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「天空の城ラピュタ(アニメ映画)」

総合得点
90.8
感想・評価
2362
棚に入れた
14244
ランキング
48
★★★★★ 4.2 (2362)
物語
4.4
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.3
キャラ
4.2

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天空の城ラピュタの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今もなお、胸うたれる、心揺さぶられる。

アニメファンなら "外せない作品" の一つです。

レヴューサイトにも「名作、金字塔、心躍る冒険譚、ボーイミーツガールの決定版」など、多くの褒め言葉がずらりと並びます。

語り尽くされたビッグネームですから、今さらレヴューするのはいささか腰が引けますが、ラピュタの呪文、「我を助けよ、光よよみがえれ」を頼りにポチリとした次第です。

ただ、思い出補正と思い込みとがバシバシ入っていますので、そこは「仕方ないなぁ」と見逃してくださいね。



飛行石。

これほどに魅せられるアイテムは、そうは見当たりません。
もし、このペンダントが手元にあったらと思うと、それはもう天にも昇る気分。
地に足がつかなくなるとは、きっとこのことを言うのでしょうね。

とは言え、どうして飛行石に、これほどの昂揚感を感じるのか意味不明です。

シンプルに、空への憧れを掻き立てられるから?
あるいは、驚くようなテクノロジーに、熱気が沸き立つからなのか・・。
はたまた、 "心のなかの君" との出会いを、まぶたに浮かべるからなのかも・・。

天空へと消えていった飛行石は、今では形を変えて胸の奥で静かに灯っています。
その煌めく光に、この瞬間にも冒険に乗り出す燃料を見つけ、過去と未来とに手を掛けてみたいと願ってしまうからかも知れませんね。



トエル(真=直系)とパロ(控え=傍系)との、玉座をめぐる緊張や変遷にも心がときめきます。
二つの系譜には、王位の継承に暗闘があったことは容易に想像がつきます。
石はそれをじっと見守り、まことの王たる資質をずっと待ち続けてきたのかも知れません。
 
ところで、地上に降りたトエルの末裔は、天地の平和を保つための一厘(=飛行石)を暖炉に伝え、滅びに得た教訓を未来への戒めとしています。
一たびラピュタが目覚めるなら、幼いシータにも難しい手続きは無用とばかりに、口にする呪文はたった3文字という潔さです。

それは、きっと理屈でものを考える前に、伝えるべきお作法なのかもしれません。
そして、結婚式という新たな契りに、700年前の証を誓うのでしょう。

翻って、パロの血脈は、軍事国家再興の手引きを古文書に残してきたようです。
万に一つの可能性に、必ず石を奪取し、あの呪文をトエルの口に割らせ、大願の成就を窺うのです。

それは、鬱屈の上に理屈を塗り込め、天空の王という妄想に取りつかれた憐憫の証。
トエルとの確執を、都合よく上書きしたいと希求しているのですね。

二つの家系は、出会ってはならない定めに身を潜ませながら、いつかは出会わねばならない宿命に対峙する時を、静かに生き抜いてきたのでしょう。



さて、本作の主人公、シータとパズーの出会いです。
ビジュアル的には非の打ちどころのないパーフェクトな仕上がり。
まるで、ボーイミーツガールの何たるかを、全て物語っていると言って過言ではありません。

正当な王位継承権を持つ末裔と、たたき上げの炭鉱労働者という設定は、特別なものとそうでないものとの邂逅です。
本来なら出会わぬものが出会うというシチュエーションは、いつも胸が高鳴り、心を震わせます。

今、わが国でも、皇統の継承においては、さまざまな話題にかまびすしく、トエルとパロとに通底するモチーフもまた、同じように感じます。
そう思えば、ラピュタの物語は、実は日本の有り様の写し鏡のように思います。

天を畏れる者は、高い見地から国の安寧を願い、平和の成就を日々に祈り、国民の精神性を一つに統べるのです。
玉座は、鄙俗(ひぞく)が手にできるものではなく、地球の高次意識にかしづける者にだけ、その指揮権を提供するのでしょう。

パズーとシータの本当の出会い。
その時は、私がドーラの立場であったら・・、なんて妄想しています。



「40秒で支度しな。」、「3分間待ってやる。」
ドーラとムスカの対比が、実にお見事です。
同じワルに見えても、わずかな時間差に、勝負はのっけから決していました。

世俗的には、飛行石は世界の覇権と富とを約束するものです。
二人の欲は同じように見えますが、手に入れる手段が違うし、入手後の目的だって違います。
それなら、何はなくとも即断即決がものを言うってことです。

二人とも、横暴にして狡猾な振る舞いですが、シータには大きな違いに映りました。

ドーラは「私の若い頃にそっくりさ」と、シータにすっかり惚れ込んでいます。
健気さには母性を、気丈夫な振る舞いには賞賛が抑えきれないのですね。
シータに至っては、ドーラは鼻から海賊にあらず、どこまでも「優しいおばさま」のていです。

一方、「流行りの服はお好きですか」と、あからさまな煽(おだて)で、シータの歓心を買おうとするムスカ。
見え透いた手口で丸め込もうとし、人をゴミと揶揄するような大人に、聡明な彼女が屈服するはずがありません。
クライマックスに至っては、「あなたは私とここで死ぬの」と、自己犠牲をものともしない気高さです。

ゴンドアの古い歌こそ、ラピュタへの総括。
そう思うと、冒頭のシーンから、シータの心はすでに決まっていたのかも知れません。


生かす40秒と、殺すための3分。
ドーラとムスカの思考回路がしっかりと明示されたパワーワードです。
二人の知略と知謀のベクトルの違いこそが、シータとパズーの決意を促し、大人の夢を終わらせたのです。

目利きのある者にはおこぼれを、至らぬ者にはチャンスの目がつぶれる。
そんなオチにも徹した、比類なき二枚看板でした。



さて、もう一度、シータとパズーの出会いです。

ゆっくり、ゆっくりと、天上から光が降ってくる。
それはやがて人の形になり、いたいけな少女の表情を映しだす。

とんでもない奇跡に、とてつもない幕あけの予感・・。
石は二人を偶然に出会わせ、壁の写真は二人に必然を思わせるのです。

ポムじいさんが語る石の秘密に、シータの首で輝きを放つペンダント。
つながるはずのないおとぎ話が、事実としてつながった瞬間です。
「人を幸せにもするし、不幸にもする」という意味を探しに、二人は真実の旅へと飛び立ちます。

舞台は、大地の深層から、いつしか天空の雲の向こうへ。
押し寄せる風と、雷鳴轟く竜の巣の核心へと踏み出すのです。



ラピュタでのシータとムスカの丁々発止も見ごたえもたっぷり。

シータには、石の存在が、トエルの系譜の相伝は理解できても、ラピュタでの扱いは知る由もありません。
ならば、ラピュタの文字を解読するパロの領主には、悠長なことは言ってられません。
末裔同士のヒリヒリするせめぎあいからは少しも目が離せませんね。

二人のポジションは、言うなら、大人と子どもの視点の差、戦争と平和への温度差、独裁と民主制への見立ての違いです。
廃墟の中での応酬は、今のお子さんにも分かりやすいでしょうし、すでに大人の人にも当時の子ども心を顧みさせるものです。

飛行石へのあこがれは、思いもよらない夢の実現そのものです。
その煌めきと輝きは、常に心のともし火となり、ものごとの優先性と、責任ある執行権を促しているのですね。

今、世界終末時計は、残り90秒を指したままでいます。
ムスカの3分よりもドーラの40秒。
と言わず、この先の判断が、人類の存続を前進もさせ、日々の安寧を後退もさせるでしょう。

目を見張る科学技術も、激変する自然との共生も、旧態依然の発想のままではいられない局面が、いよいよ来てしまっているというわけですね。



「さあ、出かけよう。歴史に思いを馳せ、未来への一歩を踏み出そう」。

飛行石は、どこかの、誰かの声にも、しずかに耳を傾けています。
誰とも言えない心に、ともし火が点火するのを、じっと目を凝らしています。

ムスカの人心は飛行石に取り込まれ、ポムじいさんはそれを思案することを小鬼に託しました。
シータとパズーの目は、私たちのそれと同じです。
平和を愛する心、人が等しくある意味、そして日々に汗を流し、おなか一杯に食べる喜びへの探究です。

本作は、それがたやすくないことを黙示しており、ゆえに視聴者を鼓舞する意図が、裏の設定にあるように思います。
飛行石。それは気高い理想への羅針盤です。
そこに昇華させるためのキーワードが、ネット世界でまきおこる「バルス!」なのではないだろうかと感じます。

思考はいつか現実化する。
そんなタイトル本があったような記憶です。



1986年の公開作品ですので、今年で38年目を迎えます。
テレビでの再放送は19回に及び(2024年度)、ナウシカ(20回)、トトロ(19回)を含めると、2年ごとに3作品が揃い踏みすることになります。
小さいお子さんから、上の世代は上限なしに、宮崎監督の想いに触れられるのが最大のメリットでしょう。

ネット環境の整備と拡充、端末機器の高機能化に伴い、配信サービスもどんどん充実しています。
世界各地で開業される漫画喫茶や、定期的に開催されるコスプレ大会なども相まって、ほぼ全世代にじんわりと宮崎イズムが浸透しているように思います。

もちろん、ジブリ関連の作品はこれらだけではありません。
あの名言、その名シーンにお目にかかれる金曜日は、とてもハッピー気分になれます。

期待としては「バルス!」が共通言語化され、ムスカと同類の目を瞑らせ、覇権競争の芽をつむパワーワードになったら素敵です。

ラピュタが明示するものは、高度な科学技術の発展とその振興が、軍備の縮小と戦争の放棄、基本的人権の尊重、国民主権とその発露たる民主主義という、日本国憲法の三大原則が、きらめきを輝かせながら全地上に降りてくるというビジョンです。

シータはその象徴像であり、パズーはその実行性を牽引しています。

そして、そんな夢想を夢想のままで終わらせないのが、本作のシナリオの秀逸なところです。
「時間がなくてさ。」、「たったこれっぽっちさ。」と、ラピュタの伝説を "いくらかは残した" のですから。

ですけれど、私たちの未来にも「時間がなくなってきている」、「人類がこれっぽっちになる」ところまで追い込まれているんだよ、と暗示する怖さでもあるのです。



EDは、何度口ずさんだかわかりません。
その都度、感極まって泣き出す自分もどうかと思いますが、すっかり心に染み込んでいるので、半ば呆れ、ほとんど諦めています。

「きみを乗せて」の「きみ」とは、パズーからシータに向けてに感じますが、誰でもないし、誰でもあるようにも感じます。
普遍的に言えば、地球上の誰でもが「きみ」に該当するし「きみ」への歌い手に相当する感覚です。

宇宙空間から俯瞰する地球には、無数のともし火と、名もなき人たちの営みが感じられます。
もしもジュブナイルの心でEDを歌うなら、栄華を極め、衰退していったラピュタ人に、私たちの当事者性を投影できるかもしれません。

「土に根を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。」
それは、生産を喜び、娯楽に楽しむ、そんな協働と調和とが、人と人の間には必要だと説いているようです。

私は、パズーの小さなカバンは、人類が到達した文明の一端だと見立てています。
ですが、それさえも投げ捨てて、彼はシータのもとに走ります。

その一生懸命さに心が動くなら、EDに呼びかける「きみ」には、どんな人にもそれぞれの夢がこんもりと盛られるんじゃないかしら?なんて思っています。


その評価にたがわぬクオリティー。
私の思いも同じです。
にしてもこの長文、たいそう申し訳なく、ごめんなさいです(汗)。

投稿 : 2024/09/11
閲覧 : 82
サンキュー:

9

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロマン主義

「風の谷のナウシカ」はロマンよりもどちらかといえばディストピアSFなので、非常に考えさせられる内容で頭を使うマニア向けのアニメだと思う。

しかし、「天空の城ラピュタ」は子供から大人まで難しいことは一切気にせず観れると思う。基本的に勧善懲悪で、子供の男女が主人公なのが良い。

確かに内容を掘り下げようと思えばいくらでもできるだろう。しかしそれはこの作品において「野暮」ということである。

それよりは、カッコいい飛空艇にあこがれ、おいしそうな料理に舌なめずりをして、空賊たちの生き様に笑えばよいのである。

アニメってそういうものでしょ?

投稿 : 2022/12/29
閲覧 : 315
サンキュー:

17

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宮崎アニメの要素が結集した傑作

そこには正真正銘の冒険活劇があった。

自分は文句なく少年パズーと少女シータのアドベンチャーに興奮した。少年が命をかけて聖なる少女を助け守るのが宮崎アニメの基本構図であることは、むろん後で知るのだが、パズーとシータが天空を駆け、飛翔する姿に堪能した。

加えて善悪の明確な追っかけ活劇の楽しさ、まさに手に汗握る素晴らしさである。ユーモアもある。

本作は、ノンストップアクション的要素を持ちながらも、そこに人間的ぬくもりと叙情があり、メッセージを持ち、滅多にない充足感を観る者に与えてくれる。

のちに様々な宮崎アニメを観て、そして「未来少年コナン」などは、そのままラピュタに続いていく血湧き肉躍る冒険活劇であるのが分かってくるが、宮崎アニメの原点はラピュタであるとの思いは変化しなかった。最初に見たから原点なのではなく、まさに宮崎アニメの全てがここに集中的にあるという意味で原点であると思ったからである。

投稿 : 2022/10/12
閲覧 : 134
サンキュー:

15

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

土に根を下ろし風と共に生きよう 種と共に冬を越え鳥と共に春を歌おう

 全124分。

 久々に見たくなって、ふと見てみましたが、、、やっぱり面白い!不朽の名作ってこういうのを言うんだなぁ、と感心しました。

 色々アニメ見てきましたが、改めてラピュタはアニメのレベル高いと思います。作画、BGMがすごく良いですし。町の風景や洞窟の中、食事シーン、空、自然、ラピュタなどスゴイ綺麗です。2時間という枠の中でまったく飽きない、結末はわかってるけどどんどん次が見たくなります。

 キャラも良いです。パズーが住んでる町の人たち、ドーラ海賊団とみんなが暖かみを感じます。敵側も冷徹さや欲望に忠実なところなど、それはそれで人間味があっていいですよね。

 時間を置いてまた見てみたいですね。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/09/04
閲覧 : 486
サンキュー:

35

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細部でいろいろひっかかり バルス祭りが憂鬱になる

これは当時映画館で見ましたね。見た知り合いは「子供をバカにするな」と言ってあざ笑っていましたが、私にはそういう感想はありません。むしろ子供向けなのに活劇としてはよくやったと思います。子供がよく乗れる話になっています。「未来少年コナン」の焼き直しのストーリーなのですが、コナンよりも短時間で見られてコンパクトにまとまっています。しかも昔の作品ですがナウシカよりも作画はかなりよくて、今見ても遜色はありません。よくできた作品だと思います。

ただ私が最近のバルス祭りに乗れないのは、この映画には細部でひっかかる描写が多いからです。例えば私がひっかかるのは、ムスカがシータと玉座の間の繁みに来た時、ムスカが藪蚊を手で払いのけながら、メモ書きの手帳を取り出して碑文を読み、「私にも読めるぞ」と喜び、それを見てシータが眉を顰めるシーンです。見ていて、語学習得者に対する非常に冷ややかな視点を感じる。そのような語学学習を一生懸命している者を、シータの視点であざ笑っているような感じを受ける。要するに、作り手のそのような浅はかな考えがにじみ出ている。こういった場面は他にも散見されますが、いちいち書き留めるのが面倒なので書きません。

そして物語の構造上、ムスカひとりに悪を集約している点もあまり感心しないです。だいたいムスカほどの人物が、シータひとりに入れあげるという描写もおかしなもので、彼にはあのようなドレス服を贈ったりするメッチェンが他にもいそうなものですが、それは映画にはまったく登場しません。まあロリコン男性としては納得のいく描写でしたが。比較に出して悪いのですが、カリ城では伯爵側に不二子の存在がいたので、バランスが取れていたと思います。この映画では不二子に当たるキャラが年寄りのドーラだけで、ムスカにまったく関与していないので、非常にバランスが悪い感じを受けますね。

まあそうは言ってもよくできた映画だし、昨今の月刊ムーに見られるような、超宇宙人地球関与説みたいなものをうまく描いているので、面白い作品だと思います。実際に地球に私も、古代では宇宙人が降りてきていたのではないかと思うのですよ。それが、土着的な一般民衆にその子孫がいるとした点で、この作品は画期的だったのではないでしょうか。

付記です。上記のムスカとシータの場面ですが、先ほど新説を聞きました。実はシータはムスカ以上の語学力を持っていて、ムスカが手帳をたよりにやっと碑文を読んでいるのを冷ややかに見ているというシーンなのだそうです。そう言えばシータは幼少時に、祖母から一度教えられただけで、古代言語の呪文を覚えていたようでした。シータがそんなキャラ設定とは気づかず、これは失礼いたしました。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 210
サンキュー:

8

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ボーイミーツガール

感想を書き始めたは良いのですがうまく言葉にできません。
そうですね、シータがかわいかったのとドーラがかっこよかったのと、ムスカの小物感が良かったですね。

94/100点

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 268
サンキュー:

9

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ビンで頭を殴った少女(違った視点から)

何かのコラムで滅びの言葉より,恐ろしいのは「そのシャツ誰が縫うんだい」というのがあったとかなかったとか。

ジブリの作品全体的に言えるのは「女性」が強く描かれていること。

相手がたとえ悪人でも,ビンで殴ったら「傷害罪ですよ」。(笑)

天空の城ラピュタ は,パズーの冒険物語とか,ロボットがかわいそうとかいうのですが,実は,守っているのがシータで,守られているのがパズーと考えてはいけないでしょうか。パズーは金貨三枚でのこのこ帰っていくし…

ドーラ一家の息子が「あの子もママみたいになっちゃうのかな」と言ってみたり,偵察用の凧に乗る際にシータは女の子だから,戻ってくるように言われるが「おば様も女よ」と言い返したりしている。

玉座の間で銃を向けられるムスカとのやり取り,も,少女とは思えぬ「圧巻」的な態度で感心してしまいます。

最大の疑問は,滅びの言葉「バルス」を言ったとき,言う時でもいいのだけれど「二人とも心中する」覚悟があったのだろうかということ、それが引っかかっていますね。結果オーライですが。

最後大きな木が,天に昇っていくのがブロッコリーに見えるのは私だけでしょうか。

惜しむべきは,「天才的な作品」にもかかわらず,公開当初評価されず,興行成績も芳しくなかった「早すぎた名作」であることかな。

投稿 : 2019/09/10
閲覧 : 363
サンキュー:

8

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何回観てもTVでやっているとついつい観てしまう。

ジブリの1作目の作品ですよね。
今日(2019年8月30日)テレビでやっていたのでついつい観てしまいました。
何度観てもあきないですね。ぜんぜん古く感じません。
世界観も風景画も音楽もいいですよね。宮崎アニメでは一番好きかも。
ドーラの若いときってお綺麗なんですね。ドーラの部屋に掛けてある写真
に初めて気がつきました。何度も観ているのに新しい発見です。
親方と海賊の戦うシーンが結構好きでおかみさんの一言もいいですよね。
喧嘩ってあんな感じなら許せるかも。

投稿 : 2019/08/31
閲覧 : 292
サンキュー:

20

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バルス!

詳細は……毎年やってるから観たらいいと思います。

ま、バルスで一躍有名になりましたが、ボーイミーツ
ガール的なアニメの不朽の名作と言っていいでしょう。

ていうか、観てない人いるのかしら?

投稿 : 2019/08/31
閲覧 : 272
サンキュー:

7

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

傑作

全てが素晴らしい
褒めるとこありすぎてあれなんで
逆になんだっけあの虫、名前忘れたけどあれ気持ち悪笑い。

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 280
サンキュー:

5

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱり「ラピュタ」かな!?

ジブリ企画www

アナタの一番好きなジブリ作品は何ですか?

私は「天空の城ラピュタ」推しです(-ω☆)キラリ

「バルス」

つい唱えちゃいますよね(笑)

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 249
サンキュー:

3

ネタバレ

よろず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ラピュタだけでなくTwitterの鯖まで落とした伝説のアニメ

たった一言でラピュタだけでなくTwitterのサーバーまで落としてしまった国民的超有名アニメ

投稿 : 2018/05/25
閲覧 : 253
サンキュー:

1

ネタバレ

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何回でも見てしまう。 88点

全てにおいてハイレベル。
バルスが放映する度に騒がれ、ラピュタパンなどいまだに話題を提供している作品です。
放映して20年以上経過している作品とは思えないクオリティの高さを感じます。

ラピュタを探す冒険が物語の目的ですが、序盤だけの登場の親方の存在感は圧巻です。
また、ドーラの存在はジブリのその後の作品での元祖と思ってます。
ムスカ大佐の名言はネタとして、伝説級ではないでしょうか。

興業成績では、千と千尋、もののけ姫、君の名はなどに遠く及ばないですが、この作品を超える作品はそうそう無いと思います。

投稿 : 2018/04/09
閲覧 : 277
サンキュー:

14

ネタバレ

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

決断の速さと潔さは、王族か女なジブリ系方程式?

割と、ジブリの中ではヒーローしている主人公だが、なぜか、肝心な決断をするときは、女の強さを主張する。男女の絆とか。応援やバックアップは男の方。
この間、テレビでやっているのをみて、まだ初期の段階だしとは思っていたのだが、もののけ姫やハウルの動く城もそう。まだまだ、女性が強くはなかった時代だし、といっても、新しい時代の予感があって今がある。
時代の移り変わりがそういうことだと、いつか気づく世代が生まれているんだなぁと、思ってみましたが、どんな感想を持ちましたか?
と、作品の感想は、やっぱり、スピード感も展開もいいし、世界に飲み込まれてしまって、そんなことは、あとで、そういえば・・・的なものですので。オタク会議でもしたいなぁと思ったりしました。

投稿 : 2018/01/08
閲覧 : 348
サンキュー:

11

ネタバレ

まる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

伝説ですな

『バルス!!』

これ以上説明あるか?ねーよな。

至高

投稿 : 2018/01/01
閲覧 : 232
サンキュー:

2

ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ドーラ一家の男どもはロリコンという残念な事実…。

パズーとシータが眩しすぎてストーリーどころじゃなかった。
なんだよこの2人、素敵すぎるよ…!

シータって境遇的には悲劇のヒロインと言えるし、声も姿も性格も非常に可愛らしいんだけど、冒頭でいきなり男の背後から瓶で殴りつけたり意外と行動派。
助けられる場面は多いけど、記号的なヒロインじゃないんだよね。案外、ドーラが言ってたように歳を経るとドーラみたくなるのかもしれない。…恐ろしいことだけども。

そして主人公のパズー。彼はめちゃくちゃ逞しい。そして性格が格好良い!
ラピュタという共通点があって、境遇も似ているところがあるとはいえ、見ず知らずの女の子の為にああも命がけで立ち向かえるんだものな~。
確かにラピュタの秘密を解く鍵をシータは握っているけども、パズーがシータを助けたのは決してそれだけじゃなくてパズーの性根なんだってのは、ちゃんと伝わってくるんだよね。
パズーの住んでる町の住人たちがドーラ一家から2人を庇ったところからみても、そういう人たちに囲まれて育ってきたんだろうし。

思春期に入ろうかというばかりのこの2人のやり取りが可愛らしいのなんのって…。あれはドーラぐらいの婆さんが感化されるのも納得だよ。
これだけの冒険を通しても、まだこの2人から恋愛の雰囲気が漂ってこないってのが良いんだよね~。純粋な冒険記って感じでさ。
きっとこの2人はこの後から何年か経って、お互いが段々と大人びていくにつれてようやく異性として意識し出すんだろうな~なんて考えて、ついついニヤけてしまう…。

本作はとにかくキャラクターが魅力的で、パズーとシータ以外もドーラやムスカといった面々も非常に個性が強くて楽しい。
正直言ってラピュタの設定自体はそんなに面白くないというか、なんか『ONEPIECE』とかにありそうで今では新鮮味に欠けるかも。
ストーリーの善し悪しはキャラクターを好きになったかどうかで分かれると思う。僕の場合、パズーとシータが好きだから、ずっと楽しかった。


それにしてもドーラ一家の子供らのマザコンっぷりは、コメディ要素にしても酷いものがあるな…。注意する時なんかに優しい声だったりしてるけど、決してドーラが甘やかしてるって訳でもないだろうに。
「ママ」って呼ぶ時の声の情けない感じときたら…果ては14歳ぐらいの女の子に頬を染めるというね。アカン、アカンよアレは…。

投稿 : 2017/05/19
閲覧 : 837
サンキュー:

23

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ムスカ

宮崎駿が苦手と言ってなんだけど
コナンやらナウシカの系統は好きだよ。
と、なれば苦手なのは大体わかるね?

だからこれも大好き!一番はこれかもしれない
ストーリー自体はよくあるような話なんですがね、
私はこういうの、好きだよ。

無難じゃない、王道なんだよ。

この作品には
日本中から愛されている悪役がいる、と 思う

「みろ、人がごみのようだ!」で、おなじみのムスカである。

日本のアニメで
これほどの人気と、有名な悪役はどれほどいるだろうか?

色々考えてみるがなかなか出てこない。

よくある話の、よくいる主人公やヒロインのおかげで
すごく目立ってるからな。ムスカ。

彼の前ではどんな悪役もごみのようかもしれない

ここに、この作品をみてない人なんて居ないと思うけど、これは観るべき。
ムスカだけでも、どうぞ。

投稿 : 2017/02/11
閲覧 : 227
サンキュー:

8

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バルス

で有名なこの作品ですが言わずと知れたジブリの名作です。
ジブリのなにがいいって緩急のつけ方だと思います。
明るいとこは明るくてしっとりするとこはすごく淑やかで・・・
見たことない人はいないと思いますが、そこらのアニメよりは確実に面白いので観たほうがいいでよ。

投稿 : 2016/12/12
閲覧 : 230
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いったい何度観たことだろう。

幼いころにコレを観てから、何度観たのか忘れてしまう位ラピュタが好き。
どれくらい好きかと言うと、シータとムスカの真名をほのかに覚える位。
リュシータ・ウル・トュエル・ウル・ラピュタ。
ロムスカ・パロ・ウル・トュエル・バルス!

大変申し訳ない。うろ覚えの上、ムスカは完全に忘れてます。
でもきっとこんな感じだったはず。
ネットとかで調べればすぐ検索できそうですけど、何か負けた気がするのでしない(キリッ


お話しは素敵な出会いから始まるボーイミーツガール的冒険ストーリー。
パズーがシータを塔から掻っ攫うシーンは未だに覚えてますし、大好きなシーン。
王道的な冒険物語で最後まで非常にワクワク出来ました。
また、いかに科学が発展しようとも、草や木等の方が偉大だなって感じさせられるお話しだったなって。
人類の英知を誇ったラピュタ。
金銀財宝や多数の武器等でどんなに見繕ってみても、大地から離れは生きていけない。
自然は人類、地球にとって掛け替えのない財産。
人が生き残っていないラピュタ。その平和な描写はやけに鮮明に覚えてます。


最後に、目玉焼きトースト。
きっと誰もが食べたくなったと信じてます。

投稿 : 2016/04/16
閲覧 : 185
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はちこ風味 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

言わずもがな

語ることは先人が語ってくれていよう。
作画美術の面は味という面では今のアニメより勝る。

否定するところを探すのが面倒になるくらい、
いい作品だ。

投稿 : 2016/02/09
閲覧 : 207
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1

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ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

金曜ロードショーの定番 「親方ぁ!空から女の子が!!」 jubeatはハイテンションです 太鼓では通常です

最初の追いかけっこも楽しくシリアスに魅せてくれるが
{netabare}ラピュタを二人で封印するシーンがいつまでも語り継がれる...
バルス!!{/netabare}
この言葉、後世に伝えよう...

その前の「40秒で支度しな!」もいい
ドーラさん、貴女は賊なのにいい人だし、名言も残してくれるからなあ
「まったく、いつまでたっても子供なんだから...」

「君をのせて」は小学生時代に歌ったことを覚えています
太鼓では関ジャニ∞の仕分けでやってたな、大倉君が

jubeatではハイテンションにアレンジされている
でもノーミスが難しい
そしてロング譜面も・・・

投稿 : 2016/01/16
閲覧 : 478
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りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

えっ。ムスカがみどころでしょ やっぱ

 お偉いさんにつかまって飛行船にのっている

少女・シータは空賊?たちが飛行船に攻撃してきたせいで

飛行船からflyしてしまうん・・・

だけど、シータが持っていた不思議な石のおかげで

ゆっくりと降下していって その光景を見た 少年・パズーが助ける

 そこから、ある意味3つどもえがはじまる

パズー+シータ VS ムスカ VS 空賊

 そこから、シータが捕まったこともあってか

パズーと空賊が手を組み、ムスカと戦うことになる


 正直、記憶にのこっているのは ムスカの名言集

これは知っててあたりまえだから言いません!

 
 結論、ラピュタとトトロが一番ストーリー覚えてますw

投稿 : 2015/12/10
閲覧 : 299
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5

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遊び人2000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まるで人がゴミのようだ

まるで人がゴミのようだ
    ____
   /    )\
  /    彡/ ヽヽ
 /   ノ ̄ ̄  | |
`| _| ヘ_ ノ|ノ
 \(6ソ ̄( ̄)^( ̄)
  |ヒ    ̄ _厂|
  Y|  __ /
  | \   ̄ /
  厂 ̄ヽ__ノ
 /\三三\/ 〉
/L__\ ̄7ハ ̄\
  / \| \ 丿
  \   L∠乙ノ\

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 237
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

本作は最も一般大衆に人気の作品というイメージがある。【となりのトトロ】もその点でいえば相当なものだけど、あっちが女性(というか女子?)向けなところがある一方、こっちは男性・男子受けが良い。
何故なら純粋なファンタジーであり、ボーイミーツガールだから。どっちも男子の大好物である。僕も大好きだ。
物語は、海賊の襲撃→パズーが空から落ちてきた少女シータを介抱するところから始まる。
んで、敵対していた海賊と協力してムスカ大佐の野望をシータと共に打ち砕く。話を簡単にまとめるとそんな感じだ。プロパガンダとしての側面もとくにないので、分かりやすい。とくに考えることもない。


先に不満を挙げると、キャラクターの内面の掘り下げ不足がある。
パズーは終始シータの為に全力で行動しているけど、そもそも何故シータにそこまで固執するのかが描かれていないんだ。
パズーにはラピュタの存在を証明するという夢があり、シータはその為の重要な存在であることは確かだ。でもパズーの言動は明らかに自分の夢の為ではなく、シータの為である部分が大きい。それも、夢に近づかせてくれた恩人、というよりも、好きな女の子に向けるそれだ。
たぶん、本作を観た多くの人はパズーとシータは相思相愛だと思うだろう。あのエンディングのあとで、二人で暮らしているところを容易に想像できただろう。

この流れ自体は嫌いじゃないし僕としてもウェルカムなんだけど、せめてパズーの内面でシータへの感情が恋愛感情に変化するようなところを挿入しておいて欲しかったかなー。ムスカへの敵対心とかシータへの想いだけであれだけリスクの高い行動をすることになんの疑問も持っていないってのはちょっと……。
確かに、パズーの育った街が街だし、正義感が強く、優しい少年であることは間違いなく、違和感といっても些細なものかもしれないけど。
ところで、パズーはいつの間にムスカのことを悪党と認識したんだろうね? 「ムスカを止めないと大変なことになってしまうよ!」みたいなことを言ってたけど、パズーの前でムスカってそれほどあくどいことしてないんだけどなぁ。お前、ニュータイプかよ。


一方、ムスカやシータの造形は良かった。本作は表面上のキャラの魅力こそが重要なので、その点で言えばムスカとシータは優秀だ。
ムスカは典型的な悪役として充分にその存在感を発揮していたね。化けの皮を剥いだのは終盤だけど、その短い時間の中で次々と名言を残していった。あと恐るべき射撃のテク。あの暗闇でおさげを正確に二発連続で撃ち抜いて「次は耳だ」ってカッケェなおい。前髪の後退が始まってるくせに。

そしてシータ。彼女が一番キャラとしては魅力的だったかなー。度胸良し、性格良し、器量良し。序盤で捕まってる場面から始まり、いかにもか弱いヒロインって感じと思っていたらその直後、瓶でムスカをアレしちゃってビックリ。その後も男の理想を具現化させたかのようなヒロインっぷりを発揮し、すっかり彼女に魅了されてしまった。手料理食ってみたいなぁ。
彼女の場合、パズーに心を許した理由が分かりやすく、簡単ながらもしっかり描かれているのが好印象に繋がっている。確かに、よく分からないうちに周りが敵だらけという状況に陥った中、ただ一人自分に手を差し伸べてくれた男の子。これで特別な意識をしないワケがない。それが恋愛感情なのかそうじゃないのかは置いとくとして。

内面をそこまで気にしないのであれば、パズーも充分に魅力溢れるキャラクターだ。偶然出会った女の子の為に40秒で支度したり3分間の間で少女と心中する覚悟を決めたり大の男相手に啖呵を切ったりと、とにかくやること言うことが男前。
少年少女の無双っぷりは宮崎作品の特徴の一つだけど、僕はこれが大好きなんだよなぁ。

……キャラの良し悪しは当然あるとして、それでも、そうした欠点を補ってキャラの魅力を引き立てる躍動感には脱帽するしかない。キャラの仕草や動き一つ一つにキャラの性格が現れてるんだもの。これにはビックリだ。


今観てみれば欠点がないワケではないけど、確かに今なお人気が衰えない理由が分かる作品でした。
ストーリーよりもシチュエーションが魅力的であることが、より多くの人に好まれる理由なのかも。ボーイミーツガールと冒険活劇はやっぱり強いなぁ。
キャラ自体は好ましい造形だけど、内面の掘り下げが弱いと感じたので、ストーリーは☆4つ。

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 225
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完熟でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

小学生の時みて、その余韻が中学まで続いた…

最高デス

最高ですね

それしかないです

ゼロの使い魔も好きですが

やはりこれが一番かなw

投稿 : 2015/07/14
閲覧 : 362
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2

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

傑作です

ただ、こういう誰もが絶賛する作品の点は制限してます。

投稿 : 2015/02/17
閲覧 : 334
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柄汰 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バルスwwww

ムスカの印象が強すぎて
見終わったとは評価したものの
バルスとか
目がぁああ目がぁああとか
そういうのしか思い出せませんw

投稿 : 2014/12/05
閲覧 : 311
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1

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honoharu☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

天空の城ラピュタ

ある飛行客船を襲撃した海賊ドーラー家。目的はシータという少女が持つ青い石のペンダントだった。シータは船外に逃げ、落下してしまう。高スピードで落下する途中、気を失った彼女のペンダントが光り、ゆっくりと地上に下降していく。、、、、、、らしい

投稿 : 2014/11/29
閲覧 : 278
サンキュー:

0

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37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

完璧な冒険活劇

セリフ全部言えるぐらいの勢い。

宮崎はこういうのをもっと作るべき。

社会派とかそういうのはいらない。



りーてらどばりーたうるすありあろすばるれとりーぬ

投稿 : 2014/10/11
閲覧 : 225
サンキュー:

2

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AR15 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

(観た中で)一番ジブリらしいかも…

個人的にはジブリの中で1,2を争う作品。(相手はナウシカw)

「空」と「古代文明」と「仲間」と…ってジブリらしさが全編に渡って
溢れてます。

最後、多少説教くさいセリフが出てくるけど、名セリフも多いですし…

このアニメ、見終わった後に、
「この二人の◯十年後ってどうなるんだろう?」と考えると面白いですよ。


年老いたパズーが自分の孫に「ラピュタは…」
孫:「おじいちゃん、また同じ話してる~」とかw

投稿 : 2014/08/31
閲覧 : 254
サンキュー:

2

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天空の城ラピュタのストーリー・あらすじ

ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。(アニメ映画『天空の城ラピュタ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1986年8月2日
制作会社
スタジオジブリ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%9F%8E%E3%83%A9%E3%83%94%...
公式サイト
www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20130802/
挿入歌
井上杏美『君をのせて』

声優・キャラクター

田中真弓、よこざわけい子、初井言榮、寺田農、常田富士男、永井一郎、糸博、鷲尾真知子、神山卓三、安原義人、亀山助清、槐柳二、TARAKO

スタッフ

原作:宮崎駿
監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:高畑勲、作画監督:丹内司、美術:野崎俊郎/山本二三、音楽:久石譲

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