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「先輩はおとこのこ(TVアニメ動画)」

総合得点
63.9
感想・評価
39
棚に入れた
181
ランキング
4059
★★★★☆ 3.2 (39)
物語
3.2
作画
3.4
声優
3.3
音楽
3.1
キャラ
3.2

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☆の総合評価
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先輩はおとこのこの感想・評価はどうでしたか?

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

とっつきにくいテーマですが奥は深いと思います。

「先輩は男の子」

とある男子高校生が女装趣味があり,可愛いものが大好で,それを身に着けるという設定です。 それを貫くという話なんです。

結論から言うと,女性の男性化は,現在のジェンダーの柔軟化に伴い,世間でも割と敷居が低いのですが,男性の女性化とてもハードルが高いのです。

カウンセラーの立場でものを見ると。 意外と男性で女装癖の方はいるものです。しかし、他人にバレないようにしているのが普通で,結婚している方もたくさんいます。

それがばれて離婚問題に発展したこともある事例を知ってますが,つまるところ、個人の趣味趣向の範囲なんで,それで離婚できるとは限りません。

ここで勘違いされて方がたくさんいると思うんですが,同性愛と。 女装趣味と,男性であるにもかかわらず、心が女性であるということは全く違うということです。 女装癖があっても,性的な対象は女性であることがほとんどです。

私も保育園時代に思いました。 どうして女の子の下着とか洋服にアクセサリーがあって特別なんだろう? なんであんなに可愛いキラキラしたものをつけてるんだろう? と。ちょっとうらやましいなあと思ったことはあります。

それで一度だけ,駄菓子屋さんで,おもちゃのヘアピンを買って大切にしていましたが使い道がなく,結局、同い年の近所の従妹にあげてしまいました。 男女では服装が違うことは、刷り込みによって何も感じなくなってしまっていました。

女子の制服は,ブレザーとズボンまたは,学校によってはオリジナルの上着もあって,セーラー服とスカートの両方から選択できる所はとても多くなりましたが,男子の制服には,選択の余地がありません。

ランドセルの選択についても同じです。 女の子は何色を選んでも、それほど違和感がないのに対して,男の子選ぶ色は,限られているという概念が世の中には流布しているようです。

乳児から幼児にから小学校~での洋服選びをする時に女の子の物のほうが選択肢が多くて,男の子用は全体の三割位という数しかないです。やはり洋服の選択についても女の子有利ですね。

これは当然、商業的な利益を追求するためですが,大人になっても。 レディースの服の方がメンズの服よりも相当に数が多くて選択肢も多いです。

男子にセーラー服の選択制を認めている学校はいくつあるのでしょうか?私は見たことも聞いたこともありません。ジェンダーフリーを唱えるならば明らかな逆差別です。

もともとはセーラー服に,ズボンというのは,米国アニメの「ポパイ」のように大方「海軍」の水兵さんのユニフォームです。伝統的な黒っぽい男子学生服は「陸軍」の制服です。学校というところは,軍隊のなれの果てなんですよ。

女性が男性に取って代わってどんどん社会に進出することで,日本の経済を活性化するので,政府としては大変ありがたいことなんですよね。 しかしながら,

一方で少子化対策と銘を打って男性の育児休業やら,妊娠した女性への援助や補助など段々と拡充はしていますが,それらは必要充分であるとはまだまだいえません。 それはテレビや新聞が語っている通りです。

私が現役だった数年くらい前までは,私の知ってる限り,周りで男性が育児休暇を取った人間は一人しかいませんでした。 今でも将来に影響があるとか、昇進に支障がきたすとかという妄想があるのか,そう考えるのでしょうか?

女性の育児休暇についても。 とりにくいという話をまだまだ耳にすることがあります。 政治の面では,本気で出生率を改善しようというつもりはないのではないかと私は勝手に思ってます。

私の娘たちは平成一桁生まれなんですが,給料から税金やら社会保障費などを引かれると,手取りのお金が少ないと言って嘆いてました。 これでは子供を産もうと思っても産めないわけですよ。 結婚すらできないです。若い世代ほどお金はありません。

これからは(生成)AI+ロボットの時代ですので,百年も経ったら,人間が働く場面は限られてくるのではないかと勝手に思ってます。 これは妄想ではなくて,ユーチューブなどの情報源,最近テレビで放映されたドキュメンタリーや○○○スペシャルなどの番組からと,平成の中頃,大学院で学んだことをもとに推測して言っているのです。

政府は,少子化問題と経済の発展を天秤にかけたなら,必ず経済発展をとると思います。 人生百年時代というのも眉唾ものです。確かに長生きする人は増えました。つまり健康寿命が尽きるまで働けということなんでしょうね。

私の周りには,ワーカホリックやいろいろな病気で六十代までに亡くなった人間が,中学の同級生二百四十人の一割足らずいます。 「人生百年時代」は,当面人手不足解消するための,政府のプロバガンダ的なスローガンと言ってもよいと思います。年金の先細りが見えていますし。

男性が女性化することに対して社会的に認められないのは,一昔前までのアメリカの男性像,つまるところ,ハリウッド映画に出てくるヒーローのような男性が素晴らしいと,いまだに社会全体に根付いているに違いありません。

理想の男性とは,会社などでバリバリと働き,良い成績を上げ,出世し,高い収入を得て,一方,家庭では,良き夫,良き父親として家族を支えて,娯楽を提供する。

さらには,いざというときには体を張って,妻や女性や子どもを守るという,まるで「スーパーマン」を絵に描いたような男性が,真に男らしいという神話を作り上げているのです。

実はこの神話は,明治時代以後に作られたものであって,男性が男性であることから逸脱するのは,情けないとか,「差別用語ですがあえて」女々しいとか,男らしくない,とかという言葉で虐げるわけです。

これでは男性は逃げ場がなくなってしまいます。 事実。 年間の自殺者が二万人から二万五千人いますが,その七割は中年から壮年の男性です。 女性の割合は三割ほどです。

新聞でよく取り上げられる学生とつく年代の自殺は年間で,百人から二百人程度です。 割合としてはとても少ないのです。これはゼット会出版の「九十年代の青春」という本に基づいています。

未来があるのに惜しい,いじめが絡むことが多いということで,マスコミが大々的に取り上げるので、いかにも多いように感じる、そういう仕組みになっています。男性が男性であることをやめるのは命を絶つくらいにつらいことなのです。

もちろん女性も。 社会に進出して男性に取って代わって仕事をするので,そういった役割の人たちは相当のストレスを感じていると思います。

男性と同じ責任やノルマを持って仕事をしていれば,男性原理の神話に憑りつかれて,行き詰まれば死ぬしかないでしょうね。 落伍者のレッテルを貼られるの屈辱ですから。 大人の自殺は自己責任という冷たい社会でもあるのです。

ましてや。 結婚して子育てをして。 なおかつ仕事も続けたいという人は。 想像絶する苦労と苦悩が待っているのだと思います。

それは今の社会の原理が自由主義,資本主義経済という枠組みの中で,働けば働いただけ,能力をあれば能力があるだけ収入が得られるという夢物語を語っているからに違いありません。

しかし,それは男女がお互いに歩み寄った結果ではなくて。 男性原理の社会の中に女性が入り込んでいったという現象に他なりません。 私はもっと,優しく包み込むような,命を生み,そしてはぐくむという女性原理の社会「世の中」ができないものかと常々思っています。

中には男であるという本能丸出しにする「ふとどき者」もいて困りますが,男性が保父さんや幼稚園の先生になってもいいと思いますし,男性の看護師がもっといてもよいと思います。もちろん主夫もOKです。

男性の介護職やケースワーカー。 障がい者や性的少数者へのサポート,様々な悩みを持っている方へのカウンセラーに,男性がもっとなっても良いと思ってます。最近は男性の逆ハラスメントがたくさん報告されています。

長文読んでいただいてありがとうございました。謹んで感謝いたします。私の専門分野なんで。

投稿 : 2024/09/16
閲覧 : 5
サンキュー:

1

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

リアルな心情や環境が刺さる。

初見評価
最近多いジェンダーレス作品。
割と軽い雰囲気の作品かな?
自分も学生時代同性を好きになった事あるけど、少し距離が近いだけでホモホモ騒ぎになり、親に同性愛って人がいるんだってーとそれとなく言うと「キモ」と一蹴されたことがある。性別関係なく人のことを愛せるってとても素敵な事と思ってた当時は人格否定されたようで傷ついた記憶がある。
だから主人公の気持ちがよくわかる。俺もこんな美形だったら女装してたと思う。

9話まで視聴
男だけど女性的な主人公、男だけどそんな主人公が好きな友達、女で主人公のことを好きだと思うけど好きがわからない後輩。
それぞれが相手のことを思い動くからすれ違いも起きて、、、。
それに合わせて、それぞれの家庭環境が見えてきて少しずつ重くなっていく。

友達の家庭はおそらく平均的な家庭。
主人公の家はお母さんがヒステリックで不安定。
後輩の家がかわいそう。
自分も小学生の頃、父は「子供はいらない」と女を作って出て行って、母はヒステリック系で日々育て方を間違えただの生まなければよかっただの言われ突然数日帰ってこなかったり怒鳴るは物を投げるはで中々苦労したほうだと思う。
家庭って選んで生まれれないし、事あるごとに普通の家庭だったらなって悲しくなる気持ちよくわかる、家族が味方じゃないと思った時の孤独感はとても辛かった。でも、一番つらいのはそんな親でも自分にとっては家族で憎いんだけどどこか信じて期待してしまうそしてまた裏切られて自己嫌悪。
いっそのこと他人と思えたら楽なのにって何ども思った。
なんか、ホントはいいお母さん風で閉めようとしてるけど身勝手な親は許せない。

自分語りが多くなってしまうけどそれくらい現実的な設定で自分と重ねてみてしまう。
蒼井ちゃんのこの経験は無駄にならないきっと幸せになると信じたい。

後、残念ポイント。
作画が低予算なりに頑張ってるって感じ。もっと金かけてたら大作だったと思う。あと、ED騒がしい。雰囲気台無し。

投稿 : 2024/09/11
閲覧 : 90
サンキュー:

1

ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

「僕はただ好きなものを好きなままでいたい」

□第9話

▩作画3.5点→4.0点

父親が気付けなかった膝の傷を見つけて手を差し伸べてくれたまことと竜二の優しさが何よりも心嬉しくて、一人で見たプラネタリウムより3人で見る星空がずっと輝いて見えた(冒頭で触れていたオリオン座の「3つ星」が3人の関係を示している)。

暗闇(星空)の中に「特別」を見つけることができた咲。

コントラストな演出が良すぎて思わず感動してしまった(デフォルメ表現はいらなかった)・・・
同じく「家族」がテーマで約15年前の「CLANNAD AFTER STORY」以来(?)。

3人とも自責思考を持っていて共感が持てるから感情移入できるのでしょうね。面白い。

ちなみに合間に入る「るろうに剣心」のCM演出は同じアニプレックスだし狙ってやってると思う。
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□第4話

咲の祖母のセリフから咲は父親が海外に単身赴任していて、母親が不在のため家庭環境に問題のある子と分かりましたが、今回の内容は心理学用語で「見捨てられ不安」の話をしていました。
小さい時に親の愛情を受けずに育った子供や大人が抱く、愛着不形成から生じる過度な人間関係への執着心のことで、本来特別な存在である両親がいないため自分にとっての特別がない状況で、まこと先輩に向けられた咲の感情が「孤独感からくる共感相手」としての好きなのか、「異性として恋愛対象」から生じる好きなのか気持ちの整理がつかず、葛藤するシーンが描かれていました。

"くじら"、"お母さん"、"あれ?"、"特別"、伏線らしきキーワードが複数出てきましたが、咲の明るい性格が特別を求める空虚感からきていて、まことと竜二のやり取りから無意識に自分の意見を周りに同調させていたことが分かります。
心理学では同調行動(又は同調効果)と呼ばれ、集団にいることで安心を得ようとする心理状態の表れです。
規範または情報に対し効率的な選択ができる一方で、自分の意見や個性を持たないのが問題点です。

これに対し「特別」は何かを考えた時に、他人から与えられるものなのか、それとも自分自身が決めることなのかを選択することが必要です。
まことくんと母親の話に繋がりますが、「一人の人間が何か問題を抱えた時に、どのようにして向き合い解決していくか」を描いている作品なので、咲やまことが発言や行動に主体性を持つことが今後の焦点になります。

それからまことくんがパーティーの件で謝罪していた初めて表情が描かれた羽川さんですが、羽川さん視点から見た相手に対し心を開くシーンの演出でした(パーティーの時点では表面上でしかまことを見ていなかった)。

心を開くこと。
すなわち「ありのままの自分を表現する」ことが主体性を持つことになるので、この点に着目してみると5話以降、作品内容により理解が深まります。


・ワンピースドレスについて(3話補足)

まこと先輩が咲のワンピース(=ドレス、正しくはワンピースドレス)を着用できたのは男女兼用ユニセックスモデルのワンピースドレスだからでしょ。

原宿で買い物していたので、ラフォーレ原宿などユニセックスブランドを取り扱っているアパレルショップが周辺に複数店舗あるけど、近くの表参道や竹下通りでフェミニン男子がワンピースドレス着て普通に道を歩いてるじゃん。
しかも本編で大きめのサイズと説明してくれてるし、レーヨンやポリエステルなどの伸縮性素材でフリーサイズモデルであれば細身の男子高校生が着れないことはないでしょう。
ユニクロもユニセックスデザインを取り入れてる時代にファッションに対する知識が昭和かよw

普段はレビューが間違っていても既読スルーですが、テーマが特殊なのでくだらないレビューを見つけた時はツッコミを入れると警告したはずですが...
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□第3話

序盤のピーク回「王子様とお姫様」のタイトル話で締め、期待通りの展開でした。
EDの入りが良くて音楽の評価を上げました。意外に音楽は良かったりする・・・(音楽+0.5点)。

評価は前半パート80点、後半パート95点。

前半パートの出来が悪いという意味ではなく、30分枠で表現するには前半8割の完成度で問題ないという意味です。
全て表現しようとすると尺の都合上、1話に収まらないので取捨選択する必要があり、脚本としては後半重視の演出で満点に近い評価。
ちなみに後半パート5点減点したのは最後のダンスシーンの止め絵は原作準拠ですが、アニメーションなので少し動きを入れた方がより風情を感じると思ったから。
ほぼイメージ通りの作画で、デフォルメを重要な部分でカットし適切な表現ができていると思います。
1話と3話のジャンプのシーンが昼と夜、制服と正装、告白する側とされる側が対になっていて、始まりと終わりの絵になる演出が素晴らしかった(周りの反応はなぜか皆無ですが・・・)。

後半パートに出てきた咲の"先輩の「特別」"のセリフは、本作品にとって1話冒頭の告白シーンに繋がる重要なキーワードになり、物語を展開させる3話で強調表現されていました。
テーマに連続性があり構成がしっかりしているので4話以降も期待ができそうです。

原作16話で3話分使っているので残り9話で原作100話全てを描くのはほぼ無理なので、間違いなく原作カットが入ると思います。
3話まで見た限りだと脚本が優秀で、残りのピーク回(おそらく3回)を中心に的確な映像表現をしてくれると思います。

「好きなものを好きなままでいたい」気持ちを音声と映像を使って能動的に自己表現できるかです。

それから蒼井咲ちゃんが予想以上にスパイスになっていて求心力があります。
シリアスとコミカルの使い分けができていて、好感が持てるキャラクター。
この娘の存在は大きい・・・(キャラ+0.5点)
声優さんの好演に感謝です。


そして、
次回「後輩はおんなのこ」に続く。
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点数はアニメ初見と原作評価によるもの。

取り扱っているテーマが特殊で、私が書いておいた方が良さそうなのでレビューします。
LINEマンガに掲載されてる既刊8巻、全100話で構成される主人公の"男の娘"・花岡まことを中心に男女3人の人間模様と繊細な心理描写が描かれる「先輩はおとこのこ」、通称「ぱいのこ」。

閲覧数1億9400万Views(他比較だと2023年最も売れた漫画「ブルーロック」が1700万Views、最近アニメ化された「怪獣8号」が150万Viewsなので、10倍、100倍の世界です)、「第5回アニメ化してほしいマンガランキング」1位、「次にくるマンガ大賞2021」Webマンガ部門の3位で、私を含む読者からはかなり注目されている作品です。
「LINEマンガ 2021年間ランキング(女性編)」では3位になり、数字が示すように作品の作りが丁寧で女子受けしやすい内容。
今期「のこ」がつく作品が多数あるなかではダークホース的位置付け。

生物学的性と性自認の不一致に対し、強い違和感や嫌悪感を持つ「性同一性障害」ではなく、身体的性と性の認識は一致しないが心と身体の性別の一致を望まない「トランスジェンダー」が題材。
したがって、男女の性差をなくす考えの「ジェンダーレス」が作品内容の中心で、広義の意味で捉えれば社会的性差をなくす考えの「ジェンダーフリー」の概念も含まれます。
つまり"ネガティブな感情を持つ"のではなく、"ポジティブな考えに変えていく"お話です。

ジャンルは「男だけど可愛いものが大好き」な"男の娘"・花岡まことくん("まことちゃん"・楳図かずおではないです)とまことに恋をする後輩女子の咲ちゃん、まことに対し複雑な感情を抱いてしまう幼馴染の竜二の3人による涙あり、笑いあり、感動ありの青春ラブコメ。

設定は母親が望まない形で育ってしまったまことが、家庭では心配をかけないため男の子の姿で生活しますが、高校では理解のある父親の手引きで、女の子の姿で学生生活を送ります。

一見設定がおかしく見えますが、トランスジェンダーの学生を受け入れている学校が実際にあって、トランスジェンダー向けのジェンダーレス制服を採用するケースが増えてるそうです。
女子がスカートではなくスラックスを選択して、男子がスカートを選択することが可能で、女子がスラックスを着用するのは他アニメで見られるように前例がありますが、男子がスカートを着用するのはほとんど実例がないのが現状です。
そのため社会的認知度が低く、世間の風当たりは当然に強くなります。
まことくんも当初は周囲から冷淡な目で見られますが、咲と竜二に支えられてクラスメイトや部活動の部員から次第に理解されるようになります。
いわば男女の区別をなくすユニセックスデザインを広く認知させるための先駆的モデルとなるのが本作品の主人公です。
サステナブル(持続可能)な取り組みですが、周囲の心理的なハードルを下げ「偏見をなくす」ことが格差社会において重要な考え方になるので、私は原作を(高く)評価しています。

似ている作品として他人の心が読める超能力少女が周囲から虐げられ、同級生や研究会のメンバーの出会いを通じて徐々に感情を取り戻す話の「琴浦さん」がありますが、序盤だけ見ると優れている作品内容ですが、後半日常パート過多で個人的評価を落としました。
「ぱいのこ」も日常パートが多い作品で、不要なものを削除し本質部分を外さずに中身を描けるかで評価が変わってくると思います。
高い評価ができる素材は持っている作品なので、制作会社と脚本家の腕次第です。

性的マイノリティであるLGBTがグローバルスタンダードになりつつある昨今、至って真面目な内容になるので、見た目が気持ち悪いとか設定がキツイとかこれに類する小学生以下レベルのくだらないレビューを見つけた時は容赦なくツッコミを入れます。
もちろんレビュー更新や新規投稿してくれると思うので、どんなコメントが来るか楽しみですね。

投稿 : 2024/09/10
閲覧 : 277
サンキュー:

3

既読です。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

ドキドキがない。

これもBLなのかな?

切なさが足りないというか

女装とジェンダーは違うとう

本質を間違えている気がする。

投稿 : 2024/08/30
閲覧 : 62
サンキュー:

1

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

No.9立て直しの一作になるか?

詳細は公式サイトでも。

LINEマンガにて連載されていた、ぽむさん原作コミックのアニメ化作品です。制作は、去年クール3本も請け負って、ひどい有り様になってしまったProject No.9です。

作画崩壊、万策尽きで、ガッタガタになったNo.9。評価は地に落ちたわけですが、本作が立て直しの試金石になるかどうかという印象です。ただ、今回はフジテレビ「ノイタミナ」枠。適当な仕事はできないので、期待していいかなってところです。まあ、動画工房も「おさまけ」でどん底まで落ちたけど、立て直しに成功しましたしね。

もともと女の子を可愛く描くことには定評があったNo.9なわけで、本作も初回は可愛いキャラデザで好印象でした。特によかったのは後輩の咲。こういう役どころは小原好美さんの独壇場かなって思っていましたが、関根明良さんもいいですね(「プリプリ」のプリンセス役)。いい感じでワチャワチャした元気な女の子って感じで。

話としては、まあ学園ラブコメなら、こんなもんでいいんじゃない?
ちょーっち気になったのは、デフォルメ表現が多くて、しつこくて長いとこ。これが作画の省力化じゃなければいいけれども…

まあ、気楽に観られそうな作品なので、追っかけてもいいかなって感じですね。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
ほほう、これは…

や、予想外に2話で面白くなりましたね。主要キャラの配置がバランスいいですね。性同一性障害(なのか判断保留)の主人公と、バイのヒロイン、そしてストレートだけど主人公にときめく親友キャラという。この微妙な三角関係でありつつ、3人で仲良くなるという図式が面白いです。

そして、やっぱり譲れないのはヒロインである咲の存在。
この子がいることによって、物語が大きく動くのは間違いないですね。まあ、女子のほうがLGBTQに対する寛容さが男子よりあると思っているので(マツコのファンは女子率高いという風潮)、主人公に対する接し方も不思議ではないのですが…。なんていうか、対応力の高さというか、そういうものを感じられるんですよね。

そして、主人公の家庭環境。これが、ややもすると「そこまで母親が不寛容なことある?」と思いがちなんですが、当事者にしてみればそういった心境になるのも無理はないのが現代社会。ただね、実は母親もそのへんに理解があるって話になる気はしているんですけどね。

作画も頑張っているんじゃないでしょうか。まだ2話ですが。ただ、原作準拠なのかもしれないけど、やっぱデフォルメカットが多すぎ問題。それ、別にデフォルメする必要ないでしょってシーンも散見されました。

うん。ちょっと今後も期待していいかなという2話でしたね。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
毒親の母に、可愛いものが好きということがバレて激昂され、女装を辞めるって話です。

やー、なるほど。いいじゃないですか。面白かったですよ。
再三書きますが、やっぱりヒロインの咲がいいですねぇ。No.9の汚名返上って感じで可愛らしいキャラデザで、声も関根明良さんがピッタリ合ってます。

ラストのシーンもよかったです。だいぶデフォルメも減ってきたし、見やすくなったと思いますね。ちょっと評価を見直しました。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
こういった学生の日常モノというと、やっぱり世界が狭いために一通りのエピソードを消化してしまうと、特にやることもなくなるというウィークポイントがあるわけですが…

本作に関しては、登場キャラの心の内を描いていく作風なので、飽きずに観られていますね。今回は、師匠のジレンマをじっくりと描いていました。

幼馴染で親友。でも、女装をしているまことに対して、友情以上の感情に芽生えることを自覚します。でも、相手は男。でも女装していて、身のこなしも可愛らしい女の子。これ、実際にそのシチュエーションになったら、こう悩むだろうなって思います。

本人の性的指向は、もちろん女性。でも、どんな女性よりも魅力的な女装男子。これははたしてホモセクシャルなのだろうか…

そういった葛藤を実に見事に描いていました。特に高校生ぐらいの時期って、ややもすると友情以上の何かに振れそうな感情ってのもあるもので。

そして、咲の家庭事情、そして抱える闇についても匂わせてきました。いつも明るく振る舞う咲に、実は重い家庭事情というものがのしかかっているようです。

やー、これはね、面白いですよ。まあ、それを後押ししているのは、No.9の良好なキャラデザによるところが大きい。久々に「マジで可愛いなあ」というキャラが咲。「この美術部には問題がある!」の宇佐美さん以来だなぁ、こういう感情は。似てるっちゃ似てますけどね。あっちの原作・いみぎむるさんは、今期は「マケイン」のキャラ原案という複雑な話ではあるのですが…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
ちょっと予想外にシリアスな方向に進んできたなという印象。や、それならそれでいいんですけどね。

これもう、主人公は咲でいいんじゃないかと。え? もともとそうだよって? それは失礼しましたw

咲のキャラクターが作られた理由などが掘り下げられましたね。人間関係に波風を立てたくないから、DD(誰でも大好き)でいれば嫌われない。でも、そんな日和見な態度が周囲から孤立する要因になる。現実世界でもよくある話ですよね。

そんな誰でも大好き、でも誰も好きじゃないという性格を変えたくて、私の特別を見つけたい。そんな咲の前に現れたのがまこと。でも、それって本当に好きって感情なの? というジレンマ。

そんな咲の良き理解者なのが師匠。
そして、まことは2人の仲の良さから、付き合っているんじゃないかと邪推するという。

これどうなるの? という複雑さが面白いです。

あ、ひとつ書き忘れていたことがあったので追記します。
学校でのシーン。モブが目鼻のない作画で、最初「いや、手抜きするかね、作画の」という気持ちだったんですが、まことと絡みが出てくるキャラには目鼻がつくんですよね。これ、うまい演出だなって感じました。まことの心情を、キャラ作画で表現しているというね。
{/netabare}

投稿 : 2024/08/08
閲覧 : 376
サンキュー:

1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

デフォルメされた絵柄を効果的に使っているのが印象的な恋愛モノ

だいぶ前にネット広告で宣伝されてた作品。ネット広告の漫画原作というと、僧侶枠とかそういうのをイメージしてしまうのですが、内容としては思春期の恋愛模様を三角関係で描いたラブコメ寄りの恋愛モノといった印象かな。

個人的には主人公のまことの声が中性寄りではあるけど完全に男なのでマンガとのギャップに戸惑うのではなかろうかと。個人的には同クールの話題作である逃げ上手の若君の主人公北条時行の中の人とか無職転生の主人公ルディの中の人辺りが良かったかなぁ。

それでも回を重ねるごとにまことの声も馴染んでいって徐々に違和感なくなるあたりは流石だったかなと。親友の男子やヒロインとの不思議な三角関係も良きで、屋上で弁当を食べるシチュエーションもほっこりさせられるものがありました。

作画レベルも良い感じで、特にデフォルメされた絵柄との効果的な使い方も良き。

覇権とまではいかないですが、堅実に作られた良作になるんじゃないかなと思います。

投稿 : 2024/08/08
閲覧 : 88
サンキュー:

3

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

5話 話が拠れている感じ。感情・内面・関係性に納得感がありません。

1話 それほど深くない、設定どまりの気もします。期待しすぎたかな?

{netabare} 思っていたよりもライトな雰囲気でした。この話の見どころである「関係性」に意外性がるのか?と言われるとそうでもない気がします。

 性自認ではなく女装癖だとすると、男性の社会的役割につかれていることからの逃避としての変身願望とか、可愛いものへのあこがれとか、性的な倒錯とか理由は様々な様ですが、そこをどこまで前提条件としてキャラづくりしているかで、主人公の言動のリアリティが生まれる気がします。

 別に物語でそこを描かなくてもいいですが、その理由なしになんとなく女装だと主人公の心理とかキャラがブレブレになると思います。そこ、でしょうね。ただ、その点で心配なのがサキですね。何が彼女の気持ちを主人公に向かわせたのかですが、思春期の女子によくある疑似的な同性思慕…性に対する忌避とか潔癖とかそういうことからきているのなら男とわかれば対象から外れる気もするのですが、そこがよくわかりません。

 そこから考えて、何となくそれほど深い話ではなく、設定の面白さだけなのかな、と思わなくはないです。今時ですから興味あるテーマで期待しましたが、現状ではそれほどかな?切ろうか迷いましたが、最後の着替えのシーンに何か思惑がありそうですので、まあ、3話くらい様子見ですね。

 なお、作画は…動かないですね。止め絵、クローズアップとデフォルメを多用してますし…それほど作画に力は入っていない気がします。そこもちょっと期待が薄い理由です。{/netabare}


2話 くじらさんは何者?母親が結構な毒親で話としてはいい流れです。

{netabare} なるほど…男性性を強要する母親がいましたか…ならこの展開は理解できます。そして、最後のシーンへと。これは結構ドロドロきそうで期待が持てます。

 3人の関係性にもうちょっと緊張感が欲しい気もしますが、その辺は後からでしょうか。むしろ今週は母親との関係性の説明回でした。あのプレハブの素性は今週は説明なかったですし、いろいろ継続して話が深掘りされるのでしょうか。

「くじら」というアーティストの歌がOPEDで起用されている上に、作中でくじらのぬいぐるみが出てくるのは何か意味があるのでしょうか?魚と哺乳類の間…どちらでもないという意味とか?あるいはこのアーティストがトランスジェンダーの人とか?{/netabare}


3話 今日の話だと子供ゆえの不安定、自分勝手な振舞いと見てしまいそう。

{netabare} 女になりたいことと女装が好きなことは違う気がするのですが、どうなんでしょう?あるいは性の嗜好は?性指向は?

 咲に対する告白はどうなのでしょう?少なくとも誠実とは言えない気がするのですが。そして、咲も相手の姿かたちが変わると、嫌になってしまうのでしょうか?
 また、パーティーに誘ってくれた女の子を放り出して行くのは、男の子として最悪の行為です。
 これが「スーツが借り物」の意味にどうつながってくるかです。まだ子供であるということか、男性であることが借り物であるのか。

 どうも友達である竜二からの想いには応える雰囲気がないので、少なくとも性嗜好・指向はバイではなく、ストレートですよね。

 母親の苦悩、父親の折衷案…どちらも親としてはまともだと思います。なんとなく話の大きな構造は面白い視点だなあ、と思ったのに、少々表面的に話が流れて行きました。それぞれの人間に視線を向けないのは子供の証拠です。主人公まことの葛藤が、対母親しかないんですよね。その辺が今後描かれるのでしょうか?自分のアイデンティティの問題として向き合っていないので、少々浅さを感じてしまうのでしょうか?

 これが服装の趣味(らしさ、としてジェンダー論的な決めつけの問題ととってもいいですけど)、性自認、性指向、性嗜好の4つの観点からどう話が展開するんでしょう?その辺がお話のためのお話だと、期待外れです。{/netabare}


4話 咲の描き方が良くわからない。感情は自然に各話で繋がっているのでしょうか?

{netabare} 竜二の「まことが本当は女の子だったらよかったのに」発言をどうとらえるかです。竜二がゲイで女の子だったら好きにならずに友達でいられたという意味でしょうか。作中では女の子とイチャイチャしていても何も思わないという表現でした。しかし素直にとると「本当の女子なら好きにならなかった」と取れます。モノローグですので嘘はないと思います。

 で、今回4話で男の恰好の湯上りのまことにときめいていますので、これだと竜二は性嗜好・指向がホモセクシャル、ゲイということでしょう。竜二の表現は一貫性がある気がします。

 そして、竜二の妹小夏の登場ですね。この子が咲はまことが好きと明言した一方、後半で「本当に好きなのか?」と疑問を呈しました。そして最後の不穏な感じです。ここです。男がやはり好きではなく女のまことが好き、ホモセクシャル、レズということでしょう。ただ、その割に男の裸を見て鼻血だしてるじゃん、という気もします。

 ちょっと今回の表現が錯綜していましたので、特に咲の感情が読み取りづらかったです。ここにおそらくドラマが入ってくるのでしょう。クジラモチーフも相変わらずですので、やっぱり何かあるのでしょうか。

 単話ごとの連続性が良くわからなくなりつつありますが、どうなんでしょう?上手く綺麗に感情表現が自然に繋がっているのでしょうか。{/netabare}


5話 話が拠れている感じ。感情・内面・関係性に納得感がありません。

 何が描きたいのか理解できなくなってきました。まことの女装問題は一旦置いておいて、今度は咲の問題になるということでしょうか。で、咲は家族の関係で八方美人の性格になって、好き嫌いが感情的に理解できないということでしょうか。

 なんとなくですけど、話として途中から方向展開したように見えます。三角形を作るにはまこと→咲、咲→竜二、竜二→まことの構造に無理やりもっていったのかなと。くじらをやけに強調するなあとは思っていましたが、まったく上手く使えてないんですよね。大きさだけの問題なんでしょうか。

 まあ、連載あるあるですけど、1話から追ってみるとそれぞれのキャラの感情がやっぱり不連続な気がします。ちょっと期待外れ感が大きいですね。

 一旦、中止します。ラブコメというよりラブストーリーで感情に乗れない、内面が見えない、描きたい人間関係に納得感がない、というのはちょっと期待が持てません。




 

投稿 : 2024/08/05
閲覧 : 272
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6

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

関係性を深める事よって生じる葛藤を上手く描けるのか?

 4話まで観ました。2024.27.30

 どうも、デフォルメパートで分かり易い感情表現(興奮して鼻血を出したりするテンプレ表現)を多用するせいで、LGBTQに寄り添った意識高い系アニメとは、一概に言えない感じがします。

 まこと君がトランスジェンダーなのは間違いなさそうですが、性自認と性的な嗜好がボヤかされているので、単なる女装好きっぽくも見えます。

 私は自分と可愛い物が大好き!女は可愛い!私は可愛いので女装したい!三段論法的な邪悪さも感じます。

 また、まこと君は性的に中性的で、美少年兼美少女なので親友の竜二も単純にゲイと言うわけではなさそうです。

 まこと、咲、竜二の関係も、咲がドチビの性的に未成熟な少女として描かれているので、三角関係が成立しておらず、まこと君の性的魅力(フェロモン)に惹きつけられている蟲2匹といった関係性です。

 物語が進展して、竜二が咲を意識する展開になれば、話は変わっていきそうです。そうはならないかな?

 何となく敷居が高そうでしたが、まぁ、深いことは考えずに気楽に観ても大丈夫そうです。

 しかし…まこと君、トイレやシャワーはどうしてるんでしょうね?高校にはトランスジェンダー専用のがあるんでしょうが、外ではどうしているのか?その辺も曖昧にしています。

 お馴染みの新宿二丁目のゲイ達は、見た目が邪悪で禍々しい連中です。醜男が女装して醜女になっていると、警戒されるのに、美少年兼美少女だと許されるんか?

 この作品に通底するルッキズム臭は、キャラクターがアニメとして動くと更に強調されますね。咲の反応でもそうですが、見た目が良ければ女子風呂、女子更衣室等々に入ってきてもラッキースケべでOK!的な…。

 咲も別に深いキャラではなく、単なる面食いでメス犬ムーブをかますビッチに見えなくもないのが残念です。

 ガワだけでなく、キャラクターの掘り下げがもっとあることに期待しています。

 特に咲は吶喊色ボケアスペの変態娘にしか見えないので、今後のキャラクターとしての成長に期待大です。

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  3話追記 2024.07.29

 4話をレビューする前に、昭和の知識で誤ったレビューを更新しなければなりません。

 まこと君と蒼井咲が衣装を交換することに対する違和感は、私のファッションセンスが古いから感じる可能性はもちろん否定出来ません。服飾の専門家ではありませんので、認識の限界はあります。

 しかし、ユニセックスやフリーサイズというのは、そんなに万能な概念ではありません。

 男女兼用の衣服は、身体の線を出さないワイドシルエットが中心の様です。これは、民族衣装的な発想です。これなら、少ない資源で色々な体形の使用者に適用出来ます。

 しかし、作中で咲の着用しているドレスは、どう考えてもワイドシルエットではありません。身体の線を強調するデザインっぽいです。

 また、フリーサイズと言っても、まこと君はバスケで活躍出来る位の身体能力を持っている描写がありました。おそらく、身長も人並みにあるのでしょう。

 バスケは身長依存スポーツです。NBAでは2メートルでも低身長と言われている昨今、日本の高校生が授業でやっているバスケであっても、活躍出来るなら平均身長以下とは考えにくいでしょう。まこと君はチビのヒョロガリではありません。

 さらに、竜二は咲をちびっ子と呼んでいます。男性はあまり女性をチビとは認識しないのですが(男性より基本的に身長が低いから)それでもちびっ子と称しているのだから、女性の中でも小さい個体なのでしょう。

 そんな性差も体格差もある個体同士が着衣の交換が出来るとは思えません。

 また、オシャレの基本は身体のサイズに合ったものを着用することにあります。着用出来れば良いというものではありません。

 サイズが合っていなければ、チャップリンの生み出したキャラクター、小さな放浪者の様なギャグキャラになります。

 このキャラは、一応、紳士のスタイルだけど、靴もズボンもブカブカ、上着はピチピチの何かおかしい人物、道化の極みとして、今でも世界中で愛されています。

 当然、そんな描写は作中にありませんので、すさまじい個体差があっても似合う衣服を咲は着用していたことになります。

 こんなオーパーツみたいなのが、実在するんでしょうか?車が空を飛び、メタンが吹き出す軟弱地盤の地獄の大地にカジノや万博会場が作れる今の技術力なら、ラフォーレ原宿付近には実在しているのかもしれませんが…。

 しかも、咲は逃げ上手の若様の諏訪頼重ばりに未来を拾って先輩とドレスを交換することを予知して備えていたんでしょうか?

 普通は自分のドレスを他人(しかも男)が着るなんて想定しないはずですが?

 しかも、ユニセックスの難しい点は、チャップリンを引き合いに出すまでも無く、男女兼用でどちらにも合う、ダサくならないデザインを追求しなければならない点にあります。

 そのため、普通の衣服よりデザイン料が上乗せされ、値段が高くなりがちです。咲はワザワザそんなのを用意してたなんて、もはや出演するアニメを間違っています。

 アベンジャーズに日本代表のサイキッカーとして登場した方が、活躍出来ます。スーサイド・スクワッドでも良いですね。

 で、なければ咲は極虎一家の枢斬暗屯子さんみたいにワイルドセクシー系女子なんでしょうね。この辺が少女漫画的なルッキズムなんだよ!小柄な可愛い系女子が舐めんじゃね〜!(# ゚Д゚)

 レビューはあくまで作品に対する個人的な見解であり、本来的に正解や誤りはありません。レビューアーがそう感じたら、そうなのです。

 作品に対する愛は理解しますが、過度な擁護は自由な感想
の表明を萎縮させ、結果的に作品の魅力を減じる結果となるでしょう。

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 3話まで観ました。2024.07.24

 ラストは違和感を感じます。性自認は各自の自由だとしても、肉体は言うことを聞きません。

 感動的な海岸でのラストシーンですが、現実ではギャグになります。先輩は絶対に蒼井咲のドレスを着ることは出来ません。

 どんなに華奢な男性でも、肉体はドッペルイクスとは違います。赤ん坊の頃から男子は肩幅があって、逆三角のフォルムのため、どんなにビッグサイズの女性モノ衣装でも、第二次性徴以降は肩が入りません。

 蒼井咲がラッキーシモノビッチみたいに肩幅1メートル超えの女子高校生なら話は別ですが、あり得ない描写に、所詮はこの程度、少女漫画的なルッキズムなのか…と感じます。

 精神と肉体との折り合いがつかない状態が悲劇なのです。現実味が薄いのはフィクションなので仕方ないですが、過度の期待は禁物の様です。

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 2話まで観ました。2024.07.18

 なかなかコミカルで面白い雰囲気はあります。主人公につきまとう後輩の蒼井咲も、一線を越えた嫌がらせはしてこない、わきまえた女子ですし、親友の大我竜二も良い青年です。

 2話では、3人で遊びに行ったりするのですが、なんか良い感じです。

 ただ…、肝心なのはこれからですね。主人公はこれからどんどん男になっていきます。私も経験ありますが、自分でもわかるんですよ…。男として肉体が完成していくのが…。

 私はトランスジェンダーではないので、筋肉がゴリゴリついていく自分の肉体がとても愛おしかったですが、主人公にとってはどうなんでしょう?

 また、親友と後輩は所詮他人なので、ジェンダー規範を逸脱した主人公に好意的ですが、これから関係を深めていくと、主人公の母親みたいに闇堕ちするのでは?

 これからどうなるのか、とても楽しみです。

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 初回観てのレビューです。2024.07.06

 コミカルな感じで、ギャグとしては中々面白そうです。ただ、虎の尾を踏む危険性があります。

 後輩は、モラトリアム期女子に発病しがちなライト百合っぽいですが、先輩はガチのトランスジェンダーの様です。

 多様性への理解が進んだとは言え、女装して登校するのはかなりのプレッシャーです。周りのノーマル達がどんな酷いことをしてくるか分かりません。単なる二重人格のサイコパスや女装趣味で片付けられる問題ではありません。

 最近、会社同僚の女性社員が男性になりました。胸と子宮を手術で除去し、男性ホルモンを投与してやっと、裁判所に性別変更を認められたそうです。

 この方は地方出身なんですが、上京して初めてカミングアウトしたそうです。他人に基本的に関心を示さない東京じゃないと、場合によってはトランスジェンダーは死を意味します。

 肉体が男性ならリンチ、女性なら輪姦される危険が高いそうてす。性的、社会的に世間様から期待される役割から離脱する人間を田舎の地域社会は許しません。

 男性支配の強い社会だからなのか、田舎の同調圧力なのか不明ですが、LGBTQが普通に生きられる地域は日本でも限られています。

 我が社でも、一部の幹部が扱いに困ると嫌がってひと悶着ありました。一応、先進的な取り組みをしている事業所っつーことになっているにも関わらずですよ…。

 ふたなり男の娘AV をライトにした様な、ちょっとエッチな感じの作品にする気なのかもしれませんが、危険すぎます。

 こんな地雷を上手くアニメ化出来るのか?すごく気にはなります。

 注 最初のレビュー時は、性同一性障害と記述しましたが、否定的なニュアンスがあるので、トランスジェンダーに修正しました。

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 173
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2

Tact.H. さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

中途半端な作品

 おにまいみたいに、ぶっとんだ設定のTSをおもしろおかしく描く物語ではなく、また性同一性障害についてくわしく掘り下げた物語というわけでもない。

 主人公はまず医師に性同一性障害かどうか診察を受けるべきだろう。そうすれば母親の態度が軟化する可能性がある。親や友人など理解ある人間の前でのみ女装し学校では我慢する、といった方がよほど現実的。

 自分の女装を人に見せたいという承認欲求は理解できるが、公かつ未成年の集まる高校というのは場が悪い。

 総じてこの分野に関する理解度が低い、中途半端な作品。

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 97
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1

ネタバレ

にーら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

1話切りされる理由もわかるけど

評価見た感じ1話切りされてる方多めだったので、私なりの3話まで見ての感想。
恐らく1話での女性の(それも普通に可愛め)ビジュアルから男性声優(中性声じゃないショタ(?))の声がするのがなんとも違和感。。。
ただ、結構慣れやすいかもというのが印象です。
正直今では声がぴったり合うと思うくらい。
2話3話につれて明かされる両親とのいざこざや、トランスジェンダー(?まだどういったものなのか本人がわかってないような状態)の気持ちのリアルさ。
LGBTQ等が全く理解できない方には絶対に見て欲しくないけど、身近に居て理解したい人にはおすすめできると思います。
私は、主人公の家庭環境に似た形でトランスジェンダーを明かさない決断をしたこともあり、凄く共感が出来てしまい、それでも私には無かった父親や学校の友人、後輩に恵まれる主人公が羨ましくて憂鬱になってしまい、正直物語として見ることが出来なかったです。

なので本当に人によりますが、LGBTQ当人はキツいような作品かもしれません。

とにかく作品としては面白いとおもいます。
トランスジェンダーの主人公。
幼なじみで主人公が好きになり、ゲイなのかトランスジェンダーの女性が好きな男なのか葛藤する幼なじみ。
主人公がトランスジェンダーでも好きと言う後輩。

設定もとんでもなくめちゃ盛りに思えて綺麗で自然なもので見やすいです。

投稿 : 2024/07/28
閲覧 : 92
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0

ファースト さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

設定は面白そう…って感じたけどアニメとしては…

1話切りで断念。
タイトル通り主人公が女装した男なわけだが、そのことをコンプレックスとした妙にシリアスやマイナス面な要素が冒頭から伏線的にちりばめられている割に、作画がコメディチックというか、デフォルメチックになるのが個人的に合わなかった。たまに入るくらいなら良いのだが、1話の中で4、5割それだったこともあり、作画に手を抜いている感がぬぐえずアニメで見る価値はないと感じた。

投稿 : 2024/07/26
閲覧 : 79
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snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

のこアニメ<47>

2話まで視聴
こんな男の子がいたらかわいいでしょってな女性向けコメディ。
学校では女装は無問題でお母さんの無理解だけが他者からの障害と、軋轢・葛藤は隠し味程度。
2話目のヒキがハンカチ見つかったというのもアレやね。

投稿 : 2024/07/14
閲覧 : 126
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0

ネタバレ

ごまちる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

意外と…

作画がかわいいので良い。
まぁ現実的にもたまにあるような設定。
そういうおとこのこを知っている。
おとこのこって意外とかわいいからね。

ただ、定時制に通う子が多い。

投稿 : 2024/07/07
閲覧 : 59
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0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観たい

男の娘を巡る三角関係って感じですかね。なかなか面白い

男の娘を巡る三角関係的な感じですかね。
後輩ヒロインが主人公… で良いのかな。男の娘に告白して言い寄り、主人公の親友と言いつつ惚れている男がそれに対抗する感じな。

ちょっと変な恋模様がなかなか面白いと思います。

後輩ちゃんは主人公が女だと思って告白したのに、男の娘だと知ったらむしろ喜んでしまうアレな娘です。
この子が引っ掻き回さないと話が進まないので良いキャラですね。

男の方は男同士で親友の振りをしつつ本当は惚れているという。自分はホモかどうかという葛藤を抱えていそうですね。良いキャラですね。

で、主人公の男の娘。男声優が演じているのですね。
LGBTQとかを抱えているわけではなく、単に女の子の格好をしたい、というだけでしょうか?
性的には普通に女性が好きなのだとしたら、単に女装趣味の男と言えます。
その女装が極めてハイクオリティなだけで。
ただ行動も女性的ならトランスジェンダーなのかも?
その当たりはまだ良くわかりませんね。

というわけでキャラを好きになれれば後は見て、見守っても良いと思いました。

でも一発でこれは見る、とならなかったのは、全体的にクオリティがそう高いわけでもないからですね。作画は気が抜けた感じ。可愛らしいですが。

悪くは無かったですが、本数が多すぎて大変なら切っても惜しくはないです。
でも見れたら見ます。

投稿 : 2024/07/06
閲覧 : 94
サンキュー:

1

ネタバレ

Glutton さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

今のところは作画良し

もはや昨今のご時世においては男の子用・女の子用といった物の区別はもはや必要ない
のかもしれない。
したがって男がセーラー服を着ても良いのである(正当化)。てか元々海軍の服だけど…。
まぁ何にしても2次元の場合、似合っていればOKなのである。
というコンセプトからこの作品が作られたのだろう(勝手に予測)。

それにしてもこの作品、やたら崩し絵(コミカルな絵? 正式な呼称がわからない)の状態になる。
単なる省エネでやっているのでなければよいのだが…。いやこの絵はこれで結構手間掛かるか?

投稿 : 2024/07/05
閲覧 : 50
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0

a さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:----

いまどきのアニメって感じ

1話視聴した感想。続き気になったので今後も見ると思う。

投稿 : 2024/07/05
閲覧 : 180
サンキュー:

0

しぐま さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/09/14
閲覧 : 11

てつ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/09/09
閲覧 : 1

キテレツ啓太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2024/08/31
閲覧 : 1

アニメどらごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2024/08/29
閲覧 : 1

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

投稿 : 2024/08/18
閲覧 : 1

アキラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/08/06
閲覧 : 2

うさぼっち さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/08/05
閲覧 : 0

xmnBQ21439 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/08/04
閲覧 : 0

kokomi さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 1

ナツメ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/07/31
閲覧 : 1

AKIRA777 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/07/30
閲覧 : 1

ぴす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

投稿 : 2024/07/21
閲覧 : 2

IeZrH66930 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

投稿 : 2024/07/20
閲覧 : 2

Britannia さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2024/07/19
閲覧 : 2
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先輩はおとこのこのストーリー・あらすじ

男だけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”・花岡まこと。 ある日の放課後、まことは、“女の子だと勘違いしたまま”の後輩女子・蒼井咲に告白をされる。 「実は自分は男の子なのだ」と打ち明け、告白を断るまこと。 しかしまことの予想に反し、咲はあきらめるどころか、「男女両方の先輩が楽しめる」とテンションアップ! さらに、「私が先輩の初恋の人になってみせます」と宣言して……。 可愛いものが大好きな、まこと。 まことに恋をする、元気いっぱいの後輩・咲。 まことを近くで見守り続けてきた、幼馴染の竜二。 3人の、恋と友情と、成長の物語がはじまる――。(TVアニメ動画『先輩はおとこのこ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年夏アニメ

この頃(2024年夏アニメ)の他の作品

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