アニメアンチ2号 さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ハート💛泥棒とロリコン伯爵の秘密
泥棒さんはカリオストロの姫君の大切なもの「💛」を盗んでいきましたが
実在したカリオストロ伯爵という存在を踏まえた上で『「💛」泥棒』という
行為の意味について改めて深堀りしてみたく思います。
ロリコン伯爵と姫君の婚姻の儀式をわざわざローマカトリック教会の大司教を招いてまでして
大々的に描いたことには当然の如く深い意味が込められていたと考えることができます。
{netabare}婚姻の儀式に際しロリコン伯爵は正装を身に纏うわけですが、この正装こそが
ある意味大正解の大当たりで、この作品の本質を見事に表していると言えましょう。
ロリコンとはロリータコンプレックスの略でありまして、少女趣味や少年趣味
みたいな意味合いがあります。
有名なところでは織田信長、空海、ジャニーズ先生などが少年マニアでありました。
海外ではこの手の類を「ペドフェリア」即ち「小児性愛」と呼びます。
海外の貴族だとか大富豪だとかハリウッドのセレブだとか、所謂上級国民的な
方々は漏れなく「ペドフェリア」であるなんていう噂もあります。
本作の「ゴート」のロリ伯爵も恐らくはこの「ペドフェリア」に該当する
のではないかという推測が成り立つわけであります。
ゴート札の「ゴート」とは「山羊」のことでありまして、
山羊と言えば【スケープゴート】に繋がるものであります。
山羊は「贖いの儀式」の【犠牲】として捧げられるものであり、
この際に2匹で一対の山羊が用意されまして、1匹を犠牲として屠り、
もう1匹にはその「角」に犠牲の山羊の血を塗りまして遠方へと追放します。
「追放の山羊」のことを【アザゼル】と呼びまして血に穢れた忌むべき存在
【サタン】に属すものとされ、もう1匹の方を天に召された「白い山羊」と
いうようにして「一対の山羊」は対照的な扱いを受けます。
「白い山羊」は「カリオストロの姫君」であり、
「黒い山羊」(または「血染めの山羊」)に相当する
【アザゼル】はロリコン伯爵であります。
ロリコン伯爵が公式な婚姻の儀式で「山羊の仮面」を身に着けるという変態
コスプレの醜態を惜しげもなく恥じらいもなく堂々と披露するわけですが、
この変態貴族様の趣味趣向の意味するところは「ヴェネツィア」発祥と言われる
【マスカレード】であると考えられます。
【マスカレード】の「ロリコン貴族様」でありますから、
変態性がかなり強調されているということになります。
【イニシエーション】においては当然「花嫁」も【マスカレード】を装着するのが
お約束でありますが、幸いにも囚われの姫君にあっては「それ」の描写がなかったのが
唯一の救いであった言えるのかもしれません。
儀式が行われた「礼拝堂」の地下には「ゴート札(偽札)」の工場がありまして、
そのような形で儀式の裏側に込められたとある思想性が暗示されるわけであります。
お金とは元々はコインでありましたが、紙幣もそれに準じており同じような
意味合いがありまして、例えば福沢諭吉の肖像画がプリントされているように
そもそもは神の権威を価値として表すものでありました。
福沢諭吉という人物のカリスマ性を利用して、なんとなく信用できるような
イメージを付け加え、1万円紙幣に価値を担保させようという魂胆がそこに
仕込まれるわけであります。
1万円札様、福沢諭吉様の価値を「信じる」ものには1万円分の価値が与えられ
福沢諭吉様の価値を「信じない」ものにはただのプリント付きの紙切れとなります。
今では不換紙幣となった只の紙切れに価値を与えている仕組みが
「信用創造」という【偶像崇拝】のシステムでございます。
缶ジュース1本が100円で買えなくなったのは、缶ジュースの付加価値が
上がったからではなく、「¥」の信用が落ちて「¥」の価値が下がったからであります。
「¥」に価値があると信じる人が多ければ多いほど缶ジュースの値段は下がりますが
「¥」に価値があると信じる人が少なく、$やゴールドやビットコインに
価値があると信じる人が多ければ多いほど、それらの価格は上がるわけであります。
「貨幣の神」とは【偶像崇拝】を示し【アイドル信仰】を意味するものであります。
そうしてまして本作のカリオストロ公女殿下とはまさにこの【アイドル】を表す存在であり
従いまして【偶像崇拝】のルーツとなる宗教思想の関係性から【神殿娼婦】即ち
【大淫婦バビロン】の化身であるという結論が導き出されます。
「天空の城ラピュタ」の「シータ+ムスコ大佐+パズー」の「三位一体の神」の関係性と
同じように本作でも「生贄の姫君+ロリコン伯爵+宙を舞う泥棒さん」で「三位一体の神」
を示しているということになります。
【大淫婦バビロン】をルーツとする「神殿娼婦」には儀式の「祭司」と「生贄」
という2つの意味合いがありますが、片割れの山羊を暗示する指輪の所有者であることから
彼女は天に召される「生贄」であることが確定するわけであります。
もう一方の片割れの山羊は血塗られた山羊=【アザゼル】でありますが、これを
ルーツとする神が【テンプル騎士団】の祭壇に祀られていたと言われておりまして
その名は【バホメット】と呼ばれる「サバトの黒山羊」であります。
この「黒い山羊」はそもそも【フェニキア人の神=鬼神バアル】に由来するもので
【ニムロデやオシリス】が失った男根「🍄」を補完した両性具有の神という特徴を持っています。
「🍄」が強調された【両性具有の神】故に【テンプル騎士団】は【ソドミー】=同性愛の罪
の疑惑がもたれており、【マスカレード】が変態祭りであるということの謂れでもあります。
【ボアズとヤキン】=「♂と♀」の原理が融合されるだけでなく両性具有の性質も組み込まれ
「♂」+「♀」+「♂♀」=「三位一体」のすべての要素が一つになった至高の存在を
想定するものでありますので、LGBTや近親相姦の関係性が【イニシエーション】
において示されるということになります。
「天空の城ラピュタ」のシータが【アシュタルト】の役を負っていたのと
同じようにカリオストロの姫君も神殿娼婦の役目を果たすのであります。
「進撃の巨人」の調査兵団における兵士には
「心臓を捧げよ!」ということが求められます。
これを【イニシエーション】として考えると「心臓」=「命」を
【ティターン】=【巨神】に捧げるという儀式を暗示していることになるかと思います。
「心臓=💛=命」と表すことができ、また「心=💛」という関係性から
「心=💛=命」というように考えられますので、
「💛」泥棒とは、命を盗んだり、命を横取りしたと解釈できるわけであります。
そもそも姫君は「カリオストロ家の花嫁」でありました。
花嫁は「犠牲の山羊」の役割を担う、神殿娼婦であったわけです。
従いまして花嫁の「💛」は神への捧げものであるということになり婚姻の儀式において
【アザゼル】の黒山羊ないし【バホメット】に引き渡すべきものとなります。
それを横取りしたのが泥棒さんということであります。
泥棒はとんでもないものを盗んでしまいましたので、その奪還こそが
最重要課題となるわけであります。
そういうわけで後の「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」などで
花嫁の【イニシエーション】が繰り返し執り行われるようになるわけであります。
調査兵団と同じように魂は「神の御許」に還さなけらばならないということが
「魂のルフラン」の歌詞「私に還りなさい…」においても示されております。
カリオストロの花嫁の「💛」は大変価値のあるものでありますから、
その価値に見合うように大切に保管されるわけであります。
ある意味監禁されるのでありますがその部屋は「星室庁」でお馴染みの「星の間」でございます。
「星室庁」とは「絶対王政」や「王権神授説」を暗示するものでありますから
「星の間」に仕舞われた花嫁とは神の所有物であるという意味合いがある
というように考えることができます。
また天井に描かれた星空から「プラネタリアン」という作品が示す「星の種族」が
想起されるわけですが、天体観測が生き甲斐の【バビロン、シュメール文明】と
その後継者である【フェニキア人】に繋がるということが見えてくるわけであります。
山羊の仮面を装着した伯爵が纏っていたのが「紫色」のマントであり
そのマントの下に隠された上着の色が「スカーレット」であったことも
【フェニキア】(=「紫色」)を暗示していたものと解釈することができます。
カリオストロ伯爵とは実在した人物でありますが、小説よりも奇なりの彼は
実に【フリーメイソン】でありました。
この伯爵の肩書は「錬金術師」でありますが、「錬金術師」とは【黒魔術師】のこと
でもありますから、彼は本物の【フリーメイソン】ということになります。
本物の【メイソン】とは【フェニキア人】の知恵を引き継ぎ【占星術や数秘術】
に精通しており、従いまして「星の種族」特有の【イニシエーション】についても
熟知していたと考えることができます。
「エジプト・メイソンリーの会合では、少年少女を霊媒に降霊術をとり行った」
という逸話がこの伯爵にはありまして、メイソンの会合で降霊術とは即ち
【イニシエーション】を意味しているのだということになるわけであります。
そんなわけで本作のロリコン伯爵に妙な性癖があることのルーツについても
【メイソン】との関係性により明らかになるわけであります。
本作において描かれるロリコン変態の伯爵とは、かつてはハプスブルク家の家臣
であった貴族たちの正体について暗示する要素があるものと推測することが
できますが、そういう種族が集う拠点とはどこの国なのかと言うならば、
それは「スイス」ということになります。
偽札工場=金融業のルーツでもありますが、水没したローマ遺跡が暗示する
【アトランティス文明】の後継者である種族が集う国=スイスのことを
「カリオストロ公国」として表現しているのであります。
中世から近代にかけて金融業の礎を築いた貴族、あるいは金融マフィアの起源となる眷属が
かつての神聖ローマ帝国の領土内に生息していたわけですが、それがスイスに拠点を移し
一方で金融業はイタリア、スイスからオランダやシティオブロンドンへと
世界に拡大させていきます。
基軸通貨「$」も「¥」もその他も、その創始者は同じ貴族様であります。
「ゴート札」とは「偽札」のことですが、
そもそも本物のお札=紙幣なんてものは存在するのでありましょうか?
「日銀券」とはただの紙切れでありますから、例え本物でも紙切れは紙切れでしかありません。
ある時は¥1,000で買えた米が、いつの間にか¥3,000となり、次に行った時は
¥5,000出しても¥10,000出しても買えないという手品みたいな話のトリックが
ご理解いただけますでしょうか?
すべては「信用創造」という詐欺師の口上、
【偶像崇拝】のマーケットメイカーの仕業であります。
NISA口座に金を預けるとお金が増えると政府が言ったとして、
それはどういう仕組みなのでしょうか?
中央銀行とはせっせっとお金を擦り散らかすのがお仕事ですが、
それをやり続けると信用がなくなることは歴史が証明しています。
頭のいい金融業の創始者様たちは紙幣の意味を知っています。
最終的にどうなるのかと言えば、ルパンが冒頭のシーンでばら撒いたのと同じ
運命が「偽札」には訪れます。
【偶像崇拝】の信者たちがせっせっと集めた紙切れが「偽札」だと認識できる時
いったい何が起きるでしょうか?
【バビロン、シュメール】から続いた人類史も紙幣の終わりとともにいよいよ
幕引きを遂げる最終局面に至りました。{/netabare}
裏設定を駆使することしか能がないアニメ業界も悉く淘汰される
【グレートリセット】の瞬間が間もなく訪れるでしょう。
糞アニメに興じている場合ではなく悔いなき人生のために
価値のあるものに時間を費やしましょう。
【グレートリセット】の最終局面に際して
すべての人々の幸運をお祈り申し上げたく思います。