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「響け!ユーフォニアム3(TVアニメ動画)」

総合得点
82.2
感想・評価
300
棚に入れた
819
ランキング
372
★★★★★ 4.2 (300)
物語
4.2
作画
4.4
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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響け!ユーフォニアム3の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大改編あっぱれ!!(追記

原作後編予約して一気読みしたあの日
私は怒りと失望で気が狂いそうになった。

原作での麗奈の態度があまりにも酷過ぎて
これなら全国は真由をソリにして
久美子に悔しくて死にそうって言わせ
二人の特別は終わり、別の道を歩む
ってギスギス展開の方がマシって。

まあ真由が出てきた瞬間A→B→Aに
なるだろうなとは想定していたものの
それにしても麗奈の態度が酷過ぎた。
ただ武田先生は悩んだ挙句、A→B→Aという
王道展開に軟着陸させたのだろうと思った。
軟着陸させたものの私の中でしこりは残った。
特に後編は3回読み直したが、何度読んでも
納得できなかった。
麗奈の悪態は滝先生正義で許されるのか?

な、なのに・・・こんな大改編されると・・・

A→B→B・・・B??びぃ??
えーー!!
原作と違うじゃん!!
敢えての王道外し!!
それも梯子を外したのが麗奈!!

それだけに、大吉山のシーンが爆誕したし
原作では当て馬に過ぎなかった真由の存在が
アニメではちゃんと生かされていた。
後出しじゃんけんの強みなのか
原作以上に素晴らしい話になってた。
明日香の助言も違うし、王道展開の理由
滝先生ファーストを避けたのも正解だった。

「正義の塊」というワードがなかったが
麗奈が要所要所で大人対応できていて
随分話を緩和させていたのも奏功していた。
ただ最後は正義(信念)を貫いたってのが
武田先生が敢えて避けた展開ってとこかな?
皆はA→B→Aを想定していただろうから。
石原立也氏と花田十輝氏はよくぞやってくれた!

大吉山での二人の慟哭は二度観できないほど
このシリーズの殿堂入りシーンになって
とてもとてもとても・・・心が痛いです。

あ、ちな、私は2番を選びました。

返す返す、ユーフォはどれも原作を超えてます!!

投稿 : 2024/12/01
閲覧 : 74
サンキュー:

8

ネタバレ

イチゴン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「つながるメロディー」(最高の作品)

最終話
 信じていたことが実現することは、素直にうれしい。12話を観て、もしかして?という思いがよぎっていたのかもしれない。1期から足かけ約10年、悲しい事件はあったが、3期を京アニは全力で制作した。全13話の全てを考えぬいて、ストーリーをつなげた。最終話はこの10年の走馬灯のシーンでもあり、鑑賞は至福の時間だった。 

 1期2期映画の名場面ともよくつながっている。きっと、再度見返している人も多いだろう。また、新しく観る人も……。

 3期はNHK日曜日夕方5時放映で、全国の青少年や大人たちが観たであろう。学校での部活の伝統、人生へのこれからの意義がぎっしり詰めこまれていた。走りすぎの感じもあったが、1期2期にあった同じ行事や特にエピソードのないものを省き、演奏は「ここぞ」という場面にまでとっておいて感動を高めた。3期1話OPと最終話EDがきれいにつながっている。

 「北宇治高校、ゴールド金賞」!このカタルシスは一生忘れない。「響け!ユーフォニアム」という作品は永遠に私とみなさんのこころに残ります。 
 (残らない人は寂しいヒトだよね、たぶん)

 京都アニメーションの代表作の一つとして、また子どもたちの生き方、大人の人生の指針として、つながれていく作品。最高の作品の一つ

「響くのは、楽器だけではない。
       ひとのこころにも響くのです」

第12話
 OPとEDをカットした最重要回。視聴後に言葉を失った。オーディションではソリの演奏を、奏者が分からないように流した。視聴者もまた、部員と同じく評価できるように。
 
 オーディション前の久美子と真由、オーディション後の久美子と奏、そして特別な場所での久美子と麗奈の場面、すべてが今までになかったほど、心に強く響いた。視聴前は、どこかうわついた安易な予想をしていたのが恥ずかしくなった。素晴らしい脚本だった。
 
 真由は自分の演奏にだけは「ウソをつけなかった」んだ。納得のいく理由だった。オーディション後の真由の涙……。 
 
 奏の久美子への信頼は、久美子とあすかとの関係と同じ。これは強豪校としての伝統。たんなる1期のオマージュ以上の意味がある。奏は思いのたけを全力で出しつくした。今までは、シニカルだったのに。成長したね
 
 久美子と麗奈については、言葉はいらない。

 原作改変について、原作者が、Twitterで言及した。当然、脚本家から提案があって監督及び原作者の了承があった。視聴者として、この改変はまったく批判にあたらない。批判覚悟で、物語を深く掘り下げたことへ、むしろ敬意すら感じる。京都アニメーションは素晴らしい。
 
 次回、最終回。
 今回のキャラクターたちの涙が報われると信じる。
 
 「そして、次の曲が始まるのです」
  (公平な結果は、誰にとっても
        平等というわけではない)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 待望の3期開始。京アニの全力を感じます。
原作は(ネタバレ以外は)読んでいないです。。

第1話
 担任の先生が、「3年になったいま、自分はなにであるか?なにで、ありたいのか?」と問います(伏線)。 
 まぁ、ネタバレに触れちゃったので、
バラすけど、久美子は、音楽教師になります。 
でも、まったく違和感ないし、素敵な話です。
そして、黒江真由の登場。
 黒江 真由  「わたし、合 奏が好き」
 黄前久美子  「わたし、北宇治が好き」
(高坂 麗奈  「わたし、滝先生が好き」)
(視 聴 者   「わたし、ギスギスが好き」)
 真由(と麗奈)がからんでギスギスする今後の展開は、楽しみしかない。。。

第2話
 久美子部長は想像する。全国大会での最初の音は何か?
 アンサンブルで全国大会にいったクラリネットと。幹部三人の意見で、自由曲の選曲は一致した。
 暗かった背景が、一気に夕陽で明るくなっていくそのときの演出は、感激。

第3話
 一年生編のときには、厳しい指導は顧問の先生が直接していた。しかし、三年生編の今は、顧問の先生は指導を三年生にほぼ任せている。厳しい口調は先生も麗奈も同じなんです。一年のクラリネットエースは初心者の気持ちに心を痛めた。久美子部長はしっかりと気持ちを受け止める。
 背景や細やかな演出がそれぞれに、意味がありとても見応えのある回だった。真由の「たかが部活」の伏線もさらにはられた。
 
 今季いちばんの作品との判断に至った重要な序盤。作画はさらに魅力を増しており、京アニ最高峰。

第4話
 サンフェスの演奏丸ごとカットなのに神回!!!
細やかな演出がピカいちで、求くんのエピソードともからまって、感涙。
 久美子部長の成長著しく、あずさちゃん登場にもひけをとらない。また、麗奈の一年へのフォローもあり、もやもやもすっきり。この回も、光(タクシーのライト)の演出見応えあり。
 また、久美子の姉へのLINEや部屋の窓の開閉などの語らないストーリーがかなり魅力。 
 エンディングの演奏曲には思わず感動した。

第5話
 次回オーディション編に向けてのいわゆるため回。しかし、随所に細やかな演出・伏線が散りばめられ、とても楽しめた。トランペットとユーフォニアムのソリ(ダブル楽器ソロ)を久美子か真由なのか?麗奈はもちろん久美子希望だけど。。
 麗奈と久美子の関係は女性原作者ならではの繊細な描写。また、久美子の進路についての父親の反応もほっこり。
 3期はとにかく久美子の前に現れるキャラの登場が突然過ぎで、久美子と同じように思わずどっきりして、共感してしまう。

第6話 
 原作ネタバレに触れてしまったことに後悔。原作ではソリが真由と麗奈、奏が落選(←これ関西大会→)チューバが一人増える(さつき復帰)だったみたい。
 府大会では順当に久美子、真由、奏。そして葉月ちゃんがついに吹けるように(ツイッターでトレンド入り)。チューバは音量重視で1年抜擢。クラリネットはアニメでは省略。
 真由は、久美子に近づきたいのにかわされてしまう。女の子版秀一みたい。府大会ソリは決定ですが……。不穏な感じ。今回はやや駆け足ぎみのテンポでしたが、楽しめました。
(原作ネタバレみないほうが良かったと後悔)

第7話
 前半走り気味(サンフェス演奏や府大会演奏と金受賞、修学旅行カットなど)を補うべく後半への序章。いよいよ真由を中心にした不穏の始まりの予感。久美子が真由を苦手にするのは自身の投影だから。真由と久美子が、瞳のなかで互いを映しだす演出はドキドキだった。真由は実力をだすと言ったとき麗奈が反応したのは、すごい伏線。。
 どのような感じで関西大会のオーディションがあるのか、ネタバレ分かってても、どぎまぎしてしまう。先輩たちがOPや本編でてくるのも伏線。奏の生意気な雰囲気も。今後は、じっくり描くと思います。真由は過去だけでなく現在の久美子も映している。安全地帯から眺めるだけではなく、本音をぶちまけなければ相手は本気にはならない。真由もそのことに気づいている。裏ボスとか闇とかではない人間性の真価生き方そのものが問われているのです。
 久美子はソリを落ち、奏はメンバーからはずれます。チューバは一人増えます。北宇治吹奏楽全体のために。でも、それ納得できる?真由も奏も久美子も麗奈も部員も誰しもが混乱します。これは次回を観るしかない。明確な基準のない楽器や吹奏楽。これって社会にでてもありますよね。  
 次回が待ち遠しい。いつもは、まとめて一気に観ているので、久しぶりの感覚です。

第8話 
 アニメ本編として観ると、やはりドギマギした。「上手い人が吹くべきだ」が、いつのまにか「滝先生が選んだ人が吹く」に変わっている。1、2年生は滝先生を3年生ほどは、絶対的な信頼を置いてない。府大会オーディションでは、久美子ですら滝先生に一抹の不安を抱えていた。滝先生の発表に動揺していたのは、むしろ1、2年生だった。1、2年生は、滝先生よりも久美子部長を信頼しているのではないのか。その部長がソリを落ちた。また、奏落選の理由もさつきのときと同じく言わない。
 次回、部内に動揺が走るのは必至。久美子は、おのれ自身と部内の動揺をまとめなければならない。
 今回も、細やかな演出に感動した。冒頭、バスの場面ではフロントガラスに運転手の姿を映している。数秒もないカットで……。走り気味だったストーリー展開も本題に入ってきた。関西大会をうまく乗り切れるのか?どうなるのか?3期はOGがOPにも本編にも出てくる。これは、単なる懐古ではない重要な伏線。
 「知らないことのほうが良いこともある」の言葉は胸に刺さった。

第9話  
 滝先生との向き合い方が本題。指導者に徹底盲従する麗奈。ブレを感じる他の部員。
真由は強豪校ですでに全国金受賞の経験があるのか(どうか分からないが)、合奏を楽しみたいという音楽の本来のあり方から、ソリは譲ろうとする(なんなら府大会はオーディションまで辞退しようと)。
 久美子は、部の不穏な雰囲気に戸惑う。指導者盲従が正しいのか?音を楽しんでいるのか(滝先生も)?久美子と麗奈は決別しちゃう。
 感想としては、滝先生は言葉が足りなさすぎる!!! 部員が音楽をしてないことが分かっていないのでは?次回、久美子は滝に尋ねる。しかし解決はしないだろう。関西大会は大丈夫なのかな?麗奈とはどうなるのだろう?
 次回も観たい。最後の最後(全国の演奏)ははしょらないことを期待(とくにクラリネットの出だしとソリ)。真由には、つばめがいて良かった。真由にはまったく悪気がない。関西大会では引っかかるものがあっても、最後の全国大会演奏は最高に楽しみ最高の合奏をするだろう。
 また、奏が部全体を把握し、久美子をフォローしていたのも印象的。秀一の不機嫌はいらなかった(と思う)。 
 今回も小さな印象に残る演出が随所にあった。階段で真由に呼び止められたあと(の久美子の返事は恐ろしかったマジで)、久美子が足早に部屋に帰るときの天井の描写など。

第10話
 濃密な回だった。原作を前提にしないと理解が追いつかないかもしれない。また、原作からの改変もある。アニメとして、とても楽しく、もやもやがなくなった爽快感。前半までは、これまでの部内のギスギス感が頂点に達した。アニメは観て楽しむものであるはずが、苦しくなっていた。 
 久美子の悩みは、部長として当然のもの。麗奈みたいには割り切れない。だから先輩たちは、久美子を部長にした。顧問の滝先生は、音楽の指導をしているのであって、部員たちのまとめ役ではない。そして滝先生自身が方向性に迷っている。ソリを変えたのも迷いの表れ。香織先輩とあすか先輩の言葉は正しい。あすかはいう、後輩久美子が思いのたけを振り絞ったときの言葉が正論ではなくても心に「響いた」と。大人びた先輩たちの言葉は重い。
 ラストの久美子の言葉は、感動的だった。麗奈が頭を下げたのも象徴的。真由も迷いはなかった。演奏は、全国大会までのお楽しみ(かも)。でも不満はない。

第11話
 関西大会金受賞と全国大会出場を北宇治は決めた。久美子部長の演説は部員たちに大きく「響き」ました。しかし、全国大会の前にもオーディションはあります。関西大会での麗奈と真由のソリは良かったとの部員の評価。府大会ではなかったもの。今後の焦点は、久美子の進路と久美子がソリとなれるかの二点。
 みぞれ先輩の大学での演奏会があり、久美子は化粧(麻美子姉の手ほどきで、可愛かった)して出席。みぞれ先輩から、久美子の音大進学は想像できないと言われます。それは、久美子の本心そのものでした。
 真由は、またも久美子にソリを譲ると言います。そのときは、「久美子「さん」の本心?」と、さん付けで(さんに聴こえた。2回目はちゃん)。奏は、それって真由が譲りたいのではなく、久美子が真由にソリを譲ってほしいのでは?と言います。真由は自分を出さずに寄り添っていく演奏スタイル。久美子が自我を主張できるかどうかが分かれ目な気がします。
 次回は、真由と久美子の本心がぶつかる回となるでしょう。真由がどんな気持ちなのかその人となりは、原作では深堀りされていない。次回は、真由に焦点があたり、アニメならではの話となるでしょう。響け!は、アニメと原作が相互に高めあっている作品です。楽しみしかない。

 
 
                

投稿 : 2024/11/28
閲覧 : 637
サンキュー:

21

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

12話の原作改変が賛否両論となったが

今回のTVシリーズ3期目は久美子3年生編になるのと共に
この3期目で本作は完結を迎える事になりますが、
やはり3期まで追い掛けたシリーズだけあって
こうして完結まで観られる所は何とも感慨深い物が有りますが、
ただ今回の3期においてストーリー展開的に最も賛否となったのは
久美子VS真由の12話におけるオーディション勝負の行方で
しかも、これが真由勝利という原作とは結果を変える改変を行った事で
12話の放送終了後は視聴者の間で大きな波紋を起こす事になってしまいましたが。

ちなみに個人的には原作未読だったけど、でも最後は普通に久美子が逆転勝利するのかなって思ってたので
だから真由が勝った瞬間は予想外にして相当なサプライズであったとは思うけど、
でも冷静に考えると主人公補正を除くと久美子が真由に勝てるイメージってイマイチ薄い気もしたので
そういう点では真由が勝つ展開自体はそんなに不自然な感じはないけど
とは言え視聴者的には久美子の方に感情移入してたと言いますか
久美子と麗奈で一緒に全国でソリを吹くというのが王道的な纏め方かつ望まれた展開だっただろうから
その点で言えば主人公である久美子が落選したのは結構ショックな出来事だったかなと。

まあ12話の展開に付いては色々と思う所はありますが、
ただ、このシリーズって元々かなりシビアな面を強調してる所が多かったので
だから久美子が落選という結果に付いては案外と本作らしい感じはするというか
こういった苦い結末もまた青春の一幕なのではと思わされたりもしながら
それ故にオーディション後の12話でラストで見られた久美子と麗奈のやり取りに
視聴者側としては深々と感情移入させられる物が有ったかなと思います。
特に久美子も麗奈も全国で金賞を取る為の正しさを突き進んだ結果として
麗奈としては例え久美子を落選させて後悔を生む事になろうとも自分の音楽に対して嘘だけは絶対に吐けないし、
また久美子としてもソリ落選という悔しい結末を味わう事になろうとも
それでも部長として部全体の士気を上げて最後まで責務を全うした姿は本当に素晴らしく
この辺りにおける久美子と麗奈の誇らしい姿は視聴者側から見て心打たれる物が有りました。

改めて今回の3期に付いては12話の展開が大きな賛否を呼びながら
特に原作を大幅改変した所に付いては本当に良かったのかどうか色々と考えさせられるが、
ただ個人的には原作未読の立場で初見で感じたそのままの感情を申せば素直に凄い展開を見せられたと思ったのと、
そして何よりも今回の3期目でストーリーの完結まで見せてもらえた所は本当に満足度が高かったので
やはり今回の3期目に関しても今までと同様に高く評価して良いかなと思いました。

【評価】

94点・2A級

投稿 : 2024/11/23
閲覧 : 101
サンキュー:

3

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

100点!!(120点を取れる作品だと思っていた)

視聴完了
全13話

ジャンル
熱血部活系(吹奏楽部)

タイトル由来
主人公の楽器がユーフォ

設定
現代日本高校生
1期
1年生
2期
2年生

目標が全国大会金賞で、2期までに達成できていない。

ストーリー展開
主人公である黄前久美子が3年になり、部長になり、2年生や新入生と全国大会金賞を目指す話。ユーフォパートは久美子と2年生で盤石で超実力派の1年生が出てこない限り安定の展開だろう。
とおもいきやそれに加えて転校生であるまゆが台風の目になる。
3年目としての部活自体は、昨年までももちろん努力はしているが金賞は取れておらず、何かを変える必要がある、と考えた久美子達は大会ごとのオーディションを導入する。(2期までもオーディションは行われていたが、大会前に決めたものが最後まで固定だった。)
それに加えて転校により入部した3年生のまゆは実力校のユーフォで、久美子と同じくらいかそれ以上の実力の持ち主だった。
そんな状態で絡み合う全国金賞の目標、久美子とれいなの約束、指導者であるたき先生とそれ受ける部員たちのすれ違い、オーディションによるメンバー決めとソロ決め、久美子の進路、など様々な問題が絡み合いながらも、久美子は前に進んでいく。

結果関西大会からソロはまゆとなり、れいなとの約束は叶わなかったが、全国大会はゴールド 金賞。
数年後、北宇治吹奏楽部の副顧問として立つ久美子の姿で幕を閉じる。
感想
総評10.点
良かった点
ストーリー展開、絵
悪かった点
話数
レビュー
まず、最高だった。
絵ももちろん素晴らしく、所々に入る合奏シーンも素晴らしいのだが、一番はやはりストーリー。
様々な問題を上手く絡ませながら進んでいくストーリーと、いざという時の伏線回収は感動的。特にまゆと久美子のソロオーディションの際にれいなの、約束を破ったら、という回想シーンが出てきて、れいなと久美子は全国の舞台で一緒にソロをやる、という約束をしたにもかかわらず、全国大会金賞の約束を選び、れいなが後から後悔するシーンがやばい。
また2期の時点で、先輩が卒業し磐石の体制となったユーフォパートでどのような展開になるのかと期待していたが、想像を超えてきた。

一方で、1期・2期の時には感じず、今期感じたのは物足りなさ、というよりも多分尺の短さ。
これまでと同様に1クール13話構成なのだが、3年生から夏の大会までに起きている出来事が多すぎて、久美子を中心とした問題絡みだけになっている。これはこれで良いのだが、まゆの話やみどりともとむくんの話、仲良し3人組の日常など見たいシーンはたくさんあった。
また、一番気になったのはれいなとのラスト。言葉による回想ではなくて、北宇治恒例の助っ人合宿にれいなが来るなど、絵でまだ繋がっていることを見せて欲しかった。

投稿 : 2024/11/21
閲覧 : 56
サンキュー:

5

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 原作は未読。
 黄前 久美子とその同学年組も最上級生の3年生に。
 久美子が部長に、塚本 秀一が副部長、高坂 麗奈がドラムメジャーとそれぞれ役職に
就いたこともあり、これまではプレイヤーとしての苦労が主だったのに、本作では部員を
引っ張る立場としての苦労も。
 これに関しては滝 昇という顧問がいるため、中間管理職的な大変さを感じる。

 本作で部内の問題の要因となっていたのは、大会ごとにオーデイションを行う方式への変更、
黒江 真由の転入、滝に対する部員の信頼度の低下が考えられる。
 滝に関しては本作での行動を見るにつけ、そもそも演奏自体への指導はともかく、人の心を
汲み取って指導したり、組織をまとめたりする部分はそれほどでもないのかも、という気が。
 これまでは滝自体の実績が指導者としても凄いものに映っていたり、滝赴任前の北宇治高校
吹奏楽部のレベル自体が低かったために逆に伸びしろがあったためにそれが凄い指導力に
見えたというのもあったのかも。

 この滝への信頼度を巡っては久美子と麗奈が対立する展開も。まあ最終的には
仲直りすることはできたが。
 ただこれまでは百合的描写をするような本当の仲の良さを見せてくれた久美子と麗奈だが、
本作における仲の修復は表面的なもので、逆に二人の決別を描いているように見えた。
 これは久美子が音大に進学しなかった理由の一つでもありそう。
 今後も会うことがあれば、食事をしたり、お茶したりすることはあっても、もう以前のような
精神的にも繋がっているような関係には戻れないように思える。

 ストーリーの方は、北宇治高校吹奏楽部自体は全国大会で金賞受賞というめでたしめでたしの
結果だが、久美子の方は最終オーディションでもソリストになることができず。
 実はこのオーディション結果が原作とアニメである本作とは異なるそうで、いわゆる
原作改変というやつ。
 本作発表時はまだ「セクシー田中さん」の問題の記憶が新しいところで、そういう意味では
なかなかデリケートな問題という感も。
 本作に関しては原作者了承済みということらしいが、こういうのは原作者が積極的に改変に
賛成している場合もあれば、大人の事情で不承不承という場合もあり、事情を知らない身と
しては肯否自体は言わない。
 結末の形としては久美子というヒロインを主軸にして、彼女の努力が報われカタルシスが
得られる作品にするなら原作の形の方が良いだろうし、吹奏楽部全体に軸足を置いて、1期の
序盤で決めた実力主義が最後までぶれなかったという点を強調したいなら本作の形の方が
良さそう。

 作画は相変わらずきれいだが、これまでに較べると売りの一つである演奏シーンが
少なくなったようで、クライマックスである全国大会に絞ったような感じ。
 これは演出的なものなのか、例の事件の余波でまだ人的資源が足りない状況なのかは
分からないけど。

2024/10/15

投稿 : 2024/10/15
閲覧 : 59
サンキュー:

3

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

駆け抜けた3年間 黄前久美子の物語

ついに始まりました。3年生編。
原作は買うだけ買って封印中。
(アニメ終わったら読みます)
前のめりで視聴開始。

【作品概要】
響けユーフォ⇒響けユーフォ2
⇒誓いのフィナーレ・リズと青い鳥
  ⇒アンサンブル
の続きです。

高校1年で弱小だった北宇治高校吹奏楽部に入部した久美子も
いよいよ最高学年で最後のコンクールに挑みます。

ああ、これでようやく原作を読める。

【作品に対する感想】
想定以上の物語でした。
最後まで描き切ってくれた制作陣にはただただ感謝ですね。

3期内容濃すぎて、以下むっちゃ長過ぎでごめんなさい。
(これでもだいぶ削りました)

多分原作から削ったところもたくさんあるんでしょう。
欲を言えば2クールでじっくり描いてほしかったかな…。

1)物語
 これまでのユーフォ作品群と2点大きな違いがあったと思います。
 ➀吹奏楽との距離
  これまでは久美子が近視眼的に吹奏楽に向き合う中で、
  それにまつわる問題と戦ってきたと思います。
  麻美子の話はちょっと例外ですが、
  吹奏楽に強くフォーカスしてたと思います。

  今作は黄前久美子の人生の一ページ…
  少し俯瞰視点から…そういう描き方だったように思えます。
  部活で燃え尽きずに、ちゃんと次につなげていく。

  人生70年とすれば、3年間は5%未満。
  人生の1ページに過ぎないんですよね。
  ただ、とてつもなく大きな付箋が貼ってある1ページですけど。

  高校3年生って、人生の大きな転換点でもあるんですよね。
  吹奏楽で全国金ということだけ追っかけてればいいわけでもなく
  ちゃんと自分の将来を考えないといけないわけで。

  というわけで、これまでの作品群と比べ、
  少しピントがぼけたかなって感じた人もいるかもしれません。

 ➁{netabare}奏者として脅かされる久美子
  様々な問題に首を突っ込んできた久美子ですが、
  これまで一度も奏者として脅かされることはなかったと思います。
  そこに降って湧いた黒江真由。
  アンコン編で「蓋をした」のに、開いてしまいました。

  作品中初めて「自分をかけた戦い」に身を置くことになりました。
{/netabare}
2)作画
 微妙な心情描写が凄いです。
 久美子・真由は特に。

 そしてOG軍団可愛すぎ、かつ美しすぎです。特に香織。 

3)声優
 ともよさんの演技が今作も光ってました。
 12話の演説もそうなんですが、
 各話の「そして次の曲が始まるのです」の困惑と不安、
 合宿でのイライラ・怒りを押し殺した演技が良かったと思います。

4)音楽
 ➀ツボ
  開始早々「ディスコキッド」。
  こんなの歓びでトリップするしかありません。
  アンコン時のOMENS OF LOVEといい、
  制作陣はどんだけツボを押さえてるんでしょうか!
  「ディスコ!」は入れてほしかったですけど(^^;

 ➁コンクール曲
  尺の都合か、課題曲がフルで聞けなかったのは残念です。

  一方で自由曲の「一年の詩」
  私はは重厚な曲が好きなので、ちょっと響きませんでした。
  三日月の舞、リズと青い鳥の方が好みです。

  あと走馬灯演出が胸に来すぎて、音楽が頭に入ってこない…
  orz

  個人の技量が響きそうな曲だと思ったので、
  特待生がいる私立校向けの曲かなとは思いました。

 ➂Soliのオーディション
  Tp.を支えるような真由。
  Tp.と対話するような久美子。
  久美子のSoliは、1期の大吉山でのデュエット
  「愛を見つけた場所」を彷彿させますね。

  あとで気付いたのですが、
  真由の譜面には「支える」という書き込みがいっぱいです。
  久美子の譜面には「麗奈と息を合わせる」と書かれてます。
  両者の演奏へのアプローチが違うことが分かりますね。

5)キャラ
 ➀黄前久美子
  1期と比べると言動・風貌 共に大人っぽくなり
  魅力が凄く増しています。
  ぐいぐい引っ張るリーダーシップがあるわけじゃないけど
  そっと背中を押せるタイプ。

  久美子の悩み・迷いは、仕事でも組織でも、
  人を纏める立場にに立ったことがあるなら
  きっと誰もが思い悩んだことだと思います。
  すごく共感できるんですよね。

 ➁高坂麗奈
  正論爆弾で、人の上に立つには
  「ちょっとどうか」という言動が目立ちました。
  切り捨てるばかりじゃ、
  「そして誰もいなくなった」になると思います。
  久美子がいなかったら、部がバラバラになって
  終わってたように思えます。
  1プレイヤーならあれでもいいんですけど、
  幹部で部を纏める側の人間なので、
  もうちょい言動はコントロールすべきだと思います。 

  人間関係は久美子や秀一がどうにかしてくれると信頼して、
  あの言動だった可能性もありますが。

  あと自分の言いたいこと言ったらキレて立ち去るの
  ホントだめだと思います。
  建設的な話ができないんですよね。 
 
 ➂塚本秀一
  これまでは影が薄かった彼が、麗奈と真っ向から
  ぶつかる場面もあり、成長を感じることができました。
  (求に気を遣わせてるのは流石にやりすぎですけど)
  恐らくアニメの裏で色々動いてたんでしょうけど
  そういうのも見てみたかったですね。

 ➃黒江真由
  最後の方まで何を考えてるか読みづらい娘でした。
  {netabare}
  この娘「ほとんどのことはどっちでもいい」は
  過去の後悔、自責の念からなんでしょうね。
  ですが「真由の根底にある絶対譲れないもの」を見抜かれ、
  彼女の言動は実はすごくシンプルだったことが分かります。 
  この娘はどうでもいいことには器用で、
  本当に必要なことに不器用なんでしょうね。
  {/netabare}
 ➄久石奏
  彼女なりのやり方で久美子の力になれるように行動してますね。
  やはり一度信頼すると裏切らないタイプのようですね。
  {netabare}
  ただ奏の洞察力をもってしても真由の本心までは見抜けず、
  パート内のギスギスを助長させてしまったのは
  ちょっと残念でした。
  久美子を好き過ぎて盲目的になっていたのかもしれません。
  
  そして窓開けは力技(^^;…{/netabare}

 ➅釜屋つばめ
  この娘、物事を色眼鏡で見ずに
  フラットな視点から見ることができるんでしょうね。
  好感が持てます。

 ⑦滝昇
  合理性が高い半面、人付き合いは苦手なんでしょうね。
  久美子たちとの出会いは、滝にとっても大きな財産になったと
  思います。
  
6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀1年生退部の危機
  義井沙里、責任感ゆえ独りで頑張ってたんですね。
  麗奈、初心者たちどっちの言い分もわかるから
  余計に板挟みになる。
  何が正しいのか迷う。
  更にドツボにハマる…。の悪循環。
  久美子は具体的な解決策を示したわけじゃないですが、
  力ある人から肯定されたことで迷いが払拭されたんですね。
  サリーもこういう経験を積み重ねて、人の上に立てる
  人財になっていくんでしょう。
 
 ➁月永求の根幹
  緑の「信用されてなかった」は結構重いです。
  個人の事情にどこまで関与するかは結構迷いますよね。
  本人から話したならともかく…ね。
  個人的には求の問題だと思います。
  ・話さないなら、公の場で表に出すな
  ・分かってほしいなら自分からちゃんと話して説明しろ
  
  最終的には求はちゃんと自分で話して、
  解決を図ったので良しとします。
  緑には言葉じゃなく、音楽で伝えたんでしょうね。
  (個人的にはちゃんと言葉で伝えてほしいですけど)
  良い師弟です。

 ➂久美子 麗奈と決裂
  久美子によく言ったと言いたいです。

  もともと久美子は玉虫色の調整で力を発揮するタイプ。
  麗奈のように優先順位をはっきりさせて驀進するタイプじゃない。
  だからこそよく言ったといいたいです。
  
  そもそもあれだけたくさんの集団の中で、
  誰もが納得する正解なんて見つかることが奇跡。
  だから揉める。
  90:10なんてわかりやすい判断ならともかく、
  51:49を決断していくのが組織のトップ。
  
  たとえ麗奈と決裂したとしても、
  久美子は自分の決断をし、それを正解と信じて
  進まなければならない。
  
  仏の塚本も珍しく感情的になってたし、
  この物語のリアリティ、好きでした。

  胃は痛いですけど。

 ➃わがまま
  周囲のことや全体のことを考えて行動してると
  そもそも根本的に自分は何をしたかったのか
  飛ぶことが多々ありますよね。
  久美子の場合特にそうなんでしょう。
  
  あすかの言葉はちょっと端的過ぎる気もしますが、
 (2期で自分のことを私利私欲って言ってたくらいですし)
  久美子の本当に望むことがはっきりしました。
  
  久美子の演説。
  そういえばあすかも関西前に演説してましたね。
  理屈よりも心にズンとくる言葉。 
  あすかを動かしたように、部員にも伝わったようですね。
  真由を除いて。
  
 ➄全国オーディション
  これほんと予想外でした。
  久美子が盛り返して、全国で麗奈とSoliやって、
  大団円を予想してました。

  衝撃を受けた、私的神シーンでした。
  この12話を見て、1)➀久美子の人生の1ページを描きたいと
  考えているのかなって思うに至りました。
  
  久美子と真由の力と力、
  ズレたエゴとエゴ、ズレた想いと想いのぶつかり合い。

  公正な判断のため、久美子と真由の姿を隠してのオーディション。
  ・・・
  でもね、ある程度の実力者だったら音でわかっちゃうと思います。
  なんとなく久美子っぽい音…。
  なんとなく真由っぽい音…。
  麗奈は当然として、近しい秀一や奏、緑、美玲なんかは特にね。

 ・理想の人⇒正しい人
  麗奈は個人の望み(久美子と吹きたい)よりも
  正しさ(上手い)を優先し真由を選びました。
  迷いが無いかと言われれば、恐らく嘘になると思います。
  下を向いた数瞬は、逡巡だと思います。
  でも麗奈は1年の時の久美子との誓いを優先しました。
  彼女の信念を貫いたのは見事でした。

  久美子も個人の望み(麗奈と吹きたい)が敗れた直後、
  麗奈との誓いと正しさを貫き、
  「これが北宇治のベストメンバー」と言い切り
  部を一丸にする部長の責務を果たしました。

  関西大会の時、真由に久美子の演説が届かなかったのは
  「久美子が本心を言っていない」と思っていたからでしょう。
  しかし今回は事前に久美子が麗奈との誓いの話をしたことで、
  「個人の願いよりも大切にしていることがある」と
  納得したんでしょう。
  だから今回の演説では涙が出たんでしょう。

 ・努力が報われるとは限らない 努力しなければ絶対に叶わない
  これを最後に持ってくるとは思ってなかったです。
  やっぱり特別になれるのは一握り。
  この悔しさを糧に生きていくんですよ。
  この3年間で久美子が得たものは
  ユーフォの技術だけじゃなかったはずです。
  それはきっと必死でやってきたから得られたもののはずです。
  決して無駄ではないはずです。

 ・奏
  自己防衛が最優先だった奏が、
  久美子のためにあれだけ涙を流せるように…。
  大事に思える存在が出来た奏、ほんの少し報われた久美子。
  
  こんなの泣くなと言われても無理です。

 ➃全国大会
  真由が写った写真を送ってるんよ…。
  そして、どうでも良かったはずの金賞で泣いてるんよ…。
  真由も歩き始めてるって、安心しました。

 ➄黄前副顧問
  きっと部長をやった経験が活きるはずです。
  そしてあのヘアピンが久美子のもとにあるってことは、
  数年後には本当に夫妻になってるって妄想してみたり。

{/netabare}

7)ん?
{netabare}
 ➀釜屋すずめのコンクールメンバー入り
  低音に厚みが欲しい…はすごく解ります。

  ですが、県大会前にピッチが合わないと言ってるレベルで
  バンドのプラスになるだけの力量があるとは思えません。
  いくら才能があっても、練習量が多くても
  さすがに覆せるものではないように思えます。
  ピッチが合わない大音量って、邪魔でしかないように
  感じるのですが…。

 ➁滝への確認の是非
  人間、納得してないときと納得してるときで
  パフォーマンスに大きな差異が出ると思います。
  ならば、疑問を持つなら即座に解消すべきだと思います。
  疑問を持つこと自体が間違いという麗奈の考え方は
  とてもじゃないけど私は賛同できません。
  久美子が滝に確認したうえで納得できたなら、
  その納得を以って部を纏めることができたでしょう。
  妄信的に飲み込めというのは人を人と扱ってないように思えます。

 ➂係員に止められたなかよし川
  吹奏楽やってたんやから演奏中入れんの知っとるやろ!
  あと愛する後輩の最後の舞台に遅れた理由が飲み物って…orz

{/netabare}

8)余談
 ➀立華高校吹奏楽部
  サンフェス前の描写の力の入れよう、すごかったですね。
  これは「立華高校マーチングバンドへようこそ」を
  やるって勘ぐっていいんでしょうか?
  期待しますよ?
  いいんですね?
  わくわく♪
  (作画班死にそうですが)
 
  以前からときどき登場した佐々木梓だけでなく
  あみか、花音、美音、太一、志保
  と思われるキャラもいましたね。
 
  北宇治よりかなり体育会系ということは伝わったと思います。

 ➁特別と凡人
  特別(天才)と凡人が同じ土俵で戦ったら
  一局特化の天才が絶対に勝つでしょう。

  だからこそ凡人にも出来ることがあると思います。
  もし世界の人すべてがビルゲイツやアインシュタインだったら、
  もし北宇治が麗奈とみぞれだけで構成されていたら、
  すごくカオスな世界になる気がします。
  というか、集団として維持できない気がします。
  
  皆それぞれ出来ること、役割があるんだと思います。


9)原作を読んで
 ➀決意の最終楽章(2024/10/14追記)
  物語の展開の違いは触れないでおきます。
  リアリティという面では多分原作の方がリアルだと思います。
  吹奏楽部員というだけでなく3年生という思考・行動の色が
  強い印象でした。
  逆に言うと、アニメの方はその原作を素材にして
  最大限にドラマティックに、心を揺さぶる作品に
  仕上げてきたんだなと感じました。

  尺がなかったとはいえ、
  全国大会の最後のシーン、カットしないでほしかったかな。
  これも青春の1ページだと思いますので。2828

 ➁みんなの話()

投稿 : 2024/10/14
閲覧 : 136
サンキュー:

33

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pH さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最終回がなー、、、

最初に申し上げると、大変素晴らしかったです。
さすが京アニ!
3クールと映画1本にわたり、伝説級神アニメをありがとうございました!
もう京アニの中でもトップクラスに好きですよね。響けユーフォニアム。

結局真由に負けるという展開、あれも痺れました。良いと思います。

ただ、最後のオチ、どうですかあれ。

久美子、副顧問になるのかぁーーー!

いや、そうですか、、
うわちょっと解釈違ったなーー

音楽とは全く別の、普通のOLとかでいいのに。けいおん!のように、高校3年間の思い出は思い出として、置き去って欲しかった。
裕子先輩やあすか先輩のように、新たな人生のステップへ羽ばたいて欲しかった。
北宇治高校から出ていかないんかい。

投稿 : 2024/10/12
閲覧 : 138
サンキュー:

8

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エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

きたうじホワイト~↑

『響け! ユーフォニアム』(ひびけ ユーフォニアム、Sound! Euphonium)は、武田綾乃による日本の小説シリーズ。宝島社(宝島社文庫)より2013年12月から刊行されている。
2024年4月から6月にかけては第3期『響け!ユーフォニアム3』がNHK Eテレにて放送された。「久美子3年生編」が描かれる(wikipedia)

一期が2015年4月、二期が2016年10月からということを考えると(その間に5つの劇場版うち一つは番外編的なものを挟んでるとはいえ)長くインターバルを開けての三期ということになりました。

それだけの間が空いたとはいえ相変わらずの高水準クオリティ。作画は言わずもがなシナリオ面としても前作同様主人公黄前 久美子(おうまえ くみこ)を中心とした京都府立北宇治高校吹奏楽部員たちの群像劇が繰り広げられました。本作ユーフォニアムの肝はこの人間ドラマにあると思いますのでそういう意味では視聴者の求めるものに充分応えたものと思います。

ただあまりにも尺が短すぎたのが最大のネック。久美子が二年の時は劇場版だったので1クールよりも短い筈なのですが、あれはあれで要点を詰め込んでいたので悪くなかったように思えました(全国大会に出場できなかったことも劇場版として綺麗にまとめ上げられた要因の一つかもしれません)。一方本作は肝心な勝負所を端折るケースが多く消化不良気味だと感じました。いやそこカットするぐらいなら余分な部員のドラマ端折れよとすら思ってしまうくらいには。

吹奏楽部という性質からなのか他のスポ根部活ものと違い彼女達には対外的なライバルがいません。実際にはいるのでしょうが対戦するようなことはなくあくまでライバルは部員同士ということになっています。なので作品としてはオーディションを勝ち抜いた時点で大会のパスも決まってるようなものになってしまっており所謂「試合」になっていないのです。何というか強豪校のレギュラーに選ばれれば地方大会ぐらい通過して当然くらいの感覚っぽいんですよね。実際スポ根部活ものも一年時には地区大会を熱心に描写するのに以降はダイジェスト的なことって結構あるので、制作陣としても今更全国以外を描いてもしょうがないくらいな思いがあったのかもしれません。

そのオーディションに関しては、三度やるといった時点で久美子は一回落ちて3度目で返り咲くのが既定路線だと思ってましたので、あの展開は予想外ではありました。というかまあ、この前提で外しをやるならあれしかないのかなと。ただ将来的に久美子を顧問とするのなら全国大会を銀にしてそのリベンジのための教師としても良かったのかなと思わなくもありません。ただこれだと進路決めの時系列が逆になりますし、そんな理由で教師を志して良いのかとも思いますのでやっぱりあの展開が最善だったのかなあと。ただ他の方のレビュー等を見て知ったのですが原作ではちゃんと久美子がソロやってるんですね。ここをあえて変えたということは1クールの中に収められる起伏が原作の方になかったということなのでしょう。人間ドラマが受けた以上この辺の改変は仕方のないことなのかもしれません、このご時世によくやったなと思わなくもないですが。ただ本作はぶっちゃけアニメでブレイクした作品だから批判が少ないだけで、逆であればすごく色々言われただろうなという気はしますw(余談ですが、顧問の松本 美知恵(まつもと みちえ)先生と校長先生は据え置きでしたね。北宇治は公立なので何年も異動がないのは本来おかしいんですけどねw教諭に関しては稀にあるようですが校長が変わらないのはありえなさそうw)

あにこれでも現状期間どころか年間1位を取っているため改変を含めて全体的に高評価だったようです。自分もエンタメとしては楽しめましたが、皆様のように感動からの綺麗な涙を流すようなことはあんまりなく、どっちかというと根性の悪い見方をしていました。まあこれはいつものことではあるのですがw

まずレビュータイトルでも少々皮肉りましたが(北宇治ファイト~↑にかけましたw)北宇治、正確には久美子が在籍中の北宇治吹奏楽部だけがやたらとホワイトな部活環境なんですよねw当期はどちらかというと久美子の部長という一種の中間管理職としての苦悩の側面を描いていたと思うのですが、周りの部員の反発の仕方が可愛らしいレベルでしかないため良くも悪くもストレスなく見ることが出来ました。逆に北宇治外では何やら部員たちからのやっかみから病気になって死に至る人までいたりとギャップが酷いんですよね。もともと久美子が中学の時もなんやかんやありましたし、久美子が入部する前の北宇治でも吹奏楽では陰湿な行為が跋扈していたのに、彼女が来てからはさわやか青春ものとして通用するレベルのものに収まっているんです。まあそりゃそんなジメジメしたの描いてもしょうがないだろと言われればその通りなんですが、彼女達が美しい青春を謳歌できたのは一にも二にも部員に恵まれたからだと思います。もっとも描写外のところでどんなドロドロがあったかは存じませんがw

逆説的に、本来はもっとも久美子に近しいキャラである高坂 麗奈(こうさか れいな)の方がヘイトを集める構造となっていました。オーディションに対して部員内からの不満が集まった時も彼女は実力で選んだ結果だと顧問の滝 昇(たき のぼる)を強く擁護し、最終的には疑問を呈する久美子に対し「部長失格」とまで言い放ちます。まあ久美子はよく言い返さんかったと思います。大概の人なら「あんたの贔屓の引き倒し」的なことを言ってしまうでしょう。実際滝先生がシュッとした眼鏡イケメンじゃなくハゲ散らかしたバーコード中年でも同じ態度を取れたでしょうか?多分無理だと思いますwまあ実際のところ久美子もこの滝後妻がいざとなれば友情よりも男を選ぶタイプだとわかって良かったと思います。本来ならばこの時点で絶縁してもいいぐらいなのですが、更にこいつは久美子が音大に進まないと分かった時点で「綺麗な思い出のままでいたい」とか何とかほざいて別れを切り出します。ほんと徹頭徹尾自分のことしか頭にない奴です。久美子もこんな奴のどこが良いのでしょう。実力主義でブレないところが良いって言ってますが搾取するだけして後はポイッと捨てるタイプですよw実際あそこまで久美子に拘っていたくせにあっさり外様の黒江 真由(くろえ まゆ)の方を選びますし、彼女にとっては久美子も全国金をとるための道具に過ぎないわけです。麗奈は卒業後に世界に行くそうですが、まあそこでは滝センセなんかよりずっとすごい人が山ほどいるでしょうからさっさと乗り換える事請け合いです。正直久美子は麗奈なんかより別れてもずっと彼女の事を想ってくれている塚本 秀一(つかもと しゅういち)の方をもっと大事にすべきです。あんなに熟年感バリバリの塩対応してるのに好きでいてくれるなんて貴重ですよ。自分だったら振られた時点で真由ちゃんとかに乗り換えると思います。え?こいつはこいつで闇深い?いいんです、そんなことより美人で清楚で{netabare}おっぱい大きくて{/netabare}可憐で優しくて{netabare}おっぱい大きくて{/netabare}控えめな女の子なことが重要です。(大事な事だけ二度言いました)。

ですがまあ、この真由ちゃんも実にしつこい。一体何度久美子に八百長を打診したことか。おそらく制作陣が放送時には毎回一週間開くことを考慮して真由に何度も言わせて視聴者に強い印象を与えたかったんでしょうが、一気見した側からすればいくら何でもしつこ過ぎました。奏に「何度も何度も何度も……」と真由の行為を批判する発言をさせていましたが、あれは製作者側からのあえての演出だったんですよというエクスキューズだったんだと思います。後はひょっとしたら真由の闇みたいなものを強く訴えたかったとかそんなところでしょうか。ラストでは一緒に写真撮ったりしてたのでその辺のわだかまりみたいなのも解消したとみるべきなのでしょうが、それよりも部員紹介の中で「きつね」とかいう攻めた名前のモブ男子がいたことが気になってそんなことどうでもよくなってしまいました。

まあそんなこんなでユーフォニアムも基本的には本作で終わりということなのでしょう。原作の方はまだ続いているようですが。それにしてもこの作品を通じて勉強になったのは吹奏楽部って全国行ったら三年生すら11月近くまで拘束されるんですねwこれ酷くないですか?w推薦組は良いでしょうけど受験組にはたまったもんじゃないですねw

ところでアスカパイセンってあそこまで畜生キャラでしたっけかね?アドバイスが辛辣なのは百歩譲って良いとしても、久美子がまだいるのにシャワー浴びに行くとかwしかも最後の全国大会には観に来ませんでしたよね。ひょっとしたら原作では何らかの都合があって行かなかったのかなと思いましたがそもそも相当改変しているわけですから来させても良いところですよね?なのにあえての欠席にしたのは何故なのでしょうね。

投稿 : 2024/10/11
閲覧 : 70
サンキュー:

18

ネタバレ

くにちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黄前久美子先生の次回作にご期待ください!

単純にストーリーだけをみれば、「色々苦労もあったけど最終的には全国金賞を受賞できた。」と身も蓋もない感じになってしまうのですが…。

本当に黄前部長ご苦労様でした。
本当に一年間、まともな味方もなく、本音を言う相手もいなければ、当然愚痴ることもできず、ユーフォの演奏ではぽっと出の転校生に敗北し、本来味方となるべき副部長には足を引っ張られ、今一つ空気を読まない顧問に対する部員の不満を一身に受け止め、こんな中よくぞ折れずに部長職を完遂し全国金賞を受賞されました。

単純にストーリーを振り替えるだけだと何だか淡白な作品だったなと思ってしまったんですが、社会人でも中々味わえない黄前久美子先生の苦労の話だったと思うと、何だかとても感動でき、個人的にはとても身につまされる話でした。

そして、またこのような素晴らしい作品を作っていただいた京都アニメーションの皆様に感謝申し上げます。

投稿 : 2024/10/02
閲覧 : 124
サンキュー:

9

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ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

部長は辛いよ

入学してからようやく3年生。
部長として決意を新たに。

驚きなのが入部希望者が大量というところ。そこもしっかり描き分ける作画スタッフやキャラデザにも驚き。多すぎて誰が誰やら分からなくなること多々。

金賞を目指して厳しい練習に取り組むせいか部員同士でちょっとしたいざこざ。下級生のフォローや想いを聞いて奔走。上級生同士のけんかを諫めることも。
上手い転校生の真由ちゃんとの葛藤。
部長の辛さが1年生時のソロ問題と被ることも。実力主義でいく、オーディションを何度もするということでほうぼうから不満噴出。
奏ちゃんがしおらしくなって可愛い。
そして、進路決めることについても3年生の課題。麗奈ちゃんから音大勧められるけど、演奏見に行ってみぞれ先輩から想像できないと言われてやっぱりと心の中では決まっていたんやろな。
違う道に進むなら高校最後に麗奈と久美子の関係終わらせるみたいな話あったけど、そこまではしなくていいよね。自然消滅するなら仕方ないし、継続できるかもしれないし。でも、アメリカ行くなら…。

{netabare}ユーフォ2人に減らしてからのソロパート決選投票は本当に痺れた。麗奈は音をしっかり分かったうえで忖度なく、実力のみで真由ちゃんにする辛い決断。麗奈と久美子が二人で泣くシーンは印象的。
そして、手にした金賞と最後、教師となって母校に戻って来るまで本当素晴らしい流れだったなあ。{/netabare}

OP
ReCoda TRUE
ED
音色の彼方 北宇治カルテット


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ユーフォ、いよいよ“3年生編”へ――!2015年のTVアニメ放送開始から高校吹奏楽部の青春を描いてきた『響け!ユーフォニアム』シリーズ。 待望のTVシリーズ第3期が2024年4月より放送決定!総勢90名を超える北宇治高校吹奏楽部。 部長に就任した黄前久美子は、悲願の全国大会金賞に向けて、高校生活最後の部活動を駆け抜ける!2024年春――そして、次の曲が始まるのです!

シーズン3エピソード1 - あらたなユーフォニアム
春。“強豪”になった北宇治高校吹奏楽部にたくさんの入部希望者がやってくる。総勢100人近くになった吹奏楽部だが、相変わらず低音パートは希望者が少ないようで新1年生は3人。新たなスタートを切ることになった部長・久美子は、個性豊かな部員たちをまとめて、悲願の目標「全国大会金賞」を目指す。高校3年生――久美子、最後の1年が始まる!

シーズン3エピソード2 - さんかくシンコペーション
ユーフォニアムを吹いていた少女は強豪・清良女子からの転校生――黒江真由だった。葉月が吹奏楽部に入部するのか確認するが、真由は迷っているという。3年生の自分が入ることで部のバランスを崩してしまわないか心配している真由を久美子が励ます。結果、真由は吹奏楽部へ入部。そして吹奏楽部ではサンライズフェスティバルに向けての練習が始まろうとしていた……。

シーズン3エピソード3 - みずいろプレリュード
いつものように久美子と麗奈が朝練のために音楽室へ向かうと、そこへすずめと沙里もやって来る。沙里は経験者で演奏技術も申し分ないが、先輩の足をひっぱらないようにと朝練に参加するという。しかしどうやら麗奈に苦手意識を持っているようで、そのことが気になる久美子。そして、サンフェス本番に向けて麗奈の指導も厳しさを増していき――。

シーズン3エピソード4 - きみとのエチュード
初心者も少しずつ上達し、部の雰囲気も好転。サンフェスとコンクールを並行で練習するハードな日々だが、皆前向きに取り組んでいた。しかしそんな中、求だけは不機嫌さを隠そうとせず、周囲も気を遣う始末。緑輝がフォローするも、求の頑なな態度は変化しなかった。そしてサンフェス当日、北宇治高校の前に演奏するのが求の出身校・龍聖学園で――。

シーズン3エピソード5 - ふたりでトワイライト
サンフェスも無事に終わり、8月のコンクールに向けての練習が本格化。部の目標である「全国大会金賞」を達成するためにオーディションの形式を変えることにした久美子たち。初めてのコンクール、最後のコンクール……それぞれの想いを胸にチャンスをものにしようと意気込む部員たちだが、真由はひとり浮かない顔をしていて……。

シーズン3エピソード6 - ゆらぎのディゾナンス
修学旅行もあっという間に終わり、コンクール府大会メンバーを決めるオーディションが近づいてきた。部員たちが練習に励む中、真由は転校してきたばかりの自分がオーディションを受け、コンクールの舞台で吹くことに対して申し訳なさを感じているという。北宇治は実力主義であると説く久美子だったが、真由は納得した様子はなく……。そして運命のオーディション当日を迎える。

シーズン3エピソード7 - なついろフェルマータ
府大会を無事に突破し、しばしのお盆休みを満喫する部員たち。貴重な休みを充実させるべく、受験勉強もほどほどに予定を詰めていく久美子。休み初日に葉月や奏たちと大学説明会へ参加した久美子は、大学のブースを見て回るが、なかなか将来やりたいことを明確にできずにいた。そんな久美子とは対称的に葉月は進路をすんなり決めてしまい――。

シーズン3エピソード8 - なやめるオスティナート
関西大会突破に向け、3日間の合宿がスタートする。お馴染みの音楽指導者である橋本・新山も参加し、練習にもより一層熱が入る。大会ごとにオーディションを行うことにした吹奏楽部。合宿1日目の夜に関西大会のメンバーを決めるオーディションを行うとあって、緊張感が漂う。オーディション前、風呂場で真由と一緒になった久美子は……。

シーズン3エピソード9 - ちぐはぐチューニング
完全な実力主義――まさかのオーディション結果に部内に衝撃が走る。部員たちはいつも以上にピリピリしており、橋本がいう「音を楽しむ」ということからは程遠い状態になっていた。それは久美子も同様で、いつも通りを意識するも動揺が隠せない。そんな久美子に奏が声をかけてきて……。

シーズン3エピソード10 - つたえるアルペジオ
先日のオーディションを経て、大会ごとに演奏メンバーが変わる制度について部員たちから不満の声が漏れ始める。久美子や秀一がなんとかなだめようとするも、一度入った亀裂は修復しきれず、関西大会を前に部の雰囲気は最悪なままだった。さらに麗奈と秀一の言い争いも起こり、久美子と麗奈の関係もギクシャクしはじめて……。

シーズン3エピソード11 - みらいへオーケストラ
再び一つにまとまった北宇治高校吹奏楽部。部員たちにも笑顔が戻る。真由に感謝の気持ちを伝える久美子。しかし真由本人はその言葉を素直に受け止められないのか表情は晴れない。やがて、久美子にも自分の将来を考えるリミットが近づいてきていた。そして麗奈は――。

シーズン3エピソード12 - さいごのソリスト
全国大会メンバーを決めるオーディション結果が発表された。それを受けて久美子は、顧問の滝昇にあることを申し出る。北宇治高校吹奏楽部は実力主義。久美子は、最後の演奏に向けてステージに立つ。

シーズン3エピソード13 - つながるメロディ
全日本吹奏楽コンクール。奇跡から2年――全国大会の舞台に今度は部長として立つ久美子。照明に照らされキラキラと輝くステージで思い返すのは、北宇治高校吹奏楽部で過ごした日々のこと。北宇治高校宇吹奏楽部、悲願の目標である「全国大会金賞」を果たすことができるのか……。「響け!ユーフォニアム3」堂々の最終回!

投稿 : 2024/09/21
閲覧 : 39
サンキュー:

10

ネタバレ

きょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シナリオに都合良すぎ

現実でこの展開だと久美子は麗奈に失望され、金賞取れても久美子の一生の後悔になる。そこは無くてオーディションの現実を描いて、それでも金賞を取ってみんなで喜べるところを描くなら、もう少し全国本番でも盛り上がれて、久美子がソロで選ばれる納得できる展開を考えてほしかった。この結末にするなら、最初は久美子がソロに選ばれるのではなく、真由と圧倒的な実力差があるところからスタートさせ、最後はギリギリの戦いで及ばなかった、くらいの展開が良かったなぁ。

投稿 : 2024/09/18
閲覧 : 76
サンキュー:

0

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

集大成、感無量

賽の河原で人を積む。

製作に関わった全ての方々、本当にありがとうございます。一期からの技術と精神が受け継がれて、結実しています。

まとめ方はアニメの方が原作より黄前を追い込んでいて、原作者の神の手も届かず、黄前は負けるが、大人の対応でより大きな勝利を引き寄せる。

製作者は黄前を成長させて物語を終えた。いい部長、最高の管理職になった。

あらためて、部活は大変。帰宅部なりの腐った青春でもよかったと思いたいという負け惜しみ感。

投稿 : 2024/08/23
閲覧 : 47
サンキュー:

10

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ついに完結。でもちょっともったいなかった。

ついにユーフォ終わっちゃうのか、という久美子3年生編です。珍しく原作も読み進めているものの、まだ3巻目(久美子1年生編が終わるところまで)。ということで、久美子3年生編は、何も知らずに視聴です。リアタイで視聴したのに、ぐずぐずしてたら1ヶ月が経ってしまいました。

一年生では全国大会進んだものの銅賞だったり、二年生では関西大会止まりだったり、ご都合主義的でないのはユーフォのよいところだと思います。とはいえ、さすがに最終的には久美子がソリ吹くんだろうと思っていたら・・・しかも、投票の最後の選択を麗奈にさせるとは、結構残酷でした。という風に考えていくと、全国金賞取れなくて終わる、という終わり方もあり得たのではないか、と思ってしまいますね。もっとも、金賞をとった麗奈の「嬉しくって死にそう」で終わるのは、やっぱり久美子自身のスタート地点が麗奈の「悔しい」だから、収まりはいいのですが。

気になった点。一つは、やっぱり尺が短かったかなと思います。関西大会、部内の雰囲気あのままで本当に当日まで乗り切ったの?とか、全国大会の五日前、四日前、・・・などちょっと一瞬すぎないでしょうか。

あと、やはり演奏シーン。サンフェス、京都大会、関西大会、全部ゼロ回答は相当残念でした。ようやく演奏シーンが入った全国大会も、映像が、演奏シーンと過去の回顧と混ざってしまったのが、個人的には大幅なマイナスポイント。ここまで頑張ってきた部員のみんなが、演奏してるところを見たかったのに・・・それに、この作品は基本的には久美子目線で展開していくわけですが、演奏中に回顧している暇なんてないでしょう。必死で演奏していたはずです。回顧シーンは、その後の結果発表待ちをもっと長くして、そこでやってくれればよかったのに・・・上記の尺が短いということから無理だったのでしょうが。

加えて、私は以前から、田中あすか先輩が久美子に向ける言葉が納得できなくて。今回も、久美子が無責任なこと言う、というあすか先輩の指摘は納得できませんでした。久美子が無責任なこと言う、とは私は思ったことないです。無責任なら教員には向かないでしょう。まぁ教員といえば、滝先生も学ばないですね。麗奈vs香織で、多数決大失敗したのに。

それから、黒江真由は奏ちゃんに輪をかけて面倒な女の子でしたね。空気を「読む」ことが求められる日本社会では、言葉に出してほしい、とリクエストしても、出された言葉を鵜呑みにするのは危険。だから、「うちは公平な競争だから」という久美子の言葉は信じられず、いつまでもリクエストをし続けることになります。他方、真由ちゃんはわざと下手な演奏はできない、という久美子の分析からは、彼女の別の面というかこだわりも見えてきました。ただ個人的には若干消化しきれず、真由ちゃんには苦手意識が残りました。一方で奏ちゃんかわいかったです。久美子との「運命に逆らわない姿勢が素敵です」「もしかしてバカにされてる?」(に対して奏からの返答なし笑)のやりとり(第4話)は私にとってベストシーンでした笑

ということで、私はユーフォファンですが、ちょっともったいなかったなという久美子3年生編のアニメ化でした。他方、TV1期と2期は、原作・TVアニメ・映画と、それぞれ若干違っていてどれも楽しめた、という経験があるので、今後の映画化なども期待しています。

投稿 : 2024/08/10
閲覧 : 108
サンキュー:

9

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2024年の今につながる最終楽章。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション

2024年4月7日 - 6月30日に放映された、全13話のTVアニメ。
原作は、宝島社文庫から刊行されている武田綾乃による小説。

監督は、石原立也。副監督は、小川太一。

【あらすじ】

2017年の春。北宇治高校吹奏楽部は、滝昇が顧問に就任したことで強豪校に生まれ変わって、
3年目になり、たくさんの新入生の入部で部員が90名を超えた。

主人公の黄前久美子は先輩たちの想いとともに部長を引き継ぎ、部をまとめ上げて、
悲願の全国大会金賞を目指すにあたり、これまでのやり方では手が届かないと、
副部長との塚本秀一とドラムメジャーの高坂麗奈との3人で話し合い、
部の方針に新しいことを付け加えていく。

部の方針として生徒の自主性を尊重するというのがあり、
部員全員の挙手によって、今年も「全国大会金賞」を目指すことになった。

現在は低音パートのユーフォニアム奏者が久美子と奏のみで、もうひとりの新入生は初心者。
心許ないと麗奈が話していたところにユーフォニアムの音色が聴こえてくる。
ひとりで音のする方に久美子が向かうと、紺色のオーソドックスなセーラー服で、
銀色のユーフォニアムを演奏している少女がいた。彼女の名前は黒江真由。
全国大会常連の福岡の超強豪校・清良女子高校で正メンバーの実力者である彼女が、
3年生になって親の仕事の都合で転校してきて、吹奏楽部に入部するのだが、
実力者かつ、北宇治の空気と考え方が違う彼女の存在によって、
久美子は今まで自分が信じて突き進んできた部活動に一石を投じられてしまうのだった。

【感想】

京都アニメーションが完全新作アニメ制作のステップに移行する前提として、
やる予定だった仲間が残した仕事を今いるスタッフが引き継いで京アニの総力でやりとげる。
弔いの意味もあるそれをなくして次に進めないというのがあると思われるのですが、
ここ5年間は若い人材を育成しつつ既存のコンテンツの続編を手掛けて、
本作品の完結を以て予定されてた企画が片付いて一応の節目を迎えるわけですね。

2019年に制作発表されていた「響け!ユーフォニアム」の久美子の最終楽章のアニメ化にあたり、
当初の構想はどうなってたかは不明ですが、止まっていた企画が再始動しての、
現行のNHK教育テレビジョンの放送枠では、
1クール全13話の限られた時間ではテーマを絞って描く必要があり、
徹頭徹尾、主人公・黄前久美子の高校3年間の総決算のストーリーとなっていますね。

京都アニメーションの強みは技術に裏打ちされた感情表現と日常芝居。
これは他の会社のレベルがいくら上がろうとも、得意分野に限っては京アニに一日の長があり、
登場人物が何を考えているのか?直接的な表現もあれば、
表向きの態度に隠された真意のニュアンスであるなど、かなりやってることが細かいです。
特に黒沢ともよさんが演じている、主人公の久美子への心理や麗奈や真由などとの関係の分析が、
非常に鋭くて、様々な久美子の精神状態を反映した心の解像度が高い演じ分けの芝居が素晴らしく、
私が京都アニメーションの作品評で度々用いている表現ですが、
他の大多数のアニメとは文字通りの意味で「役者が違う」
声優×京アニの本気の相乗効果によるドラマ的な盛り上がりが本当に素晴らしいものでありましたね。

今回の話を大雑把に説明すると、
これまでは部員にクビを突っ込んできては言いたい放題言ってきて解決に導いてきた久美子が、
彼女の世代の高校最後のコンクールで全国大会金賞を目指して、
部長として全学年で総勢91名の生徒の集団をマネージメントする立場になり、
部長としての心労・苦労を交えつつ、「立場が人を作る」みたいな話になっていたり、
そして、久美子自身が転校生の黒江真由の存在によって、
久美子が今まで部で築き上げた価値観が彼女自身に跳ね返って、
それでも言葉を意思を曲げずに貫き通せるのか?ジレンマに苦しめられるのですが、
その体験を経て、自分が何者であるのか?を再定義して人生設計をしていくような。

中学最後のコンクールでの高坂麗奈の悔し涙から始まったこの物語は、
麗奈の音楽熱が元々は熱血してなかった久美子に感染して、全国の舞台で、
自分もユーフォで麗奈のトランペットの隣に並べ立てるようになりたいと浮かされたのですが、
高校3年間という短い期間をひたすら吹奏楽部に費やす久美子が主人公ですが、
今は手が届かなくても、ひたすら頑張れば自分は高く飛べるかもしれないという思い、
若さゆえの全能感と言わないまでも天井をぶち破りたい情動の世界は青春の醍醐味ではあるのですが、
大人になるということは、自分を知るということでもありますね。元々に聡い部分がある久美子も、
上手くても演奏者としては高校の部活動止まりの自分の身の程、高坂麗奈や鎧塚みぞれ等の、
才能ある人間との決定的な違いに見て見ぬふりが出来なくなってしまうわけですが、
そこからの久美子の思考の流れは、貴重な青春をドブに捨てること無く、
きちんと手順を踏んで年齢を重ねてきた大人であるならば、
頑張ってきた人間の前向きな判断として十分に理解が可能なものではあると思います。
夢を追いかけ部活動に全力の高校3年間はどんな結果であれ、
久美子の一生に多大な影響を与えた濃密なものであったと言えますし、
リアルに青春を謳歌してきた人間ならば、喜びも青春の古傷も含めて価値観を共有可能であるかと。

これまでのシリーズで絶賛を受けていた集団での演奏シーンが少ないと今回は言われていますが、
それでも総合的には2024年でもトップに近いレベルのTVアニメであると言えます。
特に、黒江真由という新参者の真意を意図的に隠しながら話を引っ張っていき、
北宇治の吹奏楽部部員の、特に久石奏等の久美子部長に好意的な部員たちの気持ちに、
視聴者の感情をシンクロさせていくシナリオの握力はかなり強いものであります。
黒江真由に対する感情は、理解しようとする者も悪く言う者も、
まさしく視聴者ひとりひとりの心の鏡であり、作品世界に引き込まれてしまっています。

原作からの改変へのネットでの一部の批判の声も、
久美子への気持ちが強く刺激された影響があるのでしょう。
個人的にはこの改変はありですね。1期での大吉山のシーンはアニオリであり、
最後のオーディションでも久美子と麗奈は2年前の大吉山の誓いを守り信念を曲げなかった。
久美子と麗奈はお互いに特別であり、馴れ合いや妥協で濁すことができない神聖な関係は、
ふたりだけの大吉山のあの夜で、納得するしか無い同じ悔しさを涙で発散することで、
お互いの進路で会うことが少なくなっても決して消えることがない刻印として完成した。
そこに美しさがあります。当初は慣れずに先輩の真似であった久美子部長が、
オーディションの結果はどうであれ、真由という異物を理解して受け入れて、
自分を例外にすること無く北宇治の実力主義を貫く姿を部員全員に見せることで、
演奏者として望むものの代わりに、歴代最高の部長として部員から認知された。
人徳とともに全国金賞を手に入れるためのラストピースを埋めることが出来たことは、
久美子の部長としての本当の意味での勝利だと言えるでしょう。

久美子は音楽を通して人とつながっていくのが好きで、一緒に頑張れるのが幸せであって、
その理想的な環境が久美子が愛した北宇治で、久美子は最高の仲間と一緒に目指している、
全国金賞がゴールで個人での音楽家としての栄達を目的としていない。
麗奈と目指してともに涙を流した久美子の個人的な願望は、そこが久美子の青春の最終地点です。
音楽と一生つきあっていく覚悟があるストイックな麗奈は久美子との関係が本物であったうえで、
彼女はもっと貪欲で高校の吹奏楽部での活動は通過点であって、才能も目指す世界も違うのです。
北宇治での3年間を振り返ってみて久美子が彼女自身の正直な気持ちなど様々なことを理解して、
久美子が高校の部活動から白紙の将来に進むために考えた末に、ひとつの決断をしましたね。

人生の全てが思い通りにいくわけではない。久美子が流した汗も涙も真由との関係で得たものも、
何一つ無駄なことはなく、久美子が素敵な大人になるための血肉となったと思います。
久美子が自分で選んだ将来であるラストシーンを見れば、それがわかりますよね?

ただ視聴者が望む理想の展開だけをお出しすれば、無難に軟着陸して評価を得られたところを、
批判覚悟で阿ることなく脚本家の花田十輝氏が力のある物語を出してきた。
それこそが作品性であり、私が称賛する理由です。

演奏シーンをもっと見たかったのは私もそうですが、今シリーズの話の説得力を持たせるために、
尺をやりくりして久美子にリソースを割いて久美子の物語をアニメで描ききったのは、
プロットとしてはある意味正しいですし、最終回まで見終えた視聴者の多くからは、
十分に好意的な反響を得られていますね。また、時間的に厳しい中で、
2年生のトランペットの小日向夢や1年生のホルンの武川ゆきにもストーリーがあったのを、
少ない台詞で表現していて、アニメの都合で出番を多くは与えられなかったものの、
メインキャストではないその他大勢の部員も決して背景モブでは無い!
それぞれがきちんと人として扱われているところに、京アニのこだわりと美学が感じられます。

石原監督がやりたかったことは、今いる人いない人全員で作ったのがアニメのユーフォであり、
小川副監督の考えもあるのでしょうが、それら全てを取り零しをすることなく物語を終わらせる。
そのための、リズと青い鳥を含めた過去シリーズのオマージュを用いての演出や人物描写であり、
例えば先輩から指導を受けた後輩が進級してそのまた後輩に同じことを指導していくなど、
月日が流れて人が入れ替わっても代々同じことを繰り返しつつ、
現状に甘んじずに変えるべきところは変えていく吹奏楽部の姿が、
まるで京アニと同じであるかのように想像ができたりなど、
生きるということは人と人がつながることであり変化を交えながら日々を繰り返すことでもある、
出会いや別れなどいろいろなことがあるけれど、いなくなった人も今そこにいなくても、
存在していた痕跡が何らかの形で人から人へ伝わって残っていく。そうやって世界は出来ているから、
日常の一つ一つの出来事を大事にして頑張って生きようという地に足がついたメッセージだと思われ、
そこに石原監督のインタビューからも汲み取れる実感がこもった力強さを感じました。

最終回の回想シーンも好意的に解釈すれば、いなくなった人たちを忘れること無く、
残していったものを素材としてでも、作品の一部として取り込むということでしょうか?
京アニの今の人たちがいなくなった人たちから受け取ったバトンを大事にして、
今の心境が込められた一面もある作品。だからこそ直接的に主張しなくても、
観た人の心に残る作品になり得たのだと思いました。


書きたいことを半分も書けてないような気もしますが、
切りが無いですので更新の予定は未定として、
今までのこのシリーズに関わってきた全てのスタッフに感謝を示しながらこれにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/08/01
閲覧 : 148
サンキュー:

45

ネタバレ

ふろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春アニメの最高傑作

とんでもなく面白かった。3年間同じ行事なのに予想がつかない展開とキャラの一貫した行動には脱帽。まごうことなき傑作アニメ

投稿 : 2024/07/25
閲覧 : 76
サンキュー:

8

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう・・ゴールしていい?

 ↑
いや、ダメだから(笑)

というのは冗談で・・

青春の世界に浸り、若さに触れられ、感動で魂が洗われました。
京アニ様、ありがとう。

OGやOB、みんなの想いも昇華した・・かな?

黄前ちゃんが負けることは予想してましたが、まさか全国大会までとは。
しかも麗奈はわかっていての判断・・
#個人的には2番の黄前ちゃんの演奏が良いと思ったし

物語としては二人のソリを観たかった。でも金賞ということで納得するしかない?

うーん・・・

モヤモヤは残るものの、思い通りに行かない、これが青春というやつですかね。
ありきたりの物語に名作は生まれないとも思うので、まあ・・納得・・するしかないか(笑)

今回は新入生ではなく、転校生にかき乱されました。
キャラ的にはキライじゃないタイプだっただけに、ちょっと気持ちも複雑(笑)

恋バナな部分も観たかったものの、水着回があったのでよしとしましょう。

先生になった黄前ちゃん。塚本との関係やいかに!?

いやそれよりも・・・

麗奈と滝先生の今後も気になる・・けどそれは見たくない(笑)
てことで、やはり完結なんでしょうね。
後は、妄想の世界で彼女たちを見守りましょう。

相変わらずの、美麗な描写、効果的な音楽・・・
京アニ崇拝は止まりません。

投稿 : 2024/07/25
閲覧 : 93
サンキュー:

8

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ただただ 京アニ凄い

面白かった ただただ 面白かった
一気に見てしまった 充実した休みだったかな

投稿 : 2024/07/22
閲覧 : 50
サンキュー:

5

ネタバレ

マ神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

フィナーレ

あー終わってしまったー
素晴らしい作品に出会えた感動と
終わってしまう虚無感で
何とも言えない感情です。

なんと美しいフィナーレでしょうか。
この作品が持っている熱量を
改めて感じさせられる最終2話でした。
私も含め、原作既読勢も驚きと戸惑いを隠せない展開に、賛否両論、賛も否もとても熱い思いを感じる意見ばかりでした。
ただし、原作者の武田先生、アニメ作品制作に携る方々、そして見る側の私達
その全てが響けユーフォニアムという作品を
大好きだということ
これだけは疑いようがない。 
個人的な思いもありますが、何よりこの大好きな作品で揉めたくないので、この件はこれだけにしたいと思います。

あのシーンのここが良かったとか、書き始めたら止まらないです。
少しずつピックアップして、書いていきたいのですが、いいシーンが多すぎて、なかなかまとまらず、書いては消しての繰り返しで、こんなに時間が経っていました。

やっぱり熱が入りすぎて、画面が文字で真っ黒になってしまうので、細かい考察などは、文才のある別の方にお任せして

このシリーズを通して、自分の中での中心はやっぱり久美子であって、2期の時にもレビューで書いたのですが、自分にとっては、本当にどんな物語の主人公より魅力的なんです。
というか、共感と憧れですね。
壁にぶつかって、乗り越えて成長していく姿をみるのが、心配であり嬉しくもあり。
一見クールに見えて、情熱的で真っ直ぐで一生懸命な姿に感動しました。
3年生になって、これまで同様、間に入って解決する事もありつつ、自分自身のクライシスまで抱えて、それでも、培ってきた物全てを使って、まるっと解決。
いろんな助けを貰いましたが、それも久美子がしてきた事のリターンでもあります。

この物語は、熱血スポ根青春群像劇です。 
咀嚼できないほどでは無いけれど、程よくビターな展開もあり、青春の苦味を感じます。 
思春期に本気でぶつかったり、相手を慮る事って本当に難しいと思います。
大人になってもそうですが。
でも、本当に譲れない思いがあるのなら、気持ちを表さなければ何も変わらないです。
これはシリーズを通してのテーマだと思います。
上手くいくかはわかりません
久美子の言葉を借りれば、努力したって報われないかもしれない、むしろそんな事ばかりだけど、信じることは決して無駄ではない。
こういった自分の言葉とか哲学みたいなものを、強く持っている事が久美子の素晴らしいところです。

このアニメの素晴らしいところは、作画のクオリティはもちろんの事、楽器などの反射を利用して演出したり、とても細かいキャラクターの動きで感情を表現したり、一つのアイテムでの匂わせだったり、音楽の挿入箇所とか、景色と感情のリンクとか細部に渡って、拘りと妥協のない姿勢が見て取れます。
これも、2期のレビューで書きましたが、声優さんも素晴らしい、黒沢さん、スキップとローファーのみつみでも、性格は違えど、思春期女子の演技がリアルすぎます。
あと、今期好感度爆上がりの奏は、雨宮さんの演技がかなり影響してます、今シーズン、アクアからの奏はちょっと振り幅大きくて動揺します。

本当に魂の入った作品は、作者からキャラクターが独立して動いてる様に感じることがあります、この作品は、まさにそうで、武田先生がキャラクターの誕生日に名前を呼びかけてる感じもそうだし、これは想像ですが、アニメ制作陣も作ってるうちに、キャラクターが思わぬ動きをして話が当初と変わって行く事なんかがあったのかなと考えたりします。
まぁこれは単なる妄想ですので悪しからず^^;

まだまだ書きたい事はあるけれど
最後に、最終話の演出素晴らしかったです。
メンバー全員紹介、回想、客席の人物、エンドロール
ここに至るまでの、京アニの方々の気持ちは、計り知れません。
どれだけの悲しみや葛藤があった事でしょうか。
最終話の演出は、これまでこの作品に携わった方全員へのリスペクトを感じました。
決して美談にはできませんが、ここまでたどり着いてくれたスタッフの方々に、敬意を込めて感謝と賛辞を送りたいです。
本当にありがとうございました。

投稿 : 2024/07/19
閲覧 : 30
サンキュー:

10

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

もっと私的アニメ感想簿48

最終回
五日前
「ゴブ吉クン勝負だ」
四日前
「ゴブ美ちゃん・・・」
それ、Re:Monsterだろ~が(吹っ飛ぶ天地人 汗)

いや、何となく・・・

いよいよ長く続いたこの物語も終わりましたね。
というか、最終回の前の話が自分にとってはこの
「響け!ユーフォニアム3」
の最終回で、この話は
「響け!ユーフォニアムシリーズ」
の最終回を観てる感じでした。
特に演奏シーンで今までの映像が流れた時は、こう何か胸に来るものがありました。

まあ、原作と違うとかはホントささいな問題で、素晴らしい最終回に仕上がったと思います。
麗奈は結局アメリカに行きますが、それって滝の方じゃないの?
(それは滝和也の方)
そして、先生になった久美子ですが、おジャ魔女というう、プリキュア5と言い先生になるのが流行ってるんでしょうか。
(ぐ、偶然にきまってるでしょうが 多分)

本番前に抱き着く部員達(う、うらやましい)
「ほら、天地人も(は~い)」
「ハグー(って、させるかーっ)ぎゃ~~~~っ」
や、やっぱりダメだったか(バタッ)

おまけ
あいさつする久美子
「私はユーフォニアムが好きで、京アニが好きで、みんなが好きです」
「では、ご唱和ください」
「北宇治ファイトー!(オーッ)」
「ツルタ(オーッ)ツルタ(オーッ)」
・・・それ、ジャンボ〇田

おまけ2
そして、数年後
「始まりましたね(あっ)」
「今期のアニメはどうですか?(やる気十分ですよ)それは楽しみです」
歩いてくる一人の姿・・・
「(深夜アニメは不思議な空間だ、毎期放送作品が変わる中、あにこれでサンキューもらうのために3か月間放送を続ける)」
「(理不尽で取り返しがつかない作画崩壊もたくさん起きる空間だ)」
「(でも私はここが好きだ)」
「(たった3か月しかない放送期間に全てをかける。この濃密な時間がたまらなく好きなのだ)」
ガラッ
「あにこれで投稿者をしてる天地人です(おいっ)」
「あにこれにようこ(しねやーっ)あ~れ~」

(ヨロッ)と、とにかくすばらしいアニメを・・・あ、ありがとう(バタッ)

投稿 : 2024/07/16
閲覧 : 80
サンキュー:

11

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

北宇治高校吹奏楽部青春物語~coda~

『劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~』のレビューで、このようなことを書きました。
「まぁもう久美子は成長し切ってますからねw」
特別な存在である麗奈と肩を並べられる存在でありたいと願い、真剣に演奏と向き合う久美子。
あすか先輩からバトンを受け取り、部長として部内をまとめていく久美子。
確かな実力を備え、部員たちからの信頼も厚い。

後は最後の大会で、ソリストとして麗奈と協奏して、悲願である全国金の獲得。
物語が始まる前からもう道筋は見えています。


しかしそれじゃあ、おもしろい話にならないじゃないですか。


私は以前のレビューでこう書きました。
「物語前と物語後で、どう主人公が変わったのかというのは、
創作する上で最初に決めなければいけない程、重要事項です」

『響け!ユーフォニアム』の集大成となる今作において、久美子の成長は絶対条件です。
それでは、成長し切っている盤石な久美子をさらに成長させるにはどうしたらいいのか?


その答えはもちろん、黒江真由の投入です。


超強豪校である清良女子高校吹奏楽部で、久美子と同じユーフォニアム担当の黒江真由が
北宇治高校に転校してきます。

彼女の投入によって、部内はかき乱され、久美子にとって立ちはだかる存在になるのですが、
どうにもこの黒江真由というキャラは役割ありきの存在に思えてしまい、好意を抱きづらかったです。
もちろん、彼女のことが好きという方もいるでしょうし、
丁寧に読み解けば彼女の内面を知ることができ、好意を抱いたということもあるでしょうが、
極めて感情移入しにくいキャラだったのは、間違いないと思っています。
その点から言えば、黒江真由主役のスピンオフ作品を観てみたい気持ちはありますが、
いろいろと厳しいと思います。 
最初から重荷を背負わされているキャラだけに、もうちょっと掘り下げて欲しかった。



物語のクライマックスであるソリスト選考、
原作を改変したそうですが、ここはもう久美子が敗れるしかないと思っていました。

だって、そうすることによって
今作の最大のテーマである「久美子の成長」が最大限際立つじゃないですか。


最後の大会でソリストとして麗奈と協奏できなくて死ぬ程悔しい、
それでも「これが今の北宇治のベストメンバーです!」と毅然と部員たちを鼓舞する久美子。


「特別な存在である麗奈と肩を並べられる存在でありたいと願い、真剣に演奏と向き合う久美子。
あすか先輩からバトンを受け取り、部長として部内をまとめていく久美子」

この焼き直しとも言えます。故に集大成と感じた人も多いでしょう。

後に指導者として部内をまとめていくという観点からも、
久美子の敗北は非常に説得力があると感じました。


北宇治高校吹奏楽部青春物語も長いこと続いてきましたが、
振り返ると一瞬というか、一抹の寂しさもあります。
何年経っても記憶に残るであろう、素晴らしい作品でした。



(おまけ)

私は以前のレビューで、「(麗奈との)百合要素は1期がピーク」と書きましたし、
その後塚本秀一との関係が発展していきそうな予感を臭わせていましたが、
綺麗さっぱりなかったことにされていますねw
原作ではそのような描写もあるようですが、アニメではやはり不評だったのかなとw
結局「百合しか勝たん」ということか…

投稿 : 2024/07/12
閲覧 : 103
サンキュー:

16

ネタバレ

aonisai さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

改変するなら脚本をしっかり練ってほしい

原作既読勢です。
前提として誓いのフィナーレから改変や描写不足が目立っていました、元々の積み上げが足りなかったわけです。
例えば、久美子の中間管理職的な立場の経験やそれによる成長が、原作ではあったのですがオミットされていました。秀一との関係も単純な方向に改変されていたりしました。要するに土台がぐらぐらした状態だったわけです。

本作も様々改変が行われていました。久美子が全国大会ソリ落ちしたことが騒がれていましたが、そこに一定の論理があるから12話時点では許容範囲でした。しかし、真由の人間性を単純化し、攻略可能に改変させたこと、最終話への反映がそれほど見られないことに作りこみの甘さを感じました。
原作は真由攻略イベントも存在しませんし、攻略可能なように改変することはリアリティラインを著しく下げる改変だと思います。
人と人が必然的に分かり合えるというのは幻想です。

最終話については、なかよし川を遅刻させたり、演奏中なのにもかかわらず、久美子に過去を回想(久美子視点で存在しないコマもあったと思いますが)させることで演奏シーンの作画コスト大幅カットを実現しました。運指の作画めっちゃ少なかったですね。

根本的な改変に対する不評は他にも枚挙にいとまがありません。
原作をまだ読んでいない方に申し訳ないので、詳細は割愛いたします。

あの最高の原作を渡されてここまで作品を質を下げられるのは逆に天才的です。制作陣お疲れさまでした。

追記
本作に不満がある方こそ是非原作を読んでいただきたいです。
特に二年生編から大きな改変があり、3年生編は全体として全く別物となっています。原作が良くなかったかどうかは、しっかり読まれてから判断されても遅くはないです。

投稿 : 2024/07/12
閲覧 : 143
サンキュー:

4

ネタバレ

マキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

複雑な気持ち

{netabare}
私は原作を見ておらず、アニメのみ視聴しています。3期の全体的な印象は尺が足らないといった感じでした。
良い点
・全国金賞取れたところ。
・先輩達の姿が見れる
・作画がいい
不満な点
・北宇治の演奏を期待して視聴したのですが。演奏のシーンが1期.2期に比べ少なかった気がする。
・新一年生のキャラの掘り下げ不足と少し痛い設定
・原作改変と言われているシーン
特に新一年生の掘り下げが足りてないと思います。自分だけかもですが、見終わった今新一年生の活躍していた場面というのがあまり印象に残っておらず、名前も思い出せないです。
またテンポが早くあっという間に全国大会になるのでキャラクターの成長を捉え辛いとも思います。
レイナの行動が少しおかしく思います。滝先生loveで尊敬していてもその気持ちを他人に強要して部の空気乱してる事に気づかないのが違和感と思います。
滝先生も今までと違ってカリスマ感が無いような気がしますし、出番も少なく思います。
転校生の真由がずーっと久美子にソリを譲ろうか?と聞いてくるのがウザかった。久美子ははっきり全国金賞を取るためにその方針をとっていて、少なくとも3年生は真由がソリに選ばれても納得する環境、であるのに、最後のオーディション前まで譲ろうか?と聞いてくる。奏が言うように煽ってるようにしか思えない。
それに加えて最後のオーディションで結局真由が選ばれた際にはそれまであった金賞取れるかどうかというドキドキとしか感情が一気に無くなりました、ここまでして金賞とれなかったです。という結末にはならないなと思ったためこのシーンで一気にやるせ無い気持ちになりました。
それでも、最後の演奏シーンは見ようと期待してはみたのですが、自分の期待通りでは無かったですね。
まず1期2期のように丁寧な演奏の作画を期待していたのですが、実際には回想シーンでした、せめて 真由がソリになって凄い演奏が聞けてよかったなと思える描写をして納得させて欲しかったです。
余談ですが、個人的には今回の演奏で金賞取れたのには納得がいってないです。1期2期の演奏の方が素晴らしかったと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/07/11
閲覧 : 88
サンキュー:

3

ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

評価

9点 ユーフォ3期
8点 ガルクラ、このすば3期、無職2期
7点 ダンジョン飯、オオカミと香辛料
6点 スライム3期、トレイン
5点 喧嘩独学、怪異と乙女と神隠し、鑑定スキル、ブルアカ、サラダボウル、Unnamed Memory
4点 Re:Monster、Lv2からチート、第七王子
3点 じいさんばあさん、じゃんたまカン

感想抜粋

Re:Monsterはサクサクだけど内容がない。4点

スライムは最近ネット上では会議が代名詞になってしまい皮肉を言われ、ストーリーというよりは、よりキャラアニメ化してます。6点

香辛料は思い出補正です。正直昔のものより作画以外何が良くなっているのかさっぱりです。ホロを愛でるアニメ。7点

無職はパウロです。あまり面白くないと言われていた学園編も耐えたので、8点

このすばは安定してギャグ特化。好みは分かれると思います。
個人的には大好きです。8点

ガルクラは不器用でも思ってることをぶつけるのがいいですね。
行き過ぎで見ていて恥ずかしくなる部分があります。8点

ユーフォは万人受けすると思うし、見たら多分吹奏楽やりたくなると思うんですよね。本当に全国狙う吹奏楽というのは、夏休み返上で朝から晩まで練習します。8点にするか迷いました。アニメ的に予想できちゃう部分と流れが前作や劇場版と似通って見えるんです。ですがアニメで選択の場面を考えたときに他の選択をしていた場合、自分には作品として良い結末が思いつかなかったことや、演奏のクオリティも含め完成度がやはり高いということで、9点

投稿 : 2024/07/11
閲覧 : 65
サンキュー:

3

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dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あれからもう9年

 時期的にどうしても物語単体としてだけではなく、9年間という時間が京アニにとってどんな意味を持ったのか、そしてこれからの京アニは……を考えてしまう……というのは、作り手にとっておそらくは余計なお世話であるんだろうけど、短期シリーズではなく長い年月と、そしてこういう系の部活の描写に少なからず拒否感を覚える自分にとってでさえ、思わずうるっとくる最高の出来だったからでは……?
 何だかんだ言いながら、ラストのあたりの盛り上がりは流石と言わざるを得なかった。あとやっぱし高坂麗奈が最高に可愛くて面倒くさい。こんな女に惚れられた滝先生は大変だ。

投稿 : 2024/07/10
閲覧 : 130
サンキュー:

15

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てぃら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ユーフォ集大成

12話と最終回は泣いた。

投稿 : 2024/07/08
閲覧 : 51
サンキュー:

4

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anikorepon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今までにない、大変素晴らしい作品でした!

劇場版を視聴してから、3期のテレビシリーズを見ることにした。

期待の持てない吹奏楽部に入部してから、真摯に音楽に打ち込み、仲間と共に3年間を過ごした集大成がここに完結!

主人公たちの成長っぷりに感激。
登場人物たちに拍手を送りたく成るような作品は今まで出会ったことがなかった気がする。



色々語りたいが、見てもらうのが一番良いでしょう。
未見の方には最初のシリーズからきちんと見ることをお勧めする!



と、言いつつ、感激したところについてコメントしておく。

やはりオーディション
久美子は公明正大に幕を張ってオーディションに臨んだ。
当然、麗奈も久美子と一緒に演奏したいと思っている。
しかし、私情を挟む事こは、このオーディションを設定した久美子への裏切りに等しい。
であれば、実力を重んじる金賞を狙う吹奏楽部として、久美子の気持ちを重んじて、より良い演奏をした方を選ぶしかない。

結果的に真由を選ぶ。
麗奈にとっては苦渋の決断だろう。
久美子は部長として、正しい人として「これがベストメンバーである」と宣言する。
そこにいるすべての人の動揺を収め、部長として部をまとめ上げる。

久美子と麗奈の絆。

それを確認するのがこのオーディションの見所だった気がする。
最後、泣きながら本音を吐露しているしね。

このエピソードあるからこそ、この作品は他よりも感激することができた気がする。

投稿 : 2024/07/07
閲覧 : 44
サンキュー:

7

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薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

大抜擢と、大改変

北宇治の全員で全国金賞を獲る。
それが久美子の目標で、麗奈との約束。

本作は、原作とは違う脚本だったけれど、「それぞれに楽しんでほしい」という原作者・武田氏の言葉に耳を傾けてみたい。

黄前久美子のわがまま(あすか先輩談)が貫徹を見せ、燦然と輝きを放ち続けたユーフォシリーズの完結と顛末。
だからこそ、その言葉の意味を深く理解することが、私の納得につながると思いました。

この9年間の感動を、次の作品への期待につなげ、昇華させるものとしてまとめてみたいと思います。



9年前、民放の深夜アニメから始まり、今や毎日曜17時、NHKの全国放送である。
これ以上ない大抜擢、大躍進だと思う。
まずはこの事実を素直に評価したい。

今でも、悔しさと、嬉しさとが、入り混じっている。
志半ばに亡くなられたスタッフを偲び、未だ後遺症に苦しむスタッフを想いたい。
作品を仕上げ、届けてくださったスタッフ、関係諸氏を心から労いたい。

それは、2019年7月18日の事件に起因するものだ。
独りよがりな理屈と、身勝手な振る舞いが引き起こしたそれは、150年を遡っても見つけられない日本史上最大の殺人事件だ。

第一報に驚愕し、悲しみに暮れ、怒りに戦慄(わなな)いた。
数多の才能が生み出す魔法が損なわれ、輝く未来が悪意によって絶たれたのである。

まもなく5年が経とうとしている。
時は流れても私の記憶は少しも薄れることはない。
しかし、それを一里塚としてでも、前に進み、新たな作品を作らなければならない。
私は京アニにそう期待しているし、その期待を超える作品を彼らは生み出してきた。

原作の改変を、武田氏は「両方楽しんで」と言う。
振り返れば、二つのシナリオそれぞれに、青春の悩みと苦しみが凝縮され、ともに全国金賞に結実し、彼らの音が報われる姿がそこに完成している。

けだし、この改変において、久美子の何を、北宇治の何を、京アニのスタッフは表現したかったのだろうか。



原作本、"決意の最終楽章(前編・後編)" と、最新作、"響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話" の読後感は、格別に面白かった。
未読の方にも、ぜひそれを感じていただきたいと思わずにはいられない。

ただ、本音としては "最終楽章の後編" の予定調和的展開には違和感を感じた。
「久美子が真由を退ける」のが原作の展開である。
それこそ武田氏が、滝をしてオーディションの功罪(ブラックボックス化)をなさしめたのである。

個人的に思うに、"最終楽章" では、久美子と真由の作りこみはあったけれど、人格の対比が少し弱かった印象が残った。
しかし "みんなの話" では、真由の人物像が深く広く開示され、そのミステリアスなキャラクターが、北宇治のストレングスとして補完されていることが理解できる。

6月27日に発売された "みんなの話" は、読んだ人への特典である。
本作への理解が格段に進むのは間違いないからだ。
発売日が、12話放送の前日だったのはちゃんとした意味があった。
だから、読まないと本当にもったいない。

原作の "久美子がソリストを獲る展開" と、本作の "真由がソリストを獲る展開" の違いは、ともに高校吹奏楽部の実相に、それぞれの思いを近づけるだろう。

顧問・滝昇のポリシーは、生徒の自主自立への指導に窺える。
部員が目指す道を整え、背中を強く押すのである。
その成果は、部員自らの自覚と自律、成長への保証にフィードバックされる。

最も印象的なシーンは、滝ではなく、麗奈にそれが委ねられたことだ。
ここが原作と本作との決定的な違いだ。
麗奈は、自らの選択を迫られる。

彼女の耳には、どちらの音が "正しい" かが、明確に分かっていたはずだ。
それのみが麗奈の選択肢であり、3年間久美子と共有し、育ててきた価値観である。

だが、その改変と演出は、本作脚本の不足、あるいは改悪との指摘には当てはまらない。
少し考えてみたい。

久美子と真由の技量の差は紙一重。
そのわずかな差を部員全員の耳と選択に委ねるのが、滝の教師としての矜持である。
かつ、その最終判断を、久美子に最も近しい麗奈というキャラクターに委ねる武田氏と京アニのプライドでもある。

武田氏がわざわざ「両方楽しんで」と注釈したのは、実は原作読者サイドへの配慮であり、かつ、アニメファンサイドへの深慮でもある。
つまり、武田氏と京アニからの、麗奈と久美子への9年越しの愛着であり、二人を見守ってきたファン諸氏への最高のプレゼントでもあるのだ。

たとえ、原作と本作とが、全く別物に感じられてもそれはそれで構わない。
なぜなら、その違いにこそ、原作者・武田氏と、創作者・京アニとのあいだに培われた、深い感謝と尊敬の念が内包されていると、私には感じられるからだ。

それほどの期待と信頼性とで結ばれ、成長し続けてきた作品が "響け!ユーフォニアム" の真骨頂である。
だから、それぞれ別のシナリオを持ってしても、両者ともが、いや、全ての関係者が勝利者であっていいと私は思う。

キービジュアルの久美子には「私、北宇治が好き」と添えられている。
そう語る人は、シリーズで久美子ただ一人だけだ。
私もファンの一人として、これからもその気持ちでありたいと思う。



原作では、久美子と真由の音がイメージできないというハンデが何よりも大きかった。
武田氏の筆致は相変わらずの冴えを見せてはいたが、その行間に音符は見つけられず、それが苦痛でもあり、楽しみを倍増させてもいた。

その音は12話に凝縮されていた。
どちらの演奏が久美子の音かは、私にもすぐに分かったし、麗奈が真由の音を選んだのも頷けた。

ならば、この大改変に見せた久美子のその後の宣言こそが、 "響け!ユーフォニアム“ という作品の集大成だったと言えるのではないか。

北宇治を選び、北宇治の音をつなぎ、北宇治を愛してきた久美子。
彼女の原点は、「ただ上手くなりたい。」
それはどんなにわがままを通してもいい絶対領域だ。

宵闇の宇治橋で嗚咽した1年。
雨中に走る奏と邂逅した2年。
真由をソリストと立て、部員全員を鼓舞した3年。
全てがそこに帰結するのだ。

「上手い者が吹くべき」。

大吉山に涙した二人だけの夜。
麗奈は、特別の、もっと特別の道へと進む。
久美子は、特別になりたい夢を叶えさせる道を選ぶ。
お互いに、それぞれの特別を信じあい、認めあうと決めたのだ。

だからこそ、全国金賞が、久美子の特別、部長としての特別になる。
オーディションのプロセスは、そのためのステップに過ぎない。
さらに言えば、金賞という到達も、次の曲を始めるための基礎に過ぎないのだ。

滝は「正しい人」と久美子に語った。
その正しさを、時間をかけて醸成し、開花させ、結実まで背中を押すのが、教師の仕事だとすれば、久美子の選択は、部員全員の夢を推すことに他ならず、それはソリを吹くよりも大切なこと、意味のあることに違いない。

そしてこのシナリオがあればこそ、NHKの枠が取れたのだろうし、全国の視聴者に、京アニが響かせたいストーリーが届けられることになるのだ。
人間・黄前久美子の決意と成長とを見せつけた素晴らしい改変。
私は、そうまとめておきたいと思う。


全ての京アニの皆さん。関係者の皆さん。そして武田綾乃さん。
9年もの間、本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

投稿 : 2024/07/06
閲覧 : 153
サンキュー:

28

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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

悔いなく駆け抜けた黄前久美子の集大成。

ユーフォニアム3期。
自分にとっては1年前のアンサンブルでやっとリアタイ組に追いついて
での視聴です。

久美子達の高校最後の1年が、きっと実際そうなんだろうなってくらい
濃密なんだけどあっという間に感じられて
次回が楽しみなんだけど、切なく寂しい気持ちになる瞬間が多かった
気がします。

全国金賞を目指す!!!っていうか取る。
という強い気持ちでスタートする幹部となった久美子、麗奈、秀一。

久美子は自分に言い聞かせるように何度となくいう
「北宇治は実力主義」

純粋に目標である全国金を、高みを目指すこと。
限りある演奏メンバーの選出に伴う人間関係のゴタゴタ。

そして簡単に事を運ばせないよう仕組まれたかのように入ってくる
ユーフォの久美子のライバル、黒江真由の登場。
全てをまとめる部長である久美子の成長が今期もテーマとなります。

1年での中世古先輩と麗奈の時・・・
2年でのユーフォのレギュラー巡る奏とのゴタゴタ事件。
毎年部にとって、個人にとって大きなポイントとなったメンバー
オーディション。

今回は強豪校にならって各大会ごとにオーディションを行う決断を
した久美子達幹部。

落選した誰もが再チャンスを与えられるこのやり方で競い合うことで
部のレベルの底上げを狙った強豪校たり得る意欲的なやり方。

レギュラーが常に入れ替わる可能性があるこのやり方は
一歩間違えれば、部員同士の心がバラバラになってしまうかもしれない
厳しい道ですよね。

「気持ちは演奏に出るよ・・。」ちょっと前に求に助言した久美子が
真由の存在で次第に精神的に追い詰められていく。

合宿中のオーディション
 ちらりと見えた久美子の楽譜・・「ソリ絶対吹く!!」
 こんなのメッチャざわざわしちゃいます~~><!

何か考えちゃうんですよね。
もし高坂麗奈のトランペットパートにプロのような上手い転入生が
入ってきて麗奈のパートが奪われるようなことがあったら・・・
幹部達がパートを奪われる事態になったら・・・・

もちろん実力主義でやってる強い学校なら1年だろうと転入生
だろうと容赦なくレギュラーを奪うんだろうなって。
甲子園とかで最終回にベンチの3年生を代打に送るってのも
本当に実力主義だけでいったらおかしいんでしょう。
だけどやっぱりそれだけじゃない。
一緒に頑張ってきた仲間への感謝の気持ちとかは普通にあるだろうし
言ってることがおかしいけど
来年のリベンジの機会がないっていう学生生活ではそういう判断も
受け入れちゃうことあるかなって思います。

話それちゃいましたけど合宿オーディションの結果は・・・
もしかしたらとは思ってたけど
奏の落選 + 真由のソリ!!!
頭が真っ白になるような奏、久美子の表情にザワザワが止まらない~
もう最後はどうなってしまうの~~~><!!!

全国大会への出場を決め
そして原作との大きな乖離も話題となった12話。

自分は原作を持ってますが、結果を知るのが怖かったし
アニメでの感動を優先したかったのでまだ読んでませんでした。

それでもやっぱり最後は久美子と麗奈のソリで全国金なんでしょっ・・
って何となく、
でもある意味確信してたくらいに想像してたのに・・・・
観終わった後にあんなにも呆然となったのはあんまりなかったかも。

1期での麗奈と香織先輩とのオーディション。
あの時はアニメなのに自分は目をつぶってどちらが吹くべき奏者なのか
ドキドキしながら視聴してました。

それが今回、久美子は全ての人に純粋に音のみで、
上手い方が吹くべきという意志を貫くために演奏者が見えない方法を
滝先生に提案します。
部長という有利な立場の同情票すら許さない強い決意が
滝先生を感嘆させます。
先生自信もデリケートすぎる決断、これによって部がバラバラに
なるかもって決断を先送りにしたかもしれないのに、苦しいだろう
久美子が真正面から向き合う姿がもう涙出ます><!

オーディション目前の真由との会話でこらえてた涙が・・
中学生の娘と観てたんですけど娘は真由みたいなキャラは大嫌いと
言ってましたw
実際、自分もここまで評価し辛かったキャラでした。
全国金賞よりも楽しく演奏出来れば良いっていう真由の心根。
それは過去に奏の時も久美子の時もあった周りの目、敵を
作ってまで勝ちたいとは思わないってのは理不尽なことですが
それもしょうがないのかなって理解出来ます。

ただでさえ難しい3年生での転入。
転校慣れしてて敵を作らない術を知ってるからこそ頼まれれば
ソリを譲っても良いと本気で思っている。

だとしてもきっと人一倍努力してきただろう音楽に
自分からは妥協したくない。
(きっと苦しいのは真由も一緒なんだよな~~)
久美子に本音を見透かされた瞬間のハットする描写が凄く伝わって
自分の中で彼女を嫌いにはなれなくなってました。

運命のソリオーディション。
あの幕を張られた中で部員と共に一視聴者までが巻き込まれる演出の
緊迫感・・・こんなの
音を聴くだけで涙が溢れ出ちゃいました~><!
動揺もあってなのか自分は正直言うと久美子の演奏が
どっちだったのか分かりませんでした。

1期のオーディションの時はハッキリ分かったのに・・。
(後から聞き直すと2番目は確かに久美子の音だ・・うん(-_-;)。)

毎年、卒業と入学が繰り返され入れ替わる部活動での編成。
だからこそ2度目のチャンスがない3年生の久美子と麗奈が誓った
「一緒にソリ」を果たせなかった今回のアニメ版での結果の重さが
大きすぎますし、物議になるのも分かります。
(どっちのソリで話を進めても名作になったとすら思います)

奏の言葉じゃないけど久美子に人生一度きりしかない
全国でソリを吹いて欲しかった・・・・

  それでも

あえて原作と違う、批判覚悟の茨の道とも思える決断をする
スタッフの勇気とこの作品に対する想いの強さに拍手だし、
改めて素晴らしい作品って制作者達の執念にも思える
仕事から出来上がるんだな~って感謝、感激なんです!!

この大改編があったからこその
過去のシリーズで見てきた大吉山での二人の姿が重なる
麗奈と久美子の涙がとてつもなく心をえぐるんです~~><!!!!

全国での最後の演奏。
先輩達が繋いだ道を進み悔いのない努力を続けてきた成果は・・

 「嬉しくって 死にそう!」

最高の結果で締めてくれました。

本当に1学年違うだけで関わることすらない、それぞれの人間関係。
高校部活の奇跡のような時間軸。
久美子にとってかけがえのないあすか先輩は奏にとっては
知らない過去のOBであり、やがて久美子達も新1年生にとっての知らないOBの一人になっていきます。

それでもこの1年の繋がりがずっと続いてく未来を感じさせる最後の
久美子先生のラストカット、素敵でした。

あ~~凄い感動を沢山もらった素晴らしい作品に感謝なんですけど
奏の3年生編とかはないのかな~。

夏紀と優子のスピンオフでも良いからwお願いします。

OP  TRUE / ReCoda
後悔も、喜びも全部歌になれ~♪
力強い歌声で始まる楽曲でTRUEさんは定番感ありました。
麗奈と久美子の涙のカットがあるあたりのちょっと不穏な
メロディーが印象的でした。

ED  北宇治カルテット / 音色の彼方
カラフルで可愛らしい挿絵とカルテットのそれぞれ特徴ある
歌声が個性的ですね。
ブーケ―をはためかせたりブローチを外す仕草は観てて
ちょっぴり寂しさを感じちゃいました。

最後にもう一度
こんな素敵な作品を見届けられたのが何より嬉しいし
出会わせてくれた制作の方々に心から感謝です!

投稿 : 2024/07/06
閲覧 : 134
サンキュー:

34

ネタバレ

Nick さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジェットコースター過ぎる

・淡々と語り口調で全国大会まで進む。
・3年から転校してきたキャラにソリを奪われるという波乱な展開を描いた内容みたいだけれども、いまいち感が半端ない。
・2期までから概ね全国金賞っていう目標が達成されるだろうという予測がつく。
・音楽系アニメなので曲を流し始めると話が数分止まる。

これらから物語としては個人的にはあまり良くないと思います。説明不足というか肉付けしてもっと見せてくれという印象。

作画については京アニですので悪くはないですが、???って思う個所も数カ所あります。

音楽についてですが、知らない曲ばっかり流れているので個人的にはよくわかりません。

総じて駆け足過ぎていまいちインパクトに欠ける。まあ正直1期のバッドエンドからハッピーエンドになりました。っていうぐらいにしか・・・。

投稿 : 2024/07/05
閲覧 : 91
サンキュー:

3

ネタバレ

ドラドーラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

終わり良ければ全て良し、とはならない

作画◎ シナリオ✕

流石は京アニ、素晴らしい作画だった。だが評価できるのはそれぐらいでそれ意外はダメだった。
原作改変に関しては原作者様の了承を得ているので問題はない。しかしそれを支持し、評価するかは別の話。
単純シンプルに全国金賞、久美子が教師になるというゴールがいっしょなら原作通りでええやん。というのが正直な感想。
アニメサイドの意図は理解するが久美子が負けた理由が明らかにおかしい。
本人曰く、音大を諦めた事に対する迷いが音に出た。
????久美子の中では最初から音大に進学する選択肢はほぼなく、最後のオーディションの時点で自身の進路を明確に決めていたのに音に出るほどの迷いがあったというの明らかに変だ。また、3年生として部長として最後の大会で全国金賞を目指しソリを絶対吹く!と並々ならぬ強い決意があったのに目の前のオーディションに集中しきれない、なんて事があり得るのか?そもそも進路とオーディションは全く関係ない。
結局アニメサイドが(話のクオリティを上げる為とはいえ)原作と違う事をやろうとしたのが間違いだったと私は断言する。

また顧問の滝も技術的な指導に関しては一流だがそれ意外はいろいろおかしかった。1回目と2回目のオーディション時に部内で不満が出て空気が悪くなったのに彼は何もしなかった。
OGのあすかの分析では部の空気が悪くなっているのは滝もわかっているが顧問として迷いを見せるわけにはいかない。だから何も言わない。
…………いやいやいやいや、何かしらアクションは起こせよ!
迷ってたといえ、何もしなくていい理由にはならないだろ。
結局状況を好転させたのは部長の久美子だったがそれも関西大会当日、本番直前だった。それまで顧問の滝は何もしなかった、何もできなかった。
最後のオーディションも久美子と黒江どちらがソリを吹くか部員による投票で決めさせたのも納得できない。顧問として自分で決めろよ、とイラ立ちすら覚えた。
こんな顧問でよく全国金賞獲れたなと心の底から思う。

シリーズ通して作画は神だったが肝心のシナリオは微妙な出来だった。

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 125
サンキュー:

3

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響け!ユーフォニアム3のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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響け!ユーフォニアム3のストーリー・あらすじ

高校3年生になり、部員90人超となった北宇治高校吹奏楽部の部長に就任した、黄前久美子。久美子たち3年生にとっては最後となる吹奏楽コンクールを控え、練習にも熱が入る。悲願の「全国大会金賞」は達成できるのか? 部長として踏み出した久美子、高校生活最後の熱い青春を描く!(TVアニメ動画『響け!ユーフォニアム3』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年春アニメ

声優・キャラクター

黄前久美子:黒沢ともよ
加藤葉月:朝井彩加
川島緑輝:豊田萌絵
高坂麗奈:安済知佳
黒江真由:戸松遥
塚本秀一:石谷春貴
釜屋つばめ:大橋彩香
久石奏:雨宮天
鈴木美玲:七瀬彩夏
鈴木さつき:久野美咲
月永求:土屋神葉
剣崎梨々花:杉浦しおり

スタッフ

原作:武田綾乃
監督:石原立也
副監督:小川太一
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン:池田晶子 池田和美
総作画監督:池田和美
楽器設定:髙橋博行
楽器作画監督:太田稔
美術監督:篠原睦雄
3D美術:鵜ノ口穣二
色彩設計:竹田明代
撮影監督:髙尾一也
3DCG監督:冨板紀宏
音響監督:鶴岡陽太
音楽:松田彬人
音楽制作:ランティス ハートカンパニー
音楽協力:洗足学園音楽大学
演奏協力:プログレッシブ!ウインド・オーケストラ
吹奏楽監修:大和田雅洋
アニメーション制作:京都アニメーション
制作・著作:『響け!』製作委員会2024

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