている異形の物体、セカイ系SF、大きな意味ではラブストーリー…「ラーゼフォン」(2002年)少し連想しました。
ユニオンの塔は、東京ジュピター、みたいな。

世界観はともかく、大筋のストーリーは、少女と少年2人の青春と淡い(というか新海作品特有の苦い)恋愛(かどうか微妙?)にあり。
前半それが美しい映像や詩的なセリフ回し独白で綺麗に描かれており、見ているだけでも惹き込まれました。
…冷静に見るといわゆる「内容」は意外と薄いのですが。
新海作品の醍醐味はひたすら映像美と演出で魅せてくれるところにあり。
その良さを最大限に評価できるか否か…
…私は、中間くらいですかね。
すなわち「雰囲気素晴らしい!けどできればもっと分かり易くラブコメの波動を感じたい」かな。

中盤以降、一気に現実感と喪失感そしてやたらとSF用語が…
量子力学や並行世界との接続云々で、佐由理ちゃんが眠ってしまい、それで彼女が目覚めるとセカイがヤバイ!?
…よう分からんのですが、要は佐由理ちゃんの存在がセカイの命運握っているんですな。
まさにセカイ系ヒロイン!
…何故佐由理ちゃんが!?唐突な…。
そこら辺は後に佐由理ちゃんが、敵国の科学者(塔設計した人)の孫という繋がり出てきますが…分かり辛いです。

まあ難しい話は置いといて(それがセカイ系楽しむコツですし)
セカイの命運よりも、ヒロインとの約束を果たそう!という王道な方向で少年2人が動いていく。
…ここに至る鬱屈した心理描写や関係性の揺れも見所なのでしょう。
佐由理と浩紀が度々「夢?」のセカイで逢いたいのに逢えず存在感だけ感じ続ける展開も、双方の私的な独白と描写で切なく描かれていて惹き込まれました。

何やかんやあって、浩紀が戦闘空域を単騎突入…
ここら辺は特にツッコむのは無粋でしょう。ヒロイン抱えた主人公なら出来て当然!
…最後はロマンチックな再会…かと思いきや…切ない…ああ~流石は新海作品だと思い知った。
べ、別にハッピーエンドで良いじゃないですか…。

総じて美しい物語だとは思うのですが。
意外とラブコメの波動を感じないので、トキメキはあまりない感じです。
拓也は後半の心情描写的には空気だし、素直に浩紀と佐由理のラブコメで良かったような。
何と言いますか…「秒速5センチメートル」もですが、新海作品の恋愛は観念的過ぎるというか、視聴者が感情移入してドキドキし難いです。
互いが好きという感情はもっと単純なもので、分かり易く互いを求め合ってくれないと、共感し難い。
…まあ、本作が描きたかったのは決して「ラブコメ」では無く、もっと複雑で高尚な機微なのでしょうし、これは私の的外れな期待なんでしょう。
ただ、分かり易いカタルシスが無いのは、エンタメ的にはイマイチ。
その為か「素晴らしい作品を観た…という思い半分、もやもやとした物足りなさ半分」が正直な所でした。
これは私の未熟なんでしょう…。
確かに本作も話の構成的に強引な部分はありますが、そこは別に致命的とは思わないので。


『作画』
流石に圧倒的です。この美しい作画と演出でもって、多少の欠点も強引に世界観とキャラドラマに引き込んでくれる。
幻想的な塔がリアル世界と融合している世界観の不思議さ、一転してリアルな描写の数々素晴らしい。
…佐由理ちゃんのキャラデザがもっと可愛ければ5点満点でした。

『声優』
吉岡秀隆さんと萩原聖人さんは本職ではない為か拙い部分ありましたが、結果的にキャラに合っていたのでは。
ただ、やや聴き取り難い部分も。
南里侑香さんは可憐な感じがとても良かったです。
石塚運昇さん、井上和彦さんは流石。
水野理紗さんも年上の女性らしくて良かった。

『音楽』
天門さんが担当した音楽面が素晴らしく、映像美と相まって本作を盛り上げてました。
主題歌「きみのこえ」も綺麗で良い感じの余韻残します。

『キャラ』
…新海作品の特徴として、キャラクター個々の魅力は意外と乏しい気がする。
拓也はいなくて良かったのでは…と言うのは私が本作を理解してないからか。
浩紀はもっと熱血と言うかガムシャラな情熱見せてほしかった。主人公ですもん。
佐由理ちゃんはセカイ系の救われ系ヒロインとしては合格ライン。可愛いです。
可愛いんですが…(視聴者から見て)主人公がこの子の為に命掛けるのも納得だぜ!という程の魅力は無かった。
…全般に観念的というか、情熱が分かり難いです。

ワイルドな武人の岡部、岡部の友人の研究者富澤は大人の魅力あり。
笠原真希の方がラブコメ的に分かり易かった。{/netabare}

投稿 : 2015/12/16
閲覧 : 452
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33

紫煙の心 by斑鳩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品の完成度が全体的に拙い

以前、レンタル開始直後に一度視聴した、その時は特に違和感藻なくストレスフリーで
視聴できたのだが、再度視聴する機会を得たのでまた視聴をしてみた。
約10年ぶりに視聴してみての感想は、作品の完成度が全体的に拙いというのが
視聴し終えての率直な感想かな。
まぁ新海誠監督の2作目なので前作『ほしのうみ』に比べてシナリオの出来は
向上しているしアニメ映画のシナリオとして単体で一応結末まで描かれている
のは評価できる
あらためて視聴して思ったのは本作の世界観は昭和20年8月15日に日本が
ポツダム宣言を受諾し終戦に踏み切っていなかったら、おそらくこうなって
いたであろう日本の姿
設定を深読みすれば南側は米軍の占領中でおそらく講和条約は締結しては
いないであろうと推察できる状況かな。
そんな状況下でお手製の飛行機を飛ばして国境を越えようとする主人公二人の
物語はとても皮肉が利いていて、60,70年代に海外で製作された青春映画に
でてきそうな題材をうまく現代のテイストでシナリオ構成をしていて個人的には
大変面白いと思うが、時代を先りし過ぎたか今年あたりに公開していたなら
かなり物議をかもしていただろう。
唯一物語の終らせ方が、抽象的で物足りないと言うかもう少し捻った終らせ
方をしたほうが良かったのではと思わせてしまうのは残念。

作画は、当時まだまだ同人に毛が生えた程度の新海誠とゆかいな仲間たちが
作ったとは思えない良い出来で、特に美術背景はとても良かった。
もっとも商業ラインに乗っている以上はこのくらいはやれて当たり前だとは
思うが…

本作で一番残念なのはメインキャスト3人の演技が出来の悪いことだろう。
予算的に長くスタジオを押さえられなかったのかな、リテイクせず一発で
収録したようなできばえは残念です。
本職の南里さんは後半でいくらかまともな演技になっているが、それでも
同じ時期に演じたマオノーム役やヘンリエッタ役に比べると演技が雑に聞こえる。
吉岡秀隆さんと萩原聖人さんはただ台本を読んでいるだけとしか言いようが
ないほどおざなりな演技にしか聞こえなかった。
お二人とも当時、30代半ばで演技にあぶらが乗ってきている時期なのに
この体たらくとは、二人ともアニメのアフレコなんて意にそぐわない仕事
だったのだろう、成らば気に入らない仕事を受けるなとあえて言いたい
二人ともすでに仕事を選べないような新人ではないのだから

結論として、ストーリーの構成は尺が足らなくなり急ぎ足で結末を閉めて
しまった感はあるが、全体的には大変面白いと思う、なのに前回視聴した時の
印象が残っていなかったのは、メインキャスト3人がおざなりな演技なので
記憶を自動消去してしまったのだろう。

          余談

スターリンとルーズベルトの日本割譲案はソ連は北海道と東北地方を以降南側
がアメリカという密約があったそうだが、場合によってはドイツのように東京
が南北に分かれていた可能性も否定は出来ないだろうな。
その場合、国体保持は出来ず天皇家断絶になるだろうから、日本は現在の
イラクのように内戦状態になっていただろう。
そう考えるとあの8月15日は本当にぎりぎりのタイミングだった。

投稿 : 2015/10/07
閲覧 : 463
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16

ネタバレ

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新海ワールド

独特の世界観です

正直私も一回見ただけだと酒を飲みながらのためか理解できなかった部分がありました

何度か見ているうちにどんどんと世界に引き込まれていきます

現在の世界とは違うところで必死になって彼女を救い出そうとするために奮闘する二人

小説版ではその後も少し書かれていて少し悲しいラストになっていました

投稿 : 2015/10/02
閲覧 : 307
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2

ネタバレ

パムルガ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

SF物は余り見たことがないのでちょっと話しが難しい箇所がありました。
北海道が蝦夷と呼ばれ別の国でそこに大きい塔があって、中学生の拓也と浩紀は飛行機を作って、左由理を加えた3人でいつか行こうというお話。
ここは青森の設定らしいのですがこんな田舎があれば是非行ってみたい!ジブリにも負けてない世界観を出してくれてました!
しかし左由理が急に二人の前から姿を消してしまい…
設定としては結構シンプルで一度諦めた夢をまた叶えて左由理を助けたいというもの。ですが新海監督の作品は音の使い方が非常に上手くてそのBGMプラス作画の素晴らしさが物語を凄く引き立てていると思います!あと個人的にハッピーエンドにしないのも現実味があって惹かれる所。
この話も2回見てハッピーエンドではない事に気付きました!
他の作品も近い内に見ようと思っています(^^)
あとバイオリンの音色凄く綺麗でした☆彡

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 293
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28

ネタバレ

dZBUo53577 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

ん?

ないようがわからない

投稿 : 2015/03/20
閲覧 : 247
サンキュー:

0

ネタバレ

神崎凛 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「あの遠い日に、僕たちは、叶えられない約束をした。」

日本は戦争により南北に分断されていた。米軍の統治下にあった青森に住む藤沢ヒロキと白川タクヤには夢があった。それは津軽海峡を走る国境線の先にある巨大な塔まで、小型飛行機で飛ぶことだった。そんなある日、2人のあこがれていた沢渡サユリが突然転校することに……。

2004年の作品とは思えない映像の美しさでした!!さすが新海誠さんだなぁ!
内容は説明するにも理解するにも少し難しい感じだったけど大雑把にだけど大体は把握できましたw(理解力が無い(涙)

舞台は未来なのかちょっと昔なのかよく分からなかったな。

新海さんの作品では珍しくちょっとギャグ要素があった気がします...!!最近の作品も素晴らしいですが大きなリアクションとかギャグっぽさは全く無いですよね...!

{netabare} 結局、あの塔は何のために作られたのかが気になったなぁ。なぜサユリの夢とリンクさせたのかが分からなかった。私だけ理解してないのかな?w{/netabare}

ちょっと難しいけど色んな意味で綺麗な作品が好きな人にはお勧めかな

投稿 : 2015/03/04
閲覧 : 423
サンキュー:

6

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雲のむこう、約束の場所のストーリー・あらすじ

日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された、別の戦後の世界が舞台。
1996年、北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天高くそびえ立つ、謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設し、その存在はアメリカとユニオンの間に軍事的緊張をもたらしていた。
青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は、津軽海峡の向こうにそびえ立つ塔にあこがれ、「ヴェラシーラ(白い翼の意)」と名づけた真っ白な飛行機を自力で組立て、いつかそれに乗って塔まで飛ぶことを夢見ていた。また2人は同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いており、飛行機作りに興味を持った彼女にヴェラシーラを見せ、いつの日にか自分たちの作った飛行機で、佐由理を塔まで連れて行くことを約束する。
しかし、突然佐由理は何の連絡も無いまま2人の前から姿を消してしまう。(アニメ映画『雲のむこう、約束の場所』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2004年11月20日
制作会社
コミックス・ウェーブ・フィルム
公式サイト
www.kumonomukou.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%93%E3%81%86%E3%80%81%...

声優・キャラクター

吉岡秀隆、萩原聖人、南里侑香、石塚運昇、井上和彦、水野理紗

スタッフ

原作:新海誠、 監督:新海誠、脚本:新海誠、キャラクターデザイン・総作画監督:田澤潮、美術:丹治匠/新海誠、音楽:天門、ラインプロデューサー:伊藤耕一郎、広報:遠田尚美、プロジェクト管理人:川口典孝

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