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「負けヒロインが多すぎる!(TVアニメ動画)」

総合得点
73.0
感想・評価
265
棚に入れた
702
ランキング
1073
★★★★☆ 3.7 (265)
物語
3.5
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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負けヒロインが多すぎる!の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古き良きラノベアニメといった感じ

アニメオタク歴が長く、ラノベアニメが多かった時期を経験しているととても見やすく面白い。
パッとしない主人公、3人程度のヒロイン、やきもきする恋愛模様、時折お色気シーン。
もちろん個性的な内容であるがどちらかというと王道に感じた。
また、SNSや動画サイト各所でも話題になっていたがメインヒロインが作品の魅力の大部分を担っていると思われる。
第1話からフルスロットルで面白く、可愛く、それでいて真剣なシーンではしっかりメインヒロインらしい振る舞いを見せる。
そして輝く担当声優さんの演技力。これは人を選ぶかもしれないが。

ただそれ故に、惜しいなと思ってしまった部分もある。
これはあくまで個人的な意見だが、ひたすら負けヒロインを観察する作品だとさらに面白かったかもしれない。
それぞれ最初こそ主人公に矢印が全く向いていないヒロインたちの負けっぷりを見ることになるが
ラノベ作品の王道故か、そんな彼女たちが主人公とやたらと親しくなっていく。
負けヒロインたちは作中でも「人気者」「男子にモテる」「顔が整っている」など明確に美人と表現されている。
そしてそれぞれ惚れていた相手は、1人は不良呼びされる陽キャ、1人は賢いイケメン、もう1人は面倒見のいい部長。
そんな彼らにご執心だった彼女たちがあの主人公をあっさり友人以上恋人未満レベルまで気に入るだろうか?
しかも(アニメの都合かもしれないが)好感度が高まるまでが早すぎる。
あと一歩が足りてないだけでこれもう主人公に落ちとるやろ、といった雰囲気で物語が進む。
一応本筋は負けヒロインの負けっぷりをちゃんと繰り返してはいるのだが主人公が絡み過ぎてて正直薄く
もうええやん、彼女いる男への未練より主人公とくっついちゃえよと言いたくなる。
実際主人公は良いやつなのでヒロインたちと仲良くなるのはおかしいというわけではない。
親密になる展開が早すぎて違和感があるのだ。
モブみたいな主人公が美少女に好かれていくアニメならよくあるといえばそうなのだが
この作品の少女たちは負けヒロイン、開始時点で大好きな相手が存在しているので
主人公との恋の矢印的にはマイナスから始まっていると言える。
だから余計に早いと感じてしまうのかもしれない。
そしてそんな主人公だが第1話でとてつもなく陰キャであることをアピールする描写が続くが
あまり全体的には生かせているとは思えず、単に主要メンバー以外と関わるシーンを省ける便利な設定に近い。
ぼっち特有の挙動は水道関係の変な趣味くらいしかなく普段は明るくも暗くもない平凡男子。
でもここぞという時には男気を見せてめっちゃかっこいいのもよくある陰キャ主人公という感じ。
それなら過剰な陰キャアピールなんてせずいっそいわゆるヤレヤレ系主人公のように
クラスで浮いてもいないが上位グループでもない真ん中くらいの少年の方が気にせずに見れる。
ただ原作を知らないので後々重要になってくるかもしれない。

あとこれもまた個人的な感想だが、ヒロインの1人がやたらスケベなネタをぶっこんでくる。
具体的には本人無意識な過剰な露出なのだが、特に第2話冒頭の体育倉庫のシーンはやりすぎだ。
第1話でなるほどこの作品面白いかもと思ってめちゃくちゃ期待した直後だったのですごく邪魔に思えた。
しかし彼女が嫌いというわけではない。自分がそういう露骨なシーンが苦手なだけで
彼女の物語自体は他の2人と比べて特にキュンキュンする。

総括するとタイトルの通りに落ち着く。
決して悪いアニメではない。ラノベアニメとして十分以上の内容だ。
アニメとしてのクオリティ、メインヒロインの強烈なキャラクター性で抜きん出る評価を得た作品だと思った。

投稿 : 2024/10/02
閲覧 : 42
サンキュー:

4

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

コンプレックスがある人間だったら自分の相手をしてくれるだろうという陰キャの浅知恵

「なんJ民がババア先輩好きな理由」という以下のようなコピペがある。

同世代と恋愛経験したことがないから同世代とのシチュエーションを想像できない
ではなぜ年上かというと、若さという武器で少しはアドバンテージが取れると思ってるクソみたいなプライドも持ち合わせているから
また、年下ということで会話がつまらなかろうがリード出来なかろうが許されるという甘えがある

さらに付け足すと
・自分がコンプレックスの塊だから妄想の中のキャラにまでコンプレックスを求めてる
・自分に自信がないから他の男に取られそうにない行き遅れ女に自分を好かせてる


概ねこれと同じ事情が背後に見えるような作品。
ようするに失恋した人間にだったら自分も弱みにつけ込めるだろう、という考えが背後に透けて見える。
ライトノベルというのはこのタイプが非常に多い。ヒロインを低地脳にしたり、奴隷や、劣等者として設定し、そのおかげで低スペックな主人公がやれやれと嫌々ながら彼女を上から目線で振る舞ってさえも、ヒロインに好意を持たれる、ファンタジックなまでに主人公に都合の良い状況が完成する。

メインヒロインが可愛らしいだけに、主人公との関係性に説得力があまりになくなってしまう。写実的で美しい作画であるだけに、その設定の歪さ、都合の良さが強調されてしまう。

最初の数話はそれでも失恋をベースにユニークさを見せていた気がするが後半は失恋自体は背景に下がり、主人公が前面に出てきて搾りかすみたいになっていそうだったので切った。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 81
サンキュー:

2

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

主人公が得する展開

個性豊かな負けヒロイン達。主人公は彼女達の悩みを聞いたり、彼女達も主人公に頼る部分も出てきます。最後まで観ましたが、主人公が得してるなと思いました。エンディングは懐メロの時もあります。続編は見ないです。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 46
サンキュー:

1

ネタバレ

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒロインの魅力と主人公の嫌味でないキャラが光る、中身は笑えるように見えて本質はしっかりしてる良作、おすすめ度★★★★☆

負け!負け!負け!負け!負けっけっけっけっけ!!

作画の質は当然良し。ヒロイン3人どれも可愛いけどこの中だと特にメインヒロインであり負けヒロインの中核的存在の八奈見が可愛い、と俺は思う。表情の描き方や動きの良さが光る。

ヒロイン達の残念なところや煮え切らない主人公の微妙な距離感、個性あふれるヒロイン達の面白おかしくありつつも切ない恋模様を序盤からガチに描きにかかってるのは度肝を抜く。ラブコメとしてはベタであるものの意表を突く点もありそれなりの面白さ。主人公も多少ウザイところはあれど嫌味が少ない人物であり、恋模様を素直に応援したくなる。

最初微妙だなと思いつつ追う度にヒロインの魅力が深掘りされてくタイプの作品。総合的に見てそれなりに良かったけど序盤や途中途中のシリアス展開が微妙。評価は良いで。期待以上に面白かった。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 79
サンキュー:

4

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

強がるガールは最強!でした。

ハッピーエンドの陰で恋に破れちゃう負けヒロイン。

大抵どんな作品でもメインのヒロインは人気もあって可愛いんだけど
自分は今まで多くの作品で、この「恋に負けちゃう女の子」のほうに
惹かれることが多かった気がします。

そんな「恋に負けちゃう女の子」にスポットを当てた本作。
物語が始まるやいなや(なんだこいつ~~w)って
突っ込みたくなる負けヒロイン№1の八奈見杏菜。

ファミレスでのとんでもない彼女の奇行が面白すぎて
今振られたばかりなのに勝手に頼んだポテトをむさぼりつく!
逞しくてパワフルでなんだかちょっとヤバイ奴に振り回される
感覚がなんか楽しそうでちょっと羨ましくて
初見であっという間に彼女の虜になってました!

主人公の温水和彦が所属する文芸部に集う負けヒロイン3人。
№1八奈見杏菜。№2焼塩檸檬。№3小鞠知花。

誰もが好きな人がいるんだけど、それぞれ好きな人には別の想い人
がすでにいて、始まる前から恋に破れています。

恋の相関図でいえば向き合ってる矢印に横から一方通行の矢印を
しつこく向け続けている感じです!?

表向きは、あきらめたと言いつつ叶わない恋心を抱えていて
時折ちょっぴり寂しそうな一面もあります。
だからって彼女たちがずっと暗く悶々としてるかっていうと
そうではなくて、文芸部での日常は常に底抜けに明るい雰囲気なのが
心地いいんです!

それは、いつも聞き役になってなんだかんだ彼女達の中心にいる
温水のおかげなのかなって。

そして安易に
この3人がさっさと次の恋にって向かわなくて純情で真っすぐな
ところも彼女達の魅力を更にアップさせてると思います。

全話数をほぼ均等に分割して
3人の負けヒロインをそれぞれ順番にメインに持ってくる構成です。

檸檬ちゃんのすれ違う恋の切なさを綴る物語にしても
小鞠の居場所を作ってくくれた文芸部の先輩たちに対する
一生懸命な恩返しの物語にしても
それぞれ良かったんだけど、序盤で八奈見さんに心持ってかれた
身としては、彼女の出番やパワーが少なくなってしまう展開が
前半期待が大きかっただけに
終盤はちょっぴり物足りなく感じちゃいました。
(もっともっと八奈見さんに振り回されたかった~~~)

そして負けヒロインが最後まで
一方通行ばかりの恋の相関図の中で、じゃあ温水は誰に・・・?

これが最後まで宙ぶらりんでしたね。
安易なハーレムも嫌なんだけど、せっかく可愛い女子が
周りにいるのに、少々淡泊すぎないか~?
もう少し恋の兆しみたいな
のがあったらもっとドキドキを楽しめたのにな~。
「そういうとこだぞ! 温水君~」ってやつでしたね。

まあ友達ってことを確認しちゃうくらい慎重な男だし
もしかしたら好きって気持ちに
自分でも気づいてないだけかもしれませんね!?

底抜けに兄想いの可愛い妹ちゃんにしても
温水本人にしてもまだまだ成長過程ってことで2期
(まだ決まってないけどありますよね!?)以降に期待です。

OP 
ぼっちぼろまる/「つよがるガール feat.もっさ(ネクライトーキー)」
コミカルでハイテンポなメロディが作品にピッタリで
負けヒロインやその他のぶっ飛んでるキャラ達がはじける絵も
ハイセンスでお気に入りでした!
「つよがるガールは最強~~♪」ですよね。

Edは3曲 それぞれのヒロインが歌うエンディングも面白かった!
八奈見杏菜 (CV.遠野ひかる) / 「LOVE2000」
爆走する八奈見さんとともに、動きのある絵がセンス良くて
カッコイイです!
この曲を聴くとQちゃん(古いかw)を思い出します。

焼塩檸檬 (CV.若山詩音) / 「CRAZY FOR YOU」
檸檬ちゃんは、真っすぐで、これぞ負けヒロインって女の子
でしたね。物語での切ない想いが、グッと伝わる良い選曲でした。
  
小鞠知花 (CV.寺澤百花) / 「feel my soul」
絵の演出がそれぞれ特徴的なんですよね、最後のこの楽曲は 
柔かいタッチで描かれる小鞠ちゃんがとにかく可愛かった!
まさに青春って曲だったな。

勢いあるキャラが最高に魅力的な面白い作品でした!
是非2期お願いします。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 101
サンキュー:

29

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『鼻がなかったらゾウじゃなくてカバじゃあん!』

負けヒロインたちが主役の青春ストーリー

基本的にラブコメの負けヒロインが好きな私からすると最高の題材だ

みんな可愛くて負けヒロイン感ちゃんとあって青春だったし、妹可愛いし、作画むっちゃ良いし、リボンの数ゎ何度も気になったけど、
新感覚で面白かったんだけど、

全体的に盛り上がりに欠けたかなあ。
花火の部長とラストの八奈見ちゃんの笑顔ゎバカ良かったけど。。。

負けヒロインもちゃんとヒロインになれると証明してくれた作品

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 22
サンキュー:

4

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好印象な作品!!

今期のなかでは良かった方でした!!

例によって細かいレビューはしませんが(文章力ないのでスミマセンm(_ _)m)

印象に残ったのは作画のクオリティが実は凄く良かった!

最初はあまり気にしてなく普通に作画良いね、くらいの感じでしたが、途中からアレ!?何か実は作画凄く良いな!?みたいな…光と影の使い方が独特というかリアル的というか、おそらく意図的でしょうね!!

あと細かい背景なんかも丁寧な感じがしました。

なんか、気になりだしてからはストーリーよりそっちに気をとられてしまった…(^_^;)

あ、ストーリーもそこまで引き込まれる様なものでもなかったですが(下げてる訳ではないです!題材的に!)良かったと思います。

あとは、OPが作品の感じとあっていて凄く良かった!

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 29
サンキュー:

6

パルンだっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こういうのでいいんだよこういうので!!!

負けヒロインに焦点を当てるという発想は今まであったように思えてなかったように思います。
ラブコメなのに誰も主人公を好いていないという状況、振られたというのに未練がましく一途に男を想い続けるヒロイン達。本作はラブコメですが、他作品にない唯一無二な要素が多くあって新鮮さを感じる事ができ、それが面白さへと直結してます。
あと、キャラの心情や変化を表すのに背景、小物、色、音楽、ありとあらゆるものを駆使するのが素晴らしい。スタッフが本気で「良いもの」を作ろうとしていることを感じます。

アニメーションの動き、心情、背景、どこを切り取っても丁寧に作られた作品です!凄く面白かった!!!アニメが好きな人なら誰でも楽しめる、そんな作品だと思います。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 26
サンキュー:

6

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

健在なるかなハーレムラノベ<70>

好きな人は他にいて引きずっているが振られ済みという要員を集めたハーレムもの。
主人公に好意を示しながらも恋愛に発展させなくていいというバランスやヨシ。
過去のハーレムものでは難聴にしたりインポにしたりという外科的手法や精神の均衡を破壊する薬物療法など、非人道的処置を施されているのでは?という不自然さがあったりしたもんです。
コメディ面をささえる相方的な八奈見、保護欲をそそられる小鞠、脱ぎ係焼塩とマケインたちとの身内感が良いですね。
アニメのクォリティも見事でひさびさに非異世界系なラノベの良作が出たという感じですわ。

投稿 : 2024/10/01
閲覧 : 44
サンキュー:

3

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

堂々たる覇権アニメ、ここに誕生!

詳細は公式でも。

小学館『ガガガ文庫』刊行中の雨森たきびさん原作ラノベのアニメ化作品です。制作は「リコリス・リコイル」などのA-1 Pictures。原作イラストも「リコリコ」の方が担当しています。

冒頭から、圧倒されるほどの超絶作画。被写界深度の浅い、背景を大きくボカした印象的な画作りで、キャラ作画もしっかりと可愛らしく描かれています。

内容は、まあ初回なので様子見なところもありますが、THE ラノベといった感じの主人公によるモノローグで進んでいきますね。初回の「負けヒロイン」八奈見杏菜のワチャワチャした喋りも、いかにもラノベキャラといった雰囲気です。

ベースとして、じゃあ負けヒロインが主人公にすぐ惚れるわけでもなく、どちらかというとおちょくられている感じが面白いですね。今後、色黒系スポーツ少女とか、文芸部の人見知り系少女が絡んでくるといった感じでしょうか。

初回としては、けっこう悪くない立ち上がりだったと思います。これは継続視聴ですね。あ、そうそう。EDは毎回、ヒロインごとに変わるパティーンでしょうか。初回はHITOMI「LOVE2000」のカバーでした。良かったですよ。

=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
予定調和感がまったくない、何が出てくるかわからない面白さが本作にはありました。

その最たるものが、温水が学園ハーレムを形成する展開にならないところ。あくまで狂言回し的な役割というか、いろいろと大暴れする負けヒロインたちを適度な距離感で支え、背中を押すといったポジションなのが好感。

そして、そのストーリーを彩ってくれたのが、A-1 Picturesの良好な作画とキャラデザ。これだけでも、覇権アニメというのはこういうものだというのがよく分かります。

もちろん、ラノベ特有の臭さに辟易する層もいるかとは思いますが、こういうものだと飲み込んで、潮流に身を任せる心地よさが本作にはありました。なぜ、これを「ロシデレ」ができなかったのかなあと残念でなりません。

でも、本作があったので今期は満足感が高いクールになりました。文句なしの今期の覇権。
{/netabare}

投稿 : 2024/09/30
閲覧 : 147
サンキュー:

5

みつき さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私たちは温水です

視聴者は主人公に感情移入しながら物語を見る。主人公の苦悩や喜びに自身を重ねることで作品へ没入する。その常識的大前提の上で、この作品は主人公もまた視聴者であることが多かった。基本的に負けヒロインたちの失恋模様を傍観するだけ。それは我々視聴者も負けヒロインたちを客観的な視点で見ることを促してしまう。本来こうなることは作品として良くないことである。しかし、この作品はそれこそをテーマにして、あえてメタ的に描いていると思う。負けヒロインたちを二次元のキャラクターであると冷静に自覚した上で恋を応援し切なさに共感する。こんなことをするラブコメ作品は今までなかったから、それを単純につまらないと捉えるか新鮮だと捉えるかによって評価が変わる作品だと思う。自分は後者。

あと普通に作画と音楽やべー

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 79
サンキュー:

9

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

”青春”を作画したらこうなるのかな?って感じられる作品。

>2話まで視聴して
原作未読です。

今期の作品多数の各1話を順番にサラっと試し視聴した際は
本作はなんか地味な作品に感じてしまい、スルーしてしまってました。

2話の放送が終わったあたりで目にしたネット記事で
「作画が限界突破。映画館で上映しなきゃいけないレベル」っていう記事を見かけて
記事に載せられた画像(静止画)見ても、自分的にはそういう風に感じられず
「これってステマ?」くらいの感覚だったのですが、気になって確かめてみたくなって
せっかくなので再度視聴してみました。


するとグッと印象がかわっていました。

まず一番地味に感じてしまってた要素である主人公ですが
声優さんの演技が良いこともあり、徐々に馴染めてきました^^。

そして何よりグッと心掴まれたのは、第一のメインヒロイン?ですね。
うわー、表情豊かで動きも良すぎる。
けっこう予想をこえてくる表情・セリフや動きも見せられて
そして何より声の演技・声質も良い♪。
かと思えば1話ラストでの、あの動きwなのに最高の表情!!!。

はい、あっさり堕ちましたw。

そしてとどめとなったのは
ヘブバンでずっと中の人が誰か気になってたキャラの人と、合致してしまったのです!。
このキャスティングされた方、どっちも神ですね。
さらにED曲まで歌われてw。選局も神。・・これはもう感謝しかありません。


2話ではさらに第二、第三のメインヒロイン?も登場し
さらに、あっちにもこっちにも、裏ヒロイン候補?が乱立w?。

ちょっと狙いすぎてる感あるエロ要素・セリフ等は
やり過ぎ感あるとちょっと嫌悪感につながりかけるので
そこは意識的にスルーするとして(自己防衛^^)

それを差し引いてでも、やはりあの学生時代でしか味わえない
甘酸っぱさやキラキラ感が随所に煌めいている作品で
なおかつ基本的には明るい健康的な?作風なのが好感もてます。

さらには、不意に魅せる作画の質UPシーンやスローモーションシーン、空の描写など
ちょっと言い過ぎですが、ユーフォシリーズに通ずる”青春の作画”といってもいいのでは?。

かと思えば、ぼざろで感じた”狂気のぼざろグッズ”、”狂気のぼざろ作画?”
とかも彷彿させるシーンが、不意にやってきて、さらにさらに満足感を満たしてくれるのです^^。
  
 
-----------------------------
>4話まで視聴して
4話でいったん区切りなのかな?。
全く文句のつけようのない素っ晴らしい1話~4話でした!!。
お世辞抜きで、1話~4話で1つの映画作品だったとしても全く遜色ないし絶賛は変わりません。

けっこう時間が経ったのに、1話でのちくわのシーンが焼き付いて離れませんw(誉め言葉)。
これは既に、目も心も奪われてしまってますね。

ヤマサのちくわって、地方のスーパーとかで販売されることはないのかな?。
いつか食してみたい♪。


現実世界での猛暑ともあいまって、本作の夏感、青色+白感がより臨場感を高めます!。

レビュー書きながら、いろいろ確認したくて再視聴したくなってしまうのですが

なんか、安易に再視聴しちゃうことが、すごく・も・っ・た・い・な・く・感じてしまうw。

少し大事にとっておきたいと思えてしまう作品になってしまいました!。

4話での温水君と八奈見さんの距離感の変化の見せ方なんか、絶妙でしたね^^。


原作ラノベにも手を出したくてウズウズしてしまってるのですが
アニメ放送が終わるまでは自重しようと思っています(普段まったくラノベすら読まない人ですが)。

5話以降がどんな方向にいってしまうのか、もう不安と不安でいっぱいですw。
でもきっと本作ならば、また斜め上に展開してくれると期待して、また週末を待ちます♪。

★の評価、MAXまで上昇しました。
 
 
-----------------------------
>最終話まで視聴して
正直言って、か~なり惜しい作品でした・・。

タイトルが作品の良さを増幅するも、若干足かせになったのかな?。

3人のヒロインで分割される構成になってしまった?ため
その3つのブロックごとで、なんとなく全く別作品になってしまったような・・。
・・もちろん共通キャラ達は出てるんですが。

ハーレム色が落とし切れてない印象も、マイナス要因でした。

あと、安易なエ○描写頼りな印象も、もっと控えてほしかったかな?。
せっかくのサブキャラ達が、代わり映えしなかったような。

あと、1度描いた内容が再度演出?されていたり、若干クドい感じも。


もっと八奈見さんメインで1クール通してほしかったかな?。

最終話はアニオリなのでしょうか?。
「ここは視聴者の想像にお任せします」的な演出があったけど
なんだかなあ・・というか、ちょっと安易な片づけ方されちゃったような感。
「尊厳を○○された」
「尊厳を○った」
というセリフから、安全策は講じられていますが・・。

とはいえ、この年齢時代って、自分自身もコロコロ気がかわってたりしてたようにも思う。
昨日ああ言ってたのに、翌日はまったく真逆のこと言ってたり・・。
そういう意味では、ナシではないのかもしれません。

ということで、1話~4話は最大評価。
それ以降は、評価保留とさせていただきます。

★の評価、少し下方修正しました。
 

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 229
サンキュー:

19

ネタバレ

fBAtg62143 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

(文字通り)面白かったラブコメ作品。

主人公と負けヒロイン達とのラブコメ作品。
負けヒロインがメインだがコメディ多めで全体的に明るく、また負けヒロイン達が何で負けたのかも納得出来る良ストーリーを安定した良作画とそこから作り出される雰囲気で更に補強している。
また勝ちヒロイン達やその彼氏となった男キャラ達もしっかり登場するが、どちらか一方や両方を悪者にするような胸糞展開もなく、最終回まで爽やかに終わってくれて良かった。

作画方面では作画というか雰囲気作りの中で印象的に感じたのがライティングで、夏の昼間の強烈な日差しから生まれる暗めの日陰がかなりそれっぽく、それに良作画が合わさり実際にそこにいるような雰囲気を作り上げていて季節感やストーリーへの没入感を高めていた。

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 21
サンキュー:

3

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異色なラブコメだが傑作アニメ

普通はうまく行く恋愛物語を描くものだが、
振られた方を主人公として描く物語。
これはこれで面白いものだね。
ラブコメとしてちょっと毛色の違う傑作アニメ。
3名のヒロインの失恋物語を描くだけで、なぜこんなに面白い。
物語そのものの面白さも素晴らしいが、アニメとしての完成度が半端ない。
ちょっとした指の仕草、表情の変化、どれを取っても素晴らしい。
これだけキャラの魅力を引き上げたアニメは、記憶がないほどだ。
3名のヒロイン、どの子も大好きになっちゃうよね。
周りのキャラも人間離れしているかのようなぶっとんだキャラが多く、
非常に楽しかった。

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 42
サンキュー:

12

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

めっちゃ面白い。負けヒロインちゃん可愛い。傑作

1話感想 4.3
いや面白いですね!

今期は良質なアニメが非常に多いですが、すごく面白いと言えるアニメはそこまで多くないかな? とも思っていました。
推しの子、アーリャさん、そしてこれですかね。
いや今期トップクラスに気に入りましたよ。

負けヒロインちゃん、青髪が非常に負けヒロインっぽい容姿ですねw

まあ負けヒロインが可愛いと愛されるケースは割と良くあって、それを最初からヒロインにしてしまうというのは本当に面白いと思います。

後は負けた状態で結ばれた2人の側に居なきゃならない状態も辛すぎて不憫ですね。
不憫可愛い。

うーむ、本当に面白い。
作画も良質ですね。
大変気に入りました。当然視聴継続。とても楽しみです。


全話感想
いや、実に素晴らしかった!
全編において面白くて、死角無しでしたね。
いや素晴らしい。

焼塩、小鞠の感動的なストーリーもあったのに、八奈見さんが毎回可愛くて面白くて、つい一番注目してしまうのが唯一の難点でしたかw

大いに話題になって評価されていたと思いますが、これは本当に傑作でしたね。素晴らしいです。
あまりに素晴らしいと、逆にあまり語ることがないですね。

あ、当然2期希望です。是非お願いします。
原作は十分あるのかな?

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 127
サンキュー:

6

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マジかっけぇっす!

ヒロインたちの空回り、そして負けっぷりの良さに惚れちゃいます。
感情はしっかりと、でも不器用に思いやり悩む…。
なんか、ギュッと気持ちを掴まれて、そのまま洗い流してくれる感じがたまりません。
脇を固めるキャラたちにも、ラノベ成分がしっかり注入されており、小鳩くん、じゃなかった温水くんの妄想も楽しいですね。

「高校生に戻りたいんでしょう」
などと家内に茶化されながら(くそっ、なんも無かったわ…)、毎週楽しんでおりますです、ハイ。

それにしても小鞠ちゃんは良いキャラですね。寺澤百花さん、きっとブレイクするのでは^ ^。

「そう言うとこだよ、ヌクミズくん」
「しっ、タヒね!」

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 133
サンキュー:

22

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マケインズレボリューション

「俺ガイル」「弱キャラ友崎くん」を輩出した
ガガガ文庫の小説が原作

3人のヒロインが恋愛における「負け組」であり
その様子をさえない高校生温水の視点で見ていくというもの

最初に出てくるのは青髪が特徴の八奈見杏奈
幼馴染に片思いしていたが転校生で親友の華恋が
好きだという事を察し付き合うように後押しして振られる

物語は現場のファミレスにたまたま居合わせた
温水が見てしまったことから始まる

気まずいと思ったのもつかの間
杏奈は温水の前の席に座り二人への愚痴をこぼしながら
次々と料理を注文して食べていく

結局お金が足りなくなって温水から借りることに
現金が用意できない杏奈はお手製の弁当を
温水に渡して天引きしてもらっていた

完済した後温水は杏奈に誘われ屋上へ
告白かと身構えていたら「友達でいよう」だったw

2人目は陸上部に所属する焼塩檸檬
温水と共通の知人であり小学生からの付き合いだった
アヤセに片思いをしていたが同級生の朝雲さんが告白して
付きあう事になる

友人として博物館に温水入れて4人で向かうが
2人の様子見ていたたまれなくなり一人離脱
夏休みに入ると陸上部の練習を休んでいた

心配した温水は文芸部部長の月之木に誘われて
杏奈と同じ学年の文芸部員小鞠知花とともに
祖母の別姓に向かう

そこで思いのたけを話した檸檬は
後日アヤセに告白をして振られるのであった

3人目は小鞠知花
温水とクラスメイトである

文芸部の先輩玉木に片思いしていたが
夏合宿で幼馴染の月之木と両想いになり
負け組に

なぜかなし崩し的に文芸部に入った温水と
文化祭後部長として振舞おうとするが

元々人見知りでどもる癖があり
自己紹介もままならない

部長会当日知花は緊張で話せなくなり
活動報告もそのまま飛ばされてしまう

温水が助け舟を出して部長と名乗ると
緊張の糸が切れて外へ飛び差す

結局ラインで居場所を守ると温水が答え
部長を任せることにした

その後改めて玉木にもし月之木がいなかったら
私と付きあえるかと質問をして無事玉砕w

こうして文芸部に3人の負けヒロイン
マケインズが誕生した

温水のキャラは水飲み場にこだわる一面があるくらいで
基本陰キャヲタクのそれだからな

小町ちゃんよりブラコンの妹佳樹が
小姑みたいに杏奈に聞いてくる方が印象強いし

3人が謎の連帯感見せてくる最終回で
杏奈の思わせぶりな態度があったけども

温水は多分スルーなんだろうなw

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 47
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6

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そういうとこだよ、温水君 by 八奈見杏菜

負けヒロインにスポットを当てた他愛もないアニメ。
負けヒロインは三人、八奈見杏菜、焼塩檸檬、小鞠知花。
どいつもこいつも個性的なキャラだ。
そして、勝ちヒロインも勝ちヒーローも変わってる。

しかし、端的に言ってモブヒーロー温水和彦が再重要キャラだ。
なぜならば、全方位にツッコミを入れる様はこのラブコメには欠かせない。
加えて、ストーカー妹、はちゃめちゃ先生、ゾンビ先輩など、変キャラには困らない。
果たして、これほど楽しい変わり種ラブコメがこれまであっただろうか。

キャラの魅力が半端ない作品の中で燦然と輝くのは、八奈見杏菜。
超かわいいにもかかわらず、超三枚目。
あんな女は見たことない。
{netabare}豊橋名物ちくわ{/netabare}を満面の笑みで食いちぎる様は、芸術的ともいえる。

女の子は二種類に分けられるの、{netabare}幼馴染か泥棒猫。{/netabare}
その自分勝手な杏菜格言は、まさに名言ともいえよう。
例えそれが負けヒロインの遠吠えとはいえ。

各負けヒロインにスポットが当たった素直なストーリー。
哀れさがコミカルさを醸し出し、シュールに突き抜ける。
そんな愛すべき負けヒロインの姿が生々しい。
あっさり、終了? それはないでしょう、たぶん。

舞台である豊橋は、名古屋在住時に良く仕事で通ったもの。
駅前や街並みが少々垢ぬけないのも愛すべきポイント。
路面電車のある風景は魅力的で、どこか懐かしい。

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 267
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21

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

杏菜ちゃんの接種カロリーはいくつかな?(ニチャア)

今期の中で1番楽しかったね!ヒロイン杏菜ちゃん役を演じる遠野ひかるさんのお芝居があまりにも最高すぎる。いっーぱいお金あげるからいっーぱいご飯モリモリ食べてね!

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 25
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1

ネタバレ

567 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こういう作品もあっていい

キャラ ← ☆★☆ → 物語

王道とは違う「負け」ヒロインの視点で描かれるストーリーは新鮮で最高でした。

投稿 : 2024/09/29
閲覧 : 7
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2

ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

『俺ガイル』を彷彿する傑作

見返して、後で気づいた。
第1話冒頭ファミレスでの
幼馴染2人のベタで大仰なやりとり、
クサいな、興ざめ…と思いきや、
ワザとだった。
メタ・テンプレート、茶化しだったのだ。
芸が細かい。(サンドウィッチマンか)
ますます好きになった。

制作はA-1 Pictures。
最も好きなアニメ『冴えカノ』を作ったところだ。
『冴えカノ』もそうだったが、
主人公がラノベ通でハイ・サブカル系、
ボルテージが上がる。
(弱キャラなのもいい)

「あのね温水くん、女の子は2種類に分けられるの。
幼馴染か泥棒猫」
「(なるほど大胆な分類だ)」

冒頭からドタバタな展開だが、
これでもかとヒロインたちが残念だ。
(実は勝ちヒロインも残念)
「負けヒロイン」にフォーカスというのが新しい。
ところで第1話サブタイトル「プロ幼馴染」の
「プロ」って何だよ。

「温水くん、そういうとこじゃないかな、
友だちがいないの」
「(大きなお世話だ)」

名作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
を彷彿する軽妙な会話、丁寧な人物描写、主人公の枯れ感、
テンプレートを逆手に取った、裏の裏まで練り上げた関係性。
深いぞ。

個人的には、小鞠知花
(名前がいかにも。『のんのんびより』か)
がたまらなく好き。

「教室に居づらくて水を飲み歩いてる」

主人公と同類と見透かされ、
「手洗い場の研究」と言い訳する小鞠。
(温水の「学校の水にうるさい」同様イタい)

「便所メシだと、それは聞きたくなかった。
せめて部室で…」

言うならば「プロぼっち」。
小鞠と温水のこの会話はめちゃイタい。
これほど「学校の水」にこだわった作品も珍しい。
(第7話では「いなかの水道水」も出てくる)
(「温水」姓だから?)
吃音、キョドった言動、弱キャラ。
本格的文学少女なのも、貧乏なのもいい(第8話)。

「もとにもどっちゃった」
「一人でできる。一人でやらなきゃ」

第9話、市立図書館後のシーンは泣ける。
声優・寺澤百花が素晴らしい。
小鞠ターンのED「feel my soul」、
水彩画の小鞠にキュンとならない人は
いないだろう。

「お兄さまが知らないだけで、大抵います」
「(物騒なことを言うな)」

妹の佳樹(かじゅ)も存在感ある。
海水浴合宿での赤飯が芸細かい。
ほとんどのラブコメ・キャラが網羅されてる
と言っていい。
これでもかのサービス精神。
アニメの醍醐味てんこ盛りだ。

「振られたってなんにも変わんないし、
スッキリもしないんだよ。
でもね、無理やりまわりが進んじゃうから
こっちも進むしかなくなっちゃの」

シリアスで理知分析的な場面も。
学んだり気付きがあったり、教養の作品でもある。

「気持ちを勝手に決めちゃったらさ、
彼女がお前のこと好きだったこととか、
その気持ちがどっか行っちゃうだろう。
幸せになってほしいとか、新しい恋がどうとか、
振ったお前が言うなよ。
お前だけはそれ言っちゃだめだろ」

第4話のあのシーンは名場面だろう。
ニーチェの言葉を真似たサブタイトル
「負けヒロインを覗く時
負けヒロインもまたあなたを覗いているのだ」
も文学オタクっぽくていい。
(作者はかなり通だな)

投稿 : 2024/09/28
閲覧 : 168
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5

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バッカス216 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

11話は何も解決出来ていない。

1〜11話まで視聴済み。最初の八奈見さん回は大好き、焼塩回はまぁ及第点、小鞠回もまぁ及第点っと思っていたが、、、あまりに11話が酷すぎた。
Twitterとか他のレビューサイトでは、酷評されていたりしてなかったが、というか好ましいレビューばっかりだったが、自分的には本当に酷い回だったと思う。

まず、温水の言動は全てバットコミュニケーション。部長会まであまり日がなく、焦るのもわかるが、努力して克服しようとしているJKにあの物言いはないだろう。言いたことは分かるが、ニュアンスを意識しなさすぎて、モラハラ男のようになってしまっている。
次に謝るタイミングだが、部長会の直前ってなんだ。不安とか緊張でいっぱいであろうそのタイミングで謝罪なんて、自己満足の塊だ。そんなの部長会の後だっていいだろ。あと菓子折りって、、取引先かよ。あと小鞠への謝罪も兼ねてる菓子折りを、平然と奪って食べる八奈見って、、そんなやつだっけ。
温水が部長会に乱入してきたのも気になる。確かに、小鞠の発表はズタボロだったが、温水が乱入する意味ってあるのか?大体、時間が押してるから小鞠の発表を中断したのに、名簿にも乗ってない、変な乱入者にはきっちり時間をとるってどゆこと。温水は「小鞠にとっては一生の傷になる」的なこと言っといて、小鞠が大失敗した後に登場ってなんの意味があるの?小鞠が失敗した後に温水が代わりに発表して、小鞠の傷は浅くなるの?みんなの前で公開処刑するようなもんじゃん、約立たずだから交代するってことだろ?どう考えても温水の乱入は意味を成してないし、なんなら傷口をさらに深くしたとまで思える。
最後に、階段で温水と小鞠とのやり取りだが、なんか解決したか?小鞠は、自分以外の文芸部員は、部活以外にも居場所があるけど、自分は文芸部しかない、だがら自分が文芸部を守るというスタンス。そういう立場だから、部長もやるしかないみたいな論理が、今回のストーリーの根底にあると思うが、温水はその論理を全く崩せていない。一緒にいるったって、お前元幽霊部員じゃん。現に小鞠と仲違いしたあと部活来なかったじゃん。八奈見とか焼塩はなんか流れで入ってきただけじゃん。そんなやつらが一緒にいるって言ったって、説得力は無い。もしあるんなら、最初から部長会うんぬんの話は問題にならない。だけど、なんか解決しちゃった雰囲気になってる。なにがどう小鞠に響いたのか、全く理解できない。

投稿 : 2024/09/27
閲覧 : 50
サンキュー:

3

ネタバレ

アニメ好き さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

作画がどえらい青春アニメ

A1ピクチャーズが作ってるので絵が綺麗でヌルヌル動く。絵を見ているだけで心癒されるし、とても丁寧に作られている。なんとこの監督は初監督作品らしいが、オープニングやエンディングを見てもセンスと才能が凄い。初監督作品だがら魂こめて作ってる感じする!
肝心の内容はというと、いろんなタイプの負けヒロインがでてきて、恋愛のゴタゴタをやるわけだが、当方おっさんであるため、若者のイチャイチャを毎週見せられてしんどくなった。気持ちがついてこないし正直リア充の恋愛話を見ても何も実りがない。若い人ならこのアニメのストーリーにはまれるかもしれん
自分は4話まで見たけどもうお腹いっぱいかな。でもあにこれの点数が低すぎて気になったので採点しに来た。もっと点数は評価されて然るべきアニメだと思う

投稿 : 2024/09/26
閲覧 : 43
サンキュー:

6

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nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

11話 小鞠をいじめる話が不快。温水に全く感情移入できず

1話 作画や背景がかなりハイレベル。ハーレムの様でハーレムでない感じ?

{netabare} まず、面白いのはとても面白いと思います。ラブコメのコメディ要素が60~70%くらいありそうなハーレムもの…なんでしょうか?他の男に未練があるなら、そこがハーレムの様でハーレムではないということにもなりそうです。

 この調整ですよね。あまり他の男に未練がありすぎると結構つらい立場になるし、あまり女子がチョロいのも面白くないと思います。ある程度NTR感を残しつつも、可能性を感じるくらい?

 メインヒロインが他の男が好きって「とらドラ」とかありますが見ている方はやきもきした記憶があるので、緊張感とコメディのバランスが上手く取れれば面白くなりそうです。NTRとかあるとストレスでしょうけど、雰囲気的にはかなりマイルドなのでしょう。

 ちょっと発想を変えると女子が見たらどう感じるのだろう?という気はします。リアリティがあって身につまされるのか「そんな女子いねーよ」となるのか。その辺の人間模様の描写が見どころなんでしょう。

 キービジュアルで3人の少女が出てますが、この3人が負けヒロインで妹を含むののかどうか、くらいでしょうか。そうそうあのドジっ娘?先生はどうなるの?先生含めばちょっと大人な感じのエピソードも入れられて面白くなりそうですけど。

 しかし、作画がいいですね。キャラの作画がハイレベルだし、なにより背景美術がすごくいいです。一時期、気が抜けたような背景の作品が結構増えてましたけど、今季は背景が良い作品が増えました。その中でもかなりいい方だと思います。

 構図も小物ももちろんレベルが高いです。弁当のシーンなど気が抜けた画面作りだと退屈なシーンになりそうですけど、絵だけで結構見れるレベルだし演出もテンポも良かったです。

 なお作品名が出ると検索する癖があるのですが「君は無邪気な闇の女王」という作品は実在しませんでした。「君は淫らな僕の女王(横槍メンゴ氏)」と「君は無邪気な夜の希望(ブルアカ?)」というのはあるようですけど。オリジナルはもちろん「月は無邪気な夜の女王(ハインライン)」ですね。{/netabare}



2話 1クール完走は楽勝でしょうね。メチャメチャなコメディですけど、結構心が痛い。

{netabare} 随分印象的なOPですが、クレジットで「スタッフ名(A1picture)」という表示になっていましたけど、普通そうでしたっけ?品質保証?差別化?

 内容です。体育倉庫に鍵をかける前に中確認しますよね?だって、掃除当番だったんでしょ?そして冷却スプレープレイとは…熱中症のときに冷やす場所を間違えているし、万が一ああいう場面になったらマリモ入りでも飲むべきでしょう。けど、何でマリモがいるの?そもそも熱中症の症状ってあんな感じでしたっけ?(一応、せん妄も熱中症の症状らしいですけど…)

 あんこサンデー×2プラスハンバーグで、1000円くらいだった?サイゼとかだとそれで行けるのかな?
 あと、駅でつないできた妹の手ですけど、ちょっと大きすぎな気が…だまされたと思いましたが、意図的な誤誘導というよりCGの関係?

 保健の先生のひそかな楽しみを含めて、そういうノリの作品だということですね。突っ込みどころが満載のドタバタですけど面白いのは確かです。1クール楽勝で楽しめそうですね。

 かなりコメディ要素強めですが、ちょっとだけシリアスシーンがありますが…ちょっと心が痛いです。そのシリアスの要素が1クールのシリーズ構成でラストにあるのかどうか…真面目にやりすぎるときついなあ、とは思います。{/netabare}


3話 日焼け表現が素晴らしい。小鞠ちゃんの結論は痛すぎて見たくないなあ。

{netabare} 部活のユニフォームとは違う形の水着を着て、白い日焼けしていない肌を見せつけるキャラと言えば「長瀞さん」が印象的でしたが、結構それに肉薄する素晴らしい作画とキャラデザでした。作画大変そうですけど衣装の模様と考えればそうでもないのでしょうか。その割にこの表現使っているアニメは結構少ない気がします。

 一方今回初めて違和感を覚えたのが制服のリボンなんですけど、何で四連装なんでしたっけ?小鞠ちゃん回で、彼女のリボンのカラーリングがカラフルなので非常に目立ちました。謎制服NO1かもしれません。

 もう1つ、どこがおいしい水道かの談義は何かの伏線なんでしょうか?真面目に追ってないとダメ?なお、朝の水道管にたまった塩素は蒸発せずかえって濃度が高まりカルキ臭がきつくなります。健康のためにも水が冷たくなるまで出し切ってから飲みましょう、と昔何かで読んだ記憶があります。

 で、今回のメインの小鞠ちゃんですが、まあ、性格的にはデフォルメされていますが、見覚えがある性格の子ですよね。もちろん自分自身のことですが多かれ少なかれ非モテ時代があれば、ああいうひねくれた感じにはなるものです。それだけに感情も乗っかりやすく、今回のラストは来週見たくねー、と思う程度には感情に来ました。

 そして赤飯は伏線?妹が文芸部と絡みだすのでしょうか?

 冷静に考えると、話としてはテンプレなんですけどね。演出なのかエピソードなのかキャラなのか。その総合力なんでしょうけど、妙に面白い作品ですよね。昔のラノベを素直にアップデートさせた感じがいいのでしょうか?{/netabare}


4話 忘れていた痛みの感情を思い出す話でした。

{netabare} 恋愛は辛くて痛いのはわかっていても、ティーンのころの恋愛中心主義の時代に振られる痛みを思い出すのは嫌なものです。ただ、このころの辛い経験があると人生が楽になるので頑張りましょう。

 という感想が出るくらい痛い回でしたね。しかし、です。ここで騙されてはいけません。この主人公は負け組でしょうか?原作者がサディストで徹底的にこの主人公を痛めつけたいなら別ですけど、今の時点で3人の女性の友達ができたわけです。彼には無限の可能性があります。

 この感じゼロ年代初期のラノベでは良く見られた展開だと思いますが、最近とんと見なくなった痛みです。「俺ガイル」なんかは確かに痛みはありましたが、結局は比企谷は誰からも振られてませんからね。

 その意味で非常に珍しい展開で、面白いというより自分の昔どこかに忘れた感情がよみがえってくるような痛みが新鮮でした。{/netabare}


5話 ドタバタ劇で終わるのかな?面白いですが、何かの視点が欲しい気もします。

{netabare} 相変わらず面白いです。登場人物が多すぎる気もしますが、まだ消化できていると思います。
 そうめんは笑いますけどね。ただ、給料の現物支給は違法です。賞与ならいいですけど。勝ち組にも心配はある、ということで、その視点は面白かったと思います。

 で、この作品こういう面白ポイントを上げてゆくこともできるし、4話の痛みはかなり良かったと思います。思いますが、キャラが多すぎて焦点が絞れていない気もします。
 中心にいる温水がいろんな娘のガス抜きというかよりどころになる感じになるのかな、と思ったらそうでもないですし。杏菜1本に絞られるのでしょうか。

 ちょっとその辺、視点をどこにもっていけばいいのかそろそろ提示してほしい気もします。こういうドタバタも悪くないですけど、それだと見終わって「ああ、面白かった」で終わってしまう気もします。{/netabare}


6話 話が強引すぎる気がします。レモンの「負けヒロイン」の辛さが弱いかも。

{netabare} 単なる中だるみならいいのですが、もうネタ切れなのか引き延ばしに入ったのかわかりませんけど、結構面白さが弱くなった気がします。キャラの奇異な言動は面白いとは思いますし、特に杏菜の面白さはわかりますがもう6話です。少し工夫が欲しいなあ。

 それとさすがにちょっと「レモンと一緒にいる理由」が「恋愛相談」なのは強引だし、理由が弱すぎる気がします。その時の「レモンの辛さ」が見えてこないので「負けヒロイン」感が弱いし、5話6話全体がちょっと茶番というか無駄に見えてしまいました。これで7話も引っ張るんですよね?4話までちゃんとそれぞれのキャラにあった「痛み」が全然伝わってきません。

 出落ちとは言いません。4話まではかなり面白かったですし、5・6話もそれなりには面白いです。ですが、何かパワーダウン感を感じました。{/netabare}


7話 普通過ぎるくらい普通の話で、負けヒロインを笑えない。

{netabare} うーん、こんなに普通の話を延々と3話見せられても…という気がしなくはないです。正直、内容そのものは陳腐すぎるくらい陳腐です。しかもキャラで魅せる話だっただけに、この真面目路線にはいるとキャラの独自の魅力が薄まるんですよね。

 失恋というその時の当事者にとっては最高の痛みであっても、振り返ってみれば滑稽だし、何も見えていなかったことに気づく、みたいなものを4話までは視点として楽しんでいたんですけど、これじゃあ、普通の…普通過ぎるラブコメです。そしてこの話で笑えないと意味がない気がします。ラストの八奈見のセリフが唯一の救いだったかな。

 恐らくこれを続けていると、皆善人になってセリフで心情を語って話が立ち行かなくなるでしょう。結果として無理な事件とか新キャラだよりになりそうです。ラノベの1巻の出来だけ良くて…のパターンの気がします。

 右肩下がりが急角度です。8話で判断ですかね。{/netabare}


8話 八奈見が上手く使えてないかも。7話からは持ち直したかな。

{netabare} シリアスにするのは正直言えば簡単です。人を泣かせる技法は確立しているので、それをテンプレでやるのは本当にやめてほしい。3話も使って。

 今回のようにコメディをキチンとやって、その中に痛みをどう入れてゆくかが大事だと思います。その意味で今回は持ち直した気がします。
 ただし、妹や八奈見が上手く使えていない、少しハーレム展開の匂いがしなくはない、負けヒロインの意味が希薄になった、という気がしました。そういうところで1~4話のレベルは維持できていないかな。

 ただ、3人の負けヒロインにこだわりすぎてしまうと、作劇が難しいなら新キャラだよりでもいいでしょう。生徒会VSがテンプレにならないことを祈ります。平凡なドタバタラノベ感が出てきているので、持ち直してほしい。{/netabare}


9話 普通のいい話など期待していません。新キャラがどうなるかですけど…

{netabare} 普通のいい話などこの作品に期待してません。痛くて恥ずかしくて本音で、それでいて面白いストーリーかなと思っていたんですけど。そしてコマリの物語はあまりにありきたりで、主人公の対応はいい人すぎます。痛みのリアリティからどんどん乖離している気がします。

 うーん…どうしましょうね?9話まで見ましたが結構評価は低くなっています。いったん切りましょうかね?ただ、新キャラがいるからなあ…ただ、さや当て的な何かで終わる気もするので、やっぱり最後まで確認しようかなあ。

 ボーダーギリギリではあります。{/netabare}


10話 心の痛みに泣きながらも笑い飛ばすようなものを期待したのですが…

{netabare} コマリの話って4話で終わったんじゃなかったんだ…コマリを文化祭でまた使っているので何かと思いましたが…うーん…まあ、人気作なので私一人くらい低評価にしてもいいでしょう。4話までだったらかなりの秀作だったと思います。

 そうそう、演出の面白さとコミカルな部分の出来は良かったと思います。それがあるから痛みが相対化されて、泣きながらも笑い飛ばせる話かなと思っていたんですけど、そこが分離しちゃった感じですね。今は感動ものとコメディが並行しているだけです。
 1話のヤナミのストローのシーンからの流れが傑作だっただけに、そこが頂点でしたね。普通の感動ものを見たいわけじゃないし、その点で言えば単純すぎます。

 低評価というほど低評価はつかないですけど、4話までなら78点。5~7話が35点、8~9話が60点、10話が40点という感じです。一応最後まで見ますが、暫定ではトータルで60点を切るくらいかなと思います。終わったら総評を書くかもしれません。{/netabare}


11話 小鞠をいじめて話を作っている感じが不快。中断にします。

 さすがに最後まで見るかなと思ってたら、今回の話はちょっとひどいですね。もし、小鞠が極端な人見知りというなら頑張って部長をしようとしている小鞠に対して温水はひどすぎます。動物園のセリフも部長会も。高校生なら失敗を引き受ける覚悟も必要ですし、その覚悟を聞いた以上は余計なお世話というか人間としてどうよという気がしました。それに症状的には吃音ですし…

 なんか、8話以降小鞠をいじめて話を作っている姿勢が負けヒロインというよりは、精神的に苦しんでいる子を弄んでいるだけに見えてきました。興味があったテーマとはかけ離れた感じです。

 それと負けヒロイン達の心理状態にあるのは「心の隙間あるいは傷」です。作品の構造上結果的にそこに付け込まざるを得ない、温水=原作者はそれを自覚しているかどうかだと思うのですが、そこが無自覚なのがちょっとなあという気がします。負けヒロインとの恋愛は偽の恋愛にならざるを得ないということですね。

 で、挙句の果てに非常階段のシーンですか。うーん…音楽とエモいモノローグ盛り上げてますけど…そのまとめ方はメチャクチャじゃない?一番重要なのは小鞠は感情的にそうなる?その心の動きは自然なの?温水の行動はそれだけで許せるの?

 これ以上、文句を言いながら見ても仕方ないので中断扱いにします。温水にまったく感情移入も出来ないので、キャラの評価をかなり落とします。

投稿 : 2024/09/22
閲覧 : 793
サンキュー:

17

ネタバレ

わた さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

主人公が凄く好きになれる作品

実は凄いやつ、優しいだけだけどやる時は覚醒してやるやつって主人公は良くみるけどこの作品の主人公温水くんはそれとは違う魅力がある。他の作品って凄いことや全力を出して周りに人が集まるとかだけど、この温水くんは出来ることに微力を尽くしてるだけ、でもその微力が少しだけ周りの人を支えてあげれて自然と周りの人から信頼されていくって感じ。なのに他の作品と同じかそれ以上に魅力的な主人公だと思います。
魅力的に見せるの難しいと思うんだけど制作陣や作者の魅せ方が上手いんだろうなー。
癖のあるヒロイン達に目がいきがちだけどやっぱり主人公の魅力が他のラブコメ作品より優れててそこが一番の見どころかな。

投稿 : 2024/09/10
閲覧 : 71
サンキュー:

2

ネタバレ

ぼちぼちぼっち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

暫定評価変更

想像していたよりコメディ色強めで面白い。
主人公とヒロイン達との恋愛というより、引きずっている負けイン達にうざ絡みされる主人公という構図。
ヒロインが理由なく主人公に対して好感度高くないのも良いし、主人公もちゃんと相手が残念な人だと理解しているのも良い。
 なので今のところハーレム感が無いのも嬉しい。

 そんな中で予想を裏切ったのが3話。
 サラッとコメディ風に流された第一、第二負けインの失恋描写に対して、まさかの第三の負けヒロインのガチ告白。
 視聴者としては負けるの分かってるだけにやっちゃった感と、本当に好きだからこそ伝えずにはいられなかった気持ちが伝わってきて良かった。
後そこからLOVE2000に繋がるのも素晴らしい。

今のところ完全に予想を裏切る良作です。


5〜7話の焼塩回は微妙でしたね。
話の展開が雑と言うか古典的なラブコメ展開というか、各々の行動に不自然さが感じられ、ダブルデートのところなんかは特にキャラが動くというより話のために動かされている感が強かった。
あと檸檬がいい子過ぎて私には逆に響かなかったなー。もっと負の感情も絡めて揺さぶって欲しかったかも。

そんでもって8話から期待の小鞠ちゃん回スタート。

この子話し方や設定盛られて変な子扱いだけど、内面は一番リアルで等身大の女の子な気がする。
今回の話だと、何気に杏奈とぬっくんの関係を誤解して邪魔にならないように気を使ったり、ちゃんと自分のお金確認して注文してるし。
私的には告白の時も良かったし、頑張る女の子は応援したくなるので、マケインの中では今の所最推しです。
対比として、杏奈は外見は良いけど中味は本当に残念な負けヒロインしてて笑える。檸檬はその中間といったところかな。


あとヒロインパートごとにED変えるの良き!

投稿 : 2024/09/05
閲覧 : 159
サンキュー:

3

alan_hero さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

El anime es increible

Nunca e notado un anime de romcom tan divertido y aparte que no involucre al prota directamente, quiero decir, no tiene novia pero jajajaja

投稿 : 2024/09/01
閲覧 : 37
サンキュー:

2

ネタバレ

xinxin22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:----

どんな結末ならば、これほど美しい作品にふさわしいのか。

アニメの制作レベルは非常に高く、画風も素晴らしい。ストーリーに少し改変があっても問題はなく、素晴らしい作品になっています。何巻かの小説を読んだ後、なぜこの作品が好きなのかについて少し話したいと思います。他の恋愛小説と比べて、この作品は、主人公を恋愛させるために女性キャラクターを主人公のために尽くさせるのではなく、同じ立場で出来事に対処し、お互いを変えていくことが描かれています。まさに、愛よりも長続きするのは友情だと言えるでしょう。

しかし、後にこの作品が派閥争いのような内容になってしまうかもしれない点について、いくつか言いたいことがあります。もしそうでなければ、私は安心して彼らの過去の様々な出来事を楽しみながら見ることができますし、安心して想像を膨らませることもできます。しかし、もし派閥争いのようになった場合、元の描写を保ちつつ、コンフォートゾーン、安全圏から脱却しなければ、本当に良い作品にはならないと思います。負け犬をテーマにした作品として、最後に何を表現したいのか。本当に、ぬるま湯のような存在が女性キャラクターの愛を受け止めるだけなのか?私はそれが平凡なぬるま湯と〇〇が結ばれるという結末ではないと思います。たとえ過程がどんなに感動的に描かれても、私はそのような結末は望んでいません。

今のところ原作を読んでいて、私が見たい結末はどのようなものなのかと考えると、女性キャラクターの変化ではない。派閥争いの結果でもない。皆がそれぞれの道を行きながら、互いの思い出を大切にするというものでもない。実際、負け犬自体には少し抵抗感があります。主人公がどんなに良くても、愛に敗れた良い女性は決して真の敗者ではないでしょう。しかし、作者は負け犬を通じてどのような結末を描きたいのでしょうか。もしぬるま湯が他の女性キャラクターの愛を放棄し、「これで私たちはみんな負け犬だ」と言ったら、それで良いのでしょうか。

結末では、主人公が青春をどう解釈し、その中で恋愛についてどう考えるかが描かれるべきだと思います。これは本当に難しい問題で、どのような結末がこの一度きりの胸の高鳴りにふさわしいのか。もし主人公が本当に八奈見と結ばれたら、この作品には何が残るでしょうか。他の女性キャラクターと結ばれたとしても、何が残るでしょうか。どうも、主人公が真剣に恋愛すると作品がダメになるような気がしてしまいます。恋愛作品はどんなに頑張っても、ハーレムも、1対1の純愛も、派閥争いも、私の心にはあまり響かないのが現実です。もし結末がぬるま湯の逃避であったら、それはそれで良いのではないかと思います。今後の展開に期待しています。
https://www.mangakoinu.com/manga-484.html

投稿 : 2024/08/26
閲覧 : 62
サンキュー:

3

猫好き さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

あの夏、私たちはみんな負けヒロインだった

私はこれ大好き。本当にopからedまで全部楽しめてる

この物語を見ていて、HitomiのLOVE 2000オリジナルをリアルタイムで聞いてた私としては、女の子だって空回りするんだよとしんみり

物語のメインキャラは張れない、どっか調子のズレてた私たち情け無い日常、部室で放課後はトランプしながら恋バナで盛り上がり、出回ってたカッコいい先輩の写真をみんなでプリントしたが最後、あんた好きなんでしょうとあおって突撃させたり、しちゃったり。とにかく誘爆、誤爆、自爆を繰り返した寒い高校時代。色々やらかしたのを思い出す(遠い目)

まっ、個人の思い出話はどうでもいいんだけど、これ脚本がとにかく秀逸。ラノベ原作って事だったから、また下らないハーレム物、女の子の性格はどうせ主人公をなぜか好きになるだけの自分自身も何も持ってないテンプレかなと思ってたけど、唯一のお約束ラノベキャラ女子といえば、兄が異常に好きな主人公の妹ぐらい

とにかく、それぞれの女の子達のキャラがちゃんと立ってて登場人物のすべて、メインの三人と先輩やちはやちゃんまで含めて、私の友達と重なってしまう。うん、ここに出てる子たち、みんないたよ、私の友達だったよ。そして、負けた後にも人生は続くんだよ、むしろそっちの方が長いんだよ。そこを丁寧に描いてあって、ここまで踏み込むのは普通はよくできた少女漫画だけど、ラノベでもあるのかと少し驚いた

その物語を補佐するための作画も秀逸。特に八奈見さん、表情は豊かだしとにかくよく動く。ほかのキャラ、例えばこまりも地味な陰キャと思わせつつ髪の毛を指でいじる癖とか目線の動きをこまごまと描いてあって、視覚的な楽しみも満たしてくれる

キャラ絵も凄いけど、背景とかもいいね。予算のかかったアニメ映画かとおもうところもたくさん。特に地下資源館だったか、八奈見ちゃんが女子高生がこんなとこに来て楽しいのか?!って怒ってたわりに残りの二人はハマっているってよかった。きっと実際の場所がモデルなんだろうねぇ

OPやキャラに合わせたEDも秀逸。最近はやりのパステル調の絵柄だけど、枠線とかきちっと締まる色合いになっててしまりがあって不快感は無い。動きも文字の合間をさりげなく通り抜けるとか面白い。EDはそれぞれのキャラに合わせて4話ごとに変わるのかな。とりあえず八奈見さんと檸檬ちゃんの二人、イメージも合ってていい

とにかく、間違いなく今期一番のアニメだと思う

投稿 : 2024/08/26
閲覧 : 37
サンキュー:

5

ネタバレ

kittens さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

面白いアニメ,本季度最好的青春动画!

我認為這個動畫展現了青春校園喜劇的一大特性。我很喜歡這種氛圍感。
動畫劇本比較有新意,但是有些地方節奏略微平淡和緩慢。
作畫畫面有種清新的感覺,有種“電影感”。
聲優好像是有梗的,比如藍髮女主和粉髮女配角好像聲優都是賽馬娘的聲優。
音樂我覺得ED比OP要好,OP有種歌詞和配樂銜接不上的違和感。
本作女主角的特點很鮮明,我比較喜歡。但是又不像是互相競爭的關係。


このアニメは青春学園コメディの特徴をよく表していると思います。この雰囲気がとても好きです。
脚本は新鮮味があって面白いですが、ところどころテンポが少し平淡で遅い部分もあります。
作画は清涼感があって、映画っぽい感じがしますね。
声優も話題性があって、たとえば青髪のヒロインとピンク髪のサブキャラの声優がどちらもウマ娘の声優なんですよね。
音楽はEDの方がOPよりいいと思います。OPは歌詞とメロディーがうまく合っていない感じがしました。
この作品のヒロインのキャラが際立っていて、私はけっこう好きです。でも、ライバル関係ではないようですね。

投稿 : 2024/08/23
閲覧 : 52
サンキュー:

1

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負けヒロインが多すぎる!のストーリー・あらすじ

第15回 小学館ライトノベル大賞《ガガガ賞》受賞作、待望のTVアニメ化!想い人の恋人の座を勝ち取れなかった女の子——「負けヒロイン」。食いしん坊な幼なじみ系ヒロイン・八奈見杏菜。元気いっぱいのスポーツ系ヒロイン・焼塩檸檬。人見知りの小動物系ヒロイン・小鞠知花。ちょっと残念な負けヒロイン——マケインたちに絡まれる、新感覚・はちゃめちゃ敗走系青春ストーリーがここに幕を開ける!負けて輝け、マケインたち!(TVアニメ動画『負けヒロインが多すぎる!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年夏アニメ

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