cecilly さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
イノセンス -INNOCENCEの感想・評価はどうでしたか?
cecilly さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
雷撃隊 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ざく放送 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ITTON さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2時間アニメでたくさんのことを伝えようとするとどうしても端折らなければいけないところがあるのでしょうが、私には一度観ただけですべて理解することができませんでした。
ただ雰囲気に関してはこの作品の世界が確立していたように感じられたので十分に感じ取ることができました。
今度もう一度観てじっくりとこの作品が伝えたい真意を理解してこようと思います。
Tuna560 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
押井守監督の代表作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編。
TV版(SACシリーズ)との繫がりがないため、前作を観ていないと話に置いていかれる事間違い無しです。
前作レビュー:http://www.anikore.jp/review/381599/
(あらすじ)
前作から4年後の2032年が舞台。
少女型の愛玩用アンドロイド「ロクス・ソルス社製 Type2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走を起こし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者とメーカーの間で、示談が不審なほど速やかに成立し、被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9課で捜査を担当することになり、公安9課のバトーは、相棒のトグサとともに捜査に向かう。(wikipedia参照)
理解が非常に困難だった前作同様、今作も非常に頭を使わされました。ストーリーはより難解に、テーマはより不鮮明に、印象はよりダークに…敷居が相変わらず高い作品です。セリフにも過去の偉人の名言などが引用が多用されているのも、さらに敷居を高めてますよね。ただ、押井監督の独特の世界観・台詞回しは健在で、個人的には非常に引き込まれました。
映像や作画に関しては、前作から9年もの期間が経過しているという事もあり、凄く進化していますね。全体的にCG主体の作風に変わり、前作に輪をかけて美麗になっています。東南アジアを連想させる様なエスニックな風景描写もとても好みでした。また、キャラデザに関しては『SACシリーズ』に近い印象を受けましたね。共通の世界観を持たせたいという事でしょうか?
ここで、『イノセンス』という題名の考察をしたいと思います。
本来ならば『攻殻機動隊2』といった、続編的な題名を付けるべきですが、なぜこの題名なのか?
{netabare}一つ考えられる事は、主役が素子からバトーに変わった事。
前作の続編ではなく、スピンオフ作品という意図があった事が考えられます。
そしてもう一つは、題名からその作品の内容を感じ取らせる事。
本作の題名『イノセンス』の意味は”無罪や無心”という物があります。個人的には、後者の方がしっくりしますね。
本作の結末は、アンドロイドに人身売買でさらわれた少女達のゴーストをコピーした事が発端です。自らの人格を失いたくないとアンドロイドに細工をし、救助の糸口を作ろうとしたのです。その行為はもちろん自らが助かりたいがためで、人を傷つけるという可能性については考えていませんでした。つまり”その事以外に心がなかった”ととる事も出来ます。{/netabare}
さて、ここからは『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のレビューでの続きになります。
哲学的解釈になりますので、お堅い話が苦手な方は「戻る」ボタン推奨です…。
今回のテーマは「人の概念」についてです。
{netabare}前作のレビューでは電脳・義体とゴーストを”二元論”を用いて、”心と身体”の関係で考察しました。その結果、”人間と機械の境界線”が曖昧になってしまったというお話でした。
しかし、”人間と機械の境界”が曖昧になった事により、さらに曖昧になってしまったものがあると私は考えます。
それは”人の概念”です。
・死の定義
まずは死の観念について考えていきましょう。
前作のレビューでも比較した”人間と機械”の死について比較したいと思います。
機械についてはそう難しくはないですね。機械の”死=故障”、つまり動かなくなればそれは死を意味すると言ってもいいでしょう。しかし、機械は故障箇所が分かれば、パーツ交換や修理をする事で再び動く事が出来ます。ある意味”永遠の身体”があるともとれますね。
問題は人間の死についてです。一般的には、”生命活動が止まる事”を指すと思います。
人間の場合、年を重ねるごとに老いが生じ、寿命をもって死に至ります。これは如何に医療技術が進歩しようと、超えられない壁だと思われます。つまり、人間は機械とは違い、”永遠の身体(命)”という物が叶わないという事です。
人間の死の定義について論ずれば、”その境界線”をどう捉えるかという問題が生じますが、それについては医学的なお話しになるので…深くは語らないでおきます。
・”二元論”の観点での”死”とは
前作のレビューでも述べましたが、二元論とは”心(魂)と身体(肉体)がそれぞれ存在し、それらの相互作用によって人間の行動は為されるという物です。つまり、人間は”心と身体”が存在してこそ”生きている”と言いう事を体現し、どちらか片方が失われればそれすなわち”死”を意味しています。しかしながら、もちろんこれは”生身の人間”での話です。
本作の世界観では身体は義体化(アンドロイド化)、脳は電脳化(バイオネット化)がされており、体が失われてもパーツを交換する事で修復する事が出来ます。上記にも述べましたが、機械の特性である”永遠の身体”を手に入れてしまったということを表していると思います。
しかし、二元論的観点から考えると、心(魂・ゴースト)が失われれば人間は”死”へと向かうため、”永遠の命”は実現出来ない…と思われるでしょう?
今作ではなんと”ゴーストの複製”が登場してしまいました。人間が生まれながらにして、唯一無二である”魂”までもが複製可能になってしまったのです。これすなわち、”魂”までもがバックアップ(復元)可能ということですね。
こうなってしまうと、人間はまさしく機械と同じく”永遠の命”を手にしたも同然なのです。”人間と機械の境界”が曖昧になると、その存在の定義までが曖昧になってしまう、と私は感じました。
その事が最も顕著に感じられたのは、アンドロイドが自らを壊した現象の呼び方です。
”自殺”なのか”自壊”なのか…行為は同じでも、その意味は全く違うと私は思いました。
・狂った人間の意識
”人間と機械”が混同した事により、死の概念だけでなく”人の意識”も曖昧になり、そして狂ったのではないかと感じてしまいました。それは、人間とアンドロイド(人形)との関係性です。
この事については、本作の登場人物であるハラウェイとキムが語った対称的な人形の美学に注目したいと思います。
子供の人形遊びは子育ての練習ではなく、むしろ子育てが人形遊びの快感の再現だと語る未婚のアンドロイド技師ハラウェイ。そして、人がアンドロイドを愛でるのは、両者が完全なる無意識の存在だからであるとし、自らも意識のない人形になろうとするキム。
両者の意見は異なりますが、その本質は”無意識への愛情”。
”魂”ある人間が、”魂の入っていない(イノセンスな)”人形を愛でるという事です。
”機械に限りなく近くなった人間”は自身の存在の曖昧さの為に、無意識の内に”人間に限りなく近い人形”を愛でる。
”人間と機械”の境界線の曖昧さは”愛情”といった感情までをも狂わすということだと思われます。
そう、狂せるのは人形や機械ではなく、人間の方ではないでしょうか。
人が招く災いは堪えないのかも知れないですね。{/netabare}
南のエデン さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ソルバルー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
押井守監督作品の中で一番好きです
TV版ではなく劇場版GHOST IN THE SHELLの続編になります
主役は少佐ではなく私の好きな(笑)バトーです
アニメって普通2Dですよね、当たり前ですが、このイノセンスは3Dっぽく見せようと?
なんかCGとかやたら使ってますよね、それがいいか悪いかはわかりませんが
すごい映像美です、音楽もいい
哲学っぽいところもあるので1回見ただけでは私には難しかったです
いい作品ですよ。
runguren さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タケチャン さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
GHOST IN THE SHELLの続編としてもいいし、イノセンス単体で見ても十分楽しめる。だがやっぱり個人的にはGHOST IN THE SHELLを見た後で見てほしい。
内容、作画、声優の演技その他もろもろもう文句のつけようがない。
Moji さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この押井守監督作品は現在リリースされている「攻殻」の中でも異才を放つ。
TVシリーズのノリでみると失敗する。
そして、内容もさることながら、絵と動きへのこだわりがとにかくスゴイ。
papa0080 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
劇場版攻殻機動隊の3年後の世界
今まで主人公として活躍していた草薙素子が、作中その姿がほとんど見られない
このキャラクター草薙素子は作中少佐と呼ばれ、視聴者の中でも少佐の愛称で呼ばれ人気があった
好きなキャラは他にいるので好きという意味ではないですが
自分も例にもれず攻殻機動隊の中で存在感を放つ重要キャラだと思っていた
それが全く活躍しないのに残念だと思った人は多いんだろうなという予想は難しくない
その点は監督も理解しているそうで、制作後はそういう展開でも良かったと言ってる
今作は派手なシーンで惹きこむというよりサスペンス的な緊張するシーンが多かったと思う
登場人物達は義体化に対して様々な思想を持っている人が多かった?印象
義体化は是なのか非なのか、今作主要キャラのバトーはそれによって
自分はどう考えるのか、その答えを探しているようにも見えた
人より優れた所が無いんじゃないかと思い悩む事も多い自分は義体化OKOK、ガンガンするよ派
でも脳まで電脳化するのはちょっと怖いなとも思う
脳を機械化したら、その後の自分の思考は本当に自分なのか疑問に思うし
考えたらコピーなんだから自分と同じ思考の人間が量産できるんじゃないかとか
そんな事を考えながら見ているとかなり面白かった
視聴者に対して考えさせるという作品は少ないように思う
基本的に登場人物達の物語を見て共感する部分が多い物とか
登場するキャラの体験する物語を楽しむとかそういった物が大半だと思う、多分
そん点でこういうアニメを一度見てみると、こういうのも有りだなと思うかも
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。
『少女型のアンドロイド・ハダリが原因不明の暴走を起こし、所有者を惨殺するという事件が発生した』
イノセンスのストーリーを非常に大まかにいうとこういう形になる。
義体化。体の大部分を肉体ではなく、代替品でまかなえるようになったSFの世界の話である。
ストーリー上、ゴーストという概念が非常に重要性を帯びてくるため、そこだけwikiから文章を拝借した。
ゴースト
あらゆる生命・物理・複雑系現象に内在する霊的な属性、現象、構造の総称であり、包括的な概念である。作中においては主に人間が本来的に持つ自我や意識、霊性を指して用いている。
要約すると人間の肉体から生体組織を限りなく取り除く、あるいは機械で代行していった際に自分が、自分自身であるために最低限必要な物、又はその境界に存在する物こそゴーストであり、生命体の根源的な魂とも表現できる。
人形と人間の境界線をゴーストで隔てる、そういう考えが攻殻の世界にはあるようだ。
では人間と人形の差は何なのか。また人が人形に求めているものは何かである。
筆者はあるハーレムもののアニメを視聴していたとき感じたのだが、まるでキャラクターが生きているようには思えず、まるで人形に見えてしまったのである。なぜ、人形に思ってしまっていたのか。
まず、女の子特有の、異常なまでの情報伝達の速さがある。人によっては光の速さで噂が伝わるとまで表現している。ハーレム状態で、主人公の男がそのうち特定の誰かと交際関係を始めたら、一挙手一投足、更には太腿や胸元などに視線を一つ向けたことまで、下手をすると一週間も経過しないうちに、見知らぬ女性にまで伝わってしまうことである。驚異的な噂話好きの女性達にとって、その程度は日常茶飯事なのだし、もっといえば生理現象といってもよい本能だと筆者は強烈に感じ、またそう思っている。
《「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから》女はおしゃべりで、 三人集まるとやかましいという意味があるほどだ。
それが起きるとどのような事態に変化するのか。何かあるたびに噂のネタにされ、ツツき回され、念入りに人間性を審査され、あること無いことまで吹聴され、話に尾ひれをつけられる。日常生活において支障を来たしてしまうのは無理からぬ状態になると容易に推測される。それがないのだ。
また、ハーレムでも女性はちゃんと一人一人心を持っている。なので、相手にされず放置を続けると、不満が溜まる一方になっていく。そしてあるとき、見境も無く爆発したりすることがあるのだ。出物腫れ物ところ嫌わずという。だからといって、男が特定の女性一人に決めて行動すると、選ばれなかった他の女性の不満が爆発してしまうときがある。それがないと心を持っていないように感じるのだ。
男性主人公からすると……
誰にも女性の暴挙に対する愚痴一つ漏らせない。漏洩した瞬間から女性陣の一斉攻撃が始まるだろう。そして、いつ爆発するかもわからない不満を和らげるために、いつも周囲に気を使う仮面をかぶり、常に自制し続け、自らの意見が周囲にどう映っているかを考え、女性にとって都合の悪いことは何一つとして話すこともすることもできない。針のムシロ。恐るべき閉塞感の中で悶々とした生活を送ることになる……というのが筆者の考えだ。しかし、ハーレムものの中心にいる男性キャラクターにそういう経験したというのを見聞きしたことがない。もし誰か一人の女性だけに交際を定めた場合、女性同士の陰湿ないじめ、果ては自殺などに発展する可能性がある。ハーレムアニメの中でそのような事態になったというようなことも、筆者は見聞きしたことがない。
ある女性アイドルの男性ファンが『○○ちゃんはウンチなんてしないんだ』といったという話がある。それを話題にしたところ、普通の人間なら、花くらい摘みに出かけることもあるはずだという反論も出た。
アイドル業はファンあってのものなので、事務所側は汚いものは見せない、イメージダウンに繋がることなどさせたがらない。それは、ある女性アイドルの話を偶然仄聞した事項まで連想させた。アイドル自身、その人を演じていた。あの人はこういう人なのだという言い回しをしていたのを思い出す。等身大の人間ではなく、ドラマの中の登場人物のように演じているのだと。アイドルの語源は偶像である。
ハーレムアニメのキャラクターは生きているようには見えず、単なる人形・マネキンだと自ら表現したことに対して、同じく自ら反証するとしたらどうなるのかと自問した。答えは、お約束によってアニメが成立するため、人形であろうと問題ない。噂話に興じるような女性特有の生理現象と思えるものがなくてもよい。問題ないという結果になった。
その矛盾点がないとストーリーとして成立しないのならかまわないのである。それはお約束なのだ。
単なる手抜きであったとするのなら、そういう矛盾点がなくてもストーリーとして支障を来たさないどころか、あるとストーリーが破綻したりする類のものだろう。
女性的な生理現象としての噂話、光の速さで浸透する情報はなくてもよい。
そういう思考にたどり着いて以来、筆者は生理現象のない人、極端な話、花も摘むこともない人の形をしたものでも気にしなくてもよくなったのである。
筆者がなぜマネキンと評してしまったのかは、生理現象が無い=生きていないと感じたからだった。
涼宮ハルヒの声優さんが、スキャンダルを起こした、起こさないで揉めたという話が出たことは筆者の記憶に新しい。声優さんとキャラクターは別の存在であり、非難するに値しないという解釈は十分成り立つ。しかし、中の人という表現もある。騒ぎになってしまう原因は、声優とキャラクターを同一視するか、それに極めて近い感情を有している人々がいるからだと推察できる。
こうしてみると、ハーレムもののアニメはメタ的な作りになっていることに気付いた。まず男性視聴者がアニメの女性キャラを求め、アニメの女性キャラたちは一人の男性キャラクターを求める。その男性キャラクターは男性視聴者の分身として製作されているのではないかと思える。男性キャラクターは一人だけだが、男性視聴者は大勢いてかまわない。この特殊な構造を生み出すことによって、男性視聴者を満足させる試みがなされているのではないか? 以前なら、アイドルの恋愛はタブーのような人気業種だろうし、今でもあまり変わり映えがしないように思える。声優さんの例を挙げるまでもなく、恋愛対象などいないことが好ましかった。それをアニメというジャンルによって、アイドルを擬似的に恋愛させる、恋愛対象は男性視聴者の分身という形に変化したのではないだろうか。
当然例外は存在するものの、基本的にハーレムものの女性キャラクターは男性視聴者を落胆させるような作りにはなっていないように思える。落胆するかどうかの基準についても、視聴者の目線は主観的であるため、確実性があるとはいえない。
ここまでのまとめとして、アニメのキャラクターも、人気女性アイドルも、同じく偶像的という類似点があるといっていいのではないか。
男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうことがある、ということだ。
偶像化の類似種として登場するハダリ。
アイドルも、人形・ロボットのハダリも同じように偶像の類似種としてみることはできるのだろう。ハダリそのものは、女性アイドルの代替品として存在しているような感覚を筆者は覚えた。求めるものを具現化する、というやり方はアニメもアイドルも、類似点がある。
筆者が想起したもの。ハダリの存在理由は、俗に言う嫁ではないかという感想である。アニメの女性キャラクターを指して、自分の嫁だと思うことだ。嫁が画面から出てこないという表記があにこれにもある。あれだ。
イノセンスの最初の場面を視聴していたとき、筆者の頭の中では、ある想像、いや妄想といってよいものが起きていた。
以下妄想。
俗に言う嫁を脳内で愛おしく思っている男性視聴者の学生が、いそいそと塾から戻ってきて、夜食を取りつつ、お気に入りの嫁の映っているアニメの視聴時間が来たのでテレビにスイッチを入れた。
アニメの主人公の男性はあまり冴えない容貌で、これといった特徴もない人柄。人によってはへたれと呼ばれてしまいそうな性格である。そして、思春期の学生らしく、女性に自意識過剰になってしまいがちで、リビドーを押さえることが難しい感覚を受ける。
嫁の傍に近寄って、欲情の視線で盗み見た瞬間……
なぜか嫁は、激しく暴走し、信じられないほどの腕力で主人公の男性を素手で滅多打ちにし、撲殺してしまう。血塗れだ。鮮血が飛び散って文字通り周囲を塗り尽くしている。付近の壁によりかかるようにして斃れた男性主人公の頭蓋骨は陥没し、はみ出た脳が地面に垂れ下がっている。
溜まりに溜まってきた怒りか、堪忍袋の緒が切れたように爆発したのか。
周囲にいた人々は怯え、警察を呼ぶ。嫁は路地裏に逃げ込み追い詰められる。路地の突き当たりにまで行き着いた嫁は逃げ場を失っていた。
そこにやってくる一人の刑事らしき大男。大男と対峙した嫁は叫んだ。
「私は我慢してただけよっ!私は男の奴隷じゃないっ!男のいいなりになんかならないっ!」
大男は無言で拳を嫁に叩きつける。逃げ場を失った嫁は、どこから持ってきたのかわからない包丁で自分自身の体を切り刻み、自害した。
凄惨な現場で取り調べが始まる。テレビ画面を見ていた学生の男は呆然として、一言いった。
「俺、殺されてる」
以上妄想終了。
ある若手の女性ニュースキャスターが、自分のいいたいことを表現したところ、職場の男性陣からいろいろといわれたという。あいつは生意気だ。人から言われたことをやっていればいいのだ。女が自分の考えをニュースでいうなどおこがましい、と。結局その女性はニュースキャスターを辞めたという。
男性視聴者の手前、職場からいわれている手前、規制されているような状況と類似した不満。それが爆発したかのような……その記憶との連想を想起させる事件がイノセンスでは起きている。
筆者のした妄想を、攻殻という形で表現したら、作品としてイノセンスができあがった。そんな感じがしたのだ。事実としてそんなはずはなかった。先に作品はできあがっているのだから。
筆者が注目したのは、事件を起こしたのが人間ではなく、女性型ロボットのハダリであったことだ。人間型であっても、人ではないはずだ。しかし、どう考えても筆者からみてハダリは「生々しい女」だった。
ロボットは怒りで人を殺さない、ロボットは逃げたりしない、ロボットは追い詰められたからといって自壊しない、……そのはずだ。それとも前もってプログラムされていたのか?
男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうアニメの女性キャラクターは、飽くまで人という設定だ。生身のはずなのだ。なのにイノセンスでは人形であるにも関わらず、ハダリは生身の女のように思えたのだ。
それは様々な人々によって意図的に隠蔽されてきた、剥き出しの人間性が露出していたからではないか?
イノセンスのワンシーンが回想される。
「ああ、俺もよくやるよ、感想」
「あんた出世しないな」
義体化率が90パーセントを超えてしまう人間が闊歩する世の中で、人と人形の差は縮まり、曖昧なものになっている。それが攻殻の世界にみえる。では人と偶像の明暗をわけられるものがあるとしたら、それは一体なんなのか?
そもそも、なぜそのような事件が発生してしまったのか、原因は何か?
それを追っていくのが、筆者から見たイノセンスである。
もし、嫁が暴走をしはじめたらどうするか?
「カオがよくてお金持ちで性格のいい若い男なら」
「今まで素振りもみせなかったけど、ほんとは冴えない男と付き合いたくないよね」
人間からみたロボットの立場は、奴隷だという人もいた。ゴーストを持たぬ奴隷。ではその奴隷が人間性・ゴーストを持ってしまったらどうなるのか。
アニメの女性キャラは決して男性視聴者の奴隷ではない。ゴーストはすべての女性キャラに宿っている。そういう人もいるだろう。しかし、アイドルとアニメの女性キャラを比較すると完全にそういい切れないところも出てくる気がするのだ。アイドルは実際にいるし生きている。アニメのキャラは生きているとはいえない、と言い切る人も出てくるだろうし、意見が分かれてしまうだろう。
規制されていたものがなくなったとき、男性視聴者の予想外の言動が出てきてしまったらどうするのか。その時、若手の女性ニュースキャスターの職場にいた男たちのように、お前は黙って男の望んだとおりに動いていればいいんだ、といえばいいのだろうか?
それとも、受け入れてやるのだろうか?
薄い本が好きな、アニメ好きの男性たちの欲求を商品化するとどんなアンドロイドが作られていくのかと想像する。答えは、アニメのキャラそっくりのセクサロイドが作られるのではないか。キャラクターが描かれた抱き枕の発展版かもしれない。それと極めて類似するハダリ。
ハダリから感じた……剥き出しに露出した人間性、そうみえたものが、ゴーストのように思えてしまったのである。ご主人様を殺害してしまったハダリにはゴーストが宿っていた。
やたらと夜のオカズにされたりしているアニメの女性キャラは暴走しない。
そこに、ゴーストは宿っているといえるのか?
その話をしたところ、
『まぁ当然ゴーストが宿っていたから暴走したというのは間違いないですw』
『ゴーストがやどっていて大人しくしているとしたら、よほどのマゾですね』
という意見が返ってきた。
嫁に殺されるご主人様を題材にしたアニメを作るあたり押井監督はえぐい。しかし、その意図はどこまで一般視聴者に読み取られているのか。いや、筆者の勝手な想像にすぎないのか?
そのようなことを夢想していた。忘れてもらってもいいのだが、心のどこかで筆者は問いかけてしまうようだ。
あなたのハダリにゴーストは宿っているか、と。
gigi さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
話題性の為か俳優さんを起用されていますが作品を崩すような方ではなく声優としても活躍出来るぐらい素晴らしかった。
もう一人は反対されたようですが…
情報量の多さにストーリー難しく感じることもあるでしょうが
それこそ何度見ても楽しめる作品になっています
シュリケンジャー さんの感想・評価
4.6
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
観た動機は、前作の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』続編であるということからです。
余談ですが、個人的には、作品名は映画『攻殻機動隊2』の方が直観的に理解しやすかったです。
いつも、監督の押井守氏の作品を観ると、彼の一つの世界観を観たという感想になります。
自身を表現する手段を確立した人、つまり、新たな独創的世界観を表現する手法を持っている人というのは、凄いと思います。その部分に感心させられます。
そんな押井守監督の一作品です。
dolce さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1期、2期を随分前に視聴済み。
作品を遡る形でイノセンスを視聴しました。
バトーがメインだとは知ってましたが、
ということはまぁ男だらけの作品でして(´Д`;)w
いや、バトーは好きなんですよ?大好きなんです。
でもずっと見続けるのは辛いですよねww
一言でいうと華がないんです。
代わりのヒロインが登場なんてこともありません。
これでいいのか、いや攻殻機動隊だし、やっぱりいいのかな・・・。
代わりと言ってはなんですが、画はめちゃめちゃ綺麗です。
とても丁寧に作られた感がありました。
専門的なことはよく分かりませんが、
CGが使われてるのに、キャラとのギャップが激し過ぎず
全体的にとてもバランスが良かったと思います。
たまにCGの部分だけあまりにも飛び抜けて見えるアニメは苦手なので・・・。
あと特徴的な点では、
セリフの中に多々偉人の名言や格言がやたらめったら入っており、
ただでさえ難しい言葉の羅列が並ぶ攻殻シリーズが、更に輪をかけた状態になっておりました。
正直そこらへんを含め、1度視聴しただけではよく内容を理解出来なかったです。
ただ作品シリーズで電脳化や義体化を通して問いかけられる「命」の在り方。
「人間」としての定義など、色々深く考えさせられる作品であることは間違いありません。
また本作品においてはバトー自身が苦悩する様子も、
バトーファンにとっては興味深いところであり、一番楽しめたところでした(*´ェ`*)ポ
yokoryo さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まず、自分は攻殻ファンで押井監督も好きなのでだいぶ推してますw
以下、見たい・よくわからんかったという方に。
視聴前必須事項
・攻殻機動隊の世界観、時代背景の理解
・GHOSTの概念の理解
・(公安九課、特に素子・バトーについて)
・(前作GHOST IN THE SHELLの視聴)
視聴時意識しておくこと
『人間と人形を隔てるものとは?』『人間として生きることとは?』
視聴前に最悪上の2つを理解してないとこの作品を見るのは厳しいと思います。また、3つ目に関してはこの作品の前提となるとこなので、前作を見ておいた方がずっとずっと良いんですが、前作もなかなか敷居が高いので、下の説明で何となくわかってもらえれば内容理解にはとりあえずはいいかなと。一度見てよくわからなかった方も上のことを理解した上で視聴すればだいぶ内容が理解できると思います。
以下非常に簡単に説明
・攻殻機動隊の世界観、時代背景の理解
高度に情報化された近未来。
全身のサイボーグ化(義体化という・脳の場合は電脳化)が普及し、通信媒体を介さず直接ネットにアクセスすることが出来る時代。
人間・サイボーグ(義体化・電脳化した人間)・アンドロイド(人形、ロボット)が混在した世界。
義体化により全く同じ外見や声の人、アンドロイドが存在出来るため、生物的な個性はほぼ喪失。
記憶などの情報は電脳化により改ざん、コピーも可能。
・GHOSTの概念の理解
GHOST:人間の自我や意識、アイデンティティ
自分を自分たらしめるために最低限必要な根源的なもの
※詳しくはwiki参照をおススメします。
ここまで理解してもらえれば、人間と人形の境が非常に曖昧になり、自分を自分たらしめるものはゴーストという実態の無いものだけになっていることがわかると思います。この社会ではサイボーグとはそのようなファジーな存在になってしまっているわけです。
そんな中でハダリという本来人形であるアンドロイドがある事件を起こします。それは果たして単なるプログラムの暴走なのか、それとも。。。
といった内容です。
だからこそ『人間と人形を隔てるものとは?』『人間として生きることとは?』という問いが出てきます。
知っておいたほうが良い予備知識
・公安九課、特に素子・バトーについて
公安九課:電脳戦、武力戦に長けた少数精鋭の特殊部隊
草薙素子:通称「少佐」。公安九課の隊長。全身義体の特A級ハッカーであり最強の隊長。前作の事件で失踪
バトー:九課のメンバー。素子が好き。
最悪これだけ知ってれば何となくOKですw
出来たら前作を見たほうがずっといいです。
以下レビュー
酷評も多いこの作品ですが、押井監督特有の引用や作風が許容できるか、またこの作品に何を求めるかによると思います。単なる娯楽として見ると大失敗します。
映像作品としてはもう芸術の域ですし、また内容も哲学的なものなので、そういう姿勢で見れば評価は変わるんじゃないかと思います。
個人的にはすごく好きな作品です。切なく美しい攻殻の世界、というより押井監督のエゴの攻殻世界です。嫌いじゃないです。これくらいやっていいと思います。その証拠に受け付けない人も多く、他作品とは一線を画したものになっていると思います。
テーマが人間の根本を深くエグる非常に残酷なものである反面、圧倒的な映像美と演出で儚く美しい作品になっていると思います。
とにかく自分には素晴らしい作品です。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
映画版「GHOST IN THE SHELL」の後編なので、最低でもそれをまず見ておくべき必要があります
見てないと大事な場面の意味が理解出来ないので、意味不明な作品として終わってしまうw
世界観や設定を理解したいなら、テレビアニメ版(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX)も
見ておいた方がいいかも知れないが、話のつながりはないです
(どうやらつながりはあるらしいのですが、まぁやはり切り離して見るべきでしょう)
前作の「GHOST IN THE SHELL」とテーマ自体はそこまで変わりません
人間とは何か?人間を人間として証明するものは何なのか?という類のテーマです
ただアプローチの仕方が、前作とは逆になっていますね
前作では全身・脳までをもサイボーグ化した「人間」からの視点だったのですが
今作では人間を模して精巧に作られた「人形」に、
もしゴースト(魂)が宿るとしたら??という視点です
まぁ最低限これだけ理解しておけば、視聴に困ることはないと思います。
押井節の台詞はかなり難解で、初見では何言ってるか分からないかもしれませんが
実際単純に視聴する上では、そこまで気にする必要は無いと思います
ストーリーは意外とシンプルなので、そこまで細部に拘って見る必要はない。
逆に全部理解しようとすれば、何回も見なければならないのですが・・・
内容が内容なだけに、ちょっと退屈になるかもしれないです
テレビアニメ版のようなアクションや駆け引きはほとんどないので、それを期待すると肩すかしにあう
しかし非常に美しく落ち着いた感じの作品に仕上がっているし、
少佐が守護天使としてバトーを助ける演出なんかは本当に良かった。
個人的にはその攻殻の世界観・雰囲気だけでも最高に楽しめたのですが
攻殻ファンでなければ楽しめないし、大衆に支持されるような作品でないのは確かです。
ただ、映像の美しさは絶品でそれだけでも見る価値はある
アニメ映画としてではなく芸術作品としてみるべきかもしれないですね
シン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
劇場版攻殻機動隊シリーズの第二番目の作品。
今作では少佐がいなくなって4年後の舞台です。そこでコンビを組んだバトーとトグサの捜査を追った物語なんですが、攻殻機動隊の世界にグッと惹き込まれました。いかにして自我を守るのか?人間とロボットの違いとは?なんて事を叩きつけられました。
高度な映像美、舞台を引き立てる音楽、ハラハラする脚本、どれをとっても良かったと思います。ただやはり一般教養を必要とするバトーとトグサのやりとりや電脳化などの専門用語を理解している人向けなので初見の方は難しいと思う。第一作の方に見る順番と心得を書いてありますので参考にしていただければ。
neeeeeyo さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これだけ人間の本質をえぐる作品はない。残酷でさえあると思います。
人間の行き着く先というか、自己の存在意義、それそのものの存在自体が危うく、それによる自己の肯定は、個人個人の認識でしかなくて決定するのも自分自身。
この作品を理解した時はものすごく落ち込みました。それだけ私には影響力のあった作品です。でも、それを分かった上で自問自答を繰り返す事で、いつのまにか言葉には出来ないですけど、自分なりの新たな生き方が見えて来たような気がします。
押井守監督はこういった目に見えない人間の本質をアニメに出来る唯一の監督だと思います。分かりにくいと思われがちですが、その本質がわかってしまえば、ある意味ダイレクトに表現していると思います。
ghost in the shellも合わせて観ると素子の心情の変化が汲み取れるので面白いかと思います。
とはいえ、見解はそれぞれあっての物なので、違う見方をする人のほうが大勢と思います。とにかく素晴らしい作品です。
フランドル さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
一応信者なので・・。
一応がつくところがアレだけど。
まあ思考、思想を未文化なまま垂れ流してインテリぶってると言われても仕方のないとこはあるけど、それがよかったりもする。
ストーリーはループぽいのしか作れなくなって久しいとしか言えないけど圧巻の映像と演出は世界に名だたるこの人ならでは。
人に薦めるなら・・・何者かに圧倒されたいならこれかな
ストーリー重視のみなら微妙かもだが
ひげ さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
実際にすごい。でもすげえかったるいストーリー。
いたってシンプル。バトーの傷心、浪花節。
何度も視聴に耐える様にっていってるけど一回観ればわかるわ。
なんも話がすすまないんですよね2時間?・・
よく許可がおりたというか・・。
あっさりTV版ではスタジオスタッフからアンサーを出されたのもなんかかわいそうwwまぁ別次元の話ですけど。
いつの時代もなんか暗いよね・・
aokabi さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 1.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
攻殻機動隊をここまで眠く出来るのか!
という驚きの内容
ただ、ひたすら眠くなります
Shy さんの感想・評価
3.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
みかみ(みみかき) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
さすがに、物語としての機能があまりにも弱すぎる…かなぁ、と。ある程度よわくても、わたしはOKだし、「エヴァ」のように、物語を崩壊させること自体に、メディア論的な問いかけがほの見えるような、アンチ物語とも言えるような仕掛けならば面白いのだけれども。
だが、ここまでこういう作り方だと、視聴者としての態度を押井さんの側にあわせようと、ちょっと頑張らないとむりかもしれない。もちろん、これでも大丈夫な人もいるんだろうけれども、わたしはここまで来るとぎりぎりアウト。
エピソードも、文脈もじゅうぶんに出来上がっていないところで、いきなりアフォリズムめいたものをだすというのは、正直ほめられた作法ではない。押井さんは、物語メディアの人間として、どうありたいのかぎりぎりのラインにいると思う。
また、そのうちもう一回みたら、感想かわるかもしれないけれど。なんだかんだで攻殻ファンなので。
ぶっかけ さんの感想・評価
3.7
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
私の中では『GHOST IN THE SHELL』の続編であって、そうでないとしか言えない
理由は、監督である押井氏の哲学を提示するソースとして、攻殻機動隊の一部分がチョイスされたとしか思えないから
ホントに難しいんだよね、コレ
一回見ただけじゃ分からない上に、二回見る程意欲も湧かないって言う…
個人的には、とても好きな監督さんなんだけど、私の好きじゃない彼の側面が全面に押し出された作品と捉えてます
良いトコ取りのクリエーターってのもつまらんので、必要悪ってことで悪くばかりは言いたくない、複雑な心境です
イノセンス -INNOCENCEのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
イノセンス -INNOCENCEのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
草薙素子(少佐)がいなくなって3年後の2032年。
少女型の愛玩用アンドロイド(ガイノイド)「ロクス・ソルスType2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9 課で捜査を担当することになり、公安9課のメンバーであるバトーは新しい相棒のトグサとともに捜査に向かう。
(アニメ映画『イノセンス -INNOCENCE』のwikipedia・公式サイト等参照)
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1995年11月18日
他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受け、公安9課は捜査を開始するが、人形使い本人の正体はつかむことが出来ない。そんな中、政府御用達である義体メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインが突如稼動し、女性型の...
ジャンル:OVA
放送時期:2006年9月1日
「個別の11人事件」後、草薙素子が公安9課を去って2年経った2034年。草薙が失踪したことにより組織の変革を余儀なくされた9課は、課員を大幅に増やし、捜査活動やその方針にも変化が見られる。そんな中、シアク共和国残党の特殊工作員によるテロ計画が判明。実質的リーダーとなったトグサ率いる9課...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2008年7月12日
時代は21世紀、第三次核大戦と第四次非核大戦を経て、世界秩序は大きく変化し、科学技術は飛躍的に高度化した。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加...
ジャンル:Webアニメ
放送時期:2020年4月1日
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー"へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。内戦・紛争を渡り...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年6月22日
『公安9課』が最優先ラインの攻性部隊とはなり得ていない、A.D.2027。公安捜査の権謀術数に限界を覚える荒巻の前に現れたひとりの女─ 陸軍『501機関』所属・草薙素子三佐。 最高度のフィジカルと電脳戦スキルを備える一方、向こうみずで世慣れぬ未熟さをあわせ持つ草薙は、荒巻と不即不離の関係をた...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2002年秋アニメ
西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。 情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2015年春アニメ
企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなる程、情報化されてない近未来――西暦2027年。高度化した電脳犯罪を前に、"攻性"の特殊部隊設立を望む内務省公安9課・荒巻大輔の前に現れる、陸軍501機関所属・草薙素子三佐。生まれる以前に全身を義体化されたサイボーグで...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年11月30日
自らが育った501機関から独立を果たし軍内部での自由を得た草薙素子。しかし自立を後押しした荒巻の薦めにも関わらず自身の部隊の結成を先送りしていた。そのさなか、何者かによるロジコマへのハッキングが発生。調査のためにロジコマを移送する草薙は武装集団に襲撃される。そこには、「眠らない眼...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2015年6月20日
2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。 被害者の中には草薙素子のかつての上司、501機関のクルツもいた。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。 「お前たちは私のパーツだ。パフォーマンスを発揮出来ないヤツはパージする」と言い放つ草薙に、「俺た...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
「笑い男事件」が解決して半年…労働力不足を補うため国外から招かれた約300万人の招慰難民。日に日に存在感を増す招慰難民と、国家の孤立を謳うインディビジュアリストたちの対立は深まり、テロが頻発するようになった。その状況の中で「個別の11人」を名乗るテロリストがテロと自決を決行する。 ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
「笑い男事件」が解決して半年…労働力不足を補うため国外から招かれた約300万人の招慰難民。日に日に存在感を増す招慰難民と、国家の孤立を謳うインディビジュアリストたちの対立は深まり、テロが頻発するようになった。その状況の中で「個別の11人」を名乗るテロリストがテロと自決を決行する。 ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年3月6日
草薙素子(少佐)がいなくなって3年後の2032年。 少女型の愛玩用アンドロイド(ガイノイド)「ロクス・ソルスType2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9 課で捜査を担当することになり...
ジャンル:OVA
放送時期:2004年3月3日
集英社刊「週刊少年ジャンプ」連載の人気漫画を原作にしたOVA作品で、本作は伝説のハンター専用ゲーム""グリードアイランド""を舞台に展開されるシリーズとなっている。主人公は、行方不明の父親を探すためにハンターとなったゴン・フリークス。友だちのキルアとともに、父の消...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。 役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。 疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。 突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
子供の頃からプロ野球選手になることが夢だった波多野憲二(はたの けんじ)。しかし、夏の甲子園大会、東東京地区予選・3回戦で敗退してしまう。 だが、野球部の監督であり、担任の筒井は、そんな憲二に違う才能を見出していた。そしてある日、以前の筒井の教え子でプロ・ボートレーサーの萩原麻...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2004年3月6日
ある日、のび太は川でおぼれていた子犬を助け、ドラえもんの道具「壁かけ犬小屋」でママに見つからないようこっそりと飼いはじめる。のび太は子犬に「イチ」と名付け、良く懐き頭も良いイチとのび太の間にはたちまち友情が生まれていた。そんなある日、のび太と遊んでいたイチはのび太の思い出の品...
ジャンル:OVA
放送時期:2004年1月21日
漫画家・熊倉裕一によるコミック作品をOVA化。先に展開されたテレビアニメ版では映像化されなかったエピソードを全3巻で描いている。王ドロボウのジンと相棒のキールは、あるお宝を手に入れるべく、あえて第七監獄という刑務所に入所する。そのお宝とは、その昔、カンパリという名の奇術師が、眠...
ジャンル:OVA
放送時期:2004年1月28日
アニメ学校を卒業し、念願のアニメ業界に就職することになった大黒みき子は、初めての職場「スタジオプチ」に出社、そこで「制作デスク」である追浜の手厚い歓迎を受けることになる。 しかし、その追浜は大黒みき子に「くろみ」というあだ名(名字と名前の「黒み」の部分をとって命名)を勝手に付...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2004年冬アニメ
勉強嫌いで無鉄砲だけどスポーツ万能、人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀でお嬢様育ちのおっとりとした性格の雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。2人は邪悪なドツクゾーンが光の園を襲撃し、地球に逃れてきたという不思議な生き物メップルとミップル...