天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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王立宇宙軍オネアミスの翼の感想・評価はどうでしたか?
天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
たわし(爆豪) さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.2
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
shino さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
山賀博之監督作品、作画庵野秀明。
精鋭クリエイターたちが若さと勢いで、
精巧に作り上げたGAINAXの傑作SF。
音楽総指揮は、坂本龍一。
架空の国オネアミス王国が舞台、
役立たずの王立宇宙軍士官シロツグが、
人類初の宇宙飛行計画に志願し挑む様を描く。
物語は公表されているもので全て、
特別何もなく退屈さを感じるほどだ。
しかし理数系の夢、宇宙飛行士の夢、
アマチュア集団の夢、クリエイターの夢を乗せて、
{netabare}大きな花火が、夜空と真空を彩る、
ラスト10分に全てが集約され報われるのである。{/netabare}
猿から人類への歴史は火の歴史である。
そして火によって災いは数多く生まれるが、
我々は火によって生かされてもいるのだ。
歴史を間抜けな猿が始めたことだとしても、
人類の進む先が暗闇ならば灯を消してはいけない。
打ち上げられた猿には、
神様も見逃した小さな矜持がある。
そうだ、その猿は夢を持っていたのである。
イムラ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
<2022/10/17 追記>
続報です。
4Kリマスター版での劇場公開は10/28(金)からだそうですよ
<2022/5/21 追記>
今年の秋に4Kリマスター版で劇場公開されるそう。
10月かな。
映画館で見たら迫力凄いだろな
観に行きたくなってきた。
<2019/12/7 初投稿>
当時、新進気鋭の若手クリエイターたちが
GAINAXに集まって、
自分たちの作りたいものを、
自分たちのやりたいように作ったオリジナルアニメ映画
らしいです。
興行的には大失敗で、この失敗が後の「トップをねらえ!」や「新世紀エヴァンゲリオン」の誕生に繋がっていったのだとか。
1987年作品。
私はこの頃〜2002年ごろまでアニメ見る習慣なくて。
でも何故か本作は1990年代後半にレンタルで借りて観たんですよね。
なんで手に取ったのかよく覚えてないけど。
たぶん、
「異常なくらい細部に拘った丁寧な絵」
「とことん練り込まれた個性的なアナザーワールド」
をパッケージから感じ取ったのかも。
この2点は本作が他と一線を画すものです。
細部に拘った絵は、もうそうとしか言いようがない。
一枚一枚が時間をかけて作成されたイラスト画のよう。
そして、世界観。
テクノロジーは現実世界で言えばおそらく1900年代の半ばぐらい。
でも、文化・風俗は現実の世界とは全く異なります。
衣服や建物のデザインが全く違う。
食器や硬貨など日常触れるあらゆるもの少しずつ現実と変えている。
どの国をモチーフにしたとかそういったことが一切感じられません。
例えば硬貨。
この世界の硬貨は「金属の棒」です。
ちょうど麻雀の点棒サイズくらいの棒。
自販機で切符を買う際はこの「某」を穴に突っ込んでいきます。
超違和感 笑。
着る服も、軍人の礼服とかどこかで見たような気もするけどどこも思いつかない個性。
お洒落かどうかは置いておいて、
アニメのデザイナーってファッションデザイナーの才能も必要なの?
と思った記憶があります。
そうした細かいところにこだわり抜いた本作。
ストーリーは、現実とは異なるとある世界の、
新設されたばかりの「宇宙軍」所属の為、階級だけ高い、
やりたいことが見つけられない冴えない若い軍人「シロツグ」が主人公のお話です。
これである意味全て説明が終わってしまう。
そのシンプルさが素敵、という考え方もあります。
ただ一つ難点が。
キャラクターの心情描写です。
可能な限り表情や仕草で表現しようとしている。
まるで実写のように。
本作は純文学のように登場人物の心情がさりげなく、そして赤裸々に綴られていきます。
これ、実写映画だったら、実写でこの映像・演出だったら。
名作の部類だったと思うんです。
でもこれはアニメ。
つまるところ、表情や仕草だけで実写と同じ手順で感情を表すのは無理あると思うんですよ。
一コマの絵で伝えられる情報量が違いすぎるのでは、と。
アニメは実写に比べて「映像」としての情報量が少ない。
裏を返せばそれがアニメの強みのはずなのですが。
その強みを捨てて、ひたすら実写映画のような表現に寄せていく。
しかも純文学。
観てる側としてはまぁ伝わらないことこの上ない。
でもでも。
これはそういう「挑戦」なのかも、とも。
「アニメは実写を超えられるのか?」
という疑問を持った若きクリエイター共の挑戦なのかもしれませんね。
で玉砕。
そして「トップをねらえ!」「新世紀エヴァンゲリオン」へ
こういう挑戦は素敵だと思います。
「素敵がたくさん」by 灯里
本作はそういう風に観る作品なんだと思います。
ASKA さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1987年のガイナックスの長編映画。トップをねらえ!よりも前なんですね。
監督は山賀さん。主人公は中年のおじさん?だし、ほとんど登場人物もおっさんが多めだけど格好いいんですよね。1987年の作品だけどアニメーションのクオリティは高いです。名作と言われるだけありますね。
fuzzy さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
月とライカと吸血姫を見て、久しぶりに見たくなって再視聴しました。
正直申し上げて、面白いかといわれれは面白いですが、エンタメ性はそう高いものではありません。作画の凄さがあるのでアニメ作品として見ると驚きはありますが、それはあくまで中身があってのことです。
で、中身です。テーマは、ちゃんと物語で語られていると思います。アナロジーというか直接述べていない部分があって、分かりづらいところはありますが、神と人類の罪である火。それをリイクニと宇宙開発で表現した映画と言えるでしょう。
内容についての解釈です。{netabare} さて、本作の最大のポイントは後半半ばくらいでリイクニの妹、マナがシロツグに向かってニコっと笑う場面ではないかと思っています。
シロツグは当初は恐らく不純な動機でリイクニに近づき、カッコつけというかいところを見せようとパイロットを目指します。
リイクニの純粋さだと思いますが、シロツグはリイクニに心を惹かれて行きます。と、同時に宗教に傾倒してゆきます。
シロツグは宇宙飛行士としてもてはやされると同時に、宇宙計画の意義について問われます。この時、シロツグは教会の天井にある神の姿を模したステンドグラスを見上げます。彼にとっての意義は宇宙に行くことそれ自体だったのでしょう。ですが、問われてみれば、神の教えと自分の行動の矛盾に気が付いたのかもしれません。
そして宇宙計画には膨大な予算が必要で半分の金額で飢える人を3万人救えると言われます。シロツグは教会の前にたむろしていた貧民にお金を投げつけます。つまり、この段階では彼は自分を肯定しきれていないということでしょう。
その直後、リイクニとともにビラをまきます。ここが彼の悩みを表現していたのかもしれません。本当に宇宙に行くことが正しいのかという自問自答。あるいは神に許しを乞うていたのか。
ですが、ここで小さな出来事が起きます。今まで敬虔で穏やかだったリイクニが、雨に濡れてイライラしていたのでしょうか。マナに対して一般の小うるさい母親のように小言を言います。そして、靴からお金がこぼれるという描写がありました。これがシロツグにとって、リイクニもやはり普通の女性であるということが解ったのでしょう。有名なレイプ未遂のシーンになります。
そして、その後のリイクニの反応は狂気でした。シロツグに対しシロツグは悪くない悪いのは自分だ、と理屈にならない理屈を述べます。恐らくここでシロツグはリイクニの異常性に気が付いたのでしょう。そして狂信的に宗教にのめり込むことについて恐らく疑問をもったのでしょう。
多分、ここでだったら神というものを確認するために、あるいは人類の罪とは何なのかを確かめるために、宇宙に行く決意を固めたのではないか、と思います。
マナは別れを告げにきたシロツグに対し微笑みます。それが恐らく答えなのでしょう。リイクニに対して一切笑わなかったマナの微笑みの意味はリイクニの否定、シロツグの肯定と取れます。
最終的にシロツグの宇宙からの問いかけの意義については、まあそれぞれが何を思うかでいいと思います。
リイクニが最後に言葉を止めて空を見上げたのはなぜでしょうか。シロツグが空にいることを思い出したのか、それとも自分の行いに初めて疑問を持ったのか。{/netabare}
テーマが深いかといわれると、実はそうでもないです。「2001年宇宙への旅」を初め文明の進化についての映画など腐るほどあります。ただ、SF設定の凄さは持ちろんですが、キャラ造形が良いのと、物語とテーマの関係がすごく自然で脚本のうまさが光っていると思います。
前半ちょっと飽きる部分はありますが、後半からどんどん面白くなって行きました。ただ、再視聴のハードルは高いですね。前回見たのは10年以上前だと思います。
アニメそのものの凄さは語りつくされているので、これくらいでいいでしょう。1点だけ下衆な話で申し訳ないですが、リイクニのヌード。すごい美しいスタイルでした。さすがガイナックス、力の入れどころを間違えません。
追記 肝心なところを書き忘れました。初見のとき、リイクニの売春的なものを疑った記憶があります。家を失いおじさんにコートを貰った、良くしてもらっている。そしてお金をばらまきますからね。しかも、シロツグが拗ねていました。シロツグには手をつなぐことにすら拒否したのに…と。その直後にレイプに踏み切った、という動機から考えてもそう採れなくはありません。
ただ、現在はそうではないと思っています。リイクニは電車に乗っていましたから、文明の恩恵を全否定していないし、お金も使っています。それに彼女の宗教的な純粋性を否定してしまうとテーマがぶれる気がしました。どちらが正解かはわかりませんが、キャラを読み解くとやっていないのが自然な気がします。
ひろたん さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
三毛猫メリー さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
2021.5.7 視聴完了。
一度も宇宙に出た事がないことから
人々の嘲笑にさらされている宇宙軍。
そこに所属しているシロツグが主人公。
内容は悪くないんだけど主人公の感情が伝わってこない。
人物と声が乖離していて違和感がある。
森本さんじゃない方が良かったのではと思ってしまう。
森本さんのナレーションやラストは素晴らしかっただけに
モヤモヤします。
haruto さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ウェスタンガール さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
中々観る機会がなかった。
シン・エヴァのお陰もあってか、トップをねらえ!と共に配信されたことを、先ずは喜びたい。
一部の熱心なSFファンが、軍事マニアを巻き込み(これは議論が分かれるところかもしれない、まあ、卵が先かニワトリが先か程度ではあるが)“オタク”へと進化を遂げたのが、正にこの70年代から80年代にかけてである。
スターウォーズが、エイリアンが、トロンが、そしてナウシカが、AKIRAが生まれるのである。
加えて、“AppleⅠ”が、スペースインベーダーが産声を上げるのもこの時期であり、まさにカンブリア大爆発の如くであった。
そんな中、夢と野心と、諸々の妄想を満載して、極東の地から打ち上げられたのが『王立宇宙軍オネアミスの翼』。
感無量である。
あや さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
芝生まじりの丘 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
自分にとっては宇宙への浪漫というものを描きなおした作品。
私は宇宙開発競争の只中の世代、ユーリガガーリンの言葉に心を打ちふるわせた世代ではないので宇宙に到達することへの素朴な感動を与えてくれた点でこの作品に感謝したい。
門外漢が何か喋っても仕方ないが1950年代、まだコンピュータも赤ん坊だった時代、宇宙開発競争において、ソ連とアメリカはまさしく軍事と娯楽と人類の夢のために巨額の予算を投じて、鉄の塊に蝿だの犬だの亀だのを乗せて宇宙に送りあった。私が浅学なだけかもしれないが今日ではそのような宇宙開発も仮想現実やネットワーク、AIの進歩が世界を塗り替えていく前で影を薄くしているように見える。この映画を見ているとしかし今から60年も前に現実に宇宙への航海があったという事実を感じてしみじみしてしまった。
世界設定が特徴的で、こことは違い違わない世界を作ることに腐心しているのが認められる。通貨は棒状、スプンは三角ととにかく何かとズラしていて風景もジブリの類型のようでそこに止まらない。
一方で大枠のストーリーは現代の視点で見るならなんだか宗教勧誘アニメか何かのようである。{netabare}下心で若くて敬虔な女に近づいた自堕落な男が感化されて宇宙で戦争と人間の原罪を憂い、祈りを捧げるようになる、というストーリーはあまりにも胡散臭い。あんな女は今ならば科学信者に火あぶりにさせられるだろう。{/netabare}
退会済のユーザー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ガイナックスの精鋭達による若かりし頃の伝説。企画のオシゴトでは決して到達出来ない、ある意味熱烈な同人作品とも言えるような凄まじいまでの熱量が画面の全てを覆い尽くす。若き才能達の「スゴいアニメを創りたい」という情熱が炸裂する"アニメーション"の傑作中の傑作。
荒唐無稽なキャラクターや波乱万丈な泣けるストーリー、奇想天外な世界観など売れる為の計算など知ったことか、マーケティングなどクソ喰らえ、俺達が創る最高のアニメというものを見せてやるぜ、といった製作者達の気概が視聴した者をこれでもかと"刺し"にくる。
昨今の美麗なCGに馴れた方々でも手書きの画面の圧倒的な凄さはわかるはず。業界を知らない素人でも凄惨な現場が想像出来るレベルの圧倒的で緻密な書き込みは「え?まって、バカなの?」と呆れかえるレベル。今コレを再現しろと言われたら何かのハラスメントかコンプライアンス違反かが必要でまともな仕事としては成立しないであろう。
製作者達の想いを背負って、主人公もまた念願の場所へ到達する。この主人公に1番感情移入していたのは紛れもなく製作者達であろう。
伏線とか設定とか難しいことは考えなくていい。
こう言う意味なのかと正解を探さなくていい。
ただモニターを見て「コレスゲェ、マジスゲェ」と無邪気に興奮して楽しめばいいのである。
アニメーションとは本来そういうものでもあったのではないだろうか。
剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
[文量→特盛り・内容→考察系]
【総括】
1987年にガイナックスが初めて制作したアニメ。SFアニメ映画で、2時間ほどの作品。
とにかく制作陣が豪華。
レビュタイのメンツの代表作を並べると、
監督 山賀博之(ピアノの森)
脚本 山賀博之(0080ポケットの中の戦争)
音楽 坂本龍一(戦場のメリークリスマス)
キャラデザ 貞本義行(エヴァンゲリオン)
作画監督 庵野秀明(エヴァンゲリオン)
デザイン 藤原カムイ(ロトの紋章)
他にも、
プロデューサー 山科誠(バンダイ 社長)
企画 岡田斗司夫(トップをねらえ! 原作)
助監督 樋口真嗣(ひそねとまそたん 監督)
助監督 増尾昭一(ブレイブストーリー 作画監督)
作画監督 飯田史雄(宇宙戦艦ヤマト2199 作画監督)
作画監督 森山雄治(うる星やつら 作画監督)
美術監督 小倉宏昌(ストライクウィッチーズ 美術)
脚本協力 大野木寛(創聖のアクエリオン 構成)
など、豪華なメンバー。
声優陣でいくと、
森本レオ(俳優・ナレーション)
弥生みつき(逆襲のシャア チェーン・アギ)
曽我部和恭(破裏拳ポリマー 鎧武士)
内田稔(俳優・吹き替え)
大塚周夫(ゲゲゲの鬼太郎 ネズミ男)
特に作画が評価されていて、同期(1987年)のテレビアニメでいくと、「シティーハンター」や「きまぐれ☆オレンジロード」、映画でいけば「ルパン三世 風魔一族の陰謀」「ドラえもん のび太と竜の騎士」
なんかと一緒。当時の中では、神作画と言えるでしょう(今見ても、わりと度肝を抜かれます)。
アニメ自体が面白いかは、それぞれの見方があるでしょうが、アニメ史に残る作品として、1度は観ておくのも良いと思います。
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、観た感想としては、「こりゃ売れんわな(苦笑)」というもの。
凄い作品だというのは、誰でも感じる。でも、終始暗く、静かで、難解。ストーリーを重視する見方をする自分としては、正直、退屈だった。3回、寝落ちをした。
総製作費8億円に対し、配給収入は3億4700万円に終わったのも頷ける(ただし、ビデオなどの売り上げがよく、15年をかけて、総製作費を回収)。
でも、この作品には、大きな価値があると思う。特に、今の若い人にオススメしたい1本である。
私の感想を書く前に、まずは、当時の巨匠達がどう評価しているか(以下、Wikiから引用)。
シド・ミードさんやマイケル・ビーンさんらは{netabare} 「素晴らしい映像美」を高く評価した。{/netabare}
宮崎駿さんは、{netabare}金のない無名の若者たちが集団作業で作る姿勢に好感を持って応援し、完成した作品にもある程度の評価をしているが、劇中のロケット打ち上げのシーンで将軍が簡単に打ち上げを諦めたことや、主人公以外の努力してきた年配者を描かないことを批判。{/netabare}
安彦良和さんは、{netabare}「全然素晴らしいとは思わない。何のメッセージもない。ただ映像は素晴らしい。誰がやったんだこんなとんでもない作画。そういうことをやって何を言いたいんだっつったら、地球は青かったって言うんですよ。それガガーリンだろ、50年代だろ、ふざけんな(笑)。青いの当たり前じゃない、みんな知ってんだよ。それが物凄い気持ち悪かったんですよね。こんなに無意味なもの、これだけのセンスと技術力を駆使して表現しちゃうこいつら何なの?って」と、厳しい言葉を交えつつも評価している。{/netabare}
押井守さんは、{netabare}「本格的な異世界ファンタジーをちゃんとやりきれたフィルムなんて数えるほどしかない」と述べ、アニメでの例として『風の谷のナウシカ』とともに本作を挙げている。{/netabare}
これらの指摘は、全部正しいような気がする。
私はこの作品を観て、「ただ世界を描きたかっただけ」だと思った。
この作品のストーリーは、「やる気のなかった主人公が、宇宙船を作って、宇宙に行く」というだけ。そして、その「宇宙に行く」ということすら、「何のために」ということが欠けている。きっかけは女のためだったし、宗教や哲学的なことが絡んでくるが、深くは語らない。
この作品を読み解く前提は、「宇宙に行く」=「アニメを作る」だと思う。
本作の世界観の中で、有人宇宙飛行に対し、即物的なメリットは示されない。人工衛星などはすでに実用化され、その利益を得てはいるが、有人である必要はない。ただの浪漫、趣味、道楽であると言っても良い。
アニメというものも、そういうものだと思う。別に今すぐなくなったって、世界はちゃんと回っていく。
そういう「無駄なもの」に、命を懸けて、全ての時間と情熱を傾ける、価値を求めるのが、主人公のシロツグであり、庵野秀明さんをはじめとした、ガイナックスの面々なのだろう(シロツグやその仲間、ガイナックスの面々はほとんど、20代)。
つまり、極度の厨二病で、極限のオタク。
現に、ロケット打ち上げ段階で敵に攻め込まれ、「命」か「打ち上げ(宇宙)」かの選択を迫られた時、年寄り(53歳)のカイデン将軍は、こう言う。
「やむを得んだろう。悔しいのはワシも一緒だ。今度こそは上手くいくと思ったんだがな。仕方がない、引きあげよう。くだらんことだ。命を懸けてまでやって割りが合うようなもんではない。諦めよう。」
それに対し、シロツグはこう返す。
「ちょっと待ってくれ。俺はやめないぞ。なぁにがくだらないことだよ。ここでやめたら、俺達なんだ? ただのバカじゃないか。ここまで作ったものを、全部捨てちまうつもりかよ? 今日の今日までやってきたことだぞ? くだらないなんて悲しいこと言うなよ、立派だよ。みんな歴史の教科書に載るくらい立派だよ。俺、まだやるぞ! 死んでも、上がってみせる! 嫌になった奴は帰れよ! 俺は、まだやるんだ! 充分、立派に元気にやるんだ! 応答しろ!」
このシロツグの演説中、うつむいていた老人達は顔を上げる。演説直後、若者で現場に立つものは、「電圧いける!」「油圧充分!」「ポンプ、やれる!」と、「自分の判断で」打ち上げを強行する。それにつられ、老人達も動き始める。そして、カイデン将軍は「やってみるか」と、心を動かす。
この場面は、あからさまに「(アニメ界における)若者と大人達」が意識され、自分達若者がアニメ界をリードしていくというガイナックスの意気込みが感じられる。と同時に、上の世代を否定する、挑戦状でもある(ちなみに、宮崎駿さんが「主人公以外の努力してきた年配者を描いていない」と強く批判した場面でもある。ちなみに、唯一、努力した年配者であるグノォム博士は、早々と無意味に死ぬ)。
そして、ロケットは宇宙に飛び立つ。
この作品には、「意味のないもの」がたくさん描かれているが、私には、ガイナックスの面々が「描きたいものを、ただ描いているだけ」に思えた。写実主義的であると言っても良い。
数えきれない墓標。煩雑で猥雑な街並み。宗教にどっぷり漬かる少女。過去の打ち上げを失敗を嘲笑う若者。美しい雲の上の世界や、星空。仰々しい儀式。やたらとリアルに揺れる、乳首丸出しのおっぱい。戦車や戦闘機といった戦争の道具。
それら全てが生きる上で必要不可欠かと問われれば、そうでもない。世界は実に無駄に溢れている。
押井守さんは本作を「本格的な異世界ファンタジーをやりきった」と評価している。
それは多分、世界にあふれる無駄なものを、正しく描写しているからだ。例えば、ポーカー風だが謎のカードゲームに興じたり、本が縦開きだったり、カメラのフラッシュがおでこに付いてたり。そんな細かいことろまで、「異世界」なのだ。ストーリーにはなんの貢献もしない、無駄な部分にまでこだわる、狂気。
その「無駄なもの」の極致である、「有人宇宙船」が宇宙に飛び出す瞬間、敵も味方も全員がその姿に見惚れ、戦いを止めた。たとえ一瞬だとしても。
宇宙船が離陸する時の描写なんて、あれを手描きで作ってるんだから、狂気以外の何者でもない。完全に自己満足の世界だ。
最後に、シロツグは宇宙で述べる。
「地上でこの放送を聞いている人、いますか。私は、人類初の宇宙飛行士です。たった今、人間は初めて星の世界へ足を踏み入れました。海や山がそうだったように、かつて神の領域だったこの空間も、これからは人間の活動の舞台としていつでも来れる、くだらない場所になるでしょう。地上を汚し、空を汚し、さらに、新しい土地を求めて宇宙に出ていく。人類の領域は、どこまで広がることが許されているのでしょうか。どうか、この放送を聞いている人、お願いです。どのような方法でも、かまいません。人間がここに到達したことに、感謝の祈りを捧げて下さい。どうか、御許しと、憐れみを。我々の進む先に暗闇を置かないで下さい。罪深い歴史のその先に、揺るぎない、1つの星を与えて下さい。」
このあと、これまでの地球の歴史、人類の破壊と発展が一気に描かれる。
数多ある工業技術や科学技術。芸術作品なんて最たるものだが、人は、なんの役にたつか分からんものを作っていても、それが誰かの心を動かし、人類は歴史を紡いできた。
「宇宙飛行=アニメ制作」とした時、この作品、特にラストシーンは、「無駄なモノを作っている自分達は、無駄じゃない」という物凄い自己愛、自己憐憫に溢れている。
実にオナニー的である。
こういう作品は(絵でも音楽でも映画でも)、大衆にはウケない。売れない。
私自身、大衆的な感性の持ち主なので、シンプルに楽しめなかった。だから、☆は3止まり。
でも、芸術とは元来、自己愛に満ち、自己憐憫的でエゴイスティックなものだと思っているから、彼等の創りたかったものは、コレで良いのだと思う。そして、後世に残っていくモノって、そういうモノであることが多い。
何を感じるか、あるいは何も感じないかは、受け手の自由。何を作るかは、作り手の自由。
安彦良和さんの皮肉混じりの評価には、ある種の侮蔑と羨望があるように思う。
私はこの作品を楽しめなかったが、1アニメファンとして、この作品に出会えたことは感謝したい。
あと、「やっぱりオッパイにこだわりがあった」。
と軽く韻を踏んで、この映画くらい長くて退屈なレビューを終わりにしよう(最後の感想が、それ?)w
{/netabare}
Progress さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
tinzei さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
つぼ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
○初見から四半世紀以上
初めて観たのは小遣い溜めて借りたレンタルビデオだったか
○物語
序盤は何とも気恥ずかしさが出るくらい当時の世相を反映したつくりになっている、あれもこれも当時流行ったモノだ、照れくさいがイチイチ甦るね、
※兵器やロケット等外見は宮崎譲りの庵野色でファンタジーなんだが、内側はガチリアル(現物資料通り)ってがの面白い
ただ、当時つぼ少年が観た感想と現在のボーボーの中年男つぼが観た感想がほぼ同じなのはいただけない、物語のテーマの密度が低いのだ、それは視聴後の心の高揚がない事につながる、
当時も今も同じ予備知識で恐縮なのだが(事実調べモノせずにこのレビューは書いてる)
○べらぼうな制作費
○興行的にオオコケ
くらいは知っている、
名作でないのは上記で示した通りだ、
なのにたまに観ちゃうんですよね、
○物語の源泉
若者による学園祭やサークルのノリから始めた遊びのようなモノ、金や多くの人材が集まりだしたが所詮遊びは遊び、科学者による宇宙へのロマン云々は自分の夢を満たす為に国家に詭弁を吐いている、これ等と全く同じ、宇宙を目指すという点も、
「ロマンと金と若さとデタラメなやる気が、そこにはあった」
○バブル期の功罪の功と罪2つの面を持つ作品
時代や制作背景を知って、今の若者が、
「スゲー馬鹿じゃん!!」って言って貰えたら少し嬉しい、そんな作品(笑)
○余談
森本レオ、めっちゃ若い(笑)
ニワカオヤジ さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストーリーは王道ですが、どうでも良いようなところまでの設定が細かくて、当時はすげー斬新だいう印象でした。
声優以外の人が主人公の声を充てるのも、同年の宮崎駿はラピュタだったので初めてでした。そして森本レオの声と演技がどう考えても合ってなくて、やっぱ声優ってすげーと思ってました(笑)
ぱくちぃ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
友人から教えてもらい観ました。
かなり面白いと思いましたが、ちょっとだけ微妙だと思った点もありました。
まず微妙だと思った点から書きたいと思います。
自分の考察力が足りないのかもしれませんが、映画の始めの方で自堕落な主人公がやる気を出すシーンがあり、少し突拍子な感じがしました。このシーンの他にも、登場人物の行動に対しての理由が共感し辛い場面がちょくちょくありました。(まぁほとんど話自体に引き込まれて気になりませんが)
良かった点は沢山あります。
まずは、劇中の設定についてです。舞台は平行世界の話なのですが、その世界の風俗や習慣の設定がかなり深く、そして細かく練られていて、その習慣が現実の我々が住む世界のものと全く違うものであるのにも関わらず、魅力的なリアリティを出していました。
次に作画です。特に最後の打ち上げシーンは圧巻でした。まぁでもこれは他の人が沢山書いているでしょうからそちらを見て下さい。
以下蛇足です。
そして、これは自分の個人的にとても好きな場面なのですが、最後の人類の進歩(?)的な所がとっても好きすぎてやばいです(語彙力)。人類の科学進歩は戦争によってもたらされた血塗られたものであり、その血塗られたものによって作られたロケットから見た地球は(しかしその地上では今日も殺戮が繰り返され美しさとは無縁な、悲劇が繰り返される地獄であるのにも関わらず)残酷な美しさをたたえている。ということが伝わってきました。自分は、この人類の愚かさと、対照的な地球の美しさ、科学技術を戦争目的ではなく使って欲しいというメッセージを感じました。自分の偏見ですが、このことを映像化したいためだけにこの作品は作られたのではないでしょうか。
クロシバ710 さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
一言で言えば、製作者たちが、身内だけで楽しんだ
一人よがりな作品。
作品の90%を、宇宙ロケットのデザインやメカニックを、
忠実に描写することに注ぎこみ、
物語や、登場人物の背景をおろそかにした、駄作。
日本のアニメ界やアニメ・ファンの間には、
たとえ、ストーリーのない作品でも、
崩落していくビルのコンクリートのかけらが1つ1つ丁寧に描かれていたり、
飛行機のエンジンの部品が細かく描写されているだけで、
高い評価になる、そんな土壌があるのではないか。
ふと、そんな事を考えた。
この作品の、細い物語の糸、
主人公が彼女によって成長させられること、
プロメテウスの火のような話、
2つの国の間の、戦争と貧困、
どうして、それらを繋げて大きな物語の流れを構築しなかったのだろう?
庵野さんが関わった作品なので、興味深く観賞したけど、
彼も若い頃はこの程度だったか、と少し安心した。
または、周りのメカニック・マニアの勢力が強すぎて、
彼のしたい事が出来なかったのかも。
Maskwell さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ガイナックス最初期の作品。
庵野の美麗な作画と真っ直ぐなストリート必見。
主人公のCVが森本レオさんだが、こんなに熱を帯びたキャラを演じるとは。
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
チョビ0314 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
かなり昔の作品ですが、今見てもいまだにスゴいと感じてます。
それまでのアニメ然とした絵柄ではなく、徹底的なリアリティを含ませながらSF感の残るキャラクターやメカニカルデザイン。
坂本龍一の独特な音楽。
素晴らしい作画と、それを活かす演出。
色々な歯車が綺麗に噛み合った名作です。
クライマックスの打ち上げシーンの素晴らしさも良いけど、個人的には主人公を含めた登場人物達の心境の変化を推してみたいです。
立場や周りの状況よって、それぞれが細かな変化を遂げて行きますし、また変わらない部分もありますから、見直した時に「目線、仕草、背景の色合い、カメラの角度」等の色々な発見も楽しめると思いますよ。
日本のアニメーションが世界を唸らせた歴史的作品ですし、まだご覧になっていない方に是非見て欲しい作品です。
k-papa さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
masasan さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
えたんだーる さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
『ヤマタノオロチの逆襲』(← アニメじゃなく特撮)の上映会で本作の予告編を観たときには、こんなに凄い作品になるとはまったく予想しなかった衝撃作。
あらすじを書いたら一瞬で終わるんですが、まず作画が当時で言えば鬼レベル、今観ても充分に凄い。キャラクターデザインは好みが別れるかもしれないが、「人体が動く」とか「飛行機が飛ぶ」とか「ロケットを打ち上げる」とかを手描きアニメで描いたものとしてはおそらく究極レベル。
今のアニメーターは現在の単金でこんな作画は絶対にしてくれないだろうから、それだけでも観る価値がある。ちなみに一応劇場公開作として制作された本作だが興行的には案の定、予定より公開が延期になった上に爆死したらしい。
とはいえストーリーもあらすじから想像される以上には面白いと思うし、クライマックスシーンでは何度観ても感動する。映像ソフト化されてからは好評で 劇場公開時の汚名は雪(すす)いだと思われる。
ペガサス さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
後にエヴァンゲリオンというアニメ界の金字塔を打ち立てたガイナックスが、
総力を結集して作り上げた初のオリジナル作品。
高密度の作画を駆使することでリアルな世界の構築に見事成功したが、
ここにも若いクリエイターたちの新しい表現を追求しようとする情熱が感じられる。
実写映画を凌駕する可能性を内包した80年代アニメ屈指の傑作。
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所属が10人に満たず「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、世間に落第軍隊として見下されているオネアミス王立宇宙軍の士官・シロツグ=ラーダットは、欲望の場所でしかない歓楽街で献身的に布教活動を行う少女・リイクニ=ノンデライコとの出会いをきっかけにそれまでのその日暮らしの自堕落な生活を捨て、宇宙戦艦という名目の人類初の有人人工衛星打ち上げ計画に参加し宇宙を目指すことになる。(アニメ映画『王立宇宙軍オネアミスの翼』のwikipedia・公式サイト等参照)
森本レオ、弥生みつき、内田稔、飯塚昭三、村田彩、曽我部和恭、平野正人、鈴置洋孝、伊沢弘、戸谷公司、安原義人、徳光和夫
原案:山賀博之
監督:山賀博之、助監督:赤井孝美/樋口真嗣/増尾昭一、企画:岡田斗司夫/渡辺繁、脚本:山賀博之、作画監督・キャラクターデザイン:貞本義行、作画監督:庵野秀明/飯田史雄/森山雄治、美術監督:小倉宏昌、撮影監督:諫川弘、音響監督:田代敦巳、音楽監督:坂本龍一
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2007年冬アニメ
有人ロケットの打ち上げを目指すソロモン宇宙協会(SSA)だったが、失敗の連続で絶体絶命のピンチに陥っていた。起死回生のため、パワーはないが実績のある旧型ロケットで打ち上げを計画するが、そのためには飛行士の体重を40キロ以下にしなければいけなかった…。小柄な女子高生たちが宇宙飛行士!?
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2003年秋アニメ
時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。 毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多く...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2018年秋アニメ
海からから魚が消えた。水産省はかねてより計画していた“宇宙イケス”を試験運用。男女雇用機会均等法の強化によって「漁師にも女性を」と声が上がる。舞台は尾道。目指すは宇宙。これは宇宙漁師を目指す6人の少女の物語。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年春アニメ
2006年7月9日、月に飛翔するUFOに遭遇し「2人で宇宙飛行士になろう」と約束した南波六太(なんば むった)、日々人(ひびと)兄弟。時は流れ2025年、その時に交わした約束通り日々人はNASAの宇宙飛行士となって月に向かおうとしていた。その一方、弟の悪口を言った上司に頭突きして自動車開発会社を...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2010年6月26日
村川村は、都会から遠く離れた自然囲まれた土地。夏休みの子供だけの合宿のために小学校に集まった夏紀達5人は、行方不明となったウサギを探すために裏山に足を踏み入れるのだが…。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2003年春アニメ
『ふたつのスピカ』は、柳沼行による漫画作品と、それを原作とする望月智充監督のTVアニメ作品、およびノベライズ作品 【ストーリー】有人宇宙探査ロケット「獅子号」が市街地に墜落、その事故に巻き込まれて母を亡くした少女・鴨川アスミ。 葬儀の日、彼女はライオンのかぶりものをした1人の青年...
ジャンル:OVA
放送時期:1988年10月7日
人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群(通称・宇宙怪獣 (STMC))による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2019年6月7日
光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。巨大なザトウクジラは“ソング"を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と...
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放送時期:2003年春アニメ
西暦2167年、地球はみずへび座ベータ星の超新星爆発によって引き起こされた強力な電磁パルスと放射線によって壊滅的な打撃を受けた。だが人類はそこから見違えるほどの復興を遂げた。そして、かつての災厄より189年後に訪れるとわかっていた第2の災厄、すなわち超新星よりの衝撃波の到来に対し、全...
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放送時期:2021年秋アニメ
世界大戦の終結後、世界を二分する超大国、東のツィルニトラ共和国連邦、西のアーナック連合王国は、その領土的野心を宇宙へと向けた。両国は熾烈な開発競争を繰り広げ、そして今――東歴1960年。共和国連邦最高指導者ゲルギエフは、成功すれば人類初の快挙となる有人宇宙飛行計画『ミェチタ(夢...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1987年3月14日
所属が10人に満たず「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、世間に落第軍隊として見下されているオネアミス王立宇宙軍の士官・シロツグ=ラーダットは、欲望の場所でしかない歓楽街で献身的に布教活動を行う少女・リイクニ=ノンデライコとの出会いをきっかけにそれまでのその日暮らしの自堕...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1987年冬アニメ
「世界名作劇場」第18作。19世紀中期の南北戦争時代のアメリカを舞台とした、オルコットの小説『若草物語』が原作。ペンシルバニア州に住むマーチ家には、長女メグをはじめとした仲良しの4姉妹が住んでいた。そんな中、一家のもとに北軍に従軍中の父が一年ぶりに帰宅するとの報せが入る。父が帰って...
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放送時期:1987年3月1日
希少鉱物「ヴィゾリウム」採掘プラントが何者かに襲われ、ウルダスとエディア両国の緊張が高まる。 派遣されたダーティペアは大泥棒のカースンの横槍にもめげずワッツマン教授を突き止める。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1986年12月20日
原作は手塚治虫の同名漫画。監督をりんたろうが務めた。キャラクターのデザインが漫画のデザインとかなり違う印象に仕上がっていて、ファンの間で物議をかもした作品。鳳凰を探し求めて歩く天才彫物師・茜丸は、山中で盗賊の我王に出会い、右腕を斬られてしまう。茜丸は必死に修業に励んで彫物師...
ジャンル:OVA
放送時期:1987年2月25日
近未来世界を舞台に超法規立場の美少女戦士たちが活躍する、OVAの大ヒットシリーズ。西暦2032年。かつて大地震で壊滅した東京はメガロポリスTOKYOとして復活したが、闇の中では殺人兵器の人造人間ブーマが出没。その陰では、現代社会を半ば支配する大企業ゲノム社が暗躍する。ブーマに襲われる人...
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放送時期:1987年3月4日
アニメ制作会社A.I.Cの初期の看板作品の一つだった、美少女ロボットものの大人気OVA『戦え!!イクサー1』三部作の完結編。 宇宙の侵略者クトゥルフの軍勢と戦う美少女戦士イクサー1。彼女は自分の妹といえる敵の戦士イクサー2の猛攻に苦戦を強いられるが、地球人の少女でパートナー・加納渚との絆で...
ジャンル:OVA
放送時期:1987年2月28日
[迷宮物件 FILE538] 探偵がある親子の調査を依頼されるところから物語は始まる。その夏、首都上空では原因不明の旅客機失踪事件が相次いでいた。探偵はその親子の調査を続けていくうちに自分も次第に奇妙な物語の中の一部に組み込まれていってしまう。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:1987年冬アニメ
ラオウとの死闘から5年、ケンシロウの手で取り戻したはずの平和は乱れ、天帝を操る総督ジャコウによって、再び世は混沌に投げ出された。そんな天帝軍に北斗の旗を掲げ、反乱を起こす成長したリンとバットの前にケンシロウが姿を現す!賞金稼ぎのアイン、元斗皇拳継承者ファルコとの対決の中で天帝ル...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1986年12月20日
少女パンジの住むグルメス国では、世界最高の宝石「リッチストーン」を掘り出すために、軍隊が村の家や田畑を破壊し続けていた。苦しむ村人達だが、強力な軍隊の力の前では、暴挙を止めさせる事は出来ない。パンジは村を抜け出し、武術の神「武天老師」に助けを求めるため旅を始めるのだった。
ジャンル:OVA
放送時期:1986年12月20日
17歳の女子高生、早坂哲子はカメラマンの兄の撮影につき合うため、ロケ用のマイクロバスに乗り込んでいた。兄が車を離れたすきに、奇妙な少年が運転席に駆け込んで、持っていた機械をバスにセットしスイッチを入れた。たまたま居合わせた哲子の同級生、信夫、真一、教師の北もバスに乗り込み、タイ...