まあ君 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
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ゆびさきと恋々の感想・評価はどうでしたか?
まあ君 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
にゃんちゃこ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
昔ちょっとだけ手話を
習ったこともあり、
興味津々で観ていました。
こんなラブコメもいいですね。
take_0(ゼロ) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
物語は・・・聴覚障害を持った女の子が、とあるイケメン君との出会いをきっかけに自身の世界を広げていくお話。
運命的な出会いといってもいいのかねぇ、視聴後感を踏まえて言うとすれば。
恋は盲目といいますが、いやこれは使い方が間違っているか。
恋するパワーというのは凄まじいもので、考え方を変え、行動を変えるパワーに直結していきます。
私自身を振り返ってみても、若かりし頃の「無駄な無敵感」の次に、自分を変化させた大きなきっかけの一つは「恋愛絡みでの頑張り」だった気がしていますが、こっ恥ずかしいので、ここまでにしておきましょう。
なので、雪の燃え上がり感、新鮮感、世界が広がっていく様は共感もするのですが・・・。
途中から、少しモヤモヤしてきましたw。
逸臣の総合的イケメン具合に若干の反発心・・・ええ、嫉妬という名の負け犬感ですw。
最初は一話一話簡単な感想をメモろうとしていたのですが5話まででやめましたw。
あとは、もう生暖かい目で最終話まで見守らせていただきました。
作画は少し苦手でしたね。
主に顔の効果が苦手でした。
恐らくなのですが、視覚障がい者の雪の目線で、表情や口元を強調するための演出として使われた効果ではないかと愚考するのですが、私には少し邪魔でした。(もしかしたら、別の意味かもしれませんが)
その他は細めの線で丁寧に描かれていてよかったと思います。
破綻や乱れは目につきませんでした。
簡易にデフォルメされる具合も適切で、邪魔にはならなかったですね、逆に感情の切り替えや、ツッコミ、ボケ具合がわかりやすくて良かったです。
序盤の1話目、雪の中駅へ向かって歩いているシーンは独特の緊張感があり、どっかの爽子と風早が初詣に向かって歩いている時の様な緊張感が感じられました。
何なら、一話で終わっても「ええ話やなぁ」でいけそうなレベルだと感じました。
良いシーンでしたね。
音のない世界って想像する以上に大変そう「ああ、そうなるのか」「そんなふうに感じるのか」という発見が多くあった作品でした。
短いエピソードの中で広い世界を知っている者とこれから世界を広げようとする者の対比を鮮烈に描いており、興味深く、二人の今後が気になりました。
いつの世も世界を広げるのはちょっとした勇気。
ただ、最後に苦言を言うとすれば・・・。
レビュータイトルです。
オッサンの叫びです
「これみて、どないせいっちゅうんじゃあああああああああああ」
以上。
大昔、週刊少年ジャンプに「KICK OFF」という作品が連載されておりました。
「永井くん・・・はーと」
「由美ちゃん・・・はーと」
みたいな漫画でした。
当時の私は若かりし世代でしたが「勝手にしてくれ・・・」とつぶやいたものです。
突然、この作品を思い出してしまいました。
そして、オッサンになった私は少しだけ大人になって
雪と逸臣、京弥とりん、エマと心には、どうぞ、おしあわせに・・・」とつぶやくのでした。
さらに、桜志には「ドンマイ、選ばれなかったけど立派だったぞ」と。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
耳が聞こえないがピュアな感性を持つ女子大生・雪と、
バックパックで奔放に世界を飛び回る先輩の逸臣(いつおみ)の恋路などを描く、
同名少女漫画(未読)の連続アニメ化作品(全12話)
【物語 4.0点】
補聴器でもカバーしきれない聴覚ハンデを抱えたヒロインを主役に据える本作。
放送後日に字幕版も配信されるアニメでもあります。
が、本作は、障害者への思いやりを意識しましょうなどと啓発する類の社会派作品ではなく、
主眼はあくまで、一人の男性との出会いを通じて世界が広がる喜びとドキドキの恋愛劇。
ヒロイン・雪は耳が不自由ながらも、手話、筆談、スマホ文字入力アプリ、読唇と、
あらゆるチャンネルを駆使して、自分に新しい世界を見せてくれる逸臣先輩と懸命にコミュニケーションを取ろうとする。
聴覚障害が鬱要素ではなく、想い人とつながろうとする心情を浮き彫りにする個性として光って見えるのが瑞々しいです。
繋がりたい気持ちの強さは逸臣先輩も同様。
3ヶ国語を操り、バックパック旅行で海外で色々探し回っていても遭遇できなかった輝きを、
奥ゆかしい雪の心中に見出した逸臣。
雪にもらった手話ノートを叩き込んで、雪の秘めた想いの奥深くへと分け入ろうとアプローチしていく。
雪に関して個人的に衝撃的だったのが、最終12話の逸臣との公園デート。
花のスマホ撮影の趣味を明かす中で、
{netabare} 「花たちが季節を順番待ちしてるみたいで かわいくて」{/netabare} と述べるシーンには私もハートを撃ち抜かれました。
私も人並に差別の心を持った卑しい人間なので、
障害を持った人とは面倒そうなので、あまり関わりたくないなと思ってしまいますが、
雪みたいな娘と出会ってしまったら、貪るように手話覚えて接触を図ると思います。
というより、このアニメを見終わったこの春、
私はツツジ、藤の花、あじさいと、道端や公園に咲く季節の花々をスマホ撮影して、
レンズ機能でグーグル先生に花言葉やらを検索してもらう趣味に目覚めてしまいました。
雪とこの作品は、私にとっても新しい世界を教えてくれた貴重なアニメです。
【作画 4.0点】
アニメーション制作・亜細亜堂
繊細。
指先は手話を、唇は読唇を表現する重要部位なので、
作画カロリー削減のため安易に簡略化できない。
昨今の、唇をぶ厚めに描くキャラデザのトレンドには、
正直、私も面喰らうことが多々ありますが。
本作の、例えば逸臣のプルプルな唇の動きは、
雪を思いやる気持ちが現れていて好感できました。
その唇の動きに一喜一憂する雪の表情描写もいじらしかったです。
天候描写にも雪たちの心情が滲み出るため、おざなりにはできない。
特に序盤しんしんと降り積もる雪模様に、雪の逸臣への募る想いを反映した作画には、
“どこまでも限りなく 降りつもる雪とあなたへの想い”
といった感じで背景共々、惹き込まれました。
総じて、地味で手を抜きがちな部分で手を抜かずに、
登場人物の心情解像度を高めて視聴者を惹き込む、良好な作画、背景だったと思います。
【キャラ 4.5点】
高校生時々、中学生が主流の恋愛青春アニメの中で、
たまに無性に摂取したくなる、二十歳になればお酒も飲める大学生恋愛成分、片想い交通渋滞アレンジ配合を供給してくれる本作。
恋は盲目という言葉がありますが、
多くの中高生恋愛アニメでは、想い人のことしか見えなくなって、バカになって、
破滅的な言動を取ってしまう痛切を描いて、これも若気の至り、青春さとなりがち。
この点で本作は恋愛でむしろ見識が広がる、真逆の視点を持ったキャンパス青春劇と言えるでしょう。
この観点から印象に残るのが、雪の幼馴染・芦沖 桜志(あしおき おうし)
手話も使える彼氏候補として逸臣に何かと突っかかってくる、面倒くさくて可愛い奴。
小学校時代の雪に出会って以来、彼女のことが気になるくせに、照れ隠しなども相まって、
覚えた手話でつい意地悪してしまう。
桜志くんも高校生までなら、ツンデレでしたでワンチャン逆転ゴールもあるのでしょうが、
互いの世界を広める出会いを悟ってしまった雪と逸臣、
この大学生カップルの間に割って入るのは至難。
この桜志に加え、逸臣に想いを寄せる高校時代の同級生・エマなどと、
本作の“マケイン”ポジションは恋する余り、独占欲で周りが見えなくなってしまうことで、
視野を広げていく雪&逸臣とは対局の恋愛観を体現し、テーマを浮き彫りにする有用なサブキャラクター。
挙げ句、桜志は{netabare} 飲みニケーション能力でも逸臣に器の大きさの違いを見せつけられて。{/netabare}
それが伝わるだけに、負けっぷりが余計に切なかったです。
ここは、りんさんと京弥の関係に逃避して癒やされましょう。
【声優 4.0点】
ヒロイン・雪役の諸星 すみれさん。
聴覚ハンデを背負った登場人物は、しばしば声の出し方が分からない口調でセリフにならない言葉を発し、障害の現実を思い知らせる演出がなされがち。
ですが、雪の場合は、心の声に終始。
現実には発されることがない、きれいなモノローグ等で純愛のドキドキを好表現。
この点からも本作の目的が啓発ではなく恋愛と人間関係にあることが認識できます。
逸臣役の宮崎 遊さん。
とろけるような甘味過多なボイスで、雪を赤面させ溶かす上々の少女漫画イケメンぶり。
演者自身も逸臣同様、学生時代のバックパッカー経験が豊富で、
国際サークルでの英会話シーンもお手の物。
脇にもエマ役に東山 奈央さん、エマに片想いする伊柳 心役に畠中 祐さん、
などなど一線級の手練れが揃い、心情表現に抜かりはありません。
【音楽 4.0点】
劇伴担当は橋本 由香利氏。
ピアノとストリングスで静かに盛り上げる心情曲が中心。
一方でコミカルなシーンもカバーしたり、
世界各国の物品が揃う逸臣の部屋の中などでは、無国籍なBGMを鳴らしたりと、劇伴表現の振れ幅は割と大きく柔軟。
しばしば雪の聴覚障害の主観視点を交えることで、
ヒロイン心情をすくい上げる演出が成される本作。
音響も耳鳴り音しか聞こえない聴覚ハンデのリアルから、
救いの手を差し伸べる逸臣先輩の尊さを表現したり。
SEとBGMを挿入するタイミングも繊細な音響でした。
OP主題歌はNovelbright「雪の音」
“君のいる世界に僕を見つけてよ”と作品を正面から盛り上げる良作ラブバラード
ED主題歌はチョーキューメイ「snowspring」
“もうこれ以上 好きになるなんて どうしよう!”
って尋ねられても困りますw
白毛和牛 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
DB さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
全編通して純愛純愛純愛ですね・・・
けがれた心を持つ自分としては直視できないくらいのストーリー、こういう作品を見て心をリセットする需要があるのかなと感じました。
ヒロインを除き、リア充っぽい人ばっかりなのですが彼らが恋愛に関しては素直という設定がちょっと受け付けなかったですが、ジャンルとしてはありだと思います。
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
1クール12話
生まれつき耳が聞こえないヒロインが大学に入り、チョーイケメンで世界中を旅する先輩と出会い恋をします。
絵は、女の子は可愛く描けているように感じるのですが男性があまりカッコよく見えない💦
声優さんは、ヒロインの設定上心の声の表現力が少し足りないかなと。男性側はなんか違和感を感じる。
というところで点数がちょっと下がりました。
キャラはすごくみんな立っていて、バランスも良かったと思います。
何よりもヒロインの真っ直ぐな感情が気持ちよく見られました。
相手の先輩がヒロインを好きになる理由がよくわからずで、そこはちょっと不満が残りつつ。
と、文句を言いながらも視聴した感想は結構良かったー。でした
くまごろう さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
リタ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こういった現実にある特性をもった人を題材にする作品の場合、
苦労が沢山あるんだろうなとか、この先も大変な事ありそうだな
なんて勝手に描かれていない所まで気にしたりするんだけど
今回もそういった余計な想像とかしてしまったけど
それでもすごく、この二人なら全てが良い方向にいきそうだなって
温かい気持ちで観てられるくらい、素敵な作品に仕上がっていたと思う。
彼女のパートの時、世界は色鮮やかに描かれていて
しかも彼女の表情もとても分かりやすくてめちゃ可愛い。
彼の描写の時も、どんどん表情が増えていき個性もしっかりしていて
そら惚れるわーで埋め尽くされていて素晴らしい。
まわりの環境も素敵。
あまり負の要素をドロドロと描かなくても、きっと色々辛い事は沢山あったと想像できるし、これくらい控えめでも十分。
ため息がでるくらい美しいアニメでした。
青龍 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
『日々蝶々』などの森下suuによる原作漫画は、『デザート』(講談社)にて連載中(既刊10巻、原作未読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』、『かくしごと』などの村野佑太。制作は、『北斗の拳 イチゴ味』、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(1期と3期)』などの亜細亜堂。
(2024.4.19投稿、5.22加筆修正)
【あらすじ】
生まれながら耳が不自由(ろう者)な大学生・糸瀬 雪(CV.諸星すみれ)は、見知らぬ外国人から外国語で話しかけられていると思って困っていたところを同じ大学の先輩・波岐 逸臣(なぎ いつおみ:CV.宮崎遊)に助けられる。イケメンで「初対面でも私と会って戸惑わない」逸臣に興味をもった雪は、次第に逸臣との距離を縮めていくという恋愛もの。美男美女カップルなので、それぞれの恋のライバルとの絡みもあります。
【ろう者との一種の「異文化」交流】
予めタイトルの「異文化」に誤解が生じないよう断っておきますが、日本のろう者が日本人と異なる文化をもっているという趣旨ではありません。
私は、ろう者を受け入れる体制が整った中学校にたまたま通っていたので、ろう者のクラスメイトや後輩がいました。その実体験もふまえて、完全な異文化交流ではないけれど、異文化交流と似た側面があるという趣旨で使っています。
まず、彼らは、聴覚障がいの程度にもよりますが、補聴器から聴こえてくる不鮮明な音と相手の唇の動きを読む読唇術の組み合わせによって、相手の言ってることを「概ね」理解します。
したがって、ろう者と「十分な」コミュニケーションをとりたい場合は、指文字や手話を使った方が望ましい(ただ、周囲のちょっとした工夫、例えば、口をちょっと大げさに動かしたり、筆記を用いたりすれば、日常会話で困ることはほぼありませんでした。)。
指文字や手話は、日本語ベースなので完全な外国語ではないのですが、相手とより十分なコミュニケーションをとりたいと思った場合に必要になってくるので、外国語の習得と似たようなところがある。
本作でも、外国語を習得するにはその言葉を話す人を恋人にすればいいとよくいいますが、逸臣は雪に対する興味に比例するかのように指文字や手話に次第に興味を持ち始めていきます。
次に、ろう者は、当たり前ですが聴覚からの情報がないか少ない。これは、もちろん不自由な点ですが、彼らはそれを補うための独特の感性をもっている。
現在の補聴器の性能は私が学生だった数十年前と比べて相当上がっているようですが、補聴器の補助と読唇術による会話は完全ではありません(本作では、さらに文脈や過去の経験をあわせて考えて、ちょっと素敵な聞き間違い(「ギ」と「キ」)をしていますが、こういった勘違いはよく生じます。)。
また、当然、相手の口が見えないと何を言っているのかわからないので、横を向いて他の人と話したり、(一人の口しか見れないので)大人数で話したりしていると結構不安みたいです(本作にも同様のシーンがあります。)。
そういった場合は、本作の主人公である雪もモノローグがすごく多いのですが、断片的な情報からものすごく色々なことを考えているようです。
なので、勘違いを正したり状況の説明をしたりせずにいると想像がどんどん膨らんでいく場合があるため、できるだけ確認していく必要がある(本作では、逸臣が自然にそれをやってましたね。)。
確かに、煩わしいと思うかもしれませんが、本作のりん(CV.本渡楓)もそうでしたが慣れてしまえばそうでもないし、音のない(もしくは少ない)世界にいる彼らの感性は、音のある人と少し違う面がある。
特に彼らは音以外から得ている情報量が多い。相手のちょっとした手の動きや顔色などから、そんなことまで感じているのかとよく驚かされた(的外れすぎて驚いたこともありましたが(笑))。
当時はそんなつもりはありませんでしたが、今思えば、それがちょっとした一種の「異文化」交流みたいな感じだったなあと。
本作でも、逸臣は海外旅行好きで異文化交流も大好きなのですが、海外旅行と同様に違った感性を持った人と出会った驚きや喜びが表現されていると感じました。
最後に、日本の聴覚障がい者は、40万人(300人に1人)らしいので、極めて珍しい存在ではないはずです。しかし、日本では、「特別支援学校」に通うことが多いため、ある意味、一般社会から隔離されている面がある。
それが、上のあらすじでも書いた「初対面で私と会って戸惑う」といった「心理的な壁」を生んでいる原因でもあるのですが、そういったところで大切にされて育ってきた彼らは、本作で逸臣も言っていましたが、すごい純粋だと私も感じました。
そういった雪のもつ純粋さに逸臣が惹かれていくところも本作の魅力の一つだと思います。
【「周囲と違った魅力を持つ人はモテる」(2024.5.22加筆修正)】
私が本作を「異文化」交流と評した一番の理由は、例えば、日本に来たフツメン留学生が可愛い日本人の妻と結婚して帰国したり、その逆もまたよく見ていたりしたので、「周囲と違った魅力を持つ人はモテる」という実感があって、本作がそれと同じだと思ったから。
本作の雪と逸臣が惹かれあった理由って、お互いの外見というより(外見ならエマ(CV.東山奈央)でもいいわけで)、私は基本的にそこ(周囲と違った魅力)にあると感じたので、異文化交流と同じだなあと思ったわけです。
したがって、障がい者が出てくると度々問題となりますが、本作は、主に身体障がい者を同情・感動を誘うコンテンツとして消費する「感動ポルノ」にあたらないと私は思います。
私の恋愛ものの評価基準は、容姿以外の恋に落ちた理由が納得できるかどうか。
本作は、私のような経験のある人の方が共感できる部分が多いのかもしれませんが、異文化交流と同じように異なる境遇の人に対する想像力があれば、雪と逸臣がお互いに惹かれあう理由が十分に納得できる作品だと思いました。
とろろ418 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
【魅力的に思った点】
・雰囲気がよい
・女性キャラが可愛い
・ニヤニヤできる
【残念に思った点】
・中身が薄い
・題材の扱いが弱い
・場を荒らすキャラがいなく、悪い意味で安定しすぎている
【総評】
・70点
男キャラのほうが少女漫画的ですが、全体的に雰囲気がよく棘も少ないので、割と男でも見やすいと思います。
物語としてはちょっと弱いと言わざるを得ませんかね。
恋愛主体だと恋を成就させたあとは停滞しがちなので、もう少し題材に対して切り込むなどして物語の波を作ってほしかったです。
素材自体は悪くなく、全体の流れさえ良くなれば化けそうなので、2期で大風並みの力を持った新キャラが登場することに期待といったところでしょうか。
【こんな人におすすめ】
・ニヤニヤしたい人
・雰囲気が良い作品が好きな人
ジパミィナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
大きな展開がある訳では無いですが、テンポが良くて表情等が可愛いくてとても良かったです。
各キャラがしっかりキャラ立ちしているので、使い捨てキャラがいない印象ですね。
手話含め丁寧な作品だと思います。
ある程度はご都合主義になるのはしょうがないですが、そういった部分を上手く表現できるかが出来、不出来を分けるんだと思います。
普通に良作だと思います。
テナ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Nick さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
Glutton さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最初はよくある少女漫画かなと思い適当に見ようとしていただけだったのだが(失礼)、
心理状態の描写が丁寧だと感じ、いつの間にか話に引き込まれていた。
セリフで表す所と敢えて絵だけで魅せる所のバランス配分などが上手い。
そのせいもあってか元々可愛いヒロインが更に何割増しにも可愛く思える。
特にこれといった派手な事をしている作風でもないのに…。
作画が良いせいもあるのかもしれない。
ただ動画は自動中割りを使っているようなので(?)単純に★5とかの高得点として良いのかは
よく分からなかった。
作画で思い出したがこの作品、男性陣まで唇が異様にプルンとしすぎでは(笑)
まぁ最近は実際ケアしてる意識高い系男子も実際多いから別にいいけど。
今後曇らせに発展しそうな要素がいくつもあるのでそれらがどうなっていくのかを期待して視聴継続。
テンプレすぎる展開にならないといいなぁ。(←原作未読のため先の展開を知らない)
{netabare}
追記:最終話まで視聴。曇らせ展開に頼りすぎたりすることなくそれなりに上手く纏めたのは見事
もっとドロドロしたものが欲しかったり話の谷間的なものも見たい人には物足りないかも
しれないしずっとイチャイチャを見せられ続けたという表現もできなくはないが(笑)
それにしても逸臣君は聖人ですか?(笑)こんな内面までイケメンいたら誰でも惚れますわ
作画も終始安定していたし可愛さも出せていた絵だったので素晴らしかった
{/netabare}
みのるし さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
なんかまあよかったですよね。
ボクは大学には行っておりませんのでいわゆるキャンパスライフとゆうものがどおゆうものなのかわかりません。
なのでこおゆう物語に触れますと疑似体験とゆうまではいきませんがややそれに近い感覚でもって楽しめたりします。
しますが、これはこんなにイイ男とイイ女がうようよいるのが大学ってとこなのかいといいたくなるなるほどこの物語に出てくる人々はイイ男イイ女だらけです(笑)。
それにですねそれにですよここに出てくるキャラクターみんなですね唇がですよやたら色っぽいのよ。男も女も。いやーん。
・・・ごちゃごちゃとうるせえなそれが少女漫画のだいご味よと突っ込まれそうなんでそれはそれとしてこのへんで置いときますがそう思っちゃうんだからこれは仕方ないのですよ。
ほて、何がよかったかなんですけども、とにかくイツオミ君がええんすよ。
いやもちろん雪ちゃんもかわいかったんですが、いやまあもうこの二人ったらもう~くーっ!
このイツオミ君、最初なんかイキっとんな~こいつ~こんなやつ嫌いやわ~~~。って感じでしたが、ずっと見てるうちになんかこの兄ちゃんめっちゃ魅力的じゃね?と。
知的欲求が高い男の子なんだけどその向いてる方向が人間的なやさしさの塊みたいなところがあって、だから雪ちゃんを大事にするってのもなんか説得力あってですね。
いいじゃない!あなた!イツオミ君!・・・となったころに最終回となりました。
いやあ最終回の藤棚が美しい公園でのデート。あれ足利フラワーパークかなぁ。いいなぁ。えがったなぁ。。。
耳に障害を持つ女の子のハナシってゆうからまった聲の形みたいな心の闇を描く重いハナシなのかとおもいましたがそーではなかったところも見やすかった一因ですな。
心洗われるような美しい純愛もの久しぶりに見れた気がします。
よかったです。
たくすけ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
RFC さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鬼戦車 t89 さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
最終話(12話)まで観ました。2024.04.02
美女とイケメンしか居ない世界なので、雪、逸臣カップル以外にもラブラブ平穏が訪れましたとさ。めでたしめでたし…。
雪さんはとても可愛いですが、逸臣が気に食わないです。生理的な嫌悪感を覚えます。これは、親目線なのか…。
愛娘が、ポエミーな彼氏を連れてきたら、世の中のパパ達は良い気分はしないと思います。娘の自由にさせてやりたいけど、ゴーストが辞めておけと囁くんですよね。
3B男(美容師、バーテン、バンドマン)は駄目だ!と言うのと一緒で、経験上からも、シングルマザー一直線で、絶対実家に迷惑かけるんだろうなぁ…。
孫はかみさんが産んだことにするか…。戸籍上は娘の兄弟ということにして…。昔は良くあったそうですが、今は駄目かな…。
ホリミヤの高校生なのに全身入墨男と同じで、娘の好みの男と実家受けする男の齟齬があるんですよね…。
逸臣みたいなのが登場したら、低反発金属バットで脳漿ぶちまけるまで殴ってしまいそうです。
親の心配は尽きない…。そんな気分になる恋愛モノでございました。
………………………………………………………………………
8話まで観ました。2024.02.26
もう付き合ってるのか…。淡々としております。盛り上がりは当て馬の負ヒロインと幼馴染が足掻いたりするところかな?
どうも主人公の彼氏になったイケメンがスカした野郎なのが気に食わないです。主人公は耳が聴こえないので、感情を表に出しづらいのは分かりますが、コイツはよう…。
コレ、イケメンじゃ無かったら、スナックバス江の森田みたいな気持ちの悪いアスペ野郎扱いなんでしょうね。
モテモテ有理!イケメン無罪!女紅衛兵達がスローガンを叫びながら表を行進しているような印象の作品です。
負け犬達の方が人間っぽいので、何か救いがあって欲しいです。
………………………………………………………………………
5話まで観ました。2024.02.06
なんだろう…。イケメンに耳の聞こえない主人公を含めて女の子達が群がる構図を見せつけられて、何とも言えない気分です。
自分が狙っている異性は、他の奴も狙っているのだ!グイグイ行けぇぇ!というリアルな事実を突きつけて来るあたりが少女漫画なのかな?
イケメンは女に不自由して無さそうで、余裕があると言うか、不気味というか…。
どうも、生々しすぎてヒロインを素直に応援できません。かと言って、幼馴染もイケメンだけど失礼な奴なので、コイツとくっつくのも違う様な…。
ヒロインが酷い目に合わなきゃ良いな〜としか今の所思えません。ハラハラします。
えりりん908 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ヤマナ さんの感想・評価
2.3
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
1話視聴
よくある、クール系イケメン。
だけど、電車でほぼ初対面ですれ違いままに
頭ポンって怖くない?イケメンならキュンってなるのかな?別の意味でドキッとしそうだけど。
ヒロインの耳が聞こえないことによる心理描写は
リアルでよかったんだけど、ちょっとチョロ過ぎる気がする
2話視聴
ヒロインはまあ一目惚れしたって事で受け入れると可愛いかな。耳が聞こえない個性もある程度活かされてると思う。
ただやっぱり主人公がきになる。
頭ポンポンポンポンバカにしてんのかってウザくなりそう。言動がチャラい。
幼馴染くんの方が常識的で好感持てる。
6話視聴
作品へのこだわりも感じるし、他の恋愛ものと差別化もできてる。
けど、キャラのことがどうしても好きになれずここで打ち切り…と思って見てたんだけど、いやー最後は正直やられた。
予想はできたけど、あの壁ドン、描写からのEDへの入りちょっとかっこいいと思ってしまった。
それに、耳が聞こえないからこそ成立するシュチュエーション、うまい。
もう少し見ようかな。
ただ、人の色恋に口を出すつもりはないけど2人とも好きになれない。
最終話視聴。
やっぱり六話で打ち切ってよかった気がする。
何か大きな変化やひと悶着あるのかなって思ってたけど、最後の最後まで
主人公君はこんなに素晴らしいんだよ!と必死に伝えようとして終わった。
主人公の周りを顧みない自分勝手な行動ばかりうつし、難聴なだけで大変だろうにヒロインは恋に盲目になりカッコいい!の繰り返し。
ホントにカッコいいキャラってあんなに説明されなくても自然とカッコいいって思えるんだよね。
最後まで二人とも好きになれなかった。絶対おうし君の方がいいよ。
あと、主人公君が棒読み過ぎて感情がないのはキャラ設定なのかな?
最終話抑揚のない「おいしそー。」は聞こえてたら嫌味に取れるほど、
棒読みだった。
Mi-24 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
Bハウス さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
mamiko さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
レオン博士 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
***見終わって***
キュンキュンする少女漫画らしいラブコメでとても素敵でした!
私は{netabare}桜志くんのエピソードが一番好きだった
すごく子どもっぽく描かれて失恋した彼だけど、逸臣さんとあらゆる点で対比的に描かれることで、逸臣さんが雪から好かれる理由をうまく表現することに成功していたと思います
彼は不器用すぎて、まだ女心もよくわかってないお子様だったけど、ずっと雪のことを大切に想っていたのは間違いないし、きっと逸臣さんよりもその想いは強いと思う
でも、想いが強すぎて不器用で、うまくいかなかったんだよね
逸臣さんは彼よりもずっと器用で積極的で、恋愛が上手だった、想いの強さや重ねた年月に甘えていても恋は実らないっていう恋愛の厳しさを二人の対比で描かれていました
恋愛って残酷ですよね、本気で相手を想っている気持ちは一緒なのに、選ばれるのは一人で、負けたほうは「横恋慕野郎」なんて笑われたり、最悪なケースだと壊れるほど恋した人から嫌われ避けられて、一人涙を流して傷を抱え込むことになるなんて
でも、そんな恋愛の厳しさを描きつつも、ちゃんと桜志くんが前向きになれるような失恋の仕方をしていて、雪との関係も良い方向にいったし、恋敵なんて放っておけばいいのにわざわざ彼の本気の気持ちに向き合った逸臣さんのカッコ良さが際立っていて負けて当然って納得できるし、こういう形でこじらせた恋愛に決着がつくなら幸せな失恋だなーって思った
失恋する人もかわいそうだけど、振るほうもつらいよね
好きになってくれた相手の想いに答えられないのって、すごくつらい
冷たい言葉で拒絶して距離をとって思い切り傷つけてしまうけど、嫌いなんかじゃないんだよ、本当は好きになってくれてありがと私も好きだよって抱きしめたい、でも愛を育てていけるのは一人だけ
壊れるほど好きになってくれた優しい人を傷つけた
つらいんですよ、すごく
だから選んだ人と全力で幸せになるのが、選ばなかった人への誠意かなって思う
いつの日か笑い合って会えたらいいなって、だって私もあなたが好きだから
桜志くんと雪ちゃんは、きっとそんな関係になれたと思う、これは幸せな失恋
{/netabare}
ホント、めっちゃ良かったのに最後のほう話飛んだ? 2期が作れないから無理やり終わらせた??
ずっと丁寧にやっていただけにとても残念
2期あるといいな
***6話までの感想***
すごく少女漫画らしい作品で、まだ途中だけど恋愛ドラマを思う存分満喫できて最高です!
え、ナニコレ、めっちゃ尊いんだけど!!ただひたすらまぶしい、尊い!!
順調に進展しているように見えるんだけどコレは少女漫画だから順調だと逆に怖い、ホントに順調?
逸臣さんはいい人に見えるんだけど、余裕ありすぎ、感情こもってなさすぎ、女の子慣れしすぎ、ハイスペックすぎ、交友関係広すぎで恋する女の子視点だと不安になる要素多すぎて、雪ちゃんホントに信用していいの?って周囲のキャラにも視聴者にも心配させちゃうその絶妙な感覚が上手い!
本当にこれは順調な恋なのでしょうか?
まさに恋愛漫画の醍醐味!!
信用したり不安になったり安心したりまた不安になったり、そういった恋に夢中になる女の子の心の機微がリアルすぎてヤバイ、かわいい
桜志くんは{netabare} たぶん雪のこと好きだし、急に現れたチャラそうなイケメンに、恋に盲目になる幼なじみの女の子、自分が知らないうちに親しくなっていく二人、きっと心の中ぐちゃぐちゃになってると思う、私はこういう人を勝手に「ラブコメの被害者」って呼んでるけど、なんかこういうの見ちゃうと、桜志くん応援したくなる {/netabare}
そんなわけで雪ちゃん×桜志くん推しです!!
作画すごく綺麗だし、雪ちゃんの純粋なリアクションが可愛くて最高!
逸臣さんは確かにハイスペックでカッコいいけど、どっちかというと恋する雪ちゃんが可愛すぎてやばい、ずっと見ていたい、応援したい!
作中で京弥さんも言ってたけど、とにかく雪ちゃんが傷ついて泣くところは見たくないなあ・・・って思いながら見守っています
teji さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ミュラー さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
聴覚障害のある女子大生の物語。
同じ大学の先輩に恋をする。
単純なラブロマンスかとは思うが、
音が無い、話ができないというシチュエーションで
どうやって細かい感情や気持ちの変化を表現するか。
このアニメはそういったところが秀逸に思える。
これ、声優の演技がとても重要なアニメだ。
あと、ついつい手話を真似してしまう。
あまりにも順調に恋が進むので、途中で心配になるくらいだった。
ちょっとドラマ性が薄いんだよね。ぜいたくかもしれないけど。
そういう意味では桜志君には頑張って欲しいのだが。
どのシーンも絵になるような、素晴らしい作画でした。
タイガー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
耳が聞こえない女子大生と世界を旅する先輩のピュアラブストーリー
とにかく尊い。特に桜志。キャラも声も最高。
手話ってなんかエモいですよね\\\\\
ちょっとキザなセリフも恥ずかしいんだけど手話同士にしか分からない会話が超もどかしい。
最近ドラマや映画などでも多い題材やけどとてもいい仕上がりだと思いました。
優しい世界が増えるといいなあ。って思います。
害のない病まない幸せな時間を与えてくれた作品
薄雪草 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
"頭ポンポン" 。
それはいきなり天上から舞い降りた、未知の世界の扉を開けるメッセージ・・。
雪にはそんなふうに感じられたんじゃないかな。
主人公の雪は、女子大生。
先天性の聴覚の障がいがあります。
補聴器を付けているので、全く聞こえないわけではなさそうですが・・?
手話、ゆび文字、読唇、筆記などを駆使するマルチリンガル?です。
相手の逸臣は、若くして海外を旅する長身バックパッカー。
コミュニケーションに困っている雪をさり気にサポートするのはノブレスオブリージュ?
おまけに英語とドイツ語がこなせるトリリンガルで、中国語もイタリア語も勉強中ってどんな内面性なのかな?
~
3話。
{netabare}
What is your life about?
中学英語で直訳すれば「あなたの人生に関しては何がある?」。
(間違えていればご教示くださいませ。恥・・ )
でも社会人や大学生なら「あなたが生きる目的は何?」、「君の人生の本分は何?」が "スマート" です。
be about it
自分の意を尽くそう。
自分の行動で世界を広げていこう。
そんなパッショネートを作品のコアに据えている雰囲気です。
lingual
元々の意味は "舌" 。
雪は喋れないから、ゆびさきがその代わり。
キモチを指先で伝える感覚、それが恋ならなおさら手話は難しいかも知れません。
~
逸臣が雪に "頭ポンポン" したことで「いくらなんでも初対面でそれは失礼すぎるでしょう」と話題になったみたいです。
私としては、二人のプロフィールを深読みすれば、十分うなづけるシチュエーションじゃないかなと思うのですが・・。
雪の補聴器を見て、すぐにコミュニケーションに難しさがあると推測できた逸臣です。
それにジェスチャーやボディトークでコミュニケーションが十分成り立つことは海外生活で体得していたものと受け止めました。
くだんの "頭ポンポン" 。
「マナー違反にも感じられる強い違和感」ですが、実は本作にアプローチするための重要なヒントになっているのでは?と思います。
例えば、健常者意識に由来する常識的尺度は、障がい者への合理的配慮とは大きなズレがあるのではないだろうか、という観点です。
そもそも雪はそういう世界で生きてきたのですから。
そして逸臣もそういう世界を開こうとしているのですから。
~
左手の小指を立てて、その爪先を右手のおなかで軽く撫で回す。
女性への「かわいいね」を伝える手話です。
爪先は「女性の頭」を指し、撫でるのは「愛」を表現しています。
逸臣の「頭ポンポン」は「君はかわいいね」をストレートに伝えているわけで、雪にしてみればそれは直感的に理解できますし、勘違いするのも当然なのかもしれません。
ちょっとカッコイケメンな男の子が、危機に陥った女の子をスマートに助けたんです。
だから、そんな "勘違い"、いいえ "思い込み" が出逢いのきっかけにあってもいいんじゃないかなと思います。
にしても、別れ際のアピールが「君はかわいいね」だなんて、雪の世界にだけ通じるスキンシップ・・・。
う~ん、やっぱり「憧れない理由はない。」でいいんじゃないでしょうか。
(頭ポンポンの意味は、3話で説明されています)。
~
「人は見た目が9割」なんて俗説があります。
コミュニケーションにおいて "非言語的要素" がいかに大きな影響を及ぼすか、相手に対する好感度や信頼感は "言葉以外のファクター(見た目や態度、声のトーンなど)で決まりがち" というものです。
「メラビアンの法則」というのが出自らしいです。
1960年代の心理学者ですが、彼が提唱したのが「三つのV」、「7-38-55ルール」。
それぞれの数字は、言語(Verbal)の7%、聴覚(Vocal)の38%、視覚(Visual)の55%という、感情を伝達する際の寄与性の割合を表しています。
心理学では「初頭効果」というそうですが、初めて会った人に抱く印象は "たった3秒" で決すると言われるそう。
このような瞬時に形成される印象づけの効力を「初頭効果」と呼ぶみたいですね。
雪は言語と聴覚に障がいがあるので、視覚的効果(55%)がぐんと増幅しちゃったんですね。
100%かな? それとも200%かな?
(メラビアンの法則については、誤解のないように、詳細は、Wikiを参照してくださいね。ネタバレにはなりませんから)。
~
ハンドルネームに一文字重なるので軽い気持ちで視聴し始めましたが、案外と楽しめそうな予感です。
雰囲気の良い恋バナと青春群像劇に魅せられたいなって期待しています。
{/netabare}
6話。「恋々」ってどんな意味?
1話めから、恋々ってどんな意味合い?って思っていましたが、6話めにして展開したのは、雪と逸臣の "相思相愛する姿" でした。
え?一目ぼれ同士だったってことなの?
恋々(れんれん=恋い慕って思いきれないさま)。
"思いきれない" というなら、ナイーブでセンシティブで、感傷的なお話になっていくのかな。
近づいたり、離れたり、途切れたりする心にうまれる "思いきれなさ"。
都会的でも、大学生でも、知性や教養があっても、恋は全くの別ものなんだから。
ハッピーエンドかな?
それともビターエンドかな?
be about it.
~
観終わりました。
思っていた以上に二人の距離感はステディでした。
いわゆる運命的な出会いから始まる恋愛王道一路です。
雪には、ものすごく真摯な気持ちで向き合おうとする姿が見られます。
それはそれで人として好印象なのですが、一つポイントを上げるなら雪が極めて狭い世界で生きているからで、身の回りの雑音がほとんど入らないからだと思います。
彼女にとって、人と接するに音声言語を媒体としません。
それは、脳から遠いゆびさきに意思を預けること、思考をゆびさきに行き届かせることです。
音がないからこそ、より思考を深め、反駁し、昇華させるのだと思います。
例えはおかしいかもしれませんが、私は、落語や漫才の舞台で手話通訳を見たことがありません。
言語表現が高度に発達した日本の国で、ニュース番組はともかく、伝統的文化や時事の漫談、流行りのくだけた俗語がスポイルされた日常は、健常者の方には思いもしない世界なはずです。
そのなかで出会った逸臣の人柄は、雪にはどう映ったでしょう。
逸臣の雪に対するスタンスは、彼自身が海外での言語的ディスコミュニケーションの難しさを痛感しているからであり、その体験があっての出会いだったのだと私は得心しています。
二人を引き寄せ合う、惹かれさせあう十分な背景が、雪と逸臣の生い立ちにはあった。
それぞれに自らが求めていたコミュニケーションがそのゆびさきの振る舞いに感じられた。
二人が持ち合わせている異世界、異次元、異体験が、本当にひょんな出来事から扉を開けあった1話め。
それぞれの生き方が一つにまとまる道、同じ世界の伴侶としての未来を手繰り寄せる最終話だったと思います。
それにしても・・・主人公が大学生設定という強みもあったのかなと思います。
甘いばかりじゃない、激しいばかりでもない、いくらか塩対応もあるし、略して語らずもある。
頭の賢い人の恋愛脳って、こんなシーン、こんなヒストリーを積み上げていくのかなって思いました。
あと、OP、EDは、"耳に心地よくて" 好きでした。
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この手で「好き」って伝えたい…。 累計発行部数360万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNS などでも多くの反響を集める森下 suuが描く『ゆびさきと恋々』。 女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。 聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。 自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉ 聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがはじまる。(TVアニメ動画『ゆびさきと恋々』のwikipedia・公式サイト等参照)
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