当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「銀河英雄伝説(TVアニメ動画)」

総合得点
89.2
感想・評価
948
棚に入れた
4066
ランキング
88
★★★★★ 4.3 (948)
物語
4.6
作画
3.8
声優
4.5
音楽
4.2
キャラ
4.5

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

銀河英雄伝説の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ウマ娘と海外の反応のせいで周回すること度々。古典に相応しいエンタメとテーマ性のバランス。

長大な戦記であり、魅力的なキャラを奇跡の超豪華声優陣が演じた歴史的な傑作である本作ですが、そういった甘味以上に重要なのはその民主主義に対する思想性であると私は思います。


コロナの混乱だけでなく、現在の日本は大変な状況です。愛国の名の元に行われる右傾化、年間何万人という自殺者、表向きは健全をうたいながら横行している弱肉強食と自己責任論、不誠実な政治に対する忖度と無気力。


自由民主主義は聞こえはいいですが、国民各人がそれを健全に維持する責任と義務を怠れば簡単に腐敗する。まさに、作中の自由惑星同盟の衰退ぶりを指摘していたヤンウェンリーの言葉が今ほど現実の物になっている時はないでしょう。作中の数々の箴言を単なる言葉にせず、胸に刻んで各人ができる範囲内で精一杯のことをやらなきゃならない時が来ているのかもしれません。


「政治家の仕事なんてせいぜい税金の公平な再分配と、国民の生命と生活を守ることぐらいだよ」


「この世ので何が一番恥知らずで醜い行為か?。それはありもしない愛国心で大衆を煽って犠牲にし、自分達は安全圏で利益を貪ることだ。」


マジな話だけでは本作の魅力は語れないのでキャラ萌えな部分にも少し触れます。私の好きなオーベルシュタインは、おそらく明治の三傑の一人である大久保さんに、ナポレオンの獅子心中の虫にして一番頼りにしていた陰謀家ジョセフフーシェを一摘まみ足したような人物です。故に、愉快で原色で描いたような本作のキャラクターの中で、複雑で決して安易に親しみ難い人物です。


陰謀家で秘密主義者、それでいて無私で徹底的な合理主義者、誰からも嫌われながらもその有能さと国家に対する無私さで一目おかれる男。複雑微妙で、決して最後まで解き明かされない謎を残して去っていく姿は、他の作中キャラの劇的な死とは対称的ながら違った尊厳があります。


そんなロボットのような冷たい人間でありながら、企らまざるどこか皮肉なユーモラスさと魅力を備えているから実に忘れがたい大好きなキャクターなのです。なにより塩沢さんボイスが最強。

投稿 : 2024/11/21
閲覧 : 1031
サンキュー:

31

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人類の歴史は戦争の歴史。

アニメーション制作:キティフィルム三鷹スタジオ、ティー・ピー・オー、ケイファクトリー
OVA第1期 — 全26話(1988年12月 - 1989年6月)
OVA第2期 — 全28話(1991年6月 - 1992年2月)
OVA第3期 — 全32話(1994年7月 - 1995年2月)
OVA第4期 — 全24話(1996年9月 - 1997年3月)

本伝110話外伝52話劇場版3作という異例の大長編OVA。

原作は、田中芳樹によるベストセラーSF戦記小説です。

遠い未来、宇宙に進出し恒星間国家を持つに至った人類は、
地球すら過去の存在として銀河の辺境の一惑星として人々の頭から忘れ去られ、
2つの陣営に別れて絶え間なく戦争を続けてきました。


"ゴールデンバウム朝銀河帝国"

"大帝"ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが建国した専制政治の国。

大衆の熱狂と絶大な支持を基盤に民主的な手続きによって、
銀河連邦の最高権力者に上り詰めたルドルフが銀河帝国皇帝に即位し、
それからは民主主義を弾圧し、功労者には爵位を与えて貴族制度の復活。
特権階級が平民から搾取する圧政を繰り返し、政治は民主主義から中世の時代へと逆行しました。

時代は流れて銀河帝国も老朽化し、
身分制度はしっかり根付いて門閥貴族が特権にあぐらをかき続けていたものの、
民主主義を掲げる“叛徒”を相手にした戦乱による人材の喪失を埋めるためにも、
下級貴族や平民でも能力や武勲によっては高級将校にまで出世可能になり、
依然、貴族と平民の身分の差は分厚いままであるも、
銀河帝国の創成期と比較しても平民への扱いが少しだけマシになりつつありました。


"自由惑星同盟"

銀河帝国初期の恐怖政治に逆らい、
弾圧と虐殺の歴史の中で殺されずに奴隷階級に落とされた者達の子孫が、
アーレ・ハイネセンをリーダーに氷に覆われた監獄惑星から脱出し、
「長征一万光年」を経てバーラト星系に到着し、民主主義国家復活の地とした恒星間連邦国家。

しかし悲しいことに帝国への抵抗の歴史を繰り返しているうちに、
政治家の選挙のためのプロパガンダで出兵をするなど、
民主主義の理念は歪み、政治は腐敗してしまい、
硬直した「反帝国主義国」に成り果ててしまいます。

そんな時代の中、宇宙暦796年/帝国暦487年2月。
アスターテ会戦から物語が始まる、人類の歴史の1ページを記した壮大な軍記物です。

帝国に現れた若く覇気に溢れた金髪の天才“ラインハルト・フォン・ローエングラム”

一見冴えない歴史学者にしかみせない青年だが、
同盟軍人であり最強の用兵家である不敗の魔術師“ヤン・ウェンリー”

この二人を主役にして銀河帝国と自由惑星同盟の両陣営の戦争を軸に物語が進みます。

銀河帝国は初代皇帝ルドルフの貴族趣味で中世ヨーロッパの香りがする封建国家。
また、ラインハルトの元帥府には親友キルヒアイス、ミッターマイヤー、ロイエンタールなど、
若く鋭気に溢れた優秀な提督が大量に集結してまさに精鋭ぞろいです。

自由惑星同盟はアメリカ的な民主主義連邦国家。
物語開始当初は帝国軍の侵略に耐えうる規模の軍隊、そしてビュコック、ウランフなど歴戦の提督たちがいましたが、
政治の腐敗に足を引っ張られたり帝国との争いで戦況が悪化していきます。

また、第三国として莫大な資金力を持つ中立の商業国家フェザーンが裏から戦乱を操り、
漁夫の利を狙っての陰謀を企てています。

この作品は、戦争だけでなく政治体制に対する異なる思想の潮流の対立がテーマになっていて、
考えさせられます。(現実と比べたらデフォルメされていますが)

昔のアニメだけあって、また予算は一説には一本1000万円と言われ、
2期なんか北○鮮作画とか言われていて、はっきりいって作画はかなり地味です!
SF設計やドッグファイトアクションなどを期待すると近年のロボアニメと比べると、
スピードや躍動感では遅れを取りますが、
本質的には群像劇ですので大河ドラマ的な楽しみ方をすれば、
それを補って余りあるほどの濃密な内容です。

銀河声優伝説の異名のとおりに惜しげも無く往年の名優揃いで、
大物声優ですら使い捨てに等しい様々な端役に名を連ねていて、
声優起用においては最高に贅沢な使い方をしています。
登場人物はなんと、660名!恐ろしいですね。

そのなかでやっぱり一番は主役のヤン役の富山敬さん。
彼の温かみのある声と演技は多くのファンを魅了したことでしょう。
ヤン艦隊の面々は個性的なメンバーで艦隊ひっくるめて、
銀英伝ファンから愛されましたね!

本来ならば物語も★5にするところですが、
初期のアニメ独自色のぶんマイナスとさせていただきます。
→でもやっぱり原作に忠実になってからは本当にいいのでキャラともども★5に訂正。

普通のアニメならば、美少年や美少女に萌えるところですが、
このアニメは登場人物の平均年齢が高く、
ビュコック提督とかメルカッツ提督など年長者に味わいのある良いキャラが多くて、
個人的には不朽の名作に値する作品だと思いました。

これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/11/16
閲覧 : 692
サンキュー:

76

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ブラジルから来た少年

“あにこれ”レビュアーさんのお薦めと“密林”サーチのお陰もあって、我が家にも『本伝』(全110話)がやって来た。
カイザーラインハルト陛下に拝顔の栄を賜るは望外の喜びにて…云云かんぬん。
カエサル風に言うなら、「来た、観た、面白“かった”」ということで…。

そこに繰り広げられるは、たった今我々が生きる歴史そのものであり、陳腐さの極みにして気宇壮大、余りにも見事な三文芝居という意味では、スペースオペラの名に恥じぬ大作である。
そして、気分の悪くなる程に符号する“21世紀のリアル”を前にして、その試聴タイミングの良さに半ば戸惑いつつ、これ即ち地球教徒の陰謀?、あるいはルビンスキーが手を廻している?等と、つまりは、作為を巡らす存在の術中にはめられたのではなかろうかと…、あっという間に妄想の沼に引きずり込まれた自分の浅はかさに呆れつつ、2ヶ月に渡る大遠征を楽しんだわけだ。

そんなとち狂った世界にあって、真っ先に触れるべきは、世代的にはと断ったうえで、特別な郷愁と尊崇の念を禁じ得ぬ早世のレジェンド、富山敬氏の想いが乗り移ったかのようなミラクル・ヤンと、その穏やかな語り口で山の如き存在感を示してくれた納谷悟朗氏のメルカッツ提督を筆頭に、数多くの個性豊かな声優陣の名演であろう。
激情に駆られず、何処までも伊達と酔狂を貫く生き様に乾杯である。
それにしても、皆良く飲む。
そういえば、製作委員会にサ○トリーが入っていたな。

加えて、この作品の度し難さは、ヤン・ウェンリィが独白の形をとりながら、「生きた歴史認識」を伝えようとする熱量の半端なさにあるだろう。
金髪碧眼へのコンプレック丸出しのキャラデザはご愛敬として、これでもかと人類、それも近世ヨーロッパ文明史を再び辿るが如き銀河の歴史が綴られてゆく。永遠に創造し破壊する生の肯定、それを阻もうとする宗教の腐敗と都市の爛熟である。
オズワルド・シュペングラーである。
『西洋の没落』である。
原作者によって、この大著が設定のモチーフに選ばれただろうことは想像に難くない。
神聖ローマ帝国、プロイセンに始まるドイツ帝国の興亡、第一次世界大戦の惨禍を目の当たりとして生まれた「未来へ向かう」歴史認識の書である。
それゆえに、まさに当時生まれ落ちた鬼子、アーリア民族の現代的未来的神話の捏造によって第三帝国を予言的に実現しようとしたナチズムの理論強化に利用され、戦後日本においても、GHQによる発禁処分を受けたといういわく因縁を持つ訳だが。

まあ、詳しくはウェブでと言いたいところではあるが、松岡正剛氏の千夜千冊から若干の抜き書きを。

曰く、「あらゆる文化は予定された歴史的運命によって発展し、変貌し、ついに円環をなす」
それは、ゲーテ=ニーチェ的意志による歴史認識の試みであり、植物形態学者でもあったゲーテが言うところの、死んだ自然と生きた自然とが対立共存しているという視点に、ニーチェの、ギリシア神話の酒神ディオニソスのうちに示される陶酔的・創造的衝動と、太陽神アポロンのうちに示される形式・秩序への衝動との対立が円環を成す永劫回帰の視点を代入することで導かれる、生きながら発展してゆく歴史。

何だかよう分からん…。

しかし、これだけは分かる。
死者との対話、相続されてゆく文化という遺伝子。
それは歴史も同じ。
『ブラジルから来た少年』が、再び彼の独裁者と同じ道を歩むとは限らない。
「氏より育ち」ということだ。
劣等感の裏返したる国粋主義の跳梁跋扈を防ぐ道を探す旅は続くのである。
ただ一点、もし今の日本が見習うとするならば、それはきっとトリューニヒト的狡猾さなのかもしれない。

いやいや、それは無いぞ、無いと信じる。

投稿 : 2022/05/18
閲覧 : 363
サンキュー:

11

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人権と民主主義に胡坐をかくと独裁者が生まれる。それが本作のテーマでした。

 あまりアニメ鑑賞に現実世界を投影するのもどうかと思いますが、本作については色濃く政治的主張があるので良いと思います。

 この作品では自由同盟側は、民主主義の腐敗が大きなテーマとして描かれていました。それは、人権と民主主義の上にあぐらをかいてはいけない、ということでです。これはポピュリズムから衆愚化した民衆が政治に無関心あるいは政治的プロパガンダに毒されることで思想的に右傾化してゆくことです。
 会議の心理で、リスキーシフトの結果で決定される戦争…この醜さなども描いていましたね。リスキーシフトとは主戦論つまり行動を起こす方向に会議が心理的に自然に誘導されること…でいいと思いま。

 帝国側は貴族政治の腐敗ですね。選挙によらない権力の世襲による政治腐敗の話です。どちらも今の世界情勢そのものです。


 人権というのは、誰かが与えてくれるものではなく勝ち取るもの。民衆が衆愚化すれば、近代までの東アジア的な官僚のような腐敗や、ファシズム化を招きます。

 そのためにまず我々は独裁を防がなければなりません。そのために表現の自由と選挙制度、三権分立を維持しなければなりません。選挙制度がポピュリズムにつながったとしても、です。
 一部の社会学者や評論家が独裁政権による決断の速さ、IT化やGDP成長率だけみて日本は終わったと語っていましたが、そうではありません。今回の戦争の件や国際情勢の不安定化を見ればわかると思いますが、個人や少数の集団の思想によって樹立・支配された国家は腐敗を守る術がなく、結果的に人権は抑圧、弾圧されます。

 その上で、ポピュリズムはプロパガンダでファシズム化される危険があります。それを防止するのが情報です。どこで何が起こっているのかを知ることです。

 
 権力を掌握しようと思う時に何をやるか。それは表現の自由の規制です。つまり、選挙をコントロールするために価値観を統一することです。組織的な反抗が起きないよう情報を分断することです。政治に興味が向かないよう娯楽を提供することです。でも表現の自由は直接生活に影響がないので、気にしないかもしれません。
 ですが、これで権力が徐々に集中していつか制度にのっとって政治を行っているように見えて、終身大統領のような危険な地位を作ってしまったのがかの国です。あの国がやったのは徹底的な情報操作による思想統制です。

 つまり、もっとも危険な人権侵害は表現の自由の規制です。場合によっては命がけで守らなければなりません。
 ジェシカエドワーズとヤンウエンリーを見たなら、この事は納得できると思います。もちろん私自身がそんな御大層なことができるわけではありませんけど。意識を持つことは大切でしょう。18歳の選挙権も始まりますし。



 さて、本作については、このことが物語の根底にあります。本作についてSF的にどうだ、キャラについて…とかいろいろあると思います。それはそれで優れた作品の楽しみ方としていいでしょう。
 銀河英雄伝は面白いです。宇宙戦争もの、ヒューマンドラマとして優れていると同時に、その根底にあるのは過去の歴史をなぞった政治にかかわる個人や民衆の危険なシミュレートです。

 民主主義は個々人が自ら守らないと、簡単に崩れてしまう、というのが本作の大きなテーマだし、ヤンウエンリーが体現していたことだと思います。人の命そして人権は大切です。でも、大切だからこそ社会を先に考えないと人権はあっという間に弾圧されます。本当に今のSNS上の議論は社会を先に考えていますか?個人の人権有りきになってませんか、という問いかけにも思えます。

 そしてヤンウエンリーは後継者も残しました。そう、個人だけでは駄目です。次世代を育てろ、と。

 アニメで考えさせる作品は貴重です。本作はその点においては18歳までに見るべきアニメの筆頭かもしれません。
 そしてアニメの中身まで政治が口を出すことの恐ろしさですね。それがたとえロリのようなものでも、権力が表現を規制することの危険性を考えてみたいところです。
 この作品の後に「この世界の片隅に」と「火垂るの墓」を見るといいかもしれません。

 また統一された意見に収れんするようなSNS上のポリコレの危険性もまた、感じることができます。

 100話以上ありますが、この事をしっかり学ぶために今だからじっくり見ておきたいですね。私は原作を読みなおします。

投稿 : 2022/03/22
閲覧 : 374
サンキュー:

9

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

銀河の歴史がまた1ページ・・・・・

 今更ながら視聴開始。全110話と結構長いので、ちょっとずつここにメモしていこうと思います。ちなみに
1期(1~26話)2期(27~54話)3期(55~86話)4期(87~110話)
のようです。


SF×宇宙×戦争×群像劇。ゴールデンバウム朝銀河帝国側と自由惑星同盟側でそれぞれの人々の様子や戦争、背景が描かれる様子。前者の主人公がラインハルト・フォン・ローエングラム、後者の主人公がヤン・ウェンリーですね。
・ラインハルト→銀河帝国の貧乏下級貴族、ミューゼル家に生まれた。姉アンネローゼが銀河帝国皇帝の妾姫となった事で困窮から脱するが、最愛の姉を妾にした皇帝、その所業を許す門閥貴族に独占された権力構造に恨みを頂くようになり、腐敗した王朝を滅ぼし社会構造を正すため、幼馴染のジークフリード・キルヒアイスと共に軍に入る。姉の七光りと陰口を叩かれながらもその天才的実力を次第に顕し、数々の功績を認められて皇帝からローエングラムの姓と伯爵号を賜り、なおもその皇帝を倒す為に頂点へ向けて駆け上がっていく。
・ヤン→自由惑星同盟にて商人の息子として生まれた。歴史学者志望だったが両親が諸事情により学費を遺せず亡くなり、タダで歴史が学べる同盟軍士官学校・戦史研究科に入学。ところが同盟の財政事情により戦史研究科が廃止され、不本意にも花形である戦略研究科へと転属となる。卒業して軍後方で事務職に就いたものの評価は芳しくなく、半ば懲罰的な人事で前線に近いエル・ファシル星系に転任する。そこで駐留艦隊の敗北と帝国軍接近という事態に直面し、彼の才能がその意思に反して開花することになる。

1期 
{netabare}この話は基本戦争・政治ですが、戦争に携わる人たちの家庭事情、資源を搾取される平民、または恋人や夫が戦争に駆り出される際の葛藤・死別など、ラブロマンスも結構描かれてます。軍事関係の話は難しく、正直あんまり理解できてません。しかし、自由や正義を語るにおいて考えさせられる話が多く、ハッとさせられることが多いです。

 色んなドラマがありましたが、印象深いのはヤンの親友の婚約者・ジェシカの死やラインハルトの唯一無二の親友・キルヒアイスの死でしょう。俺たちの戦いはこれからだで終わりましたが、どう展開するのでしょうか、、、、、{/netabare}

2期
{netabare}引き続き戦争や政治、正義について語り合いや戦いが繰り広げられます。ラインハルトはずっとキルヒアイスの死を引きずってます、、、しかもヤンも生きていれば、とつぶやいてます。それほど彼は優秀だったんですね。途中、難しい話が続き何度か寝そうになりましたが、最後はラグナロックという戦争に持ち込みました。残酷な死を見届けながらも戦争は終結しました。最終的に、ラインハルトは皇帝の位置に(キルヒアイスと姉のアンネローゼがいないことを悔やんでいたが)、ヤンはフレデリカにプロポーズし結婚しました。また、ついにラインハルトとヤンが会合しましたね。

 これからどうなることやら、、、{/netabare}

3期
{netabare}・ヤン夫妻が新婚生活を始めると思ったらなぜかあらぬ疑いをかけられたり命を狙われたりと、結局戦場に戻ることに、、、
・ラインハルトは働きすぎで過労でよく倒れ、食事もろくにとらないくらい仕事に没頭してる。信念がずっと貫かれててすごい。
・戦争が落ち着き、ラインハルトとヤンが話し合いすると思ったら、その前にヤンが地球教に命を狙われ、まさかの死亡(´;ω;`)
・ヤン亡き後、ユリアンが後を継ぐ。ラインハルトはライバルを失ってかなり悔しがる。

 激動の3期でしたね、、、ヤンの死に方が雑なのがちょっと気になりましたが、悲しいですね。。皆なんだかんだ前を向いているのが良かったです。ここまで来たら、最後まで見届けたいですね(・∀・´){/netabare}

4期、というか全体の感想。
 実は、シーズン3からだれてきて1, 2ヵ月ぐらい間が空いてました。それから久しぶりに見てみたら面白かったので、最後まで見ました。

 結果、ついに全部見終わりました。長かった、、、!でもホントに見て良かったです。
 これからも歴史は続くし、また同じ過ちを繰り返すかもしれません。でも、確実に人類は良い方向へと向かっている。そういった未来への希望を感じました。
 特にロイエンタールとミッターマイヤーの関係が良かった。好感度がかなり上がりました(*^ω^)。
 「俺たちは話し合いですむことを、一体何億リットルの血を流さなきゃいけないんだ?」
 「たったこれだけのことを決めるのに500年かかったのね、、、」このセリフが特に突き刺さりました。

 終盤、二人の赤ちゃんが手を取り合います。僕にはそれが希望の象徴のように見えました。
このアニメの世界もそうですし、現実でも、いつか争いのない平和が訪れる日を切に願います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/03/11
閲覧 : 739
サンキュー:

27

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【ご注意。感想になっていないです】私の中ではアニメからはみ出た存在です

昔々、友人から紹介されました。毎週かな、2本のビデオテープ(記憶が曖昧)が届く、それ以外では決して観れないという触れ込みのアニメ「銀河英雄伝説」です。(結果的にその約束は反故にされ、世に広まりました)
なんじゃそりゃ?と思って友人に借りて観たらドはまりして、以来、5,6周は優にしています。もちろん外伝も全て含めてです。外伝では「螺旋迷宮」がとびっきりの好みです。風間杜夫さんが最高です。「モルダー、あなたは疲れているのよ」ですからw。現在はもちろん全てのDVDを所有していますが、取り出すのが面倒なので、結局配信で観ています。
あ、順番間違えました。友人に紹介されてまず、小説本伝全10巻を購入し読んだのです。あっという間に読んじゃいました。凄かったです。で、ある程度友人手持ちのストックが溜まってからアニメを観た、という順番です。
感想は、膨大なものになるのですべては書けません。書ける方、果たして居られるのでしょうか。
簡単に言うと、「銀河声優伝説」であって、権利上クラシック音源が使えるので使ってみたらそれはそれは素晴らしくて、女性キャラが異常に少なく、オッサン(とお兄さん)ばっかり出て来て、名言がたくさん(単なるうんちくではありません、たぶん)、私はヤン派で、東京のカフェ「イゼルローン」に行きたくて、腹立つキャラ、悲劇的なキャラがたくさん、くらいです。
すべての感想は諦めて1エピソードのみ、感想ではないものを語らせてください。

それは、ジェシカ・エドワード氏とそれに重なる(と私が勝手に思っている)実在の人物についてです。
非業の死を遂げたジェシカの存在は、ヤンにとっても非常に大きいものでした。結ばれるルートもあったと思います。更に、民主主義というものにとっても非常に大きいものでした。
いま、とある衆議院議員に注目しています。名前を出すのはルール違反なので出しません。けど、私はどうしても彼女をジェシカに重ねて見てしまうのです。非業の死なんて絶対させたくないし、いまの日本ではありえないでしょう。しかし、決して孤立させたくない、という思いを強くしています。
この投稿は問題視されるかもしれません。その場合は潔く削除します。いや、自動的に消えているでしょう。
誰かにこの感じ方を強制するつもりも権利もありませんが、心を無にして銀英伝全体をぜひ一度ご視聴ください。そうすれば、世界史・歴史の進展および現代社会に通じる大きなテーマが見えてきます。その一文脈で書かれた事が現実になったと感じているのです。あくまで個人の感想です。
現実とアニメの世界がオーバーラップすることは多いですが(お、ラップも出てきたw)、本作はド直球でこれに挑んだ意欲作です。原作の田中芳樹先生にはアルスラーン(完結済み、外伝の新作期待)や他もあるし、すごい温和な理想的なおじいちゃんだし、目指したい人物像だし、十分ご健康に留意して執筆活動を続けてほしいなって思います。

2022-02-14追記
原作者の田中芳樹氏がネット記事になっていました。ここにはURLは貼れないでしょうから、「田中芳樹 GLOBE+」で出ると思います。とても良い記事でした。

投稿 : 2022/02/14
閲覧 : 411
サンキュー:

12

alphonse さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

不朽の名作

とにかく長い物語ですが完成度は高いです。
登場人物が非常に多くて一度見ただけでは誰なのか
理解するのにも苦労するでしょう。
元が小説なので構成や設定がしっかりしています。
古い作品ということもあって作画はひどいものです。

内容が戦争物なのですが、アニメで戦略と戦術の違いなど
こと細かに描かれているのがすごいです。

投稿 : 2021/10/17
閲覧 : 334
サンキュー:

3

ネタバレ

padatal さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

110話見終わっての感想.....

110話を見終わるにあたって、あまりにつらく苦しい日々が長く続いた。気が重くて見たくないと感じながらも見ないわけにはいかず、重苦しい気持ちの中で見続けた。しかし最終回で、ラインハルトの平穏に満ちた眼、つまり彼の満足した死をみて、キルヒアイスやヤンが死んだ時のように泣くことなく、むしろよかったと思えた。ラインハルトの、敵だけでなく自分自身をも焼き尽くす炎、「神々しい」とまでビッテンフェルトに言わしめる覇気・鋭気は、自分の身を焼き尽くしたあとに穏やかに消えていったのだと。これがヒルダの言う「命数」であった。

(1) ずっとこの世界にいて何が辛かったかといえば、戦争(艦隊戦+白兵戦)・謀略・テロによる人々の死だ。
艦隊戦の戦術・戦略は面白くみられたが、ローゼンリッター、シェーンコップらの斧による白兵戦(特に「血のカスケード」など)は特に残虐で、見るだけでもきつかった。
しかし一番気が重かったのは、政治的謀略、デマの流布、人心の攪乱、(隠れた形での)暴力の煽動、テロ事件などによって、人をはめ、殺していく策謀・策動が進んでいくのをみていた時。どんなに良い意図で物事を進めていても、こうやって謀略をめぐらす人・集団・組織 (特に地球教という宗教的セクト) につぶされる。人間がつくる社会・政治の、それは歴史的常だということなのであろうが、それを知るのはつらく、心が苦しく、何度も押しつぶされそうになった(特にジェシカの死)。
民主共和制のもとでも、いい加減で責任感もない政治家がマスコミをうまく使って世論を操作し、人々の声を弾圧・圧殺していくという描写は、あまりに現実感があって、とても気持ちが落ち込んだ。
また、ヴェスターランドでの核攻撃による大量虐殺については、最後の方になり、ラインハルトの心があらためて自責の念で爆発するというシーンが描かれていた。ラインハルトの心がこわれたあのシーンはいろいろな意味で大変重要だった。
これに比べると、むしろ艦隊戦での攻防は、いわゆる軍記ものでの名誉ある死(ビュコックの死) であり、まさに「英雄伝説」的に受け止められるものだった。
ヤンも言っていたように、500年に渡って銀河帝国と自由惑星同盟の間に戦争が続いていたことは、このような政治的・軍事的状況の中でどれだけ人が死に、苦しんできたのかを物語る。これをずっと描きだすことが、作者が伝えたかったことなのではと思う。そして、最後に両勢力の間の戦争がなくなり、共存する平穏な日々が、皇帝となったラインハルト、そしてヤンとユリアンによってもたらされた(と一応思われる)という意味で、「英雄伝説」なのだと思う。

(2) 民主共和制と専制君主制を正面から現実的に論じている点。これが銀河英雄伝説が他のアニメとは一線を画する点だと思われる。
特にヤンの言葉が中心ではあるが、作中では何度も繰り返し、腐敗して衆愚政治となった民主共和制と、革新的で進歩的な専制君主制のどちらがよりましなのか、という質問が、何度も読者に投げかけられていた。
特に第2期ではヤンの民主制論がユリアンに対して繰り返し論じられ、時に説教ですかと感じられるほどであった。確かにヤンの言うことに間違いはないと感じる一方、作品全体の流れからいくと、開明的な専制君主制の方が、改革の速度も早く、統一性があり、公正な税制と公正な裁判、充実した福祉政策、積極的な公共政策、ある程度の自主性、表現の自由の認可のもとで、よりよい政治を行いうるのではないか、という方向に導かれたような気がする。ラインハルト自身が全く生活においてつつましく、贅沢を最後まで求めなかったということが、銀河帝国が自由惑星同盟よりも腐っていないことを表していたかのようだ。
とはいえ、作者は最終回において、ユリアンからラインハルトへの提案で、今後は憲法をつくり、国会を開設していくことで、専制君主制から立憲民主主義に移行していくことを提言している。ラインハルトはそれをヒルダに託し、立憲制への移行もまたよし、としている。
この意味では、作者は開明的専制君主から民主主義に移行していくという、ヨーロッパの歴史(あるいは日本の歴史) を念頭においていたのかもしれない。
いずれにせよ、ハイネセンという民主共和制の地が自治領として存続したことは、ヤンが帰れる場所ができたとことも合わせ、大変よい結末であったと感じた。

(3) 個人的にとても辛く思ったのは、ラインハルトのトラウマとストレスであった。
ラインハルトはアンネ・ローゼとキルヒアイスという二つの決定的なトラウマにより、その人生が左右され、そしてそのトラウマの煉獄の炎によって自らを焼き尽くしてしまったと感じられた。
まず、小さい子どもの時から母がわりの姉にわがままを言い、大事にされ、愛され、べったりと甘えてきた男の子が、10歳というまだまだ甘えたい、愛されたい盛りの年頃に大好きな姉を奪われてしまったことのとてつもない怒りと憤りと敗北感とトラウマ。
考えるに、ラインハルトはこの時に自分のすべての力、能力、知識を、大切な姉を取り戻す、姉を奪ったゴールデンバウム王朝の打倒、宇宙の支配へと完全に集中し、その力を伸ばすことにすべての力を全集中的に傾け、その中で自分自身を復讐的野心の炎でめらめらと焦がしていくことになった。つまりラインハルトの「命数」は10歳から削れていったのだと思う。だからこそラインハルトは本当の実力をつけ、ミッターマイヤーやロイエンタールを従える力をつけることができた。(まだ外伝はみていません)
そして、20歳の時のキルヒアイスの死だ。・・・・これはもうつらすぎて、思い出すだけで号泣しそうだ・・・。
「キルヒアイスが生きていれば」の言葉を何度作中で聞いたかわからない。キルヒアイス、本当にいい人だった。
しかしここで注目したいのはキルヒアイス自身というより、ラインハルトのとてつもない自責の念である。
対等の友、「マイン・フロイント」としてのキルヒアイスの前では、10歳の時の屈託のないただの少年に戻ってしまうラインハルト。なんでも甘えて、それでも許してくれるキルヒアイスのもとでは、表情や口調まで、まるで違ってしまい、まわりの将らがひいてしまうほどだった。
そしてそのキルヒアイスをヴェスターラント事件の件で「上から」叱責し、銃をとりあげた結果として死なせてしまったラインハルト。自分の甘えによって、10歳から20歳までの人生の月日をともに歩んできた、かけがえのない友の取り返しのつかない死を招いてしまった。この自責の念の大きさを第2シーズン以降、繰り返し繰り返し見ることになるのが、本当につらかった。
特に暗殺未遂事件でヴェスターラントを思い出し、心がこわれてしまったラインハルトの絶望たるや…..。あの時にフロイライン・マリーンドルフがラインハルトの手にかかった赤ワイン(ラインハルトには、キルヒアイスの血に見えていた) を拭いてあげたのは、きわめて象徴的なシーンだったと思う。
その後もキルヒアイスのことを思って自責に苦しむ一方、ヒルダという新たな、おそらく甘えられる存在を得て、正直私は本当にほっとした。
とはいえ、4年間にもわたって、親友を自ら死なせるというとてつもないトラウマを抱えたラインハルトは、どれだけのストレスを抱え続けていたかと思う。これほどの強いストレスの持続があれば、統合失調症のような精神疾患になりそうなところであるが、ラインハルトの場合幸か不幸か、それが自己免疫疾患という身体の病気に展開したわけである。なのでラインハルトが自己免疫疾患で早世したことは、その「命数」がストレスによって急速に失われていたことを考えると、きわめて納得することができた。
ラインハルトは、自分の人生の中で被った強いストレスのもで、まさに自分の身を焼きながら、ゴールデンバウム王朝を打倒し(アンネ・ローゼ)、そして宇宙を手に入れた(キルヒアイス) 。その強い意志、覇気、鋭気にうたれるとともに、それが同時に彼自身の命を削るという犠牲のもとになりたっていたのだとの感慨をもった。

投稿 : 2021/07/26
閲覧 : 550
サンキュー:

4

Ash-Lynx さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

常勝と不敗ってどっちが強いん?

【1期】

絶対王政の帝国軍と民主主義の自由同盟軍の150年にわたる戦争と内部闘争の話

強烈なカリスマ性とリーダーシップを併せ持つ常勝のラインハルトvs戦略の天才ながらも政治が苦手な不敗のヤン・ウェンリー。双国に英雄級の大将が誕生して、クラシックBGMと共に全宇宙の統一を目指して戦うThe・スペースオペラ。

だが単なる戦闘だけでなく、内部分裂や軍事クーデター、民衆の反乱、核兵器による大虐殺、プロパガンダ、暗殺、陰謀、、と大国同士の決戦において起こりうるありとあらゆる要素が登場する。

戦闘もコードギアスみたいな進展の早いチェスのようなものではなく、艦艇は数千~数万隻で構成され敵陣の前線まで数時間〜数日かかるようなかなり長尺で本格的なもの。それ故に交戦間際にも関わらず、指揮官が優雅にレストランでシチュー食ってたりして調子が狂う。

このように始めは展開や戦闘に除長さを感じるが、徐々に多様化していき深みが増して面白くなるスルメタイプのポケモン。

主人公の高貴で挑発的なキャラクター性や親友とのブロマンスやシスコン感など、コードギアスやベルセルクの黄金時代編とかに影響与えてそう。(今作の元ネタもあるらしいけど)

まだ四分の一で序章的な位置付けだけど、ラストにまさかの動きがあった。噛みごたえのあるスルメだね。




━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下名言集


「皇帝の玉座は砂の上に建っているのだ。いずれ皇帝もそのことを思い知る時が来る。」
-ラインハルト

「太陽が沈まぬ内に、沈むことのないよう手を打っておくものだ。」
-フレーゲル男爵

「帝国では一部の貴族が民衆に対して悪政を敷いているが、同盟では民衆に選ばれた政府が悪政を敷いている。一体どちらがタチが悪いんでしょうか。」
-ヤン・ウェンリー

「大義名分同士がぶつかり合う戦いの中にあっては、民衆は常に利用され、常に捨てられる。それがまるで民衆の存在価値であるかのように。」
-ナレーション

「人類の社会には思想の潮流がふたつある。人の命以上の価値があるという説と、命に勝るものはないという説だ。人が戦いを始める時前者を口実にし、止める時に後者を理由にする。それを何百年何千年と続けてきた。」
-ヤン・ウェンリー

「権力とはそれを獲得した手段ではなく、如何に行使したかで正当化されるのだ。」
-オーベルシュタイン総参謀長

「私が幼年学校に入ったのは10歳の時だった。その年齢までは1人前とは言えまい。よって命はとらん。もし成長して私を撃とうとするならそれもよい。実力のない覇者が打倒されるのは当然のことだからな。卿らも同様だ。私を倒すだけの自信と覚悟があるのなら、何時でも挑んできて構わないぞ。」
-ラインハルト


Ende




━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2期】

双国共に大規模な内乱が終結し、新たな面倒事と最終決戦の話

1期より智謀策謀、政治の要素が増してる印象。ちょっとハウスオブカードみを感じる。

ヤン・ウェンリー陣営、フェザーンの登場が増えているのもいいね。一期はラインハルト陣営がメインだったから。

ヤン・ウェンリーは討論でも無敵だな。弱腰と思いきや皮肉もガンガン言えるし^^;

後半は最終決戦だけど、まさかこんな着地点とは…。試合に勝って勝負に負けた、戦術的敗北と戦略的勝利、、かな。

まだ半分だけどもう終わった感覚。これからどうなんのか想像できんわ。少なくとも地球教がやらかしそうな雰囲気はあるけど。

まあとにかく、ジークカイザーラインハルトや。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以下名言集

「国家の構成要員として個人が存在するのではなく、主体的な意思を持った個人が集まってできる社会の一つの方便として国家がある以上、どちらが主でどちらが従であるかは、民主社会にとって自明の理でしょう。」
-ヤン・ウェンリー

「ルドルフの台頭は民衆というものが根本的に自主的思考とそれに伴う責任負担よりも、命令と服従とそれに伴う責任免除を好むという例証であると言えるでしょう。」
-歴史家

「人間には現在は無論大切ですが、どうせなら過去の結果としての現在より未来の原因としての現在をより大切になさるべきでしょう。」
-ルパート・ケッセルリンク

「一本の木も一個の石も避けずに密林に道を拓くことは出来ませんぞ。」
-オーベルシュタイン総参謀長

「あ、ありがとう。なんと言うか…。その…何と言うか…。なんと言うべきか…。」
-ヤン・ウェンリー


Ende

投稿 : 2021/05/04
閲覧 : 541
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ史上最高の群像劇

ラインハルト、ヤンウェンリーの二人の主人公も
それを取り囲む人々もまた主人公として、
人間として活き活きと描かれている今作品。

今から見る、視聴者にとって必要なのは
当時の作画と技術、スペースロマンと話数への耐性のみ笑

見終わった時に、登場人物達と沢山の奇跡を
乗り越えてきたことを実感するだろう。

若い人にも堪えて最後まで見てもらいたい、
素晴らしい作品です。

投稿 : 2020/09/06
閲覧 : 419
ネタバレ

EdCcC70066 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バブル時代に作られた再現不可能な超大長編アニメ

近年リメイクされましたが制作費の都合か不満点が多く視聴に耐えませんでした
旧作である本作にもいくつかの不満点はありますが全10巻の小説を原作としており昔の超長編アニメの中でも突出した完成度で現在でも充分に視聴に耐える名作だと思います

現実に存在した様々な政治形態の下、数多くの登場人物が登場しますがそのどれもが魅力的です
適性年齢としては高校生〜大学生ぐらいでしょうか
中高年の方には少々物足りないかも知れません

映像作品としてはあまりにも長いので流し見でオーディオドラマとして片手間での視聴がオススメです
それでも問題ないぐらいセリフ密度が高い
音楽と声優の質がとても良質なので一見と言うか一聞の価値があります


見所としては
・クラシック音楽が流れる独特の艦隊戦
・OP曲ED曲
・立憲君主制vs民主主義(衆愚政治)vs
資本主義(巨大軍需産業+α)の三つ巴
・矛盾を内包している登場人物がとても多い点
・各勢力内において常に対立勢力が燻っている点
・今では亡くなられた方も含め名声優が数え切れない程出演されている点


不満点としては
・原作のキャラクター描写を表現し切れていない部分がある
・ {netabare}絶対悪絶対善はないという視点で描かれているのに地球教という分かり易い絶対悪が出てきてしまう {/netabare}
・各描写が古い
・作画が不安定な時がある

かなり古いアニメで外伝を入れると150話を超える超大長編アニメという事もあり旧作を超える水準のリメイクは現在ではほぼ不可能であろうと考えると不満点の殆どは仕方ないものです

特に不満と言えるのは {netabare} 地球教の存在のみです
宗教=狂気的なテロリズムだけを突出して描写するのはいささか陳腐であり勿体無かったのではないかと個人的には思います {/netabare}

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 457
サンキュー:

3

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度見てもいいアニメ!

休みの間に完走・・・
(注)原作未読

君主制vs民主制の宇宙戦争もの。

古い作品なので簡潔に。
どちらの主張も正しいんだろうけど、見ていると、結局、
ラインハルト率いる君主制の方が結果いいんじゃないかなーと見えてしまった。

ヤンは途中で暗殺されてしまうけど、同戦力でのラインハルトとの対戦が見たかった。

魅力的なキャラクターは帝国側に偏りすぎている感が少し残念。
膨大な時間がある時に一気に見るといいかも。

1回は見て欲しい作品です☆

投稿 : 2020/07/18
閲覧 : 422
サンキュー:

6

森可成 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥閣下風にしてみた

ほう、
卿は「銀河英雄伝説」を見たことがないのか。

私は小説を先に読んでいたが、
アニメから楽しむのも一興かもしれんな。
簒奪の意味はわかるか。
軍曹の上の階級は何だ。
そうか。
わかるのならば問題はなかろう。

言葉で躓くこともあるかも知れないが、
調べながら見ればよいだろう。

しかし思い切ったものだ。
全45巻だぞ。
かつてはお遍路にいくようなものだ、
と言われたこともあったな。

卿の在所の傍にレンタルショップは
あるのだろうな。
遠いと随分苦しい思いをするぞ。

なに。
サブスクだと。

キルヒアイス、サブスクとは何だ。


馬鹿な。
フェザーンから超光速通信で
配信されているというのか。
しかも定額で見放題だと。

では一気に6巻まで借りて、
その日の内に返却、続きを借りて
店員に苦笑された俺の屈辱は何だったのだ。

最寄りのレンタルショップで
13巻がいつまでも返却されず、
その後二度と使わなかった
地元資本のレンタルショップ会員に
なった俺の苦労は何だったのだ。

いや、大丈夫だ、キルヒアイス。
少し驚かされただけだ。
こんなことでは姉上に笑われてしまうな。

そうか、家にいながらにして、
「銀河英雄伝説」を一気見出来る時代がきたか。

卿はよい時に興味を持ったということだな。

内容については、あえて触れまい。

とにかく長い戦いになる。
卿が勝利することに私は賭けようではないか。

なに。
勝利か、
死か、だと。

違うな、
勝利か、
より完全な勝利か、だ。

ご苦労だったな。
では下がってよい。
卿の出征を祝そう。

プロージット

投稿 : 2020/06/17
閲覧 : 660
サンキュー:

34

レモリア さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい作品だ!

本当に素晴らしい作品だと思う!
見ていくほどに興味が出てくる!
しかし、物語が難いため、連続で見ないときつい。また、110話と長いため長期戦を戦う体力を要する。
正直、これを小中学生の頃に見ていたら楽しめなかった。
最後の結末は最近のアニメとは違い、きれいに終わっている。

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 350
サンキュー:

3

ネタバレ

KomcHi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

緻密な設定と世界観に引き込まれます!

見終えました。

銀河系宇宙に進出した未来。
帝国軍と同盟軍の二つの陣営が存在し、その二つは不毛な戦いを止めない。
だがその両陣営に軍才が出てきて、
お互いに戦果をあげ、お互いをライバルと認め、
銀河の歴史を創っていく…… という物語です。


第1部 26話
第2部 28話
第3部 32話
第4部 24話 の計110話で構成されています。

多いなぁと思われるかもしれませんが、
観始めて気に入れば思ったよりも早く見終わりますね。


それぞれの部で衝撃的な展開が用意されていました。

第1部 キルヒアイスの死
第2部 帝国軍の銀河統一
第3部 ヤンウェンリーの死 ←特にココ
第4部 ラインハルトの死

ラインハルト、ヤンウェンリーのダブル主人公なのに、
残り20話以上を残してヤンが亡くなった衝撃は凄まじかったです。
ですけど、後にヤン無き同盟軍の人材が大きく成長していく過程も描かれていくので、物語はダレルことなく最終話までいきます。


これほどの大作にも関わらず、
無駄な話もほとんどなく、緻密な設定で世界観にどんどん引き込まれるGoodな作品でした。

設定の中には政治という観点もあり、
度々帝国軍の貴族制を廃止した専制君主と、
同盟軍の腐敗した民主共和の対立も描かれます。
どちらが勝ると明確には言えないものの、
現代の日本の政治体制にも通ずるところもあり、
私的にはとても興味を惹きました。

他にも宗教や人脈、人間関係、忠義、裏切り、恋模様などなど…
様々な観点からもアプローチしていて、
観ている人に響くものが一つはあるのではと思います。

いやぁ~、面白かった(*^-^*)



ー 余談 ー


コロナで大変な時期で、私も自宅に籠る毎日。
不謹慎かもしれませんが、だからこそ作品に出合い観る事が出来ました。
偶然なのか必然なのか。

もし時間に余裕のある方がいらっしゃれば、
是非観ていただきたい作品ですね。

投稿 : 2020/04/30
閲覧 : 371
サンキュー:

21

Pocali さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色んな意味で名作!

思わず台詞を真似してごっこをしたくなる、本当に格好良い、素晴らしい名作。
私はこちらの90年代のアニメ版が大好きなのですが、なかなかハマる人は周りに居ない。

投稿 : 2020/04/23
閲覧 : 370
サンキュー:

5

ネタバレ

じょせふん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

今後二度と生まれないであろう伝説の作品

【視聴日時】
初回 忘れた
2回 年月日
ーーーーーーーーーーーーーーー

見直します

【各話の感想など】
━━1話━━━━━━━━
{netabare}
{/netabare}

【総括】
{netabare}
{/netabare}


【キャスト陣】
{netabare}ラインハルト‐‐‐堀川亮
《べジータほか》
キルヒアイス‐‐‐広中雅志()
アンネローゼ‐‐‐潘恵子
ヤン‐‐‐‐‐‐‐富山敬()
キャゼルヌ‐‐‐‐キートン山田
《ちびまる子ナレーションほか》
ビュコック‐‐‐‐富田耕生()
シェーンコップ‐‐羽佐間道夫()
フレデリカ‐‐‐‐榊原良子()
ヒルダ‐‐‐‐‐‐勝生真沙子()
ミッターマイヤー‐森功至(){/netabare}

ほかキャスト①
{netabare}ロイエンタール‐‐‐若本規夫
《セルほか》
ユリアン‐‐‐‐‐‐佐々木望
《浦飯幽助など》
オーベルシュタイン‐塩沢兼人
《ぶりぶりザエモンほか》
ケスラー‐‐‐‐‐‐池田秀一
《シャアほか》
ジェシカ‐‐‐‐‐‐小山茉美
アンスバッハ‐‐‐‐井上真樹夫
ムライ‐‐‐‐‐‐‐青野武
フィッシャー‐‐‐‐鈴木泰明
パトリチェフ‐‐‐‐塩屋浩三
ポプラン‐‐‐‐‐‐古川登志夫
《ピッコロほか》{/netabare}

ほかキャスト②
{netabare}コーネフ‐‐‐‐‐‐‐鈴置洋孝
グリーンヒル‐‐‐‐‐政宗一成
リンチ‐‐‐‐‐‐‐‐広瀬正志
バグダッシュ‐‐‐‐‐神谷明
《キン肉マンほか》
ブルームハルト‐‐‐‐難波圭一
マシュンゴ‐‐‐‐‐‐中尾隆聖
《フリーザほか》
ブラウンシュヴァイク‐小林修
フレーゲル‐‐‐‐‐‐二又一成
メルカッツ‐‐‐‐‐‐納谷悟朗
《銭形幸一ほか》
シトレ‐‐‐‐‐‐‐‐内海賢二
《》{/netabare}

ほかキャスト③
{netabare}ビッテンフェルト‐‐野田圭一
オイゲン‐‐‐‐‐‐北島淳司
シュトックハウゼン‐永井一郎
《波平ほか》
ゼークト‐‐‐‐‐‐飯塚昭三
トリューニヒト‐‐‐石塚運昇
《オーキド博士ほか》
ラオ‐‐‐‐‐‐‐‐亀山助清
アッテンボロー‐‐‐井上和彦
《カカシ先生ほか》
サイモン‐‐‐‐‐‐飛田展男
《テラザウラーほか》
リヒテンラーデ‐‐‐宮内幸平
フェルナー‐‐‐‐‐堀内賢雄
《》{/netabare}

ほかキャスト④
{netabare}メックリンガー‐‐土師孝也
ルッツ‐‐‐‐‐‐堀勝之祐
ワーレン‐‐‐‐‐岡部政明
ケンプ‐‐‐‐‐‐玄田哲章
《シュワルツェネッガー吹き替えほか》
シュタインメッツ‐石丸博也
《ジャッキー・チェン吹き替えほか》
ファーレンハイト‐速水奨
シュターデン‐‐‐村越伊知郎
エルラッハ‐‐‐‐佐藤正治
トニオ‐‐‐‐‐‐小林通孝
パエッタ‐‐‐‐‐徳丸完
《》{/netabare}

ほかキャスト⑤
{netabare}ラップ‐‐‐‐‐‐‐田中秀幸
ムーア‐‐‐‐‐‐‐平野正人
ミュッケンベルガー‐柴田秀勝
フリードリヒ四世‐‐阪脩
フォーク‐‐‐‐‐‐古谷徹
(アムロほか)
ロボス‐‐‐‐‐‐‐大木民夫
ウランフ‐‐‐‐‐‐大林隆介
レベロ‐‐‐‐‐‐‐家弓家正
サンフォード‐‐‐‐阪脩
ホワン‐‐‐‐‐‐‐肝付兼太
《スネオほか》{/netabare}

ほかキャスト⑥
{netabare}ウィンザー‐‐‐松島みのり
オフレッサー‐‐郷里大輔
ゲルラッハ‐‐‐八奈見乗児
シュトライト‐‐戸谷公次
シュナイダー‐‐目黒裕一
ハウプトマン‐‐掛川裕彦
マリーンドルフ‐中村正
エーレンベルグ‐佐藤正治
ハンス‐‐‐‐‐堀之紀
レムシャイド‐‐小林恭治
《》{/netabare}

ほかキャスト⑦
{netabare}ランズベルク‐‐‐‐塩屋翼
ヴェストパーレ‐‐‐横尾まり
ベルゲングリューン‐田中亮一
ビューロー‐‐‐‐‐村山明
マクシミリアン‐‐‐堀秀行
ミュラー‐‐‐‐‐‐水島裕
リッテンハイム‐‐‐寺島幹夫
ホーウッド‐‐‐‐‐小川真司
ワグナー‐‐‐‐‐‐加藤修
テレーゼ‐‐‐‐‐‐日髙のり子
《タッチの南など》{/netabare}

ほかキャスト⑧
{netabare}ヴァーリモント‐‐中原茂
バイエルライン‐‐大山尚雄
アムスドルフ‐‐‐清川元夢
ドロイゼン‐‐‐‐斉藤茂
レッケンドルフ‐‐安宅誠
ヒルデスハイム‐‐秋元羊介
ボリス・コーネフ‐安原義人
マリネスク‐‐‐‐緒方賢一
ルビンスキー‐‐‐小林清志
ボルテック‐‐‐‐仁内建之
《》{/netabare}

ほかキャスト⑨
{netabare}セバスティアン‐矢田耕司
リンツ‐‐‐‐‐小杉十郎太
レムラー‐‐‐‐秋元羊介
アイン‐‐‐‐‐佐藤浩之
グエン‐‐‐‐‐小室正幸
ルグランジュ‐‐嶋俊介
エベンス‐‐‐‐池水通洋
ストークス‐‐‐岸野幸正
クリスチアン‐‐曽我部和恭
ベイ‐‐‐‐‐‐池田勝
《》{/netabare}

ほかキャスト⑩
{netabare}ブロンズ‐‐‐水鳥鉄夫
エド‐‐‐‐‐田中和実
チュン‐‐‐‐小関一
ボロディン‐‐池田勝
アル・サレム‐北川米彦
アップルトン‐石森達幸
ルフェーブル‐今西正男
コナリー‐‐‐笹岡繁蔵
フーセネガー‐依田英助
レープナー‐‐山下啓介
《》{/netabare}

ほかキャスト11
{netabare}ディルクセン‐‐‐佐藤政道
マリノ‐‐‐‐‐‐荒川太郎
ファイフェル‐‐‐梅津秀行
ハズキ‐‐‐‐‐‐草尾毅
《トランクスほか》
シュタインホフ‐‐勝田久
クロプシュトック‐あずさ欣平
トリアチ‐‐‐‐‐北村弘一
ソーンダイク‐‐‐丸山詠二
クラインゲルト‐‐加藤精三
モンターク‐‐‐‐峰恵研
《》{/netabare}

ほかキャスト12
{netabare}アーベント‐‐高宮俊介
フィーア‐‐‐玉川紗己子
カール‐‐‐‐江森浩子
ドミニク‐‐‐平野文
トダ‐‐‐‐‐大森章督
リンザー‐‐‐稲垣悟
シューマッハ‐中田譲治
《ギロロほか》
ラウディッツ‐徳弘夏生
モーデル‐‐‐菊池正美
ジンツァー‐‐林一夫
《》{/netabare}

ほかキャスト13
{netabare}ザンデルス‐‐佐藤浩之
《》
ウィロック‐‐掛川裕彦
《》
女性兵士‐‐‐大野由佳
家臣‐‐‐‐‐梶哲也
子供‐‐‐‐‐佐藤智恵
総大主教‐‐‐大宮悌二
地下室の男達‐政宗一成
地下室の男達‐古谷徹
地下室の男達‐水鳥鉄夫
地下室の男達‐嶋俊介{/netabare}

ほかキャスト14
{netabare}地下室の男達‐池水通洋
無名‐‐‐‐‐田中亮一
無名‐‐‐‐‐菊池正美
無名‐‐‐‐‐岸野幸正
無名‐‐‐‐‐大倉正章
無名‐‐‐‐‐荒川太郎
無名‐‐‐‐‐北島淳司
無名‐‐‐‐‐秋元羊介
無名‐‐‐‐‐塩屋浩三
無名‐‐‐‐‐掛川裕彦{/netabare}

ほかキャスト15
{netabare}無名‐‐平野正人
無名‐‐大野由佳
無名‐‐中野聖子
無名‐‐鈴木れい子
無名‐‐北川米彦
無名‐‐松尾銀三
無名‐‐半谷きみえ
無名‐‐鈴木砂織
無名‐‐加藤正之
無名‐‐伊藤美紀{/netabare}

ほかキャスト16
{netabare}無名‐‐斉藤茂
無名‐‐丸山知子
無名‐‐山中一徳
無名‐‐小山結香
無名‐‐長畑由美
無名‐‐天城達志
無名‐‐森川智之
無名‐‐吉原丈二
無名‐‐小林通孝
無名‐‐巻島直樹{/netabare}

ほかキャスト17
{netabare}無名‐‐‐‐‐‐冬馬由美
無名‐‐‐‐‐‐巴菁子
クブルスリー‐‐田中信夫
ドーソン‐‐‐‐島田彰
ウィッティ‐‐‐風早祐介
ベーネミュンデ‐藤田淑子
ナレーション‐‐屋良有作
《》{/netabare}

投稿 : 2020/04/19
閲覧 : 308
サンキュー:

1

デルタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「不朽の名作」という言葉の意味を教えてくれる作品

前々から評価が高く気になっていたのですが本伝だけでも全110話という壮大なスケールから手を出せずにいました。
まとまった時間があったのをきっかけにふと見始めましたが、ドハマりしました。
この作品は最初はミリタリ物だと思っていたのですが、それだけではなく政治、宗教などを背景に人間が過去繰り返した歴史を銀河に舞台を変えて、緻密にそして壮大に描いた作品だと視聴後に改めて感じました。
作画こそ80年代の作品ということもあり、現代の作品に見劣りする部分はありますが同時期の作品群に比べればかなり整っていると思います。
素晴らしい脚本とアニメ史上最高レベルに魅力的なキャラクターたちがおりなすスペースオペラ「銀河英雄伝説」には一見の価値があります。
公開から30年以上たった今だからこそ、この銀河英雄伝説は「不朽の名作」に称されるべきアニメだと思いました。

投稿 : 2020/04/18
閲覧 : 355
サンキュー:

4

キャプテン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観る人を選ぶ

何故か、『もっと評価されるべき』の中に入っていた⁉︎

この作品って単純な娯楽アニメじゃないから、
好みがはっきり別れるし好きな人なら高評価なのは当然。

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 362
サンキュー:

3

511 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どんどん引き込まれる!

圧倒的超大作。ユリアンの役者不足感。

投稿 : 2020/02/12
閲覧 : 391
サンキュー:

4

輝らん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい

個人的な意見としては、ここまで素晴らしく完成されたアニメは存在しないと思っています。
悪い点といえば、時々作画が息切れするくらいで、音楽、キャラクター、ストーリー、声優、どれを取ってもここまでの作品はありません。
見終わった後に、何かを心に残してくれる作品であることは間違いないでしょう。110話と長く感じますが、一度でもこのアニメの魅力に取り憑かれてしまえば、110話はむしろ短く感じるかもしれません。どの層にもオススメできるアニメだと思います。

投稿 : 2020/01/31
閲覧 : 192
サンキュー:

6

エイジ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

戦争オタク向けではない

戦争オタク向けと思っていましたが、全然そうではありませんでした。


描写が細かく、戦争や平和や政治について考えさせられる物語です。

アメリカ映画のようなウィットに富んだセリフは嫌味はなく、核心を突いたところもあり、清々しい気持ちになります。

投稿 : 2019/12/30
閲覧 : 277
サンキュー:

3

地球教 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生の教科書

政治とは何か戦争とは何かと勉強になる作品でした。

投稿 : 2019/08/24
閲覧 : 318
サンキュー:

3

ネタバレ

たぬきち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

数十年経っても名作

特に人間関係を楽しむアニメ。
数十年経ってもスペースオペラ系のアニメとしてはトップを独走していると思います。

投稿 : 2019/08/24
閲覧 : 305
サンキュー:

3

魔理亜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私の人生でもっとも大切な作品

万人に認めてもらえなくてもいいです。

原作の壮大な世界観と緻密な設定、魅力あふれる数多のキャラクター達。それをアニメーションという形で視覚化した本作品が四期という長編で最後まで到達してこれ以上の喜びはなかった。

繰り返し観た回数は数えきれません。
至高の作品です。

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 268
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

20世紀アニメの集大成

今更ですが、リメイク版放送前に鑑賞。
本作ですが濃厚なストーリー、壮大な世界観、当時の圧倒的な声優陣で年月をかけ作られた作品です。
戦争、政治哲学、友情、人類て様々なテーマが投げかけられていますが、個人的に感じた究極のテーマは『男とは何ぞや』です
当時、本作を人生の、バイブルとした方々も多く、私の知り合いでは、起業の際、社名を作中の人物の名前を引用してました。当時はわたしも作名しか知りませんでしたが。
単純に男なら観るべき作名だと思います。

リメイク版でどれだけ本作の良さが引き出せるかは期待しますが…

投稿 : 2019/07/30
閲覧 : 237

Chris さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Masterpiece

銀河英雄伝説, also known in English as 'Legend of the Galactic Heroes' is one of the greatest anime series ever made (according to the international community). It is an epic tale of the rise to power of two men born at the right time on opposite sides, leading to a clash of brilliant spectacle that could only be executed with care as an animated original. Nothing can compare to its character development, world building, and shear size with over 300 confirmed cast members. Despite its slow start and outdated artwork, LotGH was very satisfying and enjoyable to watch.

投稿 : 2019/07/12
閲覧 : 238
サンキュー:

5

ユメサーンスーンシ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

長いけど、安定の面白さと魅力的なキャラ達

最近のアニメでは考えられないほどの長さがあり、
見始めの頃は頂上の見えない山をひたすら地道に登ってる気分ですが(・_・;

だからこそ沢山(大量?笑)のキャラクターが登場するにも関わらず、それぞれの魅力やストーリーが複雑に絡まりあう味のある超大作に仕上がっています。
声優さんも豪華です。

話はSF、戦争、政治と男性向けのテーマを扱っていますが、ゆっくりと進んでいくので、今までそういったジャンルを避けていたという女性でも比較的取り組みやすいのではないでしょうか。

古い無骨な映像がちょっと…という方は、最近新しく作り直した方を見るという選択肢もあると思うのですが、個人的には話の内容とこの絵の荒々しさがマッチしている初代をお勧めしたいところではあります。


ぜひ食わず嫌いせず登頂して、推しキャラを見つけて下さい!

投稿 : 2019/06/27
閲覧 : 246
サンキュー:

4

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

単なる銀河戦争を描いた作品にあらず

原作は小説。最初は、銀河を2つに分けた戦争の話だと思っていた。

2つの勢力を「正義」と「悪」と言う単純な構図で描いていないのがこの作品の特徴。

初めて見たのは大学生の時か。その時は理解しきれなかった。今ならよく解る。ちょっと大人向けのアニメ。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 275
サンキュー:

6

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

凄すぎて苦しかったぁ

レビューを参考にすると、政治的・艦隊戦・戦略・戦術などの
キーワードが出てくるので、苦手だと思っていたんですが
あまりに評価が高いのでズーっと気になっていて
少しずつ見るのは性に合わないので、連休中に一気に見ました。

なんという頭脳戦の数々。
戦闘だけでなく、誇りだったり、見栄だったり、立場だったり、
愛する人だったり・・・
それを守るための攻防が凄かったぁ
陰謀とか裏切りだとか負をイメージするものは見ていて苦しくて
やっぱり自分には合わないと思いながらも、続きが気になって
最後まで見てしまいました。
濃厚な作品でした。評価が高いのも納得です。

投稿 : 2019/05/03
閲覧 : 271
サンキュー:

10

次の30件を表示

銀河英雄伝説のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
銀河英雄伝説のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

銀河英雄伝説のストーリー・あらすじ

西暦2801年を宇宙暦1年とした遥かな未来。宇宙に進出した人類は、専制政治を敷く銀河帝国と民主共和政を唱える自由惑星同盟の二大勢力に分かれ、 150年にもわたる断続的な戦争を続けていた。長く不毛な戦いが永遠に続くかに思われていた宇宙暦700年代末、両陣営に2人の英雄が出現する。銀河帝国の貧乏貴族の家に生まれたラインハルトは、姉を皇帝に奪われた事をキッカケとして、銀河帝国を奪い取る野望を胸に軍人となり、出世していく。 一方、敵国である自由惑星同盟にあって、不本意ながら軍人になってしまい、不本意にも関わらず功績を立て続けるヤン・ウェンリー。 一見正反対の彼ら2人の登場により、人類の歴史が大きく展開し始める(TVアニメ動画『銀河英雄伝説』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1990年春アニメ
公式サイト
www.ginei.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E8%8B%B1%E9%9B%84%E4%BC%9D%E8%AA%AC#...

このアニメの類似作品

この頃(1990年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ