徳寿丸 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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葬送のフリーレンの感想・評価はどうでしたか?
徳寿丸 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
こま さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観たい
2023年9月時点で単行本の累計発行部数が1000万部を突破している。
1話だけだと何を目的に動いていくのかは分からないけど続きが気になったのでとりあえず4話までは観てみる。
時間の感覚が全然違うから長命なエルフだとまあそうなるよね。
フリーレンの言ってる事は正しいけどもあの感じだとそうなるのかな。
失って初めて分かることもあるし、大事なものが出来るとなるべく長く側に居たくなるもの。
ただまあ最初見た時、何か悪い事を企んでるかと思ってしまったけどw
魔王討伐したからと言ってそれで終わりは確かにない。
他に魔族とかいれば別だろうけど人間同士の争いが始まる可能性はある。
魔王っていう共通の敵がいなくなるってそういう事だからね。
最後に。声優さんて凄いなと。ED見るまで分からなかったよw
まあ何時もの余裕無かったけど観るかも知れないので保留。
定年退職 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
2クール28話
勇者と旅をしたエルフが、魔王を倒した後のお話。
という切り口が話題となり色々なテレビで芸能人の方もオススメされてました。
視聴した結果としては「ちょっと面白いくらい」
主人公のフリーレンは長寿なエルフ族で、一緒に旅をして魔王を倒した勇者をはじめ、たくさんの人間と人生の別れをしてきている。
時間の流れが違うエルフという視点から、人生の儚さや意味、人生の儚さを描いているのかなぁと。
フリーレンをはじめとして、登場キャラはチャーミングで良かったですが、魔王討伐後の世界ということもあり、戦闘は薄味で、チート級に強い。
旅の目的に達したときにフリーレンが思うことこそがこのアニメの醍醐味でしょうが2期では序盤?中盤?くらいで終わっているので、視聴した達成感は正直ないですね。
コミカルな要素も強いので、テーマは重いでしょうが軽い気持ちで見られます。
フリーレンが悪いと言うわけではないのですが、
これ系のテーマであればアニメ映画の
「さよならの朝に約束の花をかざろう」を現段階では断然推します。
shitasama さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ほんと評判通り…ほんと面白い
何故かこれ見終わったら夏目友人帳見直そうかな
と思った
さて続き見るかな
見終わって
いや〜お見事としか言いようがない
作者も嬉しいだろうな、ここまでしっかり作ってもらって
原作を読んでいたので…あ〜すっかり忘れて見たかったなって見終わって思った
でも原作は読むし、2期も期待してる
まいやひ~ さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメに惚れ込んで原作を追いかけ始めたファン層です。
アウラ編も試験編も緊張があっていいですが、私個人として魅力的だったのは
やっぱり旅路での日常回。
原作コミックスでは描かれなかった細かい仕草や表情がとても印象的。
中でも一番のお気に入りは14話かな~。
{netabare}ふくれっ面のフェルンはやっぱり可愛いし、屋根瓦を滑り降りるフリーレンの
仕草も可愛いし、握りしめた拳を震わせるシュタルクも可愛い。{/netabare}
さりげない表現を印象的に挟んでくるため、ニヤニヤと感動が止まりません。
ここまで心惹かれるアニメに出会ったのは久しぶりな気がします。
2期制作がどうなるのか分かりませんが、今はただ制作スタッフに感謝感謝!
----------追記----------
{netabare}ネット上で見かけたんですが、EDのお墓ってフェルンのだという噂は本当???
そう思ってED見返したら目からゾルトラークが・・・(涙){/netabare}
ahiro さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
チャリア さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
おおかみ さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
anikorepon さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ルカルカ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作も読んでますが、アニメ化してさらに面白くなった作品。
ファンタジー冒険ものですが、魔族がいる独特の世界とエルフの主人公フリーレンが人間と関わる事で見せる変化やほっこりする日常パートと動きの激しいバトルシーンも注目です。
今までにない切り口で進んで行くストーリーも好きです。
ぴかちゅう さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
snow さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
根底に流れる喪失感、バトルもピンチで覚醒が無く決定論的と上品さはありながらも、世界観はJRPGでエモエモ仕上げとマスを取れる部分ももちあわせてる絶妙な物語。
週刊少年誌というメジャーリーグの競争では看板作品のハイクォリティアニメはもはや標準的な武器ですね、ということで部数は怪しいが一応メジャーなサンデーも現代化に成功といったところ。
続くタマがなさそうなのは御愛嬌。いちごちゃんやらレッド・ブルーとか面白い作品はあるけどマスを掴めるかは微妙なのよねん。
2期は予告されず、当たったので映画でという可能性もありそうな。
最近増えてきた進行中の大作として待機の構え。
小学館乾坤一擲の勝負玉<80>
金曜ロードショーで4話まで視聴。
サンデーに残されたメディア化メガヒット最後の弾として、今更ながらハイクォリティ路線かつ
初回を金曜ロードショー枠で映画尺で放映と、もりもりと力を入れたアニメ化。
アニメでは構成的にヒンメルの残したモノを辿るとう方向に寄せられて、話としての完成度が上がっておりました。
初回としてはここまでやり切る為という側面が強かった推しの子に対して、フェルンとの旅を始めて大きめのヤマまでやりきってしまってた。
原作がよく、クォリティも高いので、やればやるほどいいけど余韻を考えるとハイターの死くらいまでのほうがまとまりがよかったような。
原作が11巻しか出ておらず連載ペースも落ちてきてるのに2クールやるので、本作でやり切るという方針なのか。
長編の黄金郷編が始まるまでの9巻初頭くらいまでやって、その後の映画化も視野に?
けむ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ついに終ってしまいました・・・毎週金曜日の夜の楽しみでしたが、とても残念です。脱力感半端ないです笑
このアニメは間違いなく神アニメになると思います。ストーリー、演出、声優、音楽、作画(特にバトルシーン)どれをとってもは目を見張るものがありました。話の静と動のバランスが本当に素晴らしい!日常回もバトル回も本当に食い入るようにみていたので、1話がいつも10分くらいに感じていました。毎回没入感が半端なかったです。28話のラストシーンも最高でしたね!ですので半年間アッというまでした・・・原作コミックは未読ですが、必ずあるであろう2期が始まるまでに全巻読んでおこうと思います。円盤も全巻購入予定です。
最後に斉藤監督を始め、マッドハウスのスタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした!2期も期待しています。あと素晴らしいOP,EDを担当してくれたYOASOBIさん,ヨルシカさん、miletさん、劇半音楽担当のEvanCallさんにも感謝します。H本当にありがとうございました!
シン☆ジ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
寿命の永いエルフが魔王討伐後に仲間を振り返りながら生きていく。
設定は面白い。
個人的には・・
~{netabare}
絶賛する程でもなかったかな。
恋愛要素が薄すぎたかな。
勇者に恋してたならもっと切ない物語にもできたと思うけど。
フリーレンの感情が読み取れなかった。
漫画の方が感性を引き出せる作品かもしれないですね。
でもまあ、弟子と旅したりして興味深さはあったかな。
{/netabare}~
見どころのある作品ではあったかな。
dakiramk3 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
要するに何が言いたいのかというと、派手なところと静かに情緒に訴えかけるそのバランスが絶妙だったのではないかと。
世界を救ってしまった後なので、表面上は基本的に静かだけどどうもきな臭いところがあるというにが設定の妙で、そのどちらにも対応できるというのが大きい。
既読です。 さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人には寿命が有り
だから命は尊いのであって
エルフと人との交流はどうしても
切ないものが生じるものだけれど
フリーレンは淡々とそれを受け止め
それもそれで切なくて・・・
って言う話が、途中から仲間が死なない
数年間のストーリーになってしまって
その切なさがほとんど描かれないし、
場合によっては救済もされるし、
コメディタッチに描かれる始末。
出来ればフェルンと別れ
また一人で旅経つフリーレンを描いて欲しかった。
フリーレン×フェルンの2期あるからかな?
私にとっての種﨑敦美さんは圧倒的に
鎧塚みぞれだったのですが
双葉理央でよく喋るようになって、
アーニャフォージャで確変して、
フリーレンで確立されたなあって感じです。
ホント、アニメの声優さんって凄いです。
カミタマン さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2024/04/05 初投稿
2024/04/06 文末に加筆
魔王を倒した勇者一行の魔法使いフリーレンの話
魔王を倒した凱旋のシーンから始まります
王様は勇者一行の銅像を建ててくれるらしい
出発時には銅貨10枚しかくれなかったとか、ロープレみたいで面白いw
勇者一行の旅は10年に及んだらしい
ここで時間に対する感覚の差が提示されます
ヒンメル(人間)にとっては10年にも及ぶ長い旅(10年でヒンメルの外見はあまり変わっていません何歳から何歳までの旅だったんだろう?結構謎w)
フリーレン(エルフ)にとってはわずか10年(もちろんヒンメル以上に外見が変わっていないです、自分としては12~13才くらいの女子のイメージ)
そう、ファンタジーのお約束としてエルフやドワーフは長寿というのがありましたっけ。そこら辺をストーリーの中核に据えた物語のようです。
ここで思い出したのが昔話題になった「象の時間、ネズミの時間」の話
象の一生は約100年ネズミの一生は約2年
体の大きさと寿命の長さはだいたい比例する
しかし象もネズミも一生の内に動く心臓の回数はほぼ同じ約5億回、ほぼどのほ乳類でも与えられている時間は心臓5億回分。体が大きいほど心臓の動きがゆっくりで長寿、小さいほど心臓の動きは速く短命とか。
この法則を当てはめるならフリーレンは「進撃の巨人」ベルトルトらの超大型巨人クラス以上のサイズの可能性が!!
それはさておき人間とエルフの時間感覚の差って
小さい頃って1年ってすごく長く感じた記憶があります
小学校低学年って次の学年に上がるまでの時間がものすごく長かった
年を取るに従って1年がだんだん短く感じるようになってきたように思います。
現に、自分としてはアニコレを始めたばかりのような気がしているのですが
調べてみると
【2019/10/21】 盾の勇者の成り上がり1期(TVアニメ動画)
「★の数では表せない良さ!!」 というレビューがおそらく最初の投稿でした。
つい最近と思っていたのですが6年目ですねw
既に自分の感覚もどちらかというとフリーレンの側に近いのかも知れません^^;
ところで1000年以上の寿命があるとすると、生物的にエルフはそれほど子孫を残さなくていいことになるし、個体数も限られてくることになります。でなければ世界はエルフだらけになってしまいます。そう言う前提に立って作品世界を見ると、フリーレンが同族にほとんどあった事が無いと言うのも納得ですし、フリーレンやゼーリエが性的な魅力をほぼ感じさせないキャラクターデザインなのも納得です。
だいぶ寄り道をしましたが話を戻します。
魔王を倒し50年後
勇者ヒンメルが死にます
その後ハイターも
二人とも静かに旅立ち、フリーレンも静かに見送ります。
その後の物語は、ヒンメルの死後30年弱が経過した時代の話がメインになり、時折フリーレンがヒンメル達と魔王討伐の旅をしたときの回想が差し込まれます。
全体として静かに物語が進み心地よいです
静か故にBGMが良く聞こえ引き立ちます、一つ一つの楽器の音色まで楽しめます。
旅をしていろいろな土地を訪れますが、余りフリーレンのことは知られていなく、やや腑に落ちないようにも感じました。
魔王を倒した勇者一行の魔法使いですよ!
でも冷静に考えてみると、魔王討伐から約80年近く。
具体的に考えてみると80年前の日本の英雄って誰?
調べてみると、山本五十六当たりが当てはまるでしょうか?
では、山本五十六を近くで支えた人物は?もちろん知らない^^;
フリーレンが知られていないのも納得w
後半1級魔法使い選抜試験になると
内容的に割とにぎやかになり
ちょっともったいなくも感じました
唯一無二の存在から、良作に変化した感じとでも言うのでしょうか?
とは言え、フリーレンが「つい最近」一緒に旅をした仲間を知るための旅はまだまだ続きそうなので、今後が楽しみです。
1話冒頭、最近では珍しく、アバンも無くド直球でOPのYOASOBI「勇者」
ただ自分的にはYOASOBIサウンドは食傷気味なので2回目以降はスルーでした。
ED:milet の「Anytime Anywhere」作品世界にマッチしたいい曲です。
後半OP:ヨルシカの「晴る」は好きで毎回聞きました。
フリーレンは魔法が好きか聞かれると「そこそこ」と答えます。
so so のフリーレン なんちゃって(笑)
2024/04/06 加筆部分
色々余計なことを書いていたら、最重要事項について記述し忘れました^^;まあそれも通常運転では有りますがw
勇者ヒンメルの死に際して、親族の気配が感じられないのがちょっと疑問でした・・・
どちらかというと陽キャのヒンメルが魔王討伐後、妻の一人ももたず一人暮らしの老人になっている?ハーレムとか作らなかったのか?
その理由が14話で描かれていました。
フリーレンに{netabare}「久遠の愛」を示す指輪を贈るヒンメル
しかも、ヒンメルはフリーレンの前に跪き左手薬指に指輪をはめます。
ヒンメルはずっとフリーレンを待っていたのですね!そして再会が50年後の流星の前フリーレンにとってはちょっとの時間、ヒンメルにとっては老人になるくらいの時間だったというわけですね。
そして、ヒンメルの死後
指輪を贈ったヒンメルに天国で会う事を目的に、再び旅に出る指輪を受け取ったフリーレン
奇しくも行程はヒンメルとの旅をなぞるもの
そして作中時折ヒンメルとの思い出が差し込まれる{/netabare}
そう思って見ると、めちゃめちゃエモかったりします!
二人の間にハーフエルフが誕生する世界線もあったのだろうか?
タイラーオースティン さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
一応、魔族とのバトルもあるし、終盤は魔法使いの試験による熾烈な争いが繰り広げられたりするけど、基本的にはロードムービーで、会話が多く、フリーレンの回想シーンも要所であり、その度に勇者ヒンメルの存在感の大きさをじんわりと感じられる。当のヒンメルは既に物語の開始時点で亡くなってしまうわけだけど、肉体は死んでも名前やその魂は残り続けるという感じがしてなんか熱いものがこみ上げてくるものがあります。
ときどきバトルシーンもあったりするけど、先にも述べた通り会話劇に比重を置いており、他愛無い感じに見えて言い回しや表現に深みがある。何よりどのキャラもそのバックボーンをしっかり掘り下げていることもあってか人間味溢れている印象でそこに作者の広く温かい眼差しのようなのを感じられ、終盤の試験での受験した魔道士たちとのやり取りからそれが感じられます。
おそらく観る人の年代によって印象が変わっていくんじゃないかなと。
派手さはないものの、いつまでも観ていられる作品でした。
レオン博士 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメのクオリティが高いし雰囲気がいいし、キャラクター、ストーリーどっちも素晴らしい最高の作品、最後まで面白かった!
OPテーマYOASOBIの「勇者」
この歌をフルで聴いてみてください!
レビュー読まなくてもこの歌の歌詞がネタバレなしで作品のすべてを紹介してくれています!
それくらい物語の深い理解と作品への愛が伝わってくる歌で
この歌聴いてると作中のシーンが鮮明に浮かんできて涙出てくる
推しの子の「アイドル」もそうだけどホント作品の読み込みが素晴らしいしメロディやリズムが作品全体のテーマを感覚的に上手に表現している神曲なんです、YOASOBIさんありがとう、大好きなアーティストです!
作中で一番不思議だったのはヒンメル老けすぎ問題、それともハイターが長生きなだけ?
一番印象的だったのは1話{netabare}
「たった10年一緒に旅しただけだし・・・
人間の寿命は短いってわかっていたのに、なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう?」
この一言がとても重く感じて、思わず泣いてしまいました
仲間と50年会わなくても何とも思ってなかったフリーレンが、たぶん1000年以上生きて初めて流した涙
失ってはじめて、大切なものに気づいたんですね
それがなんかとても可愛そうに思えて、いろいろ想像したら涙が・・・
流した涙と一緒に、「心が鈍い」っていう仮面がはがれていくような気がして
そこからフリーレンの物語が始まった
勇者一行の掘り下げが、ほとんどフリーレンの回想っていうのが斬新で、たった数分の短い回想ばっかりなのにとても心に響いた
心が鈍いはずのフリーレンが、旅の途中の何気ない一コマを鮮明に覚えていて、懐かしむ表情が楽しそうでもあり、切なそうでもあり
勇者パーティの誰かにゆかりがある仲間達は昔話が聞きたいでしょうに、ほとんど仲間に想い出を語らずに、一人でその大事な想い出をかみしめるように回想するフリーレンに心を打たれる
「みんなとの冒険なんて私の人生の100分の一にも満たない」
「その100分の1がお前を変えたんだ」
「一番の理由は、君が未来で独りぼっちにならないようにするためかな」
「おとぎ話じゃない、僕たちは確かに実在したんだ」
回想でしかほとんど出てこないくせに、なんなんですかねこの強烈に心に響く一言は? {/netabare}
好きなエピソードは{netabare} 鏡蓮華の指輪をヒンメルが薬指に嵌めたシーン
シュタルクからフェルンは贈るほうも受け取るほうも意味を知らなかった
ヒンメルはたぶん意味をわかってフリーレンに送った
このあたりからヒンメルの株が爆上がりでした、歯の浮くようなセリフを言われても淡々としているフリーレン
魔王討伐したあと50年、全く会いに来てくれないフリーレンをどんな想いで待っていたのでしょうか?
フリーレン酷いなーって思っちゃうんだけど、永遠に近い寿命を持つからやっぱり心が鈍くなるのは仕方ないのかなって思って
でも、物語を追っていくと「フリーレン薄情」という印象が薄くなりました
もしかして、孤独になるってわかってるからあえて心が鈍いふりをしているのかなって思った
「心の鈍いフリーレンが心を動かされるくらい大切だった」ことにフリーレン自身が気づいていく過程を見せられていくことで、勇者パーティの絆の深さ、ヒンメルの愛の深さ、フリーレンがどれだけ大切に想っていたのかがよく伝わってくるし、伝わってくるからこそ、ヒンメルやハイターがもういないっていう事実が重たくのしかかってくる
でもフリーレンは「誰の記憶から消えてしまっても、私が未来へ連れて行くから」とヒンメル達の生きていた証、成し遂げた功績、楽しかった想い出を背負って永遠に近い年月を生きていく誓いをします
じゃあ、フリーレンの生きた証は、誰が見届けてくれるのでしょうか?
彼女の最期は、誰が葬送してくれるのでしょうか?
彼女と大切な時間を過ごした人たちはみんな天国へ旅立っていく、フェルンもシュタルクもザインも、彼らの孫もそのまた孫もフリーレンは最期を看取り、未来へ連れて行くのでしょう
そんな彼女の永遠に近い時間をずっと寄り添ってくれる人は誰もいない
大事な人がいない孤独な永遠なんて、あまりにも寂しすぎる
ハイター「死んだら天国に行く、その方が都合がいいじゃないですか」
そう、都合がいい
死んだら消滅してしまうのだったら、フリーレンは本当に孤独になってしまう
死んだヒンメル達が、天国にいるって思うほうが都合がいい
だから彼女は、天国を目指すのでしょう
{/netabare}
永遠の孤独を抱えながら孤独に気づかないふりをしていた彼女
永遠の孤独から救ってくれた勇者たち
大切な人の想いを背負って永遠を生きる優しいフリーレンを好きになれずにはいられませんでした
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
魔王討伐を成し遂げた勇者パーティー。
1000年生きるエルフの魔法使いフリーレンが、
自分より寿命の短い仲間たちの老い先などと寄り添う中で、
人を知ろうとして来なかったことを悔恨し、
心を知る旅を続ける同名連載コミック(未読)の2クール連続アニメ化作品。
【物語 5.0点】
表層は取り残された長命種の心情や短命種との価値観の相違、
忘却にさらされる勇者の冒険譚の悲哀の再生産など。
ですが、またそのネタか?と踏み込んでみると勇者の魔王討伐をも丸呑みするスケール感、
幾重にも練られた歴史、世界観設定から提供される思索の種に唸らされる逸品でした。
例えば魔法設定一つ取っても奥行きが異次元レベル。
三話で描かれた人間の魔法発展スピードの凄まじさ。
{netabare} “人を殺す魔法”ゾルトラークで人間たちに暴虐の限りを尽くした魔族クヴァールが、
80年後復活したらゾルトラークは“一般攻撃魔法”として陳腐化、対策済みで、通用せず。
(それでも誇り高く散華するクヴァールも見事でしたが){/netabare}
かと思えば近年の人間魔法界は自然物を利用した物理攻撃による防御突破などがトレンドの野戦特化。
活用物に乏しい閉鎖空間である、古の迷宮探索には不向き。
ここは古い魔法を知る冒険者フリーレン様の出番さ。
(そしてミミックに頭から突っ込むw)
魔法発展も絶対的な物ではなく、時代に合わせて何かに特化すれば何かが欠ける相対的な物。
魔法以外の要素も一つひとつが多面的で、
消化し終えたと思ったエピソードでも、
後になって新たな側面を想起させられる。
フリーレンが人の心を知る旅路の中で、ヒンメルたちとの思い出を再解釈する回想描写の如く、
あの時のセリフはそういうことだったのか?と視聴者も溢れ出す感情が止まらなくなるシナリオの豊潤さに圧倒されます。
ヘンテコな魔法ばかり収集するフリーレンさん。
{netabare} 服が透ける{/netabare} しょーもない魔法だのw
最初はただの酔狂だと笑って見ていましたがw
終盤では、魔法は夢のある楽しい物と満喫するフリーレン及びフランメと、
魔法は闘争と野心の道具として高みを目指すゼーリエとの対立軸が鮮明に。
この魔法はどうあるべきかという論点は、
魔王とは何者だったのか?魔王討伐を成す物とは?とのテーマとも密接にリンク。
魔法で最強を目指し闘争を求める限り魔王との戦いは終わらない。
むしろ闘争を求める心理の象徴こそが魔王なのか?
フリーレンみたいに魔法をくだらないことに浪費し、平和な時代を体現してこそ魔王の時代は終わりを迎える。
{netabare} 花畑を出す魔法こそがフリーレンとヒンメルの旅路の本当の始まりという{/netabare} 件には感動しました。
根を詰めすぎずに冒険をエンジョイするヒンメル勇者一行だけが魔王を倒せた理由。
今後の深堀りが楽しみです。
【作画 4.5点】
アニメーション制作・マッドハウス
例えば{netabare} フェルンVSリュグナー&シュタルクVSリーニエ戦{/netabare} や、
{netabare} フリーレン&フェルンVSフリーレン複製体バトル{/netabare} などでは、
ド派手な魔法エフェクトだけでなく、背景にも作画を入れ、
回り込んでキャラを捉えるカメラワークも縦横無尽。
ファンタジーバトルアニメとして上々の映像を提供。
一方で案外、私の印象に残ったのは、背景美術の青空。
一面真っ青の空にポツンと人物を配する簡素な画面構成。
細密な雲の描写だの、光源処理だのをゴチャゴチャと施されるよりも、
シンプルな方がむしろ悠久の時の中の登場人物という趣を感じられ、
人の心を知りたいというフリーレンの決意も心に染みてくるから不思議です。
作画カロリーリッチな力押しだけでなく、
抜くところは抜いて逆に効果的な演出を仕掛ける。
こうした芸当をやらせたら、このスタジオは本当に上手いです。
フリーレン、フェルンの師弟コンビの人物作画もまた普段は無表情。
だからこそフリーレンが本気の一端を見せた時の強面にゾクゾクさせられますし、
フェルンのむくれ面に振り回されるフリーレンやシュタルクがいたたまれなくなりますw
【キャラ 5.0点】
1000年以上の歴史の中に各種族を位置付ける。
その強固な土台の上に骨太なキャラクターを形作る。
丹念なキャラ設定構築から来る諸要素に唸らされます。
エルフは長命種故に繁殖に興味が生じず、他者への関心自体も薄い。
フリーレンが300年ぶりの同じエルフとの遭遇だった{netabare} クラフトさん{/netabare} とか。
緩やかに減少、衰亡傾向にある。
魔族は言葉を用いるがあくまでを誑(たぶら)かす手段に過ぎない。
グラナト領の人々の気持ちも汲んでいるように見えるリュグナーたちにしても、
そこに心はなく、冷徹に人間を狩るのみ。
これらの種族に囲まれて来た人間は長らく弱小だったが、
彼らは想像力と好奇心が旺盛で、他人同士の関わりも深く、
恐ろしく早く増殖し、変化し、発展する。
想像したものが魔法になると言うのであれば、
多様で大人数な人間こそが、最も多彩な魔法を操るようになる。
後半の一級魔法使い試験編の人間たちは個性的で、
やがて来ると言う人間の時代を示唆していました。
切れると思った物は大体何でも切っちゃうユーベルとか、
仲良く喧嘩して、カンネに絞め技決めてる?ラヴィーネとかw
濃いキャラが色々いましたが、私は宮廷魔法使いのデンケンさんかなと。
歳を重ねても尚、{netabare} 殴り合ってでも{/netabare} 手に入れたい執念。
私も痛いのは嫌ですがwスピリッツだけは見習いたいものです。
【声優 4.5点】
フリーレン役の種崎 敦美さん。フェルン役の市ノ瀬 加那さん。
作画同様、比較的淡々としたボイスの中に心情を込める繊細な演技。
{netabare} 夜中にジュース飲んでました{/netabare} などと、おふくろさんみたいなフェルンに弁解するシュタルク役の小林 千晃さんのリアクション芸も引き立ちますw
かつての勇者たち。ヒンメル役の岡本 信彦さんらが率いる一行は、
数十年後の老いや死も包括する好対応。
特に僧侶ハイター役の東地 宏樹さん。
冒険中の生臭坊主から、老いてフェルンを温かく育てる好好爺への変貌。
酒に溺れていた破戒僧が、それを言うのかと突っ込みつつw
人間を味わうことができる好演でした。
【音楽 5.0点】
劇伴担当はエバン・コール氏。
初回3話一挙SP~4話まではフィルムスコアリングで制作。
ケルト風アレンジも交えたオーケストラでファンタジー世界の旅情を表現しつつ、
心情曲から戦闘曲「Zoltraak」まで70曲超を量産。
特に「Journey of a Lifetime~Frieren Main Theme」は
喜怒哀楽を内包した構成で、
聴く者にも、人の心を知った時の高揚感が伝わり、自然とこみ上げて来る。
氏のキャリアの中でも傑出した名曲ではないでしょうか。
OP主題歌は前期がYOASOBI「勇者」、後期がヨルシカ「晴る」
ED主題歌はmilet「Anytime Anywhere」が前後期でアレンジと1番と2番を入れ替えながら2クール完走。
錚々たるアーティスト名からもフラアニ枠を成功させたいという日テレの意気込みが伝わって来ますが、
名前だけじゃなく、作品を捉えた歌詞世界が嬉しい好タイアップ。
特にOP「勇者」で問いかけられた涙の意味を、
ED「Anytime Anywhere」の解答で噛みしめて聴くのが私は好きです。
エバン・コール氏はmiletにED「Anytime Anywhere」の編曲、
特殊ED&挿入歌「bliss」の作曲も提供。
同じマッドハウスとのタッグとなった劇場アニメ版『金の国 水の国』での劇伴ソング挑戦から、
一層の進化で魅せる。
【初回2時間SP感想】早くも心に残る上質な勇者後ファンタジー
{netabare}
魔王討伐を成し遂げた勇者パーティー。
1000年生きるエルフの魔法使いフリーレンが、
自分より寿命の短い仲間たちの老い先などと寄り添う中で、
人を知ろうとして来なかったことを悔恨し、
心を知る旅を続ける同名連載コミック(未読)の2クール連続アニメ化作品。
例えば戦後の帰還兵がどうのといったシナリオは、
傷痕の描写等を通じて豊潤な心情劇が得られる個人的に好きな部類のはず。
ですが魔王を倒した後に勇者がどうの、魔王倒すの飽きたからどうの。
こうした筋書きに関しては、私も目の付け所が悪いのか、近年こうした企画が安易に乱立している感を抱いていまして。
作者、スタッフには申し訳ないですが、王道ファンタジーを描くパワーがないからって、魔王討伐から逃げてませんか?
そういうのもういいから普通に魔王倒しに行って下さい。
って感じで、一周回って『ダイの大冒険(2020)』をお気に入り棚に放り込む位こじらせてましてw
よって今の私にとって勇者たちのその後を描くアニメは観るのもハードルが高いですし、
求める水準も傑作王道勇者物に匹敵するだけの価値を欲する苛烈な物になります。
本原作コミックも興味はありつつも食指は伸ばしてきませんでした。
そんな天邪鬼な私が視聴に引きずり込まれた理由は三点。
一点目。本作放送に関して日本テレビが超本気だということ。
23時台にアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」(フラアニ)を新設し、
初回はフラアニ前の同社の金看板「金曜ロードショー」にて2時間SPで放送するという破格の待遇。
背景には最近、日本国が二周回遅れでようやく取り組んでいる、世界市場に向けたコンテンツ輸出。
近頃は、経済団体幹部などもジャパン・コンテンツで20兆円産業をなどとぶち上げている。
その流れの中で旧来の放送広告料収入がメインの視聴率ビジネスが頭打ちになっている日本テレビが、
「コンテンツ中心主義」のビジョンを掲げ、イベント、海外展開などの放送外収入も見込んで挑む象徴となるのが本作(※1)
かつて視聴率ビジネスの権化だったあの日テレがコンテンツの価値を語るなど、
“生臭坊主”ハイターが酒をやめるぐらい考えられなかった事態。
それ以上に一放送局がここまで押してくる作品は是非一見してみたいと、
私が重たい腰を上げるのに十二分。
二点目。興味を持ってみると、キャスト、特に主人公フリーレン役の種崎 敦美さんに目が行きまして。
種崎さんと言えば上記『ダイ大』で奇しくも勇者ダイを熱演。
『ダイ大』は、勇者ダイが、冒険の中で短い人生の中で輝きを放つ人間の力を知る。
数千年生きるが故に、余興と称して人間を見下し、弄ぶ大魔王に対して、
激闘を通じてダイが人間の価値を思い知らせていくお話でもありました。
こうした役柄などもこなして来た種崎さんが、今度は逆に1000年生きるエルフとして人の心を知る様をどう演じて来るのだろう。
最高に唆(そそ)るキャスティングでしたし、初回観てみて、1000年ズボラなフリーレンさんの生態も含めてw
経験値を積んだ種崎さんの引き出しが遺憾なく引き出されていたと好感しました。
三点目。音楽がエバン・コール氏だということ。
初回SPはフィルムスコアリングで制作。
バグパイプ、ティン・ホイッスルなどケルト音楽の楽器をアレンジして、
ファンタジー世界の風情も醸しつつ、心情に合わせて量産した劇伴は70曲超。
金曜ロードショーとエバン・コール氏と言えば、昨年、TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』総集編と劇場版を2週連続で放送した件も思い出されます。
視聴率面では惨敗に終わったあの企画は、当時は酔狂だとも感じましたが、
今にして思えば、視聴率よりネット、SNS上の同時アニメ視聴祭りで賑わいを創出できるTV局の可能性を再発見する、
これも視聴率ビジネス依存脱却の伏線だったのかなと。
初回では、特殊EDとなったmilet「Anytime Anywhere」の編曲も行った同氏。
本作は、エバン・コール氏の作品シンクロ率が一段と高まる重要作になる期待があります。
以上を踏まえて、初回、私は敢えて金ローを録画して視聴しました。
{netabare} 「人生ってのは衰えてからのほうが案外長いもんさ」{/netabare} などのセリフが私の心の傷に染み渡るw
初回から既に、エルフとそれ以外の仲間らとの寿命の長さ、価値観の相違を生かした、
人生の深い掘り起こしによる収穫が大豊作。
終盤には1000年前のフリーレンと{netabare} 大魔法使いフランメとの師弟関係{/netabare} から旅の大目標が明示。
決してパワーがないから安直に魔王倒した後の残り滓を描くのではない。
むしろ過去と未来にまたがる壮大な視点から、勇者伝説を丸ごと内包していくスケール感の片鱗を見せる。
捻くれた私の高いハードルを乗り越えて、歴代の私の心に残るアニメの上位に食い込みそうな抜群の手応え。
初回2時間SPという挑戦も没入感を高める意味では有効でした。
しかし金ローも昔は、何が何でもCM見せて広告料収入を獲得しようと、スポンサーの方ばかり向いて、
数字取れそうな定番人気映画を雑にカットして、クライマックスは数分置きにぶつ切りしてマシンガンCMw
不完全燃焼の視聴者が多数発生するためか、週末はTSUTAYAの棚から金ロー放送作のレンタルビデオが消えるといった残念な流れがありましたが。
今回はCM飛ばさず見ても、それほど集中力が阻害されない淀みのない編集で、時代は変わったんだな~と感じ入りました。
コンテンツ中心主義。小難しいビジネスの話はさておき、テレビと視聴者との関係改善の面では良い流れなのではと思いました。
【参考文献】※1 @DIME「「葬送のフリーレン」が金曜ロードショーで異例の初回2時間スペシャル!新アニメ枠で世界に挑む日テレの新コンテンツ戦略」{/netabare}
横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この地は、冒険者や魔族達が戦った場所。
今は彼らの記憶も薄れつつある。
そんな地を巡る旅。
同時にこんな感想も。
群雄割拠のラノベ、マンガ、アニメ。皆覇権を目指す。
敗色濃厚な状況でも決して引かない。瀕死の状態からの起死回生。
ドラマチックな展開が、いつしか当然になってしまった作品達。
だが、独創性に欠けた作品も目立ち、すぐに忘れ去られる。
そんな中、異彩を放つのが本作。
能ある鷹は爪を隠す。自らの力量は隠し、ここぞという所で解放する。
どんな戦場でも共通する、当たり前な行動を選択する。
驕らず、圧せず、淡々と。
フリーレンの行動は、数ある作品達へのアンチテーゼになっていると感じる。
前半の「勇者ヒンメルの死から〇年後」からの話は、イメージがとてもまとまっている。
但し後半の一級魔法使い選抜試験は、若干違和感があった。
自己(再)発見の旅で統一されていれば、もっと素晴らしかったと思う。
原作漫画の評価も高いし、限定されたスタッフでお金と時間をかければ、良いものが作れるという見本のような作品。
突貫工事でやたら作画監督が多いアニメを作る製作委員会は、ぜひ見習ってもらいたい。
ももも さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作はサンデーで連載中のファンタジー。
魔王を討伐した勇者パーティー。
主人公はパーティーの一員だった、エルフの魔法使いフリーレン。
長寿のエルフ故に年老いた人間の勇者を見送ることになり、人生を一瞬で通り過ぎていった仲間を深く知ろうとしなかった事を後悔するところから、物語が始まります。
ハイファンタジーライクですが「勇者」や「魔王」などRPGっぽいお約束を上手く取り込んで、シリアスな世界観が構築された作品。
私は単行本派で、最新12巻まで読了済みです。
初回を日テレの金曜ロードショー枠を使い、二時間ぶち抜きで4話まで一気に放送するという厚遇で始まった本作。
基本はふわっと沁みるような叙情系ロードムービーなのでどうなることかと思ってましたが、力の入れ方が綺麗に全部いい方向に作用したと言うか、素晴らしいアニメ化でした。
オリジナルで補完したシーンの膨らませ方も違和感ないどころか、ほぼ全部「いい!」と思えたのもすごい。打率9割超えてる。
あえて書いてしまうと、「一級魔法使い試験編」は、個人的には一番苦手というか、叙情系ロードムービーな原作においてある意味一番異質(少年漫画としては王道)な章だったんです。それでこの面白さ。
原作フリーレンにハマったのは、この後の話なんです。
きっとあるであろう、あってほしい二期も楽しみです。
けけちゃん さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
RFC さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
nakagi rin さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
og3jar さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
くまごろう さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Jet Osuga さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
lumy さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読です。
初回が2時間という、推しの子の90分越えに尻込みして
視聴するかどうか悩んだのですが、
初回から視聴しておいてよかったです。
原作を読んでいないので、どれぐらい準拠しているかは
分からないのですが、本作みたいなロードムービー的な作品が
アニこれの中で高評価を得るのは久しぶりかもしれません。
(雰囲気としては、狼と香辛料を思い出します。
リメイクが今春放送予定ですね。)
2クール以上の話数をかけて、丁寧に話を進めつつ、
バトルシーンではこれでもかと動きまくる迫真の作画もあり、
緩急の付け方が非常に上手かったです。
他の制作会社ではなく、マッドハウスだからこそできた
安定感とバランスの良さを感じました。
2023年は、先に挙げた推しの子が世の中を席巻しました。
(個人的には、アイドルがそこら中で流れていることに
びっくりです。小学校の運動会でも使われてました。)
つまり、推しの子は、世の中一般でも大人気作品という
ことだと思いますが、
本作は、世の中一般で大絶賛されているというよりは、
アニメを嗜む方の中で高評価を得ているというイメージがあります。
やはり、一般的には、鬼滅や推しの子みたいなインパクトのある
作品の方が火が付くのかもしれません。
というわけで、アニメを嗜む層の私にとっては、
本作はとても良作でしたし、2期をぜひ制作いただきたいと
思っています。
爆発的ヒットではないかもしれないけど、
2期制作は既定路線だと思ってお待ちしています。
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