トーリ さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
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異世界失格の感想・評価はどうでしたか?
トーリ さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
Witch さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
【レビューNo.156】(初回登録:2024/12/1)
コミック原作で2024年作品。全12話。
(ストーリー)
主人公である「先生」は愛人(さっちゃん)とともに入水して心中しようとし
ていた。
ところがそこに何故かトラックが突っ込んできて――
「先生」が目覚めると今度は西洋風の建物内にいた。
そこで聖職者の女性アネットから
・ここがザウバーベルグという大陸(異世界)であること
・他の世界で不幸な人々の中から選んだ人を「異世界当選トラック」を使って、
冒険者・勇者として転移させていた
という説明を受ける。
しかし「先生」はステータスが低すぎて勇者とは呼べないレベル。
心配するアネットに「僕は生まれながらに作家」と言い放つ「先生」。
それまでの転移者とのやりとりで心を疲弊していたアネットだったが、「先生」
との出会いに運命を感じるのだった。
そして「先生」は「さっちゃんを見つけて2人で心中」というこの異世界で
生きる意味を見出すのであった。
(評 価)
・「人間の描き方」が濃密
「どうせいつものなろう原作やろ」と思ったら、コミック原作でしたね。
作品の全体像をみれば導入部はあえて「なろうの様式美」を踏襲したように
思います。
主人公の「先生」はモデルの「太宰治」や彼の作品「人間失格」から
・女性との入水心中(そして失敗するところも)
・「恥の多い生涯だ」というセリフ
・催眠劑「カルモチン」を過剰摂取したがる
・女性の気を引くのが上手い
そして普段はその女性頼みで生きている
といった特徴を切り取りつつ、すぐに死にたがる生命力に乏しいテンション
の低いキャラ造形となっています。
普通なら出オチで終わりそうなものですが、この作品の真骨頂は「先生」が
「生まれながらに作家」
であるということ。
ここでは転移者が
・過去の人生は不幸であったが
・魔王と戦うために転移の際、強大なスキルが与えられる
・しかし魔王討伐後、今度はその力に溺れ転移者自身が新たな脅威となる
という、なんとも本末転倒な世界になっていますw
そんな転移者に対し、「先生」の作家という”性”が特殊スキル
「執筆(ストーリーテラー)」を解放。
{netabare}その者の捨て去りたい過去の痛みや羞恥、心からの叫びなど、「人の本性」
を引きずり出し物語を紡いでいくという。
そして全てをさらけ出した転移者は
・自分の居場所は”ここ”ではないことを悟り
・「先生」の特殊スキルにより”元の世界”へ送り返される{/netabare}
なので「人間を描く」という部分についてはかなり濃密です。
それに時には「大人の童話」的なみせ方など構成にも工夫が見られ、ひとつ
ひとつのエピソードのレベルが高く見応えがあります。
・何故かタマに心奪われたw
とはいえ普段は「先生」の自殺ネタなどのコメディ展開がポンポン入ってく
るので、割と気楽に観れる作品ではあります。
「先生」の最初の女性(?)アネットなんかは
「純真で尽くすタイプで、如何にも『先生』のようなダメ男にハマりそう」
って感じが笑えますしw
個人的にはタマがドストライクでしたね。
(本名はマチルダなのだが、「先生」の一言でタマに定着w)
デスツリーに捕まっていたところを「先生」が助け、その縁でパーティ仲間
になったのですが、
・武闘家の猫耳少女ですが、ナイスバディで黒髪ショートのエメラルドグリ
ーンの大きな瞳というチョイスがGood
・勝ち気でサバサバした性格でノリもよい
動いているタマはかなり魅力的でしたね。
「先生」が覇気のないキャラなので、彼女のチャキチャキした言動が引き立
ち爽快感が生まれるというか。
実は亜人の国の姫であって、彼女の物語も「先生」に掘り下げられることに
なります。
また他の登場人物関連としては
・この世界の統治者:世界教団[ヘルゼーエン]
・新統治時代を目論む転移者集団:七堕天使
・亡き魔王の娘:ウォーデリア
といった勢力が入り乱れる世界観になっており、彼らと手を組んだり敵対し
ながら物語が進行していきます。
あと出だしは「なろうのネタ作品」という皮を被りつつも
「突然手に入れた強大な力でイキる転移者」→なろう主人公を揶揄
とも取れるフシもあり、そういう意味では
「実は『なろう主人公』を『先生』が皮肉る『アンチなろう』な作品でした」
というどんでん返し的なことをやりたかったのかなとも受け取れる作品ですね。
(こういうところに「なろうとは一味違うんだよ!」という原作者のプライド
を感じるというか)
上述人間描写のレベルの高さも含め、独自の面白さがある作品だと思います。
(追 記)
この作品を観て
「そういや『人間失格』って読んだことないな」
ってことで、漫画版だけどちょっと読んでみたんだよなw
7でもない さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
うにゃ@ さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
センセーの作家というキャラも性格も特殊能力の神授の力も一風変わっており、力で俺ツェ展開をするのではなく作家としての真理を見抜く力で乗り越えていく。
世界観もよくある転生物と違い、よくできてるなぁと思わされる。話の展開も基本的にコメディで進み転移者とのやり取り等の大筋は、転移者が前世で不幸な人生を送っていた人々なだけにシリアス展開となる。
太宰治より絶望先生の糸色望に近く感じてしまうのでは声優の力。
100点中68点
レオン博士 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
teji さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作品のタイトルや愛人と心中するくだりでモデルはあの異形の天才作家太宰治その人なんでしょうけれども、自分は主な著作を読んだだけで彼の人となりをよく知らない事もあってか素直に楽しめたかなと思います。
何よりネガティブな感じのを上手くギャグに昇華していたのが大きかったかな。また、1話完結ではなく、一つのエピソードを2話ぐらいかけて描いていた事もあり、普通に続きが気になって次の回が待ち遠しく感じてしまうほど。
もっとも、各エピソードのオチは後味がちょっと良くないといいますか、扱っている題材が人の抱える闇、もっと噛み砕いた表現をするなら普通の人なら、つい目を背けたくなる暗い現実をメインとしている事もあり、気分が落ち込んでる時に観るのはオススメ出来ないかな、EDも入りが暗すぎて個人的には苦手。
各エピソードはときに寓話っぽい内容があったり、おいしい所でキッチリ活躍するセンセーもさることながら他のキャラにもしっかりスポットライトを当てたり掘り下げもされていたりで1クールながら何気に良作なんじゃ?と思ったところで最終回が詰め込み気味といいますか、あと1話ぐらい欲しかったのが正直なところですね。
個人的には今期アニメのダークホースと言ってもいいくらい印象が良く魔王様リトライ!みたいな感じで二期があるといいなぁ。
リタ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
出尽くした感がある異世界もの、よくこんな要素を思いつくなと驚いた。
だざ...先生のキャラがとてつもないインパクトで素晴らしい。
実際なにいってんだってこいつっていう奇天烈キャラなんだけど
そこがこの世界にマッチしていて、明らかに異端児や異物って存在なのに
すごく上手くストーリーが紡がれていく不思議。
実際のあの先生も、子供心になんて迷惑で不思議な人なんだろうって
多少の嫌悪と純粋な興味で何作か読んで楽しんだ記憶。
それがこのアニメでもちょっと出ていて面白かった。
あとこのアニメの良さの半分を占めているのが豪華すぎる声優陣。
毎話毎話なんて耳が幸せなんだろう。惚れ惚れする。
きっと二期が出ますように。すごく良いところで終わってる。
〇作画 独特の主人公とその他の表現が好き とても綺麗
◯声 最高!毎話誰が登場するのかドキドキするくらい
◯ストーリー よく異世界にもってきたと関心する 面白い
ヤマナ さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
初見評価
異世界転移した(おそらく)太宰治。
テンプレの異世界×死にたがり。斬新ではあるけど笑いずらい。
でも、死にたがりが生きる目的を見つけたみたいだから、いがいと感動みたいにならないか期待。
9話まで視聴
印象薄くてレビューするの忘れてた。
えー、あまり覚えてない。
あでも、ニアのくだりはよくあるけどわりとよかった気がする。
主人公変えたほうがいいと思う。
主人公のあのノリというかテンションについていけない。
最終話まで視聴
案の定感動系ではなくむしろコメディな転生もの。
主人公のための世界。どこを楽しんでみたらいいのかわからない。
ごる さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Nick さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
saitama さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:今観てる
原作未読。
タイトル通り。
正直、人間失格は人生の半分も過ぎていない人間の思い上がりにしか見えない。
これが名作といわれたのも時代によるものだろう。
人が弱っている時に読むと共感を感じる部分もあるのかもしれないが・・・。
誰だって人間失格のような場面を生きたところはある。
作家は捻くれていれば良いという感じかな。
個人的には、どんなに人生が辛くて酷くても、
明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」の一言の方が響くよ。
生きていく気力がわずかにでもある人間ならね。
で、このアニメ。
設定が面白い。そしてストーリーは人間失格とは真逆の感じで良い。
良い意味で、人間失格を利用し、馬鹿にしている。
死に急ぐ作家が異世界で結果的に人を救っている。
しかも、この先生は一緒に自殺しようとした女性を取り戻そうとしている。
結局は人は生きなければならない。
それを逆説的に伝えているようで好きだ。
個人的には太宰治への最高のアンチテーゼアニメかな。
◾️最終話まで視聴
まあ、1クール12話の現状では仕方ないが、なんか、少年ジャンプの打ち切りエンドみたいな最終話だったなぁ。この設定なら2クールでもう少し内面まで見たかった。
鬼戦車 t89 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
最終話(12話)まで観ました。2024.10.01
見続けていると、先生の飄々としたキャラにも慣れてきます。先生は積極的には戦わず、興味を持った相手のみにウザ絡みしていくのですが、結局上手くいきます。1話からラストまでその姿勢を貫きます。
そんなわけあるかい!と思わなくも無いですが、太宰治風キャラが何となく説得力を持たせている感じです。
しかし、異世界に転移者いすぎです。キャラが立っているのは大体転移者です。闇落ちした転移者の英雄は七人いて、七つの大罪っぽいのですが、全然倒していないのにワンクール終了してしまいました。
何か物足りない気もしますが、腹いっぱいな感じもします。2期が無くても良い感じに終わって良かったです。太宰治先生について深い知識が無くても楽しめる様に仕上げたのは、とても良かったと思います。
………………………………………………………………………
4話まで観ました。2024.07.31
異世界失格!見事にタイトルを回収いたしました。いや〜お見事!アンチなろうチートアニメだった様です。
ただし、スッキリしないと言うか、クドいと言うか…。主人公の某太宰治がグダグダ言うので、もう飽きそうです。
モデルの某文豪は、同時代人の坂口安吾ばりの覚醒剤中毒の睡眠薬中毒で女たらしの無頼派なので、こんなにクドい人物か?と疑問には思います。
四の五の言って無いで、注射でも打つか錠剤でも飲みなさいよ!寄ってくるのも今で言うメンヘラ女子ばかりだろうし、なろう系の単純な異世界人とは合わないだろ…。タマあたりが主人公のウザ絡みにキレて殴り殺してまいそうです。
もう、ちょっと飽きてしましたが、視聴継続です。
大重 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
何が失格なのかと思ったらそういうことでしたか。
太宰治という名前は出さずあくまで太宰治っぽい文豪が異世界転移した、というスタンスなのでしょう。
◯◯が異世界転移した、というネタで様々な作品が作れますが、商業では結構多いですが、なろうではあまり見かけない印象です。
まあアマチュアでは本人に許可が取れないわけで、存命の方が転移したとかは書けないですし、信長が異世界転移とか探せばありそうですが、信長が異世界でどのように行動するか考えるとなると敷居は高いですよね。
なので本作も太宰治に対する解像度の高さが必要で、作成のコストが高いと思います。
いやあくまで太宰治っぽい文豪なので、太宰はこんな人じゃない、と言われた時の予防線は張っているのでしょうけれど。
何の工夫もないパクリ作品が横行している中で、しっかり独自色のある異世界もの、という点で十分評価に値すると思いました。
内容の方は、主人公がチートというわけではなくむしろすぐ死にそうな人、ということでチートじゃない面白さも一応ありそうかな。
見たいとは思いました。
でも、すごく面白いかと言われたらそこまででもないですが…。
一発ネタといったら一発ネタです。
本数の都合もありますし…。
まあ、考えます。
全話感想
なかなかおもしろかったと思います。
主人公はチート過ぎるわけでもないですが、著名人を使っているのでチートでもなんか納得してしまう。
孔明がすべての策を的中させても、だって孔明だし、と説得力が違うようなものですね。
チートが無いと厳しい世界を、チートで切り開いていく展開なので良かったと思います。
なろう系は、主人公の能力と世界の難易度のバランスが悪いから酷い作品が多いのですよ。
というわけで、もっと高評価でも良いと思いますが…。
そこまで高評価ではないのは、本当にキャラを好きにはなれていないからでしょうね。
いやまあ、そもそも太宰って、作者本人は知れば知るほどむかつきますよね。
クズのくせに心中する女性には事欠かなくて何人も死に追いやっていて…。
いやとんでもないクズじゃん、と普通に思います。
なので、好きになれなくても、まあそりゃそうだろうな、と。
むしろ太宰に対する解像度が高かったのでは無いでしょうか。
好き嫌いという点では微妙なんですが、それを差し置けば面白かったです。
ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
先生は自らの足で歩まない。
ポンコツ聖女とタマが引く棺桶。
『Django』(続・荒野の用心棒)ばりの演出は前世の生き様を映すがごとく。
ワンショット・ワンキル。
散りばめられた先生の言葉が世界を…、救う!?
秘めごとを、愛の在り方を探す先生の旅は始まったばかりだ^ ^。
(2024/07/21)
毎話とても楽しみにしていた作品。
神谷浩史さん、どちらかと言えば、声色のテンションを上げてのツッコミが目立った方でありましたが、今作は新境地でありましょうか。ダウナー神谷センセーのシュールなボケにたらし込まれっ放し、あっという間の最終話。
と言うか、新キャラ(可愛い!)、謎キャラ(赤い人)、やっと顔出しの面々等々、2期が無い方がおかしいと思うのですよね。
カルモチンエターナル、棺桶四駆でレッツ&ゴー!!
タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
これからだエンドですね。導入が終わりましたという感じです。全体的には俺TUEEEの中でも珍しい感じが新鮮だったのと、後半の単発のエピソードは結構面白かったです…細かいことを言わなければ。正直何を描きたいかわからない作品でした。
あえて言語化すれば、この作品自体と同じく違う価値観の主人公がもたらす世界のバランスの変化による現状打破なんでしょう。異世界ものにしては、どこに向かうのかを考えているような感じだったので、中途半端ですが作品として成立したのかなと思います。
キャラは8話の世界樹に出てきた酒場の女主人と12話の妖精の女王様は良かったと思います。この辺の主人公に対するこの世界の超自然的なものが期待するものは何かの線で描かれば面白かったのにと思います。さっちゃんがそこにどう絡むか含めてですね。エピソード自体も膨らみそうですし。
一方でパーティー一行がちょっと役割を果たさない感じですね。無駄な話が多かった気がします。
という感じで、異世界ものとしては見られました。面白かったです…まあまあですけど。
1話 太宰というより爆乳アニメ?想像の100倍軽い感じでした。
{netabare} どうでしょうね?出落ち感がすごいですけど…ちょっと「不徳のギルド」的な表現がなければ考えてしまったかもしれません。この作者はおっぱいフェチですよね。はじめのエルフも爆乳だったし。
さっちゃんというのが誰をさしているのかわかりません。玉川上水の相手は富江さんだったことはあまりに有名ですから。架空のだれかなんでしょうか?
まあ、太宰の本質に迫る話ではないだろうな、と思っていたのでその辺はいいでしょう。ですが、想像の100倍くらい軽いですね。かえって感心しました。
で、太宰についてですが、そもそも太宰の自殺は何かうまくいかないことがあったときに、周囲を動かすための狂言だったという話も聞きます。5回と言ってましたけどウィキでは9回になってましたし、8回という説もあるみたいです。それくらい常習犯だったようで、最期も太宰は本気じゃなかったけど富江に引きずり込まれた…という話もあります。その狂言として見せるのか、本気なのかですけど本気みたいですね。絶望先生的な死ぬ死ぬ詐欺?
アニメそのものは…話は結構普通な感じでしたが、どう展開するんでしょうね?小説と毒でうまく話を回しきれるのでしょうか。ボーダーギリギリで2回目視聴ですね。脳みそ停止枠でおっぱいアニメとしてはいいかもしれません。作画は悪くないと思います…異世界としては。{/netabare}
2話 なんちゃって厭世ギャグが感性に合わないかなあ…キャラ萌え勢からするとキャラが記号的すぎるし。
{netabare} キャラがものすごく記号的なんですけど、これは制作者あるいは原作者が意識的にしているんでしょうか?ゲストの王や王女さまはまだわかるのですが、2人のヒロインに魅力を全く感じないのですが…それはコミカルだからというのではなく、この2人は主役の太宰をストーリーとして回すだけのコマの気がします。
私はどちらかと言えばキャラ萌えの方なので、キャラ造形が見えてこないと入り込めません。今回の最後の方でちょっと次回でアネットの深堀りがありそうな感じもありましたが、この1、2回を見る限り、話は展開しても似たような感じで進むのかなあ。
そして、肝心の太宰ですけど、彼は完全に出落ちですよね。死を望んでいる以上、同じ展開しかできないはずです。そこを担保するために「さっちゃん」を置いたんでしょうけど、結局結論は同じでなんちゃって厭世ギャグの反復になる気がします。
話的には王女さまが吟遊詩人か兵隊と結婚するとかありえないだろう?という無茶も、自覚的なギャグだとは思うのですが、流れ的にやっぱり記号的でコマなんですよね?4コマ漫画なのかな、と思うくらいです。1話で収めたせいもあるでしょうけど、2話で言えばゲストキャラの深堀りは少なくとも考えていない、ということだと思います。
王城のゲストが3人ビジネスホテルみたいな部屋で寝ることはないだろう、とかその辺は自覚的なんでしょうか?そこがギャグなのかどうかもわかりませんでした。
うーん、コメディあるいはギャグなだけに感性が合わないのはなあ、と思います。この感じが好きな人には面白いかも…と思わなくはないですが、早めの撤退かなあ…
一応アネットで展開するのか、見て考えます。気持ち的には断念のボーダー線上ですね。{/netabare}
3話 やっと独自性が見えてきました。これならちょっと期待できます。
{netabare} 工夫はしたけど異世界転生のちょっとした変化球でしかなく、結局テンプレかなと思いましたが、ここにきてちょっと独特な感じが出てきました。対転生者ですか。
そして、太宰も小説を書くようです。薬屋?みたいなところで毒の一気飲みで不覚にも笑ってしまったので、もうちょっと見ます。
作画がちょっと残念な気もしてきましたけど。逆にBGMの交響曲的な感じはちょっといいです。平凡と言えば平凡な曲なんですけど妙に耳につきます。太宰の小説が書けないと嘆くシーンは演歌みたいなメロディだし。{/netabare}
4話 珍しいパタンの展開で面白いと思います。ただ笑いが少ないです。
{netabare} 転生とスキルに関係があってそれゆえに異世界において闇落ちするというパターンなら、なかなか珍しい設定のような気がします。エピソードそのものにそれほど深みがあるとも思えませんが、2話で1つのエピドードとしては、まあまあ面白かったと思います。
同じようなエピソードが続くのか、さらに工夫してくるのかわかりませんが4話時点でこの方向性を提示できたのはいいのではないでしょうか。作画も丁寧だし、異世界ものと割り切れば水準は十分満たしていると思います。
ただ、大きな欠点はコメディの割に笑うポイントが少ないことかなと思います。ヒロインたちの造形からエロを入れてくると思ったらそっちは来ないんですね。それはそれでよいのですが、笑いをどう作ってゆくのでしょう?{/netabare}
5話 準備と説明の回。やっと展開しそうですが…
{netabare} 前回の対転生者という話の進め方の説明が具体的にされた感じです。準備回、説明回という感じで、新キャラを出しつつ世界観の説明があらためてされたような感じです。
当然、そういう回ですから話としてはあまり面白くありませんでした。さっちゃんの話が全然始まりませんので、序の口なんでしょう。
現状まあまあ面白いというラインで見続けている感じですが、一気見だったら見続けてないかもしれない微妙なラインではあります。今後2話くらいの展開しだいで、期待もできるしがっかりな気がします。{/netabare}
6話 なんか普通の異世界ものになってきました?
{netabare} なんか…普通? 展開としてはちょっとワクワクするところもありますが、しかし、普通の異世界ものになってきました。全然面白くないとはいいませんが、面白さ・期待感は右肩下がりの気がします。太宰も死にたい死にたい詐欺みたいになってきましたし。
ごく普通の転生もので強さの変化球の一つでしかないなら、今後どうしようかなあ、と思わなくはないです。タマの行く末が気になるので次回は見ますけどね。{/netabare}
7話 話の構造や設定は感心しますが、内容が弱くて面白さがイマイチに。
{netabare} 本作は、転移者を小説の力でもとの世界にもどすという構造はいいんですけど、肝心のキャラのサブストーリーが弱いですねえ。作画が安っぽい事もあってあまり話に乗れません。ギャグかと思えば真面目に話が進行するし。
主人公が死にたいのか、良い人なのかよくわからないし。人助けは彼の興味の結果だという読み方はできますけどね。主人公そのものの能力がイマイチはっきりと見えないので、主人公の動機が見えてきません。
人の人生を俯瞰できる能力ということでいいのでしょうか?創作意欲がどこから湧いているのかが描ければまた違うのでしょうけど。
また、転移者の力の源泉がコンプレックスや不遇だとすると、いうなればカウンセリングでメンタルケアをするみたいな感じですけど。これも設定は面白いんですけど、やっぱりキャラが弱になあ…と。
最後の復讐して「気が済んだかね」も、視点はいいんですよね。まあ、はっきり言えば全体的にちょっと飽きてきました。面白さが中途半端です。現時点で中断にはしませんが、来週見る気が起きるかどうかですね。{/netabare}
8話 意外なことにものすごくいい話でした。女主人のキャラ造形が最高です。
{netabare} 今回つまらなかったら、切ろうと思ってたらすごいのが来ましたね。これはかなりレベルが高かった話かと思います。もちろんこの手の「正体を明かさない守り神」と「堕落」の話は数多くあると思います。しかし、本作の中でやられると、意外性があったのはもちろんですけど、設定が上手く生かされましたね。転移者と現地人の本質の同一性が顕著に表現されて、しかも「正義」を名乗る人間の底の浅さが見事に描かれました。
そして、寓意だけなら陳腐ととられかねない本エピソードを彩ったのが、酒場の女主人でした。あの酒場の女主人の描き方が素晴らしかった。色気と悲哀の両方がきちんと描かれました。キャラ造形としては出色でしょう。話というよりこの人の気持ちを考えると、涙が出そうになりました。この人に寄り添えるという意味で、主人公のキャラも活きましたね。逆に言えば主人公御一行のメインサブキャラが全然活きていないということにもなりましたけど。
うーん、こういうのを見せられると切れないなあ…非常に、面白いエピソードでした。{/netabare}
9話 いまだに何を描きたいかよくわからない。今回みたいのがやりたいなら早めに。
{netabare}「魔女の旅々」とか「キノの旅」みたいな感じになってきましたね。違うのが街ではなく人に焦点があたっています。ただ、9話は寓意が明確でわかりやすすぎますけど。その点は8話の方がスパイスが効いていて面白かったです。
この形式でやるならもっと中盤くらいでやった方が良かった気がします。あの黒猫ちゃんの話をカットして1話完結をつづけるならそれはそれで面白かったかも。現状、なんか、ジャンルというか描いているものがゴチャゴチャしていて、いまだに何をやりたいのかよくわかりません。
まあ、ここまで付き合いましたが、もういいかな…とも思いましたが、結末をどう描くかには興味があるので次回レビューは最終話見た後ですね。{/netabare}
11話 せっかくのいい話なのに感動ポルノどまりになったのは惜しい。
また、短編的なものを持ってきましたね。転生ものとしては上手く話しを作ったと思います。せっかくですので、ちょっと言いたいことがあるのでレビューしておきます。
この話、ラノベやアニメの話の落としどころが浅くなる理由が上手くつまっていると思います。感動ポルノという奴ですね。
姉妹愛の話ですがここで止まるから中途半端な気がします。姉妹の葛藤にクローズアップして、姉は妹がいる苦しみがあって憎かった。そこまではいいですよね。司教のくだらない反省を相対化したのも良いと思います。
ここで自己顕示欲というか承認欲求ですね。これが出てきたのが唐突でした。この承認欲求をもっと文脈で描ければよかったのにと思います。
一方で、妹は病気の苦しみに加えて姉への感謝と表裏の何かの感情を描けなかったのか。健康でうらやましい、見下された…何かなかったんでしょうか。そして、姉の消失によって、あるいは健康を取り戻すことで何に気が付いたのか。姉への感謝だけではないと思います。姉に依存せざるを得ない病気の時の感情に嘘はなかったのか。
そして、お互いが単純に和解するのではなく、もとに戻るのではなく新しい関係性を作れなかったのか。そこに父親がどうかかわってくるのか。さらに父の思惑に、もっと事情がないのか。
本作本話の姉妹の関係がいわゆるテンプレートという奴です。いい話に落とし込んではいます。でも表層的な感情問題でしかないので、看病とはなにか、姉妹とは、家族の血と愛と義務とは、なにより承認欲求とは、というテーマが存在しなくなります。だから、構造的に感動ポルノにしかなりません。
文学者の視点からさまざまなテーマについて深掘りできる構造なのに、もったいないですよね。文学をギミックに使うなら、もうちょっと奥行を出してほしかったなと。
せっかくのいい話だから、もうちょっと工夫すれば…という気がしました。
Bハウス さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
tomledoru さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:今観てる
主人公が作家,物書きというアニメーションをこれまで多分見たことがないと思います。
異世界という名前はついてますが,ほかの異世界もののアニメーションに比べると設定自体が非常に異なっていて、全く違う作品だと思います。
見る年齢が多分、低くなれば低くなるほど評価が低くなるでしょう。
それは心配しますね。おそらく半年もすれば忘れ去られてしまうような作品になってしまうかもしれません。
主人公の作家さんは俗世間を超越した人であり。孤高・至高の人物と言ってもよいでしょうね。
死ぬことをもう恐れていない主人公は,もう何も捨てるものも,欲しいものも,がないですのでこの世にも,異世界にも未練はないはずです。
その純粋な魂によって人々を救っていきます。ここがこの作品の見どころであり、本当に面白いというべきところなんですよね。
前にも書いたかもしれませんが。面白さには2種類あって,猿でも笑えるような人を馬鹿にしたようなコミカルな笑いを誘う面白さと,
人間だけが感じ取れる心の奥底を振るわせる,感動的で甘美なおもしろさとの2種類あるわけですね。
その2種類目、後者を知っている人じゃないと、この作品の本当の面白さはわからないと思います。
異世界もののこれまでのイメージを破ったということと
主人公の心の中に死にたいという願望があるのと反対に人を活かすという矛盾。
そのあたりが面白と思います。そのアンビバレントな作品のアニメーションを私はもっと評価してもいいと思います。
ただ、やっぱり。どちらかというと。学生さんとつく年代より、それ以上の年齢の人向けのアニメーションかなというのも感じますし、評価が低いのも仕方がないと思います。
異世界ものと言っても。「葬送のフリーレン」のような広い世界を縦横無尽に活躍する広さや奥行きは感じられませんし,主人公以外のキャラクターもあんまり目立たないです。
アニメーションとしてはどちらかというと。やや失敗作なのかもしれません。さらに洗練されない2期目はあるのかないのかわからないですが,私は続きが見たいなと思っています。
イムラ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
うるうとし さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:今観てる
キャプテン さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:今観てる
何故かは知らんが、
異世界人を召喚し続けたら無法地帯になって危機に陥ってる異世界の様で…
そもそもの異世界系じゃない。珍味?(酒のつまみ)的な感じ。
作画良いし&キャラも良いので、2話以降を観て欲しい。
こま さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:今観てる
Glutton さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:今観てる
たナか さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
太宰が異世界転移でなんやかんや。
次世代異世界ミドル向け萌えアニメかな。
01
このくだらなさはいいが出オチ感もビンビン
主人公「先生」のキャラ説明からの仲間ゲットからのゴール設定までとサクサクとテンポよく済ませた見事な構成。高尚っぽいブンガク的雰囲気を纏った転移前から急角度で落とすギャップで見方を間違えようのない華麗な導入。バカ女神から巨乳ケモを即投入、ここまで視聴者がずっと抱えてた「さっちゃんは?」を最後に持ってきて主人公の目的を提示。これで「思ってたのとチガウ!!」ってことにはならない。誰が観ても「わかる」。実にお見事な構成。
黎明期の異世界は今の脳死ビジネスとは違い自己表現初期衝動100%の私小説であった。現実逃避妄想爆発ドリームメルヘンなど商業誌では到底不可能な体験が可能となり、おっさんが幼女にガチ恋してケッコンあるいは重婚ハーレムなどと女性キャラと対等な関係性の作品が多かった印象。これらは外見は年相応でも中身は幼いままのおっさんがメインターゲットであったが、昨今の異世界はリアルにおっさん世代へと視聴者がスライドしている。
年齢相応な精神年齢の一般視聴者からすれば中身がおっさんはずの小僧が娘相当の年齢の小娘相手に顔を赤らめてモジモジしながらガチ恋するような作品などキモくて見れたものではない。なので昨今は親目線や上司目線で見るような、女性キャラと恋愛に発展しない異世界モノが増えてきた印象。そしてこれもその派生作品かと思われる。
先生にはさっちゃんを探し想いを遂げるというブレない目標がある。そのため巨乳女神や巨乳ケモに対して顔を赤らめてモジモジすることは絶対にないであろうキャラクター。これだけで安心してこのバカバカしさを楽しめるという安心感を与えてくれた初回。しかしボケ役の先生に対して巨乳どもがギャーギャー騒ぐだけで終わるのなら完全な出オチでしかない。てか多分そうなるしかない。
フリーレンやゴブスレ同様に初回で既に設定を使い切った感。あとは萌えキャラを楽しむだけかな。
結香 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
てつ さんの感想・評価
1.1
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.5
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:----
ストライク さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
【流】 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ゆゆゆ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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とある文豪と、その愛人がこの世を去った。 憂い多き人生の如く渦を巻く激流へと身を投げ...るよりも早く、猛スピードで突っ込んできた〝例のトラック〟によって。 文豪が目を覚ますとそこは、異世界の教会。案内人は、慈愛に満ちた瞳で微笑みかける。 「ようこそ冒険者よ。あなたは選ばれ、転移したのです」 御多分に洩れず、勇者の使命を背負わされてしまう文豪。だが、彼は転移者の誰もが与えられる〝あるもの〟を持たなかった......。 「...ふふ。恥の多い生涯だ」 この世でも、異世界(あの世)でも <失格者>の烙印を押された文豪(センセー)の冒険が幕を開ける。 きっと、どこかにいるはずの「さっちゃん」を見つけ出し、今度こそ、あの日の本懐——心中を遂げるために。
(TVアニメ動画『異世界失格』のwikipedia・公式サイト等参照)
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