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「トップをねらえ!(OVA)」

総合得点
82.8
感想・評価
784
棚に入れた
3426
ランキング
350
★★★★☆ 4.0 (784)
物語
4.2
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.0

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トップをねらえ!の感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度観ても最高

スポ根ロボットアニメ。
劣等生の主人公ノリコ、優秀な皆んなの憧れお姉様とコーチ。
設定はエースをねらえですが、ベタな設定にエーテル理論やら科学的な設定をぶち込んでいるからたった6話でも見ごたえ充分。
インテリヲタのガイナックスらしい作品。
腕組みしてのガンバスター登場シーンに、肉を切らせて骨を断つノリコの戦法は目頭ウルウル。
スタッフクレジットを見ても、今や大先生や代表取締役になってる方々ばかりですごいって!
この監督はあまり好みではないが、トップをねらえだけは別。

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 294
ネタバレ

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

初めて見たけど、切ない。

2018年末に初めて見ました。

本作はSFアニメの最高峰と評価されていることが多いようですが、どちらかと言うと「バカSF」の最高峰かと思います。
(バカSFは、一つの科学的理論を突き詰めまくって、他の理論や物語が破綻してようがお構いなしのSFということで、褒め言葉です)

しかし、今見るとさすがにSF理論も使い古されたもので、わざわざ見るべき作品とまでは感じませんでした。
{netabare}「ウラシマ効果」が引き起こす悲哀が主なSF的テーマですが、それにしてもウラシマ効果を多用し過ぎている気がします。{/netabare}

最終話で、{netabare}1万2千年も時間がずれたのはバスターマシン爆縮により発生したブラックホールの事象の地平線に捕らわれたためらしいですが、そもそも宇宙怪獣の本拠地とされる銀河の中心いて座A*は、巨大ブラックホールがあるので、
・ブラックホール内に宇宙怪獣が生息している場合、自身が外に出ることができない or 出られたとしても何万年もかかる
・ブラックホールの周辺に生息している場合、超重力により進化が非常に早く進むはずで、銀河の中心が生成されて100億年も経っているのでとっくに滅んでいるはずである
ということで、銀河の外れにある地球には何ら影響がないはずでは?と考えてしまいました。{/netabare}
まあそんなことは考えずに熱血アニメとして面白ければ良いんだとは思います。


・以下、切ない理由ですがエロネタでちょっとだけ閲覧注意です。


女の子の裸がやたらと出てきますが、おっ○いの形が80年代風で、エロさは全く感じられませんでした。それよりも、漫画雑誌(80年前後のコロコロやジャンプ)によくあったお色気マンガを、親の目を盗んで読んでいた自分を思い出して切ない気分に…(>_<)

投稿 : 2019/01/18
閲覧 : 412
サンキュー:

30

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1話と6話(最終話)が極端な作品

世界観:6
ストーリー:5
リアリティ:2
キャラクター:4
情感:4
合計:21

庵野秀明氏初監督で、エヴァと同じくガイナックスが制作したSFロボットアニメ作品です。
1988年という時代もあり、作画は良いとは言えませんが、後のエヴァンゲリオンを想起させる表現やシーンがあって惹きつけられる時もありました。

あにこれでの評価も高く、少なくないファンから絶賛されているようですが、私にはいまいち。元々、エヴァンゲリオンが合わないので仕方ないかと思っています。

なので、おすすめはしませんが、とりあえず第一期は6話しかなく手軽に見られるので、アニメの歴史を知る上での教養として見ておいても良いかなと思います。期待しないで見たほうが面白いですしね。

正直なところ1話で止めようと思い、後半が凄いと言われているので辛抱して、5話までも私には響かなかったのですが、最終話でようやく一定の満足を得られました。

以下、ネタバレ含みます。
{netabare} 私は無駄に露出の多いコスチュームに抵抗があるので、主人公たち生徒のハイレグ水着のような制服がまずNG^^; 時代の違いか、2話ではお風呂シーンで乳首までオープンになって驚かされますが、何の情感もないエロはアニメの質を落とすだけです。

1話では、生徒一人ひとりにロボットが割り当てられていて、ロボットで筋トレや組体操をする意味不明なシーンがあり(エネルギーの無駄だし、どうやって供給されているのか?)、エースを狙え!のパロディらしいですが、先生が「コーチ」と呼ばれていたり。

さらに、ロボット操作が一番下手だった主人公は、なぜか宇宙に行く2名の選抜メンバーに選ばれ、努力(おねえさまの鉄下駄で階段を駆け上がるシーンは印象的ですがこれも何に繋がるのか?)と熱血で何とかなるとは思えない成長を見せていき、最後にはガンバスターに乗って地球を救います。

1話はギャグアニメとして見るべきなのでしょうが、物語の進展とともに話はシリアスになっていき、後半はロボットアニメになります。最終話は演出に驚かされ、途中まで年齢のばらばらになった同期とのやりとりなどは良かったかも。

しかし、このアニメの作り手とは根本的な所にズレがあって。主人公が突然自ら服を破ったり、驚愕の時間超越をした後、1万2千年後の地球を飾る帰還を祝う明かりを見て、(なぜこの時に帰ってくるのがわかっているのか、1万2千年後まで覚えていられることができるものか)主人公たちの表情とは逆に、私の気持ちはトーンダウンしてしまいました。

調べてみると、ガイナックスが借金を返すために作った作品で、受け狙いで美少女やサービスシーンを入れていた模様。

自分の感性のほうが少数派なのかもしれませんけど、こういった小細工などしない作品のほうが、自分は好きだと思ったところです。
{/netabare}

<2019.1.10追記>
改めて思い返すと奇抜な作品でしたね。
{netabare}パロディであったり、ロボットで筋トレしたり、鉄下駄履いてトレーニングしたり、ネタ的には面白いかもしれませんが、シリアス重視の私にはどうにも。
後半シリアスになって超展開でまとめるのですが、主人公の成長も急すぎました。
既に書いたとおり、借金返済のためにエンタメに走ったのでしょうが、合理性も意味もない露出が品を落としていると思います。
見どころはガンバスターの戦闘シーンですね。{/netabare}
当時は悪くないアニメだったかもしれませんが今は古典としての存在と思います。

(参考評価:2.8)

投稿 : 2019/01/11
閲覧 : 477
サンキュー:

23

ネタバレ

プランタン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

涙の数だけ強くなる、のか

「トップをねらえ!2」を観てからこちらを鑑賞した。縮退炉の繋がりとか、ノノが服破っていた理由とか、色々得心いった。構成面はわざと似せてるんだな、と思った。

観てよかった。絶賛するのは良く分かる。
1話目の努力・熱血というスポ根ものの要素を入れながら、二話目からガラッと様相を変えていく。2話目では父の死を直視することになり、3話目は相棒の戦死が待ち受ける。それを受けての4話でいよいよガンバスターに搭乗したノリコの勇姿が映える。五話の戦闘は本作のメインと言えるだろう。「うぁぁぁぁああ!」と叫びながら稲妻キックを繰り出し、敵の集中効果を防ぎつつビームを撃ち、窮地をダブルコレダーで切り抜ける。圧倒的な戦力! 暴れ回る作画とはまた違い、ダイナミックな破壊が表現されて観ていて爽快感が味わえる。6話はモノクロで描写され、戦闘シーンも動くというよりはスケッチを重ねていくような手法で描かれ、独特の雰囲気がある。最後まで見れば意図が分かるので、ぜひご覧あれ。

(私的感想)
コーチがカッコいい。6話でカズミが生徒からコーチと呼ばれるシーンはなかなか良かった。

とにかくノリコは1話に1回は必ず泣いているのも面白いというか、人間らしいというか。時にかわいくて、時にカッコよくて、魅力的なキャラクターだった。叫び声が何度聴いても素晴らしい…。

個人的にはどの回も違った見どころがあって楽しめたが、「ガンバスターでの戦闘」は5話以外はほぼあってないようなものなので、スパロボなどから逆引き的に触れた人は物足りなかっただろうとは思う。あとブラックホール生成は便利すぎない?

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 263
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

6話しかないのに見応えが充分過ぎる

庵野監督の名作といったら間違いなくこの作品だろう。
まず、たった6話でノリコの成長がよく表現できている。
最初私はノリコが可愛いという印象だったが今は、カッコいいという印象に変わった。
また、設定が非常に良く作りこまれている。
理解するのに苦労する程だ。
また、時間がかなりとぶことが多いが全く違和感を感じさせない。
最後は泣ける。

投稿 : 2018/09/25
閲覧 : 308
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一本取られた

エヴァで有名なGAINAX制作。全6話。

作り手の情熱を感じられるアニメ。
特におっぱいぷる〜んのシーンなんて、悲しいかな、技術が発達した現在ではありがたみが無いが...当時としてはすごく良いものだったということは、間違いないでしょう!
パロディがふんだんに盛り込まれているらしいけど、自分にはサッパリ分かりませんでした。

そういうわけで、遊びまくってる前半の出来はかなり残念なことになってますけれども、後半の第5話と第6話はよく出来ています。これは全く予想してなかったので面食らいました。
ウラシマ効果がお話の軸になってきますが、脚本と演出が設定を活かしきっているという印象です。
ほんと、観てくれとしか言いようがないですね。人間ドラマもとてもよく描けていて、キャラクターの抱く熱い想い、哀しみそして喜びが伝わってきて...いつ観ても胸がいっぱいになってしまいます。
間違いなく最高のSFアニメの1つです。

投稿 : 2018/08/19
閲覧 : 255

Maskwell さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

アニメ好きなら見ておくべきかも

正直今時の作品が好きな自分としてははじめの数分で何回も挫折していた。
主人公の幼稚さや話の展開が苦手だった。

それでも庵野監督の系譜という意味で見出すと、面白い部分もきっちりあった。
本当にアニメの歴史の一部として個人的には見ておいて損はないと思う。

投稿 : 2018/02/12
閲覧 : 278
サンキュー:

2

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大まかで大掛かり

1988年発売のOVA作品。

宇宙怪獣という脅威にさらされている時代の話。
主人公のタカヤノリコは、故人である宇宙飛行士を父に持ち、宇宙に憧れる女の子。
宇宙に出るための訓練学校に入学するものの、マシンの操作は全然だめで、「全滅娘」と呼ばれる始末。

ところが、学校にやってきたコーチに素質を見出され、パイロット候補に選ばれる。
優秀な生徒たちからの嫉妬に耐えつつも、パイロットになる特訓を始める。

というように導入部はスポ根風味。

ロボットが腕立て伏せやジョギングをしているようなシュールなシーンに、最初はどうなることかと思っていました。
しかし、宇宙に出てからが雰囲気が変わります。


とにかくスケールがでかいですね。
とてつもなくでかい人工物に、圧倒的を通り越した物量。

短いストーリーに対し、数の暴力は効果的です。

「いまさらりととんでもない数字を言ったぞ」
「どうなってるんだこの世界は」

と、世界感に対する興味を否が応でも引き立ててくれます。
やっぱりSFは壮大じゃなきゃ。

また、敵の不気味さや初戦闘シーンのリアリティもお気に入り。
宇宙で戦闘したらこうなるよね、って。


ただ、世界の命運を賭けているプロジェクトにしては軍規が緩く、
敵と戦う時以外にはあまり緊張感がありません。

また、感情をじっくり描いているわけではありません。
ノリコが成長したことは分かりますが、どうして成長したかという部分が分かりにくいです。
そのため、葛藤の解決がわりとあっさりしたものに感じられます。

戦闘描写や熱のこもった演技、最終話の描き方と、
ストーリーより演出を重視しているように見受けられます。

理系としてはおいしいですが、文系としてはちょっと物足りない感じ。
パロディだけではなく、人物描写がもっと繊細であれば良かったです。
しかし、たった6話ということと、時代を考えれば贅沢な話。


さまざまなアニメに影響を与えた作品。
自分でSFを書くとしても影響を受けそうです。

投稿 : 2018/01/10
閲覧 : 665
サンキュー:

50

クロシバ710 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

製作者達だけで楽しんだ恥ずかしい作品

この作品の2年前に製作した「オネアミスの翼」の興行収入が
3.5億円だった時、
その年、映画の興行収入1位はトム・クルーズ主演の「トップ・ガン」
で39.5億円であった。

この作品は、
前作の負債を、返済するために作った作品と言われている。
確かに、この作品には前作になかった、
ストーリーやエンターテイメントが盛り込まれている。

しかし、
タイトル「トップをねらえ」と英語のタイトル「GUNBUSTER」を
組み合わせると、「トップ・ガン」になるというのは、
僕には、ふざけているようにしか見えない。

物語は、始めから終わりまで、
パロディと、お色気と、おふざけの連続である。

ロボットに、腕立て伏せや、腹筋をさせる。
ロボットに、ライダー・キックをさせる。
ヒロインのあこがれの女性に、鉄下駄を履かせ、
トレーニングをさせる。
ヒロイン達に、ハイレグのボディコン戦闘服を着させる。
ヒロインの裸を、意味もなく不必要に露出させる。

製作者たちが、子供の頃見た、アニメや特撮ヒーローのパロディを、
これでもかと言うくらい詰め込み、そしてヒロイン達を好き勝手に、
乱用する。
僕の脳裏には、
彼らが製作室で、これらのシーンを見て、
お腹をかかえて笑っている姿や、よだれをたらしている姿が、
鮮明に浮かんできた。

彼らには、前作の反省など全くないのだ。

宇宙で対戦する敵の数が、
25億、80億、120億と、地球の人口を超えて増えていくのは、
あの頃の、バブルな世の中を象徴しているように感じた。

まだ20代後半の若者達(製作者)に、おじさん達(スポンサー)が、
何億というお金を、何の迷いもなくつぎ込んだ、あのバブル期。

あの頃の若者達の脳が、いかにぶっとび、狂い、理性を失っていたのか、
それを証明する、貴重な資料的アニメだと思った。

投稿 : 2017/11/19
閲覧 : 311
サンキュー:

5

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロボに託した熱き想いは時を越えて……

庵野監督『シン・ゴジラ』地上波初放送を前に、
巷では晴れて大ヒット怪獣映画の関連作となった『エヴァ』一挙放送などが催されています。
私としては庵野作品で巨大な敵の威圧感と言えば、使徒だけでなく、
このOVA作品『トップをねらえ!』の凶悪宇宙怪獣も思い出さずにはいられない存在。


この宇宙怪獣、とにかくデカイ!デカすぎるw
ボスはデカければデカイほど良いという80~90年代前半のラスボス感の極致。
設定見ただけで諦めたくなる圧倒的なデカさ。
さらに取り巻きの雑魚の物量も凄まじい。一億、二億当たり前w
ゴジラの強大さに絶望した方々にも是非、
この宇宙怪獣討伐の無理ゲー感は味わって欲しいなと思います。


古今東西の神話、科学のウンチク、過去のエンタメ作品のオマージュ等を
全力投入して考察したくなる設定をそびえ立たせていく、
監督の作風は、本作でも相変わらず……。
と言うよりOVAという解放区で、色々、たがが外れて絶好調♪

SFオタクを存分にこじらせた末に編み上げた
宇宙は真空ではなくエーテルで満たされているとする“エーテル理論”を軸にした、
科学設定から迸る、熱い解説の数々は、
文系の私が一度、聞いただけでは半分も理解できない感じですが(苦笑)

ワープ移動等を可能にすると同時に、
それでも越え難い壁も人類に突き付ける、硬派な世界観を形成。
知恵熱が出そうな程、設定を詰めて、突き詰めて、苦境を示しておいて、
結局、それを突破するのは、努力と根性だ!ロボットだ!イナズマキックだ!
この明快なノリこそ、ロボットアニメの醍醐味です♪


生脚を曝けた女子の体育会成分と熱血ロボット成分の化学反応を試みているためか、
ロボットも腹筋に、腕立て、ランニング。
さらには{netabare}縄跳びに、組み体操、スパーリングまで披露w{/netabare}
美少女パイロットたちと一緒に汗を流して?作品を温めます。


そして何より熱いのが、
{netabare} 本作が一体のロボットに託した全人類の想いが、時の壁をも突破するという展開。
SFでは、しばしば、長距離移動や時空の歪み等で、
登場人物が浦島太郎になったり、時の流れの相違に男女が引き裂かれたりします。
本作でもまた、時間のズレによる悲哀を表現します。

でも、そこで落ち込むだけで終わらないのが本作の非凡な所。
“ウラシマ効果”上等。例え、時を隔てても、このロボットに賭けたい願いがある。想いがある。
むしろ、ここからが真骨頂。努力と根性だ!スーパーイナズマキックだ!
その情熱が表現されたシーンの数々に胸が熱くなります。{/netabare}

ラストは日本のOVA史上でも屈指の名シーンだと思います。


この庵野作品もまた物語の始まりとなった2010年代が、
今の時代に追いつかれた作品となりました。

が、例えば一体のロボと言う一点に、人類の英知を結集させ、難局突破を目指す。
後年の庵野作品における「ヤシマ作戦」や「ヤシオリ作戦」にも通じるこの熱量。
時を越えても冷めることのないこの熱い魂は、幾千年、語り継がれて行くのだと思います。

投稿 : 2017/11/10
閲覧 : 675
サンキュー:

42

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

『イナーシャルキャンセラー全開・・・よーし、やってみる!!』「死ぬ気?!」「うっ!」「やめてぇぇぇ!」  『パパ、スミス・・・私を守って。』

光速を突破したした宇宙船を作り出した人類は星々を食いつくす宇宙怪獣群体と遭遇。地球人類の存亡をかけて「時」を越える戦いが始まった・・・・


発表(発売)当時、1巻2話収録のOVA3巻全6話作品。
今更どうこういうモノでもない高評価作品ですが、「ロボットオタク(スパロボ系)」なら『一度』は見ておかなければならない『聖典』です。(大層かな?)

本作は色々と逸話のある代物。
・発表された時分は「世間」では全然騒がれてなかったけど、オタクの内々では注目株だった「庵野秀明」氏の初監督ということで期待があったということ。(今じゃもう・・・ネェ)
・その仕事ぶりは当時のチープワンパターンな他作品と比べて「どこか一味違う・こだわりが面白い」というもので(オタクの内々では)定評がありました。
・当時の宣伝コピーは「『トッ〇ガン(ト〇・ク〇ーズの出世作)』と『エースをねらえ!』が一つになった!」というふれこみでしたが、
庵野監督は「エースをねらえ!」は見ていても「トッ〇ガン」は一度も見たことがなかったそうで、本作を見て判るように「エースをねらえ!」の特色が濃厚に出ていますね。
・主題歌は「酒井法子(ノリピー)」、主人公は「タカヤ・ノリコ」、中の人は「日高のり子」と、何かと『ノリコ』づくしなアニメ。
・「トップ」を狙うつもりはなかったのに、口コミ定評でOVAビデオ(VHS)の売上(アニメ部門)も「トップ」になったとか、ならなかったとか・・・etc、etc
・キャラ設定は「超時空要塞マクロス」でお馴染み、「目」が特徴的なキャラの「美樹本晴彦」氏。

SF考証も世界観も、古典SFの引用・1960年代の人間が創造したような未来。1988年に発表された当時から見て所謂「レトロフューチャー」な世界。
・宇宙空間も「真空」ではなく「エーテル」で満たされいるという設定。小難しい物理用語が多数出てきますが、これで宇宙物理学や古典SFに興味を持った人も少なからず多かったのでは? 私?私はサラっと流しましたヨ(笑)ウラシマ・エフェクトは多少判りましたが・・・
(後の太陽フレアが原因で発生したプラズマ雲「ゲドゥルトの海」に覆われた宇宙空間を漂流するハメになった少年少女の葛藤物語『無限のリヴァイアス』なんかを思い出します)
・敵対する「宇宙怪獣」も今まで我々が認識する動物の様な形態概念ではなく知性は無い様で生体本能のみで活動する「デッカイ珊瑚」のようなモノ(最小でも数十メートルの多足昆虫型のモノもある)。そんなモノが数えきれない群体で(体当たりで)襲ってきたらもう・・・ヤッパリ怖い!
・対する人類は「マシーン兵器」と呼ばれる「8m程のロボット」で対抗準備。日々特訓の続くノリコ達。しかしこのマシーン兵器(RXシリーズ)、恐ろしく視界が悪い上にアナログな計器類を読み取ってと勘と予測で動かす効率の悪い兵器。最大の立役者「ガンバスター」が出るまでの「かませ犬」みたいな存在でした(笑)

ドラマの方は主人公・ノリコの(戦いと)成長の物語。
憧れの先輩お姉さま「アマノ・カズミ」、トップ部隊に選抜し冷徹な猛特訓を強いるが信頼厚い「(オオタ)コーチ」、ライバル「ユング・フロイト」、地球に残した親友「ヒグチ・キミコ(名前の由来は周知の通り)」、華と散った初恋の相手「スミス・トーレン(ヤぁってやるぜ!)」、
様々な人と出会い、別れ、時間のズレた世界で再会したりして、ノリコは人類の運命を背負う覚悟を決める!
所々に庵野監督が気いった邦画の演出(「パクリ」じゃないよ「引用」だよ)が使われてたり、庵野監督が好きそうなオマージュがあったりと、思わずニヤリとしてしまったらあなたは間違いなく『オタク』です。

初めて見る方はチョット地味目なストーリーが淡々と続いて飽きるかもしれませんが、とにかく4話「発進!! 未完の最終兵器!」迄は我慢して、我慢して、我慢して~~見て欲しいものです。一気に目が覚めると思いますから。
それで本作を見直す(チョイと気に入った)気になれば後は怒涛の第5・6話に引き込まれることでしょう。

特に第5話「お願い!! 愛に時間を!」は・・・緊迫するドラマと早い展開もさることながら、スパロボ好きには鳥肌が起つ演出!今までの地味目な伏線を吹っ飛ばすような勢いです。(テーマ曲が流れる「アノ」シーンの虜になった人は多いハズ!)
そして第6話「果てし無き、流れのはてに…」は・・・スペクタクル大河ドラマの雰囲気を醸し出した構成。ワザと画面を「アレ」にして最後に・・・・もう涙と鼻水無しにはいられない締め方です。

とにかく「面白く見せる(エンターテイメント)」という意味で「伝説」、又は「教典(大袈裟?)」的な作品だと思います。

投稿 : 2017/11/06
閲覧 : 1794

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おねえさまあれを使うわ!ええ良くってよ!スーパーイナズマキーーック!

1988年から発売されたOVAビデオ3巻 全6話

原作 岡田斗司夫 監督 庵野秀明 キャラ原案 美樹本晴彦 制作 GAINAX

庵野秀明氏の初監督作品。
ジョーホールドマンのSF小説「終わりなき戦い」のオマージュ的作品。

はっきりと言います。すべてのOVAの最高峰の作品、減点など一切ありません、
満点以外考えられません。

タカヤ・ノリコ CV日高のり子
アマノ・カズミ CV佐久間レイ
ユング・フロイト CV川村万梨阿

オオタ・コウイチロウ CV若本規夫
ヒグチ・キミコ CV渕崎ゆり子 勝生真沙子
スミス・トーレン CV矢尾一樹
タシロ・タツミ CV大木民夫

舞台は日本が世界の中心として君臨しているパラレルワールドの近未来。
宇宙に進出した人類は「宇宙怪獣」と呼ばれる物体と遭遇し戦いが始まっていた。
宇宙船「るくしおん」の艦長タカヤ・ユウゾウは初めて遭遇した宇宙怪獣によって艦隊を全滅させられ死亡した。
生き残った部下であるオオタ・コウイチロウは「ヱクセリヲン艦隊」計画の遂行に命を燃やす。

幼かったタカヤ・ノリコは父の帰還が最高の幸せであったが、その日は来なかった。

ウラシマ効果に支配される大宇宙。
人の願いも愛も飲み込んで無慈悲な方程式で人間を突き放す。

太陽系絶対防衛線の戦い ノリコとカズミは炎と燃える。

ノリコの愛は銀河の中心で炸裂する。
人間を裏切った宇宙への反撃のくさびを打ち込む時が来たのだ。

アニメーションの限界を突破した人類史上最大のストーリー。
永久に古びることは無い最高傑作である。


関連作品が大量にあってそれぞれ重要な役割を果たしているようですが、
現在入手困難なものも多いようです。

前日譚を書いた重要と思える小説が二つ
「TOP GUN BUSTER 」 「トップをねらえ!魂」両方とも1,2話を理解するための説明。

PC-88版アダルトゲーム「電脳学園Ⅲトップをねらえ!」
クイズゲームだがヱクセリオン内での生活を楽しめるぬるいエロゲー。

☆トップをねらえ!音楽大図鑑
70年代初頭のソノシート特撮ドラマをイメージしたミニドラマ集。
必殺技「バスターホームラン」などレトロなガンバスターが楽しめる。
☆トップをねらえ!ウルトラ音楽大全集~田中公平の世界
2枚とも素晴らしいSFチックな音楽が楽しめる。現代でも古びないすごい物。
テレビ放送26話を仮定した予告編収録でOVAの感動が倍増する。

PCエンジンゲームトップをねらえ! これはつまらん
プレステ トップをねらえ! 架空の全26話で構成したアドベンチャーゲーム。 

トップをねらえ! NeXT GENERATION メディアミックス作品群。

トップをねらえ!2 15年後から制作された本編の続編OVA全6話。

投稿 : 2017/11/05
閲覧 : 450
サンキュー:

30

ネタバレ

古酒(クース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ガンバスター

ガンバスター! である。
スポ根、ウラシマ効果による、時間のずれ?が見所。あとは

パイオツかな!(しかし、いやらしくない。何故出すのか)

ガンバスターは如何にも旧時代のロボット的なデザインですが
そこはガイナ、動くとやっぱ猛烈にかっこいい訳よ、
ストーリーともかみ合って。

主人公も観ていてイラッとするキャラではないし、
スポ根らしく、まわりもスカッとしてる。

イライラするキャラがいないのは評価対象よ!

全部見てもさほど時間もかからないし、お勧めしたい作品だよ。

投稿 : 2017/02/07
閲覧 : 217
サンキュー:

3

デリダ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロボットに乗って腕立てや鉄下駄兎跳びなどをかます謎の熱血ロボットスポ根SFです!!!

ガイナックス伝説の初期作品としてovaながら不朽の名作と名高いトップをねらえ!
少し前ですが記念としてトップをねらえ!2も制作されましたね
この製作にあたる前年には王立宇宙軍オネアミスの翼が作られたりと
この頃はSF作品でガイナックスの名前が一躍有名になった時とも言えますかね。

この作品なかなか素晴らしい作品です。
男臭く謎の等身大リアリティ作品の(それが良いのだけど)王立宇宙軍とは違って
キャラクターはほとんど女の子だけ愛と勇気が明日を切り開く超王道SF作品です。
前者はアキラなんかの流れも感じられるのに対して
なんだか対照的なようにも感じますね、、この作品それだけじゃないんです
タイトルからして当時ブレイクした作品のもじりだったりすごい作品で
しょっぱなのノリも凄まじいです。
明朝体太文字や超展開などガイナックス節のオンパレードです。
学校で宇宙怪獣撃退用ロケットの搭乗員養成学校なんですが
なぜかロボット腕立て伏せや階段鉄下駄兎跳び、、、etc
バランス感覚、操縦スキル養うならともかく
なんだか違うんですよね、なんかすげー疲れてるし
ずっとこんなんが続くと思いきや、一話で終わります。

ここから一気に本格SFになります。
一気に世界スケール飛び越え宇宙スケールまで飛んでいきます。
製作年代がそうなのですがソ連の人とかもでてきたりして
未来の話なんだけどなあ、と。
生まれた時にはすでにソ連が消滅してた人間としては不思議な気持ちになります。

この後はもう怒涛の展開で胸を熱くさせます。
スポ根根性があれば主人公補正でどうにかなるはずの現実がどうにもならない。
人一人のスケールでは手に負えない現実や敵。
本当に守りたかったものが手から滑り落ちて行く、、、
なぜかこんなスケールまで来てもロケット発射は日本なんですけどねw
特に最終話は本当にすごいです。何がすごいのかっていうとちょっと
言っちゃうと本当にネタバレになっちゃうので何も言えないんですが
度肝を抜かれました。なので作画は文句なしの満点です。
さすが手書きアニメーター地獄の超作画クオリティ暗黒時代の幕開け、、、、
90年代近辺の作画は本当に見てて呻らさせられますが
このカメラワークでこのクオリティを要求する方もすごいなあと、、、

ストーリーが嵐のような怒涛の展開なので少しでも目を離すともう追いつけません。
見逃し厳禁の作品です。

投稿 : 2017/02/04
閲覧 : 811
サンキュー:

7

オヤジですがなにか さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

美少女×ロボット×スポ根

作品名とキャラデザだけで判断すると痛い目見ますよ!
重厚なSF設定に美少女がスポ根ノリで戦う激熱展開満載です。

ガイナックスの代名詞といっていい激熱展開はこれが原点だと言って過言ではないでしょう。
とにかく燃えるシチュエーション、燃える台詞の連続です。

まだ見ていない人は勿体ない!
必見の一作です。

投稿 : 2016/11/29
閲覧 : 244
サンキュー:

8

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私が語るまでもないですね

 他の人のレビューをいくつか見たのですが皆さん熱く語られていますね。
 いい作品でした。年代が古いのであわないかな?と思い視聴したのですがこの時代特有の画ではありますがそれを補った凄まじい画でした。
 最終回の白黒なんて・・・もう・・・すごい・・・
 こういう熱い作品が見たい!もっともっともっともっと熱いのがほしい‼
見ていないのにこのレビューをもしみている人がいたならば




        ハヤクミナサイ

投稿 : 2016/11/21
閲覧 : 220
サンキュー:

2

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あにこれでの高評価は嬉しいけど、レビュー内容には若干の違和感あり

1988年制作でOVAとして発表された本作のレビュー・感想をひと通りザッと読みましたが、本作のミソって、

(1) シナリオ原案(岡田斗司夫)・監督(庵野秀明)で、
(2) 作品舞台が宇宙空間であるとともに、何故か「沖縄」でもある

という点だと思うのですが、それについて触れたレビューが一つも無かったように思うのですが?皆さん気付いていないのでしょうか????

岡田斗司夫・庵野秀明のコンビといえば、自主製作映画(アニメではなく実写ですが)の超有名作『愛國戰隊大日本』(1982年8月制作の8ミリ特撮映画、監督・キャラクター・デザイン:赤井孝美、脚本:岡田斗司夫、メカニック・デザイン:庵野秀明)だと思うのですが?もしかして皆さん見てない???

うーーん?
むしろ私の方が少数派なのかな???

※参考:愛國戰隊大日本(WIKIPEDIA)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E5%9C%8B%E6%88%B0%E9%9A%8A%E5%A4%A7%E6%97%A5%E6%9C%AC
→YOUTUBEなどで検索すれば容易に見れます(全部でたった19分です。私は10年近く前に初めて見ましたが、インパクト強烈だった記憶が・・・)


おっと、本作自体のレビューがまだでした。
テレビ放送なしで、専らコアのアニメ・ファンに購入してもらうことを狙ってOVAとして制作されたという事情から、どうでもいいお色気シーンが多い作品ですが、基本シナリオは毎回外れなしの面白さだと思います。
エヴァンゲリオンの原型となった作品の一つとして視聴価値も高いのでは。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


==================== トップをねらえ! (OVA) (1988年) =================

{netabare}第1話 ショック!私とお姉様がパイロット!? ★  
第2話 不敵!天才少女の挑戦!! ★ 
第3話 初めてのときめき☆初めての出撃 ★ 僚友の戦死
第4話 発進!! 未完の最終兵器! ★★ Gunbuster出撃
第5話 お願い!! 愛に時間を! ★
第6話 果てし無き、流れのはてに… ★★ 「オカエリナサイ」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優良回)2、★(良回)4、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2



==================== トップをねらえ! 劇場版 (1989年) ================

全1話 ★ 4.0 ※66分

投稿 : 2016/09/16
閲覧 : 547
サンキュー:

27

ディルド村田 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も観ています

ローティーンでサントラ買いました
当時の動機は不純です...
ハイレグ気味のブルマの切れ込みに痺れてました

ミドルティーンで深夜放送されたときに永久保存ビデオ録画しました

大人になってDVDdox予約購入しました

10年20年と心の中に大きくなったり小さくなったり
それでも私の中で残っているアニメです

投稿 : 2016/09/12
閲覧 : 262
サンキュー:

7

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

トップをねらえといえば、やはり熱い台詞ですね。名言ばっかり。
「一人一人では単なる火だが、二人あわされば炎となる!」「こぼれた水はまたくめばいい」「奇跡は起きます!起こしてみせます!」
あと、鉄下駄(^^;

当時すっかりSFでは使い古されて、意識することもない当たり前的なものになっていたウラシマ効果を、ここまで中心にすえてこれだけの話を見せてくれたことに、衝撃を受けました。
(ちょっと記憶があいまいだけど)冒頭の父親の「お父さんは光の速さで戻ってくる云々」という台詞から、最後の「オカエリナサイ」まで、ばしっとそれで一本の筋が通っていて、その脚本のすばらしさはもう見事というしかないですね。
世界の一流SFと並べても、まったく遜色ない、日本SFの傑作です。

哀しいのは、もちろん、OP、ED、そして主人公の名前にまで関わっているノリコ(のりぴー(^^;)のことです。。。あの事件をニュースで見たとき、まっさきに「トップをねらえ」のことが思い浮かびました。。。

あ、あと、今LDプレイヤーないので、見れないのだ(>_<;

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 252
サンキュー:

8

-?- さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

SFロボットアニメ 相対性理論を使った良作

隠れた名作、なぜ今まで見なかったのだろうか
監督庵野秀明、エヴァンゲリオン前の作品
自分にとってエヴァよりも好きな作品


物語:宇宙怪獣と人類の壮絶な戦いの話、なんだけど…そこが重要ではない

声優:若かりし頃の若本さん、かっこいいっす

キャラ:お姉さま!、ええよくってよ

作画:すごい綺麗とかってわけではない、最終話が白黒、これにはわけがある

音楽:やっぱり最後が印象的


突っ込みどころは山ほどある
(最初の1話はむしろギャグである、色々な意味で笑える、パロとかなんか混じってるし)
だがこの作品何がそこまで良いと言わせるのかというと
相対性理論を使ったヒューマンドラマであるということ
(簡単に言うとウラシマ効果、わからない人はググってみてね)
それともう1つ、演出の重要さがわかる作品です
(あの最終話の最後はなんとも、もうこういう演出は今はできないと思う)
劇場版は総集編って感じで短くなってます、ざっと見たい人にはお勧めですが
お姉さまとタカヤの親密感が薄い気がします
TV版は余分なところもありますがそれだけ親密感や切ない感じがある感じがしました
(全然別の話ですが、この作品をもとに新海誠の"ほしのこえ"ができたのでは?って思う、それだけ設定は似ている←雰囲気は全然違うけど)


ロボット系、感動作が見たい人は是非おすすめです
宇宙って残酷ね

投稿 : 2016/08/29
閲覧 : 277
サンキュー:

6

ネタバレ

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一本の名作映画を見終わったような

2014/06/09
・綿密に計算されて作り込まれている
・かなり頭脳指数の高い脚本
・最初から最後までノリが転々としつつ面白い
・とっかかりが良く簡単に見始めたら一気に数話で高みに持って行かれる
・キャラ達の熱さに嫌味がない
・エロいカットがエロい
・数話で完結のアニメとしては最高傑作だと思う


2016/08/02 追記

・以前に見ていたが、トップをねらえファンの友人と話していて再度見てみたくなり視聴
・一通りしか見ていなかったので改めて気づくシーンなんかもあり、凄く楽しめた

・全6話という短さもあり、尺の影響か全体的に不自然ではないレベルでキャラは早口で少しも不要なシーンがない
・カット全てに見所があり非常に濃い作品

・1話ではギャグにしか思えないセリフ回しや展開で後々とのギャップを感じて面白い
・「お姉さまが鉄下駄を!?」で爆笑してしまった

・しばしば女同士の争いがあるが激情するだけしてさらっと終わるので嫌な感じがしないのが良い
・ノリコはやっぱり可愛くて魅力的で表情ひとつひとつの変化が心情をダイレクトに表していて見ていて楽しい

・宇宙戦艦内で構成された街、和室やビーチまで登場するが、特にツッコミもなく当たり前に存在している光景が斬新で面白かった
・スミスやユング含め他の搭乗員たちも、あまり語られないまでも背景に多くの闇や壮絶な経験を感じさせるるだけのオーラがあり見ていて緊張感がある
・館長は貫録だけはあるが基本的に危機が発生してから受身なことが多いのが頼りなくて面白かった

・やはり見所はバスターマシン1号2号の合体シーン
・ノリコがカズミを鼓舞し、カズミの未練を乗り越えてから合体までの一連は熱すぎて涙が出そうになるくらい揺さぶられる
・冷静と情熱の押し引きのバランスがよく、カズミのノリコへの立て板に水で指示を出す切り替わり、それに応える気持ちよさがある
・作画の素晴らしさもあり、「合体」することのかっこよさを改めて感じた

・ウラシマ効果はこの作品でほとんど初めて知った
・宇宙での時間の経過という焦点を当てられにくい問題をガッツリ描いているのは珍しいのかもしれない
・他にもウラシマ効果を描いている作品を見てみたくなった

・最終話の白黒演出は最初見た時はDVDの不具合かと思ってしまった(笑)
・しかし彩色を施した上での効果で、完全な白黒ではないんですね
・「オカエリナサト」は屈指の名シーンだと思います

・短い話数でうまくまとまってしっかりSFを味わえる濃密な作品です
・見直してみてよかった

投稿 : 2016/08/02
閲覧 : 344
サンキュー:

15

ネタバレ

ハルヒ激love35 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さすがGAINAX!!

GAINAXが制作したロボットアニメですね。
初代GAINAXの本気とも言えるでしょう!
6話しかないですが、うまくまとめてある作品だと思います。
グレンラガンなどの熱血物が大好きなので、とてもツボりました!
序盤の特訓するところの、スポ根臭さがこれまたいいですね~www
そしてガンバスターがカッコイイ!!ヽ(*´∀`)ノ
スパロボしたくなりましたwww
時代が時代なので作画はあれですが、古い絵でもOKな方はぜひ見てみてください(^-^)

投稿 : 2016/06/19
閲覧 : 283
サンキュー:

1

くるわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

すばらしい!

オタクが作ったSFアニメ

設定や演出は遊び心満載で、SF物、特撮物、ロボットアニメやスポ根アニメ等のパロディや時事ネタ等いろいろなネタ(時事ネタ、内輪ネタはわかりづらいかも)が盛りだくさんです。

ストーリはスポ根+SFってかんじかな。SFは「ウラシマ効果」を題材にしていてしっかりSFしています。構成も絶妙で、見ていくうちに作品に引き込まれていきました。中盤以降は涙なくしてみれない感じのストーリになっています。


こういっては失礼ですが無駄にクォリティが高いのはガイナックスってところでしょうか。

同時期にこの作品をもとにしたエロゲー(脱衣系18禁)をだしたガイナックスってすごいですよね。

投稿 : 2016/05/25
閲覧 : 332
サンキュー:

7

K.S さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かったです。

作画がちょっと無理・・・劇画みたいっていうか・・・
と、思って見ていたんですが、面白かったです。
スポ根?って訳ではないでしょうけど熱かったです。
お姉様・・・

酒井法子の歌、久々に聞きました。
しかし何で服、破るの?

投稿 : 2016/05/15
閲覧 : 226
サンキュー:

5

ネタバレ

yMlmw84708 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

相対性理論

バスターマシンと変な敵との戦いのお話。

亜空間移動ってよく解らないけど、ある程度より速く移動すると時間の進みが変わるって相対性理論のお話。
そのせいでノリコおばちゃんとか呼ばれる。悲しい。
縮退炉とかナディアでも言ってた気がする。
バスターマシン2人乗り。ユング仲間ハズレ。
光速で移動とか移動している物体が完全に見えなくなるだけで時間軸に影響を及ぼすという事はないと私は思いますけど実験で確認されているらしいです。光の速さで移動できれば時間が進まないとかなんとか。

お気に入りキャラ 太田

投稿 : 2015/11/25
閲覧 : 289
サンキュー:

2

ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハニョー♪

エースをねらえ?

{netabare}人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は「宇宙怪獣」と通称される宇宙生物群 (STMC) による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の最強型決戦兵器であるバスターマシン「ガンバスター」の建造を進めていた。
宇宙怪獣との交戦で戦死した提督の娘であるタカヤ・ノリコは、沖縄に所在するパイロットの養成学校に通い、軍人となることを目指していた。彼女の特別な才能を見出したコーチことオオタ・コウイチロウによる厳しい特訓や、同級生による嫉妬やいじめ、憧れの「お姉様」であるアマノ・カズミとの交流といった経験を経て、ノリコは努力や根性によってその才能を開花させ、学校の卒業を待たずしてパイロット候補生となり、戦場である宇宙へと旅立つことになる。
第2話からはライバルとなるユング・フロイトとの出会いや、ウラシマ効果で遭難直後の姿のまま漂流していた父の乗艦との遭遇といった出来事を挟みつつも、物語は宇宙怪獣との戦いへと移っていく。第3話でノリコは親しくなった男性パイロット、スミス・トーレンと心を通わせるが、スミスは「リーフ64会戦」の戦闘で帰らぬ人となる。スミスを失った失意とトラウマで戦えなくなったノリコをよそに、宇宙怪獣に裏をかかれ太陽系への侵入を許したことにより始まった「火星沖会戦」の戦況は絶望的なものとなっていく[5]。共に戦うカズミやユングも追い詰められていくが、辛うじて迷いを振り切ったノリコは、まだ未完成の状態にあった人類側の切り札、ガンバスターに搭乗して出撃する。死闘の末にノリコは不利な戦況を覆し、宇宙怪獣に一矢報いることに成功する。
ノリコとカズミは人類の未来を担うガンバスターの正式なパイロットとなり、「太陽系絶対防衛戦」など二人一組での戦いを続けていく。ウラシマ効果でずれていく地球との時間差を織り込みつつ、宇宙で戦うカズミと不治の病に冒されたコーチとの恋愛模様や苦悩も描かれる。やがて宇宙怪獣の殲滅を決意した人類は、ノリコが搭乗するガンバスターと共に、宇宙怪獣の本拠地である銀河系の中心、いて座A*に宇宙艦隊を送り込む「カルネアデス計画」を実行する[7]。コーチと結ばれたカズミも、最終兵器であるブラックホール爆弾「バスターマシン3号」と共にやや遅れて出立する。
種の存亡を賭けた最終決戦において、人類側は多大な犠牲を払いつつも辛勝するが、ノリコとカズミはバスターマシン3号の爆縮により生じたブラックホールに巻き込まれてしまう。事象の地平面を振り切って脱出する際のウラシマ効果により12,000年が経過し、この時代まで人類が存続していることを半ば絶望視しつつ帰路につく2人であったが、太陽系に辿り着いた彼女らは、12,000年前の英雄の帰還を歓迎する、地球を挙げてのメッセージに出迎えられる。 {/netabare}

投稿 : 2015/11/03
閲覧 : 276
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーの流れが良い。特に1~4話までが秀逸。
毎話に読み切り漫画のような勢いがあり、楽しんで視聴できます。

序盤でいきなりメカが腕立てしたり組体操したりランニングするのはおよそ人類には早すぎるギャグ。しかし、それを差し引いても良い作品ということに変わりはない。
こう思うのには理由があって、それは何かと言うとタカヤ のり子の成長がとても輝いてるんだ。

1話、2話を観れば、のり子は至って普通の女の子として描かれている。本人も何度か口にしているし、実際の行動も心情も平凡そのもの。
そんな彼女がガンバスターに乗り込み、怪獣をやっつける。内容だけ聞けばあまりに陳腐。しかし、それまでの過程の見せ方が非常に良い。

1話2話でのり子の平凡まっしぐら等身大主人公ぶりを見せつけ、3話と4話のAパートを使って主人公の抱く恐怖を視聴者に印象づけてのり子を散々貶めておいてのガンバスター搭乗。この一連の流れには「お!」どころか「おぉぉぉぉぉぉ!!」ってぐらいの勢いがある。

特に初出撃時ののり子の心情はよく表現されている。あそこは作風で誤魔化されてるけど、冷静に考えると結構恐怖を煽られるよ。
トップは主人公やメインキャラだけがシリアスをやってるので、世界観やら設定に違和感を覚えるかもしれませんが、僕は周りまで暗くては楽しめる作品にはなれないように思うので、これでよかったんじゃないかな。
まぁ受け入れ難いギャグもあるけどね。(お姉様が鉄ゲタで走りこんでるトコとか)

のり子の成長物語としては4話までで充分でしたけど、6話も中々。
モノクロ演出は好みの問題なので割愛して、ラストについて。
6話冒頭でお姉様との再会、キミコからの手紙で浦島効果によって自分だけが取り残されたような錯覚に気落ちするのり子を映しておいての「オカエリナサイ」。
同じ時間にはいられなくても想いは通じ合っているのだというメッセージは素直に感動する。

オープン過ぎてエロくなくむしろ乳臭くて健全なサービスシーンも昔の良さが合って個人的には〇でした。いいぞ、もっとやれ。


普段はシュールよりなアニメタッチなシーンも、ひとたびアクションシーンに突入するや、声優陣の熱演によって熱血ロボットアニメに早変わり。
ガイナックスの作風を知る為にも、観て損はない一品。

投稿 : 2015/08/10
閲覧 : 202

雨傘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2015年の今こそ見よう!80年台OVA名作のSFロボットアニメ

GAINAX制作アニメである放課後プレアデスを見て、昔のGAINAX制作モノも見てみたくなって最近見ました。監督はエヴァンゲリオンなどで有名な庵野秀明さんでその初監督の作品です。
トップをねらえ!の6話と続編のトップをねらえ2!の6話だけで、今のアニメに慣れていると短すぎないかと思ってしまいますが構成や見せ方が非常に良く出来ており、とても満足できる作品です。

この作品は初めはスポコン熱血の中にロボット成分が入り込んだような感じで「あれロボット物特有の宇宙などは?」などと思いましたが、努力・友情・熱血・対決そして合体などとても熱いです。それだけではなく恐怖・トラウマ・離別・孤独感そして未来など宇宙・時の広さと深さも感じるなど6話に近づく毎に様々な顔を見せてくれてどの話でも楽しめました。

主人公たちが出る初めは2015年の沖縄、遂に私達が追いついてしまい。いずれは過ぎ去ってしまいますが時の流れもまたこの作品的には重要なので非常に感慨深いです。
これ以上書くとネタバレになりそうなのでこれで終わります。




次は2022年、2032年・・・そして一万二千年後ですかね~

投稿 : 2015/08/01
閲覧 : 686
サンキュー:

6

ネタバレ

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お姉様!

昔エヴァにはまって、そのついでにトップをねらえ!を見ました。
正直エヴァより面白いんじゃないだろうかこれと感じた記憶があります。
で、また最近になってみたくなって見ました。やっぱり面白いね!
名作は何時までも何年経っても名作なのです。

で、物語の概要は、宇宙から怪物が襲ってきてそれをやっつけるぞ!
という流れです。主人公の周りに尊敬するお姉様や、コーチなど、
それはそれは濃いキャラクターが勢ぞろいなのです。

鉄げたをはいて、階段を登るお姉様!なんて素敵なの・・・!

原作は、まさかの岡田斗司夫氏。正直この人の事とっても苦手なので
この人が書いたと思ったら見たくないですが、まあ仕方ない。
我慢我慢。

で、キャラデザが美樹本晴彦氏。この人の絵がとーっても好きなので
見ていてテンション上がる上がる!全然エロくないのにでも、
なんだかちょっとセクシーで、大人っぽいね。
絵柄が古いかもしれないけど、今にはない、魅力がつまってる。
こういう誰にも真似できない絵って素敵だなあ。

作画もとても綺麗で、最後のモノクロで〆るなんて乙な事を
してくれたりします。そういうのって、センスいいなあって思う。
相当大変だったみたいだけど。

長くなりましたが、GAINAXのファンだったり、
庵野監督のファンだったり、なんでもいいのでとりあえず
見て欲しい作品の一つです。

投稿 : 2015/07/26
閲覧 : 324
サンキュー:

7

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スポ根成分×大規模宇宙戦争

所々でOVAの傑作だと薦められるのですが、エースをねらえ(タイトルからしてパロなんでしょうけど)のノリを宇宙規模のロボット戦争にぶっこんできたミスマッチ感が気になって敬遠してたんですよね。
見る前からコレジャナイ感を感じると言うか、体育会系女子のノリをそのまま放り込んでロボットが本当に引き立つの? という疑問がグルグル渦を巻いていたわけです。

結果としては、いやー良かったっす。
スポ根成分と大規模宇宙戦争のミスマッチ感は5巻あたりからは割りとどうでもよくなりました。そして最終巻の展開……。{netabare}オカエリナサイ{/netabare}の文字が出た時は、不覚にもジーンと来てしまった…。
名作と言われる理由がわかった気がします。

ただ、いまひとつノリきれなかった感はありますね…。OVAの傑作と言えば自分の中でジャイアントロボ一択だと決まりきっているので、ハードルが上がりすぎたからかもしれません。流石にGロボほどハイテンションにはなれませんでしたからね…。
体育会系女子のミスマッチ感は最後まで払拭できなかったし、世界観や、敵の宇宙生物という存在だっていまいちピンと来なかった。そのあたりの戦いの過程やノリコ達の成長描写も、もうちょっと丁寧に視聴者に伝えれば傑作!と手放しに讃えられる作品になったかもしれませんが…。足りなかったのは、尺でしょうかね。
脚本レベルは高いし、声優さんの演技だって頑張ってる。ウラシマ効果などの設定もしっかりしてる。こういう作品は好きなはずなんですけどね…。キャラとコンセプトが合わなかったのかもしれない。各巻にちょくちょくあるサービスシーンのエロはいいとしても、何か最終巻の盛り上がるところで{netabare}いきなり胸元を破ったりしてるのはサービスシーン的なアレにしても逆効果になってると思うし。{/netabare}
露骨なエロ描写とか体育会系女子のノリについて来れないタイプの視聴者には結構辛いかも。
話自体は壮大なスケールで非常に面白いので、個人的には時間の少ないOVAではなく1~2クールでじっくりやって、溜めて溜めて溜めた上で最後の余韻を味わいたかったような内容だと思いました。

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 357
サンキュー:

12

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トップをねらえ!のストーリー・あらすじ

人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は宇宙生物群(通称・宇宙怪獣 (STMC))による激しい攻撃を受けていた。その脅威に打ち勝つため、地球はマシーン兵器の後継機であるバスターマシン「ガンバスター」を製造。その搭乗員に選ばれたトップ部隊隊員の一人であるタカヤ・ノリコの双肩に人類の未来がかかる。(OVA『トップをねらえ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1988年10月7日
制作会社
GAINAX
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E3%81%AD%E3%82%89%...
公式サイト
www.top2.jp/top1_dvd.html

声優・キャラクター

日髙のり子、佐久間レイ、川村万梨阿、若本規夫、渕崎ゆり子

スタッフ

監督:庵野秀明、企画・原作・脚本:岡田斗司夫、キャラクター原案:美樹本晴彦

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