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「機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2(TVアニメ動画)」

総合得点
72.9
感想・評価
300
棚に入れた
1015
ランキング
1099
★★★★☆ 3.6 (300)
物語
3.4
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ガンダム」であるがゆえに損してる感じ

個人的な評価ですが、これがオリジナルロボットアニメとして作られていたら良かったと思います。

SF設定もファーストガンダムを裏返したような設定(パーメット粒子など)だったりするので確かに「ガンダム」的な部分はありますが、新世紀エヴァンゲリオンのような斬新な設定というわけでもないので、いっそのこと「ガンダム」であることが足枷になって作品の自由度が減ってしまっています。

これは視聴者側にも問題があって「ガンダムだから観る。でなければ観ない。」

という人があまりにも多いので制作側もガンダム以外のコンテンツの許可が降りないからだと思います。

なんでもそうですが、思考停止は作品の質を低下させるだけでなく業界の硬直化を意味するのです。

アニメを見るからこそ、思考停止せずに柔軟な姿勢が求められている気がします。

投稿 : 2023/08/10
閲覧 : 147
サンキュー:

6

lostmemory さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

一言だけ

金儲けのために作られるガンダム作品は
もううんざりだ。SEED辺りから完全におかしく
なってしまった。∀とか見て欲しい。コレ本当に
プラモとか売る気あるの?って内容なのに、
最高に面白いから。
以上。

投稿 : 2023/08/07
閲覧 : 102
サンキュー:

3

pin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

要素盛り過ぎ中途半端

要素盛り過ぎ中途半端

投稿 : 2023/08/05
閲覧 : 131
サンキュー:

3

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:----

ポテンシャルは感じたけど盛り上がりに欠ける作品

今までのガンダム作品としてみると戦闘が面白みに欠ける
戦闘面でのキャラの成長等も薄く戦いも最後まで小規模で見ていてつまらなかった

ガンダムに求められているのは戦闘面での面白さなのでそういった部分が薄く残念だった

人間ドラマとしてもイマイチ盛り上がらず1stシーズンは期待が持てたけどこちらも残念な感じ

投稿 : 2023/08/04
閲覧 : 92
サンキュー:

1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

グエルが良い味出していた

1stシーズンから本格的に戦争になるのかと思いきや、決闘の方が目立ってた印象。しかし、そんな中で命を落とすキャラがいたりと一歩間違えれば陰惨な終盤になりそうなところ、そうはならず、むしろ各登場人物の成長が描かれていて最終回は個人的には良い感じの締めくくりだったかなと。

特にグエルが良い味出しておりましたね。1stではスレッタの良い引き立て役という感じでしたが、今作ではそれまで負け知らずどころか窮地にもあまり陥っていないスレッタに土をつけたりと、その時点で違うなと感じさせるものがあったし、特に終盤で弟と対峙したシーンでの立ち振る舞いで思わず感情移入してしまいそうなものがありました。

いわゆる派手な爆発とかそういうのがあまりなく、物足りない感じもしましたが、総じてこれはこれで良かったなと思います。

投稿 : 2023/08/02
閲覧 : 97
サンキュー:

12

detteiu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

文句なしのガンダム

みなさんが言いたいこともわからなくはないけれど、自分にとっては手放しで称賛できるガンダムでした。
登場キャラクターに一人も「死にキャラ」がいない。全員にバックグラウンドがあって、過去に従って生きている生きたキャラクターという感じがする。
だから彼ら、彼女らが奏でる物語は素晴らしい。

投稿 : 2023/07/21
閲覧 : 80
サンキュー:

3

バニラコーク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

色々と有耶無耶

まず、ガンダムである必要ないよね。
ガンダムであるが故に縛られた感じ。
最後にYOASOBI流しとけばオッケーみたいな。
もっと政治的部分を掘り下げて欲しかった。
まともな人間がグエルだけってどうなのよ。
色々と不満がありますが
テーマは好み。
時代的に表現が難しかったのでしょうね。

投稿 : 2023/07/19
閲覧 : 105
サンキュー:

2

ネタバレ

カール さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古典を引用すると頭良く見える説

1期視聴済み。

新シリーズが始まるたびに、
「これガンダムでやる必要ある?」
ってのがガンダムの呪い。

では今回、
「ガンダムでやる必要があったか」
との問いは、
「必要ないかな」ってのが個人の見解。

さてこの作品は、
シェイクスピアの
「テンペストじゃねえ?」
ってのが囁かれております。

話の流れや単語を抜き出すと、
頷く点もありますが、
「テンペスト」の雰囲気を
醸し出しているだけのような気がします。

特にこの2期のあらすじを端的に言えば、
「娘の新居を建てようとしたら
地元住民と揉めました」
みたいなお話です。

建築問題に、
業者や町内会が入り乱れ、
業界用語や専門知識で口論し出すので、
なんだか難解なストーリーに見えてきます。

因みに、
テンペストの初演は17世紀初頭。

その前の16世紀は、
血生臭い侵略と征服の時代で、
魔女狩りが盛んだったのもこの頃です。

おやおや、
何やら作中で、
聞いたことのある言葉や設定ですが、

こういった視点でガンダムを語りだすと、
なんだか、
高尚な芸術に思えてきます。

でもガンダムって基本は兵器なんですよ。

モビルスーツが戦っているのを見て、
「やべっ! かっけぇっ!!」
って言ってガンプラを買いに行く。

そう、
ガンダムはガンプラの
PVであってほしいのです。

ただし、
脱白人至上主義、脱美少女、
LGBT、ポリコレ、

陰キャ、コミュ障、発達障害、繊細さん、
語尾に「おじゃる」って付けそうな眉毛。

そういった現代社会における、
見当違いのクレームや諸問題の、
オールレンジ攻撃をかわしまくった
当作品の主人公は、

過去の常識を踏襲する呪いから解かれた、
未来の祝福すべき主人公だと私は確信する。

スレッタかわいいよスレッタ


ありがとうございました。

投稿 : 2023/07/18
閲覧 : 101
サンキュー:

3

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

難しかった

そもそもロボット系が苦手でガンダムシリーズを全く見ていないのだけど、
今回話題になっていたので視聴。

率直な感想、難しくよく理解できないけど何となく面白い。
単語とか世界観とかがよくわからないけど情報がドンドン入ってきて理解できなかった。
けど心理描写とか戦闘シーンとかは迫力あり楽しめた。
多分この作品の魅力の半分も理解してないと思う。
けど、とっつきやすさも評価の一つとして考えると
あまりアニメに慣れてない人には見づらい作品だったと思う。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 80
サンキュー:

2

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2クールだけだと短すぎたのかメインがぶれていたような

2023年放映のガンダムTVシリーズ・水星の魔女、分割2クールの2クール目。
本作は、兵器開発のベネリットグループ内で最も売上貢献度の高い御三家"ジェターク社"、"グラスレー社"、"ペイル社"、それぞれの会社の息子たちが実質支配する、ベネリットグループが運営元であるアスティカシア学園を舞台とした学園モノな雰囲気でスタートしました。
前期1クール目は学園が中心となり、学園に編入してきた水星育ちの少女「スレッタマー・キュリー」が、ひょんなことで出会ったベネリットグループ総裁の娘「ミオリネ・レンブラン」と共に、迫害を受けていた地球寮メンバー協力の下、株式会社ガンダムを立ち上げる。
状況打破のため活動を続ける最中テロに巻き込まれるまでが描かれました。
宇宙で生まれ育った"スペーシアン"と地球育ちの"アーシアン"の対立、武器商人が運営する学園、急な失踪を遂げる学友、そして、医療技術であるガンドフォーマットを転用したモビルスーツ『GAND-ARMS』通称・ガンダム、と、不穏な空気は漂いつつも、前期ではそれでも基本的に明るい雰囲気でした。
ただ、ガンダム作品にしては人死にも混乱も少なく、組織感の感情も比較的シンプルで、物足りない部分があり、後半に期待して視聴をしていた勢も多かったと思うのです。
過去の多くのガンダムドラマを目の当たりにしてきたわけですが、『水星の魔女』は、そういう意味で裏切られたと言わざるを得ないですね。

後半になり、武器商人たちの思惑が根源にある代理戦争や、曲解される企業理念に、スレッタやミオリネは巻き込まれていきます。
ガンダムをパーメットで操るため、パーメットリンクによる情報負荷に耐えられる強化人士の開発が明らかになり、ストーリーは佳境を迎えるのですが、結局、すべて中途半端に終わった感じがします。
スレッタはそれら巨悪に対しガンダムで怒りをぶつけることはなく、早い話が"殺すために"モビルスーツに乗ってないんですよね。
悪人側も、宇宙人類の発展や重力からの脱却なんていう思考ではなく、地位と金のために動いていて、わかりやすくはあるのですがなんだかなーという感じでした。
そして、スレッタが対立している相手はそっちではなく、極めて個人的な家族平和のためであり、我が子のため、母のため、家族のためと、愛し合いながらもすれ違って戦闘をしてしまうのはガンダムらしさを感じましたが、それはそれとして巨大組織の巨大破壊兵器に乗り込んで悪人をビームライフルで消しクズにするガンダムが見たかったというのが正直なところです。

ただし、もし初めてみるガンダムが本作だった場合、感想は違ったと思います。
学園モノから始まり、GANDを医療技術として発展させようと考える株式会社ガンダムの設立を行う、そこから宇宙規模の戦闘に巻き込まれてゆくドラマは引き込まれるものがありましたし、パーメットリンクという技術を根幹としたSFも良かった。
本編終了後もGAND-ARMSは存在するのでそれを揺り起こして発生する事件や、前日譚となるヴァナディース事変など、スピンオフで描き起こせる部分もありそうです。

また、ラストがガンダム作品と思えない大団円です。
戦い続けた挙げ句精神崩壊したり、地球に落下する巨大衛星の軌道をニュータイプの力で変えようとしたり、敵組織を壊滅し、宇宙に投げ出された恋人と宇宙で抱き合って終わりなど、先輩ガンダム作品と比較するとぜんぜん違う穏やかな終わり方です。
個人的は嫌いではなく、終わりよければ全て良しな気もするのですが、そろそろ血を血で洗いモビルスーツ内で人体爆破するガンダムが見たいですね。

投稿 : 2023/07/16
閲覧 : 106
サンキュー:

7

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難しいガンダム だからこそリアルかも 正しい答えはない

S1がそこそこ面白く、S2に期待が持てたので継続視聴。

【作品概要】
Season1の続き。
血染めのハエ叩きの続きです。
色々フラグをばら撒きまくった後、
どういう結末を迎えるか…。

【作品に対する感想】
レビュー書くのに困る作品でした。
不完全な状態ですが、一旦アップします。
(いつまで経ってもちゃんとしたレビューを書けそうにないので)

1周さらっと観ただけでは理解が追い付きませんでした。
上っ面でそういうもんだと流し見するだけでは厳しかったです。

作品としては面白かったと思います。
ただ感動できたかと言えばそうでもなく。

キャラに感情移入できなかったのが痛かったかな。
・勢力多すぎ問題
・キャラ多すぎ問題
・技術面・政治面説明不足問題
 (パーメット?戦争シェアリング?)
周回することで理解が深まって印象も変わるかもです。

この作品、いったいどの年齢層をターゲットにしてるの?
(^^;

1)物語
 従来のガンダムに比べて勢力が多すぎて相関図の理解が
 追いつきませんでした。
 地球 + 企業4社×大人/子供
 ざっくりでも9勢力
 特に企業4社の表裏の攻防はすごく解りづらかったです。
 逆に言うとリアルなのかも。
 現実は上っ面見えてることよりもかなり入り組んでる
 という意味では。

 1stガンダム 連邦VSジオン + シャア
 Zガンダム  エゥーゴ VS ティターンズ VS アクシズ
 SEED     地球連合 VS ザフト +オーブ
 00      ソレスタルなんたらVSイノベイドVS3連合国

 00が割と複雑ですが、今作の複雑さ加減がよく分かります。

 Season2始まったとたん、これまで伏せられてきた裏側が
 ボロボロ明かされてきます。

 操り人形だったスレッタにとっては辛い2期でした。


2)作画
 バトルに関しては流石サンライズといったところでしょうか。
 終始高いレベルだったと思います。
 特にエアリアルは神がかってました。

5)キャラ
 多すぎてコイツどこの誰だっけ?みたいな(^^;

 ➀スレッタ・マーキュリー
  操り人形からの脱却。
  Season1OP祝福の歌詞まんまの展開に…。
  この娘も生まれとしては不幸なものなのかもしれませんが、
  でもちゃんと自分の命を生きていけてるのは
  良かったのかもしれません。

 ➁ミオリネ・レンブラン
  世の中的には失敗した頭でっかちみたいな評価なんでしょうか。
  でもノーミスで成功できる人っているの?
  なるべく正しいやり方で正解を導き出そうとした
  彼女のやり方は私は肯定したいです。

  これを否定して袋叩きにしたら、
  何も生み出さず、成長せず、停滞の先に 
  ゆっくり死んでいく世界になるんじゃないかなって
  思えます。
  例えば今の二ホ○みたいな。

 ➂シャディク・ゼネリ
  こ奴のやり方、Season1で否定するレビューを書きました。
  ただ、Season2を見て全否定しきれないと思えました。

  例えば現状を放置すれば毎日粛清の名のもとに
  100人のアーシアンが殺されているとします。
  ➀その原因となっているスペーシアンを100人殺せば
   今すぐそれが止まる。
  ➁誰も殺さずに不殺でそれを止めるには1年かかる。

  ならばどっちが正しいでしょうか?
  
  ➁の方法だと、止めるまでに36500人の
  アーシアンが死ぬわけですよね。

 ➃グエル・ジェターク
  与えられてるだけの強さに気づいて成長したボンボン。
  こ奴自体はこの時代の物語の核心にそれほど
  関与できなかったとは思うんですよ。 

  ただこやつが舐めた辛酸は、次の時代を担うCEOとしては
  活かされるんじゃないかなと思えます。

 ➄プロスペラ
  母は強し…の名目のために
  たくさんの人を殺してるわけですからね。
  確かにプロスペラからすると、娘一人の重さと
  知りもしない誰かの命1万人を比べたら
  娘一人が大事なんでしょう。
  いろいろ考えさせられます。



6)印象深いシーン
{netabare}
 ➀スレッタが宇宙で泣いてるシーン。
  胎児の体勢から、産声を上げているように見えました。
  プロスペラの操り人形だった状態から、
  本当に自分の意志で生きている状態に変わった瞬間。

 ➁プロスペラ生存
  ラスボスが正常な状態で生き延びた作品って珍しい。
  Vのカテジナさんは生き残ってるようですが、失明。
  1st    ザビ家全員死亡
  Z     シロッコ死亡
  ZZ    ハマーン死亡
  逆シャア シャア死亡
  ∀    ギンガナム死亡
  G    東方不敗(ラスボスでいいの?)死亡
  種    クルーゼ、ザラ議長死亡
  種死   デュランダル議長+巻き添え2名死亡
  00    リボンズ、サーシェス死亡
{/netabare}

投稿 : 2023/07/15
閲覧 : 115
サンキュー:

18

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

大嫌い、ゴミ

クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソ
マジでクソ、百合展開でキャッキャウフフに逃げやがった。
格差問題とか毒親とか会社のイザコザ全部ほっぽり出してキャラのあたおか暴走劇に終始して結局全部投げやがった、マジでゴミだわこれ

グエルしかまともな奴おらんじゃねーかよ、ラウダのアホ化とか仮面ライダーリバ〇スの弟で見たんだわ、まともなキャラが少なすぎて相対的に更生したグエルの方がまともに見えるレベル、スレッタとミオリネ全然成長してないしスレッタに至っては主人公(笑)だし、種死のアスカかよ。

擁護できるところがもうないってくらい酷かった。せめて戦闘シーンは…って思ったけどそれもダメ、もう全部ダメじゃんこれ、スパスタ2期だよこんなの…

投稿 : 2023/07/11
閲覧 : 200
サンキュー:

8

ネタバレ

カピバラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

つまらなくはないが不満点が多い、または印象が薄い

プロローグ含めた全25話の総評。
本作は学園、決闘、企業グループ内の派閥争い・抗争、学生による起業に会社経営、地球居住者と宇宙移民者の経済格差による武力衝突、義体を用いた身体拡張技術とそれの軍事・医療転用、百合要素に乙女ゲームチックな展開など…、作品を構成する要素が多すぎるため各要素の掘り下げが不十分、かつ作品の軸や目標が何なのか曖昧なまま進行して行ってしまった印象。
学園+企業モノなので当然登場人物も多くなり各キャラを掘り下げる尺は限られているためキャラの印象も薄く感じた。
固有名詞も多すぎる上に説明不足だと感じる点も多い。本作はガンダムシリーズ未見の初心者もターゲットに入れてるにも関わらずこれはどうかと思う。設定周りや組織・登場人物間の利害関係を把握しきれないと感じた人も多かったのではないだろうか?

一話一話は盛り上げるタイミング等をかなり周到に計算して作ってる印象なので見ていてそれなり以上には楽しめるのだが、全話通して見ると作品を構成している各パーツの掘り下げ不足のせいで総じて印象が薄く感じてしまう。
また、戦闘シーン等の演出的にも強烈に印象に残るようなシーンは少なく、1クール目最後のフレッシュトマトのシーンのような過激な演出で無理矢理話題性を出そうとしていたようにも感じた。

そもそも一つの作品を成立させて、完成度を高めるだけならこんなに多数の要素は不要なはず。ましてや24話(+1話)しかないなら上記の半分ぐらいの要素を削っても作品は成立すると思うのだが…。
やはり話題性を重視した結果なのだろうか?

プロローグに関しても本編との繋がりをあまり感じず、わざわざ一話分追加で作る必要があったのか疑問。

乗り手の命を脅かすガンダムの呪いに立ち向かうと言うのも本作の重要なテーマだったと思うのだが、スレッタたちがそれに立ち向かい乗り越えられたのかも不明瞭なまま終わってしまい、これもテーマ的に深掘り出来てなかったと思う。

どうもSNS(特にTwitter)ウケを狙った展開やセリフ回しに気を取られすぎてテーマの深掘りがおざなりになってしまった感は否めない。

総評としては凡作よりの佳作か佳作よりの凡作と言ったところかな…。

投稿 : 2023/07/10
閲覧 : 107
サンキュー:

8

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱガンダムだ

お母さんの言うことをなんでも聞くスレッタに自我が芽生えるというか本心に気付くというか。
ミオリネとの仲たがいやミオリネがきっかけの一つになって引き起こしてしまったとも言える戦闘を通して二人とも成長したかなと。

本当のお母さんじゃないんですってそゆことね
ガンダムのほうに本当の娘の命を移行させたと。
姿変わったようだけど、本物の母ではあるのか。
愛する我が子の精神をガンダムに宿すのってヱヴァンゲリヲン感あるよなあ。

戦闘を通して会話しまくって喧嘩しまくって兄弟仲が戻る感じ、裏切り、上層部の思惑が女性パイロットとか色々趣向を凝らした感じあるけど、やはりそこはガンダムだった。

最終話のラストも廃人気味の母と仲良くしつつ、当初の決闘の結果通り、二人結ばれてめでたし。


OP
slash yama
ED
Red:birthmark アイナ・ジ・エンド
挿入歌
宝石の日々 アイナ・ジ・エンド
良い。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第13話 大地からの使者
プラント・クエタ襲撃事件から二週間。学園では一見平穏な日常が保たれていたが、事件について箝口令が敷かれており、地球寮のメンバーは息を詰まらせていた。翌日から開かれるオープンキャンパスの準備が進む中、スレッタの前には二人の編入生が現れる。

第14話 彼女たちのネガイ
華やかなオープンキャンパスの裏で、スレッタはソフィが決闘を通して手に入れたいものを知る。一方、事態に責任を感じるニカは……。それぞれの想いや策謀が巡る中、バトルロイヤル方式の決闘イベント、ランブルリングの火蓋が切って落とされる。

第15話 父と子と
プラント・クエタ襲撃事件の実行犯であるフォルドの夜明けは、ベネリットグループの駐留部隊から追われ、アジトからの撤退を余儀なくされる。アジトには、オルコットに捕虜として囚われたグエルの姿があった。父を殺し、深い絶望の中に沈んだままのグエルは……。

第16話 罪過の輪
オープンキャンパスでの事件によって、学園は混沌の渦中にあった。事件の隠蔽と、地球での強引な治安活動を外部に報じられたベネリットグループは、状況を打開すべく、総裁選を開くことを決定する。そんな中、聴取を終えたミオリネは久々に学園へと戻る。

第17話 大切なもの
プロスぺラとデリングの因縁を打ち明けられたミオリネは、スレッタの解放を交換条件に、クワイエット・ゼロ計画を引き継ぐことを決める。ミオリネの17歳の誕生日は間もなく。花婿を決める最後の決闘が、ついに幕引きを迎える。

第18話 空っぽな私たち
決闘に敗北し、ミオリネとエアリアルを一度に失ったスレッタ。悲しさを振り切るように、気丈に学園生活を送る。プロスペラとの約束どおり、総裁選に向けた準備を進めるミオリネだったが、シャディクの台頭に焦りを見せていた。

第19話 一番じゃないやり方
エアリアルと共に地球へ降り立ったミオリネは、デモを先導するアーシアンとの対話に臨む。苛烈な現地の様相は、平和的な交渉が至難であることを物語る。一方、地球寮の皆は、失意のスレッタを励ますことが出来ず……。

第20話 望みの果て
サリウス拉致の首謀者がシャディクであることを知ったグエル。父ヴィムを謀ったことへの怒りに燃えるグエルは、証拠を押さえるため学園へ急ぎ戻る。一方、シャディクはサリウスの移送を進めつつ、グエルを迎え撃つ準備を整えていた。

第21話 今、できることを
ノレアの暴走によって崩壊したアスティカシカ高等専門学園。生き残った学生たちは、救護を待ちつつ避難生活を強いられる日々を送っていた。そんな中、スレッタは学園の復旧作業に積極的に従事する。一方、地球から帰還したミオリネは、重い罪悪感に囚われていた。

第22話 紡がれる道
クワイエット・ゼロを起動したプロスぺラとエリクト。2人を止めると決意したスレッタは新たなガンダム、キャリバーンに搭乗するため、ベネリットの本社フロントに向かう。一方ミオリネは、自らの選択が起こした凄惨な結果に打ちのめされていた。

第23話 譲れない優しさ
キャリバーンを駆り、エリクトと真っ向から想いをぶつけ合うスレッタ。グエルもまた、ミオリネへの激しい憎悪を燃やすラウダと対峙する。乱戦の中、ミオリネたちを乗せたロケットは、クワイエット・ゼロへと向かう。

第24話 目一杯の祝福を君に
宇宙議会連合の放ったレーザー送電システムによって、激しく損壊したエアリアル。救出に駆け付けたスレッタの身体を、キャリバーン搭乗によるデータストームの負荷が襲う。一方、停止したクワイエット・ゼロでゴドイに捕らえられたミオリネたちは、エアリアルとユニットの譲渡を迫られる。

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 109
サンキュー:

13

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新しい人の形

サンライズ制作。

物語の主要な軸は2つあるように思う。

1つは宇宙居住者と地球居住者の因縁、
分断され格差を生む社会の歴史的な確執である。
もう1つはガンドフォーマットの未来の形、
宇宙環境における身体の補助を目的とする研究を、
如何なる方法であれ、完成させることである。

{netabare}生死を賭して激しい戦闘が続く表の物語と、
水面下では様々な人や企業の思惑が衝突している。

クワイエットゼロ計画、人間性への回帰!?
そしてそれぞれの親と子の物語である。{/netabare}

ガンダムは人を救えるものなのか、
まだまだ物語はここからなのでしょう。

最終話視聴追記。
{netabare}分断された社会や企業間の争いを描きながら、
私にはプロスペラの物語であったように思える。
彼女の復讐劇、禁忌の技術と知りながらも、
ガンドフォーマットの先にある未来に、
亡くした最愛の娘の居場所を託したのだろう。{/netabare}

お時間のある方は、今からでもぜひ。

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 260
サンキュー:

29

ネタバレ

Mi-24 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

話の展開が雑で大雑把な駄作

一期はミオリネとスレッタを軸に話が進んでいてとても良かったのに、二期は終始乱雑な感じで、話の内容に興味が持てなくなった。
折角作ったミオリネの会社も中途半端に放り出し、水星の学校設立にも一切触れずに放置。勢いだけで何かを成し遂げた感じを出してるだけの酷い内容だった。
会社経営を通して経済の事を少しは取り扱ってくれるのかと期待したが、小学校の学級会レベルに終始して残念な結果と相成った。

結局ストーリー展開では魅せる事が出来ず、キャラの魅力で何とかするいつものガンダムでした。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 121
サンキュー:

7

ネタバレ

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やっぱり祝福の方良かった

シーズン1は学園生活がメインでしたが、シーズン2は物語の核心に迫りシリアスな展開ですが、
個人的にはシーズン1のゆるい学園生活の方が面白かったと思います。

ありがちなんですが、登場人物の行動理由に違和感を感じ、ストーリーについて行けない事が多々ありました。
{netabare}
最終回、理由はどうあれ、あれだけのことをしたスレッタのお母さんが、普通に生活しているのはおかしいです。
間違いなく極刑ですよね。
{/netabare}

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 122
サンキュー:

7

taka_2 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

利害関係が難しいー

完走。したけど、ぜんぜん登場人物たちの利害関係が分かってないっ!
なんかわからんうちに平和になってた(笑)

ガンダムのファンネルみたいなやつがガシャガシャくっついたり変形したり、謎のバリアフィールドみたいなのが出たり、ビジュアルはすごい楽しめた。お約束の?メガ粒子砲みたいなやつも出てきてよき。

お気に入りのキャラはチュチュかなー。あの特徴的な髪型絶対に忘れないよね。口はめちゃくちゃ悪いけど(この作品全体口悪いキャラ多いと思う)、意外と熱い正義感持ってるところも好感。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 90
サンキュー:

5

ネタバレ

あと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

最後だけ雰囲気良く綺麗に終わった作品

 最終話まで見たので色々振り返ってみます。ガンダムシリーズのアニメを初めて観たのですが世界観を掴み切るには不十分な内容で描写不足の中最後にスーパパワーでまとめてハッピーエンドで納得できるかというと、そうはならなかたですね…。結局物語の主軸がどこにあるのかわからないまま戦争は終わらないけど希望はあるよ!というなんとも言い難い終わり方でなんだったの?と思ってしまうところがありました。尺の問題なのか脚本なのかはなんとも言えないですけど、描写不足で視点が集中していないため群像劇を描ききれておらず、キャラに感情移入できないし物語に入り込めない上物語の盛り上がりに欠けますし、結果だけの展開の連続で描かれてもそこに至る過程なんて測りようがありません。
 結局ガンダム、である理由ってどこにあったんでしょう。ガンダムの名前だけあって結局ガンダムってなんなの?っていうのがまったく導かれなかったです。ミオリネたちもガンダムとして利用するということになんの意味があるの?となってしまい、物語の説得力があまり感じられなかったです。ストーリー自体は結構良くてもうちょっと描ければ面白くなりそうな要素もあったのに、結局いつまで経ってもグダグダ内容のない話を続けて気づいたら終わっていたアニメでした。最後はご都合主義で綺麗に終わったのでそこは終わり良ければ全て良しでまあ良いとは思うんですけど、そこに至るまでの過程が良くないのでおすすめはできないですね。ただ終わり自体は良かったしアニメの作画や雰囲気、音楽自体はとても良かったので総評するとまあまあ良かったという感じでしょうか。キャラに魅力はマジで感じなかったです。

投稿 : 2023/07/08
閲覧 : 109
サンキュー:

6

Acacia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

単純に好みじゃない。

素材は良さそう。
いざ実食すると不味くはないけど好みじゃない
そんな感じ。

好みじゃない点。

①スレッタを女性にする意味が余り感じられない。
キャラクターの造形にナヨっとした男臭さを感じる。成長の過程も。
放送前のPVで振り向くスレッタを観た時は
ミステリアスな雰囲気。女性の持つ冷たさを期待してしまった。

②子供が動かす戦争。
今までのガンダムでは少年達はあくまで戦場でもがく1兵士であり、
世界を動かす程の力を持つのは大人たち。みたいな描写が多かったと思います
てか、それが当たり前です。しかし今作は、まぁ子供が暗躍するする。
会社を興したり、大人の社会に介入する少年少女を描いていましたが、
子供が戦争をコントロールなんて始めたらいよいよラグナロク。

③2クールで終わってしまうのも世界観が狭く、消化不良。
アーシアンはただただ虐げられている存在とて描かれるだけ
彼らの日常、息遣いは余り描かれない。

自分ならこの素材をこうは料理しないと思っただけなので、
単純に好みじゃないんだと思います。
最終回で一番テンションが上がったのは、
ガンダムSEEDフリーダムの予告でした。

投稿 : 2023/07/05
閲覧 : 345
サンキュー:

21

とろろ418 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

遠い宇宙の惑星で

【魅力的に思った点】
・比較的綺麗に終わっている
・ストーリーの大枠は悪くない

【残念に思った点】
・キャラの掘り下げが浅い
・MSに魅力がない
・山場が来たと思ったらすぐ終わるため、盛り上がりに欠ける
・特に意味を感じない部分に尺の大半が使われている

【総評】
・60点
  率直に言えば期待外れでした。
  物語が全体的に主線から外れてますし、盛り上がるかと思ったら一瞬で鎮まっての繰り返しなので見てて単純に面白くなかったです。
  そもそもなんでプロローグの内容を切り離してしまったのかが謎。この物語の核に値する部分なので、絶対本編で語るべき内容だと思うんですよね。前半母親視点で丁寧に描いておけば、あの親子にももっと共感できる物語になっていたはずですから。
  あとは曲がりなりにもガンダムならMSにはもっと力を入れて欲しかったですね。冗談抜きでエアリアルとファラクト以外印象に残ってないので、そういう意味でも地球と水星間ほどの隔たりを感じてしまう作品でした。

【こんな人におすすめ】
・終わり良ければ総て良しと思える人
・プロローグを見て予習ばっちりの人

投稿 : 2023/07/05
閲覧 : 311
サンキュー:

7

tom さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

あんま面白くなかった

スレッタが最後まで主人公として魅力がなく、ガンダムの戦闘描写もスレッタの操縦技術というより中のエリクトが戦っているだけに感じた。
とにかく戦闘に魅力がなく見ててつまらない。
主人公のガンダムが毎回 超常現象や奇跡的な何かで解決するのが本当に嫌。
本作におけるテーマ性や登場人物の数自体は多いんだけど、そのどれもが結果的に中途半端でラストもご都合主義な幕切れ感が否めない。
主要人物たちがいくらCEOとかになってもやっぱ高校生の部活動にしか見えんのよね..物語に重みがないというか、雰囲気だけというか。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 176
サンキュー:

7

べんちゃん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

学園、女性主人公(若干百合風味)新しいタイプのガンダム作品!

作画の良さ!

音楽 YOASOBIの曲の作品とのハマり具合、劇伴も◎

能登さんの演技!能登さんの演技!

これに尽きる。

シリアスな感じのシーズン2に入って更に面白く感じました。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 89
サンキュー:

4

ネタバレ

螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ただの雰囲気アニメ。細かいことを考えないで見るなら……

21話まで視聴。
水星の魔女の2クール目。ガンダムシリーズは今のところあまりまともには見てないんですが、話題になっているのでとりあえず視聴しています。
この作品はガンダムではない他のロボットものと比べてもとにかく各要素がとっ散らかってる。企業間の腹の探り合い、学園での名声をかけた決闘、ガンドアーム技術の医療転用のために会社設立、アーシアンとスペーシアンの対立構図etc……1クール目はこれらにまつわる伏線をばら撒くのに終始しており、最後はファンからフレッシュトマトと呼ばれる衝撃的な展開で幕を閉じました。
この2クール目はスレッタやミオリネ関連の謎がある程度明かされてきましたが、新しい謎も増えてますます複雑化。ぶっちゃけテンポがものすごく悪いです。分割2クールのペースじゃない。
フレッシュトマト以降、スレッタとミオリネがずっと離れ離れなのもあり、二人の物語も停滞気味に。すれ違いを描くにしても顔合わせないと話が始まらないから早く合流して欲しい。自分としてはグエル好きだけど彼に1話丸々使ってる場合じゃないだろ。
1クール目より人間味が増したけど、ここまで来てなおスレッタがまだまだよく分からないキャラなのもあって主人公として物語を牽引できてないのも停滞感を与える要因になっていると思える。行動力のあるミオリネが基本受身がちな彼女を引っ張るのは必須だろうに、何話も引っぺがしてどうするんだ。
1話しか無いグエルを主役に据えた話の方が何話も使っている主人公よりも面白いと思えてしまうのはっきり言って異様と言わざるを得ないです。
話の中心になると思った会社設立はちょっと出しただけで2クール目では放置。言い出しっぺかつ会社のリーダーであるミオリネがいないとまともに動かせない話だし、ミオリネを学園から出した挙句本格化した戦争要素のせいであっさり形骸化するなら何話も割いてまで入れる話じゃないです。
他にもスレッタと因縁を深められそうなライバルキャラをあっさり死なせたりとか、作品の魅力になりそうな部分を率先して切り捨てていく辺り、期待感はすでに粉微塵になりつつあります。
この作品の問題点は各要素を用意したのは良いものの、それらが全部そっぽを向いているせいで点と点が繋がっていかないところにあると思います。

21話まで
20話で主要な敵勢力の一つであるシャディクたちがグエルに負けて捕縛されたので、多分2クールで畳むのだと思います。
やはり懸念通り、1クールゆったりやり過ぎた反動で詰め込み過ぎなように思います。
1クール目であれだけアピールしていたガンドアームの医療転用の要素はほぼ活かせておらず、2クール目だとずっと空気な挙句ミオリネを絶望させるためだけの出汁にされる始末。最終回でペトラを助けるために使われるくらいの活躍はしそうですが、それだけならあまり要らない要素じゃないでしょうか。
エラン5号関連も思わせぶりに引っ張った結果、5号の行動を不自然にしています。ノレア、ニカと一緒にいたエランはスレッタに対してやっていたのと似たような、どこか裏を匂わせる接し方だったのですが、ノレアと心を通わせていく中で唐突に熱血キャラに。しかしながらその過程を鮮明にする彼の心理描写に関して深掘りはしませんでした。最初は精々情緒不安定なノレアに興味を持つ程度だったですが、ノレアが学園で暴走する前後、彼はいきなり好青年みたいになりノレアに寄り添おうとします。ここら辺は描写が歯抜けみたいになっていて行間を読まないと把握が難しいです。彼がノレアを気に掛ける気持ちは理解できなくはないですが、もう少し描写が欲しかったです。
ノレアは最終的に戦死し、そのショックで5号は学園から飛び出すのですが、21話では何の描写も無しにしれっとスレッタたちの輪に加わり、引っ張りに引っ張った4号の話をあっさりみんなに話してしまいます。ここら辺はこれまで以上に描写が足りなくて理解不能でした。
グエルの弟であるラウダがミオリネを恨む理由も謎。ミオリネが直接ラウダに恨まれることをした描写は無く、会社同士の対立のスケールまで膨らませたとしてもラウダとミオリネの間には何の因縁も無いから説得力が無い。
ラウダが恨む対象として適当なのは父殺しをしたグエル、その遠因となるソフィやシャディク、グエルを変えるきっかけを作り、その後ガンダムが絡む騒動の中心人物になっていったスレッタ、ペトラを瀕死にしたノレアなど。ラウダが闇堕ちしたタイミングですでに戦死しているソフィ、ノレア、彼が恨みを抱くことができないであろう兄グエルはともかく、毛嫌いしていた描写があるスレッタや、ジェターク社と敵対する立場にあり、父殺しの件から因縁もあるシャディク辺りは絡みが無いミオリネよりもラウダのヘイトを集めているだろうし、どうしてもミオリネを彼が殺そうとする展開にしたいにしても、スレッタに向けたヘイトがミオリネにまで及ぶ形にした方が自然。
脚本的にはおそらくグエルvsラウダをやりたいんだろうけど、話の流れと前述のことを踏まえるとラウダと戦うのはスレッタの方が適任だし、グエルをどうしても捩じ込みたいならスレッタと共闘する形の方が十分まともなものにできるはず。この辺りは今後の展開次第なところがありますが、不安は拭えません。
スレッタが主人公なのに2クール目の後半から空気に近かったりするのも気になりましたが、この点はようやく兆しが見えてきたので最終決戦での活躍に期待したいです。

23話まで
22話はミオリネとスレッタの仲直りの話。
スレッタはミオリネの元に行こうとしたのをグエルに止められ、決闘を申し込まれました。決闘はガンダムファーストをオマージュしたフェンシング。この決闘については賛否両論あるみたいだけどそもそもホルダーを賭けた決闘なんて今しなくて良くね。これだとスレッタの価値がホルダーというたかが肩書きに詰まってるみたいになっちゃうし、そこはグエルへの説得でスレッタの強い意思を示すみたいな流れの方が良かった気がする。ホルダーを賭けた決闘なんて後回しで良いし、全部が終わった後成長したスレッタとグエルのモビルスーツ戦を見せた方が絵的に映えそうなもんだけど。
戦いに勝ったスレッタは傷心のミオリネを説得。その後ミオリネが立ち直るのは良いんだけど一回突き放しておいて謝らないのは酷くない?いくらスレッタを想ってのことだとしても傷つけたのは事実だし、謝罪は要ると思うのですが。
23話はプロスペラ勢力との決戦。
グエルとラウダの戦い要らないと思ったのわたしだけでしょうか。ただのお涙頂戴で本筋のクワイエット・ゼロの話と関係無いやん。グエルとラウダの関係性の掘り下げも唐突かつ今更過ぎる。そんなのもっと前から提示しとけ。
結局ラウダの動機は意味不明だし、そもそもこれまでずっと本筋に絡まず空気だった奴をクライマックスにシュバルゼッテに乗せて表舞台に登場させても盛り上がらないと思うんですが。これはラウダが好きとか嫌いとか論じる以前の問題。
ミオリネが解こうとしたパスワードも失敗のペナルティであるパスワードロックの機能が無いのが謎。奇しくもマイホームヒーローでも金庫を開けるためにパスワードを入れるという似たような展開があったけど、あっちは失敗した時ロックされるペナルティがありました。なんで現代より文明的に技術力がはるかに上なガンダム世界のセキュリティの方がしょぼいんだよ。他にも警備がかなり手薄だったり警備ロボとハンドガンのみでやり合えたりと、ご都合主義にしてもクワイエット・ゼロのセキュリティにまつわるこれらの点は質が悪過ぎる。
フェンシング同様ファーストをオマージュしたであろうコロニーレーザーはこの作品においては完全に出来の悪いデウスエクス・マキナ。とりあえずインパクトあるから出しとけ感。扱いがこの手の大量破壊兵器の中では群を抜いて雑だからシナリオのチープさを増やしただけになってる。
他にも学生の扱いが雑だとかスレッタ言うて目立ってないとか言いたいことはありますが、キリが無いのであとは最終回を見て最終的な評価をします。

最終回を見ました。
纏め方だけ良い風に見せてて草。お前そんな高尚な物語してないだろ。描写が歯抜けだから感動できないんだが?
高評価してる人には悪いですが視聴者側が諸々の矛盾や違和感をライブ感で誤魔化したとしてもこれを良作判定にするには個人的には無理がある。主題歌や作画は高品質な面を評価したとして、雑なストーリーも真面目に評価するとクソアニメまで行かなくても精々凡作レベル。
まずキャラクター関連。この作品はキャラクターが多過ぎ。そのせいでスレッタやミオリネ、エランなどの重要キャラに割かれる尺が少なくなって描写不足に拍車をかけてしまっている。特に地球寮のキャラはあんなに要らない。2クール目で会社要素が形骸化した時点で明確な役割を持っていた地球寮のキャラがニカ、アルしかいない。あとギリギリ許容できるのはアーシアン、スペーシアンの対立問題において声が大きかったチュチュくらい。他のキャラはモブでも展開的には大差無い。まあチュチュたちも最後は空気だったけど。シャディクのハーレムも中身空っぽな嫌味なキャラだらけでヘイト溜めてただけだし半分くらいで良かったと思う。
次にスレッタ、エランやノレアの心理描写を始めとして説明が足りてない。あってもセリフによる説明ばかりでアニメ的に優しくない。特にシャディクの話とかめちゃくちゃ大事なのに終始セリフだけで全くノれないんだが。その割に主軸にはなれないグエルやラウダの話にはやたら尺を割く始末。セリフだけなら小説とか漫画の方が分かりやすいし、アニメならではの映像表現で見せて欲しかった。ただでさえ複雑な設定や用語が入り乱れてるんだし、そこら辺はもっと工夫できたと思う。
プロットは2クールでまとめるには複雑過ぎ。要らない要素も多い。
テーマの一つであるガンダムの呪いは大仰な響きの割にはなんかずっと乗ってたら死んじゃうよみたいな陳腐な設定に終わってる。呪いに向き合ったりとかそんなノリはありません。
ガンドアーム医療はなんか適当に予想してたペトラの治療に使われるんじゃねってのが見事に当たって草生えた。え、医療要素これだけかよ。この程度じゃ1クール目で会社の話引っ張った意味無いでしょ。
アーシアンとスペーシアンの対立は結局ご都合的に全部解決しないのは良かったけど、ミオリネがあらかじめベネリットの株全部売っぱらって寄付しましたってのは力技過ぎる。最初にはやっていた対談とかの積み重ねは?人と人の繋がりを努力して結んでいくのはこうした対立を描く上では大事なのでは?金の力で全部解決しようとか文豪のフランシスかよ。いや、元々愛妻家な上に自分の金が絡む部分においては雇った部下を決して使い捨てにしない面があったりとか、後に人の情を重んじるようになった辺りフランシスの方がはるかに魅力的なまであるけど。最後まで親父におんぶに抱っこだった辺り、ミオリネは結局デリングを乗り越えられなかったと思う。
スレッタは20話辺りの空気ポジよりは遥かにマシだけど、最終決戦でもいまいちな活躍だった気がする。どもりがちな上に終盤まで自我が薄かったキャラなのもあってなんか主人公っぽくないのもこの空気感を後押ししていた。最終決戦で乗っていたキャリバーンもモビルスーツとしてはカラーリングがユニコーンガンダムとかと被る上に武装とかの特徴が乏しいからチート級の強さを見せていたエアリアルと比べると地味さが否めない。

このようにキャラクター面は基本悪いところしか無いんだけど、プロスペラが最後まで変に改心しなかったのは悪役として一貫していて良かったと思う。最後はスレッタや亡くなった人たちの想いに気圧されて諦めたって〆は好き。
最終回もライブ感だけならそこそこ見られるとは思う。

見て後悔とまでは行かないけど、バズり最優先の脚本など、あんまり良い印象は持てなかった作品でした。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 358
サンキュー:

13

フェイルン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

謎掛けを引きずり過ぎた

シーズン2にて完結。
シーズン1では考察する余地もあり面白かったですが、シーズン2に入り謎を引きずりながらも伏線を回収するという荒業を行った為か、考えている間に話は進みどうにも面白いのかが分からなくなりました。

本作はシェイクスピアのテンペストを模倣しているようです。
最終回を観て雰囲気はF91のラストを彷彿させられハッピーエンドのように見えましたが、頭の中で伏線を回収しきれておらず、すっきりしませんでした。

シーズン1~2の間までにもう少し謎解きヒントを出しておけば、シーズン2でのなんとも畳み掛けるような展開にはならなかったのでは無いでしょうか。

結局のところ、絵柄や音楽などによる雰囲気は今風で情報量も多く悪くないのですが、つぎはぎのパズルみたいな作品になっていてそれ故かこの作品で魅せたい部分が分かりにくくなっています。

投稿 : 2023/07/04
閲覧 : 109
サンキュー:

6

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

★★★

2023.07.03 ★★★☆(3.3) 1度目観賞評価

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 86
サンキュー:

2

サック! さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全24話完走

また同性愛かよと思って最終回近くまで見てなかったけど臭くなかったし消化出来た。
学校内でガンダムファイトして盛り上がってたら地球と宇宙の格差問題に広がっていった2期だけど従来のガンダムシリーズと比べてかなり大団円に終わったし今までガンダム見た事無い人でも入りやすい良い作品になったと思う。

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 147
サンキュー:

2

ネタバレ

アジオフライ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

物語を成立させる責任から逃げるなアア!!

 『境界戦機』が売れなかった理由が,「『ガンダム』じゃなかったから」だとこの作品が証明してくれました気がします.もちろん,『境界戦機』自身にはちゃんと市場から見放された要因があるわけですが,少なくとも内容面ではこの作品も同レベルだと思います.この作品が,今後のシリーズスタンダードにならないと良いですが….

・学園と企業
{netabare} 第二次ガンプラブーム後初の新作となるこの作品は,「主人公が女性」「舞台が学園」「テーマが企業間闘争」という三点で,過去作との差別化を試みていました.一つひとつなら何の変哲もない要素も,『ガンダム』シリーズの名のもとにかけ合わせればさぞ面白くなるだろう,と期待したのも今は昔.残念ながらこの作品は,上記3要素のどれも十二分には扱えていませんでした.
 まず学園要素ですが,今作の舞台となるアスティカシア高等専門学園にはまともな教師キャラが一人も登場しません.先生のいない学園ドラマって何?!しかもそこに通う生徒たちが,何を目的に,どんなことを学んでいて,卒業後どのような進路を辿るかといった情報も不明です.主人公・スレッタは,故郷の水星に学校を作ろうと考えているキャラクターでしたが,彼女が所属するのはなぜかパイロット科で,特に理由付けもありません.一方で,何故か学園で行われる「決闘」周りの描写については重厚なので,この作品における学校は,キャラクターに決闘をさせるための舞台装置になってしまっています.どこの世界に,決闘をしに学校に通う学生がいるんでしょうか…?学園ドラマとして成立していない以上,この作品が学園を舞台にすることには,何ら意義も特異性もないと考えます.
 次に企業間闘争については,エアリアルの取り扱いを筆頭に,決闘要素の食い合わせが悪いと感じました.それを抜きにしても,ミオリネが目的意識が曖昧なまま株式会社ガンダムを設立したのを筆頭に,社会派作品的な描写は全体的に稚拙だと思いました.とりあえず,会社≒勢力は4つも5つも必要なかったと思います.正直,未だに名前もよく分からないキャラクターが何人かいます.
{/netabare}

・主人公と物語
{netabare} そして「主人公が女性」についてですが,これについては主人公の性別云々以前に,スレッタというキャラクターが主人公である必然性を感じませんでした.前半はエアリアルに乗って数多の決闘を無双していた一方,後半はサブキャラクターが推し進めていくエピソードに満足に関わることができない状態に陥ります.他方,序盤は三下の悪役同然だったグエルが,父親の死と地球民の現実に直面して精神的な成長を遂げ,ヒロイックな活躍をするようになっていくので,次第に彼の方が実質的な主人公に相応しく思えてしまいました.さすがに終盤は,彼女も様々な苦難を乗り越えて成長を遂げるわけですが,メインのMSに乗れなくなったり,いち市民として戦争と向き合ったりという展開が,グエルの後追いでしかないのが皮肉に映りました.また,彼女は最初の決闘でミオリネの「花婿」になりましたが,それがスレッタの成長にプラスに作用するような要素になったようには,作中描写からはとても思えませんでした.繰り返しにはなりますが,二人の同行を描くには,この作品はキャラクターを多く出し過ぎです.
 そんなスレッタの母・プロスペラが考案した計画「クワイエット・ゼロ」は,データストームの範囲を著しく広げることで,そこでしか生きられないエリクトのための世界を作り出すというもの.概要から『エヴァ』っぽさが漂っていましたが,なぜ『ガンダム』で『エヴァ』っぽい話をしたがるのか…?また,その全貌は終盤までひた隠しにされており,計画には何が必要で,そのために彼女がどんな暗躍をしているのかが不明瞭でした.よく「プロスペラは計画がガバったのでオリジナルチャートを走っている」と言われますが,もう少し設定を整理すればそう見える表現にはならなかったと思います.結局,クワイエット・ゼロは巨大人工衛星であることが終盤に判明しますが,あまりにも唐突な設定開示にため息が出ました.
{/netabare}

・終盤
{netabare} それからというもの,この作品は見事に迷走します.スレッタがどこからともなく出てきた新しい機体「キャリバーン」に乗り込んだと思えば,ミオリネが何故か亡き母がトマトに残した遺伝子コードでクワイエット・ゼロを止めては,宇宙議会連合とかいうのがソーラー兵器を引っ提げて攻撃を仕掛けてきます.ただただ”先が読めない”だけで,伏線もなければメッセージ性も皆無の展開が続きます.理由は明白で,スタッフが2クールという尺を意識できていないんですよね.少なくとも,勢力やキャラクターはもっと減らすべきでしたし,決闘関連のエピソードは1クール目で一区切りを置くべきでした.大風呂敷を広げては,終盤に大慌てで畳み始めるという流れは,大河内氏がシリーズ構成を務めた作品ではよく見られる光景ですが,まさか令和の世にもその悪癖が治っていないとは….
 結局ソーラー兵器はエアリアルを取り込んだキャリバーンの超パワーで機能を停止し,クワイエット・ゼロはガンダムもろとも何故か粒子化して消滅,地球と宇宙の対立構造はミオリネが突然グループの解散を宣言したことで丸く収まり,データストームに侵されていたはずのスレッタは,後日談にて回復した状態であっさり登場します.散々大風呂敷を広げた割には,とりあえずなんとか終結まで漕ぎつけられた点は,一応四半世紀の作家人生を誇るベテラン脚本家の手腕でしょうが,そのためにこの作品が犠牲にしたものは,メッセージ性という重大なものだったように思います.特に,戦争による対立構造やエリクトの消失問題といった,作品の根幹を担うレベルの要素を,唐突な展開で安易に解決してしまうのは,今作が取り扱ってきたテーマがいかに軽薄かを喧伝するようなものでしょう.もしそれを,販促スケジュールのために満足にテーマを扱えなかったせいだというのなら,それはもはやプロの仕事ではないと個人的には考えます.
{/netabare}

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 125
サンキュー:

10

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おつかれさまでした

最後駆け足で整合性的なところは微妙でしたが、うまく最終回としてまとまりました。絵も含めてさすがでした。他アニメでもそうでしたがヨアソビの歌とPVで全部終わっちゃうんで、アニメの存在価値は他のところで見せないとですね。

元コメント
二期
一話
あれ?まだ学園するの?一期最後あんなことになったのに能天気な皆さんですね、もしかして違う世界線の話?かと最初思いました。お母さんほんと何考えてるかわかんないよー
二話
と思ったら早速ガンダムらしいコロしあいに戻り、ドープされてるエリクトの種明かしがあり、タキナが死んじゃうという超スピード展開。やっぱ面白いなあガンダムは
17話まで
ロボットがガンガン動いて超ガンダム感、やっぱこうじゃないと。バトオペ再プレイ開始しちゃいました。エアリアル実装はよはよ
18話
さすガンダム面白い。能登さんは意外といい人でした。主役スレッタがガンビットにとりこまれたらどうしよかと思いました。ヨアソビはどこまで聞いてたんだろう?
20話まで
シリアス戦争、ロボットチャンバラ、さらに富野風やりとりまで盛っていただいて本当にありがとうございますですね。やっぱガンダムおもしろい。でも尺足りなすぎじゃないでしょうか?もしかしてR2?
23話まで
さすがのクオリティ。フェンシングとソーラ・レイ出てきて大詰め感が出てきましたが、そこまでカンダムテンプレにこだわらなくてもええんやで。R2しなくてもいったん終わりそうですね。ちゃんとおもしろくてさすがです。最終回楽しみ。

投稿 : 2023/07/03
閲覧 : 379
サンキュー:

7

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機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2のストーリー・あらすじ

その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2023年春アニメ

声優・キャラクター

スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽・白石晴香
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ニューゲン:勝生真沙子
カル:小宮和枝
ネボラ:沢海陽子
ゴルネリ:斉藤貴美子
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ラウダ・ニール:大塚剛央
フェルシー・ロロ:高田憂希
ペトラ・イッタ:広瀬ゆうき
セセリア・ドート:山根綺
ロウジ・チャンテ:佐藤元
プロスペラ:能登麻美子
マルタン・アップモント:榎木淳弥
ヌーノ・カルガン:畠中祐
オジェロ・ギャベル:KENN
ティル・ネイス:天﨑滉平
リリッケ・カドカ・リパティ:稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ:島袋美由利

スタッフ

企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇/富野由悠季
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥/鈴木勘太/前田清明
副監督:安藤良
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER/えすてぃお
コンセプトアート:林絢雯
テクニカルディレクター:宮原洋平
美術デザイン:岡田有章/森岡賢一/金平和茂
玉盛順一朗/上津康義
美術監督:佐藤歩
色彩設計:菊地和子
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関香織
撮影監督:小寺翔太
編集:重村建吾
音響監督:明田川仁
音楽:大間々昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス/創通/MBS

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