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「耳をすませば(アニメ映画)」

総合得点
87.6
感想・評価
1449
棚に入れた
9851
ランキング
145
★★★★☆ 4.0 (1449)
物語
4.1
作画
4.0
声優
3.7
音楽
4.1
キャラ
3.9

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耳をすませばの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ねこひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春

ジブリのキャラはどれもそうかもしれませんが、登場人物がみんないいやつです
耳だけではなく心も澄んでます^^
多分皆さんご存じのカントリーロードという曲の演奏シーンは何度も見返しましたね~
かなり良作だと思います。
疲れたときとかにぜひ

投稿 : 2013/11/23
閲覧 : 288
サンキュー:

6

ネタバレ

遥か彼方 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思わず泣くと言う事が本当に「泣く」って事なのかな、と感じた。

皆さんはこの作品どこで泣きましたか?
この作品泣けましたか?

友人とリアルタイムで映画館。

少女漫画原作が宮崎アニメになったらここまで違うものになるんだとスタートしてから楽しみながらも驚愕しっぱなしでそのシーンがやってきた。
主人公雫が今までで一番一生懸命に全力で書いた「猫の恩返し」を聖司の祖父西司朗に読んで貰うシーン。

私はてっきり司朗に褒められるものだと思っていた。
その頃私はただ皆が言っていると言う理由だけで、それがまるで世間のルールであるかの様に「努力は報われるものであるべきだ」と思い込んでいたから。

だが司朗は決して褒めたりしなかった。
不自然な点を次々と言いほぼ酷評に近い程容赦無く批評していった。

(あんなに頑張ったのに!?どうして・・・)
雫の努力が報われない展開にショックを受けていた直後
「ですが」
と一言だけ司朗は雫を励ました。
途端に雫は
「辛かったんです、書いても何だか書きたい事が上手く書けなくて・・・」
と号泣し始めた。

その瞬間
(あれ・・・あれ、れ・・・)
本当に突然それまでそんな予兆すら全く無かったのに、目尻が一気に熱くなり鼻の奥がツンと激しく痛んだ。
恥ずかしいとか、ここがどこかとか、誰かがそうだからとか
そんな事は全く考える余裕が無かった。

雫と一緒に私も泣いていた。

人間本当に泣いてしまう時は堪えきれない。
だがそれが本来の人間の感情のあるべき姿だと感じる。
泣けるから前に進めるんだ、と。

でも大人になり絶対泣いてはいけない場面に出くわす事も多い事を知って、実際皆と同じ様に私も泣くのを何度も我慢して来た。

小さい頃はそんな事考えず頻繁に喜怒哀楽を素直に露わにしていただろうから、アニメを観て泣いた事など数え切れないかも知れない。
でも大人になるに連れて「泣いてはいけない」場面があると知り、また残念な事に「泣かなくてはいけないんじゃないか」と思う感情も持ち始めた。

アニメには直接関係無いが
ある歌詞で
「ああ、卒業式で泣かないと、冷たい人と言われそう」
と言うのがある。
例えば「これ感動する」「絶対泣ける」と聞いてもし泣けなかったら・・・
(泣かないと、泣けなかったら・・・)
私は非常に残念な事にアニメにすらこの一種のあざとさ的な感情をいつしか当てはめてしまっていた。

泣くと言う感情はそう言うものじゃない。
きっとこの作品のあのシーンで思わず我慢出来ずに涙が抑えきれなくなった、それが自然に泣くと言う事だと今なら思える。

勿論そのあざとさばかりを意識してアニメを観ている訳ではないが「感動モノ」「泣ける」そう言う意見を聞けばやはり心のどこかに焦りの様なものが沸き上がってくる事も多い。

私事だが映画を観た頃は私も雫と同じ様に真剣に物語りを書いていてその道を目指していた。
だからその感情移入も勿論有るだろう。
だが、それだけでは片付けられない本当に思わず心からこみ上げてくるものが有った。
それが私を素直にちゃんと泣かせてくれたのだと思う。

後にも先にも宮崎アニメで泣いたのはこの作品だけ(泣きそうになった事は有るが)
でも新作かつ監督最後の作品である「風立ちぬ」は確実に泣く。と言うのもユーミンの「ひこうき雲」を聴くだけで泣くからだ(その為作品自体は未視聴)

これは「感動する」「泣ける」と言う感想を知る前に既に泣いていたのでこの作品と同じ様に「素直に泣ける」感情を持てるのだと思う。

私は数年前から今まで泣ける事の大切さを学んだ経験をした。
大人になるに連れて素直に泣けなくなる事も多いだろう。
殆どの場合、それが現実。

だからこそ、夢を見せてくれて感情を揺さぶってくれるアニメを観た時くらい素直に、思わず泣きたいと感じる。
この作品のあのシーンで泣けた。
それは「泣く」と言う事の大切さを知る上で、一つのかけがえのない瞬間だった。

これからもアニメを観ていっぱい子供みたいに、素直に思わず泣けますように。

投稿 : 2013/11/18
閲覧 : 310
サンキュー:

26

ネタバレ

るるらんぺ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そりゃあもう

やはりジブリは特別であって、他のアニメとの比較対象ではないので、点数はつけづらいです。
やはり最後のシーンや、個人的には図書館で本を読んでいる主人公が好きです。

投稿 : 2013/11/02
閲覧 : 199
サンキュー:

5

ネタバレ

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

誰もが憧れを喫するような青春恋愛ストーリー。

 「好きなひとが、できました」。恋心引き出すようなそんなキャッチコピーを世間の第一印象として、1995年公開された史上8作品目となるジブリ映画作品であり、今は亡き近藤喜文が「最初で最後の監督長編作品」としたアニメーションでもある。本作立案者である宮崎駿は脚本や絵コンテの担当に回っており、氏が昔自らが読んだとある雑誌に、柊あおい手掛ける原作漫画が連載されていて、これに興味を持った事が本作立案のきっかけだという。
 そして本作は今現在国内映画館において9割以上の劇場にて再生可能となったデジタル音響システム、ドルビーデジタルを当時日本で最初に本格導入を果たした事も知られ、故に音作りの面には重点的に製作者達から厚く手が加えられていて、目に立ち注目すべき一つのポイントでもある。
 この事柄に際し、音部門で作中最も重要な役割を荷う歌曲が、米国のポピュラーソングであり本作オープニングテーマでもある「Take Me Home, Country Roads」。後輩に文化祭で歌う事を理由に頼み込まれ、この曲を日本語に訳す事になった中学3年生の月島雫。彼女が日本語訳詞の「カントリー・ロード」として歌詞を手掛けていくことが、物語が展開される一つの手懸りとなるのだ。劇中、「カントリー・ロード」は月島雫役の声優である本名陽子(当時16歳)が実際に歌っているが、作品公開3週間前程にリリースされ本作の名が売れていくにつれ急激な売上増加を伴い、オリコンチャート最高位22位まで順位を付けるなどしている。
 このように多大なる反響を呼んだ事から、当時多からずとも日本の人達は「Take Me Home, Country Roads」の存在を薄らとしか知らなかったのではないか。曾て同じく米国のポピュラーソングである「Grandfather`s Clock」が「大きな古時計」として日本で急激に浸透し、人口に膾炙した「日本の古き歌曲」として間違い広まったように(犯人はNHK)、本作でも原曲よりも日本語訳の「カントリー・ロード」が世間浸透を喫したとして、流石にそれに比較すれば小規模ながら若年層を中心として同等的事情をいえると言っても過言ではないだろう。確かに月島雫が恋仲相手のバイオリンを伴奏とし、劇中にカントリー・ロード歌った場面には見入ったことは記憶に残っている。それだけ影響力ありありと感銘が生じた曲であったのであろうか。
 
 しかしご存知だろうか。「カントリー・ロード」本曲は原曲を忠実に訳した歌詞ではないのだ。これは主人公を基盤とした言わば月島雫の「独奏曲」とでも考えられてしまう。何故かという問題は、まず先にあらずしの方を紹介しなければならない。
 《東京都多摩市に居住する読書好きの中学3年生、月島雫は父が務める図書館へと頻繁に足を運ぶが、図書カードに自分が読んでいる本をいつも先に読んでいる天沢聖司という名を発見し、それが同校の同級生だという事に気がつくまで時間はかからず、徐々にその名への関心が高まる雫だった。ある日、図書館へ通う電車の中隣席に座ったのは猫だった。不思議に思い後を追うと行き着いた先は丘の上に静かに佇む小さなアンティークショップ、「地球屋」だった。その地球屋の店主、西 司郎と出会い、そしてその西老人の孫こそが天沢聖司だったという運命的な事実を知るのだが・・。》たったこれだけのあらすじから書く事がズッシリと山積みになってしまったが、先ずはその原曲と本曲の対称性についてだ。
 原曲作者のジョン・デンバー氏は自身の故郷で田舎である「ウエストバージニアへの帰郷する喜び」を歌ったているが、月島雫の故郷とは多摩丘陵を切り開いた固有文化など微塵も残さない人口仕立ての漠然とした開拓地区だ。田舎に憧れも抱かず、故郷という実感をも得ていない一女子中学生が、原曲に理解と関心を持って翻訳するなど到底不可能ではないだろうか。後輩に頼み込まれたとはいえど原曲をそのまま訳しては誰の共感も得られやしない。故になんとか自分の故郷を無理やり連想して一度作り、「故郷って何かやっぱり分からないから、正直に自分の気持ちで書いたの」と親友に相談して辿り着いたのが、劇中の「コンクリート・ロード」だったとも思える。
 しかしここから彼女は大きな成長を遂げる。後輩に頼み込まれた「Take Me Home, Country Roads」の翻訳は、彼女に「故郷」とは何かとして考え始める動機となり、それを見出していくのだ。「故郷」とは単なる親しんだ風景だけのことではない。自分の事を知られている、知っているという双方の人間関係がある事を前提に、その人間関係が成り立っていた場所として初めてそれを「故郷」と言える。人同士の関係無くして風景など存在せず、「故郷」など成り立たないのだ。月島雫は電車内で隣席に座った不思議な猫に出会い、その猫を追いかけた。まるで自分が普段から読んでいる本の物語のような展開に心は高揚し、追っては追って同じ街の未知の土地へと足を踏み入れ、「いいとこ見つけちゃった」と街を一望できる高台の丘に静かに佇む「地球屋」を発見し、西老人に出会い、天沢聖司に出会ったことから「運命的な人間関係」と「一望できる町並み」を得て、彼女自身での「故郷」という歯車が噛み合ったのではないか。この経験を得て原曲の歌は未完成形から完成形の「カントリー・ロード」へと洗練され、ジョン・デンバーが歌う「故郷への思いの歌」ではなく月島雫が歌う「故郷を思う歌」として、前文で書いた様に所謂彼女自身の「独奏曲」として変貌を遂げたのではないか。個人的には原曲の方が自分好みなのだが、対称性に視点を一度置くと、主人公が「故郷」という事柄を見出していく過程が、物語進行に応じて描かれているのではないかという結論に達したのである。
 後に考えると月島雫の「故郷」の風景というのは最終シーンのあれだろう。景色を一望出来る高台から聖司と共に眺めた朝霧映える都心の風景。あれこそが2人の「故郷」となったのではないか。彼が海の向こうで「バイオリン職人」を志ざす時も、故郷で彼を待ちながら彼女が「作家」を目指す時も、2人が「カントリー・ロード」を口ずさむ光景が目に浮かぶのだ。


物語から外れた影の話題を少しずつ書いていこうか。
 前文に書いた様に、本作品の舞台は東京都多摩市なのだが、何か思い当たらないだろうか。「耳をすませば」前作のジブリ映画作品「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台でもあるのだ。月島雫が高台から眼下に広がる東京都を眺める場面があるのだが、「ん?この景色どこかで」と私は何かしらの記憶の壁に突撃したのだ。極めつけは都心の中心に建った新宿の高層ビルだった。そう、「平成狸合戦ぽんぽこ」でも全く同じ光景が一望されるシーンがあるのだ。ぽんぽこ観賞は随分昔だったはずだが、我ながら凄い記憶力だ。「平成狸合戦ぽんぽこ」は愉快なタヌキ達が自分達の住処である山を切り崩し、多摩ニュータウン建設を執り行う人間に対し戦いを挑む物語なのだが、時代背景から「ぽんぽこ」では高度経済成長期。「耳をすませば」では高度情報化革命前夜なので、2作品を無理やり繋ぐと「耳をすませば」の街並みのどこかで、曾てタヌキ達の葛藤の戦いが繰り広げられていた、のかも知れない。
 劇中、月島雫の母親である月島朝子のとある言葉が、雫に対する思い入れが表現されている場面がある。終盤、物語を書き終えた雫は朝子にに「とりあえず受験生に戻るよ」と宣言するのだが、対して朝子は「とりあえずか」と呟き頷いて納得する場面があります。一点単純に思えるこの場面は案外意味深に私は捉えた。朝子は過去に当時の典型的な学問マスキュリズムによって、好む仕事に付けなかった人であり、ファミニズムが普及を成してきて、子供が大きくなった頃合に43にして社会人学生として大学院に通っている身だ。朝子が親に昔「とりあえず、世間並に大学卒業後は結婚します」と言い放ち後に大学院に通うことになったことから、朝子は娘が曾ての自分のように道を歩んでいることに苦笑したのではないでしょうか。「とりあえず世間並に受験生に戻る」と言ったならば、「とりあえず」では済まない事態に進んでいくんだろうという事を静かに理解したのだろうと思いうのだ。朝子を飽くなき向上心の追求は、将来の雫にどのような目標を見いだせるのだろうか。
{netabare} ある話で、天沢聖司は非道な男だという説がある。〈聖司は当初から雫に恋心を抱いており、まず雫が読みそうな本の借り出し記名に自分の名前を繰り返し書き込み、雫に自分の存在を気づかせる。次に、恋愛心理学でいう「肯定⇒否定されるより、否定⇒肯定される方が意外性が増し、好意を持たれやすい」という法則を用いて、初対面時雫に態と悪い印象を植え付け、後に優しく接した事で好意を引いた。故に、二学期の昼休みの廊下で聖司が雫とすれ違った時無視した。〉などの「天沢聖司の本性は薄汚い悪だった説」が出されている。が、例え筋が通っていたとしても製作者の意図から反する説を巻降らすのは止めて頂きたい。作者はそういう駄目男設定で物語を作り出したわけは無いはずだ。聖司も雫と同じく図書館に良く通う読書好きで、雫の読書量に驚き対抗しようと本を読みまくった男であり、地球屋前で再開した時に雫が「この猫について来たらここに辿り着いたの。何だか物語の中みたいで・・・」などと口にした際、彼女が凄く創造的な言葉を発したことで聖司は彼女に惚れたのではないか(映画を観る限り)。そして廊下ですれ違い時に無視した理由とは、聖司の後ろにいた大人とは彼の父親であり(客用のスリッパと雫の挨拶の仕方から断定)、聖司のイタリア行の事情で厳しい対立がなされていたためだ。夢が掛かる教師との面会に道中雫と仲良く話す事は不謹慎な言動だ。・・などと、対抗意見としてこの様なことを思っている。{/netabare}
 本作は「となりのトトロ」と同様、社会背景を高度情報化革命前夜の風景とし、懐かしめいた理り達が登場する。それは遊覧飛行する飛行船だったり、図書カードを用いたバーコード化されていない図書館だったり、ワープロが導入され手書き用の原稿用紙が少なくなっていったり、コミュニケーションに距離が生じ始めた時代だったり、不要なものは持ち歩かない主義の終わり頃だったり。この物語の主人公はその世代にその事柄達の最後を見届けていると感じる。図書カードに書かれた彼の名前を見つけるという事も、彼に追いつく為に「耳をすませば」という物語を原稿用紙にひたすら書き続けた事も、手ぶらで外に飛び出す事も、彼とコミュニケーションをとる時は必ず実際に会って話した事も、この時期ならではであり、この後5年もすれば殆どが薄れた習慣でもある。それらが影を潜めて描かれているところは注目すべき箇所の一つだ。
 この様な影となった事細かな設定や話題は、作品を再度見直した時に不意に脳内に訪れるものである。作品を見直し文章に纏める事で、概要を再度認識し確信づけた事で、私の中で単純なジブリの青春恋愛物語という「耳をすませば」のイメージは、中々意味有りげな青春物語へと変化を遂げたのだ。

 「耳をすませば」のTV放送時、どうやら「耳をすませば症候群」という確かなものが全国各地で少なからず人々に発症するらしい。
 事態の現れは「耳をすませば」の公開直前から予兆を見せていた。本作を巡っては、公開翌年の一九九六年程からネット掲示板では話題のネタとなっていた。当時掲示板では「最高!!」「せいじくんカッコイイ!」などと賞賛の声がズラリと並んだ。その中には「うつになった」などという症状の予兆の様な声もあったが、「は!?なんでうつになるの?」「ただのアニメだろ」という声が一般的だった。
 しかし二十一世紀に入り時間が嵩むに連れデフレ不況により情勢が悪化。それに伴い未婚率が上昇し、三〇代に入ってまでも結婚を果たせない人々が多くなった。その頃合いから「耳をすませば」がTVで放映される度に、「またこの季節になったか・・」と言ったネガティブ発言が急激に増加し、後にはタイトルをもじり「耳をとじれば」「首をつるせば」などというフレーズが出てくる始末。ネット掲示板に立てられたスレッドの題名は「『耳をすませば』自殺会場」。書き込みは首吊り絵文字がビッシリで、「ここが樹海か」「死のうか」「あの世でまってるぜ」と、人生に絶望視する声が溢れたという。
 そして2013年公開のジブリ作品「風立ちぬ」に伴い、TVにて有名ジブリ作品を三夜連続放送を行うジブリ映画祭なるものがあったことはご存知だろうか。その第一夜目に放送をされたのがこの「耳をすませば」なのだが、放映直後ネット掲示板には「死にたい」「俺の青春を返せ」「俺の人生つまんね・・」「俺たちは老いた」「何やってんだろ俺・・」などの多々のネガティブ発言がネット上に山のように積り、「いやぁぁぁぁぁ」「助けろぉぉぉぉ」「キェェェェェェ」などの叫び声までもが相次ぐ事態となったのだ。このようにネット上で甲高い悲鳴を上げているのは、多くが映画公開後の九〇年代後半に中高生だった30代前後から30代半ばの付近の男性とみられる。夢と恋愛に真っ直ぐな作中の登場人物を見て、現実逃避を喫したようだ。この年代の男性の未婚率が既に日本人口の半分近くまでに上り詰めてきた今、この症状による患者は今後も重症化していく確率が高いとの事らしい。
 この様な事柄が生じた理由は案外単純であり、「耳をすませば」のストーリー性に、誰もが憧れるような眩しい青春物語が描かれているからに違いないだろう。その映画では、月島雫と天沢聖司は結婚まで約束してしまうのだが、現実社会でこのような青春を経験できる人など雀の涙ほどであり、数えるまでもない。それにも関わらず、今現在国内の一部では「耳をすませば症候群」という社会現象に成り得ている。

 明快に言う。馬鹿馬鹿しい。


『Take Me Home, Country Roads』日本語訳

天国のような ウェストバージニア
ブルーリッジ山 シェナンドー川
木々よりもながく 山々は若く
そよ風のように 人々は暮らしている

カントリーロード 僕を連れていってよ
僕が育ったあの場所へ
ウェストバージニアの 母なる山々へ
僕を連れていってよ カントリーロード

思い出すのは あの娘のことばかり
あの青い水を湛えた故郷から いま遠く離れて
目に滲んだ涙は 大空を暗く塗り込めて
月明かりを 霞ませる

カントリーロード 僕を連れていってよ
僕が育ったあの場所へ
ウェストバージニアの 母なる山々へ
僕を連れていってよ カントリーロード

その朝 僕には聞こえたんだ あの娘が僕を呼ぶ声が
ラジオから聴こえる音は 僕の心を あの場所まで運んでくれる
逸る気持ちで 車を飛ばしながら 僕は思った
ああ 何故僕は 今まで帰ろうとしなかったのだろう

カントリーロード 僕を連れていってよ
僕が育ったあの場所へ
ウェストバージニアの 母なる山々へ
僕を連れていってよ カントリーロード

『カントリー・ロード』

カントリーロード
この道 ずっとゆけば
あの街に 続いてる
気がする カントリーロード

一人ぼっち 恐れずに
生きようと 夢見てた
寂しさ 押し込めて
強い自分を 守っていこう

歩き疲れ 佇むと
浮かんでくる 故郷の街
丘を巻く 坂の道
そんな僕を 叱っている

どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調が速くなって行く
思い出 消すため

カントリーロード
この道 故郷へ続いても
僕は行かないさ 行けない
カントリーロード カントリーロード
明日はいつもの僕さ
帰りたい 帰れない
さよなら カントリーロード

投稿 : 2013/10/27
閲覧 : 407
サンキュー:

24

ネタバレ

Banちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大好きな映画です。

一番はじめに好きになった映画。
いつか私もこんな素敵な出会いがあるのかなと期待して今に至る………

天沢聖司と月島雫の心の変化はお互いを思いやる気持ち?青春だなと。こんな恋したかったなと、今もたまに見ます。

私が思うに聖司くんは付き合った後はほったらかしタイプだと思う。自分が寂しい時しか連絡くれないような?そんな感じなところがまた良いのだけれども、実際彼女だったらイライラ思想www

投稿 : 2013/10/27
閲覧 : 232
サンキュー:

7

ネタバレ

Alucard さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

胸キュン(*ノノ)

柊あおいさんの本で1番好きやったのが、ジブリ化。

何回見ても胸キュンさせられる(*ノ∀ノ)

けど、やっぱり原作の方が好きやったな(笑)

投稿 : 2013/09/30
閲覧 : 211
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラストシーンは雫の夢だと思いたい

【視聴メモ】
都合の良すぎるタイミングでの再会。
あり得ないくらい急な坂道。
何故か急に『聖司』と呼び捨て。
そして唐突過ぎるプロポーズ。
最後の再開シーンは雫の願望が入り混じった夢だと匂わせて欲しかった。
もっと言えば猫が電車に乗っている時点からもう夢か、
あるいは最初から雫が書いた物語でしたというオチでも良かった。
しかしどうも現実っぽいので少し気持ち悪い。

投稿 : 2013/08/27
閲覧 : 144
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

心が洗われます。
大好きな作品の1つです。

投稿 : 2013/07/04
閲覧 : 165
ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

現在、これからの中高生にもっとも見てもらいたい作品。

■何のための教育か??

最近教育関係の勉強をしている上で過去の記憶と未知の情報をコンバインすることで一つの疑問が浮かび上がってきた。
教育とはなんだろう?

日本に置ける国民の義務として、納税、勤労、そして教育の三つがある。
教育とは、それほど大事な義務であると、少なくとも日本では社会的認識がされている。

だが、その教育が具体的に何を指すのか、何のために教育をするのかは明確にされていない気がする。

広辞苑では
教育-教え育てること。人を教えて知識をつけること。人間に他から意図をもって働きかけ、望ましい姿に変化させ、価値を現実する活動。
と記されている。

分かって頂けると思うが、非常に抽象的な表現だと思う。さらに、三文目の「他から意図的に望ましい姿に変化させる」というフレーズは甚だ疑問を感じる。
私は、教育とは人間の可能性を開花、または自分がなりたい理想像に一歩でも近づく為にある一種のツールとしてあるべきと考えていたからだ。

三文目のフレーズはまるでホッブスやプラトンに見られた国家有機体説(国家を一つの生命体のようにみなし、成員や諸機関を全体としての国家の器官として位置付ける理論)を前提に練られた定義にようにさえ感じる。

現在、教育を直に受けている側の人間としてしみじみと感じるのは、今まで私がしてきた勉強が殆ど役に立っていないということだ。
歴史的重要人物の名前、生きた時代、行った活動。漢検、英検を取得する為だけに勉強した日常的に殆ど使わない漢字や英単語。そして何よりも将来的(2,3年先ではなく、10年、20年先)な目標を一切立てずに行われる機械的な授業と宿題。


教育とは一体なんなのだろうか?
大人になる為に必要な一般常識を身に着けるため?安定した給料を手に入れるには高学歴が必要だから?人間の美、モラルを追求する為に必要?協調性を鍛えるため?

これらは全て現在の教育には当てはまらないと思う。一般常識といっても、サラリーマンになるのに関ヶ原の戦いが何年に行われたかを知る必要はないし、特別な役職にでもつかない限り台形の面積など求める必要はないだろう。また、自分の美的センスを極めたいなら中高などやめて、芸術に身を費やすべきだ。

私たちが本当に学習すべきは、関ヶ原の戦いがどういった経緯で生じて、その経緯が現代にどう役立つかを明確に提示することではないか?
台形にしても、問題が解ける解けないは問題ではなく、二辺の平均と高さをかければ面積が求められる、その論理的思考を養うことこそが重要に思える。

日本の民主主義は死んでいるとよく言われるが、教育がその典型的な例なのかもしれない。本来自由な意思を持つ人間を生み出す教育が、社会に忠実な人材を生み出すためだけの人間調教プログラムにさえ最近見えてくるのだから失笑だ。

日本の教育は社会主義的システムとして成り立っていると言っても過言ではないと思う。そして一番の問題は殆どの学生と親がそのことについて疑問を抱いていないことだ。


■近代的自我を歌ったカントリーロード

この作品を作った宮崎駿さんは反社会的運動が活発だった時代を過ごしてきた人だ。それは、今の教育を受けている人たちとは違った価値観や感受性を持ち合わせて育ったことを示唆していると思う。

この作品で宮崎駿さんがテーマソングとして使用した「カウントリーロード」の歌詞をじっくり読んでもらいたい。

カントリーロード
この道 ずっとゆけば
あの町に つづいてる
気がする カントリーロード

ひとりぼっち おそれずに
生きてみようと 夢見てた
さみしさ 押し込めて
強い自分を 守っていこう

歩き疲れ たたずむと
浮かんでくる 故郷の街
丘をまく 坂の道
そんな僕を 叱っている

どんな挫けそうな時だって
決して 涙は見せないで
心なしか 歩調がはやくなっていく
思い出 消すため

カントリーロード
この道 故郷へつづいても
僕は行かないさ 行けない
カントリーロード
カントリーロード
明日はいつもの僕さ
帰りたい、帰れない
さよなら カントリーロード

この映画で使用されたカントリーロードの歌詞はジョンデンバーが歌った曲とは対照的な内容だ。

ジョンデンバーが歌った[Take Me Home, Country Road]では、ウエストバージニアに帰る喜びを表現している。
しかし、鈴木麻美子さんが作詞したこの曲はほぼ創作に近い。気になる点は「僕は行かないさ、行けない」「帰りたい、帰れない」などのフレーズだ。

この歌詞には様々な批評が存在したが、一番しっくり来た説明を端的に表現すると、この歌詞は「個人主義」を表現している。
ここで出てくる「故郷の街」とは社会などの共同体を示している。そして、自分はその社会に対して反抗的、または自我の「自立」を求めて共同体からの分離を求めている。それは「一人ぼっちおそれずに生きてみようと夢みた」というフレーズから見て取れる。

近代的な個人には社会に依存しない「強い自分」を求める風潮があった。それは民主主義の本質的な性質を表現している。


■民主主義としての「耳をすませば」

「耳をすませば」は至極単純な物語だ。だが、その単純な物語を感動作品へと豹変させるのが宮崎マジックだろう。そこには男爵の存在や作画の表現技法など様々な細工が施されていて、それら全てが見事にマッチすることで「耳をすませば」というジブリ作品の中でも指折りの素晴らしいデキになっているのだろう。


そして、なぜ私が冒頭で教育の話をしたかというと、この作品が民主主義国家の子供が本来持ち合わせている筈の感受性や葛藤を描いているからだ。
雫の母、朝子や姉の汐はとても現実主義で社会の例の様な存在として表現されている中で、天沢聖司はバイオリン職人になる為に海外の学校に行きたいと行動し、月島雫は本を書くための勉学をする為に進学を選ぶ。

この作品は少年少女の恋物語ではなく、少年少女の壮絶過ぎる世間に対しての葛藤を描いている。その表現として自由な想像(男爵)、夢に向かって真っすぐな姿勢(受験勉強を放棄してまで本を書く雫)、そしてカウントリーロードの歌詞がある。


また、この作品を見ると懐かしさを覚えるという大衆の感想には、作画だけではなく近代的自我を追求する昭和の流れをテーマの一部に含めているからだろう。

もう一つ着目したいのは、物語の始まりで使われているカウントリーロードは英語の歌詞である点だ。
これは多分、単純に「懐かしさ」を表現するために(観客を作品の世界に引き込む)使われ、物語を進めていくうえで「近代的自我」、「社会からの自立」といった抽象的なテーマを表現する日本版のカウントリーロードを使用しているのだろう。


この作品は本当に現在、そしてこれからの中高生に見てもらいたい。民主主義が何たるものかを心の底から理解することができる素晴らしい作品だ。そして自分の将来の道を自分の意思で決定する支えにして貰いたい。

投稿 : 2013/05/06
閲覧 : 325
サンキュー:

15

ネタバレ

ちゃいにーず☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょー感動。。。

これみないと絶対に損!
感動するし、キャラかわいいし音楽も最高!
小学校の時の音楽の授業をおもいだしたww

投稿 : 2013/04/19
閲覧 : 205
サンキュー:

9

ネタバレ

ani love さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもしろい

結構前のアニメなのに完成度が高い!
ジブリ作品の中で一番好き♪

投稿 : 2013/02/25
閲覧 : 224
サンキュー:

1

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ゆかり♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

せいじいいぃぃぃ~~~!

超かっこいいっしょ!
超絶かっこいいっしょ!!!!!
女子で聖司かっこよくない~って奴居ないってくらい
ヤババババ!!!
ツンデレ具合も鼻血ブー!!

作画も素敵!音楽も素敵!!

あ~~~~~ほんまいいのぉ~こんな青春!

http://www.youtube.com/watch?v=Xx_Et0Rl4NY
この曲がやばい!!

投稿 : 2013/02/25
閲覧 : 222
サンキュー:

5

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音神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感動できます

この作品も人生観において、観ておいて損はないかと思います
特に若いうちに・・

なんとなく平凡な感じの雫
才能あふれる優等生ちっくな聖司
自分と聖司を比べてしまう事で、何かとあせる雫

なんとなく生きるのではなく、今出来る何かをがんばりたいと思えるようになった事は雫にとって一つの成長ではないかと思います

いろいろもがいて出来上がった最初の小説をおじいさんに読んでもらって、おじいさんが雫に対して「あなたは素敵です」といったあたりで泣いてしまいました

何というか、何かを一生懸命にがんばるという事に対して強烈なメッセージ性を感じました
個人的にジブリはこういったメッセージ性があってこそだと思っています

投稿 : 2013/02/12
閲覧 : 201
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3

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みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「よくがんばりましたね、あなたは素敵です。」

■じゅうぶん成長しない、成長のはなし

 最後の最後の部分でずっこける、というのはもはや定番といってもいいほど多くの人がネタにする部分で、恋愛描写としてはどうなのだろうか、と、いささか微妙な気持ちになるところもありつつ……
 ただし、この作品は恋愛の物語である一方で、少年少女の成長の物語でもあります。

 成長の物語として、すばらしいのは、主人公たちが新しいチャレンジにつきすすんでいくということを描きながらも、決して彼らを安易に成長させるような、神話的なはなしに仕立て上げて<いない>ということです。
 物語のフォーマットとしては、スポ根フォーマットよろしく努力するにつれて高速に成長していく物語(巨人の星)というのひとつの定番ネタとしてあり、それはそれでかたい手法なのだけれども、それとはまったく逆のことをやってみせる。
 主人公たちは、たいして成長しない。

 だけれども、たいして成長しない主人公たちにも、何かに立ち向かったことで何かしらの新しい風景が見えてくるような、そういう体験をきちんと用意してやっている。それがすばらしいと思うのです。

■おもうままに成長できない人々への、まなざしのやわらかさ

 その「新たな風景」として立ち上がることのひとつは、何よりも少しのだけの成長をした主人公に対して向けられるまなざしです。そのまなざしこそに、わたしは見るたび、なんともいえぬ感慨を覚えます。
 具体的には、主人公の雫がまだ下手な小説を書き上げてそれを、読んでもらった直後の、おじいさんのコメントにあらわれています。

「雫さん、読みましたよ。
 ありがとう、とてもよかった。」

「うそっ!うそっ!本当のことを言ってください!
 書きたいことがまとまってません!
 後半なんかめちゃくちゃ!
 自分でわかってるんです!!」

「そう、荒々しくて率直で未完成で・・・、
 聖司のバイオリンのようだ。
 雫さんのきり出したばかりの原石をしっかり見せてもらいました。
 よくがんばりましたね、あなたは素敵です。
 あわてることはない。時間をかけてしっかり磨いてください。」

 わたしは、人にものを見せられたときに、いい部分とわるい部分をかなりはっきりと言ってしまうタチなので、なおさら、こういうコメントができることのすばらしさ、というのを年々、感じるようになりました。
 わたしのもとに来る、わたしよりも若い人に何かを言うことはとても難しいですが、可能であれば、うわっつらの発言としてではなく、こういうことを言える人間でありたいと、いつも思います。
 多くの人は、こういうやさしさを発露させようとして、言葉がうわっつらの褒め言葉でしかなくなってしまって……。
 それがとても、現実はむずかしいのですが…。

 しかし、制作者のやさしさがにじみ出る本当にすばらしい言葉を、きっちりとした文脈にのせて提示してみせてくれたと思います。


 また、もうひとつのささやかな新しい風景は、いつもとは違う小さな非日常の場所へと入り込んでいく、ということ。そしてそこで、不恰好な恋愛を成就させることです。

 いずれも、まだまだ不恰好なものにあたえられる、不恰好だけれども自分でつかみとったということだけが、何よりも貴重なそういう、あらたな風景です。
 こういう不恰好な風景を、丁寧に、美しくかくというのは、とてもむずかしいことです。


 
 なお、リリース当時、わたしは、雫ちゃんと同じ年で、
 やはり一人でものを書いているような人間だったので、非常に強い親近感をもって観たのをおぼえています。

投稿 : 2013/01/14
閲覧 : 580
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23

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ぬらかべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

よかったほんとうによかった

心に響きます

魔女宅見たいな感じですね
少女の悩みとの葛藤みたいな
最近見たので楽しかったです

投稿 : 2012/10/19
閲覧 : 238
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3

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runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春だ!

やなやつ!

やなやつ!!

やなやつ!!!



セリフがいえるくらい
何回も見ました。


この作品を見て
バイオリンってかっこいい~
図書館いってみようかな~

っと思いました。
今では図書館フル活用してますww

原作見てみましたけど、
アニメのほうが私は好きです。


青春!!って感じがします。


ラストの歌で、
その後が出てくるんだけど、

友達と、野球部の子が・・・・。


あの辺りも
ほんわかします。

投稿 : 2012/10/12
閲覧 : 287
サンキュー:

5

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南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

早すぎでしょww

中学で人生設計つくっちゃいましたね。ある意味すごいと思うのだけど、まだまだ遊びなさいよーと先輩面で言いたくなりましたw

ストーリーはとてもピュアな物語です。ジブリ作品の中で続編を見たいとおもった作品です。バロンはなんと抜け駆けして出てましたねwカッコイイので許すww

投稿 : 2012/09/29
閲覧 : 231
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6

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

たった一人がぶち壊してしまった残念な作品...

出だしからネガティブな事書きたくないのだが、でも出だしから嫌な印象受けてしまったので...

月島雫の父親の月島靖也役(立花隆)の声が、筆舌しがたいほど酷過ぎる!
学芸会レベルの棒読みで、日本語のイントネーションからおかしいって、あんた何処の外国人だ?

トトロでお父さん役(糸井重里)の声聞いた時より、遥かに残念な感じ...
別に本職の声優さんじゃないからいけないとは言っていない、紅の豚でマダム・ジーナ役(加藤登紀子)は歌も合わせて素晴らしかった!

物語はそんなに悪くないと思うだけに、残念だ...

{netabare}
猫に導かれた様に見つけたアトリエ。
思いがけないセッションが楽しい。
猫の男爵がスパイス。
恋愛は爽やかで。
{/netabare}

皆の中に埋まっている可能性を信じたくなる、そんなお話...なハズなのに、父親出てくる度に物語から目が覚めてしまう残念な作品。

投稿 : 2012/09/17
閲覧 : 277
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maririn さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリ

耳すばですよ。これはあたしが人生で最初にみた恋愛アニメ映画でした。聖司くんがねこれまたかっこいいの。イケメンで一途でちょっといじわるだけど優しくて。ヴァイオリン作ってて。結婚しようとか言っちゃう。こんなひと絶対いない!たまらん。何年たってもいつの時代になっても女の子は少女漫画が好きなように聖司くんがすきなのよ。たぶん。ぜんぜん古くない!娘ができたら一緒に見たいな。初恋のひとを聖司くんって言わせたいな。

投稿 : 2012/08/04
閲覧 : 231
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2

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うしくん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

個人的につまらなかったなあ・・・・・

ジブリというだけで評価されているような・・、
ラストシーンは「これで終わり???」って思ってしまったよ

投稿 : 2012/08/01
閲覧 : 224
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1

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sateraiza さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春

雫の成長の姿も気になりつつ 
聖司と雫も恋模様も気になる作品。

この作品見て
青春っていいなぁって思った。

投稿 : 2012/07/20
閲覧 : 244
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2

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kotikame8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

耳すま最高!!

耳すまを一言で表現するなら青春学園ストーリーなのかもしれませんね(笑)
しかし、私は多摩市の大学に通っているというのもあるかもしれませんが、アニメ作品の中で一番ポピュラーに万人ウケできる作品であると思っている。多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅周辺がモデル地であることもあり私はメッセージが必ずあるジブリ作品の中でも一番好きな作品かもと思う。耳すまで一番好きな場面は雫が聖司のバイオリンに合わせて歌を歌うところだ。
このアニメの面白いところは「カントリーロード」の歌詞作りもいいのだが、聖司のおじいさんの持っている猫の置物を題材に小説を書くのだが、そのことが事実と限りなく相似しているところがとても面白いと思う。

皆さんもぜひ一度ごらんあれ!!

投稿 : 2012/04/26
閲覧 : 220
サンキュー:

6

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海辺の街のなかのくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初恋

っていいですねえ

でも、中学生であるにもかかわらず
丘の上の木造一軒家に住み、
バイオリンを作ることに打ち込み
高校生になったらバイオリン職人に
なるためにイタリアに留学しようとしている
イケメンの男の子はこの世にいないし、
もしいたとしても僕が付き合うので
安心してください

投稿 : 2012/04/17
閲覧 : 201
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4

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reroero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公がイケメン


あの若さで
バイオリン職人を目指すとか、尋常じゃねー。
イタリア留学するとかね。
でも、俺は、思うんだ。

この瞬間は、めちゃくちゃ美しいけど、
所詮つながりは、図書カードのみ。
一人前になるまで待っててくれとか言うけど、
イタリアで美女に出会うかもしれないし、
女の方も気が変わるかもしれない。
こいつらが、本当に約束を果たせるかどうかは、
別の問題。ただ、カントリーロードの曲は、とてもいい曲。

投稿 : 2012/04/14
閲覧 : 247
サンキュー:

4

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しが さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジブリいいねええ

耳をすませば。ジブリで一番好きという人も多いんじゃあないでしょうか?僕もその一人です。
特に好きなところは、最後のほうで自転車二人乗りして、坂道で、「足手まといはイヤ」といって自転車をおりるところと、告白をするときになぜか「結婚してください」といってしまっているところが、ウブだなあという感じですきです。
おもしろいというより、なんかくすぐったい感じがすきなんです。
バロンとムーン(ウタさん)もでてくるよ。

投稿 : 2012/04/12
閲覧 : 234
サンキュー:

5

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんとも

淡い恋物語ですね。さいごの告白シーンはかっこよかったです。

投稿 : 2012/03/16
閲覧 : 225
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クシナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いや==いいね!

これはじぶりのなかで何回も見た作品です。

投稿 : 2012/02/16
閲覧 : 235
サンキュー:

1

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ちよすけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これはヤバかった!

当時、中学生だった自分が初めて恋愛もののアニメで夢中にさせられたのがこの作品。

ただ遠目から見るとクサい展開が山盛りですが、ジブリの丁寧に作られた作品だからこそ、そのクサさも純粋に見てしまいます。

物語が終わった後には、ほんわかした余韻にひたってしまうでしょう。

投稿 : 2011/11/16
閲覧 : 278
サンキュー:

4

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break さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これぞ青春って感じがします!!

小さいころから
このアニメはよく見ていますが、
これぞまさに青春!って感じがします!!

主人公の雫と聖司との恋模様や
それぞれの将来のことを真剣に悩み苦しむさまは
本当に青春の一ページであるような気がします

見ているこっちも
登場人物と同じような気持ちに
させられるとてもいいアニメだと思います。

投稿 : 2011/10/20
閲覧 : 240
サンキュー:

8

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ほほえみみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

図書館に通いたくなる。ぬるい感想。

おれ、コンクリートロードも好きだぜ。

わたしもわたしもー^^!
とにかく聖司くんというキャラクターがかっこいい。

甘酸っぱい、ちょっときゅんってする。でもイヤミがないアニメだと思います。

雫ちゃんが、小説を書いて、でもぜんぜんだめで、泣いて泣いて。そこの悩んでうああああってなるところがすごく好きです。

そして泣いた雫ちゃんと、地球屋のじいちゃんと鍋焼きうどんを食べるシーン。
ほんっっっとにおいしそう。

地球屋のじいちゃんに見せてもらう、宝石の原石を照らして光を見るシーン。すごくきれい。

雫ちゃんの夢の中で、宝石がたくさんうまってる洞窟のシーン、そこもきれい。

最後、一緒に自転車で朝日を見に行くシーン。
もうときめきます。ああっ!わくわく!もう!みたいな。

地球屋でじいちゃんの仲間たちと音楽セッションするシーンとかもすごくいい。

ちなみにそのシーンのじいちゃん仲間の一人が鈴木俊夫さんらしいです。

ジブリで一番、胸キュンストーリー。

昨今図書館が図書カードでなくなってしまったので、それが残念でなりません。

通ったなあ、これ見て図書室・・・。

投稿 : 2011/10/19
閲覧 : 314
サンキュー:

14

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耳をすませばのストーリー・あらすじ

読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。
ある日、図書館への道で変な猫を見つけ、その猫を追いかける。猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入っていき、雫は店で老人・西司朗と出会う。西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を持っていた。確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、物語を書き始める。(アニメ映画『耳をすませば』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1995年7月15日
制作会社
スタジオジブリ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%B3%E3%82%92%E3%81%99%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%81%B0#...
主題歌
≪ED≫本名陽子『カントリーロード』

声優・キャラクター

本名陽子、高橋一生、立花隆、室井滋、露口茂、小林桂樹

スタッフ

原作:柊あおい(集英社刊)、 監督:近藤喜文、製作プロデューサー・絵コンテ・脚本:宮崎駿、プロデューサー:鈴木敏夫、作画監督:高坂希太郎、美術監督:黒田聡、キャラクター色彩設計:保田道世、『バロンのくれた物語』美術:井上直久『イバラード博物誌』より、音楽:野見祐二

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