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「四畳半神話大系(TVアニメ動画)」

総合得点
88.7
感想・評価
2938
棚に入れた
13639
ランキング
101
★★★★☆ 4.0 (2938)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.0

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四畳半神話大系の感想・評価はどうでしたか?

おこめはん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユーモアある台詞回しが最高に好き。

小説家森見登美彦さんのユーモア溢れる文章を、声優の浅沼晋太郎さんがびっくりするぐらい喋り捲ってくれます。
そしてまた、ちょっと捻くれてる大学生の主人公とそのユーモア加減が凄くピッタリだなぁと。
ユーモアって楽しめる加減が凄く難しいと思うんですよね。
ちょっと過ぎると嫌味っぽくなるというか、皮肉がききすぎて笑えなくなる。
その辺りも、人によって感じ方が違うとは思うのですが…
私はこの作品、1話を観てめちゃめちゃ気に入ってしまいました。

登場人物も主人公を含め一癖も二癖もある人たちばかり。
主人公はうまくいかないキャンパスライフにネジくれちゃってますが、はたから見て楽しませていただいてる側としては、結構いい青春なのではとか思っちゃいました。
こんなめちゃめちゃなキャンパスライフ、絶対将来話のタネになるやん。

OPとEDも凄く好きです。全体的にセンスの塊。
キャラクターデザインも普段アニメを観ている者としては、第一印象はクセのあるデザインかなと思いますが、観ていけば作品にピッタリだと感じます。

是非1話だけでも観てみていただきたいです。

投稿 : 2019/10/02
閲覧 : 184
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

森見 登美彦、湯浅 政明二つの個性の相乗作品

 原作は未読だが、原作者の森見 登美彦氏の作品は幾つか読了といったところ。
 森見 登美彦氏の小説は他にはあまり見られない独特の個性が感じられるが、加えて本作の監督で
ある湯浅 政明氏が、これまた個性的な作品を作る人であるため、より個性的になった感じ。

 森見作品の多くはSF、ファンタジーなどの非現実的要素を持っているが、それでいて見せたい
ところはSF、ファンタジー的設定や世界観よりキャラクタードラマにあるようで、本作もそんな
印象がある。
 古いSF小説には設定を使った思考実験に終始して、登場人物は実験内の駒に過ぎない、
つまらないキャラのオンパレードみたいな作品があったりする。さすがに最近はそういった作品は
ないだろうけど。
 そういった作品は何度も読んだり観たりする気になれないが、本作はそれとは真逆の印象で
とにかくキャラが面白い。
 いずれもストーリー上の役割による表層的なタイプでは終わらず、一筋縄でいかない印象が強い。
 逆に言えば平行世界設定などはあくまでキャラクタードラマのための舞台装置で、本格的SF
作品のような事象の発生理由などはなく、設定に理論的裏付けが欲しいような人には不満が
残るかも。

 売りはキャラクタードラマみたいなことを書いたが、平行世界ものとしての面白さもある。
 本作は本人が記憶を持ったまま同じ時間を繰り返すいわゆるタイムリープものとはちょっと
違うが、それでも同じキャラや事象でも別の世界では異なった展開を見せていくのは面白いし、
所々に各世界がリンクしているような感覚があったりするのがこれまた興味深い。
 最終章?に当たる繋がった四畳半展開において、それまでの展開で謎の事象だった「食べられて
しまったカステラ」、「突然現れた10万円」などの理由が明らかになっていく展開はパズルが完成
したような面白さがあった。

 ストーリーは主人公である「私」の大学生活が何度も繰り返し描かれるが、どれも「私」に
とっては「こんなはずじゃなかった」というもので、状況が変わろうとも「私」という人物自身が
変わらぬ代わり本質的な部分においては同じことの繰り返しになってしまうのだろう。
 タイムリープ系の他作品でもよく出来た作品のやり直し展開は単なる選択変更に留まらず、
当事者の心の有り様が変化していることが多かったりする。
 これまでの「私」自身がつまらなく感じていた世界も最終章の「私」にとっては充実したものに
映っていたようで、結局は充実感というものは本人の心持ち次第なんだろうなあと思う。
 それに気付いた最後の「私」には憑きものが落ちたような清々しさが感じられた。
 本人の心持ちという点では対極にいた感があったのが小津で、どの世界でもろくでもないことを
本当に楽しそうにやっていたのが印象深い。おそらく本人は非常に充実していたんじゃ
ないだろうか。

 基本的には「私」の独白スタイルで話が進んでいくが、これが全体的に早口なものが多い。
 展開自体がポンポン進んでいくのでそれに合わせたものと言えそうだが、「私」の日々に対する
焦燥感に合わせたものとも言えそう。

2019/08/13

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 309
サンキュー:

7

たいが さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

独特の作画、独特の物語、しかし見応えは絶大!!!

主人公は冴えない男子大学生。

夢見た大学生活。リア充になるべくサークルに入るが上手く行かず、、、
そんな無意味で充実しない学生ライフを色々なifルートで追うドキュメンタリー的アニメ?!

最後に世界の秘密が解き明かされる様は、アニメ至上最高の見応えがあったと言っても過言ではない。

これ以上はネタバレになりかねないので控える。

他の作品の名前を出すが、「ハルヒ」や「まどマギ」、「シュタゲ」が好きな人は間違いなく好きになれる作品!!!是非みてほしい。

投稿 : 2019/08/05
閲覧 : 263
サンキュー:

6

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

画的に…。

お話はともかく、画的に無理です…。
面白い!と言う人は多いと聞きますがアニメなので画で受け入れられないと作品的に厳しいです…。

再チャレンジする日は来るのか!?

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 276
サンキュー:

2

なかやまん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

小説を読み終わった感じに似てる

冴えない大学生活を送っている主人公のパラレルワールドを見ていくような話の進み方で、
主人公の語りで話が進行していくところや、話の展開、作画、キャラデザも含めてとても文学的で他のアニメとは一味違う雰囲気のあるアニメだなというのが見終わった後の印象で、
話が進むにつれて伏線が回収されていったりと見終わった後はアニメを見ていたというよりは小説を読んでいたような感覚に陥る。
作中で冴えない大学生活を送る主人公が、一見冴えないような日常も無駄なことはないと感じ、そのメッセージ性を感じるが、このアニメを見終わった後は無駄な時間を過ごしたなと感じさせるものであった。(笑)

投稿 : 2019/06/18
閲覧 : 285
サンキュー:

5

nloveY さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分の境遇のせいで真っ直ぐ評価できない

原作未読、ピンポン繋がりでの視聴。

相変わらず癖が強いという印象、結構流し見というかこの手の作品は一度で理解できないと思っていたので感じるものが何かあれば再視聴をも視野に入れ視聴していました。

大学一回生の男が薔薇色のキャンパスライフを夢みてサークルに入るがあーでもないこうでもないと、たくさんの平行世界で様々なサークルへ入り青春を謳歌する、ざっくり言うとこんな感じ?

アニメでは改変されているようで終わり方は綺麗でとても良かったと思いますが私は大学生時代何もしなかった世界線を歩んできた人間なのでまじで死にたくなりました。
実家から数分で通える近場の大学を選んだこともあって単位さえ取れれば良いという自堕落な低空飛行な生活をしていましたし後悔しかありません。強いていえば今では有名な某RTSを海外サーバーで死ぬほどやった思い出しかありません。

と自分語りは置いといて私のような人間でもこれほど考えさせられるようなメッセージ性を持った内容なので普段アニメを観ない人にもオススメしたい作品です。特に高校生でこれから大学への入学を考えている方、それと個人的には大学生の方へもオススメできる作品ではないかと感じています。

本作の評価はめちゃくちゃ難しいです。観た人によって見え方も違うだろうし実際に観てみて作風に肌が合うか体験してみた方が早そうです。
私個人の評価としてはNHKにようこそ!のような貴重なダウナー系な良作でした。

投稿 : 2019/03/05
閲覧 : 424
サンキュー:

9

ネタバレ

wktk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最初はよくわからないかも

どの平行世界でも主人公がひどい目にあうのは面白いですが、やはりなんといっても10話以降の展開に驚きました。最後まで見てもらいたい作品です。

投稿 : 2019/02/25
閲覧 : 443
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

その人の見る年齢によって評価も味わい深さも変わる作品

この作品は評価は高いと知りつつも避けてきた私だが、他に見るアニメも無いし見てみようと思い立ち一気に視聴を進めた。

癖の強いキャラクター達、作画、そして喋り口調。

ストーリーについては散々こすられてきている名作なので今更、私がとやかく言うつもりはないので省略します。知りたい方はあらすじを見てね。

1話目にして切ってしまおうかとも悩んだが、そこはグッとこらえて視聴を続けた。

結論を言えば、視聴を続けて正解だった。

特にラストの2話は圧巻だった。気持ちを揺さぶられる2話だった。

この作品が「高校生や大学生が見ると良い。」そういわれる理由が良く分った。

時間を空けて、また見返したいと思えた作品でした!

投稿 : 2019/02/18
閲覧 : 309

curly さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高校生のうちに見ておくべき

世の高校生は大学に行く前に見ておくといいでしょうw
大学生になってから見ると既に手遅れな自分に気付き死にたくなること請け合いです

京都行きてえな…

投稿 : 2019/02/06
閲覧 : 341
サンキュー:

3

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

大学の頃想い出すナー

6畳に暮していた。
旅から帰ったら、窓から侵入した友達に酒を飲まれていたり
飲み屋でもらった”プレゼント”の箱を開けたら女物のパンツが
入っていて、その場に居た友達が急に逃げるもんだから、
残りの数人でパンツ持って追っかけまわしたり・・
ドアを開けたら一升瓶もった先輩が立ってて・・
重いんだよと・・
??としてたら早くコップもってこいwww
等々
まるでカオスで無意味な日常を
想い出す。

何一つ、思うようにいかなかったことも。
大量の、しなければ良かったことも。
同じく、しなくちゃならなかったことも・・・

これは、その頃の平行世界なのかもしれない。

ヒトリグラシ体験者でないと
あの、独りの時間感覚は
深く刺さらないかもしれないけど・・

投稿 : 2019/02/02
閲覧 : 256
サンキュー:

5

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作を改変して見事に昇華させた作品

Blu-rayを新品で揃えるほどに好きな作品であり、何度も繰り返し視聴している。

最終話まで見て1話に戻ると細かい伏線が幾つも張り巡らせており、リピートして楽しめる内容になっているのも大きい。
「私」の独り言のテンポの良さが小気味良いのもあるのだが、そこは割と賛否が分かれていて残念だ。

時間を巻き戻してループする作品だが、愛する女や世界を救うためにループするのではなく、バラ色のキャンパスライフを送るという目的のためにループを行うのは斬新で面白い。
ADVやRPGのルート選択のように各シナリオごとに主人公の所属するサークルや組織に合わせて、人間関係や生活が変わっていくのも良かった。その分、小津はどのルートでも必ず主人公の隣にいるという安心感が映える。

「今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない」
「どうせどんな道を選んだって、今みたいなありさまになっちまうんだ」

原作は、どのような順路や手順を踏もうとも、「私」と明石さんは結ばれるエンドのため、受動的な物語のように感じてしまう面がある。それぞれの世界の「私」が好機を掴んだと考えるべきだが、どうしても因果律的なものを感じてしまう。

アニメの「私」はループを挟むことで、艱難辛苦の末、最終的に10~11話の私だけが明石さんと結ばれたという見え方に改変がされている。

途中でループせずにそのまま過ごしてもあらゆる世界の「私」は明石さんと付き合ってゴールしたかもしれない。
しかし、明石さんと結ばれるのが最後に来ることで、漫然と好機を逃さず、頑張って生きて行こうという明るい希望が見えるのだ。
原作のままだったらどうせ何をしたって結果は同じ……と感じる人も出てくるだろうがここの改変によって最後のカタルシスが出てくるのが見事である。

6~8話が同じ展開になっているせいで評価が少し下がるが、急展開を迎える9話のためのタメ回だと感じることが出来なくもない。
個人的には新興宗教ほんわかの回が一番好きで、教祖の演説含めて一番笑えた。

投稿 : 2018/12/26
閲覧 : 289
サンキュー:

5

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

四畳半神話大系

過去に視聴済み。

主人公がもし違うサークルに入っていたら・・・
のような平行世界の話。

小説の表紙絵を参考に掛かれていているようで
絵も個性的だし、森見さんの世界観も独特。

投稿 : 2018/12/23
閲覧 : 297
サンキュー:

12

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

秀逸にして秀逸

物語の結末に並行世界であることが明かされる展開ではなく、各話が全て並行世界であることを前提にしている一風変わった作品。

主人公・私(声:浅沼晋太郎)の息を切らさない早口口調で、

その表題『四畳半神話大系』も秀逸だが内容はさらに秀逸でとてもクセのある作画も秀逸だし物語の演出も独特にして秀逸。キャラクターの個性も秀逸な者ばかりで伏線の回収も見事なまでに秀逸だ。またオープニングだけでなくエンディングまでもがこの物語に溶け込んでおり大変にマッチしている秀逸具合。このようにすべてが秀逸としか表現が出来ないほどに秀逸な作品を週一で観られたことに感謝するばかりなのである。ところで私にこれほどまでに秀逸と言わしめたからには責任者に問いただす必要がある。責任者はどこか。

とまあ少々ふざけてしまいましたが、放映時と最近とで2周したけれど、死ぬまでに3周目も考えているほどにお気に入りとなった作品です。このような独特な作品はアニメにおいてなかなかお目にかかったことがないので、またこういった秀逸作が観たいものです。

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 249
サンキュー:

28

ブルーサファイア さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

凄い

原作が大好きだっただけにアニメの方は敬遠してたが・・・
奇才湯浅政明の底知れない実力に震えた

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 231
サンキュー:

5

E=mc² さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これぞ質アニメ

2周すると名作であることに気づく作品。
アジカンのCDの表紙などを描いている絵師さんが作画を担当する、京都下鴨周辺や京大を舞台とした天才・森見登美彦先生の小説を原作とするアニメ。
主に「私」の視点によって一人語りが延々と続く物珍しい作品である。
本作品の素晴らしい部分はなんと言ってもそのストーリー構成にあり、話の伏線がそこら中に散りばめられており、本当に上手に回収していく、もはや1〜11話すべてを1話と捉えられるような作品。
また、森見先生の秀逸な言い回しも見どころの1つであり、それがまた忠実に再現されている。
これを名作と言わずしてなんと言うか。

責任者に問いた出す必要がある。責任者はどこか。

投稿 : 2018/09/03
閲覧 : 304
サンキュー:

6

yowano さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泣けるとかではなく、ただただ感動した

いわゆるループものではありますが、明らかに異質。
舞台こそ現代ですが、キャラクターというか作品の空気感が独特です。

最初の方でははっきりとした魅力を感じていたわけではありませんが、
作品の持つ圧倒的な個性に惹かれていたのか、結末が気になってしまったのか、
なんだかんだ最後まで苦もなく観ることができました。

最後の展開には本当に感動しました。
ループものである以上ファンタジーに違いはないのですが、
主人公の悩みとか気付きは現実における我々の日常においても身近なものであって、
であればその結末は我々でも辿り着き得るものなのだと思います。

娯楽性を兼ね備えつつも作者の確かな主張を含んでおり、
観た人の考え方に少なからず影響を与えるような、模範的な作品でした。

投稿 : 2018/08/28
閲覧 : 484
サンキュー:

6

acha さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

責任者はどこか!?

カステラのような甘く切ないノスタルジー
石橋を粉々に叩きながらしか進めない主人公に共感しました
突飛な設定に風変わりな登場人物が織り成すストーリー
切なさと爽やかさのバランスが秀逸
どんな心理状態の時に観ても楽しめる作品、これは凄い

投稿 : 2018/08/21
閲覧 : 231
サンキュー:

4

ヒナ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もっと評価されるべき

学生生活に不満がある方(特に大学生)には見てほしい。主人公の不毛な学生生活に対する不満と不毛な学生生活を精一杯楽しんでる小津の関係も面白い

投稿 : 2018/07/25
閲覧 : 211
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私も四畳半主義者です!

大学での四つの並行世界の話です。原作も読みましたが、一人一人のキャラクターの魅力が伝わって面白いです。登場人物が決まっていて少なく、それぞれの世界がわかりやすかったです。{netabare} ~ {/netabare}「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々が持つ可能性ではなく、我々が持つ不可能性である。」という言葉が特に印象に残っています。主人公の恋が成就する前に、蛾の大群が襲いかかるというのは、暗にバタフライエフェクトを表しているのでしょうか? {netabare} ~ {/netabare}京都がきっと好きになる。そんな作品です。

投稿 : 2018/07/23
閲覧 : 187

あぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現状に少しでも不満がある方に見て欲しい

一度は観ておくことをオススメしてる作品として紹介されていたので観ました。途中、少し中だるみを感じ心配でしたが、観終わると素晴らしい作品だったと感じました。

また見るかもしれないです。OPが作品とマッチしてカッコいいです!


この作品は、現状に不満に思った主人公の私が人生をやり直すループものに属する作品です。

全11話構成で9話までループするので少し中間で中だるみを感じてしまいますが、見終わった頃には私達の背中を押してくれるような作品になってると思います。

何かに悩んでいる貴方に必見です。

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 261
サンキュー:

10

てけぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

身近な青春ストーリー

内容はループもの。ポップな絵柄と色彩が主人公の少し鬱屈とした性格と合わさってサブカル感増し増しです。が、ところどころ教訓めいたセリフが出てきたり爽やかな疾走感があったりと、楽しく見ることができるポイントがたくさんありました。何より浅沼さんの早口がすごい。
物語の転換点が結構終盤にあるので、途中で飽きが来てしまうかもしれませんが、最後はすっきりさっぱりで終わるので是非完走して欲しいところ。

投稿 : 2018/06/28
閲覧 : 155
サンキュー:

3

レヲン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ザ・意識高い系アニメ

意識高い系アニメの最高峰。
アニメに面白さや熱さ、
ワクドキを求める自分には単純に合わなかった。
映像作品的な見方をすれば悪くないと思う。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 338
サンキュー:

2

ネタバレ

JEDhL15338 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生を変えた作品

原作者、森見登美彦先生の出身大学の京都大学および京都の街を舞台としているアニメです。タイムリープ方式で様々な分岐ストーリーを描き、最終的に主人公が自ら手を伸ばす、と言った話です。個人的な妄想ですが、原作者の森見登美彦先生は、恐らくこのお話の様な青春に憧れていたのではないかと思います。ストーリーの端々にあるユーモアや、個性的で魅力的なキャラクターに囲まれた主人公。こんな生活を送ってみたい。素直にそう思わせる作品です。恐らく先生も同じ思いで筆を走らせたのではないか、そう思います。そんな独特な世界観に引き込まれ、私は浪人してまで京都大学に行くことになりました。少々不純な動機ですが(笑)。アニメに出てくる建物や名勝は京大周辺を散策すれば歩いて回れるので、機会があったらアニメをみた後に、実際に行ってみたら面白いかもしれません。アニメを見終わった後に感じられるであろう爽快感とはまた違ったものを得られるかもしれません。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 214
サンキュー:

4

fuushin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

ちょっと合いませんでした。

原作から感じられるイメージと違った、という印象です。
私が高望みをしてしまったのかもしれません。

面白くないわけではないんです。
が、ぐいぐいと引き込まれるような強い引力は感じられませんでした。
たぶん、サラリと楽しむ程度であれば、そこそこいいんじゃないかと。

パラレルワールドでもあるので、変化は感じました。部分的に似通っているシーンをアレンジを変えながら、各話ごとに繰り返す場面(アクセサリーと占い師)があります。
ストーリーにいくらかの変化をつけてもいるのですが、いささか二番煎じ、三番煎じ、出がらしの域を出ておらず、先が簡単に見えてしまうように感じられ、やや興を削がれます。

また、デフォルメの可笑しみがウリな本作ですが、各話繰り返されることで、同じような描画に見えてきて、飽きを感じてしまいました。
単純化することで人物を面白く魅せる作品なので、何度も見ると、線が足らないように思えて、ちょっと私にはダメみたいでした。

色彩・色調については、演出上、それが特徴ということは理解しているのですが、黒色がちょっと強すぎるかなと感じてしまいました。多めの陰影に圧迫されてしまったのと、空間の構成がつぶれがちで、息苦しさにつながってしまったようです。
これにより、絵のもつ可笑しみと軽妙さの印象が、ちょっと重いというか、淡泊というか、薄れてしまったように感じてしまいました。

キャラの設定については、3巻めあたりで、魅力が没化してしまいました。
たぶん、戯曲的な語り口、特徴的な言い回しの印象が強くなりすぎて、それに私が縛られてしまったのでしょう。
かえって、徐々に一本調子のような抑揚の少ない感じになってしまいました。
きわめて個性的な設定なのですが、もうひとつ突き抜けきれていないもどかしさを感じました。逆に、はまってしまえば、安定感は抜群、しっかり楽しめるキャラでした。

なんだか、あんまり褒めるところを見つけられなくて心苦しく思います。
これにて終幕。

追記。(2018.4.9)
もしかしたら、間断なく視聴したのが失敗だったかな。
回を重ねることで、アレンジが効いてくる作品です。
1週間のインターバルが作品の面白みを熟成する場合もあるので、次回リトライしてみます。

投稿 : 2018/04/09
閲覧 : 350
サンキュー:

20

saiha さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京大生得なアニメ

京都大学を舞台にしているため、京大生もしくは京大近くに住んでた人にはおなじみの風景がそこかしこに出てきます。
それだけでもうおなか一杯楽しめました。
森見登美彦作品にはどれも京都愛があふれていますね。

内容的には、主人公がもしこのサークルに入っていたら・・・というifを繰り返すループものになります。
とにかく出てくるキャラが個性的で、独特な世界観です。
悶々とした学生生活を送っていた人にはお勧めしたい作品です。

投稿 : 2018/04/07
閲覧 : 197
サンキュー:

5

ゆい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観て良かった

絵で見る気にならなくてみなかったけど、評価良いので観てみたら面白かった!
タイムループものが好きなので余計に!
絵も気にならなくなりました。
毎話、今度はどんな展開になるんだろ?とワクワクできました。
なにげない日常、嫌なことがある毎日でも、あとから思うと幸せなんだっておもいました。
引きこもってるよりも、活動したほうがたのしい!

投稿 : 2018/03/27
閲覧 : 220
サンキュー:

4

MIYAVIP さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

僕なりの愛ですわい

面白い。森見登美彦さんの作品はどれも好き。愛すべき阿呆が好き。
作者は男(いやオタク?)が好みそうな女性像をよく分かっている。
明石さんなんかもう最高だ。黒髪、媚びない、美しい、孤高etc…。
大学受験前に彼の作品に出会っていれば、京都の大学を受験したくなっても
不思議ではなかった…危ない。
実際この春京大を中心に森見ワールドを歩き尽くしてきた。
主人公のひねくれ具合が私は好きだし、小津のぬらりひょん感も良い。
出てくるキャラクターがとても魅力的◎
彼らと過ごす青春を味わってみたいものだ。

投稿 : 2018/03/26
閲覧 : 226
サンキュー:

3

ネタバレ

おんみょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

六畳ぐらいが丁度いい

四畳半神話大系・・・知る人ぞ知る隠れた名作。
最近、と言っても去年かな?夜は短し歩けよ乙女、の同じ原作者さんのお話ですね。そちらも機会があれば見てみたいです。
僕も今年で大学3回生ということもあり、主人公と年も近しく親近感を持って見ることができた。
独特な語りと絵が許容できれば最後まで見れる。この癖が強いなと感じた。

主人公は絵に書いたような陰キャ青年。今年で大学三回生になるが、これまでのキャンパスライフを後悔し、何度も何度もやり直そうとする話。
{netabare}1話から9話までが主人公の様々なサークルでの活動を見る回。パラレルワールド。話もどことなく繋がりがあってそこそこ面白い。が、物語一番の見どころは10話以降。してきたであろう様々な経験。当時思えばくそくらえな経験でも、孤独を知ってそれが幸せだったと気づかされる。なんて狭き四畳半だろうか。こんなにも近くに至福は転がっていた。
ラストのラストで小津の弱みをつかむ主人公の顔がいいですね。
最終話のEDとOPが逆転したのもオツ。

この物語の登場人物はどれも印象に残る一面がある。が、何よりも明石さんの唯一性。この物語のヒロインは私だぞ、と言わんばかりの風貌。登場シーンは少なかれど、主人公の肝心なシーンに必ず登場し、強い印象を残して去っていく。1~9話と主人公は別々の経験をしていても、明石さんの寄せては返す波のような想いがふわりと伝わってくる(主人公もまた然り)。

サークルの話で個人的に好きなのは5話。社会主義的思想で埋め尽くされた空間が自由的思想を苦しめている図がどこか恐ろしくも、これからの世の中を体現している様で面白かった。{/netabare}

話の流れというか、はぐらかし方が気に入った。肝心な箇所をあえて端的に話して、見てる側にだけ伝わるような演出。直接言葉で無くとも、感情が見て取れる。伏線の散りばめ方も自然で思わずほころぶ。

OPのアジカンが素晴らしい。主人公の荒波を明るいメロディーにのせて歌っている。

原作の小説も読んでみようかなと思います。気に入りました。おすすめです。

投稿 : 2018/03/13
閲覧 : 241
サンキュー:

14

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私なりの愛ですよ

まあ湯浅監督に任せれば良い作品が作れるのはほぼ確定なのだがこれはまた百点満点なアニメを作ってしまわれた。作品が良ければ良いほど言うことがないというか、全部素晴らしいとしか言いようがないというか、そんな感じ。

ストーリー:
まあ良いストーリーであることは当たり前なことであり、どうもこうも突っ込みどころがない… ということもないだろうが、個人的には何も見つからなかった。

アニメーション:
これまた独創的で画面を飛び出してぬるぬる動き出しそうなアニメーション。嫌いな人は… いるんでしょうね。まあ人それぞれなので。

キャラクター:
ここはほかのセクションよりも書くことがある、が、最後にまとめて取っておくことにする。どうもこのアニメのキャラの話をするときは他の技術的な面とかも混ぜなければいけないので。

まとめ:
これはまとめというよりかは好きなところをとりあえず書きなぐるセクションとして考えていただきたい。
アニメ、映画、漫画、などの視覚的エンターテインメントでナレーションを使うというのは基本的に好きではない。だらしないというか、絵とか会話で教えろよというか、とにかく好きではない。しかしこのアニメはナレーションだらけだ。言葉の八割以上がナレーションだろう。しかも恐ろしく早口だ。そしてこの上なく素晴らしい。なぜこのナレーションが素晴らしいか考えた結果いくつか思い当たる節がある。まず第一にこの話は原作が小説であったということ。そして恐ろしくスタイリッシュでユーモアあふれる書かれ方がされている。きっと湯浅監督はこの話で一番特徴的なのがナレーションだったと思ったのだろう。そこで今まで見たことがない作品が仕上がった。このアニメはまるで絵本だ。唯一ナレーションが上手に使える視覚的エンターテインメント。このアニメの主役はナレーションだ。絵本の主役がナレーションなように。確かに絵を見て楽しむことはできるがナレーションがなければ何が起きているかわかってもその細部のディテールが抜けている。それはこのアニメも一緒だ。視覚的エンターテインメントでナレーションが上手くいかないのはいつも主役が視覚的なところにあるからだ。だがこのアニメは違う。この作品はアニメではないかもしれない。これは動く絵本なのかもしれない。
何言ってるかわかんなくなってきたので次に進みます。どうも説明が難しい。
もう一つ好きなのがキャラクターである。どうも僕は運命とか偶然とかがいっぱい入っていてそれが上手にパズルみたいに当てはまっていくのが好きみたいだ。このアニメのストーリーは簡単に言えばパズルだ。最初らへんから地道にポチポチ組み合わせて行って最後に完成してそれを眺めて楽しむ。見終わったあと、はじめから少し見てみたが、一話目から完ぺきな伏線が引いてある。見事だ。すべてが合致する。キャラクターもパズルのように組み合わさっていく。最初は嫌いだった人に愛着がわいてきたりする。

まだまだ話したいことはあるが説明しにくかったりで控えておこう。

とにかく、このアニメは素晴らしい。長くなって申し訳ない。だがこれも私なりの愛ですよ。

投稿 : 2018/03/07
閲覧 : 247
サンキュー:

10

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

粋なお話でした

キャッチしている方が高評価していたので視聴しました。
ちょっと、中々、入れ込めなかったのですが、10話から11話で全て面白い作品になりました。
最後の1.5話で全てが一気にまとまり、好きなアニメになる感覚は経験がなかったので、とても高評価です。

現状を前向きに捉えたいとき、現状に不満を抱え落ち込んでしまったときなどにまた観返したいと思います。

投稿 : 2018/03/02
閲覧 : 290
サンキュー:

19

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四畳半神話大系のストーリー・あらすじ

『四畳半神話大系』(よじょうはんしんわたいけい)は、森見登美彦の小説。冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、期待していたバラ色のキャンパスライフを求めてもう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。(TVアニメ動画『四畳半神話大系』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2010年春アニメ
制作会社
マッドハウス
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E7%95%B3%E5%8D%8A%E7%A5%9E%E8%A9%B1%E5%A4%A7%...
主題歌
≪OP≫ASIAN KUNG-FU GENERATION『迷子犬と雨のビート』≪ED≫いしわたり淳治&砂原良徳+やくしまるえつこ『神様のいうとおり』

声優・キャラクター

浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行、藤原啓治、諏訪部順一、甲斐田裕子

スタッフ

原作:森見登美彦、キャラクター原案:中村佑介、 監督:湯浅政明、シリーズ構成・脚本:上田誠、キャラクターデザイン・総作画監督:伊東伸高、美術監督:上原伸一、辻田邦夫、音響監督:木村絵里子、音楽:大島ミチル

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