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「AKIRA アキラ(アニメ映画)」

総合得点
81.0
感想・評価
1087
棚に入れた
5180
ランキング
427
★★★★☆ 4.0 (1087)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.9

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AKIRA アキラの感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画が凄すぎて気持ち悪い。「ナウシカ」じゃないが、原作通りの長編を映像化して欲しいかも。

話がどうとか、キャラがどうとか以前に作画が凄すぎて気持ち悪い域に達してる作品はこれくらい。原作とはだいぶ違う。それにしても岩田さんも、佐々木さんも今とは全然声違うのう。他の大友さんアニメも見たが、なんか凄い密度と量の作画が目的化しちゃってる感じがねぇ…。

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 766
サンキュー:

14

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当時はそれほど好きではなかったアニメ

当時はそれほど好きな作品ではありませんでした。漫画本を読んで内容は知っていましたけど、映画が発表された時も映画館に見に行く事はありませんでした。ですが、大人になって、2回目の東京オリンピックを知ってからAKIRAを見ると、すごい作品だったんだなぁと感動しました
 ※東京でオリンピックが再度行われる事をネタにし、それが現実になった時にはびっくりしました。コロナでほとんどなかった事になってますけど

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 61
サンキュー:

1

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

時代を感じさせない話。面白かった

1988年に東京が壊滅した31年後、2019年の世界。


当時、周りがみんな「AKIRAすごい」「大友克洋すごい」って言ってたようなw

天邪鬼だから見てなかったけどあまり古臭さを感じさせない話だった。

…ってことはやっぱり「AKIRAすごい、大友克洋すごい」なんだろう。

見てない弊害、主役はカネダミツオだと思ってた
AKIRAってキャラクターがしっかり出てくると思ってた。

OPの”ラッセーララッセーラ”が耳に残る^^

投稿 : 2022/12/19
閲覧 : 150
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

放熱、スピン、衝動

生涯最高得点はこれで決まり。

圧倒的画力で表現されたセルアニメ。
緻密に描かれた摩天楼や廃墟、
モブキャラまで動く凝りに凝った映像、
序盤のバイクシーン、暴徒化した群衆、
そのままアニメ史に残る圧巻のシーンだ。

大友克洋監督が敬愛する、
アメリカンニューシネマと、
サイバーパンクのハイブリッドな映像。

人工物と瓦礫で溢れたネオ東京、
翌年にオリンピック開催を控えている。
{netabare}暴力とドラッグが少年少女を蝕む、
アニメが触れなかった悲しい現実である。{/netabare}
希望もない少年たちの抵抗、放熱、衝動、
生命とは創造的活動として飛躍するものだ。
これはそんな少年たちの物語でしょう。

都市型の宗教、崩壊のカタルシス、
{netabare}途方もない力に翻弄され臨界点が迫る。
巨大な廃墟の緊張は頂点に達し瓦解し、
アキラを巡る壮大な物語は幕を閉じる。{/netabare}

どこまでも色褪せないSFアニメの金字塔。

投稿 : 2022/08/09
閲覧 : 1142
サンキュー:

67

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

近代アニメの「金字塔」

1980年代。大友克洋と鳥山明は確実に日本の漫画の歴史を「変えた」。

それまでの漫画は、絵のクオリティにリアリティのある「劇画」とポップで誇張され記号化されたデフォルメ中心の「漫画」の両者しかなく、それは多くの場合分断されていた。

劇画は濃くモノトーン調の絵柄しかなく、漫画はライトで明るい記号化された世界感だった。

しかし、大友克洋と鳥山明の登場でそれは一変された。両者の特徴はデフォルメされたキャラクターや背景やメカニックに過度なディティールを詰め込みだしたのである。人間の肌には肌の質感。髪の毛は一本一本描写し、老人には顔皺がある。メカニックには非現実的なデザインであるにも関わらず、内部構造まで描かれて非常に「立体物」として捉えられている。

これは以前にも書いたアメコミやバンドデシネの影響が多く、両者共に世界的な名声を得て近代漫画の金字塔とされる所以である。

既に「AKIRA」でさえ制作から30年経過しているが、現在のアニメや漫画やゲームのほとんどはこの作品をなくしては語れないほど、全てが影響下にある。

実際、漫画だけでなくアニメとしても画期的なプレスコ(先に声優の実際の演技やBGMを決めてから製作にかけるものを指す)撮影をしているのだが、そもそもそんなことができるのは大友克洋が画力に絶大な自信があるからであって、普通の制作体制のアニメ会社だとまず無理な話である。

現に以前、大友克洋のもとで働いていたアニメーターの方にお会いしたことがあるが、その現場は壮絶なものであり細部にこだわるあまり、アニメーターからは毛嫌いされる人物だったそうな。因みに宮崎駿も同列に語られる。

投稿 : 2022/08/08
閲覧 : 841
サンキュー:

32

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 1.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

デーン!デーン!ドン!(絶望)

 初めて視聴したのが確か小学生、中学生の頃だったと思います。そして最近再視聴したので、ちょっと思ったことをメモφ(..)しときます。
 まず作画がえげつないですね(*_*)背景がいちいち細かいし、人物やバイクなど、ヌルヌル動く。超能力や機械、気持ち悪いところまでちゃんと描かれててスゴいです。

 で、肝心のストーリーなんですけど、、、、はっきり言って「評価不能」ですね(便宜上評価してますが)。
 このアニメに限らず、昔のアニメって、他にも「攻殻機動隊(押井版)」、「エヴァンゲリオン(旧)」などがありますが、ホント評価しづらい・・・。僕はTVアニメのエヴァンゲリオン放送時よりも後に生まれた人間なのでその辺の感性の違いはあると思います。でも、つまらないわけではなく、それなりに面白いんですけど、やっぱりなんか感性のズレというが、違うな(ヾ(´・ω・`)、って感じがするんです。
 昔からたくさんの映画・アニメを見てる評論家やマニアの方々はえらい絶賛してるので、スゴい映画なのかな、とは思うんですが、やっぱりそういう人たちって見えてる世界が違うのかな?僕にはその境地にたどり着けそうにありません、、、(>_<)。
 
 例えば、「エヴァンゲリオン」の場合、「Air/まごころを君に」は昔からのファンには評価高いイメージです。でも、新劇場版の「Q」はなぜか批判されていることが多い、、、なんで!?新参者の僕からしたら、「どっちも同じようなもんじゃん」と思うんですけど、、、たぶんこれは思い出補正か、もしくは先に見た方が基準だからかなんかでしょうね、、、
 
 あともうひとつ、昔のアニメはキャラの性格、造形に多少の違和感があります。まあこれも感性の違いでしょうね(;´ω`)。
 遡ってエヴァンゲリオンまでならまだ感情移入できますが(あとジブリも)、昔のアニメキャラって、どうも漫画っぽいというか、作られてる感じがして、あまり感情移入できません。昔の人と現代の人は考え方、性格は違うでしょうし、そこは仕方ないのかもしれませんが、恐らくこれは昔の人から見たら今のアニメに違和感があり、現代の人から見たら、昔のアニメに違和感がある、のだと僕は思います。
 
 話が脱線しましたが、要は「昔のアニメとは感性のズレを感じる」ということです。この「AKIRA」の場合、ストーリーは僕には分かりません。「なんかスゴいんだな」くらいは分かりました。キャラについては、不良や国家の重要人物っぽい人、超能力を持つ子供など、典型的な感じはありましたが、まあ自然の範疇でしょうか。

 このアニメをスゴく評価してる人って、どこを絶賛しているのでしょうか・・・?
ストーリー?キャラの魅力?それとも圧倒的な作画?僕は3番目だと思いましたが、、、これについては他の人たちの意見を見て回ろうと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/04
閲覧 : 401
サンキュー:

20

ネタバレ

7でもない さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

いくつか感想

1.本作の中で金田のEバイクだけバックする。しかも3回も。今のバイクもe-bikeもまだバックできないのは情けない。もう2021年なのに。その代わり爆発するバッテリーはありそう。

2.最後の最後まで金田や鉄雄はお互いを助けようとしている点はもう過去に何度も言われてるだろうからいいとして、かおりも壊れかけの鉄雄を助けにいってる。なんとなく今見て、かおりってレム味というかコッコロみというかバブみ(死語)を感じた。ボブカットだし。

3.健康優良ドキュン金田少年のアクションがむちゃで面白い。NEO荒川のどぶ川はコンクリで固められ、急な斜面になっているんだけど、アーミーに囲まれたケイを助ける為にそこを駆け下りてアーミーに飛びかかったり、走ってるバイクに正面から飛び蹴りをくらわして蹴り落としたり、フライングプラットホームに飛びがかったり、走行中に2ケツバイクから後ろに飛び降りて走る所とか、良い子ちゃん主人公にはできない無謀なハリウッドスパイアクション映画かロシア人ユーチューバーみたいだった。やはり今の主人公とはそこらへんが違うかも。

4.とにかく血がよく出る。ビンタされて鼻血、鉄パイプで頭を殴って血、女の子なのに顔面ワンパン喰らって青いあざと鼻血、腕が千切れる、柱に潰されて血しぶき、顔を半分吹き飛ばされて茶色いドブ川が赤く染まる。

5.昔みた時は分からなかったけど、レジスタンスはたぶんステンやウージー。一方アーミー側はL85風を使っていてスマート。

6.ケイの声をどっかで聞いた事あるかと思ったらブラックラグーンのバラライカだ。

7.大体まともな人は暖かい最後を迎え、腐った人(名前有キャラ)はきっちり酷い死に方をしてるのが強調されてる気がする。

根津 無様に孤独死
リュウ 勘違いだけど最後に革命を見届けて顔が穏やかになりながら死ぬ
ミヤコ様 信者に助けられた所に車が突っ込んできてリタイヤ
出刃亀ドクター 別に死ぬ描写はなくてもいいだろうに、念入りに作画枚数を豊富に使って押しつぶされる所を描く
大佐、甲斐、ケイ  生き延びる
ナンバーズ 光の向う側へ

8.序盤の体育館を区分けして集合尋問受けてるシーンでワクチン接種会場をなんとなく思い浮かんだ。

初見1988

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 236
サンキュー:

3

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

出来の悪い舎弟(友)のケツをを吹くのが兄貴の役目・・・。

大分以前に視聴したことはあったが、今般(大友克洋全集発売記念という事で某youtubeにて視聴できたのでもう一度観てみた(2021.12)。

やはり、前に観た時とはだいぶ印象が変わって観れた。
これはどんな作品にも言える事であると思うが、実際、繰り返し観ることのある作品はそれほど多くない(時間、機会、観る気等々の制約もあるしね)。

そういう意味では、今回は機会に恵まれたという事か。

作品については、思い出、内容、諸々語り始めるときりが無くなってしまうので、控え目にしておこうと思うが・・・、大友克洋の作品を観たのは友人から見せてもらった童夢だったろうか。その当時、友人は「面白い(スゴイ)漫画がある」と言っていたが、正直私にはわからなかった(感覚的な意味で)。
私は、いわゆるマンガ的な絵の方がお好みで、大友作品を観た印象は「スクリーントーンが多用してあるな〜、新しい、シャープな印象はあるが・・・なんか『白いな』」だったwww。
まったく、自身のセンスのなさにあきれるばかりだw。
その後、AKIRAも見せてもらったが、当時は斬新であった、大判で派手な装丁ばかりが記憶に残っていて、内容は難解で、きもいトッチャン坊やは出てくるし、やっぱり「白いし」で、あまり私の琴線には響かなかったものだ。

ただ、今となって振り返ってみれば、その後に続くクリエイターの多くに影響を与え、時代を変えた作家さんだったなあ、とは思うし、あの時代を知っているのは少々優越感もある。

さてこの作品、今見返して観ても80年代らしいアニメの雰囲気を随所に見る事が出来る。
何故だかわからないが、80年代アニメ作品の多くには共通した「雰囲気」があるような気がする。
長くアニメを嗜んできたきた皆さまには、なんとなくでも解っていただける点も多いのではないでしょうか。

もっとも、この「AKIRA」と言う作品は作成当時でも、その斬新で濃密な作成方法についてTVで特集が組まれたりもしていました。
一番わかりやすいのは、アニメの口の動きを実際の発声時の口の動きに合わせて動かすという、一般人にも理解しやすいポイントでしたっけね。
実際は、もっとすごい点がいくつもあったのですが、まぁ、あまり注目はされませんでしたね、わかりやすいとこばかり着目し煽るのは今も昔もTVの仕事ですわ。

で、この作品を見返して観ての簡単な感想を。

・物語自体はそれほど珍しいパターンではない。軍が怪しい研究をしていて〜、その兵器(今回は人間)が暴走して〜、ハイエンシエントなウエポンが出て来て〜、どっかいってしまってーend〜的な。

・ただ、物語のベースとなる世界観、表現方法、キャラ含めそれぞれのパーツ=大友克洋感は特徴的かつ今なお先進的。

・やはり、セル作画アニメとしては一つの到達点と言える。

・金田と鉄雄の関係はやっぱイイ。鉄雄の屈折ぶりも大人になった今なら理解ができる気がする、最後に金田に頼るのはまだガキの証拠だぜ、金田もガキだけどな・・・(コレ(アレ)が若さってもんだろうか、取り返しのつかなくなることもあるけどな)

・ただ、鉄雄の屈折~ちょっと力持った~タカビー~暴走の流れは、なんか昨今の「無敵の人」の暴走っぽくて、心がザワザワした。
自分の得た力にうぬぼれたとしても、今の私に許容できない。
アタマをゲンコツで殴ってやりたい気持ちになった。(金田に近いかw)

・金田の元気さ、怖いもんなしで舐めた感じがうらやましい。

・SFとしても世界観、造形美、エフェクトの表現が今でも通用しそうな、と言うより、今の作品も影響を残している。

・今も、昔もエセな宗教、信者は人智を越える事象をおらが神様だと錯覚し、祭り上げ、利用し、自滅する。

・女性があんましかわいくない。

・80年代のいい加減な感じを、よくぞあそこまで取り込んだものだ(主にチャラ女のセリフ)。
まぁ、男のテキトーさもそうかなw。

・ある意味、動き過ぎて気持ち悪いw

・画面からの情報量が多すぎて、疲れる・・・(歳食った証拠だなぁ(遠い目))

などなど。

まぁ、一個一個シーンを見ながらだと、ここがすごいんだよ、この表現がねぇとウンチクをたれたくなるような作品であることが今でもすごいんだけれどもねぇ。
そうだなぁ、昨今のCGをガンガン使った作品だと、すごくても、ウンチクを述べられるスピード感じゃないですよねぇ。
早すぎるというか、あん?CGならあたりまえっしょ的な「消費される感覚」が強いかなぁ。
セルの動きで、ヌルヌルもたもたしている所に、ウンチクを述べられる隙間が存在する気がしますなw。


この作品は、今となっては30年以上前の作品となります。
人も〇にますし、グロっぽいシーンもありますが、あの時代に最も挑戦的だった作品の一つでもあります。
一度は観ておいてもいい作品の一つでは?とは思います。
合う合わないはあるでしょうけどね。

投稿 : 2021/12/28
閲覧 : 314
サンキュー:

17

あらがい さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

いつの時代に観たかで評価が変わる作品

古い作品ということもあり先送りにしていた超人気タイトルをようやく観た、、、

結果、一度観れば満足

作画や世界観は面白いのだろけど、やはり昔のアニメ
義務感で最後まで観たけど、もう観ない

「当時はすごかった」「この時代にこの作画、、」
などの評価があるが、当時を持ってきて現代で評価されてもね、、、

思い出補正評価が大きい作品に感じるかな
いつの時代に観たかで評価が変わる作品

当時観る方ができれば感動や興奮があったのかもしれない

AKIRA、、、主人公ちゃうんかい。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 220
サンキュー:

5

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

一部のシーンがトラウマ的に残っています。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 471
サンキュー:

1

ネタバレ

k57x83 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見ておいて良かったと思える

(20210926初稿)

DMMでクーポン貰い、対象作品リスト眺めてたら発見
そういえば見ていなかったなと思い立ち視聴
500円未満で500円クーポン使ったので結果無料でした


今でこそ近未来系のアニメは多数あるが、
これ当時見た人たちはとてつもない衝撃を受けたのは
想像に難くない
国内外問わず影響を受けたとされる巨匠が多いのも頷けた



●作画
まずは映像美に舌を巻く
こんなアニメがあっただろうか。動きが凄い
10億かけたとのことだが、
大半はここに消えたのだろう
そして、こんな動きをするアニメは未来永劫
出てこないだろうと思う(お金的な問題で)

現代よりカオスになった東京での話だが、
ネオンやホログラムの鮮やかな色彩と廃墟の対比、
そこに住む人の貧困の差を象徴するような
そんな対比の映像も視聴者を飽きさせない

中盤以降はバトルや破壊の動きを手を抜かず走り切っている
鉄雄が椅子と融合しかけている所とか
本当によく描いたなと思う



●設定・物語
本作に影響を受けた巨匠の作品を色々見て来ているからか、
設定や物語はそこまで秀いているとは思えなかった
逆に、あまり古いと感じなかったことが
評価できるのではないだろうか
本作が公開されたのは1988年。すでに30年近く経っている
(ちなみに、1988年開始アニメは、(間違ってたらすみません)
・となりのトトロ
・アンパンマン
・ひみつのアッコちゃん
・魔神英雄伝ワタル    など。
あーやっぱ本作だけぶっ飛んでるわ)

序盤の警察と一般人の争いは、当時の学生闘争に
なぞらえた、と想像する
若い人たちが、このように「元気」だった時代があった、
と感慨深い気分になる



●キャラ
キャラはメイン二人は非常に立っているが
他はあんまり、といったところ

ちょっと個人的なツボポイントになるが、
最初、鉄雄が金田を信頼しているというのを
「あいつなら乗れるさ」の一言で表現したところ、
何故だか、ぐっときた
最近はこういうのあまり見られないが、
こういうのが良いなと思った



●声優・音楽
声優は、まあ普通
音楽は、独特で映像に合わせた上手いBGMが多かったように思う
(序盤以外はあまり印象に残っていない)



総じて、
映像美が凄く、
10億をアニメ映画に使えた時代を感じるアニメ映画だった

見ておいて良かったと思う

投稿 : 2021/09/26
閲覧 : 232
サンキュー:

7

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

天才的なSF発想の塊です。人間鉄雄にも注目すべきでしょう。

 金田のバイクってバックができるんですよね。モーターと言っていながらエンジン音がするのでハイブリットなのでしょうか。まず、このバイクのデザインだけでもゾクゾクします。AKIRAという映画でもっとも印象的なこのバイクは金田という男の強さの象徴でした。

 孤児院らしきところで友達になった金田と鉄雄でした。金田の側からみた鉄雄は守るべき存在であり、大切に思っていたのだと思います。一方で金田は鉄雄の憧れでありコンプレックスでもありました。鉄雄の金田のバイクに対する執着を映画ではかなり描写していましたので、これが一つの主題だと思います。力を得た鉄雄は不幸な過去を持つが故に、歪んでいったのでしょう。
 それでもカオリという彼女に対しては最後まで愛情を持ち続けていました。最後にカオリが危険になったときの鉄雄の反応は、途中でカオリが酷い目にあっているときの反応と一緒でした。
 ただ、{netabare}最後鉄雄は自分でカオリは殺してしまいます。金田は鉄雄を助けようとして、鉄雄は金田に逃げろと叫びます。{/netabare}非常に切ない話でした。コミック版よりも鉄雄自体の行動原理はわかりやすかったともいえます。

 あとはアキラの他3人の超能力者たちの因縁を映像の中だけで済ませていたのは良かったと思います。

 人間の描き方では、ケイと金田の気持ちの通じ方がちょっと急だったかなあという気がしますし、ケイも能力を貰って活躍しますが、このケイについては映画版の脚本の弱いところだったと思います。

 全体的なストーリーは、退廃した東京で、超能力者の拉致とテロ、反政府デモが絡んで鉄雄が超能力に覚醒するストーリーですが、事件そのものは鉄雄が大暴れるだけです。

 ただ、物語の密度がすごくて2時間程度の映画なのに、一つの作品世界にどっぷりつかった疲労感が半端ではないです。
 
 本作はSF的な発想と表現がすごいわけです。ネオ東京という発想、その街の風景や夜景、バイクで荒廃した高速道路を走り鉄パイプで戦う、斜めに地下深く降りて行く巨大エレベーター、老人のような少年少女、アキラを閉じ込めていた地下のパイプがうねるドーム、子供部屋のような実験施設、攻撃衛星、レーザー兵器、飛ぶ攻撃兵器などどれをとってもSF的発想のオンパレードでした。いや、発想は過去にあったかもしれませんが、デザイン、映像化したところがすごかったです。

 今や日本のあらゆるSF映像に影響を与えていると言えるでしょう。例えばどう考えてもエヴァンゲリオンは影響されていますよね。ただ、仕方ないと思います。童夢で有名ですが、超能力で飛ばされた人間が壁にぶつかって窪んでひび割れる表現を初めて発想した人です。大友克洋はビジュアル化の天才としかいいようがありません。

 また、アニメの演出なのかもしれませんが、バイクに乗って鉄パイプをアスファルトにつけて火花を散らすシーン。翌年ブラックレインが公開されますがひょっとしたら影響を与えたのかもしれません。アメリカでのAKIRA人気を考えるとあり得るでしょう。

 こういう考察をするといくら文字を重ねても語り切れませんのでこれくらいにしますが、さすがのAKIRAとしか言いようがありません。

 ただ、初見でいきなりこのアニメだとSFリテラシーの関係でポカンとなる人もいるかもしれません。SF慣れしてない人は先に原作を読むことをお勧めします。

 なお、音楽も青森ねぷたまつりのラッセラーを使うのはすごかったですね。パーカッションはエスニックで。魂の中の呪術的というかプリミティブな何かを揺さぶられるようなすごい音楽でした。

 

投稿 : 2021/09/24
閲覧 : 337
サンキュー:

9

オカルトマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

一回見ただけでは理解しずらい。

一言だけ言えるのは、これが33年前に作られたって事が驚く。
めちゃくちゃクオリティ高い。

過去から見た今の東京はゴミだらけ
民度最悪。それどころか内戦起きてる
バイクだけは無駄にかっこいい。

2020年の東京オリンピックを予言してたのはすごいね。
コロナで2021になったけど。

接触しただけで覚醒するのはなんなんだろうなと思った。

投稿 : 2021/08/04
閲覧 : 228
サンキュー:

7

ネタバレ

上位者のヒモ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分ではどうしようもない大きな流れに翻弄されながら、自身の生き方を模索する若者の姿

個人的には、金田と鉄雄の関係性が好きです。

金田に認めて欲しく、対等な立場で接したいからか、鉄雄は彼にとても執着します。

鉄雄は超能力?を身に付けた後、金田にその力を自慢しますし、一時は彼を殺そうとします。しかし、鉄雄が肉塊に飲み込まれる時、真っ先に助けを求めた相手も金田でした。

つまり、能力は金田を凌駕しているが、精神的には依存しています。面白い関係性ですねぇ。

タイトル回収
{netabare}
作者曰く
 「登場人物たちはみんな若者にしました。……ただ単に暴走して、つまんない世界にいる人間たちを主人公にして、東京の中のいろんな政治や、大きな秘密の中に触れながら、どうしようもない若者たちが少しは成長していくという話を作ったんです。 話はSFなんですけど、少しずつ自分たちで何かを見つけるんだよというメッセージは描きたいなと思っていました。それは、社会に参加して、または世界に参加して、自分たちで自分たちの道を発見する話なんです。…(中略)…いろんなことがあるんですけど、自分たちが見つけたもの、そして、自分たちがこれからなんかやってくんだよというメッセージは込めました。」
(『AKIRA』の世界観のもと、東京の進化と再生を描く NHKスペシャル シリーズ「東京リボーン」より)

つまり、自分ではどうしようもない大きな流れに翻弄されながら、自身の生き方を模索する若者の姿をあの映画は描いたと思います。
 
こうした視点を得られただけでもこの映画は、私にとって見る価値のある作品でした。感謝感謝...

思えば、こうしたことはよく起こりますよね。例えば、進撃の巨人のエレン。欲しいと思ったわけでもなく巨人化の力を手に入れ、その力を使いながら未来を切り開いて行く...

少し、逸れるかもしれませんが、リゼロのスバルも当てはまると思います。嫉妬の魔女から死に戻りの能力を授かり、その力を使って、エミリア(とレム、ラム姉妹)を大きな陰謀から救おうとする...

更に、現実にも起こっていますね。受験競争、就職活動など避けられない大きな流れがあって、そこで苦悩する若者...

どうも私はこうした若者が翻弄される中で、方向性を定める過程を見るのが好きみたいです。また私以外にも好きな人がいることが、この映画が売れた理由の一つだと思います。{/netabare}

投稿 : 2020/12/07
閲覧 : 260
サンキュー:

5

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

だいぶ昔に観ました

あまり,アニメに接していなかったので,何もかもが新鮮に感じた記憶があります。
ただ,初めて観たのは中学生の頃で,未だ,良さを理解できていなかった記憶です。
大学生の頃に観返して,原作も買って読みました。

あの頃と考えると,斬新だったと思います。


久しぶりに見返しました。
面白かったし、オリンピックの予知が凄いと感じました。

原作のストーリーで、ワンクールか2クールのアニメを観たいですね!

投稿 : 2020/11/13
閲覧 : 495
サンキュー:

9

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

6回目2020.7.29

6回目2020.7.29

投稿 : 2020/07/29
閲覧 : 338
サンキュー:

2

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

バイクシーンだけ見ればいいよ

当時からしたらレベル高いし、今も教科書乗るレベルで評価されるのもわかるけど、今ただのオタクが見ても面白いわけないよね
この時代に人に勧められるものではない

投稿 : 2020/07/21
閲覧 : 324
サンキュー:

2

ネタバレ

glashutte さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

巻き込まれ系。当時はこのストーリーでみんな納得したの?

巻き込まれ系ということでは、同時代のメガゾーン23もそうだったけど、結局何だったのかよくわからなく、すっきりしないで終わってしまった、AKIRAや他の3人の生まれた意味などよくわからないままだった。原作が途中で映画化したのでしょうがないのかもしれないけど、当時はこれでみんな納得したのかな?世界観(近未来)や映像美という点で、この時代(1988年公開、舞台は2020年。原作は1982-90年)的に特異的だったのかもしれなく、それが売りなのかな?

投稿 : 2020/05/28
閲覧 : 278
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジャパニメーションというロストテクノロジー

ヲタクの発想に技術が追い付いていない時代、
採算度外視によるマンパワーで実現させた
最高に贅沢なアニメーションによる映像体験。
バブル時代ジャパニメーションなど浮かれていたが
商業的には大赤字の大失敗な作品である。
CG全盛の昨今では当たり前となった表現を
全て手書きという力技でやってのけている。
現場に降りかかる理不尽な無理難題に対し、
やりきったスタッフ達に称賛以外の言葉はない。
現代では到底不可能であろう。
ロストテクノロジーとは言い過ぎか。


原作の話をしよう。
当時からして特に斬新な発明もない。
SFとして飛び抜けた設定も無い。
ストーリーも別段特筆するものも無い。
キャラも古臭く、特に女性は致命的に可愛くない。
コミックスはデカいわ重いわ高いわにつけ
カバーイラストがスタイリッシュなわけでもなく、
一巻はとにかく話が進まない。

では何がAKIRAをAKIRA足らしめるのか。
それはただただ圧倒的な「画面」そのものだ。
当時週刊誌のヤンマガで隔週連載してたのだが
載ってもペラペラのページ数でしかもよく休む。
それでも発売日には放課後に本屋にダッシュし、
熱心に読みふけったものである。

それがアニメ化しただけでもバンザイなのに、
当時のアニメの範疇を悠々と超えたクオリティ。
画面が凄いをアニメでもやってのけた。
もちろん原作厨の批判は当時からあったが、
金田が鉄雄がSOLがバイクがアキラが動く。
それだけで興奮が止まらなかった。


私が個人的にこのアニメで特筆すべきシーンは
鉄雄が探していたカプセルが地上に出現する際
切断又は外れたパイプが音を立てて暴れる描写を
わざわざ複数のカットを使って表現している。
あ、わかってるなと思った。
やっぱりそうなんだなって思った。


私にとってAKIRAとは「配管、パイプ」なのだ。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 422

がーりっく さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画カッコいい

見てる時より考察の方が面白い
金田と鉄雄の関係の変化、成長が楽しめる

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 226
サンキュー:

2

MASAR19724 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

昔と今では求められているものが違うのかも

かなり有名な作品なので1度見てみようと思い視聴しました

良かった点
・当時ではおそらく作画のクオリティが高かった

悪かった点
・原作未読者には難解なストーリー

もしかしたら私の理解力が乏しいだけなのかもしれませんが正直見たあと「えっ?終わり?」てなってなんで人気が出たのだろう?何を伝えたかったのだろう?ということで頭がいっぱいであまり楽しむことが出来ませんでした

あと私は作画は極力評価に含まないようにしているのでこのような評価になったのかもしれません(作画は作品自体の責任ではなく作る方達の責任なので)

昔は作画のクオリティが高かったり迫力があれば人気が出たのかもしれませんが今はストーリーやキャラも重視されているので昔人気があったからと言って今でも人気が出るとは限らず、逆に昔人気がなかった作品が人気になるかもしれないと感じました

評価されている昔の作品も改めて評価し直さなければいけないのかもしれません

なにかと私の考えは世間と違っているので参考にならないかもしれません

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 262
サンキュー:

2

ネタバレ

プラント浜口 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

注目される理由がよく分からない作品

以前から「色褪せないSFアニメの金字塔!」的なもてはやされていたので、気になってて視聴。
◾️まずは良いところ
・作画は綺麗。1988年放映、製作期間3年、製作費11億円は流石で、30年前の作品とは思えない滑らかさがある。風景やバイクシーンにも驚かされたが、何より口の動き。声と動きが一致してるのは手間暇とこだわりが垣間見える

◾️次に悪いところ
・ストーリーが意味不明。
ストーリー中盤までは、製作当時がバブル期であることを鑑みて、退廃的な大衆への風刺作品かと思いきや、ラストが謎に終える。作画と音楽さえ良ければこんなにも注目されるのは謎も謎。
潜在能力を当時の日本の経済力の比喩として扱うならもっと表現方法はあっただろう。
そして第三次世界大戦も上手く使えてない感が強い

・キャラが雑過ぎて見分けつかない問題。
モブキャラはまだしも金田とケイの見分けが絶望的につかない。キャラへの感情移入は作品の魅力の大きな一つにも関わらず、全く配慮されてない様子。

ともあれ、全く良さが分からない作品だった。


#2020.04

投稿 : 2020/04/20
閲覧 : 289
サンキュー:

2

ネタバレ

チィ千 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

80年史上最高傑作

良い点
・近未来な世界観に引かれる
・独特なストーリーに目が離せない
・キャラが印象的
・癖のあるbgm
・バイクのデザインやチェイスがド迫力
悪い点
・暴力、ゴア描写、流血などがかなり過激
・年齢規制(R15)が必要かも
・モブがよく死ぬ、特にあるキャラの死に方は残酷過ぎて思わぬところでトラウマを植え付けられるので要注意(いつ見てもキツイです)
・トラウマレベルのグロテスクな奴が出てくる

投稿 : 2020/04/09
閲覧 : 280
サンキュー:

5

竜児 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2018年11月24日視聴 90点。

Netflixで28年振りに再視聴。全く古さを感じなかった。

投稿 : 2019/12/01
閲覧 : 273
サンキュー:

1

イブラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

金田バイクは神 頂点を極めたアニメーションクオリティー

30年以上前の作品ですが大ファンで、ビデオテープ、DVD、ブルーレイと新しい媒体で高画質・高音質化される度に保持し直しています。
世界で絶賛されていますので今さら言うまでもないのですが、芸能山城組の音楽、プレスコを採用した身振り手振りで話す登場人物達の滑らかな体と口の動き、今の実写の世界で言うところのドローンで動きながら空撮したような映像を実現しています。
この、「音に合わせて作画」、「緻密な絵がアングルごと動く(一枚一枚の絵全体を作画し直して繋ぐ)」事はアニメーションでは非常に難易度が高く、労力やコストがかかる事だと思いますが、それを全て完璧にやり通しています。2000年頃からコンピューター作画の上記のようなアニメ映像が観られるようになりましたが、膨大なセル画で動かした映像は今観ても全く違う質感の素晴らしさがあります。

ストーリー展開とカット割りが完璧に構成・計算されていて、そこに超高レベルの映像と音楽を融合させてあり、素晴らしい完成度です。
割れて落ちてくる大量のガラス、生きているかのように立ち上る炎や煙、のたうち回るようなガス配管、何度観ても目を奪われます。

是非一度観てみて下さい!

ただ、ストーリーに関しては、私は大好きなのですが、万人に勧められるものではありません。
グロい部分、政治や組織が絡み複雑な部分があり、子供や年配の方、女性は余り好まないのではないかと思います。

金田バイク、レーザー砲、SOLは、かっこいいの一言。

「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ」、「やっとモーターのコイルが温まってきた所だぜ」・・・たまりません!

投稿 : 2019/11/16
閲覧 : 346
サンキュー:

9

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

けっこうグロシーンあるね

昔のグロさがある

投稿 : 2019/07/27
閲覧 : 389
サンキュー:

0

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

独特の音楽と共に味わう疾走感。

とうとう作品が描く「未来の日本」と同じ年、2019年になりました。

作品中の2019年は「インターネットが存在しない世界」。
作品公開は1988年ですが、世界初のWebサイト公開が1991年。インターネット普及の切っ掛けになったWebブラウザ「Netscape Navigator」の登場は1994年。
そもそも旧郵政省により日本でのインターネット商用利用が許可されたのは1993年。1988年ではインターネット接続サービスがまだ無いので、作品中にインターネットが存在しないのは当然ですね。

他に現実世界と大きく違う点は、米軍の不在。
第三次世界大戦後の世界情勢が作品中で語られていないので詳細は不明ですが、おそらく米国は神のいかずちでも受けて、この世から消滅したのでしょう。
忌まわしい国際テロ組織、CIAが影も形も無いのは素晴らしい。

あと、ドローンのような偵察機や非致死性兵器が出てこない。
暴動鎮圧は催涙ガスや警棒で殴る。といった古典的方法で対処してました。
全体的に油臭いと言うか、泥臭い感じのする世界です。

そして悲しい事に、作品中の日本は政情が不安定で、内戦が発生しそうな雰囲気。
銃撃戦が日常の世界を生きてきて、慣れていたからでしょうか?
ヒロインのケイが人を拳銃で撃ってしまいショック状態になった後、比較的短時間で回復出来たのは印象的でした。


ほとんど世紀末状態の日本でダークヒーローのような主人公が大活躍。
終盤の一騎打ちも迫力がある。壮大な世界設定が面白いアニメです。

投稿 : 2019/05/10
閲覧 : 328
サンキュー:

7

ASKA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大友克洋原作、監督の名作SFアニメ映画

原作は大友克洋さんの漫画で、アニメ監督も大友克洋さんです。
2019年のネオ東京を舞台に暴走族の若者の金田と鉄雄という2人の少年と超能力を持った子どもたちも出てきて軍や反政府組織やらが色々出てきて騒動に巻き込まれていきます。
全編通して流れる民族楽器を使った劇伴や、とてつもない作画枚数を使ったバイクの疾走シーンなど見どころはたっぷりで、約2時間のボリュームある作品です。

1度はご覧になられることをおすすめします。

投稿 : 2019/04/27
閲覧 : 387
サンキュー:

14

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AKIRA アキラのストーリー・あらすじ

1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。 (アニメ映画『AKIRA アキラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1988年7月16日
制作会社
東京ムービー
公式サイト
dbeat.bandaivisual.co.jp/akira/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/AKIRA#.E5.8A.87.E5.A0.B4.E3.82.A2.E3.83.8B.E3.83.A1

声優・キャラクター

岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘

スタッフ

原作:大友克洋(講談社・ヤングマガジン連載)
監督:大友克洋、製作:脚本:大友克洋/橋本以蔵、作曲・指揮:山城祥二、キャラクターデザイン:大友克洋、作画監督:なかむらたかし、作画監督補:森本晃司、美術:水谷利春、音楽:芸能山城組、音響:明田川進、録音:瀬川徹夫、撮影:三澤勝治、編集:瀬山武司

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