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「イノセンス -INNOCENCE(アニメ映画)」

総合得点
76.0
感想・評価
770
棚に入れた
4249
ランキング
746
★★★★★ 4.1 (770)
物語
3.8
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.0

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イノセンス -INNOCENCEの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人は何に奉じるのか

まぁ、人を選ぶ作品だと思いました。
興行は国内10億円(延べ70万人)、アメリカでは1.2憶円(Wikiより)。
興行収入では大ヒットの目安が10億円なので、ギリ滑り込んではいます。
押井監督は50億を見込んでいたそうですが、私はやっぱり人を選ぶ作品に仕上がっていたと思います。

公開は2004年。奇跡的ではあるけれど、劇場で観た記憶があります。
映像美が凄かったし音響も凄まじかった。何よりシナリオに圧倒されました。
おかげでしばらくは頭の中がカンカン鳴っていました。
あの頃を振り返りつつ、今の私の脳を少しばかり比べてみようと思います。



まず第一関門。
とにかくやたらめったら引用文が多い。格言、箴言のオンパレードです。
初見ではちんぷんかんぷん。仮に知っててもシナリオに紐づけようものなら、脳みそがみるみる加熱すること請け合いです。

その結果、セリフを何度も聞き直す(観なおす)ハメに。
メモと辞書を突き合わせてシナリオを追いかけるハードワーク。
凝った作品だなという記憶が強く残りました。
もちろん今でも同じ印象です。

第二関門。
前作の攻殻機動隊のシナリオを踏んでいるし、キャラにも見覚えがありますが、「攻殻機動隊」のフレーズはどこにも見当たりません。
もはや別モノと言ってもいいくらいテーマ性が違います。

表層は電脳をモチーフにした難事件に立ち向かう機動隊には間違いありません。
中層は人間の生と性の業の深さが配置され、電脳への不遜と浅ましさが描かれます。
深層では児童虐待と女性蔑視が横たわっています(世界観設定がほんの8年後、2032年とは驚きです)。

そのうえでイノセンス=純真無垢、天真爛漫が、結語として提示され視聴者に訴求されます。
受け止め方はいろいろでしょうが、皮肉なのか当て擦りなのか、とにかく気持ちが萎えてしまいました。

第三の関門。
本作のコアには、強者と弱者が構造化されています。
ガイノイドが人間を殺すというのは、アンドロイドが人間を殺すのとは少し意味合いが違うというか、印象が変わるように思います。

ガイノイドは女性型玩具用アンドロイドを指し、本作ではセクサロイドに特化するものとして俎上しています。
女性性へのおぞましい消費が、男性生への反語として犯罪利用されるというわけです。
男性は心を痛めるでしょうか。それを私は喝采はしませんが・・。

第四の "関門" 。
20年たってようやく追いつけた感が私の実感です。
それだけ先見の目が未来のカタチを深く抉っていたという理解です。
あと8年も経てば、おそらくAIがゴーストの代替となりうるでしょう。
ならば不気味の壁を乗り越えたガイノイドたちが、市場に散見、いえ席巻しているのかも知れません。

その頃中国では {netabare} ゲノム編集されたクローンベビーが 14才を迎えているはずです。
オリジナルとコピーは何を語るでしょうか。
大きすぎる関門です。{/netabare}



ガイノイド、アンドロイドは、言うなら傀儡(くぐつ、容れもの)です。
そんな彼らの電脳には、少女の生きた脳(ゴースト)が供与され、使役され、消費されるのです。

セクサロイドとなれば、男性の処女性への追求が、児童の肢体と少女の脳を生贄として犠牲を強いるのでしょうね。
それは魂への侮辱、凌辱、損壊。たとえAIだったとしても嫌悪感しかありません。

事件の発端はガイノイド(モデルネーム=ハダリ)による男性要人殺人です。
傀儡のハダリは、購入者・使役者の夜の営みに道具として扱われます。
同時にセクサロイドを囮にした正真のマーダーに豹変し、首謀者のプログラムに殉教するのです。

公安9課のバトーとトグサは身を張って事件の本丸に切り込み、無数のハダリを滅多打ちに。
攻殻×傀儡のバトルは物語の必然であり一興でもありますが、それはつまるところ、ハダリには高い性需要がある証左なのです。
児童の性の搾取、男と女の性対比として見るなら、心に棘を残すシーンでした。

解決として少佐のゴーストが関与することになりますが、バトーを側方支援しても、正面突破する "主体性" は見られませんでした。
ただ、少佐が降臨する理由は、明確に攻殻の目的意識性と合致しているわけで、あたかも鬼神のごとくの存在です。

さすがに「ネットにアクセスすれば、私は必ずあなたのそばにいる」というセリフには、彼女の "主意性" がしんみり伝わってきました。
でも、そこに何かの期待感を抱いたり、違和感を差し挟んだりするのは無用というものでしょう。

少佐とバトーの相関性は、トグサに抱かれた娘とその腕に抱かれた娘への "プレゼントの人形" と、同時にバトーに抱かれた "飼い犬のガブリエル" の両者の視線とに形而上化されるからです。
有体に言えば、傀儡には意志や感情などは本来不要であり、飼犬はあるじ(国家)に尾を振る姿が身の程というもの。

そんな玩具と玩犬の対置に、少佐とバトーの淡いイノセンスが窺えるし、それがこの物語の主張なのだろうと感じました。
ただ、 "世界を愛し、世界から愛される存在" として、ともに理解し合える徒(ともがら)として、その想いを形而下に置いておきたい二人なのでしょうね。

従は主となりえずとも、主たりうる願いをささやかに希求する従でありたい。
そんなふうに掬い取れば、「攻殻機動隊」などの大仰すぎるネームは、不要となっても構わない。
そんなふうに私は頷けるのです。



おまけ
{netabare}
作品を俯瞰すれば、原作の時代背景には経済バブルとその崩壊の実相が見て取れるように感じます。
男も女も、老いも若きも、バブルマネーに狂奔し、我が世の春を永遠なるものと疑わなかった時代。
カラダの器は少しも変わらないのにキモチだけが肥大し、見栄え性だけは攻殻のように固太りした時代でした。

それに反して、精神性は礎石を見失い、あたかも浮わつくゴーストのように堕落と酔生夢死に現を抜かした時代。
バブル崩壊で実体経済も労働市場も極端に歪曲化し、明日をどう生きるかさえ見通せず、リストラと時間労働の切り売りに、国家の安定が根こそぎ損なわれた時代でした。

そんな時代に生まれた本作を、今になって見返す意味は何だったろうと自問しています。
インターネット、スマホ、AIなどのハイテクには目を剝くけれど、軽重犯罪と誹謗中傷が蔓延し、戦争と紛争が世界を蝕み、気候変動さえも近年待ったなしの瀬戸際です。
速度を上げて不安定化に突き進む地球に、いったいどんな選択肢を手にすればいいのでしょう。

イノセンスは "無知" とも "潔白" とも解されます。
二律背反にも感じられますが、そこに "規律と自由" とが併存し調和しうる道はあるのでしょうか。
そこを歩むとしても、この先、本物の寛容と忍耐とが問われる時代になるような気がします。

失われた30年とこの先の困難に、私は生々しいリアリティーを肌身に感じます。
果たして、人類の未来に何を奉じればよいのでしょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/11
閲覧 : 46
サンキュー:

6

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間と人工知能。。何が違うのか?

人間が人間たらしめているのは、自分たちが「人間」であるということを「意識」しているからだそうで、「我思う、故に我あり」というわけである。

しかしもし、AIなるものに「意識」が備わったとしても、「意識」そのものが科学的に証明されない限り、それは「意識しているとプログラミングされている」という解釈になるそうだ。ということは、逆説的に言うと自分以外の人間が「人間」であるかどうかは本質的には理解できない。なぜなら、そこに歩いている「人間と言われるもの」は「そうプログラミングされた何か」かもしれないからだ。

あるいは、我々人間が飼っているペットやぬいぐるみ、自分の子供を可愛がったりするように、他者に対して感情移入できるよう「ロボット」や「アンドロイド」に「共感」できるほど感情が豊かである場合、「人間」が「ロボット」に「人間性」を見いだせれば、例えそれが「意識」など存在しない単なる「プログラミング」だったとしても。。。

「人間」はそれを「人間」として扱うのかもしれない。要はどう捉えるかは私たちの考え方一つで決まってしまうのだ。

例え実体のない2次元が対象であったとしても、それが「機械」であったとしても、そう思えたり信じたりすることによって幾重にも捉え方が変わっているのである。

そうした場合「人間」の定義とは一体何を指すのだろうか。

投稿 : 2024/11/28
閲覧 : 823
サンキュー:

28

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

"電脳にハッキングされてたんだ" ←🆗👌

こりゃあ、何が起こってんだぁ!?ってなると大体「電脳にハッキングされたんだ」ってなるから笑ってしまう。やっぱり攻殻機動隊シリーズは自分がアホなのもあってあまりハマれないのかも。

投稿 : 2023/02/22
閲覧 : 123
サンキュー:

1

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

そう囁くのさ、俺のゴーストが。

 見終わっての感想、、、はあんまり思い付かなかったので適当につらつらと。

 まず作画がとんでもないことになってますね(; ゚ ロ゚)。人形や研究所、建物や空までもが美術館の展示品みたいにアートになってました。
 次に、人形が怖い(ノдヽ)。ちなみにこの映画、僕が小学生のときにちらっと見たことがあったんですが、最初の女の子の人形、研究所の並んだ人形が怖かったです。軽くトラウマでした。これが攻殻機動隊シリーズだと気付いたのは大人になってからでしたね。終盤の大量の人形が襲ってくるところは特に怖かったです。
 
 前作の押井版攻殻機動隊がアイデンティティーをとうものだったのに対し、今回は「人間と人形」について描かれていましたね。たくさん人形が出てきてたのもそのせいかと。「なぜ人は似姿の人形を作るのか?」「機械と生命の違いは?」といった問いに対し、「そんなこと言われても、、、」としか答えられないんですが、着眼点はすごいな、と思いました。

 他にも戦闘シーンや無限回廊みたいな、現実と虚構入り交じる不思議なシーンは見所です。話の面白さというよりは、難しい世界に浸りたい方におすすめです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 541
サンキュー:

14

camuson さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

印象度:65

映像技術的には、3DCGと2Dの手書きアニメの融合を試みていて、
質の違う映像が組み合わさることによる適度な違和感を楽しめました。

いくつか印象に残るシーンがありました。

序盤、少女(ロボット)が、人間ではあり得ない関節の動きをして、
突拍子のないところから顔が出てきて、目があったときにはハッとしました。

サバイバルホラーゲームに出てきそうな洋館ホールの磨き上げられた質感は、
見ているだけで皮膚の表面がひんやりしました。

祭りの群集は壮観でした。

枝葉の部分はそれなりに面白いのですが、
本筋のストーリーが、中途半端で、深みを感じませんでした。
もう少しひねりを加えるか、いっそオチのようなものはなくしてしまうか。

前作の特に後半は、何とも言えない冷たく悲しい空気が支配していたのですが、
本作には、あの独特の息が詰まるような張り詰めた空気は感じませんでした。

やはり映画版の攻殻は少佐がすべてなのかも知れない。と思ってしまいましたね。

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 218
サンキュー:

1

saitama さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

押井守のやりたいことを当時最高のアニメ技術で作った作品

dアニメで本当に久しぶりに視聴。

物語の本質としては、ロボットAIが自己を持ったとき、果たして電脳化された世界の人間とロボットAIに違いはあるのか? 

事実上脳以外はサイボーグ化するのが当たり前になっている攻殻機動隊の世界ではなおさら…。あえて言えば、押井守版ブレードランナー。

2021年、ネットにあらゆる情報が流れ、ターゲティング広告やプライバシーへの規制が始まっている現代こそ、すんなりと、このイノセンスの世界観がある種の恐怖も含めて理解できる…。

正直、2004年の頃は、絵空事感がまだまだあった。でも、今見ると、当時よりずっと現実感を感じる。この先、間違いなくこれに似た世界はやってくるのではないか…という感覚。それは2004年の頃より確実に強く感じる。

その意味において、押井守より、原作者である士郎正宗は本当にすごい…。この作品が成り立つのも攻殻機動隊の世界観があるからこそ。

で、肝心の脚本も書いた押井守監督だけれども、あー、押井ワールドを当時のアニメ技術つぎ込んで作ったなぁ…という印象。それが先にも触れた、押井守版ブレードランナーをアニメで作ったという感じ。

ぶっちゃけ、物語としては、攻殻機動隊やパトレイバー、もっと言えばうる星やつらで何度も観た押井守の世界観というか、エッセンスを凝縮している。なので、押井守アニメをたくさん観た人には目新しさはない。いや、それでも素晴らしいのだけれども…。強いて言えば士郎正宗の原作ベースに作ったことで、重厚感が半端ない。そこが最大の追い風。

やはりこの作品の見どころは作画かな。作画と描写とアングルとカット割。これを観て、閃光のハサウェイを観ると…、おいおい、閃光のハサウェイはもっとやれること山程あったろ! と突っ込んでしまいたくなる。やはりプロダクションIGだけではなく、アニメーターが揃っているジブリが制作協力しているのは大きい。ジブリのスタッフで機械ものやロボをやれば、ここまで出来るんだぞってアピールしている。作画勉強のためだけに限ったとしても、いまのアニメーターが観るべき作品という感じ。

個人的には、物語としては、うる星やつら、マクロス、パトレイバー、カウボーイビバップほどの感動はないけれど、でも、間違いなく大作。そして傑作。海外ウケがすごいのも理解できる。

それにしても、なぜタイトルはイノセンス? 映画攻殻機動隊2で良かったじゃん、とはいまだ思う。
まあ、きっとその辺も色々あるんだろう。この手のことは上で余計な口出す馬鹿が大抵いるから。

投稿 : 2022/01/04
閲覧 : 358
サンキュー:

6

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映像が綺麗、

特に序盤から中盤にかけて映像美に圧倒されっぱなしになる。
人間と人形の境目のギャップの描き方がとてもいい。

ただ攻殻機動隊系の作品前半の話になるけど個人的にフィリップKディック派閥の「人間とアンドロイドの違いは」的な問いに全く興味が持てない(アンドロイドでも人間と同様の思考を持てるものもいずれ作れるだろうし、一方でそれを実現するのは結構大変だろうな、としか思わない)し、そこからの発展も抽象的な範囲にとどまっている気がする。
特に最後は{netabare}スーパーヒーロー少佐が現れて陳腐なガンアクションになる{/netabare}ので
個人的に苦手な感じ。

引用を多用しているが、それは外部記憶が可能になったらこういう世界になるということなのか、実際作品を理解する上で重要なのかわからない。もしかしたらもっと深遠な作品なのかもしれないしこけおどしかもしれない。

投稿 : 2021/12/14
閲覧 : 219
サンキュー:

2

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

押井作品旧作の焼き直しですかね。面白いですが…素子はどこ?

 攻殻機動隊はもともとサイバーパンクとして、ゴースト(魂)、集合的無意識、電脳空間における人間の可能性、オリジナルの無い模倣(シミュラクル)、認識の不確実性などを扱ってきました。

 本作に至って今度はリアルとバーチャルがシームレスになったということでしょうか。または人間の形をしていることの意味と人間であることの無意味さ、みたいな話になっていました。つまり電脳空間の世界のみならず、形としての人間が実社会でも虚構性を帯びてきたとき(あるいは人形が現実性を得たとき)、人間をどう定義すればよいのか、という問いかけだったのかもしれません。

 犬は人間に対して拠り所となる確かなもの、ということでしょうか。トグサが子供を抱き、子供が人形を抱いていた場面で、バトーは犬を抱いていました。この時の人形=子供の無機物性虚構性が強調されていた気がしたのは気のせいでしょうか。

 言いたい事はそんなところかなあという気がします。押井守なのでよくわかりませんが。

 ストーリーについて。草薙素子が出てきてサイバーポリスとして電脳空間で縦横無尽にハッキングを繰り返し、ガンアクション、カーアクションがバンバンでて、タチコマがギャグを飛ばす…というのを期待して見たので、初回はたぶん30分くらいで切りましたね。

 ただ、あまりに評価が高いので再視聴したら、面白かったです。つまり従来型の攻殻機動隊を期待するとがっかりですが、そうでないことを知っているといい出来だということでしょう。

 舞台はなぜか香港…なんでしょうね。ただ日本のヤクザもいて訳が分かりません。あの工業団地みたいなところが何を指しているのかも不明です。で、いきなり中華版ディズニーパレードですからね。非現実性を強調しているのはわかりますが。

 アニメについては、CGは技術の問題なのか演出の問題なのか、FFとかバイオハザードとかそういう感じです。虚構性というか無機的な感じが出したかったんでしょうか。というかクーロンズゲートそのまま?

 でまあ、本作の位置付けですね。深いかと言われると、うーん、テーマ性はいいんですけどね。テーマのオリジナリティですよね。時代背景でいうと先進的だったかもしれませんが、AIと生命、VRと現実みたいなことはいろんな作品で言っています。
 天使の卵とかビューティフルドリーマー、パトレーバ―2なんかの焼き直しといえば焼き直しですし。

 冒頭のあのロボットの動きとかデザインとかが斬新だったですけど、それ以降はなあ。さっき挙げたゲームや旧押井作品以上のものではないし。

 普通、磊磊落落(小さいことにこだわらない)ですけど落落磊磊と言っていたのはなぜ?
 あと格言みたいな言い回しが多すぎですが、これはどういうことでしょう。しょせん人間の意思疎通は誰かの言葉を借りている的な構造主義の話のメタファでしょうか。よくわかりません。

 ということで、面白いしテーマ性もあるので見る価値はあると思います。ただ、エンタメ性が不足しています。エンタメ性は難しいところで、文学になり切って天使の卵になってしまうとセールスになりませんし…だからといって攻殻機動隊の名前を使ってこれではなあ…と。

 もちろん攻殻機動隊はアニメに関して言えば押井作品のようなものなので、名前を借りて無茶をしたという感じはありませんが…やっぱり、アニメでテーマ性を語るのにエンタメが置いてけぼりになるのは、あまり好きでは無いですね。押井守はエンタメ性の中に深いテーマがいれられませんかね。

投稿 : 2021/12/02
閲覧 : 318
サンキュー:

8

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人形と犬

押井守監督作品。

「サイボーグ」
それはもう一つの人間の身体。
イノセンスは押井守が言う、
冷たい身体と匂う身体の物語。
それは人形と犬を巡る物語であり、
人の無垢なる他者たちの物語である。

自分が造られたものではないかという疑い。
自分が人形ではないのかという疑い。
どこまでが私でどこからが私でないのか!?
ここでも押井守は「私」について考察する。

バトーは夜の街を彷徨う。
何故、人は人形をサイボーグを創るのか。
何故、人は自分の似姿を制作するのか。
まるで神のような振る舞いであろう。

身体を巡るフェティシズム。

哲学的に射程の長い壮大な物語でしょう。
これが癖になりだすと監督の術中に嵌る。

今でも異様な熱量で書き込まれた、
街の風景が恋しくなり、また観たくなる。

投稿 : 2021/09/12
閲覧 : 743
サンキュー:

44

ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

このざわざわした感覚を 楽しめるかが、この作品の評価の分かれ目かなー

寝なかったよ。褒めて
予想を覆してかなり面白かった。絵と画が良くて大満足、いや超満足
流石押井守

・内容
・よかった
・わるかった
・まとめ

内容
割とこじんまりとした話だった。色々なん癖をつけられ9課のバックアップは無い。ほぼバトーと生身のルーキートグサちゃんの二人+最後だけちょろっと素子。捜査シーンは会話を含めあまり面白くない。眠い。エンドレススリーの場面はかなり楽しめた。テーマは子供は人形みたいなもの、魂が宿っていない(P.K.D.の短編人間未満を思い出す)とか、人形が怖く見えるのは、人形の中の見える人間の姿が怖いからとか、壊れてしまう人形の中に、人間もまた簡単に壊れなくなってしまう、ただの物質でしかないのと気づいてしまうからだ、みたいな思想。
という事で1作目が夢の中の蝶は現実かまぼろしかなのに対して今作では人間と人形、生物と静物の違いがメインのフォーカスだった


よかった
犬作画いや、犬演出がすごい。流石押井守。・・・・何考えているんだこの犬おっさん。
今作ではやたら引きの背景のアレのシーンがあってよかった。撮影/動画編集がすごい。凄まじい。鑑定のハマーンおばさんの目パカシーンやヤクザとの闘いなど視覚的刺激が満載。2006年作品だけど、最近のハリウッドの謎の。空中モニター上でタービーンをくるくる回すシーンよりはずっといい。音楽も独特で良かった。底力を感じた。

物語の最後で多国籍企業が朝鮮語で話していたけど(冒頭でも?)、音声加工をした朝鮮語は非常に「ワル」兼「サイバー」だったので、もっともっとフィクションで朝鮮語を取り入れて欲しいと思った。外国人のサイバー作品に変な日本語がでてくるけど、感じたのはあれの逆バージョンかな。とにかく朝鮮はサイバーだった。今思うと近藤和久氏は35年くらい時代を先取りしてたな。またオーニソプターのような独特なデザインのVTOL機や
ギブソンやオーストンスコットカード作品とかにでてくるようなサイバーイルカがでてきて、いとおもしろきかな。
 
   
わるかった
ただ、殺された警察官の書斎を初期調査してる動背景のシーンで、バトーが歩く脇の本の厚みが感じれなかった。バンプマップが張られていないのか、本棚のモデリングにお金をかけてなくて単純な立方体なのかわからんけど厚みが無い。なのでリマスターする時はその場面だけ修正して欲しいと思う。

東西の賢人、偉人の言葉の引用があるのはいいけど、その上、更に中国の唄?短歌?漢詩?みたいなのが頻繁にでてきて、1~3回ならいいけど、6回くらいでてくるのは過剰に思えた。知性アピールするのはいいけど、さすがにひつこいにょ!!!!!

あと音量調整が最悪だと感じた。映画やアニメ映画とかでたまに音量調整で「?」ってなる事はあったけど、ここまで酷いのは初めてだ
二人の間の普通の会話:音量レベル30%
独り言:音量レベル10%
音楽が全力で鳴る:70%
10%から70%から10%を行ったり来たり。劇場の迫力の音源に特化した妥協の無い作品なのはわかる。だから多少は妥協する。譲歩するしょうがない
これはしょうがないんだ。でも、家でみてると、数分置きにアンプのつまみを上げ下げ調整しながら見ざるえなくて、俺はPAか。卓の人か。って自己ツッコミしそうになり没入感が激しく阻害されたのは事実。

人形・ガイノイドの気持ち悪さを表現するために、キャラデザがバタ臭くなってるのは気になった。これを嫌う人多いだろうなガイノイド(/球体人形?)も生理的に若干不快でこれもこの作品を割ける理由の一つだろうなと思った。このざわざわした感覚を楽しめるかが、この作品の評価の分かれ目かなー。

まとめ
問題点はあるものの予想を覆してかなり面白かった。絵と画が良くて大満足、いや超満足。いやーこんないい物だと知っていたらもっと早く見るべきだった。視覚的に素晴らしい。


追記、感想の感想:自分のレベルの低い感想がいいね0なのはある程度想像の範疇だし、その評価は甘んじて受けようと思うけど、他の人達が他のアニメよりずっと真面目に見て、それなりにまともな感想を素直に述べているのにかからわず観覧60~300でいいねが1~3みたいなのがずらーーーって並んでいるのは、なんか壮観....とってもとってもとってもすごい!すごいなああああ!って思いましたあ。


初見20210402

投稿 : 2021/04/17
閲覧 : 218
サンキュー:

4

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

3回目2021.4.1

3回目2021.4.1

投稿 : 2021/04/01
閲覧 : 272
サンキュー:

0

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観たのは10年以上も前

ghost in the shell→攻殻機動隊という和訳になったのはこのアニメのおかげですね。

innocence(イノセンス)
無罪、潔白、純潔、純真、無邪気、etc→という意味らしいです。私はこのアニメを見て人格や命という解釈がinnocenceなのかな?と勘違いしたまま過ごしておりました。
2004年からこのような世界観や構想を思いついていた原作者がすごいと思いました。タチコマもAIというよりほぼ人間みたいに話ししてるので多分、Singularity後のお話しなんでしょうね。
量子コンピュータ+自己学習プログラム+膨大な音声データでアニメに出てくるくらいの精度のAI実現出来そうな気がしますが、私が生きてる間には多分実現しないんでしょうね;;現時点でのソフィアはかなりすごいと思うんだけど。
自己学習機能の問題はプログラム組んだ人にさえ学習したAIが、なぜその結果出したの?っていうのがBlackBoxになってしまう所なんでしょうね。

内容についてはそこまでメッセージ性を感じれませんでしたが、テクノロジーとか世界観が単純にファンな作品です。これを見て攻殻機動隊も観ました。
SF、テクノロジー好きな方?にはお勧めの作品です。

投稿 : 2020/10/29
閲覧 : 234
サンキュー:

3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「イノセンス それは、いのち。」

本作品は、初作となる「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。


舞台は、人々が電脳化され、声を出さずとも、コンピューター端末を打たなくとも、
ネットワークを通じたデジタルコミュニケーションが可能になる一方、
肉体の機械化も進み、人とサイボーグ(機械化人間)、ロボット(人形)が共存する、2032年の日本。

魂が希薄になった時代である。

主人公は、続発するテロ犯罪を取り締まる政府直属の機関・公安九課の刑事バトー。
彼はサイボーグで、腕も脚も、その体のすべてが造り物。
残されているのはわずかな脳と、一人の女性、“素子(もとこ)”の記憶だけ。
ある日、少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、所有者を惨殺する事件が発生。

「人間のために作られたはずのロボットがなぜ、人間を襲ったのか」。

さっそくバトーは、相棒のトグサと共に捜査に向かう。
電脳ネットワークを駆使して、自分の「脳」を攻撃する“謎のハッカー”の妨害に苦しみながら、
バトーは事件の真相に近づいていく。
破壊されて何も語らないアンドロイド、人間の姿をしたロボットの女性、
禍々しき祭礼の中で人間に焼かれる人形たち、自ら死体となって、人間であることを超越したと自惚れる男。

バトーは、捜査の過程で様々な、人形(サイボーグ)たちと出会い、
<人形>に托された<人類>の想いを繰り返し自問自答することになる。

「人間はなぜ、自分の似姿(=人形)を造ろうとするのか」。

古来より人は、人の形を模した<人形>を造り続けてきた。
「人はなぜ、人形を必要としているのか」。
身体のほとんどが機械と化したバトーは、いわば、人間と人形の狭間を生きる存在。
そんな彼にとってその謎を解く手がかりは、自らが飼っているバセット犬と、素子への一途な想いだけだった。
それはバト-が人間として生きている証でもある。
そしてその想いこそが、事件の驚愕の真実を明らかにする。


KINENOTEのあらすじを引用させて頂きました。

イノセンスを直訳すると、潔白、純真、天真爛漫、無知、無害等を意味する言葉です。
レビューのタイトルで使わせて頂きましたが、この作品のキャッチコピーは糸井重里さんの「イノセンス それは、いのち。」なんです。

視聴前は、言葉のニュアンスがずれていると思いましたが、視聴後はこのキャッチコピーが腑に落ちた気がしました。
何故ならこの作品は一貫して「魂の在り方」を突き詰めていたから…
この世界は生身の人間や完全にサイボーグに義体している人も存在するのですが、それぞれの境界線が曖昧で相互補完し合っている感じなんですが、それぞれ自分の命に関する感覚が少しずつ違うんです。

最初から義体の人なんかいません。
だから、本来なら義体化に至った経緯を知らなければなんとも言えないのですが、義体化した人は総じて自分に負荷をかけるのを厭わない傾向が見られます。
もしかして、替えが効くから…?

誰もが替えが効くわけじゃありませんし、防衛本能だって欠落する気がするんですよね。
ここが義体化の少し怖いところなのではないでしょうか。
あ、決して少佐やバトーのことを非難するつもりはありませんので…^^;
作品のあらすじにも記載されていましたが、バトーの一途さは個人的に大好物ですし、何より少佐は格好良いですし…

純真無垢な人間なんて赤ちゃんくらいでしょうし、サイボーグだって綺麗事ばかり立ち回れる訳じゃありません。
だから個体として活動を積み重ねていくうちに潔白や純真さは少しずつですが失っているんだと思います。
でも、生の根幹である「いのち」だけは綺麗なまま無に帰していくと考えると、キャッチコピーも腑に落ちるんですよね。
自分がそうあって欲しいと思っているだけかもしれませんけれど^^;

この作品を語る上で触れておきたいのが背景です。
ボキャブラリーが貧困なので良い言葉が思い浮かびませんが、緻密って領域を遥かに凌駕していました。
キャラが映らなかったら実写と見間違うくらいと言っても過言ではありません。
今、2020年にこの作品を視聴しての印象なんです。
これが実際に上映された2004年当時、あまりにも衝撃的な出来事だったのではないでしょうか。
wikiに沢山の受賞歴が記載されていましたが、納得のクオリティだったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
私は思いきり堪能させて貰いました。

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 391
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22

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少女の慟哭、バトーの見つめる先は

 犬って良いですよね。いや、猫の方が好きだったりするんですが、まぁ動物って良いですよね。昨今ではあつまれ動物の森がとても流行っていますが、動物や植物という自然と触れ合うというのは何とも良いものですね。
 …たとえゲームという仮想空間でも。

 この作品には純粋な人間が出てきません。今まで唯一の人間だったトグサも電脳化してしまい脳の一部が機械となってしまった。
 まぁツッコミとしては子供が出てきてるじゃんって所なんですが、子供はまだ人間になれていない存在だと作中で語っております。私の個人的な意見はここには不要でしょう。
 押井守はこの作品で見せたかったもの、いやもしかしたら自分自身が見たかったものを作りだしたのかもしれない。それは人形=機械の生きる世界。人間と機械の差別が曖昧になりはじめた世界では人であるというアイデンティティーは希薄になりはじめる。
 情報社会の行く末に人間の脳はその情報量にのまれてしまいこのままでは処理しきれない。そこで外部記憶や電脳化によってそれを克服しようという流れをこの世界観は持っている。
 引用を多用している理由もそこにあって、外部記憶という装置を使っている。そしてその電脳の恩恵によって会話が成立していて、この物語は機械が作り出している事を暗に示している。だから内容なんて基本どうでもよくて、演出としてある引用なんだと私は受け取っている。
 まずはここをおさえた上で見なければこの映画の中から物語を抽出することは難しいかもしれない。
 しかし、一回見ただけで感じろというのも中々酷な話でしっかり視聴者を置いてけぼりにしている。でも、初見でこれスゴイなと感じた人は多分2回か3回は見るんじゃなかろうか、その上で発見する事もできるだろうと思う。
 前作も見ていないと分からないし、好きな人には刺さるけれど、この作品が初めての攻殻だとしたらちょっと難しいですな、でも惹きつける魅力はあると思うので、ハードSFの世界観に圧倒されずに、飛び込んで欲しいな。そしてSFをもっと流行らせていこうぜ。
 ちょっと話がそれましたね。
 
 少女は叫ぶ、{netabare}「だって私は人形になりたくなかったんだもの!」{/netabare}ものすごいよね、何がって? このセリフが彼女のエゴに聞こえるってところが凄いんだよね。
 リアルではつまり視聴者の世界観では人形と人間だったら疑いようもなく人間の方が大事でしかも子供なんて保護の対象になるはずなんだよ。でもね、バトーは言うんだ。
{netabare}「人間の事じゃねぇ、魂を吹き込まれた人形がどうなるか考えなかったのか」{/netabare}って。
 多分ここで二つに分かれる。
 物語に入れているか、、そうでないか。
 バトーの言い分に理解を示してしまったあなたはもうこの世界の住人です(笑)そうはいっても私は最初はちょっと何言ってるんだこの子が可哀想じゃんってなってたけれどね。

 これはバトーの物語でバトーの視点なんだよね。だからこのセリフに共感できるかどうかはすごく大事だと私は感じるんです。
 ラストシーンでバトーの見つめる先にはトグサの子供ではなく、それを抱える人形に向いている。見つめる先に少佐を感じるのか。また自分達の生末を感じているのか。彼の義眼にしか見えない世界を私は想像し、SFを存分に私は楽しんでいます。

投稿 : 2020/05/31
閲覧 : 275
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6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

押井守という名のアートが生み出す芸術的な何か

押井守はアートである。
アーティストではないアートそのものだ。
ここでいうアートとは
よくわからんけどなんかおカネが集まる
ということだ。

前作の映画版攻殻機動隊は奇跡の作品だった。
士郎政宗と押井守のバランスが絶妙だった。
そしてそのバランスが崩れたのが本作である。
前作は素子が原作とは別人だったが
攻殻機動隊の良アレンジだった。
コレは攻殻機動隊ですらない。
攻殻機動隊の設定を使った
攻殻機動隊っぽい何かだ。
士郎政宗成分が消失した押井守のオリジナルだ。
暖簾分けではなく暖簾だけ借りたようなもの。

借り物の設定(原作)を使って
借り物の言葉(引用)を散りばめて
そこから生み出されるものは何なのか。

わからん。

という意味でも押井守はアート。
アートはわかる人だけわかればいい。
わからんものとにらめっこしてもしょうがない。

この作品がよくわからんという人は
攻殻機動隊がわからないのではなく
押井守がわからなかったということ。
気にすることは、何もないのだ。

音楽と映像は凄いと思った事は覚えている。
でも一番凄かったのは宣伝。

投稿 : 2020/05/08
閲覧 : 259

Pocali さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

イノセンスをケーブルテレビで観て、攻殻機動隊を知ってファンになりました。
映画としても大好きな作品です。

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 228
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4

ネタバレ

プラント浜口 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テーマが一作目と同じ。そして作画も好みではない

一作目から3年後の世界。
バトー目線で話が進む。
発生する事件は難解だが、ちゃんと解き明かされる。
一方で、映画のメッセージが分かりにくい。
結局「生き物とは何か?各個体自身にそれぞれ理想があり、固定観念を押し付けるべからず…」的なことを言いたいだけなのでは?と思ってしまった。
バトーの「人形の気持ち考えろよ」の発言に集約されてると思う。
(と、いうか、ほぼこれくらいしか汲み取れなかった。。。)

映像も綺麗という人もいるが、個人的には嫌い。
リアルに寄せに行ってるものの、"CG"感が抜け切ってなくて、リアルさが冷める。
リアルを表現できるほど技術が進んでいないのであれば、アニメの世界観で映像作れば良かったのに……と。

まあともあれ、事件の解き明かし具合はまあまあ楽しめると思う。

2020.4

投稿 : 2020/04/22
閲覧 : 216
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1

ネタバレ

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

バトーでは役不足!草薙少佐をもっと前面にだしてくれ!!

最近、攻殻機動隊を見直しているのですが、こちらの作品は製作費20億円を投じた大作とのこと。期待して視聴したのですが、話が重すぎて疲れた。
アクションシーンは最高ですが、暗いシーンが多く、会話も難しく、「ついてこれない人はほっときますよ」という感じ。
ストーリー的に少佐を全面的に出すのは難しいでしょうが、やはりファンは草薙少佐をもっと見たかったに違いありません。そこにタチコマの可愛い声が加われば申し分なし。
TV版とは言わないまでも、もう少し娯楽性を出してもらいたかった。

投稿 : 2019/08/31
閲覧 : 249
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2

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人向け

前作が良すぎて超えられてないけど楽しめた

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 371
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0

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱり最高です✨

「イノセンス」より!

押井守監督の作風が色濃く反映された作品だと感じました✨

「あいつは逝っちまったのさ。均一なるマトリクスの裂け目の向こうへ」

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 239
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2

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

再トライ。。。再挫折

攻殻機動隊&押井守さん好きで
昔観たけど、なんか覚えてなくて
再度観たけど
再度わからずw

攻殻機動隊の世界と押井守イズムはふんだんに
音楽は菅野よう子さんちっくかとおもったけど違うのね

自分は自分であるのか
同じ場面の意図的な繰り返し
もっともらしい格言
はうる星やつら ビューティフルドリーマーの押井さんが垣間見られるw

女性要素少ないというのもあるが
攻殻機動隊は
素子姉さんとタチコマはやはり必要なエッセンスかなと

音楽、作画、映像、お話の筋
素晴らしいとは思うけど、やはり何度も観る作品ではないかなぁ、自分はね

でもまぁ押井さんと攻殻機動隊は
それでも好きかな

----------
自分にとっての攻殻機動隊の魅力は
素子の凛とした強さと決断力
バトーのマッチョでハード的には強固だが揺らぎある心
トグサの普通の人的思考での迷いと葛藤
そしてタチコマのユーモア
これが絶妙なバランスで成り立っている世界が好きなんだなと改めて感じました

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 287
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3

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

総合的にトップレベルの作品

まず先に言えば、アニメ好きにはこの作品は向かないと思いましたね
また、近年よく見るキャラ回しと呼ばれる、アニメキャラの掛け合いを見せるアニメに慣れきっている人にも向かないでしょう
モロに話が映画や小説の構成の仕方です

題材とそれを覆うミステリーを用意して、それを如何に哲学的にかつ芸術的に演出できるか、を大きく意識している感じがあります
私はこれを試写会で見ましたが、前作に重要な伏線などがあり、前作見てない状態ではかなり苦痛でした
ですが、それでも演出や音楽が素晴らしく、特に中盤のハッキング2件についてはアニメ版の病院の叙情トリック演出とはまた違う、こちらの頭を完全にかき回すような表現で、これは何度見ても痺れますね

自動人形の動きもとてもいいですし、音楽もまた

一見難しく見えますが、行くまでのミステリーという道のりは当然遠回りですが、実際は最後の方に結論を出すので非常にシンプルです

実際私は試写会の時、前作見てない上にまだ学生でしたが、普通に理解出来た程度のもので、色々あーだこーだ言われてますが、恐らく難しく見れば見るほど疑問が出てくるのはどの作品でもそうですので、肩の力抜いて見るのが吉です

投稿 : 2019/04/10
閲覧 : 662
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7

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ばらされた状態の人形の広告怖い

人とサイボーグ(機械化人間)、ロボット(人形)が共存する、2032年の日本。魂が希薄になった時代。ある日、少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、所有者を惨殺する事件が発生。「人間のために作られたはずのロボットがなぜ、人間を襲ったのか」。さっそくバトーは、相棒のトグサと共に捜査に向かう。電脳ネットワークを駆使して、自分の「脳」を攻撃する“謎のハッカー”の妨害に苦しみながら、バトーは事件の真相に近づいていく。

幼い頃、この映画の広告を見て、凄い恐怖を感じていた記憶がある。作中にも、女の子のロボットがいっぱい登場して、トラウマになるかと思った。

この作品では、草薙素子は最後くらいしか登場せず、その分、バトーに対しての問いかけが多い。

人形使いと出会っていない設定らしい。ハッカーに電脳ハックされて{netabare}何回も同じ光景を繰り返すシーンは混乱してしまった。{/netabare}

最後は{netabare}怒涛の愛玩人形ラッシュ。まじで怖い。女の子が救出されるけど、自分の中では恐怖のことしか記憶になかったから、話がよく分からない。{/netabare}

投稿 : 2019/02/22
閲覧 : 778
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10

クワル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よくわからず。

作画以外の点では、攻殻機動隊の他のシリーズには劣る気がする。
映画というか、映像作品。

とはいえ、カンヌやらアニー賞やらにノミネートされた作品なので、私の観方が浅いんでしょうね。
原作を読んだらまた観方が変わるのかな。

投稿 : 2019/02/20
閲覧 : 333
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0

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

イノセンス(公安9課)

2019.1.5視聴完了。

内容知らずに見たら攻殻機動隊の話だった。
少女型アンドロイドの暴走による殺人事件を
捜査するバトーとトグサ。
しかし、ゴーストハック(電脳乗っ取り)をされてしまう。

映像も世界観もぶれずに安定しています。

投稿 : 2019/01/06
閲覧 : 268
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10

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

素材は良いのに、箴言(しんげん)の過度な引用で気持ちが萎える

この作品は、1995年に公開されたアニメ映画
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編である。
GHOST IN THE SHELLのラストから3年たった後の
物語のため、事前にGHOSR IN THE SHELLを見ることを
推奨する。

大まかなあらすじとしてはこんな感じ。
3年前に起きた事件により、素子少佐が広大なネット世界へと
旅立ったことで、バトーの心境に変化が見られつつあった。
トグサと共に、公安9課の任務をこなしていくものの、彼女に
対する想いは日に日に強くなっていく。
そんなある日、ロクス・ソルス社製の同型ガイノイドが暴走し、
殺人を行う事件が発生。2人は事件解決のため、その謎に迫っていくが…。

全体を通した感想としては、前作よりもストーリーが比較的
分かりやすく、作画が見違えるほどに向上しているなと感じた。
当然、前作を踏襲しているため世界観も素晴らしい。

前作では、脇役として描かれていたキャラクターの
存在感があるのも良い。
特に印象的だったのは、イシカワだ。
バトーとトグサを温かく見守る上司として描かれており
人間味も増している。言葉はきついと感じる場面があったものの
彼らを心配しているのが伝わってきた。

一番のネックは、なんといっても箴言(しんげん)を引用している
セリフが余りにも多いことだ。
押井氏が、哲学や古典文学を愛好していることは、凄く
伝わってくるのだが、それがかえってこの作品を壊していると感じた。
それが狙ってやったものだと分かったうえで視聴したものの
くどいという感情を頭から消し去ることは不可能だった。

引用もほどほどにすれば、良いスパイスになったのに
過剰なまでに盛り込んでくるので、頭が混乱しやすいのだ。
人によっては、「イノセンスは非常に難解だ」という
意見が出ても不思議ではない。これが押井節の一種かと私は理解した。

この仕様により、一番割を食ってしまったのがバトーだ。
前作では、特に違和感はなかったのだが、今回はかなり裏目に出たようだ。
途中からは、押井氏の操り人形にしか見えなかった。可哀想。

ストーリーにおいても、前作よりはあまりしっくりこないように
感じられた。結末の部分で、伝えたいことは理解できたものの
格別に引き付けられるほどでもなかったし。
別に無理しなくても良かったのでは?

今作も、一部のシーンにおいて、スプラッター描写が
含まれる。慣れていないと、きついと感じるので
事前に耐性を付けてから見ることを推奨する。

前作に比べれば、多少見劣りした部分はあったものの
中々濃厚なSFアニメ映画であった。
個人的には良作だと思う。

投稿 : 2018/05/13
閲覧 : 398
サンキュー:

16

ネタバレ

ラーズグリーズ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

劇場版とテレビシリーズとは別物なのだよ。

士郎正宗原作の至上主義者の意見として読んで下さい(^-^;

ただの警察モノに墜してしまったテレビシリーズとは別物です。
ヒトと人形とを分かつものはなにか?というテーマを忘れて観ると、この作品は単なるバトー無双のモノ以上の面白さを見いだせないかも知れません。
ハラウェイとの会話、北辺の祭り、プラント船での出来事。押井守は前作と合わせて、原作コミックをほぼ完全に映像化したと言って良いと思います。ストーリーは変わってはいますが、エピソードもほぼ全て使い切り、新しいエピソードを加え、完璧な脚本を組み上げた。展開も遅滞なし。作画楽曲とも万全。ただ、これは観る人を選ぶ性質も併せ持つ、類い稀な作品でもあるかと。
囁くのさ、俺のゴーストが。
前作で素子がこぼした科白を、今作ではバトーがこぼしています。

素子に対する、バトーの深い想いも随所に描かれています。切ない…。
『孤独に歩め…悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の 象のように』

ラストシーン。トグサが娘に渡したお土産を見詰めるバトーの表情が、深いです。

物語の評価、低く付けている方も多いようです。哲学的要素も強い作品ですので、結構教養を問われる部分は否定出来ないのは確かかも知れません。

投稿 : 2018/03/08
閲覧 : 294
サンキュー:

5

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「バトーさんの私生活を垣間見ることが出来る唯一の作品」

押井守攻殻機動隊
GHOSTinTHESHELL後の話
日本人形ってやっぱり、不気味だよな!
心霊ブームの代名詞の1つとして鳥坐されて
からその心象は定着したと思われる。
日本が舞台だけどネオンとかは、発展途上国のネオン街もといアジア諸国を連想させる。
雅楽が、より人形の不気味さを掻き立てる。
択捉入ったら「押井攻殻全開」
芸術的映像美術は、変わらずか♪
キム屋敷のリピートは、円盤が飛んだのかと勘違いしそうだったわ。
2度目は驚いたが、3度目は流石にねw
やはり、少佐だったか。
一体だけ草薙素子似のアンドロイドだったから
そんな気はしてたよ。アンドロイド出演!
にしても、押井監督はトグサの事嫌いなのか?神山監督はトグサの娘可愛く作っていたが、対して押井監督はトグサの娘を不細工にw
観たのだいぶ昔だったから、完全に憶えてなかったヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
バトーさんファンは一見の価値有り♪
個人的にはレンジャー時代の話も映像で観てみたいと一言添えて。
では
(。>ω<。)ノ またねぇっ

投稿 : 2018/02/17
閲覧 : 265
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7

ワーダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

甘く見てると脳を焼かれる

攻殻機動隊1995の続編。
押井ワールドを堪能できる。

投稿 : 2017/09/30
閲覧 : 375
サンキュー:

0

ネタバレ

howknow さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

死に急ぐのは、守護天使と同じ領域へ辿りつくためか

 旧作の攻殻機動隊、その続編映画である。
 ファンサービスのような内容であり、楽しめるかは人による。

 以下、この映画のネタバレ未満、感想以上。

□ 死に急ぐバトーと、攻性を諦めた荒巻
{netabare}
 死に急ぐ主人公(バトー)と課長(部長)の諦観は、後続のパラレルワールドであるS.A.Cシリーズの中で課長が語っていた、あれの才能はエスパーより貴重なものであり、代わりとなる人物はいない。というような、懐古主義的なものを表している。
 全盛期のメンバーを忘れられず、少佐の才能が好きすぎて、誰に隊長を任せても見劣りしてしまう現実に憔悴しているのだと思う
{/netabare}


□ 犯人からのメッセージと、物語の主張
{netabare}
 強いメッセージ性を有しており、高度な社会風刺を伴っている。
 それを度外視しても、キャラクターの感慨や感傷が、そこかしこに細かく描かれている。
{/netabare}



□ 最後に、ネタバレ含むかも? 勝手な想像と仮定
{netabare}
 これは全て、勝手な想像であるのだが、という前置きのもと。

 ノベライズ版や漫画とかは見てないので、何かのwikiで書かれていた内容を元に、勝手に考えたサプライズ要素。
 最後、海軍の護衛艦が証拠物件をエスコートしに来る場面において、匿名の通報ではそれほどの待遇を受けるのは可能だろうか? と終始、疑問に思っていた。

 そこで考えられるのは、少佐との通信チャンネルを、荒巻が開いたままにしてあると何かで見たことがあり、少佐の未練を諦めきれない荒巻と少佐の、微妙な関係が描かれているのではないか?

 そこまでは語られないが、少佐に対する荒巻の気遣いがある可能性を考えた。
 公安の元上司としては、少佐は生死を問わず回収すべきものであるが、暗黙的にバトーとの関係を察しており、気付かないふりをしているのでないかと邪推してしまう。
{/netabare}

 控えめに言って、最高だと思う。

投稿 : 2017/08/15
閲覧 : 303
サンキュー:

4

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イノセンス -INNOCENCEのストーリー・あらすじ

草薙素子(少佐)がいなくなって3年後の2032年。
少女型の愛玩用アンドロイド(ガイノイド)「ロクス・ソルスType2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9 課で捜査を担当することになり、公安9課のメンバーであるバトーは新しい相棒のトグサとともに捜査に向かう。
(アニメ映画『イノセンス -INNOCENCE』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2004年3月6日
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

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この頃(2004年3月6日)の他の作品

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