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「AKIRA アキラ(アニメ映画)」

総合得点
81.0
感想・評価
1087
棚に入れた
5180
ランキング
427
★★★★☆ 4.0 (1087)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.9

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AKIRA アキラの感想・評価はどうでしたか?

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感想

アニマックスで一度視聴するも、残酷なグロシーンが耐えられなくて一度断念
その後、半年くらい空いてから再度気になり視聴

冒頭のバイクシーンが記憶に残ってます あのBGMが頭から離れない・・
作画の書き込み量(背景も半端なく凄い)が凄まじくって動きも滑らかで凄い
海外ウケが良いのも納得です このサイバーパンクな世界観がハマると抜け出せそうにないですね

原作を読んでいないので、ストーリーが理解しづらかったです
友人によると「原作の漫画見たほうがわかりやすい」というので機会があれば読んでみたいですが、やっぱり残酷なグロシーンが多いのでもう一度見るには勇気がいるというか「ピーキーすぎてお前には無理だよ」と、言われてしまいそうです

投稿 : 2016/07/01
閲覧 : 573
サンキュー:

52

ネタバレ

とおり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

歴史的に価値のあるアニメ(今見て新しいとか面白いとは言えない)

多分、その当時だったから評価されたんだろうけど、現在ではそのどれもがAKIRAなどに影響を受け発展しており、その当時の影響力を知るには意味がある作品。

個人的には今素晴らしいと感じないと残念だと思うタイプライトユーザーなのでこの評価は低いです。ただ、多くの後のアニメに影響を与えたであろう事は容易に想像のツクモのです。アニメの歴史や原点に興味があれば非常に楽しめる作品だと思います。

しかし、本当に素晴らしいアニメは、後の人がその方法を使いまくり、結果的には想定的に見ると、陳腐な物に成り下がってしまうのが残念。裏返せば、そのくらい影響力のある作品だったと言うことがよく分かる。

グロいと表現する人もいるけど、多分敢えてだと思うけど、色を血の色ではなくピンクにするなど、直接のグロさを感じない仕様になっており好感が持てた。この辺りの技法は現代でも使える気がした。
リアリティーを追求しすぎて観客が目を背けたら、折角のストーリーを見ることが出来ず勿体なくなる。
ただ、表現的にはグロいと言われるところは多いので、要注意。

投稿 : 2016/06/22
閲覧 : 277
サンキュー:

2

ネタバレ

pokaerion さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

圧倒的

物語:重厚さ。重金属のようである。とか書いてて気づいたけど"金"田と"鉄"雄だった。
作画:緻密で精巧です。ただし無機的過ぎるというわけでもなく生々しさをも描いている感じ。
声優:鉄雄の人の演技好き。
音楽:カネダー テツオー カイ- ヤマガター にインパクトを感じないはずがない。
キャラ:やっぱ崩壊後の鉄雄がめちゃくちゃ印象に残る。キャラというかモンスターだけど。

総評:膨大なエネルギー(のようなもの)をひたすら浴びせ続けられるような視聴感。色々と圧倒的で印象的だった。

投稿 : 2016/05/07
閲覧 : 260
サンキュー:

2

全身タイツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もの凄い作品だけど万人受けはしません

私にとって忘れられない作品です。劇場の大画面で金田のバイクが動いてるだけで感動してました。内容については原作の重厚な世界をよくもまぁ2時間に収めたなぁという感じです。

しかしながらアニメや映像に携わる人達に多大な影響を与えたと言われる作品ですが、上映時から大絶賛されていたわけではありません。

原作を読んでない人達からは「話がわからない」「気持ち悪い」「グロい」と言われ、原作を読んだ人たちからは「物足りない」「原作の良さが消えている」とも言われていました。

この作品の凄さはこの作品に影響を受けた人達によって多くの作品が産み出され、ジャパニメーションという日本を代表する文化の一つにまでなったということだと思います。


これから観ようと思っている方へ

当時の人達がどこが凄いと感じたのか。その辺りを探りながら観てはいかがでしょうか。1988年当時、極端な言い方ですが、アニメや漫画は子供が見るものであって、大人向けの物といえば18禁というイメージでした。時間があればアニメ年表等で当時の作品を参照してみてください。

原作は目を通して予習したほうが楽しめます。
「よくわからない」とか言いたくなければ原作の通読は必須です。
将来作り手側の仕事に就きたいと考えている方は観ておいて損はしないはずです。

暴力的、グロテスクな表現もかなりあるので苦手な方はパスしてください。

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 291
サンキュー:

13

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あにこれ初のリアルイベント開催を祝して・・・

内容については言わずもがなな名作ですのであえて触れずにおきます
なんせ小さい頃にBS2で放送されたのを観て、約10年間トラウマ化した作品なのでw
(コレと塚本晋也監督の『鉄男』は本当に怖かったというw奇しくもテツオ繋がりw)


この度、あにこれにとって記念すべき初のリアルイベントである「懐アニ上映会 AKIRA」に参加したので記念に一筆をと思いイベントの感想を軽く書いておきます


オイラ、1988年の公開当時は物心つかぬ赤ん坊だったので当然映画館で『AKIRA』を観る機会などはこれまで無いに等しく、この貴重な体験にあにこれのイベントとして参加出来たことはありがたく思います


イベントで上映されたのは、HDCAM SRマスターの映像に5.1chデジタルPCMサラウンドの音声、ということで多分ビクター(現ジェネオン)が家庭用ソフトに向けて作ったマスターフィルムじゃないかと予想します
(イベントでは世界に2本しか無いと仰ってました)
当然無圧縮状態なので、家庭用ソフトのソレとは比べ物にならないほど鮮明な映像
それに5.1chで体感するあの音響、これが一番凄かった!
キャストの吐息、効果音、劇伴、とにかく全ての迫力が我が家で観るとでは段違い!
その素晴らしい作画と相まってまるで2015年今日の新作映画を観ているような気分にすらなりましたねb
名作は色褪せないってこのことか!と


岩田光央さんのトークショーにも参加しました
オーディションには大友克洋先生に一目会いたい、という軽い気持ちで参加されたという岩田さん
一時期は事務所の方針で声優としての仕事が無かった岩田さんに『ここはグリーンウッド』や『アンジェリーク』での起用がされたのには、金田というキャラの人気が絡んでいたんじゃないか?と仰ってました


オーストラリアに奥さんとダイビング旅行に行った時、現地人に「日本人ならAKIRA知ってるか!?アレは凄い映画だぞ!」と本人とは知らずに英語で力説されたというエピソードは笑えましたw
ラジオCMの仕事をした時にイケメンディレクターに、行きつけの美容室の美容師に、それぞれAKIRAのファンだと言われたこともあるそうな


『トップ2』の時に山賀博之さんが日本中のクリエイターが会社の垣根を超えて一致団結したのは後にも先にも『AKIRA』だけ、と仰っていたとのこと
しかし当時のアニメアワードを『トトロ』に取られた時は悔しかったそうなw
(真逆の作品ですよねwその後『トトロ』を観て素直に感動したそうですw)
取り調べ中の金田の「アハwアハアハw」という変な笑い方とリュウ達に拘束され「聞くは一時の恥って言うでしょー?」の直後の「言わない?w」は岩田さんのアドリブだそうです


プレスコでは玄田徹章さんがキャスト達のリーダーシップを取られ、共演者の演技の中では佐々木望さんの鉄雄そのまんま感が特に印象的だったらしい


『宇宙戦艦ヤマト』ファンであるから『2199』のようなリメイクには感動したが、『AKIRA』はリメイクして欲しいとは思わない、現代でも十分通用するから、とも
ちなみに【ゲーム版は無かったことに】と言ってましたね(爆)
暴力的な描写が目立つ作品ですが自分の息子には観せたい?と質問されて、自分で観たいと言うまで放っておく、とお答えしてました


若い自分の演技を暫く直視出来ず、30年近くなってやっと普通に観れるようになってきた(笑)とも
ご家庭で観るときは【DVDではなく是非BDの画質で】ともオススメしておりましたね


会場と一緒に「さんを付けろよデコ助野郎!」「やっとモーターのコイルが暖まってキタぜ!」と言ってくれたのには興奮してドキドキしました
(それと「ピーキー過ぎてオマエにゃ無理だよ」もw)


この度は一生の思い出になるとても楽しい時間を過ごせましたこと、関係者様各位には深く感謝を致しますm(__)m
またこういった楽しい機会を「あにこれの」というカタチで過ごせたら嬉しく思います
2015/11/21 新宿テアトル
2015/12/5 川口スキップシティ

投稿 : 2015/12/07
閲覧 : 718
サンキュー:

27

ネタバレ

yMlmw84708 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

3回見ないと

1回見ただけじゃたぶんよく分かんないとおもう。

超能力的な物を使う子がキモい。
テツオも超能力的な何かに目覚めてからはキモい。
アキラがアキラがって一体何なのさ?
金田バイクがみんなカッコいいとか言うけどイマイチ良さが理解できなかった。

3回くらい見るといいと思う。

投稿 : 2015/11/25
閲覧 : 278
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさに金字塔!

ジャパンアニメーションの金字塔。
今でも、何年かに一度は
見たくなります。
文句無しの高得点!

「さん」を付けろよデコ助ヤロー!

投稿 : 2015/11/24
閲覧 : 185
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

私には、苦手かなぁ・・・。

 ん・・・。学校行ってた頃から、数年ぶりに見ましたです。自分には、出てくるキャラ達やその性格をどうしても好きになれないです。

 例えば、コナンやワンピースと比べたとしたら、迷わずこれらのアニメの方が良いと思ってしまう。もっと極端な例を挙げると、確かこの年代、ナウシカやラピュタ、トトロも上映されていたような気がした。迷わず、これらのほうが良いと思ってしまう。自分の感性だとどうしてもそうなってしまうです。

 これ当時、話題になってた記憶があるです。こういう作画って、米国人うけしやすいようです。初めて見たのは、これのTV放送だったです。EDカットされてたです。
 この時代設定が、今年2015年から4年後になっているが、実際にこれ今の東京だったら、冗談じゃないと思ってしまうです。何がネオ東京なのか。まるで、北斗の拳に出てくる野党が、はびこるような世界観を考えてしまうです。
{netabare} 物語も、主人公?(鉄雄かもしれない)金田と暴走中の鉄尾が、軍だか警察に巻き添えにとらわれて実験体にされる。鉄雄が逃亡した後に不良達が、鉄尾を襲撃したところなど、悪意を感じてしまったです。その後、超能力だかに覚醒する。
 それを良いことに今までの不満だかを爆発させ、AKIRAを探し破壊や殺戮をして、非業の最後だと思うをとげるって感じなんだけど。
 それに金田が、絡む展開ですかねぇ・・・。最初、鉄雄を助ける目的は、終わりの方になると、どう見ても殺しにかかってるし・・・。{/netabare}

 出てくる老人みたいな子供3人も、青白く不気味だったです。声も、子供の声なんだけど、演技にどこか不自然さを感じてしまう。フリーザみたいな乗り物に乗っているのがいるし・・・。女の子??もさらに唇が赤く不気味だったです。彼らは、最初からこの姿でないようだったみたいだけど・・・。
 これの保護者、モヒカンの大佐というおっさんも偉そうに野望のためなら何でもするみたいで、好きになれないです。科学者みたいな爺さんも狂ってるみたいだし。

 こういうキャラ達を物語の中心にするという設定自体、私には好感が持てないのだろうです。特に鉄雄が、特に好きになれなかったです。力が手に入れば、本能のままに他人は、どうなっても良いという態度にしか見えないところとか。不良というより、危険生物に見えるです。

 このアニメの良いところって、金田のバイクアクションとか、最後の崩壊のような、シーンでしょうか?です。
 {netabare}老人みたいな子供3人は、なぜモヒカンと金田を身を挺して、助けたのかなぁ?です。生き残らないと絵にならないから?。{/netabare}最後のつぶやきとか、どうなってんの?って思ったりするです。
 鉄雄という名前も忘れてたです。とびおだったと記憶変わってたから。不気味な子供と、最後のつぶやき場面は、覚えてたです。EDの字幕は、初めて見たです。

投稿 : 2015/11/24
閲覧 : 336
サンキュー:

15

Me262 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に再視聴したがやはり凄かった

タイトルでは凄かったと書いていますが、原作を読んでいない方は
この2時間のアニメ映画だけでは全てを理解することはできないかも?
とも思われます。

原作漫画は1980年代前半で35年以上前の作品で、以降の漫画やアニメに
多大な影響を与えた衝撃的な作品です。
・風景のアート表現
・緻密な書き込み
・今までの漫画・アニメには無かった構図とカメラ視点
・超能力による異能者バトル
・陽子崩壊(すなわち宇宙の誕生と崩壊)を扱ったシリアスなストーリー

原作を読んでいない方からの評価が低めなのは本作の重厚なテーマや
ストーリーがこの2時間で伝わりにくいことが原因と思います。
逆に、原作を熱心に読み込んでいる方からは、この映画は原作の深さを表現しきれていない
という理由で評価が低い意見も多数あります。

よってこの映画はある意味失敗作であるとも言えますが、
逆にスピルバーグやジェームスキャメロンという一流の映画監督に影響を
与えたのも事実です。(本人たちがそうコメントしている)

偽物語でアララギ君が思いっきり金田のドリフトシーンをパロって(丸パクリw)いる
シーンとか見ると、アニメ界でもこの作品のクリエーターに与えた影響は良くわかると思います。

私は劇場版のアート表現や世界観に衝撃を受けてコミックスを揃えたタイプなので
映画から入った口です。

今から初めて見る方は、現在のアニメでは当たり前の手法になっている部分も多く
それほど衝撃的な真新しさは無いかもしれませんが、以降の映像作品に多大な
影響を与えた作品という観点で注意深く見ればまだまだ唸らさせられる部分がきっとあると思います。

注:作中にグロや暴力表現が多数ありますので生理的に受け付けない方はスルーすることをお勧めします。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 250
サンキュー:

6

ネタバレ

白影 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

僕がヲタクになったきっかけの作品

不朽の名作 アニメーターならばクリエーターならば見るべき作品

投稿 : 2015/11/13
閲覧 : 279
サンキュー:

7

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

"さん"をつけろよ、デコスケ野郎!

質of質


アニメは劇場版で、大友克洋さんの原作を超が付くほど短く纏めてるので。
それでも話の筋は終えますし、何よりもアクションシーンがすごいですからね、見る価値は十二分にあると思います。
ただ、正直ストーリーに関しては完全理解にほど遠いのでもう1回見たいなぁと思ってます。
初めて見た時は緑色の赤ちゃん達が怖くて怖くて仕方なかったです。

最近話題になってましたが、2020年の東京オリンピックの開催を見事に的中させてるんですよね。
思い返して見れば確かに、開発工事してましたね。そんな中を暴走族の金田正太郎達が盗んだバイクで走りだしてましたねー。
あ、作画の話で、バイクシーンもそうなんですか、どのシーンをとっても艶っぽい絵でしたよねぇ。
有名な方々が原画に入っていて、作画に関しては文句のつけようがないです。

音響監督の明田川進って明田川仁さんの親御さんなんですね。
声優はずば抜けて豪華です。
ただ怖い赤ちゃん達の声優さんは子役でしょうか。

BGMもオリエンタルな感じで、サントラなんかは聞いてて全く飽きないですねぇ。

キャラに関して。
赤ちゃん達が怖い()


外国人が選んだ「見る価値のあるアニメ」の一覧に勿論の如く入っていましたね。
実際、これは外せないって感じの質アニメだと思います。

投稿 : 2015/11/12
閲覧 : 300
サンキュー:

8

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

時代を感じる映画でした。

1988年(昭和の終焉)に上映されたアニメ映画。
原作者は大友克洋。原作漫画を読んだことは一度もありません。

 概要
舞台は2019年の東京。
島鉄雄(いじめられっこ気質)が強大な超能力に目覚めたことにより、
調子に乗って破壊と大量殺戮を繰り返す。
ウルトラ・スーパー・デラックスマンの亜種みたいなものですね。
そして、幼馴染みの金田が、鉄雄を止めるために奔走する。

劇中では、ほとんど戦ってばかりでしたね。

 さて、感想をざっくりと!
この世界は、バベルの塔みたいに巨大過ぎるビル群の足元に高層ビルが並んで、
さらにその下に、ひび割れて落書きだらけでなんか汚いスラムみたいな街がある。
暴走族がヒャッハーしてレストランをぶっ壊したり人を轢いてたりと、やりたい放題。
それどころかテロとか爆破事件とか殺人だらけで治安悪すぎですし、 
これ?本当に21世紀の日本ですか?人の命が無茶苦茶軽い世界ですし!
第三次世界大戦が起こった後の世界というにしても、全然日本っぽくない。
むしろ、末端だけ見れば汚染物質を撒き散らしている某国みたいな町並みですな。空も灰色ですし。
バブル期に連載されてた原作らしく、
物質文明の行きつく果ての汚れた国として日本が描かれてたみたいな?
反政府デモとかが日常の世界でもありますし、政府など支配する側は銃などの暴力で鎮圧する存在。
銃刀法が変わったのか普通に銃火器を入手できるみたいですし、リアルと比べちゃダメなんだろうな思いました。

不良はかっこいいとされ、バイクは若者のステータスであり、
反権力がかっこいいとされてた、そんな時代に作られた作品でありますので、
今のアニメの基準で測ってはいけない!そんな作品なのでしょうか?
むしろ、私の趣味嗜好に合わないだけ、私の物差しで測れないなのだけかもしれませんけどね!

アニメ、漫画、映画など多方面のクリエイターに影響を与えているらしき作品ですが、
私は、登場人物や物語に重きを置いて評価してますので、自分の基準では微妙な作品でした。
微妙と思えた理由…あんだけ殺伐とした大量殺戮させといて、回想シーンで良い話っぽく終わらせようとしたところ。
あんなの挿入したところで、金田にも鉄雄にも感情移入は無理でしょう。
でも、最後まで飽きずに見られたのでパワーのある作品なのかもしれませんけどね。

でもね、ラスト近くのグロ表現が結構きついかな?と思えましたので、やっぱり褒める気になれませんでした。
作画がすごいっていうのは、まあ理解できるのですけどね。
作画と雰囲気だけ楽しんで細かいことは全部棚上げすれば、良いのかもしれませんね!

これにて、感想を終わります。
読んで下さいましてありがとうございました。

投稿 : 2015/11/10
閲覧 : 396
サンキュー:

55

ぺぺろんて さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

現代一般受けはしないが、クリエイター向け。

超能力(つまり目に見えない力の表現)を映像化したこと、
動きを表現するために細部まで練りこまれた作画、
この点においてこの作品が後世に与えた影響は大きいと思う。

この作品の後に異能力バトル、超能力バトル漫画の大作が見られるのも無関係ではないだろう。

宇宙人同士でやればドラゴンボールになるし、
昔の日本を舞台にすればナルトになるし、
目に見えない超能力をあえて可視化すればジョジョになるし、

とまぁ、バトル漫画を描くつもりはなくても絵を描く人にとっては参考になる表現が多いと感じました。

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 336
サンキュー:

2

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「作画のどの辺がすごいかわからない人」用です

原作既読です。

長文にはしたくないのですが、長文になってしまいそうなのであしからず。

この作品はとても好きな作品なので、「こんな角度からも観て下さい」とい

う思いを込めて説明させていただきます。

第一に「作画」です。どの辺がすごいかというと、まず「口の動き」です。

この作品は声を先に録っています。その声に合わせて作画をしていますの

で、口の動きがセリフと同じ口の動きになっています。プレスコ言うもので

すが当時としてもほとんど無いものです。次に「背景」です。技術面でも圧

感のものですが、3Dのように動く背景にも注目してください。あとはエフェ

クトです。細かい部分を説明するとキリがないので割愛します。印象的に残

るのはテールランプの光が尾を引くように流れる作画ではないでしょうか?

他にもパターン化されていない炎、煙、爆発、瓦礫、風の強さと地面の衝撃

が伝わってくる服の動きなど見どころです。

アニメーションとは実際には表現することが出来ないカメラワークやありえ

ないアクションなどが表現できるところが面白いものだと思っています。そ

こに物理法則を重視した運動曲線などのリアリティも加わり、キャラクター

の痛覚が視聴者に伝染しそうな素晴らしいアニメ―ションになっています。

現在の物語では溢れすぎていると言ってもいい「超能力」ですが、当時、超

能力というものはビジョン化されていませんでした。例えるならガンダムの

ようなニュータイプ(第6感)のようなものです。

「AKIRA」は、何らかの力で壁がめり込む。そこには目には見えない球体状

の力が存在することが分かります。このように映像としての超能力のパイオ

ニアとも言える表現をしています。これに続き、ジョジョの「波紋」や「ス

タンド」、ドラゴンボールの「かめはめ波」などが出てきます。

大友先生の影響は少なからずあったと思います。

最高峰の作画技術と表現力が織りなす傑作と言える作品です。

文章を書くのが苦手なため読みにくいと思いますが、最後まで読んでいただ

いた方に感謝いたします。

これを読んでもう一度視聴してみようと思えていただけたら幸いです。

投稿 : 2015/10/12
閲覧 : 368
サンキュー:

11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

期待はずれだった

AKIRAはすごいっていう評価が多いので、期待して見ましたが、まったく期待外れでした。
ストーリーはともかくとして、主人公とキャラクターに全く魅力がない。
ただの暴力的な主人公としか思えない。
ここまで好感を持てない主人公ってのも珍しい。

ただ、映像はすごいです。

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 200
ネタバレ

☆かもみーる☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作と同じストーリーの物を作って欲しい。

原作が面白いので全ストーリーが解かる映画かTVシリーズでやって欲しい。

投稿 : 2015/09/09
閲覧 : 286
サンキュー:

0

ミスト・サン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SFの金字塔

2時間あまりの時間でこれだけ良くまとまっている&凄く深いストーリーは初めて見た
深いSF系が好きな人にオススメ
余談ですが、昔ならではのグロ&生パイがあるので注意してくださいね〜

投稿 : 2015/08/15
閲覧 : 374
サンキュー:

2

ぽるもるL さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジャパニメーションの代表作品

とても20年以上前の作品と思えない程凄まじい作画クオリティのアニメーション映画です。その作画の凄さには今見返しても圧倒させられます。

投稿 : 2015/07/21
閲覧 : 214
サンキュー:

1

Cat_See さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

海外の趣向

満足度は適当につけています。

海外のオタク文化や考え方が知りたい!という人や
アメリカってよくわからない~っていう人にオススメです。

絵がとても細かいのが見るだけで伝わってくる
現在ではとても珍しい能動的な絵柄をしていますので、
少し抵抗がある人も多いかと思いますが、我慢して
見てみると新しい趣向が出来上がるのではないかと思います。

お話的にはとても単純なのですが、その順序や運び方が
少しズレていて、よくわからない何かが受け取れると思うので
そのよくわからない何かが見てみたいと思った人は
是非見てみてください。

でも、それ以外は見たあとあまり残るものがない、
映像は残るけども学ぶものが以外にあれれ?のように
なる可能性が大きいのでご注意ください。

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 232
サンキュー:

12

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

評価され尽くした作品

また間違えて途中投稿、
出来上がりかけてたんで消しはしなかった。
中途半端な感想読んだ方、申し訳ない。



半年~1年ぐらい前、日本映画専門チャンネルで視聴。

原作漫画は2巻まで読んだ。
原作漫画高い!そしてでかい!
でも面白い。


実は原作漫画を読む前、日本映画専門チャンネルでの視聴前に、
アニマックスにて、本作を視聴している。
その際私は冒頭20分ぐらいまで見て、視聴をやめたはずだ。

理由?
面白くなかったから。


その後に「画力が高い漫画」をさがしている時に
原作漫画を読んだ。
漫画を2巻まで読んだ後に本作を見た。


見れたね、そこそこ楽しめた。
ある程度シナリオを知ってから見たからだろう。

これはそんな奴の感想です




本作の良い点

序盤のバイクシーン。
雰囲気とスピード感が素晴らしい。

2019年 ネオ東京
青年たちがバイクに乗って暴走し、
退廃的な雰囲気の夜の道路を
風と、バイクのライトと、爆音が切り裂いていく。

人物やバイクの挙動、
ひとつひとつに丁寧にこだわったであろうアニメーションが、
バイクのスピード感、爽快感を支える。
これはすごい。

でも手放しで褒められるのは、これぐらいだと思う。



シナリオは、
説明されてないことが多い上に、
「それでも面白いか」って言われるとそうでもない。

ネット上でもよく言われてるよね
「話は圧倒的に原作読め」
って
うん、それ。
それしか感想がない。




今、評価しておいてアレだが、
本作はネット上で
「評価され尽くした、評価の終わったアニメ」
とされている。

書いてて思った、ホントその通りだと。
何書いても、かつて書かれた評価の継ぎ接ぎにしかならない。
新しい視点からの評価が出来ない。
全部過去に書かれている。

私が上記に書いた感想も、当然過去の評価の継ぎ接ぎ、
になっているのだろう。いや、なっている。

できることならもっと新しい視点からの感想が読みたい。
私が書くのは無理だ、すまない。



…まとめ
バイクと雰囲気を楽しむアニメでしょう。
これは。
ただ、そこだけでも見る価値はある。

とりあえずアニメの歴史を知る上で見ておきたいという方。
バイクのスピード感と雰囲気を味わってみたいという方。

そういう方は見て損はないでしょう。

作品の評価としては「秀作」とします。


まとめまでありきたりだ。はぁ…

下手くそな文章お読み頂き、ありがとうございます。

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 434
サンキュー:

14

めがもん。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

深夜放送でたまたま観てハマった。

昔の作品ですが、トラウマになってしまうグロイ絵があり
その部分だけ目をそむけてしまいます。

結構昔のアニメなのにバイクアクション最高

おとなになってみると大分味気が違って見えます。
それは、意味が色々わかりすぎて。

投稿 : 2015/06/05
閲覧 : 275
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

満点を躊躇いもなく付けられてしまえる名作

AKIRAは、今の超能力ストーリーに大きな影響を与えた作品でありますが、それ故に影響を与えられた作品の何倍も面白く出来ています。
2019年のネオ東京の幻想的な雰囲気、4年後には実際の東京もあのようになるのだろうか、なんて思わせられます。
そして、アクションの迫力がどんなアニメより細かく、かつ遠慮のないグロテスクさで描かれており、ラストの{netabare}鉄雄が膨張するシーンは特に見もの。{/netabare}
キャラにもかなりの強さがあり(戦闘力ではなく、キャラクターとしての強み)、金田や鉄雄は特に良いキャラだなぁなんて思いました。
さらに、神秘的で色々解釈できるようなストーリー。
そして、その想像を助長させるような幻想的な音楽。
何をとっても、この作品は良かったですね。
それも、言葉にするのが難しいくらい。

投稿 : 2015/06/03
閲覧 : 216
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Yas さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2015/05/29
閲覧 : 329
サンキュー:

0

Lelouch さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっとモーターのコイルが温まって来た所だぜ

言わずと知れた名作ですね

当時CGなしでこのクオリティーはほんとに素晴らしいと思う
評価される理由がわかった!
序盤から細かいビルが立ち並ぶシーンや
そこで主人公たちのバイクシーンは圧倒された
最初からこのクオリティー……!
途中の人々が逃げるシーンも細部までこだわっていて
大変だっただろうなと思った。

現代にはない、なんとも言えない“キモチワルイ生き物“
なんかも出てきてこの“キモチワルサ”もこの作品の魅力かなと思ったり。

だが物語は最後が少しわかりにくかった
自分の理解力のなさなのか、
原作を見ていないからか…
それともあの最後は視聴者に委ねているのか……
わからないがとりあえずいつか原作は読みたいと思う。

ほんとに名作なので見てない人には是非見てほしい!

投稿 : 2015/05/18
閲覧 : 537
サンキュー:

11

skarubos さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

傑作

前々から見ようと思っていた作品でしたが、講談社(AKIRA製作委員会の幹事企業)の方の話を聞く機会があったのをきっかけに視聴。

その方によると、最近になってやっと元がとれたのだとか。当時は大赤字だったそうで...。

リスクを恐れすぎず本当にいい作品を作れば、長く愛される作品となり、長い目で見ると採算もブランドイメージもついてくる、というよい例なのではとも思います。

投稿 : 2015/04/30
閲覧 : 270
サンキュー:

6

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yosiyuki2 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

評価の難しい作品

古い作品とのことですが、惹きこまれるような作品で楽しめました。
しかし「どこが面白かった」と聞かれると答えるのが難しいそんな作品です。

独特な世界観で先の読めない展開と多少グロテスクな表現もあり、主人公もまともな人間ではありません。
不良が嫌いなわけでありませんが、倫理的にはおかしな行動を平気でやってのけます。そこにシビれる あこがれるゥっていう人もいると思います(笑)実際金田くんかっこいいんだけどね。

またミスリードや世界の謎など気になることがあるので最後までだれることなく見れました。
作者の主張がありそうな作品ですが、その真意までは読み取れなかったです。

投稿 : 2015/04/13
閲覧 : 382
サンキュー:

5

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moon_light さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

海外のアニメレビュー等みると必ず上位に来るので観てみたが

さすがに今観るには古いのか、自分の感性が外人さんと異なるのか
あんまり良いと思える所がなかった・・・
ストーリーがイマイチわかり辛いってのとキャラが色々と厳しい

漫画版も見てないし20年以上昔の作品は評価するのが難しいのかも知れない

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 242
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アニメとしてはよろしくないな...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

大友克洋原作の同タイトル漫画が、アニメ映画化された作品。
タイトルの「AKIRA」は大友自身がファンであり影響を受けた映画監督黒澤明に由来するそうです。

物語は、雰囲気重視で内容が伴ってないと感じます。
なのに、原作の雰囲気もしっかり伝わって来ない...
演出の問題かな...

声優は、重要なキャラには、もっと慎重な人選をすべきです。
私にはセリフの棒読みに聞こえる部分も多くて、折角の作品が台無しに思えます...

キャラも、声が悪ければ当然魅力が無くなります。
設定がどうこう言う以前の問題です。

作画は、1988年の作品と言う事もあり、近年のクオリティとは程遠いです。
年代を考慮しても加点の対象は無いかと思います。

音楽は、評価の対象になる様な曲は入ってないと思います。

原作を読んだのも大分昔で記憶が曖昧ですが、ここまで悪い印象はなかったので、アニメ化に成功しなかったのだと感じてます。

過去の郷愁とアニコレでの高評価もあり、期待しすぎた分、落胆が大きかったのかも知れませんが...

投稿 : 2015/03/15
閲覧 : 317
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しゅんこう さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これからアキラを見ようと思う若い人たちに(旧レビュー書き直し)

「SOLだ。SOLを使え・・・」

そろそろ過去の恥ずかしいレビューも書き直したくなりました。
これからちらほら書き直すことがあるかもです。

時代ともに読み手も変わるということで、できれば未視聴の若い方向けにレビュー書き始めの恥ずかしい私の記憶とともに、何か残せればと思いまして。

以下は最初に書いた私のレビューです。

日本のアニメの高い技術を世界に知らしめた作品。
今見てもそのクオリティは色あせない。
手描きセルの高い作画力を存分に味わえる。
人間の手はここまでできるかと驚いた。
音楽も山城組が担当、今でもテレビでたまに使われている。
いったいこの映画、何年先を行っていたんだ?

消しても良かったんですが、新しいレビューと比較してみると楽しめると思い、残すことにしました。

こちらが新レビューです。
興味ある方向けです。長いのでゆっくり読んでください。

{netabare}

最初に総括として伝えたいことを書いておきます。
このアニメは若い人たちが見てもそれほど感じるものはあまりないかもしれません。キャラのデザインは古いし、現代アニメのようなかわいい女の子も出てきません。大体みんなおかっぱ頭ですし、セリフも「やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ」「お前もボスになったんだろう?この瓦礫の山でよう?」とか昭和の不良みたいでダサいです(私にとっては名言なんですが・・・)。今となっては時代性を考慮して見るべきアニメでしょう。

特にアニメ初心者がいきなり見るようなものではないのは言うまでもないですが、世界的には知名度は攻殻機動隊と共にとても高い作品なので、アーカイブとしてアニメの勉強をしたい、などという時に見るといいアニメです。アニメオタクを公言する外国の人と交流するなら見ておかないといけないくらいです。もう度忘れしてますが、大友監督は確か外国で勲章もらってるはずです。今の若きサムライたちが海外で活躍する遥か前に日本人として偉業を達成しているのです。本当に驚愕ですね。

時代性のことを少し書くと、当時のアニメは今のような大人も楽しむ娯楽というよりは、まだまだ子どものものでした。有名な手塚治虫さんの作品でさえ最初は子どもたちをターゲットにしなければならないくらいに、漫画やアニメは子どものもの、というイメージがありました。

大人向けのテーマを扱った作品は青年誌で連載されていまでも有名な作品がたくさんありますが、過激な表現を含んだ青年漫画、SF漫画作品の多くはいわゆるサブカルチャーの扱いから抜け出すことが出来ず、色物扱いで見られることもしばしば。アニメ化なんて尚の事高いハードルが。

そんな中、大友克洋漫画原作のこの作品がアニメ化されました。
大友克洋以降、以前と評されるくらい、漫画表現全体に大きな影響を与えた作品です。昭和・平成にまたがって完結した物語で、原作はアニメとはまた違ったストーリーになっていますので(原作途中でアニメ化されてます)興味が出た方は是非両方見るといいです。手塚先生も「私にもそれくらい描ける」といって賞の審査員を辞退したという逸話はあまりにも有名ですね。いろんな意味で当時の最先端でした。

アニメとしても相当な力の入れようで、80年代当時としては破格の10億くらいの制作費(広告費など合わせるともっと。最終的には12億くらいだったかな)がかけられています。日本中のクリエイターが結集して作ってますからね。もうオールスターですよ。確かにやりすぎですが、手描きセルアニメとしてはもうこれ以上の作品は過去にも未来にもないでしょう。まさにぬるぬる動くアニメです。押井監督の「人狼」も手描きセル作品としてかなりハイクオリティなので、セルアニメに興味が出た方はこちらもお勧めです。海外のクリエイターさんがこの作品を観て押井監督にどんなCGソフトを使ってるの?と聞いたところ、いやほぼ使ってないよ?まじか!となった逸話があるほどです。


話を元に戻しますが、この映画が公開されて、世界的にも国内でも反響を呼び、アニメ作品が次第に方向性を変え、大人の娯楽として認知され始める大きな流れを作ったといえるくらい歴史の起点になった作品です。

現代っ子たちがこの作画を見てどう感じるかちょっと知りたいところではあります。昭和のおっさんたちはこのアニメの作画が1つの基準、到達点になっているくらいです。私もすっかり魅了されてしまい、設定資料や絵コンテ集など集めたくらいです。デジタルアニメと手描きセルアニメは違うので一概には比べられないのですが、アニメとしてできることをとことん追求した作品です。人間の手は最高のツールなんだと思ってしまいました。

そんなこんなでこれから3DCGの分野が人間の手にどれだけ近づけるかを楽しみにアニメを見るのが私の趣味みたいになっています。セルルック技術とか今大友さんが見たらどう感じているんでしょうかね。日本の2D+3DCGの世界はこれから楽しみな分野です。

アキラ風に日本のアニメにいろいろな思いを込めてレビューの最後を締めたいと思います。

「もう、始まっているんだよ」


余談と蛇足なんですが・・・
SF作品で超能力を今では当たり前に扱うようになっていますが、物体を浮かせるサイキックの表現を描いた元祖が大友さんだといわれています。アキラの元になった「童夢」という漫画作品です。必要な人は読んでサブカルの知識を深めてください。

楽しんで読んで頂けたら幸いです。
長文読んで頂きありがとうございました。

{/netabare}

投稿 : 2015/02/28
閲覧 : 317
サンキュー:

19

-?- さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

革命的、大人向け

大友克洋原作そして映画化
なぜ今まで見なかったのだろうか(笑)
話題になっただけのことはあります


物語:他参考
大人向けです、深いものを感じさせる作品です
色々な点から

作画:手書きという信じがたい作画
(制作費10憶ってマジかよ・・・)

キャラは:個性的
主役たち以外の細かい人々の描き方もこだわってるところが
すごい

音楽:個性的
音楽が作品の邪魔をしない、無音のところがリアリティーを出してる点でもすごかったです

チョイネタばれになりますが
印象的には、政治家たちのシーン・ぬいぐるみに襲われるシーン
心に残りました(ほかにもいっぱいありますが)


手書きってだけで草が生えまくります
娯楽としても内容的にも楽しめる作品だと思います
若い世代、大人達に
特に見てもらいたい作品です、見てない方は是非

投稿 : 2015/02/09
閲覧 : 299
サンキュー:

7

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AKIRA アキラのストーリー・あらすじ

1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。 (アニメ映画『AKIRA アキラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1988年7月16日
制作会社
東京ムービー
公式サイト
dbeat.bandaivisual.co.jp/akira/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/AKIRA#.E5.8A.87.E5.A0.B4.E3.82.A2.E3.83.8B.E3.83.A1

声優・キャラクター

岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘

スタッフ

原作:大友克洋(講談社・ヤングマガジン連載)
監督:大友克洋、製作:脚本:大友克洋/橋本以蔵、作曲・指揮:山城祥二、キャラクターデザイン:大友克洋、作画監督:なかむらたかし、作画監督補:森本晃司、美術:水谷利春、音楽:芸能山城組、音響:明田川進、録音:瀬川徹夫、撮影:三澤勝治、編集:瀬山武司

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