fuzzy さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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ルックバックの感想・評価はどうでしたか?
fuzzy さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
そしてこっちが背景さんの背中だ。
{netabare}漫画への情熱は素直に感じた。
恐らく原作は、嫌な事件があっても、それをネタにして描き続けるのが漫画家、という話なのだと思う。作者に背景のイメージがないし、この内容だと"志村後ろ"の本ネタ一本槍だろうから。
これに背景担当を加味し(もしくは比重を対等にまで高め)、作家の名を背負い、存在を抹殺されたとしても、という話にもした。
ドア下の隙間越しのやり取りが綺麗過ぎるし、端々から、この監督さんはもともと背景の人だったのでは?{/netabare}
takato さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今年は「ハイキュー!!」に「マッドマックス」に本作と並の傑作どころやない、大傑作かも…な期待作が揃っていたのですが…。
「スラムダンク」を熱愛して山王戦なんか穴が開くほどに読み込んできた私としては、もう一昨年?の新作映画は正直物足りない出来でした。リョーちんの蛇足なエピソードが足されてより短くなった尺に、最高の物語のあらすじ、上っ面をなぞっただけのような薄まった原液を注入した、テンポアップし過ぎな作品。CGによるリアルスポーツのような感覚に挑戦したかったのかもだが…という評価でした。
何故「スラムダンク」を引き合いに出したかというと、本作は逆なようで同じ事態に陥ってしまったように思えました。あちらはテンポアップし過ぎて薄まった、こちらは膨らませようとしてテンポダウンしてやはり薄まった。どちらも内的要因だけでなく外的要因もあってか。原作を読んでいた時のテンポ感、ドライブ感を踏み外してしまったように思えてなりません。
「スラムダンク」或いは「ハイキュー!!」の場合は、長い物語を短い一本の映画にしなくちゃならなかった。こちらは短い物語でなんとか映画一本にしなければならなかった(私としてはビックリ二本立てを仕掛けてくるくらいいしても良かったような気もしますが)。
といってもやはり元々の物語が映像にしてもせいぜい30分、長くても45分くらいのものだから一本の映画としての満足感は薄い…。「デジモン ぼくらのウォーゲーム」や「プリキュア オールスターズメモリーズ」のような短い尺を有効に使い切っ大傑作たちも存在するわけで、尺やサイズに合わせた物語作りは思っていた以上に大切なことなんじゃないでしょうか?。
私としては、「原作通りにしろ厨」はナンセンスだと思います。映像化する以上は変更はやむを得ない、むしろ+に転じさせることだってできるように思います。しかし、漫画を映像化する場合は、細部ではなくその物語の本質である構成やテンポ感に手を加えるのは危険なように思えます。やはり物語のサイズ感にピッタリな形態を選ぶべきでしょう。商売上の色々はあるのかもですが、商売人でもない私はそこまで忖度してあげる必要は感じません。
こんなこと言うのはアレかもですが、どちらもこれなら家に帰って原作漫画を読み返した方が良かった…。あとで時間をおいて予告を見直したら変わらずグッときた。やはりもっと短くして、二本立てにするべきだった!。「さよなら絵梨」は映画の話なので、みんな大好き映画についての映画になるから映画化した際の伸びしろに期待。内容も正直本作より濃密ですし。
(後記)
配信で改めて見たが、こんなに引き伸ばしてたか…と初見のとき以上に感じてしまった。クライマックスなんて原作では3,4カットで畳み掛ける感じなのに、こっちでは体感3分くらいない?ってくらい長い。
アニメーターの方としては、アニメーションは「動き」だろ!ってのはわかるのだが、やはりアニメはそれだけじゃなくて演出の方が重要に私は思う。予算とかの兼ね合いもあったろうが、出崎さんや庵野さんが枚数使えなくても魅せる演出で効果的なシーンを作っていた例もある。
本作に限ないが、タツキさんの作風はドライに突き放したところが持ち味で、映画的に翻訳すると細かいカットをパンパンと積み重ねタイプの方が良かったんじゃないかなぁ〜。本作の場合はそれでも根底に強烈にエモがあるから、かえってそれが浮き上がってくる構造になってるし。その点、予告やpvだとそれこそ短いカットがポンポンと切り替わっていくスタイルにならざるをえないから、かえって本作の魅力を拾えてるように改めて思いました。
みのるし さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ボクのような昭和の人間はルックバックの前にドントが付く言葉のほうがなじみ深い。
Don't look back.
振り返るな的な。
ボストンってアメリカのバンドで大ヒットした曲名でもあります。
あとボブディランのコンサートツアー記録した映画も同じタイトルだ。
ボクなんかより少し若い世代になるとOasisのDon't look back in angerって歌がなじみ深いかも。
今思えば当時の時代的な価値観として『振り返らず前を向いていこう』とゆうのがあったのだろうと。
その頃とりあえずはまだ日本社会は成長していたのだから人々はみな前を向いていくものなのだと。
沢田研二さんの歌でもありましたな。『立ち止まるな振り向くな』
いい歌だったなぁ。
さてそれでルックバック。
振り返れとゆっているのかな?とゆうことでああなんか昭和の時代的な価値観はとうに古いものになってしまったのだなとまずはタイトルを見てそんなことを感じました。
映画を見始めてすぐに気が付きますが、まずは背中を見る/見せる/または背中が語る…まあなんしかそおゆう切り口なんだと。
『苦しいときは私の背中を見て』といったのは澤穂希選手だったなぁとかあまり関係ないことをなんとなく思い出しつつ。
これねぇ。何と言いますかめちゃくちゃ刺さりまくってガチ泣きしました。
58分と短いので間髪入れず2回見て2回ともガチ泣きしました。
2011年の東日本大震災もそうなんですけども、2019年の京アニ放火事件もやっぱりクリエイターにとって何かを根本から覆されたようなそおゆう影響があったのだろうなと思います。
ものづくりに向き合う姿勢とゆうのかしらね、いわゆるパラダイムシフト的な。
結局のところ最終的に藤野氏は京本氏に背中を押される形で前に向かって歩き出すってところでこの映画は終わったのだなとボクは受け止めたのですが、その心情に至るまでの藤野氏の心模様が痛すぎて刺さりました。なるほど心に深い深い傷を負いながらもやっぱり人間は前へ進んでいかねばならんと。
結局生きるとゆうことはドントルックバックなのですよとゆうことで
おお。昭和の人間の価値観もいまだ色褪せていないのだと。
ったく泣かせやがるぜ。
ありがとう。
素晴らしい作品でした。
薄雪草 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アマプラが観られない環境なので、上映スケジュールをにらみながら劇場に飛び込みました。
1,700円?58分? タイパ?コスパ? そんなのノープロブレム。
予想を超えるお釣りとお土産をいただきました。
ギャップがとんでもなかったです。
心躍らす高揚感から、一気に行き場のない喪失感へ。
止め絵が2人の幸せを物語る、物語る。
たった6年と言うなかれ。
子どもの戯れ事と笑うなかれ。
2人の研鑽は、清廉で、高密度で、愛と歓喜に溢れた黄金の時だったのです。
〜
切磋琢磨という言葉は知らなくても、楽しみを持ちあうだけで生きる勇気が持てる。
そこに紙と鉛筆と机があれば、2人の世界はどこまでも重なり広がっていく。
いつまでも続いていく・・・。
才能でぶつかりあうから、人は自分に舵を切るのです。
この瞬間を永遠にしたいと願うから、違う夢へと走りだせるのです。
送り出せるのです。
彼女の背中を見れば、そこには自分の名前がある。
もう一度振り返れば、そこに自分たちの道が見えている。
だから、立ち止まったままでは許されないだろうと。
ならば、プロフェッショナルとしてペンを握ろうと。
想像力のなせる業が、再起に燃えあがる背中を押すのです。
~
彼女たちが迸(ほとばし)らせたもの。
それは世界を席巻するほどのクリエイティビティー。
想像力が泉のごとくに湧き、創造力を思いの丈に伸ばすクリエイティビティー。
クリエイティビティーに伸ばした手が、独りうたかたに耽る夢を、広大無辺へと踏み出す魂を一つに結びつけた。
ひとりのプロたる所以の、ふたりのセミプロたる由縁がそこにはあった。
彼女らの生々しい希求と、あふれる感情がこのうえなくまぶしい。
かつて記憶の箱にしまったラフスケッチが、トクンと鼓動を打ち出すからだ。
クリエイティビティーへのどうにもならない恋々が、ジワリと体温を上げてしまうからだ。
だから、魂を刻みつけた彼らの作品に、情熱が塗りこめられたその作画に、シナリオに、音楽に、あらゆる努力に。
無心に、敬虔に、辞儀をもって礼節を示そうと私は思う。
~
この世界には、まだ生まれていないクリエイティビティーがたくさんあるはず。
I look forward to your creativity.
Yuu1108 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
Amazonプライムで無料で見れたので、気軽に視聴してみましたが
あのチェンソーマンの作者さんが書いたとは思えない内容で驚愕でした。
無駄なものがすべて排除されたシンプルイズベストといった内容の仕上がりで映画館で見ていればと後悔しました・・。
この作品を見るうえで大事なのは、「主人公がどう受け止め、その選択をとったか」を思想し、見ることだと思います。
そこにタイトルである「ルックバック」、振り返るという意味に繋がってるのだと私は解釈しました。
Jet Osuga さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
なんなんだっ、なんなんだっなんなんだっ、泣いちゃったなぁ〜。
ぴこもも さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Tnguc さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
~
チェンソーマンのTVアニメ版を観たときにはなかった感情だが、キャラクターの節々から滲み出る表情や仕草や性格が、完璧に作者・藤本タツキを理解した上で創り出されている。まるで「細かすぎて伝わらないモノマネ」を見ているかのような笑いさえ引き起こす再現性だ。もちろん、原作の魅力があるからこそ成り立つものだが、それをこのクオリティーで映像化した押山清高(おしやま・きよたか)監督のプロフェッショナルも素晴らしい。「漫画家(藤本タツキ)の人生ってこんな味かぁ……」とか、そんなことを考えながら2人の若き漫画家の青春を眺めていると、チェンソーマン2部の裏側に作者の凡百な想いが垣間見えた気がした。フィクションだけでは留まらない、漫画家という人間のリアルとアンリアルを鮮やかに結晶化させてみせた佳作だ。
個人的評価:★★★★☆(4.0点)
かんぱり さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ウェスタンガール さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
チェンソーマンはアニメしか知らない…。
でもこの作品は何故か、あのとても軽い単行本で知っていたのである。
あぁ、我はどこまでも鈍感な年寄り…。
確かに、諦めや苛立ち、後悔がないまぜとなって、古傷が鈍く痛む青い感覚、暖かく懐かしい思いと共にページを閉じたはずであった。
ところがどうだ!
うず高く積まれたマルマンのスケッチブックを、
4コマがポータルとなって開くマルチバースを、
何より、頬を紅潮させ絞り出すように叫ぶ京本を見た刹那、錆びつき、固着した感情の蓋が開く瞬間に驚く自分がそこにいた。
クリエーターたち其々の想いを胸にルックバック!
もう一度読み返さねば…。
ninin さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読 58分
Amazon Primeで観て観ました。
学年新聞に四コマ漫画を描いていた小学4年生の藤野、その学年新聞にもうひとつ四コマ漫画を載せてきた引きこもりの京本、その作画クオリティに漫画に自信満々の藤野の心が打ち砕かれました。そこからひたすら描くことに夢中になり、そして時がたち描くことをやめた藤野、あることがきっかけで出会った京本に触発され2人で漫画描き始めた2人の物語。
出てくる他のキャラは必要最小限で、ほとんど2人の会話や行動がメインとなっています。
{netabare}
京本が亡くなった後、2つに枝分かれした物語のシーンは、旧エヴァのエヴァのいない世界を描いたシーンを思い出しました。
2人の距離感を部屋のドアに使ったところは良かったですね。
{/netabare}
原作は「チェンソーマン」の藤本タツキ先生、内容は全然違いますが漫画愛に溢れていましたね^^
最後に、私も下手ながら小さな頃、夢中に漫画を描いた頃を思い出しました。
shino さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
スタジオドリアン制作。
漫画へのひたむきな情熱が2人の少女を結んだ、
少女たちの活躍とその後の運命を描いた青春物語。
心に迫る素敵な短編だと思います。
四コマ漫画を描きクラスの人気ものであった、
小学生の少女藤野は、不登校の少女京本が描いた、
四コマ漫画の画力に驚愕する。
ひたむきに絵を描き始める藤野だったが、
京本との画力の差は一向に縮まらなかった。
{netabare}絵を描くことに気力を失った藤野であったが、
卒業式の日、京本と直接話したことが転機となり、
藤野はまた漫画と向き合うようになった。{/netabare}
2人の青春が荒々しい描線で描かれる。
きっとそれは平坦なものでもないでしょうが、
輝かしい青春であり、かけがえのないものだ。
夢中になり絵を描くことへの思いが伝わり、
彼女たちの青春に共感し感動もまた伝わる。
{netabare}やがて大きな悲劇が起こり、
藤野の自責の念が物語を分岐させる。
そうありえたかも知れない望ましい世界である。
大きすぎる痛みは決して完全には癒えないだろう。
ただそれでも前を向いて物語は終わる。{/netabare}
ここには必要な言葉と表現しかない。
それが心の深い部分に響いてくる。
大きく深呼吸をして、また前に歩もうと思う。
あと さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
漫画を描く女子二人の短編青春映画。主人公藤野の小学生レベルの創作活動から始まり、物凄く絵の上手い不登校女子京本とともに漫画を書き進めていく思い出の時間。
この映画は写実的な映像で制作されていることもあり、心を揺さぶられる描写も多く、京本の視点などには触れられないため、考えられることがかなり多く、見終わったあとは正直放心としていた。登場人物も少なく、密度の濃い思い出にある藤野の人生譚であり、また藤野が創作をし続ける、最後の場面に至る理由なんかも思い、自分ならどうしていただろうか…、今どうしているのか…なんていう現代と過去、そして未来について自分のあり方も考えさせられた。
漫画版とアニメでは正直見終わったあとの印象が全然違う作品であり、この作品を見て気づいたのはこの物語は人生であるということ。今までしてきた選択には意味があり、そこには誰かの思いや後悔もきっと含まれている。創作をしている人にとってあの最後の姿は孤独でありつつ色んな人が一緒にいるのだろうというように感じた。このアニメを見て、ストーリーについてより、物語の意味やメッセージ性に共感したり考察したりする人も多いだろうし、端々にその意味を持たせられるような傑作だった。今を頑張る人に向けられた作品。
nyaro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作既読で、私の原作の読み取り方って、京アニ事件への鎮魂かなと思っていました。例の事件が2019年で本作が2021年発表ですのでそれが正解かどうか時期で判断するのは微妙です。ただ、本作を読んだときに、あの事件で才能ある人たちが亡くなられたことについて、違う道に進んでいた方が良かったのか?創作に携わる事が不幸だったのか?という疑問が少し解決したからです。
ただ、そう考えると鎮魂という生易しいことではなくクリエータとしてあの事件を自分で消化したかったのかなとも思いました。つまり、悼む気持ちよりも自分事と捉えたのかもしれません。
結果として、ショックを受けてもヒロイン藤野はマンガ家であることはやめませんでした。つまり、漫画家でも画家でも結果がどうあれそうしなければ生きていけない人種だととりました。京アニ事件のショックを創作者の視点でとらえたという意味です。つまり意味付けも幸不幸もなく、創作者としてしか生きられなかった被害者と自分の生き方を消化したかったのかな、と。
一方で、運命論を否定した実存主義的な人間の選択と結末についての自己責任論と捉えることもできます。もしあの時と考えたところで、進む道を選択したのは自分自身です。途中の妄想の中でifを考えたところで結論は変わりません。ただ、それレベルであればかなりの凡作に見えてきます。普通過ぎるくらい普通の話になってしまいます。
そうしたときに、事件を単純にモチーフにしたととるだけだと、悼む気持ち、自分事と捉えていないなら、扱い方がかなり下品かなという気がしてきます。
友情論もあることはあります。が「京本が死んだのが私のせい」と捉えている限りにおいて、ちょっと違うかなと思います。人生がクロスしなければというifはよくある話ですし、そこに注目しすぎると感動ポルノになりますし、創作論とも相容れません。味付け程度でしょう。
創作論で言えば、2人を比較した場合、藤野は話を作る才能があった。京本は絵を描く才能が有ったあるいは、絵を上手く描く才能と漫画を描く才能と別物である、という話程度のことではないでしょう…ないと捉えたいです。
やっぱり焦点は人生がクロスする場面の話ですよね。そこをしつこく書いていました。その出会いがなければ藤野は漫画家をあきらめていたわけで、ifを使ってそこに焦点を当てています。つまり、藤野にとって漫画を描かざる負えないということにつながります。そして、それを鎮魂ととるのか、責任ととるのかと考えられると思います。最後の数分、漫画の数ページですね。ここをじっくり考えると面白いと思います。
で、実は現在「ダンダダン」が放映中です。「チェンソーマン2部」について、藤本タツキ氏の元アシスタントで「ダンダダン」の作者である龍幸伸氏の事を知ったわけです。「ダンダダン」の連載が2021年です。ちょうど本作の掲載時期です。
龍幸伸氏の絵が素晴らしくて、彼がアシスタントを抜けてから「チェンソーマン」の作画がひどくなったという話があります。作中の2人の関係に非常に近しいものを感じます。ですので、藤本タツキ氏の龍幸伸への未練を断ち切る作品だったのかな、という気もします。
そうなると完全な自慰行為じゃんと思わなくはないです。まして、殺される結論とそのモチーフとして京アニ事件を出すなら最低だと思わなくはないです。
で、本作の劇場アニメ版ですが、私は演出過剰で冒頭の空から住宅にズームするシーンからちょっとイラッとしました。それは本作の中身を味わうのに必要なのか?という気もします。そして、机の上に鏡があってヒロイン藤野の顔を映していましたが、余計な演出です。背中で魅せるのが良かったのにと思います。
と上げてゆくときりがないですが、原作はわずか140ページ程度の短編なので余白、行間があった作品です。無駄な演出で水膨れになっただけじゃんという気がします。
そして今回、上のどの解釈が正しいのか、新しい視点はないのかと思い見ました。が、原作でいいじゃん、という内容でした。60分足らずの作品にわざわざアニメ化する意味があったのか疑問が残ります。
評価3なのは上の解釈の答えがわからないので、評価できずにします。そして、原作が2021年だから京アニ事件の鎮魂・消化の意味があるのかなともとれましたが、2024年に見ると、自己責任論・運命論かアシスタントへの未練かどちらかに見えてしまいます。
追記 評価した部分を書いていなかったので追記します。
創作論、云々よりやっぱり人生における分岐点の話、そういう人がいたという話の方が本質に近いのかなという気もします。どっちの才能が上という話ではないし、お互いが依存していた話でもないし。
内容は、人の死に意味があるとすれば、人との交わりである…うーん、やっぱり実存主義的な話なのかなあ。原作版そのものはまだまだ色あせていない気もします。
そして、アイデンティティの問題ですね。変わり者といわれてもその道を行くのか。平凡に生きるのか。いばらの道に行くのがマンガ家であるというのも大きな話の幹ですね。
その選択のきっかけとして承認があったわけで、その承認をしてくれて自分を漫画家まで持ち上げてくれた人物の死の話がありました。
だから、その人の死を悼むには漫画を描くしかないということがもっとも中心となる話の構造でしょう。もちろん、この部分があるから私も評価しています。
既読です。 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
50分で原作本付き1700円。
短編としては上出来で
結末は・・・
2024年11月8日アマプラ解禁!!
もう、「藤野先生!」で涙腺が・・・
裸足で挙動不審な京本
雨の中のあぜ道をはずむ藤野
何もかもが素晴らしい!!
山田礼司氏のヤンマガを時々観ています。
氏はアニメーターの情熱の発露を熱く語られ
聴いていてとても参考になるのですが
このアニメは、例の事件も含めて
アニメーター、クリエーターの情熱や
不条理に対する無念さが
それこそ内容だけでなく画力で表現されており
何をどう評価すればいいのかは置いといて
とても胸に刺さる映画です。
そして声優さんが凄く上手です!
映画観てない方には是非観て欲しいアニメです!!
たナか さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人気作家の短編映画化、配給の都合で58分に水増し。
Cパートナシの余韻はよかったが、クレジットのドヤ感は少々いただけない。
わかりやすい!!
自伝的でありながらもバズり小ネタも欠かさない計算高さや抜け目のなさとかあまりにも肌触りの良すぎるあざとさなんかが鼻についたらもうおっさんということで。短い短編をモリモリに盛った短編映画なので中弛みなしで実に見やすい。楽しいだけの作品ではないが古のオタクのような逆張りマンでもなければ何かしら感じるものはあるでしょうか。
可処分時間の奪い合いが激しい現在、楽しいだけの存在が許されない令和。何かしらの実用的な気づきや学びがわかりやすーく提示されないとコスパガー!タイパガー!なんて言われる時代ゆえに、アニメですらも自己啓発的な使える名言やら業界の専門知識解説やら「切ない…ッ泣ける…ッ」的なセルフケア機能が求められてしまう現環境においても「さぁさぁ!ここをスクショしてください!」なんて安易な名言ドンッをやらないだけで今となっては逆に新鮮に映るのかも。意図的にそれを狙って配置して計算どおりにちゃんと売れた映像研もそれはそれですごいけれども。
作者の体験談らしい「漫画描いてるやつキモい」なんてのも今となってはリアリティがないのではとは思う。確かに昔はジャンプ読んでただけで「中学生にもなってジャンプwwwきっしょwww」でした。今では中学生でもイラストやコスプレや二次創作を公言できるとかすごいですよね。あんなんバレたら完全に人権剥奪ものでした。いい時代になりました。
犯人サイドの描写には賛否あるが、あそこを本格的にやったらエンタメにはなり得ないのでいい塩梅。拗らせすぎた他者を寄せて映すと「共感デキナイー」とか不快ダーマンにはツラい作品になってしまう。今は読者に優しく寄り添って心地い肌触りで全部わかるようにしないといけない。決して万人ウケしなかったであろうファイアパンチの尖り具合も楽しかったが、アレ描いた作者をここまで育てたジャンプの編集は実に優れたビジネスセンスをお持ちだと思う。
なみいるジャンプ作家に並ぶレベルで「正解」となってしまったタツキ先生は多くの信者を獲得したが、彼らが他者に向けてツルハシを振り下ろさないことを願うばかり。「キャラの魅力ガー」「感情移入デキナイー」なんて難癖も安易に他人を刺してしまえる凶器となる。大量に湧いた鬼滅キッズみたいな拗らせマンをみて「人の振り見て〜」ができなければ、あのときの犯人を見て「おまえはいったい京アニ作品の何を見てたん?」みたいなのと似たようなものではないか。あ、シノギクソなろうは叩いていいです。あれは作品ではなくオクスリなので。売れればよかろうなのだ的な資本主義の闇ですね。
過去は変えられるってのはマジでそう。
オエイシスも復活したし作者はもってるなあ。
アニメ版でも解釈の幅や深さはちゃん残されてる。泣けるッだけではもったいない。
ももも さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
みつき さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
セリフ量が少なく「画」で訴えかけてくるから短い上映時間でたくさんの情報を受け取れるし、キャラクターの心情に集中できる。まるで「漫画を体験」しているようだった。作品を通して作者の主張が伝わってきて見た後はただすごい物みたな〜と放心状態になる
メタルジャスティス さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
世の中の人の中では比較的アニメを観ている私ですが、そんな熱心に情報を集めている訳でもなく、漫画を読むでもない。故に本作については一切認識しておりませんでした。
そんな折、2週間ほど前にXにて「マキマさんルックバックみたってよ」というポストにて、本作を知りました。なんでマキマさんとコベニちゃん?って、ああ作者が藤本タツキさんなのか。泣き虫とはいえ、コベニがこんだけ泣く映画とは?と興味を持つも、当方の住まう限界地域の映画館では上映予定にすら無い。作品的にもこっちでは上映ないかなーと諦めていましたが、いつの間にやらに上映されているではありませんか。これ幸いと、さっそく観てきた次第。
端的に言って、久々にぶち当たった「安直に、人に勧めたくない作品」です。
軽薄なユーチューバーのごとく「面白いから絶対見ろ!」とか「おすすめ!」とか言いたくない。口に出すと、何かを穢すような気になるから。とか言いながらこれを書いているのは矛盾ではあります。
まあ、ここに来るような人は既にこの作品を観て、何かを感じ取り、言いようの無い衝動にに駆られている人でしょうから構わんでしょう。
とは言え、今はまだああだこうだ言いたく無い。
しばらくして、自分の中が落ち着いたら、どこが良かった、凄かったと書くかもしれません。
なんだろう。「素晴らしい作品をありがとうございました」とも書きたく無い。
うぁぁぁぁ……。
そんな感じ。
xinxin22 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観たい
メガマインド さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:----
ミュラー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
多才で学級新聞の4コマ連載も器用にこなす小学4年生・藤野。
引きこもりでありながら背景画4コマで藤野を凌ぐ絵を出してくる京本。
少女2人の運命が交錯していく半生を描いた藤本 タツキ氏の同名読み切り長編コミック(未読)の劇場アニメ化作品(58分)
【物語 4.5点】
成果=才能✕投入時間
以前どこぞのビジネス系動画で耳に挟んだ公式が思い浮かんでずっと離れない。
余韻を引きずる創作青春物語でした。
舞台モデルとなったのは原作者出身地の秋田県にかほ市。
雪国の田舎町でクラスで1、2番くらい絵が上手かったくらいで、画家になれるわと褒められ舞い上がった少女が、
京本の圧倒的な才能に直面して狂わされる。
天才に追い付こうと藤野は青春全てを漫画に捧げようとする。
友人とお付き合いする時間、武芸に励む時間など、
社交性が高い陽キャ人間属性を全てかなぐり捨ててまで絵に没頭する。
が、引きこもりの京本は、それ以上の時間を投入して、さらに先を行ってしまう。
元々自分より画力がある人間が、学校に行くのをやめたというハンデを生かして、自分以上に絵を描く努力をするのだから当然だ。
漫画家を目指すのもまた、全うな人生のレールから外れる狂気。
持てる才能を、どれだけ人間やめて育めるかの勝負。
幼い頃は絵が上手いともてはやされるけど、成長して、やがて社会に出る現実が迫って来ると、
絵なんていい加減卒業しなきゃと白眼視される。
挙げ句、友人には「オタクだと思われてキモがられちゃうよ」と言われる藤野。
因みにこのセリフ、原作者が実際に言われた言葉とのことで。
こうした作家志望の狂った部分が序盤から容赦なく描かれている。
だから終盤、才能への嫉妬ゆえの(※核心的ネタバレ){netabare} 絵をパクられたと京アニ放火事件さながらに襲撃事件を起こす男の狂気も、{/netabare}
本作の文脈から、作家志望なら嫉妬の処理を一歩間違えばこうなるのかな?くらいには納得でき恐怖しました。
本年は、短尺ながら鑑賞消耗度が高いODS(非映画デジタルコンテンツ)のアニメ作品興行が多い印象ですが、
本作は、その中でも特に心を削って来る内容。
海外サイトではドラマだけではなく、ホラー、サイコスリラーにも分類されている『ルックバック』
これをG(全年齢対象)に区分した映倫。
やっぱり冒頭10分くらいしか審査してないのでは?という私の疑念がますます深まりますw
【作画 4.5点】
アニメーション制作・スタジオドリアン
絵描きたちへの賛歌を志向し、手描き感を残した映像を追求。
押山監督は脚本、キャラデザ、作画監督と兼務を重ね、
監督自身も最後の1週間に原画1000枚を量産するなど、
まぁまぁ人間やめてる少人数制作の狂気で応える。
原画のラフな線を動画に残すため“原動画”なるポジションも設定。
妙に生々しい本作のアニメーションの質感を支える。
創作シーンについても、普通は絵を紙に描き込んでいる様子などが思い浮かびますが、こうした描写は本作では割と少なめ。
むしろ、貧乏ゆすりする藤野の後ろ姿。
その後ろ姿のバックの四季が次々に切り替わる光景。
デッサン鍛錬で積み上がるスケッチブックの山。
など創作の狂気に囚われた人間が、膨大な時間を投入する有り様を強調する表現が際立ちます。
寝食も忘れて創作に没頭する人間って、やっぱりトイレで座ったまま寝ちゃうんだなw
何かにここまで人生を捧げた経験がない私には、
こうした創作アルアル?表現が興味深く、刺激的でした。
{netabare} 藤野が京本に自分の漫画を褒められて舞い上がるシーンの雨天。{/netabare}
{netabare} 中学時代、藤野と京本が応募漫画作品が初めて入選した雪深いコンビニの一夜。{/netabare}
漫画の道が開けていく場面の荒天。
ここも才能と努力で、陽の当たる“普通の”人生から外れていく方向性も想起させられ心に残りました。
【キャラ 4.0点】
主人公・藤野。
“みんな”にキモい、案外、絵が普通だったと手のひら返された自分の4コマ漫画を、
誰よりも、ちゃんと見てくれていた引きこもり超絶背景マンの京本。
{netabare} 自分よりも才能がある奴と思って嫉妬していた人間から自分を認められる。
こんな劇薬ぶっこまれたら、退路を絶って人間やめて漫画家の道を猛進するしかありません。{/netabare}
京本にとっても藤野は憧れの“先生”であり、外の世界の光をもたらしてくれる救世主。
ある種の共依存にも結ばれた名コンビ。
その関係性の変化も本作を痛切にしているスパイスです。
【声優 4.0点】
作画に手描きの生っぽさを求めるならば、演技にも記号化されない天然素材の生っぽさを求める。
こうした方針の元、キャスト陣には、
主演の藤野役に河合 優実さん、京本役に吉田 美月喜(みづき)さんと、
俳優陣をオーディション選出。
一方で記号化されたキャラ作りを求めたい作中4コマシーンには、
森川 智之さん、坂本 真綾さんと声優陣を起用。
筋は通っていますし、実際メインお二方の演技は上々でした。
あと、メインお二人は顔立ちも、どことなく藤野&京本に似ている気がしますしw
河合さんは接する人間によって仮面(ペルソナ)を起用に使い分ける、
藤野の社交性を好表現できていましたし。
吉田さんも引きこもり成分が天然配合された京本のボイスがハマっていました。
音響も良質な天然素材を確保したと慢心せず、
例えば京本の秋田弁訛(なま)りが、藤野に連れられ外の世界を知る内に徐々に訛りが取れて明るくなっていく。
その変遷を表現してもらうため“訛り変化一覧表”を用意するなど、
細部に渡るディレクションで素材を引き出す好采配。
が、昨今のアニメと実写の中間領域で求められがちな“ナチュラルな演技”とやらも、
今のアニメ声優ならば十分できると思っている私の強固な価値観を揺るがすまでは行かず。
ここもベターであってもベストではない。4.0点が上限ということで。
【音楽 4.5点】
劇伴担当は青森出身の音楽家・haruka nakamura氏。
雪国から、ギターの才能の自己実現を求めて上京したという同氏。
同氏のアーティストとしての原点は、秋田などがモデルの本作の世界観と親和性があります。
純度の高いピアノ、ストリングスに時に聖歌隊の歌声もアレンジした歪なくらい美しい楽曲群は、
ここも、さながら才能に殉じて人生を捧げる絵描きたちへの賛美歌の様相。
そして、こうした創作への“殉教精神”は同氏が作編曲したEDの女性ボーカルバラード「Light song」で極致に達します。
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タック二階堂 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
さあや さんの感想・評価
1.2
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
小1時間の時間配分で1700円。それでも評価が良いと聞いたのでいきましたが、
全然盛り込んだ内容がなかったですね。客席は満員だったので、宣伝効果やチェンソーマンの人が書いているというところから集まるのだろうけど、絶対に万人受けじゃない。
安易に普及していい作品ではないと言いたいです。
自分は何を伝えたいのかどこに泣く要素があるのかわからなかったし、なぜ一時間しか出会っていないキャラにそこまで思いを寄せれるのか謎でした。
多分自分の言ったこと、行ったことに後悔して泣いているところにグッとくるのですが、
それだけじゃ物足りねえよと正直引きな気持ちで思いました。
サブスクで一年後にみたかった。
みなさん良いとおっしゃっていると思いますが、本当に刺さらない人間もいるので、視聴しようと思っている人は熟考した方がいいと思います。
ひろたん さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
anikorepon さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読
ストーリーはシンプルだが、いい感じ。
作画は漫画がそのまま動いているような独特の雰囲気。
動画となり、声や音楽、効果音など加わり、
漫画では味わえない良いものになっていると思う。
さらに、映像という媒体により時間経過が加わったのは良い効果だったと思う。
戻せない時間を主人公と体験することができる。
転生ものやループものなどのファンタジーではない現実世界で、
主人公が過ごす濃密で充実した青春。
大人になってから自分自身を振り返った時、その軌跡はどこへ向かって進んでいたのか?
これからどこへ進むべきなのかを二人の主人公を通して思い起こさせてくれる。
しみじみとした良い作品である。
Usotarou さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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