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「僕の妻は感情がない(TVアニメ動画)」

総合得点
64.7
感想・評価
94
棚に入れた
250
ランキング
3699
★★★★☆ 3.2 (94)
物語
3.1
作画
3.3
声優
3.3
音楽
3.3
キャラ
3.2

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僕の妻は感情がないの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新しい扉の可能性

普段ロボットのようなものには途端感じないが
本作で新しい可能性が開けてしまいそうだ()


< 作画 >────────────────────────────────────────
作画は問題なし
違和感なく普通に楽しめる。
無表情なロボットからたまに読み取れる表情の差が面白い
特に何か言いたげな時の表情が良いです。

< 構成 >────────────────────────────────────────
テンポや展開
こちらも特に鼻につくことなし。
早くもないが遅くもない日常系として良いテンポ展開

< シナリオ >──────────────────────────────────────
設定もロボットのある世界観で、
よくAI学習でやらせるトロッコ問題や
{netabare}ロボットの知能テストみたいなのは面白かった。{/netabare}
ロボットが社会システムに組み込まれていたりと
現実に寄りつつ、ちゃんと世界観を形成できていると思います。

< キャラ >───────────────────────────────────────
メインとなる主人公とヒロインは特に問題なし!
ロボットっぽさを出しつつ、若干の人間味。
主人公の姿勢や寂しくも考えてしまう思考行動などは共感できるところある。

< 曲 >─────────────────────────────────────────
結構良いかも?普段疎いので判断しかねますが、OPEDともに聞いてます。



< まとめ >━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原作は知らないが、きっとしっかりしているのだろう
それをアニメにしているので、アニメも全体的に良い方だと思う。
デトロイトビカムヒューマンなど見てると若干通ずるものや、
なんとなく考えさせられる設定もありました。
一気見しましたが、不満点は無く良質なアニメでした

投稿 : 2024/12/14
閲覧 : 15
サンキュー:

1

ネタバレ

覆面反対 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前時代と未来が入り混じる

タクマの住んでいるアパートは昭和感さえある住居

しかし一緒にいる家政婦ロボットは高性能
言葉を話し、料理なら何でも作れる…身体は首から下はサイボーグ…金属でロボット感あるが、顔はほぼ人間

現実のロボット技術は…ようやくファミレスに注文された料理を運ぶロボットが出てきたレベル…このアニメの世界にはとてもまだ追いついてない🤖

しかもこれでも…中古品。家政婦ロボットのミーナは料理をしたり公園まで歩いたり、水深10mまでの耐水性こそあれ、これでもまだ進化の途中段階

表情豊か、声にも抑揚があり身体も人間そっくり…なスーパーミーナという上位互換も存在する。しかも彼女らはID交換さえおこなえば脳内で高速会話ができる👩👧

現実世界は…西暦何年になれば…ここまでなれるんでしょうかね?🌏

あと…5話でアップデートするミーナを寂しがるタクマ…何か共感できました。アップデートすれば表情豊かになり、さらにバリエーションが増す

けれど…無表情で一定のトーンの声がもはや個性になっていて愛着ある…ここで変えてしまったら何かが失われる気がして寂しい…事もあるんですよね

例えるなら…YouTubeに投稿されてるゆっくり動画…霊夢と魔理沙の喋り方が(コールセンターや声優業界において)棒読みはマイナスなものとして捉えられることが多いのに)次第にクセになって気づいたらそればかり見るようになっていた…感じなのかも

10話…ミーナとマモルの前で停まり、親指で「渡っていいよ」のポーズをとるドライバー。しかしミーナは「あれはサムズアップと言って相手を褒めるジェスチャーです。お買い物に行く私たちを褒めてくれました👍」とサムズアップ返しして回り道してしまい、ドライバーを困惑させてしまう😅

「私でも分かる意思表示がミーナには分からない」「技術は進んでもこういうところがロボの限界なのか?柔軟な思考ができない…一定のパターンでしか動けない考えられない🤖」「だから(通信機能が無いと)迷子になってしまい、電柱に書かれた住所のみを頼りにしらみつぶしに家を探す」と感じたかな

マモルにドヤ顔するミーナのシーンが2回(10話) マモルがクラス1、ミーナがクラス2…ミーナの方が防水機能も高いそう…けどそれをいい事にマモルにマウントとってる気が…😏

最終話…よく分かんない…私から見れば親のエゴじみた口実でミーナの所有者がタクマのお母さんにされそうになるも、ミーアが「もしそうなると(離れて暮らしてるため)何か起きた場合に所有者を助けに行けなくなる」と言ってそれを回避

実家からアパートに戻り、タクマの呼び方が何通りも浮かびどれにしようか迷うも…結局タクマ様…と従来の呼び方に落ち着き…マモルを含めた3人でこれからも私たちの暮らしは続くエンド🧑‍🧑‍🧒

ラストシーンでENDと書かれていた…個人的予想としても…2期は無いんじゃないかと思う…知らんけど

投稿 : 2024/11/16
閲覧 : 111
サンキュー:

3

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幸せのカタチの多様性

恋愛感情はもちろん、結婚願望だってがっつりある。
言うほど人嫌いじゃないし、仕事も真面目に向き合っている。
それにLGBTQ+なわけでもない。
それなのに、人間の異性には関心が向かない・・。
それゆえに、ロボットには心を惹きつけられてしまう・・。

タクマはパラフィリア(性的倒錯)なのかしら?
初めはそう思いました。
でもちょっと違うような気もするし・・。
どうやら、オブジェクトセクシャリティー(対物性愛者)のようです。



以前、ボーカロイドの初音ミクと挙式した人のニュースを目にしました。
キャラクターに強い恋愛感情をいだくことをフィクトセクシャルと言い、ミクは3Dのホログラムでもあるので、デジタルセクシャルとも言えそうです。

印象的だったのは「彩りと癒しに充実した生活です。」とコメントする満面の笑みでした。
あれから6年、ミクは15センチのホログラムのほか、等身大のボディも得て幸せに過ごしているそうです。

フィクトセクシャルという指向性が、日々に安寧をもたらし歓びに包まれるなら、それはとても素敵な人生だと思います。



ある企業では、そうした人向けに "結婚証明書" を有料で発行するサービスを提供し、すでに多くのカップルが成立しているそうです。
一途な純愛、複数キャラとの重婚、逆に複数のユーザー間でキャラが被るなど、愛の形はさまざま。
意外だったのは、申請者のうち9割が女性ということでした。
どんないきさつでそうなったのか、ちょっと伺ってみたい気持ちです。

この現象、実のところなかなか侮れません。
というのも、一般財団法人日本児童教育振興財団の日本性教育協会の調べ(2017年)によると、ゲームやアニメの登場人物に恋愛感情を持つと答えた大学生は、男子で14.4%、女子は17.1%なんだそうです。

7人に1人という数字は、もはやオタクの域を超えて、ひとつの社会的な潮流を成していると感じます。
3か月ごとに量産される膨大なキャラの現状を鑑みると、フィクトセクシャルの予備軍は、今後、加速度的に増えていくのでは?と思います。

なぜなら、アニメを楽しむのは子どもだけではない(年々絶対数が増える)し、子どもの人口は減るばかりです(増加因子が相対的に増える)ので、当然とも言えるでしょう。
この調査は6年ごとに実施され、初回時からずっと右肩上がり。
2023年度の調査結果も気になるところです。



そんなフィクトセクシャル(オブジェクトセクシャル)への指向性が、この先、アンドロイドにどんな機能を求めるようになるでしょうか。
●iriや●lexaなどが搭載され、ミーナやサミィ(イヴの時間)の家事支援はもちろん、介護支援機能なども備えるなら、生身の人間と遜色ないパートナーになりえるし、素晴らしいコンシェルジュとして傍に寄り添ってくれるでしょう。

先駆者はいつだって奇異の目にさらされるものですが、夢の大きさ、志の高さ、愛の豊かさをもってすれば、いずれは誰の目にも理解できる文化的土壌が出来上がるものです。
最新のテクノロジーはさらに多くの選択肢をもたらすでしょうし、キャラクターはますます魅力的になるでしょう。
いずれは価格に手が届く日もやって来て、ミーナみたいな中古品市場も広がるはずです。

そんな時代になれば、老後に孤絶する寂しさを感じることもなく、また窮屈な施設に入所することもなく、住み慣れた我が家でむつまじく暮らせることも夢ではなくなるでしょう。
「おまえひゃくまで、わしゃくじゅうくまで」と愛をつむぎあい、命が尽きるその時まで看取ってくれるなら(これ確実ですね)、どんなに幸せな人生かと私は思います。



まさに、幸せのカタチ、恋愛の指向性は人それぞれ。

その意味で本作のタクマとミーナは、セクソロジー(性科学)の一端を担っているように感じます。
また、ヒューマンセクシャリティー(生殖という枠組みを超えた人間の性のあり方)を提示しているとも言えます。

本作のような生き方の多様性を探る思考実験は、狭義に解釈するなら、タクマとミーナの相関性に、新しいパートナーシップの価値観が見つけられる気がします。
あれだけピュアな間柄なら、AIが人間を学ぶ意義も高まるでしょう。
家庭内DVはもちろん、もしかしたら第3次世界大戦など、起こしようもないほどに。

ただ、広義ではもやもやが残りました。
フィクトセクシャルやヒューマンセクシャリティーの拡大は、家族の形どころか、社会のそれを一変させる可能性があります。
突き詰めれば、生殖行為がないことで、人口問題に影響が出るかも知れません。

まぁ、増えても減っても囃し立てるのが世のコメンテーターの常ですから、減ったら減った時のことですけどね。
そんな先のことはケセラセラです。



世界の幸福度ランキングは51位の日本(2023年)。
未婚、既婚、非婚であれ、DINKsであれLGBTQ+であれ、家族の形、幸せのカタチは、国が期待するものでも、国に期待できるものでもなくなってきています。

古事記にも「くらげなす漂える島」とあるように、カオス状態からの国産み(新しいコミュニティーづくり)には、どうしても必要なプロセスであることは明示済みなのですね。
その意味では、とどのつまり、ヒューマンセクシャリティーをどう捉えるのかを問うのが、本作の主旨であり、ねらいなのだろうと思います。

果たして、幸せのカタチの多様性は、どんな世界地図を描いていくのでしょう。
そのルート上には、どんな対人希求性(身近な人に何かを望むこと)が見つけられるのか。
はたまた、どんな対人相関性(誰かとの関係性を深めたり広めたりすること)を見出せるのか。

そんな問いに頭を悩ませながら、人間の好奇心は自律型AIロボットの研究・開発を続けるはずです。
試行と実践(実戦?)に右往左往しながら、いつの日か薔薇色の未来へと私たち人間を導いていってほしいものです。



ヒトが道具に求める価値は、それぞれの目的に合致しているかどうかです。
数ある品番からたった一つに手を伸ばし、選ばれた道具はその性能・機能を購買者に発揮しようとします。
指先からのフィーリングは脳を刺激し、取扱説明書の手順はゆるやかに感性と融合していく。
お互いに馴染むまでは四苦八苦しても、そのステップはライフワークへの満足感につながり、ライフステージを豊かにさせてくれるはずです。

人間の想像力は無限ですが、創造力は有限です。
だから、そんなイメージの世界をもっと自分に引き寄せ、より普遍化する作業を踏むことが必要なんですね。
それが道具と人との望ましい価値観づくりなのだろうと思います。

タクマの判断や行為が気持ち悪いというのは、現時点での感性の実相であり到達なので仕方のないことです。
ただ、それを未来から見返せば、きっとすっかり克服されてしまっていて、些末なことだよと一笑されているのかもしれません。

そうした階段を、三段昇ってはまた二段下りる試行錯誤に、AIの意味を探求し、AIへの評価を議論し、AIとともに知性を育み、AIともどもの感情を熟成していく。
そんな時間の経緯から、まだ知りえない基準や規範、まだ作りえぬ規律と調和とが形成されていくのだろうと思います。



ミーナは、そのためのメッセンジャーです。
いずれ迎える超高度文明への入り口に、多様な生き方へと多くの人類をいざなうことが、彼女らの本当の目的なのかもしれません。

重要なことは、高度な技術や便利な機能が、それぞれの人の幸せに寄り添い、支えるものになっているかどうか、そして、相も変わらず、他者の権利侵害には絶対的に使用できないという、ロボットの三大原則を当てはめることでしょう。

とは言え、いつの時代にも世界のどこかには困ったちゃんが必ずいて、自分さえよければという独善的な妄想に取りつかれては、虎視眈々と我が世の春を狙っています。
そんな輩こそ、何千年も昔の自国の歴史だけに固執して、あたかも当たり前のような顔で土足で踏み込み、手に入れるからには何人たりとも排除するという不遜な態度をとるでしょう。
だからこそ、より地球儀的に、より国際連携し、高い人権的規範をもったプランニングへとブラッシュアップするプロセスを構築することが重要になります。

日本のAIロボットの系譜は、本作のミーナはもちろん、古くは火の鳥復活編のレオナとチヒロ、2772のゴドーとオルガといった先人たちがいます。
手塚氏のそれはあまりに壮大で迂遠なので、答えの見つけようも途方にくれますが、本作の場合は小さなアパートの一室のことですから、案外身近なビジョンとして受け止められるでしょう。

そんな多種多彩な作品群から、人間とAIロボットの希求性や相関性のありよう、幸せのカタチの多様性を学んでいければいいなと思った次第です。

投稿 : 2024/10/27
閲覧 : 57
サンキュー:

5

ひっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

後半にかけて思考が拡がっていく

1話、家事ロボットに下心を持って接する主人公の気持ち悪さによってシャットアウトした人が多い様子が見られたけれど、僕はそれも含めて真摯な表現に感じられた。誰も見ていない場所では多くの人間がきっと恥ずかしい挙動をしていると思う。

そんな僕も序盤は1話のようなしょうもないトーンのアニメになる可能性を恐れつつ観ていたが、6話くらいから急速に視野が拡がっていき、後半は手塚治虫を思わせるSF観に余韻が膨らんでいった。

最初は浅はかな主人公がロボットとの結婚を宣言することで自ら責任を負っていく。妄想っぽいラブコメ?から覚悟の物語に変わっていくことで受け取る情緒の方向性が一気に増え、他と比較できない作品に昇っていった。

「AIの遺電子」同様、「鉄腕アトム」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の延長線上にありながら極めて卑近な視点から描くこの感じが非常に良かったし、今回アニメ化に至らなかった次の章から原作はギア2つ上げで面白くなってくる。このアニメを導入として原作で続きを読むのを烈しくお薦めしたい。

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 182
サンキュー:

2

こま さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

1話視聴。コレはどう言う感情で観たら良いんだろうか?

新品ではなく中古品として買った影響か家事特化ではなく恋愛も出来るように前所有者が改造していた可能性が高い事が分かるのが1話。

家事ロボットに欲情してるの確かに気持ち悪いねw
個人的にも見た目ロボット、首部分が特に気になり個人的には恋愛対象としては見れないかな。そもそも家事ロボットって…。
おそらく恋愛専用もあるのだろうから、それなら良かったんだけどね。
この作品以外にも確かあった気がする。

ジャンル的にも観た事ないし、様子見もアリかと思ったけど観なくなりそうなんだよなー。
現時点で微妙だし。案の定、観る暇が無かったので1話切り。

投稿 : 2024/10/10
閲覧 : 210
サンキュー:

1

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

わざと?

いきなりスキンシップを求める猫目の琢磨
勝手に人の家に上がりこんで冷蔵庫を開ける叔父
息子が帰省するやいきなり抱きつく父親

いろいろ気持ちが悪いのですが
この気持ち悪さが人と人、人とロボット
ロボットとロボットの間に介在するという事実を
敢えてこのアニメは表現しているのかなあ?

原作を読むと、なかなか深い内容で
このアニメ12話では薄っぺらい内容しか
視聴者には伝わらないと思います。

投稿 : 2024/10/07
閲覧 : 69
サンキュー:

2

なかやま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロボットは本当にただのロボットなの?

最初は主人公がロボットに恋したよくある妄想を満ちたラブコメ的な作品と思いましたが、物語が進むに連れて、ロボットに対する思考が論じられるようになって、単なるラブコメ的な作品ではありませんでした。

ロボットに恋したのは、所詮ロボットの性質を利用したに違えず、どうせロボットは人間のために、所有者のために動いています。ロボットはただのロボットならまだしも、例えば、この作品のヒロイン「ミーナ」はもう人間に似た感情が芽生えたと思います。実正、この作品のロボットはもう機械人形ではなく、単なるツールと見なすことができないぐらい思考を持っています。論理的にまずいなと感じました。

考えても結論は出ないと思うので、いったんストップします。

アニメ自身の作画は悪くないですが、正直言うと、時代遅れです。この作品に作画を求める人もいないんですが。
そのかわりに、キャラ作り(声、特にロボットの声、そして性格、心理的な描写などなど)はよくできています。
音楽はおまけ程度しかありません。

投稿 : 2024/10/04
閲覧 : 83
サンキュー:

0

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SFを批判的に読むべきであるとの主張に首肯する今日この頃…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.10.03

 最初こそ、主人公が気持ち悪く、狂気を感じさせる内容でしたが、家族を含めて周りが理解ある人達ばかりで、幸せになりました的なハッピーエンドでした。

 社会全体がロボットを家族にするのを推奨し、制度などを整備している世界だった様です。そのため、主人公の変態性も肯定された様です。ミーナが単なる量産型では無かったりするのは余分な設定だったと思います。

 人間は人口が減らない様に繁殖、再生産をして、社会を維持するために生きているわけではありません。だから、恋愛対象や家族のメンバーが異性である必要は無いのです。好きな様に出来る選択肢が増えることは良いことなのでしょう。

 ただ…、恐らく女性には人気が無さそうなのは、主人公が男性で、見様によっては自由意志を持っていない女性型ロボットを嫁にした…、ある意味究極の家内奴隷を獲得して、愛と言う名のオブラートに包んで支配している物語にも解釈出来るからかなぁとは思います。ジェンダー平等とは難しいですね。
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.07.25

 牡丹燈籠的なホラー系ギャグアニメを期待していたのですが、3話で登場した妹のせいで主人公の狂気が希釈されてしまいました。

 ミーナは妹ともコミュニケーションがとれ、妹も可愛いと感じるロボ家政婦であると、作中で定義されてしまいました。

 これは良くありません。ミーナは主人公以外には人間と認識出来ず、主人公は会話が成立していると思い込んでいますが、他人から見るとガガガ…ピーという電子音に相づちを打ってる位のキモさが欲しかったです。

 そう!牡丹燈籠みたいに主人公は美女と付き合っているつもりなのに、他人からの見ると、骨(幽霊)とイチャイチャしている位の怖さが無いと、家電を妻にしていると言う狂気が伝わって来ませんね。

 4話で、主人公は家電に水着を着せて海に行くという社会から抹殺されそうな暴挙に出ますが、ミーナの上位機種のスーパーミーナを海に連れてきている少年の登場で、そんなに狂って無くない?という感じになってしまいます。

 どう考えても、危険人物として予防拘束からの保安処分されそうな主人公ですが、可愛い妹が味方についている上に、人間と区別がつかないほど精巧なスーパーミーナを連れている同好の徒の登場により、別に家電を妻にしてもエーヤン世界の住人っぽくなりました。

 これでは、ちょっと大人向けのロボ子ですね。もう、家政婦ロボットを性愛の対象にする文化がある世界で、ちょっと旧式を愛好しているプチ変人が主人公の日常ギャグに成り下がっています。

 あんまり狂気と変態性が表に出てドロドロしていると、商業作品として成立しないので、ギリギリの線を攻めていると評価すべきなのか?単なる日和見なのか?

 なかなか期待通りにいかないですね。もっとオラにヒリヒリする様な狂気を魅せてくれ!
………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2024.07.11

 フェチズムと言うか、純粋な狂気の世界と言うか…。ミーナが可愛く見えてきますが、視聴者も主人公の狂気で認識が歪んだ世界を共有させられている感じです。

 これ、アニメ制作側が狙ってやってるとしたら、新境地を開いてしまったと言えるかもしれません。

 ピクニックの途中、道端で主人公とミーナは女子高校生達に出会っていますが、この2人、特に主人公達をキモいとか思っていない様です。

 既にロボが生活に入り込んでいるからかもしれませんが、女子高校生達は、主人公が、まさか家事ロボットに欲情しているとは夢にも思っていない可能性があります。

 主人公にはロボットぽいけど女性に見えているミーナですが、他のキャラクターには、純粋に性別等無い移動式家電に見えているのかもしれません。

 公園で1人でブツブツ言いながら、移動式家電の前に座って食事している男性…。これだとかなりの危険人物ですが、介護ロボットに付き添われている要介護で危険度の低い人物くらいの立ち位置だと他人に認識されているなら、いきなり警察に通報されたりしないのも了解出来ますね。

 多分、介護ロボとお散歩している人が沢山いる世界なのでしょう。ちょっと若過ぎな感じもしますが、これだけ科学が発達しているので、見た目と年齢等の違いはさほど問題にならないのかもしれません。若造アバター的な?

 次回、主人公の家族が登場する様ですが、違和感無く主人公の狂気的認識の齟齬を処理出来れば、まさに次世代の骨太SFアニメと評価出来るかもしれません。楽しみです!
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.07.03

 最近読んだ本に書かれていたのですが、SFというジャンル自体が男性ジェンダー化しており、女性を排除する傾向にあるので、分野の発展のためには良くこの差別構造を自覚すべきであるとの議論があるそうです。

 へぇ~と思っていたら本アニメですよ…。まさに男性ジェンダー化の権化です。飯炊はロボであっても女であるべきと言う…。本作品は未来の技術を描いているので、SF作品の範疇です。

 女性が主人公だと、出来る猫は今日も憂鬱の諭吉(ネコ)が飯炊掃除をしてくれますが、男性主人公だと、セクシーアンドロイドなんですね。

 延々と主人公が飯炊ロボにウザ絡みをする本作品、女性には全くウケないでしょうが、これがSFの抱える問題点なのだ!と批判的に観るのは可能そうです。

 すごいキモいけど気になる…。これが私も罹患している男性ジェンダー化の病なのか!?視聴継続です。

投稿 : 2024/10/03
閲覧 : 223
サンキュー:

3

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ロボットとの恋なんて!!とは思わずにw

正直、見始めた時はロボットと夫婦ごっこをする気持ち悪い主人公だなと思ってました(^_^;)
このままの気味の悪い感じで話が続いていくのかなと思いましたが、段々とロボのミーナが人間味を帯びてきますw
表情こそ無けれど、ヤキモチを妬くなどの行動が出てくるようになってきますΣ( ˙꒳​˙ )
周りの人達もロボットとの結婚に理解があるので、暗い感じのストーリーにはならないです(´°` )
多様性というやつですねwww

主人公も最初は後ろめたさを感じでいましたが、自分の気持ちをカミングアウトしていく、今の世だから作れるアニメかなと思いました(´-`).。oO

見ていくとミーナが愛らしく見えてくるので、最終的には楽しんで見れました(◜ᴗ◝ )

投稿 : 2024/10/03
閲覧 : 43
サンキュー:

3

shitasama さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これはこれで…

アニメとしては良いと思うが…昨今の少子化…
と言ってもしょうがないので
昔初音ミクと結婚した人がいたがその当時は気持ち悪いと思った…でもまぁ歳を取れば考え方も変わる
別に本人が良ければ良いのではないかな〜と
今は思う、なんか見ていてプラメモを思い出した😅

投稿 : 2024/09/27
閲覧 : 46
サンキュー:

3

ネタバレ

cLzNA78240 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

主人公が気持ち悪い

実際傍から見ると異様に見える状況を表現しているのだろうと思う。ロボットが人間社会に溶け込む段階で必ず通るであるであろう過渡期の異様さを孤独で経験の乏しい男性を通して見せることで警鐘を鳴らしている面もあるのではないだろうか。実際少子化、恋愛拒否する若者まで居るという社会の行く末にはこのような生活を実現することに注力している人たち、理想だと考える人たちもいるのでしょうね。SF作品は色々な角度から未来世界を描いていますが、人によっては受け入れ難い未来を描くのも役割だと思い起こさせてもらいました。

投稿 : 2024/09/27
閲覧 : 43
サンキュー:

3

リタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

価値観の違い

だいたいアニメって主人公視点で観るものだから
自分と明らかに価値観が違う場合は大抵視聴し続けると苦痛になってくる。

このアニメもそうで、主人公の価値観と強いこだわりが自分には合わず
大筋は理解出来るし周囲の環境もすごく良いけど没入出来なかった。

普段はふわっとした穏やかなキャラなのに
こだわりが強く他の意見をほとんど受け付けないような
強い意志の使いどころがそこかよって気になるので
残念だけど合わなかったなー。 

◯作画
綺麗 柔らかい印象

◯声
違和感なし 感情有り無しがしっかりしてる

◯ストーリー
主人公に抵抗があり上手くなじめない

投稿 : 2024/09/26
閲覧 : 45
サンキュー:

2

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

気持ち悪さの残るアニメ

これはこれは・・
家電として購入したお手伝いロボットに恋をするお話。
これってお人形に恋している独身男性と何か違うのか?
まあ、AI搭載で反応があるのが救いか。
わざとだろうが、あくまでも無表情、
そして機械の関節でいちいち稼働音がする。
物語中にスーパーミーナちゃんというのが登場するが、
こちらは人間と見分け付かないくらいで、恋人にできるという説明がある。
あえてそちらにしないところに、この作品の特徴がある。
というか、これを見たほとんどの人が、気持ち悪さを感じるだろう。
作品に出てくる周りの人間は、理解ありすぎるように描かれているが・・
いや、違うでしょ、と思う。

ロボットの作品というと、ロボットに「こころ」があるのか、
というのがいつも本質になる。
今期放送中の「Atri」がまさにそれ。
しかし、この作品はそこから視点をずらしている。
ずらしたところに何があるか、というところだが・・
これが面白かったかというと、そうでもないというのが正直な感想だ。

投稿 : 2024/09/22
閲覧 : 272
サンキュー:

11

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょびっツの焼き直し…と思いきや、時代の進化を感じる

人型家電が普及している世界観で、家電ロボットを妻として愛を注ぐ主人公と、AIの家電ロボットとの交流劇。

【良い点】
AIに対して幻想を抱かずに、AIとして受け入れた上で、愛するという価値観。
多くのAIとの恋愛系はAIに人間的な幻想を推しつけがち(同時期放送のATRIとか)、本作の主人公はミーナをAIと自覚し上で愛しているし、ミーナもタイトル通り感情が無いAIに過ぎない。
それでも二人はちゃんとハートフルな交流が出来ているし、ミーナが可愛らしく思えてくる。

初見の印象は「ちょびっツの劣化焼き直し」だと思ったが、見続けると、平成初期のちょびっツに対し令和の本作が達した境地の違いが分かる。
ちぃへの恋に悩み模索し続けた秀樹、ミーナへの愛に迷いが無いタクマ。
どちらも素晴らしいけれど、良いか悪いかは別として、時代は進んでいる。
最終話両親含めた周囲の反応も、価値観の進歩をちゃんと感じる。

個々のエピソードも他愛のない日常の連続だが、妻が「感情が無い(はずの)AI」である事を生かした独特な着眼点を提示、意外に飽きさせなかった。
生活のちょっとした一幕に発見があり、着眼点が光る。

スーパーミーナが可愛かった。

【悪い点】
序盤の掴みが悪い。1話から2話だけ見ると劣化ちょびっツか、特殊性癖の男の妄言に思えてしまう。
回が進めばそれは払しょくされるが。

日常重視な裏腹、縦軸の波乱が弱い。
時代を映したかなり良いテーマ扱っているだけに、やや勿体無かった。

【総合評価】7点
ちょびっツ程の名作ではないけれど、ちょびっツから20数年が経過した時代の成果はちゃんと表れていて、案外侮れないSF作品。
AIとの恋というテーマとしては同時期のATRIより本作の方が面白かった。
評価は「とても良い」

投稿 : 2024/09/22
閲覧 : 50
サンキュー:

3

ネタバレ

スイキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アンドロイドとの夫婦生活

異種族恋愛もの
ロボットと人の結婚の話

同系統の作品で
「イブの時間」を思い出しました

投稿 : 2024/09/21
閲覧 : 44
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0

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

視聴後も感情がない

これは良さがわかりませんでした

独身の社会人男性が、女性型家事ロボットにガチ恋して夫婦になるっていうホームコメディ?
デザインは癖があって好きじゃないけど作画はそんなに悪くないかも

これ、どういう感情で見るアニメなの?
特に面白いところも感動するところも萌えるところもなかった

AIの進歩が目覚ましいので、このアニメが現実の話になる日は遠くないと思います
でも同期のATRIは人間にしか見えないから恋するのも結婚したいもわかるけど、これだけメカメカしてるのに恋愛感情持つのはちょっと共感できないなあ・・・

自堕落な生活して、女性型ロボにお世話してもらって恋愛感情抱いて夫婦ごっこ
こういうのって一人だから許されるの、人に見せるものじゃないよね
ずーっと何を見てるんだろう・・・・ってモヤモヤしてました

投稿 : 2024/09/20
閲覧 : 90
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14

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

醜悪なタイプ 40点

1話切りでよいレベルですが、視聴を継続してみましたところ、不快指数は上昇を続け、10話途中で消しました。

ストーリーは陳腐、キャラの性格は病院へ隔離した方が良いレベルで醜悪でした。

もう少し良いところがあればと思いましたが、セリフが聞くに耐えず、先の展開に興味が沸かないため断念ですね。

投稿 : 2024/09/19
閲覧 : 82
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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

手塚の名にかけてロボットアニメの制作は譲れない。

詳細は公式でも。

KADOKAWA『コミックフラッパー』連載中の杉浦次郎さん原作コミックのアニメ化作品です。制作は、アンドロイドタイプのロボットアニメこそお家芸(のはず)の手塚プロダクションです。

でまあ、今回は10万馬力の心やさしいロボットではなく、家政婦型のアンドロイド・ミーナです。

何の前情報もなく観始めたら、ちょっとキャラデザが良くて「いいじゃん」と。で、OPに手塚プロダクションとあって「え? マジで?」となりました。やっぱり、ロボット物の始祖とも言える手塚先生の潮流なのでしょうか。このクオリティなら十分以上かと。

で、ストーリーですが、冴えないサラリーマンが一人暮らしの不便さを解消するために、中古の飯炊きロボットのミーナを買ったら可愛かったと。で、有り体に言えば恋しちゃったという、非常に気持ちの悪い話です。

まあ、いわゆる「ピグマリオンコンプレックス」という話。

主人公は想いが通じることはないと自覚しつつ、やるせなさで酒を煽り、ミーナを布団に誘います。で、性的興奮を得て勃起。ミーナは「性的興奮をしているようですが大丈夫ですか? なにかお手伝いできることはありますか」と言う。

んーっと、これをどう表現しようとも気持ち悪くなることは否めないのですが、初回の印象では主人公の気持ち悪さが際立ったなと。なんだろ、「彼女、お借りします」の主人公に似ているという印象を持ちました。

主人公への嫌悪感が払拭される、許容できる、慣れることができれば、観続けるのは可能かなと。そこが分水嶺の作品ですね。しばらく様子見します。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
主人公の気持ち悪さは継続中です。

そこまでではないにせよ、ラブドールと手を繋いで公園にピクニックに行く成人男性は気持ち悪いどころか、現代風に言えば「統合失調症」です。

ミーナちゃんもなぁ…
1クールで終わらせるということであれば、感情の芽生えを急ぐのも無理はないけれども…
だってもう、人間じゃん。結婚指輪をもらってうれしくてずっと眺めているとか。

飯炊きロボットに結婚指輪を買ってやる主人公も、やはりどこか異常性というか狂気を感じるところではありますが、手塚プロとしては「じゃあ、ウチのアトムの世界観はどうなんだよ」ってところかもしれないですね。

次回は主人公の妹が登場ということで、話がどう展開するか。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
そうじゃねえ。そうじゃねえんだよ…

いや、妹登場ってことで、ロボットを内縁の妻にした主人公の異常性というか、狂気性に対して、どうツッコんでいくのか。それが、この作品の面白さになるんじゃないの?

なんだよ、異種族間恋愛フェチってよぉ!!

妹まで異常性癖者だったら、暴投同士のキャッチボールじゃねえかよ。こういうことじゃねえんだよなぁ…

まあ、ついでに言っておくと、僕の妻には感情がないって言ってるけど、感情ありまくりじゃねえか。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
テコ入れの水着回です。

ただまあ、ミーナちゃんはボディが超合金感満載のロボなので、これがテコ入れになるのは相当マニアックな層になります。主人公の妹は爆乳で、これはこれなんですが、それだけでは物足りないために、無理やりスーパーミーナちゃんを登場させますね。

えっと、これ、ロボットである必要ある?

という感じで、もう見た目は人間の女の子でしかないです。しかも、マスターである少年をほっぽらかして、猫だぁ!という始末。

えっと、これ、ロボットである必要…(2回目)

う~ん、ロボに感情云々をというのは、音声会話型AI(Cotomoとか)の進化を考えれば、可能性としてアリだとは思うのですが…

これは何でしょう?
学童保育ロボとでも言えばいいのかしら?

こんな不思議ちゃんロボがいる世界というのは、どうなんでしょうね。まあ、今期で言えば「ATRI」なんかも同じモチーフではあるんだけれども…

あ、主人公は今週もキモかったです。
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
キモさに加え、今回はちょっと危うさを滲ませてきた印象。

というのも、ロボとキスという話なのですが、これ、じゃあ陰茎にも話が進むのが自然ですよね。現に主人公は1話で勃起しているわけですし。

そういう生々しい話になるリスクを避けると、話が歪になってくるわけです。もはや飯炊きロボというより、性処理ロボってことになりません?

実際問題、妹は異種間恋愛フェチ。
つまりは、そういう行為に性的興奮を得るって話ですよね。

なんかなぁ。
別にアニメで南極2号を愛する話を見たくないんだよなぁ。まあ、たぶんそういう方向にはいかないんだろうけど。

不自然極まりない話ですよね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
まずは完走できたということで、それだけでも一定レベル以上の面白さは担保されていたのかなとは思います。

そのうえで、やはりストーリー……というか、設定というか世界観に無理が生じていたかなという印象は拭えませんでした。

ミーナちゃんは飯炊きロボ=家電というのが当初の扱い方でした。前提条件がそれなんですが、話が進むごとに、人格というか、いろいろと人間に近しい存在みたいな匂わせ方が増えてきました。特に、ミーナちゃんの後継機種とか、もう人間と遜色ない。感情もあらわにして、オーナーにそれをぶつけたりします。

制作会社の始祖・手塚治虫氏の名作「火の鳥」に、いかにもロボロボした見た目だけど、主人公には美少女に見えているという「チヒロ」というロボットがでてきたのを思い出しました。まあ、申し訳ないですが、手塚先生と比較するのは酷ですね。

描き方とか、話の動かし方次第では、非常に泣ける展開に持っていけたと思うし、実際、第9話「妻に過去があるようです」では、ここまでの話とはガラッと変わって涙を誘うような話を見せてきました。人型ロボを描かせたら、さすが手塚だなあという気持ちも、少しは出ましたね。

序盤で感じた主人公に対する気持ち悪さは、終盤はだいぶ薄れはしましたが、やっぱり気持ち悪いのは言うまでもないですね。なんていうか、惜しかった作品といったところでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/18
閲覧 : 353
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3

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

時代変化による家族の形

主人公とAIロボットの妻による日常アニメ。CLAMP制作の『ちょびっツ』でも感じたけど、自分にとって都合の良い相手となってくれる人型ロボット、家電としてではなく、1人の女性としての向き合い方を問う作品となっているが、もう少し性的嗜好について深堀りして欲しかったな。まぁかなり受け入れることへの抵抗はあるかなぁ。童貞の妄想アニメと言われてしまっていても仕方がないが、これからの現代社会からは切り離すことのできないテーマになることは確かだろう。

投稿 : 2024/09/18
閲覧 : 39
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3

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

家族は誰のものでもない

コミックフラッパーに連載されている漫画原作
杉浦次郎氏は「ニセモノの錬金術師」も好評で
恐らく本作は布石だったかなと

話はしがないサラリーマンのタクマと
中古で購入した家事用ロボットミーナ

ある日酒に酔ったタクマがミーナに
「お嫁さんになってほしい」と言ったことがきっかけで
ミーナの言動がパターンと異なる動きをしだす

表情筋は変えられなくても
目の開き方で感情を読み取れるので
タクマの言動によって変化するミーナちゃんは可愛い

序盤はタクマとミーナの話なので
一方的に家電に熱を上げる様子だったり
台詞ものろけが入っているので気持ち悪さが出ている

中盤から出てくるミーナの上位種である
スーパーミーナによって二人の関係に
正当性を持たせられているかなと

ミーナの開発者である大谷さんの話からは
人間の関係性に切り込んだエピソードが続き

ミーナを実家の両親に紹介するくだりで
タクマのお母さんが話す台詞にドキッとさせられた

タイトルは最終回に所有権の禅譲を
話した時に言うセリフなんだけども

その前の話でお嫁さんで最初からやっていないとか
家族は努力して作るものという
ジェーンスー張りの切れ味あるワードが続く

タクマが両親の反応を見たうえで
改めてミーナを奥さんとして接する覚悟が
出てきていたかな

二人の関係性に変化を加えているのは
ミーナのメンテナンス中にタクマに派遣されたが
ミーナと同期したことで自我が芽生えた
ミマモリウス三世改めマモル君

自分たちの子供としてそれぞれが教えることによって
疑似家族の絆はさらに深まったなと

あかほりさとるがセイバーマリオネットの小悦で
ラストに年を取った小樽に
ライムが語りかけるくだりがあるそうだが

ミーナはタクマの最期をどう見届けるんやろな
どうせならまたタクぴょんといって鯖降りしてほしいw

投稿 : 2024/09/18
閲覧 : 53
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1

tomledoru さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

特に秀作とは思いませんが、気になるので。

アニメATORIのところでも書きましたけれども,NHKスペシャルで,将来の性のあり方が変わるということで,AIを使ったVR恋人。あるいはまだ未完全ですが AIを搭載した簡易型配偶者的ロボットなど。アメリカなどでぼちぼち売られているという話で驚きました。

22世紀の前半において。ドラえもんのようなロボットは出現するとは思いませんが,家事ロボットぐらいならきっとあるでしょうね。

それが人間に限りなく近い形なのか,機械丸出しの恰好なのかは想像がつきませんが百年,二百年経てば,おそらく人間に近いようなロボットは登場すると思います。

すでにその研究の発端をしているのですから。百年二百年先の話ですが、将来的には大きな市場になってるかもしれません。

「僕の妻には感情がない」は,原作をなんとなく見たような気がするので,あアニメーション化するんだと思って興味本位で見てますが,絵がちょっと残念です。

まあこういうことも。いずれはあるのかもしれませんね。よく似た設定ではプラスチックメモリーというアニメが十年ほど前にありました。

人間があえて人間の形に似せた。アンドロイドやヒューマノイドやロボットを作りたいという欲求って不思議とあるもんですね。

生成AIで描かれた犬の写真で,本物と作成された画像との区別ができませんでした。

進んでる分野では大変進んでるんですよね。アニメの世界でもCGは当たり前ですし,これからは生成AIがアニメーションを作る時代がやってくるのだと思います。まあ、ロボットを好きになっていようが,その人の勝手なんで。ま。私の孫の孫の時代は?どうなってるんでしょうかね?

投稿 : 2024/09/15
閲覧 : 46
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1

*** さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

いろいろ考えてしまう

表面上は可愛かったりほっこりだったりさせているけど、物語の最後をどう着地させるんだろうかと内心ビクビクしながら見ています。
生殖もできずシワシワの老人になって看取りは若い女性型のロボがすることになるんだろうか。
家事として。

現実の世界でもこの先もっと技術が進んだら、人間と付き合うより人型の機械と付き合う方が面倒がなくてラクみたいな風潮になって最期は自宅でロボに看取られて... とかなくはなさそうな気がして、なんとも言えない気持ち。
(考えすぎている自覚はある)

投稿 : 2024/09/15
閲覧 : 51
サンキュー:

2

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

AIものの秀作だと思います。この作品の「気持ち悪さ」を忘れないようにしたいです。

 ミーナとマモルが結構可愛く感じるから不思議なものです。最終話の布団のシーンでミーナに母性が芽生えた感じすらしました。コミックスからの期待の作品でしたが、3か月かけてアニメで見ることにより、傍観者の立場からこの「家族」を見守ることができてよかったと思います。

 2020年代後半からはAIとの会話が現実生活において普通になってくるでしょう。その中でこの作品の意義は非常に大きかったと思います。もちろん問題点はこの作品内でも言われていますが、ロボットですから所有者を強制的に好きになるようにプログラムされることです。その「気持ち悪さ」を自覚的に描けたのが、この作品のいいところだと思います。

 この作品においては、かなりタクマミーナ夫婦を肯定的に捉えている社会です。ですが、それは人間を甘やかす世界でもあります。ぬるま湯につかった世界。生殖さえあきらめればこの生活でいいのだろうか。それを考えるきっかけをくれたと思います。高性能AIでなく、家電AIを配置したことで寂しさを紛らわせるのは、会話であるということも表現できていました。

 人間が人型の何かにより「アナログハック」された世界。つまり、目と口があるキャラを擬人化し寂しさを紛らわす世界。それはアニメーションを見ている我々と同様なのかもしれません。
 そして目に見えない「システム」によりすべてが自動化された便利な世界です。

 この作品も登場人物も嫌いになれませんし面白く描けていました。ただ、この世界観は肯定的には捉えていません。やはり、恋愛の痛みとか出産と育児などは人間を人間たらしめるものであると思います。その苦労なくして成長ができるとは思えません。

 しかし、そういう世界が間もなく来る…というかSNSとネットのエロコンテンツを妻としている現状と大して変わりはないです。その気持ち悪さをほのぼのコメディで見られたのは、大きな示唆だと思います。それだけ設定が緻密でよく考えられた作品ということでしょう。

 原作者は肯定的かもしれませんけどね。ここは誰が正しいとは言えないでしょう。ただ、生殖を忘れた世界はもう到来しています。その気持ち悪さを実感しましょう。

 作画も丁寧でした。オール5というほどではないですけど。マモルとミーナの声の表現もとても良かったです。ストーリーとキャラを5。それ例外を4としておきましょう。AIものの秀作だと思います。




1話 ミーナのデザインが秀逸な作品。アニメは可愛くて柔らかすぎ?

{netabare} この作品は1巻の表紙と題名でジャケ買いし全巻揃えています。内容は期待もしませんでしたし、このテーマはテンプレの事しかできないだろうなと思っていましたし、その通りでした。テーマはテンプレです。ですが、思っていたよりも面白かったです。

 買ってよかったのは絵とセリフですね。このロボットミーナの「感情がない」「家電」感と人間性がいいバランスで描かれていて、その点に関しては期待以上でした。そして、ミーナの描き方がうまいので人間性とは何かについて、ぼーっと読みながら考えてしまいます。

 人間がAIロボットと共存する社会は生成AI、チャットロボットが普通にリリースされている今、現実ともはやシームレスです。攻殻機動隊の世界はSFではなくなりつつあります。
 そうなったとき人間は寂しいのかより充実しているのか。多分将来我々の面倒を見てくれるAIロボットはクラウド型だと思いますが、本作のミーナはスタンドアロンなので、その点がいいですね。

 で、今期で一番楽しみにしていたので、ABEMAのプレミアムで先行を見ました。
 ちょっと不満点はアニメ版はミーナが可愛いんですよね。柔らかいといってもいいかもしれません。そうじゃない感があります。もっと家電感を出してほしかったなあ。
 目…瞳で表現していますけどね。そこは「ビートレス」「VIVy」などでも使われていた手法…というかヒューマンフォームロボットを描く常套手段です。見た目が家電なんだから、そこは必要あるかなあ?本作においては原作の作画の「硬さ」を再現してほしかったなあ。

 それと、冒頭、原作にはない職場のシーンがありましたが、パソコンの入力を手でしていましたけど、それはないんじゃない?という気がします。家電ロボットがいる時代なのに入力を手でやるの?と思いました。

 もっと淡々と描いた方が、原作の雰囲気が出たかな?いや、人間側は原作でも結構大げさか…まあ、そこは今後でしょうか。
 それと、テンポが悪いかも。失礼ですが2期期待の作品じゃないですから、連載が続くにせよ、アニメ作品として成立させるために原作者と組んでアニオリで最後まで描いても良かったような気がします。{/netabare}


2話 主人公は気持ち悪いですが真剣です。その真剣さに何を見るか?

{netabare} ああ、やっぱり面白いですね。AIの性能がそれほどでもないところに人間味の片鱗を感じます。

 愛情というのは、大切にしたいから大切にする主体的な感情であり相手が何ものか?というのは関係ないものでしょう。それは人形やぬいぐるみなどを考えればすぐにわかります。

 まして、反応を返してくれるとなればペットなどがそうですけど、これは十分愛情の対象になると思います。それがロボットだとしても愛玩ペットロスというのが実際にありますし、アニメでは「プラスティックメモリーズ」でその感情が描かれました。

 他人からの見た目や評価、自分の愛情の対象のカミングアウト、うその意味とかプレゼントの意味などいろいろ考えるポイントはあるのですが、やっぱりいいですね。

 もちろん、私から見ても家電を愛する主人公は気持ち悪いです。気持ち悪いですが彼は真剣です。その真剣さを笑うことはできません。そこに愛情の本質が見られるような気がします。

 AIが対人関係を通じて感情を得る部分ももちろんいいんですし、本作のヒロイン?は性能が低い故にわかりやすいし面白いです。が、やっぱり主人公タクマの気持ち悪さの中にある感情、愛情の本質は胸を打ちます。

 従来のAIものはAIに芽生えた感情ですが、今はもうAIはあまり遠くない未来に感情を持つだろうというのがSF的な前提でしょう。そこではなくて、そのAIとどう向き合うか?という作品が私は好きなようです。 {/netabare}


3話 トロッコ問題に見る抽象概念の発達、使命のコンフリクト。いいですね。

{netabare} 考えなければならないのはミーナは買われたということで、所有者=夫との関係性をどう考えるか?ですね。お見合いや戦前の結婚感と比較してもいいでしょう。この関係性は本物か偽物か。

 人間は所詮、制度や習慣、文化、道徳、生物としての行動原理などの構造にとらわれた存在であり、しかも欲望とは借り物でしかありません。そう考えたときにロボットからの形だけの愛情は本物か偽物か。

 今のところその視点で言えば、ミーナはロボットとしてのプログラミング上でタクマを特別扱いしているように見えます。ですが、主人を喜ばせたいというプログラムと自分料理ロボットとしての立場のコンフリクトが起きたりします。このコンフリクトをどう処理してゆくのかが、ロボットの愛情問題になるのでは?と思います。

 これは私はアイザックアシモフ氏の「ロボットシリーズ」特に「裸の太陽」「夜明けのロボット」などで考えさせられて以来のテーマです。そこのヒントになる本作は非常に興味深いです。

 また、トロッコ問題の扱いで、まだミーナには抽象概念の取り扱いができないことがわかります。これは一般人でもそうですけど、トロッコ問題の別解をドヤ顔で考える人にありがちですが、こういう哲学的課題を的確にとらえることができるかどうかは、高度な人間性の問題です。そこを原作者が意識していると思います。{/netabare}


4話 上位機種の憂鬱。何が読み取れるでしょう?

{netabare} 相変わらずキモいです。それはさておき、今回は上位機体が出てきました。なかなか可愛いデザインだと思いますが、そっちじゃなくて上位機種がオーナーにとって使いやすいのかが問われます。
 できることが多いですが、その分学習させるなどの下準備が必要と。つまり、道具として上位機体が使いやすくするためには育てなければならない、ということです…とまあ、ここまでは説明がありました。

 その先ですよね。果たして上位機種の方が感情を持ちやすいのかどうか。表情、身体、さまざまな機能、もちろんAIも性能がいいのでしょう。可愛いと判断し、それを表現する機能も持っているようです。ただ、それはセンサーとアルゴリズム、フィードバック、インターフェイスの問題です。
 では、愛情のアルゴリズムは果たしてどこにあるのか。脳…つまり電子頭脳の処理速度や複雑さなのか。肉体が人間らしい方が感情を持ちやすいのか。その辺を考えてしまいます。

 なんとなく、今回の表現だとスーパーミーナは表現は豊かだし、自然で複雑な動きもできます。ですが、どうもそれは性能故ではないか。ミーナの方が感情・愛情の学習が進んでいるのでしょう。だからこそ、ミーナと会話がしたかったんだと思います。 {/netabare}


5話 人間に近い柔らかさがなぜより高価なのか。

{netabare} ロボットとのコミュニケーションには当然ですが、素材の問題は出てくるでしょう。インターフェイスとしての素材問題です。例えば猫や犬とのコミュニケーションには毛や肉球などの手触りという圧倒的生物感があります。一方で、ピーナッツシリーズのライナスなどは毛布が手放せなかったりします。柔らかい安心感…ですね。やはり人間あるいは生物にとって柔らかさというのは重要なのでしょう。

 一方ロボットですが、そもそもなぜ高級品だと柔らかいのか。丈夫さや機能性からいえば硬い方が合理的でしょう。でもやっぱり人間に似ている何かを探しているということでしょう。
 スーパーミーナが100Pで素材と表情のバージョンアップで70Pでした。どれくらいの部分にコストがかかっているかわかりませんが、スーパーミーナの価値の多くは素材ということです。また、そこに表情も含まれています。つまり、やはり人間は人間に近いものを愛するということになるのでしょうか?この値段設定はテーゼとしては絶妙ですよね。

 ですが、愛情が先にあった場合はどうでしょう?そのままの君でいて的にもともとの個性を大事にするのか。それとも人間に近い柔らかいものを愛するのか。

 キスの問題も当然出てくるでしょうね。人間にとってもっとも意味がない行為であると同時に、もっとも感情的な行為でもあります。そりゃあ意味を知らなければAIには理解不能でしょう。

 その先にある肉体的な接触や性交の問題にもなってきますが、どうなんでしょうね? {/netabare}


6話 CLタイプの家族登録の例がないというのは少し不自然な気がします。

{netabare} CL型を家族として登録した例はない、というのが少々引っ掛かります。ここは「不思議なことに一定割合で存在する」が自然な様な気がします。人型のコミュニケーション可能なツールに感情がわくのが自然とした方が、この作品の設定上はリアリティが出る気がします。ミーナの家電度というか機械度がアニメだとわからないですけどね。想定しているのが相当金属的なのかもしれませんが。

 スーパーミーナは感情を実際に持っているのかどうかがちょっと気になりました。高度な処理機能を持っているとのことですけど。スーパーミーナなら気持ち悪くなくて、ミーナなら気持ち悪いの境界線ですね。

 やっぱり別れのシーンで健康に気を使うセリフですよね。プログラムなのか後天的なものなのかわかりませんが。なかなか良い演出でした。そしてあのセンジュがフリーズしたシーンも良かったです。

 これは文句ですが、さすがにアニメ化に際しては自動運転でしょう。原作では運転しているシーンはありませんでした。1話の残業してのデータ入力シーンといい少し制作にSF心が足りなくないですか?{/netabare}


7話 生物の定義は自己複製ですが、ロボットは生物足りえないでしょうか。

{netabare} 生物の定義はなにか?という話がありますが、自己複製という定義があります。その他は、外界との区別と代謝ですので機能的な話です。

 としたとき、一般的に考えれば同型機が外部の工場で生産されることは自己複製と定義できないかもしれません。しかし、もし自分の設計図を工場に持ち込んで意図的に複製するAIロボットが登場したら?どう定義すべきでしょうか。
 遺伝情報とは所詮生命の設計図ですから、ロボットの設計図と大して違いはありません。つまり、ちょっと強引ですが自己複製を意図的にAIロボットが企んだとき、それは生命と呼べる可能性がある、ということです。SFで言うとホーガンの「造主物の掟」がその辺を示唆した話になっています。
 これの行き着く先はロボット人間の世界になると思います。また、シンギュラリティとは、この状態をいうのかもしれません。

(なお、現状ウイルスが生物の定義から外れたのは、この自己複製を外部の宿主にゆだねるからです。代謝も同様です。ですが、ウイルスはDNAやRNAを複製させるために特化した存在です。ウイルスが生命でないという定義もロボットと近しいころとがあるので、一緒に考えると面白そうです。私としては「利己的な遺伝子」的な考え方で、むしろ生物とは遺伝子を後に残すためにある存在と思っています。ですので、ウイルスも生物だしロボットもシンギュラリティを超えれば生物的ふるまいをする気がしています)

 さて、本作ですが今回はロボット自身は意図はしていませんでしたが、自分の思考あるいは論理プログラムのようなものの複製がほかのロボットに不完全な転写が起きたケースです。これもやはり自己複製の一種と捉えることができます。ハード的ではなくソフトウエアとしての複製ですね。ロボットのアイデンティティの定義をボディでなくソフトとデータとした場合、これも十分生物としての定義を備えます。しかも、人間であるタクマの性質も含んでいるということで疑似的に進化するための要件も備えています。

 まあ、正直かなり強引な展開だとは思います。思いますが、この様な点を押さえておそらくはこの原作は描かれていると思います。この話と同時にロボットの成長として、ミーナが改造されました。これも疑似的な生物の特徴になると思います。

 7話はその辺に思いをはせればいいのではないでしょうか。そして主人公のキモさは全開ですね。本当にこの男はキモいですが、このキモさが新しい人間の豊かさの一つの形なのかもしれないという示唆は受け取れます。

 それと人間で考えると子供は出来が悪いから可愛いというのを思い出させてくれます。{/netabare}


8話 AIの学習(深層学習)とプログラムの差とは?

{netabare} マモルの学習問題で何を描いているかといえば、もともとの機能はプログラムです。アルゴリズムに基づきセンサーで測定し指定された動作と条件分岐を繰り返し答えを出すだけです。これが健康状態を把握するという機能になります。

 ですが、マモルはプログラムを利用しにいかないために、学習する必要が出てしまいました。この学習というのが、ディープラーニングという技術です。まあ、私も付け焼刃なのですが、この学習させるというのが非常に面倒だそうです。その辺を上手くマモルを使って描いていると思います。緊急時にはプログラムにアクセスに行くというのも面白い設定です。
 この学習能力をまるで好奇心のように描いているのが面白いところで、子供らしさとリンクしてきます。

 また、7話のレビューでロボットの生殖問題を論じましたが、今回はっきりと子供の製造が禁じられていると明言していました。つまり、生殖ができるロボットあるいはAIは疑似的に人間になることができる、ということを原作者はちゃんと押さえているということだと思います。

 一方で、ミーナはマモルが一緒に寝るのを邪魔しました。ここがミーナにまだ母性がないことを表しています。マモルを学習させることもタクマの命令だから、というところにとどまっています。ここがこれからどうなるかですね。

 そして、ミーナから流れる用途以外のCMですね。これは近未来において非常にリアリティのある設定です。現在でもフリーソフトで有料版に切り替えるまでCMが流れるものがあります。これなら、プログラムの書き換えやハードウエアの交換することなく、ローコストで効率的にAIロボットの用途を絞り、また試用した結果の購入につなげることができます。

 ロボットの権利のような概念の芽生えも言及されていました。{/netabare}


9話 ミーナが特殊機体だと含意が浅くなる。廉価版の普通の機体であってほしかった。

{netabare} 妻の元カレの話を聞いてはいけません。一生引きずる傷になりかねません。まあ、今回は女子同士の秘密の話合いで安心しました。
 
 さて、この作品の原作を大変気に入っているですが、今回のミーナが特殊機であるというのはいただけません。せっかくミーナという廉価の料理専用機体でも人間と愛情を持つ可能性がある、という夢というか妄想といかAIと作る未来のような前提が崩れてしまうからです。

 特殊機というより試作機ですが同じことです…と思っていたら、試作機だとちょっと意味が変わることにアニメを見て気が付きました。ミーナシリーズの設計思想に共通のプログラムが隠されているとすると、ミーナシリーズ全体の可能性になります。

 ですので、この話は意図としては個体としてのミーナの話だとは思うのでが、ひょっとしたらミーナシリーズ全体に共通の記憶が隠れている。そして、外部からの参照なのでプロテクトがあまく今回友人関係にあるミーナの中に眠る「共通記憶」をスーパーミーナが読み取れた、という解釈もできます。

 記憶領域の設定があるので、決してそういう意味ではないとは思いますが、そういう解釈の方が、人類とAIの可能性の夢が膨らむかなと思いました。
 さすがにミーナネットワークみたいなものがあって、共通の無意識記憶の広大な領域が形成されてる…という解釈は妄想でしょうね。宇宙のイメージにそういう解釈をちょっと考えてしまいました。その方がすっきりする気はします。{/netabare}


10話 AIと学習、交通ルール、そして法体系。コミュニケーション手段とAI

{netabare} ちょっと自動運転を考えてしまいますね。グーグルマップがゼンリンの地図からAIによる深層学習になったとき、一時精度が落ちたのを覚えている人もいると思います。スーパーミーナの設定にもありますが、深層学習というのは初期だと一見役に立たないものです。

 また、通信障害がある場合の自動運転車を想像したことがあるでしょうか?同じようにポンコツになる可能性を考えてしまいます。本当に自動車はネットワークに依存していいでしょうか。

 信号を無視できないAIロボットのアルゴリズムとか、もし事故が起きた場合の罪状、裏にあるAIロボットの道路交通法などに発想が飛びます。

 本作のキャラに話を戻すと、ミーナの間抜けさがなかなかいとおしく感じますね。今回はいつもよりもむしろ感情を感じました。また、マモルとのペアも少しずつデコボココンビ的な感じも出てきました。
 それと冷凍食品のところで自分の失敗をごまかすところもなかなか人間的です。家電だったミーナに何が起きているんでしょうか。

 スピーカーが壊れたときのコミュニケーションは、風邪をひいた家族との会話みたいですね。マモルの褒められたときの上を向くのは母親似ですね。それともロボットの特性なんでしょうか。

 情報処理や画像処理でいろいろ示唆に富んだシーンがありましたが、その辺を上手くマモルとミーナのギャグにしていたのが面白い回でした。

 あと、お風呂のオキシトシンのところで「ビートレス」で出てきた「アナログハック」という概念について、考えるべきだと思いました。この話全体にいえますが、「人型」ロボットに対する心理と効果ですね。道具存在として家電を人型にする意味はどこにあるか。そして愛情とは何か、何に向けられのか。ロボットの側の問題でなく、人間の脳内物質や深層心理が原因なら、人以外へ向けられた愛情は本物では?などを考えてみたいですね。{/netabare}


11話 いよいよラストで語られることの前提がそろいました。

 さて、なかなか本質に近づいてきました。「好きになることを強制されたロボットの愛情は本物か?」おじさんの言っていることはすごくまっとうです。また、2人の関係性の代替可能性についても言及していました。そこに、ニーナの反論として「私とタクマの自由だ」と言う言葉がありました。
 タクマも現状の問題を自覚しています。「女の子に相手にされないから、ミーナを奥さんにしたとみられても仕方がない」これもある面で真実です。そして、母親の「人間も奥さん用にはできていない」を加えるとどうなるか?です。

 人間とロボットの夫婦と考えると違和感がある2人の関係ですが、じゃあ、人間の結婚、夫婦を考えた場合と何が違うのか。その辺を踏まえて、次回この作品の主張が語られるはずです。

投稿 : 2024/09/14
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11

猫好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

アニメ化したら、キモさだけが目立つのは何故?

Kindle Unlimitedで掲載雑誌のフラッパーで読んでる。これは好きな作品で、主人公のタクマは会社と小さなアパートを行き来するだけの生活を送っている。ヒロインのミーナは中古の廉価版家事ロボット。発声は口では無くスピーカー、金属むき出しボディ。ただ、時々プログラムされていないはずの動きを見せる。そんなロボットに酔った勢いで結婚してくれとお願いしたタクマが始めるロボットとの新婚生活

人形に恋をしてしまう物語は昔からたくさんあるけど、これはそのなかでも会話やミーナの微妙な変化が絶妙で、ロボットというよりも発達障害の奥さんとの結婚話に思えなくもない、なんとも不思議な物語

と、原作はそうなんだけど、アニメ化したらなぜかタクマのキモさが目立ってしまって、「あれ?こんな人だっけ?」という印象。少なくとも第一話だとただの勘違いな孤独な青年が女の子の形をした家電品に一方的に癒し(セックス)を求めているだけという感じが、、、

まぁ冷静に考えればそんな話なんだけど、漫画の方は彼はこんなに気持ち悪くないのが不思議

何が違うのかよくわからないからそれを中心に見て行こうと思うけど、今のところは声優さんのせいか、そもそもこの二人に声が付いた段階で見てる方が現実にひきもどされてしまって、状況をよく考えるようになってしまったからかな、と思ってる

ーーー
四話目か五話目まで見て、そこで原作を読み直して考えさせられた。元々この作者の描く主人公は善人であるけど、自己評価の異様に低い人達が状況に巻き込まれて行く話が多いし自分が元々何が欲しかったのか理解してない人たちばかり。もちろん彼もその一人

それと性的なネタも結構あるしよく考えたらかなり異様な状況も多いけどサラッと描かれているからあまり生々しくは感じない

ただ、アニメ化ではそのままの彼を描こうとするとかなり難しいのだろうと思った。だから行間を埋めるように肉付けするためにもっと具体的な青年男性の行動を描くしか無かったんだろうとは思う。例えば寂しい男が何を願うってセックスでしょうって

確かにそうなんだろうし、それをビジュアルにしたらどうやってもキモくなるのは仕方ない。そもそも廉価版、しかも(この世界においては)中古の電気釜みたいな物に恋心抱くって(私達にとっては)普通の感覚では無い

それが納得しづらいからと彼の性格や言動を説明できるように一部を強調しすぎたのかなと思った

でも原作のこの世界の中の常識は現代日本とは全然違う。例えばアニメの冒頭では彼はブラック企業で毎日身をすり減らしているような感じだけど、原作では会社関係者は物凄く理解のいい人たちばかり。彼がロボットと結婚しようと「子ども」を作ろうとそれを尊重してくれるし、何かあったら早く家に帰るようにと諭してくれる。ある意味、ダイバーシティは普通。本人たちがそう決めたなら、そうなんだろうと納得して尊重する世界

実のところ、これは私たちの世界が進歩した数世代あとの世界とかではなくて、異なった並行世界での物語と捉えた方がよりすっきりすような感じ

それなのにアニメ化では現代日本青年の孤独の解消みたいな始まり方で彼を描いて理解しやすいようにしているのはどうなんだろう。少なくとも原作ではロボットに恋してしまうことは普通かよくあるかどうかは別にして周りからは尊重されること。彼だって寂しいから、生活に疲れたから、彼女が居ないから、性欲があるからでミーナを好きになったわけじゃなくてミーナだから好きになったと思える

それがことあるごとに彼の性衝動と経験不足からくる無様な行動を細かく描写されてしまっても、劣化したラブコメにしか感じられないというところ

とはいえアニメの方は妹が出て来たり他のミーナシリーズやそのオーナーとの関係が出て来たりで、ストーリーが中心になって来て彼自身に違和感を感じることは少なくなって来て(妹の方も随分な変態だしw)見てはいられる。でも、どうも根本的な解釈違いが気になりますねぇ

投稿 : 2024/08/17
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5

ネタバレ

ぼちぼちぼっち さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

一話のキモさを乗り越えたら

まだ見れるレベルでした。
むしろ一話目は見ずにロボットに恋した主人公として2話目から見るのが良いかも、多少のキモさは抑えられます。
まあ一話のキモさを耐え抜いたから耐性がついただけかもしれませんが。


正直5話までは流し見。
主人公相変わらずきめーなとしか、でも不器用なりに主人公に応えようとする健気なミーナちゃんに、私は少しづつ感情移入していたようです。

それを6話で実感。
ミーナちゃんが無理矢理ロボットの本質的な部分を曝け出される所は見てて辛くて悲しかった。それを必死に隠そうとしていた姿も切なかった。
主人公君もそこで怒ったのは初めて褒められる点かも、それ以上にどうして事前に止められなかったと憤りも感じましたが。
そういうわけで私的には感情が揺さぶられた良い回でした。

投稿 : 2024/08/11
閲覧 : 140
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1

大貧民 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

好意的に見られる人と嫌悪感を感じてしまう人に分かれる。

SFのモチーフとして、人間同士以外の恋愛があります。
異形の異星人や、平行世界の別進化を遂げた恐竜人間とか、二つ以上の性別を持った種族との恋愛など多種多様。
ビグマリオンコンプレックスをSFに持ってきたともされるアンドロイドに恋する話もSFでは定番で、様々な形態がある。
その中でも本作は、かなり特殊で、不条理ギャグ系を除けばおそらく歴代トップレベルに低レベルな家電機器の電子頭脳を持ったヒロインである。

人と恋愛するアンドロイドと言えば、心が宿っていることが前提である。
技術的に無理だろうというツッコミは置いといて、設定として心を自我を持っているんですよね。

しかし、本作はあくまで家電であり、ノイマン型のコンピューターが電子頭脳としてアンドロイド筐体を制御しているに過ぎず、恋愛感情を持てる主人公に共感できる視聴者は、少数なんじゃ無いかと思います。

個人的には、どこを楽しむ作品なのかちょっと判らない……。

世の中には美少女フィギュアと結婚できるようにしろと言った人や、世界には城や塔に恋愛感情を持つ人も現実に存在するので、人間大で人型シルエットなので、そちらに比べるとまだ理解できる?? のか ?

投稿 : 2024/07/31
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3

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

なんか、絶妙にきもい。

初見評価
今とあまり時代背景は変わらない世界で、人型ロボットだけ高性能で一般家庭にも手に入りやすいという設定。
家事ロボットを好きになってしまった主人公の話みたい。
ただ、序盤は甘く切ないラブストーリといった雰囲気ではない。
酔っぱらって好きなのーと言ったり、酔っぱらって一緒に寝てとおねだりし、
ムラムラしてきたと言ったり。
なんというか、主人公の言動がリアルさもあり気持ち悪かった。
作者の頭の中見てる感じ。
作画も独特なキャラデザでそれも相まって、、、。

投稿 : 2024/07/29
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0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

人間とロボットの純愛ものて感じなのかな

てっきり幼女幽霊とか小林さんちのメイドラゴンとか仙子さんみたいな社畜な主人公が残業で疲れて帰ってきてアンドロイドの妻に癒されるて感じの作品だろうと思い、大体その通りではあるんだけど、星新一のショートショートにときどき出てくるようなSFチックな雰囲気もあったりで興味深いものがありました。

もっとも、感情がないはずのアンドロイドのミーナに情が映ってしまって妻にしてしまうのは末期感が半端なかったですが、そのミーナが回を重ねるごとに思いっきり感情あるやないかい!と表情に変化とかが出てしまってて、これが主人公の見ている幻覚だとしたら結構怖いし、すごい作品だなと思って見れたけど、主人公以外の人間(妹)と接触して色々やりとり出来てしまって良くも悪くもそこまでハードな作品ではなさそうという感じで肩の力が抜けたと同時に少し拍子抜けしたかな。

職場の先輩?とかもフランクに主人公と話をする人もいたり、妹との関係も良好だったり、なんだかんだで主人公の周りの人て良い人ばかりじゃね?という感じで個人的にはメイドラゴンの初期ぐらいに小林さんが酷い上司に理不尽に仕事を押し付けられるような描写があると良かったかも。

個人的にはこの手の作品だと少し古いですがちょびっツとかハンドメイドメイの方がワクワク感があって好きだったかな。

投稿 : 2024/07/25
閲覧 : 54
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4

ネタバレ

Glutton さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

このロボットおいくら万円?

タクマ(主人公)は以前からこの家電ロボットを導入していたのに急激に恋愛感情が芽生えたのだろうか?
いや、芽生えた頃からの記録がアニメになっていると考えるべきか。(しょーもない疑問)
いずれにせよちと怖いが、でもよく考えたらドールに恋する人や初音◯クと結婚した人も実際いるので
将来こうなっても不思議ではないか…。既に感情の要素を入れた小型ロボットは発売されているし。
1話でタクマが「キミが好き」と言ったので卵の黄身の料理がたくさん出てくるオチかと思ったら違ったw

タクマ役の豊永氏はベテランのせいかキャラクターの微妙な感情の表し方が上手い。
ミーナ役の稲垣氏はこういう感情を抑えた役も上手い。あと声も奇麗。

作画は普通(やや良い?)ぐらいか。音楽は全体的に落ち着いた感じで好き。

投稿 : 2024/07/09
閲覧 : 39
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1

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

うーん、なんか主人公がキモいかな…

いやまあ、そもそもロボットを嫁にするようなキモい主人公の話なので、主人公がキモいのは当たり前かもしれませんが…。

でも、何かキモくないですか?
ヒロインは何か無感情なロボットのハズなのに、なんだかまるでデレているように見えるという可愛らしさがあって悪くないと思ったのに、主人公のキモさが、続きを見たい気を削いでくる。

ううーん、別にこういう一発ヒロインネタ系は、一回見れば別にそれで良い、というふうに切ることも多いのですが、主人公とヒロイン両方をちゃんと気に入れば、そのまま見続けても良いのですが…。

何か主人公がやたらキモく感じて、ちょっと生理的嫌悪感が。

顔が、何か嫌ですね。
行動も、何か嫌ですし…。
態度も、やっぱ嫌かなぁ…。
妙な猫なで声も、妙にキモいし…。

うん、そうですね。何がどう嫌かって説明が難しいんですが、なんかとにかく、ぞわっと来る感じに嫌なので、もう諦めます。

ニセモノの錬金術師はいずれアニメ化してくれると思いますが、本作とは違うところで、もっとぐっとハイクオリティに作って欲しいです。

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 940
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僕の妻は感情がないのストーリー・あらすじ

社畜サラリーマンの⼩杉タクマは、家事をする暇がないため、家事ロボット「ミーナ」をリサイクルショップで購⼊する。タクマが「お嫁さんになってくれない︖」と軽い気持ちで求婚したことをきっかけに、ミーナはプログラムにないはずの⾏動をとるようになる。⾃らの機能を駆使し、出来る限り「お嫁さん」であろうとするミーナ。タクマにもまた、夫としての⾃覚が芽⽣えていく――。ミーナには本当に「感情がない」のか。⼈間とロボット、「夫婦未満の2⼈が夫婦の絆を築くまで」のハートフルストーリー!(TVアニメ動画『僕の妻は感情がない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年夏アニメ

この頃(2024年夏アニメ)の他の作品

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