でこぽん さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
テレビのシティーハンターの魅力を継承した映画でした
週刊少年ジャンプに連載されていたシティーハンターを知っている私には、昔を思い出す懐かしい内容でした。
冒頭、いきなりキャッツアイの歌が流れてきたのには驚かされました。
若い人たちはキャッツアイの歌など知らないでしょうね。
そして冴羽獠のもっこりパワーは、令和の時代になっても衰えることはありません。おそらく今のテレビ放映であれば、放送禁止になるでしょうね。
そして相棒の香の100トンハンマーも健在でした。
映画の半分は、獠と香とのお笑いです。昔と全く変わっていません。
獠と香は恋人どおしではないが、二人の間には誰も入れない。
これは海坊主さんの名言だと思います。
本当に二人の間には海よりも深い信頼関係がありますね。
物語は、美人の依頼人が持ち込んだ「エンジェルダスト」と呼ばれる薬(覚せい剤の一種)をめぐるトラブルに獠たちが巻き込まれます。
エンジェルダストを注入された者は痛みを感じず超人的な身体能力となるため、獠が苦戦します。
シティーハンターの魅力は、獠のおバカなところと、シリアスな戦闘シーン、そして心温まる獠の優しさ。今回の映画も、この魅力を継承していました。
そして、エンディングの「Get Wild」。激しさと温かさを兼ね備えた、まさにシティーハンターの魅力を感じさせる名曲です。
ところで、
シリアスな部分になると、獠の声優である神谷明さんの声の衰えを感じてしまいました。
神谷明さんは1946年の9月生まれなので、ちょうど77歳のようです。
この年で主役が演じられるのは凄いですね。