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「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(アニメ映画)」

総合得点
72.6
感想・評価
33
棚に入れた
110
ランキング
1124
★★★★☆ 3.9 (33)
物語
3.6
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
3.9

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マルっと中◯しレビューだオラァ〜ン!。「セカイ」と世界の間に生きる僕ら。

 前章と続けて見たのですが、正直前章でワクワクしてた時が一番面白かった…。もっと上手く畳んでいただくか、逆にケンイシカワ方式で風呂敷を更に広げてエンド!の方がまだ良かったかなぁ。


 前章の段階でかなり風呂敷を広げたので、こっからはシリアスにスケールも広がってドンドン詰めていくのかなぁ〜と思ったら、相変わらず日常多めな感じ…。セカイと日常を並行して描くのが方針だったのかもだが、これだけ風呂敷を広げちゃってると、やはり畳む時に負担がくる。


 んで、ラストは?な感じでした。あとで、ネットで調べて原作のラストを知ってしまいましたが、こちらの方が私の好きなパターンのオチだったのでまだ良かったかな(少々強引だとは思いましたが)。もっと派手なスケールになって最終兵器彼女エンドにするか、もっとどっこい生き続けるエンドとして希望をもてる感じかハッキリどちからに振って欲しかった。


 そして全体を通して感じたのは、自分自身にも跳ね返ってくるのですが、今の日本に生きる日本人のもどかしさと行き場のない想いという問題でした。それが大きな解決やエモーショナルに回収されているようには思えなかったのは残念でしたが。


 本作には、とにかく311からコロナに関する時事の要素が無数に出てくる。さらに陰謀論や意識高い系批判などなど、色んな「あ〜知ってる知ってる」な要素が今を生きてる日本人には頻出する。ただ、そっから先はどうすんのか?となると曖昧…。結局散りばめただけに終わってしまったというか、最終的にお前も家のパソコンの前で色んな事象を監視して文句つけて回ってるけど、実際はクソニートな駄目人間やないか!で終わってしまうというか…(勿論いにおはそういう視点をわかっヒロシをああいう風に造形したんだろうが)。


 ここが日本のクリエイターが、社会や政治の問題に関わった作品を描こうとする時の難しいところでもあり、私達自身にもいえることだと思うのです。確かな足場がない、ハッキリとした手応えがない空虚さ。作中でも語られたように思考停止か諦めか開き直りか…。


 どう手をつけていいかわからん、かといって安易に行動すればいいとは思えない。世界にコミットしなきゃとは思いつつも、どうしていいのかわからず、安易な答えにも飛びつくのも嫌。このジレンマが解けないからこそ日本の作品から政治や社会性は消えてしまっていったように思います。


 だからこそ、周りの大切な人を大事にしようとか、人として真っ当にあろうって解答に落ち着くこと自体は悪くないと思います。しかし、それもテーマに結びつくドラマが強力に作用してないと、単なる美辞麗句や、対局的に見ればお前もただのノンポリやないか!ってことになりかねない。『モブサイコ』や『この世界の片隅に』はそれが上手くいっていた。


 そこが本作はそこまで上手くいってるようには思えなかった…。やはり社会的政治的な要素は背景に流れる重低音、逃れ得ない流れみたいにサラッと描いて、非日常が日常になったおんたん達と、日常が非日常になった宇宙人の視点で描いて、どうもならん最終地点で『裁定者』が現れて人類も宇宙人も両者ともにカタストロフをもたらしてほぼ破滅…。でも、どっこい生き延びてる少数の人達が手を取り合って未来を作っていくかな?くらいのラストの方が良かったかなぁ〜。


 あと、大葉君は渚カオル状態で凄く良いキャラだが、良過ぎるのはどうなの?とか、マコトも良いキャラだがなんの為に出たのかイマイチわからんとか色々ありました。


 とりあえず、原作漫画をちゃんと読んでからまた『セカイ系』とその超克について考え直したいと思います。なんか疲れました…。

投稿 : 2024/09/05
閲覧 : 306
サンキュー:

9

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

はにゃにゃフワー!な因果律

本作は、PG12ではありますが、大人向けとしても相当なインパクトがありました。
前章とはまた別の意味で、興味深く、そして複雑な思いで鑑賞することになりました。

デッドデッド、デーモンズ、デデデデ、デストラクション。
直訳すれば、二度の死、悪魔ども、轟く不協和音、破壊に次ぐ破壊。
作劇は言わずもがな、脚本・演出も聞かずもがなだったと思います。
となれば、ベースにあるテーマ性は、なおのことアダルト向けとなるでしょう。

私が想起するのは、戦時下、核兵器による唯一の被爆国、日本のことです。
戦争終結という美辞麗句の思考のもとに、二度の大破壊と大殺戮を、広島・長崎の人たちに強いたのです。
その悪魔たちは、今もなお世界中に拡散・増殖し、この瞬間にも出番をうかがっています。

本作はフィクションとしてのエンタメの枠を超えて、かつてこの国土に起きた惨禍を、もう一度、擬似体験させるのです。
首都東京に起こり得ることとして、私たちの脳をバズらせるのです。

因果律の法則をねじ曲げた代償の大きさと、それへの向き合い方。
その主導権と決定権は、どこの、誰の手に委ねられるものなのか。
それを指針として、スクリーンから溢れでる辛口のメッセージを掬い取ってみたいと思います。



地球の先住民 VS 宇宙からの侵略者。
一つの星をめぐって、二つの正義が対立する。

「俺たちは前からいるんだ!」、「後から来たのはお前たちだ!」。
ざっくり言えば、元祖と本家、五十歩百歩のベタな展開です。
 
地球を "大家" に見立てれば、元祖も本家も "店子の看板" 。
にも拘らず、雨露しのぐ恩恵を独り占めしたがる駄々っ子の言い分、きかん坊の無体のようです。
ひとつ屋根の下を求めるなら、どっちもどっち、似たような立場なんじゃないかと思うのです。

思いあぐねて行きついたのは、足元の現実。

イデオロギーにかられる指導者のあさましさ。
どっちが強いかの罵り合いと足の取り合い。
ルーツだの歴史だので振る舞う傍若無人。
国際会議場に連発される効力のない決議・・。

今日的ご時世の人類の英知あるあるです。

何のことはない。日本人が必死の思いで築きあげてきた平和と繁栄と多様性が、実は、死と悪魔と破壊とに隣り合わせであることを示しているのですね。
先ずはおんたんたちに境遇させ、彼女らの目線を通して俯瞰し、痛烈に当てこすっているのですね。

はにゃにゃフワー!
なるほど、実に、いにお氏らしいアイロニー。
こういう表現方法も取れる作家なのだと気持ちを改めました。



ジュブナイル作品として評すれば、中川凰蘭こと "おんたん" と、大葉圭太こと"侵略者" が、ほのかな可能性を見せた結末は好印象でした。

友だちに対するおんたんの実直さとおおらかさが物語に救いを見せ、彼女らに救われた大葉の必死の行動と説得にも胸を打たれます。

おんたんの最初のステップは、門出への小さな気づきと、なりたい自分への大きな勇気でした。
そのベクトルは、やがて全く異なる世界へのダイブへと向かいます。

おんたんの絶対聖域たる友だちの未来と、大葉が別世界線から託されたトモダチというキーワード。
どんなシチュエーションであっても、共感し合える2人の自己覚知が、物語の屋台骨を支えています。

それに、彼女は大葉圭太が侵略者と知ってキスをするのです。
恋の熱量は大人じみていましたが、大人ぶった打算は微塵もなかった口づけでした。

相手の心を謀るのではなく、相手を信じるがゆえに。
未来を投げやるのではなく、未来を呼びこむために。

それをいとも簡単にやってのけるおんたんは、人類の素敵な指針に感じます。


ですが、おんたんは、追い詰められて自死しようとします。
その寸前に、死にかけた大葉が目の前に現われます。

「遅いぞ。」
「ごめん。」

それは、これからの自分に何ができるか、何をすべきかということ。
答えは見つけられなくても、行動に移していける2人です。



反面、大人に対しては、痛烈な皮肉と風刺とが作劇に施されています。
アメリカの言うなりの政府、AI画像にすげかえられる総理大臣。
それらはまるで中身のない張りぼてとして見せていますが、意外とフェイクではない怖さも感じます。

だからこそ、世界の現実問題、地球の未来課題に、率先して仕事する政治家には手厳しい。
危機管理のあらましを比喩と暗喩でこきおろし、市井の人々の立場性を超えた、瑞々しい可能性に期待を込めるのです。

時代を先駆けるクリエイティビティーに、緘黙は相応しくないし、風見鶏も御用聞きも必要ありません。
それは歴史の教訓だからです。 

昭和の初期、似たような狂気が日本を覆っていました。
敗戦色の濃い昭和20年、20万人以上の命と暮らしを、2発の原爆が焼き尽くしました。
軍人も、敵方捕虜も、民間人も、誰かれなく。
勝者の正義の下に、淡々と計画的に、データを取る為に、
まさにジェノサイド中のジェノサイドでした。

本作にもそれに似せたシーンがありありと、なまなましく描かれています。
ですが、東京を舞台としたそのありさまは、79年前のそれを超えるリアルは再現されていません。
小学生以下の子どもさんには、あまりにも残酷すぎるという配慮があったのかもしれません。

しかし、本作が提示しているコンセプトは、日本人に背負わされた、現代史からの因果律という十字架です。
79年前の宿題に、今もなお解決できないでいる世界線の怖さを見せつけるのです。

誰の指が発射ボタンを押すのか。
誰の意志が因果律を止めるのか。
きっと、もっと、世界の人々が想像力を働かせ、直視すべきテーマなんだと思います。



前後章合わせて、4時間に及ぶ大作でした。

それは、いにお氏の作家性を色濃く打ち出すものです。
氏の作風は、ささやかな日常への視線と、非日常性を感じる心の揺らぎとを紐づけ、それを深い余韻と洞察に落とし込むものです。

ほのぼのとしたユーモア、棘のあるメタファー、日々のモラトリアム、人類知に求められるパラダイム転換・・・etc。
語れるものはいろいろあったと思います。

物語はおんたんを中心に回り続けます。
お話の中では、これからも本家と元祖が殺し合うのでしょうか。
死にまくり殺しまくる地獄のなかで、絶対的な聖域を求めて、おんたんの青春は右往左往するばかりです。

鑑賞後に感じた重い疲労感、息苦しい鬱的心情は、作劇に描かれたおんたんの生きざまが、一つの選択肢として、あの日のリアリズムを含んでいるかのように感じました。

79年前の広島と長崎のように。




P.S
{netabare}
これからも、あの日と同じ、暑くて熱い日が巡り来るでしょう。
多くの観光客や修学旅行生が、その地で思いを深めるでしょう。

広島平和都市記念碑 (原爆死没者慰霊碑)には、「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」 と刻まれています。
長崎市の平和記念像も有名ですので、ご存じの方も多いと思います。

最後に、おんたんの "少女性" にちなんで、ある碑文をご紹介します。


・・・・・・・・・・
のどが乾いてたまりませんでした
水にはあぶらのようなものが
一面に浮いていました
どうしても水が欲しくて
とうとうあぶらの浮いたまま飲みました

―あの日のある少女の手記から


これは、長崎の平和公園、"願いのゾーン" に建立されている「平和の泉」に刻まれたものです。
私は・・・、のどが渇いてたまらないのは、高熱の空気を吸い込み、気管支や肺が焼け爛(ただ)れてしまったからだと想像しています。

この碑文は、本作が、もう一つの世界線のお伽話とか、単なる空想から生まれた物語ではないことを示唆させるでしょう。
おんたんの身に起きた因果律は、実は、人類が立つ分岐点への警鐘であると同時に、希望に満ちた選択への祝砲ではないかと感じます。

二度あることは三度あるのか。
過ちは二度と繰り返さないのか。
近未来に頭をもたげるのはどちらなのか。

2024年の世界終末時計は、残り90秒を指したまま。
はにゃにゃフワー!な因果律。
そのセレクションは、人類の手ずからに委ねられています。
{/netabare}

投稿 : 2024/08/07
閲覧 : 68
サンキュー:

5

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

前章の最後、わくわく感がすごい。はたして、後章はどうなる?

素直な感想を先に言うと、前章に比べると少しイマイチに感じました。

■前章について
{netabare}
前章は、とても面白かったです。
女子高生たちの緩い日常からのシリアス展開。
ジェンガのように、秘密や伏線をこれでもかと積み上げ、
後章は、その積み上げたブロックを一つずつ外していくのではなく、
一気に叩き崩すような展開が待っているんだろうなと期待させるような終わり方。
もう、わくわくが止まりませんでした。
{/netabare}

■後章について
{netabare}
蓋を開けてみたら、前章の終わりに抱いた期待とは、遠い展開。
確かに、主人公の秘密は、王道でありながらも面白いと思いました。
でも、その秘密を活かしきれていない感じがもったいないと思いました。

結局、最後は、主人公とは違うところで物語が収束に向かいます。
もし世の中にある物語の終わりが0と1で二分できるなら、がち0の方。

それでも"女子"たちの日常は、その後、淡々と続いていくのかと思うと、
ある意味、妙なリアルさもあって怖いとも思いました。
実は、この物語の本質は、SFではく、"女子"そのものかもしれません。
{/netabare}

■まとめ

救いがない結末のはずなのに・・・、
それでも、そんな結末すらも青春の思い出の一つにすぎなくしてしまう。
物語の途中までは、イマイチと思っていましたが、この最後は嫌いじゃありません。
いや、むしろ好きかも。
私は、病んでいるのか?鬱なのか?

投稿 : 2024/07/15
閲覧 : 46
サンキュー:

11

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

セカイ系すらももどかしさから逃れられぬ?時代の空気感を真摯に描いた(面白いかは別)

ビッグコミックスピリッツのSFジュブナイル?漫画原作で通称「デデデデ」
劇場アニメ前後編で後編120分。

【良い点】
カドデとオウランの関係、特にオウランのSF的な秘密が開示されてそこは面白かった。
まどマギ的なギミックで意外性があった。
百合ユウジョウ的にも自分好み。
あと、カドデと先生の関係も好きだった。

キャラの個性的な掛け合いは相変わらず魅力的だった。
個別キャラでは、最期に意地を見せた総理がカッコ良かった。

声優はヒロインふたりが奇抜なキャラの個性出せていた。

作品全般への印象というかレビューについては、takato氏が的確に看破しておられて自分が今更書くことがあまりないです。

テーマというか題材は311よりもずっと根深い、60・70年代安保闘争挫折から失われた00十年の日本人の政治・社会(セカイへの関心や関わり方と言い換えてもいい)の混迷と、諦念にありそう、という印象。
異常が日常になった社会で、反戦や反政府、陰謀論と若者たちが迷走するがいずれも滑稽で空しい。
本作はそれに対する具体的な答えは出せていないか、出していないか?どちらにせよ、すっきりしない世相から目を背けずに創作作品として描く姿勢は真摯ではあった。
カドデとオウランを、最期までヒーローにせず日常系貫いた点も真摯。
普通の作品ならばセカイ系の当事者として動かしそうなもの、そうしないのは、従来のセカイ系ですら自分たちがセカイ変えられるという前提がお約束だったのが、本作はそのお約束すら放棄、それで一つの個性的な作品として成立させたのは新しいタイプの作品だなぁと。

【悪い点】
良い点と表裏一体、現代日本人の鬱屈を真摯に描きすぎていて憂鬱。
しかもそれをドラマや物語に昇華出来ていないというか、するつもりが無い感じ。
日常を重んじるメインキャラと、セカイに関わろうと足掻くキャラたちのドラマに殆ど接点が無い。
それはある意味真摯に世相を作品に移そうという試みだと思うけれど、物語としては正直面白くなかった。

SF作品としてみると、風呂敷広げた割には微妙。
オウランの真相もまどマギとか過去作の前例があるので、分かってしまえばそれなりだった。

侵略者の事情が最後まで不明、結局彼らは何がしたかったのか。
(一応、地球人家畜化しようとしたら失敗した?)
延々と虐殺されていくが、自業自得な感が最後まで拭えず。
超テクノロジーあるのに一方的に負けてたり、コンタクト取る努力も見られないなど最後まで不可解。
作品の舞台装置にしては延々悲劇が続くし、ヒロインたちとの関わりも限定的。

ラストのオチもすっきりしない。
どうせならイデオンのイデ発動みたいに全滅エンドでも良かったし、阻止するにしてもヒロインたちのドラマに全然繋がっていない。
既存のセカイ系(近年の新海作品とか)特有の強みを放棄しているため、カタルシスという点でイマイチ。
好意的に見ればそこも含めて本作の魅力ではあるんだろうけれど、古いタイプのセカイ系を好む自分にはイマイチ。

【総合評価】6~5点
戦後~令和の日本人の憂鬱な空気感を表現した力作という好意的評価と、
真摯に表現しようとしてドラマとしての面白味が微妙という、プラマイ0で迷うところ。
正直あんまり面白くはなかった。
良くも悪くも挑戦的な作品、キャラの魅力加味してプラスが勝る感じ。
評価はとても良いまではいかない「良い」

多分、真価が分かる人、好意的に見る人には凄く評価されるけれど、そうでない大勢には人気が出ないタイプ。
けど、こういうタイプの作品があってもいい。
アニメ好きとして一見の価値はあった。

投稿 : 2024/06/10
閲覧 : 63
サンキュー:

3

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

半端な結末が生み出す不思議なカタルシス。期待以上ですが余韻が薄いかも。

 感想を一言で言えば期待以上にカタルシスが大きかったという感じでしょうか。結末がすべてな気がします。今までの積み上げが意味を持つ瞬間という感じです。いや、意味を失うからいいのかもしれません。

 面白いかと問われると一般的には面白くない…というと語弊はあります。途中から一体どういう物語の着地をするんだろう?という部分に関心が行ってしまいました。それを面白いというのかはわかりません。

 物語は前章でも感じた通り借り物ばかりです。ですので普通に考察していた人は普通に物語の構造は読み取れていたと思います。
 一方含意についてですが、前章で「ドラえもん」「時をかかる少女」オマージュがすごかったですが、後半はどちらかと言えば「エヴァ」が露骨でした。ですがエヴァよりも格段に中途半端です。

 この作品は、その結末の中途半端さ、描かない部分がいいんですよね。要するに人類が続く限り同じことを繰り返すわけだと思います。それが何かハラ落ちというか、胸にきてしまいました。
 となってきたときに結局明確な答えなどない、修正もできない、リセットなんて都合よくできない。誰がいつ死ぬか、何があるかわからない世界で人とつながりを大切にしながら、生きてゆくしかないじゃんという結論になりそうです。

 政府や企業はみんな深く考えているようで、結局場当たり的なところがこの社会の愚かさを適格に表現していた気もします。陰謀論なんて実際はこんなものなんでしょう。

 一方で日常パートですが、都会に生きる生きづらさっていうとそれも違う気がします。生きている方はみんな日常を普通に生きている感じです。好きとか嫌いとか、誰が死んだとかいなくなったのかとか。その感じが重すぎずかといってご都合主義でもなく、非常にその部分にリアリティがありました。
 それを是正しようとしても、結果的にもっと大きな悲劇を生むこともある、というのが前章までの部分です。

 話それ自体は新海誠監督の「君の名は。」「天気の子」のリメイクのような感じも受けます。「君の名は。」を手直ししたような構造ですし、災害ものですから当たり前なんですけど…どうしても助けたい人がいる。文明が子供を苦しめるなら文明など滅びてしまえ、という感じもあります。
 そういう気分をより分かりやすい世界系にした感じはあるんですけど、ただ、世界系と言われるとなんか気分が違うんですよね。選択というより一択というか、積極的に世界なんてどうにでもなれば的な感じがしました。

「インデペンデンスデイ」や「第9区」にUFO的なビジュアルイメージや一部設定は似ているといえば似ていますが、やっぱり本作の方がアメリカの娯楽SFでは到底到達できない人の気分にまでいきつけていると思います。

 最後の方のUFO上のシーン。「未来少年コナン」のギガントとかそういうのを思い出しますが、なんとなくですがそういうすっきりした物語の物語性をどこかで相対化したかったのかな?という気もします。

 総評すると、結論がないような説明がないようなメッセージ性がないようなオマージュの様な中途半端な結末ですが、その中途半端さになぜか非常に深く共感し、納得もし、そして意味不明に感動してしまいました。
 このあと咀嚼してから大人買いしてしまったコミックスを読んで、ひょっとしたら2回目を見に行きます。ただ、この作品は結末の1回目の衝撃がいい作品な気もします。

 前章を見たときにTVシリーズにしたほうが、と思いましたが後半を見ると一気に見た方がいいかもという気もしました。それは結末に向けて収束する感じがいい作品だから、短く見せられても咀嚼しきれない気がしたからです。


追記 原作読みました。

 原作を読みました。意味は劇場版よりわかりやすいです。題名の意味も読み取れたと思います。人類の「希望」をわかりやすく表現していました。ただ、そこまでの部分は劇場版の最後で読み取れるとは言いませんが、想像できる種まきはありましたので、そういうことなんでしょう。

 ただ、私は滅びにもロマンを感じますので、そっちの方向もあり得た方がいいのでオープンエンディングの「開き度」が大きい劇場版の方がよいです。

 トモダチの意味は分かりやすかったかな?劇場版は恋愛メインのような雰囲気はありますが、恋愛は代替可能だし面倒です。大事なのはトモダチですよね、という感じは原作の方が強いです。
 トモダチということと結末の暗示の点で「イソベやん」の意味性はより深かったかなという気はします。

 劇場版で消化不良を感じている人は読む価値はあります。劇場版ではキャラのエピソードの省略もありました。
 前半の意味性については、構成の関係で原作の方が置いた位置はいいかもしれません。時間をおいて後半を見ると、少々トモダチの意味が希薄になる気がしました。

 ただ、やっぱり劇場でアニメで見た迫力…というのは説得力があります。力業ですけどね。その点でも劇場版の方がいまのところは評価高いです。もう一回通しで見たいですけどね。


再追記 2回目見てきました。

 この作品、オマージュかを探すと結構ありますね。あげるときりがないくらいです。それが意図的なのかどうかは不明ですが、ただそっち系の考察はどうなんでしょう?
 ドラえもんと時をかける少女(かどうかはわからないがループものの救済とその危うさ)についてに注目したほうが考える的を外さないかな、という気がします。

 そして8.31=3.11、トモダチ、今の社会の生きづらさは社会のせいでもあるし自分たちのせいでもあるというような2面性、恋愛事情とか、まあいろいろ考えるヒントはたくさんあると思います。ここまでの作品ですからいろいろ入ってはいるんでしょうし。

 最終的に大場の血は赤かったということと、あの場所で終幕したことで想像を広げてゆけばいい気もします。肝心なのは世界かトモダチかという選択ではなくトモダチ一択だったということかな、という気はします。愛の物語とも言えますがやっぱりトモダチと言ってくれてれてますしね。

 それと改めて、声優さんについては、触れるのを忘れるくらい違和感がないですね。ダブルヒロインともにぴったりの声優さんでした。

 なお、2回目を見るのはどうかな?という気はしました。1回目の衝撃が良かった作品なので、考えながら見るよりも初めての時の感情の動きをそのままにしておいた方がよかったかも。



 そして一番の衝撃。幾田りらさんって、YOASOBIの人なの?びっくりしました。イクラさんって別名なのね。アクアさまの声優さんがエライ美人なのでびっくりしたより驚きました。
 それで声優もできるんだ…才能なのか努力なのか…すごい人がいたもんです。正直この作品の面白さは2人の声優さんの力が大きいですからね…




追記 見て数日は最高の作品だと思ったし、今も出来の良さについては同じ印象なんですけど…なぜか、余韻の減衰が非常に速い気がします。まあ、考えるテーマは描き方はすごかったんですけど、内容的には平凡と言えば平凡です。面白さも1回目の「驚き」に依存するところも大きいですしね。

 2回×2回みて、原作も読んでいろいろ咀嚼して、それほど浅い話だとは思わないんですけど、引っ掛かりがないのかも。それと原作の12巻がちょっとノイズになったかなあ…それもまあオープンエンディングではあるんですけど、SFで考えるとかなり限定されたハッピーエンドなんですよね。

 うーん、むつかしいですね。いったんストーリーの評価の5を4に下げます。

 ただ、です。この映画の価値で再認識しているのは、やっぱり原作を読んでなんですけど、ヒロイン2人の声優さんの掛け合いです。これは原作にはない良さです。素晴らしかった。いままでのアニメヒロインの中でもっとも心地よかったかもしれません。2人ともミュージシャンということで声質がいいのか、音楽的なリズムなのかわかりません。

投稿 : 2024/06/07
閲覧 : 482
サンキュー:

8

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

以外に面白かった

おもしろかった

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 111
サンキュー:

0

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ映画ならこちらに世界的な賞をあげたい。。が無理か笑。ザッツエンターテイメント🏆

んーすばらしー

鬱展開くるかな。。
先生とやっちゃうかな。。

などドキドキしながら観ましたが
面白かった
まさかの主役交代!
おうらんを軸に回ってるけどね
パラレルに行くのは新しいものではないが
それが親友ともう一度やりなおすため
しかしそれで世界が壊滅するかも。。。はおもしろい

また伏線回収というわけではないと思うが
前章に出ていた出来事、道具などが出てくると、前章の記憶が蘇る
一応オマージュドラ◯もんだから新しい道具をポンポン出してもいいとこだが、なんか上手いなぁと。

作画としては
あのちゃん。。いやおうらんとかどではゆるく、エイリアン大葉はイケメン特に目が綺麗
その他のモブキャラとかほんとテキトー笑
アメトーークの矯正してる芸人見た後だから歯が下から伸びてる人とかちと冷や汗
水木しげるたっちなのもちらほら。。パンフの自画像もそれだから、水木しげるオマージュも入ったでいいのかな

その個性あふれるキャラとは真逆にUFOや人間側の迎撃マシンは緻密
すごく不調和な世界が独特の世界観を生み出してるかな

結局は双方たくさんの生命が亡くなったが
かどでがいなければおうらんは変われなかったし
おうらんがいなければパラレルであるがかどでは救われず
ふたりがいなければ大葉は双方を助けようとは思わなかった
というような人間関係•想いも胸熱でした。。

最近公開されるアニメ映画はまた永遠と続くアニメの続編かぁ。。っと退屈していましたが
その中で全く新しいものを創ったなぁというのがすごいなぁと。

記憶を辿るとことか原作ではどうなってるのかなぁと読みたくなりました。

ラスト付近の母船が壊れて大量お亡くなりシーンでハッピーな唄をかけたのは??でしたが。
でんぱ組のかな?いい唄なので盛り上がりでかけてほしかったかな


まーしかし
ギャグ、キャラ、ストーリー展開、唄、藤子不二雄•水木しげるオマージュと。。
エンターテイメントな作品でした。

あのちゃんもそうだが幾多さんの声優もしっくり。
でまさかとは思ったが笑いながら怒る芸をやってた大御所俳優さんも参加とは。

前章とあわせてまた観たいなぁ。。dvd発売熱望!

つかなんなんあのTシャツ地獄
何だろう、意味あるのかとTシャツコロコロ変わるたびに絵柄の特定に脳メモリ使ってしまってた笑

あと政府側がディープフェイク的なものを使うのも今の流行取り入れてるなぁと。

しかしなぜ言語がかわせるのに交流しなかったのか
技術だけ持ち逃げすることもできたろうに。。
砂浜で遺跡は猿の惑星を彷彿
実は地球人側に侵略者側の過去の歴史を知るものがいた。。なーんてね

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 116
サンキュー:

2

ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

SF漫画原作

原作に比べて人物などのスッキリした線描画、

中々にスタイリッシュで泥臭い

非常にSF漫画的映画でした。

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 31
サンキュー:

3

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界を変える想いが主人公特権じゃないが故の興味深い混沌

引き続き原作未読で劇場鑑賞。

【物語 4.0点】
率直に言って、スッキリとは終わらない、凄くモヤモヤする幕引きとの印象を受けました。
ですが興味深いとの感想も得ました。

主人公の“おんたん”こと中川鳳蘭が小山門出を想う気持ちが、
世界に大きな影響をもたらしていたというシナリオ。
本作の場合これが主人公補正の無限チート能力ではなく、
{netabare} “侵略者”から提供された並行世界の別時間軸にシフトする{/netabare} 高度な技術が裏付け。
技術が有限である以上、おんたんの想いが世界を変える力にも限度がある。

さらに、想いで世界を変えたい、一矢報いたいのは、おんたんや門出だけじゃない。

後章、実質3人目の主役ポジだった大葉。
人間のアイドルの身体に“侵略者”の意識を移植した彼もまた、
{netabare} おんたんへの恋慕{/netabare} も交えた想いを原動力に最終決戦に挑む。

“侵略者狩り”集団を率いる小比類巻 健一も、
想い人を喪失した復讐という負の感情から“侵略者狩り”を行い、
人類終了後の新時代主導を目論んだ。
彼もまた、想いで世界に影響を及ぼそうとした一人でしょう。

その他にも、世界にぶつけたい想いを抱えた登場人物は数多くいましたし、
各並行世界に現れる事象というのは、こうした無数の想いが入り乱れて成される。
よって一個人が世界を思うがままに改変したいというのは不毛。
例え、その想いが高度な文明の支援を受けたとしても、
宇宙から、さらに{netabare} 次元越しに存在を瞬時に消滅できる{/netabare} 神の審判レベルに超越した存在が干渉してくれば、大局の主導権は敢え無く奪われてしまう。

やり直しなど無意味とこぼした“侵略者”の警鐘?が、
終盤になるほど重たく鳴り響きます。


個人が世界を変える限界をこれでもかと描写できているからこそ、
世界を決め付ける自称絶対の法則やイデオロギーよりも、
自分にとって絶対なあの人と共に生きることを大切にしよう。
人類終了騒動の顛末と併存する、おんたん&門出のゆる~い日常がかけがえのないものに思えて来ます。

事態は混沌としていましたが、終末を前にした各登場人物たちの想いは整理された良シナリオだったと感じました。

脚本・吉田 玲子氏が私の鑑賞動機の一つでしたが、
人の心を扱う物語をさばかせたら彼女は一級品だと再認識しました。
吉田氏、次は今夏末の山田 尚子監督映画『きみの色』の脚本。
私も終わらない夏休みを夢想しながらw心待ちにしたいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・Production+h

巨大円盤とそれに対抗する決戦兵器という想像し易い凄さ、ワクワク感があった前章に比べ、
原理すら想像が付かない未知の存在への畏怖がより強調された3DCG。
黒い護岸ブロックを巨大な浮遊球体として構築したような“ゼロ磁場”から繰り出される超常現象の再現が象徴的。

“侵略者”、人類共に血しぶきを上げて弾け飛ぶなど、
グロ表現も容赦なく、
暴力の是非について鑑賞者に突き付けるのに十二分。

異なる時間軸を行き来したり、覗き見たりしながら、
時系列も前後する複雑なプロット構造でしたが、
碁盤調にワイプする画面演出など、作画の支援もあって、
私は何とか付いていくことができました。
ただ換言すれば、背景、作画からの情報も読み解いていかないと置いていかれるので、集中力は必須です。


【キャラ 4.5点】
大学に進学した、おんたん、門出たち。
平和主義者の竹本ふたばを取り込んでいく“侵略者”保護を叫ぶ集団SHIPと、
それを潰そうとするカウンター勢力など、
我こそが絶対の社会正義だと思い上がるキャンパスの痛い連中も、高解像度で再現。

一方で展開される、おんたん、門出それぞれの恋模様、二人の友情とのコントラストで、
世界を決め付ける絶対のイデオロギーより、個人にとっての絶対であるあの人と一緒にいたいという論点がより明確化。

その流れから、私がずっと追っていたのが、ジャーナリストの三浦太郎。
“侵略者”の扱いを巡り対立を深める両陣営からは距離を置き、
社会正義に血眼になる学生に、
後々、笑い話になることを祈るよと冷めたアドバイスを送る。
だが、彼もまたポジショントークで上手く立ち回っているように見えて、
結局はバランス良く真実を追求する気分を視聴者に与えるコメンテーターという商品を提供、消費される存在に過ぎなかった。
その“商品価値”が毀損されるに及び、訪れた顛末もまた考えさせられるカットでした。

この観点から、おんたんの兄で、“自宅ネット監視員”中川 ひろしも、
SNS等で意識高い系や陰謀論者が続々沸いて出てくる惨状を嘲笑する、
私が前後編通じて、視点を共有しやすい良キャラでした。

終盤には{netabare} CG映像に取って代わられた荻野総理{/netabare} などディープフェイクの要素も絡んで来たりして、社会風刺は上々。
それらを織り込んだ独特のセリフ回しにも含蓄がありました。

私がツボった、かつ可哀想だなと思ったのが、
{netabare} 高校卒業して晴れて“解禁”となった渡良瀬先生との恋愛がイマイチ進展しないことに苛立った門出の腹いせに、とばっちりでク◯リプを投稿された芸能人の件w{/netabare}


あとは、大学のオカ研会長の“ブロッコリー”尾城先輩。
これ見よがしに空を覆う巨大母艦なんてUFOじゃないとのオカルトの主張。
私も全力で同意しますw


【声優 4.0点】
大葉役の入野 自由さん。
無味乾燥だった“侵略者”が人の想いを知って変わって熱くなっていく過程を好表現。

小比類巻健一役の内山 昂輝さん。
躊躇なく“侵略者”を虐殺する圧倒的な暴力を行使し、
非暴力を主張する“侵略者保護”の学生運動にぬるいとマウントを取る言動。
人間が暴力を否定し続けても尚、惹かれてしまう理由。
正論なんだけど怖いし間違っている気がする。
微妙なさじ加減を、おどろおどろしいボイスを駆使して体現。

実力者声優二人の競演が、後章のクライマックスを引き立てる聞き所。


【音楽 4.0点】
後章ED主題歌は幾田りらfeat.ano「青春謳歌」
主役二人がポジションを前章から入れ替えてのコラボソング。
世界をひっくり返す危険性が醸されていた前作よりも、
ゆる~いギターサウンドがリードする日常系で穏やかに締めくくる。

“人類が終わる”その時のシーンでは、
2015年に原作者が作詞でコラボしたアイドルソング、でんぱ組.inc「あした地球がこなごなになっても」が起用。
こちらも世界が滅びるからって深刻にならず楽観的に過ごす、
本作の世界観を拡張する明るい曲風。

投稿 : 2024/05/31
閲覧 : 417
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19

ネタバレ

たかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かったけど

終わり方が中途半端に感じてしまった。

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 34
サンキュー:

1

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

全然面白くなかったです。Part2

取り敢えず・・・
門出死んだはずじゃ?の疑問は晴れました。
融和・排斥・支配・駆除いろいろ出てきます。
いろんな人物の思いや主義思想が錯綜しながら
よく解らないまま後章は終わりました。
要は・・・なんかいい加減で適当に終わりました。

非日常の中の日常を描きたいのであれば
かの国では毎日人が死に、日本では私のように
のんびり映画を観ている現実こそがそれですね。

私はパラレルものは好きではありません。
タイムリープも。

過去に戻ってやり直すとか
パラレル世界に移ってやり直すとか
そりゃあバッドエンドにもハッピーエンドにも出来る。
いくらでも結末の手直しが出来ます。

総じてPrimeVideoで登場しても
観ないと思います。

吉田玲子さんも、断れば良かったのに。

上映前の番宣で「きみの色」番宣予告されたが
一番の収穫でした。

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 89
サンキュー:

1

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 0

GyIAU19304 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 0

kuronotuki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/22
閲覧 : 1

お鶴 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/14
閲覧 : 2

Ricky さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/08/19
閲覧 : 2

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/08/02
閲覧 : 4

サテン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/20
閲覧 : 11

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/17
閲覧 : 11

しむらうしろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 11

xmnBQ21439 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/08
閲覧 : 11

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/03
閲覧 : 15

カムリ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 14

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/02
閲覧 : 15

しらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/06/01
閲覧 : 14

kunka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/31
閲覧 : 15

コゼット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/27
閲覧 : 15

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 17

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/26
閲覧 : 16

moonlight さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/05/25
閲覧 : 17
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のストーリー・あらすじ

「ソラニン」などの浅野いにおによる漫画をアニメーション映画化した2部作の後章。
入試に合格した門出と凰蘭は、亜衣や凛と同じ大学に通い始める。大学では竹本ふたばや田井沼マコトと意気投合し、尾城先輩がいるオカルト研究会に入部する。一方、宇宙からの侵略者は東京各地で目撃され、自衛隊は駆除活動を続けていた。上空の母艦は傾いて煙を上げ、政府転覆をねらって侵略者狩りをする過激派グループの青共闘も暗躍するなど、世界の終わりに向かってカウントダウンが始まるなか、凰蘭は再び不思議な少年、大葉に遭遇する。(アニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2024年5月24日

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