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「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(アニメ映画)」

総合得点
82.4
感想・評価
889
棚に入れた
4416
ランキング
367
★★★★★ 4.1 (889)
物語
4.1
作画
4.1
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの感想・評価はどうでしたか?

pppp さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良い締めだと思う

機体がとにかくかっこよかった

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 43
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0

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガンダム好きには外せない作品

公開当時の評判は良くなかったと思います。当時は私も好きではありませんでした。サイコフレームのなんでもパワーというか、不思議パワーが受け付けられませんでした。ですが、その後もUCで続くサイコフレームパワーで洗脳されたのか、今となっては外せない作品になってます

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 74
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ネタバレ

てらし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

限界突破出来なかった人達

かなり久し振りに見ました

戦闘シーンの演出や作画はやはり素晴らしい
動画で塗りミスや色パカ等散見されますが、総合的に見て当時としては十分なクオリティだと思います
戦闘シーンの空間演出とテンポの良さは映像技術や演出が進化した今見てもまったく色褪せないレベルです

ただ今改めて見て思うのは世界が狭いなと
初代からの登場人物がメインだから、とか映画の短い尺だからというのはあるかもしれないですが、宇宙世紀ガンダムの永遠のテーマでもあるニュータイプに関しては終始閉塞感が漂っています
アムロは人として成熟はしたけど、NTとしては何も変われなかったし、シャアは政治と打倒アムロに囚われすぎて結局何も成し遂げられずに終わってしまう
何より2人は傍に居た次世代NTの希望となり得たかもしれないクェスやハサウェイと共鳴すること無く、彼らを導こうとはしませんでした
道具として扱われたクェスがその後どうなったかは言うまでもない
孤独だったクェスを救おうとしたハサウェイがああいう結末を迎えたのも救いが無い
地球が本当の本当にダメになる寸前にまで追い詰められてようやく敵味方が同じ方向を向いたというのはとても皮肉なシーンのように思えます

サイコフレームの光が地球を取り巻くラストは同じことの繰り返しを指しているようにも見えるし、この辺はガンダムて結局こうなっちゃうんだよという監督のメッセージとも取れるのでは

結構ネガティブな感想になりましたけど好きな作品ですし、何回でも見たくなる不思議な魅力があるんですよね
何年かして見たらまた違った発見があるかもしれない、そんな作品です

投稿 : 2023/12/20
閲覧 : 63
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フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

歳を取って今観ると普通に見えてくる

2023/12/17にBS12の日曜アニメ劇場にて久々に観た。
公開当時もリアルタイムで観ていたが、久しく観ていなかったので日曜アニメ劇場で観た。

ガンダム世代の方々なら、初代ガンダム~逆襲のシャア~F91あたりは結構通る道で、私も観てきたのだが、当時はネットは無く最後のサイコフレームによるオカルトめいた超展開に結構困惑していたのを覚えている。
更にはアムロとシャアはいなくなるし、ガンダムファンとしてはこれで終わりなのか!?とアニメ雑誌とかの記事を読みながら考えてたような気がする。当時のアニメ作品の中では、出てくるキャラクターは大人ばかりで話も政治的で、当時中学生くらいだった自分にとってはシンエヴァQの初見くらいに特に最後が分からなかったかもしれない。
元になった原作として小説版があるが、ベルトーチカがいないなど違いが結構ある。

この作品、観る回数や時間が経つにつれて感想も変わった作品だ。
作品自体が富野節かつ名言の塊だ。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」という同人誌の再販版が今はAmazonなどで手に入れる事があるので、合わせて読むと制作者側の視点なども加わって更に楽しめるかと思う。
アニメ制作関連者からは当時から庵野秀明他から評価されていたようだ。
まあ、シャアが富野さん自身で、アニメファンやらスポンサーやらに色々と思うところがあったのか、終わらせる気満々で母なる大地である地球へ隕石を落とす話にしたとかどうとか。

そして、令和の今ではガンダムUCだのガンダムNTだのが後付けではあるが存在して、サイコフレームによる超現象も認知された感がある。
それを踏まえると、本作がガンダムに与えた影響も大きかったと感じるし、これは新たな始まりの為の終わりだったのかとも思える。

投稿 : 2023/12/19
閲覧 : 93
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ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

重力の虹

富野由悠季監督作品。

アムロとシャア、宿命の最終決戦。

宇宙世紀0093年、
シャアは地球連邦軍に宣戦布告し、
ネオジオンを率い反乱の狼煙を上げる。
{netabare}小惑星アクシズを地球に落下させ、
人類の歴史に終わりを告げようとしている。{/netabare}

壮大な宇宙を舞台にした群像劇だ。
アースノイドとスペースノイドの、
民族的・政治的軋轢は一向に収まらず、
悲劇的な戦争がいつの時代も人を苦しめる。
宿命や因果によって始められた戦争に、
果たして善悪の価値判断はあるのだろうか。
人類は難しい局面を向かえている。

端的に言って物語は面白くはない。
しかしながらこれで良いのかも知れない。
ガンダムとは未熟で煮え切らない少年たちと、
理想に燃え理想に敗れた大人たちの物語なのだ。

スタイリッシュなカラーとフォルム、
ミニマルデザインの極致であり、
アシンメトリーに装備されたファンネル。
νガンダムこそ最も洗練されたMSに推したい。

サザビーとνガンダムの殴り合いは、
通常の理解を超えて至高の域に達する。
これこそがシャアのシャアたる所以であるのだ。

皆さんも良きアニメライフを。

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 855
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48

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何度でも見返したくなる名作

この作品においてクェスの人物造形は、とてもうまくいっていると思う。ニュータイプの超人的能力は、異常に強い感受性(高い認識能力)と、異常に低い対人能力によるものだから。しかし、それだけでは「おとな」になれない。要はこの映画のテーマは「ニュータイプ」が「おとな」になるという話で、このあたりが分かっていないと、「なんでクェスの成長を待ってあげられないんだ!」というハサウェイの怒りが理解できないはず。いらいらばかりして成長しきれずに死んでいったたくさんの「ニュータイプ」たちのなかで、ただアムロだけが成熟して命と引き替えに地球を救う、そういうところにアムロに託されたこの物語の「希望」を感じることができます。演出も密度が濃く、何度見返しても唸らされます

投稿 : 2023/12/09
閲覧 : 86
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4

ネタバレ

PSvKf07387 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

5回くらい観たけど未だに納得いかない

ガンダムが好きで何とか理解しようと初めて見たのが幼稚園の頃でそこから小中高大人になって最低5回は観たけど未だにこれの評価が良い理由が分かりません
良い点は最後アクシズ押し返すところと機体はカッコいいと思います
新キャラクターに魅力が無く強いて言えばナナイさんは大人の女性って感じでカッコいいけどクエスは生意気で鬱陶しいキャラで他特にパッとしないかギュネイとかうざいだけのキャラしかいない
元々好きって訳でもないけどシャアがいくらなんでも情けなさ過ぎる描かれ方
αアジールの強そうな見かけからのミサイルちょっと食らっただけでやられるショボさ
シャアとアムロの馬鹿にしてんのかと思うコロコロ転がりながらの殴りあい
シャアとアムロの戦いの最後がパンチでコクピット誤作動放出とかギャグみたいな終わり方
最後アクシズ押し返してシャアアムロとも行方不明って締め方はよかったですが、そこに行き着くまで戦闘シーンやキャラの描き方どうにかならなかったのかと思います

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 74
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1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「シン・エヴァ」と似たような感想

事実上、ガンダム「宇宙世紀」の最終回といえば、逆襲のシャアだと思いますね。

アムロとシャアの関係が決着つきますし、冨野監督の「思想」もこれ以降薄くなってフラットな作品が多くなると思ってます。

小説では「閃光のハサウェイ」がおそらく最終回という感じでしょうが、アニメ作品としてはこちらが終幕だといえるでしょう。

これも「シン・エヴァ」と同じく、TVシリーズから劇場作品まで見ていないとストーリーを完全に理解できない仕様になってますが、当時としてはまだアニメ作品はマニア向けだったと思うので、それでも結構なお客さんが入ったことは当時としては画期的なんではないでしょうか。

今見ると多少絵柄が古臭く、80年代のセル画ならではのごちゃごちゃした世界観がとっつきにくいかもしれませんが、それでも過剰に過剰を上乗せしたモビルスーツの躍動感は凄みがありますね。この後、3Dと2Dを掛け合わせたモビルスーツが主になってしまいましたが、この時代の手書きの感じが非常に見ていて味わいが増している気がします。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 640
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13

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

νガンダムは伊達じゃない!

 僕のガンダム履歴は
・ファースト→逆襲のシャア→ユニコーン→Z
 なわけですが、逆シャアを視聴したのは、なんせ小学生以来だったので、あんまり覚えてませんでした。だからだいぶ忘れてたので、久々の視聴となりましたね。

 感想としては「アムロとシャアの戦い、これにて完結」といったところかな。話が面白いわけじゃないんですが、、、アムロとシャア、ファーストから続いてきた因縁にけりをつける、いわゆる「シンエヴァンゲリオン」のようなところです。

 Zの頃の二人の関係が、僕としては親しみがあったので好きなんですが、やはり対立は避けられなかったのかなぁ。。。

 あとメインとしてハサウェイとクェスがいました。二人ともかなり身勝手なんですけど、まあガンダムあるあるだから仕方ないですね。

 ふと思ったのが、シャアってそんなに世界平和のために身を投じるようなキャラなのか?と思いました。そこまで大義に生きるキャラのようには見えませんでした。どちらかというと愛する女性・ララァを失いいじけてるような、、それに最終的には、ライバル認定しているアムロにも勝てなかった訳ですし。きっとシャアにもいろいろあったんですね(思考放棄)。

 これが「閃光のハサウェイ」にもつながっているとのことなので、楽しみに見ようと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/07/28
閲覧 : 319
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15

風来坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今観ても遜色のない作品

あまりガンダム作品には詳しくないですが、作品名が有名だったのと無料視聴にも恵まれたので視聴してみました。

名作と言われていますが30年以上前(1988年公開)の作品のため、今の作品に比べると見劣りする部分が多いだろうなぁと期待値は低めでした。しかし、明確な悪と正義という対立ではなく、登場人物のスタンスから「戦争」をリアルに描いている点やガンダムを初めとしたモビルスーツのデザインの格好良さは今観ても見劣りしないものでした。

その中でも目を引いたのは戦闘シーンにおけるモビルスーツの旋回やキャラの台詞時のカットです。これにより臨場感が増し作品に引き込まれました。作画の色使いなどはデジタル技術が発達した今のアニメの方が勝っているかもしれませんが、こういう創意工夫という部分では時が経ってもなかなか塗り替えることはできないんだなとしみじみと感じました。

海外の台頭により日本のアニメ産業が非常に厳しい状況に立たされていると言われていますが、これからもこういうアニメが日本から生まれてくることを祈っています。

投稿 : 2022/03/24
閲覧 : 224
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6

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ママやパパの面影求めてるんか

アムロとシャアの13年に及ぶ宿命の対決に決着がつく、シリーズ最終章。宇宙世紀0093、シャアがネオ・ジオン総帥に就任、地球に宣戦を布告した。ブライト率いる連邦軍の独立部隊、ロンド・ベルに所属していたアムロは、最新型のνガンダムに搭乗して出撃する。アムロはシャアの野望を阻止することができるのか?というあらすじ。


最後の結論はタイトルの通り。
なんだかなあ。
ファーストガンダムを適当に流し見して程度で見るとよく分からないけど、ハサウェイやらなんやら色々分かった。

なんだこの爆発END?

Beyond The Time TM networkって割と頭に残る楽曲。

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 190
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4

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

4回目2022.1.13

4回目2022.1.13

投稿 : 2022/01/13
閲覧 : 354
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ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

だめんずシャアはマザコンだった。最高に面白かったです。

 ハサウェイを楽しむにはやはり逆シャアをしっかりと見ておくべきだとろうと十数年ぶりに再視聴しました。結構肝心なポイントを見てませんでした。

 戦争という国家間の問題、巨大な歴史の中での個人の小ささ、戦争の悲惨さといったテーマから始まった宇宙世紀ものは結局個人の愛憎で終わりを迎えました。
 世界系はエヴァからというのが定説ですが、個人と世界の関係でいえば本作で描かれていましたね。最後のサイコフレームに理屈はないし、見ている側の判断にゆだねるオープンエンディングでした。

 1988年という年に作成された本作のテーマが非常に個人的な問題に帰結したのは、アニメ史として少し再評価する必要があるかもしれません。
 
 で、肝心の面白さですが、いやー面白かったです。最高です。こんなに面白いと思いませんでした。2時間の枠の中で様々なキャラが交錯して、それでいてシャアのたくらみとそれを阻止する戦いが、きっちり描かれていました。νガンダムのカラーリングもフィンファンネルもカッコいいし。

 チェーンのキュロットスカートの表現にすごいこだわりを感じました。何のフェチでしょうか?
 
 時折カットがはいるミライがいいんですよね。昔の仲間であり夫と息子が当事者です。そのミライが地球にいて何を考えるか。宇宙の戦いばかりの中で、ミライを表現したのはいい演出でした。


以下、シャア、アムロ、ハサウェイについてです。ちょっと長めです。

{netabare} シャアについて
 シャアはララァは母だと言い切っていました。そして周囲からはあの男はロリコンだ、とも。シャアを見ていると彼は切実に女性を必要としているんですね。だから、女性が寄ってくるのでしょう。マザコンで、欲望に素直で、女を自分の食い物にする。いわゆる「だめんず」でした。ナナイの存在価値は胸に顔を埋めることだけでした。

 魂が重力の井戸に引かれる。わかったようなわからないような…結局俺に共感できない奴は死ね、に聞こえます。シャアの思想が過激に走った理由って、やはり「アムロ、俺を分かってくれ」「ララァにもう一度会いたい」「俺を分かってくれる奴以外はいらない」なんですかね。まあ、アムロに対しては愛憎いりまじっている感じでした。

 となるとシャアは本当の意味でのニュータイプではなかったということですね。アムロ、ララァの心の交流がうらやましかったので、俺も混ぜて…ということでしょう。だから、アムロと一緒にサイコフレーム=心の共鳴の光に包まれて安寧を得られたのでしょう。

アムロについて
 本作で主役級でありながら、サブでしたね。むしろチェーンの方がキャラが立っていましたし、非常に魅力的でした。最後のサイコフレームもチェーンのおかげですからね。
 アムロをみるとニュータイプの負の面を背負っていましたね。語るだけ語ってくれましたが、ほとんど内面を見せず解説者、狂言回しでした。
 νガンダムと合わせてとにかく化け物じみた存在で、宇宙時代の新たな人類の形としてのニュータイプの象徴だったアムロは、宇宙に光となって溶け込んでゆきました。
 つまり、本来はここでニュータイプは打ち止め、という意味だった気がします。


ハサウェイについて
 そうでしたね。チェーンを殺ったのはこいつでしたね。許せませんね。クエスも助けられなかったし。だからあんなに暗いのでしょう。なんでこいつは死刑にならないのでしょう?ギギに手が出せないのも女にトラウマがあるせいでしょうか。
 クエスに対しては少年らしい恋心なら理解しますが、ほとんど執着でした。ニュータイプ…ガンダムの主役級の人は惚れやすいですね。語られないけど何かを表現しているのでしょうか。それがないと単なる馬鹿な少年がひっかきまわしただけですよね

 戦場ということで吊り橋効果?命の危機の時の種族保存本能?ギュネイと合わせて考えると心が通じやすいだけに、一般人より惚れやすい?あるいは80年代の時代性ということでしょうか。母と離れたからシャアとおなじくおっぱいが恋しくなった?
{/netabare}


 なお「核の冬」という理論は1980年ごろにカールセーガン等で有名になりました。1988年なら仕方ありませんが、のちにかなり酷評されることになります。アクシズ級の小惑星が落下したときの効果は不明ですが、これはどちらかと言えば小惑星落下で恐竜が滅びたときに生じたものと同様の大気候変動ということかもしれません。

 あと、小惑星が大気圏を通過するときの熱を摩擦と言ってましたね。最近のアニメだと多分みんなちゃんと表現していると思いますが、断熱圧縮ですね。

投稿 : 2021/11/10
閲覧 : 364
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12

オパマ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自分には合わなかった。→再評価する。

●2018/05/20追記
最近改めて観返すと……中々面白いと感じた。(節操無し!)
絵は時代的な古さや荒さを感じるが、演出が良くMS戦闘も迫力がある。
主要人物の呆気ない最期がかえってリアリティを感じさせる。

ヒロインのチェーンが凄くいい女。
フラウの献身さとミライの包容力、セイラの大人としての感性を併せ持つ贅沢なキャラだと感じる。

ナナイはシャアの愛人に成るべくして成った女だな、と思う。
ユニコーンにも出て欲しかったな。

でもやっぱり、クエスは好きになれない。
(;^ω^)

会議のシーンや大人同士の会話にも世界観、物語の重厚さを感じさせ、決して蛇足ではない。

なんだろうね、トミノ作品は観る者の主観や立場、年齢によって受け止め方を変えさせる典型的な作品なのかな。
単に私が歳をとっただけかも知れないが。

と、言うわけで、過去のレビューより点数評価を修正。

物語  2.0→4.0
キャラ 1.0→3.5
作画  3.0→4.0
音楽  3.0→4.5

何年か後に観返したら、また違う印象に成るのかな?
それはそれで楽しみ。
(*´з`)


●2012/04/09
この作品を観て、トミノアニメは好きになれないと悟った。

アムロとシャアの勝負に決着が付いているためか、世間的には人気も評価も高いようだが、個人的には受け付けない。

以下、個人的意見。

押し並べて、キャラの魅力が無い。
特にクエス&ハサウェイ・・・かなり痛い。

ガンダムに求めるものは小難しい理屈や理想云々ではない。
革命家や政治家の理屈が聞きたいのであれば他の作品を観る。
物語のバックグラウンドとしての壮大な設定はアリだろう。
だが、このシリーズに求めるものはファーストのような歴史に翻弄されながらも必死で生き延びようとする個性豊かな小さな個々人の足掻く様。

結局、スーパーヒーロー同士の屁理屈合戦。
トミノ節にもうんざり。

投稿 : 2021/10/21
閲覧 : 403
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7

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心に刺さった・・・・・

UCであんな形でシャアが再登場してしまったので、いろいろとあれな今ですが、やはり私が一番泣いたガンダム映画はこれです。しかしUCでのシャアの髪型はどうにかならなかったのでしょうか。安彦氏の漫画でこのデザインのキャラがすでにいたのは知っていましたが・・・・。閑話休題。

私もファーストの時のシャアはかっこいいと思いましたが、その後のZの途中で見放したので、この逆シャアも当時映画館まで見に行きませんでした。自分語りですみません。で、レンタルで後日見たわけですが、ラストで膝を抱えて号泣状態でした。それぐらい、当時はショックだったし衝撃的だったです。まずアムロにセイラやフラウ以外のチェーンという女性がいるところでアッパーパンチで、そして新キャラのクェスがああいう性格で、しかもシャアが利用しているようで気に入っている描写があり、え、ララアはというと、ララアには傷つけられたと思っているらしく、別にナナイという愛人がいます。これ、こういうサーガもので一番大人っていうか、もう今では別の女性とつきあっているというケースではないかと思います。当然私みたいな視聴者はおいてけぼりでした。すでにZでアムロにはベルトーチカがいたわけですが、およそ日本人の感覚ではない感じです。ロボットについての解説ができなくてすみません。確かに日本には「源氏物語」という恋愛文学があるわけですが、ここまで男女関係が乱れているアニメは他にはないと思います。しかしそれも「大人の世界なんだなあ」という事で、自分を納得させながら見ました。クェスはとんでもないわがまま娘で、髪の色がZの中では好きだったフォウ・ムラサメと同じなのも酌でした。シャアの地球寒冷化作戦は、誰が見てもおかしい論理ですが、「地球がもたん時が来ているのだ」という謎理論で実行されようとします。しかも政治家たちにもそれについておかしいという話はあんまり出ないで話は進みます。とにかく謎世界だったわけですが、ラストまでドラマとしては隙のない組み立て方で、それでラストでアムロとシャアが死んでしまったので泣いてしまったわけです。しかしUCで別人かよくわかりませんが(クローン体ですか?)またシャアは登場したので、拍子抜けしたわけです。(UCはそれ以外の部分はよくできているので気に入っています。)

まあそういう「猛烈しごき教室」みたいな内容で、しばらくは私もDVDを買って持っていました。シャアがアムロたちにサイコフレームの情報をわざと流すのは、「あしたのジョー」の力石的でかっこよくはありました。しかし男女関係がすごかったので、もういらないと思って、ある時中古やに売りましたです。話としては大人のドラマだったとは思いますが、私はああいう男女交際するような器量は持ち合わせていないし、したいとも思わないので、とにかく私にとっては遠い作品だという事です。この映画は作画も荒れていて、安定していないのも好きでなかった理由のひとつです。動きがきれいな場面もあるけれど、ぶつ切で出てくるという感じです。アムロとシャアの一騎打ちの場面はBGMのつけ方とかかっこいいと思うけど、いろいろと不自然すぎる世界でした。まとめると私には早すぎた世界でした。まさに三倍速だと思います。犬死だったギュネイがかわいそうでした。点数をそれほどマイナスにしていないのは、監督が怖いからです。

投稿 : 2020/10/13
閲覧 : 249
サンキュー:

11

おーいん君 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

宇宙世紀、シャアの闘争。

この作品は、宇宙世紀のガンダムシリーズの総決算といってもいい作品です。

ガンダムを詳しくなりたいなら、必見の作品でもあります。

ガンダム、Zガンダム、ZZガンダムなどを見て、シャアがどのようにしてきたのか?というのを理解しておくとより作品を理解できます。

主人公はアムロかもしれませんが、物語の中心はシャアなのですw

投稿 : 2020/04/17
閲覧 : 224
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2

ユージン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スルメ作品

初見時は「MSの戦闘シーン格好良い」ぐらいの印象だったが、歳を重ね、見返す度に発見のあるスルメ作品。 MSの挙動も非常によく考えられており、MSがちゃんと意味のある動きをしている。対象年齢35歳以上用アニメは伊達ではない。

投稿 : 2020/03/26
閲覧 : 358
サンキュー:

2

ネタバレ

ひろぞう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パイオニアとしての特権

一時代を作ったパイオニアとしての特権という物があると思う。
シャアとアムロとの因果と因縁の完結編として制作された物だが
それまでのシリーズを全て視聴したとしても、何となく心のどこかに「もやっ」とした物が残る
だがそれは「ガンダム」という一時代を作った、パイオニアとして容認されると思う。
何故かと問われた時には
「それがガンダムという物だから」と返答できるので
それは一つのパイオニアとしての特権だと思う。
どうしても同世代を生きてきた人間として、点数を付けると甘めになるのは、自分の少年期から思春期、青年期を共に過ごしてきた、私としては致し方ないのをご理解いただけるとありがたいと思うのですが。
現在一つの作品として単純に評価した時には、これを越えると思う物はいくらでもあると思う。
それでも共に生きてきた「戦友」としての、自分の中での永遠の10位枠に止めたい気持ちが先走る。
劇場で見た時に特に感じたのは
「二人ともやること変わらんなあ」で
ザビ家打倒したあとに、もう生きていく目標がなにも残っていないから、なんだかんだ理屈を付けたとしても結局
「一エースパイロットとして打倒アムロができれば何でもいい」
というシャアの宇宙世紀における、その自分の立ち位置に比べるとあまりに矮小な目的というものは、作中の台詞で吐露してしまうし。
主人公という物は土台受動的な物だが、それにしても三十路過ぎてもMSの操縦技量以外は、あまりに優柔不断で決断力のないアムロとか
今となっては私と同世代の人間にしか理解し得ない部分があるから
今単体としてこの作品を、諸手を挙げてお勧めできない部分も多いのだが。
だが私ら世代には一つのモニュメントとしてやっぱり何度でも見てしまう。
それも一つの一つの時代を作ったパイオニアとしての特権だと思う。

投稿 : 2020/02/16
閲覧 : 266
サンキュー:

2

P猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今でも色褪せない、ガンダムシリーズ最高の名作。

ガンダムシリーズで一番の出来です。何より、全て手書きでMSの動きを表していると言うところが、作画の凄まじい熱意を感じます。いやコレホント良くできたなコレ…。今出しても全然放送できるぞコレ……w
え、サザビーのデカさが異常だろって? 作画監督に言いましょう(逃)

投稿 : 2019/11/10
閲覧 : 275
サンキュー:

4

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

富野ドラマはやはり素晴らしい!

2019年4DXで再観。

思いのほか面白かった!
と、言うかこんなに濃密な人間ドラマが展開されているとは、正直忘れていた。
リアタイで鑑賞した他に、20代、30代でも観ているはずなのだが…その年齢になっても自分の鑑賞眼はまだ甘かった、という事か(笑)

偉そうに言っておけば、行間を読む力がないと面白くない作品だという事。
台詞の単語にこだわるではなく、台詞と台詞の間にどういう思考があって、この言葉が出てきたのか、を妄想する力が必要と言えば良いかな。
(無論そこに「正解」は無い。)

本作の登場人物は、憧れたり萌えたりするようなキャラクターではなく、(言い切った!w)それだけにヒューマンな魅力に溢れていると思う。
考え方の偏りや、選択の失敗、恣意に満ちた行動などを見せられながら、不思議と苦笑めいた共感を感じてしまう。キャラクターが「生きてる」と感じる。
結果、そのキャラクターたちが織り成す物語に重厚さをあたえるのである。

登場人物をアイコンとして売り出すには向かないかもしれないが、この「ドラマ感」は、アニメが数多ありといえどもそうそう味わえる物ではないと思う。
まさに富野由悠季ここにあり、という感じか。

まぁこのドラマの「重さ」は”ガンダム最終章”として制作されたから、というのも忘れてほしくない要素ではある。(結果としてそうはならなかったが、リアタイではそう宣伝されていたのだよ、お若いの。)

もちろん、MS描写のカッコよさは全ガンダムの中でも屈指。
ディティールにカッコよさが宿ると信じる昭和ヲタクにとっては極上の作品である。νガンダムほんとカッコいい。

「ガンダム」という作品群から何作かピックアップするとしたら、絶対に漏れてはならない作品だと思う。
若い方にも是非みてほしいぞ!

投稿 : 2019/09/24
閲覧 : 284
サンキュー:

5

ネタバレ

メタトロン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファンムービー!

それまでの宇宙世紀シリーズを通して観ないと楽しめない映画。

空白の期間になにがあったのか?とか、主要な登場人物の薄い背景など、何とも説明が足りない部分がちらほらある。

ただ単にアムロとシャアのライバルとしての決着を描けば良かったものの、邪魔なキャラクターが2人ほどいるのが、残念でしかたない。クソキャラはガンダムあるあるでもあるのだが。

それにつけても、最終決戦にしては、なんとなく味気ない。

総評
ファンからすれば良作ではある。MSの格好良さは◎。

投稿 : 2019/09/19
閲覧 : 237
サンキュー:

3

かまいたち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボットアニメ映画の金字塔!だが...

長所
・鮮やかな戦闘シーン
・MS(ロボ)デザイン
・ストーリー

短所
●過去作品を知らないと楽しめない
シリーズファン用に作られている為、作品内の時代背景などが説明されない。
せめて1st(初代)三部作だけでも見ておかないと意味が分からない&つまらない。

●シャア・アズナブルがほんとに情けない
監督の意図的な演出なのだが、“シャアって格好いいよね!”などと思って見始めると肩透かしを食らう...

●説明不足な部分がある

批評点をぱっと挙げるとこんな感じです。総評としてはガンダムのアニメ映画屈指の傑作であるものの、初心者にはオススメ出来ない作品

投稿 : 2019/09/02
閲覧 : 214
サンキュー:

4

ずんびー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シャアという男

これはシャアという男の人生を描き切った映画だ
主人公はアムロでも描かれているのは自我におぼれ続けた男の末路である

彼は承認欲求の塊なのだ
かっこつけてちやほやされて、誰にでも一目置かれたい欲を抑えきれない
だが、何をやっても一流の腕はあるがトップにはなれないため
その欲をこじらせていく

赤い彗星なんて呼ばれてたときはいいが
パイロットとしては遂にアムロには勝てなかった
指揮官としてはブライトを上回れなかった
ついでに、カリスマとしてはギレンに勝てないし
政治家としてもザビ家の人間には勝てなかった
思想家としても親父を超えることはない(ガンダム一年戦争史から拝借)

しかし、出生と顔はいい
彼を放っておかない奴と女がゴマンといるのだ
そういう人々に支えられ
シャアは落ちぶれることなく歴史の一線に立つが
ナンバーワンの称号は得られない

そこで一計を案じる
アクシズ落としだ

カリスマとして旧ジオン国民をまとめ
政治家として連邦軍を翻弄し
指揮官として艦隊を動かし
パイロットとしてアムロとの勝負に勝ち
そして、隕石を落とし人類を導く思想家となれる

彼にとって一石五鳥の作戦なのだ
そうして人類の歴史に永遠と刻まれる存在になるはずだった

そこそこうまくいきかけたが
結局アムロにはぼこぼこに負け阻止されている
それに地球に巨大隕石なんて落としてどうなるというのだ

シャアが結局、承認欲求でやっていると思われる場面がある
アムロにサイコフレームを渡したのは自分だというシーン
真剣勝負をのぞむなら素直に負けを認めればいいのに
負け惜しみで優位に立とうとする
ただ、アムロに参ったと言わせて自分の存在を認めさせたかったのだろう

この作品は承認欲求をこじらせすぎて理解不能な作戦で
すべてがうまくいくとおもってしまった哀れな男の物語なのだと思う
おそらく監督は意識していないと思うが

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 241
サンキュー:

7

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

'80年代ガンダムの完結編だが・・・シャアよお前もか!

『逆襲のシャア』なんて題名を聞くと、「お?『叛逆のルルーシュ』みたいなヤツか!?」とちょっと期待を持ってしまいそうですが・・・残念でした!

せっかく、無印→ゼータ(Z)→ダブルゼータ(ZZ)と、ガンダムシリーズ最初期の3部作=43+50+47=計140話という長丁場を我慢して見続けてきた人には、大変申し訳ないけど、'80年代ガンダムの完結編である本劇場版も、思い出補正のない人にはそこまで面白いものではありません。

というか、本作のヒロインって、また{netabare}頭のネジがちょっと緩んだガキンチョ(※クェス嬢){/netabare}ですか・・・そうですか・・・。

それから、富野ガンダムの主人公たちに、“マザコン&逆ギレ”傾向が強くあることは、これまでの視聴経験からとっくに分かっていた事ですが、

「シャアよお前もか!」

※作中、彼の{netabare}「ララアは私の母になれる人だったのに・・・(※彼女を殺したアムロが許せない)」{/netabare}という発言より。

うーーむ。
そういえば、本作のシャアは、シリーズ第1作(無印ガンダム)の敵役(ジオン総帥ギレン・ザビ)や、第2作(Zガンダム)の敵役(ティターンズ幹部バスク大佐)らが行った{netabare}コロニー落としという大量殺戮作戦{/netabare}を、自身も平気で実行しようと画策するし、第2作で、クワトロ大尉として、かなりマトモなキャラになったように描かれていたのは、一体何だったの?

長編アニメシリーズの場合、その主役級キャラが話数が進むうちに次第に経験を積んで、性格や思想が変わっていくのはよくあることですが、シャア大佐の場合は、コレ、統合失調症ではないですか?

それから、最終盤の{netabare}アクシズ破片の地球落下を阻止{/netabare}するシーン。
地球周辺からサイコ何とか???がいっぱい集まってきて「皆の元気をオラにくれ!」ってドラゴンボールですか?(※嘘です。そんなセリフはありません。念のため。)

結局、『逆襲のシャア』は、2016年と今度と2回視聴しましたが、私にはどこがどう高評価になるのか、いまいちよく分かりませんでした。
(※そのため、'80年代ガンダムでは個人評点が一番低くなりました)

でも、良いんです。
『機動戦士ガンダム』《宇宙世紀(U.C.)シリーズ》は、本作のあと、さらに四半世紀の時を経て(※作中時間では3年後の出来後となっています。念の為。)、『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』の方で、これ以上ないくらいキッチリと完結することが分かっていますから。

・・・ということで、ここまで我慢して同シリーズを見続けてきた方は、もうひと踏ん張りして、『ガンダムUC』の方に進みましょう。
そうすれば、きっと貴方の努力もようやく報われるはず・・・。

投稿 : 2019/02/18
閲覧 : 614
サンキュー:

20

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

富野監督も仰っていたが戦闘シーンが多すぎる

作品としての完成度は非情に高い。
ただ、戦闘シーンがいくらなんでも多すぎる。
このせいでストーリーの方があっさりし過ぎていてラストの感動が全然ない。
さらにその戦闘シーンも作画は良いのにラストが全然盛り上がらないというか緊迫感がほぼない。
惜しい作品だったと思う。

投稿 : 2018/10/18
閲覧 : 427

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シャアとアムロ最後の戦い

「逆襲のシャア」は映画館で観た覚えがあります。

物語的にはちょっとわかりにくいというか癖があるような気がします。ここまでひねくれて描かなくても良かったのではという感じが個人的にはしますが、クライマックスは盛り上がるので良しとしましょう。

モビルスーツはνガンダムもカッコイイのですが、シャア・アズナブルファンの私としはなんといってもサザビーがカッコイイです。

何にしろシャアとアムロの最後の戦いなのでガンダム好きな方は是非観てほしいです。(ガンダム好きの方はほとんどの人が観ていると思いますが(笑))

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/11
閲覧 : 304
サンキュー:

6

ネタバレ

アオイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガンダムシリーズで一番好き

特に終わりのbeyond the timeが最高だと思う。

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 260
サンキュー:

3

ネタバレ

こまたち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やはりシャアが地球にこだわる理由がこじつけにしかならない

1988年に劇場公開されたU.Cガンダム

シャアとアムロの長きに渡る因縁の決着を描いた作品。物語はシャアが地球に隕石落とし作戦を遂行している場面から始まる。場面切り替えが多く、物語の展開も早いが、(丁寧な作りこみのおかげか)いつもの富野作品のような難解さは皆無。本作初登場のハサウェイとクェスのやり取りではニュータイプ論やシャアの行おうとしていることに対する一般論が述べられている。これは視聴者の(極めて)一般的な気持ちや意見を代弁するものでもあるので、物語の導入としては満点の評価をあげたい。余談ではあるが、おそらく富野監督が視聴者にここまで配慮したのは本作が最初で最後。

本作の最大の面白さは大層なごたくを並べていても結局のところは全てがララァに帰結するというところ。シャアが地球に残る人々に絶望したのは確かだろう。ただ拠り所となるのはやはりララァ。そしてそのララァを自分から奪ったアムロに矛先が向く。ギュネイが劇中で言ってたこともあながち間違いじゃないかもしれないですね。表では人類の未来や、地球人に対する絶望と制裁を語りながらも裏では子供っぽいプライドや理屈を掲げるシャア-。表でも裏でもたどり着く先はおそらく同じ。このなんとも表現しがたいシャアの信条・心理が私的にはおおいに楽しめたところです。そしてそれはアムロも同じ。余談だが本作を見てから0083という外伝作品のOP曲に『Men of Distiny』という楽曲があったのを思い出した。本作でもララァによって運命を狂わされた(運命にとらわれた)2人という意味ではピッタリの表題かもしれない。

さて私が本作を視聴してるときに、また視聴し終わったあとにも一番疑問に思ったセリフがある。そしておそらくはこのセリフに今までのシャアの全てが詰まっているであろうと確信した。本作においてはアムロの主義・主張はその理想主義的な甘い考えを容認できるか否かは別として、まずもって簡潔に理解できる。ただシャアに関してはかなり事情がこじれているのでそうはいかない。もちろんここではファーストやZで描かれたことも踏まえている。表面的には理解できるものの、彼の思想そのものが何に根差しているか、ザビ家の復讐が何ゆえより高尚な目的、つまりは人類全体のニュータイプへの革新を訴えることになったかを考えるとなかなかに奥が深い。ただ前段でも語った通り、ララァがその源であるとすればほぼ解決する。そしてその最大の根拠がシャアのこのセリフ『ララァは私の母親になりえた女性だった(一部引用)』。

ララァがお母さんに?へ?マザコンなの?と思わなくもなかったがなんせシャアのお家事情の細部が描かれていないのでそれは分からない。一般的に母親とは?と考えてみる。母親-。わが子を産み、愛し育て、行く末を見守るもの。ときにはわが子をしかり、ときには甘えさせてくれる存在。自分の全てを包み込んでくれる優しさ、温もり。こんなところだろうか?ここから類推するにシャアにおけるララァの存在とは”自分の進むべき道をさし示し、そこに導いてくれる存在。そして彼の見つけた明るい世界の源(光)であると同時に世界と人類の希望的な可能性”、そんなところであろう。劇中のセリフからもほぼこの路線で間違いないと確信している。ではなぜそれを人類全体に訴求したか?一般的な回答としては悲劇を繰り返さないためとか力あるものの責任としてとかが挙げられるか。それももちろんあっただろう。しかし私個人の考えとしては、おそらくシャアは”明るい世界”を取り戻したかったのではないかと考えている。”明るい世界”とはヘッセという文豪の小説『デミアン』から引用したワードだがその意味するところは家庭的な温もりや安心感、優しさ、または家庭そのもの。同書によればその外には”暗い世界”が広がってる。”暗い世界”とは本作においては戦争、政治の腐敗などを指す。つまりシャアはザビ家の父暗殺によってそれまであった自身とその周囲の”明るい世界”が崩壊し、復讐という”暗い世界”に精神を包まれ身を投じることになった。そしてララァとの出会い・交流がシャアに再び”明るい世界”の可能性を見せる。そのララァは自分を庇ってアムロに討たれるものの、彼らのニュータイプによる一種の共感のようなものに自身の進むべき未来を見る。つまりは”明るい世界”へと帰郷する望みが見えたわけだ。シャアはララァがアムロに見出したものを”優しさ”と表現していたが、そのよううに人類全体が優しさで包まれる世界こそシャアにとっての理想郷でありかつての故郷だったのかもしれない。そのような事情からエゥーゴ代表として演説をし”地球に住む人々が宇宙にあがるべきだ”と、一度は人の可能性を信じて訴えたのであろう。ここでの狙いはもちろん、人類皆がニュータイプに覚醒することによって優しさに包まれた”明るい世界”を実現すること。ただそれとは別に、もう一つ思惑があったように思われる。端的に言えば、これ以上人類に地球を汚染させないことだ。母なる星ともいわれるように、地球が全人類の根源であることは自明の理。数多の生命を生み、育んできた生きとし生けるもの全ての母親。”明るい世界”の源にして光、またはそのもの。これを享受してきた人類は地球に感謝し、受けっとったものを大切にしなければならない。そしていつかは恩返しをしなければいけないはずだ。だが実際はどうだったか。古代はともかく、文明が進んだ本作においては人間は地球をただ汚し、今ある”安寧(幸せで平穏な日常)”に必死にしがみつことするだけだ。そしてその安寧は堕落と腐敗を生み、やがて地球を喰らいつくす―。そんな人類に絶望し強硬策を講じるシャアの気持ちもよく分かる。

…と、ここまで考察を進めてはきたが、結局のところシャアの行動原理はマザーコンプレックスのそれ。母性を感じるものに包み込まれたかったのだろうなと。なんかそう思うと安っぽくみえるな…。まあでももとから少し子供っぽいところはあったし、描き方としては不自然さがなくて良いのかな。

以上。

今回は感想というよりは考察よりのレビューでした。

投稿 : 2018/09/12
閲覧 : 308
サンキュー:

6

kiji さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

遠い昔に見たはずだけど・・・

4年前の見忘れのマギを全話制覇だと思ってたらセカンドシ~ズンで
打ち切りになったのかなぁ・・・ちと寂しい感じのw
たまたま目にはいったガンダムをチラ見しようと思ったら結局最後まで
見てしまったよ~(笑

モロ、ガンダム世代なのが年齢を晒してしまうが、ファ~ストガンダムを
TVで見た人なんて、あにこれの中では少数民族だろうなぁ(笑
ファ~ストガンダムのプラモデル、ガンプラが抽選でなければ買えなかった
時代・・・今考えれば異常だったよなと・・・

話脱線しまくりでしたが、本編の逆襲のシャ~、見たはずだけど中身は
まったく覚えてないところが良かったb

ファ~ストガンダムからZガンダム、ここまでの記憶は、はっきり残っている
おぼろげにZZガンダム、この話の後の話が逆襲のシャ~の話なぅ

シャ~がジオンの首謀者になっての、地球に隕石をぶつけて地球を使い物にならないようにしようという話なんだけど、どうも地球が嫌いだよね~シャ~わ(笑

俗物だの、利用されてるだけだの、この辺の台詞がまずおおいね~w
そしてアムロがそれはエゴだ!って叫ぶ
単純な中身に聞いて取れるけど結構深いとこの中身までも実はある。
でもこれって今の社会そのものじゃないだろうか
結局何も変わらない、それならどうしたら良いだろうか?
自分のできる事、できる範囲を頑張る、しっかり考えたうえで実行する!
なんじゃないかと私は思えた。

なんだか話の方向性が・・・

アムロ、シャ~のWの主役、物語の構成や流れがファ~ストガンダムめぐりあい宇宙に似てると思います。(だから面白かったと感じたのかな・・・

遠い昔を懐かしんで見るにも良い作品と思いまする。

投稿 : 2018/01/18
閲覧 : 283
サンキュー:

8

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アムロとシャアの最後の戦いを描いたガンダム映画

このアニメは、事前に機動戦士ガンダムの
知識を習得する必要がある。
機動戦士ガンダムの主要人物であるアムロとシャア
に焦点が当てられているためだ。
さすがに、TVアニメを全て見てからではきついと感じるので
解説サイトで把握するのがいいだろう。

このアニメの一番の見所は、迫力ある戦闘シーンだろう。
カメラワークが良いため、見どころ満載の出来となっている。
ストーリーも、比較的テンポよく進むため
だれることはほとんどないと感じた。

逆襲のシャアに登場するMSは、私の好みの部類に入る。
宇宙世紀系のMSが好きな方ならきっと気に入るはずだ。
音楽も素晴らしい。
ガンダム作品が大好きな方は虜になること間違いなし。

個人的な意見だが、ガンダムヒロインの中では
チェーンがbest3に入るくらい好きなキャラクターだ。
献身的で健気な姿を見て、とても理想的な人物だと
思った。

一部のキャラクターには、魅力を感じられない。
一番癪に障ったのはクェスだ。あまりにもうざすぎる。
ハサウェイも中々の物。本当に困った二人組である。

個人的には、傑作と呼ばれても不思議ではないと
感じるほどとても面白かった。
アムロとシャアが大好きな方は必ず視聴すべきアニメだと思う。

{netabare}
(さすがにいないと思うが)ハサウェイが好きな方には
是非「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」と
「閃光のハサウェイ」に挑戦していただきたい。
このアニメでは十分に語られていない
ハサウェイの魅力を知ることができる。
ぶっちゃけ、「逆襲のシャア」と「ベルトーチカ・チルドレン」は
あまりにも変更点が多いので、別物と考えた方がいいだろう。
アニメ化されていないため、小説かゲームでの把握をお勧めする。
ハサウェイが嫌いな人でも、この作品ならきっと大丈夫な…はず。
{/netabare}

投稿 : 2017/12/16
閲覧 : 416
サンキュー:

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機動戦士ガンダム 逆襲のシャアのストーリー・あらすじ

宇宙世紀0093年。旧態依然としてスペースノイドに弾圧を続ける地球連邦政府や依然地球にしがみつく人々の存在に絶望した、シャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍総帥となり、人類の粛正を目論む。
それを察知した、かつてのホワイトベース艦長 ブライト・ノア、シャアの最大のライバルであったエースパイロット アムロ・レイ率いる地球連邦軍 ロンド・ベル隊は、孤立無援の状態の中、最後の決着をつけるべく、小惑星要塞 アクシズを巡る戦いに向かう。(アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1988年3月12日
制作会社
サンライズ
公式サイト
animejapan.cplaza.ne.jp/b-ch/gchar_sp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%88%A6%E5%A3%AB%E3%82%AC%E3%83%B3%...
主題歌
《主題歌》TM NETWORK『BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~』

声優・キャラクター

古谷徹、池田秀一、鈴置洋孝、榊原良子、白石冬美、川村万梨阿、弥生みつき、佐々木望、山寺宏一、伊倉一恵、安達忍、潘恵子

スタッフ

原作:富野由悠季
監督:富野由悠季、企画・製作:サンライズ、脚本:富野由悠季、キャラクターデザイン:北爪宏幸、モビルスーツデザイン:出渕裕、メカニカルデザイン:ガイナックス/佐山善則、音楽:三枝成章

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