ぽんしん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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MFゴーストの感想・評価はどうでしたか?
ぽんしん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ninin さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作既読 全12話 頭文字D既読・アニメ未視聴
頭文字Dから近未来の世界、化石燃料車が製造中止となり電気自動車や燃料電池自動車が主流となった世界で、化石燃料を使った自動車でクローズされた公道でレースを行うカーレース「MFG」が開催されていました。
ある目的とレースに参戦するためイギリスから藤原拓海の弟子である主人公カナタ・・リヴィントン来日して両親の旧友である西園寺家に居候することになります。
「MFG」通して熱いレースをバトルを繰り広げる作品です。
また、西園寺家の一人娘、恋との恋物語でもあります。(今のところ恋の一方通行ですがw)
頭文字Dと繋がりがありますので、頭文字Dのキャラが出てきますね(みなさん老けていますねw)
バトルはCG使っています。ドローンが一台一台中継しているという設定なのでなかなかの迫力です。
頭文字Dのアニメ版を観ていないのですが、レースではユーロビート流れていてノリノリでしたw
お話はレースの途中で終わっていますが、2nd Seasonは2024年に放送予定となっていますので放送が楽しみです。
OPは芹澤優さん、EDは茜屋日海夏さん共にi☆Risのメンバーが歌っています。
最後に、原作者はしげの秀一さん、キャラデザに結構癖がありますので好き嫌い分かれるかもしれません。原作の方でバトルは相変わらず凄いのですが、キャラデザが結構酷いことになっていますw
白毛和牛 さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
本作は『頭文字D』から数十年後の未来が舞台となってる作品ですけど、
まあ時代こそかなり新しくなってはいますが
本作で描かれる面白さというのは『頭文字D』を引き継いでる感じで、
やはり本作で描かれるレースシーンというのは本当にアニメ映えしますね。
そして主人公が物凄いテクニックを駆使して自分以上の性能の良い車を相手に互角以上に渡り合う所や、
或いは劇中で流れるユーロビートなんかも旧作時代を思い出しながら
また旧作キャラが登場したり名前が出て来たりすると旧作ファン的にはニヤリと出来ますが
とにかく本作に関しては旧作を視聴してた事も相俟って中々楽しめました。
【評価】
78点・3B級
takato さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イニD、最後のほうは作画がボロボロ過ぎて流石に見るのが辛かったけど、本作は全体的に凄く丁寧に作られてて落差がパナい。しげのさんの絵柄を活かしつつよスッキリとした嫌味じゃないくらいに今風なキャラデザに落とし込んでいるセンスが素晴らしい。なにより主人公が美少年過ぎてびっくりしました。これは薄い本が欲しくなるレベル。ヒロインの佐倉さん演じる太眉も良し!。
ただ、良くも悪くも泥臭い漫画なヤンマガの星だったイニシャルDに比べると全体的にデオドランドされちゃってる感じで少し物足りない。スペックじゃなくて、敵や脇役の人間臭いキャラ立ちが大切だったイニシャルDの良い部分を引き継いでくれてるかなぁ?。
実質ヒロインがメカニックのオッサンというのはええけど、やはり樹や池谷先輩といった脇のキャラの青春や恋愛といった人間模様も含めての面白さだったし、文太や涼介みたいなメンターも欲しい。主人公のカナタにしろ拓海に比べると、美少年だけどイマイチ奥行きに欠ける。
こうなるとイニシャルDの特徴は、やはり走り屋という社会の端っこで脚光を浴びなくても命を燃やしてる人々の話だったからより共感できる部分が多かったんだなって気づけた。金もない、名誉もないそれでも頑張る日陰もんってのは不良憧れなくてもオタクな自分でもノれる。そこが本作だと日向も日向だしなぁ…。
それにしても、今時じゃないフェミ激怒しそうなレースクィーン描写が多いのが謎。イニシャルDではあんまりなかったのにそういうの。色々気になる点もあるが、出来栄えは優等生でしっかりした造りなので1クールじゃ物足りないので早く続きを!。
にゃしゅまろ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
コーヒー豆 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2023年の秋アニメで1番好きな作品です。
自分は終始楽しめました。
もともと車は好きですので、ベストカーという雑誌の
MF GHOSTの特集別冊も購入しました。
さて、
まずは、音楽。
OPは芹澤優さんのJUNGLE FIREです。テンションの上がる曲で
車の中でも聴いていますが、ついアクセルを踏み込みたくなるような
そんな躍動感のある曲でした。
芹澤さんは、北原望の声も担当されていました。
レース中に流れるユーロビートもどれも最高でしたよ。
キャラに関して。
主人公は、片桐夏向(カタギリカナタ)君です。レース中では、
ライバル車を鮮やかに抜き去る・オーバーテイクするのですが
どのシーンも見応えがありました。
声優は内田雄馬さん。最近、ご結婚されましたね。(おめでとうございます。)
カナタの声にとてもマッチしていました。
好きなシーンは、
デスゾーンの霧の中でのカナタのオーバーテイクです。
ボイスカウントダウン直後のユーロビートもよかったです。
2024年に2ndシーズンも決まっていますので、とても楽しみ。
それまでに、同作者の作品・頭文字D [イニシャルディー]も
鑑賞してみようと思います。
たくすけ さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:今観てる
8bit さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
車を題材にしたアニメが貴重なのでその点は良し。
設定にツッコミ所が満載だが現代の映像でレースシーンが見られたので良し。
以下微妙な点
・恋愛要素
面白く描かれていればあってもよいが全く面白くない。
・ライバル不在
頭文字Dでは毎回違う対戦相手になるので駆け引きが面白かった。
今作では15台入り混じってのレースなのでその様な駆け引きがない。
車種パワーが違い過ぎて混戦にもならない。
・ダイジェストになっている
駆け引きが淡白になったのでレース進行をただただ見守るしかない。
劣勢攻勢を行き来するような盛り上がりがないので進行が平坦。
・日本車が少ない
頭文字Dの2番煎じになってしまうので仕方のない部分ではあるのだが
やっぱり全盛期の国産スポーツカーを見たいってのが本音。
車好きなので面白く観れたが、しかし外国車が多すぎてなぁ…
あとはやっぱり台数が多くキャラクター描写が深堀できていないので
「コイツが抜かそうが抜かれようが感情が動かない」って点は大きくマイナス。
頭文字Dにおけるレッドサンズやナイトキッズの様な魅力あるキャラクターが不在。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
原作コミックは17巻まで購読中。
【物語 3.5点】
全体構成は原作以上にレース重視。
古風な恋愛要素などが邪魔に感じる方もいるでしょうが、
これでもレースに場面を集約したアニメ化になっています。
コミック1巻分の過半をレースなしで鎌倉散策デートしてましたという巻では、
いくら昭和のハチロクで平成のモンスターマシンを倒す懐古志向の『頭文字(イニシャル)D』の後継作だからって、
恋愛まで懐古じゃなくていいと評価が割れたりしていました。
なので、そのままアニメ化したらテンポ悪いかも?と私は憂慮していましたが杞憂でした。
TVアニメ版『イニD』1期の最初の本格公道レースバトル開始が5話からだったことを考えれば、
初回からMFG予選が始まる『MFゴースト』はかなり真面目にレースで魅せたアニメ化だと思います。
ただ1クール目は第2戦予選が終わるくらいという中途半端なところで終わり、
この春の2nd SEASONに持ち越し。
しげの 秀一先生原作アニメが1クールでキリが付くわけがないと原作勢は分かっていますが、
他でも言及したように、分割放送の構想があるなら事前告知するのが親切かと思います。
【作画 3.5点】
アニメーション制作・FelixFilm
富士山大噴火により無人となったかつてのドライブエリア・箱根、湘南周辺を舞台に、
トヨタ86などの国産車が、外国産スーパーカーに挑んでいく。
シビれる好素材を、現地をトレースした背景美術と、
スピート感を演出する斜線をまとったCGによる車の描写で、
道中大きく崩れることなく無事に再現してみせた。
元請け経験が少ない同スタジオは懸念材料でしたが、
アニメ化に際し、望むハードルはクリアしてくれたので及第点は付けられる出来だと思います。
一方で人物作画は、元々、歪な悪材料だった原作の人物デザインを、
これでもかなり改善していて、私はちょっと感動した位でしたが、
冷静に見れば、やはり不自然さが残ります。
顔のデカさがコケシみたい。パーツが全体的に四角い。
この辺りはまだチューニングの余地があるのだと思います。
【キャラ 3.5点】
“新公道最速伝説”と銘打った本作。
元祖“公道最速伝説”『頭文字D』にて作者は、本当の速さとは何かを見せるとの趣旨の決意を述べました。
が、実際には“藤原ゾーン”などの理解し難い珍妙な曲芸走法で切り抜けたり、
決着が運ゲーだったり。
シナリオは完結した『頭文字D』ですが、公道最速理論というテーマは未完。
『MFゴースト』には公道最速理論の完成という使命を継承して欲しい(ま、どうせ完成しないでしょうがw)
というのが私の願望。
その観点から興味深いキャラがラスボスと目されるミハエル・ベッケンバウアー。
独国ポルシェ育成システムから輩出されたシミュレーター世代であるトップレーサー。
『MFゴースト』の基本設定では電気自動車(EV)普及等によるガソリン車の骨董化がありますが、
私がそれ以上に重要だと思うのが自動運転普及。
極論レースなんて超高性能AIにハイパワーな車を自動運転させれば最強でしょ?
というツマラナイ未来への途上にあるのが、コンピューターシミュレーション訓練が作り上げたベッケンバウアーなのだと思います。
公道最速理論とは、機械化、自動化が進む運転技術の中でも、
人間ならではの感性が入り込む余地がまだあるという主張なのだと私は捉えています。
その感性に長けた主人公カナタ・リヴィントンみたいなドライバーこそが、
一見貧弱に見えるマシンで最速を体現し、
MFGに退屈しつつある最強ベッケンバウアーら新世代を目覚めさせるというのが本作の肝かと。
昨今のEV自動運転化の流れはガソリン車バトルを描くには逆風ですが、
そのプレッシャーにより、作者がリョウ・タカハシが仕込んだレギュレーションなどを通じて描きたい公道最速理論は反論として語りやすくなる。
時代がテーマを浮き彫りにするという点では、EV自動運転化はむしろ追い風なのかもしれません。
数多くのドライバーが登場して覚えきれない本作ですが、
テーマを念頭に置いて整理すると、中々面白い設定が練られていると感じられます。
惚れっぽいからカナタに一目惚れしちゃった感が強いヒロイン・西園寺 恋。
女の子は恋に憧れ恋しちゃうもの。
キャラにも古風な恋愛観がにじむ本作。
ヒロイン以上に懐古なキャラが相葉瞬。
推しのMFGエンジェルスの“7番ちゃん”(恋ちゃんのことですが)のキスゲットを原動力に、GT-Rで発奮する。
男はカッコいい車に乗って女を求めるものという“若者の車離れ”など眼中にない令和の空気を読まないキャラ。
終盤、暗い部屋でひとり7番ちゃんの画像に鼻息を荒くする相葉の生態を、気色悪くて無理と思うか、阿呆で面白いwと思うか。
本シリーズについて行けるか否かの試金石だと思います。
【声優 4.0点】
主人公・カナタ役の内田 雄馬さん。
時折イングリッシュ風の発音も交えながら、英国系イケメンドライバーを構築し、
ヒロイン・恋役の佐倉 綾音さんの一目惚れ胸キュンボイスを引き出し、
ベタベタな恋愛劇を支える。
ファミレスで内田さんみたいなイケボで接客されたら男の私でもちょっと電流が走りますw
期待に応えてくれたのが、ここでもベッケンバウアー役の神谷 浩史さん。
{netabare} 「その走りには加齢臭が漂う」
「どうした踏め石神。そこで踏めないのか?ヨーロッパのレースなら10歳の子どもでもそこでアクセルを踏み抜くぜ」{/netabare}
などと同じポルシェ乗りの元・王者の石神風神(CV.安元 洋貴さん)を毒舌で酷評しながら追い詰めて行く。
今回アニメ化部分で一番決めて欲しかったカットをベテランが見事に表現してくれました。
上記の車内コックピットの独り言や、
86整備担当の緒方役の畠中 祐さんらによる関係者リアクションで盛り上げるのも、
『頭文字D』の峠バトルを想起させられ懐かしくて良き。
加えて熱かったのが、実況・田中 洋二役の光部 樹さん。
実況・解説席からの煽りは、レースショーとして企画されたMFGならでは。
今後、解説には色々と『イニD』縁の人物もゲストとして登場するので、
実況CV.光部さんのおもてなしにも期待したいです。
【音楽 4.0点】
レースバトルを彩ったのはTVアニメ『頭文字D』同様ユーロビートの楽曲の数々。
クラブ音楽界隈もトランス、EDMとトレンドが移り変わる中で、
懐メロ化しつつあるユーロビートですが、
エイベックスにより提供された本作BGMを通じて、ユーロビート魂の継承者が健在であると確認できて嬉しかったです。
個人的に良かったのが「MANIFOLD LOVE」「FACE DOWN」と、
明快な男性ボーカルによる明瞭なフレーズがアガるHOTBLADEの切れ味。
実車から収録したエンジン音も迫力がありました。
「たまんねぇぜレースってのはこうでなくっちゃな。EVのレースなんて眠くなっちまうぜ」
私も完全に同意します。
OP主題歌「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
北原 望役の芹澤 優さんが『頭文字D』シリーズで主題歌を務めたm.o.v.eのmotsuさんをラッパーに迎えたコラボシングル。
アレンジも往年のm.o.v.eを思わせる構成で、こちらも懐古仕様。
歌詞世界もラブソングをレースに絡めたお馴染みの内容で、
ヒロイン・恋とカナタの恋愛劇を後押し。
ED主題歌「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」
Himika Akaneya(茜屋日海夏)さんによる、シンセ和音が心地よいラブバラード。
夕暮れの江の島をバックに疾走する86。本当に絵になります。
以下、放送前のフライング長文。長いので折りたたみ。
{netabare}
『頭文字D』の後継作として連載中の同名コミック(17巻まで購読中)の連続アニメ化作品。
EV自動運転化が実現した近未来。
富士山大噴火により無人となった箱根やその周辺の公道を舞台に開催される
世界唯一となった大排気量の化石燃料車によるモーターレースシリーズ“MFG”
英国からの留学生で『頭文字D』の“秋名のハチロク”のドライバー・藤原拓海に師事していたという、
主人公・片桐 夏向(かなた)ことカナタ・リヴィントンが真紅のトヨタ86で、
MFGにひしめくハイパワーの外国車等に挑んでいく。
原作は往年の人気シリーズの続き、車離れが進んでどうこう以上に著しく懐古な男性向けの内容だと思います。
カーボンニュートラルが国策として叫ばれる昨今、
温暖化ガスを大量に吐き散らす公道レースという基本設定だけでも既に骨董品みたいなもの。
(余談ですが、最近のエピソードでレース解説・須藤京一先生がEVは日本を貶める欧米の政略と大放言する件w
今回はそこまでアニメ化されないでしょうが、いちいち頷く点が多くて笑いますw)
加えて主人公に一目惚れするヒロイン・西園寺 恋。
その名に違わず惚れっぽ過ぎる美少女JKとカナタによる恋愛劇は、
昭和か?ってくらい素朴で古い。
またMFGには“MFGエンジェルス”と呼ばれるレースクイーンの美女たちが登場。
その衣装がブーツや天使の羽根でボディーラインを強調する実にけしからんデザインでしてw
しかもレーサーが表彰台に上がると、ご褒美に任意のエンジェルスの頬キスがプレゼントされるというオマケ付き。
で、ご想像の通り{netabare} ヒロイン恋はカナタがMFGに参加していると気づかぬまま、
MFGエンジェルスのナンバー7としてバイトする人気メンバー。ということは……。{/netabare}
レース放送中、エンジェルスメンバーに恋愛観などの質問をぶつけるコーナーがあって、
視聴者が反応したり、ツッコんだりするパターンがありますが、
時代の変化に戸惑う作者やオヤジたちの心理が投影されているようでくすぐったいですw
この辺りの発想からして、女子アナの水泳大会をゴールデンでTV放送していた旧世紀のノリ。
さらに作者、編集者は悪ノリして、MFGエンジェルスを実際のグラビアグループとして三次元化し、連載誌に写真を掲載w
本作はスーパーカーと美人のねーちゃんのボディーが一覧できる漫画誌を読み耽る
“青少年”のオッサンたちが青春の続きを楽しむ作品なのだと思いますw
アニメも盛り上がっては欲しいのですが、くれぐれもお気持ちで表現規制を叫ぶ一部のラディカル・フェミニストや、グラビアを弾圧する共産党員に目を付けられないようにしないとw
原作者・しげの 秀一氏も年を重ね病気がち。
本アニメ化自体も原作休載を経て予定より遅れての放送となります。
『頭文字D』では、早々に設定が枯渇し、作者と主人公が根性で限界突破して新境地を切り開くという連載漫画ならではの荒々しさもありました。
が、もはや氏にそんなパワーを望めないのか『MFゴースト』では、
舞台を『頭文字D』の数年後に設定することで、実はこの数年にこんな経験があったなどと、
後付けで無理なく主人公補正できる環境を整備。
レース場面についても、対向車を避けて1VS1の夜間の峠バトルがメインだった『頭文字D』から、
上記大災害によりステージを制約する要素を強制排除した上で、
決勝15台のレースバトルにすることで、カナタの展開が膠着したり、
主人公成長が道半ばでも、無理な能力インフレで設定を食い潰すことなく、
他車の状況にカメラを切り替えることで単調化も防止。
また原作のキャラデザが、リアルとデフォルメのバランスがトレンドを掴めていないのか、
多くの人にとって違和感を抱く造形なのがアニメ化に辺り懸念材料でしたが、
PV観る限り『閃光のハサウェイ』等の恩田 尚之氏が上手くデザイン調整している感。
大きな驚きはないけど、ファンならば破綻リスクなく無難に楽しめるアニメになると思われます。
キャストは主人公カナタ役の内田 雄馬さん、ヒロイン恋役の佐倉 綾音さん、
若手ホープ・沢渡 光輝役の逢坂 良太さんと、実力ある中堅どころがメイン。
一方で王者ミハイル・ベッケンバウワー役に神谷 浩史などベテラン起用もあり。
ベテランと言えば、MFGを主催する“リョウ・タカハシ”役の子安 武人さんなど、
『新劇場版 頭文字D』では若手に変更となった旧作のキャスト陣が復帰して出演するのも懐古向け。
因みに大排気量車が断然有利に見えるレギュレーションの裏に見え隠れするタカハシ氏の“公道最速理論”も旧作ファン向けのスパイス。
そして何よりBGMにユーロビートが戻って来る。
私も新鮮さより、あの頃を懐かしんで、
廃れつつある諸要素を鎮魂する心持ちで楽しみたいレースアニメです。
{/netabare}
STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ossan_2014 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
*微修正
以前に別作品の感想で、かつてクルマは「自由」=個人の「力」の表象として無条件に好意的に受け入れられていたと記したことがあるが、そうした作品群の代表とも目される『頭文字D』の実質的な続編。
オートバイやクルマのマンガで高い人気を持つ原作マンガの作者だが、一貫して描き出そうとしているのはバトルにまつわる「勝利」ではなく、「青春」という主題のようだ。
オートバイやクルマは、「青春」の迸るエネルギーが「自由」や「力」へ焦点を結ぶ必然の象徴として、特権的な鏡として要請される。
『頭文字D』(以下「前作」と表記)から数十年後の本作でも、やはり青春の主題は変わらず、主人公も世代交代した若者として、新たな物語を駆動する。
前作との連続性を強調するためか、主題歌を含め、中高年のノスタルジーを喚起するような描写の目立つ本作だが、いささか違和感をもたらすのは、本作が正式な「競技」として開催されるモータースポーツを舞台としているところだ。
前作において、若者たちの青春の情熱の焦点であったのは「公道バトル」だったが、いうまでもなく、それは「違法走行会」だった。
主題はあくまで「青春」であって、反社会的反抗ではないので、作中では極力「違法」性が表面化しないように注意深く描写されていたものの、どう考えても公安委員会が推薦図書として青少年に勧められる内容ではなかったのは確かだ。
本作で舞台が「競技」とされたのは、前作の弱点を解消した「進化」と見る向きもあるかもしれない。
が、かつての少年少女が直観したクルマの「力」=「自由」の拡大が「いつでも、どこでも」移動できる能力の獲得であるなら、むしろルール=「制限」を拒絶する違法走行へ向かうことはクルマの本能であり、本質的に既存の枠組みに衝突するエネルギーの爆発である「青春」と共鳴するのは、必然的でもある。
前作において、反社会的傾向はまるで持たないのに、違法走行に情熱を傾ける若者たちが不自然感がないどころか大きく共感を呼んだのは、まさにこうした必然の産物であり、その舞台が「公道」である峠でなければならなかった必然なのだが、クローズドの「コース」で競われる本作の「レース」は、共鳴効果を失って妙に単調な印象しか残さない。
作中で、ハイブリッド車やEVなどとは異なり「牙を抜かれていない」と息まく純ガソリン車だが、中高年の拍手を期待しているかのような威勢のいい「啖呵」とは裏腹に、妙に精彩がないのは、クルマの本能=自由=反ルールとしての「グレー」な違法性を捨て、「純白」の合法性=閉鎖された「コース」に捕われたせいだろうか。
だが、違和感の根本は、「コース」という舞台だけにあるのではない。
もっと広い「舞台」
そう、本作の「世界」そのものに、違和は刻まれている。
前作の登場人物が何人も登場し、「後日談」も語られる本作は、前作から時間的に連続した、同じ時間線上にある連続した世界であると設定されている。
だが、本作の「世界」は、架空の技術と社会制度が実現された、「現実」とは異なる架空の近未来世界だ。
いわば「異世界」と云ってもいい。
前作では「現実」と同一平面上にいた作品世界の登場人物たちが、数十年後に再登場してくる本作の世界は、「現実」とは全く異なる架空世界であり、云ってみれば「異世界転生」のようなものだ。
にもかかわらず、彼らは一つの時間線上を連続して生きている同一人物であり、自身の生きていた「過去」として、本作の「異世界」とは断絶している、かつての日本社会=現実と同一平面上の「前作」での出来事を語る。
架空のレース競技である本作の「MFG」だが、架空の存在は必ず現実と切断した「異世界」でなければ存在できないというわけではない。
かつてのマンガ・アニメでも「物理的に不可能な魔球を投げる投手が実在のプロ野球球団に入団し、実在の球団とリーグ優勝を争う」とか、「世界中から幼児を誘拐し、虐待に等しい訓練を施すプロレス団体から逃げ出した覆面レスラーが、実在のプロレスラーと試合する」といった物語はいくつもあった。
クルマ関係でも、「首都高都心環状線を閉鎖して〈スーパーカー〉でレースする」といった例はあるのだから、現実と同一平面上で「MFG」を設定することは必ずしも不可能ではない。
だとすれば、話は逆なのかもしれない。
現代において前作を継承するために、「MFG」が設定されているのではない。
前作の「世界」=かつての日本社会を仮想的に再現するものとして、「MFG」」を含めた本作のトータルな「異世界」が要請されたのではないか。
前作のエッセンスが深く同時代の現実と結びついていたがために、それと連続した「世界」を創り出すためには仮想の「異世界」とするしかなかったのではないだろうか。
それは必ずしもクルマを取り巻く社会環境の変化だけではないだろう。
もっとトータルな社会そのものの変化。
この20年以上、経済をはじめとする各種の社会的、文化的な統計指標が下降の一途をたどり、もはや先進国の体をなしてはいないことは否定しがたい。
まだかろうじて「豊か」な「先進国」であった日本で語られた前作を引き継ぐものとして、現実の平面上に本作を展開することは落差が大きすぎたのだろう。
二十歳そこそこでガソリンスタンドに勤務する若者が、スポーツカーの維持費と改造費を負担することのできる賃金を得ることができない社会に、前作は接続できない。
それを証明するのが、作中を覆う「日本は美しい国」「日本のモノはすべてが優秀」といった、「日本スゴイ」の洪水だ。
ことあるごとに「日本スゴイ」を語るのが外国人である主人公であることは、ガイジンから「スゴイ」と云ってもらって自己満悦する、各種メディアに氾濫する「日本スゴイ」番組と全く同じ構造に見える。
しかし、かつての「先進国」の「現実」を、空想的な「日本スゴイ」の「異世界」にしか接続することができなかったこと自体が、「日本スゴイ」の架空性と虚しさをあらわにする。
16歳で免許を取って以来、ガソリンエンジンの乗り物に乗り続けてきた身としては、本作のようなバトルは臨場感にあふれ、楽しい。
おそらく同じように楽しむ同年代の男女は多いだろう。
が、本作を若い世代に勧めるとき、これは理想化された「異世界」の物語であって、自身の「過去」とは切断されているのだと自覚しておいたほうがいい。
自分の体験と絡めて本作の「楽しさ」を語ることは、本作が「異世界」である以上、無効だ。
それにしても、坂道を転げ落ちるように没落する現実から目をそらす架空の「日本スゴイ」の異世界の中で、主人公が異能力を発揮する特権的なステージが「ダウンヒル」であることは、暗合というには余りにも皮肉すぎて、涙も出ない。
ヘラチオ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まだ初心者 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
イニシャルDは古い日本車がメインだったので見てないのですが、こちらは新しめの欧州スポーツカーがたくさん登場するので見ました。
車のシーンはCGですがアニメ風になっていて違和感無く仕上がってます。
絵柄や演出が微妙にダサくて古臭い感じがエモくて良かったです。
シーズン2も見ます。
{netabare} 車そんなに詳しくない自分でも911とケイマンの違いわかるのに、レースやってる主人公が知らないのは無理があると思いました。
あとJKは犯罪だろ…。それと入賞者にキスのご褒美で指名できるってのもセクハラ全開で大丈夫か?って思いました。昭和ならまだしも割りと最近の作品なので普通にアウトですね。まあそういう世界観ってことでいいんですが、今の時代的に少し表現を変えた方が良かったのではと思いました。 {/netabare}
大重 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
1話感想 3.8
原作はあのイニシャルDの続編ということで結構注目もされていて、実際面白いと思います。
原作は人物の作画はどんどん不安定になっていきますが、車の作画はまあ問題ないですが…。
そんな作者のやる気の無さがなんだか心配になりますが、作品自体はバッチリ面白いのですから大したものですね。
アニメ化して絵がリファインされてより見やすくなっていて良いですね。
原作は知っていても見たいと思えました。
とはいえ本数は多いので、原作は知っているからどうしようかな、という所ですが…。
まあ考えます。
全話感想
レースシーンの迫力が良くて原作を高めていると感じたので見てみました。
楽しめました。改めて面白いですね。
そこで終わり…? ああ、続きがあるのか。
なら良かった。続きも楽しみです。
みかんちゃん さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
イニD後継と言われてるけどなんか物足りない
主人公が最初から完璧すぎるからか
チャリア さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
頭文字Dの続編として面白いです。頭文字Dの1期2期とか好きなのですが、当時の絵はSD画質なので、ちょっと見るには耐えがたく、続編のMFゴーストには期待していました。とりあえず放送された1期については合格レベルです。漫画では、絵が下手すぎて誰が登場しているのか判らないのですが、アニメの方は絵がしっかりとしていますので、安心して見ていられます
うにゃ@ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
イニDと違って外車(大排気量)と非力な86とのバトルで、タイムアタック後に本戦15台の戦いで1セットが何セットかあって戦っていく展開。
非力な車を技で抜いていくのは昔と変わらずで熱くバトルの臨場感はたまらない。
イニDの同窓会になっているが、昔SW載ってたので小柏のゲスト解説に心踊った。
神15ってフレーズどうよ…っと少し思ったのと、とても中途半端に終わって続きへとなる。
100点中79点
まあ君 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ナノトリノ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
アム さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
前作の頭文字Dは原作読破しててアニメも好きだった者です。正直、新劇場版が気に入らなかったので全然期待してなかったのですが凄く面白かったですね。やるやん、今時のアニメも。
レースに尺使い過ぎという意見もあるかと思いますが、話の終わる所が絶妙で毎話毎話ワクワクしながら視聴してました。最近のアニメはキャラの掘り下げに尺を使ってしまい、メインテーマを見失っているきらいがある作品が多いのですが本作はキッチリレースに集中してくれたので個人的に満足しました。迫力があるCGで車の良さが際立ってましたし、頭文字Dのようなエキサイティングなbgmが沢山使われており非常に盛り上がってましたね。OPテーマは即iTunes Storeでポチった()
キャラ作画…とよく言われますが、別に作画崩壊とかしてるワケではないので特に気になりませんでしたね。
総評として、凄く車に拘ったレースアニメで非常に満足でした。続編気になる!
大貧民 さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
元々バイク乗りなので、バリ伝は原作やOVAを見ていましたが、イニDはバイクにとって車で道路を塞ぐ峠族がとにかく嫌いで、原作は雑誌で稀に読んだことのある程度、アニメは全く未視聴。
本作の原作も未読。アニメ化情報を見るまで続編があることすら知らなかった。
本作はレース中心の作品で、青年誌掲載だが、物語構造的に少年誌っぽい。
コンプラ的な為なのか、災害で閉鎖された市街地での公道バトル。
観てみると、レースシーンが中々見応えがあり、面白い。キャラのチート技量は評価が分かれそうだが、レースや車がガチ好き勢でなければ楽しめるのかと思う。
ドラマ的にはほとんど話が進まない。ヒロインがちょっと微妙。
女性キャラクターのデザインも魅力あるとは言えない。原作の漫画家の絵柄が元々そうだから仕方がないが。
taketake4 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ガムンダ さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
「イニD」の続編。と言うかイニDの後の世界が舞台で直接ストーリーは繋がってません。
ストーリー??元々イニDにストーリーなんてありませんけどね。
イニDと言うのは夜な夜な峠道で公道レースをするローリング族の物語です。
車好きのおじさん世代は知らない人は居ない程の超有名作品です。
おじいさん世代になると更にその前の「バリ伝」がございます。
こちら「MFゴースト」は世相を反映してか、ちゃんと公道を封鎖してスポーツとなった公道レースが舞台となります。
が。この作者の悪い癖と言いますか、しょうもない人間模様を描こうとするのですが、それがもうどうにもこうにも…。
ストーリー:本筋としては普通の主人公最強系のバトル。
付け合わせのラブコメパート、女子高生の弄り方も昭和のおっさんの妄想そのもので、まるでどっちにも共感など出来ないし、苦痛なレベル。
声優:主人公は帰国子女設定なんですが、流暢に訛った日本語とルー大柴みたいな片言の英語がもう、痛々しい。
キャラ:そんん訳でまるで魅力なし。見事なまでにどのキャラも。
作画:・・・・
音楽:EDとかちょっとエモくて良い。
正直申しますと、アニメファンにお勧め出来る要素は何一つありません。
私は車好き&イニD世代なんで一応観ましたが、そうでも無ければ見る必要なし。
イニDの方がまだマシです。
まったくお勧めしません。
lostmemory さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
葬送のフリーレンを抜いて個人的に
今季一番面白かったです。
今作は頭文字Dの続編的な作品なのですが、
やはりあの頃に比べて3DCGが遥かに技術的に
進歩したのが大きい。レースアニメで手書き
作画は大変。それを最新3DCGで見事に再現
してましたね。
特定のレース場。ではなく街中の一般道を
レース場にして走る。という設定も良かった。
通常のレース場じゃないのでマシン性能よりも
ドライバーの技術が非常に大事になってくる。
特に日本の一般道はカーブや坂道が多い。
つまりどんなマシンでもチャンスポイントがある。
それを物語に上手く取り入れてましたね。
1クールで中途半端に終わってしまったのが残念
ですが2期が決まっているのでいつになるかは
分からないですが楽しみに待ちたいです。
全くノーマークでしたが最高のダークホース
でした。3DCG使ってるので少なくともレース
シーンは2期で劣化する心配が無いのも良いです。
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
この作品の原作は未読ですが、この作品の前進となる「頭文字D」の原作は途中まで読んでいました。
アニメで言うと、ちょうど「Fifth Stage」くらいだと思います。
、高橋涼介が設立した群馬選抜チーム「プロジェクトD」のメンバーに加わる。プロジェクトDは「1年間のみの限定活動」「関東完全制圧」を目標にした物語が展開されていたあたり…だったかな。
そう言えば原作を追いかけるのも自然と止めちゃっていました。
改めて理由を考えてみたところ、思いたる節が一つだけ…
ちょうど「あにこれ」を始めた時期と重複するんです。
あにこれを始めたばかりの頃…時間を作ってはアニメばかり視聴していましたから、そりゃ原作読む時間なんてありませんでした^^;
ですが、こうして再びしげの先生の作品に触れることが出来たのは嬉しい限りです。
MFG。
それは世界の自動車のEV化が実現した近未来、
日本で開催されている唯一の化石燃料を使った自動車によるモータースポーツである。
今や絶滅危惧種となったハイパワーマシンによる熾烈なレースは世界中にインターネット配信され、
爆発的な人気を博していた。
そこに英国から渡航した一人の若者が、チャレンジャーとして挑む。
カナタ・リヴィントンこと――片桐夏向。
彼こそが、かつて公道最速伝説を確立した男の教えを受け継ぐMFG新世代である。
ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ、ニッサン・GT-R。
世界最高峰のハイパワーマシンを駆るライバル達に対して、カナタが選んだのはトヨタ86GT。
非力なマシンでいかに強豪に立ち向かうのか?
箱根を舞台に繰り広げられるMFG第1戦・小田原パイクスピーク。
挑戦者・カナタの走りは、並み居るライバル達や観客の目を奪う。
箱根ダウンヒルを圧倒的な速さで駆け抜ける86――。
新たな公道最速伝説が、今生まれようとしていた。
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
いやぁ…ヤバいくらい滾る作品でした。
まず設定が堪らなく素晴らしいと思います。
「ガソリンエンジンなどの内燃機関自動車が製造中止となり、電気自動車や燃料電池自動車が主流となった」という想定の202X年を舞台とし、『頭文字D』の「公道最速伝説」にちなんだ「新公道最速伝説」をキャッチコピーにしている(wikiより)。
そう、電気自動車やハイブリッド車がどんどん発売されて、大排気量のハイパワーマシンは本当に絶滅危惧種になりつつあります。
例えば5Lを超えるエンジンを積んでいる日本車は片手で足りるほどしかありません。
海外を見渡しても決して多くはなく、基本的にはダウンサイジングしてターボと組み合わせているエンジンが殆どです。
そんな時代背景の中、所謂化石燃料で走る世界中のスーパーカーが速さを競うという時代と逆行した設定がハマらないわけがありません。
そしてスーパーカーと呼ばれるに相応しい名車が次々に登場します。
ポルシェ、ランボルギーニ、フェラーリ、アウディにロータス…
日本車でもレクサスLC500、GT-RにシビックType-Rなど…
個人的にはレクサスの車を出すならLFAが良かったかな…なんちゃって^^;
もう凄い車ばかりのオンパレードです。
そこに藤原豆腐店の看板を背負ったAE86から脈々とした歴史を受け継いできたトヨタ・86GTがこのスーパーカーの中に加わるんです。
これが滾らない訳がありません。
でも、調子に乗ってwikiを見ていると思わぬネタバレに足元を掬われるので注意が必要です。
コースのこととか、登場する車のこととか丁寧に書いてあるので思わず見入ってしまうんですけどね^^;
あとはあやねる…もといあやねる演じる恋ちゃんですね。
恋ちゃんの性格とあやねるの声質の相性は抜群でしたよ。
因みに、アルファロメオに乗っていた北原望ちゃんのCVは芹澤優さんでしたが、コチラの相性も個人的には大満足でした。
一方、物語の方は第2戦の予選という、本当に中途半端なところで終わってしまいます。
途中からキリの良いトコロで終わらない予感はありましたが、出来ればそんな予感なんて当たって欲しくありませんでした。
まぁ、第2期が2024年に放送されるという事なので、来年の楽しみが一つ増えたと考えることにします。
でも…続きがメッチャ気になります。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニングテーマは、芹澤優さんによる「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
エンディングテーマは、Himika Akaneya(茜屋日海夏)さんによる「Stereo Sunset (Prod. AmPm)」
個人的には芹澤さんのユーロビート系のオープニングが大好物でした^^
1クール全12話の物語でした。
くぅ~、早く続きが見たくて仕方ありません。
メッチャ堪能させて頂きました。
キャポックちゃん さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
【総合評価☆☆☆】
ブームが再燃したのか、2023年秋アニメには、『オーバーテイク!』と『MFゴースト』というカーレースアニメの佳作が2本登場した。前者が人間描写に味があるのに対して、本アニメはレースシーンの映像が秀逸だ。
原作者・しげの秀一の旧作『頭文字D』は、『MFゴースト』と同じく、スポーツカー仕様の市販車による公道でのレースを扱った作品で、1998年にアニメ化されたものの、いくつかの理由で私は嫌いだった。しかし、『MFゴースト』では、その多くが改善されており、好意的な評価に値する。以下、ポイントを列挙しよう(両作は『D』『MF』と略記。原作未読なのでアニメ限定の批評)。
(1)『D』は、道交法に違反する危険な行為を賛美するような内容だったが、『MF』になると、自然災害で無人化した地域を走行する公認レースとされた。
(2)『D』では、タイヤに負担を掛け車を傷めるドリフト走行や、意図的にタイヤを溝にはめる奇策のような、ノーマルなドライビングには好ましくないテクニックばかりが強調されており、おそらくメーカーのエンジニアは憤懣やるかたなかったろう。一方、『MF』では、空気抵抗を減らすためのスリップストリームの利用、追い越しの際の心理的な駆け引きなど、合理的な戦術に目を向けている。
(3)登場人物の会話ないしモノローグによる説明しかなく、何が起きているか捉えにくかった『D』に対して、『MF』はアナウンサーによる実況中継やAI搭載ドローンによる追跡映像、モニタールームでの解析などを加え、レースの状況が格段にわかりやすくなった。
(4)人間の描画がかなり拙かった『D』に比べると、『MF』は(うまいとは言えないものの)標準的な水準に達している。
非力なトヨタ車を使用しながら運転テクニックで外国車を凌駕するというストーリー自体は、単純で面白みに欠けるが、レース映像の迫力に魅了され、(『頭文字D』は途中で投げ出したのに)最後まで興奮して見続けることができた。特に、「ボイスカウント」(第8話)におけるカナタとヤジキタ兄妹の駆け引き---兄の車を抜き去る瞬間、スローモーションになる演出も鮮やかだ---や、「時速300キロのドッグファイト」(第9話)のブレーキング勝負などでは、つい身を乗り出してしまった。
時折挿入される軽いセクハラ映像は、ま、大目に見てあげよう。
RFC さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
og3jar さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
えりりん908 さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
Mi-24 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
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『頭文字D』より未来、西暦202X年。車の自動運転が普及した日本。そんな時代に、公道の自動車レースが開催されていた。世界中で人気を集めるレースの名はMFG。ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニなど最速を誇るマシンが次々に参戦していた。一方、イギリスのレーシングスクールを卒業したドライバー、カナタ・リヴィントンは、ある目的を果たすため日本に帰国するのであったー。(TVアニメ動画『MFゴースト』のwikipedia・公式サイト等参照)
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