アニメ記録用垢 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
やっぱり原作崩壊の蛇足
ガンダムSEEDシリーズは私にとって最初のガンダムということもあり思い出深い。
SEEDの世界観と言えば、戦争の悲惨さ。
〝カガリ「撃たれたから撃って、撃ったから撃たれてそれで最後は平和になるのかよ!」〟
と言ってる様に憎しみ合う世界では良くない、自分と違う他者を思いやれって作中を通して伝わって来る作品。
が今回のこのゴミは
映画という短い時間で「起承転結」を入れなければならず
――また完結した作品の無理やりの続編ということもあり――
最強のコーディネーターのキラを圧倒する舞台装置の為に後付けせざるを得ないので
相手の心が読める、精神を操れる『ギアス』と出る作品間違えたかの様な敵キャラ。
萎える。非常に萎える。
そしてDESTINYで壊した筈のレクイエムが存在しており、「え、前作何の為に奮闘したん?」状態。
仕舞いにはディスティニープランが重要だと叫びながらやってることは――ただの殺戮ショー。
コーディネーターが至高だ!って叫ぶのがディスティニープランじゃないからね。
寧ろデュランダル議長にとって邪魔だろこいつ等。
ここまで思いを語って来たが一番許せないのはキャラ崩壊。
キラ「彼女は僕らを裏切った」なんてラクスに口が裂けても言う訳ないやろ。
これほんと同じ監督と脚本家の作品??
まあ両澤千晶さんはお亡くなりになっているから、そのせいだと思うけど。
夫である監督がこんなにも作品を理解してないのと驚愕。
更にステラがただの怨霊描写されていたり、アスランがカガリの下ネタを妄想したり
ジャスティスの頭の部分が伸びてみたり、新しいフリーダムがなろう系もビックリの機能とデザインだったり
ギャグのオンパレード。
シリアスな世界観が見る影もない。
結局、原作を知らない連中(復活のルルーシュ制作陣)が〝愛〟もなく興行収入の為に
今流行りのなろう系要素を取り入れて、ギャグ多めにしてみましたーって感じの二次創作。
愛がない連中が〝愛〟を語る作品を作るなよって言いたい。
もう目先の利益に走り過ぎてサンライズも終わりかも知れないな。
これを高評価してる人はSEEDが好きではない。もしくは作品を理解していない。