当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(アニメ映画)」

総合得点
74.3
感想・評価
78
棚に入れた
345
ランキング
922
★★★★☆ 4.0 (78)
物語
3.7
作画
4.2
声優
4.1
音楽
3.8
キャラ
4.1

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteの感想・評価はどうでしたか?

hidehide さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちゃんと劇場版らしかった

オペーレーション ストリクス

作戦の終了を示唆された時、
そして、
作戦は続行、となった時の
ロイドの、
どこか安堵した感じが良かったですね。

母、そして妻として『表』を意識するヨル

女性として葛藤しているのか、
任務、役割りとして嘆いているのか

仮面夫婦に変化がありそうな…

にしても、
アーニャは相変わらず可愛いですな。

某芸能人『芦田なんとか』の幼少期

受け答えしっかり。大人顔負け。あざとさ。

べらぼうな大金を払って『そういう塾』に入れ
厳しい調教で作られたサイボーグ子供より、

アーニャの様な、
少し抜けてるくらいが 子供って愛らしくて可愛いと、
私は思いますがね


ロイドは相変わらずの万能
ヨルは相変わらず強く
アーニャは相変わらず可愛いく
ボンドは相変わらずのバフバフ言ってる

TV版とはどこか違った、ちゃんと劇場版、でしたね。
楽しめました。

投稿 : 2024/10/18
閲覧 : 66
サンキュー:

2

みつき さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

背伸びしない貫禄

事件を解決しながらお互いの正体がバレてはいけないという制約があると出来る事が限られてくるだろう。実際に予想の範疇を超える展開はなかったがspy×familyが持つ武器で最大限のものを形にしていて十分楽しめた。無理にストーリーを凝らずにキャラ魅力でゴリ押したことが功を奏したと思う。

投稿 : 2024/10/09
閲覧 : 30
サンキュー:

1

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人向けになるかと思いきや思いっきりファミリー向け

Web漫画の連載作品としては初の劇場版だそうで、大ヒットしていますが。。作画は凄いですが、カップルや大人が見るには少し退屈で卒のないアクション映画だと思いました。

というか、大河内一楼さんの脚本としては少し甘めに設定してあります。

一緒に見ていたお子様にはギャグシーンが受けていましたが、おそらくジャンプアニメでも男女隔たりなく見れるのでカップル層も来てましたが、カップルで見るには恋愛要素もアクション要素もスパイ要素も「薄い」ので、ちょっとお困り気味でしたね。(作画はその分頑張っていましたが。。)

恐らくは今後大ヒットしているので劇場版のクレヨンしんちゃんのようなファミリー向けのギャグアニメ映画として制作されていくのではないかと思われます。

投稿 : 2024/09/23
閲覧 : 156
サンキュー:

8

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ファミリー向けだが展開はシビアでもある。しかし限界もある

そういえば書いて無かった。もちろん劇場で見て季節とも合っていて、銀幕向けの展開を盛り込んで00年代のジャンプ映画みたいな定冠詞添えたオリジナルストーリーに懐かしさも感じつつ、まぁ満足と言った感じで、むしろキッズ向けのようなこれにわざわざ感想を書くような熱量を感じ無かったけれど、折角だしということで。まぁ本題はこの作品の展望やらの部分について後半は書きたい

内容の大筋はパンフレットなんかで再確認しつつこんなキャラがいたなと思い出して、結局それにフォージャー家がどう合わさって物語が展開していくかということだが、おでかけでアーニャが事件と絡んでって追われて、それが黄昏の任務とも合わさって、ヨルさんはピンチを力で解決する役でと、犬編と似たような感じだがその中で目新しさは何とか作ろうとして、本目的のお菓子の材料探しと旅行先の家族描写に力は入れられて、そっちは子供らしさやレジャー施設の楽しい雰囲気を感じられて楽しめた
そして後半にアーニャは捕まりそれぞれ家族の裏の顔を見せつつのアクションパートになっていくと、大河内らしい伏線というか要素を使っての理由付けで決着や状況を変えていくストーリーの組み方は相変わらずで、一応一般向けにも出して臆さない映画として成立はさせようとしていたのが伺える。そこら辺は昔のジャンプ漫画っぽい覚醒展開やオリジナルキャラが鍵を握っててみたいなのでは無いシビアな感じにしているのは、時代の変化を感じた

映画館で見ることへの目線の変化は自分はあまり無いというのは『青ブタ』『夏トン』辺りの感想で語っているのだが、シンプルに映画作品となると他の映画たちと比べての評価にはなると改めて明言した上で本作はどうなのか
ファミリー向けでありながら一般映画としてのクオリティを目指して物語を展開したと前述したけれど、まぁシンプルに映画として見るとあまり記憶に残らない。印象に残ったのはやっぱり原作のアーニャのキャラのアニメーションや演技、それに振り回されるちちははで、飛行船アクションはまぁ悪くはなかったけれど、アニメ表現での限界というか、いまいち臨場感の無い、リアルな状況設定をしているが故の他の実写作品と比べての格落ちは否めない。やっぱりトンデモ状況でのエフェクトや特殊効果マシマシのアクションが唯一張り合えるアニメとしての表現なのかな。でも決着前の色彩変化の演出と回るカメラワークが合わさったアニメーションは面白いと思いました

最後にこのコンテンツについて
続きのテレビシリーズが決定して、益々原作に追いつかないか心配になる。劇場版第二作での茶濁しも興行が右肩上がりになる未来が見えないし、むしろ原作者の監修をつけることでさらに休載が増えるということにもなりかねない
24年は何も展開しない一年の期間をあけて来年放送されると思うけれど、それでどの程度の人気を保っているかという世間の反応次第で今後の展開の仕方も変わっていくと思う
ファスト消費の代表的作品となるか、一般にも広く知れ渡り安定したコンテンツとなっているか、今後のアニメ業界の趨勢を見る作品としても重要だと一期の時の感想に書いて、意外とそうでもなかったなと今は思い、むしろこういう作品の世間の見方が現在どうなっているのかを見る作品という印象かもしれない

投稿 : 2024/09/07
閲覧 : 31
サンキュー:

5

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

アクション含めてよかったかなぁ

アクション含めてよかったかなぁ

投稿 : 2024/08/31
閲覧 : 22
サンキュー:

0

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

オリジナルストーリー映画!

原作は知らないのですが、完全オリジナルストーリーみたいですね。
アーニャのステラ獲得のために家族でとある旅行に行くのですが、相変わらずアーニャがおてんばで悪い組織の陰謀に巻き込まれるって話です。ロイドとヨルのお互いの正体に疑問を持たない感じはツッコミどころではありますが、その辺はコメディ要素で気にならないようにしつつ、なんだかんだで家族が家族を想いド派手なアクションでピンチを乗り越えていく訳です。
このアニメはその辺のバランスが良いから楽しめるのかな〜。
早く続きが観たいです。

投稿 : 2024/08/31
閲覧 : 25
サンキュー:

2

ぼちぼちぼっち さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作者監修とのこと

ですが本編とのキャラクタに誤差を感じました。
まあ引っかかる程度で、原作無視のアニオリ設定ぶっ込みではなかったのでそれなりに楽しめました。

投稿 : 2024/07/23
閲覧 : 40
サンキュー:

1

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作及びアニメ未見にも楽しめる親切設計となっている

描かれている内容はいつものSPY✕FAMILYです。
劇場版のため、相応のスケールになっているものの脚本が大味すぎる気がする。

第一印象としては映画クレヨンしんちゃんを少々シリアスにスタイリッシュにしながらも適度にギャグ多めと。
『暗黒タマタマ大追跡』『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』ぽさが随所に見られる。
タイプFはともかく、スナイデルとドミニクとルカがボコられてそのまま退場は消化不良。
末路等もう少し掘り下げて欲しかったなと。
ロイドもヨルも立ち回りが凄すぎて、アーニャに隠す素振りも見せず、三者三様、互いに正体がバレてもおかしくないのに。

ロイドの異動危機や浮気疑惑や伝統菓子がクーデターに絡むには弱めで、早い段階で解決かあちらから自滅という形で収束。
フォージャー家以外の準レギュラーは顔見せ程度のちょっと台詞があるくらいで(フィオナはやや優遇)、興行成績次第ではシリーズ化を見込めることも視野に、彼らの活躍は次回に持ち越しかもしれない。
そういう意味であえて腹八分目でこれからを手探りしているとも言える。

世界観とキャラクターの最低限の説明があるため、原作及びTVアニメ未見の人でも楽しめるだろうし、一種のお祭り映画やファンムービーとして見ても作画もアクションもクオリティが高いかと。
とは言え、一本の映画として見るなら期待値を下げて見ることがお勧めです。

投稿 : 2024/06/19
閲覧 : 54
サンキュー:

10

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

家族旅行

人気作品の劇場版って事で私は勿論見に行きました。
2023年10月からテレビアニメもしてますがそれに合わせたかの様な12月下旬の公開ですね。

SPY×FAMILYは個人的に現在、少年ジャンプに連載している作品で個人的ランキング第3位に位置する好きな作品なので物語は心配してませんでした。

ただ、劇場の来場者数は少ないかも?知れません。
「ワンピース」や「五等分の花嫁」や「ヴァイオレットエヴァーガーデン」の方が多かった気がします。
基本、私は映画は平日の割引デーを利用して映画に行くので全部平日の同じ条件で、正直チケットを公開時間30分前に購入したので席が埋まりきっていて、間に合わないかと思っていたのですが結構空きがあるのにはビックリしました。

さて、内容は普通に面白かったです。
ステラ習得のお菓子作りの授業の為にお菓子を食べに家族旅行に出かけるってのが簡単なストーリーです。

キャラもメインキャラは全員が顔を出しています。
基本的にはフォージャー家が物語を回していますがしっかり他のキャラも登場させてくれたのが嬉しいですね。

最初のヨルのロイドの浮気を疑う演出は相変わらずのスレ違いコントですね。
ロイドの気遣いや何気ない服装のチョイスで浮気疑惑増していくのもSPY×FAMILYらしいですよねww

{netabare} アーニャはタイミング悪いのか前半は全然、ヨルの心の声を読まなかったよねww
アーニャって変な時によく心を読むのに大切な時に読まない事があるのがアーニャらしいw
アーニャが気づいてサポート出来てたらここまでは拗れなかった?{/netabare}

ヨルは今回は勘違いでロイドに{netabare} 一本背負いとビンタを1発噛ましてましたね。
あの一撃でロイドが観覧車から落ちてどうなるのかな?って少し焦ったけど、ロイドが綺麗に着地したのが笑ってしまいますね。

ってかロイドって観覧車がテッペンから少しズレた場所から落下、時計で言う2時くらいの位置から落ちた気がするけど、思ったより観覧車が下に来ていて何故?何故?なーぜ?ってなりましたww
最初、ヨルさんも飛び降りたかと思いましたものww

にしても、ロイドさん顔面が腫れすぎです……
アレはもぅ病院に行くレベルです。
あの顔でよく上手く着地しましたね。 {/netabare}

今回出てきた大佐だけど……
この大佐はダメダメだね。
何か子供が権力を持ちました的な我儘な軍人さんかな。
子供からお菓子メレメレを奪ったり、部下をあまり大切にしてなかったり、いきなり攻撃を仕掛けてきたりと……

戦闘シーンは割とよかったんじゃないかな。
ロイドは銃撃戦で大佐と戦い。
ヨルは人造人間との戦い。

派手なのはヨルかな?
よく動いていましたね。
スピード感も出ていたし攻防も割と良かったかと思います。
{netabare} 最後の決めての口紅ってあんなに爆発するものなのかなww /netabare}
めちゃくちゃ燃えるじゃんww

ロイドの方は4対1の銃撃戦ですね。
{netabare} こちらは数に押されたりアーニャの偶然に救われた部分はありますが、思ったよりアッサリ勝てたイメージがありました。{/netabare}

多分、大佐をロイドのライバル的な位置づけにしたかったのでしょうが、なんだろ?味覚と嗅覚がいいだけのオジサンって感じしかしなかったかな。

そう言う意味で戦闘面では{netabare} 敵側の人造人間の方が演出的には激戦を繰り広げたかな?
人造人間は硬いのかヨルが攻撃を通せないわ弾切れを知らないかの様な連射でしたからねw {/netabare}
ヨルがそれをどう攻略するのかが見物でした。

で、私が思ったのはヨルって純粋だなぁ〜と思いました。
ロイドの最後の飛空船が運転出来る嘘の理由が{netabare} 「学生時代のアルバイト」なんですが {/netabare}絶対に嘘ですw
アーニャの顔を見てください!
これが正しい顔です!

ですが、ヨルさんは純粋な笑顔で疑う事もなくロイドを尊敬し直して笑顔で信じます。
本当にロイドの妻役がヨルでよかったねって思いました。
普通なら怪しむよねww

にしても、ロイドの飛空船の中でヨルと再会したのはビックリでしょうね。
殺し屋だと知らない彼はヨルは一般人の女性で、略したら一般人の女性が飛行機に乗り込み攻防を繰り広げた戦場を徘徊していた事になるからw
最終的にどう誤魔化すのかと思いましたが……
{netabare} 何か有耶無耶にしただけww {/netabare}

後、ヨルのアーニャの気持ちを汲み取った家族旅行なんだから{netabare} 「皆で行きましょう」 {/netabare}って話は凄くよかったです。
彼女は立派なアーニャのお母さんですね。
{netabare} せっかくの家族旅行なんです。
家族で楽しまなければ家族旅行の意味がないですし楽しい家族旅行で寂しい思いをするのは違いますからね。 {/netabare}

家族なんですから何処までも一緒です。
お店もホテルも戦場も……え?なんですか?何か混ざってますか?ww


で、結局、{netabare} お菓子作りはなくなりますw
ただ、私はどの様な形でもアーニャはステラを手にできない事を初っ端から解っていました。

何故なら、物語的に原作でステラを集める話を用意している作者さんが、劇場版でステラをアーニャに与えちゃうと原作で話が合わない事になりますからね。 {/netabare}
夢のない見方をする私が自分で自分が何か嫌ですね……しかし予想出来たのです。

で、次は南国側に旅行?
次回作はコードブルー?
そんな訳ないかww

ボンドの未来予知でワンシーンで見せてくれましたね。
犬だけに。

誰ですか!今寒い言葉遊びだと思った人は!
暖かい目で読み流してくださいww

そうそう、{netabare} ボンドの未来予知を見たから序盤にアーニャは鍵を見つけて8号車の荷物の鞄を開けた訳ですよね。
でも、アーニャはその予知がなければ8号車の荷物にすら気づけないで居た訳ですよね。
けど、ボンドが見せた予知はアーニャが鞄を開けていたけど、 {/netabare}これって矛盾してる?

元々、ボンドが予知した未来のアーニャはどうやって鞄に辿りついたんだろ?

ただ、チョコを食べたアーニャが怒られるシーンはホッコリしますねw
ちゃんとアーニャの事を考えて怒っているのが伝わりましたからね。
アーニャもアーニャで不可抗力ではありましたがお父さんとお母さんに心配をさせた訳ですからねww

さて、こちらの作品はオリジナルストーリーですが楽しく見えました。
劇場版で制作側がテンションアゲアゲなのか下ネタが割と堂々と出ますww
アーニャがチップを食べた訳ですから必然と言えば必然ですが、アーニャが○○○を連呼したり神様の石像があの有名な{netabare} 小便小僧{/netabare}みたいになってたりとか、今まで下ネタは殆ど無かたSPY×FAMILYに入れてきたのはビックリしました。

私はまぁ、普通に見てたけど下ネタって無理な人って居るからそうした人からは評価落ちちゃうかな?
私は銀魂とか見てたから、あまり気にしないしけどね。

だって、銀魂はゴールデンレトリバーのアレを将軍の髷にしてたりしてたし、そこまでの衝撃はないし言葉と屁くらい?
寧ろSPY×FAMILYがこんなの入れてくるのは逆に珍しいかな?って思いましたね。
ただ、だからこそ入れて欲しくなかったって人も居そうかな?と思いました。

後、作中で作ってたヨルの雪だるま可愛かったなw
トナカイみたいな角付いてましたしバケツに被せたらワンピースのチョッパーみたいだなぁ〜って

投稿 : 2024/03/22
閲覧 : 305
サンキュー:

18

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ファミリー向けだけどスパファファンにも楽しめる

視聴完了
120分くらい

ジャンル
日常→派手なアクション

タイトル由来
スパイが,作ったファミリー(家族)
雪国での任務

設定
タイミングは不明だが、作中のどこか。
毎度の説明にはあるが、夫ロイドはスパイ、妻ヨルは暗殺者、子供アーニャは人の心が読める超能力者、犬ボンドは未来が視える。
オペレーションストリクスというロイドの任務のために集められたそれぞれ無関係の人たちが家族となる日常系。

ストーリー展開
イーデンの伝統行事お菓子作りの告知があり、校長が審査員を務め優勝すればステラがもらえる。
一方で本部からコードストリクスを離れ別の任務に就くように命じられたロイド。しかしこれまでの任務の難解さから人に託すことを納得していなかった。
そんな中アーニャから知らされたステラの話により、この状況をひっくり返すためお菓子大会で1位になることを目指し、校長の好物であるとあるお店のメレメレを再現するため雪国に行くことになる。
その列車の中でアーニャが誤って(悪気はないのだがボンドに食べさせられたとも言える)極秘機密が入ったマイクロチップが入ったチョコを食べてしまい、軍隊に狙われることに。
列車の中はヨルの活躍により切り抜けたが、売り切れととある人物の妨害により食べられなかったメレメレを食べるため食材を集めている途中、アーニャが1人になり連れ去られてしまう。それを知ったロイドは1人敵の本拠地である飛行船に乗り込み(ヨルも忍び込んでいる)、それぞれ敵を倒しながら再会。暴走する飛行船を街の向こうの湖に不時着させ、無事メレメレも食べれてハッピーエンド。
と思いきやお菓子作りの授業の日なぜか調理部屋が爆発。大会は延期になり、その日は校長の予定がつかず、副校長が審査員になるということ。
それを聞き次は副校長の好物を食べに、南国の街に行こう!という話で終わり。
ちなみにオペレーションストリクスは次の担当の不倫疑惑が表沙汰になり無事ロイドに戻ってきた。

感想
総評100点
良かった点
アニメと同様に、ストーリー、絵、キャラ、設定
悪かった点
なし

レビュー
最初完全オリジナルと聞いてそんなに期待はしていなかったのだが、大きく上回る素晴らしい作品だった。
設定はアニメ本編を壊さずかつ無理矢理感がないオリジナルストーリーで、作品内のストーリー展開も本編っぽさがあり劇場版ならではの豪華さもある。
映像は映画館で見るというのもあるとは思うがとても綺麗で、キャラクターの良さも十分に出ている。
さらに原作などはロイドの過去やミッション絡みで結構暗い話も出てきて大人向けなのだが、この映画は子供にも楽しめるような作品になっているにも関わらず、大人が見ても楽しい作品だった。

少し残念だったのはトバリとユーリの出番がほんの少ししかなかったこと。あれなら出さなくても良かった気が。

SPY×FAMILYの底力を見た作品だった。

投稿 : 2024/02/21
閲覧 : 140
サンキュー:

6

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

CODE: Whiteとは、家族の絆をお互いに認め合う旅行なのかも

この映画は、家族の絆を3人が認め合う心地よい内容でした。
そしてアクションシーンも、ロイドやヨルそしてアーニャの能力を十分に見ることができました。
もちろんボンドも活躍しますよ。


今回、フォージャー一家は北国へ旅行に行きます。
その理由は、オペレーション・ストリクスが別の担当者に変更になるのを阻止するため。
オペレーション・ストリクスが別の担当者に変更になると、ロイドには別の任務が与えられ、
ヨルやアーニャと一緒に暮らす理由がなくなります。つまり家族が別れることになります。

アーニャたちに出会う前のロイドならば、
別の任務が与えられると、今まで親しく付き合っていた女性とすっぱり縁を切るのに何のためらいもありませんでした。
でも、今回は違います。ロイドには大きなためらいがあります。
ロイドは、よほどアーニャやヨルとの生活が居心地良いのでしょうね。
それって、ロイドにとって、アーニャやヨルは心が許せる本当の家族なのではないでしょうか?

そして妻のヨル
彼女は、ロイドが任務で別の女性と会っているところを偶然見てしまい、それを浮気だと誤解して悩みます。
もともとヨルは、殺し屋をしているのが社会にばれないように、ロイドとかりそめの結婚をしました。
かりそめの夫婦ならば、ロイドが浮気しようが別の女性と抱き合おうが悩む必要はないはずです。でも、彼女は、すごーく悩みます。
なぜならば、彼女にとってもロイドは、誠実で約束を必ず守り、ヨルやアーニャを大切にしてくれる理想の夫だから。
これはもはや、かりそめの妻ではなく、どう見ても夫を誰よりも愛している妻ですよね。

そして娘のアーニャ
アーニャは、今回の旅行がステラ(学業等で優秀な生徒に対する褒賞)を得る準備のための旅行だと知っています。
彼女は、ステラがもらえないとロイドが悲しむことも知っています。
だから彼女は、ロイドですら入手できなかった食材を入手するために頑張ります。


今回は、ある事情により、旅先でアーニャが拉致されますが、
このときのロイドは、娘を取り戻しに来た父親そのものでした。
そしてこのときのヨルも、夫と娘を捜している妻そのものでした。

誰が見てもこの3人は、信頼し合えている家族そのものですね。

投稿 : 2024/02/16
閲覧 : 774
サンキュー:

25

けいP さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もはや国民的家族?

最強スパイの父親と
最強殺し屋の母親と
心を読む娘と
未来を読み取るペット犬の
家族の劇場版なんて
つまらなくなるハズがない。

どうせ面白いんだろうな~と思いつつ
公開からしばらく観に行けなかったけど
本日ようやく観に行った。
案の定面白かった。

盛り上がるまでには時間がかかったが
ドンパチやるだけの作品でもないし、
序盤から中盤は不穏な空気を匂わせつつ
家族のコミカルなドタバタを見せ、
終盤にかけて一気にたたみかける。
納得の出来だと思いましたね。

これはミルクボーイのコーンフレーク漫才並みに
最強フォーマットじゃないか?
いくらでも面白くなりそう。

公開から一ヶ月以上経ってるのに
映画館の客が多かった。
家族連れもいたな~。

もはやサザエさんやちびまる子ちゃん
ドラえもん、クレヨンしんちゃん
名探偵コナン、ルパン三世、
ドラゴンボール等と肩を並べる
国民的アニメになるポテンシャルを
持ってると思う。
褒めすぎ?w

投稿 : 2024/02/12
閲覧 : 267
サンキュー:

9

ネタバレ

Tenjin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良くも悪くも普通の内容

及第点の出来ではありますが、TV版同様にスパイアクションの緊張感みたいなものを求めて見るものではないですね。特に中盤はかなりのんびりしています。

ロイドやヨルが敵に負けることはないし、アーニャやボンドが死ぬこともないので、心底からハラハラはしないというのはこの作品の構造上しかたないのかもしれません。まあ、ところどころちょっとしたつまづきみたいなものはありますが。

ロイドの異常に早くて完璧な変装ぶりとか、敵の銃弾をかわしまくるヨルの人間離れした戦闘能力には思わずツッコミを入れたくなりますが、それもこの作品には必要な要素なのだと思います。シリアスな部分はほんの少しで基本は娯楽寄りということですね。

その魅力で物語を牽引するアーニャは今回も安定したかわいさを見せています。ただ、途中でかなりの汚れというか下ネタ要素が出てきてそういえば原作は少年漫画だったと思い出しました。ある意味、声優さんの演技力の見せ場といえるかも。
(しかし、出させるだけなら下剤を使えばいいのにと思ったのは自分だけでしょうか。まあ、戦闘艦にわざわざそんなものを置いてないのかもしれませんが)

この映画ではキャラクター同士の距離感とか、各人の能力や性格に変化はないので、そういう意味では若干の物足りなさもありますが、逆に言えば安心して見られるとも言えますね。

投稿 : 2024/01/24
閲覧 : 140
サンキュー:

3

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クレしん映画彷彿のファミリー向け娯楽

オリジナルのサイドストーリー。お菓子作りの為に家族旅行中のフォージャー家が、アーニャがひょんな事から両陣営戦争勃発の鍵?を食べてしまった?事から陰謀劇に巻き込まれる。

【良い点】
スパイファミリー初見でも分かり易く原作の魅力やキャラ関係や基本設定を手堅く描写しつつ、シリアスとコミカルの配分が絶妙な良脚本。
冷静に見るとかなりシリアスなはずが終始コミカル、アーニャのうんちが世界の命運を握る一幕など爆笑シーン多々。
家族向けにお子さんに楽しんでもらいたいサービス精神満点。劇場では笑いが絶えなかった。

両親どちらも無敵超人なので、ピンチの連続も殆ど危なげなく痛快だった。
ヨルさんの無双シーンは圧巻。作画も素晴らしい。

仮面家族特にヨルさんの乙女な心情を掘り下げていて可愛かったり、ロイドの超人ぷりや家族想いな魅力も改めて印象付ける。
本編の肝である家族の絆が大変良かった。
アーニャの可愛さも炸裂。これはファンから愛されるのも納得。
本編以上にフォージャー家の魅力描けていた。

敵も序盤のお菓子への執着や横暴ぷりなど印象付けが上手い。
適度に強敵で劇場版の敵として申し分なかった。

旅行物としても旅先の街の描写が雰囲気良い。

【悪い点】
悪い点とも言えないが、両親が個別に戦闘していて、野原家みたいな家族一丸!的な盛り上がりはやや欠けた。
ここは互いに正体秘密という設定が良くも悪くも影響していたか。
やはり悪いとも言えないが、野原家より戦闘力が無敵なためか、ピンチからの逆転的なカタルシスも欠ける。

フォージャー家の絆の再確認以外のテーマが無い。
それは別に悪い事ではないが、クレしん映画のような名作級!とまではいかなかった。

【総合評価】9~8点
ファミリー向けの人気作品の劇場場として申し分ない良作。
娯楽アニメ映画の鑑。
新世代のクレしんな感じ。
評価は「とても良い」

【余談1】
窓際のトットちゃん、屋根裏のラジャーと続き、まさかの三連続でうんち映画…
アーニャがうんちガマンするシーンで屋根裏のラジャー難民が早くも救済されるとは…

投稿 : 2024/01/12
閲覧 : 74
サンキュー:

5

ネタバレ

メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悩ましい

劇場版だけあって、作画が豪勢。
アクションシーンは鬼滅を彷彿とさせるぐりぐりっぷり。
作画の良さはあくしょんだけではなく、なんでもないシーンでもやたら力の入った画を魅せてくれる。
例えば、終盤のハンドラーがブツを受け取るカット。
短いシーンだが、テレビだったらこの構図や作画はしないだろうという映えっぷり。

音楽は基本的にテレビと同様、出しゃばらず上質なbgmとして機能。
盛り上げるところは盛り上げる。
それ故、bgm無しのシーンになると妙に寂しく感じるが、よく言えば、劇場版感がある。

キャラクターはそれぞれ持ち味、見せ場を発揮していて楽しい。
アーニャ、ロイド、ハル、それぞれがテレビ版以上に魅力を発揮しているし、
脇役の方々にもきっちり見せ場がある。
特にフィオナにはキレキレのアクション。
あ、ユーリはそうでもないか汗。

ストーリーは、本筋を邪魔することなく、この世界、キャラクターの日常であり得るであろうエピソードが描かれる。
イフストーリーとして、まあ、アリかな?・・・といった微妙な言い回しにはなる。
トラブルの原因の切っ掛けをもうちょっとアーニャから外した方が、と個人的には感じた。
もともとアーニャはコメディ要因ではあるのだが、終盤までその役回りで、ちょっと可哀想。

総じて楽しめたが、個人的に気になる事が一点。
このまま、この作品を名探偵コナンやドラえもんの様に延々続ける作品にするのか、
それとも本筋のオペレーションストリクスの完遂を目指すのか。
正直悩ましいと思う。この世界を愛する人も、ビジネスの観点からも。
個人的にも、この3人と周りの人達のワチャワチャを観ていたいとも思うし、物語の綺麗な収束も観たい。
マンネリの誹りを気にしなければ、延々と物語は続けられるし望むファンも多いだろう。
しかしマンネリ化して魅力が削れるのも怖い。

この世界、キャラクターの今後をどうするか…。
岐路とは言うにはまだ早いが、原作者、制作の方々には難しい課題だと思う。

などと面倒くさい事を考えていたが、劇場で小さい子供達の笑い声が聞こえていたので、子供達が楽しんでいたならそれならいいか、と思った次第。
子供が楽しんでいたなら、充分だ。

余談
便所の神様のシーンの過剰な作画よ(笑。

投稿 : 2024/01/10
閲覧 : 60
サンキュー:

5

ネタバレ

アハウ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

力のいれどころが

うんこの神様でした。急にタッチが異なった。

いろいろなところが?。
艦内で銃撃戦していいの?
それだけで墜落の危険が。

あれが{netabare}歯の裏にあったって{/netabare}ありえないでしょう。
レストランでいろいろ食ってるし。

入場するとき小冊子がもらえるのは〇

投稿 : 2024/01/08
閲覧 : 89
サンキュー:

7

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そこはベンキだったと思う

気取り過ぎていない良い力の抜け具合。
含みの無い分かりやすく派手な演出だった。
クセが無いのは良い事ではあるが、個人的にはやや物足りない感じもした。
昨今のテレビアニメの気合いの入れ方で、期待し過ぎていた部分はあると思う。
それにしてもここまで闇の無い映画にしてくるとは、ジャンプアニメ劇場版に持っていた印象とは大きく異なっていて意外だった。
挑戦的な構図が上手く決まって無いところがいくつか見受けられ、大人の事情を感じてしまったのが悲しい。劇場一作目なのだからもっと張り切っても良かったのに。色んな媒体に手を出し過ぎて収集付かなくなってない?

投稿 : 2024/01/02
閲覧 : 85
サンキュー:

8

ごる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

うんこと絆の映画ww

アーニャが機密データが入ったチョコを食べてしまい、それを出てくるまで監視されているのですが、とにかく我慢している時のアーニャが酷すぎるくらい笑えますwww
途中で真っ白になり漏らしたかなと思ったら、うんこの神様が出てきて一気にお子様向けのアニメと化しますoh(´・ω・`)...

あとはヨルさんが人間以上の身体能力を発揮するところですかね(´-` )
家族の絆を推してる感はとても感じました( ˙꒳​˙ )ナルホド
ゲスト声優で賀来賢人と中村倫也が出ていたことにエンディングテロップで気づきました( °△° )

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 68
サンキュー:

5

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SPY×FAMILYらしいアクションコメディ映画の良作!!

 フォージャー家の家族旅行。そこで巻き込まれる東西を揺るがす可能性もある大事件にアーニャたちが立ち向かうという簡単なあらすじ。まあ簡単に言うと感動路線に振り切る前のクレヨンしんちゃん映画みたいな。そこまで見た覚えないけどw
 アーニャが可愛いのは勿論、ヨルさんのキャラパワーが強すぎたり鈍感すぎたり(笑)、色々ツッコミどころは満載ではあるのですがロイドさん達の無双は見てて素直に面白かったです。盛り上がりも沢山あってテンポも良かったので弛れることなく最後まで楽しく見れました。可愛らしい下ネタやテレビシリーズと同じテンションのコメディもあって結構笑いながら見てました。
 うんことアーニャが戦うので子供向けに振り切った作品に見えなくもないですが全然大人も楽しめる作品でした。アクションの見せ場もあって満足。季節感もあって冬に見たいアニメ映画ですね。一年に一回SPY×FAMILYのこういう映画がやって欲しいですね。傑作とは言わないまでも面白かったです。

投稿 : 2023/12/30
閲覧 : 73
サンキュー:

6

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

てんこ盛りの要素が破綻せず引き立て合う上質なスイーツ娯楽映画

【物語 4.0点】
本劇場版のために用意されたアニメオリジナルストーリー。

夫婦や家庭の不和の可能性、家族3人+1匹各々が抱えた暴露されたらマズイ秘密。
学業不振でも、お偉いさんの都合でも詰む“オペレーション<梟(ストリクス)>”。
東国(オスタニア)と西国(ウェスタリア)両国間の危うい均衡。

偽装家族フォージャー家が抱えたリスク要素を一通りおさらいした上で、
突入する初の家族旅行。

大筋では、毎度のごとく、家族内の出来事が世界の命運を左右する一大事にワチャワチャと発展する想定内のコメディ作品。
ですが、家族か、学業か、スパイ活動か。
数多く示された波乱要素が互いにどう絡んでストーリーが展開するかまでは読み切れず。
まるで手の内のカードを披露した上で驚かせるマジシャンの芸でも見ている感じで、
道中はスリリングで私も結構ワクワクさせられました。

人物だけでなく小物にも多面性を設定して家族とスパイ活動など異なる要素を接続する橋渡し役を担わせる。
こうして一度見せた小物、聞かせたセリフの類は、意外なシーンで活用し回収する。
娯楽映画では定番のトリッキーな伏線芸も上々の隠し味。
例えば{netabare} 不倫三要素を完成させたw口紅をバトルの切り札としてリサイクルする{/netabare} とか。

スイーツ同様、複雑に素材が絡まり合ったエンタメは、
一つ材料を入れ忘れたり、配合に失敗したりすると、闇鍋化するリスクをはらみますが、
本作はそのリスクをも、どう転ぶか分からないアトラクション風味として上手く取り込んでいる感じ。


原作者も積極的に制作に関与することで、本格スパイ志向ではなくあくまでホームコメディを目指すという方針が守られているのも、このシリーズの場合は上策。
冬休みに入って劇場に数多く詰めかけていた家族連れにとっても、
ここ最近、歯ごたえのある骨太なテーマを内包した作品の劇場鑑賞が続いて消耗が激しかった私にとっても、
久々にホッと一息付いて、笑って丸飲みできる、柔らかく上質な娯楽作品に仕上がっています。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・WIT STUDIO✕CloverWorks

後半展開される{netabare} 飛行船{/netabare} バトルシーンなど、強化されたアクション演出は上々の劇場版クオリティ。
コメディパートでも力んで変顔になるアーニャの顔芸を中心に多彩なタッチで飽きさせません。

旅行先到着後、真っ先に{netabare} 雪だるま{/netabare} を製造したり、付け合せをお残ししたりするヨルさんなど、
キャラを拡張する小ネタの描き込みも良好で、周回しても再発見して楽しめそうな要素が詰め込まれていると好感します。

TVアニメ2期と同クールでの公開となり、
TV版、劇場版両方観た方へのご褒美カットもあり。
{netabare} ちゃんと二の腕に噛み付いたボンドの訓練成果{/netabare} が伏線芸にも活用され思わずニヤリ。


原作者の謀略により、{netabare} “うんこの神”{/netabare} の場面では、
『宝石の国』美術設定などを手掛けた赤木 寿子氏に、
耐え抜いて来た者を救済する、やたらと壮大なファンタジー世界の展開を依頼するなど、
良い意味での作画カロリーの無駄使いでも、腹筋を攻撃して来ますw

劇場鑑賞で厄介なトイレマネジメントはいつも以上に念入りに行いましょうw


【キャラ 4.0点】
個人的には『スパファミ』は『コナン』や『ポケモン』などと同様、
定番シリーズとして、エターナルコンテンツ化する可能性を有した貴重なジャンプ系の逸材。
この劇場版第一作は、エターナル化の挑戦権を賭けた重要作と見ていまして。

その観点から本作のキャラクター価値を測ると、
アーニャという絶対的なエースがいて、脇も引き立て役としては申し分ないけれど、
それだけでは2作、3作と積み重ねてもアーニャが飽きられれば廃れてしまう。

今回はフォージャー家方面を中心にキャラ総出演で、
どの角度からでもワクワクできるホームコメディシリーズの可能性は示したものの、
例えばサブキャラメインのエピソードで一本やれるかと思案した時に、
まだまだキャラ育成途上とも感じました。

劇場売店の過半を占有した『スパファミ』グッズ売り場。
その9割を埋めたアーニャだらけのコーナーを眺めながら、
TVアニメ1期ではキャラ4.5点だったけど、
今回はサブキャラ勢の今後の成長への期待も込めて4.0点にしておこうと思った次第。


【声優 4.0点】
アーニャ役の種崎 敦美さん、ロイド役の江口 拓也さん、ヨル役の早見 沙織さん。
常時、二面性表現に対応し続けるフォージャー家のメインキャスト陣は今回も安定。

種崎さんのアドリブ力で突破するシーンも多いという同シリーズですが、
本作では泥酔ヨルさんなど、早見さんへの無茶振りも頻発したのだとかw


敵役にはスナイデル役に銀河 万丈さん、タイプF役に武内 駿輔さんと実力者を配し盤石。
特に高圧的な軍人を表現した銀河さんの妙演には上質なヘイトのスパイスが効いていて、
ロイドさんが珍しく上手を行かれるシーンにも説得力があり味わい深かったです。


一方でスナイデル大佐のパワハラに右往左往するドミトリ&ルカのポンコツ雑魚敵コンビには、
中村 倫也さん&賀来 賢人さんの俳優陣を起用。
中村さんはドミトリの多彩な占いギャグ対応、
賀来さんは不慣れなツッコミ担当と、それなりのハードルがありましたが、
懸命なアフレコで、私がEDでキャスト知るまで俳優だと気が付かない程度の演技レベルまで持って来てはいました。

賀来 賢人さんは同年初めの劇場アニメ版『金の国 水の国』での主演でコメディ要素含めて、ひと叩きしていたのも大きかったと思います。
今回は、その時からさらに、ナチュラルな地声とは違うボイス形成を要求するディレクションも課されたそうで。

俳優タレントを広告塔のお客様扱いしない、声優としても着実に持てる演技力を引き出す良い傾向だと感じました。


【音楽 4.0点】
劇伴は引き続き(K)NoW_NAMEが担当。
TVアニメ版では軽快なジャズとバンド劇伴ソングが目立つ同グループですが、
劇場版ではオーケストラを全面に押し出し音圧を高めて大スクリーンに対応。

主題歌はOfficial髭男dism『SOULSOUP』で、てんこ盛りだが飲み干せる本作や人生の魅力を熱唱。
シークレットED主題歌となった、
{netabare} 星野 源さんの絆を確かめ合うバラードソング『光の跡』からの
1期主題歌コンビ再現によるメドレーリレー{/netabare} で締めくくる。

この種のエンタメ映画でありがちなエンドロール後の小ネタカット。
申し訳ありませんが私は{netabare} フランキー{/netabare} のことすっかり忘れていましたw
まぁ、私もそのくらい童心に戻って楽しめたということでご勘弁下さいませw

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 405
サンキュー:

18

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

冬に観るならぴったりの作品ですw

原作未読 110分 SPY×FAMILYの劇場版です。テレビ版から観ることをオススメします。

北の町にある目的のために家族旅行に訪れたフォージャー一家、アーニャが北の町に訪れる途中の列車の中で起こしたことが、大変な騒動になるお話です。

制作はテレビ版と同じくWIT STUDIO×CloverWorks、WIT STUDIOは進撃の巨人の前半を制作、立体起動装置を使った巨人との戦いのシーンが凄かったですが、今回も敵の戦いで進撃の巨人と同じぐらいカメラワークも抜群で、動きも尋常じゃなかったですね。

お話は、原作者が劇場版用に書き下ろした作品なので、劇場版内できちんと纏まっていました。

主要な人物は全員出演されていましたね。 {netabare}(う○この神様には笑ってしまいましたw でもああいう時のアーニャの気持ちは分かりますねw) {/netabare}

最後は良かったねとアーニャと言ってあげたい作品でした。

EDは星野源さん、主題歌はofficial髭男dismさんが歌っています。

最後に、相変わらずフランキー(もじゃもじゃ)さんは報われませんねw

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 240
サンキュー:

17

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供から大人まで楽しめる面白さ!これはコナンみたいに長く続く映画になるのでは!?

普通のアニメも十分面白いが、今回の映画は作品の良さが強調されていて
めちゃくちゃ面白かった!!

同じ劇場版でいうと呪術廻戦が最近ヒットしたが、
アレとは少し毛色が違った。
呪術廻戦は作品としての完成度が高く、そのもの自体完結した面白さがあった。
一方今作は、あくまでも本編の番外編であり、いつもの魅力と劇場版の強みがうまく噛み合って、面白いものとなった。
言葉でいうの難しいな…
感覚では毎年あるワンピースやコナン、ドラえもんと似たような魅力があった。

個人的に気に入っているのはアーニャのギャグ!
終始1人だけギャグ要素があり、笑ってしまう。
可愛さと面白さが絶妙で、誰もがアーニャを好きになってしまう。
卑怯だわ。
映画館でもキッズの笑い声が合間合間に聞こえてホッコリした。
静かに見たい人は、遅い時間帯で見るか、サブスクに降りてくるの待ったほうがいいかも。

スパイファミリーの映画が来年も見たい。
長く続いて欲しいと思った名作だと思う。
超オススメです!

投稿 : 2023/12/23
閲覧 : 94
サンキュー:

11

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/02
閲覧 : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/30
閲覧 : 0

santaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/27
閲覧 : 0

nobu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/24
閲覧 : 1

祇堂鞠也 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/24
閲覧 : 1

B.O. さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/22
閲覧 : 19

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/21
閲覧 : 2

xmnBQ21439 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/17
閲覧 : 0
次の30件を表示

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのストーリー・あらすじ

西国(ウェスタリス)の凄腕スパイ“黄昏”ことロイド・フォージャーに、進行中の任務「オペレーション梟(ストリクス)」の担当者を変更するとの指令が届く。一方、アーニャが通うイーデン校では優勝者に“星(ステラ)”が授与される調理実習が行われることに。任務を継続したいロイドは、アーニャに星を獲得させるべく、審査員長を務める校長の好物である伝統菓子を作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家はフリジス地方へ向かう。(アニメ映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2023年12月22日

この頃(2023年12月22日)の他の作品

ページの先頭へ