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「機動警察パトレイバー2 the Movie(アニメ映画)」

総合得点
78.7
感想・評価
357
棚に入れた
1831
ランキング
541
★★★★★ 4.2 (357)
物語
4.3
作画
4.3
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.2

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機動警察パトレイバー2 the Movieの感想・評価はどうでしたか?

esso-neo さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

遅すぎた

 東京で戦争が始まる―――
 この作品が作られる前に戦争が始まっていた。だれかが「反戦アニメ」なんていってたかもしれないがとんでもない。
 ながったらしい押井節でも耳を傾けたくなってしまう。東京開戦の惨状の生々しさが戦争と平和にたいする認識はどこから始めるべきか考えさせられる。
 またNHKBSでやればいいのに。

2015年1月追記
いよいよ、実写番のネクストジェネレーションが終わりを迎えようとしている。これまでの話はといえば、TVシリーズの焼き直しという軸があるにせよ、回をますごとにだんだんと洗練されているのがわかる。あれらはやはり実験の役割もあったのか。よく、レイバーでやるな、これではレイバーの存在の意味がない、レイバーじゃなくていいという意見を聞くが、EP0でシゲさんがああ言った以上ファンは釘付けになるし、レイバー"98式AV"は作中必要不可欠となった。この劇場版の続きが見れるだなんて誰が予想しただろう。あの劇場版はレイバーなどいらなかったのか?しかし特車2課は、後藤達は必要だったはずだ。パトレイバーの中枢を担うのはレイバーじゃあないのだ。あれは人々を描いた結果生じた傷跡ぐらいに思っておいた方がちょうどいい。その必要のない、しかし魅惑的な傷に見惚れるのも確かだが、その傷ができる過程こそこのパトレイバーという作品なんだ。

「俺だってそうだよ!」

投稿 : 2015/01/23
閲覧 : 380
サンキュー:

3

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現実にある非現実。そして愛。

前作の箱舟の事件からしばらくした話。本作は前作とは大きく内容も雰囲気も異なる作品となっています。
主人公は篠原と泉ではなく、後藤さんと南雲さん。彼らの一言では割り切れない大人の苦さが寂しく哀しいです。

突如、横浜ベイブリッジに一発のミサイルが着弾したことから
都心に矛先を向けた攻撃が次々となされ東京は戦後今までにない緊張状態に陥ります。
このミサイル事件に関して後藤さんと南雲さんに協力を申し出てきた怪しい男が現れ、そこである男の名前が挙がります。
「柘植 行人」
彼はかつて南雲さんが妻子を持つのにも構わず関係を持った人でした。
それに構わず話はたった一発のミサイルを皮切りにどんどん悪化していき、日本国内(特に東京)さらにそれは外交関係までにも浸食していきます。

この政治にまで発展させるように、どんどんとものごとを膨張させて紡いでいくストーリーは非常に面白いです。
前作と同じようにそれはとても現実的に事が運ぶために気が抜けません。
また、陰鬱とした雰囲気のシーンも多く、ところどころで抑えきれない狂気も見え隠れしています。
実際に自衛隊が動き、街中に異質な空気が流れる描写は見事。
いつ何が起ころうと、その緊張状態にあるモラルの紐がプツンと切れてしまってもおかしくない描写も圧巻です。

僕が思うこの作品の魅力はもちろん上に書いたものもこの作品の重要な要素なのですが、
やはり一番は、後藤さん独特の空気や南雲さんとの会話、彼なりの人としてまっすぐな姿や、
南雲さんの柘植との関係をジレンマに苛まれなむ姿にそれを感じます。
詰まるところ、人の姿です。社会は混乱し、上の人間は保守的になり大事なことを見失おうと
彼らだけはそれに振り回されずただ自分がなすべきことに集中する姿です。
何が間違っていて、するべきことは何なのか。モラルをキッチリと持った特に後藤さんの姿はとてもかっこいいです。
南雲さんは南雲さんで柘植とのかつての関係が頭の隅にありながら仕事に取り組む姿や、
彼との接触シーン、ラストシーンではその切なさを哀しみを持って魅せてくれました。それがあなたの答えなのですね。

難点として挙がる長々とした会話や少し飛躍した会話は、分かりにくかったり観る人の集中力を欠くのかもしれません。
またこの作品自体アニメの中ではあまり求められていない種類のモノでイレギュラーな存在なのかもしれません。
しかし、この作品はアニメーションとして手を抜いたところは一切見られず、
ストーリーも最初から最後まで迷いなく描かれた魂の震えを感じるとても良いものでした。
後続の作品でこれほどまでに現実に迫り、練りに練ったストーリーの中で
後藤さんや南雲さんのような人の姿をその最後まで描き切ったアニメーション作品を僕はまだ知りません。
万人に勧められるかというと決してそうではありませんが、
大量生産される空っぽなアニメとは一線を画した作品であると胸を張って言えます。
すべてが複雑に絡み合い高いレヴェルで差し出されたこの物語はなかなかに素晴らしい作品だと僕は思います。

シリアスで少し哀しみを含んだ話を求めるならばなによりもまずこれをおすすめします。
大丈夫、真剣に観ていれば(結果的には真剣に観ることを余儀なくされるけど)2,3回で一通りのことはなんとなくわかるようになります。



{netabare}

後藤さんってホントかっこいいです。声優さんの演技も抜群です。いやあホントかっこいいw


南雲さんが柘植に手錠をかけた後もう一方の手が自分の手に重ねられ握り返すあの瞬間はいつ見てもじーんときます。
実際に涙目にもなります。なんで?どうして?ってひたすら思う。
でもたぶんそれがわかってたらそんなことはしないのでしょう。
いつ何時でさえそれがわからず、ただ純粋にこころがざわめくのが恋なのだから。
そして発展した愛はどんなものの理由にさえなってしまう。
恋に落ちるというのは誰も悪くない。それがたとえ既婚者でさえも。それは頭でわかっていてもどうにもならないことだから。理屈じゃないから。


{/netabare}

投稿 : 2014/12/14
閲覧 : 435
サンキュー:

12

ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

★激烈硬派!?日本社会派サスペンス作品

■評価
テーマ性  :★★★★★ 5.0
エンタメ度   :★★★   3.0
シリアス度   :★★★★★ 5.0
緊迫度   :★★★★★ 5.0
おススメ度 :★★★★☆ 4.5

■ストーリー
ある日、横浜ベイブリッジが突如爆破される事件が発生する。
特車2課後藤隊長や南雲隊長はこの事件にPKOに派兵され行方不明となって
いる元自衛官の柘植が関係している事を突き止めるが、はたして柘植の
テロの目的とは何か?日本の戦争と平和について問う社会派サスペンス作品

■感想
本作は1993年に日本の『戦争と平和』というテーマを、当時発生した事件を
元に作成された作品であり、今そこにある危機をシリアスに描いた社会派
作品です。

本作はパトレイバー作品にも関わらず夢も希望の欠片もありません。
ただこの作品はテロの真相を捜査していく過程で、後藤隊長を中心に終始
日本の戦争と平和について語られる圧倒的なセリフまわしから『日本は既に
戦争をしてしまっている』という明確な事実として存在する『現実』を突き
つけてきたのには正直驚かされます。この事実と現実を前に刻々と事態が
悪化していく先の見えない話こそが、不正義の平和を享受してきた日本人の
倫理観と、虚構の正義を掲げる世界の倫理観との狭間でゆれる先行き
不透明な現代日本の姿と重なってみえます。

この突きつけられた現実をお説教として受け止めるかは視聴した方それぞれ
ですが、これほど現代の日本の戦争や平和への倫理観に深く踏み込んで強い
メッセージと危機感を問う作品は希少に思います。
作品が製作された時代背景を思えば、ここまで政治臭や軍事臭が漂う作品を
緻密な脚本と作画でアニメとして表現している点も非常に興味深いです。
また登場するキャラに対しても、本来のパトレイバーという作風からは
大きく外れていると思いますが、後藤隊長や南雲隊長の様に組織上層部の
矛盾や汚点を容赦なく指摘し、正しい方向に修正しようとする。
こういった本来現場にいてほしい正義漢として描かれている事にも好感が
持てます。悪い点は頭の切れすぎる後藤隊長のセリフから、押井流のナルシ
ズムやニヒリズムといったものが端々に垣間見えるので、一歩距離を置いて
しまう方もいると思います。

総じて個人的には説教くささは感じず、何かシリアスなドキュメンタリー
作品を見た様な感覚です。この作品が提示する現実を本気で考える機会を
与えてくれる作品と感じます。お気軽には見れませんが、現代を少し考えて
みたい方にはおススメいたします。一旦ここでレビューをしめさせて頂き
ます。ご拝読有り難うございました。

最後に本作の元になった事件や時代背景、そして現代の日本が抱える戦争と
平和についての問題点をまとめました。ネタバレや閲覧して不愉快になる
内容も含んでいると思いますので嫌な方は読み飛ばしてくださいm(_^_)m。
{netabare}
■MIG25亡命事件
1976年9月6日:旧ソ連軍(現ロシア)の最新鋭戦闘機ミグ25が、突如北海道の
函館空港に強制着陸し、ミグ25に搭乗していたソ連軍ベレンコ中尉が米への
亡命を要求した事件になります。この事件はミグ25が日本防空網を易々と
突破したという事実が大きな話題を呼びましたが、実はその事後の日本政府
の対応こそが致命的な問題として指摘されています。
この事件の直後、アメリカ政府(大使館)から北方領土にミグ25を奪還&破壊
を目的としたソ連軍特殊部隊(スペナズ??)が集結している可能性があると
いう報せを自衛隊が受けた事を発端に、自衛隊から速やかに日本政府に武力
使用の防衛許可を求める『防衛出動命令書』を嘆願しました。しかし当時の
三木武夫総理の内閣側は国内支持率の低迷と倒閣の危機にあったため、これ
以上の政局悪化を避けるために自衛隊からの要請を無視し続けたのです。
またそればかりかミグ25の警備および捜査権限を警察にのみ与えた事で、
函館空港で警察と自衛隊がにらみ合いを続けるという事態にまで発展しま
した。この成す術もない状況から、当時の自衛隊の幕僚長や連隊長をはじめ
とする現場指揮官達は動かない上層部(政府)を切捨て、自らが戦犯責任を
とる覚悟をもって函館駐屯地の隊員全員を武装させ、防衛出動がなされたと
言われています。結果として特に有事に発展する事はなく事なきを終えまし
たが、当時の政府側はこの事件の真相を隠蔽し、これまで明かされる事は
ありませんでした。利己主義に走った日本政治家によるシビリアンコント
ロールの崩壊や個別的自衛権の曖昧さを示唆した事件と言えます。
後藤隊長や南雲隊長の様な傑物が当時の自衛隊にいた事に少し安心感を
覚えます。

■自衛隊PKO派兵問題
PKOとは国際平和維持活動の略称であり、第三国における地域紛争が
発生した場合に、国際連合各国から派兵される国際平和維持軍(PKF)が
紛争に介入し、紛争解決・停戦監視と治安維持を目的とした活動の事。
日本では1991年に勃発した湾岸戦争で、海上自衛隊がペルシャ湾での
掃海活動(機雷撤去)に参加した事を皮切りに、1992年6月にPKO法案
(PKO協力法)を制定し、同年7月に本作で登場したカンボジアの紛争地帯に
自衛隊を派兵しました。この時に問題となったのが、海外派兵自体が
憲法違反の可能性がある事や自衛隊の武器使用を大きく制限している事が
議論を呼びました。日本は憲法第九条の観点から厳格に武力行使を制限
しているため、武器使用の定義が曖昧であり、他国PKO部隊や海外で活動
する自国民の護衛や自軍への攻撃に対する武器使用も制限されていると
同然の状態となっていました。またこの派兵でカンボジアに文民警察官
として参加していた高田警部補がオランダ軍の護衛を受けてパトロール中に
ゲリラの襲撃を受け殉職されています。
その後も日本は1994年ルワンダ紛争、1999年東ティモール紛争、2001年
アフガン戦争、2003年イラク戦争、2011年~2014年現在も南スーダン紛争
に派兵し、日本は人道支援・物資補給・インフラ整備という形で国際法に
則り戦争に参加しています。こういった国際平和協力という観点で今現在の
日本は集団的自衛権という問題でゆれています。あくまで私の予想ですが、
この様な背景から現状の安部政権はリスク覚悟で集団的自衛権を容認し、
有事の際(中国による侵略)を念頭に国連(特に米)からの軍事協力を狙って
いるのではないかと考えています。

ここまで記載するとあくまで集団的自衛権の承認や憲法九条の改憲に
一方的に誘導している様に見えてしまうため、違う観点での情報も
記載しておきます。

■大国(米国・ロシア)の掲げる正義の戦争とは?
日本が集団的自衛権を容認する事でリスクがあると記載しましたが
それは大国の掲げる正義の戦争に疑問が残るからです。これまでの
日本の自衛隊がPKOに派兵した紛争の要因を調べていくと、米国とロシアの
パワーゲームのための内政干渉や利権争奪が紛争の要因と絡んでいる事が
理解できます。(米ソ冷戦の影響)

◎カンボジア紛争
米はベトナム戦争時に当時中立国であったカンボジア国内に点在する
ベトナム軍基地を攻撃するため、当時の中立派であった国王を軍事クーデ
ターにより失墜させる事をプロデュース。このため国王派と将軍派で紛争が
勃発し泥沼に。またベトナム戦争も元々は米ソの代理戦争です。

◎湾岸戦争
イラン・イラク戦争時に反米を掲げるイランの対抗馬として、米はイラクを
軍事面および金銭面でプロデュース。しかし戦争終結後にイラクから戦費の
返済がない事から米は食料などの輸出を停止。困窮したイラクは石油の
違法採掘を行い石油価格を下落させているクウェートへ軍事進行。それを
止めるために米などが軍事進行し戦争勃発。

◎アフガン紛争・戦争
1978年に樹立したアフガンの共産主義政権をめぐり、両者の石油政策上の
利権から政権側を旧ソ連がプロデュースし、反共産主義のアルカイダを米が
プロデュースする事で内紛が発生。ところが米ソ冷戦が終結にむかうととも
に上記事案を米ソは放置し撤退。途中で放棄した米に恨みをもったアルカイ
ダが2001年に米で同時多発テロを発生させる。これにより米を始めとする
国連軍はアフガニスタンを攻撃し戦争勃発。

◎イラク戦争
イラクがすでに反米となっている事や、アフガン戦争でのテロリストの
支援や大量破壊兵器を所持している事を理由に米がイラクに軍事侵攻し
戦争勃発。結局は大量破壊兵器は存在せず、フセイン大統領がテロ支援
している証拠もなかった。イラクは国連条約を遵守せず制裁対象になって
いたかもしれませんが何のための戦争であったのか疑問に残ります。

◎その他の戦争
特に本件とは関係ありませんが、ロシア(旧ソ連)も今のウクライナ、グル
ジア、チェチェンで発生している紛争やテロについても領土や石油利権が
からんでおり、凄惨な争いを繰り返しています。

もちろん大国(米国・ロシア)の掲げる戦争の大義名分は理解できる部分は
ありますが、正義とは何なのか強い疑問を持ちます。今後こういった事案に
日本も巻き込まれるリスクが十分にあります。本作を通じて日本人として
どう戦争と平和に向き合っていくのか結論をだす時がきているのではないか
と感じています。

毎度長文になり申しわけ有馬温泉m(_^_)m
重ね重ねご拝読有り難うございました。
{/netabare}

投稿 : 2014/08/03
閲覧 : 815
サンキュー:

14

sukasuka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

マニアックに走り過ぎたか?

前作の劇場版とは違い、政治や思想的な色合いが随分と濃くなっています。
軍事的な設定が好きな人にはたまらないんでしょうか。

自衛隊崩れのテロリストが平和ボケの日本にお灸をすえてやろうみたいな、
そんなお話。
会話はくどいし展開は重いし、ラストも救いがあるオチにはみえないしで、
とりあえずやりたいことをやったから信者は観ろみたいな?
押井監督の最高傑作と評されているみたいですが・・・まぁ観る側の感想は
人それぞれということで。

レイバー隊員の存在もとってつけたような扱いで影が薄いです。

投稿 : 2014/06/12
閲覧 : 323
サンキュー:

3

ネタバレ

kiss-shot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

彼を逮捕して、必ず戻るんだ。俺、待ってるからさ

アニメ版、OVAと観ての劇場版ですが

とても不思議なんです

物語、声優、キャラ、作画、音楽と評価をつけていって

点数が高いのに、楽しくはなかったんです

まあ、扱っている内容が重かったからかもしれませんが

内容的にパトレイバーである必要があったのかなと

小説や、ドラマで観たらまた違った印象なんでしょうが

とにかく監督の色が突出していました

押井監督らしい映像演出です、はい


自分の中でのパトレイバーと作品とがマッチしませんでした

凄い作りこみで練ってあるなとは思うのですが

感心するばかりで感動はしませんでした

ストーリーって大事ですが

もう少し各キャラの活躍が観たかったです

でも、南雲さん綺麗でしたね

投稿 : 2014/06/11
閲覧 : 419
サンキュー:

11

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ここまでドラマなアニメは初めて見た

・大人向けアニメの最高峰
・やや難しく、一回の視聴では理解できないかもしれないが何度も楽しめる
・全てのカットが美しいと感じる
・おはなしが複雑で高尚
・ギャグ要素はほぼないがある意味ニヤつくシーンもおおい
・アニメ史に残る名作

投稿 : 2014/05/31
閲覧 : 280
サンキュー:

3

ささぁ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思い出の作品

昔、VHSで買った。とても印象的な作品で、当時高校生で劇場へ観に行った。
映画のパンフも大き目でA3版パンフ、見開きA2位の大きさだった。
いつか忘れたけどDVDで買い直して今でも大切に持ってます。

時代背景的にもPKO法案で騒がれた時期で、上映するにも色々と話題の絶えない作品だったのを覚えてます。

投稿 : 2014/05/20
閲覧 : 267
サンキュー:

2

ネタバレ

(´◉◞౪◟◉`) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

AA

2014年・・THE NEXT GENERATION -パトレイバー-

その前に見返さなきゃ!

投稿 : 2014/05/09
閲覧 : 277
サンキュー:

0

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

間違いなく思い白いが。。。

こちらはパトレイバー映画2本目になります。
ここから作画が、リアル路線になっていって、ちょっと
パトレイバーっぽくないかなといった感じ。
こちらもノアちゃんが主役ではないですね。

物語のテーマは「戦争」となっており、かなーりシリアスであり、
深い深い内容になっています。テレビシリーズと全然違いますね。

主役は、南雲しのぶさんかな?
まさかしのぶさんにこんな過去が・・・。

タイトルにも書きましたが、間違いなく面白いです。
ただ、テレビ版ファンとしては、ちょっとコメディも欲しかったかな。

是非オススメしたい作品のひとつです。

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 249
サンキュー:

7

ぺーたろ。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高傑作のジャパニメーション

文句無しの大傑作。
何回も何回も繰り返し観てきました。

なにも色褪せない。
パーフェクト!!!

投稿 : 2014/02/17
閲覧 : 267
サンキュー:

2

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

わが青春の中二病アニメ

この映画も「パト1」同様アニメが幼稚だと偏見持った連中にこそ見て欲しい作品だ。トレンディードラマばかり見ている腐れ一般人どもよ、貴様らにこの高尚なストーリーが理解可能DEATHかー?(凸守風に)

当時中学生、そろそろアニメ卒業かなーと思い、洋画(とはいってもキャメロンやバートンとかのおたくっぽい映画だけど)を見まくっていた時期、この映画を見た。結果あまりにも面白すぎて卒業に失敗した。同年のジュラシックパークよりも遥かに強烈だった。

当時社会問題になっていた自衛隊のPKO派遣やソ連崩壊、それに伴う日米関係の変化などタイムリーな政治問題を真っ向から扱った野心作だ。前作よりも押井守の個人作のカラーが濃厚だ。今回の主役は後藤隊長。これまで影の主役だった彼がついに表舞台に立った。おっさんのインテリ会話劇に心酔してしまった。こんなインテリっぽい映画見てる俺ってカッコイイと。今思えばこれが中二病だったのか・・・。

前作の都市論、組織論に加え国防論、国家論までさながら討論番組の如く展開される推理ドラマが最高に魅力的だ。

冒頭、カンボジアで自衛隊のPKO派遣部隊が壊滅、数年後、隊長の柘植行人は首都東京を部隊に戦争を計画する。横浜ベイブリッジの爆破を皮切りに警察と自衛隊は対立。そして東京上空に出現する不審な戦闘機、飛行船、正体不明のレーダー反応の数々。ついに政府は首都に自衛隊の実戦部隊を治安出動させるが事態は悪化するばかり。その混乱の最中、特車2課の後藤喜一、南雲しのぶ両隊長は柘植の存在を察知するが・・・。

後藤さんとしのぶさん、自衛隊の諜報員荒川茂樹とのやりとりが映画の肝だ。「俺たちが警官として、自衛官として守るべき平和とは一体なんなんだろうな、他所の国の戦争に支えられた血塗れの経済的繁栄だ」「真実としての戦争、虚構の平和か、でもね、柘植が作り出した戦争もまた偽物にすぎない。この街はね、リアルな戦争するには狭すぎるのさ」「戦線から遠のくと楽観主義が現実にとって変わる。そして最高意思決定においては現実なるものはしばしば存在しない」「だから、遅すぎたといってるんだ」「しのぶさん、いま降りちゃ駄目だ、勝負はまだついてない」「でもどうやって?もう2課にも戻れないし」「2課は壊滅したよ、でも第2小隊は健在だ」いやー、珠玉の名台詞のオンパレードだ。

風景描写は後の攻殻機動隊に繋がるカメラアングルが多い。公開当時はCGが凄いと評判だったが今見ると作画のレベルがかなり高い。90年代ってCGが本格導入される直前の作画が良かった時期だ。中盤の戦車が東京の各所に配備されるシーンは圧巻だ。死者がでない「静かな戦争」とでもいうのか、異様な迫力だ。前作同様に東京の光と影、虚構と現実を余すことなく表現している。川井憲次の音楽もさらに独特の雰囲気に拍車をかけている。最近はこの人、ひぐらしやFATEでいい仕事してる。


戦闘シーンについて   今回活躍するのは戦車、戦闘機、飛行船、攻撃ヘリといった実在するマシーンがメインでロボットは脇役だ。イロイロなマシンが登場するが実際に発砲するのは攻撃ヘリだけだ。一回見ただけではこの事に気付かなかった。流石だ。NHKやら築地聖路加やら新宿やら見慣れた光景でドンパチやらかす戦闘シーンは異様な迫力がある。この1年後にオウム真理教の事件が起こり聖路加が「戦場」と化したのですげー衝撃的で怖かった。飛行船からガスが噴出す場面とかオウム事件そっくりだ。新型レイバーは斜め上からヘリの機関砲で寝たまま蜂の巣に。これじゃ確かに出渕裕怒るわけだ。河森正治とカトキハジメの車両、航空機だけが大活躍。この演出はロボットアニメに対するアテツケないし揚げ足取りともとれる。人によっては不快に感じるかも。まあ監督のスポンサーのバンダイグループに対するイヤミがひしひしと伝わって来るね。でもイングラムによるECMを使った電子戦は20年前とは思えないほどの先見性で魅力的だ。しにぶさんが3号機に搭乗するのは衝撃だった。

野明や遊馬たちのドラマは最終回特有のお別れムード全開ですげー切ない。あれほどイングラムが好きだった野明が「もう乗らなくていいんだ」とか「あたし、いつまでも女の子でいたくないし自分に甘えていたくないの」と言い切る。さびしいことこの上ない。でもアナログ人間寄りの野明が最新のオートメーションマシンに違和感を感じつつマニュアル車に近いイングラムに一体感を感じるのはやはり安心する。度を越えた機械化は人間性の欠如に繋がる、というのはどの作家も警告する。遊馬は相変わらず情報分析に活躍。第2小隊の頭脳だよ。後藤さんの招集に応じて最後の出動に臨む第二小隊の面々はさながら同窓会のよう。それぞれ別部署に配属されたけど彼らにとっては結局2課こそが本来の居るべき場所なのだと感じられて安心感がある。後藤さん、しのぶさんには振られちゃったけどあなたには素敵な理解者がいて羨ましいですよ。「結局俺には連中だけか・・・」野明たちとの絆、大切な宝物なんだろうな。

この製作チームの警察もの、面白すぎて困る。おいしすぎる料理を食わされると普通の料理じゃ満足できなくなるのと同じだ。どうもわが国では最新の映像技術やSF的設定を利用した社会派ドラマは実写よりアニメのほうが向いているようだ。攻殻機動隊、サイコパスと共にアニメに偏見持ってる人こそ騙されたと思って見て欲しい作品群だ。ちなみにレンタルビデオで見ていたとき、覗き見していた父親が「すげーおもしろかった」と感心していたっけ。

投稿 : 2014/02/11
閲覧 : 323
サンキュー:

15

ネタバレ

フナボリとシブヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦争

戦争というテーマを未来(既に過去)の東京という都市で展開する内容が非常に面白い。

隊長の会話劇や自衛隊が都市部へ配置されたと相容れない映像が美しい。(アニメ映像で他に見た事がない)

投稿 : 2014/02/06
閲覧 : 248
サンキュー:

0

ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

起きてしまった「過去」。起きてはいけない「未来」

制作はI.G.タツノコ(現Production I.G.)のメディアミックス作品です。
ジャンルはSF警察です。
押井守監督作品になります。


前作「機動警察パトレイバー the Movie」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/819638/


押井守の最高傑作とよく言われている作品。
基本的に派手な展開はなく、重苦しい展開に息が詰まるかもしれません。
でも内容の濃さは折紙付き。
何度も鳥肌が立ちました。


本作を簡単に言えば「真剣な避難(被災)訓練」です。
避難訓練って、ちゃんとやりましたか?

ミサイルテロによって危機に瀕する東京が舞台です。
危機管理・政治闘争・利益誘導について徹底したリアリズムで描かれています。
大災害とか、テロとか、どこか絵空事で現実味のないものに思われます。
でも起きたらどうなる?
そんなこと考えていなかったらどうなる?


政策って、いかにして行われるのでしょう?
例えば、交通事故が起こったらそこに信号機が設置される。
問題は認識されないと政策にはならない。
これは本作においてカギを握る要素として描かれています。


あと印象的なのは{netabare}国の占領を思わせるような描写ですね。
戦車が市街を闊歩している様は本当にゾッとしました。{/netabare}
これが戦後あったと思うとねえ…。

最後のシーンでは{netabare}飛行船が二機空中に浮いていました。
あれは「まだこの危機は終わっていない」っていうことを表しているのでしょう。{/netabare}
私たちはいつでも、それぞれに危機管理をしなければならないということかな?

難点は大衆があまりにも無力に描かれているところでしょうか?
押井作品全体に言えますが、この人は人物を描くのが上手くないよねw
(でも本作は後藤と南雲の描き方は良かったと思いますよ)


総括して、いろいろ起こってしまった現代だからこそ見て欲しい作品ですね。
色あせない名作だと思います。

投稿 : 2014/02/02
閲覧 : 664
サンキュー:

27

Britannia さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

在庫処分の為、視聴

グラフィックは当時にしてはクオリティーが高い。
TV版と違い絵がリアルなのは好感もてる。

作品自体・キャラ等TV版で、すでに生理的に嫌になっている為、視聴不可能。

先入観なく見れれば良い作品かもしれない。

投稿 : 2014/01/30
閲覧 : 373
サンキュー:

4

ネタバレ

bk958 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

『今こそおすすめしたい劇パトⅡ』

◆あらすじ

 テクノロジーが発達し、歩行型作業機械"レイバー"が広く普及した時代。"レイバー"を使用した犯罪が増え、警察は"レイバー犯罪"の専門部署として『特化車両二課中隊』通称『特車二課』を設けた。その特車二課の面々とパトロールレイバー通称"パトレイバー"の活躍を描いた作品。

◆おすすめ

映像化されたものでOVA、TV版、劇場版とあるが、あんまり見過ぎると特車二課に愛着がわきすぎて、『劇パトⅡクソだわ』ってなる確率が上がるのでおすすめできない。
まだ観ていない人は是非、劇場版Ⅰ→劇場版Ⅱ→それ以外という流れをおすすめする。

というのも一作目は、劇場版から入っても十分に楽しめるという完成度の高さで、特車二課やレイバーの活躍と押井さんの作家性が程よくブレンドされバランスが良い。
近年でもアニメありきのファン映画が多い中ではとても貴重な作品。

二作目はより作家性が強くなるが、日本の平和のあり方に一石投じるテーマは憲法改正の気運が高まる今、大いに考えさせられる内容なのでオススメしたい。

↓以下ネタバレ↓
{netabare}

◆ここが良かった

公開当時(1993)に都市におけるテロを取り上げたり、その武器がガス兵器だったりその先見性は相変わらずすごい…
とリアルタイムで観ていない僕が評価するのもおかしいが(笑)、物理的に不可能だったからしょうが無い。今観たらよりリアルという先見性は評価せざるを得ない。だって、実際に起ってるんだもの。

 更に、テロリスト側である柘植という男が都市システムを掌握していく様はかなり見応えがある。特車二課にとって敵であり、あまつさえ主役機のレイバーをヘリでぶっ壊すにもかかわらずあのワクワク感。
押井監督の軍事描写やスクランブルのカッコよさと緊張感はそれだけ素晴らしく、その過程は実験的で面白い。

この作品が気に入るかどうかは、パトレイバーとして見るかにかかっている。劇中で主人公の泉野明が「いつまでもレイバーが好きなだけの女の子でいたくない」と言い放つのは衝撃的で、監督の俺パトレイバーなんてやんないよ宣言でもある。
劇場版からおすすめするのはそのためでもある。


◆南雲隊長の恋愛事情

 ただ、一個だけ苦言を呈したい。こんだけリアリティ溢れる設定、シナリオなのに、それに比べて女性関係のリアリティの無さ!

 能力はあるが左遷されたという設定の南雲さんの過去は、まだ手を付けていないおいしい設定だし、不倫というのもなんか妙にしっくりきた。
だけど、最後に南雲さんが柘植を選ぶというのは断固としてないと言いたい。

 女性が男性を見切るタイミングってすごく合理的だと思うし、今でこそ結婚以外にも社会で生きていく術が多くあるけど、それでもあそこで柘植を見切れない女性なんていないでしょ。
なにより、僕の抱いていた南雲隊長像を返したまえ!

 海外にPKO派兵されて発砲を許可できなかった柘植の悲劇は同情できるけど、それで軍隊のシステムを嘆こうが、上層部を恨もうが知ったこっちゃない。それを日本国民に押し付けるって頭おかしい(笑)し、とてもカッコ悪い。

 しかも、現状の日本に警鐘を鳴らす役割というのがどう考えても押井さん自身にしか見えない。テロリストでありながら妙にヒロイックに描かれてるし。女性はこうあって欲しいという願望に見えて…。
{/netabare}



 ただ、主題に対してこのドラマはおまけ程度でしかないし、20年たっても存分に楽しめるというのはすごい作品だと思うので、目をつぶってオススメするようにはしてる。
同じ押井作品でも、全く共感できなかった『イノセンス』もいつか素晴らしさが分かる日が来るかも知れない。

投稿 : 2014/01/14
閲覧 : 259
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界が息を呑んだ<TOKYOウォーズ>!最初は誰もそれを信じなかった

1993年劇場公開作品

軍事的戦略物語としては素晴らしく練られておりとても楽しめる
パトレイバー色は大分薄い
パトレイバーファンとして観るより押井守作品として観た方が楽しめる

後藤隊長が相変わらず恰好良すぎて痺れる
こんな大人になりたいとあの頃は思ったりしたな

篠原遊馬役の古川登志夫さん
名優です
うる星やつらの諸星あたるやドラゴンボールのピッコロ大魔王、ブルー将軍なども演じてます

投稿 : 2013/12/22
閲覧 : 274

mikosaya さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

評価9

投稿 : 2013/10/29
閲覧 : 321
サンキュー:

0

jun123456 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

物語は面白い

原作、The Movie1 と2のみ見ました。
Ghost in the shellにつながる世界観を感じ、
ストーリーはおもしろいは面白いと思いました。

でもパトレイバーでこの話をやる必要はなかったのでは??

投稿 : 2013/10/05
閲覧 : 206
サンキュー:

0

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シビリアンコントロール

1993年8月7日公開 監督:押井守 制作:I.G.タツノコ

同シリーズの初期OVA~劇場版1作目~TV版~後期OVAの後
の劇場版2作目で、2002年のパトレイバー世界を描いてる。
※元々1988年を基点とした10年後の近未来設定の4年後?
設定から10年経った現在では、スチームパンク風の作品。

特車二課のメンバーは後藤と南雲、ひろみとシゲらを除き、
大半が別の部署に異動。イングラムも一線を退いている。

後藤を主役に据え、首都圏を舞台に「戦争という状況」との
戦いを描いている。一応シリーズ完結篇的意味を持つ作品。

TV版とは違い、シリアスな内容で、キャラデザ等も違う。
社会風刺や情勢の批判等は可也痛烈な印象とリアルを含む。
序盤からテロや革命的な陰謀を予見した形で動き始める。
シナリオ・構成・演出は全て実写映画の様なスタイル。

楽しいのは初期OVA6巻のほうかな。

内容スペック?的には当然劇場版。

投稿 : 2013/09/22
閲覧 : 388
サンキュー:

3

へたれパンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

特車2課のその後・・・

と言ったところか・・・。

主人公は後藤隊長みたいな感じで話が進む。野明達の出番は少なめですがWⅢⅩ程酷くは無い。2は各個人のその後が描かれているし、出番もある(熊耳&香貫花は出番無し)
当然旧第一小隊のキャラも出番は無い、南雲隊長以外。

各隊の隊員は空気。整備班はシゲさんのみ。

話は暗め。
押井守の劇場作品てリアリティを出そうとしているのか話が暗いほうに進んでいく。パトレンバーのライトな作風が好きなのに・・・。

という訳で2は暗めのお話です。
個人的にはあまり好きになれない作品。

投稿 : 2013/09/17
閲覧 : 299
サンキュー:

4

ネタバレ

フェーリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

95点

【総評】
・力作

【良い点】
・リアリティ高く演出が自然
・臨場感、緊迫感が強く余韻の残る音楽
・戦争の虚しさが伝わる

【悪い点】
・警察官僚の視野思考を過小評価しすぎでは・・・
・特車二課主力メンバーはサンデー臭さが抜けない
・素人が声あてたシーンで集中力が途切れる

記入:2013.09.13
変更:

投稿 : 2013/09/13
閲覧 : 226
サンキュー:

3

コンス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

虚構と事実のバランスのよさ

またぞろ回顧主義で申し訳ない。

放映当時の日本はPKOが法制化され自衛隊が国外に派遣される初めての状況に賛否両論であった。

題材があまりにもリアルタイムであるために視聴前はバランスに欠けた内容になるのではないかと不安もあった。

視聴後、その不安はたやすく感動に変わり賞賛になった。

この作品の素晴らしさは正否を敢えて問わなかった点にある。
いくらでも自己の主張を押し付けることが出来る題材であったにもかかわらず、抑制された雰囲気はその深刻さをより鮮明に表現できていた。

イデオロギーではなく事実として起きている、あるいは起きうる傷跡の深さがこの題材に対して安易に答えを出すことの愚かさを浮き彫りにしている。

予備知識はいらない。自分に出来ることを精一杯やった人間たちの絶望と苦悩を味わえる珠玉の一品。

投稿 : 2013/08/31
閲覧 : 242
サンキュー:

3

ネタバレ

sinsin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外と楽しめる押井作品。

【良い点】シーンごとのイメージを巧く表現した。

【悪い点】話が、わかりづらい。

【総合評価】この作品は、「パトレイバー」の世界観を用い、リアルな戦争とは何かとゆうことを、問うた作品である。
ある日、正体不明の戦闘機が横浜ベイブリッジを爆撃することで事件は、起こる。その後軍のコンピューターもハッキングされる。
偽りの平和は、終わったのだ。パニックに陥りそのことに過剰反応する日本政府。自衛隊の暴走。
警視庁特車二課の後藤喜一は、陸幕調査部別室の荒川茂樹と名乗る男と、接触。
事件の裏に、テロリスト柘植行人の存在を知る。

そんな、機動警察パトレイバー 2 The Movieの世界観。
東京=戦争が終わり、大地とはかけ離れ人間が生態系の一部であることを忘れ価値観の特殊化。平和の価値を見失う=幻想。
対比
柘植行人=非常事態を引き起こし、東京の人間達に平和の価値を思い出させる=現実。
つまり、平和ボケした東京に住む人達に「平和の大切さを思い起こさせる」ためのテロであった。
南雲しのぶ(後藤喜一の同僚)と、柘植行人は、昔男女の関係があったようだ。後藤喜一との三角関係でもある。
真のテーマは、「特殊化した価値観からの回帰、原点回帰」であると思われる。そのために、平和ボケした日本人を象徴として利用したのだと思う。
そうすれば、本編冒頭のシーンでの異教の神像が見下ろす古代遺跡の伏線の意味も解るような気もする。
なお、この作品に登場する「鳥」は、押井監督に言わせれば「空を飛ぶものは、人間からすれば怖いもの」だそうだ。
やはり、某パニック映画の影響か?
しかし、「鳥」の中でも今作は「鳩」を、強調している。この「鳩」は、「平和」を象徴するイメージ。
同時に、物語ラスト無人でコントロールされる飛行船には、前作同様「カラス」が一緒に飛んでいる。管理、支配のイメージである。

鳩=平和ボケ=無知。
対比
カラス=管理、支配、コンピューター=科学。
本当に、人間とって怖いのは、無知である事と、科学とゆう事か。科学とゆうのは、武器を生み出す。それを、使うのは、無知な人間とゆうわけだ。なるほど。

前作に比べ、キャラクターは、リアルになった。作画による演技も個性を誇張したアニメっぽい演技ではなく、どちらかといえば、立ち居振る舞いで見せる近年の押井作品のような、の大人っぽい演技になった。
意図的に、シーンによって異なる背景、ヴィジュアルイメージで、そのシーンを印象に残る場面として、確立している。前作の延長戦にあり、場面ごとの異なるイメージで表現する事に成功している。前作より進化した。
竹中直人は、深みのあるセリフまわしで、好演。その声は、自然で本職の声優より良かったと思う。
凝った、カメラワーク、センスのいい脚本は、その娯楽性と共に高次元でバランスが取れている。最後のどんでん返しが良い。
同時に、背景に映る異質物、鳥の羽ばたく姿、水槽の魚は、とても繊細に動く。その、良くできた人間ドラマと共にアニメーションとしての面白さも追求している。
「演出」とゆう、観点から見れば、とても優秀な作品。

投稿 : 2013/08/05
閲覧 : 289
サンキュー:

2

チョビ髭 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実写パト!?つまんねーことすんなよっ

初期OVAの「二課の一番長い日」の中で描かれているシーンに映画「けんかえれじい」からのオマージュがあるのですが、ということは事件は二・二六。ならばMovie2は・・・・?
大戦への解釈は学者の方々にお任せするとし、それでもこの作品はそういった極限状態の中、官僚やマスコミの危うさと不安に陥る一般国民、現場警察官、自衛隊等の心理をアニメ映画という媒体を使って演出して見せた意欲作と言えます。
劇中内時系列は後期OVAより後、パトシリーズの実質的最終節になります。

小説『番狂わせ 警視庁警備部特殊車輛二課』(押井守)はエピローグになりますが設定そのものは生きているらしいんですけど登場人物の大方は違う様です。
本作でほとんど登場しなかった二課(正確にはOB)の面々の本事件での活躍が書かれているという小説『TOKYO WAR』(押井守)共に未読です。

Movie2の見所は、後藤隊長(大林隆介)と犯人側の語り部、荒川(竹中直人)との遣り取りであり、南雲しのぶ (榊原良子)の啖呵になります。
メタ的に言えば作画の労力を振り分ける為とも言えますが、ほぼ止め絵で見せてきます。
ですが声優の超絶長台詞がむしろ引き立てられ聞き慣れない言い回しが心地よく響きます。

それとそれらの台詞を浮いた物にしない緊張感も特筆。
Movie1でも使われた現地取材からのトレース技法が鮮麗され新宿や隅田川?のシーンでリアリティーを演出しています。船で橋を潜るシーンは攻殻にも反映されていますね。おっと本作は正式に元請けアニメーション会社がProductionI.G.になったことも忘れてはなりません。Ghost in the Shellと多くの共通点を感じられるのもその為です。
榊原良子さんはGhost in the Shell2.0では人形遣い、S.A.C.シリーズでは茅葺総理に見つけることができます。かなりの厚遇ですね。

押井成分の強い本作、実写パトはこれに近いできになりそうですが、レイバーと街並みとのコントラストはかなり強いと思われ吹き出さずにはいられないのでは?
シリアス展開にもっていったら大惨事・・・。嫌な予感しかしません。
Patlabor Live Action Trailer  
気になる方は上記でググれば、ようつべ等でパイロットフィルム見ることできます。

うる星やつらTVアニメ (1981年-1986年)
うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー (1984年)
天使のたまご (1985年)
めぞん一刻 (1986年-1988年)
パトレイバー初期OVA 1988年4月-1989年6月
パトレイバーMovie1 1989年7月
パトレイバーTV 1989年10月-1990年9月<<互換性有り>>後期OVA 1990年11月-1992年4月
パトレイバーMovie2 1993年8月
GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊(1995年)
パトレイバーMovie3及びミニパト 2002年3月

漫画 1988年-1994年
ライトノベル いろいろ出てますが未読

実写パト!?つまんねーことすんなよっ(まとめ)
初期OVA
http://www.anikore.jp/review/297175/
Movie1
http://www.anikore.jp/review/584130/
TVアニメ
http://www.anikore.jp/review/584144/
後期OVA
http://www.anikore.jp/review/584156/
Movie2
http://www.anikore.jp/review/584163/
Movie3(XIII)
http://www.anikore.jp/review/584180/
ミニパト
http://www.anikore.jp/review/584184/

投稿 : 2013/06/07
閲覧 : 365
サンキュー:

2

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

力の入りよう

押井監督の劇場版パトレイバーは力入りすぎなぐらい力入っています。
ただこの作品はパトレイバー作品というよりも、押井作品ですね^^;
正直パトレイバーである必要性をあまり感じませんでした。それだけは残念でしたね。
ただ単体の作品としては前作と同様脅威のクオリティーです。
押井作品ならではの難解な台詞回しと複雑なストーリーは、ハマれば彼の世界に引き込まれる魅力があります。
内容としては、啓蒙作品に近いのかもしれません。平和に慣れた日本にその平和とはなにかと問いただす、そんな作品だろうと思います。
そういう曖昧なものにテーマを置くのも押井作品らしいですね。
この作品でパトレイバーシリーズは一旦の区切りが付く訳ですが、ここまでみていると名残惜しいものです。
見飽きることのない素晴らしいシリーズだったと思います。

投稿 : 2013/05/26
閲覧 : 268
サンキュー:

3

MAYUC〜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

傑作!!

いつものパトレイバーだと思い
見始めたら『あれ?!』っと驚いた!!
醸し出してる雰囲気が違うし
出だしで引き込まれた♪

この作品では南雲隊長がメインみたいで
それも新鮮でよかったけど
ストーリーがテレビアニメ版とは全然違い
政治・テロ・戦争など話が複雑で
攻殻機動隊好きな私にとっては
かなり楽しませてもらいました^^

最後が意味深っぽくってその後が
かなり気になる作品でした☆

投稿 : 2013/04/06
閲覧 : 222
サンキュー:

5

しぐまつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今まで見たアニメの中で最高レベル。

公開から時間がたった今でも、内容に古さを感じません。

投稿 : 2013/03/19
閲覧 : 203
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

テロリストに立ち向かうおっさんの孤独な戦いと恋愛模様

国防意識を揺るがす陰謀とその手法
暗躍する個々人と錯綜する人の意識
水面下で進められる静かな戦い
混乱の中、ひっそりと出動するレイバーと特車二課の面々
恋愛要素は演出も結果も大人っぽく
重厚な演出と世界観に痺れる、傑作映画です

投稿 : 2013/02/04
閲覧 : 205
ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品は評価むずいよねw

劇場版2作目なのだけど、これは異色すぎでしたねw


南雲 しのぶ さんの過去がクローズアップされた作品でしたね。


しのぶさんみたいな人が何故この課に転属になったのかとても不思議でしたが、この作品で明らかになりましたね。


しのぶさんみたいな人でもって思いましたがやはり女性ですよね。


おかげでエリートコース外れちゃいましたけど、後藤さんはすべて最初から知ってたみたいですが。


だけど、今回は主人公の面々まったく、かやのそとでかわいそうでしたねw


後藤隊長は貧乏くじでしたね。隊長としては優秀でした^^

投稿 : 2013/01/31
閲覧 : 338
サンキュー:

13

ネタバレ

ソルバルー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い!!

特に好きな映画。
物語は地味なのですが、警察や色々な機関が動く時ってこんな感じなのだろうなーとリアリズムも感じさせてくれる。
本当に素晴らしいストーリーであり、セリフ回しも押井さんならでわって感じがします。

事件だけを見つめてしまうと、必ずしもパトレイバーである事、アニメである必要はないのかもしれません。
しかし名作。こういう物語を思いついた事が褒められるべし。

投稿 : 2013/01/28
閲覧 : 246
サンキュー:

2

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機動警察パトレイバー2 the Movieのストーリー・あらすじ

一九九九年、PKFに参加した陸上自衛隊レイバー小隊が、東南アジア某国において全滅した--。それから数年後の東京。突如戦闘機F-61が横浜ベイブリッジを爆破したが、報道ではそれが自衛隊機であったと告げられた。民衆は自衛隊への不信感をつのらせていく。特車二課第二小隊の後藤隊長は、事件の背後に九九年のPKFで行方不明となった柘植の存在を察知する。(アニメ映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1993年8月7日
制作会社
プロダクションI.G
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%83%91%E3%83%88%...
主題歌
≪イメージソング≫MANA『愛を眠らせないで』
挿入歌
≪挿入歌≫美桜かな子『おもひでのベイブリッジ』

声優・キャラクター

冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、千葉繁、阪脩、西村知道、根津甚八、竹中直人

スタッフ

原作:ヘッドギア、原案:ゆうきまさみ、 監督:押井守、企画:ヘッドギア、脚本:伊藤和典、キャラクターデザイン:高田明美/ゆうきまさみ、メカニックデザイン:出渕裕/河森正治/カトキハジメ、演出:西久保利彦、作画監督:黄瀬和哉、音楽:川井憲次、音響監督:浅梨なおこ、美術監督:小倉宏昌、撮影監督:吉田光伸

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