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「がんばっていきまっしょい(アニメ映画)」

総合得点
71.2
感想・評価
11
棚に入れた
21
ランキング
1402
★★★★☆ 3.7 (11)
物語
3.9
作画
3.6
声優
4.0
音楽
3.4
キャラ
3.8

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がんばっていきまっしょいの感想・評価はどうでしたか?

pMzNC26468 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

声優の無駄遣い

作画や声優、音楽とお金をかけてる感じは凄くするけど全て噛み合ってなくてテンポ感のズレからくる気持ち悪さが全てを台無しにする

投稿 : 2024/12/02
閲覧 : 56
サンキュー:

0

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ボート競技に打ち込む高校生達の青春を描くアニメ映画

所謂セルルックに寄らずCG作成を探求した画作り、

みんな可愛く描かれてました、

投稿 : 2024/11/16
閲覧 : 31
サンキュー:

2

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

がんばって書きましょい

有名タイトルなんでしょうか?
私は初めて知りましたね。
とりあえずアニメ映画なら見に行こうと思ったのが視聴した理由です。

ただ、面白かった!
3Dアニメぽくはではあるんですが、最近で言えば「ガルクラ」程ではありませんが意外としっかりしていました。
勿論、「ガルクラ」の方が動きはありますが、今作もその点は合格点かな?と思います。

最初のオールが合わない場面では一人一人のオールなどの細かい動きがしっかり描かれていた様にも思います。



後は二宮君はボート部の唯一の男子なんですが、この子は補佐?
男子1人に女子5人って肩身狭そうですよねww
あの電車に乗る距離や砂浜での距離感もなんだかリアルwww
こう言う比率の設定のアニメとかあるけど、リアルに周りが異性ばかりだと、こうなるよなぁ〜って距離感も妙にリアルでしたね。

それに、この子はボートの試合には出れていたのかな?
部活で練習はしてたけど個人戦とかあるのかな?
男子が居ないから出れてなかったとかなら可哀想ですね……

部活でも一緒に花火大会に誘われたりしてたけど「こんな機会一緒来ないよ」って姫にからかわれたりなど弄られ役であると同時に、悦子の練習にアドバイスをくれたりなど優しい男の子ですね。

ただ、部活設立後の梨衣奈に言った、二宮の「よろしく」に悲鳴あげて逃げたり、祭りで悲鳴あげられたりなど、少し可哀想にも見えました。
男性恐怖症だから仕方ないんだけど、コレを二宮の立場で考えたらね。


さて、物語なんですが5人の女の子がボート部を復活させて部活を頑張る青春物語です。
こう言うボートは「新世界より」で早希達が2人乗りで漕いでいたのを思い出しましたww
ボートで言えば「ARIA」もですが、あちらは漕ぐのは1人だからイメージでは「新世界より」のボートを思い出しました。

主人公の悦子ですが、私が1番感情移入したキャラかな?と思います。

彼女は何でも諦めてしまいます。
最初のクラスレースでも勝てないからと途中で諦めてしまいます。
私も少し諦め癖がる部分があります。
「もぅ無理だ」「もぅいいんじゃないか」などの言葉が頭をよぎるのです。

勿論、時と場合はありますが、そう言う言葉は過ぎる……
諦めがいいのは潔いのかも知れませんが、多分私の悪い癖でもあるんだと思います。
そんな自分を変えたいなぁ〜と思い最近は出来るだけ諦めないって気持ちで頑張ってます。

だからこそ、直ぐに諦めてしまう悦子には共感してしまいました。
それでも、試合でビリになって負けたくないって気持ちになり今までは、転校生の梨衣奈に巻き込まれて嫌々始めたボート部でしたが、真剣に取り組みたいと思い始めるのも素敵でした。

試合中に悦子以外のメンバーが逆に諦める場面があります。
それでも彼女は1人ボートを漕ぐ手を止めません。
そして、彼女の心も諦めようとします。

諦めるってさ、辛い事から逃げる手段でもあるんですよね……
諦めた方が楽だ何もしたくないって……
けど、悦子は諦めようとする自分の気持ちに「諦めても……っな訳あるか!」と彼女は自分に打ち勝ちメンバーにも喝を入れます。
結局、ビリだけど、悦子の諦めない気持ちがメンバーにやる気を出させる事になります。

このエピソードを見て、自分の過去を思い出したんですが、中学の体育で先生にチーム訳されてリレーをさせられたんです。
しかも、ペナルティリレーで最下位は給食のプリンを先生に献上なんて言うから皆も死にものぐるいで走るんですが、私の前の子がグラウンド1周走る時にかなり差を付けられてビリで私にバトンが渡った時に3位とはグラウンドのトラック半周差……

正直無理だろコレって思いながら走りましたね……私は短距離走は得意だけど長距離は向かないし、ただプリンを奪われるのは嫌だから諦めないで全力を出して3位とは数秒差でビリでゴールで、私が差を縮めてアンカーの子にバトンを渡したら抜いてくれて3位になりました。
プリンを死守……

この様に、諦めなければ諦めないからこそ見える物があります。

悦子達はやる気を得て、テナはプリンを得た訳ですからね。

誰ですか!今私の方はダサいなって思った人は!
だってプリンを取られたらその日に学校に行った意味が(´ρ`*)コホンコホン
失礼何もありません。

誰ですか!今、プリンは諦めないんだと思った人は!ご褒美系とか貰えるものは諦めません!


悦子が練習中にボートのオールが折れて破片が姫のおデコを掠れて怪我をさせて落ち込みます。
これは、落ち込みますよね。

多分、スポーツは怪我が付き物です。
スポーツをしている人なら多分大なり小なり怪我をする可能性のある事は理解していると思うし、事故はどれだけ気をつけて居ても起きる事も理解していると思います。

それは納得出来なくても仕方ない事ではあります。
ですが……やっぱり怪我をさせちゃうって本人が1番自分を許せないのかな?と思うし仕方ないでは終わらないんですよね。

姫の様に「大丈夫だよ」って笑ってくれてもやっぱり悦子の立場からしたや、「よかったよ、ごめんね」と笑っていつも通りには簡単にいかないよねってのも思いましたね。

その事や、多分恋愛までは確信が持てない気持ちなんだろうけど、悦子が偶然夏祭りで、二宮と梨衣奈が2人で居るところをみたら、ショックだよね……
事情を知らないから2人で抜け出したのかな?とか梨衣奈が男性恐怖症だと解っていても、こう言う場面は不安になっちゃいますよね。

そんなこんな色々な事があって不貞腐れちゃって皆と少し口論になったりとかもね。
こう言うので不貞腐れちゃうこともあるよね。
色々としんどくなるのも青春だからこその苦味と言いますか……
そこで、悦子自身「ボートをする意味」が解らなくなってしまうんですよね。

途中で悦子「こんな事ならボートをやらなきゃよかった」って言葉に梨衣奈が悦子をビンタします。
理由を付ければ色々と有るんだろうけど……
私は自分達の出会いを否定して欲しくなかったんじゃないかな?と思いました。

確かにね、ボートをしなければ今の様に悩む事もなかったかもしれない。
けど、それは自分達の関係を否定する言葉でもあって、ボートがきっかけで出来たからこそ集まった特別な関係で、ボートが無ければ繋がらなかった5人の関係。

梨衣奈はさ、このまま悦子が言葉を吐き続けたら傷付くのは悦子自身であり周りのメンバーだと思ったからビンタしちゃったんだよ。
感情で物を言う事なんて人間当たり前だけど、その事で、冷静になったら自分の言葉や態度を後悔するのも人間ですからね。

これ以上、誰も傷つかないように、皆がバラバラにならないようにしたくて……

梨衣奈もさ、わんわん泣いてるしさ、悦子を叩いた事を後悔してたし、何よりあのビンタをした手は少し弱々しく私には見えました。

彼女自身もきっと辛くても必至に奮ったビンタだったんだよね。
ビンタされた悦子も痛かったかもしれないけどさ、梨衣奈も多分心は痛かったんだよ。
最後は悦子が折ったオールを買い直そうとしたり本当にいい子だなぁ〜ってw


でも、そんな中で悦子は自分がボートをする意味を見つけ出せたみたいです。
多分、「意味」が彼女がボートを頑張れる原動力だったのだと思いました。

結局、その意味は作中で明確な答えは出て居ませんが、多分この5人に出会えた事で知れたボートの楽しさとかそう言うのかも?しれません。

梅子の「これからもボートは続けるの?」に悦子は「わからない」と答えています。
これは、この5人だからボートを続けるけど、この5人じゃなきゃボートをするか考えるってレベルなので、ボートをする意味は「5人の出会い」や「5人の関係性」を得たから、そしてこれからも大切にしたいからって事かな?と感じましたね。


妙子と真優美はお互い不仲でしたねw
不仲は最初だけでしたけどねww
最初はバチバチしてましたが、最後は2人がお互いを口で言う程はお互いに嫌って居ないのも伝わりましたね。

ただ、この2人が入部して来てボート部に名前を貸していただけの悦子の「部員も増えたから」って理由で退部しようとするのは、流石に梨衣奈が可哀想ww
こんな不仲の2人と苦手な男子に挟まれた部活は地獄でしかないですねwww

ボート部に憧れた梨衣奈に巻き込まれた悦子と姫と入部しにきた妙子と真優美の5人のボート部はスタートするんですが、やはり練習しても最初は上手く行かずに初の大会はビリ……
それからしばらくはビリが続きますが、彼女達の練習の成果かビリから脱却します。

そこからメンバーは大喜びしてそれを見たライバルチームの港山高校の舞が「ビリから脱却しただけじゃん」って茶化すけど、ビリから脱却って凄いからね。
強豪校からみたら最下位争いなんて同じに見えるかもしれないけど、ビリからの脱却ってEqual成長です。
目に見える、実感できるくらいの成長って嬉しいしモチベも上がるから個人個人が伸び始めた証でもある訳ですからね。


その点で言うと梅子が理解出来てる気がしました。
最初は彼女は喫茶店で悦子達を見下す様な発言をします。
ソレに対して怒る悦子達のボート部の学校の津三高校のメンバーですが当然です。
「私達は本気でボートに打ち込んでいるの!邪魔しないで」だったかな?違ってたらすみません。

あの言い方はよくないよね。
ただ、梅子はよくそんな津三のメンバーが楽しそうにしているのを見ていて、考え方が変わって来ます。
最初の「アナタ達もレースにでるの?ううん、勇気あるなぁ〜と思って」と話します。

これは多分、津三の普段の練習を見ていて、実力が足りてないのにって意味なのかな?と感じましたね。
それからも何度も何度も力をつけながらレースに楽しそうに参加する津三メンバーを見て梅子は「楽しそう」に見えると話、それが津三メンバーの根本的な強さになっていると話していました。

確かに、楽しむ気持ちって大切ですよね。
結局、嫌々やってる事って成果は出ないし、楽しいから続けよう、頑張ろうって言う気持ちに繋がると私は思います。
勿論、ただ楽しいだけではなく練習をしながらも楽しむそう言う気持ちは大切だと私は思います。

「優勝したい」なんて誰もが持っている気持ちです。
その気持ちは私はどんな人も同じで優勝したい気持ちに大きいも小さいもないと思うんですよね。
だから多分、勝敗を決めるのって多分、それ以外の気持ちと練習と経験の積み重ねだと思います。


梅子の港山高校は強豪校で練習もきっと厳しくて、最初の喫茶店の時も、楽しくお茶をしている津三メンバーに対して、港山はミーティング、きっと梅子も本当は楽しく仲良く強くなりたかったのかな?とも私は感じました。

現に、津三メンバーは最後は港山と一騎打ちが出来るほど強くなりますし、それと同時に、そんな津三高校だからこそ、負けたくないって気持ちも同時に生まれたんじゃないかな?

最後は悦子にも「ボート続けるの?」と話かけてきたりと、彼女の質問は、これからも競い合える間柄で居たい、もしくは大学で同じチームでやってみたいとか、そう言うこれからも変わらない関係で居られたらいいねって言う気持ちから来たものなのかな?と感じました。
ライバルでありいい友達にもなれそうな気がしましたね。

後、梅子が最初に喫茶店で嫌味?を掛けたから津三が纏まったのかな?とは感じました。
最初はバラバラ、やる気のない悦子、付き合いの良い姫、仲の悪く啀み合う妙子と真優美、ボート大好きだけど初心者の梨衣奈、特に目標も無かったバラバラの5人が同じ目標を持てたきっかけになったのも大きいなぁ〜とおもいました。

ラストは悦子達が総体戦で引退するから部員が居なくなり休部扱い?になるらしく最初は後輩が来ないと悩んで居て、悦子がボート倉庫を閉めるシーンが少し切なくて、立て掛けられたボート達も私には寂しそうに写ってしまいましたが最後に後輩が出来たのは良かったですね。
最後はホッとした締め方でした。

さて、まとめに入ります。
今作品を見るか迷っている人はオススメします。
思った以上に面白かったです。

作品にある、諦めない事や、チームで一つの目標に向かう事の喜びや、成長など沢山のメッセージが込められていました。

人間誰しも諦めるし立ち止まりもする。
それでも、諦めないから見えた景色や立ち止まるから気づける事だってある。

頑張っても人生はハッピーエンドが確定している物語じゃない。
作中で彼女達の順位は2位、目標には届かなかった、打倒港山は達成されなかったり
それでも、必ず意味と得られるものがある。
それが経験であり成果であり絆であり沢山の物です。

彼女達は大会の後は後悔はしてなかった。
それは全力を出してやりきったからです。
成果を出せなくても、やり切る事が大切で、成果は出なくてもやり切るから得られる物もあるのだと感じましたね。

ちなみにタイトルはレビューを書く前の私の気持ちです。

投稿 : 2024/11/14
閲覧 : 206
サンキュー:

7

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

頑張るってなんですか?(CV.雨宮 天アンニュイモード)

愛媛県松山市。高校の女子ボート部5人+男子部員1人らの青春を描いた、
敷村 良子氏の同名原作小説(未読)の劇場アニメ化作品(95分)
実写映画、テレビドラマ版も未見。

【物語 3.5点】
淡々とした青春作品の佳作。

特に“泣ける”とか、カタルシスなどは狙わず、
後から振り返った時、心に大切な何かを残す志向の作品。
いわゆる“つまらない邦画”の良い部分が滲み出た渋い一本。

主人公“悦ネエ”は小学校の頃は発育で先行し、何でもトップ取れる、クラスのリーダー格として活躍。
が、中学以降は周囲に追いつき追い抜かれ、凡才化。
以後、何事に対しても諦め癖が付き、怠惰な高校生活を送っている。

そこへ埼玉から転校してきた同級生女子が立ち上げたボート部に、
巻き込まれるように入部し、ボートに打ち込む内に、
徐々に負けた時の悔しさとか、頑張る意義を思い出したり。
ちょっとした思い込みから、ボタンの掛け違いが生じて、仲間とのリズムが合わなくなったりして、
やっぱり自分はダメなんだと思い悩んだり。

主人公の葛藤がドラマチックというより等身大。
ヒロインの心情を我が事として糧にできる。
五人の心を一つにできなければボートが前に進まない「一艇ありて一人なし」の精神が好表現されている。
この辺りが、本原作及びメディアミックスが30年近く語り継がれている由縁なのだろうなとは思いました。

最初、伊予の青空や海を全面に強調したビジュアルから、
何で夏公開にしなかったのだろうと不思議に思いましたが、
結局、本作は感動の夏!というより、
じっくりと青春を味わう読書の秋といった風情の文芸作品なのだと感じました。


構成は1時間半の中に、復活したボート部女子5人+元々活動していた男子部員1人の約1年間を粛々と押し込む。
とは言え、序盤、{netabare} “ダッコ”と“イモッチ”が前触れもなく教室に押しかけて来て、{/netabare} 秒で部員集結イベが終了しちゃった時は、
えらいハイテンポだなと、吹き出してしまいましたw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・萌&レイルズ共作による3DCG作品。

複雑な水の表現はCGならでは。
水面に映る艇と人物の揺らめき、艇のオールの動きに合わせた波紋の動きなどにリアリティがありました。

後は、伊予の海岸の夕暮れは綺麗でしたね。
“海の見える駅”梅津寺駅の踏切は絵になります。
ただ終盤の重要局面で、松山市駅の観覧車にまで乗っちゃうのは、
ちょっと聖地巡礼狙い過ぎな感もありましたがw

それ以上に私が評価したいのが人物の表情描写による心情の掘り下げ。
ボートに打ち込むに連れ、瞳の輝きのレベルから、
吹っ切れた良い表情になっていく悦ネエはベタですが心地良かったです。
私はライバル校のエース・寺尾 梅子の、こっちを気にしている感じの表情が好きでした。
で、やっぱり{netabare} 主人公が挫折した時、キッカケとなる忠言をもたらしてくれました。{/netabare}

最初はバラバラだったオールの動きが、どんどん一体になっていくなど、
映像から言葉以上に、ボート部員たちの成長の手応えを感じられる。
こういうアニメーションには、つい加点したくなってしまいます。


【キャラ 3.5点】
原作から“悦ネエ”などのニックネームは継承するものの、
姓名は一新しているという劇場アニメ版。

原作でも“悦ネエ”以外は掘り下げも少なく、
実写映画、テレビドラマ共に他のボート部員など
主人公以外は比較的自由に改変されて来たという本コンテンツ。

地元の有力企業の令嬢として設定された、兵頭 妙子こと“ダッコ”と井本 真優美こと“イモッチ”は、
仲良く喧嘩する、財力をバックに夏休みは合宿場所を提供するなど、
深夜アニメでもよく出没するカップリング造形。

顧問のじっちゃんにしても、ずっと黙ってボート部員の練習を見守り続けて、
終盤に決定的なアドバイスをする。で、{netabare} かつて国体チーム指導経験のあるスゲー奴だった。{/netabare}
という如何にもスポーツアニメ物でありがちなコーチキャラ。

そして美少女5人に囲まれる爆発必至なポジションにも関わらず、
ボート一筋で鈍感力全開な男子部員・二宮くんw

主人公こそ悩みを口に出して相談しない、
真意についても、表情から推し量る必要があるなど、
文芸作品ならではの繊細な乙女心を体現しますが。

キャラクター全体で見ると、部活アニメ物の一式揃ってますって感じで、
意外と私のような深夜アニメ脳でも付いていけました。

だからと言って、エロいシーンとか期待しちゃダメですw
本作は水着回も温泉回もない真面目な部活物ですから。

とは言え、『ラブライブ!』などの西田 亜沙子さんがデザインしたJKは、
やっぱり艶めかしいです。


【声優 4.5点】
三津東高校ボート部員
艇の先頭から順に、

コックス・佐伯姫“ヒメ”……伊藤 美来
ストローク・村上悦子“悦ネエ”……雨宮 天
3番・高橋梨衣奈“リー” ……高橋 李依
2番・兵頭 妙子“ダッコ” ……鬼頭 明里
バウ・井本 真優美“イモッチ”……長谷川 育美
(以上敬称略)

ナチュラルな演技もできる声優を追求してオーディション選出した結果、
結構な豪華声優陣に。

主演の雨宮 天さんの、心のモヤモヤを言葉にできない感じなども伝わって来ました。
クドいようですが私は、“ナチュラルな演技”くらい、俳優やタレントじゃなくても、今のアニメ声優ならばできると思うんですよね。

アフレコ初心者がよく躓くという、飲む息の中に心情を込める芸当も、この布陣ならば容易い。
それでいて“イモッチ”役・長谷川さんの語尾「~ですわ」のセレブな言葉遣いなど、
濃い目のキャラ作りにも対応する。
何より、コックス・ヒメ役・みっくの「キャッチ、ロー」などの掛け声。
声を張り慣れたキャストの指示は、部員にも心にも良く響きます。

拡大を続けるアニメと実写の中間領域においても、
演技面におけるアニメ声優の優位性が着実に高まっていることを実感する作品でした。

ただ、初日初回の劇場内、私含めて観客3人だけでしたがw
有名タレント起用して宣伝してもコケる。人気声優で固めてもコケる。
アニメ映画興行はごく一部の大ヒット作以外は閑古鳥な難しい企画です(苦笑)


【音楽 4.0点】
劇伴担当は林イグネル小百合氏。
ベースとなる北欧音楽の優しい音色を軸に、
時に女性ボーカルバラードも交えつつ、伊予の風情を演出。
一方でボート競技シーンでは疾走感のあるストリングスで押して来る、
攻守にバランスの取れたBGM。

意外性は「野球拳」のフレーズが随所に挿入されたこと。
私も本作で聴いて調べて初めて知りましたが、
そもそも「野球拳」とは愛媛県松山市の伝統芸能が本元の踊り芸とのことで。
お馴染みのメロディが流れても誰も脱いだりしませんのでご安心?下さいw


主題歌は、僕が見たかった青空「空色の水しぶき」
個人的にプロデュースするアイドルのメンバーがピチピチ(死語w)の10代の内は、
作詞の筆も走る印象の秋元 康氏。
本曲も、オールや“がんばっていきまっしょい”を歌詞に入れて来るなど作品解像度もまずまず。
そんなに宇宙的に歌詞を捻らなくても、ベタな言葉で良い青春曲は書けるという感じの佳作。

秋元氏は、眩しいJKの青春劇に、さらに興が乗ったというわけでもないでしょうが、
同グループによる挿入歌「マイフレンズ」も作詞提供。


ところで脱線しますが、乃木坂の“公式ライバル”として昨年デビューしたという僕青。
乃木坂がAKBの公式ライバルという設定は一体どこへw(別に無くなったわけでもなくライバル設定は共存しているらしいですが)
私も、2.5次元ばかりに入り浸ってないで、3次元アイドルの方も、そろそろアップデートしとかないとと、ほんのり危機感を覚えましたw

投稿 : 2024/11/11
閲覧 : 290
サンキュー:

13

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:----

CG部分が気になる王道ボート部アニメ

だいぶ昔に実写化されておりドラマ化までされていた

小説原作でいまになってのメディアミックス。


少女5人がボート競技に打ち込む様を描くお話、部活もの


内容は悪くないのにCG部分とアニメーションが本当に損している

ある種とっつきずらさがある


ずっと休部状態だったボート部が周囲の声により

どんどん仲間が集まっていく様はどこかガルパンやラブライブみたいで

つっこみどころしかないものの

陸上競技で過去に挫折して何もかもやる気を失った主人公が再起していく

ドラマには引き込まれました。

噂をききつけた

テンプレお嬢様キャラ2人がいきなり教室に

どかどかと入りこんで、主人公の前に現れ、

休部状態のボート部を再開して全国を目指す的な展開・

無茶ぶりな流れになっていくところは

笑いました。


なんやかんや競争社会を生きる僕には刺さりました。


ぐさって!!!!!

投稿 : 2024/11/11
閲覧 : 68
サンキュー:

3

うどん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/24
閲覧 : 4

めるぴん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/17
閲覧 : 4

たかし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/11
閲覧 : 6

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/11
閲覧 : 5

しむらうしろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/10
閲覧 : 6

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/09
閲覧 : 6

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がんばっていきまっしょいのストーリー・あらすじ

敷村良子氏による同名私小説を題材にした劇場アニメ化作品となる。(アニメ映画『がんばっていきまっしょい』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2024年10月25日

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