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「ダンジョン飯(TVアニメ動画)」

総合得点
75.8
感想・評価
290
棚に入れた
975
ランキング
771
★★★★☆ 3.8 (290)
物語
3.7
作画
3.8
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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ダンジョン飯の感想・評価はどうでしたか?

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

垂涎のダンジョングルメ ついにアニメ化!! 進めよ迷宮 満たせよ空腹 ダンジョンを味わい尽くす!!!

この作品の原作は未読です。

そういえば、フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル 2024 冬」に行った時、この作品のステージイベントが開催されていたので拝見しました。

ライオス役の熊谷健太郎さん、マルシル役の千本木彩花さん、チルチャック役の泊 明日菜さんが登壇されていましたが、結構盛り上がっていましたよ。
リアル声優さんを拝見できる機会は貴重ですから、個人的には超が付くほど嬉しかったですね。


ダンジョン飯。 それは、“食う”か“食われる”か―――

レッドドラゴンから妹・ファリンを救い出した冒険者のライオス。
突如として、迷宮の主である“狂乱の魔術師”に襲われる。

再会を祝したのも束の間、ダンジョン深奥で再び妹は姿を消した……。
禁忌を犯してまで妹を蘇生した一行は糾弾され、
さらに仲間も失う寸前の危機的な状況の中、ライオスは決意する。

「“狂乱の魔術師”を打ち倒し、絶対にファリンを助け出す!」

コカトリス、ハーピー、そしてグリフィン!
襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思う事…
マルシルやチルチャックの反応が普通であるという事です。
魔物を食べるなんて、ゲテモノ喰いの範疇を凌駕しているとしか言い様がありません。

リアルで地球上の食べ物でも口に入れるのはちょっと…と躊躇いたくなる食材がありますよね。
そんなのどうやって探せば…と思い、「ゲテモノ」と入力して検索してみると…
普通に食べログに掲載されていてビックリ…!!

ワニの手ステーキ…はゲテモノ初級なんだそうです^^;
中級になると、カエルの足塩焼きやサンショウウオ焼き、スッポンや蜘蛛が登場します。
因みに蜘蛛は揚げて香辛料で誤魔化すそうですが、私は初級で赤信号…絶対ムリですっ!!!

もう相当お腹いっぱいなのですが、この無駄な好奇心…何とかならないモノですかね!?
怖いもの見たさで上級を見てみると…
小カエル、セミ、コオロギ、サソリ、ゴキブリ、イモリの一本揚げってやっぱり見るんじゃなかった( ;∀;)

でも、ダンジョン飯ってこういう生き物を食べるってことの筈なんです。
ところが、見ていると何故か空腹感を感じてしまう…
この違いは何なんだろうと考えてみると、割と答えは簡単でした。

まず一つ目は、完成形から原材料が特定しずらくなるまで、徹底的にセンシが手を入れている事。
揚げて香辛料で誤魔化すゲテモノ料理とは違い、とろみ、まろやかさや柔らかさが感じらるのは大きいと思います。
あと風味など人の五感に訴えかけるエッセンスも外せません。
肉、卵、それに野菜は普通でしたからね。

原材料が何か、だけを考えなければ、至極まともな食生活を送っていたのではないでしょうか。
でもこれはどのパーティーでも成し得る技ではありません。
魔物への探求心の強いライオス、長年魔物食を研究してきたスペシャリストであるセンシがいたから成立する話です。
改めて食って生きることの原点なんだと改めて思い知らされました。

異常気象かなにかの影響で、地球上の食べ物がゲテモノしかなくなったら…
あまり考えたくはありませんが、きっとセンシの様な研究科が活路を見い出してくれることを期待したいです。

ライオス一行はファリンを救い出すために迷宮深く潜ってきました。
彼らは果たして本懐を遂げることができるのか…
その答えは第2期までお預けになっちゃいましたね。
でも、第2期があるというのは希望です。

第2期制作決定に伴い、新規カット&ボイスを収めた特報映像が公開されています。
未視聴の方は是非ご覧ください。
第2期もとんでもないことになりそうな予感しかしません^^;

オープニンブテーマは、BUMP OF CHICKENさんによる「Sleep Walking Orchestra」と、sumikaさんによる「運命」
エンディングテーマは、緑黄色社会さんによる「Party!!」と、リーガルリリーさんによる「キラキラの灰」

2クール全24話の物語でした。
緩急の付け方がとても秀逸で終始面白く視聴させて貰いました。
第2期、期待しています。

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 62
サンキュー:

16

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん

ダンジョンの中で仲間と飯を食うのですが、架空のキノコやモンスターを食べるので、いまいちいいなぁとは思いませんでした。バトルもあるのですが、あまり白熱していなくギャグ要素が強めです。なので1期で見るのやめます。

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 81
サンキュー:

1

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

重層的なストーリーと優れたアニメ技術。最高の作品です。

 この作品は、ファンタジー世界で架空のグルメをやっているというのが第1階層の見方だと思います。そして、極端な各キャラがギャグとして機能していることでしょう。これが表層です。
 マンドレイクのところでマルシルが伝統的な食物の採集方法を提示したのをみんなで馬鹿にしていました。ですが、結果として伝統的な方がおいしいということで、効率によって失われるものがある、などの問題を提起していました。

 第2階層ではそれぞれのキャラの性格造形がどういう過去があるからなのか。そのヒューマンドラマを楽しむということだと思います。なぜ、そのキャラの言動はそうなのか。センシ、マルシルを中心に描かれました。もちろんそのほかのメンバーもです。
 加えて、ライオス、ファリンの兄妹の性格造形も明らかになりましたが、天才型の孤独ですよね。
 シェイプシフターではペルソナ問題、人からの見た目が表現されれていました。

 第3階層では世界観です。ダンジョン、種族、歴史。そういったものの作りこみです。どこまでも緻密に考えられているだろう生態系を含め、ああ、そういうことか…ということです。もちろん、ゴーレムの畑などはわかりやすかったです。
 そこに狂乱の魔術師や1000年前の王国などが重なることで謎としても機能しています。ダンジョンは欲望をかなえる。金がとれる。狂乱の魔術師を倒せば主になれる。つまり、オークたちとの闘いの場面も含め、人間社会の縮図でもあります。

 第4階層として、生きること、食物連鎖の部分です。これは冒頭でマルシルが墓場の植物を食べるのを嫌がったことと、食人植物のところで人を吸収したものは、人を食べることと同義か?という問題がありました。そして、センシの過去の物語。加えてファリンをもとに戻す、イヅツミとファリンの魂と体の結びつき。これが生命のサイクルという哲学として、ダンジョンの生態系と結びついてきます。

 これはまだ原作者の意図がつかみきれないのですが、チルチャックが24話で「なんの肉だ?」と言っているのは、おそらく人肉でしょう。イヅツミの毛が伏線なんだと思います。
 原作者はカニバリズムにも何かあるのでしょうか。緊急避難です。日本では「ひかりごけ」や海外でも「アンデス墜落事故」などが有名ですが、〇〇〇〇の〇ープ問題にも通じますが、どうもこの点、原作者はこだわりがあるようです。ファリンを食べるという点でも、どこまでが人でどこまでが魔物なんだというあいまいな境界線の問題を提示しています。

 カニバリズムというより、食物を吸収することで違う性質をもつ、つまり生命の連鎖とも取れます。大きな命題は受け取れていると思うのですが、そこにどんな意図があるのかがつかみ切れていないもどかしさがあります。

 生きるための食事。採取し調理して食べる。人間はそのシンプルなことだけで生きられます。ですが、欲望にとらわれると…黄金の都と永遠の命とは…それは人への執着も含めてなのかもしれません。ファリンを追いかけるライオス一行と、王を生かそうとする狂乱の魔術師に違いがあるのか?


 ざっと振り返るだけで、読み取れることがいくらでも出てきます。重層的なストーリーと優れたアニメ技術。最高の作品です。テーマやキャラ、一貫性そして作画、音楽、演出、構成などを含め、完成度で言えば、ちょっと他に類例がないくらい素晴らしい作品だと思います。

 ということでテレビアニメNO1作品の一つとして推したい作品でした。2期決定もいつになることやらという感じですので、心待ちにしつつ原作を読み込みます。





1話 グルメ×異世界を楽しむ?それとも教養が試されている?

{netabare} 本作原作は未読ですが、原作者の九井諒子氏の短編集2作が好きで読んでいました。神話・聖書・民話などの物語、SF、そして社会問題を上手く絡めていて、かなりハイコンテクストで教養が試されるような作品集でした。

 その九井氏の作品ですから、一筋縄ではいかない…と思って見始めたら、うーん…うーん…なるほどわからん。グルメマンガ×異世界もの…しかもそれを架空の魔物でやろうというのは分かりますが…
 調理法を見る限り、現実の食べものを参考にして設定を面白がって作ったのかなあ…という気がします。何か自分で独自の「系」を作るのが好きな人なのかもしれません。

 単純にそれを面白がればいいのか、食文化等に対する何等かのメッセージが暗喩されているのか…まあ、まだ1話ですからいいんですけど、氏の過去作を知らなければ1話切りかも…という気もします。

 ちょっとエルフのお姉さんのキャラに現代女性の何かが乗っかっている気もしますが、キャラとしてはそれほど目新しい人物造形ではないのでわかりません。それにしても、このエルフのお姉さんの声優さん…低い声がいいですねえ…千本木彩花という方ですねえ…アニスフィア・無名・キルコの人ですか…結構グッときます。

 アニメのレベルは高いですけどね。グリッドマンユニバースの最後の場面で本作が映ってましたので、力が入っているのでしょう。



追記 原作者は物事を見る時に視点を変えて「行為」の本質を抽象し、その行為の意味をズラすとか違うものと組み合わせる…という人な気がします。

 食べるという行為は生命を維持すること。つまり魔物も生命である以上食べているはず。だから、魔物は食べられる。
 料理という行為「食べられないものを食べられるようにする」「おいしく加工する」である。だったらダンジョンにもグルメは有るはずだ、ということでしょう。
 さらに「グルメマンガ」「料理動画・番組」と「異世界もの」はどちらも人気ですから、組み合わせたんでしょう。

 だったら、出落ちのはずなんですけど、短編ばかりの原作者が長編を描けているということは出落ちではないと思います。そう考えると2話以降が楽しみかも。 {/netabare}


2話 コメディをやろうとしているのか、文化・文明を俯瞰しているのか。

{netabare} 料理という点でいえば、正直異世界グルメ、異世界調理というのは何の役にも立ちません。食材の知識はもちろんです。そこに何を見るか?ですね。もちろんエルルをコメディリリーフにしたギャグは面白いですが…ちょっと考えてみます。

 前半。栄養素が云々とかはそれっぽくウンチクを入れているだけですね。本当に読み取るべきは「古来から伝えられた技法は手間のようでもそれなりの理由がある」と言う事でしょう。効率化によって失われた価値があるということが主要なテーマだったかな?と思います。

 後半…はどうでしょう?専門性のある人間の繊細な努力が無駄ということが言いたいわけでなく、むしろ逆かも。適当な仕事の進め方で大雑把に何とかなっているように見えても、最終的には専門知識が必要になる。あるいは協力によって出来上がる、料理とは高度な人間の共同作業だとも取れます。

 あるいは罠というものを調理の道具に変える視点の問題なのかもしれません。バジリスクの尾と頭の関係も視点と先入観の話になっています。

 ということで、考察しようと思うといくらでも考察ポイントは出てきます。どうなんでしょうね?それはコメディをやろうとして原作者の教養がにじみ出ているだけなのか、それとも料理という文化・文明の視点を変えて俯瞰しているのか。

 さらに上の視点で言えば、食という人間に必須の営みに見える滑稽さと同時に努力と情熱を描いているのかもしれません。{/netabare}


3話 気楽に見ればいいかな…という感じです。

{netabare} 今回を見る限りあまり深い含意を込めようとしているわけではなく、エピソード作りの土台として教訓的なものを使っている、というスタンスが本作のような気がしました。

 世間に流布された風説や先入観を観察と実体験で打破すると言えば聞こえはいいですが、よくある話ではあります。成長という時間の流れも感じますけど。ただ、この3話は新キャラ?登場回の位置付けだった可能性はあります。

 いまのところ1回見る分には面白いですが、じゃあ、何度も見返して考察してテーマを深掘りしてという作品ではなさそうです。キャラに惚れるとかギャグが極めて面白いというわけでもないので、次回から気楽に見ることにします。で、気付きがあればレビューして考えてみます。

 ただ今回の甲冑についての生態はこじつけがひどかったかなあ。生物は事実は小説よりも奇なりがありますけどね。頭を探すとか、一列に並ぶとかどういう生態だよ…と。説明はありましたけどあまり納得感は無かったかな。やっぱり気になるのは次週以降アレはどうなるんでしょうね?{/netabare}


4話 ダンジョンが世界の縮図であるという少々重い感じがする話です。

{netabare}  気楽に見ればいいかなと3話で思いましたが、また随分と真面目な話をもってきました。

 前半は汚物の処理をして循環させないと暮らせないし、それが食物の連鎖になるという点ですね。人工の環境内だからこそ工夫と人手がいるという話でした。里山問題なども想起します。ゴーレムが減るというのは農地や自然破壊のアナロジーにもなります。つまりいずれは環境が悪化するということです。

 後半は民族紛争のお互いの理屈です。ただ、食べ物と子供の無邪気な疑問。なぜ奪うのか、なぜ仲良くできないのか。当然の疑問に対して本作では丸く収めましたがそれでも戦うのが人間です。

 中盤のところはその理から外れた人間たちの生きる価値、儚い運命ともとれますが、あの部分の描き方は少々分かりずらかったです。

 ということで、ダンジョンが世界の縮図であることが提示されていたと思います。軽いかと思えば重くなる不思議な作品ですね。原作者の本領はこっちの少し重い方な気がします。

 そう言えば2話で「毎回同じところで全滅」3話で「初めての死亡」というセリフがあったので当然普通にダンジョン内なら生きかえるという前提でいいんですよね?酒場のシーンはそういう理解で見てましたが…{/netabare}


5話 重層的にいろんな含意がある作品。見る側のセンスと教養が必要かも。

{netabare}  思っていたよりもというか、九井諒子氏らしいというか、かなり含意がある作品ですね。テーマというより世界の作り方に「視点」を感じます。となるとご都合主義に見えた3話の食べられる鎧の話も、生物の不思議な生態への感動のようなものを含んでいたのでしょう。宝の擬態にもそういう面を感じました。

 さらに少し考えを深めると金と欲についても考えさせられます。「あるわけがない」宝に気持ちをたやすく奪われる人間の弱さですね。

 そして、今回は「取りつかれる」でしたね。「イワシの頭も信心から」でもいいですが、むしろ今いない人に無意識に頼ってしまう心理が人間を弱くしてしまう点を描いていました。しかも、その流れでファリンというキャラを上手く描いていました。加えてグルメと絡めているのも工夫でした。重層的にいろんなものが含んでいる気がします。

 アイスクリームは霊が現れると気温が下がるという風説からの連想だと思います。

 4話、5話とどんどん面白くなってきました。キャラ萌えとお話だけでもちゃんと作品になっているのがすごいですね。ただ、うーん…どこかのタイミングでちょっと立ち戻って考察したいなあ…コミック原作はもったいないので、現状では保留ですね。見る側のセンスと教養が必要かもしれません。ついていけるかなあ… {/netabare}


6話 アニメのクオリティが高い回だったと思います。面白かった。

{netabare}  今回は演出と作画、非常に良かったです。あっという間に時間が過ぎました。マルシルがとても可愛かった…というよりかなり女性らしい(死語?)感じがしましたね。今回特にマルシルの横顔がかなり西洋人っぽい造形だった気がします。後半の作画はかなりデフォルメしてましたね。

 で、絵の内部は何かの伏線になっているのでしょうか?ダンジョン自体の正体がまだわからない状態ですし、内部の人は妙な存在感がありました。ダンジョンの来歴と関係があるのか。あるいは絵画=バーチャルリアリティの様なイメージとも取れますけど。ここは無理に深掘りしないで後で何かないか楽しみにしておきます。

 後半はチルチャックの性格が災いした感じでした。彼はこだわりもそうですけど、人に頼ることを知らないで危機になる感じですね。今までで一番おいしそうな回でした。{/netabare}


7話 1つのエピソードとしてアニメ全作品の中でも出色な出来でした。

{netabare}  今回は最高に面白かったですねえ。グリッドマンユニバースのEDで出てきたシーンですね。完パケかどうか知りませんが、ということはこの作品は制作が随分先行していたのでしょう。総作画監督が1人ですしね。なるほどクオリティが高いわけです。

 それと前回でてきた絵の中のダークエルフって、OPでチラッとでてますね。やっぱり主要人物なんでしょうか。

 ということで食材に対する感情の問題が前半でした。今回は馬と亜人です。現実世界でも韓国では犬食が法律で禁止するとかしないとか、日本でも馬はアメリカ人からすると許せないとか、鯨の商業捕鯨の再開などで、結構ホットな話題です。それとイカタコ食ですね。特にタコなどイタリア人と日本人、中国の一部くらいでしょうか。

 人間から見ると慣れて心が通いあっているように見えた動物が、単なる捕食のための行動だ、というのも面白いですね。哺乳類と食虫植物との対比のセリフがありました。それに対して分からないのはライオスだけとチルチャックは言っていましたが、結果的にあの馬と食虫植物の行動は一緒でした。

 漁の節度もあったし、食物連鎖の話がありました。これは明示的でしたが、この食物連鎖の説明が6話までで描かれてきたことの総括のような感じでした。寄生虫は…うーん。

 そして、石鹸と魔法のところです。魔法はセンシからすると自然の理に反するようですね。そしてヒゲを洗っていない。だから、魔法を受け付けない=自然と共生しているという意味でしょう。それが文明の力として石鹸を受け入れると魔法が上手くかかる。これを堕落とみるか進歩と見るか、ですね。やっぱりこういうところに本作の含意のレベルの高さが現れています。

 一番初めに死んだ人がどうなるのか、という説明不足も回収されていました。彼らがまた死んでたのが笑えますが、彼らの経験・知識不足あるいは多様性不足も見て取れますね。

 それにしてもマルシルの戦闘シーンよかったですね。面目躍如でした。今回は話も演出も含意も全部良かったです。今回は1エピソードとしてあらゆるアニメ作品の中でも出色な出来でした。最高だったと思います。

 どんどん面白くなりますが、含意が多く教養とリテラシーが必要なので振り落とされる人もでてきそうですね。 {/netabare}


8話 ダンジョン=バランスドアクアリウムということかな?

{netabare} 8話を見る限り、ダンジョンは大魔法使いの実験場的な物なんでしょうか。要するにボトルアクアリウムというかバランスアクアリウムということですよね。養殖というか栽培というかそういう発想ではなく、世界の環境を知るためのミニチュアの環境がダンジョンと言う事なのかもしれません。だから、食物連鎖の話をこんなにしつこくやったんですね。

 それと人間の欲望とか民族闘争みたいなもの、絵画の世界の歴史の様なものが絡まっていますので、ダンジョンの正体が面白そうです。

 内容が深い…というよりもゲーム世界的な異世界設定とこの設定を絡めてストーリー世界を構築いしているところが本当にすごいと思います。

 キャラ達の過去と絡めて非常に面白い回でした。ライオスが主役かと思ってたし定義上はそうなんでしょうけど、マルシルとファリンが真の主役っぽいですね。OPの演出もそんな感じがします。{/netabare}


9話 キャラの言動・感情・心の動きが不自然に感じる回でした。

{netabare} SFやファンタジーにおいて設定が荒唐無稽とか、話が多少ご都合主義とかは物語性がしっかりあれば全然OKだと思います。ただし、人の言動というか感情の動きが不自然なのはいただけません。

 その点で今回のナマリとタンス夫妻はちょっと不自然だった気がします。だったら再開のシーンをもっとマイルドにしても良かったのかなと思いました。
 もちろん友情というかかつての仲間に対する感情とか、表面と内面のズレの様なものはちゃんと感じられましたけど、どことなく不自然な感じがしました。

 鍋の設定は面白いですが、やはりどこかナマリの心の動きが不自然だった気がします。ファリンの人柄というのも強調されていましたので、後で今回感じた不自然さは回収されていくのでしょうか?

 死と魔法が明確に説明される重要な回でしたが、話の出来は全9話の中で一番「ん?あれ?」と感じた回でした。今後、理屈優先でキャラの感情・言動が不自然にならなければいいのですが。 {/netabare}


10話 ドラゴン戦が終わったらコミックス買っちゃおうかな?

{netabare}  カエルでちょっと「このすば」を思い出してしまいました。マルシルが相変わらず可愛くて何よりでした。

 世界観も徐々に見えてきました。まだまだ謎は多いですが、全体の形は見えてきました。あとはどういうストーリー、設定が待っているかです。2クール放送の発表なのでじっくり楽しめています。

 いよいよですね。レッドドラゴン戦を見たらコミックス買っちゃおうかな、というくらいには楽しめています。ナマリはちょっと前回の唐突感がありましたが、キャラとしては根は良い人っぽいですね。あるいはファリンの人柄なのでしょう。
 キャラ達が良い人過ぎるがちょっと世界観と合わない気がしますが、そこがファリンなんでしょうか?{/netabare}


12話 緻密な設定と世界観が素晴らしかったですが、蘇生をどうとるかですね。

{netabare} ちょうど折り返しということで、話の区切りも丁度よかったです。構成に不自然なところもないので、これはかなりの脚本・構成力だったと思います。

 お風呂…サービス回…なんでしょうけど、まあ、色っぽくはないですよね。この2人。マルシルは髪型とか、悲壮な表情に色気がある感じでした。

 今後については、壮大な世界観とこの後のエルフとはどういう存在なのか?がテーマになってくるのでしょうか。最後に出てきたタークエルフは絵の中の人?長命で長い間生きているということなんでしょうか。

 で、その世界観と設定の緻密さ、伏線などに魅了されてきましたが、ここに来て出てきた「古代魔法」ですね。これをどう考えるか。設定を後出しの設定で解決したように見えなくはないです。
 ただ、マルシルのマンゴラドラのやり方とかその辺りに古いタイプの魔術を使う仕込みがあった気もします。そこは評価をする前に古代魔法がフェアな設定で納得いく伏線があるのか、後出しジャンケンなのかは検討したいと思います。

 評価は暫定です。{/netabare}


14話 2クールで終わらないなら、もう原作読んじゃおうかな。

{netabare} マルシル成分が足りない不満足な1話でしたが、いろいろキャラの相関が見えてきましたね。

 1クールを終え、2クール目の始まりを見ると、王道のファンタジーノベル…という感じの展開ですね。しかも、区切りが無い感じで。作品の楽しみ方としては、いろんな伏線が収束する感じと島主とかエルフとかダンジョンとか結果的にどうつながるのかというカタルシスを得られるか、ですね。

 登場人物が多いし設定が入り組んでいる割に、話が整理されて面白いと思いますが、この手の作品は結末を見ないことには出来の評価が難しいです。
 で、2クールじゃあ1区切りは無理かな?14巻だそうですし。それともアニメで何かの結末はつくんでしょうか。これは連続で結末まで見ないと、熱が冷めるのがもったいない気がします。場合によっては原作を読んでしまおうかな…今週考えます。{/netabare}


15話 ギャグ回面白かった。マルシルを堪能できました。

{netabare}  先週マルシル成分が少なすぎ多分、今週は最高でした。こういうギャグ回があるのも悪くないです。一応、蛇のピット器官のような秀逸な設定もありましたが、それよりもカボチャ的な物の絵面ですね。本当に面白い回でした。 {/netabare}


16話 ここにきて面白さが加速中。最高です。

{netabare} 面白さがここにきて加速中です。非常に面白い。面白過ぎます。話そのものも面白いですが、禁忌の魔法という設定とファリンの現状で否が応でも盛り上がります。

 黒魔術をもっと早くから仕込んでいれば最高だったんですけど…それともどこかに1か所でもマルシルが黒魔法を使うことを躊躇する場面とかそれらしいセリフとかありましたっけ?絵のところとか…まあ、後で通しで見てみます。

 本気で面白いです。この数年で見たなかでトップクラスに面白いです。{/netabare}


17話 名作ではないがエンタメ作品としての完成度は最高峰でしょう。

{netabare} 冒険譚はこうじゃなくちゃっていう感じです。はじめは世界観とか設定に興味がありましたが、どんどんキャラに入り込んで、今はストーリーが最高に面白いです。原作がすごいのかもしれませんが、アニメーションの出来も素晴らしい。

 センシがずっとおにぎり持っているのに笑ってしまいましたが、そこにほのかな含意と哲学があります。そう…いろんな視点で考えるヒントは散らばっているんですけど、そんなことを考えなくても面白い。2クールで1回もダレないのは素晴らしいです。

 アニメの作品として感動とかメッセージ性は名作認定はしないと思いますが、全体の作り込みと作品のクオリティーはすごいと思いました。このまま一機にラストスパートですね。


17話 再レビュー やはり名作かもと思います。圧倒的な作り込みの世界観が生み出す想像の広がりは他に類を見ません。

 名作とは何かというのは難しいですが、テーマ、メッセージ、文学性、いろいろあると思います。本作はこれらの要素については名作という水準ではないかもしれません。

 ですが、本作の圧倒的な世界観の作り込みが醸し出す想像の広がりを考えると、それはテーマにもメッセージにも文学性にもなりえるかもと思います。この17話は本当に素晴らしかった。単話でみれば最高水準だと思いますし、それを最高水準に押し上げる要素が1話から丁寧に積み上げれらた世界観であると思います。

 うん。やっぱり早々に原作を読みたいですね。アニメ終わるまで我慢できなくなりました。{/netabare}


18話 22時30分丁度に視聴するくらい楽しみ。原作本手に入れましたが…

{netabare} やばいですね。面白さなら過去トップ10に入る作品になりそうです。珍しく登録されるのを待ちわびています。原作を手に入れたのですがアニメの楽しみが減じてしまわないか心配で今部屋に積んである状態です。
 14冊赤茶色の表紙に手が伸びそうです。表紙絵を見る限りアニメの方が魅力的かもしれませんね。

 今週も人間観察のいい加減さと適格さの両面から頷ける、いい視点の話でした。緊迫感が続いたので息抜きでしたが、中身は濃かったと思います。昔の方がアニメは面白かったというのは一面の真実でもありますが、こういう作品が現れると進化も感じます。過去類例が無い作品だと思います。

 絵の件もちゃんと伏線だったし、この作品の世界観は感心するしかないです。{/netabare}


19話 マルシルがいつの間にか主役に?

{netabare}  なんかすっかりマルシルのファリンへの想いがストーリーの中心になってしまいました。マルシルが主役といってもいいくらいです。それが面白さにつながっているから大したものです。

 年齢問題と黒魔術のコンプレックス、ファリンの件の心の傷などをうまく表現していました。なかなか繊細なキャラ造形だと思い、改めて感心しました。
それとマルシルがエロくてよかったです。

 蜃気楼は巨大なハマグリの吐く幻というのと、悪夢を見せるもの…夢魔あるいはバクのような設定を組み合わせた感じでした。普通おなかをに重いものを乗せるとそれが悪夢の原因になりますので、そのあたりも考慮しているのでしょうか。
 その蜃気楼の原因である蛤を食うといのがまた…すごいですね。{/netabare}


20話 なぜマルシルはそこまで優しいのか?

{netabare} 1話2話を見返したのですが、いまさらですが初期設定で1000年前の王様とうのがあったんですね。そして、ダンジョンがかなり特殊な成り立ちになっているということも。はじめの方は集中してなかったのでいまさらですけどね。
 各話に考察する視点はあるのですが、やっぱり大きな要素はこのダンジョンは何なんのか、なんでしょう。

 そして、20話なんですけどイヅツミは不快なキャラですけど、むろしマルシルがなぜあそこまで優しいかという部分が気になりました。19話が何か関係してくるのでしょうか。命の長さ問題もありますし、両親に何かあったのか、ファリンをなぜそこまで慕うのか。やっぱりマルシルを中心に考えたいところです。{/netabare}


20話追記 19話20話が面白過ぎて原作を読んでしまいました。

{netabare} 正直この作品の特に第2クールを見ていると、他の異世界転生ものが色あせてしまい見る気がなくなるくらい面白いです。19話20話の奥行きが素晴らしかったと思います。で、マルシルの内面、ファリンの扱いの意外性などに興味がでて、ついに原作を読んでしまいました。

 まず、コミック1巻をはじめ初期の絵がまだまだ内容に追いついていないので、その点で今回のアニメ化の意味はすごくあったと思います。話題作とはいえ、1巻の内容と絵でははじかれる人も多いでしょう。九井氏の短編マンガはハイコンテクストな分、キャラ造形・キャラデザが記号的で含意中心の作品です。本作原作の初期には絵も含めてそのまま出てしまっています。

 ただし、4巻くらいからかなり絵もコマ割りも背景も物語もうまくなっています。アニメがどんどん面白くなるのは原作がどんどん良くなってゆくのと符合している気がします。それにしても今回のアニメ化のレベルは大したものです。原作の面白さも含意もキャラ造形も雰囲気も本当にうまくすくいあげて、さらにエンタメとしては洗練されています。

 それと構成がバッチリですね。14巻中7巻で大きな話の転換があって、そこまでで1期2クールで過不足なし、です。これは本当に原作もアニメもすごいと思います。

 で、最後まで読んで最後まで面白かったです。現状では今のアニメ化の範囲7巻までの方が面白いと感じています。
 ダンジョンの設定上の意味というより世界観の意味がカタルシスになりますが、ちょっと理屈っぽいかなという気がするためです。1期で考察しながら見ていたものが解き明かされる解答編ですが、話がうますぎて意外性にちょっとかけるせいかな?いや、気が付かないところがあるかもしれませんので侮れないですけど。

 原作もアニメも異世界ファンタジーとしては過去最高に面白いです。ぜひ、2期を早々にお願いします。{/netabare}


21話 急展開。マルシル可愛い。特に耳が今回は良かったです。

{netabare} さて、話がいよいよ核心へと向かってゆく折り返し地点が近づいています。起承転結の転の始まり、という感じでした。ダンジョンで飯を食う意味が深まってゆきます。

 この作品のコミックスの紹介で「今、人気のグルメ+異世界ものの取り合わせ」みたいな紹介をしていた、多分テレビの朝番組がありましたが見る目がないと言わざるを得ません。

 そしてマルシルは可愛い。今週は耳の形にやけにこだわったシーンがあったような…

 カナリア隊ですよね。意味は…思いつくのは炭鉱におけるガス探知機ですから、ダンジョンにおける危険の調査…という意味がかかっているのでしょうか?

 到達した場所の世界観が素晴らしいのでぜひ人間とは?食とは、生活とは?という考察をしたいところ。 {/netabare}


22話 マルシル最高。だが、あと2話しかないという事実。

{netabare} マルシルの何もかもが素晴らしい。髪を躊躇なく切ったところがカッコよかったし、キレた表情と間抜けな表情のギャップもよかった。羽ばたいたり跪く動きも表情も最高でした。

 話は原作読んだのでもう考察云々ではないですが、しかし、重層的な世界観はアニメの方が味わえるし、何よりアニメのクオリティが高すぎて面白さは原作の数段上です。もちろん原作ならではの良さはありますけどね。

 というわけであと2話しかない、という事実。つらい…せめて2期発表してほしい。 {/netabare}



23話 〇〇〇〇の〇ー〇の逆。これは1話から仕込んでいたということでしょうか。すごいですね。

 今週はなぜか24分ではなく28分ありましたね。きわめて珍しい事例だと思うのですが、イレギュラーなことをしても品質を維持したい、ということでしょう。

 で、ネタバレになりますので伏字にしますが〇〇〇〇の〇ー〇の逆というかひねった話でした。これがキャラの性格造形や言動に深く結びついています。ということは1話の段階からもうこの構想はあったと思われます。この緻密さがやはり本作のすごいところでしょう。

 で、そのシリアスな場面からのセンシの〇〇〇が笑います。常にバラをまとう作画はなんというか…そして、小籠包のイヅツミが作った分の毛とかやっぱり超ハイクオリティな作品だなあと思います。

 そして、多分次が最終回?ロスになりそうですが、原作がありますのでそちらをもうじっくり読みたいです。でも、やっぱり2期の発表がありますように…

 最終回を前にして考えたこと、思うことです。

 考えてみれば1話でマルシルが墓場に生えている植物を食べることを拒否した場面がありました。人を栄養として吸収した植物は食べられないということです。食人植物も描かれていました。つまり、23話のセンシの物語に対する伏線になっています。この構成もすごいですが、ここに一つの哲学を見ます。食ってなんだろう?と。

 エルフの長命問題もありました。物語の冒頭で1000年前の王が出てきました。それに対してこのダンジョンは死なないダンジョンです。センシが日ごろからいっていますが、魔法を含めて人の理から外れている存在です。

 1000年生きている村人たちは食事を忘れていました。このダンジョンは欲望をかなえます。死なずに済むことができます。そうすると食欲を忘れます。もし生きること=食べることと考えれば、彼らは生きているといえるのだろうか。退屈を紛らわすために無意味な行為をしている彼らは、ひょっとしたら食物連鎖の中にいることをわすれ、自分で食料調達をしない我々ではないでしょうか。
 マルシルのパリコレは笑ってしまいますが、我々の生活はマルシルのファッションを笑えないような実用性のない装飾ではないでしょうか。

 ダンジョンは一つの系を形成しているということです。ライオスたちはダンジョンの魔物と戦い、それを食べています。そこが他の冒険者との違いです。だからこそダンジョンを攻略できているとも言えます。

 もちろん道中にはほかにいっぱい何かを読み取れそうな、感じる部分はありました。本作はやはり一筋縄ではいかないテーマがあるなあと思います。特にファリンというキャラを置いた意味と、センシが言っていたダンジョンは欲望を実現するという意味です。まあ、そこは1期のアニメ化の範囲を超えますのでいずれ。

 23話の意味から逆算して考えれば考えるほど、考えさせられましたので最終回を前に少し頭を整理しました。
 なお、私はアニメ派ですね。原作よりも理解しやすかったし頭が回る気がします。





 

投稿 : 2024/06/17
閲覧 : 929
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34

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作好きなので色々言いたくなるけど基本的には楽しい

完結した原作は読了済み。

原作者の九井諒子氏はダンジョン飯で知ったのですが、後追いで見た過去作はストーリー物というより寓話のような雰囲気でプロットに一捻りある短編集が多く、妖怪や魔法が出てくるファンタジーであることは一貫しているものの、舞台も現代から中世日本までバラエティに富んでいます。ジャンルとしては個人的に星新一とか夏目友人帳とか(こっちはちょっと違うけど)方向の印象がありました。

なので分かる人にはわかる、どう見てもWizとかのゲームの世界観がベースにある本作は作風として結構意外な気がして、きっと趣味全振りなんだろうなぁと思った記憶があります。
レベルアップとかゲーム的な抽象化の概念は取っ払いつつ、「死んでも生き返るのが当たり前の世界」は世界観として残し(ここらへんも世界観として後のストーリーで説明あり)、「どういう状態までなら生き返れるか」みたいに想像を広げていく深掘りの仕方も、すごくこの作者さんっぽいですw
で、それと同列な深掘りに食、すなわち飯と料理があり、中心に据えられたのが本作なわけです。

そもそもの視点、切り口がオタクっぽいマニアックさ全開なので、刺さらない人には全く刺さらない気もしてしまうんですが、途中から物語が大きく動くので、そこで印象が変わる人がいるかもしれません。
(個人的にマニアックさが好きで見てて、急にストーリーが動いたので逆に当惑した記憶あり)

---
で、閑話休題。感想タイトルの話。

原作は漫画なので、時間軸を作者の視点で切り取った「コマ」で構成されています。
アニメ化に際してはそのコマで飛んだ時間が補完されてなめらかに動くわけですが、その補完(及び変更)のされ方にたまに違和感がありました。
今のところ「ん?」と思ったのは2箇所だけなんですが、特に注視して見てるわけでもなく、リラックスしながら一回見ただけでも引っかかるレベルだと個人的に思います。
それを挙げてみる。

1. 一話冒頭で全滅する際、戦闘中にも関わらずライオスが突っ立ってぼーっとしてる
ドラゴンに壊滅させられる戦闘は、原作絵では冒頭2~3ページのシーン。
仲間の動き、ライオスの回想(という名の状況説明)も入っているため、ライオス自身は2コマくらいしか描写されていません。
確かに見方によっちゃ止まってるように見えなくもないんですが、普通に読んだら腹ペコで気持ちがやや上の空の状態で「戦っている」描写だと思います。思ってました。
いくらなんでもボッ立ちは無いだろうと(´・ω・`)
作者さんアニメ化にどのくらい関わってるんだろう。

2. バジリスクを威嚇するライオスのタイミング
原作では、怪我をした戦士とエルフっ子がジリジリと追い詰められているシーンで、後ろからライオスが大声を上げて注意を引き、手足を広げて自分を大きく見せることで威嚇します(そしてマルシルたちはドン引きしますw)
対してアニメでは、バジリスクが興奮状態で走り回っているところに割り込みます。見返すとその瞬間、バジリスクは羽を広げてジャンプしてます。
いや、興奮状態の魔獣、しかもダッシュしてきてる状態でそれは無理がないか…?と思ってしまいました。

前半に書いたように、この原作者さんの特徴はファンタジーをマニアックに掘り下げて、独自の世界観を掘り進めることにあると思っています。
つまりディティールが特徴なんです。
そこに解釈違いや無解釈がある(気がする)のが、率直に言ってだいぶ気になりました。細かいんですけどね。

とはいえ、作画クオリティや声優さんなど全体的な質は安定な感じがするので、間違いなく最後まで見ると思います。

---
8話。マルシルとファリンの学生時代の話。
初めてアニメ化の良さを感じました。映像と音楽の力って素晴らしい。
今後は話も展開も濃くなっていくから、解釈違いの余地も少なくなるだろうか。そうだといいなぁ。

---
21話。最初より慣れてきたこともあり、違和感も減って楽しく見れてます。
原作設定でカブルーの仲間のノームはベジタリアンなのに肉食ってたりとか(だいぶ前の話数)やっぱり突っ込みどころはありますが…、原作が好きだとハードル上がっちゃうんですよね。
今回登場したカナリア隊はアニメ化の良さを感じました。色が付いて動くって、漫画のストーリー/描写とは違う意味でキャラが息づいているように感じると言うか、動いた!(語彙力)って感じがしますw

---
24話。(一期の)最終話。
毎週楽しみでしたし、総じて楽しかったです。
ただいわゆる「トリガー臭」をちょいちょい感じて、それが作品と合っていればいいんですが、個人的には「トリガーっぽいなぁ」というノイズに感じてしまったかも…。好みの話でしか無いんですけどね。

終了後に即二期制作が発表されました。
二期も見ると思いますし、楽しみです。

投稿 : 2024/06/17
閲覧 : 206
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10

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クオリティが高く楽しい本格ファンタジー。表情がくるくる動いていいですね

1話感想 クオリティが高く楽しい。表情がくるくる動いていいですね

期待していた一本です。
これは面白いですね。
ウィザードリィベースの世界ですね。
設定やら死者の復活の仕組みまで大体ウィザードリィと一緒らしく。

とはいえもちろんメインはダンジョンで飯を食うところのようで。
魔物を料理していく姿、それを美味しいと舌鼓をうつ姿が楽しいです。
クオリティは全体的に高く流石はトリガー。
これは視聴確定。楽しみです。

全話感想
ダンジョンで飯を食うだけの話…
と思いきやクオリティの高い本格的なファンタジーでした。
ダンジョンの魔物の意外な生態の面白さなどで十分興味を持っていましたが、それ以降もダンジョンについて、魔術について…。
世界観設定がしっかりしており興味深く大変楽しめました。

面白かったし人気も出たし、これは2期もやってくれるのでは?
これからの動きも楽しみです。

投稿 : 2024/06/17
閲覧 : 78
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7

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゲームとファンタジーのリアル

ロールプレイングゲームの世界観で、倒したモンスターを調理しながらダンジョンに潜っていく話

コミカルで気のいいキャラ達の掛け合いが面白く、モンスターとの手に汗握る緊張感のある戦闘と、戦闘後の飯テロシーンのギャグテイストなノリのテンポ良い転換が心地よく、手軽に見れる明るい作品だけど、背後にあるシナリオはかなり重めで、シナリオは重いけどキャラクターの明るさが重さをいい具合に軽減してくれます
コミカルとシリアスのバランスの良さがこの作品の魅力

モンスターの生態とか、調理法とか、ファンタジーの設定がかなり凝っていて、作者の人は本当にファンタジー作品が好きなんだろうなーって思った

ゲームが好きな人はもちろん、アニメ好きなら一度は見て欲しいオススメの作品、戦闘描写は細かいところがちょっと気になったけど、ずっと面白かった!

2期も期待しています!

投稿 : 2024/06/16
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31

ネタバレ

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ああダンジョン飯。

原作未読です。

期待値が高かったので、テレビ放送に併せて
毎週視聴していました。
1クール目の前半ぐらいまでは、予想どおりのグルメアニメ
だったのですが、途中から、登場人物が増えて、
物語の深みが増していきます。

そして、1クール目の折り返しには、
いろいろと想像もつかないような方法で
問題を解決していくので、ただのグルメアニメにとどまらない
原作の物語性にはびっくりさせられました。
ライオスたちは、結局{netabare}地上へ帰って補給をせずに迷宮の奥深くへ進んでいきます{/netabare}。
今後も続くダンジョン飯、2期も決まったので、
この物語がどのような結末を迎えるのか
気になるところです。
(タイトルは作中に出てくるセリフですが、
 本作を一番よく表していると思ったので、拝借しました。)

なお、アニメ化に当たって懸案だったのは、
原作の作風とtriggerの作風が合わないのでは、
と思っていましたが、お互いのいい部分を
出し合えたのではないでしょうか。
原作の雰囲気を崩しすぎず、でも、
triggerが得意とするキャラの生き生きとした動きがあり、
原作未読の私としては、よいアニメ化でした。

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 81
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17

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おいしい生活

TRIGGER制作。

迷宮でレッドドラゴンに妹が喰われた!
命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。
彼は妹の救出の為、食料を現地調達しながら、
再びダンジョン踏破を目指す、グルメ冒険活劇。

迷宮探索と自給自足の冒険グルメ生活、
獲物を捕まえ調理し、工夫しては美味に仕上げる、
評判通りの味覚を刺激する作品である。

ただ回復魔法で後にどうにかなるのか、
妹救出への緊迫した危機感は感じられない。

前期の主題歌は世界観をよく伝えてくれて良い。

{netabare}かつて栄華を誇った黄金の国の国王は、
迷宮の主・狂乱の魔術師を倒したものに、
我が国の全てを与えるという。{/netabare}

最終話視聴追記。
前半は食物連鎖に関する生態系の寓話など、
迷宮を取り巻く環境の説明も演出しながら、
後半に入りより冒険活劇らしさが見え楽しくなる。
{netabare}ファリン救出は、当初と形を変えつつも、
打倒狂乱の魔術師で、冒険はさらに続いていく。{/netabare}

時折、演出されるシリアスな展開にも、
それぞれに意味があり見応えがあります。

ダンジョンの最深部へと挑む、
やるべきことは決まったようです。

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 335
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36

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

漫画の出来には及ばないが。。

浦沢直樹のプルートゥと同じく「漫画」の出来には遠く及ばない。

しかし、漫画の面白さを伝えられる分だけのクオリティはあるので是非、頑張って欲しい。

原作のアイデアやシナリオ、構成は一級品です。文句なし。

14巻で意外と簡単に終わっているので、できるだけ多くの人に読んで欲しい傑作です。

投稿 : 2024/06/16
閲覧 : 290
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13

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

偽 SFスーパー英雄(?)列伝45

さて、今回の感想は
「ダンジョンに飯を求めるのは間違っているのだろうか」
の感想ですが(違)

じゃなくて(汗)待望のダンジョン飯のアニメ化なんですが、期待にたがわずいい内容でしたね。
文句を言うとすれば、最終回これで終わりかいっ!
って事ですかね(これこれ)
まあ、2期があるんで良しとしましょうか。

それにしても、なぜ架空の飯がこんなにうまそうなんだ(笑)
まさに飯テロアニメでした
(これでマルシルが色っぽかったら飯エロアニメぎゃ~~~~~っ)

ところでファリンがもしキノコの力で下半身を変えるとしたら何に変わる思いますか、自分だったらトラになってもらってゴーゴン大公とか
(だれもマジ〇ガーZネタ知らんわ・・・)
とにかく2期が待ち遠しいです。

おまけ
ナレーション
「ダンジョン飯、ああん?ダンジョン飯」
何か違う
じゃあ
「ダンジョン飯、ああ(ポン)ダンジョン飯」
か、軽い・・・
じゃ、最後に
「ダンジョン飯、ああ~ん💓ダンジョン飯」
って、いいかげんにしろーっ(吹っ飛ぶ天地人)

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 71
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11

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ダークな世界観に、ギャグとシリアスが融合した明るい作品

視聴完了
全24話

ジャンル
ダーク系ファンタジー、なんだけど普段がおちゃらけているので明るい感じがする。

タイトル由来
ダンジョン、で作るご飯
材料は保存食だったりモンスターだったり

設定
色々な種族の人が存在し、ダンジョンがあり、魔物がいる世界。
ダンジョンはこの世界の中でも特殊な存在で、狂乱の魔導士が管理しており、魔物以外の人間の魂を逃がさないようになっているらしく、ダンジョン内なら蘇生も可能。
ストーリー展開
ジャンルに書いたが設定、ストーリーを文字で見るとかなりダーク。本作の雰囲気は全くそんなことはない。

主人公のライオスを含むパーティーはレッドドラゴンと戦っていたが、その力は強くライオスをかばい妹のファリンがレッドドラゴンに食べられてしまう。ファリンの最後の力で全滅の危機を逃れ地上に転移したパーティー。ライオスは魔物に詳しく、レッドドラゴンの消化は1ヶ月くらいかかることを知っており、すぐさま救出に向かおうとするが、突然の転移だったので身につけているもの以外は全て紛失しており、食料を買うお金も時間もない。そんな中でパーティーメンバーであるナマリはお金が払われないならという理由でパーティーを抜け、シュロウは自分の従者を頼り一刻も早く助けに行くためパーティーを抜け、エルフのマルシル、ハーフフットのチルチャックと共に食料を現地調達で行うことを決め、速攻ダンジョンに潜る。途中ドワーフのセンシと出会い、様々な機転でダンジョンを攻略し、死力を尽くしてレッドドラゴンを撃破。しかしライオスの読みが外れ、レッドドラゴンは動き回っており、ファリンはすでに骨になっていた(消化できないものを体内の燃料袋に保管するという、レッドドラゴンの性質により)。ダンジョン内の蘇生は可能だが、すでに肉体が失われているファリンはその場から動かすことで魂との繋がりが切れてしまう可能性が高く、蘇生屋が,潜れるような低階層に骨を持って行くこともできず、絶望的かと思われたが、マルシルのドラゴンの血肉を使った黒魔術の蘇生によりファリンはよみがえりハッピーエンド。
と思いきや、レッドドラゴンは狂乱の魔術師が命令を下していたモンスターであり、倒されたことで狂乱の魔術師が登場。ライオスたちは隠された地下の住人の手助けにより難を逃れたが、ファリンは連れ去られキメラに改造された上意識も一部は残っているが狂乱の魔術師に乗っ取られてしまう。
その後ライアス達がシュロと他のパーティーと合流しファリンの顛末を話しているときにファリンが強襲。
3パーティーの大半を殺しいきなり撤退。(治癒術師が残っていたため蘇生)
ライアス達以外はダンジョンから離脱。
ライアスは狂乱の魔術師にファリンを解放させるため、そのままダンジョンを進むことにする。
その後狂乱の魔術師によって管理されている地下王国の人たちに出会い、狂乱の魔術師を倒すためにはダンジョン最下層に封印されている有翼の獅子を解放した方が良いという情報を聞き、センシがこれまでの経験と感覚から、ファリンの体の魔物部分を取り除き食べてしまえば、支配下に置かれないのではないか、と提案し、有翼の獅子の解放、狂乱の魔術師の無力化、料理した食事を食べるための人員の確保、の3目標を掲げダンジョンを進んでいく。
というところで終了。

感想
総評100点
良かった点
設定、メリハリのあるストーリー展開、ギャグ要素、ラストのまとめ方
悪かった点
ない
レビュー
まず、私が原作を読んだことがあるのだが、ファリン蘇生、までしか読んでおらず、その後を全く知らなかったため、24話でファリンを蘇生させハッピーエンドだと思っていたため、全く期待はしていなかったのだが大きな間違いだった。レッドドラゴンは間違いなく序盤の山場ではあるが、むしろ本当の物語の始まりでしかなく、いい意味で大きく期待を裏切られた。
タイトルの通り、基本的にモンスターを効率的に倒して食事を作り、明るい性格のキャラたちが美味しく味わうという明るめのシーンが多いのだが、物語の本質はとてもダークでそのギャップがとても良い。また一見ギャグっぽいシーンも多いのだがそれぞれのキャラクターは真剣なのにもかかわらず面白い。
なお、すでに2期制作が決定している通り、1期としては途中で終わっているのだが、1期の中で得た経験を整理し、目標をしっかり定めて終わるラストは途中なのだが素晴らしい終わり方だった。

なお音楽については、1期のOP・EDともに音楽としては好きなのだが、作品にあっているかといわれると・・・2期は音楽も悪くなくOPの映像はかなり好き


2期がとても楽しみ。
なお原作は完結済みとのことなのでぜひ2期でラストまで放送してほしい。

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 74
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7

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

決してグルメアニメではない

貧乏パーティーがドラゴンに飲まれたメンバーを助けるため、
ダンジョンに潜ってドラゴンを探す。
食料が無いため、魔物を食しながら進む。
でも、食事メインという感じはしない、不思議なアニメである。
単純なストーリーのアニメにも関わらず、不思議な魅力のあるアニメ。
とにかくキャラが魅力的なのがいいのかな。
絶妙な距離感のパーティーメンバーで旅しているのが良いんだろうか。
次シーズンもまだまだ続く。

6/15
今期の放送も終わり。
このアニメ、話が進めば進むほど、ギャグが冴えて行く気がする。
特にマルシルとライオスの顔芸が素晴らしい。
当初の目的であるファリン救出はまだかなっていないが、
2期製作も決まった。
今後も楽しみのアニメである。

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 137
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13

8bit さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

とても良かった

アニメとしての楽しさが詰まっていた。

飯を作る楽しさ、そしてそれを魅せる描写。
表情豊かなキャラクター達。
豊かさを支える声優の芝居。
場を盛り上げるBGM。
そして何より人間が人間らしく描かれており活き活きとしていた。

全てが高水準で構成されており見ていて退屈しなかった。

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 38
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5

しゃけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作を読んでいても楽しめる!

ここ最近アニメの視聴本数が大きく減ってしまっているが久しぶりに続編以外で大当たりですね。
OPが当初なぜかひどい作りだと批判されていたが作品にあったいいものだと思うのですが私だけでしょうか?
音楽は正直それを売りにしているわけでもないので可もなく不可もなく。
物語の評価が低いのは原作を読んでいる人はわかると思いますがダンジョン飯はここからが面白いのです。
まだ序盤、2期で終わるか怪しいですがここからが面白いのでこの点数です。
十分にいい作品です。

投稿 : 2024/06/15
閲覧 : 33
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4

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★☆

2024.06.14 ★★★☆(3.5) 1度目観賞評価

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 38
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0

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

食事シーンもさることながらストーリーもしっかりしてて面白い

当初はダンジョン飯というタイトル通り迷宮を探索しながら魔物を料理して食べる飯テロ的な作品かと思いながら観てて、それゆえにライオス達のパーティの中で、知識豊富で料理を振舞うセンシの貢献度が高く感じられ彼が主人公でもいいんじゃないかと個人的に思ったほど。
だけど、最初から魔物を食べるのにあまり抵抗のないという印象が強かったリーダーのライオスが中盤以降、主人公らしい存在感を増していき、話もそれまでのコミカルからややシリアスになるも面白くなっていった印象でした。

コミカルな話も悪くなかったけど、個人的にはシリアスな内容からの食事シーンで、ひと呼吸置くところが本作の真骨頂という印象で、程よい緊迫感とも相まって改めて生を実感させられる描写だったなと。

2期も正式に決まったので、待ち遠しい気分もありますが、気長に楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 63
サンキュー:

14

横比較無用ノ介 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

真実は常に食にあり

ライオス一行、妹救出のため、金も食糧も無いがダンジョンへ。
食うか食われるか、負ければ何物かの餌になる。
食は命の源。時に残酷、時に喜び。

九死に一生を得た後でも腹は減る。
怒っても、哀しくても、楽しくても腹は減る。
どんなエピソードもしっかり「飯」に戻ってくる。
キャラクターの豊かな個性が見事に描かれ、冒険の日々がとてもコミカルに表現されている。

如何にモンスターを倒すか。
オタクなライオスの知識が、攻略に効果を発揮する。
如何にモンスターを食すか。
センシの豊富な知識と経験が、見事な料理を完成させる。

その過程でしっかりリアクション芸を挟んでくれるマルシル。最高のスパイス。
突っ込みながらもパーティを陰でまとめるチルチャック。

熾烈な冒険ものとは趣を異にする本作。
だがその奥深さは、ありきたりなラノベアニメをはるかに凌駕している。
細部の設定、ストーリーの構成とも、賞賛に値するレベル。
そんな凄さを感じさせない軽妙な展開も、また良し。

「ダンジョン飯 それは食うか食われるか
そこには上も下もなく
ただひたすらに 食は生の特権であった
ダンジョン飯 ああ ダンジョン飯」

狂乱の魔術師の狂乱さが遺憾なく発揮されそうな第二期。
待ち遠しいです。

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 36
サンキュー:

4

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

迷宮に潜む食の罠

原作は元々人気が高かったし

テレビ放送前の昨年12月に先行放送で
3話まで劇場公開した力の入れよう
トリガーの新作とあって期待して見始めた

見終わった感想で言うと面白い話だけども
開始前の期待値には届いていないかな

この作品はレットドラゴンに捕食された
ファリンを救出すべく実の兄・ライオス
魔法学校からの親友マルシル
シーフのような役割のハーフフットのチルチャックが
再びダンジョンにもぐることから始まる

碌に食べ物を補充しておらず困っていた所
魔物を使った料理をするドワーフのセンシが声をかけ

以降はレットドラゴンを探しつつ
お腹がすいたら戦った魔物をさばいて食べていくという流れ

マルシルの表情が一つの特徴で
初めは毛嫌いしていたんだけども
調理された料理がおいしいので段々慣れていくというのが
カニバリズムっぽくて好きだったなとw

このターンでは毎回食物連鎖的な解釈を
センシが言っていたりするギャグシーンがメインで

トリガーらしい戦闘シーンが付け合わせてきな
構成で毎週楽しく実況に入っていた

レットドラゴンを見つけて倒し
ファリンをマルシルの黒魔術で生き返らせたが

ダンジョンの主である狂乱の魔術師によって
レットドラゴンと肉体が合成されたキメラにされる

後半はダンジョンの成り立ちについてだったり
ライオスとパーティを組んでいたシュローや
別のパーティの冒険者カブルーの話だったり

ダンジョンの管理をしているエルフの暗躍など
怒涛の展開で見どころが多いけれども

食事シーンが少なくなったので
実況に入らず配信で見るようになっていった

ライオスとシュローの殴り合いするシーンは
デンケンみたいで好きだけどもw

最終回、ファリンを元に戻すのは
レットドラゴンの肉体をすべて食べつくすという発想で
終わるというのがこの作品らしさではあるけどね

2期決定したので続きも見るとは思うが
一歩引いた目になりそうではある

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 52
サンキュー:

6

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

非なろう異世界ファンタジーのグルメ系。

詳細は公式でも。

異世界ファンタジーですが、「小説家になろう」発ではなく、KADOKAWA『ハルタ』に連載された九井諒子さんのコミック作品のアニメ化作品です。制作は「キルラキル」「SSSS.グリッドマン」「SSSS.ダイナゼノン」などのTRIGGERです。

とは言え、TRIGGER作品でよくお名前を耳にする吉成氏や今石氏などの監督、脚本の中島かずき氏やキャラデザのすしお氏などの名前はありません。

そのせいか、作品の雰囲気はTRIGGERらしさを感じない初回でした。

そして、本作はなんとテレビ放送に先駆けて、3話までを再構成した劇場版を昨年12月に公開していたという。えっと、それはいくらなんでも無謀では…

OP主題歌にBUMP OF CHICKEN、ED主題歌に緑黄色社会と、なかなかの気合いの入り具合(緑黄色社会も節操ないね。「薬屋のひとりごと」のOPもやってんじゃん。あ、2クール目が変わるのかな?)。

とまあ、そんな感じで前期からの「葬送のフリーレン」や「薬屋のひとりごと」ほどではありませんが、けっこう力の入っている作品です。

でまあ、初回ですが…
面白いことは面白いんですけど、なんていうか出落ち臭がプンプン。まあ、現世からスーパーでお取り寄せして異世界で飯を食う某作品よりは、なんぼかマシではあります。ただ、うん。逆に異世界の魔物などを調理するというコンセプトは、まーったく現実感がないという。美味そうにも感じないという。

なので、初回のスタートとしては可もなく不可もないという評価になります。

=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、どこまで行っても「でっ?」ていう。どんなに美味そうな料理を作ったとしても、バジリスクとかマンドレイクとか、いねえじゃんリアルに。

なので、飯は置いておいて異世界冒険者として観たら、たいしたバトルがあるわけでもないし、予想外な冒険譚ってわけでもない。そりゃそうですよね、だって「飯」がメインなんだから。

作画のクオリティは高いし、話の作り方も面白いので悪くはないのですが、そこを考えてしまうと何やってんだかという印象は拭えないですね。

なので、2話を観ても可もなく不可もないという評価は変わりません。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうのかなぁ。このダンジョン探索とメシ日常の食い合わせが非常に悪いというか…

どなたかも指摘されていましたが、妹が食われているのにメシのために探索?ってのは、確かにそのとおりで、今回も腑に落ちないというか胸糞悪い話でした。

オークたちが酒場にやってきて、客や従業員を皆殺し。でも、主人公パーティのセンシと友達であり、取引相手だから助かりました。で、オークの集落で一宿一飯の恩義。最後はレッドドラゴンの居場所と地図をゲットして、手を振ってじゃあね。

や、なにいい話風にまとめてるんですか。

オークに屠られた人々は?
地上で暮らせない、むこうずねに傷がある連中だからいいの?

こういう、なんというかモブをとことん冷淡な扱い。単純に「面白かったー」とはならないんですよ。こういう展開されるとね。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
ん~…

ここまで観てきても、一向に面白くなってこないんですよね。その要因として自己分析してみても、それがなぜなのか答えが明確にならない。

間違いなく言えるのは、主要キャラになんの思い入れも感じないということ。なんか、全部俯瞰で見てしまう感じなんですよね。おそらく、4人の心情を(ほぼ)等分で描いている感じなので、平たくいえば「どいつが主人公なんだ?」という気持ちなのでしょう。いちおうライオスなのかもしれないけど、そうでもないというかね。

で、ダンジョンを舞台にしたRPG的なアドベンチャー作品……なのでしょうけど、作者が女性だからなのかな、ヒリヒリするようなハードなものではなく、やはり料理を中心とした日常モノに収まってしまうという。

や、そういうジャンルなんだから、そういう見方をすればいいだろうと言われれば、そのとおりなのですが、そういう人生ではなかったわけで。やっぱり、こういう舞台はゲームで経験してきた「ドラクエ」だったり「FF」だったり「Wizardry」だったりするので、そういうバトルの面白さも欲しいんですよね。

開幕前は「フリーレン」「薬屋」を脅かす覇権候補と言われていましたが、まったくそんなことはなかったね。
{/netabare}
=====第17話視聴後、追記です。
{netabare}
本作になんとなく感じていた違和感というか、嫌悪感?の理由を、キャラがはっきりと明言してくれました。

キメラ化して襲ってきたファリン。その場に居合わせた烏合の衆が攻撃しますが、逆に返り討ちに遭ってバタバタと死んでいきます。そんな状況でも攻撃をしないライオス。それに対して「あんたの仲間を助けるためなら、周りの人間が犠牲になってもいいってのかよ(要約)」。

それ。
なんていうか、ライオス自体が非常にサイコパスな人間だというのは意図して描かれてきたわけですが、それだけじゃない。妹のためなら、周囲の人が犠牲になるのも…いや、周囲の人を犠牲にしてでも救いたいという身勝手さ。黒魔術で蘇生させたのも、ある意味ではそうですよね。

そういうところに嫌悪感があったのを、作品の中で提示してくれたことで、なるほどこれすらも意図して描いていたのかと納得。

まあ、レッドドラゴン戦あたりからググっと面白く感じていたんですが、間違いなく面白い作品だと確信しました。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
序盤こそ、死と隣り合わせのダンジョンでメシづくりという緊張感のなさ、モンスター食というリアリティのなさで唸っておりましたが、ファリンを取り戻すという主テーマに立ち戻ってからの2クール目以降、右肩上がりで面白くなってきました。

メンツもね、イヅツミが加わってから動きが出て、ダンジョン探索の道程が楽しいものになりましたね。

毎回発生するイベントが適度に緊張感も持ちつつ、独特のコミカルさも相まって飽きさせない構成。噛むほどに味の出るスルメのような作品だと思います。

もちろん2期も決定しましたので、俺たちのダンジョン探索&メシづくリはこれからだ! なわけですが、2期を楽しみに待ちたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 238
サンキュー:

6

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

モンスター食

仲間(妹)ファリンを助ける為にレッドドラゴン討伐目的でダンジョンに潜り、道中でダンジョンモンスターを駆り、モンスターを調理し食べるって話しですね。

料理系かな?
ただ、あまり美味しそうには感じないかなw
コメディ作品の方が強いかな?と思います。

料理的には食戟のソーマがイメージ強くて、どうしても比べちゃう。

ただ、料理再現は可能です。
まぁ、それだけに一般的な料理のダンジョンバージョンってイメージでしょうか。
クラーケンはイカだし、バジリスクは肉はだし、ウンディーネは水だし、軟体モンスターは貝だしw

戦士の鍋がかなり防御力が高いって話だったから使おうとすると嫌な顔をしてるけど、確か戦士もチルチャックのピッキングツールでミミックの身を取ってなかったけ?ww

11話が衝撃的でした。
レッドドラゴンとの戦いで、命を張っている感が凄いです。
本当に生きるか死ぬかの命のやりとり感があります。
最初は鍋のコメディ感でネタを装っていたけど押しつぶされたりとか足を噛み切られたりとか、この作品でこんな命懸けのバトルが見られるとは正直思ってませんでした。

後、回復痛ww
一番重症感があるライオスがまさかの痒みで終わりと言うww

で、戦いの後にあった結果は辛いね…
この展開もコメディで終わってと願ってしまいましたね….

で、蘇生術を実行します。
蘇生!Σ(•ω• ノ)ノ
禁忌の黒魔術!!
ドラゴンの肉とかツッコミシーンは多いです。
ただ、まぁ、なんだろ、皆が笑顔なら良かったかな。

死者蘇生とか禁忌を犯して、それがいい事なのか悪い事はなのかは解らないけど、大切な人に戻って来てほしいし可能性があるなら試したい縋りたいって気持ちは解らなくはないものなぁ〜って思います。
コレは後にシュローと揉める事になるんですけどね。


ファリン復活!
皆と再会するシーンはうるうる来ますね。
ファリンは優しい子ですね。

蘇生したら、再び大切な人達に会えた喜びとか、復活してよかったとか、これからどうすればいいか、とかを最初に考えてしまいそうにな気かましますが、彼女が1番に考えたのは自分の為に頑張ってくれた人達の事でした。
本当に優しい子なんだと感じましたね。

皆が楽しそうで嬉しそうシーンを見て「いい最終回だ」と思ったら…………
ファリンが姿を消します。
(全然最終回ではありません。)
見つけたファリンは「デルガルを探さなきゃ」と苦しんでいたのてす。

そして、絵画の中で出会った「狂乱の魔術師」が現れます。
そしてファリンと離れ離れになり狂乱の魔術師によりファリンはモンスターへの姿を変えられてしまいます。
で、後々、そのファリンモンスターとして現れます。
竜、羽毛、人間のキメラ的な?
「ライオス兄さん」と1度彼女は呼びましたが、その涙はモンスターの涙か、ファリンの涙か……

結果が結果だから、ある意味1番辛いのはマルシルかライオスかな?
結構、ライオスやマルシルがシュローに詰められているシーンは辛かったかな。

シュローもね……
ファリンがモンスターになった。
最愛の人がモンスターになり誰かを傷つけて、倒さなきゃいけなくなったりしたら怒るよね。
けど、それは結果がコレだからです。
もしも、あの場所にシュローが居たとしたら彼は、どうしたのだろうかとは考えさせられましたね。

で、シリアスな話も挟みながらもいつものダンジョン飯らしいエピソードもありましたね。
石化したマルシルの使い方がw
固まり方も可哀想w

シェイプシフターの話しとかも、顔が全然違うのが凄いよねww
確かに親しくても記憶だけなら、多少の変化にはなるんだろうけど、明らかに違うやつ居るしw
最後の戦士の2択は解るでしょww

バロメッツの話はライオスの威嚇の1シーンだけでも見応えがありますww
後半はライオスの威嚇ネタ多くなってきた?


で、新キャラのイヅツミは呪を掛けられた女の子ですね。
シュローの取り巻きだった子ですね。
2クール目後半からの新キャラなんですが、彼女を通して制作側の気遣いを感じられます。

最初は2クール目のOPの前半に彼女は登場しませんが、後半には彼女も仲間としてライオス達と一緒に登場させている辺りはネタバレしないように、しかし、彼女が登場したらしっかりOPにも出して上げるキャラと視聴者への気遣いが素敵だと思いました。

グリフィンの話でマルシルが作った召喚獣が可愛いですよねw
ヘンテコ可愛いww
しかも、形変えられるんだww
有能ですねww
辞めて!スカイフィッシュを食べないでww
あんなに活躍してくれたのに……

で、ファリン救出の可能性と物語のロードマップが完成した感じがしますね。
レッドドラゴンのボンレスハムがまさかのファリンを戻す為の伏線だったとは……

しかり物語の目標を明確にしてくれると作品自体見やすくいい感じで原作は完結済みですね

実はこの作品、個人的に面白味を感じなくて11話まではレビューも書くつもりありませんでしたが、これはしっかり物語が面白くなりますね。


コメディとしてみたら面白いかな?と思います。
戦闘は簡単なもので迫力は殆どないかな?
3話の鎧の話とか11話のドラゴンは割と戦闘に力入れているかと思いますし、仲間が食われたと言っても内容自体はそんなには重くもなく見やすく普通の冒険コメディとして充分楽しめるかと思います。

後、グリッドマンユニバースの蓬の家のTVでダンジョン飯が流れると言うコラボがありましたね。
最近、見返して気づいて検索したら掲示板でも話題になってましたが、7話がちょうど流れてましたww
密かな宣伝効果や話題を狙ったのかもしれませんねww

でも、ダンジョン飯って深夜アニメだよね?
何時にカニ食べてるのよ!蓬君達!

なんですか?
レビューする作品が違うって?
気のせいですよ?気のせい……

投稿 : 2024/06/13
閲覧 : 62
サンキュー:

15

ゆるぞう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

一期からよく持ち直したよね

音楽や作画が微妙だと思う。
正直原作漫画が良すぎるのが問題。

投稿 : 2024/06/06
閲覧 : 103
サンキュー:

1

ヤマト さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

日常系は絶対に嘘

このアニメを日常系とのコメントを見掛けたけど、100%日常系ではないです。多くても1クールの半分程しか見てない人のコメントだと思います。
飯にフォーカスしてはいますが、それが本筋ではないです。
後半になる程、飯要素は薄れますし、本筋はダンジョンを攻略する為の冒険です。
とても面白くオススメです。

投稿 : 2024/05/27
閲覧 : 111
サンキュー:

2

K2 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

BGMが秀逸!!!!

基本的に、好きなストーリー展開、
演出、作画なので点数は高くなるのですが、、、

何と言っても、BGMの使い方が秀逸!
もうホント、何度も何度も聞き返した!
あくまで、BGMね。

投稿 : 2024/04/26
閲覧 : 95
サンキュー:

4

アミリュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

友人に勧められ視聴、面白すぎて原作も並行してます。

世界感が非常に秀逸。
事細かな設定がゲームでは定番のフィクションであるダンジョンに高いリアリティを与えてます。
設定が多いと聞くといかにも小難しいわかりにくい話を連想させますが、設定の出し方も小出しでわかりやすいため退屈になることはないでしょう。

登場人物も個性豊かで美点や欠点が上手いこと合わさって非常に楽しい物語を展開してくれています。
一方で個性豊かを通り越して一癖も二癖もある点は否定できません。
特にライオスは見た目こそポジティブな好青年ですが、他人の考えをくみ取る事が出来ないアスペルガー的な傾向があり多々トラブルを起こします。
考えがわかれば他人の感情に共感・理解を示せはするので厳密にサイコパスではないのですが100%エキセントリックで出来ているような癖の強いキャラクターです。
主人公に没入して視聴する方は本作品を苦手に思うかもしれません。

トリガーと言えばBNAを見る限り面白い作画を手がける一方で脚本力のロジックが弱い印象を受けましたが、しっかりとした原作がつく事によって払拭した印象があります。
この点も本編とリンクしていて興味深いです。
しかしアニメ化における都合上省略されたシーンもいくつかあり、特に蘇生に関する死生観をナマリが語るシーンは作品を見る上でとりわけ重要なシーンと感じましたので、この作品を気に入った方は原作もチェックされた方がよろしいかと。

投稿 : 2024/04/19
閲覧 : 49
サンキュー:

3

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

TRIGGERのアニメの中では良作だと思う

原作 九井諒子
監督 宮島善博
シリーズ構成 うえのきみこ
キャラクターデザイン 竹田直樹
音楽 光田康典
アニメーション制作 TRIGGER


あにこれの評価が思ってた以上に低くて驚きました。
原作は未読なので私には分からなかったのですが、個人的にはTRIGGERは原作ありのが面白いんじゃ?と思いました。
キルラキル、リトルウィッチ、BNAと観てきましたが、正直どれも中間あたりでダレてきて観るのが面倒くさくなるアニメばかりでした。(結局最後が気になるので頑張って観てましたが汗)
サイバーパンクも一様原作のゲームありますけどほぼオリジナルっぽいし、今石さんが監督だし観たいんですけど、中間でダレそうで心配で観れてないです汗。(今石さんだから心配ってのもある笑)
その点ダンジョン飯は原作ありでダレる心配もなく観続けることができましたし、作画はTRIGGERですから全編安定していて良かったです。(作画に関しては心配ないです笑)

2クールが楽しみです!

投稿 : 2024/04/07
閲覧 : 59
サンキュー:

4

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

1クール目はイマイチ、2クールはどうかな?

原作は大人気らしいんだけど未読。Triggerのアニメは好きなので期待してたんだけど、お話自体を好きになれるか未知数

料理・グルメ系って、バラエティやマンガでは好きな分野で、私自身が料理好きなので、自分でも再現できるかどうかとかコツやうんちく、そしてシェフの腕前を感心するために見る

そんな意味で食べるのを専門にした人が見るエンタテインメントが好きかどうかと、実際に料理を作ってる番組が好きなのかどうかの趣味の違いなんだろうけど、私は後者なので架空の食材で料理を作ってもらってもつまらないとし時間の無駄にしか思えない

作画はTrigger。作画は悪くないというか、標準以上。だけど私がTriggerに求めるのは、エッジの効いた絵柄と常軌を逸した登場人物の無茶ぶり。でも、第一話目を見た限りではそれが無い。これは原作ありきであまり横道にそれられないからだろうけど、期待外れではある

ただ、かなり丁寧に作られているのは分かるので今後の展開に期待してる

13話まで見たところ

キャラクタがどんな人たちなのかわかってくると、それぞれかなりぶっとんでて面白くはなってきた。ライオスとセンシの魔物食へのこだわり具合とか、マルシルは実は禁忌に近い古代魔法オタクだったりとか、ファリンはおそらく不思議ちゃんな天才児。常識人なのはチルチャックだけw

とまぁ、キャラクタだけじゃなくダンジョン世界観、特に生死感とかも作りこまれているのは分かった

ただ、なんというか、全体的に地味なんだよねぇ。1クール目は一二話飛ばしても気が付かなかったかもしれない。でも面白くないわけじゃないし、よくあるなろうに比べたらずっと手がかかっているのは分かるけど、どうも次を見たくなる展開が薄いというか

もっとも、ファリンを復活できたのに、ダンジョン内の魔術師に連れ戻されてしまい、これからどうなるのか気にはなってきたので、2クール目の盛り返しに期待

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 181
サンキュー:

2

ネタバレ

qu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

面白そうだったので

原作未読、妹は助けられるのでしょうか気になります。魔物を食べるのをおいしそう?に描写されたところで食材としても想像力で補えそうにもないので何とも言い難く。何とか美味しくして食べようとするのは面白いのです…が、それだけでは厳しくもあり飽きさせないように変化を付けて来ているのが最近のお話ですね。完走予定、再評価、とても面白いと思います連続2クールなので後半もワタシ気になります!

投稿 : 2024/03/29
閲覧 : 91
サンキュー:

2

eRIiY25387 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

面白いです

最初らへんはキャラが可愛かったりサイコパスだったり、料理が美味しそうだったりするんですが、見進めてる中で所々ダンジョンの異質さやオープニングの気味悪さ、伏線らしい物が目立ってきていて、最新話では…
絶対食べたこと無いのに何故だか美味しそうって思わせてくれる作品。作画は抜群に良いしギャグセンスが個人的にはドストライクw 倫理観がダンジョンに潜る冒険者たちは結構ズレているけど…まあ異世界のお話だから許して欲しい。
まあまあゆったりと続くお話だからゆったりと見たい人にはおすすめです!

投稿 : 2024/03/24
閲覧 : 62
サンキュー:

1

ネタバレ

求む!神アニメ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:今観てる

やりたい事が迷走しすぎ

6話くらいまでは、ちゃんとモンスターを調理して食べる、と言った感じだったけど・・・

急に登場人物の過去回想が入ってきたり、無駄な戦闘シーンを絡めたりとテンポが悪くなる。

某少年跳躍のグルメ格闘漫画の様に、知らんモンスターを当たり前の調理方法で食えるようにしたら、何かめっちゃ美味しい。
そういうのを期待してたんだけど・・・

ギャグ、戦闘、作画全部中途半端。
飯を食わせたいのか、ストーリー重視にしたいのか迷走しすぎ。
MMO等と一緒で、死んでもそこそこの確率で蘇る。
生物の命を食らうテーマなのに、主人公サイドの命は軽い。
料理の方法もあっさりしすぎ。

惰性で見れる手軽さはある

投稿 : 2024/03/22
閲覧 : 230
サンキュー:

3

ごまちる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あれ?こんなにつまらなかったっけ?

漫画を読んだときははまったのに、アニメじゃ全くダメだ。
こんなに淡々と続くストーリーだっけ?

投稿 : 2024/03/20
閲覧 : 468
サンキュー:

2

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ダンジョン飯のストーリー・あらすじ

ダンジョン飯。 それは、"食う"か"食われる"か――― ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた! 命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。 再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。 妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。 「食糧は、迷宮内で自給自足する!」 スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン! 襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!(TVアニメ動画『ダンジョン飯』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2024年冬アニメ

声優・キャラクター

ライオス:熊谷健太郎
マルシル:千本木彩花
チルチャック:泊明日菜
センシ:中博史
ファリン:早見沙織
ナマリ:三木晶
シュロー:川田紳司

スタッフ

原作:九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊)
監督:宮島善博
シリーズ構成:うえのきみこ
キャラクターデザイン:竹田直樹
音楽:光田康典
アニメーション制作:TRIGGER

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