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「逃げ上手の若君(TVアニメ動画)」

総合得点
72.4
感想・評価
186
棚に入れた
607
ランキング
1154
★★★★☆ 3.7 (186)
物語
3.6
作画
4.0
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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☆の総合評価
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逃げ上手の若君の感想・評価はどうでしたか?

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

エンディングのインパクトよ

ふざけながらもラスト付近でシリアス展開になり、Oh...
って気分な余韻に浸っていても毎回毎回エンディングがパリピ!

あれっ?えっ?今さっき死...あれっ?
といったシャカシャカした気持ちに持ってかれる面白いエンディング。
良かったよー最終回も最後はそんな気持ちにさせてくれた。

このアニメを観たおかげで登場人物のWikiを沢山見にいった。
あ、こんな人だったっけー、こんな人もいたんだーって。
若君自体も不勉強な自分は知らなかったみたい。
だから改めて色々見る機会が出来てありがたさもあった。

逃げ上手も、技的なものだけでなく醜くもがいているように思われても
生き抜くっていう泥臭さと、若の上品なお姿のチグハグさが素敵。
潰しにかからない仲間達も温かい目で楽しめるし
後光が指してる頭のおかしい大人もなんとも愛らしい。

この先を思うとなんとも複雑になってしまうけど
こういった歴史ものの漫画化アニメ化の宿命かな。
それでももしもこうだったらのエンディングも見たいなーと妄想してしまう。


◯作画
現代的な、ダイナミックな躍動感ある作画が魅力。可愛らしさも豊富

◯声
敵側がやたらとぶっ壊れている気がして毎回楽しい

◯ストーリー
メタとかデフォルメとか上手いこと屈指して刺激を絶やさない話が良い

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 49
サンキュー:

2

ネタバレ

四ツ谷ミツル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新次元Clover Works流☆鎌倉Style

原作未読のアニメ完全初見の感想。
これは豊かな色彩と血飛沫踊る神作画だ。面白かった。

この作品、Clover Worksが皮を一枚も二枚も破った神作画だ。
始まりはジ◯リを連想させる温かみのあるノスタルジックな風景が鞠(生首)が落ちた瞬間血塗れの合戦が繰り広げられる。まずこのギャップにビビった。両手の刀に生首3つブッ刺して狂気じみた笑い声を上げる武士とか昨今のコンプラ時代でよく描けたもんだ。血もちゃんと鮮血の赤がびしゃびしゃ降り注ぐ。

合戦のグロ描写もさる事ながら時行の"逃げ上手"が発揮された瞬間、鳳凰の羽みたいなのが背中から生えたりあえて墨っぽいタッチで描かれるキャラクター達の躍動感まで余す事なく表現し尽くすClover Works、凄すぎる。
勝手なイメージだが、Clover Worksは王道できっちり見たいものを提供してくれる制作会社だと思ったのでこんな邪道な派手さを見られるなんてどれだけ引き出しがあるというのか。本当に素晴らしい。
流石に騎馬戦とか馬乗ってバトルする所はCG多用ではあるが、CGのクオリティがかなり高いのでほとんど違和感が無かった。

OPEDは個人的に結構好きな感じだ。
作品に寄り添った歌詞と爽やかな疾走感あるOPに鎌倉×DJスタイル光るEDは新しくて良かった。どっちも作画めっちゃ良い。

そして本作、キャラクターがめっちゃめちゃ濃い。敵が特に濃ゆい濃ゆい。
一応時代劇ファンタジー…という括りだろうか?瞼の中に瞳が何個もあったり眼球が伸びたり、身体に蟻が這いずっていたりと風貌がもう個性的だ。
特に尊氏は今回出番は少ないが得体の知れないヤベー奴感がビシバシと漂っていた。時行マジでこれと戦うん?ヤバすぎやろ。

声優さんについては全員合っていた。
相変わらず中村悠一さんは引き出しが多いし、足利尊氏役の小西さんはすげーハマり役だと思う。時行御一行はほぼ女性声優さんが演じられているが、違和感なく少年少女だった。

で、ストーリーは…うーん、ちょっと評価が難しい。
と言うのも、この作品はどの層向けかがイマイチ分かりづらい。
血飛沫描写的に子供向けでは無いだろうし、(見ちゃいけません。多分泣くで)
でも時行御一行は全員子供やし…うん、その辺がお好きならサイコーだと思う。
最初リアル路線かと思ったが、結構ファンタジー要素がある。が、ぶっとんだファンタジー活劇と割り切れるほどでも無い。
まあこの辺は好き好きなのでハマる人はハマるだろう。

物語のラストもよくある感じではあったが歴史の一幕、まだまだ続く…といった巻き物演出は良かった。
ちなみに自分の一番好きなシーンは「仏様…」や。あれなんか感動してしまった。血飛沫の中でめっちゃ無邪気な時行、恐ろしいやら愛しいやら。

そんな感じでキャラやストーリーは結構尖っているが作画はガチの神だ。グロ系(とちょっと虫系)大丈夫な方だったら新次元神作画のClover Works、視聴してみては如何だろうか。

投稿 : 2024/10/22
閲覧 : 50
サンキュー:

1

ごる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見かけのわりにグロいです(;^ω^)

ジャケットだけで見るとラブコメのような感じに見えますが、鎌倉時代の歴史になぞらえて、物語が進んでいきます( * ॑꒳ ॑*)
ただ、その当時の歴史に基づいているので、けっこうリアルに首が飛んだり、腕が切れたりと生々しい戦のシーンが多いのでグロいの嫌いな人は抵抗あると思います(;'ω'∩)
それ以外はギャグ要素も多く面白いですw

投稿 : 2024/10/20
閲覧 : 58
サンキュー:

0

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

すばやさ100はあると思う

ショタっ子好きのみんなー集まれー!
どれくらいの方が集まるか分かりませんが、
ショタキャラとは無縁の私が見ても、主人公北条時行は可愛いキャラだと思いました。
女性の声優さん結川あさきの声がハマってる、女性声優起用大正解ですね。この声優さんデビュー3年目なんですが、今年急に仕事が増えててフィーバーしかけてるんでしょうか。
あとは仕草がもう可愛いので好きな方は観てください。

他に面白いのはタイトルに逃げとありますが、時行が逃げ以外にも、敵の攻撃をかわしながら戦います、あまり見ない戦い方必殺剣も覚えます。この時代のいくさですから、血しぶきや首チョンパなどグロもありますが、かなりマイルドに描かれいて、味方キャラ達も楽しみながら戦ってるようで、その辺は大丈夫そうですが無理でしたらごめんなさいm(_ _)m

反して一部の鬼畜キャラの顔が下品で笑います。まぁ北斗の拳の雑魚みたいな感じです。
キャラデザも面白いし、戦闘シーンもコミカルに迫力あり、風景も鎌倉時代っぽく作画も良く見やすい作画だなと思いました。

OP.EDも曲と画像を現代風に合わせてノリノリで楽しいくセンスあって良いですよ。

グロい部分もあるのに楽しく観れるように工夫してアニメ化した良作ですね。
評価が全て4.5の高得点になりましたが、ショタ関係なくぜひお勧めします。2期も決定のようで楽しみです。
 
2024年10月20日

投稿 : 2024/10/20
閲覧 : 127
サンキュー:

14

ネタバレ

クワル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

うーん

つまらないギャグが多すぎる。
声優の演技も含めてワンパターンというか陳腐というか。
OP・EDもストライクゾーンを微妙に外れてる。

時代設定やコンセプトは面白いだけに残念。
演出の問題なのかな。

投稿 : 2024/10/18
閲覧 : 68
サンキュー:

0

ネタバレ

覆面反対 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1クールでは足りない

12話で終わり…と聞いてウソと思った
原作が16巻あたりまで出てるので、2クールはやるかと…

正直…物足りない…2期あるよね?
まだ斯波家長出てないよ…「なあ時行…何歳で◯ぬのが本望だ?」「僕は今だ…17だ」までアニメ化を

当時の時代的価値観とは言え…女子供を逃がせ…女子供は無事か?というシーン…あんま好きじゃないな 男ばっか命かけて戦わされてるみたいで

2期決定しました…おめでとう…というか必ずあると信じてました😊 ただ時期は未定…

制作局(クローバーワークス)が他にもボザロ…スパイファミリーなど話題作の続編を幾つも抱えてるので、それらとの兼ね合い…順番待ちでの制作になると予想されるため…数年待つかも😅

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 48
サンキュー:

3

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イケメンの足利尊氏がCloverWorksでアニメ化!!!(※但しサイコパスなラスボス役w)

長年、北条氏が執権を牛耳ってきた鎌倉幕府。
その鎌倉幕府を裏切り滅亡に追いやった足利尊氏。
彼への復讐心を抱き、後に {netabare} 中先代の乱{/netabare} を引き起こす 北条時行が“逃げる”ことで志を果たそうとする。
松井 優征氏による週刊少年ジャンプ連載コミック(3巻まで購読中)の連続アニメ化作品。


【物語 4.0点】
私は時代劇観る際も相当に捻くれておりまして。
武士道を称えるシナリオよりも、
武士道を懐疑する、何なら滑稽だと笑い飛ばすお話の方を私は評価してしまいます。

この観点から、本作の逃げて勝つというコンセプトは変化球でしたが。
武士として栄誉ある死を選ぶより、生き長らえることを第一に考える。
“逃若党”の在り方は、私にとっては全然アリ。

来る宿敵・足利尊氏との決戦に向けて、
時行たちが、クセ強なモンスターと化した異様な鎌倉武士と対峙して、
急ピッチで成長して、これまた異様な逃げ上手モンスターへと覚醒していく展開は、
史実寄りの大河ドラマを観てきた私には、灰汁が強くて、やっぱり馴染みませんがw

第10話で、南北朝~室町時代初頭を、人と不思議が共存していた最後の時代、
祈りによる奇跡は公文書にも記された現実的な公共事業と位置付け。
諏訪頼重に時行の将来を予言する異能を持たせて、
予言を軸に時行育成プランを進行したり。

和風ファンタジー要素については、現代の常識からは思いも寄らない歴史を生み出す設定・世界観として、
私はむしろワクワクして、今後の超展開を楽しみにしています。
人が見えない領域にこそ神は宿る。
増え過ぎた人が現実しか見なくなったら、不可思議は無くなるという解釈、私は結構好きです。

懸念点は、1期では2年足らずの経過に留まった、歴史イベントの消化の遅さ。
2期制作も決定しましたが、時行の生涯を描き切るとなると、
一体何クール必要なのか気が遠くなりますw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・CloverWorks

子供向けのギャグで盛り上がっていたかと思いきや、
部位欠損など凄惨な戦の描写が、血飛沫と共にぶち撒けられる、
極端なバランスが目立つ原作。

グロ表現どこまで踏み込むかが個人的に焦点でしたが、
同スタジオは容赦なく描き込んでくれました。

そんな中でも時行の逃げて勝つ描写には一際、魂がこもっていました。
正直、逃げ回るばかりの展開で、面白いバトル映像が出来るのかと、
私は訝しんでいましたが杞憂でした。
追っても追っても捉えられない若君に追い詰められる鎌倉武士の恐怖。
狂気のラスボス足利尊氏とも渡り合える、逃げ一手のポテンシャル(サイコパス)も存分に伝わって来ました。

尚、逃げ勝つことに興奮を覚える時行少年の紅潮した表情などを見て、
海外視聴者の中にはショタ属性に目覚める方もいた模様w
実は、男色等のエロ方面でも、性的コンテンツ認定寸前の、
スレスレのラインを狙っていたと戦慄しますw


個人的には、ちょっと古風な幅広の明朝体で打ち出されたタイトルロゴ、テロップも、
往年の足利尊氏主役の大河ドラマ『太平記』の映像も想起させられ、懐かしかったです。
と言うより、テロップを僅かに揺らす辺り、当時の字幕スーパーの性能限界の再現とか絶対に狙っているでしょうw

鎌倉幕府を裏切る覚悟を決めた尊氏なんかも、NHK大河ドラマ『太平記』で尊氏役を務めた真田 広之さんの姿に寄せて来たりと、
結構オマージュ要素があって嬉しかったです。
もっとも、本作では尊氏謀反の直後、{netabare} 幕府方が細切れにされる{/netabare} ので、性格の違いを思い知らされますがw


【キャラ 4.0点】
ついに現代アニメで躍動したサイコパスなラスボス・足利尊氏。
1期から暗殺にきた{netabare} 護良親王{/netabare} の手下共を、南斗水鳥拳でも体得しているのでは?
って位のチート能力を見せ付け蹂躙するなど絶好調w
人間照準器だの、探知機だの、“征蟻党”だの、イカれた輩しかいない武士の頂に立つのは尊氏しかいませんw

視聴者の中には、尊氏の能力を見て、んなアホなwとドン引きした方もいるとは思いますが。
足利尊氏のピンチ脱出能力と人心掌握術については、合理的な説明に研究者も難儀。
もういっそ漫画的な異能を持ってましたと開き直って楽になりたいと、
私もこれまで歴史関連本読みながら何度も思っていたので、
本作の尊氏像は、ラスボスにするならこんなもんだよなと妙に納得していますw

戦後、反動で足利尊氏を英雄視する中で、割りを食って来たのが弟の足利直義であり、重臣の高師直であり。
後の室町幕府についても、将軍・尊氏は権威だけのお飾りで、実務を担当した直義が実質的な采配を振るっていたという政権像が定説となる中。
歴史関連本でも、大河ドラマでも、例えば(※核心的ネタバレ){netabare} 鎌倉獄中の護良親王暗殺{/netabare} など汚れ仕事は当然、直義が自分で決断してやった悪事だよねという流れが出来ていまして。

これは直義もちょっと不憫だなと私は思っていたので、
本シリーズでは、実直そうな直義に代わって、
戦前、戦中以来、久々に悪の尊氏自らが手を汚しまくる展開を期待したいです。


時行の郎党となる架空の“逃若党”の少年少女キャラたち。
私がジョーカーとして面白いなと思ったのが忍び担当の風間玄蕃(げんば)の、
誰にでも化けられる変装能力。

とかく時行の行く末については、(※核心的ネタバレ){netabare} どうせ史実では負けると悲観する声を耳にしますが、
玄蕃の特技があれば、最悪、史実で処刑された時行は影武者でしたというウルトラCも可能。

個人的には、史実に反して生き残った時行が、足利直冬や直義と組んで、
或いはウルトラEで時行が同年代の直冬に成り代わって、
観応の擾乱で足利尊氏を発狂させる超展開とかも期待したいです。

ただ、そこまで描いたら南北朝時代の主要イベをほぼ制覇する超大作となり、
コミック50巻突破しちゃいそうですがw{/netabare}


【声優 4.5点】
主演・北条時行役の結川 あさきさん。
先だって初主演となった、同じCloverWorks制作のアニメ映画版『トラペジウム』でアイドルの狂気を怪演し、片鱗を示した結川さん。
本作でも純朴な逃げの中に秘められた狂気を好演。
この濁声のホープは、今後も同スタジオ制作アニメの切り札として多用されるのかもしれません。

そんな結川さんと競演(狂宴)したのが風間玄蕃役の悠木 碧さん。
新旧濁声の使い手によるマッチアップで、私の耳は幸せでした。
ただ、宴の席での乱心演技は流石にやり過ぎだとは思いましたw

吹雪役の戸谷 菊之助さんも奥行きを感じる落ち着いた演技で、
TVアニメ版『チェンソーマン』主役抜擢のサプライズ以来、順調な成長を見せてくれました。
結川さんといい、戸谷さんといい、いきなり主演を射止める新人声優さんには相応の才能があるんだなと。

吹雪に関しては、私はネタバレを喰らってまして。
今後、中々のウルトラCを決める難しい役になると思われますが、
この声優さんならこなすと期待しています。


情報公開がもったいぶられていたラスボス足利尊氏役には小西 克幸さんが就任。
私にとって長らく尊氏と言えば真田 広之さんでしたが、
今後は柔和の中のサイコパスを好表現する小西ボイスにアップデートして行こうかなと思っていますw


【音楽 4.0点】
OP主題歌はDISH//「プランA」
和風なアレンジこそ施されてはいますが、内容はちょっとハメ外し過ぎなダンス・ロック。

ED主題歌はぼっちぼろまる「鎌倉STYLE」
こちらに至っては、もはやHIPHOPスタイル。
EDアニメも現代にワープしてますし。

最初、流石に奇をてらい過ぎでしょ?と引いていた私ですが、
今ではスッカリ馴染んで、お気に入りに。慣れって恐ろしいです。

ぼっちぼろまるは、この夏、『マケイン』OPでも存在感を放っていましたね。
同クールで、魂がこもったアニメ化作品主題歌を2つも射止めるとは、引きが強いな~と感心します。


劇伴担当はGEMBI、立山 秋航氏。
GEMBIは和楽器も含めた世界各国の民族音楽、クラシック等からミュージシャンが集結したグローバルなバンド。
必然、本作BGMもジャンルを横断するフリーダムな、エンタメ重視の構成に。

近年、電子サウンドもアレンジしたアニメ版『平家物語』や、
田楽ロックンロールなアニメ映画『犬王』などを喰らい、
今年の大河ドラマでは、政治劇を煽るパイプオルガンも浴びたりしている私にとっては、
和風じゃない時代劇サウンドくらいヘッチャラなのですが。

そろそろ和楽器を全面に押し出した王道時代劇サウンドも恋しくなる頃なので、
カウンターで和風全開なサントラ仕掛けて来る作品も待ってます。



以下、放送前、尊氏アニメ化への期待に居ても立っても居られず書き連ねた勇み足長文。
長くなるので折りたたみw

{netabare}
私がハンドルネームに入れる程度には溺愛している武将・足利尊氏。
どこがそんなに好きなのか?ひと言で表すと意味不明な所に人間味を見出しているからでありましてw

鎌倉幕府から後醍醐帝、北朝、自ら開いた室町幕府などと、
勝馬に乗って、人生楽勝ムードであるはずなのに、
何故かいつも優柔不断としか思えない無為無策で窮地に陥り、
出家して全てを弟たちに丸投げしてみたりと、
周囲と天下を混沌に巻き込む。
それでいて、最後、窮地から反転攻勢に打って出る際は、多くの者や時代の流れを味方にしつつ切り抜けてしまう。

およそ行動原理に一貫性、合理性が見い出せない尊氏の言動は、
数多の研究者、作家を難儀させてきました。
挙げ句、足利家って躁鬱の家系なんじゃね?と大真面目に研究者から匙を投げかけられる始末w

最近も尊氏を題材にした時代小説『極楽征夷大将軍』が帯にて、
“やる気なし、使命感なし、執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?”
と銘打ち直木賞を奪取したりと、どいつもこいつも尊氏のことを好き勝手言ってくれやがるのでありますw
(余談ですが、この小説面白かったです。これで南北朝時代二度目の大河ドラマ作って欲しいくらいです。
但し、その場合、主人公は尊氏ではなく、彼に振り回される弟・直義と重臣・高師直が主役の青春群像劇になるでしょうが)


尊氏という難題をどう解釈するのか?
本作の尊氏は一見すると柔和な風貌をまといながらも、
望まぬカリスマ性を持ってしまって、
僕を誰か止めてくれといった感じで狂気を覗かせる、
ナルシスト方面にサイコパスなラスボス役に造形。

戦前・戦中、国家ぐるみのネガキャンの憂き目に遭ってきた反動か、
戦後は一転、英雄としての一面が再評価され、大河ドラマ主役にもなった尊氏。
そろそろ一周回って、こういう悪役を担っても良い頃合いかと。

尊氏の意味不明な言動は、公武二重支配体制の綻びや、
相続地枯渇により全国で多発したお家騒動に南北朝の御旗を利用されたが故の混迷を、足利家が象徴してしまったが故などと説明されたりしますが。

本原作の切り口で可能性を感じるのが主人公少年・北条時行の“逃げ上手”がもたらす焦燥。
鬼ごっこは絶対強者の鬼が断然有利。
が、追っても追っても捕まらないとなると、鬼も平常の采配だけでは手に負えなくなってくる。
乱心した鬼の尊氏が何をしでかしてくれるのか?

本作は史実に忠実な歴史再現ドラマというよりも、
多くのジャンプ漫画同様、時行と周りに集まる仲間の架空の少年少女たちが、
友情・努力・勝利の原則を踏まえつつ、ジャイアントキリングを果たしていく、
王道バトルコミックのシナリオパターンを踏襲。

特技を強調されたモンスターみたいにデフォルメされた敵武将役のキャラ造形が、
大河ドラマ等に馴染んだ私の脳には合わず。
これが私が3巻で原作購読止まっている一因となっていますが。
そこは素材を間口を広げる方向に料理するのが上手いCloverWorksの手腕に期待したい所。


尚、北条時行関連の歴史で一番生き様がイケメンなのは間違いなく北畠顕家だと私は期待していまして。
ですが、アニメでそこまでたどり着くには、
激戦区の今年の夏アニメで本作が頭角を表し、先々のスケジュールがパンパンと思われるCloverWorksに2期以降を作ると決意させるだけの反響を得る“ジャイアントキリング”が必須。

厳しい戦いになるとは思いますが、この尊氏もお供致します。{/netabare}

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 370
サンキュー:

27

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ショタ上手の若君。

 折角の南北朝とか太平記という、そんなにクロースアップされない時代を扱ったけど、結局ショタ…。だが、それが良い!。

投稿 : 2024/10/13
閲覧 : 214
サンキュー:

8

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結構 面白かった

もう少し 見てたかった

投稿 : 2024/10/12
閲覧 : 26
サンキュー:

0

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ジョーズ

 面白いといえば面白いが、若干ジャンプ作品ということを強く意識させられすぎる展開過ぎる気がしないでもない。
 歴史好きでもなければ一行で済まされる程度の主人公だが、歴史は知らなくても大丈夫かな……

投稿 : 2024/10/10
閲覧 : 42
サンキュー:

6

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時行が逃げ上手でもこれが武士の世界。

【概要】

アニメーション制作:CloverWorks

2024年7月6日 - 9月28日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画作品。
著者は、松井優征。

監督は、山﨑雄太。

【あらすじ】

1333年、鎌倉幕府の第14代執権の北条高時の後継者である北条時行は、
幕臣の足利高氏の反乱によって故郷と家族を滅ぼされてしまい、
信濃国の諏訪大社の大祝である諏訪頼重の手引で落ち延びて再起します。

諏訪の地で、打倒足利のために信頼できる仲間を集めて、
鎌倉奪還のために力を蓄える時期。

非力な軟弱な子供と思われていた時行は、天才的な回避能力を持っていて、
勇ましく死を恐れない戦いが美徳とされている武士としては常識外れな、
戦い方と考え方をしているのですが、時行もまた戦を童の遊戯のように楽しむ、
異端の怪物であったりします。

歴史上の勝利者である足利尊氏に何度も立ち向かいながらも、
最後は捕らえられて処刑されたとされる時行は、
一応は生存説もあったりします。これは、逃げ続けることで英雄となった時行の生涯を、
描いた講談的な物語です。

【感想】

1336年に室町幕府を開いた英傑として知られている、初代征夷大将軍の足利尊氏。
尊氏をモチーフにした作品では真田広之が主演の大河ドラマの「太平記」が有名ですが、
打倒足利に二十数年の短い生涯を費やし鎌倉を三度奪還しながらも、
当時のNHKからスルーされた?男が、鎌倉幕府最後の執権の北条高時の遺児である時行。
時行が諏訪頼重と挙兵した中先代の乱の結果が、尊氏が後醍醐天皇から離反しての、
南北朝時代の始まりであり、日本史に影響を与えた人物として日の目を見ることになったのが、
週刊少年ジャンプでアニメ化経験豊富な、松井優征先生の話題作の少年漫画なのですね。

ショタコンの人に向けて全力で造形されたような美少年の時行が少年少女等の仲間を増やして、
圧倒的強者で英雄でもあるラスボス・尊氏に立ち向かうストーリーは、
史実を参考にしながらも考証的におかしな部分も結構あるのですが、
松井優征先生の作風がクセが強くてエキセントリックなことから、
史実考証に厳密に照合する必要はないかも知れません。

歴史を舞台にしたものでは、三國志の時代に現代人がタイムスリップするものもあれば、
史実では男性が作中では美女となってるものがあったり、信長が悪魔と契約してるのもあったりで、
エンタメとしての割り切って楽しむことが肝心ですね。
ていうか14世紀にアイスホッケーや桃鉄で遊んでる少年漫画に史実警察は要らないですよね。

かなり攻めてる変な作品ではあるのですが、個人的に良いと思ったのが、

①生命より名誉を重視する武士の価値観を現代人の価値観でマウントを取って妙に否定しない。
②敵味方問わずに武士を自らを鍛え抜いた強者として扱っていてナヨナヨしていない。

「鎌倉殿の13人」でもそうだったのですが、当時の武士はヤクザより酷い(笑)連中。
「堯・舜(古代中国の聖君子)の再生」として評価されている三代目執権の北条泰時が定めた、
最初の武家の法典・御成敗式目(貞永式目)なんか、
強盗殺人禁止・放火殺人禁止・女の人を浚うの禁止と、治安とか風紀とかがメチャクチャで、
世紀末の荒野的なヒャッハーな武士団に人としての最低限の良識を植え付けようと、
苦慮されていたのが見えるのですが、現代人から見たら頭おかしい武士でもドン引きするのが、
甥の七光りで出世しながらも作中で私利私欲のために土壇場で甥を裏切って売り渡して、
死に追い詰めた五大院宗繁。

18世紀のヨーロッパで生まれた人権という思想がない14世紀の中世の日本。
面子・体面を恐ろしく気にする時代で恥をさらすなら潔く腹を切って死ぬのが当たり前の世界。
五大院宗繁のこの作品での描写もかなり悪辣ですが、土壇場になっての忘恩の返り忠は、
当時の価値観に照らし合わせても最低最悪の恥知らずとして史書でも散々な言われようでして、
誇張だらけのこの作品でもそれに倣っただけですね。

「脳噛ネウロ」で玩具会社の創業者役の宮崎駿が孫娘の美少女を偏愛するロリコン爺で、
実子の宮崎吾朗に私利私欲で殺害されるなんてイカれた漫画を描く作者の作品ですから、

やはりこの作品にマトモを求めるのが最初から無理。その点ではこのアニメスタッフは、
現代人の価値観では頭おかしい人たちに見える武士の理解しにくい部分から逃げること無く、
原作の意図を忠実に汲み取り忠実にアニメ化していることから、
高度な映像技術もありますが、有能な人材揃いであるとは思いました。

最終回の合戦なんかも見応えたっぷりでありましたし、制作発表された2期も楽しみですね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/10/09
閲覧 : 215
サンキュー:

27

ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

足利尊氏が持つ底知れない「ラスボス感」

いずれもアニメ化された『魔人探偵脳噛ネウロ』、『暗殺教室』の松井優征による原作漫画は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中(既刊17巻、原作未読)。
アニメは全12話(2024年)。監督は山﨑雄太。制作は、『ぼっち・ざ・ろっく!』、『SPY×FAMILY』などのCloverWorks。10.7に2期の制作が決定。
(2024.10.4投稿 10.7推敲)

【足利尊氏が持つ底知れない「ラスボス感」(主人公じゃない感)】
本作のラスボスである足利尊氏(CV.小西克幸)は、足利将軍家の祖として歴史上有名ですが、これまで時代劇やゲームの題材として、あまり取り上げられてこなかったという印象はないでしょうか?
その原因の1つは、昔の人だから資料が少なくてわからないというのではなく、尊氏を「知るほどに不可解な人物」という評価になっていることと関係があると思うわけです。

例えば、尊氏と個人的に親交のあったとされる夢窓疎石という人によると、尊氏は、戦場で危機的状況に陥っても、「笑み」を浮かべて「合戦で負ければそれで終いなのだから、敵が近づいてきたら自害するタイミングだけ教えてくれればよい」と言って全く動揺しなかったらしく。また、一度敵方に寝返った者でも降参すれば直ぐに許してしまう心の広さを持ち、物欲もなく部下に対してとても気前が良かったそう(これだけ見ると、なんか『ドラゴンボール』の悟空っぽくないですか?(笑))。

しかし、尊氏は、ピンチで笑顔を浮かべるような悟空のように、武人として難しいことを考えず単に戦うことが大好きだったというわけでもなく、水墨画を描き、笙(しょう)を演奏し、和歌も嗜むという文化人としての意外な側面も(※Wikipediaの足利尊氏を参照。)。
(※他にも歴史を左右するような重要な局面で、合理的な説明のつきにくい行動や一貫性がないことをするという謎エピソードを多々残し、いわゆる躁うつ病だとか、サイコパスだとか評す歴史家がいるくらい(笑))

なので、本作で、この知るほどに不可解な人物である尊氏を主人公ではなくラスボスに据えたことは英断だと思いました。なぜなら、何を考えているのかわからないというのは、主人公としては感情移入しづらいですが、パワハラ会議で有名な『鬼滅の刃』のラスボス・鬼舞辻無惨のように底知れない恐怖を感じさせるので、ラスボスとしてはピッタリだからです。

本作の尊氏は、第1話から親交の厚かった北条家を笑顔で裏切り、別のシーンでは笑顔で人を切りまくり、一見慈悲深いように見えて実は怖い水墨画を笑顔で描いて、底知れない恐怖を笑顔で周囲に振りまいています。しかし、史実でもそうであったように、その一方で人を惹きつけるカリスマ性も併せ持った不可解な人物。

本作では、そんな笑顔で恐ろしいことを平気でするという腹の底が全くわからない大人物(ラスボス)として、尊氏が上手く描かれていると感じました(そして、この設定が秀逸だと思います!)。


【主人公・北条時行の成長ストーリー】
本作の次回予告でも年号の表示がありますが、1333年の「建武の新政」の2年後、1335年に「中先代の乱」が起きます。「中先代」とは本作の主人公である北条時行(CV.結川あさき)のこと。しかも「乱」なので政権交代に失敗したことを意味しています。この後もラスボスである尊氏を追い詰め、いいところまで行っては逃走するということを何度か繰り返すことに(※歴史的事実なのでネタバレではないはず…)。

というわけで、時行は、「逃げ上手の若君」として少年漫画っぽく「逃げに特化したスキル」を強化していきます。
ただ、中先代の乱のときに10歳だったらしいので、普通に考えれば本人の意思とは関係なく旗頭として北条家の御曹司であることを周囲に利用されただけなのでしょうが、そこは原作が少年漫画。

特に本作では、物語の序盤にあたり、これからラスボスである尊氏を倒し主人公として活躍するため、それに必要な才覚を身に着け、仲間である「逃若党」の面子を集める成長ストーリーになっています。


また、領地を捨てる敵前逃亡が情けないというのは、特に「自分の土地」(一所)を守るために命を懸ける「一所懸命」という鎌倉武士の価値観にも合うと思われるところ。
もっとも、「諦めたら、そこで試合終了」なわけですから、潔く散ってしまうより、執拗に付きまとわれる方が相手にとっては厄介。

物語の終盤で、時行は、自分の領地を奪われ死に急ごうとする保科弥三郎(CV.稲田徹)に向かって、

{netabare}「あなたたちは美しく死ぬ自分に酔っているだけだ」
「あなたたちが生き残れば 悪い国司に抵抗し続けられるのに 虐げられる領民の希望になれるのに」
「潔く死んでも何も残らない!」

と言って、後に諏訪新党として共に活躍することになる弥三郎の死に急ぎを思いとどまらせることに成功します。{/netabare}

しかし、「しぶとく生き残ってこそ、現世での希望になれる!」ということは、弥三郎に限らず、尊氏に滅ぼされた北条家の再興を目指す時行率いる「逃若党」にもいえること(確かに、民衆や後世の歴史家は、11話で言う通り、潔く死んだかどうかでその人物を評価しないですよね。)。

本作では、そんなメッセージ性も感じました。


【諏訪頼重は時行を救うためのギミック?】
本作に登場する諏訪大社の神官で諏訪の領主でもある諏訪頼重(CV.中村悠一)は、時行を北条家の御家人として鎌倉から救い出し、ラスボスである尊氏に対抗するために必要な才覚を身に着け、仲間を集めさせようとします。

もっとも、この頼重、本作では、現人神として神性を帯びていて、不完全ながら未来を見通す力を持つという設定なので、すごろくではなく現代のゲームである「桃太郎電鉄」を知っていたり、メタ発言を繰り返したりします(笑)

特に当時の雰囲気をぶち壊すキャラなので賛否ありそうなのですが…


歴史上の人物である北条時行については、詳しい歴史を知らなくても後の世が鎌倉幕府の再興ではなく室町幕府の始まりなので、初めからバッドエンドであることが歴史的事実として確定しています。

もっとも、一応前途ある少年が観るはずの少年漫画が原作なのですから、初めから頑張っても全く救いのない話ではなくて、確定された未来(バッドエンド)ではない希望のある未来が欲しいところ。
なので、頼重は、最終的に時行を何らかの形で救うための物語上のギミックなんじゃないかと思ってます。原作未読なので先の展開は知りませんが、未来が見えるのなら、何のために未来が見えていたのかの種明かしも含めて、「確定された未来の改変」くらいはできても不思議じゃないですよね。

まあ、いうて物語なんで、それくらいの救いがあってもいいんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/10/07
閲覧 : 100
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6

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

画は素晴らしかったんだけど。

一体何を目指して何を成し遂げたのか

仲間が集まり共に戦う構図はありきたり

どうにも中途半端なアニメでした。

投稿 : 2024/10/07
閲覧 : 35
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2

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

心理描写が乏しく、バトル×コメディな作品。

初見評価
この作品自体完全に初見だけど、始まる前から話題になっていたので無意識にもハードルは上がってしまっていたと思う。
まず評価しやすい部分から。
・作画強弱の付け方が上手で抜くとこは抜く、大事なところは気合が入ってる。
そして顔芸が中々多い作品のようだがまあ、モブキャラでも印象に残りやすいしキャラデザも可愛い。
・音楽もOP・ED共に作風にもあっているし安っぽくもない。BGMも作品も盛り上げている。
これだけで作品として見やすくいい作品。ここからは好みの話。

ストーリー
絵がかわいかったのでもっと子供向けで軽い作品と思っていたのだけど、始まってみれば一話から中々にグロテスク表現が多い。首がポンポン飛んでいく。
歴史に疎いので史実通りなのかはわからないだけど歴史に沿って進んでいるようなナレーションも入る。
主人公が家臣たちに裏切られ一家皆惨殺され逃げ延びて、仲間を集め復興する。
的な話なのだけど割と明るい演出で展開するのでグロ表現はありながらも軽い印象という不思議な雰囲気。
これは好みなのだけど、惨殺直後も主人公楽しそうに死地を潜り抜けており
あまり落ち込む様子がない(あまりってだけで全くと言うわけではない)。
もう少し落ち込んだり悩んだり、あるいはこみ上げる気持ちを抑え込む描写があったほうが最終的に感動も誘えるのではないだろうか。
このままだと、ただ死の局面を楽しむ狂人になりそう。
でも、それについてのセリフも多いし狙っての事なのかな?今後何か言及があることに期待。
まあでもとても面白い作品なので今期Best3くらいには入りそうな作品。

8話まで視聴
最初の雰囲気のまんまって感じかな。
敵はグロく残酷な時代を生々しく表現(一人ヒャッハーが混ざってたけど)している。
が、主人公サイドは商品化向けの可愛い子供たちをイメージしている。
心理描写も乏しく薄いキャラクター像。
そのため、重い時代背景なのにごっこ遊び感があり違和感。
しっかりみるとそこが気になってくると思う。
だけど、ヒャッハーしかりメタ発言しかりおそらくジャンルはバトル×コメディって作品。コメディが入っている作品は考えたら負け。

グロテスク表現と商品化しやすいキャラクター達で注目を集めやすい作品。
まあ、面白いけど最近の子供向けって感じなのかな。
自分の子供には見せたくないけど。

最終話まで視聴
上記通りの評価かな。
戦って強くなって戦って、少年漫画って感じ。
作画や演出はよく見やすくてとっつきやすい作品。
ただ、深みはないかな。面白いねー。で終わる作品。
見返したり勧めたり感動したりってのはない。

投稿 : 2024/10/07
閲覧 : 117
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2

なかやま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

優秀なアニメ

今年の夏アニメは、作画が優秀な作品は多かったが、物語が素晴らしい作品は少なかった。

独特の画風だけでなく、細かいところまでちゃんと描く。タイトルは逃げ上手だけど、戦闘シーンの出来が随一だ。

ストーリーとキャラに関しては、ネタバレはしたくないが、「24分では物足りない」と思わせる、非常に優れた物語であることに違いない。 決してただのギャグアニメではない。

音楽は私の好みじゃない、高く評価できない。

投稿 : 2024/10/03
閲覧 : 132
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3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

正直、1クールでは物足りな過ぎるほど面白い作品でした

北条時行自体は馴染みはないけれども、その父親である北条高時が昔読んだ太平記の影響であんまり良いイメージではないがゆえに正直これどうなんだろうと思いましたが、作中で高時についてそこまで言及されないところを見るにそういう事なんだろうなと。

OPとED共に軽快な感じで作品自体も必要以上にシリアスではなく、むしろ時行をはじめ周りの郎党達との掛け合いも良くて合間の笑いが冴えておりました。もちろん武士の時代が舞台ゆえに血しぶき飛びかうグロいシーンもあるけど、それ以上にバトルシーンや合戦シーンは見応え抜群。特に見事な身のこなしで相手の攻撃を紙一重で避け続けながら最後には鮮やかに勝利する時行に少し時代が違いますが牛若丸のようなカッコよさがありました。

強いて言うと普通に2クールやるだろうなと思ってたのが1クールだったのが残念で、もっと続きを観たかったなと思うのですが原作がだいぶ話が進んでるそうなので読んでみたいなと思ったのと、この面白さと反響なら二期も必ずやると確信してるので首を長くして心待ちしたいですね。

投稿 : 2024/10/03
閲覧 : 40
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10

ネタバレ

メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

いや、今期一番でしょう!

 さらっと他の評価みたら、意外に低い。
 まあ、まだ2話ですからね。評価を下すには時期尚早なのかもしれません。
 とは言え、1話を観た段階で思いました。
 これは間違いなく今期は一番だと。

 あとは史実では先が見えているこの話。どうまとめるか。
 兄の邦時にあんな仕打ちをした挙句さっくり殺す本作。
 今後の展開がどうなるかで評価が変わるかも知れません。
 追々、追記してゆきたいと多います。 

余談
あ、今季は最強のダークホース、しかのこがあった……

追記
最終話まで視聴
いや、最後まで完璧。
躍動感溢れ、各キャラを魅力的に描くオープニングに始まり、
敵も味方も大円団的エンディングで締める……。
現代的なボケとツッコミギャグ。
硬軟おりまぜた演出。
何より、お姉様方にはストレートにぶっささるショタコン。
それ以外にも歪みを生じさせかねない主人公の魅力。
今後の展開いかんによるかもしれませんが、一期としては大成功ではないでしょうか。
史実に忠実にすれば悲劇的な結末は見えていますが、これをどう展開させるのか……。
刮目して2期を待ちたいと思います!

投稿 : 2024/10/03
閲覧 : 105
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4

ネタバレ

Nick さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

史実のようで仮想

<物語について>
●設定
・南北朝時代の日本昔話
・コメディっぽくしてるので、必ずしも史実通りではない
・時行は逃げる&避けるという行動が得意

●流れ
・鎌倉幕府滅亡
・諏訪大社に逃れて、反旗を翻すための準備

モブキャラですらギャグに利用するという肉付けなので、全然お話がすみません。まあこの時代のお話であり、史実の資料が少ないので、事務的にお話を作ってしまうと1話持つかどうか・・・なので、面白おかしく見せるという部分では非常にいいと思われます。

<作画>
めちゃくちゃクオリティーが高いですが、色使いが若干濃い色使って見にくいのと、強調するための線を書きすぎだろうっていうぐらい入れてるカ所がかなりあるので、そこだけが個人的には嫌いです。それ以外は実写とか細部までの表現とかとても素晴らしいです。

<声優・音楽>
良い方だと思います・・・。
個人的にOPの曲は好きではありません。

<キャラについて>
非常に表現しにくい。とりあえず、8~10歳前後の子供とその仲間たちが切磋琢磨して成長していくという物語ではあるけれど、時行がお坊ちゃんでやさしい、頼重が奇天烈で何考えてるかよくわからんっていうのぐらいしかわかりにくい。弧次郎・あやこ・しずく等の主力ですらモブレベルなのが残念

<総じて>
中途半端すぎる終わり方だし、もう少し先の方まで見られるなら見るのはお勧めします。1期だけだとなんだかなーっていう感じでした。

投稿 : 2024/10/02
閲覧 : 42
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4

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういうエンタメ歴史物を待ってたかも!

面白かった
作画も良かったし
アクション・戦闘時の描き方も迫力と発想が素晴らしい。

最初の方で現代のバラエティみたいな描写があったが未来が見える人なのね。

オープニングだけで日本の文様、アクション、歌に乗った作画と素晴らしく。真似しようと模写中。。

エンディングはやりすぎかなと思ったけど(ああいうのはスピンオフでやってとは思ったが)徐々に慣れたかな。
こちらも動きがしっかりしてる。

欲をいえば
鎌倉幕府の後ってあまりよく知らないので
そこが学べるといいかなと思ったが
あまり歴史的なものはよくわからなかった。。
も少し今はこうでこの勢力が。。ってのあれば良かったかな。(あった気もするが。。)

しかし逃げるのが得意な主人公が人望で仲間を集め、各能力の個性豊かな仲間が集まり、逃げることをマイナスではなく武器にしていくというのは良かった。

ギャグがコテコテすぎず、ちゃんとシリアスにも戻る。
子供に人気ありそうなキャラデザだが、敵はシリアスおっさんと対比もわかりやすく。
って妖怪のような集中線の顔のやつとかオバQ的な人とか最後いい役するんかい笑

まーとても面白い作品でした

息抜き回のような変態稚児の回は秀逸でした。

2期期待!
------
こちらもYouTubeで出演声優さんたちの番組のラジオやってますね。
最近主流はこういう感じなのね📻

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 36
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5

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作は好きな作品。出来も良好なので読み返すつもりで見たい

原作既読。
好きな作品です。というか松井優征さんは本当に凄いですね。
3回連載して3回共アニメ化はジャンプ作家でも難しいですよ。
いやジャンプ作家だからこそ難しい。
マガジンも結構居ますけどね。

歴史物を書いてもきっちり面白い、素晴らしい作品です。

原作が好きな作品は、アニメ化の出来が良ければできれば見たいところ。
本作は…
良質ですね。作画が良い。良いアニメ化に思えます。
音楽はちょっと歴史風じゃない音楽がちょっと慣れない感じですが…。
まあ慣れれば大丈夫かな?

というわけで見たいですね。
とはいえ内容は知っているので本数次第で諦めるかもしれません。

全話感想
原作が好きな作品で、アニメの出来が良いので、単純に見返す意味でも見て面白かったので、全話楽しませて頂きました。
原作に忠実なアニメ化で非常に良かったですね。

最初は違和感のあった音楽もすぐ慣れましたね。
これで良いんだよ、と言える素晴らしいアニメ化でした。

あれ、2期決定じゃないの?
まあ原作ストックは十分ですし、やると思いますが…。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 90
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6

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

良作ではあるが、ちょいちょい作品自体のアクが強すぎる

鎌倉時代の終末期を題材にした作品というのは結構珍しい。史実に忠実な話を展開して、ギャグ調に脚色しつつも笑えるような内容に仕上げられていて面白いと思う。

作画の動きも良く、色合いも昔の雰囲気を崩さないで現代らしく描写できてるから世界観が鮮明に伝わりやすい。

諏訪頼重みたいなクールだけどギャグキャラとしての癖が強いひともいるし、見た目やモブのインパクトに頼りきりな所があるからそこら辺が微妙。あとギャグだけじゃなくてグロシーンもそこそこあるから心臓弱い人にはあんま向かないかも。

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 39
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4

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

史実に基づいた鎌倉幕府滅亡の際に逃げた北条時行の生涯を描く作品。

詳細は公式サイトでも。

集英社『週刊少年ジャンプ』連載中の松井優征さん原作コミックのアニメ化作品です。制作はCloverWorks。

「暗殺教室」の原作者が5年ぶりに描く歴史マンガ。しかも制作がCloverWorksということで、非常に下馬評が高かった本作。結論から言えば、そんな下馬評を裏切らない高レベルの作品でした。

鎌倉時代から室町時代にかけての、鎌倉幕府滅亡の時代に生きた北条時行の生涯を描く骨太の歴史マンガですね。

いや、もう初回は文句のつけようがない素晴らしい出来。
構成も見事。冒頭から序盤は、家臣の教育からすばしっこく逃げ回る時行と、そんな時行を笑いながら温かく見守る家臣や住民をほのぼのと描く。

そして、蹴鞠で遊んでいた時行兄弟の描写から、鞠が生首に変わって舞台は一転。足利尊氏の裏切りにより、新田義貞による鎌倉攻めで幕府が滅亡するといったシーンへと移り変わります。

歴史マンガなので、史実に忠実なのはいうまでもないのですが、そこにエンタメ性を付加するといった形。これは今期の本命候補として堂々と登場したなといった印象です。初回は文句なし!

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
全体的に見れば、良作の部類だったと思います。
ただ、かなりクセが強いのは確か。特に諏訪頼重はギャグ感が強めで、それが鼻につくという印象は1クール通しても払拭できませんでした。

作画は、さすがのCloverWorks。ケチのつけようがないハイレベルな出来でした。特に最終話の実写を絡めた演出とか、大河のOPみたいなCGキャラの人形の映像とか、さすがだなあと唸らされました。

うーん…
なんていうか、歴史モノだけに、真面目にやってしまうと大河ドラマになっちゃいますからねぇ。エンタメ性を強めると、どうしてもギャグがお子様向けっぽくなるわけで。まあ、ジャンプ作品なのでターゲットがお子様ではあるのですが…

目くじら立てるようなものでもないのかもね。
こういう間口を広めた作品から、歴史を学ぼうとする子供が出てくれば、それはそれで意義のあることなのかもしれません。

そういう意味では、非常に有意義かつ面白く楽しめる作品だったと思いますよ。続編を待ちたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 139
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5

大貧民 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

太平記の裏側

太平記(と言っても古典の方では無く足利尊氏を主人公とした近代作品)の裏側、尊氏と敵対する、鎌倉を滅ぼされた北条時行を主人公とした本作。
史実を元にした作品で、大きく史実をまげるようなことは無いものの、脚色演出は大いに入っており、ジャンプ漫画らしく主人公たち子供が戦うアクションシーンが多い。

アニメの方は映像も素晴しく、戦場を扱っていることもあり迫力を出すための筆画のシーンなどを挟み、圧を強く押し出されている。
OP/EDが、昭和のアニメぽく感じるのだが。良くできていて面白い。

見終わって、続編を除くと今期の覇権はこのアニメだったんじゃないかと思う傑作。

OP/ED は見続けていると中毒要素が強くこちらもハマった。素晴しい。

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 109
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4

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

CLOVERWORKSは外さない。

原作未読です。

最初は視聴リストに入れてなかったのですが、
作画すごいで話題になっていたので、
追っかけで合流しました。

最近のCLOVERWORKSは、絶好調ですね。
作るもの全てがおもしろい。
まるで覚醒した大谷選手のようですw

何が良いのかというと、個人的には、
エンタメとしてのアニメを安心感のある作画クオリティで
提供してくれるところだと思っています。
キャラやストーリーが良くても、作画がイマイチだと不安だし
作画だけ良くても総合評価は上がらない。
つまり、定評のある原作で、アニメ表現がベストマッチなものを
並々ならぬ嗅覚で探し出し、
きちんとアニメとして動かしてくれている。
それを高打率で排出し続けるのは、とてもすごいことです。

この安心感はとても信頼できるので、
原作ありのCLOVERWORKSは、今後確実に追いかけていこうと
思います。
(次は、「ギルドの受付嬢ですが・・・(以下略)」ですか。
 普通は視聴しませんが、約束どおり視聴しますw)

制作会社のことばかり書いて、本作ことをあまり書いていませんが
本作も十分楽しませてもらいました。
ぜひ2期を確定路線でお願いします。
(CLOVERWORKSの2期待ち渋滞がすごい・・・)

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 173
サンキュー:

13

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい歴史系アニメ

南北朝時代を背景とした歴史スペクタクルストーリー。
最初から怒涛の展開。
複雑な歴史を見やすくする演出も素晴らしい。
歴史を知っているからこそ、先行きの絶望感が半端ないが、
そんなことは気にならない。
敵も味方も人間の描き方が魅力的で素晴らしい。
ともすれば暗くなりそうな時代なのに、みんな明るく楽しそうだ。

今回は序盤で終わってしまった感がある。
ぜひ、足利尊氏との決戦を見たいものだ。

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 39
サンキュー:

10

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ペンデュラム

エンディングが良い。
KA・MA・KU・RA への LOVE が溢れ出す。
歴史は川の流れ、水は人の思いである。
それは分岐し、時に地下水脈へと姿を変えることもあろう。
折々に顔を出す登場人物たち。
偉人、英雄、逆賊、その呼び名に大した意味はなく、ペンデュラムの如く揺れ動くものであり、時の権力者、あるいは時代におもねる空気のようなものに左右されてきたわけだ。
鎌倉(K)から令和(R)まで。
変わらぬ愛を貫く若君と観察俯瞰、ダウジングする水先案内人の旅路は続く。
                (2024/08/03)
悪人、盗人、変態にも三分の理である。
ただし、その本性には一分のブレなし。
痛快さ、潔さ、ノリの良さが光り輝く。
最高の、そして期待値MAXな俺戦エンドを観測せよ!

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 202
サンキュー:

17

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

松井優征×CloverWorks=約束された勝利

3作品連続アニメ化は伊達じゃない。

原作画力落ちた?

いい感じにCloverWorksがウケの良いブラッシュアップを
してくれたから、キャラも映えも良く、ストーリーも更に
面白くなったと思う。

2期確定では?

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 32
サンキュー:

3

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

若様が統領になるまで

クローバーワークス新作は
人気作家松井優征先生の最新作

血なまぐさい動乱の世を時にはシリアスに
そして現代要素をわざと入れるメタパロを多用して
テンポの良さを作り出していたと思う

時は1333年鎌倉

執権北条高時の息子時行は8歳
次期当主として剣術や勉学を押し付けられるも
ひらりと逃げてしまいサボっていた

だがすぐに残酷な現実が襲う
京へ討伐部隊として送った重臣足利尊氏が
反転して鎌倉に攻め込んできた

迎え撃つ準備も整えられず鎌倉は陥落
時行の周りには誰もいなくなってしまった

驚愕する時行の前に現れる謎の男
信濃の神官である諏訪頼重

時行に未来予知ができると言い
諏訪に来て幕府再興の力を蓄えよと誘う

時行は自分だけ生き恥を晒したくない
私もここで死ぬというと

頼重は占拠した足利軍に
「北条の遺児がいるぞ」と張り上げ
高台から突き落とす

一斉に襲い掛かる武者を前に
一人また一人と交わしていく時行

その顔はまるで何かを楽しんでいるような
恍惚な表情を浮かべていた

諏訪へ着くと時行のために用意した
同世代の頼重の娘雫・狐次郎・亜也子を
腹心として宛がわれ

表向きは諏訪大社のチョウジュマルとして
裏では「逃若党」の主として活動することになる

初めは逃げること以外からっきしで
能力のある腹心に負い目を感じていたが

仲間を信じることによって成長し
村中の鼻つまみ者だった盗賊風間玄蕃
放浪していた軍師フブキを仲間にした

その過程の裏で敵役のクセが強いのなんのw
飛び出るくらいの目玉とか地獄耳の表現も凄いし

時行サイドの話を追ってはいるものの
ついつい相手に圧倒されてしまう

時行自身も戦場の場数を踏んで
大将としての才覚が現れ

保科氏との撤退戦では
自ら殿を務めているからね

恐らくこの後の鎌倉奪還もアニメ化されるだろうけど
「着せ恋」「ぼっち」と詰まっているからなぁ~

気長に待ちましょう

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 41
サンキュー:

5

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

室町時代で逃走中 ネウロ→暗殺教室→これ

この若殿
ミッションに挑まず(謎を解かず、技を磨かず)
戦わずして勝つ
しっかし、最近のアニメはパルクール(アサシンジャンプ)が好きなのか
ひろプリのソラもそうだし、菜なれ花なれの子もピョンピョン屋根から飛んでるし、無論この少年も...

2話
焼け焦げた鎌倉の村に逃げ込んだ
そして逃走劇は始まる
しかし、このゲームは誰でも自由に裏切り、ターゲットを処刑に導くことも可能
つまり、ルールなどは無用
なら、誰を信じればいいんだ?

3話
諏訪大社にやってきた御一行
じゃあ、鍛錬だ

4話
迎えるのは足利の部下たち、奴らを殺めるのが今後の務め
(とは言えども、室町時代後は戦国時代、自らが武士の時代を強めてしまったとは思ってもいないだろうに)

5話
犬追い祭りで刺客を退けた
確かに弓を射る際、体の向きで死角が生じるのだが...

6話 お金にがめつい協力者
お金にがめつい、悠木さんってこんな声も出せたんだな...
まるでターニャの声を太くしたかの如くッ...

7話
新しい小笠原の部下
それは背中に大量の蟻を背負っていた...(木を食害するシロアリじゃないのか)

8話
小さな家に拘束すれば討ち取れると思った?
この動き...ナギッ...!

12話
そして鎌倉を奪うまで逃げ続ける

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 393
サンキュー:

5

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

殺伐残虐な鎌倉武士を変態化で料理<69>

序盤は少年誌なので下限にも対応しないとなコロコロ的なギャグが鼻についたけど、映像クォリティでぶん殴る大正義ジャンプアニメ仕様は七難をカバー。
お子様を救うのはそこのノリだけで、基本的に殺伐な時代を容赦なく描いてましたし。
後半に行くにつれて、敵味方のマッド鎌倉武士・変態稚児への覚醒で盛り上がってきたところで今期は終了。
作品のコイルが暖まってきたところだぜ、な2期を楽しみに。

げジョ<68>
2話まで視聴
ハイクォリティな作画&演出と勝ち抜いた原作で量産される大正義。
当時の武士の野蛮さを表すような敵味方のサイコモブの登場を一番楽しみにしてる。
主役の声が子役つかってるようなリアルよりの声の出し方だけど、全裸逃亡変態稚児として全開になったあたりでは演技を替えてくるのかな。

投稿 : 2024/09/26
閲覧 : 63
サンキュー:

2

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逃げ上手の若君のストーリー・あらすじ

時は西暦1333年、武士による日本統治の礎を築いた鎌倉幕府は、信頼していた幕臣・足利高氏の謀反によって滅亡する。 全てを失い、絶望の淵へと叩き落とされた幕府の正統後継者・北条時行は、神を名乗る神官・諏訪頼重の手引きで燃え落ちる鎌倉を脱出するのだった…。 逃げ落ちてたどり着いた諏訪の地で、信頼できる仲間と出会い、鎌倉奪還の力を蓄えていく時行。時代が移ろう大きなうねりを、「戦って」「死ぬ」武士の生き様とは反対に「逃げて」「生きる」ことで乗り越えていく。 英雄ひしめく乱世で繰り広げられる、時行の天下を取り戻す鬼ごっこの行方は―――。(TVアニメ動画『逃げ上手の若君』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年夏アニメ

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