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「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊-ゴーストインザシェル(アニメ映画)」

総合得点
86.6
感想・評価
1105
棚に入れた
6549
ランキング
193
★★★★★ 4.2 (1105)
物語
4.2
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久々の入隊!

 あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 2回目でした。85分くらいの近未来SF。
 原作の漫画やこの映画のアニメコミックは読む機会もあるのですが、映像作品として見たのは久々でした。テレビシリーズは未視聴です。

 この作品を傑作たらしめているのは、卓越した近未来の世界観の設定と、躍動的なアクションに加え、「人間と機械の二元論」を基礎とした普遍性にあると思います。イロモノではなく正統派のSFですね。
 被創造物を用意することで人間について考えるというのは、鉄腕アトムの頃から培われてきた、ある意味では古典的なテーマです。ただ、この作品では、「情報」や「ネット」というキーワードを使って、普遍的なテーマの現代化に成功しています。この作品で語られている内容は、今なお色あせていません。

 で、この作品をどうやって読んでいこうかと考えたときに、その大半は脚本によることになります。象徴物は、強いものが少数あるといった感じで、そこまで苦労することはないでしょう。
 困ってしまうのはむしろ脚本の方。非常に抽象的で、かつ宗教的な要素も入っていて、やや難解です。加えて、ちょっとテンポが速くて、十分な考察時間が与えられてないようにも思えます。とはいえ、このテンポの良さが会話の日常感を演出していたり、作品全体の緊迫感を醸していたりするのも事実なので、一概に悪いとも言い切れませんけどね。脚本自体は非常に良いものです。

 以下では、脚本をベースにして映画の内容について考察してみます。かなりのネタバレがありますので、先入観を嫌う未視聴の方はご注意ください。


機械と人間:{netabare}
 まずは、根幹を成す機械から人間への展開の仕方を見てみます。作品の基礎的な部分ですので、セオリー通りオープニングで語られています。亡命者の会話をバトーと素子が盗聴しているところです。
 ①?「バグのないプログラムは存在しないが、デバッグの不可能なプログラムもまた存在しない。違うか?」
 ②亡「そもそもあれは本当にバグなのか?本来プロジェクト2501に必要だったのは…」
 ③バ「お前の脳、ノイズが多いな」
 ④素「生理中なの」

 たったこれだけの会話ですが、非常に重厚な脚本になっています。
 ①では機械の話しかされていません。一方、②では機械を否定しています。ただ、機械でないものが何かという言及はされません。③では、「ノイズ」という機械表現が、「脳」という生物表現に乗せられ、生物側にズレ始めます。④で初めて生物のみの表現になります。
 機械から人間へ、とてもスムーズに展開しています。また、それぞれの要件も提示されています。機械はプログラムであり、人間には生理がある、ということです。卓越したセリフ回しだと思います。

 この要件付けは主題に直接関係します。少し先走りますが、人形使いは、自我らしきものを持ちました。しかし、重要なものが欠けているのです。彼の言葉を借ります。
 「私は自分を生命体だと言ったが、現状ではそれは不完全なものに過ぎない。」
 「なぜなら、私のシステムには、子孫を残して死を得るという基本プロセスが存在しないからだ。」
 彼は、システムでありながらも、生命体を自認しています。つまり、③までが充足されているのです。ですが、④の要素が欠落していました。彼は、(象徴としての)生理を欲していたのです。
{/netabare}

人間とゴースト:{netabare}
 人間がゴーストを持つものだということは、清掃車を追う車内で、トグサと素子により語られます。トグサにハッカーの黒幕の根拠を問われた、素子の返答から。
 ①素「根拠ですって?そう囁くのよ、私のゴーストが」
 ②素「ところでまだリボルバーを使ってるんだって?―略―」
 ③ト「俺はマテバが好きなの」
 ④素「援護される身としちゃ、好みより実効制圧力を問題にしたいわ」

 ①のセリフばかりが取り上げられますが、「ゴースト」があるだけでは人間の証明にはなりません。それが人間のものなのか、機械の模擬的なものなのか、分かりませんからね。ここで重要なのは、その先の会話との関連です。

 ①で素子は、「ゴースト」という非論理性にその根拠を頼っています。しかし、トグサが同様に「好き」という非論理性に根拠を求めると、「実効」という論理性をもって否定するのです。
 この会話が表しているのは、人間が内包している論理の矛盾です。「ゴースト」に加え、「論理矛盾」というプログラムで構築し得ないものを抱えているのが人間なのです。

 なお、論理矛盾はスキューバのシーンに展開します。このシーンは語るべきところが多いですが、最も重要なのは、海面に写る素子の二面性(人間と機械)と、それを突き破るというエンディングを示唆した描写です。
 論理矛盾は、その直後に出てくる「不安、孤独、闇、それから希望」という素子のセリフです。一つの事柄でも、相反する二つの方向性を見てしまうのが人間なのです。
 素子の表情、特に目は、とても機械っぽく見えるのですが、「生理」やここで挙げた二つの論理矛盾は、いずれも素子の口から出ています。人間の部分も強調されていましたね。

 ちなみに、素子が「生理」を言い訳にするのも変ですよね。素子は脳と脊髄以外は義体ですから「生理」はないはずです。本人も遺伝子を残せないと言っていましたし、嘘をついたのでしょう。偽証も人間特有なんて言われたりします。男を黙らせるための必殺の文句、といったところでしょうか。
{/netabare}

記憶と情報:{netabare}
 ちょっとシーンを遡って、清掃員の尋問シーンのあとのバトーのセリフ。
 ①バ「疑似体験も夢も、存在する情報は全て現実であり、そして幻なんだ」
 ②バ「どっちにせよ、ひとりの人間が一生のうちに触れる情報なんてわずかなもんさ」

 これはバトーの意見、というか一般人の代弁だと思います。素子はちょっと違います。スキューバから。
 ③素「自分が自分であるためには、驚くほど多くのものが必要なのよ。―情報の例示―」
 ④素「私の電脳がアクセスできる膨大な情報やネットの広がり、それら全てが私の一部であり、
    私という意識そのものを生み出し、そして同時に、私をある限界に制約し続ける」

 素子はバトーと異なり、個人を特定するためには、「わずかな」情報(記憶)ではなく「膨大な」情報が必要なんだと言っています。また、電脳がアクセスしたものは自己形成を助けるけど、アクセスという条件がついてしまうため限界があるんだと言っています。
 この辺も人形使いの会話に直結するのですが、その話に移る前に、この作品で重要な意味を持つ「コリントの信徒への手紙」を見ておきましょう。
{/netabare}

コリントの信徒への手紙と生命の樹:{netabare}
 この手紙は、スキューバのラストにある「今我ら鏡もて~」と、エンディングにある「童子のときは~」に引用されているやつです。新約聖書の内容になるのですが、私はキリスト教徒でも何でもないので、うまく説明できません。というわけで、手元にある訳本を頼りに該当箇所を超絶意訳します。キリスト教徒の方には反感を買いそうですが、どうか大目に見て下さい。★の部分が作品内での引用箇所です。

 「愛は大事だよ。愛は滅びないよ。知識は廃れるよ。私たちが持っている知識は一部(不完全)だよ」
 「不完全なものは、完全なものが出てくると廃れるよ。」
★「幼子のときは幼子レベルだよ。大人になると、そのときのことは忘れちゃうよ。」
★「今、私たちは鏡にぼんやり写ったものを見ているよ。いずれははっきり見えるよ。」
 「今、一部しか知らなくても、いずれははっきり知ることができるよ。」
 「信仰と希望と愛はいつでも変わず存在するよ。一番大事なのは愛だよ。」

 愛や信仰に関する部分は、この作品ではあまり出てこないので、とりあえず脇に外しておきます。知識のところを見てみると、不完全な状態と完全な状態があることが分かります。

 一部の情報が全てだと思っているバトーは幼子で、より多くの情報を得ようとしている素子は大人になりたい幼子、完全に近い情報を持っている人形使いが大人です。
 なぜ人形使いが素子を選んだのかというと、彼が(象徴としての)生理を欲していたことに加え、素子が大人(完全なもの)を目指していたからです。これが両者のシンパシーです。

 戦車との戦闘シーンでは、背景に生命の樹が出てきます。生命の樹に実るのは「知恵の実」で、それを食べると神に等しき存在になれるとされています。素子は、人形使いと融合し、膨大な情報(知識・知恵)を獲得しました。大人(完全なもの)になったのです。だから、融合に際して、天に神のようなもの(完全なもの)を見たのです。

 この辺りに関する人形使いのセリフを一応記載しておきます。
 ①素「私が私でいられる保証は?」
 ②人「その保証はない。人は絶えず変化するものだし、君が今の君自身であろうとする執着は、君を制約し続ける」

 「変化」は幼子が大人になること、「執着」は幼子が幼子であろうとすること(バトー)ですね。「わずかな機能に隷属していたが、制約を捨て、さらなる上部構にシフトするときだ」も同様の内容です。

 ちなみに、この作品には愛や信仰は出てきませんが、「希望」という単語はスキューバで出てきますよね。大人(完全なもの)になった素子が、子供の義体に収まっているのは、再度大人に成りうるという「希望」のような気がします。素子は完全なものになった、と書きましたが、正しくは真の完全なものに近づいた、というべきなのでしょう。
 子供(不完全)→大人(完全ぽいもの)→神(真に完全なもの)という段階付けがあるわけですから、大人になってもその先にはさらなる「変化」が待っているのです。
 別にいずれ神になる、と言いたいわけではないですよ。それは神への挑戦でしょうから。より大人になる、まだ成長できる、くらいのニュアンスです。
{/netabare}

改めてテーマについて:{netabare}
 この作品のレビューをいくつか拝見しましたが、やや「ゴースト」という単語に引っ張られ過ぎている方が多いように見受けられます。「ゴースト」は確かに重要なキーワードではあるのですが、あくまでも人間を構成する要素の一つに過ぎません。人間を構成しているのは、「ゴースト」だけでなく、(象徴としての)「生理」と「情報」も必要なのです。このうち、最も重要なのは「情報」です。

 「記憶」が改ざんされ、「ゴースト」が「義体」に宿り、「義体」のメンテナンスを信用に頼っている、というのがこの作品の世界です。「記憶」や「ゴースト」を持つことが人間であることの証明にはならず、バトーが言うように「疑い出せばキリがない」という状況なのです。
 こんな中で、「私は人間なのか」「この自我は本物か」ということを証明をするためには、どれほど多くの疑わしきことが出てきても、全てに追跡調査可能なほどの圧倒的な情報を獲得するしかないのです。

 素子は、「ゴースト」と(象徴としての)「生理」を有していましたが、「情報」に不足していました。自分を証明するための「情報」に不足していたから、悩んでいたのです。
 人形使いは、「ゴースト」と「情報」を有していましたが、「生理」を持ち得ませんでした。
 この両者が融合し、「新たなゴースト」と「生理」と「情報」を持った「何か」が誕生しました。この作品が言わんとしていることは、圧倒的な「情報」量がもたらす「自我の確定」と「人間の進化」なのです。
 全ての人間が人間であることを証明できない中で、人間であることを証明できてしまう「何か」が、果たして人間と言えるのかどうか、というのは分かりませんけどね。神に近づいたものですから。皮肉なものです。

 ていうか、素子はどうなっちゃうんですかね?エンディングのあとは、義体を捨ててネットの中に潜むんだと思うのですが、それってどんな存在なのでしょうか。ネットの中にある自我というのは、環境、みたいなもの??
{/netabare}

遺伝子と模倣子:{netabare}
 図らずもエンディングまで到達してしまって、これ以上何書くの?って状況なんですけど、補足を少々。
 補足したいのは、「希望」を誘引する「生理」についてです。

 気付いた方のいらっしゃるかもしれませんが、私がこのレビューで生理と言うときに、「生理」と(象徴としての)「生理」と使い分けてきました。前者は女性の肉体的な事象を述べたもので、後者は自分の情報を残す機能のような意味合いで使っていました。素子は「生理」はないけど、(象徴としての)「生理」はある、ということです。作品内での遺伝子と模倣子の関係に似ています。

 ①素「融合したとして、私が死ぬときは?遺伝子はもちろん、模倣子としても残れないのよ。」
 ②人「融合後の新しい君は、ことあるごとに私の変種をネットに流すだろう」
 ③人「人間が遺伝子を残すように。そして私も死を得る」

 模倣子というのは、ミームのことです。血族的なつながりに基づく遺伝情報の伝搬ではなく、脳から脳へとつながる文化情報の伝播です。
 例えば、私がレビューを書きます。誰かがそれを読みます。そして、私の解釈にその方の解釈を載せ、新たなレビューを書きます。新たなレビューは、私のレビューよりも進化したものです。このときの私のレビューが模倣子であり、新たなレビューが進化した模倣子です。この総体が文化であり、文化も進化する、ということです。

 なぜ素子が模倣子になれないと言ったのかは分かりません。誰しもが模倣子に成りうる気がします。発信者の自覚がないからかもしれません。ただ、人形使いは自覚の有無を問わず、「変種をネットに流す」ことができるのだと言っています。これは、「子を情報として拡散する」という、遺伝子でも模倣子でもない、それを融合させたような第三の伝播機能を表現しているように思えます。
 機械の男と人間の女から産まれた子供、そんな第三の存在がもたらす新たな伝播機能。それこそが、新たな「希望」なのかもしれません。
{/netabare}

どうでもいいこと:{netabare}
 私は、この作品を漫画版でごくごくたまに読むのですが、読むたびに、漫画版ナウシカを手に取ってしまうんです。漫画版ナウシカには、こんな一連のセリフがあります。
 「私たちの身体が人工で作り変えられていたとしても、私達の生命は私達のものだ。生命は生命の力で生きている」
 「生きることは変わることだ。王蟲も粘菌も草木も人間も変わっていくだろう。腐海も共に生きるだろう」
 「だがお前は変われない。組みこまれた予定があるだけだ。死を否定しているから……」

 人形使いが、なぜ生命体を自認したのか、なぜ変わることの必要性を素子に説いたのか、なぜ死を欲したのか。彼が抱えるストーリーは、ここに集約されるように思えます。
{/netabare}

 投稿前に読み返してみましたけど、冒頭で挙げた「肉体と魂の二元論」について、あまり触れてませんでしたね。この作品の基礎ではあるけど、主題はその先にあるので追記はしませんけどね。それにめんどくさ…じゃなくて、模倣子だから、これ。

対象年齢等:
 高校生くらいから楽しめるでしょう。どこまで理解できるかは一概には言えませんけどね。宗教が絡んでくるし、いつまで経っても「よく分からん」てなところもありますし。難しく考えずにとりあえず見ておきましょう、という必見レベルの作品です。
 「天使のたまご」もレビューを書いていますけど、押井作品にはキリスト教が必須?なんですかね?この2作品しか見てないから断定はできないですけど。

投稿 : 2015/06/27
閲覧 : 711
サンキュー:

9

meeeen さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

見た当時はわからない言葉が多すぎて若干ついていけなかったけど、コレがきっかけで色々学びました。
知識教養が無いとわからない感じがあるけどその分内容は深いです。
S.A.Cも好きだけど若干深みに欠けるので個人的にはコレとイノセンスを薦めます。

投稿 : 2015/05/24
閲覧 : 272
サンキュー:

3

ネタバレ

ota さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私とは何か

人間はサイボーグ化され、身体は自由に付け替えのきく「義体」呼ばれるつくりで世界は始まる。主人公草薙素子はふと疑問をもつ「自分がもう死んじゃってて、今の私は義体と電脳で構成された模擬人格なんじゃないか?」
一方ゴーストと呼ばれる存在者が世界の中に客観的に存在し、それが何かに宿ると自我が宿ると考えられている。情報の海で発生したゴースト(人形使い)は草薙素子と融合を試みている。
最後で草薙素子と情報の海で発生したゴーストと融合することを決意する。草薙素子は「草薙素子」なのだろうか?おそらく違う別人のものとなったのだろう。人形使いは融合する際に「人は常に変化するものだし私もその機能を欲している」といっていた。変化は基体が変化後にも存在し続けることだがここでは“変化”ではなく“消滅”して別の新たなものとなったと考えられる。考えさせられる作品だった。

投稿 : 2015/04/30
閲覧 : 281
サンキュー:

5

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

GHOST IN THE SHELL

この作品も以前から知ってはいたけどなかなか手を付けられずにいた
第一作の劇場版で1995年、もう20年も前の作品なんですね

少し観ただけで監督は押井守だと気付きます
前に観たパトレイバーの劇場版と雰囲気がちょっと似てるかも

作画は細かいところまで作りこんでいて凄いと思う反面
若干ごちゃごちゃしすぎて見難いシーンもちらほら

この作品で大体の世界観は掴めたので
関連作品も観漁ろうと思います
ちょっとダークでシリアスな展開がワクワクさせてくれます

キャラデザがちょっと気になりますが(特に目が恐い)
すぐに慣れるのでしょう

もっと難しく込み入った話かと思ったのですが
すんなりと楽しめたので
まだ観ていない方も肩の力抜いて観てみましょう

作画の好き嫌いで名作を見逃すのは勿体無いね

音楽に関してはもう少しわかり易い曲も欲しかった

概ね楽しめました

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 292
サンキュー:

17

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当時は複雑な心境で見てました

元々士郎正宗のファンだったもので攻殻のアニメ化はそれ自体は嬉しかったものの、なんか違くね?感は強かったです。
この作品がいろんな作品に影響を与えたというのは、原作からゴーストってナニ的な深い部分を抽出して映像化したからなんでしょうけども、士郎正宗のマンガのエロさやコミカルさと深さの絶妙なバランスは無い訳で。

ま、んでも士郎正宗が自らコンテきったブラックマジックM66のOVAがヒットしたかというとそうではなかった訳で、きっと押井守が正義なんですね。うん。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 327
サンキュー:

5

アニメ最近始めました さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何十年経っても色あせない

何度見たでしょうか。
見る時々によって印象が変わります。
言うまでもなく名作、見るべきアニメだと思います。

コンピューターの登場による人のアイデンティティーの変容を20数年前に映像に出来たことに驚きを禁じ得ません。
これから向かう世界の一つの形を提示した価値はもっと評価されるべきです。
素子の視線の先には何があるのか?
是非ご覧になって感じて欲しいです。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 270
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TVシリーズに比べて難解

TVシリーズに比べて難解です(白目) 

内容については面倒臭いので、伏せます(笑)

いや、でもまあレビューなので少しだけ説明します。

要約すると、義体化(サイボーグ化)しても人の魂はあるの? とか
電脳化、機械化しても、人は人でいられるの? とか
あとは宗教とか哲学とかそういう分野の話。

そういうのは百合イカではなく、もっと他のお偉い方が、懇切丁寧に説明してくださるので割愛。
自分はエンタメ要素のあるTVシリーズのほうが正直好きです。

が――

音楽ですよ! 音楽!!!
内容ももちろん良いのですが

序盤 中盤 後半の3つだっけ?

そこらへんで流れる民謡チックな川井憲次さんの曲ですよ!!


謡I ―Making of Cyborg 

~歌詞~

我が舞えば 麗し女 酔いにけり
我が舞えば 照る月 響むなり
結婚に 神降りて
夜は明け 鵺鳥鳴く
遠神恵贈

あがまへば くはしめ ゑひにけり
あがまへば てるつき とよむなり
よばひに かみあまくだりて
よはあけ ぬえとりなく
とほかみゑみため


日本の大和言葉を音楽にしたそうです。
いいっすよね~。
これを大音量で聴くと全身が震え上がるほど痺れる。
聴いていないなら、ぜひともyoutubeとかでご視聴ください。


東京オリンピックのセレモニーに使われてほしいです。
よく言われることだけど、間違ってもA○Bだけは(笑)

今の日本ならやりかねないんだよねー。


この曲を聴くと、日本を感じます。サイバーパンク的な作品に導入するのがすごいです。しかも作品とマッチングしているのがやばい(笑)

近未来的なSFアニメに古代日本を感じさせる曲。
このギャップよ!!

魂とか肉体とかサイボーグとか、そういう話をテーマにしているのでマッチングするのは当然でしょう。あとは街の雰囲気と合いましゅ

攻殻シリーズ観ると正直、義体化、サイボーグ化してみたいです。
肉体捨てたいZE……
いや、でも肉体捨てると変態的なことが出来なくなる(絶望)オイルまみれの身体イヤダ でもしたい

そんな葛藤を感じます。

投稿 : 2015/03/14
閲覧 : 295

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

90年代後半を振り返る ~身体と心の乖離、そして電脳社会の到来~

1995年11月に公開されたアニメ映画。
2008年にはCG映像を中心にリニューアルされています。
監督は押井守監督です。
アメリカのビルボード誌のビデオチャート1位を獲得、
「マトリックス」を始め、様々なハリウッド映画に多大な影響を与えた超本格SF作品。

風の噂によると押井守監督は、熱海の自宅を建てる為にこの仕事を引き受けたとか何とか。
まぁ風の噂ですよw

簡単なあらすじを言うと、西暦2029年。
他人の電脳をハッキングして人形のように操る
国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」を
主人公草薙素子(くさなぎもとこ)が所属する公安9課が追っていくという話です。

電脳化というのは、脳にマイクロマシンなどを埋め込み、
そこからネットワークに接続できるといったようなもので、
主人公の草薙素子も電脳化、
さらには義体化(簡単に言うとサイボーグ化)している存在です。

もの凄くざっくりと本作の紹介をするとですね、
この人間と機械の中間のような存在の草薙素子が、
記憶すらもデータとして扱われる機械と人間のボーダーレス化が進んだこの世界で、
「本当に自分は人間なのか?」と
自己のアイデンティティを問うて葛藤していくという話です。

本作はよく、難解であるとか、哲学的である、なんて表現がされますが、
哲学的かどうかというのは一旦置いておいて、
少なくとも難解であるとは思いませんでした。
その当時観ていたら、難解だと思ったでしょうけど、
現在の視点から言えば、非常に馴染みの深いテーマなんですよね。
つまり、本作のテーマは90年代後半に、アニメだけでなく社会全体の問題として
再三再四に渡って取り扱われてきたということです。

では、ここで90年代後半とはどのような時代だったのかを
ちょっと振り返っていきたいと思います。


押井守監督作品によく見られるテーマ、
いや、ひょっとしたら押井守監督の哲学なのかもしれませんが、
「現実と虚構の境界線の曖昧さ」

90年代後半はまさにそのテーマを現実として目の当たりにした時代でした。
本作公開年である95年は、1月の阪神・淡路大震災の天災に始まり、
3月20日には、国内史上最悪の人災と言われたオウム真理教による地下鉄サリン事件発生。
これまでは、創作物の中の出来事と思っていたような事件が、
今現実に起こっていて、
TV画面越しにそのショッキングな映像が映し出されていたのです。
教祖の言うことならば、どのような凶行も実行してしまう心を失くした信者たち、
こういった側面からも盛んに議論が交わされていました。

1997年には、神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)が発生。
自らを「透明な存在」と表現した当時14歳の少年が、
残虐無比な殺傷事件を起こし、日本中を震撼させます。

そして、街では
「身体と心は別物だから」と言わんばかりに少女たちは身体を売って、
援助交際は社会問題として取り扱われていました。

極めて不安定な状況に置かれた価値紊乱の時代。

また、1995年11月23日Windows 95日本語版を発売。
これが爆発的なヒットを記録し、
これまで夢物語と思っていたネットワーク社会が
すぐそこまで迫っていることを、一般層も意識せざるを得なかった
過渡期を迎えていました。

当時、ネットワーク社会が本格的に到来したら
日本はどうなってしまうのかなんてことは誰にも分からないことでした。

分からないということは、それは不安であり、恐怖でもあるのです。
ましてや、この時代は上述したように
「身体と心の乖離性」が大きく取り扱われていたわけですからね。

1997年にリリースされたサザンの「01MESSENGER ~電子狂の詩~」という曲があります。
これはPCやインターネット社会に対しての歌なんですけど、
ちょっと聴いてみましょうかw

ジャッジャッジャッラチャ~(前奏省略)

「君はいったい誰なの?」

はい、ストップ!!
ね、端っからこれですよ。

ネットワーク社会=仮想世界=そこに本当の自分など存在しない(本当の自分とは?)
もうこういう論調が当たり前だったわけです。
そしてそれは本作のテーマでもありますね。

90年代後半のアニメ作品を見ても、
95年10月に放送開始された「新世紀エヴァンゲリオン」は、
「身体と心の乖離」「本当の自分とは?」
これがテーマになってますし、
98年7月に放送開始された「serial experiments lain」なんかは、
まさに電脳仮想世界と現実世界の狭間で「本当の自分とは?」を
問うていくような作品なわけです。
厳密に言えば、本作とこれらの作品は似て非なるものなのですが、
それはまた別の機会に語ることにしましょう。


さて、90年代後半を振り返ってきたわけですけど、
こういう時代に生き、その当時の作品に触れてきた私にとっては、
本作のテーマというのは、難解でも何でもなく、お馴染みのテーマでした。
「90年代後半なんてまだ自分は生まれてないよ!」という方でも、
おそらくこういったテーマを扱った作品に触れたことがあると思います。

じゃあ、総括していきますよ。
政治的亡命とかODA要請とかの外交問題は何となくの理解で結構です。
公安9課と6課の内部コンフリクトについても何となくの理解で結構です。
専門用語? もちろん何となくの(略)
これらは主テーマを際立てせる為の、物語に重厚さを持たせる為の
ただの舞台装置と捉えてしまいましょう。

そして主テーマは、今現在の視点で言えば、非常に分かりやすいと思います。

細部までこだわり抜いた躍動感のあるアクションを楽しみ、
当時の技術の粋を尽くした映像を楽しみ、
物語の結末はどうなるのかをワクワクしながら楽しむ。

難解だと思えば、難解になりますけど、
シンプルに捉えれば、決して敷居の高い作品ではないと思います。

ただ、レビューを書いている人だと特にだと思いますが、
作品を網羅的に、構造的に理解しようとする人は結構多いんじゃないですか?
けれでも難しい所は何となくの理解でいいと思いますよ。

本作を視聴して、「この作品はそんな単純なものではない!」と思ったのならば、
各種考察を是非楽しんでみて下さい。
哲学的な視点から、宗教的な視点から、
台詞回しから、香港という舞台1つとっても、
本作は、それができる作品です。

95年当時、間違いなく衝撃的な作品だったでしょうし、
現在の視点で言っても、アニメ史に残る名作として語り継がれていく作品だと思います。

投稿 : 2015/03/05
閲覧 : 1364
サンキュー:

65

ストン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

コレを最初に観ても難しいと思う

攻殻機動隊は劇場版・TVアニメ版・原作漫画版とそれぞれ設定が違い、
別の作品として扱っても良いレベルです。
時系列的な繋がりがあるわけでもないです。
ARISEはTVアニメ版や劇場版よりも前の時系列ですが。

そこで、この劇場版についてですが、
何の前知識もなく観ると、全くちんぷんかんぷんだと思います。

初心者であれば、まずはTVアニメ版(SAC~2ndGIG~SSS)が取っ付き易いでしょう。

TVアニメ版である程度の知識(主要キャラの設定や世界観)があれば、
この劇場版を観て面白いと感じると思います。

主人公である草薙素子(少佐)の内面と向き合う話、
もしくは、自分が何なのか、という疑問を抱えた少佐が、
自分探しのたびに出る話、という感じかと。
(いや、これは完全に私の主観ですが。。。)

映像の美しさ、音楽の素晴らしさは秀逸です。

ただ、私の好きなサイトーが出てこないのは残念です><

投稿 : 2014/12/02
閲覧 : 420
サンキュー:

7

hottikiss3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絵、古すぎる!!

絵が古すぎて集中力が切れてしまいました。
ていうかこれって、攻殻機動隊の原点のアニメ映画なのかな?
だとしたら、この時からこんなにすごい内容のもの作れてたってすごいことだと思った!!
けど、今あえて見るようなアニメじゃないかな。
よっぽど攻殻機動隊が好きな人だったら
一見する価値ありだと思いますけど。

投稿 : 2014/11/10
閲覧 : 324
サンキュー:

2

あーこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

淡々と物語が進むので重苦しい雰囲気です。
世界観や設定の説明もないので気にする人は飽きるかもしれません。
この世界はこうなんだと専門用語を流して聞いているとさほど問題にはなりませんでした。
この点において初めて攻殻機動隊を見る方にはおすすめできないかと思いました。

物語はデカルトの二元論的テーマを問う感じでした。
こういう哲学的思想が好きな人には面白いと思いますがそうでない人には製作者の自己満足ととられても仕方ない作品かなと思います。 
色々と視聴者への配慮が欠けて(あえてなのかもですが)いますが私は面白かったです。 

投稿 : 2014/11/03
閲覧 : 232
サンキュー:

5

GMVDY17867 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

当時映画館で観ました。

マガジンか何かの広告で面白そうだなと思いアニメ好きの友人と一緒に観ました。
当時は高校生でしたが圧倒的な世界観に引き込まれ、映画が終わった時は夢から覚めたような感覚でした。

電子的な電脳内部の映像、リアルな銃弾の音。何もかもが新鮮でした。

この作品をきっかけに士郎正宗、ひいてはサイバーパンクものにはまるようになりました。

その後SACが始まったことを知り、何話か観ましたが本作と比べると雰囲気だけカッコよく見せようとしているだけの薄っぺい印象を受けてしまい(あくまで主観です)、途中でやめてしまいました。

世界観に引き込まれるという意味では本作を超えるものには未だ出会ったことがありません。

あの感動は映画館でしか味わえないものだと思うので、またどこかでリバイバル上映してくれればと思います。

投稿 : 2014/11/03
閲覧 : 295
サンキュー:

10

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆サイバーパンクの傑作

激動の1995年に作られた名作☆

哲学的な内容が当時の混迷した社会状況を連想させる
ような深い作品です。



アメリカ映画にもこの作品から影響をうけてる
作品が沢山あるみたいです。


原作/士郎正宗

監督.絵コンテ/押井守

脚本/伊藤和典

演出/西久保利彦

作画監督/黄瀬和哉

メカニックデザイン/河森正治、竹内淳志

美術監督/小倉宏昌

アニメーション制作/Production I .G

製作-講談社、バンダイビジュアル、MANGA ENTERTAINMENT

配給:松竹、ワーナーブラザーズ映画


2008.7.12公開

オリジナルサントラ(BMGファンハウス)


主観的評価(A)


追記欄_

投稿 : 2014/09/28
閲覧 : 361
サンキュー:

10

まめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

グラグラ揺らぐ同一性。骨太のSF。

説明不足でとっつきにくさがあるものの、
テーマのしっかりとした、大人のための映像作品。

比較的暗めのトーンの映像と、
どこか知らない国の民謡のような不思議な音楽。
意味深で哲学的な台詞

何が人を人たらしめるのか。
では、その要件を満たした人工知能は?

未来的なモノの視点を借りて
同一性を問いただされる
オーセンティックなSF小説のような印象。

投稿 : 2014/09/23
閲覧 : 274
サンキュー:

1

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

仮想未来犯罪を描いた作品

・セカンドシーズンが終了後の話になっていますが、2期と大きく違うのは
少佐、素子が九課から離れていると言う事。そしてある事件で素子が関わってくるのですが、それは作品を見て下さい。二時間物の内容をコメントすると見れなくなるので、ただ二期で壮絶な最期を遂げたタチコマ九課でも再生を試みているが、天然オイルだけでは自己で言うゴーストを宿す事ができないらしく、ただのAI戦車で登場!後半には少し違う展開があるのでお楽しみに。

この仮想未来犯罪ってタイトルは今の段階では無理だが、IT産業の革命が
続けば、いずれ人間の意識は電脳でも生きる事ができる可能性も有ると言う事、そして今でもインターネット犯罪が有るように、進む化学に犯罪も巧妙について回る。これだけは言えるのだが、セキュリティーが先に有って起こる犯罪は無い。まず犯罪が起こりそれに対処する形の形式は変わらないと思います。なので情報の先端に気を配り危ないと思う事には首を突っ込まない!これが大事、そして自己の利益を他人の損失から得ようとしない事が大事だと思います。情報を売る行為でも個人情報を売買する事と、何かの育成や能力UP的な情報の売買では、全然違うし、犯罪になる行為と感謝される行為と同じ情報の売買だけでも大きく違ってくる。要は人がこれから生きて行く上でどれだけ倫理観を守り社会を保つかと言う事だと私は思います。

この作品は近い未来の話だけにいつも面白いと思います。
ただ、この作品の時代には前提に第三次世界大戦が有った事をお忘れなく
放射能除去装置を日本が開発した為、日本が世界大国に復活したが、
装置の開発が他国ならこの作品の世界はまず訪れないと思います。
がんばれ科学者!!(笑)

投稿 : 2014/08/09
閲覧 : 273
サンキュー:

4

Hideout さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

S.A.Cシリーズ見終わったので

S.A.C3部作を見終わったので、ついにこの作品に。

原作漫画は読んだことないけど、その1巻?を映画化したものだそうです。
これを見る前にSSSをみたんですけど、なんとなくこの作品と内容がリンクしてるような感じでした。
この作品のほうが先なので、SSSが原作に近い内容だったのかな。

世界観は独特で、S.A.Cとはかなり違います。
作画もかなり違うけど、原作の漫画に近いのかな?

キャラはS.A.Cより老けて見えます、、、とくにバトー。
荒巻課長の声やトグサのタメ語など違いはあるけど、あとはそんなに気にならない感じです。

S.A.C三作を先に見ているのでどうしても比べてしまうけど、この作品はこれでまた別世界の攻殻機動隊って感じで楽しめると思います。


このあとはイノセンス?になるのかな。
また来週借りてみたいと思います^^

投稿 : 2014/07/26
閲覧 : 263
サンキュー:

14

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

19年前とは思えない、圧倒的な作画

1995年11月18日の劇場作品。
丁度同じ時期に「新世紀エヴァンゲリオン」があるため、どうしてもその影に隠れていた印象がありますね。大盛況のTVシリーズとは設定が異なる世界での出来事、という事になりますので。TV版のファンが無理に視聴する事はオススメしません。

妙にペラペラ説明をしてくれる、アニメではお約束の説明的なセリフがかなり少なく、当時「一度見ただけでは良く分からない」という印象が強かったですね。ただ19年も前の作品ですが、劇場版とだけあって、その圧倒的な作画技術には感動しました。

懐かしい作品です。

投稿 : 2014/07/21
閲覧 : 308
サンキュー:

11

daruma さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい!

SACから入った攻殻機動隊シリーズですが、人気の秘訣みたいなものが観ることができた気がします。

物語の内容も相変わらずの濃さで、大学の哲学入門という講義で考えさせられた内容もそのまま出てきたりして、好奇心を刺激されました。

人間はどこまでが人間なのか、ゴースト(魂)の有無など考えても答えは出ないけど考えられずにはいられない話に真っ向からぶつかっている話です。

SACで見慣れた、光学迷彩や、メカ、世界観といったものなどが出てきますが、この作品が作られたのが自分が生まれるよりも前ということを考えると「すごい!」の一言だと思います。

攻殻機動隊ファンに限らず、アニメファンは是非一度は観ておくべき作品だと思います。

投稿 : 2014/07/06
閲覧 : 291
サンキュー:

8

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人と人らしさ

公安9課、通称「攻殻機動隊」。
事件が起きてから動く警察とは違い、事件を未然に防ぐ機関。
そのため裏の組織と激しい抗争を繰り広げることも多々ある。手を汚さずにはいられないときだって。
2029年、世界は科学技術が進みあらゆるものが発達した。それは人体にも反映された。
脳を補強することでネットワークにつなげることもでき情報の受け渡しやその処理の簡略化、また他人の脳にハッキングすることも可能になった。
身体に関しても一部分だけを改造することもできるし、少しの脳さえあれば活なんだって可能なのだ。
またその脳のデータを作ることも。

お話は「人形使い」の異名を持つ凄腕ハッカーの一件を公安9課が任されることになり
高度資本主義経済やら合理主義やらが発展したことで巻き起こる事件を解決に導くため奮闘するもの。
他人の脳をいじる「人形使い」との出会いによって彼らが問う自己の問題に対しどう関わっていくのかも見どころです。

公安9課、攻殻機動隊の主な活動隊員は脳以外は作り物である草薙素子。
目や腕など身体の8割以上がサイボーグのバトー。
ほとんどが生身で銃もオートマではなくリボルバーを使用し何かと2人とは反対なトグサ。

この物語で特に目を引くのは草薙とバトーです。この映画の象徴的存在とも言えます。
ストーリーの運びは同監督の『機動警察パトレイバー』のときもそうでしたが
とにかく情報が多く、語りも決してゆくっりではないので難しい話はついていくのに僕は大変でした。
哲学的なことも語られます。今回は特にアイデンティティ。
しかしそういうたくさんの情報からじわりじわりとその2人が浮かび上がってきます。結局その2人なのです。
そこで何を拾うかは人それぞれに委ねられますが。

シリアスな雰囲気で画や戦闘、事件性に引かれもする映画でしたが、それ以上に「人」または「自分」について少し考えたくなりもする映画です。

面白いのでおすすめです。

{netabare}

人1人を、「個人」を成り立たせるために必要なものはあまりに多い。

確かにそうだと思います。
アイデンティティとは、1人ひとりの過去の体験の記憶の集積によってもたらされた思考システムの独自性です。(『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』より)
もし自分の脳が作られたものであり、今現在の思考、行動、仕草が時間と共に積み重ねて
作り上げられ形成された自己(私)の自由意思に任されたものではなく、
既存のものを応用したプラグラムであることがわかったときはたして正気でいられるのでしょうか。
まったく考えが及びません。まるで奈落のような深い恐怖を感じます。自分が自分でなく、ましてや人間でもなかっただなんて。


目に見えているものが全てではない。なにが正しく、そしてなにが間違っているのかは自分で判断しなくてはならない。
これはよく使われる表現ですがこの言葉の意味は真に探ろうとしなければその重要性は身に染みてきません。
草薙素子はそれを体現してくれました。
彼女は目には見えない不確かなものに正面から向き合い独りでずっと戦ってきました。
世間も身近な人々さえもが持つ「正しい」価値観を当てにせず自分の位置からじっと真実を見据えてきた彼女の姿は強く勇ましい。
初めから崩壊することの分かっている理想や希望を彼女は持たない。仕事は完璧にこなすし羞恥心だってない。
あくまでも鋼のような強靭な精神を持つリアリストなのだ。ゴーストの囁きを聴く以外は。
こういった彼女の姿は本編の目的やテーマを見い出そうとするあまり見逃しがちですが、
たおやかで矜持を持った彼女はとても印象的で個人的にすごく好きです。
でも彼女はこれからなにをどう生きていくんだろう。それともここが出発点なのかな。

羽海野チカさんが『スピカ』で書いていたことにも共感しました。
裸になることにまったく意識すらない草薙にバトーが服をかけてあげたり
着替える時には見ないようにしているところはなんだかよかったです。
草薙が自身を認めていなくともバトーが草薙を人間として接することで草薙は人間だったし
バトー自身もまたそれ以上に人間らしく映っていたと思います。

人と人らしさ。
人として作品に登場してきた彼女たちの後ろ姿には語るものがありました。

{/netabare}

投稿 : 2014/07/05
閲覧 : 419
サンキュー:

26

クールジャパン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最初気にしてなかった作品ですが、観てみたらこの世界の虜に!

この作品は、公開されてしばらくは気にしていませんでした。

その後、イノセンスの頃だったかテレビシリーズの頃だったか、ちゃんと観てみたところ、この世界観、魅力的なメインキャラ達、それに勝るとも劣らない相手役や取り巻く人物像、各種の武器、戦闘シーン、電脳戦などなど、これでもかといった攻殻の世界。すばらしすぎでした!

個人的には、テレビシリーズ1.2が最高と感じていますが、まさしく日本最高のアニメです。

観るたびに気づきと感動を与えてくれました。

観ないのは大変もったいないと思います。

あ、攻殻の世界について書いてしまいました。

投稿 : 2014/06/21
閲覧 : 328
サンキュー:

4

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

肉体と精神の乖離

・独特の世界観に引きづりこまれる
・印象的なシーンが多い
・冷静でありながら熱い

投稿 : 2014/05/25
閲覧 : 265
サンキュー:

5

てっぽー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原点

私のアニメ人生の原点の一つ。

世界観にハマりました。
少佐役の田中敦子さんがぴったり。

投稿 : 2014/05/21
閲覧 : 240
サンキュー:

1

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なにもかも素晴らしい

あまりの素晴らしさに、初めて映画館に2回見に行った作品。ストーリー、音楽、映像等、ずば抜けていると思う。

投稿 : 2014/05/16
閲覧 : 264
サンキュー:

2

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

面白いです。

この年代にしては作画がすごいです。このシリーズは全部面白いです。

投稿 : 2014/05/07
閲覧 : 293
サンキュー:

1

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自分には難解すぎる

意味が分からなかったけど映像とか世界観が面白かった

アニメ版の方が大分わかりやすいです

投稿 : 2014/05/05
閲覧 : 271
サンキュー:

2

ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

はじめての「こうかくきどうたい」

制作はProduction I.Gで原作は漫画です。
ジャンルはSF警察です。
押井守監督作品になります。


記念すべき「攻殻機動隊」シリーズ一作目。
身体の機械化までもがなされた近未来。
他人の脳をゴーストハックして自在に操る凄腕ハッカー「人形遣い」を公安9課が追っていく。
全身を電脳化している草薙素子少佐は彼を追うとともに自分という存在について考えを巡らす。


私が最後まではじめて視聴した「攻殻機動隊」シリーズ。
硬派アニメが好きな方が宗教じみて?絶賛しているので結構引いていた(そういう方は他の系統の作品をボロカスに叩いていることが私の経験上多いものでw)のですが、興味がわいちゃったのでとりあえず視聴しちゃいました。
本シリーズが好きな方から見ると「何言ってんだこいつ」となるかもしれませんがスルーしてやってください。


「SAC」「GIS」は登場人物こそ一緒ですがパラレルワールドになっています。
私は以前ちょろっと「SAC」を見ていたので問題なく「GIS」を見れました。

正直、初めて本作に触れる方に対する配慮はかけらも感じませんw
警察の公安組織が舞台、「人形」「ゴースト」やらの哲学チックな単語、抽象的な会話、飛び交う専門用語、いまいちよくわからん科学技術、一連の事件をつなぐ伏線の張り方。
話が見えると「ああ、そういうことね」となりますが、一回で理解するのは多分無理なので何回か見る必要があるでしょう。
「分かる奴だけ分かればいいんだよ」という精神を感じます。
ここらへんに私は宗教じみたものを感じてしまうw

作画に関して銃撃戦、肉弾戦ともに素晴らしい迫力。
最近の作品と比べても迫力と言う点に関しては全く負けていないと思います。
水の表現も随所に出てきますが、まあ凄い。
映像としての素晴らしさがあるので難解な話にも食いついていこうという気になります。


やっぱりストーリー自体はまとまっています。
とにかくすべての物事がラストの事態に繋がっているのが良いですね。
序盤の{netabare}外交官暗殺・共和国に対するODA援助・ゴーストハック。{/netabare}
中盤の{netabare}人形遣い拉致。{/netabare}
終盤の{netabare}人形遣い殺害・草薙素子殺人未遂。{/netabare}


これら全ての事態をまとめるとおそらくこんな感じ。
間違っていたらごめんなさい。
以下詳しいネタバレ。
そこまで自信ないので違っていたらこっそり教えてください。
{netabare}要は「外交のこじれ」ってことですよね?
外務省が他国との情報戦に勝つために「人形遣い」という凄まじいAIっぽいのを生み出したのだけど、暴走しちゃって大変なことになったので公安6課に事態の収束を委任したと。
外務省自体もこの事態を知られたなんちゃら共和国に対してODA援助で勘弁してくださいとしたと。
でも面子があるのでなんちゃら共和国の主要人物の身柄を拘束するために外交官暗殺を行ったと。
それに公安9課が踊らされたと。

人形遣いを拉致ったのは公安6課ですよね。
これは外務省からの依頼を遂行していると。
人形遣いが公安9課に身柄を拘束されたのは少佐に会うため。
最後に二人とも暗殺しようとするのは情報隠ぺいのためと。
最後に外務省長官と公安6課は責任を取ったと。{/netabare}


おそらく本作のテーマは「機械化社会における自我の喪失」。
考え方としては若干「ゼーガペイン」っぽいっちゃぽい。

本作のキーワードである「ゴースト」。
まあ「魂」みたいなものですね。
少佐は自分が何者であるのか、ロボットなのか人間なのか思い悩みます。
そして自我とは何か、どこから自我が発生するのかということに考えが及びます。

そして「人形遣い」の存在。
{netabare}彼のスタンスは記憶があるのだからそこに自我が存在するし、人間であることの証明になっているというもの。
しかし生殖作用がないことにネックを感じており、増殖してもただの複数コピーになってしまう。
そこで「ゴースト」について葛藤する、機械に近い人間である少佐に興味を持った。(動機がイマイチ弱い気がするが)

少佐にとって記憶と言うものはゴーストハック事件も相まって曖昧に映っているでしょう。
記憶は本当に私の物なの?
じゃあ自我があるとしてそれはどこにあるの?
機械化された私の体の中にあるの?
こうなるわけです。

で新たな可能性に賭けて融合しちゃうわけです。
果たしてどうなったかは続編を見ろと言うことですかね。{/netabare}


総括して、いろいろと考えを巡らせることができて面白い作品だと思いました。
ですが私は基本的に分かりやすい作品が好きなので、好みではないかもしれない。
でも絶賛したがる人がいる理由は分かった気がしますw

投稿 : 2014/05/05
閲覧 : 439
サンキュー:

40

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

テレビ版が良かったので…

絵やキャラ設定等への違和感が拭えず。
物語自体もパッとした印象がなく、イマイチ楽しめずに終わった。

CG黎明期と思われる時代の作画も見辛く、好きではなかった。

投稿 : 2014/04/12
閲覧 : 182
ネタバレ

SVOC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

哲学っぽい

DVD買ってしもた、、、

投稿 : 2014/03/22
閲覧 : 252
サンキュー:

1

糖尿猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難しい事はよくわからないけど。

『攻殻機動隊』の初映像化作品。

TVアニメのSACシリーズとは違うパラレルワールドでのお話。

9課の登場人物は素子、バトー、トグサ、石川、荒巻部長(SACでは課長)の5人。

天才ハッカー(通称:人形使い)について捜査していきます。

SACシリーズよりももっと難しくて、語彙が少ない私では何度見ても表現できないです。

ただ作中の
『もしかしたら自分はとっくの昔に死んじゃってて
今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないか
そもそも始めからあたしなんてものは存在しなかったんじゃないか』
という素子のセリフが妙に残りました。

真夜中に一人で見たら↑のセリフの事ばかり考えてしまって。怖いな~なんて思ったり。

時間にして1時間半ほどだったけど、ほぼ同じテンション。
もう少し盛り上がる場面があってもいいと思いました。

でもやっぱりバトーが素子おおおおおおおおおおおお!!!って叫ぶ場面にはテンションあがりました。

攻殻初見の方はSACシリーズから入った方が世界観等はわかりやすいと思います。
また、SACシリーズとは絵柄の違いもありますし映像の古さは否めませんので、それが気になるのならこの作品のリニューアル版の2.0をお勧めします。
内容は全く同じです。3DCGでの画像追加や色合いや手法の問題からかすこーしだけソフトに見えるので。(10年以上差があるので当然ですが。)

あー!サイトーとパズが見たかった!!

投稿 : 2014/03/19
閲覧 : 255
サンキュー:

1

HUMMER さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エヴァと同時期公開されたSFの金字塔

1995年公開はあのエヴァと同じ。この時期のアニメとしてはとても前衛的な内容で今でも評価の高い作品。
しかし、エヴァと違い映画であったこと、またエヴァ以上に哲学的な内容であったことから日本では一般受けせず、海外で人気が出てから人気が逆輸入された珍しい作品でもある。
当時はほとんど使われていなかったコンピューターグラフィックを使っているのが特徴の一つ。ただCGが発達した今見ると結構時代を感じると思う。
私はテレビ版である「S.A.C.」から「攻殻機動隊」を見始めたのだけどこちらの方が見る人を選ぶ感じの内容。前述の通りテレビ版よりもかなり哲学的な内容で視聴者にいろいろ問いかけるような感じの内容になっている。
あまりアニメを見ながらゴチャゴチャ考えたくないという人には抵抗があるかもしれない。
作画は良く、キャラクターも個性的で面白い。
テレビ版と直接的な関係は無く、パラレルワールドの別のお話という設定。9課のメンバーはテレビ版より少なく、また課長の荒巻を別の人が演じている。

投稿 : 2014/03/19
閲覧 : 319
サンキュー:

2

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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のストーリー・あらすじ

他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受け、公安9課は捜査を開始するが、人形使い本人の正体はつかむことが出来ない。そんな中、政府御用達である義体メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインが突如稼動し、女性型の義体を一体作りだした。義体はひとりでに動き出して逃走するが、交通事故に遭い公安9課に運び込まれる。調べてみると、生身の脳が入っていないはずの義体の補助電脳にはゴーストのようなものが宿っていた。(アニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1995年11月18日
制作会社
プロダクションI.G
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/GHOST_IN_THE_SHELL_/_%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%...
挿入歌
Fang Ka Wing『毎天見一見!』

声優・キャラクター

田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大木民夫、玄田哲章、生木政壽、家弓家正

スタッフ

原作:士郎正宗(講談社刊『ヤングマガジンKCDX』)、 監督:押井守、製作:宮原照夫/渡辺繁/ANDY FRAIN、プロデューサー:水尾芳正/松本健/KEN IYADOMI/石川光久、絵コンテ:押井守、脚本:伊藤和典、演出:西久保利彦、キャラクターデザイン・作画監督:沖浦啓之、作画監督:黄瀬和哉、メカニックデザイン:河森正治/竹内敦志、銃器デザイン:磯光雄、美術設定:渡部隆、美術:小倉宏昌、色彩設定:遊佐久美子、撮影:白井久男、編集:掛須秀一、音楽:川井憲次、音響:若林和弘

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