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「機動戦士ガンダム F91(アニメ映画)」

総合得点
72.3
感想・評価
463
棚に入れた
2550
ランキング
1168
★★★★☆ 3.8 (463)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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機動戦士ガンダム F91の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

続編を求む

2023/12/24 BS12の日曜アニメ劇場で久々に観た。

初見は1991年3月16日公開。当時の自分はまだ中学3年生卒業式が終わった頃だっただろうか、映画館へ観に行った。
当時はテレビ版の「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」は観ていた。

「新時代のガンダム」として企画された作品であり、テレビシリーズ用の構想の序盤1クール分にあたるストーリーを劇場用完全新作として映像化したものだったので初見だとかなり駆け足なストーリー展開に感じるかもしれない。

「機動戦士ガンダムF91」は、既にアムロ・レイやシャア・アズナブルはもう死んでいなくなった時代の宇宙世紀123年。「閃光のハサウェイ」よりも更に後の時代だ。令和の時代からF91を観ると、UCあたりのMSの進化とF91の性能差あたりの整合性がサイズなどの軽量化による機動性しか思いつかないのがやや厳しい。もし機動性があっても、そもそも強化人間で無い肉体が耐えられるのかといった事も考えられる。まあ、そもそもUC他は後付け設定なのでそちらがやり過ぎてバランスが悪くなった感もある。

「機械なんて使う人次第なのよ」(モニカ)

『逆襲のシャア』ではニュータイプ論がテーマだったが、EDのF91と鉄仮面が合わさるところといい、本作は「人と機械」、「親と子」の物語だった。

好きなキャラクターはヒロインのセシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)。アイドルとして戦争の道具にも持ち上げられる程の美人で好感度も良かった。

森口博子の名曲をBGMにしてのラストもガンダム至上最も好きな終わり方だ。

森口博子が紅白で歌った「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」をBGM事態も好きだ。森口博子自体もこの曲で芸能人を止めずに済んだというエピソードがある。

本作の続きはTVで放送する予定もあったようだが様々な要因が重なったようで、30年以上経った今でも続編はない。

今でも、ガンダムF91を観ると、当時のワクワクと感動を思い出す。いつか、続編やリメイクが実現することを願っている。

因みに、ビギナ・ギナはプラモデルを買って組み立てたくらいにデザインが好きだ。

映像化はされていないが、コミック媒体で「機動戦士クロスボーン・ガンダム」というF91より10年後の話を読める。

投稿 : 2023/12/24
閲覧 : 66
サンキュー:

0

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不完全燃焼

EDのあっけなさと、「なんにも終わってないじゃん」は、例えこの作品の企画経緯(映画はプレビューで、本当はこの後テレビで続編をやるはずだった)を知っていたとしても、受け入れてあげるべき苦言。それでも「ガンダムの続編」を作るに当っての富野・安彦・大河原の意気込みは評価すべき。「家族と主人公」の座標関係を、新しい視点から描こうとした富野。ビジュアルと内面のギャップをあえて設定し、演出でその隙間をうめようとする過程でキャラを生かそうとした安彦。それまでにもなく、またなんとその後にもないラインでMSをデザインした大河原。商売的に失敗し続編が作られなかったのが悔やまれる。シーブックとセシリーのその後については、富野原作・長谷川裕一漫画の「機動戦士クロスボーンガンダム」というコミックスで是非どうぞ。

投稿 : 2023/12/06
閲覧 : 86
サンキュー:

7

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TVシリーズにしなかったことが残念

水星の魔女一期完結記念。本年度、最初のレビューになります。

このガンダムF91は「逆襲のシャア」が売れるに売れたので企画されたリブート企画だったそうなので、当初はTVシリーズを念頭に制作されたのですが、制作費が高騰したため急遽リスクを回避するために劇場公開に変更したそうです。

なので、「リブート」ということで一応宇宙世紀ではありますが、キャストも世界観も刷新されています。

後にVガンダムが制作されたので、あちらとの共通点が多いのが特徴的だと言えるでしょう。

しかし、ガンダムで初めてと言って良い「恋愛映画」としての側面もあるのが特徴的です。

それもその筈、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をモチーフにした世界観なので、戦記ものからロマン主義的な文学な内容になってます。

その後、08小隊で更に「ロミオとジュリエット」のような関係を描いていますね。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 153
サンキュー:

5

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

4回目2022.1.17

4回目2022.1.17

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 430
サンキュー:

0

ネタバレ

雄太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦争の残酷さを正面から描いていて、ガンダムがただの子供向けヒーローアニメじゃないということを証明しようとする意気込みを感じました。
ロボットの巨大なパワーと対照的に人間の命の儚さや非力さが強く感じられ、悲しく切なくなるストーリー展開ですが、それゆえにラストのかすかな希望は感動的です。
敵を倒した後の5分ほどのシーンは何度見返しても涙が出ます。主人公を説得する母親役を演じた声優の演技力と声にも脱帽させられました。

投稿 : 2020/03/15
閲覧 : 259
サンキュー:

1

ネタバレ

つぶあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

宇宙世紀直系のストーリー

まずは、先日お亡くなりになった主人公シーブック・アノー役の
辻谷耕史さんのご冥福をお祈りします。

ネオジオン抗争(逆襲のシャア)から30年後、宇宙世紀上の物語。
ユニコーンから見ると27年後の物語ですね。

宇宙連邦の長引く平和の中、宇宙連邦政府は再び腐敗していた。
宇宙連邦の打倒と理想とする貴族主義社会の実現のため、
クロスボーン・バンガードの侵攻が始まる。
主人公シーブック・アノーは、フロンティアⅣで暮らす少年。
クロスボーン・バンガードの侵攻により、戦火に巻き込まれる。
そして、逃げ込んだ先、連邦軍練習艦スペース・アークに乗船するが、
そこにはF91と呼ばれる新型MSがあった。
生き延びるため、シーブックはガンダムF91を操縦することになる。

話の流れはファーストガンダムのアムロと全く同じ。
戦争に巻き込まれて逃げた先でガンダムにのるパターンです。
そしてガンダムの開発も主人公の親が絡んでます。
まさに歴史は繰り返される。

とにかく連邦の兵隊の身勝手さがイラっと来ます。
そして、ヘナチョコすぎる。
連邦の腐敗具合がよくわかります。
そして、この作品の主人公とヒロインはどっちも親に恵まれず、
ヒロインに至ってはスケールの大きな親子喧嘩をします。

この作品のテーマが「家族の問題」らしく、人類の進化とか
政治とか、難しく考えなくてもよい話になっています。
ハッピーエンドなので最後まで安心して観られます。

この作品はVガンダムの前に作られた作品なのですが、虐殺方法がエグい。
空飛ぶノコギリ円盤が人間を探し出して次々と襲っていきます。
Zガンダムでは毒ガスを用いましたが、監督の富野由悠季が
「子供が生のリアルさを失いつつあるのではないか」という強い懸念を
持っていたため、もっと直接的な痛みを感じる殺害方法を見せるために
そうしたらしいです。
後のVガンダムは更に残虐で、富野監督もやり過ぎたと作品を全否定
してるとか。

それにしてもガンダムはMSが命。
この作品でも、逆シャアで使われたMSから新たなMSまでてんこ盛り。
メカ好きにとってうれしい作品でした。

投稿 : 2018/10/25
閲覧 : 296
サンキュー:

10

ネタバレ

こまたち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

まるで大学生の恋愛だわ…

1991年劇場公開。ガンダムシリーズで宇宙世紀に属する作品の1つ。

”質量を持った残像”
このセリフに代表されるように、、F91の圧倒的な機動力と武装の火力に魅せられました。ラストのラフレシア戦もさることながら、そこに至るまでの戦闘においても無双状態。見ていてとても爽快に感じましたね。当時の作画水準は知りえませんが、今見てもとてもクールな戦闘シーンを描けています。武装・メカデザは個人的にはかなり気に入っています。

「こうなってしまったの。こうできちゃったの。どうすればいいの?」 
セシリーは劇中でシーブックのことを”友達”と言っていますが、どう考えてもそれ以上の関係性ですよね(笑)上のセシリーのセリフもそうですが、少しシーブックに甘えたようなところがありますよね。シーブックも単独でセシリーを助けに行ったり、ラストでのセシリー捜索時の様子だったり、ただの友達・正義感とは少し違いますよね。そういった恋仲のような様子を直接的な表現を使わずに戦闘シーンだったり、二人での会話や相手に想いを馳せるシーンを用いて描いていたところがとても魅力的でした。

主題歌はこの作品を知らない頃から大好きでした。戦闘シーンに流れた音楽も個人的にはツボです。

物語に関しては残念ながら作中の表現だけでは細部までは理解できませんでした。富野の息がかかった作品は例外なく制作者側の頭の中で自己完結しているので仕方ないことではありますが…。ただ大筋や雰囲気はだいたい伝わってくるので、この作品に関してはそれで十分だと思います。より楽しみたい方は紙媒体等を用いて補強するのがおすすめです。

投稿 : 2018/03/01
閲覧 : 398
サンキュー:

4

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんとぉーーーーっ!!

元々はTVアニメの企画だったものが大人の都合で劇場版となったらしい本作。そのストーリーも、TVアニメの1クール分ぐらいまでしかないのだそう。
とはいえ、肝心の内容は満足できるものでした。

シーブックとセシリーの関係は早い話がガンダム版ロミオとジュリエットみたいな感じなのだけど、「リア充爆発しろ」なんて言えないぐらい素敵なんだよなぁ。
セシリーの家庭環境を鑑みれば、シーブックがマジでヒーローに見えてくるし、シーブックに救いを求めるセシリーの気持ちもすごくよく分かる。
だからこそ、ラストの抱擁に心が揺さぶられる。まさか富野氏がこんな素直に感動できる結末を用意してくれるとは…。

ストーリー自体はオーソドックスなものだけど、中身はよく出来てる。一回観ただけじゃ説明不足に感じて意味が分からないと思うところもあるかもしれないけど、何回か観てみるときちんと全体を把握できるように最小限の台詞で説明されてるんだ。これまでの宇宙世紀シリーズを観ていることがある程度必要ではあるけどね。

それにしてもこれ、実に続きが気になる。シーブックとセシリーの関係はすごく良い感じに収まったけど、状況はなにひとつ解決してないものな…。

時系列的には逆シャアの30年後ぐらい。シャアの反乱も虚しく相も変わらず地球に住むお偉いさんは一層宇宙への関心を弱めていて、もはや無秩序状態に近い。ロナ家が海賊じみたスタイルをとってるのは連邦への当てつけなのかも。
本作中ではカロッゾを撃墜したといってもクロスボーン・バンガード側の勝利に終わってるんだよなぁ。(ドレルだったかザビーネだったかが凱旋って言ってるし)

ここまでくればもはやコロニー側だって武力を用いずとも、それぞれ独立宣言できそうなものだけど(逆シャアの時だって、独立自体は連邦側も条件次第で許容するにまでなってたし)、よりによってコスモバビロニアの目的が地球に住む人工の削減だもんなぁ…。しかもその為の平気の実験として一つのフロンティアを武力制圧するという過激派ときた。
ロナ家の貴族主義自体もオールドタイプ丸出しの時代錯誤な主義だし…歴代の主人公達がこぞって反論しそうww


ロボットものとして外せない戦闘シーンの素晴らしさももちろん健在。一見するとクオリティーは逆シャアに一歩劣るかもしれないけど、ロボットの動きの細かさと滑らかさは引けをとらない。時系列的に宇宙世紀と言っても別物みたいなもので、MSのギミックや設計思想も大きく異なっているところが面白い。

なにより今回はシチュエーションが良いんだよね!
本作のガンダムF91はガンダム扱いされてるけど本来はガンダムじゃないし開発途中のプロトタイプもいいところ。
連邦側の数少ない小型MSと言っても開発は中断されて予備のパーツはゼロ。ワンオフと言えば聞こえはいいけど、おまけにフル稼働すれば機体の装甲が熱量を処理しきれず剥がれていくという欠陥付き。(質量を持った残像は制作陣も想定していなかった欠陥)
これだけでロマン溢れる機体なのに、作中ではその欠点を利用して相手の巨大MAを自滅に追い込むんだもんなぁ…恰好良すぎるでしょ!!

ちなみに、ラフレシアの自滅で決着はついたものの、その前にF91は機体を中破されており、あれだけラフレシアに接近できたにも関わらず攻撃できなかった点からみても、かなりの接戦だったんだよね。


最後に。
セシリーがジーンズを履くシーンにグッときた。あんなにスタイルの良さが持つ色気を意識させられるシーンって中々無いんじゃないかな…。

投稿 : 2017/04/15
閲覧 : 349
サンキュー:

7

ネタバレ

nelldrip さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そこに描くは紛争の現実

ガンダム作品でここまで紛争を無慈悲に描いた作品はかつてあっただろうか。
残念だが他の作品では知らない。
厨二要素全開だったり富野臭が酷かったりといった作品はいくつもあるのだが。
無論それもガンダムだろう。0096は確かに面白いし見どころも多い。
ニュータイプという概念に真っ向から挑んだXも素晴らしい作品だった。
むしろああいった作品がガンダムだと言っても良いのかもしれない。

そういう意味では本作は異端であるかもしれない。
ニュータイプの概念も薄れただパイロット適正がやたらと高い人種、という程度になっている事からも。

しかし本作の良さは単純にガンダム作品としてどうこうというところにはない。
モビルスーツが格好良いなんて浅いところでも勿論ない。

序盤から描かれる紛争の恐怖、無慈悲なまでの殺戮と残虐性を正面から描き切っていた。
コスモ・バビロニアが掲げる正義の旗のもと、クロスボーン・バンガードはフロンティアⅣを襲撃し、人々を恐怖が包み、逃げ惑い、アーサーを始め次々と殺されていく。
人類の粛清を謳うカロッゾが送り込むバグ。それもまた無慈悲なままに避難民を次々と殺していった。
戦争が生む一方的で圧倒的な暴力による破壊と殺戮。
無残に殺されるアンナマリーにビルギット。
悲しむ暇すら無く次の戦いへと繰り出される様はまさに現実なのかもしれない。

更に序盤の市街地戦で子供を盾にしようとする連邦軍
スペースアークで軽視される子供達。
一方でセシリーを助けたい、その一心で奇蹟すら起こしてみせたシーブック

人間が持つ狂気と醜さをここまで描き切ったと同時に、人の想いの強さ、美しさを描いた作品はやはり他のガンダム作品には無いものだった。

戦争とは何か。
力とは何なのか。
コスモ・バビロニアの演説があったからこそ、そう言った強烈なテーマ性を視聴者に叩きつけてみせた、そんな作品を作り上げた事に素直に拍手を贈りたい。そう思える傑作である。

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 321
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主題歌は良かったのですが。

1991年の3月に公開された劇場用ガンダム。

この作品では、U.C.0123 - 0128 の、
コスモ・バビロニア建国戦争の序盤だけ描かれています。

富野ガンダムではお決まりの、

スペースノイド万歳! 人類は地球から出て行くべき!
 vs
人間が地球に住んで何が悪いんだよ?
宇宙民は俺達の言うこと素直に聞いてれば良いんだよ!な地球連邦政府。

こんな構図で人間同士で戦争してる感じですか?

この世界で人類がやっていることは一年戦争の時代から全く変わっていなくて、
アムロやシャアがやったことは人類の革新に繋がっていないのですねw

さて、このF91では親がガンダム関係の技術者だったり、
途中で主要人物の親が死ぬのも本当にいつもどおりの富野監督。

本当に富野作品って、
子供を顧みない自分の都合でしか動かない親だらけですよね。
ヒロインのセシリー・フェアチャイルドなんて、祖父も実の両親も義父もろくでもない。

そんななかで主人公のシーブック・アノーの家族は、カミーユの親と比べたら、
富野監督にしてはマトモで何があったんだろうって、勘ぐってしまうほど。
シーブックの家族も一人死んじゃいますが。

さて、観た感想。

TVシリーズ用の企画の1クール目を2時間でまとめたために、展開が早いですよね。
唐突に死にまくったり、唐突に裏切ったりと、
その描写にはタメも余韻もなく映像からはドライな作品な印象を受けました。
「家族」をテーマに描かれた作品らしく、
主人公が母親と和解して協力するところは良かったのですが、
一本の映像作品としてはダイジェスト風味でタイトな感じがしましたので、
あんまり、心に残らない映画かな?と私は思いました。

それにしても、今回のボスの仮面の男がかっこ悪すぎw
悪役が情けない人間だと、物語としては盛り上がらないですね。
ある意味あれも、人間らしいとも言えますが。

これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2015/12/03
閲覧 : 397
サンキュー:

30

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

初見は情勢も状況もよく分からぬままにただラフレシア戦のF91とシーブックの「なんとぉぉぉぉ!!」に意識をもっていかれて視聴終了。感想としてはとりあえず「F91カッケェ!」が全てだった。


ところが、1st、Z、逆シャアの情報を頭に入れた状態で視聴してみると、視聴する度に、限られた尺の中で盛り込まれた情報の提示の巧さに舌を巻く。話の流れはかなり練り込まれていると感じる。尺のことを考えれば、完成度は相当なもの。
戦いに決着はついていないけど、シーブックとセシリーの抱擁が、本作で描きたかった画、なのだろう。となれば問題はその抱擁に至るまでのものが描けているかであり、本作はその点を見事にクリアし、感動的なラストへと昇華させることに成功していると言えるだろう。

早い話が、感動したってこと。

それまでのガンダムには存在しなかったラブロマンスが、本作では違和感なく描かれているんだもの。(08小隊? なにそれ食えんの?)
鉄仮面やバグといった存在と、シーブックとセシリーの関係は見事な対比として描かれ、相対的にラストの感動へと繋がる。
「お!」となったのが、終盤のセシリー捜索場面。
本作では、ニュータイプの感性をもってしてバイオコンピュータで簡単に見つけ出しはしなかった。かといって、頭から否定することもなかった、というのがポイントだ。
一度はニュータイプの感覚でそれらしき反応を得たものの、それだけでは発見に至らなかった。
【感じること】に限界があると嘆くシーブックに、母は言う。

「だったら、惹き寄せなさい」

シーブックの声なきセリフで言い換えるなら「どこだ、セシリー!」ではなく「セシリー、俺はここだ!」となったワケだ。
セシリーにとって、あの時あの場面で最も求めた人は、シーブックに違いない。最も求めた温もりは、シーブックに違いない。
誰かが誰かの居場所になる。その素晴らしさと温かさが実に美しく描かれたエンディングに、胸のすく思いだ。


逆シャアに比べれば戦闘シーン自体は地味になってしまったけど、その分、ディティールの緻密さ、動きの細かさはこちらの方が上かも。
個人的には、ガンダムシリーズでも五本の指に入る作品。

投稿 : 2015/07/28
閲覧 : 273
ネタバレ

karinchaco さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

複雑なテーマが絡み合う家族の物語

ガンダムシリーズのオリジナル劇場版第2弾の作品。

この作品は、時間軸的にはこれまでのガンダムシリーズの延長線上にあるものの前作の逆襲のシャアから30年後ということもあってかなりの部分で変化しているものがあります。具体的に例を挙げると・・・

・新たな敵クロスボーンバンガードの登場。
・これまでの敵ジオン関係者の出てこない。
・MSのサイズが18m~20mクラスから、15mに縮小されている。
・MSの開発元がアナハイムからサナリィに移る。
・敵方(CV)のMSがモノアイではなくなる。
・これまで盛んに語られたNTがほとんど出てこない。

こんなところでしょうか。時代の移り変わりを最大限に生かして、新シリーズを立ち上げようとした意図の伝わる設定変更でした。作品ごとに世界観も時間軸もガラッと変わる現在のガンダムシリーズを見ている人にはピンと来ないかもしれませんが、当時としてはかなり画期的な出来事だと思います。このことからも、新シリーズにかける意気込みが相当なものだったと推測できますね。
結果的には、このF91シリーズで映像化されたものはこの作品だけだったのですがMSV(プラモデル)としてのシルエットフォーミュラシリーズや、漫画作品でクロスボーンガンダムが制作されるなど一定のメディアミックスは行われました。

ただ、変わらなかったものもあります。まず、主人公の年齢層ですが今作も高校生のシーブックが主人公です。やはり、ガンダムシリーズの主人公といえば何気ない日常から、いきなり戦争に巻き込まれMSに乗り込んでしまうという黄金パターンが存在しますからね。この作品もそのパターン通りです。
その他にも、正規軍の理不尽さについて十分に描かれています。特に、主人公たちが博物館のMSを利用してコロニーを脱出しようとしているときに連邦軍の部隊の前にだして盾にしようとする様はZガンダムのティターンズの横暴ぶりを見ているようでした。

そんな、連邦軍に攻め込んだコスモ貴族主義を唱えたマイッツァー・ロナは孫娘のベラ・ロナ(ヒロイン セシリーの別名)に素晴らしい理想論を語りますが、結局のところ軍を掌握している婿の鉄仮面カロッゾ・ロナはバグという人間だけを殺す兵器でフロンティアⅠの住人の虐殺してしまいます。どんな理想論も、力がないと実現できないという皮肉なのかもしれません。この理想論と戦争。人間の感情に左右されない兵器の開発。といったテーマはその後のテレビシリーズのガンダムWに受け継がれていきます。

また、一方で家族というテーマもこの作品にはあります。主人公シーブックはコロニー公社の技術者の父と、サナリィでバイオコンピュータ開発をしている母のもとに生まれた庶民です。それと対照的に、セシリーはロナ家に生まれるものの母がパン屋のシオ・フェアチャイルドと駆け落ちしたため、貴族の生まれであるが庶民の家庭育つというバックグラウンドを持ちます。
{netabare}そんな、二人は途中で敵、味方に分かれて戦うことになりますが、セシリーはコロニー脱出の途中で死んだと思っていたシーブックが、実は生きていてロナ家のお屋敷に潜り込んで感動的な再開を果たしますが、ベラとして生きていくことを決めた直後だったので戸惑います。その潜入のせいで、シーブックの父が命を落とすことになってしまうのですが、その後、戦場で再び会いまみえたセシリーがロナ家を裏切りシーブックの元へ帰ったことで少しは救われたのではないかと思います。
その他にも、研究者として家を出たはずの母親がMSの研究をしていたことに憤る、シーブックの妹リズとの確執や、ラストバトルで行方不明になったセシリーを探索するのに母親の作ったバイオコンピュータの技術を使ってシーブックが探し出すシーンとか家族をめぐるエピソードには事欠きません。

劇中で、「ニュータイプって個人的には不幸だった」というセリフがありますが、これもあえてなんでしょうね。父を亡くしたばかりのシーブックに向けての発言なわけですが、確かに過去作の主人公の生い立ちは戦時中ということを差し引いても不幸なものばかりですね。そんな主人公たちに比べればシーブックはかわいく見えるのも事実です。{/netabare}

いろんなところにテーマがちりばめられている作品ですが、純粋にストーリーだけ追ってみても十分に楽しめると思います。むしろ、ガンダムということを意識せずに見たほうが面白い作品かもしれません。

投稿 : 2015/02/16
閲覧 : 444
サンキュー:

10

ネタバレ

ジョゼフ・フーシェ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

時代背景は、宇宙世紀0123年、逆襲のシャアから30年後の世界の話になります。相変わらず、連邦政府は腐敗し、抑圧されたスペースノイドの中でコスモ貴族主義が台頭してゆき、マイッツァー・ロナがクロスボーンバンガードを組織し、連邦軍と対峙してゆく話となっています。

感想
 毎度お馴染みの家族論、イデオロギーの対立、戦闘シーン、どれをとっても癖がない。悪く言えば特徴が薄い作品ですが、暗い描写が少なくとっつきやすい作品なので、初めてガンダムを見る方にはおすすめの作品です。
 モビルスーツはシャープでかっこいいです。特にベルガ・ギロスがお気に入りです。

投稿 : 2014/08/05
閲覧 : 392
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

2時間じゃたりません。

続編を期待したいですね。シーブック達のその後がどうなったでしょうか。

投稿 : 2014/05/14
閲覧 : 330
ネタバレ

ささぁ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

VHS時代の作品なんだな

今からこの作品のレビューといっても古すぎてなんと言っていいやら。
大体は覚えてますが、(ガンダム好きなので)インパクトといったら
巨大MAのラフレシアですね。観ていた当時は物語の内容を観て、どう完結
なの?と思ってました。これがクロスボーンガンダムのプロローグとは
知りませんでしたからね。残念ながらクロスボーンの作品は見てませんが、
Gジェネで物語を察するに観たら面白いかもと思います。
しっかりとクロスボーンに繋げれたという意味では良作だと思います。
一番の見どころは触手VSF91ですかね。

投稿 : 2014/04/24
閲覧 : 344
サンキュー:

1

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガキが見るとMSがかっこいい、年食った後見返すと怖い富野版魔笛

この映画、ガキの頃見た時はとにかくガンダムF91自体のカッコよさにしびれた。主人公シーブックと恋人セシリーがガンダムとビギナ・ギナを駆りコンビネーション・プレイをやらかすその姿が単純に素敵に思えた。でも大人になって見返すとゾッとするような怖い話だ。骨肉殺しの連鎖がナントモおぞましい。

没落貴族であるロナ家のお家騒動がさながら古典劇の世界だ。もともと富野由悠季という監督はシェークスピアとかオスカー・ワイルドみたいな古典じみた作風や台詞回しが多い。シャアなんかそのままハムレットだしイデオンのバッフクラン側の物語とかは「ヘンリー8世」みたいだし初代ガンダムのザビ家の物語は「マクベス」みたいだ。このF91はさながらモーツアルトのオペラ「魔笛」を連想させられる。(脚本はシカネーダーという人)

貴族の別れた夫婦が娘の親権を奪い合っていたりヒロインは恋人とつるんで親殺しに走ったり共通点が多い。「家庭の問題だからな」「血縁は己の手で断ち切る」「大人のやることに口出しするのは悪い子だ」。意味が理解出来ると怖さが増す言葉の数々だ。華やかなロボットアクションとは裏腹に陰湿な家族、血縁者の殺し合いの世界だ。悪役でヒロイン・セシリーの父親のカロッゾ・ロナは婿養子で挙句妻に逃げられたコンプレックスの塊の様な男だ。トチ狂って人間だけを殺すマシーン「バグ」を開発する。そして妻を寝取った男シオまで殺害する。母親ナディアはセシリーを連れて駆け落ちした挙句勝手な理想ばかりを押し付ける。結局セシリーの行動は親たちの全てが嫌になり男に走った挙句親殺しだ。恐ろしい。でもだからこそガンダムが希望の象徴として輝くわけだ。ちなみに角川文庫の小説版ではシーブックとセシリーがガンダムに二人乗りでラフレシアと戦う。つまり自分の手で父親を殺すわけだ。

一方シーブックの家族はバラバラだったのが絆を取り戻してゆく。そして母親が作ったガンダムF91がセシリーを救うことに。この家庭の対比が好対照でいい。

登場MSは逆襲のシャアの時代から30年後なので18m~22mだったのが15m程度にサイズダウン。重厚感よりスピード感。F91のウェスバーって武器、今見てもカッコイイ。ビギナ・ギナ、ヘビーガン、F91の3機編隊はバランス良くて美しい。
ベルガ・ギロスやダギイルスも鋭角的でザク系とは明らかに違う。ユリの花を付けて出撃するビギナ・ギナのカッコイイこと美しいこと。ゲームのスーパーロボット大戦でよく流れるF91のテーマ曲も聞き慣れてる人も多いのでは。ちなみにゲームでは主題歌「ETERNAL WIND」じゃなくてプロモーションフィルムで使用されている「君をみつめて」という歌が流れる。ちなみにこの歌は井荻燐こと富野監督の作詞だ。主題歌、イメージソング共に名曲だ。



ガンダムとかパトレイバーとかに登場するロボットって結局陰湿で凄惨な物語を和らげる箸休めなんだろう。出てくるとほっとする。暗い連続殺人ものに登場する名探偵と同じ役割だ。「八つ墓村」で金田一耕助が出てくると安心するのと一緒だろう。やはり必要不可欠だ。
いつまでも希望であれ、ガンダム。

投稿 : 2014/02/09
閲覧 : 310
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シャア・アブノーマル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

硬派なガンダムストーリー

逆襲のシャア後、平穏な時代に突如連邦に牙を向くクロスボーンバンガードが現れ、主人公が否応なく戦闘に巻き込まれていく話。戦闘シーンも脚本もなかなかの出来で時間を忘れます。

投稿 : 2014/01/07
閲覧 : 289
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それいけたくや さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ヘビーガン

ヘビーガン好きなので評価上げましたw  えーと劇場版 1作だけなのでストーリーとかは無視でいいんですが  少しGガンオーラがあったかな  

投稿 : 2013/11/10
閲覧 : 232
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tora さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

駆け足過ぎ

逆襲のシャアから30年後。
キャラの引継ぎがないので心機一転といったところ。
それは良いが、あまりに駆け足で出来事が通り過ぎ、結果的にペラペラな印象。
もっと長いスパンでやって欲しかった。

投稿 : 2013/09/25
閲覧 : 318
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花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心の弱さが生み出す怪物

ファースト・ガンダムの一年戦争終結から43年後が舞台。腐敗した地球連邦政府は、かつてジオンの台頭を許した時のように、宇宙への棄民政策の実行と高官たちの権益を守る集団に成り果てていた。

ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)を自覚した真のエリート階級による貴族支配、「コスモ貴族主義」を掲げ、地球連邦政府の打倒を標榜するクロスボーン・バンガードは攻撃を開始するが・・

クロスボーン・バンガードの支配者、鉄仮面は様々なコンプレックスに自我が崩壊寸前の男で、その弱さを鉄仮面で隠している。その心の弱さが恐ろしい怪物の心を生み出してしまう。

人間的なパイロットによって、人間の心を宿すモビルスーツと、仮面1つで冷酷な殺戮者となる人間・・ これは普遍的なテーマなのではないでしょうか。

投稿 : 2013/09/18
閲覧 : 340
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

隠れた名作、不遇の名作

機動戦士ガンダムF91。もともとテレビ放送する予定だったものを劇場版にまとめたもので、その駆け足っぷりは他のガンダムシリーズの追随を許さない。おそらく初見では何が何やらわからないまま終わってしまうだろう。
しかしこの作品、インターネット上のストーリー解説や、今作以降の宇宙世紀の歴史を確認しながら見てみると、後の時代(クロスボーンやV)につながる部分も垣間見え、非常に面白いいわばガンダム中~上級者向けのスルメ作品だろう。
しかしラストシーンの半壊したF91が月をバックに漂っているシーンはかなりの美しさ。テーマソングの「Eternal wind~ほほえみは光る風の中~」のメロディーラインの綺麗さもあり、非常に心に残る

投稿 : 2013/07/20
閲覧 : 220
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正義の味方 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

微妙

とにかく微妙

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 253
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キラボシ風船12 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もったいない

この映画は元々テレビでやる予定だったアニメだったらしいのです。だから、テレビシリーズ分の話を無理やりまとめた感が否めないかなぁと。

ただ、面白いので見てみる価値はあります。

投稿 : 2013/05/21
閲覧 : 262
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kazi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まとまった作品

ガンダムだけど過去のガンダムを知らなくても観れる作品
2時間では短いけど、カッコよく見せる所や戦闘シーン、戦争の悲しさ等、要所は抑えた作り
ヒロインが髪を切って決意を固める所は印象的です
EDがいい曲です

投稿 : 2013/04/22
閲覧 : 275
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アレックス・ディノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公とヒロインの関係に注目だ!!

完全新作劇場映画作品第2弾で『機動戦士ガンダム』の製作メンバーが再集合し、ボーカル曲のアーティストも『機動戦士Zガンダム』の後期OP曲「水の星へ愛をこめて」で人気を博した森口博子が担当した。Fはフォーミュラを意味し、91は1991年に公開したため。
ちなみに主題歌はガンダム主題歌で唯一某公共放送局の年末大規模歌謡番組に登場した。

【あらすじ】
宇宙世紀0123年。
0093年の第2次ネオ・ジオン抗争(ラプラス戦争とマフティー動乱も含む)以降大きな戦乱も無く、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、連邦政府の疲弊・腐敗は、確実に進んでいた。

その折、マイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、地球連邦政府の打倒と理想的な貴族主義社会の実現のために、秘密裏に「クロスボーン・バンガード」を設立。多数の新型MS部隊を軸にスペースコロニー「フロンティアIV」を急襲する。

フロンティアIVに住む少年シーブック・アノーは友人達と共にフロンティアIに脱出、そこで練習艦「スペースアーク」と起動不可の状態で格納庫に眠っていた母が開発したMS「F91」と出会う。

感想
しかし元々主人公とヒロインって敵関係なんだよね。勢力違うし。個人的には最後の方のカロッゾと主人公の戦闘シーンとセシリーとシーブックの最高の出会いが良かったですな!!F91は小さい機体だがその分動きがよくなんとラフレシアの攻撃を軽々とよけましたからね!!
登場人物のNTへの認識もジオン共和国自治権返還から20年以上たったためか「パイロットの資質がある人間」になっているのも特徴、主人公でありNTであるシーブックでさえもその認識となっている。

(作品解説)
宇宙世紀という枠に入るが、それまでのガンダムシリーズから大きく年を離した時代設定になっている。これはアムロとシャアの物語が既に完結しているという意味を踏まえての事である。物語のコンセプトは「家族論」だが、いかんせん2時間1作完結という短い尺の中では視聴者に伝えきれないところも多々あったようで、若干の混乱を招いた(小説版はこの辺りの説明を補完するものとなっている)。また、『Ζ』の毒ガスや『逆襲のシャア』の隕石落とし以上に直接的な残虐性を描いた要素として、殺人兵器「バグ」がある。その描写は戦争の悲惨さや残虐性を低年齢層の視聴者にも見せ付け、波紋を呼んだ。

全体的なメカニックデザインは、当時流行っていたF1レースのイメージを取り入れ、流線化、小型化、単純化が進み、劇中設定(整備等のコストの肥大化、劣悪さ)でも現実的な意味(顔が見えずらく、胸部等が単なる鉄板に見える)でも「ダウンサイジングによるコストダウン」を意図したものとなった。しかし、F91のフェイスオープンに関しては製作側からも非難され、ファンからも賛否両論を生んだ(とある模型雑誌からは「F91でガンダムは終わった」とまで言われた)が、今では普通にガンダムシリーズの一作として数えられている。

余談だが、劇中では当初は「F91」とだけ呼ばれていたが、スペースアークの艦長代行であるレアリー・エドベリの提案で、見た目と往年の名機にあやかって「ガンダムF91」と呼称されるようになった。

映画公開から4ヶ月後、SFCソフト「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122」が発売された。ゲーム版F91と呼称される場合も多いが、同作は「F91」の1年前のストーリーであり、登場人物が異なる他、登場MSも一部が共通するのみである。
続編として、映画の10年後を描いた漫画作品「機動戦士クロスボーンガンダム」が存在する。富野監督が原作を担当したこの作品はF91の完結編であると同時に、時系列で30年後の「機動戦士Vガンダム」とを繋ぐ物語となっていて、本作の主人公シーブックとセシリーが偽名(セシリーは本名)で登場。Vガンダムで使用された技術も一部登場する。

投稿 : 2013/03/07
閲覧 : 348
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ralph51 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的主観が多分に入っているけど

10年前くらいに初めて見たガンダム作品。
これがきっかけでガンダムにどっぷりはまる。話自体も好きだし、MSも好み。
続編(クロスボーン)のTV放映がぽしゃったらしいが、是非とも見たかった。

投稿 : 2013/02/20
閲覧 : 231
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無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作中では道を切り開いたにすぎない…その道を進んでいくのはこれからなんだろうか。

ガンダムには全然詳しくないので内容はそこまで理解できませんでしたw
いきなりの出オチで申し訳ないのですが
私のガンダムの知識ってゲームのエクストリームバーサスとガンダムUCで構成されてるんですよね。
エクバをプレイしていたおかげで主要キャラなどは把握できていました。

なんでもこのF91の世界は逆襲のシャアより30年後の出来事らしい。
ということはユニコーンの27年後?

序盤から容赦なく人が死んでいきますね。
いきなり戦いが始まるので日常の描写など最初の数分のみです。
これがガンダムの本来の姿なのかな。

ガンダムの定義って何だろうねー。
一番わかりやすいのはガンダムとして開発されたかどうかということなんだろうけど
このガンダムF91は当初ただのF91だったんです。
それをガンダムに顔が似てるからガンダムF91にしよう!みたいなノリでガンダムになりました。
F91を観た印象だとこういうのがガンダム!というような定義がないように思えましたね。
顔がガンダムに似てるからガンダムF91という名称になった…
ということはF91はガンダムじゃないのかなぁ、なんて思っちゃったりもして。
作中でガンダムと呼ばれてるだけで実際はガンダムではない…そんな印象です。
それともガンダムって固有名詞じゃなくてシリーズのことなのかな?
F91がガンダムシリーズの一機なのだとしたら顔が似てるのもわかるし、
ガンダムF91と呼ばれるのも不自然じゃない。
そして間違いなくこの作品は機動戦士ガンダムF91ということになります。

子供とか大人とか関係ない世界。
それどころじゃないんだろうけど大人が身勝手すぎてそれに振り回される子供たちが可哀想。
有能な大人なら従うに値するけど結構無能が多いのよ。

主人公のシーブックはちょっとしたことからF91のパイロットになるんだけど
ニュータイプだったらしく安定した戦いぶりです。
主人公のシーブックとヒロインのセシリー…
セシリーは敵側の血筋だったみたいで脱出途中で一人だけ敵のところに行っちゃったんだけど
ここらへんというかセシリーの心情が一回観ただけだと少し把握しにくかったかな。
母親切欠で行ったようにも思えるんだけど母親に会ったところでそ知らぬ顔…
この時点では覚悟を決めセシリーとしての自分を捨てたかのように思えたのだが
シーブックと再会して連邦側についたし何を考え行動していたのかよくわからない女性でした。
シーブックが死んだかもしれないときもその場ですぐに確認しないで
後々現場に戻ってきてから確認しましたから。
もし重症だったらその場ですぐに確認しないと手遅れでしょうに…
彼女は最初からセシリーのままだったと言ってたけど
洗脳から急に解放されたかのような唐突感を感じたね。
連邦側にやってきたのも内部から撹乱するためだと疑っちゃいましたからw
まぁそれも彼女の涙ですぐに思いなおしましたけど…
彼女は彼女で見えない何かと戦っていたということでしょうか?
私個人の感想としては気丈で凛々しい女性のようにみえて
一人じゃ自分自身の道すら選択することのできない弱い女性に思えた。
結局彼女がカロッゾのところにいたのは流されてただけという印象。
それが間違いだとわかっていても選択する勇気がなかった、
シーブックと戦場で再会したのは彼女にとってまさに転機と言えるでしょう。
そんな彼女だからこそカロッゾは虚構の象徴としてまつりあげていたのかも。

カロッゾは作中で大量殺戮兵器バグを使用するのですがその作戦に対して
「誰の良心も痛まない、いい作戦だ」みたいなセリフを言ってるんですよ。
なんだそりゃw
たしかに無人兵器なんで良心は痛まないでしょうよ、作戦の立案者をのぞいて…
立案者であろうカロッゾ自身のセリフなので
自身の良心が痛むことなど微塵も考慮してないんでしょうね。
強化人間らしい歪んだ思想の持ち主でした。
「少しずつでも人類をさっぱりさせんとな」みたいな感じで殺戮兵器を投下するような男ですよw

最後は巨大モビルアーマーのラフレシアに搭乗したカロッゾとシーブックの戦い。
セシリーも一緒でしたがラフレシアの猛攻に抗う術もなく宇宙を彷徨うはめに…
ラストのシーブックが強すぎる、やはりガンダムではニュータイプが最強なのかね。
質量を持たぬ残像ってなによ?wやたらとカッコいい表現だったけど。

全体的に楽しめたんだけどカロッゾとの戦いが終わっただけで
作中のすべての出来事にケリがついたわけじゃないので消化不良といえば消化不良。
ザビーネとかセシリーのお兄さんとか結局なんだったんだろうか…
お兄さんにいたっては途中から全然登場しなかったね、若干影が薄いかも。

ブルーレイ版を観たんだけど思ってたよりも全然きれいだった。
ノイズも古い作品のわりにはあまり目立たなかったし観やすかったよ。
上映時間は完全版でジャスト二時間。
視聴前は長いと思ったんだけど視聴後はむしろ足りないと感じてしまう不思議。

戦火に巻き込まれた少年少女たちが必死に生きようとする姿は見応えがあります。
逃げようとするものもいれば戦おうとするものもいる…
人があっさり散っていく無情な世界です。
そんな世界で少年少女たちが自分にやれることを見つけ
ちゃんと自分の仕事をしている様は好感がもてるね。

あと曲がいいよ!
昔から森口博子さんは面白いお姉さんくらいにしか思ってませんでしたがちゃんとした歌手でしたw

作品としては結構地味だけどその地味さがF91の魅力のひとつ。

続編のクロスボーン・ガンダムもアニメ化してほしいなぁ。
その後のシーブック、セシリー、ザビーネ達の動向が気になります。

【B+79点】

投稿 : 2012/11/25
閲覧 : 304
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うにゃざらき さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ひかる風の中 微笑んでる 貴方の声♪

さくっと見れますね♪二時間の映画です。
独裁政治を目論むカロッゾ・ロナが
人をセンサー感知して攻撃してくるバグという兵器をもちいて人々を恐怖で包むお話ですがその描写にグロはなくただただ爆発が起きます。
そんなカロッゾさんが愛機ラフレシアをFガンダムにやられあえなくゲームオーバーします。
悪は栄えない♪(>_<)人道に外れてしまったのがカロッゾの残念な所である。
やってることは非道だが滅びるまでが早いな…

見所はバトルシーンが意外にキレイなのと収録曲のエターナルウインドが良すぎることです!!流れると泣ける曲(>_<)
ガンダムの入門にはありです。

投稿 : 2012/06/25
閲覧 : 243
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kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もしこれを最初のガンダムとしてみたならば・・・・・

[視聴終了直後の感想]





もしこれを最初のガンダムとしてみたならば・・・・楽しめたのではないか?





ガンダムシリーズも初期、ゼータ、ZZ、逆シャアだけでなく、W、00、SEED、UCなどいろいろ見てきたせいで、いろんな箇所が気になってしまった、そんな作品だった。



その中で一番気になったのは、主人公が異常にモビルスーツの運転がうまいことだ。それをニュータイプだからという理由ですまそうとしている。ニュータイプは敵がどこにいるかとかを感じるものであって、ニュータイプだからモビルスーツの運転がうまいとはどうかな?と思ってしまった。


そしてNTの覚醒が早すぎる。モビルスーツに乗ったとたんに覚醒したとか・・・・どれだけ資質があるんだよ!と言いたくなった。


この作品の終わり方は、結構よかったのではないかと思いそこはとても評価ができるところだった。


モビルスーツがニュータイプがとかそういうのが気にならない人にはとても楽しくみれると思う作品です。

投稿 : 2012/05/28
閲覧 : 335
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9

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つぶあん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

見やすい作品だったと思う。

投稿 : 2012/03/28
閲覧 : 252
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機動戦士ガンダム F91のストーリー・あらすじ

宇宙世紀0123年、シャアの反乱から約30年が経った時代。大きな戦乱も無く平和な世界の中、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。しかし、地球連邦政府の疲弊・腐敗から、秘密裏にコスモ貴族主義を掲げる軍事組織クロスボーン・バンガードが設立され、スペースコロニー「フロンティアIV」を急襲する。その最中、民間人の少年 シーブック・アノーは襲撃から避難するために、友人達とともにコロニーを脱出するが、同行していた内の一人 セシリーが連れ去られてしまう。近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着いた一行は、地球連邦軍の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内にはF91と名付けられた整備中の新型MS(モビルスーツ)があった。混乱の中成り行きでF91で出撃することになったシーブックが戦場で対峙したのは、クロスボーン・バンガード軍のMSビギナ・ギナに搭乗していたセシリーだった…。(アニメ映画『機動戦士ガンダム F91』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1991年3月16日
公式サイト
animejapan.cplaza.ne.jp/b-ch/gf91_sp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%...

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