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「茄子 アンダルシアの夏(アニメ映画)」

総合得点
72.2
感想・評価
191
棚に入れた
947
ランキング
1190
★★★★☆ 3.9 (191)
物語
4.0
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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☆の総合評価
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茄子 アンダルシアの夏の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本格的なロードレースを軸に語られる、男の生き様とは。

2003年、劇場公開。
上映時間47分。


【前置き】

本作は、レンタルショップでは決まってスタジオジブリ作品の棚に収められていますが、制作は「マッドハウス」であり、ジブリは一切関係ありません。
私は、最近まで勘違いしておりました。
制作委員会に、ジブリに関与する企業が多いことが関係しているそうです。

加えて、監督の高坂希太郎さんは『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』等のジブリ作品で作画監督を務めた方で、本映画の原作漫画「茄子」も宮﨑駿監督本人から推されて見たという逸話があります。
もう、同じ棚に置いちゃえってのも、分からなくもないですね。


自転車を題材にしたアニメ「弱虫ペダル」を見始めて半年以上。
思い返すと、そのずっと昔から見てみたいけど機会がなく後回しにしていたのが、同じく自転車を題材にした本作「茄子 アンダルシアの夏」でした。

本格的なロードレースを描いていると聞いていたので結構な期待をしながらの視聴でしたが、その気持ちには応えてくれたかな、と思います。



【あらすじ】

舞台は、スペインの「ブエルタ・ア・エスパーニャ」と呼ばれる、ヨーロッパの3大自転車ロードレース。
本作は、それに出場する主人公、スペイン・アンダルシア州出身の『ペペ』の葛藤と生き様を描いた作品となっています。

この主人公ペペは、プロのロードレーサーとしてスポンサーを抱えて「仕事」に取り組む傍らで、同日に開かれる昔の恋人と実兄の結婚に、複雑な気持ちを抱えていました。


【論じてみる】
{netabare}
47分という短い時間の中で描かれたのは、ロードレースを通しての人間でした。
「人間がロードレースをしているところを描く」
というより、
「ロードレースをしている人間を描く」
と言えばいいのでしょうか。
勿論、ロードレースの内容自体も、かなり本格的だったのですけど。


ペペの葛藤とは裏腹に、結婚式に参加する皆はペペの試合模様が気になっていました。
新郎新婦も、それは例外ではありません。

ペダルをこぐペペも今や、その兄達と後腐れがあるわけじゃない。
仲が悪いわけでもない。
ただ、今の自分は、自分なりに精一杯走り続けるのみ。

現場をよそに結果のみでしか判断しないスポンサーをなだめながらも、監督はペペに

「スポンサー様に、プロのレースを教えて差し上げろ。」

と激励を送ってくれます。
それに対し、ペペはその心に秘めた意志を吐露するのでした。


『監督、アンタに教えてやりてぇ。

 プロってのは、仕事以上のことをやっちまうヤツだって。

 そうでなきゃ……そうでなくちゃ…

 産まれた土地から、出ていけないだろう。

 俺は遠くへ行きたいんだ!!』


…………う~ん。。。
やっぱりちょっと、引きずってもいたのでしょうね…。

声優を務めたのは俳優の大泉洋なさんですが、この方の声はどの作品でも安定して上手いですね。
(あくまで俳優としては…で、本業の方とは比べられませんけど。)
{/netabare}


【ロードレース】
{netabare}
本作のロードレースは、2ペアのチーム戦。
作中で繰り広げられた戦略や駆け引き、抑揚する車体の作画は、見応え抜群でしたね。

元々、ペペはエースを引っ張るアシスト選手である為、集団から先を走ることで追う選手を引き連れて、小さな集団を形成する戦略を立てます。
これは、最終的にエースを勝利させるため、先のその小さな集団のペースを更に上げて、集団内のライバルをふるい落とすことが目的だったりするんですね。

全く無知の頃は、体力だけがモノを言うスポーツかと思いきや…、いやはや…なんという騙し合い。
奥が深くて面白いですね。


しかし、先を走っていたその集団からペペが脅威でないことがバレ、2回目の先走りには付いてくる選手は誰もおらず。
ペペは、独断での走行を余儀なくされるのです。

後続に戻れば、もうそこから先に出る体力はない。
しかしそれは、灼熱の中で風除けもおらず一人体力を減らす、レースでは自殺行為とも言える無茶な走行となりました。

そんな中、エースが不慮の落車でリタイアとなり、ペペはアシストする相手すら奪われるのです。

監督は、この状況を打開する唯一の手段として、ペペに苦渋の決断を言い渡すのでした。

「そのまま逃げ切り、勝ちに行け!」

と………。


途中に入る実況は、まるで自分が実際のロードレースをテレビ越しに見ているかのような生々しさで、レースの臨場感を飛躍的に高めていたように思います。

ただ、その冷静な分析は

「コイツ!、少しはペペの気持ちも組んでやれよ!」

なんて気持ちにもさせられましたけど。

こう思った瞬間、

「あぁ、ボクは今…この作品を楽しんで見ているんだなぁ。」

と実感しました。
{/netabare}


【総評】

スペインの情緒あふれる情景を存分に描きながらも、自転車競技に向き合う一人の人間がしっかりと描かれた良作となっておりました。
ただ、前提として47分で魅せる作品なので、大作と比べたり過度な期待も禁物ですが。

自転車の動きについても、風を受け流すようにと集団がウェーブのようになる並行運転や、僅差を詰める為にギリギリのコースラインを抉るように走る様など、絵としてもしっかり魅せてくれました。
そして最後の最後、「諦めたら終わり」の根性のスプリント勝負は、やっぱり一番熱くさせてくれました。

続編のOVA「茄子 スーツケースの渡り鳥」も、またの機会に見てみようと思います。

ではでは、読んでいてありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『ペペ・ベネンヘリ』声 - 大泉洋さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『メグロ(黒猫)』声 - 猫さん


以下、「おなら」について。(どーでもいい話なので、〆ます。)
{netabare}
作中、ドーピング検査の為、検査員の前で尿検査を行うシーンがあるのですが、

主人公ペペは、そっちより先に後ろから放屁し、検査員を巻き込んで変な空気を作り上げておりました。


この時の屁の音は、実にリアリティがありましたね。

尿の時のヤツは毎度、甲高く小奇麗な音色を奏でるものです。


たまにお尻が、力みor緩み過ぎて、本命が顔を出す場合も……。。。


あの時ほど、自分が人間のクズだと思った時はありません。
{/netabare}

投稿 : 2014/06/18
閲覧 : 597
サンキュー:

32

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自転車ロードレースを題材にした短編映画。かつての恋人の結婚や事実上の解雇通告など、複雑な心情を抱きながらも一切の妥協なく、アタックし続ける「プロ」を描いた作品です。

約46分の短編映画ということでどの程度の割合が
ロードレースに使われてるのか気になってたのですが
最初から最後までロードレースをやっていました。
というのも物語が開始した時にはすでにレースは始まってるんですよ。
ここらへんはうまく無駄を省いた印象を抱きました。
まぁ原作があるみたいなので原作通りだったのかもしれませんがね。

スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャに参加中のペペ。
奇しくもこの日は兄アンヘルとかつての恋人であるカルメンの結婚式でした。
しかもスポンサーから解雇通告のようなものまでされ複雑な感情を抱きながらも、
がむしゃらに自転車をこぐペペに胸が熱くなります。

こういった競技を題材にした作品は個人的に好きなんです。
身体が悲鳴をあげてボロボロになっても
最後まで勝負をあきらめないような話はいつの時代も素晴らしく感じます。
この作品はそういった作品の中でもかつての恋人や解雇などの問題をつかい、
少し大人びた作品になってます。

46分と短いながらもペペ、カルメン、アンヘルの関係性は間接的にですが
そこそこ描写されており、むしろそこそこの描写で済ましてるからこそ
ペペの哀愁が際立ってるように感じました。
おそらくペペはこのレースまでは地元に未練があったんだと思います。
だからこそ地元のレーサーにはなりたくないんだなぁ、と。
しかしこの作品のラストでは何かしら吹っ切れたかのようないい顔をしてましたし、
これでようやく彼は遠くへ行けるのだと思います。

短編ということで爆発的な盛り上がりはないですがナスのようなみずみずしさを含んだ作品でした

【B+75点】

投稿 : 2014/04/11
閲覧 : 322
サンキュー:

4

ネタバレ

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アンダルシアに吹く北アフリカの風を感じる

スペイン、アンダルシア地方を舞台にした自転車ロードレーサーのお話。レースの描写が見どころですが、ジブラルタル海峡を南にちょっと越えればアフリカ大陸・・そんな熱い風とラテンの雰囲気が画面いっぱいに広がるようです。

ちなみに、いかにもアンダルシアの郷土料理っぽく描かれている美味そうなナス料理ですが、これは作品上の創作だそうです。本当に美味そうで笑ってしまいます。

投稿 : 2013/12/23
閲覧 : 283
サンキュー:

7

ネタバレ

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

過酷なプロの世界とせつない人生

ヨーロッパの三大自転車競技
①フランスで行われるツール・ド・フランス
②イタリアでのジロ・デ・イタリア
③スペインを舞台にしたブエルタ・エスパーニャ

このアニメはブエルタ・エスパーニャを舞台に、
主人公のぺぺが解雇と複雑な心情を抱きながら
プロロードレーサーとして
「仕事」に取り組むさまを描いています。

プロのシビアで過酷さが観ていて苦しくなるくらいです。

切ないのは…{netabare}
兵役中に兄に心変わりしたかつての恋人と兄の結婚を
レースコースで見なければならないのは凄くせつなかった。
男女のそういった事って仕方ないのだけど…。
{/netabare}

苦しい呼吸の中ペペは走り続けます{netabare}
エースのアシストがチーム内での主な仕事ですが
エース脱落の後、ぺぺが行くしかない状況で
ゴール間近の接戦は力が入りました。(≧ ≦)Ω!

ぺぺが優勝出来て本当に良かった!(*^_^*)
{/netabare}

猫可愛い。

風景が素敵!

茄子のアサディジョ漬け食べてみたい!
アンダルシア地方にこのような郷土料理は
存在しないらしいのですが、似たものでは
ラ・マンチャ地方のアルマグロの町に伝わる
茄子の漬け物があるようです。
ネットで缶詰を見たのですが
アニメより茄子はもっと大きく、
味はピクルスと同じ感じとか。
探し求めたらしい、凄い!!

「茄子のアサディジョ漬け」のレシピは
原作『茄子』第1巻巻末に記されているとのこと。

感想書かないつもりでしたが
余韻があったので、評価もあげます。(*^_^*)

投稿 : 2013/10/20
閲覧 : 398
サンキュー:

21

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「自転車ショー歌」 by忌野清志郎

子ネコがミヤータ コルナーゴ  (KOGA MIYATA)(COLNAGO)
僕の彼女は ビアンキーで    (Bianchi)
プジョーが読めなく コメンサル (PEUGEOT)(COMMENCAL)
ルックは良いのに クラインで  (LOOK)(KLEIN)
ちよっトマズィーニ こまったら  (TOMMASINI)
モールトン飲ませりゃ バッタリン(Moulton)(BATTAGLIN)

オルモお前もスカピンで      (OLMO)(SCAPIN)
カンパをキャノンデールけれど  (Campa)(Cannondale)
カッレラはやっぱり カサーティと(CARRERA)(CASATI)
弱音を吐くこと アランで     (ALAN)
ギターをつマビック 俺たちは  (MAVIC)
のび太の友達 ジャイアント   (GIANT)

川原のマルイシ 手にとって   (MARUISHI)
マージをかければ 黄金に    (MASI)
バッソと変ると スピナジー    (BASSO)(SPINERGY)
世の中そんなに アマンダじゃ  (AMANDA)
ないから人生 コロンブス     (COLUNBUS)
次に行くのは どのムラーカ   (MURACA)

あの娘はやっぱり スペシャライズド(SPECIALIZED)
トレックいっぱい アンカーを   (TREK)(ANCHOR)
積み込みデローサ ジダンけど  (DE ROSA)(GITANE)
ピナレッロれつが ソニックで   (PINARELLO)(SONIC)
ほっぺをチネリれ コッピどく   (CINELLI)(Coppi)
ボッテキアがれと オルベアた  (Bottecchia)(ORBEA)



徹頭徹尾シクロ愛にあふれた作品。これが茄子にちなんだオムニバス作から抜粋したエピソードとは恐れ入りました。※続編にスーツケースの渡り鳥 というOVAも有ります
大人然とされている作風も好感ですが、テーマソングとして使われる曲が清志郎さん独特の調子で、たまらなくフィットしてるとおもいます。
画竜点睛。は、褒めすぎ?んなことない!この作品にはこれしかない!!

歌詞は自転車のブランド、メーカーを歌い紡いだものになってます。

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大
編曲:忌野清志郎
歌 :忌野清志郎

元歌:小林旭「自動車ショー歌」

投稿 : 2013/09/11
閲覧 : 360
サンキュー:

2

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

小さな良作。レースの中に人生のこれまでとこれからが詰まっている。

単純に感想。何も知らずにみはじめました。

意外によかった。自転車に限らずレーサーの社会的地位が高いヨーロッパという背景は知っておいたほうがいいかも。というか、その程度しか知りません。

当然、スポンサーの問題もあります、経済原理です。
力の衰えもあります。実力の世界です。

作画は、すばらしいです。けっこう自転車のスピード感にどきどきしましたね。それを表現するのはかなり大変なんだろうと思います。そして、レースの話ではないのです。

レース中にさまざまなことを主人公が考えるという展開はそういえば、アラン・シリトー「長距離走者の孤独」(イギリス)がまさにそうでした。このプロットはかなり難しいと思いますが、さすがでしたね。

ひとことでいえば、自転車レースの中に人生のこれまでとこれからが詰まっている。それを知ること。

一回みておいて損はない作品です。短いです。気楽にどうぞ。
観てください。美しい風景、人の心、渋いです。

投稿 : 2013/06/22
閲覧 : 396
サンキュー:

23

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アンダルシアの熱い夏

冒頭シーンに登場する「茄子のアサディジョ漬け」
これ、最初聞いたときはてっきり
「茄子の浅塩漬け」って言ったように聞こえた。
で、調べたところ、アンダルシアにはこのような漬物、実際にはないらしい。

物語の舞台はスペインのアンダルシア。
スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを中心に、
主人公 ペペのかつての恋人と自分の兄が結婚することへの複雑な想いや、
ロードレーサーとしてのプロの世界を描いている。

ロードレースには詳しくないのだけれど、
アンダルシアの風景や、主人公 ぺぺの明るくて面白いキャラをはじめ、
人情豊かな登場人物たちのおかげでけっこう楽しめた。

声の出演は、主要な役柄に俳優やタレント、
実際のアナウンサーや元ロードレーサーなど起用されているせいか、
賛否あるようだが、個人的には、アナウンサーを起用したのは正解だったかなと。
実写映画を観ているような感覚で、特に実況中継のシーンがすごくリアルだったし、
終盤のゴールのシーンはいつ見ても手に汗握ってしまう。

ちなみに、EDの「自転車ショー」という歌は
ご自身も自転車が趣味だったという忌野清志郎氏が歌っています。

投稿 : 2013/03/10
閲覧 : 793
サンキュー:

39

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自転車レースが熱い

自転車レースを実況中継のように描いていて面白い.チームの事情とかレース戦略がリアルである.

レース終盤のクライマックスは手に汗を握る展開である.

投稿 : 2013/02/27
閲覧 : 206
ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男の走り魅せてくれますねw

かつての恋人と自分の兄が結婚とうい精神的大ダメージを負いながら、仕事であるロードレースでの進退も危うい現状::


そんな状況での地元でのレースなのです。


エースに勝たせるため主人公ぺぺは囮となってペースをかき乱すための独走を行います。


自分の役割を地元レースでまっとうし、なんとか仕事だけでも続けて行ける道だけでも残したい男の意地がなんかとても感じられました。


これも男の選択だよねと、内心割り切れない気持ちを抑えながら鑑賞しました。


途中エースのリタイヤがあり、ただでさえ心臓が爆発しそうな状況でさらに酷使をしてしまいます。


人間の限界のへのチャレンジと相手との戦いが始まりますw


ラストは接戦になりますw


ペダルの1回転で勝負がつく状況に手に汗をにぎる瞬間がやってきますw


汗を流した重さの分が勝敗をわけるのです^^

投稿 : 2013/01/24
閲覧 : 301
サンキュー:

7

ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作を知らないとちょっときつい^^;

ジブリの人が監督した作品。
雰囲気作りは流石というべき。物語の設定が分からずともどんどん引き込まれる。

ただ、本当にこの作品を理解するにはどうやら原作を読まないといけないようだ。
主人公がアンダルシアの試合に出ているところから始まって、途中にちょっとした過去の出来事が入るといった感じ。
だからなぜアンダルシアで試合しているのかや、どういった経緯で兄が元彼女と結婚することになったのかも分からない。

こうも分からないと、原作の単なるプロモーションとしてこの作品を作っているような感じもするのだが、終盤のレースは見物。
手に汗握るラストスパートは目を釘付けにされる。

観て損はないと思うが、原作を読む事をお勧めする。

投稿 : 2013/01/14
閲覧 : 317
サンキュー:

6

Mr.D さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラテンの熱い自転車レース!

自転車レースに詳しくなくても、楽しんでみれます。
スペインが舞台なのでラテンの音楽でテンション上がります。
夏に見たくなるアニメです。

投稿 : 2012/08/03
閲覧 : 254
サンキュー:

1

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これぞ男のロマンやな ジブリかとおもったw

ってジブリだったひとなのね。
監督がサイクリストらしくA・Iが止まらない。

ストーリーが使い古されたといえばそうだが、ド王道なのがいいんだ。短編映画にはもってこいで分かりやすい。
プロレーサーとして岐路に立たされる主人公のぺぺ、故郷でのレース、そこでなぜか開催される兄と元彼女との結婚式w
冷静に考えれば空気嫁だが、それを感じさせないアツいレース展開とペペの生き様。

監督さんは原作もたぶん大好きなんだろう、描写がいちいち細かいし、演出、テンポもかっこいい。もちろん絵もいい。
私あまりに好きでタイアップででたパオパオビール何本かあるんだよな・・・腐ってるかな?・・・・・。

どうでもいいけどルパン大泉さんがやればいいと思うよ。。。
うまいとかじゃなくて似合う。

投稿 : 2012/05/18
閲覧 : 458
サンキュー:

15

ちはややん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ふつーです、

がっつりくるかんじではない。

投稿 : 2012/04/10
閲覧 : 236
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おもしろい

自転車というあまり知らないジャンルだったが楽しめた

投稿 : 2012/02/24
閲覧 : 270

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

普通

大泉洋が声優だったので
見てみた。
下手ではないけど。
ファンの欲目でも普通。

投稿 : 2012/02/11
閲覧 : 253

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黒田硫黄作品の映画化

 黒田硫黄作品が映画化される、ということで、ぼんくらな黒田硫黄ファンの一人としては、「さすが、わかってるじゃんジブリ!」などという偉そうな感想を抱いたものです。



 さて、言うまでもなく、黒田硫黄はとんでもない天才なわけですが、本作が映画になったことで何かすごく、すごかった、といわれると、正直そこのところの感想は…まあ、なんだろう、迫力が漫画よりも、あったような…気がします。



 しかし、原作の空気感/スピード感とは異質なテンポをもった作品になっていたな、などとも改めて考えてみると思います。
 漫画も、アニメもどっちもよかったのだけれども、わたしは黒田さんのほうのファンなので、アニメをみたことで逆に黒田さんについて思ったことは、黒田さんの漫画はほんとうにクライマックスでの大ゴマで時間を「止める」演出が多いな、ということです。
 クライマックスで「大ゴマ」というのは、まあ普通の漫画なんだけれども、「大ゴマ」でどこまで時間を止められるか、というのは絵の構図とか、それまでの話のもってき方とか、そういうのがかかわるわけです。黒田さんの漫画というのは、驚異的にクライマックスの大ゴマで時間が「止まる」。
 ええ、もうそれは驚異的なことなんだろうな、と思いました。
 これは、漫画的には、

 1.視線、表情のアップがある
 2.キャラクターの感情的なクライマックス(ただし、おだやかな感情もふくむ)

 というあたりは、べただと思うのだけれども

 3.一コマずつの構図の切り替え方が非常に大きい漫画で
 4.かつ、大ゴマが現れる瞬間がじゃっかん読者の予想を裏切るような「ハズ」し、をしている

 というあたりが黒田さんの変わったところかもしれません。しかも、外して、きりとってみせるところのポイントがね、もう、驚愕のクオリティの高さなんだよね。「あ、そこなんだ」っていうね。「あ、そこなんだ」って感じではあるのだけれども「あ、そこなんだ」の「そこ」になぞに一定の説得力がある。それが黒田漫画なんだろうな、とおもっています。



 えー、で。
 本アニメ作品ですが、そういう黒田漫画の「止め」がどちらかというと、オーソドックスなクライマックスの表現をきちんと、優秀なスタッフを動員してべたにつくった作品になっていると思います。でも、さすがはジブリ。べただけど、よかったんだよね。すばらしい!これはこれでおもしろい!えらいよ!ジブリ!あんたらいい仕事した!

 などと、えらそうな黒田硫黄ファンにも満足な作品でありました。



 で、え、あと、黒田硫黄の誰にとっても特徴的によくわかる部分としての「日常的ななにげない部分の描写」とか?ももちろん、すごくよかったです!ビバ!ジブリ!だと思います。

投稿 : 2011/08/22
閲覧 : 455
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

茄子のアサディジョ漬け!

世界3大時自転車レースの一つである、"ブエルタ・ア・エスパーニャ"を舞台に、灼熱のアンダルシアを駆け抜ける、切なく熱い男の意地を描いた作品。
アコギで奏でるラテン音楽&フラメンコ、ワイン、小茄子の漬物など、太陽の国スペインを彩る小道具が効いてます。

ぶつけ所のない気持ちを胸に秘め、ただひたすらに前へ進むぺぺ・ペネンヘリの姿がとても印象的。イイ男です♪
スポーツアニメは数あれど、自転車ロードレースは珍しい題材ですね。
炎天下の駆け引き模様はもちろんですが、なによりレーサー達がペダルを漕ぐ息遣いの演技に、本気のレースの緊張感を感じずにはいられません。

一番の見どころはレース終盤。
市街地~ゴールまでのクライマックスの迫力はまさに圧巻!
思わずぎゅっと手を握ってしまいました。

アンダルシアの風を確かに感じる良作♪

投稿 : 2011/07/26
閲覧 : 860

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生を懸けた、白熱ロードレースムービー!

多くのジブリ作品に携わってきた、高坂希太郎監督によるハートフルアニメーション!
黒田硫黄の短編漫画集『茄子』に収録された『アンダルシアの夏』を原作としており、47分の短編作品です。

舞台は、世界3大時自転車レースの一つである、"ブエルタ・ア・エスパーニャ"!そして、兄"アンヘル"とかつての恋人"カルメン"との結婚式…。
レーサーである主人公"ぺぺ・ペネンヘリ”は、うまくいかないレーサーとしての自分と、手に入れることのできなかったカルメンへの想いで、心揺れていた。
「俺は遠くへ行きたいんだ・・・!!」
今の自分から脱却し新しい何かを手に入れるため、彼は焼ける大地をひたすら走り続ける…。.

南スペインの太陽が照りわたる果てしない大地と、美しい青空が印象的です!
スペイン風の音楽が多用されており、クラシックギターのはじけるようなサウンドが素敵です。
声優は、大泉洋・筧利夫が担当しており、作品に味を出しています。
本当に中継をしているような、リアルでスピード感あふれる演出が面白いです。
背景が青空や荒地で単調な分、さまざまな角度から人物を切り取るように絵が作られていて、かなり見ごたえがあります!
後半に街の中を走りぬける場面は、ものすごい緊張感で圧巻の出来です!
清志郎さんとサックスがコラボレーションしたエンディングも、粋でカッコいいです!

47分と短いですが、人生の憂いと感動がたっぷり凝縮された、見ごたえのあるすばらしい作品です!

投稿 : 2011/07/20
閲覧 : 630
サンキュー:

6

sobako777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ライトで粋なショートストーリー

なかなか粋な物語なのだが、短いし、随分とあっさりとし過ぎているため、見直しても、サラッと見終わりサラッと忘れてしまう。もうちょっと見応えあっても良いかな・・・。

投稿 : 2011/07/17
閲覧 : 407
サンキュー:

0

yoshi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大泉洋!!

何と言ってもぺぺ役の大泉洋がイイ!

Good job !大泉!

そもそもこういう競技をテーマにした作品は大好き。

そこに恋を絡ませたストーリーにグッときた。

投稿 : 2011/03/27
閲覧 : 529
サンキュー:

2

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

似て非なる物だった@w@

宮崎駿の右腕と呼ばれた高坂希太郎監督の映画。
知名度は低くあまり知られていない作品。
物語としては、ちょっぴり切ないながら踏ん張らなきゃいけない
ちょとやるせない感じの物語。
個人的には劇中に出てくる黄色い子茄子の漬物が気になりますww
茄子なのに黄色いんだぜ!!(゚ロ゚;)

投稿 : 2011/03/24
閲覧 : 590
サンキュー:

1

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/23
閲覧 : 0

ぴょーこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/04/16
閲覧 : 7

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/04/29
閲覧 : 14

ナンカ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 32

tokaii さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 22

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/25
閲覧 : 5

Tadano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/06/11
閲覧 : 30

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/05/02
閲覧 : 31

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/04/17
閲覧 : 31
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茄子 アンダルシアの夏のストーリー・あらすじ

『茄子 アンダルシアの夏』(なす アンダルシアのなつ)とは黒田硫黄の漫画『茄子』の短編『アンダルシアの夏』を原作として2003年に公開された上映時間47分のアニメーション映画。
【ストーリー】スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に主人公ペペ・ベネンヘリが解雇の危機に直面しながらなおかつ、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いの中にあってもプロ自転車選手として「仕事」に取り組むさまを描く。(アニメ映画『茄子 アンダルシアの夏』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2003年7月26日
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.nasu-summer.com/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%84%E5%AD%90_%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB...
主題歌
≪ED≫忌野清志郎『自転車ショー歌』

声優・キャラクター

大泉洋、小池栄子、平野稔、岡田吉弘、平田広明、坂口芳貞、羽鳥慎一、市川雅敏、筧利夫

スタッフ

原作:黒田硫黄 (『茄子』より アフタヌーンKC)、 監督:高坂希太郎、脚本:高坂希太郎、エグゼクティブ・プロデューサー:椎名保、プロデューサー:丸山正雄、美術監督:田中直哉、撮影監督:白井久男/岸克芳、編集:瀬山武司、効果:倉橋静男、音楽:本多俊之

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