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「ルパン三世 GREEN VS RED(OVA)」

総合得点
61.6
感想・評価
87
棚に入れた
381
ランキング
5327
★★★★☆ 3.6 (87)
物語
3.5
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ルパン三世 GREEN VS REDの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

評判の悪い本作だけど すき

ルパン三世というのは、その人の名前ではなく芸名。代々人から人に受け継ぐという発想は私は好きだ。ルパン3世を誰が継ぐかというストーリーで、緑と赤の二人の候補の争いの物語。評判が悪いけど、私は好きです

投稿 : 2024/01/20
閲覧 : 46
サンキュー:

0

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

どいこと?

つまり何が言いたいの?

投稿 : 2020/12/19
閲覧 : 212
サンキュー:

0

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ルパンの正体

ちょっと前にルパン三世のDVDコレクションてやつ発表されていて、それにモンキーパンチさんのインタビューがあったんだけど、最初ルパン三世は得体の知れないヤツで何者かわからないけど、世間からルパン三世と呼ばれている奴がいる、という設定にしようとしたかったけど、編集部の人から、それじゃあまどろっこしいからアルセーヌルパンの孫でいいじゃんと言われてそうしたとか。

そのインタビューを聞いた時にこの作品を連想しました。
この作品ではモンキーパンチさんが元々考えていた「ルパン三世と言われている得体の知れない奴」の解釈に近い気がしました。

次のルパンは君さ?

投稿 : 2020/06/26
閲覧 : 239
サンキュー:

3

シーチキンフロスティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新しいルパンの世界

これは、ルパンに憧れた
ある人物がルパンに扮して
本物の次元と共に行動を
繰り広げるのですが、
ある時本物のルパンが立ちはだかります。
※次元も勿論騙されていたわけではありません。

本物のルパンが発した言葉は
『ルパンは2人はいらねぇ、本物を決めようじゃないか』
でした。

ルパンは見た目ではなく、ルパンという名に相応しい人物
は必ずしも自分ではないことを伝えたかったのです。
そこで壮絶な戦いが幕を開けます。
ルパン同士の一騎打ちです。

その場面の迫力さは見事なものです。

ルパン好きなら1度は観るべき作品です。

投稿 : 2017/06/05
閲覧 : 323
サンキュー:

3

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

政治プロパガンダは他所でやれ

世界中のルパン志望のあんちゃんがちゃちなニュースに釣られ総出で来日。
この時点でもう冷めてしまいましたが一応最後まで見ました。

要約すると、どんな人間にも未来はある!
未来は俺達のものだ!核兵器なんて要らない!余計なお世話だ!

じゃあお前は核の替わりになれるのかと問いたいのです私は。
日本がどんな国々に囲まれているのか全く考えていない。
ええそりゃ未来はあんたのもんですよ。好きに生きればいいですよ。
じゃあ核が要らないのならあんたは替わりになれるのかと。
魚雷に詰めてぶっ放してやろうかって話ですよ。

世界中のルパンとかそういう設定要りました?
アニメでこういうつまらない感情論振り翳されるのは非常に不快です。
ルパンシリーズの中で間違いなく駄作と断言できる駄作です。

投稿 : 2017/03/19
閲覧 : 394
サンキュー:

1

手乗り変態ガ~ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私は面白いと思いました。

賛否両論ありますが、今までに無いストーリー展開で気に入っています。

投稿 : 2016/12/06
閲覧 : 451
サンキュー:

1

ネタバレ

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルパンが出まくりの出まくり

本作はルパンとは何なのか??というのを問いかけた作品です。
ですのでルパンが世界中でいっぱい出てきます。
あまり評価はよくないらしいですが、自分がかなり楽しめました。
また細かい謎もありそうなので、またじっくり見てみたい作品です。

ルパンは作品によって、思ってたルパンと違う!!という事もあるので、こういう作品があると、よしあのルパンは偽物かな。
みたいに思えるので

本作の主要キャラの評価

ルパン・・・本作はルパンが大量に出てきますが、本物と呼ばれるルパンはかなりスマートでカッコいいと思います。偽物と呼ばれるルパンも最初はあれですが、、中々カッコよくなっていきます

次元、五右衛門、不二子・・・今回はおまけといった感じです。

銭形・・・今回はちゃんと銭形が部下をもって仲間に相手されている感じでカッコいいです。

敵キャラ・・・おまけ的な感じです。

ヒロイン・・・偽物ルパンの恋人。まぁふつうのヒロインです。

投稿 : 2015/07/31
閲覧 : 406
サンキュー:

0

カッスン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

これは

誰に評価して欲しいのでしょうか?

自分はこの作品を見ても駄作、見なきゃ良かったとしか思わないので良かったと思う方の意見を是非お聞きしたいです。

投稿 : 2014/04/23
閲覧 : 400
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ルパンの存在意義を問う異色作?

あらすじを見て気になっていたので見てみましたが、OVAらしい挑戦的な作風であることは伝わりました。


ルパン三世という称号の眩さに憧れる男達が、ルパンに扮して暴れまわる。

無数のルパンが存在する中で、本物のルパンを決定付けるものとは?

一つのお宝を巡って争う緑服のルパンと赤服のルパン、その行方は?

というのが大体のあらすじです。


OPで赤・緑歴代のルパンが同時に映し出される演出や、序盤のルパンが街を埋め尽くさんばかりの展開はワクワクしましたが、

段々と話のスケールが小さくなっていって最終的にこじんまりとしてしまった印象です。


お宝を盗むいつものお話と、ルパンのアイデンティティーを問う展開とどっち付かずで、

どうせならとことんルパン三世の存在を揺さぶるよう追及してほしかったと思います。



偽者のルパンにまるで魅力やカリスマを感じられなかったのも残念な点です。

GREENvsREDと銘打つのなら対するルパンも相応なキャラクター性が欲しかった所です。



結局の所、オリジナルのルパン三世に敵うルパンは存在しない、と言いたかったのだと思います。

しかしあまり説得力が感じられなかった。

発想自体は中々面白いばかりに、ストーリーのまとめ方に疑問を抱かざるを得ませんでした。






悪い点ばかり挙げましたが、この作品の過去作品に対するオマージュのこだわりはかなり緻密なもので、その点では評価に値すると思います。

本筋のストーリーではなく一人一人のルパンの言動や行動に注視して見ると面白いです。正直一度見ただけでは拾いきれない位のネタが散りばめられています。

ルパン三世のファンであればあるほど、そういった小ネタに気付くことが出来て楽しめるのではないかと思います。

投稿 : 2014/04/14
閲覧 : 586

あれこれさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

つまらない

投稿 : 2014/01/25
閲覧 : 373
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もっと面白くなりそうだったのに

「偽物のルパンと本物のルパンがルパンの名前をかけて戦う」というストーリーだけ見るとすごい面白そうに感じますが、それを活かせてない感じがしました。
色々テーマを詰め込み過ぎてた気がしました。赤と緑のルパン同士の対決、押井守版ルパンの再現とも言えるルパンという存在への問いかけ、若者の可能性、原発・原爆への批判・・・色々詰め込み過ぎなのにうまく作品とマッチ出来てないので違和感を感じます。
ルパンってこんな作品も作れるんだ!っていう一つの例としてはとても面白いと思いますが、もっといい作り方があるのでは。

投稿 : 2013/11/15
閲覧 : 272

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この中に一人ナベシンがいる!

あっアニメを観ているとたまに出てくる、ルパンの恰好をしたアフロの人が一人まぎれています……?
いや!!いた気がします。
と言うのは、どうでもいいんですけどね(ミツマジャパン風)

本題に入ると、この作品は普段のルパンとは一味違い、ルパンとは何者なのかを定義していくという斬新な手法の作品となっています。

そのことから、ルパンフリーク?(言い方は分りませんが)の方たちからはあまり評価されていない模様です。

ですが私としては、この作品は楽しめました。
本名不明、国籍不明の人物がどのようにして自分を証明していくのかと言うのが見どころになってくると思います。

さらに客観的に考えると、この先もルパンシリーズは作られ続けていくであろうと考えたときに、ルパンとはどういう作品なのかを後世残すための作品ではないかと思います。

しかしながら、本物のルパンが誰であるのかと言うのはこの作品を観るともっとわからなくなったりもします。

初代ルパン三世は古本屋の店主ではと言う考えもあるようです。

おそらくそうなのかと思いますが、あえて別解釈をすると、古本屋の店主はルパン二世なのでは?と考えてみました。
なぜかと言うと、作中のセリフなどから、次元と銭型警部事とっつぁんは世代交代してない模様ですが、今までのルパン作品では初代も出ているはずですが、必ず銭型警部をとっつぁんと呼んでいます。年下にとっつぁんとは呼ばないだろうと考えます。また警部の本名は銭型幸一らしいです。そしてルパンの4歳年上と言う設定らしいです。よって初代ルパン三世ではないと無理やり言ってみたりしたいと思います。
またルパン二世のことは私の知る範囲では今までの作品では触れられていないと思います。そして過去に何度か銭型警部がルパンが日仏混血であると発言している事から、二世が日本在住の可能性もあると考えられます。
よって古本屋の店主がルパン二世の可能性もあるのではと推理して観ました。

と言いつつ書いている内に古本屋の店主は赤ルパンだったのではと思いはじめました。
なぜなら、古本屋の店主が変装していた可能性を省いてしまっている点です。さらに、古本屋の名前も赤にちなんだ名前…という事は、やはり赤ルパンの変装の可能性の方が高いかもですw

っと色々推測して楽しめるというのが、ちょっと強引ですがこの作品の魅力ではないかと私は考えています。

投稿 : 2013/03/04
閲覧 : 599
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

興味深い内容

ルパン三世って結局何者なんだろう?
これはこんな疑問に答えることが出来る作品の一つだと思います。
個人的にはルパン三世という自己の存在をかけて戦う登場人物たちの姿にはある種の感動を覚えました。
賛否両論の多い作品ではありますが、いい作品だと感じています。

ただ一つ気に入らなかった点と言えば若者の持つ可能性や反原発のメッセージがストーリー内に介在するけれど
これがバランスよく入っていない為にチープな印象を残してしまうということでした。

ですがこれを考慮した上でもルパン作品が好きならば見る価値はあるのではと思います。

投稿 : 2013/02/24
閲覧 : 297
ネタバレ

いぇぺ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

例外中の例外

原作マンガとも初期のルパンとも、夏のTVスペシャルや後期のTV版ルパンとも違う、超特殊ルパンです。

そのためかなり評価が分かれているみたいですね。
個人的にはこれはこれでありなのでは、と思いますが長い歴史を紡いできたシリーズの一つとして位置付けるには極端に雰囲気が違います。

さて、何がそんなに例外的なのかと言えば、「ルパン三世」が一人の人ではなく、一つの概念のような存在になっているという事です。
昔企画され幻となった押井監督版のルパンが、ルパン三世という一人の人はいない、という設定を用いる予定だったと聞いていますが、それに近いものではないでしょうか。

ルパンでなければもう少し評価されていた作品かと思います。

ただ、少しストーリーが急ぎすぎな感がありました。若者の希望とか未来とかが主題として感じられたのですが、少し語り足りなくと感じました。
実験的な作品が好きな方にはお勧めですが、旧ルパン好きな方にはあまりお勧めできないです。

投稿 : 2013/02/12
閲覧 : 268
サンキュー:

0

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

OVA第3作(2008)

TVSPのルパンらしさが薄れる中、OVAもどれもいいものがない。
この回はルパンが大勢登場し、緑ジャケと赤ジャケのルパンがお宝を競い会うのだが、声はそれぞれ違うために返ってシラケてしまった。
私のようなルパンファンは、謎のお宝の謎を解き、とっつあんと追いかけっこし、敵を倒し、最後にはお宝を不二子に出し抜かれる・・・。
そんなルパンが観たいのである。
このOVAは「ルパン三世」ではなく、「ルパン三世」のキャラクタ達を使い、1本のアニメ作品を創ったようなものである。
そう、この作品はパッチモンの「ルパン三世」なのだ。

投稿 : 2012/09/28
閲覧 : 420
サンキュー:

0

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全く新しいルパン三世。アニメフリークに見て欲しい革新的アウトナンバー

従来のルパン三世と思って見たら予想の斜め上をいった斬新さで嬉しい誤算。全く新しいルパン三世を見事に描ききっている。ルパンが好きなんだろうなと思う監督の構想図を感じ取れる作品。ルパンというタイトルナンバーであって、枠組みから大きく外れた意欲作。見事にルパンという材料を料理しきった作品。ただ、普通の王道ルパンを見たいという方は残念に思うと思う。それぐらい革新的。未視聴なら見るべき作品の一つ。

投稿 : 2012/09/27
閲覧 : 319
サンキュー:

0

ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

哲学ルパン

ルパン三世が作品によって、作画や
設定が違うのを利用して、ルパン三世とは、
何か?というテーマで話が進行していく。
作品としては楽しめるが、活劇としてのルパンとしては
楽しめないかも。古参ファンの評価は軒並み微妙では?
最後のアガサのロボットがよく分からなかった。

投稿 : 2012/08/25
閲覧 : 323
サンキュー:

1

ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

Green VS Red Complete Review: New Wave

今作品はルパンジェネレーションの成り行きを描いたものです。
ルパン三世のシリーズでは異色な作風です。しかし、この1時間半に込められた情報量やメッセージはどの作品よりも優れているように思えます。
個人的には「傑作」と賞したいところです。

■設定
物語は平凡な日本を描いていますが、何年かは明らかにされていません。

■作画
今作品の作画はいつものルパンシリーズよりのリアルだったように思えます。特に学校のシーンなどは少し新海誠さんの作画方式に通ずるところがあったように思えました。他にも片山さんなどモブキャラがいつもよりリアルだったような気も。
この作画チェンジは何を意味するのか。
私が思うに作画をリアリスティックにすることで、作品自体を現実的に見せたかったのではないでしょうか。
本作はルパンの存在定義を明確にするもの。そういう意味でエンターテイメントの枠を超えていたように思えます。
現実味を出すことで、作品内容を深く捉えて貰おうとしたんじゃないでしょうか。

■キャラ&物語

・ルパン
ラーメン屋に来たおっさん(本屋のおじさん)が初代ルパン三世。
赤いジャケットのルパンは現在のルパン三世です(ちなみに、このルパンは日本の学校のシーンから分かるように日本人の可能性が高い)。
物語から分かるように、今回の一連の出来事は初代ルパン三世と現役ルパン三世が仕組んだ次世代ルパン三世を決める壮大なカラクリです。
その第一候補が緑ジャケットのヤスオ。

・不二子
ユキコのおばあさんにあたる、寝たきりの女性が初代不二子(である可能性が高い)
緑ジャケットのヤスオと組んだのが現役不二子
次世代は未定。ユキコが候補なのかもしれないが、作中で出てくる偽銭形警部(赤ジャケットルパン)がユキコに聞いた問いに答えられていない。というより、ルパンを(例えそれが恋人であろうと犯罪者であろうと)愛せるか?の問いにNOと答えたまま。
最後のユキコがヤスオを待つシーンが彼女がまだ決断しきっていないことを表しているようにも思える。

・五右衛門
風呂場で斬鉄剣を研いでいたのが初代五右衛門(である可能性が高い)
現在が二代目だと思われる

・次元、銭形
二人とも初代のまま。
次元は子供のリボルバーを見て「おじさんなんか40年も使っている」と発言していたことから、銭形は「片山刑事(63歳)の五つ上」ということから68歳だと判断でき、どちらも初代のメンツであることが明らかになります。
また、二人とも初代から声優をやっていることから変わっていないというメッセージがあるのではないでしょうか(他のキャラは声優が変わったことがある筈)。

■論題

まず、「ルパンとは何なのか」という問いが作品内で問われていましたが、答えも出ていました。まぁこれは初代ルパンが発言していたことから完璧な答えであると断言しても良いと思われます。
答え:自由の象徴

ここで一番注目しなければいけないのは、ルパンは人物では無い、ということ。自由の象徴たる存在こそがルパン三世なのです。

自由、この項目には様々な考えを巡らすことが出来ます。
例えば、
・主観的に捉えて自由なのか、客観的に捉えて自由なのか
・自由は必然なのか偶然なのか。
・自由の前提条件
・不自由との相互関係
これらは、しかし、今作品に置いてあまり重要視されるべき点では無いのです。
今までルパンがやってきた行為=自由、です。

言葉で説明すると、既得権益を主とする莫大な権力を保持する人間たちがさらなる己の利益を欲するが為に行う悪事をルパンが自分の得意技で制裁を下す、ということです。
この制裁こそが、キータームです。制裁とは無秩序の中で起きるものでは無い。社会(秩序の象徴)の中で規定や規則、倫理や道徳に反する行いをした人物に下される罰、それが制裁です。
しかし、ルパンが行っている行動も、また、秩序を乱すもの。ではルパンがやっている行動は何なんだ?という話なんですが、一つこの作品で出てくる重要なセリフをあげたいと思います。
次元と五右衛門に赤ルパンが合流するシーンで次元は
「本物かどうかなんて関係ねぇ。組んだら他のどんなやつよりも面白い。そういう奴のことだろ、ルパンってのは」
と発言しています。
重要なのはこの「面白さ」なんでしょう。彼らの快感はスリルやドラマに通じるところがあります。その「面白さ」を感じることが大前提。社会の秩序はその次、三の次です。
彼らは「犯罪者」だから秩序を乱しながらの制裁をするのでは無くて、「面白さ」を求めるから秩序を乱しながらの制裁を下すのでしょう。
誰もが子供の頃にちょっと危ないことをしたりするように、スリルとは既定された事を破ることで得られる快感です。
逆に言うとルパンたちは「犯罪者」にならなければ、己が求める快感に辿りつけ無い。
そして、その利己主義的行動や発想が単純に「自由」に通じているのだと思われます。
エゴを(他人、または社会が作りあげて来た)秩序に反してまでも押し通す度胸を持つ人物こそが、ルパン三世の肩書きを名乗ることができる前提ということですかね・・・。


■仮説
「ルパンは特定の人物でないことから、その存在に該当する人物が複数いても不思議ではない」から導きだされる一つの仮説があります。
「カリオストロの城」で活躍していたルパン三世は「ワルサーP38」「燃えよ斬鉄剣」「炎の記憶」「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」などで活躍していたルパン三世は同一人物だと断定出来ない。もしかしたら違うかもしれないし、同じかもしれない。

実際今作品では、ルパン三世は全て同一人物ではないという設定で物語が作られていました。
物語の初めで登場するルパン三世達。誰が本物で、誰が偽者かと言われていましたが、彼らの中には本物も混じっていたということです。

ルパン三世の肩書きにその人物の本名や履歴に関係はない。単に自由の象徴たる人物になれるだけの技量と勇気があればいいということです。

シーンを一つ思い出しましょう。ルパン三世達が集まって話をしているシーンがありました。あの中でルパンたちが
「つ〜か、一般的には俺の事指す訳じゃん、っというか人気ある訳じゃん。」
「おまえなんか結局何も盗んでないじゃん!」
「でもやっぱさ、こいつの事が一番有名なんだよな」
と発言していました。
ここから分かるように多分あの中の一人が「カリオストロの城」で活躍したルパン三世だと思われます。
そしてそのルパンは一斉検挙される。つまりルパンとは時代によってその存在定義が変わる人物。
過去のルパンはそれ以上でもそれ以下でもない。
新しい時代くれば、その状況に合ったルパン三世が必要になってきます。
これがこの作品の本質であり、テーマでもあります。

■真相
この作品は制作者からの問題提起と言っても良いでしょう。新しい時代のルパンはどんなルパンが良いのか。

このテーマを表すシーンは他にもあります。
・片山さんが病院で余命っぽいことを告げられているシーン。
これはジュネレーションというものが移り変わることを表しています。
・銭形警部が警視庁から軍隊の民営化が国民投票で決まったことを告げるシーン
時代の流れを表しています。
・ナイトホークスの社長が民営の軍隊、核兵器が今の日本に
いかに必要かを述べるシーン
ニーズは時代と共に変わる。ルパン三世も同じです。


最後の場面の話をしましょう。髪を抑えているシーンと、最後のセリフ、「今度の(ルパン)は新型だ!」から分かるように赤ルパンは無事にヤスオを現役ルパンとして迎えたわけです。
私はこの、「今度の(ルパン)は新型だ!」というセリフ程この作品の意味を表している物は無いと思っています。
新型=新しい時代に合ったルパン

ここで注目したいのはヤスオがルパンになりたかった理由です。彼はドラマを求めていた。劇的な何か求めて本物になろうとしていた。

つまり、我々が「メディア」または作中で出ていたフレーズ、「ヒーロー」に求める象徴とは「ドラマ」なのではないでしょうか。
現代人がルパンに求めるものとは、ドラマなのです。そしてそれはルパン三世だけに関する話ではなく、我々若者が現代社会に何を求めるか、でもあるのです。

ルパン=現代社会。ルパン三世を通して、新しい時代の波を表す。その質問と回答は、これから先も続いて行くのでしょう。

■作品をさらに深めよう!

・一つの説があります。
今回核のネタが出て来たのは↓のような背景があるからとかどうとか。
ナイトホークスの社長・日下部は九州弁・長崎のペナント・招き猫(サラリーマン兼軍人)
片山刑事~長崎出身・銭形と同期。つまり原爆症の体験可能性大。


・作画から見るテーマ
この作品で一番混乱しやすいのは作画です。ルパンの顔が皆一緒で、初代などのキャラは以前の面影をまったく見せていない。ここら辺がこの作品の理解の難しさを強めています。
しかし、作中で赤ルパンが言っていたように、問題は顔ではありません。
我々はアニメ(アニメだけではない)というメディアを通して確定された情報を受信していますが、その受信した情報が正しいという保証はどこにもありません。
事実は常に多面体であるように、我々が得た二次情報が真実とは限らない。
実際今まで同一人物だと思われていたルパン三世は複数の人間だったわけです。

また、今作品ではルパンの存在を肯定するのは他人が肯定しなければいけない状況でした。この手のテーマ(自己の存在を肯定する方法)は色んなアニメに存在しますが、ここまでダイレクトに問いかけている作品は少ないのではないでしょうか。

・謎のロボットと核兵器について

本編で片山さんがバス停で銭型警部と話していた時、この話が出ました。憎しみや憎悪といったものを一瞬にして葬り去ることができる。それが核兵器もとい現代兵器です。その技術や事実に片山さんは疑問視していた。
ここで対立するのは次元や五右衛門を含めた鍛錬して磨きあげて来た技を武器とする人間たちです。

どちらが人間の進むべき道として正しいのか。これはこの作品のサブトピックのようなものです。
ロボットが出てくるシーンがありますが、正直あれは意味不明でしたね(笑)
突然出てくるし、空を飛んだ後何も描かれてないし、ニュースにもなっていない。何事も無かったように放置されていました。今回は実験作ということで合理性を追求しないのだろう、と割り切ることも出来ます。
しかし、私が思うに、あのロボットは前述したように、人間が対抗できない強力すぎる力を具現化したものでは無いでしょうか。
本編ではアフロルパンがロボットを操縦して緑ルパンを助ける訳で、これが新しい波を現すものと思われます。

現役ルパンたち →技術や技
次世代ルパンたち→強力な力

この強力な力はある意味「ドラマ」に通ずるところがあると思います。核兵器の使用などは「劇的」変化を望めますしね。
そういう意味でも、視聴者や製作者自身に問いかけた「これからのルパン」に関する質問の一部なのかもしれません。

投稿 : 2012/06/25
閲覧 : 411
サンキュー:

7

ネタバレ

dancingkid さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分の思う「ルパン」とは?

そう問われたらどう答えますか?


欲をいえばルパンの描き分けをして欲しかった。

投稿 : 2012/06/09
閲覧 : 274
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

残念でなりません・・・(´・ω・`)

ルパンシリーズはほとんど見たと思いますが

この緑vs赤は残念でなりませんねw


ルパンが大勢いるっていうのはTV版で銭形を巻く手でありましたが

今回の作品は個人がみんなルパンを名乗っているという謎の展開ww








投稿 : 2011/11/30
閲覧 : 325

手乗り変タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シリーズの中でも異色

いつも同じような展開の中、たまにはこのような物語があってもいいと思います。

ルパン三世とは何か、そもそもルパン三世は存在しているのか、銭形の追うルパン三世は本物なのか。

怪盗らしく回答のない物語でも大いに楽しめます。

投稿 : 2011/11/29
閲覧 : 367
サンキュー:

1

ネタバレ

風船 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当は超名作!

この作品を駄作と呼ぶ人達と名作と呼ぶ人達がいる。
もちろん自分は名作だと思う。
世界中にいるルパン達が日本に来るところは最初驚いたが
物語が進むにつれなんでルパンがあんなにいたのか納得してくる。
この物語には謎が多い。
1番有力な説はGREENのルパンとREDのルパンは両方本物ではない。
本物のルパンは作品中に出てきた老人であって
GREENとREDのどちらかに次のルパンを継がせるかを決める
戦いだった。
という説がある。
まぁ実際みて確かめてw

投稿 : 2011/10/09
閲覧 : 331
サンキュー:

3

お寿司ちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

悪い意味で異色であり、ルパン史上最大の駄作

ルパン史上最大の駄作。OVAでなければ、苦情が出るレベル。
辛口ですが、「ルパン作品として」あり得ないほど、程度の低い作品。
時間を無駄にするので、マニア以外の方は、見る必要はない。
逆の意味で見るのはアリかも。

この作品に関わっている方々に対する個別の評価は別として、何でもシュールにしたりオマージュを駆使すればいいってもんじゃない。
「分かってるでしょ?変わってるでしょ?」的な部分が前面に出過ぎて、非常に押しつけがましくあざとい。
変化球なものをやるにしても、ルパン作品としてやるなら根底はもっとピュアであるべき。

また、実験的な作品としての解釈も、きちんと軸が出来ていない。
押井版ルパン再解釈とは、押井版ルパン(完成していれば)に失礼かと。
こういう企画モノとしても、コナンとの企画のようにもっと上手くやって欲しかった。
今なら腕のいいラノベ作家あたりも沢山いるだろうに。
ルパンのファンだけに、あまりにも悲しすぎる作品。

投稿 : 2011/06/08
閲覧 : 716
サンキュー:

3

ぼろーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

GREEN VS RED

これを見て自分もルパンになれると確定しました!!
そう俺はルパン!!

投稿 : 2011/05/04
閲覧 : 582
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

難解なストーリー

たくさんのルパンが登場するという設定は非常に良かったです。
ですが、この作品はルパンの世界観を壊してしまいました。
主人公も従来のルパンではないので、今まで作品と同じように見ると期待はずれ、かなり退屈感が感じられます。
アクションを楽しむのではなく、ルパンという人物について考えさせられる作品です。
OVAだからこその作品ですね。

投稿 : 2011/03/10
閲覧 : 561

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

う~む。

ルパン映画としては異色。
ちょっと僕はあんまりおすすめできる映画だとは思いませんでした。
まぁルパンを客観的にすごいやつだと再認識するにはいいかもしれませんね^^;

投稿 : 2011/02/23
閲覧 : 415
サンキュー:

0

leaf317 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異色!

今までのルパンとはかなり違う作品。しかし、確かにこの作品はルパン三世である。OVA故に縛られない面白さがこの作品にはある

投稿 : 2011/01/09
閲覧 : 450
サンキュー:

2

こなちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 15

サイバー司教 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/02
閲覧 : 38

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/26
閲覧 : 57
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ルパン三世 GREEN VS REDのストーリー・あらすじ

今日も世界中で活動をするルパン三世。しかし、それはほとんどが違う格好、違う顔、違うジャケットを着ていた。何十人のルパンを海を越えて捜査していた銭形は、それはすべて偽者だと感づいていた・・・・。いったい本物は何処に?

東京の寂れた街。夢も希望も無く、ただ毎日を漠然と過ごすしかないラーメン屋のアルバイトで生計を立てる青年ヤスオは、恋人である人気レポーターのユキコからも愛想をつかされつつあり、叶う事の無い「刺激」を求め続けていた。しかしそんな時店に残っていた緑色のジャケットとすったワルサーP38を切っ掛けに、彼の人生は大きく狂い始めて行く事になってしまう。(OVA『ルパン三世 GREEN VS RED』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
2008年4月2日
公式サイト
lupin-3rd.net/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96_GREEN_vs_RED

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