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「人狼 JIN-ROH(アニメ映画)」

総合得点
69.4
感想・評価
274
棚に入れた
1323
ランキング
1828
★★★★☆ 3.8 (274)
物語
3.9
作画
4.0
声優
3.5
音楽
3.7
キャラ
3.6

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人狼 JIN-ROHの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

狼と赤ずきんの寓話

沖浦啓之監督、脚本押井守。
IGの豪華スタッフ結集で送る、
ケルベロスサーガ、もう一つの戦後史。

敗戦から数十年が経ち、占領軍の統治から、
国際社会への復帰を目指すわけですが、
急激な経済再編政策の失敗により、
大量の失業者の群れと凶悪犯罪を生んだ。
{netabare}やがて反政府勢力や過激なセクトが台頭し、
それに対抗すべく生まれたのが首都警である。{/netabare}

原案・脚本のみでの参加となりますが、
安保闘争や全共闘運動の時代に青春を送った、
押井守の原風景がここにあるのでしょう。
国の行く末を暗示するかのような、
全編に渉り曇天の空と陽の当たらない地下道、
風情ある古い東京の街並みも、
セクトとの激しい市街地戦で血に染まっていく。

首都警の伏一貴と赤ずきんの少女。
{netabare}人も街も国も多くの病根を抱えているのだ。
追放された伏は狼と人との境界線で苦悩し街を彷徨う、
2人の邂逅は安らぎのひと時であったと信じたい。
余韻を残す、魂の軌跡だと思います。{/netabare}

狼として己に覚醒した悲しい男の物語である。

投稿 : 2022/09/04
閲覧 : 901
サンキュー:

37

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

独裁国家日本

フィリップKディックの歴史改変SF小説「高い城の男」をご存知だろうか?

その小説ではナチスドイツと日本がアメリカに勝利し、アメリカの首都ワシントンDCは核攻撃で廃墟となり、代わりにナチス党のホワイトハウスが建設され、日本帝国とナチスドイツの軍事政権が台頭して共産主義になったアメリカが描かれたディストピアSFの傑作である。

本作、人狼でも「国家」に反逆するものは全てスパイ行為とされ、秘密警察に捕まり処刑される。まあ、お話自体は押井守さんお得意の「内ゲバ」ものであり、1960年代の学生運動をそのままアニメ化しているに過ぎないが、沖浦さんの徹底したリアリズムの作画によって、映画としてはかなりレベルの高い作品である。

正直とても暗く陰鬱な内容なので、今の時代にはウケないだろうし、評論家やアニメ作家の中では結構不評なのだが、アメリカのトランプ政権や日本の今の政治を見ていると。。。こういった未来で我々の自由がなくなってしまう日も。。もしかしたら起こりうるかも知れない。

「日々、我々は国というものを監視しなければならない。でないと暴走するからだ。」と、とあるアメリカの有名な映画監督が言っていたが、まさに今そんな気がする。

投稿 : 2022/03/15
閲覧 : 532
サンキュー:

13

オパマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ケルベロスシリーズ中最高傑作。

ダークな世界観や理不尽なストーリー展開。
観る人で好みや判断は分かれると思うが、個人的に言わせてもらうと、最高傑作。
名作とは、始まりから終わりまで、無駄なシーンが一切無い作品。
それがこの「人狼」だろう。
非の打ち所が無い。
この作品に出会えたことを生まれた時代に感謝している。

2021.10.20 追記
再試聴。
評価は変わらず。
年齢的な影響か、アクションシーンや対人関係描写よりも組織内部の政治劇に興味が向いた。
作品内での社会情勢、バックボーン、各組織の策謀を理解できた方が楽しめる。
ナレーションや人物のセリフから、ある程度設定を推察できるが、ググった方が良いかも知れない。
視聴者に予習復習を強いるし、ダークな世界観が合わない人には向かないのかも知れない。

韓国で実写映画化されてるようだけど色々と改編されてるみたいで、なんだかなぁ。w

投稿 : 2021/10/20
閲覧 : 461
サンキュー:

5

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2016.12.31以前

2回目2016.12.31以前

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 371
サンキュー:

0

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現代人には失われた行動原理。

終身雇用制度が崩壊しつつある日本。
会社が嫌になったら転職すればいい。フリーランスって生き方もアリじゃない?
そんな感覚を持つ現代人として、本作の主人公である伏くんの生き方はなかなか共感しずらいものです。
それでも、彼の生き方はとても美しい。
組織に忠誠を誓い、組織のために仲の良かった同期を、恋した人をも殺める。
極端に個人主義的な現代に全体主義への郷愁を感じました。

なーんて酔った勢いで適当な事を書きましたが、本作の魅力は繊細で緻密な作画でしょう。セル画の最高峰と名高い本作。ヒラヒラするスカート、螺旋階段を降りるヒロイン。何のことない描写でもその作画ストレスはプロのアニメーターさんが舌を巻くレベルと言われています。そんな超絶技巧に対する感覚を鍛える上でも本作は良い教科書になるはないでしょうか。自分にはサッパリ分かりませんが。

適当ついでに、本作は押井守監督が声優の千葉繁氏のプロモ映画として制作した実写映画「紅い眼鏡」から派生した「ケルベロスサーガ」と呼ばれる作品群の一つでもあります。作品群の共通事項としては主人公が纏う強化服「プロテクトギア」しか無いわけですが、これがカッコいい。
敵の銃弾を装甲で弾き、自らは電動ノコギリと呼ばれた軽機関銃MG42で敵をなぎ払う。物語の終盤にこのシーンがあるからこそのカタルシス。
というか、この作品群の魅力の6割はこのプロテクトギア起因なのでは無いかと思っちゃいます。

最後に本作は韓国製のネトフリ映画として実写化されています。本作は架空の戦後日本が舞台でしたが、実写版では架空の朝鮮半島となっています。大変良い改変だとお思いました。プロテクトギアの出来も素晴らしいです。超動くよ!終盤の戦闘シーンだけでも観る価値アリです。しかし {netabare} 物語に若干の改変があります。本作に思い入れのある方からすれば「やってくれたな!?」と声に出してしまうこと請け合い {/netabare}です。
ただ、それを含めて、やはり現代は個人主義が行き過ぎていると思わざるを得ないのです。。。

追記:乾くんは「ケルベロス 地獄の番犬」の主人公でした。本作の主人公は「伏(ふせ)くん」です。お詫びして訂正します。

投稿 : 2020/04/01
閲覧 : 336
サンキュー:

3

ilohasu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

内部抗争に翻弄される狼と赤ずきん

韓国の実写版を観てから本作を観たので、内容を大まかに知っていた分、ストレスなく観れました。

韓国の実写版も良かったですが、原作となるアニメ版の方がラストの印象が良かったです。(個人的に)


実写版は商業主義的な勧善懲悪で派手な印象でしたが、アニメの方は淡々としていて、警察の内部抗争に翻弄される狼と赤ずきんの虚しさと悲しさをより強く感じました。

ちょっと難解で起伏のない作品なので集中力が持たない方には、韓国の実写版を観て本作に挑むのも一つの手だと思います。

個人的に思うのは、淡々としている分、最後に心を打たれるのがアニメ版(本作)ではないでしょうか。

投稿 : 2019/07/31
閲覧 : 278
サンキュー:

6

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大人も見れるアニメ

悲しいダークなストーリーだけど
最後のオチはなかなかいいと思う

投稿 : 2019/07/27
閲覧 : 282
サンキュー:

0

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

わからん

おそらく内容をちゃんと理解して見れば面白い作品なんだろうけど、俺の頭じゃ理解できなかった・・・
押井作品は難しい作品多いけど、これとスカイクロラはまじでわからんかった、ただスカイクロラはいろいろキャラとか調べてわかるようになっただけましかな。

言い訳だけど、一回乳首探しで見ただけだから、もう一回ちゃんと見れば理解できるかもしれない、けれど見てみようという気持ちになれないのはなんでだろう・・・

【追記】
やっと見た、しっかり見れば理解できる作品だった。
スカイクロラよりわかりづらいと思ったけど、こっちの方が断然わかりやすかったなw

投稿 : 2018/03/08
閲覧 : 429
サンキュー:

3

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーも暗いが画面も暗い。そして主人公が人でありながら心は人外なのがひたすら暗いので、

部屋を明るくして視聴しましょう。なんて言ってはいけない作品なのです。

ストーリーは単純だし、グロもたいしたことないし。
その意味では視聴ハードルは高くない。

ただ心理面こそがこの作品の肝で。
雨宮ケイの心の闇の深さが重くて、
伏が再訓練を経て心の闇さえ見失った人外と化していて。

好き嫌いははっきり分かれると思います。

私はグロいのは程度によりけりですが、
こういう重くて暗いのは、
大好物です。

投稿 : 2017/09/15
閲覧 : 346
サンキュー:

11

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

暗く、重く、

もともと押井守作品から派生
時系列など細かくは不勉強です。
現実とは違う歴史の日本が舞台。
主人公は公安の特殊部隊隊員。

ストーリー途中で赤ずきんちゃんの話が出てきます。
ホントは怖いグリム童話のように。

あくまで主人公の苦悩や少女との悲恋がテーマです。

押井監督がやらない作風ですので、
沖浦啓之監督らしさが出てます。

東京の街並みを破滅へすすむ恋人がデートする。
不倫より悲しいし、切ないです。
{netabare} 「そして狼は赤ずきんを食べた」{/netabare}

投稿 : 2017/09/10
閲覧 : 253
ネタバレ

ぬらかべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

赤頭巾

よくある未来で起きる政府とレジスタンスの抗争のお話です。
抗争というところにはあまり重きを置いていないお話ではありましたが、まあ、世界観がそういう感じなのです。
物語として全体的に暗くはなりますが、なかなか考えさせられることもありました。映画ってだいたいそうなんですけどね。
(予告でも言ってあることですが)童話赤頭巾を思い浮かべながらみることをおすすめいたします。


赤ずきんって人狼ゲームみたいだよね。

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 283
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「物語の美しさは、内容よりお表現による」 

強引な経済政策によって失業者と凶悪犯罪が急増した首都・東京。政府は反政府勢力掌握の為、“首都警”と呼ばれる治安部隊を設置する。その首都警の一員である青年・伏一貴は、闘争本能のみで生きる一匹の“狼”の様に一切の感情を切り捨て、自分を律してきたが、一人の女性・雨宮圭と出会い、運命のように惹かれ合っていくが…。(アニメ映画『人狼 JIN-ROH』のwikipedia・公式サイト等参照)

と、本作の設定は狼のように戦闘行動以外思考しない、してはいけない人間の物語であり、その中で出会う少女との物語でもあります。したがって戦闘中に少女を助けるという選択肢を選びます。ただ本作で驚いたのは映像です。

雰囲気としてメタルギアやマトリックス風かつ、重厚な重苦しい色合い・間・心理描写。そのどれもが押井さんの自己満足のようでもあって、ギリギリえいぞうとして成り立っている際どさが何よりも売り。好き嫌いは完全に分かれるでしょう。私はどちらかと聞かれれば苦手です。何よりも辛い辛いのだ。それがよくある残酷な描写とかではなく、圧倒的な映像。いや自分の感覚なので多くの人には当てはまらないでしょうが、観てる側に有無を言わさぬ感じ、例えばニュースで事件や事故が起きた時に流れている映像や、戦時中のモノクロフィルムのようなアレ。すでにその事実があるようで、余白感がないんですよね。それが辛いし、何よりも不親切な創り。

物語としては映像が不親切な分、割と直線になっているような気もします。あらすじそのまんま位に、あまり複雑に広げない采配。これ以上小難しくなった場合視聴を断念していたでしょう。

この物語には赤ずきんを比喩していると考えられる。頭巾は、16、17世紀に貴族や中流階級の夫人が被ったおしゃれ帽である。物語の核心に、まさにその物語全体を象徴するかような強い映像的イメージを見事に折り込み、たわいもない話を永遠の文学にまで高めた。

作者自身、こう言っている、「物語の美しさは、内容よりお表現による」 と。

祖母から赤いずきんを贈られたということは、この少女が最初からスポイルされていることを示唆していると同時に、この少女がなにか社会から逸脱した要素をうちに秘めており、魔女になりうる素質をもっていることを示しているとも考えられる。赤ずきんが狼(森に住む悪魔的なもの。人狼)と言葉を交わすことも、この物語を聞く当時の人びとには、赤ずきんの魔的な素質を感じさせたにちがいない。そして、社会からはみ出した者は罰せられ、みずからの命によってその罪を贖わなくてはならない。

このような考察・対比もあって、どちら(狼と少女)が赤ずきんであるかも本作の美しさであるのでしょうか。
 

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 463

ゆきか@ルルロロ静臨 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観が好きな人にはハマるアニメ。

個人的には好みな世界観だった。ただ、声優なのか、キャラクター自体なのか、よく分からないが違和感があった。
作中で語られる赤ずきんちゃんの話が、なんかちょっと怖い!でも、その怖さというか違和感がハマる人にはハマるアニメだと思った。
ストーリー的には、好きだが、ちょっと淡々としすぎている部分が、このアニメがあまり評価されない理由かなと思った。(盛り上がりどころを探すのが難しい)

投稿 : 2016/06/17
閲覧 : 335
サンキュー:

1

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大人の赤ずきんちゃん

GYAOにて配信されていたものを視聴
{netabare}押井守監督の携わった作品特集ということで人狼とBLOOD THE LAST VAMPIREが配信されていたのですが、どちらも押井守"監督"作品ではありませんねw

押井守監督の作品と言えば、私は小難しくて話についていけず眠くなる。という先入観をパトレイバー2で植えつけられたため、今作の視聴にあたってはあらかじめ睡眠を十分にとった上で、メモを用意し分からない単語があれば書きだしておいて、見返す という視聴法を試みたのですが、まあ監督も違いますしそこまでしなくても楽しめたかなと思いました。{/netabare}

物語はつまるところ
第二の警察組織の内部で2つの勢力によるいがみあいが起こり、
不祥事を起こした片側に所属する男(主人公)に、もう片側から送り込まれた女(テロリスト)をくっつけることで、スキャンダルを起こさせ男の所属する勢力をつぶすはずだった。しかし、男の側に出し抜かれてしまった。という話。

これに赤ずきんちゃんを絡めて、物語としています。
面白かったのは普通なら赤ずきんちゃんが主役であるところ、主人公を狼に見立てて、狼としての葛藤を描いていること。
また、主人公・ヒロイン共に人と狼の立場を反転させながら心情を描いているので、二人は結局どちらの立場で落ち着くのかなと想像していく面白みがありました。

結局二人はどっちに落ち着いたのかな。
ヒロインは元の立場こそ狼だけれど、大体感情で動いていたから人で間違いないかな。
主人公は、どっちもなのかな。人狼のタイトル通り、どちらにもなりきれなかったんだと思う。

ハッピーエンドとはならなかったけど、最初から大人のアニメの雰囲気を醸し出していたし、これくらい不条理な方が考える余地があって良いかもしれませんね。

ところで、冒頭のフレーズ

"その者は狼のようなものである"
"その者は狼である"
"それ故に追放された者である"

この追放された者って何でしょうね?


物語以外の部分については

①ネームバリューがとても豪華
原作・脚本:押井守
監督・絵コンテ:沖浦啓之
演出:神山健治
キャラクターデザイン:沖浦啓之、西尾鉄也
作画監督:西尾鉄也
副作画監督:井上俊之
美術監督:小倉宏昌
銃器設定:黄瀬和哉
車輌設定:平松禎史
音楽:溝口肇
押井守の名前だけ挙げるのはもったいないメンツ

②声優の演技は少し残念

③芸が細かい
新聞に落ちる手の影とか、滑り台から落ちるところとか。
滑り台のシーンはアニメーターの力量を見せたいがために入れたとしか思えないけど、凄いなと思いました。

投稿 : 2016/03/12
閲覧 : 319
サンキュー:

13

Near64 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

結末が。。。予測不可能

ただただ、面白かった。 

投稿 : 2015/09/12
閲覧 : 633
サンキュー:

2

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

垂れ流しで見ては寝ちゃう。

絵も世界観も好きです。多分評価高い方もいらっしゃると思います。
でも、私は軽い気持ちで流し見してしまったので途中で寝てしまいました。
いずれ体調の良い時にでも再挑戦したいなとは思ってます。

押井守とこのプロテクトギアには昔から騙され続けてます。
と描くとちゃんとこの作品に取り組んだ視聴者の方に失礼かもしれませんが、私は寝ちゃいました。
昔、赤い眼鏡って実写映画が有りましてその映画もプロテクトギアがキービジュアルに使われてました。
若かった私は当然、ガンガン殺り合う近未来アクションと思って見た訳ですが・・・当時、赤い眼鏡見た人の感想聞きたいですね。私は寝ました。

んで、数年前に嫁さんがこの作品を入手。
おぉ今度こそガチのアクションかな♪でも押井守を信用していいのか・・・と不安に思いつつ視聴。
そして寝てしまいましたw

個人的には、ここ最近の押井守の作品って興味をもって真摯に観ないと面白くなくて寝ちゃいます。スカイ・クロラとかアバロンもそう。
イノセンスは映画館で見たのと士郎正宗モノだから大丈夫でした。
私はアニメ制作の事情なんて知らないですが、もしかして押井守が全権掌握とかイニシアティブ握らせると眠い作品になっちゃうんでしょうか?

投稿 : 2015/05/06
閲覧 : 474
サンキュー:

7

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

☆ケルベロスサーガ1弾

暗い内容の大人向けのアニメ。

「赤頭巾ちゃん」をベースに左翼の赤と帝国主義のスラング
「狼」をもじったタイトルです。

学生運動を経験した押井守さん原作なので架空の世界と
昭和の雰囲気が上手く融合されています。


監督/沖浦啓之

アニメーション制作/Production I .G


2000年6月3日公開

投稿 : 2015/03/18
閲覧 : 569
サンキュー:

4

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人にも狼にもなれない国家の犬。

近代的国家の創出である国民国家の概念を狼の群れへの帰属意識へと還元し、その呪縛を抉る作品。
原作・脚本を担当する押井守の御家芸と呼ぶに値する諜報戦や公安活動をミリタリズムに敷衍しており
その緻密さは「パトレイバー」や「攻殻機動隊」といった、押井守自身の名作に勝るとも劣らない完成度。
戦後の殺伐とした薄暗い霧が漂う中、セクトと呼ばれる過激派集団と、それを弾圧する首都警の抗争を
古典童話「赤ずきん」になぞらえており、最終局面における主人公(伏)の慟哭によって収斂されている。

人にも狼にもなれない国家に忠誠を誓う犬であることに対し、自己矛盾や猜疑心に苛まれ一度は組織を
脱退せねばならないという衝動に駆られるが、伏は国家の束縛に対して牙を剥かず群れの意思に従う。
ナショナリズムの名目で手を汚してきた伏にとって、脱退することは孤独或いは死を意味するからであり
たとえ、自らの意思に相反する群れであったとしても、帰属していなくては生きていく術が見当たらない。

つまり、人と狼の境界線で苦悩する伏の心情を、単なる心的外傷後ストレス障害で処理するのではなく
組織への帰属意識から生じる葛藤も核に置かれており、政治的イデオロギーの対立や陰謀などが蠢く。
そういった意味では組織に従属する中での個人の確立や正義が説かれており、押井守の戦後歴史観を
垣間見ることが出来る。尚、本作と並び御世辞にも大衆向けと言える作品ではないが、押井守の個性を
赤裸々に表象している「立喰師列伝」を補完的に視聴しておくと、理解を深める上で恩恵を得るであろう。

投稿 : 2015/01/05
閲覧 : 764
サンキュー:

11

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

狼は所詮狼、人にはなれないのか? それとも・・・

2000年公開のアニメ映画。上映時間98分。一部残虐な描写があり、PG-12指定。
原作・脚本は押井守氏、監督に沖浦啓之氏(初監督)、
演出は神山健治氏と錚々たる顔ぶれです。

簡単な舞台説明(知っている方は飛ばしてください)
終戦から十数年後、強引な経済政策により
街には失業者が溢れ凶悪犯罪が多発していた。
中でも「セクト」と呼ばれる過激派集団の反政府運動が社会問題となっており、
政府もそれに対応すべく「首都圏治安警察機構」通称「首都警」を設置。
武装闘争は泥沼化していく中、
行き過ぎた首都警に対して世論から非難する声も大きくなっていった。

※本作では戦勝国はドイツとなっており、
これは架空の世界ということを強調しているのでしょう。

どうでしょうか?
制作スタッフと舞台説明からも分かる通り
本作は重厚謹厳な雰囲気を終始纏っています。
アニメ映画というよりも邦画を観たという印象でしたw
気楽に観れるタイプの映画ではない為、心の準備が必要かもしれませんw

絵は今敏監督作品のような感じですね。
本作の主人公、
首都警の戦闘部隊である特機隊の一員の伏一貴(ふせかずき)巡査は
朴念仁とも形容できるようなソルジャーです。

薄暗さを感じる曇天模様の昭和を舞台に
ボソボソっと必要最低限の会話しかしない伏一貴は
哀愁という言葉が嵌まり過ぎる程嵌っています。
まさにハードボイルドな世界観です。

タイトルから分かる通り本作のテーマは
「人の皮を被った狼」ということになるでしょう。
ダースベイダーを彷彿とさせる強化装甲服が印象的でした。

特機隊と公安部の警察内部闘争に発展していく中
伏一貴の前に突如表れる少女雨宮圭。

この恋は徒花?
狼は所詮狼、人にはなれないのか?
それとも・・・

イデオロギー色も極力控えられていますし、
ストーリー自体も結構シンプルです。
押井作品が嫌い、政治や社会を絡めてくる重厚な作品は観たくない
ということでなければ視聴してみる価値はあると思います。
ラストシーンが印象的で様々な感情が湧き上がってきました。

それにしてもこれ程レビューが書き辛い作品もそうはないですw
時代背景や取り巻く環境、キャラに対しての感情移入という点でも
視聴者はひたすら傍観者であることを強いられるという感覚を覚えました。
視聴者が口を挟む余地がほとんどない作品というか・・・
換言すればそれだけ完成度の高い作品ということなのかもしれません。

投稿 : 2014/12/13
閲覧 : 862
サンキュー:

38

Dr.コトォ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人の皮をかぶったオオカミ

押井守原作・沖浦啓之監督のオリジナル作品。

舞台は架空の1960年代、学生による反政府運動がピークを迎えていた時期。
それを取り締まる秘密警察組織の特殊部隊に配属している主人公。

この特殊部隊はその重武装ぶり、反政府組織への冷酷無慈悲な粛清ぶりから
「人狼」と呼ばれています。

この物語では、反政府組織側にヒロインが登場します。
反政府組織に属するヒロインと、秘密警察組織に属する主人公が出会ってしまったところから、
ドラマが始まります。

こんな舞台設定ですから、正直言うと現代っ子の自分には共感できるものが少なかったです。
しかし、反政府運動を取り締まる事に疑いを持たない主人公と、
自分の身の危険を顧みず反政府組織に加担するヒロインが織りなす悲壮感は
十分すぎるほど伝わってきます。

とにかく雰囲気作りが非常に上手く、舞台設定などあまり理解していなくても
物語の心が伝わってくる様な感覚です。
メインテーマに乗せて、ヒロインが「赤頭巾と狼」の物語を語るシーンの物悲しさは、
さすが演出の成せる技というところでしょうか。
自分としてはここの演出が一番好きですね。

かなり大人向けな映画ですが名作である事は間違いないです。

投稿 : 2014/10/14
閲覧 : 356
サンキュー:

8

頭のなかJET!!! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごかった...

単純に、感動するとか、面白いとか、そういうものではないですかね
でも、見終わったあとに、心にくるものがあります。
ぜひ、見てみてください。

投稿 : 2014/09/17
閲覧 : 377
サンキュー:

2

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うーん…難解な作品

押井守作漫画『犬狼伝説-Kerberos Pnzer Cop』を原作としたアニメーション映画作品。脚本も押井守その人が兼ねている。押井守と言えば『イノセンス』『機動警察パトレイバー』『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』など名作SFアニメ作品の作り手として名を馳せる監督だが本作はジャンルとしては戦争物の部類に入る。「あの決定的な敗戦から十数年」--第二次世界大戦の戦敗国・日本。戦勝国ドイツによる占領統治下の混迷からようやく抜け出し、国際社会への復帰のために強行された経済政策は、失業者と凶悪犯罪の増加、またセクトと呼ばれる過激派集団の形成を促していた。そして本来それらに対応するはずの自治体警察の能力を超えた武装闘争が、深刻な社会問題と化していた。政府は、国家警察への昇格を目論む自治警を牽制し、同時に自衛隊の治安出動を回避するため、高い戦闘力を持つ警察機関として「首都圏治安警察機構」通称「首都警」を組織した。(wikipediaより引用)世界設定が複雑なだけに話も複雑。正直初見で内容を完全に理解するのは難儀だがダークな雰囲気ゆえにひきつける要素は強く、開幕から終幕まで前編を通して内容が陰鬱である為暗い話が好きな人にとってはたまらない逸品。自分は正直内容の理解が完全には追いついていないので今後視聴を重ねて完全な理解を得たいと考えている。以下本作受賞暦。

第54回毎日映画コンクールアニメーション賞
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2000南俊子賞
ファンタスポルト1999最優秀アニメーション賞/審査員特別大賞
モントリオール・ファンタジア映画祭アジア映画部門2位
ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品
第5回アニメーション神戸個人賞
第10回日本映画プロフェッショナル大賞第9位

投稿 : 2014/08/05
閲覧 : 463
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2

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小説のよう

・1冊の小説を読んだかのように、綿密なお話と詩的な世界観
・現実味しかない登場人物たちが己の葛藤に悩まされる
・戦闘の描写も派手さは無いが引き込まれる
・押井節も健在で、ある意味安心(笑)
・メインスタッフが最強メンバーに感じるラインナップ
・声優が若干浮き気味なのは欠けるポイント
・深夜にオススメの映画

投稿 : 2014/06/13
閲覧 : 402
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5

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

微妙

期待していたのですが、あまり面白くなかったです。

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 268
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0

ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

余韻が有る

■あらすじ抜粋
日本の敗戦から十数年後

セクトと呼ばれる過激派集団(ゲリラ)と
首都圏治安警察機構(特機隊)紛争から始まり

特機隊の隊員、主人公と
セクトの赤頭巾(投擲爆弾運搬係)、ヒロインとが出会う

その後、特機隊が警視庁公安部、その背後にある首都警公安部と
銃火を交える警察の「内戦」へと発展していくってな物語。

■感想
主人公・ヒロインの立場
裏切りの中に有る、葛藤・寂しさ・切なさが視聴後に残る。

当時新宿のテアトル映画館で視聴し再視聴

世界観・ED曲の余韻に酔い視聴後外で一服
とても美味しかった思い出が有る作品。

投稿 : 2014/04/12
閲覧 : 447
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18

mako102501 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「独特の空気を持ったアニメ映画」

専門的なことは全然わからないので、ただ自分がミーハーだからなのかもしれない。

それでもやっぱ押井さんは面白いものを作るなぁって思ってしまう作品。

話の展開が重厚で、物語に引き込まれる。

切ない余韻と虚無感の残る作品。

投稿 : 2014/03/21
閲覧 : 329
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3

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

俺TSUEEEEEEE(高2病編

哲学武装した俺、最強アニメっす。
「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ。」byニーチェ
ナウシカがドルクとの戦いのなか対峙した格言を今一度、押井監督の表現で観せてくれます。
活動家組織(ヒロイン)vs公安(主人公)の構図で描くデストピアは、可愛気のない絵柄とマッチョな主人公がこのアニメ最大の難関。

格言の詳細が気になる方は、悪/バカ(キリスト教徒などの道徳者)も善/天才(啓発された不道徳者)も行きつく先は共にアフォと説かれている『ニーチェ/善悪の彼岸』をどうぞ。
ニーチェはナチなどにも影響を与えた危険思想も含みます。お気をつけて。

主人公は人間性(個人の幸福)に囚われない正しき道(正義)を強要されます。
これどちらからの要求だと感じますか?そしてこの論調、身近な統治者が口にされた事ありませんか?
もちろん主人公ほどの決断を迫られる事はなかなか無いでしょう。程度問題です。しかしこの種の判断は往々に迫られます。最初はストレスを感じます。が、一度執った行動は次回にはルーティーン化されていきます。そしていつしか人へ強要するようになる。
おばあさんの肉を喰らい、血をすすった赤ずきんちゃんをそそのかす、ケモノのように。

公開2000年 上映時間98分
原作/脚本:押井守
監督:沖浦啓之
演出:神山健治
キャラクターデザイン:沖浦啓之、西尾鉄也
銃器設定:黄瀬和哉
アニメーション制作:Production I.G

投稿 : 2014/02/10
閲覧 : 463
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6

missing31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自己との対峙に最適な映画

この映画は、不条理と不幸に満ちている。
愛する二人が向かう先は絶望だけだ。

テレビアニメでは絶対に出来ない飾り気のない絵柄とキャラ。
実際の社会情勢を基盤としたフィクションだが、本当にリアルだ。

それ故に、主人公や登場人物の言動、行動、心理に矛盾が無い。
いわゆる「アニメっぽさ」とは無縁の世界の中で物語は静かに終焉に向かう。

この映画を観て、視聴者は夢を得る事が出来るか、否。
優しい気持ちや愛を得る事が出来るか、否。
心躍り、わくわくする体験が出来るか、否。

いわゆるアニメに期待されている感動など微塵も持ち合わせていない。
地味で暗い映画である事は間違いない。

しかし、逆説的に考えると

何不自由無い時代に産まれた自分の幸福を知り、
将来の選択の自由を与えられる幸福を知る事が出来る映画でもある。

今が幸せで、何不自由なく暮らしている人は観なくていいと思う。
幸福なはずなのに、何が幸福なのか分からない人にこそ観てほしい。
世界のどこかで、かつて(あるいは今も)起こっている出来事を通し
自分の立ち位置や思想、哲学を見つめ直す映画として。

投稿 : 2014/01/29
閲覧 : 341
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4

limitさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

表情で語る

ストーリーを追うだけで理解するのは難しいかもしれない。
キャラクターの表情を見てほしい。
特にラストのシーンは、そこに全てが詰まっている。

溝口肇の音楽も素晴らしい。
決して万人受けする作品ではないが、自分の持つ哲学に自信がある人であれば、是非挑戦して欲しい。
正に隠れた名作。

投稿 : 2014/01/20
閲覧 : 284
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4

コンス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

トップクラスのオ〇ニーアニメ

初心者の方にはお薦めできない。

それこそ「うる星やつら」の頃から押井氏が好きな人こそが見て酷評するためのアニメ。

そんなに団塊の世代に反発と憧れを持っているのかと呆れてしまう。

世界観はいかにも全共闘世代が抱きそうな悪い意味でのありえないユートピア妄想。

はっきり言うが人間はもっと強くて狡猾だ。

行き過ぎた管理社会や崩壊した世界を描くときにリアルさを混ぜ込もうとすると幼稚園のお遊戯会レベルの背景色になる。

もしお薦めするのであれば全共闘世代にこれを見せて、「あなた方が当時恐怖した妄想は今の中二病より気持ちが悪いですね」と突きつけたい。

投稿 : 2013/08/25
閲覧 : 291
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人狼 JIN-ROHのストーリー・あらすじ

『人狼 JIN-ROH』(じんろう)はProduction I.G制作の日本のアニメ映画。押井守の代表作である「ケルベロス・サーガ」の一作。\n強引な経済政策によって失業者と凶悪犯罪が急増した首都・東京。政府は反政府勢力掌握の為、“首都警”と呼ばれる治安部隊を設置する。その首都警の一員である青年・伏一貴は、闘争本能のみで生きる一匹の“狼”の様に一切の感情を切り捨て、自分を律してきたが、一人の女性・雨宮圭と出会い、運命のように惹かれ合っていくが…。(アニメ映画『人狼 JIN-ROH』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2000年6月3日
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%8B%BC_JIN-ROH

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