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「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(アニメ映画)」

総合得点
74.3
感想・評価
92
棚に入れた
485
ランキング
921
★★★★☆ 3.9 (92)
物語
3.8
作画
3.9
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.1

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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないの感想・評価はどうでしたか?

はろい さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

配信で770円を払ってみる価値があったかどうかでいえば

価値はありませんでした。

家にいて300円代で、何もするときが無い時に観るのはありだと思います。

ここまでのシリーズは全て観ていますが、比べることはしない方が良いと思います。
冗談ではなく、主人公が気持ち悪く感じできました。

投稿 : 2024/07/06
閲覧 : 55
サンキュー:

0

※サンキュー返し不要 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青ブタ映画2作目

やはり青ブタはキャラの掛け合いが良い

青春症候群を交えたストーリーも濃厚で良かった

投稿 : 2024/06/21
閲覧 : 33
サンキュー:

0

つきひちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

シリーズの中では評価低め

2時間弱くらいのアニメ映画

妹ちゃんの高校受験の話です。
淡々と進んでいってしまい全体的に盛り上がりに欠ける展開なのが残念。

思春期症候群な展開も少なかったのか、ただただ時間が流れていった感覚でした。期待が大きかった分ちょっと残念な評価。

最後の先生からの連絡は明らかに蛇足。
リアリティを一気に失ってしまうような展開を作ってまで表現したかったものは何だったのでしょうか。
妹さんの意志をどうしてもあの形で表したかったのだとしたら、やっぱり蛇足だと思う。

投稿 : 2024/05/29
閲覧 : 45
サンキュー:

0

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

俺達のブタ野郎はもういない、これからは俺達がブタ野郎だ

青春ブタ野郎シリーズ劇場版2作目。
放映版、劇場版1作目の続編で、原作ラノベ8巻のアニメ化です。
劇場版1作目はともかく、放映版の11話、12話で中途半端な感じで終わった部分の完結編となっているため、放映版の視聴は必須です。
特に、シリーズの核となる、思春期症候群に関して作中で説明は一切なく、また、11話、12話の振り返りもないです。
私自身、放映版視聴からかなり時間が経っているため、思い出しつつ視聴していたところがあります。
時間があれば、放映版を見返した方がいいかもしれないレベルで、放映版の内容がガッツリ関わってきました。

以下、映画のネタバレはないですが、放映版は見ているものとして感想を書きます。

本作に関しては、思春期症候群はあまり関係してこないです。
そもそも梓川かえでに関しては、その現象に関して「思春期症候群なのか?精神的な病ではないのか?」というところがありました。
また、それに関しても、放映版で解決した後の話であり、アザのできる現状は残留してしまっているようなのですが、それほどストーリーに影響しないというのが正直なところです。
そのため、先に、放映版見返すことをおすすめしましたが、ぶっちゃけ放映版見ていなくても内容は理解可能と思います。
シリーズの神秘的な、超自然的なところはボリューム薄めで、ただ、精神的に弱い中学生の妹が、高校受験を迎えて苦悩して、そして自分なりの答えを見つけるという物語となっています。

つまり、本作では、奇怪な事件が発生しその原因究明に奔走するようなことはシーンはほぼないです。
これまでもブタ野郎呼ばわりされるには違和感のある、生活感あるリア充が主人公でしたが、主人公もまた受験時期のため青春感もあまりなく、どちらかというと立ち振舞は妹の保護者ですね。
"おでかけシスター"なんていうタイトルの割には、兄LOVEな妹がブタ野郎兄に迫ってくるシーンは何一つなく、引きこもりの中学生を持つ親には真面目に参考になる劇場版でした。
タイトルだけアレですが、コミュニケーションを取ることはできるが学校へ行きたがらないお子さんをお持ちのお父さん・お母さんにはおすすめです。

内容的には過去作品比較するととても地味です。
いい話だとは思うのですが、カタルシスも特に無く、落ち着くべきところに落ち着いて終わります。
まあ、よかったねとはなったのですが、これは劇場でやるないようなのか、と思ってしまいました。
私はDVDで見たので普通に楽しめましたが、劇場で見ていたら感想は変わっていたかもしれないです。

なお、本作中に次回の伏線のようなものがあり、次回の劇場版作成も決定しているようです。
ブタ野郎シリーズは安定して良作なので、次回作も楽しみ。

投稿 : 2024/04/21
閲覧 : 46
サンキュー:

6

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

他のシリーズと比べると印象的には少し薄い

今回の本作は楓の受験にスポットが当てられた格好となって
本作に対する大まかな感想としては基本的には楽しめたけど
ただ今までのシリーズと比べると印象的には薄いですね
それに本作自体が「ランドセルガール」への繋ぎっぽい感じなので
基本的に好きなシリーズだけど他のシリーズと比べると少し落ちますね

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2024/04/17
閲覧 : 47
サンキュー:

0

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

思春期症候群の痕(きずあと)

想像以上に面白いシリーズなので、
視聴開始。

【作品概要】
 主人公咲太の妹ちゃん梓川花楓。
 咲太周辺で発生している思春期症候群の最初の発症者。
 長く不登校だった彼女が進路という岐路に立たされ、
 選択する物語です。

【作品に対する感想】
 これまでの青ブタは、
 思春期症候群の原因を解明し、解決する流れでした。
 今作は原因は明白で、それを本人がどう克服するか。
 そしてどう決断するか。
 事後処理を含め、後ろの方にスポットが当たっていました。
 これまでと少し毛色が異なる印象です。

 謎解き+解決だったこれまでより爽快感は落ちたものの、
 じんわりとした万感の思い…そんな温かさを感じました。

1)物語
 普通・みんなと同じ。
 これにどれ程の価値があるか。
  
 大多数が同じことをする…それはそうした方がいいという面が
 多いからそうなるんでしょう。
 また、深く考えず流されてる場合も多いと思います。

 ではみんなと同じ ではないことの価値は?
 OnlyOneになりえる価値がある 可能性があると思います。
 違うことそのものは恥ずかしいことじゃない。
 これに納得できるかどうかと思います。


 最後少し謎を残しましたね。
 あれはまた続きで ということでしょうか。

5)キャラ
 ➀梓川花楓
  この娘の問題は他人が自分をどう思うかを
  過剰に気にし過ぎてしまうところが
  根幹にあるように思えます。
  そしてそれをまともに受け止めすぎてる。

  思春期症候群の発端になったLine「死ね」も
  「ちょっと返事遅れたくらいでガタガタ言うな、バーカ」
  って返せるような子だったら、ここまでなってないですよね。

 ➁梓川咲太
  今作は兄としての側面が強く描かれてました。
  いや、もうええ兄ちゃんです。
  花楓が立ち上がれるように、フォローはするけど、
  ちゃんと自分で行動することを尊重してます。
  ただ甘やかすだけじゃないところが高ポイント。

 ➂広川卯月
  超ポジティブ女子。
  この娘も空気に弾かれやすい子なんでしょうけど
  私は好感持てます。
  こういう空気読めなさは尊重してあげていいんではないでしょうか。
  
6)印象深いシーン
 {netabare}
 ➀三者面談
  大人がまともな会話してたところが
  物語の説得力を上げてます。
  先生も経験から否定も含めていろんな意見くれてますしね。

 ➁信頼の双葉
  いつもブタ野郎呼ばわりの双葉が
  意外と頼りになる奴とストレートに言ったシーン。
  ちょっと咲太に毒された?
  ちっちゃい身長から繰り出される上目遣いが余計にやばい(^^;

 ➂信頼の麻衣
  花楓の物語がメインなせいか、二人がもはや親か熟年夫婦
  のような安定感です。
  そんな中の花楓のドアそっ閉じは笑えました。

 ➃花楓の葛藤
  会えない 見えないかえでとの比較、
  
  恐らく人間関係で類推してるんじゃないかな。
  ・花楓はLINEでもめて「死ね」。
  ・かえでは霧島麻衣、のどかなど
   いろんな人に優しくされる価値があった。
  だから自分はダメだ…。
  そう推定しちゃったんでしょう。

  こういう気持ちすごく解るんですよね。

 ➄花楓の決断
  ちゃんと自分で選んだ花楓はえらいと思いました。
  あの歳でなかなかできないことですよね。
  兄の交友関係を含め、彼女にとってプラスになったことを
  ちゃんと受け入れたから出来たことなんでしょう。
  {/netabare}

投稿 : 2024/02/17
閲覧 : 74
サンキュー:

13

ひで さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

平凡だが面白かった。

劇場版で観るレベルでは無いですが、内容は面白かったです。EDが一番感動しました。次のランドセルガールへの繋ぎとして必要な作品でした。少し気になったのがメインヒロインの作画が少し変わって違和感がありました。

投稿 : 2023/12/28
閲覧 : 71
サンキュー:

0

ネタバレ

ハニワピンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう一人の私からわたしへ

2019年の映画化から久しぶりの続編となる本作。今作を花楓編、そして次作を咲太編として二作を連続で公開して一気に高校生編を完結へと導く一挙展開は、久しぶりに大好きな青ブタシリーズを今年は堪能し切れた

テレビシリーズにて描かれた「かえでと花楓」という妹の持つ思春期症候群のストレスから生まれた別人格の二人。その概要とそして記憶が戻り花楓となりその整理と新しい踏み出しが始まった。しかしそれは咲太の中での決着で、本人特に花楓はかえでとして過ごし残した部分をどう受け止めて、そして自分はどうしていくのかということが受験 そして中学卒業という時期に満を辞して描かれるのが本作の内容

まず自分はこのシリーズ大好きで、様々な思春期症候群にて描かれる切なくてそれでも元気をもらえる前向きになれるエピソードももちろん好きなのだけれど、藤沢という実在の街を舞台にして実在のスポットや施設を利用したりするアニメと現実の融合という部分で自分はかなり気に入っている
本作も実際は七里もない七里ヶ浜を始め…などしっかり取材された上で描かれる背景や場所の描写はその場所にいるキャラに想いを馳せられる大きな役割を果たしていた

さて内容。テレビ本編で描かれた妹編から時間は経ち、記憶が戻りもう一人の私“かえで”が過ごした二年間の思いを受け継ぎ“がんばっている“花楓。この”がんばっている“というワードがかえで そしてこのシリーズを象徴するとても良いワードだと思っている
思春期症候群という自分の深層の不安が様々な症状を発生させる心の病。それを解決する為には自分自身の現状を変えるか精算するしかなく、その為に行動し”がんばってきた“テレビシリーズ 映画で描かれてきたヒロイン達。かえでも最初は自分のそして咲太の為に外に出て学校に通えるようにがんばっていた。この拙いながらも健気さを象徴するこの表現、そのワードを花楓も使ってもう一人の私と向き合っている様子が両者が意識し合ってその解決へ全力でがんばっている様子が見れて良かった
そしてその解決も、逃げではなく正しい選択肢として示された自分の本当に進みたい方への、それを応援し尊重してくれる人が周りにいて、そして何より花楓自身がかえでとの思いを受け継いだ上で決断する、自分の選択肢として描かれる通信制という道も、本人の決断という花楓の努力と成長が見られて、最高の形で決着された

映画化に際して別に必ずしも派手じゃないしっかりと劇場で見るからこそ堪能し切れる作品も劇場体験見る醍醐味であると思っている。まぁ自分もミニシアター系の作品を超見るって訳でもないけれど、やっぱり家でテレビで見るのと劇場で腰を据えて観るのとではやっぱり作品に対する意識や見方も変わるから、結論この作品は劇場で見れて良かったです

そして続きの『ランドセルガール夢を見ない』へと渡され、次作で高校生編完結へと導かれる。ランドセルガールとは。何故麻衣さんに似ているのか

思春期症候群を巡る物語はまた新しい1ページを描き始める

投稿 : 2023/12/26
閲覧 : 70
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6

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

地味な話。劇場版の意味。麻衣さんの作画。いろいろ残念でした。

 青ブタシリーズは原作は既読×通しで5回くらいです。単発で拾い読みだと時間があれば読んでいた時期がありました。大ファンです。が、正直申し上げて劇場版の「夢見る少女」までの7作(原作だと「ハツコイ少女」まで)とそれ以降を比較すると評価は2ランクくらい違います。

 まあ、そうは言っても1~7作までは突出して面白いので、本作以降も青春ラブコメのラノベとしては高い水準で非常に面白いです。ただ、本作を見てわかる通り次巻(次作)以降の前振りですから盛り上がりも今一つです。最高の見せ場は冒頭のロリ麻衣さんなのは間違いないと思います。

 テーマ的には悪くはないです。失われた時間と自分を取り戻す。自分の意志で進みたい方向を決める。
 ストーリーも兄である咲太や新キャラである卯月がその手助けをする。旧友との仲直り。普通に良い話です。が、良くも悪くもそれだけです。前作までの緊張感というか深刻さのレベルが全く違います。

 で、麻衣さんなんですけど、キャラデザが変わりました?後頭部の形がとんがったというか、メーテルっぽくなったと言うか…髪の色も黒味かかって顔も少し細長くなった気がします。サイドの髪の毛の巻き方が極端になったのかもしれませんが…うーん?見慣れればいいのかなあ…やっぱりテレビシリーズの完成度が高いからなあ…まあ、ちょっと残念です。

 あと私のお気に入りの古賀朋絵のキャラデザはいいんですけど、東山奈央さん、声が少し低くなりました?キャピキャピ感がない声だったのは成長を意識して?作品の雰囲気でワザと抑えた?高音が出なくなった?

 まあ、重要でいい話なのはわかりますが、地味な話だし新しいシリーズのスタートということで、非常に中途半端です。この作品を劇場版にする戦略はどうかなと思います。それはわかっていたので配信まちになったわけです。

 以前は7巻までを1クール+劇場版で納めました。今回もそれが出来たんじゃないの?というメタ的な理由で私としては評価を下げてしまいました。どうせ金儲けするなら、テレビ2期をやって最終巻の発売前に劇場公開すればよかったのに、と思います。

 ということで、私のもっとも好きな作品の一つですが、シリーズ内でもっとも地味なパートだし、麻衣さんのキャラデザ等で不満は残るし、劇場版戦略に納得感もありません。
 また、アニメ作品としての作画のクオリティはテレビシリーズなら評価できますが、テレビだとしても高水準と手放しでほめられません。特にあのアイドルのところの出来からいって、やっぱりテレビクオリティだな、という気はします。

 評価です。ストーリーは3.5、キャラは4とします。作画は3.5、声優は4。音楽は3.5とします。シリーズファンとしては4以上付けたいのはやまやまですが、公平にいってこんなものでしょう。これでも甘いかもしれません。

 私事ですが1000本目のレビューということで気合い入れて見ましたが、想像以上に地味な作品だったと思います。



追記 2回目みてちょっと原作読み直したりしてみました。本作原作って、確か7巻が終わったあと、2年近く発売期間が開いており、やはり後付けなんだろうな、と思います。

 本作はどうも高校編の締めくくりという位置付けみたいですが、7巻までの構成の緻密さ、そして物語の連続性、内容からいってやはり別物に見えます。むしろ大学編の準備号というか、新キャラを不自然にならないよう準備している感じに見えました。

 で、花楓の物語になってきますが、彼女に生じた問題の解決として良い話ではあります。が、良い話過ぎます。どうもいい感じのチューニングで来たそれぞれのキャラが急に作りものめいてきます。特に麻衣さんが本作以降は聖女のポジションになってしまう気がします。

 本シリーズの思春期症候群は各エピソードの女性たちの主体的な選択が解決の糸口になってきました。その意味では本作のその例にもれません。

 高校の選択肢として「主体性」を入れるために結末の作り方が非常に技巧的過ぎなことで、花楓の選択にあまり乗れなかった感じがしました。

 何より私が感情移入したのは以前の花楓であり、こちらの花楓ではないという事です。本作に期待したのは、以前の花楓に何か救済があるのか?という話でした。どうもこちらの花楓には感情移入が出来ないという点がありました。
 少しずつ前に進もうと頑張った方の花楓の救済が物語から抜け落ちていた気がします。

 まあ、ということでこれ以降はお金を出して劇場まではいかないと思います。配信サイトの課金くらいならいいですけどね。

投稿 : 2023/12/08
閲覧 : 368
サンキュー:

10

ヒロインコレクター さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

楽しめました

まず花楓にスポットを当ててくれたのがとても嬉しかった
前回の映画とはまた違った意味でよかったし花楓の気持ちが分かる部分がかなりあったので見れてよかったです

投稿 : 2023/12/02
閲覧 : 102
サンキュー:

3

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

こんな話だったけ

まったく内容覚えてなかった
よって 今回のお話 よくわからなかった

投稿 : 2023/12/02
閲覧 : 96
サンキュー:

1

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱ雰囲気の良いアニメ。

2018のバニーガール先輩アニメを観ないでこの劇場版を観る人はあまりいないと思いますが、とりあえずアニメを観ない「ぽかーん」なのでご注意を。そしてアニメを楽しめた人ほど、梓川兄妹の関係にグッとくると思います。雨宮天さんも追加された声優陣は相変わらず豪華でしたね〜。ランドセルガールに繋がってる感じなのかな?楽しみですね。

投稿 : 2023/11/29
閲覧 : 83
サンキュー:

2

overnao さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

花楓ちゃん頑張ったね

楓ちゃん頑張った。よかったよかった。

原作通りの展開で全く違和感なく見れました。

劇場で見たのですが、上映終了後に近くに座っていた学生風のグループが「通信制高校の宣伝じゃん」と感想を言っていたのが印象に残りました。

おそらく、学校空間に適応できず通信制高校に進学するというストーリーを無理なく受け入れられる視聴者はあまり多くないのだと思います。私自身は不登校の経験はありませんでしたが、学生時代の塾講師バイトのときに不登校の生徒さんがいました。その生徒さんの心境と花楓ちゃんを重ねながら映画を見ていたので、花楓ちゃんの進路選択の問題意識や背景も違和感なく理解・共感できました。このような理解の助けになるような不登校に関する個人的経験がないと、通信制高校への進学は唐突で、宣伝に映ってしまうのかもしれません。

考えさせられる映画でした。

投稿 : 2023/11/05
閲覧 : 50
サンキュー:

3

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

良くも悪くも普通。

主人公は「他人と違う事」「普通でない事」に対して執着してしまう咲太の妹・かえで。

普通であろうと努力するもなかなかうまくいかないかえで、今回は高校進学という壁にぶつかる。咲太に支えられながら、咲太と同じ高校を受験することを決意。しかし、試験当日に思春期症候群を発症して、あえなく失敗に終わる。

その後、何から何までみんなと同じである必要がない、ということを咲太に諭され、最終的には通信制の高校への進学することを決意した。


・・・と、ストーリーはこんな感じ。特に盛り上がる部分もなく、良くも悪くも普通だった。

投稿 : 2023/10/15
閲覧 : 70
サンキュー:

1

たか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定の面白さ

TVアニメと変わらないストーリーで楽しめました。
次の劇場版もあるとのことで期待。

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 72
サンキュー:

1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【お兄ちゃん、私“も”頑張るから】本当に描かれなければいけなかった物語の続きを満願の想いを込めて映像化する素晴らしさを紐解きます

2018年秋期に『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』のタイトルで全13話のテレビシリーズが放送され、2019年にはテレビシリーズに張り巡らせられた伏線を回収する映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が公開された通称『青ブタ』
巷で「思春期症候群」と噂される不可思議現象を発症したヒロイン達との交流や青春模様を描くライトノベル原作の青春SFです
本作はその直接的続編であり、主人公の梓川咲太(あずさがわさくた)の妹である梓川花楓(あずさがわかえで)をヒロインとした物語が描かれる73分の映画



『ゆめみる少女』で最愛の恋人、桜島麻衣(さくらじままい)の事故死や初恋の人、牧之原翔子(まきのはらしょうこ)の病死、さらには自身の事故死といった未来の事象を全て回避する方法として【今見えている現実が全て夢だったと思春期症候群を発祥した翔子に認知させる】事を選んだ咲太
結果的に時間は遡り、初めから翔子には出会わなかったものの、翔子に関する事意外の全ての出会いや事象をもう一度繰り返して麻衣やヒロイン達との関係をやり直し、さらには病気を克服した翔子と再会した際に翔子に関する記憶までもを取り戻した
程なくして受験シーズンが訪れ、いじめによる不登校から立ち直った中学3年生の妹、花楓にも進路選択の期限が迫る
花楓は心の痛みが身体の傷となって具現化する思春期症候群を発症した後、「かえで」というもう1人の人格と入れ替わってしまった過去がある
「かえで」の成長を見届けた咲太だったが「かえで」の人格は思い半ばで消滅し、本来の「花楓」が戻ってきた
「かえで」の消滅に思わず虚しさを隠せなかった咲太だったが「花楓」が戻ってきたことは祝福したい
そんな咲太や麻衣らは「花楓」の受験を応援するのだが彼女の進路は前途多難な道のりである事は明らかだった・・・



テレビシリーズや『ゆめみる』からメインスタッフが続投している点が何よりありがたいですね
昨今、鉄は熱いうちに叩けの理論でスタッフやキャストを変更して続編やリメイクを作るアニメも多いのにです
『ゆめみる』までのClover Worksのプロデューサー、木田和哉氏は2019年12月のアニスタで「これからはファンとして原作の行く末を見届けたい」と発言されてたので、てっきりClover Worksは『青ブタ』から手を引くんだな、と思ってました
ですが、あの発言は木田PがClover Worksを退社されてavexに移籍する、という意味だったみたいですね
そしてスタッフ舞台挨拶で『ゆめみる』の制作中には本作の制作の話が出ていて、その時点で増井壮一監督は本作の監督を快諾してた様です

その一方で増井監督には『天地創造デザイン部』や『アキバ冥途戦争』が、シリーズ構成の横谷昌宏先生には『トロピカル~ジュプリキュア』や『はたらく魔王さま』が控えていた事から察するに、(間にコロナ禍を挟んだ事を踏まえても)メインスタッフの手が空くのをわざわざ待っていたという事が分かります
昨今これほどスタッフやキャストの配置に拘るシリーズは珍しいと思います
ありがたいことです


またエンディング主題歌が5年間変わらずに「不可思議のカルテ」なところにも注目したいです
こんなに1つのエンディング主題歌に拘っている作品は『ガルパン』と『青ブタ』ぐらいなもんですw
そんな「不可思議のカルテ」ですが予告編では「花楓ver.」が流れています
ですが実際の本編を観るとこのver.は一切流れないことに気付くかと思います
そう、つまり嘘予告ですw
予告の主題歌が嘘だったアニメ映画というと同じ角川ラノベのSFアニメ『涼宮ハルヒの消失』を思い出しましたw
嘘予告ではありませんが似た様なパターンでは『呪術廻戦0』の「逆夢」もあります
凄いwこんなことをやるアニメ映画はかなり珍しいんですw


さてトークショー等ではあまり語られていませんが本作では「花楓」が食事を取るシークエンスが2回登場します
実はこの2回とも「花楓」を演じる久保ユリカさんはパク音(いわゆる「モグモグ」と口で言うアドリブ)を出してるんですね
それがどうした?と思う人もいるでしょうが実は『青ブタ』では演出上、「かえで」以外はパク音を禁止しています
コレはテレビシリーズのオーディオコメンタリーで言及されていて、【『青ブタ』はリアリティー重視なのでモグモグと言って食べるヒロインは存在しない、ただ1人初めから虚構の存在である「かえで」を除いては】と岩浪美和音響監督が解説されています
それは『ゆめみる』でも徹底されていました
では何故『おでかけシスター』では突然「花楓」はモグモグと言い出したのでしょうか?

これはつまり「花楓」が「かえで」の日記を読んで「かえで(理想の妹)」に成り代わろうとしていると受け取れます
コレが分かると一見して幸せそうな食事シークエンスも凄く物悲しく見えてくるんですね

『青ブタ』という作品が如何に計算され、真摯に、丁寧に作られているのかよく解る演出の1つだと思います


あと以前のレビュで双葉理央(ふたばりお)の髪型が日付が奇数ならナチュラルロング、偶数ならポニーテールだという法則を発見したと解説しました
本作で双葉が登場するのは1月20日なのでポニーテール、つまり私の発見した法則の通りというわけです


それとまあ、ミトンしか持っていないはずの花楓が入試当日は5本指の手袋をしているのは一体誰が用意してくれたものなのか?といった想像出来る余地も残されているのがニクい
ミトンだと入学願書を鞄から出すのですら苦戦しましたからね;


さて本作は『ゆめみる』という壮大な物語の為に後回しにされてしまった本来描かれるべきだった「花楓」というキャラを改めて描く、とても前向きな物語です
その一方で高校生編の完結作となる次回作『ランドセルガール』への伏線でもあります
いよいよ公開が迫る、『ランドセルガール』を心して待ちたいと思います


【備忘録】
川崎チネチッタ2回、立川シネマシティcスタ極音1回、eスタ1回、jスタ1回、バルト9 6回(7番スクリーンだと左右に画面切れあり)、TOHO新宿1回、109湘南1回(5番スクリーン色温度高過ぎ、真っ青)、池袋シネリーブル1回
計14回鑑賞

投稿 : 2023/09/21
閲覧 : 260
サンキュー:

11

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「おでかけシスター」は、本当の意味で「おでかけ」できるか!?

今回のガールは、「おでかけシスター」です。
主人公「咲太」の妹「かえで」のことですね。
いえ、ちがいました、「花楓」です。

そうです、TVシリーズ最大の謎。
それは、ヒロイン「麻衣」ではなく、妹「かえで」の方でした。
ちなみにこのシリーズの最大の謎はやはり「牧之原翔子」ですが、これは別格。

話をもどしますと、TVシリーズの最後の最後で明かされた妹の謎。
もう、これにはみなさんやられたと思います。
だって、今までずっと応援してきた「かえで」の存在が無かったことになるんですよ。
それは、「かえで」が思春期症候群による「花楓」の別人格だったからです。
妹は、「かえで」以外に考えていませんでしたから、完全に無防備な状態でした。
しかし、もう、時すでに遅し。
完全に感情移入しきっていて、どうしても気持ちを切り替えられません。
と、言う、視聴者の感情以上に、気持ちを切り替えられないのが兄の「咲太」。
主人公の感情と視聴者の感情をシンクロさせるのが上手いですよね、鴨志田先生。

今までのエピソードは、どちらかと言うと思春期症候群が治ってめでたしでした。
そして、最後の妹のエピソードも思春期症候群が治ってめでたしのはずでした。
しかし、なぜでしょう、思春期症候群が治ってもこの割り切れなさは・・・。
主人公も、妹も、そして視聴者も複雑な気分で幕を閉じたのがTVシリーズでした。


■今回はドラマ
{netabare}
「花楓」の思春期症候群による別人格「かえで」は、本来の妹ではありません。
しかし、それは頭では分かっていても、心では納得できないのです。
本来の妹である「花楓」。
しかし、数々の困難を一緒に乗り越えてきたのは「かえで」。
どちらの人格も兄「咲太」にとっては妹なのです。
どちらも選べないのです。
しかし、選ばなければ前に進めません。
そして、それは、兄「咲太」だけではありませんでした。
妹「花楓」にとっても同じことだったのです。
数々の困難を乗り切って本来の自分「花楓」に戻れたのは「かえで」のおかげ。
しかし、それは、「花楓」にとっては全然知らない人物なのです。
しかも、「花楓」は、「かえで」の頃の日記を読めば読むほど、
「かえで」が望んだ自分にならなければいけないんじゃないかと悩むことになります。

また、「花楓」は、昔の学校の人達からは逃げているので、今は、友達はいません。
しかも、麻衣を始め、今のまわりの人達が知っているのは「かえで」の方です。
「花楓」ではないのです。
そして、父や母も自分のことが原因で壁があるし、兄も悩んでいる。
だから、そんな自分は不要な存在なのではないかと悩んでしまっています。
つまり、妹「花楓」も全然前に進めていなかったのです。
そんな心境を「進学」と言う「前に進む」ためのイベントにからめて物語は進みます。

この物語の上手いのは、そう言ったイベントを用意することだけにとどまりません。
それは、二人の気持ちを複雑に絡めつつもそれを一緒に解決しようとするところもです。
兄と妹のどちらに焦点をあてるのではなく、同時に解決を試みるのです。

兄「咲太」、妹「花楓」は、それぞれの立場で悩んでいます。
兄は、今の妹を受け入れたい。でも、「かえで」は、無かったことにできない。
妹は、自分はいらないから「かえで」になるべきか。でも、自分(花楓)でありたい。
しかし、お互いの悩みの原因は同じです。
しかも、二項対立(選択問題)と言う構図も同じです。
だから、どちらかが解決すれば、もう片方が自動的に解決する問題ではありません。
なんらかの方法でやはり二人の問題を同時に解決する必要があるのです。

今回は、それを思春期症候群と言うファンタジーではなく、
二人の心の葛藤を描く人間ドラマとして見せてくれました。
ですので、「咲太」が奔走すると言ういつもと同じテイストでありながら、
いつもとは、また違った感じの青ブタを観ることができる作品でした。
{/netabare}

■「おでかけシスター」は、本当の意味で「おでかけ」できるか!?
{netabare}
「おでかけ」とは、「出掛ける」、つまり、「外へ出て行くこと」です。
引きこもりだった「かえで」が「おでかけ」できると言うことは、
ただ単に外に出られるようになることではありません。
「かえで」が、本当の意味で「花楓」に戻れるかどうかと言うことです。
つまり、それが心の病でもある思春期症候群が治ったことになるからです。

TVシリーズでは、「かえで」は、「花楓」に戻り、外に出られるようになりました。
それによって、思春期症候群が治ったかに思われました。
しかし、「花楓」の心の葛藤は続いていたのです。
そのままでは、再び思春期症候群を発症しかねません。
TVシリーズの最後、視聴者に対してどことなく複雑な気持ちのまま幕を閉じました。
それは、思春期症候群と言う心にくすぶる病を疑似体験させてくれていたかのようです。

この物語通じて、「かえで」は、思春期症候群を克服し「花楓」となります。
本当の意味で「おでかけ」することができたのです。
それと同時に視聴者もまたこの複雑な気持ちを克服することができたのでした。

「おでかけ」とは、「かえで」と「花楓」をつなぐステキなタイトルだったのです。
{/netabare}

■まとめ

TVシリーズは、妹の思春期症候群が治ってもなんだか複雑な気分で幕を閉じました。
その後、劇場版「ゆめみる少女」で「翔子」の謎でドカンとやられてしまった関係で、
妹の割り切れなさについては、少し忘れ気味でした。
そこへ来て、今回は、再び妹にスポットがあたる感じでした。
なかなか上手いですよね。
忘れたころに何とやらと言うやつでしょうか・・・。
ところで、前回の「翔子」、今回の「花楓」ときて、他にだれか忘れていませんか?
と、言うことで、次回の劇場版は、再び「麻衣」にスポットがあたります。
ホント、心憎い作品展開ですよね、まったく。

投稿 : 2023/09/12
閲覧 : 133
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21

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

酷いと言わざるを得ない

山もなく谷もない
盛り上がらないままあっさり終わるのでえっこれで終わり?
となってしまった
思春期症候群があまり絡まないため見ていて退屈
映画としてやる意味をまったく感じなかった
次回作の伏線で始まり次回作の伏線で終わり 明らかにランドセルガールへの繋ぎのための映画で非常に残念


投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 183
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1

ネタバレ

og3jar さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もっと頑張って欲しかった・・・

6月23日の封切の朝一番に観に行きました。

原作は読んでいましたので、内容はわかっていました。
アニメが原作を超えることは難しいので、今回気になった点をあげたいと思います。


① 『バニーガール先輩の夢を見ない』のセリフを使いまわして、青ブタらしさを演出していました。不必要な箇所に何度も、過去の遺産を安っぽく使っていました。

②作画が酷かったです。映画なんだから、それなりのクオリティーが欲しかった。Clover Worksさん頑張って欲しかった。

③一番肝心なセリフを予告編で使って欲しくなかった。

④原作の関係で本編が短いのは仕方がないけど、最後に『ランドセルガールの夢を見ない』の予告を入れていた。短いのに次回予告って・・・なんですか

⑤今回良かった点は、僕が原作を読んでもあまりわかっていなかった {netabare} 花楓の高校進学の動機です。花楓は {netabare}定員割れで、峯ヶ原高校に進学できたにも関わらず、通信制の学校を選択した理由が、映画を観ていてよくわかりました。 {/netabare} {/netabare}


『ゆめみる少女の夢を見ない』は2回観に行って、Blu-rayを買いました。今回は残念です。『ランドセルガール』に期待です。

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 202
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7

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

劇場でちゃんと観ました。

原作未読、テレビ版・劇場版1作目視聴済み。

劇場版1作目は、映画館で観なくて後悔したので、
本作はどんな酷評レビューがあっても
観に行こうと思っていました。

事前に上映時間が短いのが少し気になっていましたが、
青ブタファンなら、続編を制作してくれただけで十分で、
結局時間は全く気になりませんでした。

むしろ、話は冗長にならずに済むし、
作画のクオリティは高く、表情も繊細だし、
不可思議のカルテが素晴らしい高音質で聴けたし、
何も言い残すことはありません。

それにしても、咲太はホントいいやつですね。
青ブタは女性キャラがもちろん魅力的ですが、
咲太という人物は、数ある作品の主人公の中でも
自分もこうありたいと憧れてしまういいやつです。
本作は、そんな咲太が家族である楓のために
頑張るお話なので、そりゃいい話になるに決まっています。

劇場版3作品目、心待ちにしています。

※すごくどうでもいいのですが、映画を観ているときに
 黒い点がスクリーンの上を行ったり来たりして、
 どうやら虫が映り込んでいたようです。
 (最初、自分がいきなり飛蚊症になったのかと思いましたw)
 お詫びに劇場から、本作をもう一度見れる特典をもらえたので、
 書きおろし色紙が(ダブらなければ)もう一枚手に入りそうですw

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 191
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16

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分のアイデンティティーを確立していく過程を描いた名作。

 テレビアニメで可愛い妹として描かれたかえでがいなくなり、自分の記憶を取り戻した花楓が2年間のブランクを抱え中学受験を目指す話でした。
 見終わって2日経った今思い返してもとても良かったエピソードだったと思います。もっと実感して深く染みました。ゆめみる少女のほうも青春ファンタジーとしてはアニメとしても演出も展開も濃厚でとても出来が良くて感動したのですが、こちらの話もとても出来が良くてあえてファンタジー要素を出さないことで話に良い意味でリアリティがあってしっかり苦しむ過程を描写していて共感して刺さりました。自分が誰でもない自分になっていく、その思いと答えの出し方に感動しました。もうずっと泣いてました。
 アニメとしての話をすると作画が映画ということもあり大変素晴らしく、江ノ島と新宿など風景がとても綺麗に描かれている映像美があり世界に入り込めましたし表情や緊張した空間の温度感や演出、花楓まわりの心情描写が丁寧でとても良かったです。終わったあとに溜息がつくほど集中して見ることができてとても疲れました。メッセージ性が強いアニメ映画で今の自分について色々考えるきっかけになるような作品でした。
 

投稿 : 2023/07/06
閲覧 : 114
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5

ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

印象は小ぶり。中身は重量級

青ブタシリーズの一つとしては、TV版や劇場版のボリュームと比べるとやや小ぶりな印象です。

でも、じっくり鑑賞すれば、今までにないバリューに溢れていたと私には感じられました。

良いレビューも上がってきていますし、もっと多くの方に観ていただければと思っています。



私の視点は、「そもそも進路って誰のもの、何のためのものだろう?」ということです。

もちろん、答えは「自分のもの」に決まっているわけです。
進路の選択肢も、目的や、学力や、経済力に合わせてなど、それなりに舵取りや段取りがあります。

そうは言っても、思春期症候群と謳ってきたシリーズの劇場版です。
外面に捉われるだけではなく、内面に深くアプローチすることにピントを合わせるべきなんじゃないかなって思っています。



ご存じのとおり、花楓は中学は登校していなかったので、学力に不安があるわけです。
なので、受験にどう対策するのかっていうのが、とりあえずの流れなんですね。

その意味では、学力のある周りの人たちが、花楓の言質に尽力するのは当然のこと。
劇中では、それが十二分に表現されています。

加えて、かえでノートには「お兄ちゃんと同じ高校に行く」と書いてあるわけで、そこは花楓もしっかり読んでいるはずです。
当の花楓も、退院のころに「学校に行きたい」って咲太に自分の気持ちを伝えています。

これって、花楓には、二人ぶんの心理的負担になっているんですね。
普通の受験生より、二倍しんどい進路選択なんです。

となれば、今はもういないかえでに、どんな気持ちで折り合いをつける花楓なんだろう。
そんな花楓の心因に、どんな立ち居振る舞いをする咲太たちなのだろうか。

思索を進めていくにつれ、そんな思いが必然として生まれてくるんです。



青ブタのコンセプトが「心的ストレスに削られた自己肯定感の再獲得に試行錯誤する物語」と捉えるなら、その中心にいた咲太たち全員が、花楓にも、かえでにも、心を寄せることはいつだってできます。

ただ、花楓自身は、自分にではなく、かえでという人格に尽力してもらっている感覚がどうしても拭えないのですね。
なぜなら「お兄ちゃんと一緒がいい」という目標は、かえでが過ごしてきた時間の延長上に設定されているものだからです。

花楓にすれば、かえでの時間軸は、そもそもからして知らないもの。
咲太たちの尽力にも、花楓になのか、かえでになのかみたいな温度差を感じてしまうし、同時代性を少しも共有できない花楓なんです。

花楓には、渦中に巻き込まれた最初の記憶はあっても、過日に積み上げてきた目標は、かえでのものなんです。
咲太たちが関わってきたのは、花楓の知らないかえでの日常であって、火中の栗を拾うのは、かえでの思いに縛られた花楓なんですね。

花楓が救われないのは、そこなんです。
過去を共有できないことは、結局、一人きりなんです。
花楓にとって必要なのは、"兄と同じ学校に向き合う過去" なのではなくて、"新しい進路に結びつけるビジョン" なんですね。



本作には、そんな花楓を支援するキーパーソンが複数登場するのですが、評価ポイントの一つがそこにあると思いました。
 
人が自分のものとして感じる動機のことを "内発的動機" と言います。
「兄と同じ高校へ」は、かえでの動機ではあるけれど、花楓のそれに値するかと言うと、果たしてどうなんでしょう。

かえでは、もうどこにもいないのです。
花楓には、その事実だけが、真実の実感のはずなのです。
かえでの動機としての "あの目標" は、花楓の内発的動機とは同期しないし、"外発的動機" にも同調しようがないんですね。

なぜって、かえでの目標は、花楓の自己決定ではないし、かえでが行きたいその場所は、花楓の有能感(頑張れば自分でもできるという感情)に結びつくかどうかは分からないからです。


本人でも、なかなか気が向けられない。
本人以外なら、なおさら気づきにくい。

そんな二つのモチベーションを、誰がどんな立場で受け止め、どんな言葉で押し出していくのか。

その働きかけが示されることで、オリジナルの "内発的動機" を探せるようになるし、自分ファーストな "外発的動機" にも向き合える花楓なんですね。

人の気持ちのありようをしっかり練りこんだシナリオだと思います。
ぜひ劇場でご覧になっていただき、体感していただければと願います。



もう一つのポイントは、花楓が選んだ自分の本心。
いいえ、その決断にこそ、注目していただきたいなと強調しておきます。

花楓が、かえででなく、花楓を選ぶということの意味。
そのプロセスを、花楓がどう作り上げてきたかということの価値。


私は、本作の魅力をそこに見つけています。
花楓だけじゃなく、多くの子どもたちが学んでいる場所がある。居場所がある。

花楓の選択肢で、そこに光が当てられたこと。
彼ら彼女らが、世の光と輝けるビジョンとポジションが、この世界には存在していること。

それを示してくださったことに、私は驚き、そして感謝しています。

侮れません。青春ブタ野郎!

P.S
{netabare} ネットを介してのイジメが、私たちの巷にも溢れています。

フィクションの世界として、花楓の選択肢に影響を及ぼしたことを思えば、リアル世界との境界線やハードルも、年々小さくなっていくのかも知れません。

案外、この先、近いうちに、アバターやそれに類するものにも、人格権が付される時流が押し寄せて来るのかもと思います。

誹謗中傷が、触法行為として、権利侵害の賠償責任を問われる時代が来れば、咲太はきっと立ち向かうでしょうし、花楓のような事案も減るのかも知れませんね。

ネットにも、リアルにも。
{/netabare}

投稿 : 2023/07/05
閲覧 : 191
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13

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自己同一性を取り戻すための花楓のお受験

引き続き原作未読で劇場鑑賞。

【物語 4.0点】
ゆったり。

元々60分の短尺予定の所、最終的に73分に。
前作『ゆめみる~』は90分弱に要素を厳選して押し込み、
私など刺さる人にはカタルシスをもたらす傑作に。

一方、本作はジックリと妹・花楓の進路を見守る感じ。
前作みたいに集中力を上げて急展開に付いていこうとイレ込むと、
思わぬスローペースに面喰らうかもしれません。

花楓の“思春期症候群”は{netabare} 2年間入れ替わった別人格のかえでに記憶を取って代わられる。
その背景にはイジメからの不登校という高ストレスがあった。{/netabare}
花楓は未だ他者からの視線に過剰反応する症状を引きずっている。
その上、欠損した過去の記憶の空白とも折り合いを付けようと苦慮している。

そんな花楓が懸命に人生を選択し高校受験に挑んでいる姿を見たら、
私はテンポはゆっくりで良いからとしか言い様がありません。


偏差値や内申点の厳しさを度返ししてでも、兄・咲太や“みんな”と同じ公立高か?
妥協して花楓の学力レベルに合った、内申点評価の少ない私立か?
“普通”の学校での人間関係が花楓にとって苦痛ならば、通信制などの選択肢もある?

特に通信制については“ちゃんとしていない”イメージ払拭のため、
説明会に留まらず、当事者の生の声を聞きに行くという展開を挟むことで、
花楓自身は本当はどうしたいのか?熟慮を深める。
過去の自分とのポジティブな折り合いの付け方について示唆を与えた“取材”には、
普遍的なメッセージ性がありました。


一点“リアリティの無さ”に好感したのが、子供の進路にお金の話を持ち込まなかった事。
親の経済的負担という“ノイズ”を挟まなかったことで、
焦点を、花楓の心の問題に絞れていたと思います。
(不純な私は、あれだけサポート充実した通信制高校は、お値段も中々なんだろうなとの雑念に囚われていましたがw)

兄・咲太もまた冒頭から{netabare} ランドセル背負ったロリ麻衣先輩が見える{/netabare} という症状に見舞われ、
冬公開の次作への伏線に。

咲太の問題には家庭事情も絡んでいると思われますが、
少なくとも妹の学費の心配をおくびにも出さなかったあの親父さんは、
良い父親だと感じたので、咲太の行く末も私はあまり悲観していません。


【作画 4.0点】
アニメーション制作はTVアニメ版以来のCloverWorks。

繊細な表情描写で花楓の心の揺れ動きを捉える。
それ以上に私の脳裏に焼き付いたのは咲太。
特に{netabare} 保健室にて妹を見舞う際に話しかけられた先生に見せた鬼の形相。
それを見た先生の、深入りして刺激しないようにとの神妙な面持ちw{/netabare}

尺に余裕もあったので、物思いに耽るシーンも多々あった本作。
江の島を始め、至る所にたそがれることができる海岸が点在する藤沢市周辺。
パワーありすぎです。

目をみはったのが、のどか所属のアイドルグループ・スイートバレットのライブシーン。
咲太が花楓の視野を広げる話の取っ掛かりに使われたライブですが、
手描き重視で結構力が入っていて、この場面だけは妹の話そっちのけで身を乗り出しそうになりましたw


【キャラ 4.5点】
咲太は相変わらず“絶口調”
年上のお姉さんに対しても減らず口は叩くものの、
ギリギリ怒りを買わずに、君面白いこと言うねという感じで可愛がられる、絶妙な塩梅で毒を入れてくるw
今年、映画館で一番笑いましたw

咲太とヒロインズの掛け合いを眺めていて思ったのは、
やはりユーモアを交えるだけの余裕のある男はモテるなと。

私も大概、ハレーム主人公の爆発やブタ箱行きを願ったりするしょーもない男ですがw
そのクセ、いざ美少女を眼前にして刺激的なトークができるかというと全く自信がありません。
私だったら、古賀ちゃんと同じ職場というだけで平常心を無くしちゃいますしw

因みにMOREDEBAN気味な古賀も含めて各ヒロインズにも、
当初予定から伸びた尺を使って出番は確保されています。

そんな咲太が、妹の窮地となると、余裕も自分もかなぐり捨てて飛んでいく。
次作に向けて咲太のかっこ良さを再認識させられました。


その他、スクールカウンセラーのお姉さんや、通信制に在学する子の母親など、
脇の大人たちも進学について多角的に捉える好材料となる。


【声優 4.5点】
花楓役の久保 ユリカさん。
思えばラブライバーにタスケを求めていた時から、
高音に感情を込めるボイスには光る物がありましたが、
本作ではその特性が遺憾なく発揮されていました。


咲太役の石川 界人さん&麻衣先輩役の瀬戸 麻沙美さん。
麻衣に毒づきつつ、最高に可愛い彼女だと高々と持ち上げる。
怯まず“口撃”する麻衣さん。
スパイシーなのろけトークで余人が立ち入れない聖域(サンクチュアリ)を構築。

お二人の掛け合い演技があまりにも円熟し過ぎていたせいか、
スタッフから「老夫婦みたいになってるからもう少し若さが欲しいな」と注文される笑撃エピソードもw

麻衣は花楓を物心両面で支える絡みも多く、
瀬戸さんの演技からは早くも頼れる“義姉”の風味が醸し出されていました。


今回、出番が多かったのが{netabare} スイートバレットのセンター広川卯月役の雨宮 天さん。
通信制を知る先輩として、花楓に人生経験を伝える重要な役回り。
正直、自称パンツはかないアイドル役に何で天ちゃん?と訝しんでいた私ですが、
本作のための起用なら納得です。{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴担当はTV版以来のfox capture plan
前作劇場版からのフィルムスコアリングを継続し心情に寄り添う。
今回は音楽も作品リズムに合わせた穏やかなピアノ曲等が目立った印象。
ですがここぞの場面では、険しい音で揺さぶって来ます。

ED主題歌はお馴染みの「不可思議のカルテ」
歌唱は{netabare} 梓川かえで&梓川花楓のデュエットで未来へ向けてアイデンティティが確立。{/netabare}

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 375
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24

りょん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

前作が良すぎたせいで期待しすぎた

梓川花楓にフューチャーしているアニメ映画。
泣くというよりは笑うって感じ。ネタ要素なども散りばめられていて、前作とは全然違った。
前作のような作品を期待していただけに少し残念だった。次回作はそのような感じらしいのでそちらに期待。

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 122
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2

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春ブタ野郎は妹のサポートをする

上映時間 1時間13分

テレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』視聴済

主人公の梓川 咲太の妹、梓川 かえでをメインにしたお話しです。高校受験を控えている梓川 かえでちゃんが、どういった進路に進むのかを焦点に当てています。

いつものメンバーも勢揃い、過去のことから思い悩んでいるかえでちゃんを全員でサポートします。

最後はやはり兄の咲太が頑張っていましたね。

劇場版としては物足りない感じはしましたが、感動させていただきました。

2024冬に公開予定の「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」も楽しみです。(今回の本編でもちょっと出て来ました)

主題歌はテレビ版のEDで、歌っているのは梓川 かえで役の久保ユリカさんでした。劇場で聴くと心に響く歌声でしたね。

最後に、今回はオリジナルのポップコーンとジュースを買いましたが、ジュースはなんとも言えない感じでしたw

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 135
サンキュー:

19

ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今の私と前の私

人気作品の劇場版作品ですね。
これは前回の「夢見る少女」が良かったので今作も見に行こうと思いました。

さて、今回は、かえでちゃんのお話。
題材は皆さんも経験がある受験。

物語の序盤である、咲太と麻衣さんの2人のイチャイチャなやり取りが楽しいです。
やはり咲太よりも1枚も2枚も上手な麻衣さんw
こう言う冗談が言えるやり取りが出来る恋人関係っていいですよね。

さて、「お兄ちゃんと一緒の高校に行きたい」と言う、かえでちゃん。
けど、彼女の成績では、それは難しいと話すスクールカウンセラーの先生。

ただ、この先生はスクールカウンセラーとしては現実的な話をするけど、個人としては、かえでちゃんを応援してあげたいって気持ちは凄く伝わる優しい先生。

で、そんな、かえでが希望の高校に入れる様にと、咲太、麻衣、のどか、が勉強を教えてくれる。
周りのサポートが頼もしすぎる。
そんな皆の気持ちに答えようと必至に勉強を頑張るかえでちゃん。

けど、受験の日に同じ学校の人と目があって体調不良になってしまう。
連絡を受けて心配する咲太の表情は本当に心配そうでしたね。
凄く不安と焦りと心配が入り交じっていたのかな?
不機嫌に人差し指で電車の窓をコツコツするシーンは印象的。

そこで、彼女が咲太と同じ学校に行きたい理由が明かされるのですが…………

それは彼女の悩みでもあった。
「お兄ちゃんと同じ高校に通いたいです」は前の……今は消えてしまった、もぅ1人のかえでの気持ち。

それは今のかえでの気持ちではありませんでした。
そして、彼女は悩み続けいた「皆、前の私の方がいいんでしょう」

アニメでさ、咲太は妹が戻った時にビックリ……いゃショックな顔をしてた様に見えたんです。
多分、その顔を、かえでは気づいていたのかな?
そして時々、寂しそうに自分を見る兄の視線にも……

それを知った咲太の顔が怖くなったのは、自分への怒り……妹の言葉を完全には否定出来ない自分、妹にそんな悩みを抱えていた事に、悩ませていた事に気づけなかった自分の不甲斐なさ。

後に咲太は、前のかえでが消失したのは泣くほど悲しかったけど、元のかえで(今)が帰って来て嬉しかったんだと言います。
多分、その涙の半分は悲しみと嬉しさだったのかな?と思います。

前も今も彼女は彼女である事は間違えなくて……
2人が入れ替わっていた時の記憶はなくて、別人格だったのかもしれないけど、多分本当にどっちが良かったとかじゃなくて、かえではかえで、妹は妹、なんだと思います。

かえでは「全部、前の私がくれたんだよ」って言っていたけど、それは違う。
麻衣さん、のどか、と先に出会ったのは前のかえでが先だったかもしれないけどさ。

視聴者には解る。
咲太や麻衣やのどかも、前のかえでを大切にしてたけどさ、皆、今のかえでも同じくらい大切にしてるよって思いました。

多分、かえでの立場は複雑で色々心配になって不安になるし、少しの事でも「前の自分の方が良かったんじゃないか」「自分は好かれてないんじゃないか」とか考えちゃうんだと思います。

だから、お兄ちゃんの本当の気持ちを聞かせて貰えて、安心したんだと思います。
「そんなの言ってくれなきゃわかんないよ」って泣くけど、そうだよね。

言葉にされなきゃ何も伝わらないし解らない。
言葉にされなきゃ不安にもなるよね。
だから言葉にして貰えて良かったね。って思いました。


で、結果、かえでは高校に受かります。

彼女は最初、先生の提案で、他に通信制の学校もオススメされてましたが、彼女は乗りきではありませんでした。

何故なら、前のかえでの「お兄ちゃんと同じ学校に行きたいです」その夢を叶えてあげたかったから、自分の気持ちより優先してあげたい、消えてしまた自分に、今の自分が叶えてあげられる願いだったから、頑張った。

彼女が通信制の学校に行きたくない理由は、もぅ1つあって「皆と一緒がいい、違うのはかっこ悪いから」ってセリフですが、そうした考えもあったのかもしれない。

実は、私はその逆で皆と一緒は嫌なんです。
よくお母さんにも「皆もしてるから」「皆と同じ物がいいんじゃない?」と言われてましたが、私は自分だけって言う特別感が欲しい人なので、かえでちゃんの言う「皆と一緒」は解らなくて。
皆と違う事も、しっかり楽しいし面白いと思うしそれは個性ですし恥ずかしい事じゃないです。

で、かえでちゃんは最終的に高校合格を蹴って、通信制の学校を選ぶ。
それは彼女が選んだ道。
自分で学校の様子を調べて、聞いて、相談して考えて彼女自身が選んだ事。

前の彼女ではなく、今の彼女が選んだ事。
前の彼女はきっと拍手して頑張ってくださいって背中を押して喜んでくれると思う。

だってそうでしょう?
今のかえでが前のかえでの気持ちを大切にしたように、前のかえでも今のかえでの気持ちを大切にしてくれると思うから。

作中で咲太が「通信制の学校の印象が変わった」って話してましたが、私も変わりました。
前に、通信制の学校に通ってた子が居て、話を聞いたら課題をして、月に数回の体育への参加とテストや遠足などもあるってパッとは聞いて居たんですが、この作品をみてよりイメージしやすかったかな?と思います。

結構楽しそうだと感じたし、パンツを履かないアイドルも居るし最高かもしれませんね。
え?何ですか?
咲太君の感想ですよ?w

さて、次回の劇場版は「ランドセル」ですね。
麻衣先輩の小学生時代……
この劇場版でも映画の前後に前降りを入れてます。


麻衣先輩の過去にある何かに関係するのか、理央の言うように咲太がブタ箱にぶち込まれる前兆なのか……
「青春ブタ野郎はブタ箱から出る夢を見ない」が始まらないことを願いなが2023年秋を待ちましょうか。

さて、今回の劇場版の兄と妹の絆が良かったです。
かえでちゃんは麻衣さんから、ノートパソコン、マフラー、コートなど貰えて羨ましいですね。
私のお兄ちゃんに彼女が出来たら麻衣先輩の様に沢山物を貰えるといいなぁ〜

誰ですか!今セコい奴と思った人は!
大丈夫です。
私には兄は居ませんからww
私の妄想でしたww

まさか妄想でレビューを〆る事になるとは……

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 92
サンキュー:

11

ネタバレ

チョモマンマーン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良かった

久しぶりに青春ブタ野郎シリーズを鑑賞しましたが、特に派手な展開が無い中で、間延びすることなく自然と作品に没中できるが良かったと思います

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 73
サンキュー:

1

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

11話・12話の後始末(EDの後に予告有)

かえで→楓を予定調和にせず

納得の体で描かれていました。

思春期症候群はあまり表に出ず

楓の解離性障害がメインでしたね。

麻衣さんが完璧新妻していて

そこは違和感でした。

冬にはランドセル少女が上映されるので
楽しみです。

投稿 : 2023/07/02
閲覧 : 85
サンキュー:

4

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

4年ぶりの青ブタ新作は格別でした

劇場公開初日に観に行ってきました。

結論としては劇場版第1作のゆめみる〜と比べると爆発力こそないものの、咲太をはじめ登場人物達の優しさにじんわりさせられ、そして最後にはほっこりさせられる心温まる作品に仕上がっていたと思います。

自分もかつて病気で数ヶ月外へ出られず療養生活を送り、テストを受ける為に久しぶりに外出したら人混みや話し声でそわそわして不安いっぱいで到着までは勿論、午前中までの試験をやり終えるのにかなりのエネルギーを使い、疲れ果てた経験があるだけに、花楓の凄さがひしひしと伝わってくるものがありました。

そして、咲太はそんな花楓を温かく見守りながら裏からサポートをしたりと妹思いで心強さを感じましたし、今回はのどかの活躍も印象深いものがあり、まさに影のMVP感がありましたね。

その上で最終盤に花楓が下した決断が一番の見どころであり、これから観に行く方はそこを楽しみにして欲しいなと。

冬にやる劇場版第3作も楽しみです。

投稿 : 2023/07/02
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サンキュー:

11

nobu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/10
閲覧 : 3
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青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ないのストーリー・あらすじ

高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。
そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された想い。
二人で踏み出す未来への物語。(アニメ映画『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2023年6月23日

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