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「葬送のフリーレン(TVアニメ動画)」

総合得点
88.8
感想・評価
647
棚に入れた
2088
ランキング
100
★★★★★ 4.2 (647)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.1
キャラ
4.2

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葬送のフリーレンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんのひとつの、エピソードだけでも

ちゃんとリアルタイムで鑑賞し終えたんですけど、
しばらく引きずっちゃいました。
これだけしっかり、脚本も作画も構成・演出もつくられてしまうと、
そのうえ声優さんたちの演技まで完璧だと、
もう賛辞しか浮かばないんですけど・・・

異世界ハイファンタジーなのに人間と魔族の機微が練りに練り込まれて、
バトルもエピソードも、作画と抒情性。とにかく美しくて。

アニメのハードルが、観る側にとっても、つくる側にとっても、
この作品意向では
グン!と上がったのは、間違いないですね。



以下、過去に書いた感想文です。
:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;::

12月23日、16話が放送されました。
バトルも無く、ふたつの村での静かな旅路。
それだけなのに、
愛すること、記憶にとどめ切れないこと。
後世に記憶をつむぎ、残し、伝えていくこと。
ふたつの挿話が奇しくも同じテーマを鮮明に映し出してくれていて、
今までリピートして初めて感情を揺さぶられて来たこの作品なのに、
初めて初見で、
胸に詰まって息が苦しいほどの思いをしてしまいました。
この次は年明けになりますね。
葬送のフリーレンという、素晴らしい作品と巡り合えて、
幸せです。

****************************************

12月なかばの今、15話まで放送されていますが、
こんなに「行間の密度がしっかり濃い」アニメって、
なかったんじゃないかな。と、そう感じています。

まるで小説のような。

ラノベやマンガでは稀にしか存在しない、
行間=含み、というか、「想像の余地」が拡がる心地よさ。
これって、アニメでは、正直感じたこと、ほとんどないです。
しいて言えば、
GHOST IN THE SHELLとかカウボーイビバップ、
今敏監督の作品群に少し、かな。
(エヴァンゲリオンみたいに、「脚注」の多い作品は意外とたくさんあるけどw)

だから、よく出来た小説といっしょで、
エピソードが進むたびに、アタマに戻ってまたリピートしてしまう。
そして、たとえば初見ではあまり何も感じなかった、
主人公=フリーレンが泣く初回のシーン、
エピソードが進んで立ち返るほどに、
重みとか意味とかどんどん増していって、
心に刺さって来るし、新しい発見がある。

凄くすごく、頭をフル回転させて、と同時に感情移入して、
しっかりと取り組んでおられる監督と制作プロダクションさんには、
もうアタマが下がりますとしか言えないです。

各話ごとにそんな作劇が、
初回からここまで、いっさいクォリティを落とさないで
紡がれていく。
これって、もう、それだけで奇跡のようで。
だから真面目に感想を書き綴ってしまうと、
到底いつ書き終えられるかもわからない。
そんな作品が、いま、現在進行形で作られているのです。

なので、全部は今は語り切れませんが、
今、最新の15話の、ふたつのエピソードのうちのひとつについて。
このBパートだけでも、
今回限りしか出番のないであろうオルデン卿
その嫡男と次男の物語とか、彼らの出自とか、
たくさんの含み=想像の幅と深さが拡がる感覚があって。

そういうこともあるので、
今回はこのBパートの中の、ひとつのシーンだけ、
抜き出して、感想を。

それは、シュタルクとフェルンの、ダンスシーン。
ペアダンスって、経験の無い人にはまったくわからない分野です。
今までしっかりと描かれたのは、
「ボールルームへようこそ」ぐらい。
ただこれは、競技ダンスなので、普通の社交ダンスとは違いますけど、
それですら主人公の師匠のラテンダンスは割としっかり描かれていたのに、
肝心の、主人公が主戦場とするスタンダード部門は、ペアのフォームが変だったし、
基本は止めカットで、
大きく動くところだけ目立つように作画されていて、
細かい動作は雰囲気しか、描かれてなくて。

他の作品にもたびたび、社交ダンスのシーンは描かれてきていますけど、
大抵は止め絵か天井からの俯瞰でごまかしているし、
ステップを描写するにしても、足元の作画は、
ワンカット、つまり1小節分しか描かれていません。
手技も、よくてアンダーアームターン1回だけしか描かれません。
(例外は、「デスパレード」のオープニングで、題材がオープニングだけに、中々気合いが入っていて、綺麗に手技をいくつも繰り出しています)


それが、この作品では、
フェルンの「本当に似合っていませんね」から
ダンスシーンが終わるまでの、ほんの1分15秒ほどだけで、
リードとフォローの人間関係、
フォロー役のフェルンが1ヶ月レッスンを受けただけで臨む不安感、
3ヶ月リードの訓練を受けてきて、それでもフォローの何倍も大変らしいリード役で、
シュタルクがしっかりと醸し出す「リーダー感」、
そういうところが巧みに描かれていて、見惚れてしまいます。
もちろん、足元のステップもリーダー主導でしっかりとリズムに乗って、
数小節にわたって、ちゃんとワルツしてます。
そして、特筆すべきは、ふたりのあいだの心情をうかがえる技の交換。
フォローって、自信がないと、顔が下を向いて足元を見てしまうし、
何よりも縮こまってしまって右手を大きく上げられないし、
身体の軸線=自分の肩より外に手を出せないものなんですが、
そんな様子が、ちゃんと描かれています。
そしてその状況、フェルンの心情を、しっかりと受け止めながら、
リーダーが視線の高さとダンスの進行方向への視線をしっかり保持して、
フォロー役のフェルンが安心できるように優しい表情を浮かべて、
そこからフォローの信頼を獲得すると、
一気に左手を外に伸ばしてフェルンの右手を導いて、
綺麗なアームホールドを形成してしまう力感。
ここに、シュタルクの強い身体と運動能力と、勇者のような資質が、
垣間見られて。
そして手技もワンハンドエクステンションや持ち替えてのクロスなど、
矢継ぎ早に繰り出して。
ここでシュタルクがしっかり背筋を伸ばしているのと、
空いた腕を自分の背中にピタリと沿わせているの、フェルンが空いた手を飾るのと合わせて、
凄く、すごく綺麗。
そして極め付けは、ペアダンスとしては中級技の、ダウン。
これって普通は、社交ダンスで初めてペアを組んだ同士で出来る技ではありません。
フォローが自分の上半身を、リーダーの腕に預けるのですから、
競技ダンスでの「振りつけ」でもなく、
そして初めての「実践」であっては、
普通なら絶対に出来ないことだと思います。
フェルンは、
短いペアダンスのあいだに、しっかりとシュタルクの修練を理解できて、
それ以上に、戦士としての日々の研鑽を知っているからこそ、
安心して身体をゆだねることが出来るし、
ダンスのあいだにそういう感覚を、フェルンから感じ取っているから、
シュタルクも自信をもって、ダウンをくり出せる。
こういう、ペアダンスならではの気持ちのキャッチボール、というか、
お互いを肌感覚で理解し合うところが、
本当に、本当に美しくて。
ダウンって見て分かりやすい技なんで、アニメではよく使われるけど、
しっかりムーブメント(=予備動作)まで描かれる丁寧さ、豪華さが素敵!
しかもこれ、モーションキャプチャーとかじゃなくて、
手描きらしいのです。
マッドハウスの中に、
きっと社交ダンス好きが、それもかなりの「ダンス狂」が、
ひとりか、あるいは何人か、いるに違いありません。
(そう言えば、デスパレードもマッドハウス制作でしたw)

こんな風に、15話までで既に30近いエピソードを描いて来たなかの、
ほんのひとつのエピソードの中の、ひとつのシーンだけで、
思うこと言いたいこと、言えることはいっぱいで。

これ全部やっていたら、絶対追いつけないし、堪らない。
こんな凄い作品を現実にさせてしまう、
斎藤圭一郎監督。
「ぼっち・ざ・ろっく」のときにも、
アイデア冴えわたる演出術に目を見張りましたけど、
この作品は、それ以上です。


これからの後半ワンクールも、期待でドキドキで、
もう完全に、
ファン目線で作品追い続けてしまっています(^^♪

投稿 : 2024/07/13
閲覧 : 246
サンキュー:

35

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

晴る

周りが面白いと言ってるだけにとてもよくできたストーリー展開、内容、作画。
とても面白かった。

ヨルシカ「晴る」はドイツ語で blauen Himmelだから云々かんぬんは、なるほど。

100点中92点

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 64
サンキュー:

4

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作も本当に素晴らしい!アニメは単調に感じるかもしれないけど‥

金曜ロードショーで初めてアニメが2時間の初回放送、漫画大賞の作品でハードルが上がりっぱなしだったけど期待に応えてくれた素晴らしい内容でした!

原作に忠実な作画、音楽の良さに声優さん達の
安定感!漫画もずっと面白いし、次のドル箱アニメはこの作品で決まりです!

ーー追記ーー
最終回まで見ました!独特な世界観でほのぼの系のアニメだから淡々と進んでいく。結構単調だし、それ系がダメな人は合わないかも!この作品の評価は漫画も見て判断してほしい。そうすればアニメが更に楽しく見れるはずです!

投稿 : 2024/07/04
閲覧 : 701
サンキュー:

16

※サンキュー返し不要 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

最初は面白く感じたが

始めの方は寿命の違いによる時間の価値観の違いや、感動とするほどではないがいい話だなと思うことが良くあったが
魔法使い選抜編から地味な戦闘や周りのそれほど興味のないキャラに焦点が当てられているようで退屈に感じた
またフェルンが最初こそかわいいキャラだなと思っていたが最近不機嫌で周りを動かしている場面が多くつい悪印象を受けてしまう

投稿 : 2024/06/30
閲覧 : 153
サンキュー:

5

ネタバレ

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

新鮮な感覚

原作は1巻のみ購入。
というのもアニメ化する数年前から、既に気になったので買っていました。
その当時は自分の好みには合わなかったので、続きは買わずに半ば忘れかけていたぐらいで・・・。
正直アニメ化する前までは、「そこまで面白いかな」と侮っていましたが、実際蓋を開けてみると、並大抵のアニメを蹴散らせるくらいには面白かったですね。

ですが色々と問題もあるなという印象ですね。そこら辺はレビュー後半に書きます。
まずは良い所を。


本作で特に良かったのは作画ですね。
見せ場の作画は圧倒的。
並大抵のアニメ映画以上の作画で、鬼滅の刃とかもそうですが、地上波の普通のアニメで気合が入りすぎなぐらい良かったです。

しかし、全てに気合が入っているかといえばそうではなく、上手く気づかない程度に手を抜いています。
例えば引きの絵とか、ダイジェストになっているところとか。
こういう視聴者が気づきにくいとこで上手く手を抜き、見せ場は本気以上の圧倒的作画で視聴者を感動させてくる。
本当に制作会社様には尊敬しかないです。


ストーリー面では期待していたものとは違いましたが、普通に楽しめる出来にはなっていました。

期待していたものとは違ったというのは、勇者ヒンメルが亡くなって、フリーレンが後悔し、「人間を知る」という名目で旅を始めるという物語の始まり、つまり序盤に受けた印象と、紡がれた物語から感じる印象に自分の中で相違があったからなんですよね。

始まりは重厚的なんですよ。
人の死を扱っているわけですし、「人間を知る」物語、そして「葬送」というタイトルから感じるのは、魔王が滅び、平和になった世界で出会いと別れ、そして死を送っていく、という情緒的なものを浮かべると思いますし、実際、私はそう感じていましたしね。

ですが、物語が進むにつれてそういった重厚的なものだと感じ取れるのは、メインではなく、サブテーマのような扱いになっているような・・・。

物語が軽くなった、というのは語弊がありますが、カジュアルさが増して、物語の重厚感が薄れたのは否めなかったです。
最初にハンバーグだと思っていたものが、実はハンバーグにかけるソースだったみたいな、物語に風味を持たせるための味付けぐらいの扱いだったんだな、と。
上手い例えが見つかりませんね・・・。もっと語彙力が欲しい。

しかしカジュアルさが増したからと言って、本作のメインテーマである「人の死」から外れた物語をやっているわけではありません。

ドワーフの話とかはまさに、フリーレンの本質に触れているような話でとても好きです。




では良い所を上げたところで、本作の問題点について思ったことを書いていきたいと思います。

本作における最大の問題点は、「作風と演出の相性が悪かった」という点です。

それを如実に感じたのは試験編。
激しい戦闘が行われていたとしても、それがいまいち気分的に盛り上がらない。
フリーレンやフェルンもそうですが、出てくる殆どのキャラクターにダウナー属性がついていて、そのキャラのテンション感と状況に大きな溝があるからだと思います。

テンションを0~100の間で数値化してみると、本作に出てくる殆どのキャラのテンション感って20~80の間くらいなんですよ。
そのため激しいアクションシーンになったとしても、本作のキャラは80くらいがテンションのMAXなので、状況とテンション感が合っていないなと思ってしまうんですよね。

自分的に戦闘シーンはテンション感的にMAXの100で観たいのに、冷や水が常時注がれてずーっと温度が80度くらいをキープしているような感じで、結局盛り上がる戦闘シーンがぬるま湯みたいな感じで終わってしまう。
そんな感じです。

キャラは凄く好きなんですよ。
デンケンから始まり、ヴィアベルやラント、ユーベル、リヒターといった、そのキャラが抱える個性が本作の作風と凄くマッチしているし、勇者ヒンメルの影響も垣間見える過去回想があって、話の筋道としても非常に考えられたものになっているなと思いました。

作画が本気を出しすぎてしまっているのも原因かなと思いますね。
原作では淡白な戦闘シーンを必要以上にカッコ良くしてしまったせいかもしれません。

しかし逆に言えば、作風とマッチしているシーンも当然あります。

例えば魔族という、人を襲う化け物が本作では無機質で恐ろしいものとして描かれているという所ですね。
この魔族の設定は、どこか冷たい印象を受ける本作の作風にマッチしているなと思いました。

そして、そういう描かれ方をしているうえで、人間と見た目が同じであるアウラのような強い魔族が、死に際に涙を流す人間らしさもあるというのが、いわゆるギャップ萌えというやつなんだと思います。
アウラはフリーレン作中でも屈指の人気キャラですし、そういうのが要因なんじゃないかな?と。

いずれにしろ試験編は、色々とフリーレンの中では異質でしたね。
テンション感に違和感を持つという、自分の中では新鮮な感覚を味わえました。


総評としましては「作風と物語には相性がある」ですね。

試験編以前の作風が、静寂さや物静かなものであるため、ダウナー属性とは相性が良かったのですが、戦闘シーンがメインである試験編は、躍動や成長の要素が多かったために、ダウナー属性とはかなり組み合わせが悪いように感じました。

特定の属性を沢山のキャラにつけるのは構いませんし、それが作品の色としてあるならそれはそれで大切なものだと思います。

ただそれは同時に縛りでもあるので、自分の作品をいかに客観視できるかが意外と重要なんですよね。
ですがこういう作業は本来編集者がやるべき仕事なので、作者さんの責任ではあまりないかな~と思います。

描き方次第な所もあると思うんですけどね。

と、長々と本作のマイナスな感想について書いてしまいました。
すいません。
物語全体として見ればとても面白かったですし、キャラも魅力的で、ただやり取りを見るだけでも幸せな気持ちになる日常回は特に好きです。
作画もきれいですし。
自分的にお気に入りなシーンは、メトーデにフリーレンを取られて、嫉妬しているフェルンですね。
素直にめちゃくちゃ可愛かったです。

こんな風にフェルンに母性本能を持たせたりなど、キャラの肉付けやギャップ萌え、掘り下げ方が上手い所が本作の人気な理由だなと思いました。

というわけで以上です。

投稿 : 2024/06/28
閲覧 : 77
サンキュー:

6

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

遥かな時を生きるエルフは何を見て何を思うのか

原作未読

お話のざっくり概要
勇者パーティーの一人だったフリーレン
それから50年、魔導書巡りの旅に出る
拗ねたり当たり散らしたりの面倒くさいフェルン
こやつヘタれ!すごいヘタれの戦士シュタルク
ゴリラの相棒且つ典型的なダメ男のザイン
そんな仲間と共に今日も元気にミミックへ頭を突っ込む
だいたいそんな感じ

エルフをモチーフにしたファンタジー物で、
物凄く高い完成度を誇る本作。
つべこべ言わず見た方が早いです。
色んな方のレビューがあるので詳しくはそこで!
(え?レビューとしてどうなんって?それは言わないお約束☆)

いやーだって、語りたい事は概ねのレビュアーの方が既に書いてて、
出遅れた身としては書くことがないなーと。

んー、何か少しは他のレビューと差別化はかるか…
あ、AI画像で調べ物をしてて、偶然みつけたのがコチラ

https://www.youtube.com/watch?v=eif6Ct81wpk

完成度が高すぎ!凄い!
ミミック!突っ込んでる!凄い!(小並感)

とにもかくにも見た方が良い作品です (σ・ω・)σYO♪

ちなみに好きなキャラはシュタルクっす(`・ω・´)

投稿 : 2024/06/28
閲覧 : 236
サンキュー:

36

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あなたはどうする?私はこうする。

当たり前って
幸せなことで
それに気付くのって
無くした後なんだよね。

日々の端々や物や場所に
思い出にもならないような
記憶かけらがあって

悲しいことも嬉しいことも
自分にとって何かを得ることができる
だからいろんなものやことを触れ合いたい
とも思うし
失うことが怖くていろんな物との距離をとってみたり

そんな日々を繰り返しながら進むんだね。

投稿 : 2024/06/27
閲覧 : 34
サンキュー:

6

Lovesing さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

勇者ものだけど製作陣の力が伝わってくる

勿論原作は言わずもなが面白いので、アニメは楽しみにしてましたよ。
アニメはとにかく作画に力が入ってるし、凄く間を大切にしている様な気がしました。凄く時間の流れを分かりやすくしていて、景色の描写などでしっかり伝わるようにしていました。
戦闘シーンも迫力あるものになっており飽きない!むしろヲタク的には最強きたー!ってなりますね。
最強主人公が最強感ないのが1番いいし、普段は普通の魔法使いと変わらんのが良いところ。
起承転結綺麗にまとめた作品だと感じました!

投稿 : 2024/06/25
閲覧 : 64
サンキュー:

6

ネタバレ

たくすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作の良さもあるけど制作会社や声優がいい仕事してる

始まる前から何かと見聞きしてた作品。
またジャンプアニメか?と思ったらサンデーでした。


最初に悪い所から。


自分はゴリ押しが苦手でして…
ひねくれてるので鬼滅の刃、呪術廻戦、SPY×FAMILY等を素直に見れなくなってしまう。
ゴリ押しを否定はしません。
売りたいんだから出来る限りの武器を使いたいのはわかるので。
今回のフリーレンはまずOPがYOASOBIという事で、推しの子でアイドルがバズりまくってからそんなに経ってなかったのもあってちょっとウンザリ。
「またYOASOBIかよ…」となりました。
曲は良いけどアニメと合ってないんじゃないかと思ったり。

金曜ロードショー枠を使って1~4話を放送したのもちょっと嫌。
2時間枠に合わせて編集したのではなく普通に1~4話を放送しただけ。
種崎敦美は上手いけど「また種崎敦美ですかぁ」となりました。
こういうひねくれた考えを持ってたので序盤はあまり覚えてないですw
内容が万人受けしないと思ってるのでゴリ押しにモヤモヤします。

我ながら面倒臭い奴だなと思います(笑)


内容については後半の魔法使い選抜試験編はそんなに好きじゃない。
魔法使いではないから仕方ないけどシュタルクの出番が無いのが残念。
それでも面白かったけど、旅アニメが好きなのでザインと別れるまでの方が面白かったかな。



良かった所

雰囲気が良く味があるというんですかね。
なんか心に染みるものがあります。
戦闘以外に派手さは無いけどパーティー内のやり取りや行く先々の人々とのやり取りが丁寧に描かれていて良い。
スピードがゆったりしてるしでセリフの間を上手く取ってる気がする。
なので視聴者にちゃんと伝わってるのではないかと思う。
回想を入れてキャラクターのバックボーンが伝わっており愛着が湧く。

上にも書いたけど旅アニメが好きなのでそれだけでも結構嬉しい(笑)
ちゃんとした旅系は意外と貴重な気がするのでありがたい。
フリーレンが人間を知るという目的があり、時にはズレた発言をしながらも旅をしながら学んでいく展開も良し。

ザインがパーティーを離れたのも良い。
どうせ「やっぱお前達と行くよ」とか言って戻ってくるんじゃないかと思ったけど友に会うという目的を優先した。
そうするのが普通なのかもしれないけど、少年誌掲載の作品は戻ってくるという展開にする事が多いと思うんですよ(イメージでしかないが)
ちょっとした変化球なんじゃないかと思ってます。

大々的に打ち出してきただけあってクオリティーが高い。
魔法使い選抜試験は戦闘の作画や演出の良さあったから面白かったのはある。
面白いつまらないは置いといてマッドハウスは作画が安定してるイメージがある。

旅だけだと飽きてしまうかもしれないので選抜試験編に突入したのは良いと思います。
試験終わって旅を再開したのでしばらくは旅を描く形であって欲しい。
2期は決まってないけどきっとやるでしょう。

2クール目のOPが良い。
曲調だけで言えば1クール目と逆の方が合ってる気がする。
落ち着いていて主張しない邪魔しない劇伴も良かった。



序盤はあまり覚えてないくせに書くのもあれですが全体的に良かったです。
ただ、やはり万人受けはしないかなぁ。
まあそれくらいの方が良いんですけどね。
人気が加熱しすぎると嫌になるのでw
面白いつまらないの評価がはっきり分かれそう。

ゴリ押し感が無ければ素直に受け入れて絶賛してたと思う。
そこは自分が悪いし損してるなと思いますね(苦笑)

投稿 : 2024/06/23
閲覧 : 56
サンキュー:

5

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

みんな過去に縛られているのが良い

「観客の知らない、1話が始まる前の出来事が、作中キャラの心を縛り続ける」というストーリーモデルが大好き。
知らない回想、知らない感情に縛られているキャラ、かなり気持ちがいい。

さらに、過去への縛られ方が良い。
親から、地域から受けた教育を信仰のように守っているキャラはいない。
みんな過去に、自分で「これは大事だ」と感じるものを大事にして生きている。
年を取ってからの出会いも多く、原体験ばかりじゃないのも良い。

投稿 : 2024/06/18
閲覧 : 46
サンキュー:

8

Tio さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のアニメ

フリーレンの長い人生の
時間感覚での10年は
自分にとっては、
自分を変えてくれたあの1年かな、
とか終始いろんなことを
一緒に考えさせてもらえる。

作画も大変美しく、曲も素晴らしい。
アニメ、原作ともに
友達に激推ししたい(した)作品!!

投稿 : 2024/06/14
閲覧 : 35
サンキュー:

6

Qoo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

回想シーンが待ち遠しくなるアニメ

キャラの過去を掘り下げることが大正義となりつつある昨今、本編置き去りで長すぎる回想シーンを取り入れるアニメばかりになり、正直うんざりしていた自分。

しかし本作品は短めの断片的な回想シーンを物語の中に散りばめる斬新な手法を用いており、回想自体は1分少々と短めなものの心を撃ち抜かれるシーンばかりで気がつけば回想シーンが待ち遠しくなるほどになっていた。

また本作品は原作も十分面白かったがアニメ化して大成功した部類と言える。原作の唯一の弱点であった淡白な戦闘シーンが大迫力のアニメで補われており、カメラアングルも凝られたものに変えられていたり、服の皺や風に靡く髪などまで繊細に描かれていて作画への力の入れようが伺えた。

キャラについてはとにかく可愛いの一言に尽きる。見た目もだが言動が愛くるしく、好感度の低いキャラはほぼいないぐらい。また徐々に進展していくキャラの関係性を見守るのも楽しく、とにかく微笑ましい気分になる。

音楽はOP,ED共にビッグネームなので間違いなし。地味に良かったのがBGM。ケルト系の音楽が物語の雰囲気と最高に相性が良く様々なシーンを盛り上げてくれた。

投稿 : 2024/06/10
閲覧 : 90
サンキュー:

19

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時間が変えてくれるわけじゃない

今更この作品の格をあれこれ語る必要もなく、盤石の体制で放送されて当然話題となった本作
自分は作品名と何となくのコンセプトは知った上で、正直アニメ作品としてはあまり好きそうではないコンセプトで進んでいくと思って実際その通りで、1話で魅せてくる感じは成程と思ったけれど、その後のABパートに分かれた短編でキャラの紹介やコンセプトに沿って生かしたエピソードはギャグも交えつつ非常に見やすくちゃんと作られていたが、連作としてやっていく中で、最終目標までの道のりの中で一本のストーリーがあまり描かれず乗り切れてはいなかった。しかしアウラ編は核となる部分が見えてきて、キャラ紹介も済んだ上での活躍と、人間と魔族の違いや過去と現在の違いを見せていく中でのフリーレンの変化も見せてきて面白くなってきた
その後はABパートに分かれた短編でもキャラ自体に興味が持て始めたので、描かれるエピソードエピソードを楽しむ事が出来た
意外とこの作品、ちゃんとギアがかかるまで結構時間が掛かって展開として難しかったと思うけれど、それでもここまで話題になっているってやっぱり1話の掴みってかなり大事なんだなと改めて思った
それと見せ方も、ありがち故に安っぽい感じにもなってしまうテーマでありながら大筋は普遍的だがそれより一歩踏み込んだり 別の視点から見せてくる、道直球過ぎる描き方はもはや描かれすぎている中で、凡庸にならない為には別の捻った“何か”を備えているとやはり作品として強い

大きく話題となったアニメーションについて
原作は未読だけれど、特に戦闘描写はかなり追加がされたと聞いている。実際その通りだと思っており、vsリュグナーのフェルンは、相手の魔法を防ぎながら前進する場面や、城の城壁塔みたいなところの中を通っていく場面をワンショットでカメラを移動させながら見せる、アニメではかなり作画が難しいけれど個人的にかなり好きな見せ方
日常パートもキャラの動作を丁寧に描いていたり、社交ダンスも二人だけでなく周りすらも手書きでやり切っていたりと、アニメーターも他のアニメでよく名前を見るような方だったりが参加して2クール28話作り切る、まさに現代アニメの一つの到達点とも言える出来だった

話題度を踏まえてもほぼ確実に続編はあるでしょう。意外とこの作品は一過性な話題よりは継続的な話題が見込める作品だと思っているので、1年以上間が空いたとしても同様の話題性を得られると思う
簡単に消費されない物語というか、一人一人丁寧に紹介とキャラ同士の関係を、ギャグや信条 過去の出来事などで活躍や出番を与えて魅力的に見せていくのでその分記憶にも心にも残りやすい、もちろんそうするための作者の力量も必要だがやりきっている、今の時代にここまでこの作りで話題になり受け止められているのは凄いことだとは思う
ネット上で伝播された部分もあるけれど、踏み込みすぎない公式の触れ方もかなり上手かった。そのおかげでネット上でもかなり好意的に受け取られているというのもこの作品の強さの一つである

物語 アニメーション 声優 ネット上を含んだ話題性どれをとっても引けを取らない現代アニメの一つの完成系 20年代アニメを定義する一つとも言える今作品は、ムーブメントが大きくというわけではなく、一人一人が当たり前の如く見ていて伝わっていく感じはとても象徴的であると思う

投稿 : 2024/06/08
閲覧 : 51
サンキュー:

10

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

他人がどう言おうと。

珠玉の名作。
他人がどう言おうと。
感情が凄く平坦なのに
凄く揺さぶられた。
最高の作品に出会えて良かった。
これが好きな自分で良かった。
仕事が忙しすぎてコメントサボってたけど
これだけは書いときたかった。
明日も頑張ろう。

YOASOBIの曲、正直いらなかった。



期待しかありません。
一つあげるとしたら
サブスクで観られるのかって事です。
色んな人に観てもらいたい作品だと思うのですが。

投稿 : 2024/06/08
閲覧 : 124
サンキュー:

7

ネタバレ

カモミール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1000年以上生きているエルフの視点での話しが良かった。

魔族との戦闘での痛快さや時々出て来るコメディ要素が面白かった。1000年以上生きているエルフの視点での話しも良かった。

投稿 : 2024/06/01
閲覧 : 44
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5

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いまここから別のいまここへ

ゼロ年代が「萌え要素」と呼ばれたキャラクター設定のデータベースが整備された時代であったとすれば、2010年代は「ナーロッパ」と呼ばれる世界観設定のデータベースが整備された時代であったといえる。そして、このような「ナーロッパ」というデータベースから出力されたシュミラークルの一大潮流が「異世界転生系(なろう系)」というジャンルであった。けれども、このような「異世界転生系(なろう系)」はその傍流に「異世界スローライフ系」と呼ぶべきジャンルを生成していった(もっとも多くの作品において両者は重なり合っている)。そして本作の幅広い受容はこのような「ナーロッパ」というデータベースを基盤とした「異世界スローライフ系」というジャンルがひとつの成熟期を迎えたことを意味している。また同時に「魔王」も「勇者」もこの世から居なくなった「後の」世界を舞台とする本作はヘーゲル的な意味での「歴史」が終焉した後のポストモダンとしての現代の比喩であるともいえる。その意味で何かの目的のために魔法を求めるのではなく魔法それ自体を愛好し、その探求のプロセス自体をも愉しむフリーレンは「いまここ」から「別のいまここ」へと超出していくポストモダンにおけるコンサマトリー的な生を理想化した存在であるといえる。

投稿 : 2024/05/31
閲覧 : 46
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8

をぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

制作陣の本気。

魔王討伐後の世界で勇者パーティのエルフの魔法使いフリーレンは人間を知る旅に出る。

オリジナルなシーンを追加したり、戦闘シーンを膨らませたり、原作から削られた部分もありましたが、本当に素晴らしいアニメ化だと思いました。

キャラもストーリーも凄いけど、特に魔族の設定には唸りました。
パーティ解散後のヒンメルがどんな暮らしをしていたのかも気になる。

投稿 : 2024/05/18
閲覧 : 77
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8

DahOh32684 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

過大評価

アウラ、自害しろの所までは見たけどぶっちゃけ面白くない

全体的に淡々としすぎてて虚無臭いので断念?

投稿 : 2024/05/07
閲覧 : 156
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1

リタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

28話通して安定感がある

人気作や話題作はなかなかブレない安定感があるから楽しめる作品が多い。

フリーレンもSNSで散々話題になっていたし、楽曲も未だに人気がある。

なので確かに引き込まれるし、テーマというか見せたい、追っていきたいものがしっかり決まっているので話が進んでいく事がどんどん楽しくなる。

個人的に多少イラつくメインキャラがいるものの、その他のキャラがカバーしていたり良い出会いがあったりで飽きる事もなかった。

28話はわりと長いはずなのに、あっという間に終わってしまったと感じるのは、魅力があるおかげだと思う。

過去に旅アニメで心えぐる系の良作や、最近でも不死旅系でも良いのがあったけど、これはこれでまた違った心に響く作品に出会えたと思う。

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 74
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7

アニメに覚醒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:----

とてもよかった!

勇者が速攻いなくなる物語で気を衒っただけかとおもったけどほんとよかった!
亡くなった人の回想シーンが毎回でてくるんやが、普段なら過ぎ去った過去何回も見せられても…ってなるけどこの回想シーンが物語にいかに必要か三話目くらいで感じる!
ぜひみて!!
蟲師とかすきなら好きだと思うよ✨(たぶん)

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 59
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5

ネタバレ

アニメ好きなオタク さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヒンフリはいいぞ

作画がとてもきれいで、変わった始まり方をするアニメだなとは思い、そのまま視聴を続けていたら、ヒンメルって…フリーレン好きだったんじゃ?と気付き、そこで原作を大人買いしました。
YOASOBIのPVも何度見たかわからないぐらいみました。

1クール目の旅と出会いときどき戦いは面白かったのですが、2クール目が長い長い一級魔法使い試験の話になるので、2クール目はちょっと途中で飽きてしまって、今ようやく見終わりました。ちなみに原作に忠実な作品なので、原作もここの部分はあまり楽しいとは思いませんでした。(好みだと思いますが)
でもアニメになった分、動きや派手な魔法がわかりやすくて良かったです。

ただ一級魔法使い試験で登場キャラクターが大幅に増えたので、このキャラたちがまた話に関わってくるんだろうなと思うと続きが楽しみです。原作は引き続き買っていきます。

投稿 : 2024/05/04
閲覧 : 44
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8

メガマインド さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:----

他ではおめにかかれない美しいファンタジー

かつて魔王を倒した勇者が老衰してそのときにパーティにいたエルフの女の子が

生き残り、その後の様を綴る、ファンタジーとして新しい切り口と呼べる

RPGのゲームでいったらクリア エンディング後でしょう。

作品で最初から最後まで視聴者の心をわしづかみする語り口であった。

人間より長く生きるエルフ、フリーレンの時間感覚にびっくりだし、

第一話からそれを視聴者と一緒に疑似体験することになる

あっという間に勇者が老いてしまい身近な人が先立たれてしまった孤独を

フリーレンを通して感情移入

してしまうことうけあい。


なにより第1期と2期、前半と後半でうまく物語が構成されているなと感じました。

前半は魔王討伐クリア後のイベント周回って感じで

各地を転々としながら,勇者ヒンメルが遺した軌跡を辿りつつ

後進の魔法使いフェルンを育成したり、魔族の残党を葬ったり、



よくあるファンタジーのロジックだが、

ファンタジーといっても決してよくあるドラクエゲームのようなRPGのような

展開にならない。

純文学を読んでいるようで地味で割と淡々とした

雰囲気。

これこそ本来のファンタジーの描き方だと感じる

同時に共にした仲間との時間に普遍的でかけがえのない大切なものを感じさ

せられましたね。

かつて勇者ヒンメルと一緒に戦った魔法使いのエルフ フリーレン

にとって魔王討伐は時間感覚的に短い小さな出来事なのかもしれない

が共に過ごした時間は決して忘れない。


無表情で無感情かに思われた彼女だが

フリーレンはヒンメルのことをとても愛していたことが伝わる



失ったからこそ、わかる気づかされる大切なことを


私自身も再確認しました。




後半は一級魔法使いになるため過酷な試練を受けるお話

出会った仲間たちと試練を乗り越え、弟子フェルンが偉大な大魔法使

いに認め

られていくところは静かな感動を呼ぶ

王族や上の者に向かってタメ口叩いちゃダメとか

主人公エルフのフリーレンの生き方や登場人物から

現代社会に通じる様々な教訓を学べるものでもあり

人によってはフリーレンの人生はおばあちゃんの老後なんじゃないかと

いろいろな見方もできるきわめて八方美人で

これはなにか賞を取るべき作品でしょう。

年を取るたびに感じ方が変わるのではないか!?


老後を含めてまた観たい!!


美しい作画と音楽そしてアニメーションによりさらに魅力が増大したと思う。



#最終回後の感想


実はこの1期2期もまだフリーレンにとって時間的にいって小さな出来事かも

しれない

魔王討伐以上に壮大な何か 運命が待ち構えているのではないか

と私を思ってしまう。

勇者としての物語のフリーレンの冒険は終わったけど、

フリーレン自身の物語、フリーレンの冒険は

まだはじまったばかりだ!!

そう感じさせる素敵な最終回でした。

フリーレンの心の成長 変化




この後日譚のつづきがきになる。


私も出会った仲間、過ごす時間を一つ一つ大切にしようと思う。

投稿 : 2024/05/04
閲覧 : 67
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12

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

後半からは物語の起伏に乏しく、素直に楽しめなかった、おすすめ度★★☆☆☆

人間の寿命は短いって分かっていたのに…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…

魔王を倒した勇者たちが50年の歳月を経て、勇者ヒンメルの死をきっかけに人間を知るために旅立つエルフの魔法使いフリーレンの話。序盤は牧歌的で叙情的な作風ながらフェルン、シュタルクを連れて旅をする展開。笑いがありながらも物語の過去語り的な話が展開されて、これはこれで物語の形としては引き込まれるようなものがある。アウラやリーニエのような魔族との戦いはアウラの肩書きに見合わぬ噛ませぶり、緊迫感のある戦闘でまあまあ楽しめた。

のだが、2クール目からの一級魔法使い試験編は、無駄に新キャラをダラダラ出すだけのだれる展開に加え、作画は素晴らしいが盛り上がりの薄いバトルの連続。テンポが悪い上に話も特に面白くないし、戦士キャラであるが故かシュタルクの見せ場もなくて空気。虚無感が漂っていて苦痛だった。

アウラ戦までは良い、一級魔法使い試験以降はとても悪いの差し引きに加え2クール目の新キャラがラヴィーネ、カンネ、ユーベル以外は特に刺さらなかったのでそこも減点して厳しいがとても悪い評価。一級魔法使い試験編は個人的に、推しの子の2.5次元舞台、呪術廻戦の死滅回游に近い虚無感が漂ってると思う。

投稿 : 2024/05/03
閲覧 : 54
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1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「1000年」生きるエルフから見た世界

週刊少年サンデーの廃刊の危機を「救った」と言われる人気ファンタジーのアニメ化。制作はマッドハウスでなんと親会社の日本テレビがゴールデンで2時間放送を行うという異例の待遇で始まったアニメです。

アニメーションのクオリティはアニメに詳しい人間ならば誰もが知ってるマッドハウス創設時から活躍している錚々たるメンバーが演出やらアニメーターに参加しているのでそれだけで劇場版クオリティーです。

それもその筈、所謂「少年漫画」のお約束からはみ出た「その後のアフターストーリー」からなる珍しい構成がアニメーターとしての好奇心を駆り立てたのだと思います。

なので作品の視点が「映画的」であり「叙情的」です。

1000年を生きるエルフ、およそ300年生きると言われるドワーフ、そして寿命が100年満たない人間のそれぞれの価値観や感情を描き出すストーリーは少年漫画というよりは少女漫画的な感性だと言えなくもありません。

最近の傾向ですが、少年誌や青年誌の内容が「少女漫画」的になっているのは読者層の問題もあると思いますが、良い意味で「新しいアニメの形」になっているのかと思われます。

非常に小説的であり、自叙伝のような作り方をしている気がしますね。

なので演出もたいへん凝った作りになっているので、背景美術やカメラアングルもこだわりが見えると思います。

ただ個人的にはちょっと「叙情的」すぎる気がして作品の緩急がないのが気になります。これは好みの問題だと思いますが。

「ダンジョン飯」くらいメリハリの効いた作品の方が好みなのでこちらの評価となりますが、最近のアニメの中では「推しの子」と同じくらい実験的な作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/03
閲覧 : 252
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19

みゃー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

価値観の共有

[作品の評価]☆3.5
最初はそもそも寿命が何千年もある異種族に人間の感情を理解してほしいなんてそれこそお門違いの押し付けなのでは?と冷めたことを思ってしまった。でもやっぱり楽しいことでも辛いことでも経験や思い出を共有出来るってことは嬉しいことなのよ。多様性が叫ばれる昨今でこの作品が多くの人に刺さったのはやはり根底には価値観を分かち合いたいという気持ちがあるからなのでしょう。

[キャラの評価]☆4.0

[作画の評価]☆3.5

[声優の評価]☆4.0

[前半クールOP曲]☆3.0

[後半クールOP曲]☆4.0

[ED曲]☆4.0
Evan Call氏が編曲してるだけあって作品によく合っていたと思う

投稿 : 2024/05/02
閲覧 : 59
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13

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

長生きエルフは人を知りたい

世界を救ったエルフ
しかし寿命は他の人間とは違う、だから人を知るために旅に出る

そしてこのエルフ、フリーレンは
プリキュアになるのだった

投稿 : 2024/04/30
閲覧 : 98
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4

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

穏やかに、流れゆく時間を楽しむ

先人から受け継いだものを、次の世代へと渡す。

フリーレンとフェルンの二人で旅をしている時が、一番好き。
ゆっくりと、しかし確実に二人の仲を深めていく旅は、見ていて心地良くて素晴らしかった。

途中でシュタルクが加わり三人の旅に。
今度はフェルンとシュタルクの物語をフリーレンが見守る関係性に。
フェルンとシュタルクのやり取りがいいので、これもまた良い。

ゆっくりと語り聞かせるような進行に適度にちょっとしたギャグが挟まるのも良かった。


しかし、魔法試験編は微妙。
ひたすら「フリーレンは凄い!」を繰り返すだけで、かなり不快だった。
フリーレンのミミックギャグも、くどくて鬱陶しい。


素晴らしい作品だったのに、ラストの魔法試験編でケチをつけられた感じがする。

投稿 : 2024/04/28
閲覧 : 52
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7

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

印象度:97

原作未読。

魔法が存在し、エルフやドワーフなど人間以外にも様々な種族が共生する
中世欧州風の王道RGP的なファンタジー舞台設定。

本作品に特徴的なこととして、まず挙げられるのが、
主人公が魔王を討伐した後から物語がスタートするところです。

人間の一生の儚さ、それゆえの凝縮された刹那を感じさせることが
作品の底流にあるとすると・・・、

人類の文明史ほどの長い寿命を持つエルフの回想を交えて、
俯瞰的な視点から現在と過去の比較を行いストーリーを進めることは、
とても有効であることは誰でも気づくところだと思います。

とはいえ、回想される過去は、
エルフの記憶に強く残っているものである必要があるし、
作中の現在の世界や登場人物に大きな影響を与えていた方が、
現在のストーリーとの絡み具合もよくなるし、
受け手にとっても、まったく知らない人物や事柄であるよりは、
知っていた方が当然没入しやすくなるし、
などなど、これらの条件を積み上げていくと、

勇者による魔王討伐という一大イベントこそを、
過去の回想話にしてしまうというのは、
実は最も理にかなったストーリーテリングであるという解答に行きつきます。
ひらめきによるのか、理詰めで到達したのかは定かではありませんが、
すばらしい発見だったと思います。

しかし、それだけにはとどまらず、
破綻の無い世界観の構築、
無駄なキャラクターがいないのではないかと思えるほどの
キャラクター設定の細やかさと自然な絡み方、
各話ごとに、じんとくるような何か、
ドキッとするような何かがあるなどのストーリー構成と展開の妙。

ジブリとはまた違った優しく親しみのあるキャラクター造形。
表面的な優しいタッチの中に狂気も表現できているのは、
これまでのマッドハウスでは見られなかった、
浄化されたマッドハウスの新境地を見た思いです。

原作既読者の評価から失速すると思われた一級魔法使い試験編。
アクションとキャラの絡みがさらに多彩になり、
面白さが加速しているのが素晴らしく、
シーズンの終わり方もきれいな形で、余韻が残る良いものでした。


オープニング・エンディングすべて世界観によく合っていました。
OP1「勇者」はYOASOBIのベストじゃないでしょうか。
OP2「晴る」は最初は印象薄かったのですが飽きがこないスルメ曲。
ED「bliss」もいい曲。予告のランダムなセリフとのつながりもイイ感じです。

投稿 : 2024/04/26
閲覧 : 90
サンキュー:

11

pop22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

雰囲気も作画も良かった

エルフと人間の時間間隔の差はもうちょっと引っ張っても良かったかも。

PS:原作の漫画はバトルシーンが微妙なので注意

投稿 : 2024/04/26
閲覧 : 53
サンキュー:

3

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葬送のフリーレンのストーリー・あらすじ

勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。 千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。 その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。 その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。(TVアニメ動画『葬送のフリーレン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年秋アニメ

この頃(2023年秋アニメ)の他の作品

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