はる さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
終わってしまった
MAPPAに変わってから一度離脱したけど、最後は本当に良かったです。
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編の感想・評価はどうでしたか?
はる さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
MAPPAに変わってから一度離脱したけど、最後は本当に良かったです。
ペガサス さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
その結末は最初から決まっていた。
大きな力を持つことは、それなりの責任を負わせられる。
何かを望むことは、何かを諦めることであり、何かを得るときには、すでに何かを失っているのである。
人間の業を徹底的に描くことで、そこに極限的な人間ドラマを観ることができる。
人類の文明社会とその精神の行き着くところは、1960年代以降の日本の漫画とアニメが追求してきたテーマの一つであった。
それは日本人の集合無意識のテーマでもあり、AKIRA、ナウシカ、エヴァ、まどマギ、天気の子などが現れて、最後にこの進撃の巨人の完結により一つの答えが出されたと思う。
すでに新しい時代は始まっている。
これからの時代は位相を変えて、今までと違う視点から同じテーマを追求していくのだろう。
ピエロ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
マジで面白かった
というより完結に至るまでのストーリー展開と最後の締め方が素晴らしかった
文句のつけどころがない神アニメでした
nami さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
最高の原作を最高のアニメーション音楽声優で仕上げた日本アニメの最高傑作
dossun さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
easy さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
月刊連載時点ではとても楽しかった
『考察』と言いつつ妄想を書く子ばかりでガッカリはしたけれど、
毎月、伏線を探してああだこうだと終局を予想していくのは楽しかった
漫画原作『アニメ』レビューを書いている人は、
大まかに3者へ分かれると思われますが、
・連載をリアルタイムで読んでいた
・単行本で、追記修正版を、区切られながら読んだ
・漫画で読んだ事がない
私は連載を追い『考察』をああだこうだと楽しんでいた層なのですが、
そう、最終巻スクールカーストのアルミン並に面倒くさい、
エゴサ大好き諌山先生に「キミらこう言うだろう」と先読みされる層です
コンテンツ【進撃の巨人】としてなら、幾らでも褒めようは有る
その前提でも『アニメ』後期に関しては色々思うところがありました
例を挙げます
私が『漫画版で』好きだったシーンは、アニメ『66話:宣戦布告』20:10-
地下室「それは、私がこの世に生まれてきてしまったからです」
【エレンの表情→タイバー演説】 交互に読み進めてゆく心情変化ですが、
漫画における『強調するコマ』テンポがアニメでは考慮されておらず、
他と同じ間隔でダラダラと進める構成には非常に落胆しました
いや、正確に言えばテンポどころではなく、
「パラディ島の悪魔と、共に戦ってほしい」タイバー、観衆、エレンで1P
漫画版:エレン『ここで』寂しい笑顔+目を瞑り何かを想うコマ→次Pで立席して手を差し伸べる
アニメ:直前演説「皆で未来を生きてほしい」で既に寂しい略+立席+握手=破壊準備態勢(…)
オオイ!
心情変化、破壊準備タイミングまで変えられてるじゃん!
それに加えて目を瞑ったら溜め無しで瞬時に観衆へ切り替え
なにすんだテメエ!下品で失礼
※ 比較するとタイバーの演説部分は変更箇所が非常に多い
台詞の整理には一生懸命だが、最も重要な心情変化の再構成が出来ていない
その後目を伏せ「オレは進み続ける」は漫画版トレスばりの構図なのですが、
握手しつつ「敵を駆逐するまで」→ビル破壊、最大の見せ場に関してはというと、
漫画版:見開き1P『笑顔』に近い表情で握手「敵を駆逐するまで」→次Pから巨人発動の表情
アニメ:画面を寄らせてそのまま巨人発動
何スかこの無味無臭化コンテ
なおこの回は漫画版・原作において記念すべき第100話、第100話です
内容も含めて非常に特別、重要な回なわけです、そこでこれかぁ…と
アニメにおいて皆さん褒められる大部分が『漫画版のプロット部分』でしかなく、
アニメと切り離している方がほぼいないのも特徴でしょうか
活動屋のような単語を使ってシャカイセイギを語ってみたり、
この一大コンテンツから何も学んでなさそうな人も散見されるし、
人は死に、忘れられ、一巡する、世界の方はそうそう変わりそうもありませんね
サルモネラ菌 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
haruto さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
大重 さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
プライベートな話ですが、甥が進撃の巨人は人生最高の傑作と語っていて…。
まあそうだろうなと思いました。
甥からすると学生時代の多感な時期に出会い、青春ど真ん中を進撃の巨人が貫いていて、大人になりきる前に完結したという…。
まあこういう作品は間違いなく生涯の傑作になるでしょう。
で、改めて自分にとっても生涯最高の傑作はどれだろうと考えてみたら、あれ、進撃の巨人じゃない? と思ってびっくりしました。
いや40過ぎのおっさんで、今までに感動した作品はいくらでもあるだろうと。
思い出補正を考えたら昔の傑作がいくらでも上に来そうな気がします。
しかし昔の傑作って、なんだかんだアラがある作品が多すぎなんですよ。
リアルタイムに楽しんでいたけれど、後から振り返ると手放しに称賛はできない。
その中で、進撃の巨人はあまりに完成度が高すぎる。
序盤から張り詰められた伏線の数々。
クライマックスに向けて収束していく様はまさに傑作にふさわしい。
しかし古いジャンプマンガとか、まあ人気が続く限り引き伸ばされたりして挙げ句にラストは打ち切りだったり、リアルタイムにはすごく楽しんだけれど、全漫画で最高の傑作に挙げるには首をひねる作品ばかりで…。
対抗できるのは鋼の錬金術師くらいかなと思いました。ただガンガンを読んでいなかったので、出会いは遅かったんですよ。
進撃の巨人はリアルタイムに連載を追いかけてきた思い出補正まであって、こちらに軍配が上がるかなと。
で、本当に進撃の巨人が最高傑作で良いのか改めて考えましたが…。
良いと思いました。
いい年したおっさんになって、なんで今でも漫画アニメを喜んで見ているか。面白いからです。
それはつまり、過去の作品より未来の作品が面白いと感じられるから見ているのです。
未来の作品は過去を踏まえて作られているので、面白くて当たり前なのです。
なので、今現時点で最高傑作は進撃の巨人で良いし、進撃の巨人を超える作品は将来生まれるでしょう。
この傑作が生まれた後の、これからの未来を楽しみにしていきたいです。
hikura さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
にゃん^^ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
アニメ記録用垢 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2013年に始まった進撃の巨人も遂に10年の時を経て堂々の完結。
本当に感慨深い。
深夜アニメで長編物の原作ありきの作品で最後までやった作品になった。
それだけで歴史的な作品になっただろう。
だがそれだけで進撃の凄さは終わらない。
それは寡聞にして存じないレベルの白雪の如く散りばめられた伏線の数々。
流石に一つ一つ書いていたら切りが無いので多くは割愛する。
最初の「いってらっしゃい エレン」は最後の「いってらっしゃい エレン」と完全にリンクしている。
またエレンが埋葬された大樹の木には十字傷が
十字=キリスト教での墓を表していた(漫画版)ことからも
最初から最後までの結末は諫山創先生の中で決まっていたのだろう。
最初って言うと2009年連載開始~2021年連載終了ってことは12年も前からしっかりと構想を練っていたに他ならない。
またラストの「エレン マフラーを巻いてくれてありがとう」の台詞の場面では、鳥がマフラーを巻いている。
私も視聴時は何となくエレンが鳥になって巻きに来てくれたのだろうか?と思った程度だったが
後になって色々調べたら、トウゾクカモメ pomarine jaegerのJaeger部分がイェーガーと読むらしい。
何なら鳥は作品のあらゆる場面で描かれていたが
あれはトウゾクカモメ=エレンであり、道を通して会いに来ていたらしい。
※一話時、ファイナルシーズンのファルコ初登場時、アルミンが船の上でアニと会話していた時など。
また『その日 人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……』という部分で
エレンが最後に自由となり鳥としてミカサに会いに来たことで、最初の伏線をも綺麗に回収しているのだ。
伏線が他の追随を許さないレベルだとヒシヒシと感じさせてくる。
こんな一つで多重の意味を持つ伏線を貼って、それを一部の漏れも無く回収した作品が果たしてあっただろうか?
ここまで伏線に焦点を当てて書いて来たが、物語も秀逸であり
エレンが道で「オレのことは忘れて 自由になってくれ…」と伝えるが
ミカサが自分の最も大切であり最愛のエレンを「ごめん できない」とマフラーをより一層強く巻き
頸を撥ねたシーンは悲しみを目に湛えずにいられなかった。
一般的感覚を持つ人ならわかるが、ミカサのマフラーはエレンが助けた時に巻いてあげた物であり
ミカサにとっては愛すべきエレンとの初めて出会いの思い出の品でもある。
よってマフラーをより一層強く巻いたことで
〝エレンのことは絶対忘れない〟という決意を表している。
更にこれらにWIT STUDIO並みの圧倒的作画が合わさり、上記に書いた感動のフィナーレへ。
エレンの死後も彼を愛し続け、木の根元で待ち続けるミカサ。
観ていてここまで共感し、辛い気持ちになった作品があっただろうか?
ちなみに墓石には反対にするとカタカナで『サイアイノ アナタ ココデトワノ イネムリニツク』と書かれているそうだ。
長々と書いたが思想作としても、エンタメとしても歴史に名を残す傑作であろう。
10年間の青春をありがとうございました。
ヘラチオ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
べんちゃん☆ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ついに完結しましたね。
進撃の巨人アニメを最初に視聴した時のクオリティの高さに驚愕し鳥肌ものだったのを思い出しました。(製作会社代わってもクオリティ維持できたのも凄い)
個人的には3期あたりでダレて退屈してた感じもありましたが、ファイナルシーズン~完結編で見事なもの視聴させていただきました。
あと、アルミンの中の人 井上麻里奈さんはもともと好きな声優さんの一人でしたが、完結編の演技がとにかくとにかく素晴らしくて更に好きになりました。(久しぶりに声優さんの演技に鳥肌たちました)
AnimeHima さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
今のところこれを超える作品を知らない
全てに感謝を。
レオン博士 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
振り返ればいつだって絶望が盤面を支配していた
後は這い上がるだけだ、もうこれ以上の絶望はないだろうって信じていた
でもいつだって更なる深い絶望が大口を開けて待ち構えていた
それでも彼らは乗り越えてたった一筋の光を頼りに進撃した
―目指す先に、自由の翼があることを信じて―
心臓を捧げよ!!!
彼らは決して忘れないだろう
巨人の恐怖に醜態をさらしてしまった屈辱
死んだ家族や仲間の最期の表情を、断末魔の叫び、煮えたぎるような憎悪
守るべき人達から向けられた憎悪に満ちた罵声
信頼していた仲間に裏切られた怒り
そして、己の無力さを嘆き、舐めた辛酸の味を
そんな地獄のような日々もやっと終わり、疲れ果てた戦士たちに安息の時間が訪れました
長い間お疲れ様でした
結末はこれで良かったのかな? あんまり好きな終わり方じゃないけど、これがエレンの信じた正義なのでしょうか
正義はとても曖昧で、誰かの正義が他人にとっては悪でしかない、正しいことって難しいですね
シリーズ通して本当に最初から最後までハラハラドキドキが止まらなくて凄い作品でした
第一シリーズの第一話を見たときの衝撃は今でも忘れられません。たった数分で名作の誕生を確信しました
シリーズ全体を見ると要所要所での鮮烈なインパクトが作品の魅力を牽引していました
その衝撃が薄れてきた頃に新しい事実が判明して、希望が見えたと思ったら更なる絶望が見えて
見える景色が変わると世界が広がってまた面白くなってきて、終盤にさらにがらっと雰囲気が変わって、
常に新しい謎と新たな絶望と一筋の希望を見せ続けて視聴者を飽きさせないようにしていたところが上手だと思いました
ギリギリの戦い、死線をくぐりぬけてきたエレン達の活躍から目が離せなくて、本当に面白かったです
【キャラクター】
最初は圧倒的な巨人を前に恐怖して仲間の背中に守られながら震えるだけだった人もいつの間にか仲間達の信頼を背負って戦うようになっていて
戦士として成長していく姿が眩しくて、決死の覚悟を持って最後の戦いに身を投じる彼らの雄姿がとてもカッコ良かった
エレンの決断については{netabare} 批判の声もたくさんあると思います、私もベストな決断だとは思ってないけど
これがエレンの信じる正義だったのでしょう
信じていた仲間達からの怒りの言葉、人々の罵声を受け、
大切な母を自らの手で殺し過去の自分を傷つける決断を下すようなことをしてもなお
人類の救済だけを願って孤独な闘いを続けたエレンにお疲れ様と言ってあげたい
最初から最後までちゃんと主人公していてとても好きなキャラクターです
{/netabare}
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作は9巻(1期アニメ化部分)以降は未読のままアニメ視聴完走。
【物語 4.5点】
一体いつまで『~Final』言うとんねんwとツッコまれまくった本シリーズもようやく完結。
3期にてWITから物語も一区切り付いたので、自社のクリエイターのさらなるステップアップのためにも、『進撃の巨人』制作はここまでにしたいとの申し出があり、
4期以降の制作会社を依頼する際、何十社と断られた末にようやく手を挙げたのがMAPPA(※)
ハイレベルな作品を継承するだけでも難儀な上に、
スタジオ変更で作風が変われば必ず面白がって叩くアフィ◯スサイトとかが湧いて来る。
そりゃ誰も挑戦したがらないわけでw
火中の栗を拾ってやり遂げてくれたMAPPAに感謝致します。
ただ、4期制作開始段階でまだ原作未完で最終的な尺が不明だったにも関わらず、
最後までやり切る!との意気込みを込めたと思われる『~Final』を冠したのは、
気持ちは伝わって来ますが、やや勇み足だったのかなとw
本作の構成は、前半バトルメインで、後半は解決編の会話劇メイン。
後半は過去、現在、未来を同時認識した上で決断を下したエレン。
色々見えすぎるが余り、倫理観のストッパーがぶっ壊れてしまった
予言者の頭の中を覗き込むような難解なシーンが続きます。
私は予知能力者や予言者の狂気を描いた映画やら、ADVゲームやらで体験した感覚を頼りに何とかついて行けたこと。
また特に4期以降で、巨人の力が世界最強である時代が、
もうあと十数年もしたら爆撃機の登場等で終焉することを示唆した描写。
その上で“地鳴らし”によりパラディ島の安全を保障しつつ、巨人の力の業に終止符を打つには、
今この時点でエレン自身が(※核心的ネタバレ){netabare} 悪魔となって殺されるしかない{/netabare} との決断には一定の説得力があったこと。
以上の点から、私にとっては、全ては理解し切れないにしても、納得感は高い完結編となりました。
それでも、後から振り返るとエレンは本当にこの決断しかなかったのか?などの疑問は沸いて来るとは思います。
ただそこも、エレンが継承した巨人の力では、過去から今までの全ては俯瞰できても、
そこから以降の未来までは分からないというのがポイント。
本シリーズは同時代性が強い作品で、3.11のフクシマなども反映。
フクシマも起きてしまうまでは、安全安心と吹聴されて来た。
起こってみてから問題点が多数浮き彫りになる。
その時までは最善を尽くしたつもりでも、圧倒的な暴力等により日常が破壊されてしまうことは多々ある。
こうした事例を、巨人に突破される壁などシリーズ通じて積み重ねてきた上だったので、
私は結末も主人公らが最善を尽くした結果だと、自然に受け入れることができました。
【作画 5.0点】
ここもMAPPAになってミカサの表情が大人になり過ぎ等、色々と批判も聞こえて来ましたがw
私は広大なバトル空間を破綻なく構築するMAPPAと、
本シリーズの立体機動アクションがどんな化学反応を見せるのか?
スタジオ変更になった時からとても楽しみでした。
そして地鳴らしを強行するエレンの巨人骨格周辺という巨大構造物上でのバトルシーンは、
MAPPAの持ち味が存分に発揮された至福のひと時でした。
【キャラ 5.0点】
主人公エレン・イェーガー。
シリーズ通じて人間の自由を最大化した、キャラクターだったと思います。
通常、自由を追求しても自身の能力や、他者の抵抗、責任という枷により制限がかかる所。
そこを世界最強の巨人の力により突破し、自由が最大化した時もたらされる世界滅亡の危機という恐ろしさ。
それでも自由の奴隷たる人間は自由を求めることをやめられない。
他人の迷惑とか気にしないで自由に好きなことやれば良いんだよ。
最近よく耳にする言説にも苦味を感じてしまう示唆に富んだ主人公でした。
余談ですが、NHKが本作に先立ち放送した
『プロフェッショナル 仕事の流儀』エレン・イェーガースペシャル。
前代未聞のアニメヒーローへの独占単独インタビュー敢行w
{netabare} サウナでととのうエレン(笑){/netabare} 爆笑しましたw
エレンが体現した自由と暴力の表裏一体性。
説得力を下支えしたのが被害者が加害者になってしまう逆転の構図。
ヒーロー、ヒール平等に罪と罰を与える容赦ない人物相関がもたらす、
正義のためなら、かつての仲間とすら傷つけ合う地獄。
4期以降に活躍したガビらはヘイトを集めつつもw
調査兵団グループに罪を負わせるカウンターとして機能ていたと思います。
本作で目を見張ったのがアルミン。
終盤エレンだけに罪を背負わせまいと連ねた告白が衝撃的でした。
特に{netabare} エレンに自由への憧れを与えたのはアルミンだとの件。
かつて憧れとして語った自由の世界は風景ばかり。
人間がいない山河は、エレンが地鳴らしで求めた景色と合致する。
思えば1期から、巨人の恐怖だけでなく、壁の内部の腐敗等も忌憚なく描いて来た本シリーズ。
人間の煩わしさからの解放への渇望を共有する内に、
私もエレンやアルミンと一緒に、自由な世界の自然風景に憧れてしまっていたこと。
かつて独裁者ヒトラーが青年期画家志望で、人物画より風景画を好んでいたという逸話も思い出しつつ戦慄しました。{/netabare}
【声優 4.5点】
3期途中でライナー役の細谷 佳正さんが喉の不調で一時休養した時はヒヤリとしましたが、
10年間主要キャストが欠けることなく完走したことは意義深かったと思います。
長年の演技でキャラをつかんだメインキャストの激情表現には胸を打たれましたが、
特に印象的だったのは、ここもアルミン役の井上 麻里奈さん。
自己肯定感の低さなど自らの弱さを曝け出した熱演が、
固く閉ざされたエレンの心の扉を開いた感が凄くありました。
トピックとして挙げたいのが、
地鳴らしにより崖っぷちに追い詰められた人々が未来を託した赤子役に、
主演・梶 裕貴さん&竹達 彩奈さん夫妻の第一子が起用された件。
0歳児でデビューしたサラブレッドは将来声優を目指すのか、
はたまたこの一件が重荷になってしまうのか。
継承を表現した異例のキャスティングの意図を汲みつつ、
20年後の君へ向けてといった感じで、記憶に留めて置こうと思います。
【音楽 4.5点】
シリーズ通じて劇伴を担当して来た澤野 弘之氏。
1期の自由への憧憬を体現した勇まく明快な作風から、
徐々に容易に解決できない政治劇等の複雑さを体現した難解さも内包。
4期以降はKOHTA YAMAMOTO氏と共作しつつ、
世界の終末も想起させる重々しいコーラスが目立って来る。
劇伴もまた目まぐるしい変遷を経ましたが、
本作クライマックスで流れた澤野節全開のボーカル曲からは
やり遂げた感が伝わって来ました。
最後ED主題歌「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」で締めたのは、
やはりLinked Horizon。
ここも1期OPアーティストが記念に最後も……という生易しいものではなく、
その後のパラディ島の長い歴史の変遷を表現したEDアニメーションに寄り添う大仕事。
激しい曲調の変化と共に語られる一大叙事詩。
2000年にわたった巨人の力にまつわる宿命もまた歴史の1ページに過ぎない。
作品とLinkするリンホラの真価が発揮されたこのEDアニメ。
私はかなり好きです。
【参考文献】※「進撃の巨人 The Final Season」プロデューサー陣が語る“これまで”と“これから”とは⁉ 『web Newtype』2020.10.10
秋 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:----
まつまつ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
にしやまん さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ちゃんとしたルールの中で進む物語が好き。あとからどんどん特別が増えていくと萎える。
あと精神的な描写と増えるのもあんまり。
前半好きだったから残念かな。
shino さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
MAPPA制作。
世界を滅ぼそうと地鳴らしを発動させたエレン、
巨人たちは進撃を開始し全てのものが踏み潰される。
残されたものは死力を尽くし最後の戦いに挑む。
エレンの意志はここに至り揺るぎなく、
パラディ島の未来を運任せに放棄することはない。
地鳴らしは容赦なく大地を、生命を蹂躙していく。
アニメ化で最終章がより完璧になる。
迫力ある描写とキャラクターの息遣い、
矢継ぎ早に映る場面描写の数々が、
緊迫した状況をより的確に表現している。
心臓を捧げ続けた争いの歴史、その幕切れ。
あまりにも残酷で美しい物語に感動しています。
{netabare}丘の上の大きな木が余韻を誘い、
たとえ巨人がいなくなっても争いはなくならない、
その言葉が苦しくも心に響いてきます。{/netabare}
初めて原作を読んだ時の興奮が蘇ってくる。
短くまとめていますが、余熱が伝わると嬉しいです。
ミュラー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ご存知、アダムとイブの息子にして、人類最初の殺人者。
荒地に追放され、罪を背負い生き続けることを求めた絶対神ヤハウェにより、「誰からも殺されないための印」が付けられる。
彼は家族を持ち、町を建てるわけだが、そこは罪に問われない場所、「聖域」、「避難所」と同義となってゆく。
“アジール”の誕生だ。
英語表記ではアサイラム、精神病院のことであるが…。
エルサレムも含め、都市は全て“アジール”等と言えば怒られるかもだが、当たらずと雖も遠からずではある昨今の色々。
誠に業の深い生き物である。
ninin さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
原作未読 約85分
進撃の巨人の完結編の後編ということでこの作品の最後の作品となります。
凄まじい最終決戦、絶望を克服したらさらに絶望が待っていることの繰り返し、本当に終わるのかと観ていて思いました。
{netabare}
The Final Seasonから凄く冷静なエレンでしたが、アルミンとの2人の最後の会話で、やっとエレンの本音が聞けましたね。
エレンってこんなキャラじゃないよね〜とずっと思っていましたが、やっと聞けました。
ミカサがエレンの眠る丘でのシーンは、ウルウルしました。最後までマフラーを着けていましたね。
{/netabare}
1期の放送開始から10年、ラストを迎えました。色々と感慨深いですね。最後はとても良い終わり方でした。
不器用なエレン、最後まで一途なミカサ、エレンを最後まで信じたアルミン、ジャン、コニー、ライナー、アニ、そしてリヴァイ、他数えきれないキャラたちがこの作品を盛り上げてくれました。
この作品に携わった全ての皆様にお疲れ様とありがとうございました。
主題歌は、Linked Horizonさんが歌っています。1期・2期OPを歌われた方ですよね。
最後に、原作未読段階で見始めたこの作品、原作最終巻を発売当時買ったのですが、やっと読むことができますw
lumy さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読です。
アニメのみ完走しました。
原作を読んでいないニワカのアニメ勢なので、
本作に関する深い話はできません。
なので、本作に関して印象に残った2つの出来事を
残したいと思います。
まず、原作者の諌山氏の故郷であるブラタモリの放送です。
その放送で紹介された風景は、周りを山々に囲まれた
まさに壁の中の世界でした。
あの風景を見て、山(壁)の外の世界を自由と捉えたこと、
そして自由の先に待つ壮大なストーリー、
あの場所でこれだけのイマジネーションを膨らませた
諌山氏は天才と言わざるを得ないでしょう。
次に、中国の作家、劉慈欣 氏によるSF小説「三体」との比較です。
中国は強大な国土をもつ大陸国。
一方、日本は大きいとは言えない国土で周りを海に囲まれた島国。
そのため、物事に対する捉え方も両国は大きく異なります。
「三体」という小説は、世界的にも大ヒットした作品ですが、
驚かされるのは、その圧倒的スケールです。
序盤から宇宙規模のストーリーが展開され、
ただただ、そのスケールに圧倒されるわけですが、
対照的に、進撃の巨人は、壁に囲まれた町という
非常に小さいスケールでストーリーが進行していきます。
私は、この発想は、おそらく日本人にしかできないだろうと
思っています。
日本の風土、伝統、思想が進撃の巨人の生み出したのだと。
これらのことから、進撃の巨人という作品は、
日本にしか作り出せないオンリーワンの作品なんだと思います。
そして、この素晴らしい原作を、
日本の最高のアニメーションをもって、
長きにわたって描き切ったことは、
いわゆるクールジャパンの叡智を尽くしたということでしょう。
これだけの作品は、今後そうお目にかかれません。
リアルタイムで最高傑作を視聴できた私もまた、
日本に生まれて良かったと思うわけです。
とまと子 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とうとう完結しました。
もちろん原作漫画が傑作なのですが、作者ご自身が言われているとおり、漫画は「原作」、このアニメ版こそが完成形だと思います。
どうしても抗えない業や性やもっと平易に言えば性格のようなものから、人は抜け出すことはできません。
この「人間自身こそが運命である」というテーマはシェイクスピア作品に通じる一番普遍的な命題だと思うのですが、このドラマはまさにそれを描ききっていると思います。
そして言うまでもない予想を覆し続ける展開の妙。
観たことのない奇想と悪夢の具現化。
次第に全貌を現していく運命の大伽藍。
わたしは冗談抜きで、この「進撃の巨人」という物語は、マルケスの「百年の孤独」ゴールディングの「蝿の王」グラスの「ブリキの太鼓」等々と比べても全く遜色のない、ノーベル文学賞にも値する大傑作、天才の作だと思います。
この作品と同時代を生きられたことに感謝です。
あ~にゃ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
正直なところ進撃の巨人が本当に面白いと思ったのは、初期のまだ外の世界を知らない頃で、中盤以降はそんなに面白くない。
とはいえ超大作の完結編なのでグッとくるものはありました。
完結編の感想
{netabare}
初期の頃の立体機動装置によるシビアなリアリティのある戦闘に比べると、もうムチャクチャ…
何でもありの異次元バトルになってしまいました。
最終的にエレンが暴走した理由も納得感のあるものではないし、理不尽な戦闘だらけ。
ただ、アニメ制作陣の情熱がとても伝わってきて、それだけで感想してしまった。
ストーリー関係ないやん(TдT)
{/netabare}
マミー さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
世界を滅ぼそうと「地鳴らし」を発動させたエレン。無数の巨人たちが進撃を開始し、あらゆるものを踏み潰していく。 ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、ハンジ、ライナー、アニ、ピーク、そして瀕死の重傷を負ったリヴァイ……。残されたものたちがエレンを止めるため最後の戦いに挑む。(TVアニメ動画『進撃の巨人 The Final Season 完結編 後編』のwikipedia・公式サイト等参照)