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「風の谷のナウシカ(アニメ映画)」

総合得点
90.7
感想・評価
1970
棚に入れた
12655
ランキング
50
★★★★★ 4.2 (1970)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.1

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風の谷のナウシカの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

胎動が聞こえる

宮崎駿監督作品。

自然と文明・人との共生を問い、
禅問答のようにテーゼは肯定され否定される。
原作は漫画史に残る傑作でしょう。
その問いかけは「もののけ姫」まで続く。

「火の七日間」と呼ばれる戦争により、
都市群は崩壊し地表は有毒の瘴気を発する、
巨大菌類の森、腐海に覆われていた。
風の谷、そこは海からの風によって、
かろうじて腐海の汚染から守られている小国である。

{netabare}ここにあるのは人間の業である。
聖なるものと穢れたものとの闘い、
そして巫女としての少女の救済。
宮崎駿作品の胎動がここにあります。{/netabare}

蟲と語り、風と戯れる少女の優しさは、
時として勇敢さによって支えられている。
生命とは清浄と汚濁である。
それでも寄り添い生きていくしかないのでしょう。

語り尽くせはしない壮大な物語だ。

投稿 : 2024/12/21
閲覧 : 825
サンキュー:

63

ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

コロナとナウシカ

この作品は2021年12月25日に地デジ
「金曜ロードSHOW!」で放映された。
コロナ下のクリスマス。
今この時機に放映されたことに意味を感じる

「巨大産業文明が崩壊してから1000年」
「くさった海・腐海(ふかい)と呼ばれる
有毒の瘴気(しょうき)を発する
菌類の森がひろがり
衰退した人間の生存をおびやかしていた」

と解説が入る。

「マスクをしなければ5分で肺が腐ってしまう」

とナウシカは言う。コロナを彷彿する。
温暖化、自然破壊をも想起する。
牧歌的な風の谷を侵攻する軍隊は
チベットや香港を襲う中国のよう。
世界を滅ぼす力を持つ巨神兵は核兵器、原発。
人はそれを制御しきれない

「誰が世界をこんな風にしてしまったのでしょう」

とナウシカは嘆く。
人間の敵だと思っていた腐海は
自然を再生するためだったことがわかる。
どう考えても人類は自滅の道を歩んでいる。
憤りと悲しみを覚える。
人類は自らを省み、何かをすべき時。
いまコロナから何かを学ばなければいけない。
ふとこの作品の製作年を見て愕然とした。
1984年。その頃から言われ続けていて
いまだ何も変わっていないのか

19の名曲「あの紙ヒコーキくもり空わって」で
夢を書いた紙ヒコーキの名は「メーヴェ」だった。
ナウシカの乗るグライダーと同じだ。

それにしてもナウシカが
ノーパンに見えてしょうがない。
それはそれで可愛いんだが
スパッツが正しいんだろうな、やっぱり

投稿 : 2024/09/16
閲覧 : 23
サンキュー:

0

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

この40年で本作を超える劇場アニメは作られたのか?

 24年6月。今年で本作の公開1984年3月11日から40年が経ちました。改めて見ましたが、その完成度に今更ながら驚きました。それでふと疑問に思いました。果たして日本のアニメーションはこの作品を超えることができたのでしょうか。

 映像表現はもちろんですが、はじめから終わりまで場面場面にほぼ無駄がありません。
 しかも無駄なセリフがありません。説明がなくても物語世界の理解が進む展開。環境問題や反戦・反大量破壊兵器はわかりやすいテーマですが、2人の姫の生き方の物語でもありました。キャラの作り方も配置もいいです。勧善懲悪から脱し、聖女のヒロインでも悪魔的な敵役でもない、それぞれの理屈の中、世界が崩壊する危機を救うのは理解でした。

 SFとして時間の流れや人類がたどった道が想像できるし、その未来にも思いを馳せることができます。わずか2時間の物語は話そのものも密度が高いですが、その壮大なイメージはちょっと類例がない気がします。

 原作よりもマイルドな終わり方ですが、原作よりも開いた未来が想像できます。宮崎駿氏は不満だったかもしれませんが、私はケガの功名で原作よりも良いと思っています。特に今のいつ災害に見舞われるかもしれない世の中に生きていると、映画版の方が気分的に寄り添うことができます。

 エンタメとしても様々な印象が残るシーンが目白推しです。5分に1度くらいあるんでは?私は特にメーヴェの場面は全部好きです。

 後に「もののけ姫」が多分この作品のリメイクにあたると思います。「もののけ」の方が、キャラの深みやテーマの深堀り、世界観などは進化していると思いますが、しかし、エンタメとしてのアニメーションの出来を考えた場合「もののけ」はあまりに暗く、爽快感がないです。そしてマインドとして「もののけ」のあとは現代につながる自然破壊、神を失っていく我々の衰退が想像できます。日本的なので湿度が高い感じが、作品の内容までべたつかせている感じです。

 本作はSF作品であることで、同じテーマをエンタメに昇華しきれている気がします。その能天気さが宮崎氏は気に入らないのかもしれませんが、私はそこがよかったです。
また、この作品って感情移入の私小説的なテーマの込め方じゃないんですよね。氏のほかの作品では透けて見える氏の思想性がストーリーにうまく変換されていて、かなり西洋的な神話・伝説的な物語構造になっている気がします。

 そして、本作を超える作品があるか?と考えたとき、最近の作品はアニメのテーマや設定、キャラの人物造形などは宮崎作品よりもずっと深いし、リアリティもあるし、内面描写や生き方問題など真面目に考えられていると思います。キャラの相対化や伏線などのテクニックも複雑で面白いです。
 今敏氏や新海誠氏などの作品の優れたものをピックアップすると、映像表現はもちろん、ある意味では大人向け作品としてテーマの選び方描き方などは、宮崎氏の上を行っています。

 ですが、アニメというジャンルを考えたとき、2時間という枠を考えたとき、これほど面白く、テーマが明確で、世界観に広がりがある作品はちょっと他に見当たりません。
 そして、それは宮崎駿氏の作品そのものにも言えます。劇場版アニメ作品で、氏は本作を超えられたか。日本の劇場アニメが実写を超えたハリウッドに肩を並べた瞬間がナウシカだとすると、本作の40年周年を踏まえこの夏ちょっと日本の劇場版アニメ史を考えたいですね。

 そうそう、そしてこの作品に続編がないこともクリエータは意味を考えて見習ってほしいです。まあ、原作は続きがありますし、それはそれで面白いのですが、劇場版ナウシカの続きは個々の視聴者にゆだねられました。それが劇場版映画の意味だし素晴らしいところです。




以下 21年5月のレビュー

日本では、実写<アニメ を決定づけた、歴史の転換点。

 ナウシカが作られた1984年。年表を見る限り、999の1979年というのと、マクロスの1984年が付近にありますが、ハリウッド映画に対抗して同列で比較できるレベルのアニメ映画は、日本ではこの「風の谷のナウシカ」が最初なのではないでしょうか。(もちろん999もマクロスもオーパーツなのですが)
 鬼滅とか君の名は、もちろん、千と千尋の神隠しなど、世界で大ヒットしたアニメが多々ありますが、日本にはアニメがあるじゃないか、アニメならハリウッドに勝てる。そういう道に日本が進んだ原点なのではないでしょうか。そういえばアキラが1988年でした。

 ユパの最初の登場シーンから始まり、ナウシカとの邂逅そして、ナウシカの「気流が乱れてうまく飛べないの」といって、走って崖から飛び去るシーン。もう鳥肌ものです。あのシーンだけで涙が出るくらいです。
 島本須美さんの澄んだ声、メーヴェのデザイン、場面にあったレベルの高い音楽、王蟲の暴れる姿、「怖くない…ほらね」。もう、冒頭の15分だけで見せ場がどれだけあるか。今ですらそうなのです。当時の衝撃はすさまじかったと思います。

 そしてその後のストーリー。無駄なところが全くなく、風の谷の生活を見せ、伝説を聞かせ、クシャナが攻めてきて、森に向かい、アスベルと出会い…この映画が116分というのが信じられません。よくこれだけの話を2時間に収めた、というくらい、壮大な話が展開します。

 また、終盤でペジテの船からメーヴェで雲海に飛び出して、コルベットから逃げ出すシーン。すごかったですね。音楽もですが、雲の質感とか風を感じるんです。アニメ史上もっともカッコいい場面は?と聞かれて、私なら候補にいれるかもしれません。

 そのほかクシャナが攻めてきて、ジルが…となったとき怒りに任せて戦うナウシカ。もちろん巨神兵の攻撃。印象的なシーンが数分に一度あります。

 環境汚染を早くからメッセージとして取り入れながら、ハードなSF設定の上でのファンタジー的な物語。しかも空を飛ぶ聖女のような美少女が大活躍する。
 映像、ストーリー、音楽。どれをとっても、超一級品です。アメリカに見せて誇れる映画は?と聞かれて、確実に入る1本ではないでしょうか。今見てもすごい、というのではなく、いつ見てもすごい、という映画だと思います。

 原作では少々宮崎駿のクリエーター魂がさく裂して、バットエンドになっていますが、映画版の未来への希望を抱かせるラストは素直に受け入れればいいと思います。

投稿 : 2024/06/19
閲覧 : 278
サンキュー:

13

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

巨神兵が出現しなくても危うい世界

「巨神兵東京にあらわる」,という短編の映画
は迫力があってよいのですが・・・

そんなものを使わずとも,人類の
破滅要素はいくらでもあります。

みんなそれを知っているはずなんです。

大国や途上国の経済格差からくる弊害
(トルメキアと風の谷のようなもの)

核ミサイル,の恐怖,何しろ地球の生物を
100回死滅させることができる量と

広島型原爆(リトルボーイ)の1000倍もの威力のある
水素爆弾や細菌兵器や,毒ガス兵器の存在。
そして今のコロナ渦。

先進国は,栄華を享受していましたが
コロナ渦で,足元の弱さが露見し,一方,
アフリカや南アメリカ,東南アジアの一部では
毎日,子どもが飢えと病気で,死んでいるという現実。

日本は,平和でも地球規模で見れば,
温暖化を止められなければ,いずれ
日本や経済優先の超大国アメリカで
さえしっぺ返しが来るという現実。

「火の七日間」がなくとも,真綿で自然界から
の報復が来るのは間違いない事実になってきています。

さて,
戦争や現在の経済構造は,「男性原理」の
社会で構成されています。

ナウシカの目を通してみる1000年後の
社会も「風の谷」以外は男性原理で動いています。

衰退きっているのに,人類は,
一体なぜ共存の道を探れないでしょうか。

そこに唯一,自然を守り,育む「女性原理」の
ナウシカが,果敢に抵抗していく物語として私は
見ていました。

初期から中期のジブリ作品には,女性目線と
自然との共生を模索し,訴える作品がままありますが
(ラピュタ・もののけ姫・平成ぽんぽこ・・etc)

根底は,土や森や開発などテーマにして
自然との共生を謳っています。

巨神兵より,蟲より怖いのは,私たち今を生きている
人間の方だと私は思っています。

21世紀も4分の1が、過ぎようと言うのに、戦争があり、下手をすれば、第三次世界大戦などの戦争の起こりそうなところは、いくつもあります。
こんなことで大丈夫なんでしょうか?

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 282
サンキュー:

12

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

風の谷のナウシカ(甘口)。でも、それがいいんじゃない!。

不肖、私にも中二な時期が御座いました。


といっても、右手が疼いたり、邪眼の力が云々というタイプの中二ではありません。


エヴァを中学で通過した私は意識高い系になっていったのです。故に作家性が高くて複雑な作品にどっぷりでした。


そんな時期に子供時代から脳に刷り込まれるほどに見てきたナウシカ漫画版を読んだのです。


そのあと、意識高い系らしく原作こそナウシカの真髄!、映画版はファミリー向けの縮小版!などと思っていました。


しかし、今ならバキの如く次の言葉を言えます。「原作を読まずにナウシカを語らないで欲しい…、そんな風に考えていた時期が私にはありました。」


もしくは、めしばな刑事タチバナの竹原さんの台詞「ファミリー向け、というのは誉め言葉でもあるってことすらわかってなかった…」。


年を経て私も多少は成長できたと思います。エンタやファミリー向けは下、作家性があって高度な作品のほうが上、というような硬直した見方は狭いと悟りました。


改めてナウシカ映画版を見るに、その空の蒼さ、大地や草花の温かい色あいの素晴らしさ。島本さんを始めとする最高に実力がある声優さん方の演技。


そしてなにより、自然とワクワクする高揚がありながら、スッキリと澄みきって心にしっかり根を降ろすストーリーとキャラクターの魅力が合わさって、時代の風雪を超えた古典の風格としか言いようが味わいに満ちている。


まぁ、やはり甘口すぎるところもありますし、特にクシャナがあんまり掘り下げられてないのは惜しいですが、完璧な作品なんてないので無い物より有る物に感謝します。


ハッキリ言って、原作は色んな意味で読み辛いし、全然スッキリもしません。しかし、またそこが良いところなのです。


映画と原作、二つ合わせてナウシの、同時に宮崎駿の世界ということで、両方見るのがオススメです。

投稿 : 2024/04/18
閲覧 : 503
サンキュー:

34

pppp さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

昔何度も観た記憶

面白かったと思う

投稿 : 2024/04/14
閲覧 : 48
サンキュー:

0

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かった 続編もアニメ化して欲しい

当時、映画館で観ました(青春の1ページにあたる作品です)。原作とか全く知らず、友達から面白そうだなぁと意気投合し見に行ったのですが、面白かったです。さすが宮崎監督。興味をもって、後日に漫画も読みました。続編も是非アニメ化して欲しいなぁ・・(続編は世界を救ったナウシカが逆の立場へ)

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 62
サンキュー:

2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

日本アニメの金字塔ともいえる作品

世界観の作り込みが凄く、圧倒的な作品。
人間が自然を軽視し、自然を人間の共存共生のパートナーとして見る視点を持たなかったならば、世界や地球は滅ぶとのメッセージが伝わってくる内容で考えさせられる一方で、要所で神秘的な場面が多いのが印象的。とりわけ、腐海の植物や蟲の描写に宮崎駿の幻想世界が表れております。

また、戦艦や武器もカッコよく物語を大いに盛り上げております。

そして、久石譲の音楽の素晴らしさ。冒頭OPの音楽で鳥肌が立つものがあり、観るものを映画の世界に引き込むものがありました。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 115
サンキュー:

11

太郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

巨神兵は好きだったなー

ジブリ作品あんまり得意じゃないと思ってたけど、そういえばこれと紅の豚、魔女の宅急便は割と楽しめた記憶があるので、意外と好きなのかも知れない。
繰り返し見ようとか、漫画版を読もうと思うほどハマりもしなかったですが。
王蟲は気持ち悪すぎて苦手。

投稿 : 2023/04/06
閲覧 : 124
サンキュー:

3

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自然と人間

強く、また優しい心を持つ主人公ナウシカが
国益を求める侵攻する軍隊との戦いのなかで腐海の意味を
知る物語。1度見れば感動もある作品。

投稿 : 2023/01/21
閲覧 : 136
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その者青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし

 全116分。

 最近久々に見返してみましたが、やっぱり面白かったし、心揺さぶられました。ラピュタやトトロは子供から大人まで楽しめるストーリーだと思いますが、このナウシカは深く考えされられる、どっちかっていうと大人向けの内容になっております。

 ストーリーは、文明が崩壊してから1000年後の未来。環境破壊してまでも発展しようとする人間側と、住処を奪われまいとする王蟲をはじめとする虫側の争い・葛藤を描いてます。そしてその中間にいるのがナウシカ。終始風の谷の民のことを思いながら、虫や自然のことも大切に思う苦労人です。

 最後の、ナウシカが金色の野を歩くシーンが一番心に残りました。あの瞬間、誰もが敵味方関係なく心が一つになった気がします。

 他にも、王蟲や自然といった作画、音楽も素晴らしいです。

 一応漫画も読んだことはあります。そこでは、ナウシカ達はこの腐海でしか生きられない体になっており、きれいな世界では生きられない、そんなことを言っていたような気がします。あとは終盤でナウシカが巨神兵の子どもの母親代わりになるなど、いろんな展開がありました。とはいえ難しく、あまり理解できませんでした。もう一回読んでみたいですねぇ。

 かなりレベルの高い作品だと思います。とてもおススメです。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/10/05
閲覧 : 450
サンキュー:

35

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジャンジロー「メビウス」アンドSF超大作「デューン」

フランスの大人向けSF漫画「メタル・ユルラン(英:ヘビーメタル)」で掲載されたジャンジローメビウスのSF漫画「アルザック」に「風の谷のナウシカ」はそっくりである。。。

というより、事実上リメイクに近い。。

フランスのバンドデシネ界の巨匠「ジャンジロー」ことメビウスと、宮崎駿、ひいては手塚治虫はこの時期盛んに交流していたらしく、特にメビウスは手塚治虫の「火の鳥」を読み衝撃を受けて、フランスでは知名度が皆無だった日本の「漫画」をアート業界に紹介したとされる。。

今見ても大人向けのSFであり、個人的には「天空の城 ラピュタ」や「もののけ姫」と同レベルで一番好きなジブリアニメである。



追記

最近、「デューン 砂の惑星」のリメイク映画を観たあとに原作読んだのですが、「メビウス」も「スターウォーズ」も「ナウシカ」もはたまた「マッドマックス」もこの「デューン」から影響を受けているんだなと実感しました。話の筋や世界観がほぼ一緒です。そんなに凄いんだなあ。。「デューン」は。

投稿 : 2022/03/31
閲覧 : 562
サンキュー:

29

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なぜ最後までアニメ化しないのか⁉︎

原作漫画の途中までで、ここまで感動する作品。
原作ではこの後ナウシカの周りの従者が次々に死んで涙が止まらないのに…

最近NHKの番組で、巨神兵が炎で敵を薙ぎ払う爆破シーンは庵野監督が描いたと知って納得した。

投稿 : 2022/02/23
閲覧 : 231
サンキュー:

5

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ナウシカの話には続きがあるというのは有名な話ですが、私にとっても映画の部分だけではすこし消化不良でした。
気になって全シナリオが描かれている漫画を買いましたが、3分の1も映画になっていません。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 302
サンキュー:

7

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どんなに絶望的な状況でも未来には希望があることを示した作品

この物語は宮崎駿監督の代表作です。

人類は、科学技術の進歩に対して精神の成長が追いつかないと、滅びの道をたどることになります。
だからこの物語は、強欲な人間が起こした戦争により、すべてが失われた後の世界を描いています。

ここでは、腐海(ふかい)という、美しくも恐ろしい自然が人類の脅威として存在します。
それは人類の愚かな戦争の結果、生まれた自然の森です。
そして、腐海でない土地にも微弱な毒が含まれており、農作業をするたびに体内に毒が蓄積され、人類は年々減少しています。

まさに未来に絶望しかない世界を、この映画は淡々と描いています。

しかし、ナウシカは、この映画における唯一の希望です。
彼女の純粋な心、勇気、強さ、それに自然と共存して生きていこうとする姿勢。それは、すさまじい個性です。見ていて共感が持てます。憧れる存在です。

ナウシカは、こんな絶望しかない世界でも、常に希望を抱いています。

私たちは、生きていれば必ずいくつかの不幸なことに遭遇します。
そんなときに嘆き悲しみ自暴自棄になるのか、それとも明日には希望があると信じて懸命にあがくのかで、その人の人生が全く違った色になります。

ナウシカは最後に奇跡を起こします。
もちろん彼女は超能力など持っていません。普通の少女です。
その普通の少女のひたむきな努力、勇気、行動力、愛情で奇跡が起きるのです。みんなが幸せになるのです。
{netabare}
おそらく皆さんはオームの暴走を止めたことを奇跡と思われているかもしれません。
しかし私は、一人の少女がトルメキア帝国とペジテの人々との戦争を停戦に導いたこと、トルメキアの皇女クシャナの氷のように冷たい心をナウシカの暖かい心で包みこむように融かしたこと、それらも奇跡だと感じました。
もちろん映画の内容にはそれらは描かれていません。
でもエンディングを見ると、戦争が停戦になった様子が想像できます。
{/netabare}

希望をもって一生懸命前向きに生きると、必ず良い未来が待っている。
この映画は、そう教えてくれています。


最後に、この映画に感動された方は、宮崎駿さんがつくられた童話(?)「シュナの旅」を読まれることをお勧めします。
この物語も、ナウシカのように絶望しかない世界で一筋の希望を持ちながら旅をする少年を描いています。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 860
サンキュー:

67

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時代を超えて

幼い時に姉が見ていたので、ついでに自分も見ていましたが、当時は面白さがさっぱり分かりませんでした。

しかし、年齢を重ねると言うことは悪いことばかりでもなく、物事を理解できるようになってきます。

権力や地位に溺れ、大事な物を犠牲にしてしまう。
これは現実に起こった戦争と全く同じ事ですね。
自分自身は、体験してないので、どれほどの辛さかは理解できませんが、その戦争を見やすく、してくれたのが、この風の谷のナウシカだったと思います。

戦争は起こってはいないですが、本当に大切なものを見失ってると言う点から言えば、今の日本も同じだと私は思いましたがね。

と言う独り言です。(笑)

投稿 : 2021/08/29
閲覧 : 215
ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

レビュー不可能

なんか語彙力ないわたしがこの作品についてあーだこーだ言っても蛇足になっちゃいそうですので、一言だけ。強い女性はやっぱカッコいいですね!

99/100点

投稿 : 2021/03/07
閲覧 : 248
サンキュー:

5

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱり、泣いてしまいます!

テレビで放送されるたびに、
何度も観てますけど、
観るたびに、ラストシーンで、
我慢できずに。
泣いてしまいます。

今夜のテレビ放送、また観てしまって、
やっぱり。です(T-T)


今回改めて鑑賞してみて思ったのは、
モブシーンが、ザ・昭和(笑)
効果音、とくに殺陣の剣の響きとか、銃撃音とか、これまたザ・昭和(笑)
40年近く前の、宮崎駿さんが若かりし頃の劇場映画だけなことはあります!
でもでも、
巨神兵、すごい迫力。
王蟲、とんでもない存在感!
ユパ様とかクロトワとかクシャナとか、脇役もキャラが立ってる。
そして、なんといっても、ナウシカはやっぱり凛々しく優しくて格好いい!!


劇場映画として、やっぱり格別ですね。

ぜひ劇場の大画面で、鑑賞してみたい。

そう、思いました!

投稿 : 2020/12/25
閲覧 : 411
サンキュー:

44

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宮崎三部作(と勝手に命名)

<2020/12/25 初投稿>
日テレ金ローでやってたのでレビュー書いてみます。

原作は最終話まで読みました。
完結したの、映画公開のかなり後でしたが。

初公開は1984年ですか。
初日に友達と自転車飛ばして早朝から映画館に並んで観た記憶があります。
とにかくワクワクしたな。

この年は確か「超時空要塞マクロス 愛覚えていますか」も公開。
どちらも凄い映像美で、宮崎監督が制作時「マクロスに負けるな」とスタッフにハッパをかけていたとかなんとか。

凄いアニメ。
宮崎アニメの中では「天空の城ラピュタ」「ルパン三世 カリオストロの城」と並んで本作が好きです。
自分の中で勝手に「宮崎三部作」と命名してます 笑

舞台は、猛毒を吐き続ける巨大化した菌類による森「腐海」にそのほとんどを覆われ荒れ果てた中世のような、でも銃や飛行艇などはある不思議な世界。
「腐海」は着実に広がり、現在進行形で世界を蝕んでいきます。

そして腐海に住む「蟲」
その構造や生態は昆虫のそれですが、ただし極めて巨大。
並のサイズでも人を一口で食べられそう。
それが「王蟲(オウム)」と呼ばれる蟲の王的な存在になると地上10階建てぐらいのビルサイズ。
ビルのように巨大なダンゴムシ。
ちなみにこの王蟲先輩、怒ると眼が真っ赤(攻撃色)になります。
青は平静、灰色は目が回ってるのだとか。

そんな末期的な世界の端っこ。
谷に吹く風が腐海の毒から守ってくれる「風の谷」と呼ばれる集落のような小国から物語は始まります。

主人公ナウシカは風の谷のお姫様。
お姫様といっても嫋やかとか儚げというタイプではありません。
強く、凛々しく、優しく、芯が強く、慈愛と大きな母性に溢れた、神話に出てくる地母神のような少女です。
ハングライダーのようなメーヴェを操り、風を読み、自由に空を駆け巡るナウシカのその姿はまさに「風使い」。
宮崎ヒロインの完成形だと思います。

本作は、大国のエゴに翻弄されながらも、ナウシカがこの世界の真理に近づいていく様を、極めてハイレベルな映像と音楽、演出、演技で描いています。
ナウシカ以外のキャラもやたらカッコ良いユパ様始め、ミト爺たち城おじズ、クシャナ姐さんにクロトワさんと皆個性的で魅力的。

ちなみに巨神兵の"あの"シーンは後にエヴァを創る庵野秀明さんが一人で描きあげたという話は有名ですね。
エヴァそのものも巨神兵とよく似てるような気もしなくもない。
庵野秀明さんが作った実写ショートムービー「巨神兵東京に現る」ってのがあるんですが、これがまたエヴァっぽい。

ついでにもう一つ。
ナウシカって名前はギリシャ神話から来てます。
オデュッセイアに出てくる、ギリシャ神話には珍しい?健気なお姫様がナウシカです。

とまあ、なんか途中から脱線してしまいましたが。

本作は全てがハイレベルなまさに名作。
アニメ好きなら観なきゃ損です。

そして原作はまた一味も二味も違います。
アニメ映画は気持ちよくまとまっていますが。
しかし原作ではその先。
この世界の真実を全て描き切った、歯応えのある重厚なSF作品になっています。
興味のある方はぜひ原作もどうぞ。。

投稿 : 2020/12/25
閲覧 : 365
サンキュー:

34

ネタバレ

glashutte さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーはまだこの先があるので、不十分なのだが、ナウシカに声を当てている島本須美さんの強い声、優しい声が本当に素晴らしい。

投稿 : 2020/12/25
閲覧 : 157
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6

マミー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やはり名作だ

LDで見て以来35年ぶりか、今回は「一生に一度はジブリを」シリーズでスクリーンで観ました。
やはり名作ですね。古さを感じないし、映画は映画館で見てこそ、本来の良さが分かるという当たり前のことをあらためて実感しました。

投稿 : 2020/11/19
閲覧 : 219
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9

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うどん美味しい さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見ると泣く。

この映画こそが自分にとってのジブリであり、宮崎駿監督だと思う。
家族はラピュタが好きで付き合わされて十回以上見たが、
私はナウシカの方が好き。

らんらんらららんらんらん♪で
ナウシカが王蟲に助けられて生き返る。
初見でここで泣いてから、毎回泣く。

冷静になるとご都合主義な不思議展開だけど
王蟲の金色の触手?がたくさん合わさると
生命エネルギーを貰えるんだろうか???
と視聴者にSFとして考えさせるわけでもなく
子供の王蟲と谷の人達を助ける為に、怒りで我を忘れて王蟲を鎮める為に死んでしまったナウシカを殺してしまったのは、ナウシカという人間と比べたら物理的にめっちゃでかい王蟲そのものである。
そうしたら王蟲が「やべっ、気づかなくて跳ね飛ばしちゃった☆めんごめんご☆」と言わんばかりにあっさり生き返らせよった
よく考えたら王蟲は超チート生命体である
まあ、年を取ったのでこんなこと書けるけど
20代まではナウシカを盲目的に好きだったので、今とは受け止め方が全然違っていた
漫画7巻も読んだけど、超絶暗くて重い。
なのでやっぱりアニメ映画のナウシカの方が一般向けだと思う。

ナウシカというキャラを作れるのも動かせるのも、そして絵として書けるのも宮崎駿監督しかいないのが特徴的だと思う。
他の人が書いたナウシカはなぜかナウシカのようで、ナウシカでないものとなる。
原作を読むと詳しくわかるように
腐海の森も蟲も、王蟲も人間の暮らしをおびやかすけれど、せっせせっせと大地の毒を綺麗に浄化している途中である。
そしてその番人である王蟲は、たびたび大暴走をして国を沈めて滅ぼす。
ナウシカの命を助けたのは、王蟲なりの謝罪と感謝だと思う。
王蟲は本当は人を殺したくないのかもしれない。
人の手に産み出されたはずの腐海も王蟲も、その役目を果たしているばかりなのに残された人間は、畏怖と恐怖を覚える。
誰もがナウシカのようになれはしない。
原作でもそういう台詞がある。
ナウシカは人よりも王蟲と腐海を愛するけど、人も愛している。
ナウシカが宮崎監督の理想の女性だとしたら、とんでもなく良い趣味だと思う。
それを映画として漫画として完成させて
これだけ多くの人に広まり、高い評価を受けていることが
監督が稀代の天才だとわかるし、変態も極まると美しいと思った

投稿 : 2020/10/09
閲覧 : 233
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13

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ジブリ作品では一番ベスト

この映画はジブリでもというか厳密に言うとジブリではないのですが、好きですね。おそらく宮崎監督作品で私にとってはベストです。原作漫画も全巻所有していますし、ムック本や水彩画集も持っています。ナウシカというヒロインは、私の好きな女性キャラでも格別の位置をしめています。この映画は、ポニョと本当に同一人物が作ったものかなあと思ったりします。これだと、さっき言った大自然との敵対関係みたいな図式は、はっきりと出ているんですね。そう、腐海です。ナウシカはそこへ、「野生のエルザ」みたいにして探索に行く。人間にとっては危険な場所ですが、美術設定でとてもファンタジックで美しい風景になっています。それが冒頭場面に出て来て、そういう静かな場面から入っているのもこの映画が普通のものとは違うところで、その場面は何度でも見たいと思うほどきれいです。

ポニョではああ書きましたが、この映画は封切り当時映画館で見て、ナウシカが王蟲の子供を助けようとする場面では泣いてしまったんですよね。そこから本格的に私とジブリ作品とのおつきあいが始まったわけです。このナウシカはそういう私にとっては記念碑的作品で、当時「ルパン三世カリオストロの城」ですでに世間では評判になっていましたが、この作品で、私は宮崎監督を信頼していこうと思ったのでした。作品背景になっている、シルクロードにあった国々のような設定も大好きでした。今私がそのあたりの語学を少し勉強しているのも、そういう国々の描写から入っていったのもあります。また映画のあらすじもよくできていたと思いました。敵対するクシャナも、蟲に体を食われ、ただの悪役ではないように描かれていました。この映画に対する批判で、有名な押井監督の発言がありますが、ナウシカがオールマイティすぎて、御姫様すぎるという指摘も、私には映画の描写でナウシカもいろいろ痛めつけられているのだからと思い、別にいいのではないかと思いました。というか、姫様というのは名ばかりで、むしろ小間使い的な作品だと思いました。風の谷や王蟲を背負っているナウシカは、本当のそういった昔の王族の、もしかしたらあった姿ではないかと思いました。そういう、姫が守られた存在という固定概念を打ち破っている点でも、この作品は当時の強い女性たちの台頭の風潮から描かれた作品だと思います。それはおそらく前作の「カリオストロの城」のクラリスに対する批判意見を受けての事だったと思います。

という風に今いろいろ考察してみましたが、この頃は本当に真面目に作られていたんですよね。どうしてポニョがああなったのか、私にはわかりません。宮崎さんも歳を取られたという事なのでしょうか。もしそうなのだとしたら、とても悲しい事だと思います。「アルジャーノンに花束を」のように、どんなに賢い人間もそうなってしまうのだとしたら、寂しい話だと思います。

投稿 : 2020/10/06
閲覧 : 247
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14

ネタバレ

ゆうすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

浄化される

とにかくナウシカが魅力的です。
勇敢な聖淑女というイメージが私の中では強く、見習うべきところが多かった。
村の長として仲間を守るためにクシャナ軍の兵を殺してしまうが、その行いを悔いる姿葛藤が純粋で美しいと感じた。
ユパ様や自然をメンターとして著しく成長する姿はとても柔軟性があり英明な印象を受けた。
すぐに蟲を鎮める行動が取れたり、仲間を冷静にさせるため自身を犠牲にしてマスクを外したりと咄嗟の判断も秀でている優秀な君主です。

冒頭に流れる風の伝説が世界観にマッチしすぎて、心がしびれました。オーケストラやピアノなど様々なバージョンがあるのでいつも聞いて癒されてます。

あと個人的に大好きなHUNTER×HUNTERが風の谷のナウシカをちょこっとモデルにしてるところが面白かったですね。
怒ったら目が赤くなったり、小動物に敵意がないことを示すため自身を犠牲にしたり、主人公の世話役がミトさんという名だったりといった共通点が発見できました。

自分もナウシカのように自然の恩恵をしっかり享受して、慈愛の精神を大切に生きていこうと思えました。

投稿 : 2020/09/08
閲覧 : 195
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9

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリの名作。1作めでクオリティが高い。

1984年公開の宮崎駿監督作品。
絵は古臭いが、アート的な良さがあり、話もまとまっている。
ここからほぼジブリの大元が始まっているので、ジブリファンにとっても必見の作品。
・正確にはトップクラフトという会社の作品だが、一般的にはジブリ作品となっている。
・しょくぱんまんやクラリスや音無響子さんの島本須美さんがナウシカをやっている
・王蟲(オーム)の作画がすごい。
・飛行機・戦車などのメカの作画がすごい。
・原作は宮崎駿監督の描いていた漫画。
・金曜ロードショーでかなり放映されている。
・世間的にはジブリの一番最初という位置づけ?
・久石譲さんの音楽が素敵。オームの歌を歌っていたのは久石さんのお子さん。
・とにかく飛行シーンや戦いのシーンの作画が細かいので見ごたえがある。
・1984年のアニメ映画でこのクオリティはすごい。

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 280
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31

メガマインド さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

映画館で観ました

横浜のムービルで鑑賞!!

やはり一番印象に残ったのは「わしらの姫様は、この手を好きだと言うてくれる。働き者のきれいな手だと言うてくれましたわい」というセリフです。

これは一体どういうことでしょう!?

思わずこのセリフにはがつんとやられましたよ。

現代社会を必死で生き抜く私には、とても励まされる二言だった!!

投稿 : 2020/08/16
閲覧 : 203
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8

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ちょま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ナウシカの生き様に胸が痛い!

言わずとしれた宮崎駿監督の初期劇場作品。ちょうど映画館で見れるイベントが開催中で、大画面で楽しんでこれた!ありがとうジブリ!

世界が滅亡し、わずかに生き残った人類が広がり続ける毒の森・腐海に怯えながら細々と暮らす時代。風の谷に住む心優しき姫ナウシカが図らずとも他国と関わることになり、過酷な運命に飲み込まれていくお話。

不気味な森、巨大な蟲、レトロでファンタジーな飛行船などなど、オタク感丸出しな宮崎ワールドがこれでもかと展開していて絵面だけでもすごい迫力!
これだけ独特のセンスを発揮しながら視聴者を置いてけぼりにしないのは、やっぱり主人公ナウシカの魅力とそのドラマだろう。

争いを嫌い、通常なら脅威でしかない蟲や森とも共存していこうと道を模索するナウシカ。弱き者には手を差し伸べ、急に襲ってきた他国軍の理不尽には果敢に立ち向かい、そしてその暴力にも「怯えないで」と慈悲を見せる…そりゃ姫様と崇めたくなるわ。当時の女性キャラ人気投票でも1位だったらしいけどわかる。超わかる。

そしてこれだけ完璧な存在だからこそ、過酷な運命に飲み込まれていくそのドラマが本当に辛い!
まずその血筋ゆえ王の死んだ谷の未来をその肩に背負う。そして他国軍に押し寄せられるが犠牲を出させないため苦渋の決断として要求を呑み、その身は人質として投げ出す。さらには別の国が戦争を起こすと知ってそれを止めようとし、銃弾が肩をえぐろうと足を毒の湖で焼かれようと立ち上がり、迫り来る蟲の大群の前に立つ…完璧ゆえに全部を守ろうとする…

もうホント、やめたげてよぉ!昔は「王蟲スゲー!」「ナウシカ頑張れー!」って感じだったけど、こんないたいけな少女にここまで辛いイベントぶつけて何⁉いくら完璧ったって年端もいかない女の子だぞぉ!もう見てられないよぉ!
でも面白い!悔しい!ビクンビクン!

過酷な状況でも必死にもがく姿にどうしても惹き付けられてしまうのだ。そしてそれに感化されていく周りの反応も見て「どうかハッピーエンドに向かってくれ」と祈ってしまう。そしてラスト。根本的な問題こそ解決はしてないが、一つの終わりを迎え、エンディングで笑顔のナウシカが見れてやっと心が救われた感じである。ああ、よかった…少し休んでくれな…そんな気分…

まあでも原作もこの後とことん鬱イベントの連続だけどな!ホント鬼畜だよ駿さん!

今のアニメに見る「超グリグリ動くカメラアングル」や「スーパーアクション」はないけれど、要所要所で見せる蟲や飛行戦艦の迫力・演出は決して見劣りするものじゃないし、ストーリーもグダグダ長ったらしい会話や説明もなくテンポがいい。センスだけじゃない、アニメ作品としての地力も抜群だと思う(ジブリ全般に言えるけど)。
こんな名作を映画館で見れた幸運に感謝感謝である。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 274
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

超名作

個人的の最高アニメのひとつ。
古い作品だが、作画もすごい。

音楽はオーケストラで世界で演奏会が開かれる
ジブリ作品の音楽でも最高峰だと思う。

声優は現代の方が人材が豊富で、良い声優さん多いと思う。

小難しい漫画版より、漫画版の前半をまるで環境保護アニメのように
まとめた映画版の方が、私は好き。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 202

しゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

26年振りに映画館で

26年振りに映画館で視聴。
ナウシカなのでやはり😷必須…ナンチャッテ(*^-^*)ゞ
やぱ劇場で見ると音響&画面も迫力ありちっちゃなテレビより断然良かった👍🏻

当時はワクワクするような映画多かった…邦画、洋画、それに香港映画も👊
いかに客が楽しんでもらえるかと考えられた作品が多かったように思う。
もちろん最近も良い作品はあるけど、視聴者置いてけぼり作品多いよね😅

カリオストロも再上映してるから見に行きたいけど…ここ最近コロナ発生の多い池袋なんだよね💧
どーせ今は大した映画もやってないんだから他の劇場でも再上映してくんないかな~😅
切に願っております🙏🙏

投稿 : 2020/07/09
閲覧 : 126
サンキュー:

7

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映画館で観てきました!

子供の頃に観た事はありますが、
ほとんどストーリーを覚えてないので
この機会に映画館で観て来ました。

まさかナウシカを映画館で観れる日がくるとは
思ってもみなかったですね。

だいぶ前に作られた映画なのに
ほとんど古さを感じない。
原点にして頂点というのは
こういった作品に対して使うのこそ
ふさわしいですね。

投稿 : 2020/07/04
閲覧 : 283
サンキュー:

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風の谷のナウシカのストーリー・あらすじ

極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きていた。腐海のほとりにある辺境の小国「風の谷」は、大国トルメキアの戦乱に巻き込まれる。風の谷の族長ジルの娘であるナウシカは、運命に翻弄されながらさまざまな人々と出会い、自分自身と世界の運命、太古より繰り返されて来た人の営みに向き合い、大国と小国、そして腐海と人類との共生の道を探っていく。(アニメ映画『風の谷のナウシカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1984年3月11日
制作会社
スタジオジブリ / トップクラフト
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%AE%E8%B0%B7%E3%81%AE%E3%83%8A%E3%82%A6%...
公式サイト
www.ntv.co.jp/kinro/lineup/20131227/

声優・キャラクター

島本須美、納谷悟朗、松田洋治、永井一郎、榊原良子、家弓家正、辻村真人、京田尚子

スタッフ

原作:宮崎駿
監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:高畑勲、作画監督:小松原一男、美術監督:中村光毅、音楽:久石譲

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