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「機動警察パトレイバー the Movie(アニメ映画)」

総合得点
78.6
感想・評価
384
棚に入れた
1834
ランキング
545
★★★★★ 4.1 (384)
物語
4.2
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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機動警察パトレイバー the Movieの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

パトレイバーの劇場版ならこっち、押井守作品なら2。

 実は原作との相性が大切な押井さんのエンタメなら最高の作品が本作だろう。押井さんの作家性がそこまで前面に出ず、綿密なレイアウトやロケーションに基づいた時代を超えて輝いている絵作り、アクションとサスペンスとミステリーの丁度いい混合、なにより川井憲次さんの音楽と全てが揃っていると言って過言なし!。キャラ重視なパトレイバーという作品に本作では押井さんは奉仕する方に働いたと言えるだろうが、2ではより押井さんの色が濃厚になっていて「うる星」と同じパターンになっている。

投稿 : 2023/11/12
閲覧 : 186
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アルフォンスは、いつだって最高だよ。

 全99分。原作は未読。

 前回見たときは頭が疲れていたのか、あまりわからないまま終わってしまった、という印象。しかしパトレイバー2を見て押井作品への耐性がついた気がするのでこちらを再視聴することに。

 改めて見ると、非常に上質な刑事ドラマでしたね。人がいないのに勝手にレイバーが暴走するという事件に対して調べたり周りのさりげないところからヒントを得て手がかりをつかむという謎解きやミステリー要素があって面白い。そして最後のロボットアクションや署内のギャグなどエンタメもあって良い。バランスが良いなと感じました。

 個人的には後藤隊長が好きですね。部下のフォロー、バックアップをしてくれているし、ゆるい口調ながら先を見据えたセリフなど、節々からキレの良さを感じました。

 押井作品らしく会話が難しい。だから疲れているとき、頭がボーっとしているときは視聴をおすすめしません。会話の内容を聞いて考えてもイマイチ何を言っているのかをかろうじてわかるぐらいです。だから余裕があるとき、頭がリラックスしているときに見るのが良いでしょうね。

 コンピュータウイルスを使った、現代でも通ずるテーマですので非常に興味深い映画だと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 265
サンキュー:

16

ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

頭から離れない映画

OVA(アーリーデイズ)とTVシリーズの間に公開された劇場版

内容としては他のパトレイバーの方が好きですけど
これはとにかく印象的だった

当時の都市開発や日本の未来を予言するようなセリフやカット

朗々とした会話劇。セルでのゴリゴリの背景動画
{netabare}エレベーターと団地とシゲオ・遊馬のシーンが好き{/netabare}

{netabare}
後藤隊長がラスト手前でカッコつけるシーンは少し笑いました
南雲隊長の反応もなんだかなあ・・好みでしょうけど
アーリーデイズやゆうき版の印象のほうがしっくりきます
劇場版ドラえもんのジャイアンに似ていて
西部劇やってんじゃないかってくらいキメ過ぎるのが押井守の癖ですよね
ビューティフルドリーマーのあたるくんのラスト付近のセリフと行動も
あれが一番作者の逆鱗に触れたんじゃないかと思ってる
{/netabare}
いろんな意味で押井節全開
パトレイバーはだいたい好きなので違いを楽しむもんだと思うようにしてます(実写もなんだかんだすきだよ

投稿 : 2022/12/16
閲覧 : 314
サンキュー:

10

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

じゃ、この借りはいずれそのうちに。精神的に。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 166
サンキュー:

1

OK! さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

2022/02/06 終了

投稿 : 2022/02/06
閲覧 : 171
サンキュー:

0

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エンターテイメント感溢れるロボ映画

前程としてパトレイバーの知識があった方がいいとは思うがこれ単体で面白いし、劇場モノのロボ映画としてはベストじゃなかろうか
ともかく楽しい

投稿 : 2021/07/02
閲覧 : 221
サンキュー:

4

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ロボットとサスペンスって意外と相性良い

絵柄とストーリーは変わっても作風は変わらない。


ロボットとサスペンスって意外と相性良い。まあ元が警察だから相性も何もないんだけど(笑)

投稿 : 2021/05/30
閲覧 : 187
サンキュー:

1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

押井さんにしてはまっとうなエンタメ

この人にしては、演出も一部を除いてまっとうなエンターテイメントにしている。

非常に明るい特車二課はうる星やつらでいう友引高校であり、社会人なのにみんな学生のように仲がよくモラトリアムを生きているのが特徴だ。

なので、学校の部活のようなチームワークを発揮する過程が見ていて面白いし、後藤隊長の担任ぶりも笑える。

ジェームズキャメロンはこの映画を見て、押井守にいち早くハリウッドに来いと言ったらしいが、彼の脚本を見たキャメロンはびっくり。あまりにもエンターテイメントに寄せなかった為、すぐに解任させられる事態になる。

それが今や、ハリウッドメジャー映画のほとんどが、アメコミや漫画、ゲーム原作の作品が大ヒットになる時代なので、日本人監督を起用しなかったのは少々アメリカンに寄せすぎている気がする。それでダメになった映画もかなりあるからだ。

今年から、瞬く間にアメコミ、漫画原作映画が年10本以上作られることになるのだが、いい加減こっちのお財布事情も考えて欲しい気持ちでもある。

投稿 : 2021/05/07
閲覧 : 551
サンキュー:

16

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画アニメですげぇ作品てのはこういう作品を言う

なにから語ればいいかわからない
と思ったら、大体みんなが書いてくれてるから
出来るだけ簡潔に言うと。

①設定が当時のパイオニア
②人間を描く事がどれほど凄いかがわかる
③未来予測が怖いくらい鋭く的中してる
④セル画の力を感じられる。

とにかく未視聴の方はぜひ見て欲しい。

20200907
久しぶりにまた視聴して思う事。

会話を描く、
物語を描く。

根本の凄さを改めて思い知らされた。

セリフの1つ1つが研ぎ澄まされているのがわかる程、
そのキャラの、人間としての肉声となって響いてくる。

本当に凄い。

投稿 : 2020/09/12
閲覧 : 292

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

★5/不朽のマスターピース

夏の日の1989。なんと31年前。
機動警察パトレイバー the Movie

4DX版が7/17から全国の劇場で公開。
3日間でなんと動員数1万人突破らしい。
やっぱり何回見ても面白いからね。




ヘッドギアという奇跡が産んだロボアニメの究極形

コレは本当にマジで物凄くとても抜群に面白い。
面白いロボットアニメ映画は?と問われれば
これはもう秒でコレ。一択。
ロボ好きを公言している者がもし
万が一にもコレを見ていないということがあれば
そいつの言動はもう以後一切信用しない。
いや見てないなんて絶対あり得ないんだけど。

ロボットアニメだがアクションメインではないので
面白いアニメが見たい人にも手放しでオススメ。
マトモなロボットバトルはラストくらい。
無理矢理とってつけた感があるので、これも多分
押井からすれば無理矢理やらされたんだろうけど。

そして悲しいかな、
この作品に匹敵する押井作品の登場は
もう絶望的だということ。

パトレイバーという作品はヘッドギアの面々により
押井守をある程度コントロール出来る状況下でのみ
発生したケミストリーによるミラクルである。
スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフル
ミラクル。
パトレイバー制作の為に発足したヘッドギア。
押井は途中参加の為、当時既に決まっていた
決定事項について我を通しきれなかった。
押井は主役メカ、イングラムのデザインについて
最初から最後まで納得していなかったらしい。
だが「パトカーは白黒だろ」と当時の常識だった
「主役ロボは派手なカラーリングが望ましい」
を覆した突破力は押井の本分のなせる技である。 
ナンバープレートと指揮車両も個人的にツボ。

ヘッドギアの拘束力でシリアス一辺倒にもできず
学園ドラマのようなコミカルさ、
ロボットバトルのカッコ良さ、
そして何より押井の本領、シリアスなテーマ。

完璧なバランス。

今見てもそこまで古臭さを感じないのは
劇中ほとんどが職務中のシーンであるため
携帯電話を使わないことに余り違和感がないことと
サイバーテロ等のテーマが当時よりも現代のほうが
わかりやすいこともあるかもしれない。



成り行きで乗る事になる他のロボットモノと違って
仕事であんな高価そうなロボットに乗るんだから
宇宙飛行士とか航空機パイロットレベルの
スーパーエリートじゃないとオカシイとか
そんな野暮は言わない。
搭乗者のキャラに合わせて押井がロボを考えたら
多分ヒト型ですらなくなる。
個人的にはそういうのも大好きなんですけどね。
RING of REDのAFWとか、
辰奈1905のトミコローツとか。
でもそれより好きなのは
外骨格、パワードスーツ系。
ALIEN2のパワーローダー、
うすね正俊のコンバットドール、
横山宏のマシーネンクリーガー。
子供の頃、周りがガンプラ買ってたのに
私はSF3D買ってましたからね。
すいません。
このくだりは性癖書きたかっただけです。
こんなのが主役メカじゃ絶対ここまで売れてない。


面白いロボットアニメ(映画)は?
一番好きなアニメ(映画)は?
もう何年も、答えは同じ。
「劇場版のパトレイバー」

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 343
ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

特車二課、出動せよ

4DX見てきました。
元々パトレイバーはTVシリーズとOVAは見てましたが、劇場版は今回が初。
いやー、素晴らしい作品でしたね。

SF作品として非常に練りこまれたストーリー。便利なものを開発するも、それを悪用してしまう人間の光と影が描かれたテーマでした。
何より公開が1989年というまだコンピュータが世間一般にあまり浸透していない状況の中で、ウイルスによる大型規模の犯罪が起きるという先見性を取り入れていたのが凄いと思いましたね。

しかし本作を語る上でやはり外せないのがその作画でしょう。
セル画でここまで精密なメカニックの描写を取り入れるってかなりの技術と労力がかかったのではないでしょうか?登場人物の表情も時に明るくコメディに、時に暗くシリアスに、それぞれ豊かに描かれていました。
また多くの群衆の細かな動きもジブリ作品を思わせるくらいよく描かれていました。


時代を感じさせない圧倒的な作画に飲まれた2時間でした。いやすごいですねこれ。2も見なきゃ。

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 221
サンキュー:

14

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もっと早く見ていればよかった

過去に見たことが無いでもないのだが、ちゃんと見たのは初めて。
大人になって観てみると、若人の青さとか、ベテラン組の渋さがツボにはまる。

作画の緻密さは引くレベル。
そして、印象的なT光、黒つぶし、フィルター、ハーモニー処理、ブラシ。使い方が非常に上手い。
聞くところによると、上記の中には書き込んだのに、潰された部分があるようで、押井守監督の只ならぬこだわりが見て取れる。
制作スタッフは相当気苦労しただろうな…

押井守はエゴが強い監督だと思っていて、いくつか教養として観てはいたけど、自ら進んで観ようとは今までしていなかったが、これは素直に面白い。

敬遠してたのは勿体なかった。

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 260
サンキュー:

13

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

夏の台風の日に観たいランキング殿堂入り

パトレイバーを知らない人にまず最初にお勧めする作品です。
音源が劇場オリジナル版と、立体音響に対応させるべく音源を再録し、オリジナル声優が再結集したサウンドリニューアル版の2種類が存在します。
サウンドリニューアル版のコレジャナイ感が拭えないパトレイバーおじさんですが、リッチな音響環境ではリニューアル版は凄いらしいので、4dx上映が楽しみですね。
あと覚えている人がいるか不明ですが、貞子3dのプロットがまんまこれだったと感じたのは自分だけでしょうか?

2020/07/23追記

4DX上映を観てきました!
リアルタイムでは観られなかった大好きな作品を最新の上映技術で観られるというのがこんなにも素晴らしいとは!!
冒頭の自衛隊試作レイバーが暴走するシーンは感涙モノです。これだけでも見る価値があると思いました。
高田明美さんもツイッターでおっしゃっていましたが、ウィンドブレーカーがあると良いかもしれません。終盤は凄いです。雨が。
自分も一応持っては行きましたが、体感型アトラクションと考えたらむしろ着たら負けかなと強がって、半袖Tシャツで臨みましたが、ちょっと冷たかったです…笑
一方で個人的に気になったのは、例の特徴的なサイレン音声が差し替えられていた点です。リアルと言えばリアルなのですが、若干の冷めポイントかもしれません。
あと、しのぶさんが零式からラダーで降りるシーンで何故か椅子がガクッと揺れます。しのぶさんはそんなに重くないぞ!たぶん。
とは言え、他全部が素晴らしいので、気になってる方は是非劇場へ足を運んでみてください!

投稿 : 2020/07/23
閲覧 : 196
サンキュー:

6

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

押井守作品の入門に最適

概ねのレビューは既に大量にあるので私からは少し違った方向性で。
押井守のインタビューで昔見たのが、彼の師匠(名前忘れたが)から
教わったのは主人公というのは、いるだけで存在感があるのだから
主人公にあれこれ説明セリフを言わせる必要は無い。逆に周囲の
人物、つまり脇役を上手く動かし説明させることで主人公の存在感
が増すだけでなくストーリーも勝手に進んでいくと。

この作品を見た人ならまさにその通りになっているのが分かるだろう。
今作の主人公は言うまでもなく泉野明である。篠原遊馬ではない。
が、実際はほとんどのセリフは遊馬や後藤隊長とかを中心に構成
されている。むしろ野明は最初から最後まで振り回されっぱなしだ。
しかしちゃんと主人公としての役目を果たしている。まさに押井演出。

もう1つ。これはパトレイバーという作品で非常に重要な要素だが、
ロボットアニメでありながら主役はあくまで人間であり、ロボットは
物語を構成する1つの要素に過ぎないということだ。例えばガンダムなら
ガンダムかっこいい!となるのだが、この作品でイングラムかっこいい!
とはあまりならない。だがロボットが主役でなく人間を主役にすることで
ロボットがバトルするだけの単調な作品にならずに済んでいる。
そのうえで物語の核がレイバーのOSというあたりが実に上手い。

押井守抜きにしても何度見ても飽きない傑作の1つ。

投稿 : 2020/06/14
閲覧 : 251
サンキュー:

9

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2016.12.31以前

2回目2016.12.31以前

投稿 : 2020/04/24
閲覧 : 217
サンキュー:

0

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

明日から使いたい名台詞フルコース

2019劇場にて再鑑。つか、コメントしてなかった事にびっくり(笑)

いろいろと”議論”になる押井守監督作品の中でも、例外的に広くに受け入れられている感。
実際、こちら(当方押井信者w)としも、薦める相手を選ばなくて良い作品と認識しているしな(笑)

物語に大人のたちのラインと、遊馬、野明に代表される二課メンバー(若者)のラインが並列しており、後者は総じてコミカルであり、中盤でシゲさんの帰国、後半で香貫花クランシー参戦と、要所でイベントもあり、全体的な「見やすさ」「とっつきやすさ」を醸し出している。
ラストのレイバーアクションを含めて、単純に面白い部分だろう。

とは言え、物語の背骨にあたるのは前者の「大人たち」-後藤、南雲はもちろん、松井や課長、部長、そして帆場暎一-のドラマであると言える。
それは自分の拙い言葉にすれば「仕事とどう向き合うか」という事になる。
「ぶっ潰すのさ!」と言って晴れやかに(後先考えずに)突っ走れる内が「若者」という事だろう。
無論この辺りはキャラクターの行動や台詞から個々が感じれば良い事ではあるが、誰が見ても心に残る事がきっとあるのではないかと思う。

パトレイバー初見でも面白いと思うので、未見の方は是非見て欲しい。

余談だが、今もって同世代のオタク同士で台詞の投げ合いができる数少ない(後はガンダムかな、やっぱりw)作品である。
「この借りはいずれ…精神的に」とか、使いたくなるよね(笑)

投稿 : 2020/03/20
閲覧 : 220
サンキュー:

6

かまいたち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ぜひとも見たことない人は見て欲しい

良い点
・ストーリー
・作画
・メカデザイン
・BGM、曲

悪い点、留意点
・前情報が少し必要
コンピューターウイルスが鍵となる物語であるうえパトレイバーが単発の作品ではないので
せめてパトレイバーのあらすじ、レイバー、OS、コンピューターウイルスの単語を調べてから見た方が良い。

・1回見ただけでは理解しづらい
押井作品あるある。今作は押井作品の中でもとても理解しやすい類ではあるが、1回見ただけでは分かりづらい。

・よくある“逮捕する”という結末ではない。


あらゆる面で隙のない作品。
古さはあるが全く色褪せない。
でも同時に古い絵は好みじゃないという人にはハードルは少し高いかも...

投稿 : 2019/11/16
閲覧 : 198
サンキュー:

7

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今観ても、見ごたえのある作品です。

1989年作品です。
今はBDでレンタルされていますので10年以上ぶりに視聴しました。
明るく楽しいストーリーではありませんが非常にスピードの緩急があり無駄のない見ごたえのある作品です。
実は私自身TV放送は視聴していませんけど、そんなこと必要ない位、構成がしっかりしております。
まぁ少しだけ主要キャラクターの特徴を知っていれば(知ってなくても大丈夫かな。)物語には十分かと思います。

映画作品らしい見ごたえのある作品ですので、未視聴の方は是非ご覧になってみては。

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 373
サンキュー:

28

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

押井守監督の

押井守監督の最高傑作といえば、'89 パトレイバーである。
文句無し!

投稿 : 2019/03/19
閲覧 : 296

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今なお面白い

原作(コミック)既読。

どうしても見たくなって、BD購入。
いままで何度見返したことか。

アニメ、漫画、映画、小説すべてにいえることだけど、一流のSF作品を生み出す人々の先見性やら未来予想やらには驚嘆するばかり。平成冒頭の封切作品だけど、平成が終わろうとしている今なお楽しめる。

今現在の作品だといわれてもなんらおかしくない気もする。携帯・スマートフォンがないこと、「ネットワーク」が今に比べて範囲が限定されていることくらいかな。

投稿 : 2018/12/14
閲覧 : 398
サンキュー:

12

コーヒー命 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パトレイバーは、やはり良い

作品が作られてから何年経ったのか知りませんが、やっと見ました。うん。アニメだろうが漫画だろうが実写以外は、パトレイバーは好きな作品。次の映画だかが始動し始めてるらしい。楽しみですねー。

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 202
サンキュー:

4

REI さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

劇場版ではいちばん私が思っているパトレイバーらしいかな

漫画既読済み 

漫画のパトレイバーファンとしては漫画らしさがいちばん残っている作品だと思います。原作ではなく漫画と書いたのはパトレイバーがゆうきまさみ先生のお一人のアイデアでできてはいないと言うことだからです。(詳しくはウィキペディア先生へ)今で言うところのメディアミックスの始まりの作品だったらしいです

物語は観ていて飽きないしパトレイバーらしさもあるし私は面白いと思うけど
絵がちょっと私好みではなかったかなーそして今見返すとやっぱり時代の流れを感じてしまうのは致し方ないところかな

声優さんで、林原めぐみさんがお天気お姉さんを役をやっていたり子安武人さんがちょい役で出演しているところも面白いですね(笑)

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 260
サンキュー:

13

ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

佳作

無難に面白いです。
騎乗型ロボット=レイバーが普及した近未来、悪意ある技術者によってレイバーのOSにコンピュータウイルスが混入され・・・という話です。

テレビアニメシリーズを以前視聴したことがあり、かなり間が空いてから本作を見たので、第二小隊の面々を懐かしいなーと思いながら見ていました。
テレビアニメシリーズでは野明が主人公っぽかったですが、本作はどちらかというと遊馬が主人公ですね。
と思ったら最後に野明の見せ場があったり。

後日談的なものが少し欲しかった気がしますが、全体的によくまとまった作品だと思います。

投稿 : 2018/04/11
閲覧 : 212
サンキュー:

3

藤乃 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

機動警察パトレイバー the Movie

押井守監督が手がけた、1989年公開のアニメ映画。
レイバーと呼ばれるロボットが存在する1999年の東京で、レイバー犯罪を取り締まる警視庁特車二課の物語。
有名な作品群ですが未視聴でしたので、ネットでおススメの視聴順番に従って本作から観ました。

作画は丁寧でキレイで、細部まで緻密に描かれた東京の街並みが素晴らしい。
川井憲次さんの音楽も本作の魅力の一つで、作品をさらに盛り立てています。
キャラクターは個性的で人間くさい人ばかりで、ユーモア溢れる会話が面白いです。
ただ、登場人物が多すぎて名前や所属を覚えるのに苦労しました。
相関関係もなかなか把握できなかったので、Wikipediaで確認しながらの視聴となりました。

本作では、天才プログラマーが仕掛けた犯罪計画に立ち向かう第2小隊の活躍が描かれています。
一応ロボットアニメではありますが戦闘シーンは少なく、どちらかと言うとミステリーですね。
とにかく構成と脚本が本当に秀逸です。導入部分で世界観がしっかり説明されているので、難なく設定を理解できます。
また、複雑な事件でありながら起承転結がしっかりしているので、真相が解明される展開が非常に分かりやすい。
冒頭のツカミから怒涛の展開で引き込む中盤、アクションで盛り上がる終盤、予想の先を行く結末も見事です。

パソコンも普及していない時代にコンピューターウィルスに着目し、サイバーテロを描いた先見性は本当にすごいです。
唯一気になったのが、緻密な世界観とは不釣り合いなロボットデザイン。
どうして開放型コックピットなんでしょう?あれでは暴風雨の中でまともに操縦できないと思うんですけど…
盛り上がる終盤で終始そこが気になって、ストーリーに集中できませんでした。

多少気になる点はありますが、ミステリーあり、人間ドラマあり、メカアクションありで娯楽性に富んでいます。
ドラマチックなストーリー展開で世界観、テーマ、娯楽性を高度に表現した素晴らしいエンターテイメント作品です。

投稿 : 2018/02/25
閲覧 : 252
サンキュー:

8

葵ジュニRSS さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もう少し後藤隊長以外の活躍も見たかったかも

今になってパトレイバーシリーズを全く見てないことに気づき、OVAアーリーデイズを視聴後に本編を視聴。
徐々に明らかになっていくサスペンス部分はよくできてるし、ロボットアクションや、コメディ要素もあって楽しめる。
ただもう少しいろんな人の活躍も見たかった。後藤隊長が有能すぎて、そのぶん他が霞んでしまう。
後気になったのがキャラの顔のデザイン。ちょっと豊齢線が気になり、OVAに比べ泉野明があまりかわいく思えなかった。

投稿 : 2018/02/05
閲覧 : 276
サンキュー:

4

ネタバレ

CFYso04125 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全体的に楽しめた一方、難解な点も多々あった

監督が押井さんなのにも拘らず、サスペンスものとしても、ロボットものとしてもエンターテインメント性が高く、十分に楽しめた、というのが率直な感想。OSなんていう概念が一般に普及していない時代において、こんなシナリオを描けたのも本当に脱帽もので、わくわくしながら観られた。
その一方、聖書からの引用や帆場の自殺によって、難解な点が多々あった、というのもまた率直な感想。
・帆場が「エホバ」という読み方が間違っていることを知ったとき、驚喜(狂喜)した理由
・多数の鳥(おそらくは鳩)に紛れた鳥に帆場が取り付けたと思われる666のプレートの意味
・帆場が自殺した理由
・帆場がHOSに暴走プログラムやウイルスを仕掛けた目的と動機
・帆場が篠原重工の人事データから、学籍や戸籍簿などの自分のデータを消した一方、二十六回の転居のデータだけは残した理由
こうした点が疑問として残ってしまって、何度観てももやもやしてしまう。ただし、こうした疑問が帆場自身の口から語られてしまっては、受け手が考える余地を残さないことにもなるので、結果、よかったのかもしれない。

投稿 : 2017/11/13
閲覧 : 275
サンキュー:

6

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バイブル

パトレイバー原作世代とはいえ
今みても面白い、斬新と思います。

1989年公開なのに
急速な都市化
汎用人型機械の導入
それに使用されているOSへのコンピュータウィルス

ウィルスの暴走させるポイントといい
二極化の進む東京の風景といい
うーん、まだ色あせず

うる星やつらの映画の二作目ビューティフルドリーマーから
声優はほぼ一緒で
監督も押井さん


音楽、展開、ラスト、キャラ

この世界観は好きだなぁ

おかげでこの映画やビューティフルドリーマーを超えるものを探すのに大変になってしまいました。

定期的に観てます。
みてない方は是非

そしてこれを観てビューティフルドリーマーを観てない方はそちらも是非!

投稿 : 2017/05/17
閲覧 : 290
サンキュー:

9

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

懐かしい作品

海ほたるを見る度に思い出します。
久しぶりに観ると太田さんの行動に時代を感じます。

投稿 : 2017/05/12
閲覧 : 297
サンキュー:

9

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはすごいですわ^^;

なんじゃこのクオリティは^^;
1989年?嘘だろ・・・
エラい作画もいいし、描いている内容も素晴らしい。
初期OVAもなかなか素晴らしかったけれども、この劇場版はそれを更に洗練させたような出来のよさがあります。
この作品自体かなり現実とリンクしているため、見ていて親近感を覚えます。
コンピュータによりシステム的に統一された社会という当時はおそらく成り立つには程遠かった未来を先見的に描いており、それによる世界観の破綻がないのは驚くべきことでしょう。
まぁ押井守監督の作品は比較的そういう作品が多いですが、この作品に至ってはレイバーというロボ以外はほぼ現代の現実になっているので更に現実味があります。
パトレイバーシリーズはそれなりに数がありますが、どれか一つ見るなら間違いなくこの作品でしょう。
おすすめします。

投稿 : 2017/04/05
閲覧 : 390
サンキュー:

10

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

このスタッフで出来る最高の形。

アニメーション制作:スタジオディーン
1989年7月15日に公開された劇場版アニメ。
監督は、押井守。

【概要/あらすじ】

1999年の夏。真っ赤に染まった夕暮れの東京湾。
湾内に存在する『方舟』と呼ばれる工事現場にて、
白衣を身にまとった男はカラスの頭を撫で終わり解き放つと、
笑みを浮かべて身を投げた。

これが事件の始まりだった。

「多足歩行型作業機械」の有人ロボット=“レイバー”
(日本国内に存在する8000台の殆どが土木や建設に使用されている)

が、原因不明の暴走して操作不能になる事件が多発。
拳銃や警棒を装備してレイバー犯罪に対応するパトロールレイバーを所持する、
「警視庁警備部特科車両二課」(特車二課)が対応のために、ひっきりなしに駆り出されている。
自衛隊の軍事用試作レイバーが暴走するという事件まで発生。空挺部隊が鎮圧するも、操縦席は無人だった。
警察は、篠原重工製の新型のレイバー用OS「HOS」への書き換え済みであるという、暴走したレイバーの共通点に着目。
特車二課に所属する篠原遊馬巡査は、実家が絡んでいるということで気が気でなく真相究明に乗り出す。
これまでの事件は「HOS」の開発者である、東京湾で自殺した天才プログラマー・帆場暎一の、
とある目的を持った犯罪計画の一部なのだった。

【感想】

まず思ったのが押井守監督なのに、
・漫画版では主人公の泉野明巡査が戦闘で目立ってるし、日常パートでも彼女の心に、ある程度触れている。
・篠原遊馬巡査の行動が物語を実質的に動かしている。
・後藤喜一警部補が前に出すぎず脇役である。
・レイバー同士の戦闘シーンが多く、ロボットアクション物として成立している。

あれ?やれば、できるじゃない?
そこのところは、人の意見を聞いたということでしょうか。

そのうえで、犯人の足取りを追っていくうちに見せられる再開発で移ろいゆく東京の下町への郷愁。
犯人の動機からくる社会への復讐じみたメッセージが込められている犯行の手段など、
押井監督&伊藤シナリオの醍醐味満載ですね。

メカデザインを担当した出渕裕氏による、新型の格好良いレイバー“零式”が登場して、
クライマックスの戦闘シーンを盛り上げてもくれました。
押井守監督が好まざるにせよ、パトレイバーには必要な要素だと思います。

これぞ、ヘッドギアのメンバーそれそれの要望が実現した形であり、
Win-Winで良い作品に仕上がったと思います。
それが、劇場版の次回作では押井色に塗り固められたあたりと、
続かないあたり、難しいと思わずにはいられませんが。


あまり書いてないですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/03/25
閲覧 : 289
サンキュー:

37

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機動警察パトレイバー the Movieのストーリー・あらすじ

すべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から投身自殺する。その口元に嘲りの笑みを浮かべながら…これが、すべての始まりであった。時期を同じくして、レイバーが突如暴走する事件が多発、遂に自衛隊の試作レイバーまでが暴走事件を起こす。特車二課第1小隊は、近々正式配備される新型パトレイバー(通称「零式」)に関する研修中のため不在。単独で暴走事件の処理に追われる第2小隊の篠原遊馬巡査は、多発する暴走事件の異常性にいち早く気付いて独自に調査を始め、原因が暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)ではないかと推測する。(アニメ映画『機動警察パトレイバー the Movie』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1989年7月15日
制作会社
スタジオディーン
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%83%91%E3%83%88%...
公式サイト
www.bandaivisual.co.jp/patlabor/
主題歌
《イメージソング》笠原弘子『約束の土地へ』

声優・キャラクター

冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、辻谷耕史、辻村真人、小島敏彦

スタッフ

原作:ヘッドギア、原案:ゆうきまさみ
監督:押井守、企画:ヘッドギア、脚本:伊藤和典、キャラクターデザイン:高田明美、メカニックデザイン:出渕裕、演出:澤井幸次、作画:黄瀬和哉、美術:小倉宏昌、音楽:川井憲次、撮影監督:吉田光伸、録音演出:斯波重治

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