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「るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編(OVA)」

総合得点
79.9
感想・評価
501
棚に入れた
2922
ランキング
483
★★★★★ 4.1 (501)
物語
4.3
作画
4.2
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.1

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るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヴァイオレンス・エヴァーガーデン EP.0

幕末を舞台にした架空の剣士、緋村剣心の物語。
TVシリーズの前日譚OVAです。

TVシリーズは基本的に明治の世に暮らす剣心と仲間たち、と言った感じの、コメディタッチも織り交ぜた陽作品です。
剣心は逆刃刀を所持しますが「不殺」を誓い人を殺す事はありません。

が、このOVAは剣心が剣術を会得し、殺人マシーン「人斬り抜刀斉」として京都に暗躍するに至った経緯と、ある出会いを通じて人の心と真の意味での自我に目覚め「不殺」を誓うまでの物語となっています。
どハードボイルドです。

老成して見えますが14~15歳頃の出来事という事になります。

「少年の成長物語」と言うにはあまりに血生臭過ぎますが、現代人にとっても身に詰まされる物語です。
{netabare}「一人でも多くの幸せを守る為にと剣を振るってきたけれど、この程度の暮らしを守る事が俺にできる精一杯だったんだ」 {/netabare}と言う台詞には我が事として考えさせられました。


長大な物語の一部ですが、これだけ独立した作品としても十分楽しめます。
容赦の無いモロ殺傷シーン、鮮血飛び散りアリますので苦手な方はご注意下さい。
それと全編観る予定でまだの方に注意です。
「これから入ったら主人公を嫌いになる」と言う人も居ますのでご一考下さい。
救いの無い業を背負った主人公の原点ですからね。

投稿 : 2023/06/07
閲覧 : 125
サンキュー:

0

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

さようなら…私を愛してくれた二人目のあなた…

 全4話。原作は未読。

 いやもうね・・・最高じゃないですか?めちゃくちゃ良かったですよ。ストーリーもさることながら、作画も演出も心に沁みてくる感じで最高でした。

 るろうに剣心は原作は読んでおらず、佐藤健主演の実写映画しか見てませんが、ある程度原作のストーリーがわかっているか、もしかしたら本編に触れていなくても見れると思います。僕は楽しめました。

 今回の話はなんとも苦しく切ないです。剣心が人切りになる過程、そして清里を殺害し、雪代巴と出会い、共に暮らし、そして別れ・・・昔からある悲恋ストーリーですが、僕はとても心に残りました。 それだけではありません。時代は幕末ということもあり、国のために戦い命を落とす人たちも描かれていました。最初の師匠の言葉が重くのしかかります。実際剣心は師匠が懸念していたようになります。純粋に人を守りたいという思いが結果として人殺しになってしまうのは皮肉なものです。
 本作には単純な悪役はいません。剣心の敵として立ちはだかる人たちも守るべきものがありました。新選組は国を守るために戦い、命を落とす。そういう描写が結構リアルに描かれていて、命の重みを感じましたね。

 今回のアニメで僕が素晴らしいと感じたのは作画・演出ですね。鳥や虫の鳴き声、木々のざわめきなどの自然の音が強調されており、セリフが少なくてもキャラの心情が伝わるような、そんな素晴らしい演出でした。
 他にも剣心の傷から血が流れる描写など、そういった一つ一つの演出がとても綺麗で、監督の手腕でしたね。
 監督である古橋一浩さんは、旧ハンターハンターや今やってるスパイファミリーなどを手掛けており、僕が感じたのはダークで淡々としている印象でした。今作にもそれが生かされているようでした。確かに剣心が旧クラピカっぽかったような気がしました。

 4話でサクッと見れるのですが、話はずっとシリアスで暗いため、途中休憩を挟みながらの視聴をお勧めします。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました

投稿 : 2022/09/30
閲覧 : 352
サンキュー:

12

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

薄雪の散るように・・・・

るろうに剣心は応援していた作品で、のめりこんだのは京都編からでしたが、島原編を放映している時に確かこの追憶編が制作されていて、最初私はこれはノーマークだったのです。後から知って、こっちの方がいいなあと思うようになりました。幕末をよく調べてうまく描いていて、時代劇アニメとしてもレベルは非常に高いと思います。ただ、維新志士側から描いていて、ストーリー的にも許婚者の仇討ちをしようとしていたのに、許婚者を殺した仇に惚れてしまってそっちの味方になってしまうという話なので、見た後後味は悪かったです。その後味の悪さと、無力感で見た当時はラストで泣いてしまいました。

こういう、キャラがあまりにも運命に対して無力で、情けなくて涙が出てくる作品にジブリの「火垂るの墓」がありましたが、それと同質の涙が流れたと思います。まあ「泣ける作品」だということで、何も知らずに見た方は必ず泣くと思います。BGMの盛り上げ方とか、演技のつけ方とか、「星霜編」でもそうでしたが、ものすごくうまいですから。作画もすごくうまい方たちが描いておられて、どの画面もとても美しいです。海外で評価が高いのもわかる気がしますし、この作品なら日本を誤解される事もないと思います。そういう意味で、いい作品ではあると思います。

しかし前述したようなストーリーなので、巴という女性をどう見るかで、視聴した人は180度感想は違ってくると思います。私は同情的になりましたが、それこそ「二股かけている」と思う人も出てくると思うからです。巴というキャラがまた綾波みたいにおしとやかに描かれているので、それがなおさら見た目はあんななのに腹黒だと思う人もいるかと思うからです。そういう、巴の主体性のなさがこの作品の一番の弱点で、今風の生き方を由としている人には、このキャラはきっと受け入れられないと思います。確かシナリオライターの人も、どれかのBOXで「今ではない江戸の女性」というように答えていたと思います。それはきっとそういった意味だと思われます。

この作品は原作があって、原作のストーリーをほぼそのままで作られており、実はこの手の無抵抗主義のようなキャラは島原編の小夜もそうで、原作者がそういった女性の生き方に興味を持っていたのではないかと思われる節があります。私はしかし、この時代設定でそういうキャラを出した事に、意味があるというストーリー展開だったので、この作品はいいと思いました。要するに無抵抗だった巴まで斬ってしまったということで、剣心は殺さずの誓を立てるという話だからです。それは理にかなっているので、やはりこの作品は、私は時代劇として、名作だと思います。

投稿 : 2022/07/27
閲覧 : 322
サンキュー:

11

ネタバレ

コンキスタ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

『現代社会で失われつつある、男と女の浪漫』

『結論』

この多様性が飽和した現代社会を生きる若者達。貴方達が探していた「答え」をきっと、この作品は持っています。


『感想』

「鞘になってはくれまいか?…緋村という刀を納める鞘に。」

長州藩、維新三傑の1人である桂小五郎が雪代巴に言った台詞です。

剣心は、己の信じる理想のために山を下り、比類無き最強の剣術『飛天御剣流』を以て人斬り抜刀斎となり、新時代を切り開きました。この物語はその道の往く剣心の原点です。

この物語を通して僕が感じた事。それは『現代社会で失われつつある男と女の浪漫』です。

剣心は己の信じる新時代のために人斬りになりました。若さ故の理想を追い求めた。しかし、その道を往くには剣心はあまりに優しすぎた。飛天御剣流は剣心を『抜刀斎』に変え、心を病ませていく。

その道すがら彼は『雪代巴』に出会うのです。

冒頭に述べた台詞通り彼女は緋村という刀の鞘となり、支えとなりました。自分の恋人を斬り殺した男との生活。復讐を果たそうと決めた男を愛してしまった。

荒んだ時代の中、己を殺してでも、理想を追い求める男の優しさと覚悟に『ひとりの女』として触れてしまい、彼を憎めなくなってしまった。

けれど、剣心の覚悟も、巴の揺れる想いも時代は許してはくれませんでした。

この作品を通して私が伝えたいのは『現代社会で失われつつある男と女の浪漫』がここにあるという事です。

話したいのは、生き方の話。

剣心が理想のために時代を切り開いたように、理想のために生きるは男の本懐です。覚悟を決め、己を殺してでも何かを成すという思い。

そして、その道行きを共に添い遂げる女の生き様。男の理想に翻弄され、傷付き、迷い、それでもなお、男を許す暖かさを持つ。愛する人を切り殺した剣心を見守ったように。

個性が重要視されるこの現代社会において、時代錯誤な考えだと言われるかもしれませんが、この2人の生き様が、私にはたまらなく愛おしいのです。

自らが望んだ生き方を、生き様を選べるこの時代。

これからを生きる若者達、あなた達は誰を想い、何の為に、どんな道を往くのでしょう。可能性は無限大です。

あなた達の生きた先が、どうか、浪漫溢れる幸せな人生である事を心より祈っています。

投稿 : 2022/04/14
閲覧 : 202
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作者が「北海道編」を描いたことにより無かったことにされそう

人気漫画の続編というのは珍しくない。特に少年ジャンプ系の漫画は人気がうなぎのぼりに高いため、購買層があらかじめ想定されているために続編を作りやすい。「ドラゴンボール」から始まり、聖闘士星矢、シティーハンター、キン肉マン、NARUTOなど発行部数が1000万部以上の人気作はその宿命にある。

「るろうに剣心」も原作者が児童ポルノ所持で捕まったり、問題を起こしたにも関わらず売れ行きは現在進行形の「ヒーローアカデミア」クラスであり、連載終了から17年経っているにも関わらず「北海道編」は売れに売れている。

本屋やアマゾンから在庫がなくなるレベルだというので、大した人気である。

「星屑編」は「北海道編」の事実上、後の話であり緋村剣心が「北海道で梅毒に侵されて死にそうになっている」という衝撃的な展開である。

何故、梅毒になったのかはアニメでは語られず(梅毒って性病だから、剣心が女遊びをしたのか?) ラストシーンでは逆刃刀を息子(緋村剣二)に託して死んでゆくのだが、こんなラストが本当に「るろうに剣心」の最終回なのか?と自問した記憶がある。

「北海道編」を読む限りそんな陰鬱な展開はなかったので、シティーハンターの続編である「エンジェルハート」みたいならしくない展開にはならなさそうだが、それにしても「シティーハンター」といい、「キン肉マン」といい、集英社は80年代コンテンツに頼り過ぎている節がある。そんなんんだったらちゃんとした若手育成をしたほうが良いのではないだろうか?

北海道編2巻読了:やはり面白いです。あと、絵の構図が90年代の頃の構図を再現していて上手いのも特徴的ですね。

最近こういうデッサンのしっかりした漫画家って少なくなってきたので非常に貴重だと思います。あと、土方歳三のデザインもゴールデンカムイや銀魂とはまた違ってかなりイケメンに描かれているのが。。。。あれ、土方歳三は荒木飛呂彦先生ではなかったでしたっけ?

投稿 : 2021/06/03
閲覧 : 648
サンキュー:

8

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雪に降り注ぐは紅。立ち込める匂ひは白梅香。頬に刻むは、呪いと誓いの十字傷。

原作は週刊少年ジャンプで連載されていた少年コミックス。
明治維新後、未だ幕末の動乱の余波が消えぬ時代において、かつて「人斬り抜刀斎」と恐れられた伝説の人斬り緋村剣心が、「逆刃刀」と「不殺」の信念を以て、自分の大切な人たちを守るためにその剣を振るうというのが原作の大まかなストーリー。
今作はそんな主人公緋村剣心の過去に迫る話で、なぜ「人斬り抜刀斎」と謳われた彼が「不殺」の道へと進んだのか、そして彼の特徴である頬の十字傷の謎、全ての物語の始まりが明かされます。

元々このエピソード自体は、原作では京都編の後に展開される人誅編で描かれているのですが、残念ながらTVアニメでは京都編までしか描かれませんでした。後年になって、人誅編の中からこの追憶編のみが抜粋されて映像化したものが本作となります。
ストーリー自体は原作をベースに作られてはいますが、徹底したギャグシーンの排除、それに代わるように挿入された剣心と巴の細かい生活描写、他にも原作やTVアニメから大幅にテイストを変えたキャラデザイン等OVA独自のオリジナルの描写と演出が多分に見られるのが特徴です。

中でも最大の変更点と呼べるのは降雪の中のラストシーンですね。
{netabare}原作では剣心を庇った巴を彼が斬りつけてしまった際、彼女の手から離れた小刀が偶発的に剣心の頬に傷を負わせた描写がなされていましたが、OVAでは巴自身が自らの手で傷を刻みました。「強い想いのこもった刀傷は消えない」作中で剣心の十字傷が消えない理由がこのように説明されていましたね。
剣心の傷、一つは巴の婚約者であった清里が付けたものです。強い生への執着、志半ばで殺されることへの無念、強い恨みがこもった傷です。これは言わば剣心への呪いなんです。今まで彼が殺めてきた人間の恨みが込められた傷、これがある限り彼の人斬りとしての業が消え去ることはなく、それは彼に安寧への道など許されないことを刻み付けています。
そしてもう一つの巴が付けた傷、これは彼女の剣心への想いがこもった傷です。作中で巴は剣心が納まる鞘になるように桂に頼まれていました。そして剣心自身が巴にこのように語っていました。「目に映る人々の幸せを守る」と。言わばこの傷はそんな彼を見届けようとする彼女の願いであり、その想いを剣心自身も貫き通そうとする誓いの傷なんだと思います。OVAでのオリジナル演出により、その意味合いがより一層強まったんじゃないかと私は受け取りました。{/netabare}

剣術を始めとした兵法や、刀を始めとした武器というものは、本来弱き人々を守るために作られたものかもしれません。しかしどれだけ大義名分を並べようと、それらの行きつく先は人を傷つける行為に他なりません。誰かを守ることはすなわち誰かを害すること、この二律背反に苦しみながらも、己に課せられた呪いと誓いに向き合うため、剣を振るうことを止めない剣心の姿、今なら理解できるものがありますね。
昔は彼の偽善的な生き方が苦手でしたが、私も少し見方が変わりました。
「和を以て貴しとなす」この考えが全ての人々に伝わればいいんですけどね・・・・

公開中の実写映画どうしようかなー。


{netabare}最後に、この作品とは関係ありませんが、私の敬愛するある男の言葉でこのレビューの締めくくりにさせていただきます。{/netabare}
{netabare}武道とは何か……?
そんなことを俺に訊くのか。
・・どう答えて欲しいのだ?
正義をかざし悪を討つ刃か?
力なき者を守る盾か?
クッ、、クックックックックッ。
武道が何かを知りたければ、剣でも槍でも好きな道具を持って来るがいい。
武道を云々するくらいなら、何か使える得物があるだろう?
それを自分でも他人でも好きな奴に叩き込んでみることだ。
・・どうなる?何が起こる?
そうだそれが答えだ、それが全てだそれが武道だ!
そんなものを振りかざして、
正義?守る?平和?
ククク、フフフハハハハ!!
この世を平和にしたいなら武道が消えてなくなればいい!!
あらゆる武器あらゆる武人が、剣も槍も鉄砲火器も、貴様も俺も!!」
『装甲悪鬼村正 邪念編』より抜粋{/netabare}

投稿 : 2021/05/19
閲覧 : 319
サンキュー:

15

ネタバレ

ノラネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても好き!後半ネタバレ!

自分は、TVアニメ版しか観ておらずるろうに剣心を原作で読んでないのでそれも踏まえてどうぞ。

まずとてもいい作品だと思います。
個人的に良いと思ったのは直接的な感情表現がないのに、それでも滲み出てしまう登場人物達の思いの数々です。

それは、声優さん達の技量の高さも大いに貢献して物語に入り込んだまま終わるまで抜け出せないほどです。
これは個人的な趣味ですが、最近のアニメのような主人公の俺は諦めないおらおらー、うおーって叫んどく、気持ちの強さでなんでもひっくり返してしまうぜー、負けないぜー、的なわかりやすい感じが好きじゃないです。
この作品では、メインキャラの2人が迷ったり、諦めそうになりながらそれでもその中でもがいて答えを紡いでいく、そして、自分の決めた道にしっかりと戻ってこれる心の動きが好きなんです。
それは、登場人物同士が相互に影響した結果であって、まるで本物の人生のように描かれていてとても良かったです。

そして絵の美しさ、音楽もとてもいいです。背景の多い淡々とした流れで場面が切り替わりますが、その背景がキャラクター達の情景も映し出して1つの空間を作っているかの様です。その中に吸い込まれて自分も同じ場所に立っているかのような、そんな空間的に広がりがある作りだと感じました。そこに音声が重なりさらにその空間に広がりと奥行きを増しています。抑揚がつく感じ。

ここからネタバレ

なんと言ってもそれぞれのキャラ立ちがすごいです!いらないきゃらいないです!強いて言うなら弟かな?笑

きっとTVアニメ版や原作のその後のストーリーなどで重要になってくる人物達の顔見せ的な登場も多かったですが、それはそれで他の作品も原作も見たいと思わせてくれました。

前述にメインキャラ2人の心情がよく描かれていると書きましたが、その他のキャラクターも各々の人生を生きて、考え、たまたま重なった時間をのぞいているようなそんなふうに感じさせてもらいました。
アニメの中のストーリーによってキャラが作られてるのではなく、キャラが作ったストーリーをのぞいてる感じ!笑
わかりづらい例え!笑

例えば桂さんは数少ない登場シーンでもすごく作品の中で存在感のある発言や登場の仕方が多いです。それに加えて桂さん自身の心の移り変わり、葛藤などがよくわかり、桂さん目線の同じ時系列の物語も気になってしまいます!

あと最後の敵役の人も、人の心を利用したなかなかエゲツない策を弄して来ましたが、それでも信念のある筋の通ったいいキャラでした。「人の業というものは、」と自身の哲学的な話もされててよく出来た敵キャラだなと思いました。

戦闘シーンもTV版よりも幾分リアルで、(ちょっと剣心が頑丈すぎるのは変わらんけど笑)
でもそれぞれの兵がきちんとした目的と作戦をこなしていく様は手に汗握りドキドキしました。

そして何より最後の巴が飛び出るシーン!!

その前に許婚の幻影を見て頷くシーンも一体彼女は何を思ったのかと引き込まれてしかたなかったです!
そして最後、剣心を守ったのか。それとも許婚の形見で愛した人を他人に傷つけられるのが嫌だったのか。死ぬと分かってて飛び込んだその行動の裏には何を思ったのか。許婚の幻影と交わした言葉が関係が?(あなたの元へ行きますね)という気持ちだったのか。それとも許婚の仇を愛してしまった事への償いなのか。
死ぬなら愛した人を守って殺されたかったのか。

そしてそして!最後剣心の頬に刀を突き立て十字の傷を刻みます。それは許婚のつけた傷を横切るように、、、
そして最後「ごめんね、、あなた、、」とこぼしこと切れます。これはどちらに言った言葉なのでしょうね??剣心を伴侶として呼んだのか、それとも(あなたの仇を打てなくて、愛してしまってごめんね)と許婚の傷に刃を重ねたのか、、、


もう胸が張り裂けそうです!!

そして巴に守ってもらった命、世のために使いそして自分の道を見つけると言った剣心の心の悲しい強さ、、、
この作品を見てからTVアニメ版を見ると時々悲しそうに空を眺める剣心の胸に何が残っているのか、とても想像が膨らみます。

このOVAは超好きな作品でした!!
長々と駄文失礼しました。
誤字脱字は許してください。

投稿 : 2021/01/18
閲覧 : 252
サンキュー:

1

ネタバレ

dFRjS80566 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

心太の消せない大罪

全4話OVA キッズステーションで視聴済み

アナログ時代の作品なんで比率が4:3
作画自体は髙品質に感じます

冒頭 若い女性達が野党に殺される
とてもショッキングなシーンでしたが
う~ん若い女性を即 殺傷しますかね?
ゴブリンスレイヤーの表現が妥当かつリアルだと思いますよ
少年誌 原作なのでそこはボヤケさせたとか?

1人生き残った心太 (ところてん)
アル中気味の 比古清十郎 3代目だったっけσ(^_^;)?
に救われ 剣心 の屋号をつけられるw

大体の展開は 剣心が暗殺者に成り下がり
体よく利用され 国の将来を憂う人達を確認せずに ただ殺戮してる感じ
依頼を受ければどんな相手でも気にせず切る!と言い張ってる時点で危ないね

飛天御剣流の剣技を収めても心が成長してない、殺し屋は
満身からか?油断からか 暗殺対象に頬を切りつけられる

後日 殺害した相手の許嫁と暗殺中に出会い なんてご都合主義
仇と知りつつ
お互い引かれ会う しかし許嫁殺した相手に惹かれる?

紆余曲折後 仇の許嫁 雪代 巴 と夫婦の契りを結び
自らの頬に傷を付け 十字傷のエピソード 回収完了

金に眼が眩んだ 中尾隆聖 役の(名前忘れた) 繋ぎに裏切られ
刺客に襲われ 巴を守れなかった ところてん
うん!名前通りだ! コソコソ暗殺出来ても他人は救えない

しかし美少年 沖田って写真を見た人は黙るよね 😑
美青年 佐々木小次郎 だって70過ぎてヨボヨボ状態で
50代の武蔵に殴り殺されてるし 😟 現実は世知辛いね

この作品でのエピソードはTVシリーズの剣心の過去として 
それ程 齟齬も感じられず
良く纏められてる様に感じます
この後の作品は個人的には何か違くね?って箇所が幾つか目に付きだしますが

投稿 : 2020/12/06
閲覧 : 275
サンキュー:

6

ヴァッハ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こういう雰囲気は好き

るろ剣は個人的にこういう雰囲気のほうが好きです。
ただ少年漫画なのでどうなんだと言われたら口を噤むしかないです。

投稿 : 2020/02/05
閲覧 : 456
サンキュー:

0

cabinmild さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

風流で雅、浪漫あふれる「るろうに剣心」

原作は中学生の頃に読み、テレビアニメはアマゾンプライムで公開されたときに挿話をかいつまんで視聴した程度です。

本作は原作マンガの「追憶編」に準拠しながらも、歴史を別の角度から捉えなおしたような「新約 るろうに剣心」ともいうべき内容です。キャラデザは写実的に変更され、描写は現実感重視となっています。
単体作品として完成されていますので、原作を知らなくても楽しめます。むしろ知らないほうが滑らかに作品世界に没入できるかもしれません(笑)

時は幕末。剣心が時勢の権力に与することを良しとしない飛天御剣流の教えを破ってまで人斬りとして討幕派に参画した経緯、人斬り時代に出会った雪代巴とのうたかたの恋が描かれます。

巴、いいですね。儚い、刹那的、夢幻、薄命美人、そんな言葉がここまで似合うアニメヒロインは他に類を見ないのではないでしょうか。

瀟洒な本筋もさることながら、研き上げた台詞と風流な演出が見事。全4話がそれぞれ四季とリンクしている演出など、情緒深く心憎いです。

たしかに原作やテレビアニメの印象とは乖離が大きいですが、そこを踏まえて見れば、テレビ放送から1年を経て狂い咲いた名作です。

原作では浮きがちだったサブタイトルの「浪漫譚」という言葉が、本作ではぴたとはまっています。胸に響くような重厚な物語を求めている方にお勧めです。

投稿 : 2018/09/02
閲覧 : 364
サンキュー:

2

まつはや さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

物語作画音楽全て高水準

このOVAで1つの物語として完結しているので原作未読でも視聴できます。
キャラデザインがまず綺麗ですね。
作画も安定してます。細かい仕草や表情の変化は丁寧だし、殺陣シーンは滑らかです。
年月を感じさせませんね。

音楽も良いです。自然の音がリアルです。

あと、巴役の岩男潤子さんの演技好きです。
能登麻美子さんとか好きな人はハマるかも。

120分なのでダレもないしぱぱっと見れます。
良い作品です!

投稿 : 2017/10/19
閲覧 : 552
サンキュー:

3

ふろまつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

10年ぶりぐらいに観て

初めて観たのは小学生ぐらいだったかと。
父親が仕事関連で貰ってきた、サンプルDVDだったような…。
当時は、絵柄の違いや歴史的な背景を理解できないなどもあり
「怖くて悲しい」ぐらいの印象だったと思います。

しかし、10年ほど経った今
改めて観てみて、この作品の凄さがようやく分かったような気がします。
愛と憎しみの葛藤など…自分の貧弱な語彙力では、陳腐なことしか書けませんが…

心の機微が本当によく伝わってくる作品でした。

投稿 : 2016/09/01
閲覧 : 391
サンキュー:

0

umecha さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絵が…

原作やテレビアニメと絵柄が違うので戸惑いました。

投稿 : 2016/06/30
閲覧 : 556
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ごち

落ち着いた雰囲気、心に染みる景色
るろうに剣心ってこんなにも渋い作品でしたっけ的な印象
真面目に堅い時代劇やってみた感じ

投稿 : 2016/06/18
閲覧 : 239

ビックリヤングコーン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度見ても飽きない!!

何度、見返しても飽きずに物語に入り込める!この作品は原作ファンじゃなくても感動出来るとovaだと思います!自分的にはお酒を呑みながら見るとなを良しと思える。この作品は色んな感情が深く混ざり合っていってどんな人が見ても何かしら感じてもらえる何かがあると自分は思います!なんでかと言うと自分はこの作品を見て、日本のアニメの技術の凄さを知って心から衝撃を受けたovaだからです。アニメにこんなに感動出来る作品があるのかと思わせてくれた作品です。元々るろうに剣心の話はコミックで知っていましたがその前のエピーソード0的な話は大体しか把握出来ていませんでした。なのでこの作品は自分にとって人生観などを変える刺激を与えてくれたと、行っても過言ではない良作です。酔いが回り始めたのでこの辺で終わります。是非興味のある人は見てくださいー!

投稿 : 2016/06/04
閲覧 : 345
サンキュー:

4

ああああ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

8.97/10.0

某、アニメサイトの評価は、「8.97/10.0」です。
(2016/06/04時点)

投稿 : 2016/06/04
閲覧 : 281
サンキュー:

0

あすかたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これぞ名作

るろうに剣心は有名な作品ですが、中でもこのOVAは非常に良い出来です。
テレビアニメ版で放送されなかった追憶編をこのクオリティで映像化して頂き、原作ファンとしては本当に嬉しい限りです。
続編の星霜編は残念でしたが。

ストーリーは全体的に暗く、ギャグシーンも無いので疲れているときに視聴するのはおすすめできません。
しかし、全体的に非常に丁寧に作りこまれており、アニメファンなら必見です。
特に心理描写が丁寧に描かれており、登場人物の葛藤や苦しみ、そして心の変化がとてもわかりやすいです。

さらに岩崎琢さんが手掛けたBGMも素晴らしい。
特にIn Memories:KO-TO-WA-RIはこの作品を表していると言っても過言ではありません。

そして映像自体もとても良いですね。
もちろんバトルシーンもあるのですが、テレビ版のように技名を叫んだり屋根より高く飛び上がったりはしません。
斉藤は牙突をしますが、技の名前は叫びませんでした。
シリアスを貫いています。
しかし派手なアクションではないものの、剣術はきちんと形になっており、
見ていて違和感は感じずむしろ細かいところにまで気を配った丁寧な印象を受けました。

古い作品ですが、文句なしの名作です。
是非一度見て頂きたいです。

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 309
サンキュー:

4

ネタバレ

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

65点 緋村剣心が人斬時代のお話

{netabare}原作には描かれなかった過去の話
作画や描写が違いとっつきにくかったけど
ファンには堪らない作品{/netabare}

投稿 : 2016/04/20
閲覧 : 469
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0

なつなつ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

テレビで通常放送されているものとは作画が全く異なるためはじめは抵抗があったが、美しく、質の高い映画を見ているような感じでした。

投稿 : 2016/03/02
閲覧 : 293
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RX-178 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本編より面白い

追憶編は本編より面白い

剣心はずっとうつむいて暗いままなんだけど、その哀愁がすごくいい。

作画も音楽も良くて、ストーリーも良い

投稿 : 2016/02/07
閲覧 : 296
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ネタバレ

大滝政人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いまさらですが

先に出た無印版と後に出た特別版があります。

無印の方はDVD4枚のバラ売り(OVA1~4話)と、
画質を一部向上したBD1枚(OVA全話入り)があります。

特別版はDVD1枚で全話をつなげたものですが、
再編集され変更点も多く見られます。

内容的には、どちらを観ても問題ないですが、
どちらを良く感じるかは人によって変わるでしょう。

本作の魅力については他の人にお任せするとして、
それぞれの違いを簡単にあげてみます。

 無印版

音声や字幕の変更ができ、お得感がある。

しかし英語で観るのはオススメしない…
とにかく無駄に掛け声や悲鳴が入っていて、
そのタイミングも良いとは言いがたい。
なんせ斬られる前から「ぐわ~」みたいな悲鳴をあげたり、
「俺と同様の影の刺客」って奴とのバトルでは、
「ハイッ!」とか変な声を聞かせてくれます。
それから剣心と沖田の声が気になってしまった。

 特別版

まず限定発売なのでレンタル店には置いてないかな?
中古で買うしかないかと。

パッケージにはビスタサイズなんて書いてあるが、
元の4:3の動画の上下を削ってしまっています。
しかしDVDの無印版よりゴミ等が目立ちません。

終盤には25秒ほどの追加シーンがあり、
メイキング映像も収録されているので、
ファンの人は無印版と特別版、
どちらもゲットする事をオススメします。

特別版について、ここから先はネタバレとしますが、
気づいた変更点を全て言う訳にもいかないので、
私的に、どちらのバージョンでもよい場面は除外します。

{netabare}
所司代御一行を斬るシーンでBGMなし。
犬や虫の鳴き声等が追加され、
斬られる音等も生々しい音に変更される。
私は音楽も好きなので無印版の方が良いです。

剣心がスカウトされる前に木を斬る時に、
画面の回転が速く…と言いますか強弱がある。
私的には無印版の方が自然で良いかな。

巴さんとの出会いの時のBGM変更。
細かく言うと、その前のバトルから。
私はサントラも持っているが、
何でこの曲の、その部分を流すんだ?
って感じでした。
問答無用で無印版の方が良いですね。

2Fで寝てる剣心に巴さんが襟巻きを掛ける前に、
襟巻きを取りに行っていた事が分かるが、
無印版では映像的に分かりにくい。
ここは特別版の方が良いかな。

人斬り抜刀斎として最初の殺しをした時、
狛犬が映っている時間が長い。
無印版では、さっさと流れてしまう。
私的には狛犬を、じっくり見たかった(笑)ので、
ここも特別版の方が良いですね。
神社で人殺しデビューした、
罰当たり者って感じが強くなります。
とは言え狛犬が映る前後にも神社の物が映るので、
気合の狛犬を見せたかったのかなって感じです。

巴さんごと斬った後に剣心が叫ばない。
ここは所司代御一行を斬る時と同じで、
昔から賛否両論でしょう。
私は無印版の方が好きですけど。
普段、剣心は物静かなので、
たまには叫び声とか聞きたいのです。

終盤に追加シーンの有り。
これも昔から言われているが、
シーンを追加したせいで肝心のシーンの時、BGMが…。
当然、無印版の方が良いです。

最後のスタッフロールで、
カメラ固定で実写風景が早送りで流れる。
これはちょっと真意を測りかねる。
どちらのバージョンが良いとかの話じゃない。

全体的に判断すると私は無印の方が好きですね。
特別版の方が良いかなと上記した内容は、
テンポとしては悪くなりますし。
…以上です。
{/netabare}

投稿 : 2016/01/27
閲覧 : 483
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4

ittun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

クラウドで

精根尽き果てたため、サクッと見れるのをとおもい観賞
結果大当たりでした
うーん、アダルティ!

他の漫画もこういうの作ればいいのに
見る見ないは各自自由で

投稿 : 2016/01/25
閲覧 : 267
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

the Fourth Avenue Café

るろ剣の追憶編OVA。しかしこれはもう劇場版と呼んでもいいかなと。
本作は剣心が、心太だった頃から池田屋事件までの歴史の中で、1人の女性:巴と左頬にある十字傷についてメインに描かれている。

るろ剣本編自体好きな作品ですが、こちらの剣心の世界も、原作を超えている位の出来栄え。なによりも音と画が血と切なさを匂わせてくるような妖美な雰囲気だけでも、下手な時代劇よりも見応えがあるし、約1時間の中での時間帯効果は素直にありがとうございます。

巴と婚約していた男を切ったときに出来た傷と、巴を守れなかった時に巴に刻まれた傷が、交差してできた十字傷。ただ、これ原作では巴は小刀を落とし、傷がつくと言う描写で留まっているのですが、本作ではしっかり刻み込む。ここが最大の見所ではないでしょうか。

婚約者の仇討ちを遂行する一方で、剣心の剣客としての辛さを感じながら過ごす日々。悲しい出会いの二人にも少しの安穏と安らぎ。ただ、時代の闇は二人にも訪れる。最期の時、巴「ごめんなさい、あなた」二人の愛する人に・・・縦の傷には復讐。横の傷には愛と贖罪の傷を。そんな風に受け取りました。無駄なのりしろを徹底的にカットしたシナリオ。お酒のお供にどうでござるか

投稿 : 2015/11/26
閲覧 : 655

まち猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わったあと病んだ

原作とは別として観た方がいいかも。ギャグ系も一切なし。最初から最後まで観入ってしまいました。とりあえず悲しい、何回も観て何度も泣いた。観終わったあとは必ずと言っていいほど何故か病んだりした笑。どうせ実写化するならこっちの方が良かったのでは?と個人的に。※星霜編と合わせての感想。

投稿 : 2015/11/24
閲覧 : 303
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0

すぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

予想外のクオリティー

 これを読む人は本編をある程度知っていると仮定して書かせていただきます。
 漫画は読んでいましたが、アニメは見ていませんでした。技の名前を大声で叫んで相手を倒す話は映像で見るにはリアリティーがなさ過ぎて白けちゃうタイプなんです。ドラゴンボールくらいハチャメチャにやってればきっと細かいことも気にならないんでしょうね。私がこの作品を見ようと思ったのは、OVAであるこの作品はそうした少年漫画的表現が無いというレビューをネットで見かけたからです。
 なぜか。それはこの作品がるろうに剣心本編の前日譚、つまり剣心が殺し屋の時分を描いているからです。雰囲気はとにかく暗い。剣心はずっと暗い面持ちですし、登場人物は呆気無く死にます。この暗さは本編を知っている人にはより驚きを与えると同時に、命の重さを演出しています。またその暗い雰囲気に演技と音楽がよく合うんですよ。トータルで素晴らしいクオリティーを見せています。
 るろうに剣心を知らない方が見ても一級の時代劇ドラマとして楽しめると思います。ぜひご視聴ください。

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 333
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2

chelsea! さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の出来

 剣心の十字傷の謎に迫る過去編です。
率直な感想ですが、このアニメ原作超えてますね。原作が存在しなければ、この作品は生まれることはありません。それは百も承知ですが、それほどアニメとして完成されています。作画・音楽・戦闘・物語どれも素晴らしいです。四季の変化の描写も良いです。あと「和」って本当にいいですね。
この作品はるろ剣を観てなくても一つの時代劇として観れます。
おススメです!

投稿 : 2015/10/23
閲覧 : 272
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0

あすかっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

るろ剣ファン必見

原作既読、アニメ視聴済みです。

テレビ版では追憶編は放送されず、OVAがでましたが非常に良い出来栄えになっています。

まず昔の作品にしては作画がとてもいいです。
戦闘シーンではテレビ版のように「翔龍閃!」などと技名を叫んだり飛び上がったりしませんが、非常によく動き、手に汗握ります。

そして、心理描写が巧みで、キャラクターの心の変化が伝わります。この心の変化はこの物語でとても重要な点であり、このOVAの評価を上げている理由の1つになっているのはいうまでもありません。
その一つ一つがわざとらしくなく、とてもよく作りこまれています。

さらに、岩崎琢氏のBGMがとてもいい。静かだけどどこか切ないBGMは、この物語をとてもよく引き立てています。中でも「In memories "KOTOWARI"」は
この追憶編を代表し、この物語を表現しきった名曲です。


基本原作に沿って物語りは進んでいきますが、原作との相違点もあります。

原作では多少コメディが含まれていますが、OVAでは一切コメディはありません。ずっとまじめです。

さらに、最後剣心の頬に十字傷ができる過程も異なります。個人的にはOVAの方が好きです。

このOVAは何度みても楽しめる非常にいい作品ですので、絵で敬遠せずに是非視聴をしてください。

投稿 : 2015/08/17
閲覧 : 563
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2

黄色のドラえもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

原作とはやや異なっていますが、迫力のある殺陣シーンと壮大なBGMのおかげで素晴らしい作品になっています。近藤勇の「新撰組でござる」という言葉には違和感がありましたが、池田屋の突入と最後のエンディングは鳥肌が立つほどかっこよかったです。原作ファンなら一度は見るべき作品だと思います。

投稿 : 2015/07/31
閲覧 : 276
サンキュー:

3

ichinana さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

俺は・・・・君を・・・・・・

ご存知、和月伸宏先生原作の90年代ジャンプを代表する人気作。
原作の人誅編の中で語られる人斬り抜刀斎の過去編。

多くの方がレビューで書かれていますが、間違いなく原作超え。
「斬る男」、「迷い猫」、「宵里山」、「十字傷」の全4篇。
それぞれが起(春)、承(夏)、転(秋)、結(冬)を担っており、映画にせずあえてOVAにしたことは英断だったと思います。

るろ剣のなかでもダントツの人気を誇り、海外の方も含め多くの方が絶賛していますので、本作の魅力は割愛させて頂きます。
ただ色々な感想サイトを巡ってきましたが、どうやら私のみが感じた深みのある描写についてだけ述べさせて頂きます。

それは椿の花。

椿は武士の家に植えることはご法度なんですよね。何故かっていうと、花の散るさまが斬首に似ているから。
本作でも所々に椿が出て、非常に考えさせられます。今でもどういう意味なのか測りかねる描写があります。

その他は過去レビューされている皆様のおっしゃる通りです。
十字傷については・・・原作超えの一番の理由ですよね。
EDの描写も含めて見るなら間違いなくOVAをお勧めします。

あと最後に。
本作、キャラも少ない中で心に響くセリフはたくさんありましたが、
「名など無用ーーーーーー」は当時をよく表す闇の名言と高く評価しています。言ってみたい・・・・・(←問題発言)

投稿 : 2015/03/28
閲覧 : 318
サンキュー:

7

ネタバレ

白影 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

ひとつの完成された日本の誇るべきアニメ映画

とりあえず。一言。るろうに剣心という少年ジャンプで掲載されていた少年漫画という枠組、垣根を超えた一つの大河ドラマ、時代劇として完成されたお話、アニメーション映画です。

見てない人は是非見るべき映画です。

投稿 : 2015/03/17
閲覧 : 345
サンキュー:

3

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るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編のストーリー・あらすじ

主人公剣心が、“人斬り抜刀斎”になるまでの経緯、雪代巴との出会いから別れ、そして不殺を誓うまでのエピソードが描かれているOVA作品。主人公が技名を叫ぶ等の漫画的な演出は排除され、徹底した脱少年漫画演出が施されている。また、テレビアニメや少年漫画誌では表現が困難と思われる、人が刀で串刺しにされたり、大量の血が飛び散るといった凄惨なシーンも目立つ(DVDでは、最初に「過激なシーンが含まれる」と出てくる)。第1幕 - 第4幕と、追加カットを収録した特別版は、アメリカの年間DVD売上チャートで7位を獲得するという快挙を成し遂げた。(OVA『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 追憶編』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1999年2月20日
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8B%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%AB%E5%89%A3%E5%BF%83_...

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