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「BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)(TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
168
棚に入れた
289
ランキング
1922
★★★★☆ 3.6 (168)
物語
3.6
作画
3.7
声優
3.4
音楽
4.0
キャラ
3.5

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BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ニッキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春群像劇の傑作

バンドリを全く知らない状態で視聴

周りの現実と自我にギャップを抱えている少女たちがバンドを組んで、傷つきながらも自分を受け入れ共に進んでいく物語
正直バンドリは美少女コンテンツの一つとしか認識しておらず、その内容も既存ファン向けの軽いものだとばかり思っていた。本作はシリーズ初見でも大丈夫とのことだったので視聴したが、ここまで骨太なドラマを見られるとは思っていなかった。
前に書いたようにMyGO!!!!!というバンドが結成されるまでの話だが、登場人物一人ひとりにドラマがあり、複雑に絡み合ってストーリーが展開される、青春群像劇として非常に面白い。各回毎にフォーカスされるキャラクターはもちろん存在するが、その裏で別のキャラクターの心情の変化や思惑、関係性の変化が示唆される描写が多々あり、見返すたびに新たな発見がある。
バンドアニメであるため、ストーリーの山場はライブシーンだが、その最中でも個々のキャラクターのドラマが展開されるのが印象的だ。初ライブでそれまでのドラマに決着をつけたと思いきやさらにどん底に突き落とす7話と、すれ違い傷つけ合ってきた5人の物語が燈の「詩」に終着する10話は個人的に殿堂入り級の回だった。
クセの強いキャラクターや陰鬱な展開など見る人を選ぶ内容だろうが、刺さる人には深く突き刺さるだろう。

投稿 : 2025/01/08
閲覧 : 166
サンキュー:

2

ネタバレ

出オチ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良くも悪くもAve Mujicaの前哨戦

CRYCHICの解散、MyGO!!!!!の結成から崩壊、殻を破った主人公の能動的なアプローチが光る復活劇があらかたのストーリーである。

令和最大の鬱ストーリーとメディアが勝手に取り上げていた記憶があるが、各々に理念があり信念があり取った選択肢から得られる成功・失敗から生み出されるTRPGさながらのストーリーメイクに辛辣な要素や意志の衝突が織り込まれているだけで、こういった困難に立ち向かう事を鬱と呼ぶにはあまりに浅慮と呼ぶべきか。まどマギの京介をクズ男と呼ぶようなものである。

自殺志願者と勘違いされた橙がバンドに誘われてCRYCHICを結成、順当にライブを成功させるも祥子の態度が急変し解散。
「自分が上手く歌えないから」「祥子のせい」「CRYCHICは解散していない」というトラウマを植え付けられた学生達が留学に失敗した愛音との出会いで迷子のバンドを再結成。
「失敗したら逃げればいい」という怠惰を橙に自認させられ真摯にバンド活動を始める決意をした愛音、「祥子無しでも自分がいれば」と身を擦り減らすも行き過ぎてメンバー達と衝突してしまう立希の掘り下げもありながらの初ライブ。成功はするものの祥子の涙を見てしまったそよの躁鬱的な行動により解散。
ここで立ち上がるのは橙。失いたくないなら自分から、自分の歌詞を心の叫びを放出するための単独ライブに野良猫の楽奈はおもしれー女と評しサポートギターとして一助。最終的には全員が揃い2度目のライブ、3度目と成功し「一生バンドをやる」「CRYCHICは忘れない」という決意で歩みを進めることに。
が、最終話で長らく語られなかった祥子の周辺が描写されてオシマイ。


●良かった点
バンドという枠組みでありコンセプトから脱線せず、脚本の"ワザ"を見せない振り回されないキャラ達の人間模様をしっかり描ききったこと。こういったハードなアニメになると"バズ先行型"のワザが垣間見えるのが令和のムーブメントではあるが、そういった要素を使わず(何なら鬱アニメじゃないって否定までしてる)に容赦なくこういったストーリーを描いてくれたのは先行して巨大IPとなった「ぼっち・ざ・ろっく!」との差別化にも成功している。橙の成長談として、あの娘は俺だと自分を重ねられるリスナーも多くはいると思うので、そういう観点で見ればかなりの力作。
粒立ちの良いキャラクターも沢山揃っている。大半はリアリストだ。
「留学に失敗し逃げれば良かろうなのだった愛音」「誰にも任せられないから自分がどうにかするしかないと頑張りすぎる、それでいてバンドが大事である立希」「この世の不利益は当人の能力不足と自己嫌悪に陥る橙」とケレン味のないキャラクター達に自己投影出来るリスナーもいるのでは?
削れる話が少ないのも素晴らしい。楽奈のバックボーンは総集編を見ないと分からないが「いや、ここ削って代わりに入れろよ!」となる場面が無い。
ゴールデンカムイみたいにキャラの関係性や心情を一つ一つ読み解くのが好きな人にはうってつけの作品。ぼっち・ざ・ろっく!はカラッとしてるしね。


●ダメだった点
ベースでありオリジナルメンバーである長崎そよのバックボーンがコンドームぐらい薄い。
彼女はCRYCHICが全てでありどこかですれ違ったからメンバーが分離した、解散していない、だから愛音と楽奈を利用して祥子を取り戻したかったという経緯を持っているが、この"ここが全て"という動機が凄く弱い。クラスメイトとは良好な関係であり、母親も仕事詰めで帰宅頻度は少ないがそれでもしっかり愛されている。全てのキャラに「哀しい過去」はいらないが、部活感覚での"好き"であそこまで精神崩壊にも近しい行動に出るのは弱すぎた。バンド存続のために手を尽くした立希や何をすればいいか分からなくなってる橙、能力不足を錯覚させられ自己嫌悪に陥る愛音と本当の迷子が近くにいるから余計にである。立希の「実は私もバンドを利用していた」も橙ファーストのキャラが言うのだから言わされてる感強め。

一番嫌だったのは睦と祥子の脱退理由が最後まで判明しなかったこと。
睦は「伝書鳩にはなるな」という呪いをかけられた幼馴染。祥子が大切であり全ての一挙手一投足は祥子を慮ったキャラ。しかしながらも8話の祥子の蛮行もあってギター練習中にピックを落としたりMyGO!!!!!のライブ後に差し入れをしたりと既に壊れているのは彼女だろう。彼女が事情を話していれば・・・と責めるのも酷だろう。
祥子はこのストーリーにおける絶対悪。橙を除けば。
ライブ後に携帯を見た祥子はCRYCHICを脱退。その後は教室でピアノを弾いたり学業に励みながら脱退理由を探るそよを捌き続け、時にはスタジオに向かうMyGO!!!!!を観ながら「私への当てつけ?話をつける必要がある」と憤慨、本来立つべきだったステージでの春日影の完成を観たことにより号泣。彼女の涙を観た長崎そよが本当の理由をヒアリングするも暴言を吐き続け最終的には9話のそよの行動に至る。

最後の最後で絢爛豪華な一家が赤羽のボロアパート住まいへと凋落した事実が判明。
その傍らでAve Mujicaを結成。「幼馴染で両親が業界でも有名なポジションにいる睦」「アイドルユニットの片割れであり旧友の初華」「プロレベルの実力を有する海鈴」「そんなネームドを"ダシ"にして引き入れる熟達した腕前でありYouTuberでもある祐天寺」で結成されたAve Mujicaは、なるほど確かに「最短でメジャーデビュー」するには相応しい駒が揃っていて「大箱」でライブをするにも相応しいだけの求心力がある。"音"ではなく"メンバー"で評価されるバンドとしては何とも冷静沈着に営利を求めた最適解だろう。

ただ、そこに至るまでに"自分のせいでCRYCHICが解散したとトラウマを植え付けられた者"や"どこかですれ違ったはず、絶対にあの頃を取り戻す、何をすればいいか分からなくなり精神をやられた者"や"あいつがいなくてもなんとしてもバンド活動を続けなきゃいけないと迷子ながらも奮起した者"がいたはずだ。彼女たちは被害者だ。愛音との出会いや橙の一手で大団円となったから終いでいいはずがない。あの雨の日に「身内に不幸がございましてね、私がいなくても頑張ってくださいませ、応援してますわ」と言ってしまえばそうならなかったはず。

そうはしなかった一端が先行放映、そして今年から放送されるAve Mujicaで分かる訳だが、前提有りきの話作りって嫌なんだよな。鬱ではないけど辛辣で不快だと感じた要所要所が全て祥子の行動だし。ダブルオーで釘宮理恵を討伐する時のルイスの発言を思い出しました。

で、そのAve Mujicaも既に破綻する伏線がちらほら。
初華はまぁ大丈夫だろう。昔から祥子と仲良いし。海鈴も揉める要素がない。立希の苦労をずっとラフに見ていた良い意味でサッパリとしたキャラクターだ。
睦はギターのピックを落としたりキュウリの差し入れをマジトーンで拒否されて衝撃的な顔つきになるほど何かが溜まって壊れている。彼女がAve Mujicaに加入する理由も"祥子が壊れそうだから"である。CRYCHIC解散時の「楽しくなかった」発言も含め祥子を慮る行動が既に限界を迎えてそうである。
祐天寺は昨今のゲーム実況者やYoutuberに多く生息する数字持ちにはなんとか取り入れようと柔和な態度になるも、そうじゃない者には喧嘩腰になる配信者。祥子の事情も何となく察した発言をしており、メンバーの身内事情が無ければ加入しなかった数字主義である。
こういったYoutuber要素をアクセントとして品質高くなった作品は見たことが無く、逆に失速したり話の中身を大幅に盛り下げる作品を多く見てきた。

個人的にはAve Mujicaの評価は祐天寺にゃむにどれだけの比重を置きすぎないかによって変わってくるだろう。睦と祐天寺と"輝くところに連れて行った"橙ぐらいしか話の緩急をつけようがないので尚更である。父親との折衝ばかり描かれたらそれはそれで面白くないの確定だし。


●統括
ここまで長々とAve Mujicaというバンドについて語ってきたが、これが現実である。全ては豊川祥子という人物を描写するための前フリでしかないのだ。
MyGO!!!!!は名作だが、消化不良となった部分部分がかなり不快で次作を観ないと分からないというのは酷であるという評価。

投稿 : 2025/01/01
閲覧 : 74
サンキュー:

1

ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

傑作だとは思うものの個人的には期待外れ

主観的すぎるかもですが、すごくギスギスでシリアスな鬱アニメって情報を耳にして期待してたけど思いの外ギスギスで鬱アニメしてないなって思っちゃいました。もっとドロドロで精神的にキツいのかと...多分これが一番刺さらなかった理由。展開はハラハラしたけど正直鬱では無い

言い訳はさておき、解散したバンドとそのメンバーを軸に回り、キャラクター性が露わになるごとにカタルシスが増していきつつ、そのキャラ達それぞれが激動的に展開していく、まさに迷子な物語。9話までは展開が読めなくてとても続きが気になるで見てる側を引き込ませる見事なストーリーでした。ただ10話からあれ?って。急に少年漫画臭い勢い任せな展開で一件落着してしまったのもあるんですが、その10話で一気に話の先が予想できてしまってこの作品が見る側を惹きつけていた"続きが気になる要素"が弱くなってしまったんですよね。ストーリーとしては一つのバンドが新しく誕生するまでの経緯や群像劇を描いていて出来は良いのは変わらないですがその部分が少しがっかりしちゃいました。

それと一つの作品としては微妙な終わり方してたのも残念でした。続き?のave mujica編が1月からあるらしいのでとりあえず今回はMyGOのストーリーだけに焦点当てて評価決めましたが、MyGOの物語として締まらない終わり方をしたのがモヤモヤします。でもその分ave mujica編に期待します


各話の感想
{netabare}1話
ギスギスしてると聞いて視聴。バンドリミリしらです

事情で転校してきた主人公(かはわからんけどピンク髪)、崩壊したバンドとそのメンバー、要素が集まっていく様子に期待が高まる。続きが気になる良い一話でした。
雰囲気もこんなんですよ〜ってわかりやすいのが親切ですね。デレアニは最初明るかったのに急にウジウジしたり直ったり繰り返すから嫌われてるんでしょうね(ちょっと似てるから引き合いに出してしまったけど。どうでもいいけどシリーズ構成の人デレアニにも携わってたな。あとろこどる)

ピンク髪のがいかにも厄介な生々しい性格で良い。あんま話がってないのにめっちゃグイグイくるの絶対性格悪い(地雷踏んだおかげで話が動くんだけどねw)。あと声もクセがあるけどちょっと棒



2話
OPのMV感めっちゃ好き
CGのクオリティも高い。ギター弾いてるシーンちゃんと音合ってて細かい

ピンク髪が順調にバンドに近づいてて、メンバーの思惑も表れ始めてます。キャラ見せしてから思惑を見せる流れも良いし、キャラの見せ方が上手いんですよね。自然な流れなのはそうだし、テンポよくメンバー周りのこと掘り下げていくので楽しみで仕方ない。



3話
ほぼ主観視点の演出もこの回想メインがはっきりしてて良い。回想が前回のバンド演奏の映像に繋がる構成もすごく端折り方が上手い!!最後のサブタイトル回収もバッチリ決まってて鳥肌たった。あんないい顔して「楽しいって思ったこと一度もない。」なんて言われたらそりゃ「え...?」ってなるよな。あとなんとなく燈が主人公な気がしてきた

サキちゃんがどうして辞めると言ったのか。ギターの娘がどうして楽しくないって言ったのかはよくわからんけど後々わかるでしょう。



4話
下手に2話で纏めずに回想で段階踏んでからその場面を描くのは良いと思う!というか今回の回は間違いなく回想必要だったな。人気バンドの人がさきちゃんと繋がりあらってのがラストに出てきましたね。どう繋がってくるのか予想つかない

ピンク髪も何故か仕切る役になってるのがマジで性格悪いなって。バンド組んでる理由も目立ちたいからとか、考えが利己的すぎるんだよなw 結構イラッとした

サヨちゃんが辞めた理由がうやむやになってるのはこの作品のキモだからかな?



5話
千早掘り下げする流れにうまいこともってってた。それで燈に肯定してもらって、ライブするって決心する流れも良い。千早周りの伏線回収も見事
野良猫の子が乱入してきたことをふーんで済まさず皆動くのが良いね。
千早とドラムの子が言い合うシーンはだいぶギスギスしてたけど千早の印象が悪かったおかげで妙に清々しかった

大事なことが言えない→それですれ違ったってのが意味深



6話
新しいクライシック始動って流れっぽい
さよはさきとギターの子を誘ってるっていうの伏線っぽいのでメモ

ドラムの子が先走ってるせいでギスギスしてんなあ(作曲の立場だからサキちゃんみたいになろうと必死ってことかな。姉の存在も出てきた)。千早がまともに見えてきたよ...

次の回予告の時点でなんか空気悪そう



7話
緊張感がエグかった...劇版ほぼ無しというかライブ始まるまでは一切なかったような、それの臨場感というか。そのあとの2曲フル尺ライブシーンはすごく良かった。でも春日影でさよキレちゃった...顔が怖え。そよはさきについて何か知ってたとか?

あと私は必死にやるしかできない!ってシーンが好き



8話
千早ギター上手くなったねえ!でもバンドの空気が終わってる...
「バンドは運命共同体だって言ったよね」→「あのバンドは何?」のくだりは鮮やかで笑ってしまった
そよはクライシックやり直したいってことならどうしてまた新しい奴と組むと決めたのか。クライシックをやり直したい理由とかがあんまし描けてないから絶望感が足りなかったかもね。迫真顔だったのは良かった
でもマジで展開が読めないんだよな。凄い



9話
そよの回想入りましたね
一生やるって言ったの嘘で、まともだったやつが実は一番ヤバいやつだったパターン。ガッツリ伏線あったのは流石やなあ

どんどん悪い方向に向かってるんだが大丈夫かこれ... でもこっからどう再建してくのか期待せざるを得ない。


10話
少年漫画みたいな展開になった。ストーリー的には良いんだけどなんか違うんだよな。
それと今回はめっちゃ体力使う回だったな...詩がポエミーだからいちいちこれはこうだなとか読み解かなきゃいけないんだよね。デレアニでもそんな感じで疲れた。この部分は正直好きになれんな。あとはそよはなんで合わせられてるの?w

おもしれー女=前に進んでるってことかな?
あとは鬱作品とか言われてるみたいだけど、個人的にはそんなに鬱って感じはしないんだけどな。暗いとは思う(画面も内容も。ちょっと見づらい)



11話
日常回っぽかった。今までギスギスしてたのに普通にさっぱりしたバンド活動になってる。滝サラッとエグいこと言うなよ
そよが可愛く見えてきた。猫被ってた子が本性表した後サバサバするやつ好きなんだよね。クソクズだけど人間味があるというか。あと見た目!!!

でも今のバンドで無事まとまったのなら、さきが辞めた理由とかもうどうでもいいんじゃ... せっかくだったらさきが辞めた理由をmygoとして纏まるための布石にして欲しかった。今までどう展開していくのか読めなかったのがこの作品の良いところだったけど、mygoとして結成したことで一気に先の展開が見えて引き延ばしているさき脱退の理由もあってもなくてもよくなったから、話としては失速しちゃったな



12話
最初印象悪かった千早がムードメーカーになってるという変貌っぷり。曲をフル尺でやる気合いは素晴らしい。CGもクオリティ高いし。
燈もステージでクサいセリフ大声で叫んでてあがり症なのかそうじゃないのかよくわかんないけど、そういうとこも含めて人間じゃないっていう表現なんだろうね

らーながメンバー紹介の時弾いた曲怪獣の花歌かと思った。



13話
??? 曲はすごく良かったけども
(よくわからなかったので調べてみたらave mujica編が1月にやるらしい)

さき脱退の理由をMyGO 結成の布石にしなかったのには理由があったのは感心だけど、せめて気の利いたセリフやらである程度のキリをつけて欲しかったかな。アベムジカ編でMyGO 側のストーリーもしっかりとキリがつくかもしれないけど。完全な評価はアベムジカ編になるかもな...
{/netabare}

投稿 : 2024/12/29
閲覧 : 74
サンキュー:

0

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とりあえず簡単な感想

 ゲームはやったことなし。
 過去、バンドもののレビューには何度か書いたけど、若い頃にかなり力を入れてバンドを
やっていたこともあって、いわゆるバンドものは大好物。

 ただ、バンドリ関係に関して、最近は敬遠気味。
 その理由の一つが当初のコンセプトであるキャスティングされた声優が楽器も演奏すると
いったものが、次第に演技より楽器演奏が重視されていったように感じられたこと。
 実際に中の人がライブもやるビジネスモデルなら、それが正解だと思うが、アニメ作品を
視聴するだけの身としては中の人が演奏するしないはあまり関係ないことで、全体的な演技力の
低下が気になっていた。
 そんなわけでテレビ放映時にはスルーしていたが、「面白い」という評判を聞いて
視聴してみたら、これがかなり良かった。

 話は「CRYCHIC」というバンドの解散と、そこから始まる「MyGO!!!!!」としての活動に
至る崩壊と再生の物語だが、この過程がかなり鬱的要素の強いもの。
 これまでのバンドリ作品でも鬱的要素はあったが、ここまで深刻かつ前面に押し出した
ものではなかったため、本作はバンドリ作品の中では異色な印象。
 主要キャラの生々しい感情も顕になるが、展開が展開だけに負の感情などもかなり
見せてくれたりする。
 メディアミックス作品はキャラや中の人が嫌われないようにあまりマイナス要素を出したり
しないものだが、「よくぞここまでやってくれた」という感じ。
 こういう主要キャラの人間性剥き出しのぶつかり合いやすれ違いなどがとにかく面白い。

 途中「MyGO!!!!!」(命名前だけど)が完全崩壊することで「どうなることか」と思ったが、
ここで動いたのが主人公の高松 燈。
 今までは回りに流されていただけだったのが、ここからは主人公の面目躍如といった感じ。
 燈が歌詞で自分の思いを伝えようとするが、よくよく考えてみると今までは燈が自身の
気持ちをノートに書いていただけのものを、豊川 祥子や千早 愛音が歌詞だと思い込んで
いただけで、ノートに書き連ねた言葉を自身が歌詞と認識することで、燈の思いが外に
向かうようになる変化の描き方は上手い。
 ここから燈の単独ライブが始まるが、それを支えることになるのがギタリストの要 楽奈で、
彼女の演奏が燈の歌詞をよりエモーショナルなものにしている。
 この演奏は即興でやっているようで楽奈のギタリストとしての腕前もうまいこと見せている。
 ニューヨークパンクの草分け的存在であるパティ・スミスは当初ギタリストの演奏を
バックにした詩の朗読から始まり、次第にメンバーが増えバンドになっていくが、燈の行動はこの
エピソードを思い出させる。
 この燈のライブは再び5人でのステージに繋がっていく。
 この5人の唐突なライブは、互いにメンバーだけは見ていて観客無視だし、「そもそも
いきなりでこううまく合わせるのは無理だろう」と細かいツッコミは多々あるが、やっと心が
通じ合った感動の前にはどうでもいいかなと。
 互いに悪態をつきながらも、ようやく本当のバンドになれたのかなと。

 過去のバンドリ作品のキャラやバンドが登場したり、会話に出てきたりするのは、本作も他の
バンドリ作品と同じ世界で繋がっていることが分かるし、ファンサービス的にも嬉しいところ。
 ただ、あまり本筋には絡まず、カメオ出演程度に留まっていたが、本作が他のバンドリ作品と
雰囲気が異なることを考えると、「これぐらいの関わり方が良かったのかな」という感じ。
 異なると言えば、「MyGO!!!!!」の音楽性もこれまでのバンドリのバンドとは異質な印象。
 これまで登場したバンドはハードなものにしろ、ソフトなものにしろ、華やかな印象が
あったのだが、「MyGO!!!!!」はもっと素朴な感じ。
 キーボードがいないというのもそう感じさせる理由の一つかも。

 冒頭から謎だった祥子の「CRYCHIC」脱退の謎が最後の最後で明らかになり、そのまま
「Ave Mujica」結成のストーリーに繋がっていく。
 「Ave Mujica」に関して、現時点では打算的に繋がったバンドの印象だが、これが
メンバーの繋がりができるようになるまでを次作で描くのかな。
 それ自体は楽しみではあるが、一人の発起人がメンバーをかき集めてバンド結成に至る形は
「RAISE A SUILEN」を、ゴシック要素のある音楽性は「Roselia」を思わせるなど、既出感が
あるのはちょっと気になるところではあるが。

2024/10/27

投稿 : 2024/10/27
閲覧 : 157
サンキュー:

2

ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ギスギス×ガールズの先行ケース、かな?

ガールズバンドクライの前に観ていたら、
もうちょっとよい評価できたかも。

ギスギスしてて、
キラキラ感無くて、
こういうのなら「アリ」ではあるけど、
キャラ設定の方向性や世界観設定が、
あまりに現実離れしてて、
共感も感情移入もできなくて・・・

鬱展開もズシンと重い人間関係もすごく興味あって、
華やかさと真逆の暗い空気感ぜんぜんオッケーなんですけど。

辛辣な展開で、これでもかこれでもかって攻めてくれるから、
ストン!っと幕が落ちるようなカタルシスは、
やはり気持ちよく。

ぶつかり合うパワーがあってこその、
バンドストーリー。
そこはたしかに、いいんですよね。

やっぱり、ガールズバンドクライのあとというのは、
致命的だった。
というのが率直な感想です。

投稿 : 2024/08/18
閲覧 : 261
サンキュー:

11

ネタバレ

nick2027 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

1クールのアニメとしての感想

某所で聴いた楽曲が気に入ったので視聴してみました。本シリーズの作品としては初視聴です。

◻︎ストーリー展開等
思っていたより人間関係のギスギスが描かれていて驚きました。元気一杯キラキラストーリーよりは感情移入しやすいんですが、普通に見ていて気持ち良いものではなかったです。バンドの解散から再結成に至る流れは根本の問題が解決したというよりは、ライブの成功体験による快感がメンバーを繋ぎ止めたって感じです。でもこれはこれで友達付き合いではなく、音楽という共通言語がもたらす利害関係による紐帯という感じで「バンド」としては健全なのかもしれません。それが無くなってしまえば一気に瓦解しそうでもあるんですが。

◻︎楽曲とライブシーン
視聴前から聴いていましたが、改めて楽曲のテイストは好みのものでした。可愛らしさや「頑張るぞ!」みたいなのを全面に打ち出したものではなく、爽やかでポップミュージックとしてとても聴きやすい。歌詞も内向的だが感性の強い燈の内面を映したもので良いですね。
それら楽曲と力の入った作画で描かれるライブシーンは最高でした。細かな動き、表現の変化は彼女らの感情を強く訴えかけるもので感動しました。

◻︎声優の演技等
声優の演技はあまり魅力的に感じませんでした。本作は主要キャラクターの多くが感情表現と言語化能力に問題を抱えているというかなり異質な作品ではありますが、それを考慮してももう少しキャラクターの解像度を上げる演技であったらと感じました。加えて声優の声自体もあまり聞き心地の良いものに感じることが出来ませんでした。調べてみると、本シリーズは声優がリアルバンドとして活動するというメディア展開をしているみたいですね。キャスト起用の制約や大人の事情的なものは想像に難く無いですがアニメの視聴者としては関係の無い話ではあります。


祥子と睦の脱退時の不誠実な行動やその後の言動は今ひとつ共感出来ませんでした。次作以降で深掘りされるのかもしれませんが、そこでメインで扱われるであろうバンドのテイストが好みでなかったので多分見ないと思います。

投稿 : 2024/05/16
閲覧 : 208
サンキュー:

1

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

あなた、ご自分のことばかりですのね。

視聴完了
全13話

ジャンル
ドキュメンタリー系

タイトル由来
MY Go !というグループができるまでの物語

設定
現代日本
ポピパやアフターグロウなどがすでに活躍する世界で、学校の中でガールズバンドが盛ん。

ストーリー展開
クライシックというグループでバンドをしていたが、突然リーダーに別れを告げられた3人と、留学失敗、circleのオーナーの孫娘、がいろいろな事情を抱え迷子になりながら前に進んでいく話。
タイトルにも書いたがそれぞれ考えていることがバラバラで、元クライシックのともりは自分のライブでの失敗のせいでグループが解散してしまったと思っておりうじうじ。同じく元クライシックのリッキーはともりん庇うだけで、(と見せかけどうやらともりの歌を愛してるだけみたい。ともりのことはどうでも良さそうな発言をする)それ以外のことに対しては全て攻撃的。特にあのんが気に食わないらしく、何を話しても攻撃的な回答しかしない。同じく元クライシックのそよは仲裁役のお姉さんキャラ的な雰囲気が出ているがら実のところ全く踏み込まず適当にいい人を演じているだけ。留学失敗あのんは過去の失敗を払拭するためギターも弾けないのに自分が目立つための行動しかしない。オーナーの孫娘ルナは猫のような自分勝手。技術はあるが協調力ゼロ。
そんな、はっきり言って終わってるメンバーで始まるこの作品。
ともりを利用しようとするあのんと、そのあのんを利用しようとするさよにより、4人でグループを結成し、ルナがともりを気に入り5人になる。
ただ、グループを結成したからといって仲良くなるわけではなくギスギス。そんな状態でリッキーが1人暴走してライブに出ることになる。
ライブは最初酷かったが、無事立て直し完走。そのノリでクライシックの思い出の曲春日影を演奏して大成功、と思いきやそよが,ブチギレて離脱。
そよは今でもクライシックに依存しており、新しいグループなどどうでも良いという本性を表しグループに戻ることを拒否。それでもともりの歌が聞きたいリッキーはそよのかわりのベースを連れてくるが、それによってあのんも離脱し空中分解。
完全に終わったグループだったが、ともりは諦めなかった。ともりにできるのは作詞だけなので、ライブハウスで朗読劇を始め、それを見かけたルナが加わり、ルナがリッキーを連れてきて、ともりが頑張ってあのんを説得し、あのんがそよを連れ戻し、グループ復活。

それに対して元クライシックのリーダーが、自分が考える最強のバンドを作り、ライブをする。
というところで終わる。

感想
総評70点
良かった点
後半の盛り上がり
悪かった点
それぞれのキャラ、物語の根幹を次に引っ張っている。
レビュー
このアニメ広告の段階で、
これまでのバンドリとは違う、でも,鬱アニメではないよ笑
となっていたらしいのだが、確かに鬱アニメではない。
7話までは全てのキャラが自分勝手で好き放題しているだけ。特にあのんとリッキーは聞いててイライラするレベルで、このキャラを見て断念する人も多いのでは。
ギターもろくに弾けないのにギタボで目立つことしか考えてないあのん。その状態なら初心者同士でやれば?経験者と話ししてるのにそのスタンスはみっともなさすぎる。
リッキーは全てに攻撃的でそのリアクションにいちいちイライラ。絶対友達いないよこの人。さらにともりのことを考えてるふりして、ともりのことは考えてない感じがやばい。
正直途中で断念しようかと何度も思ったが、オープニング曲がかなり良かったので断念はせず。
転機は7話のそよのマジギレ!そよのキャラは鬱系としてすごくいい感じで、後ろ向きなそよとこれまでの経験から前向きになったともりの対比がとてもよく、最後もそよがともりに巻き込まれる形で丸く収まって終了。素晴らしかった。
後半はとても良いのだが、そこまで7話かかるので、人に勧められるかは微妙な作品。

ちなみにクライシックの元リーダー、最後に複雑な家庭環境的な描写があったけど、それとクライシックを突然ブチギレていなくなるのは、それこそご自分のことばかりです。しかもこの話を1期で終わらせないのもよくわからない。
そのため、なんかよくわかんないグループ立ち上げてたけどそっちの話は全く興味なし。2期は多分そっちがメインになるのだろうし、見ないかなぁ。

投稿 : 2024/02/26
閲覧 : 262
サンキュー:

3

ネタバレ

覆面反対 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

長崎そよと愉快なギス仲間たち

この物語は長崎そよという心に闇を抱えた女子高生と、彼女に利用されながらも見捨てず正面から向き合う仲間たち…というギスギスあり感動ありのお話である

小学生の時に両親が離婚し、母と二人暮らしだったそよ…母の仕事ぶりのおかげでタワマンに住めるようになり、月の森女子学園というお嬢様学校に通えるようになったものの、仕事帰りの母の膝枕をして、学校ではとりあえずクラスメイトに話を合わせて上辺だけの関係を築く…という日々だった

ある日の演奏会終了後、そよはある人物に声をかけられる…その子の名は豊川祥子…彼女に誘われて集められたメンバーでバンドを結成。その名はクライシック…

一緒にカラオケに行きドリンクバーを体験したり、本来はボーカルの歌唱練習なのに皆で流行りの曲を歌ったり…クライシックでそよは初めて心の拠り所を得て、かけがえの無い時間を過ごした

そして初ライブ…練習の成果を発揮し幸せの絶頂に浸るそよ…しかしそんな日々は突然終わりを迎える…バンド結成の張本人…祥子の脱退である

そしてメンバーが1人…また1人と練習に来なくなり…クライシックは消滅。そよは幸せの絶頂からどん底に突き落とされた…

それから月日が流れ高校入学…そよはバンドメンバーを探している少女と出会う…その子の名は千早愛音…そして彼女を通じて、クライシックのメンバーである、高松燈や椎名立希と再会した

燈に「一生バンドやってくれる?」と言われ、その誓いに乗るそよ…しかし、その時彼女には邪心が芽生えていた…

「この誓いで燈ちゃんと立希ちゃんを(クライシック復活のために)繋ぎ止めよう」「愛音ちゃんもサポートとしてメンバーに加えるけど、(頭数を揃えるために)使えそうだから優しくするだけ…とりあえず利用してさきちゃん(祥子)と睦ちゃん(元クライシックメンバー)が戻ってきたらポイで😁」

そして新バンドを立ち上げ、ライブ練習中に要楽奈の無断加入…という計算外こそあったものの、本番当日を迎えて演奏をおこなった

二曲目の春日影を歌いライブは大盛り上がり…満足感に浸るメンバー…その中でただ一人そよだけが怒りを露わにする…

「何でよ…何で春日影やったの?💢」

「さきちゃん泣いてた…どれだけ傷つけたか分かる?」

そう言い残し彼女はその場を去る…それ以降メンバーからの連絡を拒絶

彼女はクライシック再結成のため、祥子のご機嫌をとる必要があった…クライシックの持ち歌である春日影を勝手に演奏したことで祥子を傷つけ泣かせた…これでは再結成に支障が出てしまう…真剣な怒りに見えてあくまで個人のエゴから来るものである

「メンバーが勝手に演奏したの、私はやりたくなかった」「もう二度とさせないから」とLINEで彼女に告げるそよ…しかし彼女からの返事は無い😭

必死なそよは睦を頼りにとうとう祥子の自宅を突き止めその近くにて直接会談…

「春日影を勝手に演奏しちゃって本当にごめんなさい🙏」「燈ちゃんも立希ちゃんも(再結成を)望んでる…(←でもそれらしきシーンは見当たらない😅)このまま離れ離れなんておかしいよ…もう一回やり直そうよ」

しかし…その声は祥子には届かない…「演奏したければお好きにどうぞ」「ではあのバンドは何ですの?言葉と行動が矛盾してますわよ(←ハイ、痛いところつかれちゃった〜🤣)」「クライシックは私の手で終わらせましたわ」「もう二度と私に関わらないでちょうだい」

「睦ちゃんもそう(再結成したいと)思うよね?」と尋ねるそよ…しかし「私は…(そうするつもりはない)」と、まさかの裏切り…😅

やぶれかぶれになったそよは、悲痛の叫びで懇願する…

「いやー!お願い自分に出来ることは何でもするから!」

それに対して祥子は「何でもするとはそれほど重い言葉ですのよ」「あなた…自分の事ばかりですのね」

膝をつき崩れ落ちるそよ…祥子と睦の呼び戻しに失敗しクライシック再結成も不可能…もはや彼女の心は完全に闇に堕ちていた

それから…愛音と燈が声をかけても無視…連れが「知り合い?」と聞いても「知らない」と大嘘をつくそよ…

それを知った立希は姉から月の森女子学園定期演奏会を知り、その会場でそよを待ち伏せる。そしてタイマン…

「バンド活動?知らない」「もう関係ないから」「一生の誓い?あんなのウソだよ😁」「燈ちゃんと立希ちゃんを繋ぎ止めるためのウソ」

その発言を聞いて、「燈が悩んで苦しんで…それ全部知ってて、ずっと裏切ってたのかよ💢」とそよの胸ぐらを掴みながら叫ぶ立希…するとダークそよの降臨…急に声のトーンが変わり…

「そうだよ…」「(最悪と言われ)立希ちゃんもね…燈ちゃんがいればそれでいいんでしょ」と言い残し去って行った

そよにとって新しいバンド活動は、クライシック復活のための布石…しかしそれが叶わぬ事を思い知らされた彼女は、もう続けても意味ないと考え、今まで一緒にやってきた仲間を無視…「誓いなんてウソ」「愛音ちゃん?使えそうだから優しくしただけ…クライシックには要らない」と発言するなどの暴挙に出ていた

立希からそよの本性を聞かされた愛音は、月の森女子学園の校門で彼女を待ち伏せ…「ついてこないで」と言うが「話するまでついて行く」と愛音の決意は固く、とうとう彼女の自宅まで来てしまい、「入れば?」と観念し愛音を入れた

「(私があなたを利用してポイしようとしていたのに)よく話せるね」「全部(立希から)聞いたんでしょ?」と口にするそよ…立希が他のメンバーにバラすことは予測済みだったので、彼女は最初からダークそよ状態で愛音に挑む

「あんたが要らないと言っても私はやる」と口にする愛音。それに対して「私が終わらせてあげる」と告げるそよ…その時の彼女の表情は鬼そよとでも言うべき姿になっていた👹

終わらせるためにリング(ライブ会場)に来たそよ…しかしすぐに燈に両手を引っ張られステージへ連れて行かれ、そして愛音によって壇上へ…

ギターも予め用意されており、肩にかけてもらう…もうこうなると今更後には引けない

燈の歌が心に響き、愛おしかったクライシック…そして今のバンドの思い出が頭に浮かんでくる…自分が都合よく利用しようとしていたメンバーですら、それを恨む様子を見せず一緒に演奏させてくれる…その優しさに耐え切れなくなったのか…そよの目から涙が溢れてくる

他のメンバーも(状況をよく知らないと思われる楽奈以外は)号泣…こうして「終わらせてあげる」という彼女の企みは失敗…

「私みんなを利用してたんだよ…ここに来たのも終わらせるつもりで…」と泣きながら舞台裏で叫ぶ彼女…すると「それでも一生やる」と燈が返し、彼女は再び燈らと行動を共にするのであった

諦めの悪いメンバーにより再びバンド活動に引き摺り込まれ、チャンスを与えられたそよ…しかし彼女のこれまでの行為はそう簡単に許されるものではない…と私は思うのだが、メンバーはあっさりと彼女を許してしまった様子😅

詩超絆ライブ以降、再びバンド練習に来るようになり、メンバー5人入るスペースを立希が探していた時は「うち来る?」と自宅に招き入れ、彼女なりの償いをしようとしている様子ではある…

けれどあの時彼女がやっていた事はメンバーへの裏切りであり一つの謀反…「謝罪らしい謝罪なしでよくすんなりと戻れて今までどおり過ごせてるな…しかも立希に「そよがクライシック再結成を狙ってるの知りながら利用してた…私も最悪」と逆に謝られるような事言われてるし…メンバー器デカすぎじゃね?😅」と私は正直思った

特にもしクライシックが復活していたら辞めさせられる立場にあった愛音…バレてからもあんな逆ギレされた態度取られたのに、今では全然気にしてない様子なのはすごいと思います。私が同じ事されたら多かれ少なかれ根に持つ…愛音のようには振る舞えないのは確かでしょう😅

ご都合主義展開(泣きながらライブして一話で全て解決→ウソップ並みの謝罪あるかと思いきや、あっさり許されるそよ→何事も無かったかのように振る舞い「そよりん」呼びする愛音…性格前向き過ぎ切り替え早すぎ😵)について行けてない部分は正直あります

10-12話がそれ以前と違くなりすぎて…そよもかなり変わってしまった…素の彼女声が低音で素っ気なくてどうも苦手。だから一話で一気に解決ではなくて、「クライシック復活のためにメンバーを利用してポイ捨てしようとしていたこと」をしっかり詰める。特に愛音と楽奈には謝罪…というか何らかの償いをさせるように決めてから復活させたほうが納得いけた気がします…あの展開だととりあえず強引に集めてお涙頂戴して、(それでも彼女の根本は変わってないから)不貞腐れたまま次のライブする…ように見えるため、何かモヤモヤしました

なお12話ではライブ自体は真面目にこなし、ライブ後は燈に「離さないでくれてありがとう」といい面は見せました…ただ、睦に「よかったね」と言われて「睦ちゃんにだけは言われたくない」と言って、差し入れのきゅうりを渡し返す…のはどうなんでしょうね🥒

そもそも何故睦はきゅうりなんか差し入れしたのか…?😅

そして13話(最終話)…ライブ打ち上げの後、燈を家まで送るそよ…「燈ちゃんの歌詞苦手だったんだ…感情むき出しで」「さきちゃんに自己中だって言われて、あの時は意味が分からなかったけど…自分に向き合えてなかった」という内容の言葉を口にして…

「私…クライシックの事…一生忘れないと思う」と最後に言うそよ…それに頷く燈。このシーンは今後どういう意味をなしていくのか?

最後に話は戻りますが、禊も謝罪要求もされずマイゴに復帰してしまったそよ

しかし…一生バンド続けるということは…もし再びクライシック病が再発したり、ダルくなってやめたくなってもやめられない

逃げようとしても燈に手を掴まれて連れ戻される…つまりもう一生マイゴから逃げられない😱

これがメンバーが彼女に与えた罰…なのかもしれない😅

投稿 : 2024/02/01
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4

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中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

キャラの胸糞悪さが絶望的に不快、おすすめ度★★☆☆☆

迷子でもいい、迷子でも進め。

バンドリシリーズの作品群のひとつで、本家バンドリは1期2期のみ視聴。3期は評判がいいらしいがそもそも2期までずっと出来が悪かったので視聴意欲が持てない。

ストーリーは良くも悪くも先行きが気になる内容。ただ、後述のキャラの酷さを鑑みると、後者の意味合いで気になる(というより目障りに思える)点が多いと感じる。

問題はキャラクター。作風が重く苦しい内容だからか全体的に雰囲気はギスギスしていて非常に不快感が強い。ついでに空気ポジもいるしはっきりいって終始印象が悪かった。

特に個人的に不快に感じたのはベースとドラムの人。ベースの子はとにかくゲスい。昔のバンドに執着して他人を選別しいらないと思ったら切り捨てる冷血ぶりに引いた。彼女を救おうとする理由もはっきりいって微妙なもので、同情する気が起きない。

2代目優木せつ菜の声優と中の人が同じなドラムの子はとにかく当たりが強く、柄の悪さと口のキツさがひたすら不快。

前バンドの解散の謎が明かされないことにしろ唐突に仮面を被った謎のバンドが最終回で尺を持ってったところにしろ釈然としない部分も多く、不快感だけでなく首を傾げる要素も多かったのもマイナスポイント。

ブシロードの社長が「鬱アニメじゃないからww」とツイートしていたのがとにかく寒かったし、このアニメ自体も相当不快感が強い。好き嫌いは別れるだろうが、自分はこのアニメは間違いなく「嫌い」だと言える。

投稿 : 2023/10/31
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3

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ナノトリノ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わりよければなんとやら

かつてバンドでベースを弾く人は変態と称されていました。
当のベーシスト本人は変態と呼ばれるのを無邪気に喜んでおりました。
そんな平和な時代が終わったのは2022年のこと。
今やベースといえばクズに成り下がりました。
そして本作のベーシスト・そよさんもそれはそれは見事なドクズでした。

でもそよさんだけが悪いわけじゃない。
狂犬やら野良猫やら制御不能な連中に加え、自己評価がバグってる女だの激重しれー女のコだの、なんかいっつも怒ってる奴とか言葉のナイフで急に後ろから刺してくる奴までいっぺんに相手して自分の野望を成し遂げるために利用しようだなんてどだい無理な話だったんです。

仮面が割れ落ちたそよさんはステージ裏で爆発して闇堕ちしたかと思えば無理矢理ステージに引っ張り上げられて光墜ちしたりでもうメンタルぐしゃぐしゃの迷子です。こんなの泣くしかないじゃない。

迷えるクズにも光あれ。
終わりよければすべて良しの全12話+6分15秒でした。

投稿 : 2023/10/17
閲覧 : 114
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3

ネタバレ

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

痛々しくも刺さるバンドアニメ

バンドリシリーズは今まで観ていなかったけど、ぼっち・ざ・ろっく!でバンドの話も興味を持ちだしていた事もあり、1~3話まで一挙放送という事で気になって観た。
一応、今までのバンドリの人はゲストで出てくるが、知らなくても分かる話になっている。

1話からいきなりバンド解散というギスギスから始まり引きが良し。
3話連続で、3話目にはバンドのリッキーがデレて、その後に「こいつ何も分かってない ブロックしてやる!」というセリフ。
もう余りにおもしれー女で視聴確定です。

7話は初ライブ回。
初めはまるで合わず酷かったが、次第に形になり2曲目へ。
ライブは大成功に思えたが……ライブが終えての地雷爆発。

9話で、バンド崩壊。
人間関係もギスギスしていて戦国時代のような相関関係になる。
愉悦もここまで来ると本当にバント結成するのか心配になってくる。

10話がカタルシス回。
OP無しである程度察したが、こう来たか。
今まで見せなかった燈の行動力。それに反応するらーなのアンテナ。迷子同士が心の中をぶちまけてライブをする。
これは新しい。自分ももらい泣きする。

MyGO!!!!!もこれで迷う事に迷わず団結して行きそうで一安心です。

最終話で今までの伏線を回収していくのだが、続きは既に発表しているとおり続編で語られるようで、その為の0話的な内容が最終話の後半だ。

最終話で気になった事を書き残していく。
まず、(祥子)「では日曜10時に担当の者がお伺いに行きます。」とその直後の16:03に何らかのテレアポのバイトを終えている。

前向きな別れ
燈が祥子へ裏にスイートピーのあるノートを渡そうとする。スイートピーの花言葉から察するに、「前向きな別れ」や「卒業」を暗示しているのかもしれない。

カシオペア座はMyGO!!!!!?北極星は何を暗示しているのか?
どうもMyGO!!!!!の配置やCDのジャケットからも、MyGO!!!!!=カシオペア座と明示し、そこから何らかの意味を感じます。カシオペア座は北極星を示す目印と言っていたが、この作品で言うところの北極星とは何の暗喩なのか?深読みしすぎかな?
少なくとも、MyGO!!!!!は星、Ave Mujicaは月を暗示しているような演出や歌詞が見られる。
燈以外のメンバーの下の名前のイニシャルはSTAR。(S→そよ、T→立希、A→愛音、R→楽奈)。そのSTARに、燈のイニシャルTを繋げるとSTARTとか、さり気ないながら運命的なものを感じるじゃないですか。

最後の最後にはCRYCHICが解散した理由がある程度判明するのだが、それもはっきりとは描写されておらず。
祥子「信じられるのは我が身ひとつ」とか……。「くそ親父」とかね。最後に寝転がって手がピクリと動いたのがそのくそ親父だと思いますが、ビールの空き缶の数が半端ないですね。家を空けた時間が長かったのか、それとも短期間にあれだけ飲んだのか?そもそも母親は?親父も何があってああなったのか。

自分の親友にも似たような感じで、親友の親父が借金残して家出と離婚。残された家族で借金を返す為かなり人生を狂わされて苦労をしていた状況と重なる。
ただ、この年齢でここまで歪んでしまうとは。
私もコロナ禍中に親戚が亡くなり、相続の事で意見もまとまらず揉めに揉めて親戚も親も信用出来なくなるくらいまで精神も総統歪みましたが、そんな感じなんでしょうかね。

本作を見ていると、割とありそうな格差のある話でリアリティもある。

誠意作成中の続編で、墜ちた祥子がこの先結成したAve Mujica
のメンバーやMyGO!!!!!達とどうなっていくのかが楽しみだ。

本作を完走した後、既存のBanG Dream!作品もほぼ全部観ました。
既存の作品も本作ほどギスギスはしてないけれど面白かった。

投稿 : 2023/10/12
閲覧 : 381
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5

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新章・・・なのかな?

オリジナル?(2023.9)
お馴染みの「バンドリ」シリーズ。今回1クール4作目ですね。今までは”Poppin'Party”が中心でしたが、今回は新バンドの結成から改めてスタートという感じなので別枠にしようと思います。
個人的にはこのバンドが一番好みかな。今までのバンドグループはとにかく前向きで明るくみんな楽しくであったり、ストイックに頂点目指す、ひたむきさや厳しさの中で仲間との軋轢なんかを解決していく感じで王道的な物語でしたがこのバンドは違います。バンドの為に頑張ろうとかありません。それぞれが自己中。自分の目的の為に集まりたい、やりたいって感じで非常に歪でグラグラ・・・結束なんてものが存在しない。そこが何とも10代の不安定さが出てて面白いです。メンバーそれぞれも今までで一番、個性的で覚えやすいですしね。特に1人昔の小見川さん枠(失礼)が鮮烈です。出番が多いので中々・・・笑えます。
そして、脇役でありながら灰色ツインテ元お嬢様キャラがいい。むしろこのキャラが主人公兼ラスボスなのでは?という位いい味だしてます。ラストが「クソ親父!」ですからね。続きがいつになるかわかりませんがちょっと楽しみです。

私のツボ:やっぱ沙綾は安心できるよね

投稿 : 2023/10/04
閲覧 : 114
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4

ネタバレ

ゆめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異なるバンドアニメ とでもお面白い

キャラクターのセリフは簡潔ながら情報量が多く、数枚の絵でキャラクターのイメージを表現できます。
同時に、登場人物たちの関係性がどんどん変化していくのがとても面白いです。

この作品には多くの伏線と細かいところがたくさんあります
物語には常に伏線が張られているという『チェーホフの銃』のコンセプトを思いつきました。
2回目見て改めて実感した

そして見終わって、もう一度3話、7話、10話を見てみると、気持ちが変わりました 不思議です
非常に興味深く、異なるバンドアニメ

投稿 : 2023/10/02
閲覧 : 77
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3

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

バンドリは初めて。いろいろ展開してるようだけど、ぜーんぜん知りません。

人間関係きついですねぇw
バンドの中心であるボーカルのともりが、生きるのが苦手で不器用だけど、全部さらけ出したい系な子なので、まあこうなるのは仕方ないんでしょう。言うことが全部重いんだよなぁ。。。
らーなちゃんの無責任&適当さが、むしろ癒しに思えてくる。。。(実際バンドのメンバーだったら、こういうのがいたら気が変になるレベルですがw)
でもしょうがない、音楽って、出てきた音がすべてですからね。そのためなら、他のすべてを犠牲にしてもしょうがない。特にともりは、そういう子ですね。自分の身を削り、すり減らして音(詞)を吐き出すタイプ。(こういうのを「ロック」というw)

それにしても、めんどくさい感情的なところからまったく自由でふらふらしてるらーなちゃん、いいなぁ。でもこの子も、普通の人としての安全・安心な生活や人生には興味なくって、面白い音だけをひたすら求めちゃうタイプだよねぇ。

予定調和を目指さない感情むき出しの展開が、他ではあまり感じることのない魅力につながっていると感じました。こういう我の強い人たちが集まったら、実際、こうなるよなぁ。次から次へと重なって起こる「拗れ」が、なかなか見ていて疲れてくる。。。
だからこそ、10話の解放感、開放感が、とんでもなかった。この回の音楽のパワーは、圧倒的だったと思います。

ともりの声優の人、最近ちょくちょく名前見るけど、「うまい」ってわけじゃないけど非常に説得力のある歌声がすばらしかった。
いままで聴いたアニメ内の歌では、ヒーラーガールの藤井かな役の人が最高だったと思いますが、それに勝るとも劣らない真実味のある歌声でした。

投稿 : 2023/09/16
閲覧 : 81
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3

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

あすぺ・ざ・ろっく!

今回はこれまでの企画者だった中村航さんから
シリーズ構成を担当していた綾奈ゆにこ氏が企画・構成

ポッピンパーティの友情努力勝利路線から一変し
メンバー内のすれ違いや嫉妬と憎悪が剥き出しに表現
一部ではリアル路線と高評価しているけど

私の感想はタイトルとおり
結局はぼっちのアンチカウンターでしかない

バンドコンセプトはサンボマスターみたいに
激情型のボーカルをメインにしたロック
燈ちゃんというキャラクターは魅力的

でも「一生バンドやってくれますか?」とか
「私は人間になれていない」と言い出すので
正直見続けるのは体力がいるw

だからストーリーを動かすのは帰国子女(数週間)の
ギター愛音視点で序盤は進むのだが

物語は燈とベースのそよドラムの立希が
かつて組んでいた「クライシック」が絡んでくるので
途中からモブになってしまう

愛音は楽天的でいい意味で図々しいから
もっとクライシックのメンバーに絡んでもよかったかなと

後半はギスギスが続くので鬱アニメと言われ
生みの親の木谷社長が「この作品で元気になってもらいたいんだよ」
という意味不明な供述をしていたw

さよはクライシックを復活させるために
愛音の誘いに乗ってバンドを組み

立希は燈の保護者的立場で参加

神出鬼没に現れてギターをつま弾いていく
楽奈が「おもしれえ女」と燈に言いメンバーに入るんだが
文字にすると何言っているかわからないよな

でもこれちゃんとアニメ見たままに書いているんだぜw

燈の歌詞に感銘を受けクライシックの旗振り役になったものの
最初のライブ配信でSNS上のコメントを見て
もう終わりだと勝手に解散させる祥子

初めは燈との才能の違いを食らったゆえに
バンドを組むこと自体嫌悪したのかなと思っていて

マイゴのステージでお客として見て
涙を流した時点ではもう少しいい人だと思ったのに

急に最終盤でメンバー集めて
最終回では仮面のバンド「アベムジカ」として
メジャーデビューする

既存のキャラでいうならRASのチュチュを
更に拗らせた奴だったんかいw

キャラパクられた流田豊さんが
ブチ切れて声優さんの顔が曇るくらいの
完コピやってくんないかな~( ゚Д゚)

この作品はマイゴがメインの話なんだし
きちんと線引きして欲しかったよね

燈ちゃんのCVを務めた羊宮妃那さんが
歌うことの苦労話やアニメでの演技の難しさを伝えてくれ
そういう部分を見て応援していたのに

肝心のスタッフ(ゆにこ)がこんな雑な扱いしたことが
私にとって許せないので評価最低にしました

正直この作品みるなら
ネタ本のベック見たほうがまだましだと思うよ

投稿 : 2023/09/15
閲覧 : 141
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3

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

12話までは素晴らしかったのに

BanG Dreamシリーズということで敬遠していた。
完全にノーマークだったこの作品。
見始めたら離れられなくなった。
女子高生バンドの物語とは言え、全編ドロドロギスギスの鬱展開。
いやあ、女同士の争いって恐ろしいですね。
物語終盤まで来ても、個性の強いメンバーは勝手なことをするばかり。
ここまでこじれてどうやって立て直すのか、それが見どころという
驚きのアニメでした。
{netabare}
それでも神回の10話で主人公の歌で強制的に立て直し。
この展開はすごかったし感動だった。
なんとかMYGO!!!!!がバンドとして歩き始めたころ、
ついに第1話から問題だった元クライシックの2名が活動を始める。
全13話で終わるのかと思いきや、全然終わらないじゃん。

12話まで積み上げてきたMYGO!!!!!の物語は素晴らしかった。
これは今期というより、今年のナンバーワンと言えるくらいの
素晴らしい内容だった・・のに。
最終13話は残念の一言。
Ave Mujicaを出してくるならここじゃないだろう。
これはMYGO!!!!!の物語なんでしょう??
ケリが着かないなら、元クライシックの2名は早めにフェードアウトさせるべきだし、
MYGO!!!!!としてある程度の区切りをつけて終わるべきだった。
結局Ave Mujicaを出したことで全体が中途半端になってしまったし、
なんといっても元クライシックの2名は大きなヘイトを受けての今後となってしまう。
これは演出上の失敗ではないのか?
Ave Mujicaを悪者にしてどうする?

内面をさらけ出して泥臭く進むMYGO!!!!!と、
仮面をかぶって内面を一切出さずに上辺を着飾っているAve Mujica。
対称性を出そうとしたのかもしれないが、全13話ではとても尺足らず。
演出も構成も最後の最後で台無しじゃん!
ラストの祥子のシーンは見たくなかったなあ・・
{/netabare}
Ave Mujicaとして続編があるようだけど。
本作については、何とも惜しい出来でした、と言わざるを得ない。

投稿 : 2023/09/15
閲覧 : 136
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6

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:今観てる

音楽、ミステリー、ドキュメンタリー諸々飲み込む圧倒的筆致

8話まで
このままいくと「今季」とか「バンドリ」とか抜きにして青春ドラマの傑作の誕生。
感情が爆発する場面だけでなく、抱え込まれ、吹き溜まる繊細な描写がしっかりいるからこその説得力。
行間の情報量が多いので、流し見には向かない。

10話
圧巻のカタルシス大爆発。
1点突破の破壊力。
キラキラドキドキな繋がり方じゃなくて、
バラバラギスギスバチバチしながら繋がってることで、
逆に接点の強度も濃く、深く、優しい。

投稿 : 2023/08/19
閲覧 : 113
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4

ネタバレ

ビックカメラ厳選 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

10話まで観た

結成時にリーダー不在、活動開始時に目的の一致を持たないバンドの話。登場人物たちは迷走すべくして迷走する。進むべき道が定まらず、意思決定に責任を持てる者が居なければ事は捗らず結果には結びきようがない。理に適った設定だと思えた。

メンバーはそれぞれ未熟故に、絶えず衝突を繰り返す。メンバーには虚栄心、嫉妬、他者依存、傲慢、承認欲求、自己欺瞞など心理面での課題があり、彼らは対人関係において不都合を招く要因を抱えている。
主役は繊細すぎる故に良くも悪くも他者から影響を受けやすく、世渡りも上手くない。グループ内に共通の目的がないのでそれぞれ役割が定まらず、バンドを結成したものの一向に物事が進まない。要するに、それぞれバンド活動以外で解決すべき問題や消化すべきタスクを抱えているため、実質まともにバンド活動をやれるような状態ではないんだなこれが。

この状態のままだとバンドには自然消滅する未来が待っている。それだと話が終わってしまうため、現状打破の助け舟として作中にオッドアイ(要 楽奈)が登場する。彼女は誰よりも早く主役の才能を認め、進んで事態に介入し強引に事態を進展させる役割を担う。こうした便利なキャラクターが殆ど登場しないところが、過去作との違いとして顕著だと思える。{netabare}ちなみにオッドアイの所有するギターにはレリック加工が施されている。これには猛練習の痕跡を暗示する意味合いがあるようにも思えるが、実際には腕にヤスリを巻き付けて弾きまくるなどしない限り、ギターを弾いていて表面があれほど大規模に削れることは無い。{/netabare}

オッドアイ加入後もなお、登場人物たちは共通の目的を見出すまでに至っていない。そのため、作中では大して物事が進展しない。そもそも目に見える形で処理できるタスクが用意されていないので、成果として目に見える形で変化が生じないのは当然ではある。リーダーが不在であり進むべき方向がわからないことから、依然として登場人物たちは場当たり的に動くしかない。その上、事件が起きるなど外的要因によって事態が大きく変化することもない。あくまで本作はバンドメンバーの心的同行に焦点を当て続けている。
では作中では何の変化も生じていないのかというと、そんなことはない。絶えず人間関係における摩擦や衝突が頻発し、登場人物の心理面における変化・変遷が逐一描かれる。とはいえ、一話ごとに一人ずつ問題を解決していく構成ではなく、複数の話数(あるいは全話)を通してそれぞれの変化が時間をかけて同時進行で描かれていく。これはなかなかにテクニカルな仕事だとは思った(娯楽として人々に好まれるかは別として)。

本作の特徴として、頻繁に波乱が生じるわりに登場人物たちは成功体験を得る機会に恵まれない。どちらかというと挫折の連続で、辛辣な目に遭っても報いを得られない。それどころか状況は次第にこじれ、悪化の一途を辿る。そのため、観ていて辛いキツイ、つまらない、いい加減にしろとの感想を抱く人が出てくるのも不思議ではないと思えた。ただ個人的には、こうした状況を描くからこそ伝わるメッセージもあるように思う。

時として困難を前に諦めることは賢明な判断とも言える。限界を迎えダメージを負い再起不能になっては元も子もない。ある人の賢明な判断は、それを見る人に知恵ある者の悟りを知らせる教訓にもなる。その一方で、ある人は困難を前に決して諦めず、粘り強く取り組む姿勢を見せる。その姿勢あるいは生き様は、人を励まし勇気を与え、人を元気づける手立てにもなる(受け取る人次第ではあるが)。筆者は本作の中に後者の要素が含まれているように思えた。心の灯を絶やすな、心の声に忠実であれといった、熱い、暑苦しいメッセージが込められているように感じられたからだ。

ちなみに筆者は本作を1~10話まで一気に観た。そのためなのか全然退屈しなかったし、普通に面白かった。特に10話が良かった。これをやりたかったがためにフラストレーション溜めまくってきたんだろうなと。不覚にもちっとウルっと来ちまったよ。ただ、一週間おきに毎週観ている人にとっては、いつまで我慢すればいいの?って感覚になるような気もする。視聴のスタイルによってかなり印象変わるんじゃねえかなと。もちろん連続で観ても苦痛を感じる人も居て当然だとは思う。

主役は内省的で繊細過ぎるが故に生活場面で様々な困難を抱えがちだ。しかしその性質は環境次第では恵まれた素質として活かせる場合がある。周囲とズレている感性は要らぬ労苦を強いられる要因となりうる半面、他に埋もれない強烈な個性を有していることから他者との交流手段として有用に働く場合もある。
本作の主役には他者へ伝えたい思いがあった。長きに亘り心の内に滞留していた微熱のような感覚が、情熱的な詩となって表出する機会を待っていた。これは要するに才能であって、誰にでも備わっている資質ではない。ではバンド内の他のメンバーがそのことに気が付き、主役の才能を認め、その思いが伝わるようにそれぞれが役割を全うし始めたらどうなるか。多少の波風には動じることのない連帯が生じるだろう。そこには目的の一致があり、バンドの進むべき道に光を灯すフロントマンがいる。それを以てバンドの礎は盤石なものとなり、ようやく物事が動き出す準備が整うに至る。異なる個性が目的の一致のもと自発的に異なる働きをすることで、組織のパフォーマンスは高まり結果に結びつく運動体として機能し始める。といった具合に、バンドだけでなく様々な組織に適応可能な原則が本作の中に描かれているような気がした。

10話では主役の熱意が詩となってメンバーの頑な心を砕き、それぞれが内に秘めた熱意の向かう先を見出し始めたかのような展開が用意されていた。バンドリという作品には青春と音楽、絆の物語といった側面がある。過去作においてボーカルは星に喩えられた。本作の内容は過去作と比較してかなり毛色が異なってはいるものの、主柱となるコンセプトはしっかりと継承されていると思えた。

本作は、人間関係の軋轢を前面に映し出し、人の欠点をあげつらい露悪的な人間性を描き出すことだけを目的としていない。人に備わる良心を否定しない視点から登場人物それぞれの心の内に目を配り、最終的には観る人が希望を見いだせる内容になっている。筆者が本作を好きな理由はこの点にある。そうでなければ個人的にはバンドリ関連の作品を観る意味が無い。
昨今、作り手は作品を発表する毎に、批判の体を成していない単なる罵倒をリアクションとして受け止め易い世の中ではある。そんな中で毎度、譲れないところを貫き通してくれることは個人的には嬉しい。ちなみに、ここまでやっといて本作が最終的に誰も救われないバッドエンドとかになったら、普通に泣くよ俺はたぶん。ツーッて悲しみの涙が頬を伝っちまうからマジで。それだけは勘弁してください頼むから。お願いですから。

そういったわけで、10話でようやくバンド活動をまともに行う上で支障となる諸問題が一部片付いた形となった。実質的にはここからスタートなはずなのだが、その過程を丹念に描きすぎたが故か、既にやり切った感が出ている。ただ11話以降どうやって話を収束させるか気になっているので、筆者は最後まで本作を観ることになるだろう。

ところで、作中のサブキャラと所有楽器がしっかり3Dモデリングされていたのが興味深かった。それらのキャラクターは今後、同コンテンツに新たに追加されるバンドのメンバーなのかもしれない。もし次があるとしたら、どういった毛色の作品になるのだろうか。その点についても興味がある。

投稿 : 2023/08/18
閲覧 : 304
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4

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:今観てる

バンドリアニメシリーズ最新作。クオリティは高いが内容が暗過ぎて視聴ハードルはかなり高め

バンドリシリーズのアニメ最新作。新バンドMyGOが主役の青春群像劇です。全編3D。
ぼっち・ざ・ろっく!みたいに人間の暗い部分を押し出した音楽性がテーマですが、ぼっちと違って話に明るい部分はほとんど無く、それに伴ってバンド解散や過去のトラウマ、主張の違いによる対立などとにかくギスギスシーンが多く、この点はここ最近のアニメでは類を見ないくらいにエグいです。
キャラもやたらと癖が強い。根は悪くないのが分かるのでそこはまあ良いんですが、長々と険悪なシーンを見せつけられるので不快感はそれなりにあります。7話まで見たけどずっと陰鬱で暗いです。

アニメや曲のクオリティはすごく高く、惹きつけられるのは確かなんです。でも話がエグすぎるのがあって間口は決して広い作品ではないと思います。

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 127
サンキュー:

2

ゆにこん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2025/01/10
閲覧 : 1

かなまり さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2025/01/05
閲覧 : 1

白湯 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2025/01/05
閲覧 : 1

テンテンテン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

投稿 : 2025/01/05
閲覧 : 1

XoRcq21941 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2025/01/04
閲覧 : 1

マーガトロイド さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:----

投稿 : 2025/01/01
閲覧 : 2

Pogkp00234 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2025/01/01
閲覧 : 2

pIhHO86103 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:----

投稿 : 2025/01/01
閲覧 : 2

エリンギ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2025/01/01
閲覧 : 2

sarari さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/31
閲覧 : 2

そらじん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/28
閲覧 : 2
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BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)のストーリー・あらすじ

キャラクターとライヴがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト、"BanG Dream!(バンドリ!)"から生まれる"現実(リアル)"と"仮想(キャラクター)"が同期するバンド"MyGO!!!!!"(読み:マイゴ)の活動がスタートする。
"迷子でもいい、前へ進め。"をキャッチコピーに燈(Vo)、愛音(Gt)、楽奈(Gt)、そよ(Ba)、立希(Dr)の5人で構成されている。(TVアニメ動画『BanG Dream! It's MyGO!!!!!(バンドリ! マイゴ)』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年夏アニメ

この頃(2023年夏アニメ)の他の作品

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